JP2002019088A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2002019088A
JP2002019088A JP2000207572A JP2000207572A JP2002019088A JP 2002019088 A JP2002019088 A JP 2002019088A JP 2000207572 A JP2000207572 A JP 2000207572A JP 2000207572 A JP2000207572 A JP 2000207572A JP 2002019088 A JP2002019088 A JP 2002019088A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成により、記録ヘッドのフレキシブ
ル配線板と、記録装置本体側の回路と接続される配線板
とを確実に接続することができながら、記録ヘッドの位
置ずれを防止して良好な印字形成を達成し得る、記録装
置を提供すること。 【解決手段】 キャリッジ側フレキシブル配線板50と
アクチュエータ側フレキシブル配線板49とを、キャリ
ッジ26の側壁に設けられる挟み込み部材101の挟み
込みによって接続する一方、インクジェットヘッド24
を、キャリッジ26の下壁42に、ベースプレート46
を板ばね45a、45bの押圧によって位置決め装着す
る。このようにすると、挟み込み部材101による押圧
力が、インクジェットヘッド24の位置決めに影響を及
ぼすことがなく、インクジェットヘッド24を正確かつ
確実に位置決めして装着できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙上に所定の記
録動作を行なう記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタなどの記録装置に
は、用紙上に記録動作を行なうための記録ヘッドが備え
られている。このような記録ヘッドは、通常、用紙の幅
方向に沿って移動可能に設けられるキャリッジに搭載さ
れており、また、その記録ヘッドを駆動させるためのフ
レキシブル配線板が接続されている。フレキシブル配線
板には、記録装置本体側の回路と接続される配線板が接
続されており、本体側からフレキシブル配線板を介して
記録ヘッドを制御することにより、所定の印字を行なう
ようにしている。
【0003】このような記録ヘッドとしては、たとえ
ば、インクジェットヘッド、ドットインパクト式ヘッ
ド、熱転写式ヘッドなどが挙げられるが、なかでも、イ
ンクジェットヘッドは、比較的構成が簡単で、高速印
字、高品質印字が容易な記録ヘッドとして知られてい
る。
【0004】この種のインクジェットヘッドは、たとえ
ば、図11に示すように、インクが充填されるインクカ
ートリッジ1が装着されるヘッドホルダ2と、このヘッ
ドホルダ2に取り付けられているマニホールド9および
アクチュエータ8と、を備えている。
【0005】インクカートリッジ1は、樹脂からなり、
インクが含浸されている多孔質材を収容する多孔質材収
容室4と、その多孔質材収容室4と画成されるインク室
5とを備えており、インク室5には、インク供給口6が
形成されている。ヘッドホルダ2は、樹脂からなり、イ
ンクカートリッジ1を収容し、その収容した状態におい
て、インク室5のインク供給口6と対向する位置に、連
通孔7が形成されている。
【0006】マニホールド9は、樹脂からなり、インク
カートリッジ1のインク供給口6に接続されるインク導
入路10を有するインク導入部11と、インク導入路1
0に連続して形成され、アクチュエータ8にインクを供
給するインク供給路12を有するインク供給部13とを
備えている。
【0007】ヘッドホルダ2の連通孔7の内周面には、
リング状の弾性材料からなるシール部材14が接着固定
されており、インク導入部11が、このシール部材14
内に挿入されることにより、そのシール部材12を介し
て、インク導入路10がインク供給口6に接続されてい
る。
【0008】また、ヘッドホルダ2とインク供給部13
との間には、金属材料からなるベースプレート15が介
在されており、インク供給部13が、このベースプレー
ト15に接着固定されることによって、アクチュエータ
8が、このベースプレート15に支持されている。な
お、このベースプレート15は、ヘッドホルダ2に接着
固定されている。
【0009】アクチュエータ8は、圧電セラミック材料
などからなり、インクを収容する複数の噴射チャンネル
(図示せず)と、各噴射チャンネル内に収容されるイン
クをノズルから液滴として噴射させるための噴射エネル
ギ発生部(図示せず)とを備えている。この噴射エネル
ギ発生部には、アクチュエータ8の駆動を制御するため
の噴射パルス信号を生成する駆動回路を搭載したCOB
(チップ・オン・ボード)基板17がフレキシブル配線
板16を介して接続されている。
【0010】ヘッドホルダ2がキャリッジ(図示せず)
に装着されたとき、COB基板17は、キャリッジ上の
配線板と、互いの接点を接触するようにされており、そ
の状態において、ヘッドホルダ2がキャリッジに固定す
るロック部材により、接点に押圧力を与えて、両者の接
点の接触状態を保持するようにしている。キャリッジ上
の配線板は、公知のようにフレキシブルなケーブルを介
して記録装置本体側の制御回路基板に接続されている。
【0011】そして、インクカートリッジ1のインク
は、そのインク供給口6から、マニホールド9内のイン
ク導入路10を介してインク供給路12に供給され、さ
らに、そのインク供給路12から、アクチュエータ8の
各噴射チャンネル内に分配供給される。各噴射チャンネ
ルに供給されたインクは、COB基板17からの噴射パ
ルス信号によって、噴射エネルギ発生部が、各噴射チャ
ンネルの容積を変化させることにより、その容積減少時
に、ノズルから液滴として噴射され、一方、容積増大時
には、インク供給路12から再び噴射チャンネル内に導
入され、このような動作が繰り返されることによって、
用紙に所定の印字が形成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
インクジェットヘッドにおいては、COB基板17とキ
ャリッジ上の配線板との間の接続を確実にするために、
ヘッドホルダ2のためのロック部材によってCOB基板
17を強く押圧する必要がある。しかし、押圧力を強く
すると、ヘッドホルダ2に歪みが生じたり、また、キャ
リッジ上の配線板をCOB基板17に向けて押している
ゴム等の弾性部材が、COB基板17に対して接点接続
の反作用力を与え、これらが、ヘッドホルダ2に接着固
定されているベースプレート15、さらには、このベー
スプレート15に支持されているマニホールド9および
アクチュエータ8に位置ずれを生じるおそれがある。そ
のような位置ずれが生じると、アクチュエータ8のノズ
ルの位置ずれを生じて良好な印字形成を行なえないとい
う不具合を生じる。
【0013】本発明は、上記した不具合を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、簡易
な構成により、フレキシブル配線板と、記録装置本体側
の回路と接続される配線板とを確実に接続することがで
きながら、記録ヘッドの位置ずれを防止して良好な印字
形成を達成し得る、記録装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、記録媒体上に記録動作を
行なう複数の記録素子を備える記録ヘッドと、前記複数
の記録素子を駆動するために、前記記録ヘッドに一端が
接続されたフレキシブル配線板と、前記フレキシブル配
線板の他端に設けられた接点と着脱可能に接続される接
点を有し、記録装置本体側の回路と接続される第2の配
線板と、前記記録ヘッドを支持する第1の支持部、およ
び前記第2の配線板を支持する第2の支持部を有する支
持部材とを備える記録装置において、前記支持部材の第
1の支持部に、前記記録ヘッドを位置決め装着する装着
手段と、前記支持部材の第2の支持部に設けられ、前記
フレキシブル配線板の他端の接点と前記第2の配線板の
接点とが接続される方向に、前記両配線板を押圧する押
圧手段と、を備え、前記押圧手段は前記装着手段とは独
立して設けられていることを特徴としている。
【0015】このような構成によると、フレキシブル配
線板に設けられた接点と、第2の配線板の接点とを、第
2の支持部において押圧手段によって押圧することによ
り、確実に接続するようにしても、記録ヘッドは、押圧
手段とは独立に設けられている装着手段によって、第1
支持部において位置決め装着されているので、その押圧
手段による押圧力が、記録ヘッドの位置決めに影響を及
ぼすことはない。そのため、記録ヘッドは、そのような
押圧力に起因する位置ずれを生じることもなく、第1の
支持部において正確かつ確実に位置決めされた状態を保
つことができ、良好な印字形成を達成することができ
る。
【0016】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記支持部材は、前記記録媒体
に沿って移動可能に設けられたキャリッジであり、前記
第2の配線板は、前記記録装置側の回路と接続した第2
のフレキシブル配線板を有することを特徴としている。
【0017】このような構成によると、キャリッジに、
第1の支持部および第2の支持部が設けられ、第1の支
持部において、記録ヘッドが位置決め装着されるととも
に、第2の支持部において、フレキシブル配線板と第2
のフレキシブル配線板とが接続されるので、簡易かつコ
ンパクトな構成により、フレキシブル配線板と第2のフ
レキシブル配線板とを確実に接続することができなが
ら、記録ヘッドの位置ずれを防止して良好な印字形成を
達成することができる。
【0018】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の発明において、前記記録ヘッドに一端が接続さ
れたフレキシブル配線板は、前記他端近傍に、前記複数
の記録素子を選択的に駆動するための駆動回路を有して
いることを特徴としている。
【0019】このような構成によると、駆動回路を第2
の支持部において簡易に支持することができながら、そ
の駆動回路によって、記録素子を選択的に駆動させて、
良好な印字形成を達成することができる。
【0020】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明において、前記記録ヘッドに一端が接続さ
れたフレキシブル配線板は、前記駆動回路を支持した硬
質回路基板を有し、その硬質回路基板に、前記第2の配
線板の接点と接続する接点を有していることを特徴とし
ている。
【0021】このような構成によると、駆動回路が硬質
回路基板によって確実に支持されるとともに、硬質回路
基板に設けられる接点が第2の配線板の接点と接続され
るので、簡易な構成によって、確実な接続が達成され
る。
【0022】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明において、前記記録ヘッドは、前記記録素
子を複数列有し、前記フレキシブル配線板が、前記記録
素子の各列にそれぞれ接続されており、前記各フレキシ
ブル配線板は、前記硬質回路基板の異なる各辺にそれぞ
れ接続されていることを特徴としている。
【0023】このような構成によると、各フレキシブル
配線板は、記録素子の各列にそれぞれ接続されるととも
に、硬質回路基板の異なる各辺にそれぞれ接続されるの
で、記録素子を各列毎に確実に駆動させることができ
る。
【0024】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
から5のいずれかに記載の発明において、前記記録ヘッ
ドは、インクジェットヘッドであって、インクを収容す
る複数の噴射チャンネルと該チャンネル内のインクにノ
ズルから液滴として噴射させるための複数の噴射エネル
ギ発生部を備えるアクチュエータ、前記各噴射チャンネ
ルにインクを供給するための流路形成部材、および、一
方の面に前記アクチュエータを支持し他方の面に前記流
路形成部材を開口させたベースプレートを備え、そのベ
ースプレートが、前記支持部材の第1の支持部に位置決
め支持され、前記アクチュエータは、前記噴射エネルギ
発生部を複数列有し、前記フレキシブル配線板が、前記
噴射エネルギ発生部の各列にそれぞれ接続され、それら
フレキシブル配線板のうちいずれか一方は、前記ベース
プレートに沿って他方のフレキシブル配線板と同じ側に
引き回され、前記流路形成部材の開口に、インク供給部
材が着脱可能に接続されていることを特徴としている。
【0025】このような構成によると、複数列の噴射エ
ネルギ発生部の各列毎に接続されるフレキシブル配線板
のうち、いずれか一方のフレキシブル配線板が、ベース
プレートに沿って他方のフレキシブル配線板と同じ側に
引き回されるので、これらを一緒にして、同じ方向に引
き回すことができる。そのため、これらを別々に引き回
した場合に必要とされる、スペースや、引き回しを案内
するためのガイド部材、さらには、これらを別々に保護
するためのカバー部材などを不要とすることができ、部
品点数およびコストの低減化、装置の小型化を図ること
ができる。
【0026】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
から6のいずれかに記載の発明において、前記記録ヘッ
ドは、インクジェットヘッドであって、インクを収容す
る複数の噴射チャンネルと該チャンネル内のインクにノ
ズルから液滴として噴射させるための複数の噴射エネル
ギ発生部を備えるアクチュエータ、前記各噴射チャンネ
ルにインクを供給するための流路形成部材、および、一
方の面に前記アクチュエータを支持し他方の面に前記流
路形成部材を開口させたベースプレートを備え、そのベ
ースプレートが、前記支持部材の第1の支持部に位置決
め支持され、その記録ヘッドは少なくとも2個あり、前
記支持部材の第1の支持部はその記録ヘッドに対応して
少なくとも2個あり、隣接配置される2個の記録ヘッド
の前記各噴射エネルギ発生部に接続された前記各フレキ
シブル配線板は、当該2個の記録ヘッドの外側にそれぞ
れ延び、前記支持部材の2個の第2の支持部において2
個の第2の配線板にそれぞれ接続され、前記流路形成部
材の開口に、インク供給部材が着脱可能に接続されてい
ることを特徴としている。
【0027】このような構成によると、隣接配置される
2個の記録ヘッドの各噴射エネルギ発生部に接続された
各フレキシブル配線板が、その2個の記録ヘッドの外側
にそれぞれ延び、支持部材の2個の第2の支持部におい
て2個の第2の配線板にそれぞれ接続されるので、隣接
配置される2個の記録ヘッドの間を軸として、対称の構
成とすることができる。そのため、各フレキシブル配線
板や各第2の支持部などの部品構成の共通化を図ること
ができ、生産効率の向上およびコストの低減化を図るこ
とができる。
【0028】また、各フレキシブル配線板が2個の記録
ヘッドの外側にそれぞれ延びることで、流路形成部材の
開口周辺に、フレキシブル配線板にじゃまされない広い
空間を確保でき、流路形成部材に対しインク供給部材を
容易に接続することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の記録装置として
のカラーインクジェットプリンタの一実施形態を示す斜
視図である。図1において、このカラーインクジェット
プリンタ21は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
クの4色のカラーインクがそれぞれ充填されるインク供
給部材としてのインクカートリッジ22と、記録媒体と
しての用紙23に印字するための、記録ヘッドとしての
インクジェットヘッド24と、これらインクカートリッ
ジ22およびインクジェットヘッド24が搭載される支
持部材としてのキャリッジ26と、このキャリッジ26
を直線方向に往復移動させる駆動ユニット27と、キャ
リッジ26の往復移動方向に延び、インクジェットヘッ
ド24と対向配置されるプラテンローラ28と、パージ
装置29とを備えている。
【0030】駆動ユニット27は、キャリッジ26の下
端部に配置されプラテンローラ28と平行に延びるキャ
リッジ軸30と、キャリッジ26の上端部に配置されキ
ャリッジ軸30と平行に延びるガイド板31と、そのキ
ャリッジ軸30とガイド板31との間であって、キャリ
ッジ軸30の両端部に配置される2つのプーリ32およ
び33と、これらプーリ32および33の間に掛け渡さ
れるエンドレスベルト34とを備えている。
【0031】キャリッジ26の下端部には、キャリッジ
軸30を挿通可能なキャリッジ軸支持部35が設けられ
るとともに、キャリッジ26の上端部には、ガイド板3
1に当接可能なガイド板当接部36が設けられている。
また、キャリッジ26の後側面には、エンドレスベルト
34が接合されている。
【0032】そして、一方のプーリ32が、モータ32
Aの駆動により正逆回転されると、そのプーリ32の正
逆回転に伴って、エンドレスベルト34に接合されてい
るキャリッジ26が、キャリッジ軸30およびガイド板
31に沿って、用紙23の幅方向に沿うように直線的に
往復移動される。
【0033】なお、用紙23は、インクジェットプリン
タ21の側方に設けられた図示しない給紙カセットから
給紙され、インクジェットヘッド24と、プラテンロー
ラ28との間に導入されて、インクジェットヘッド24
から噴出されるインクにより所定の印字がなされ、その
後、排紙される。なお、図1においては、これらの用紙
23の給紙機構および排紙機構の図示を省略している。
【0034】また、パージ装置29は、プラテンローラ
28の側方に設けられ、ヘッドユニット25がリセット
位置にある時に、インクジェットヘッド24と対向する
ように配置されている。このパージ装置29は、インク
ジェットヘッド24のインクの初期導入時におけるイン
クの滞留や気泡の成長などに起因する噴射不良などを防
止するために用いられる。すなわち、このパージ装置2
9は、インクジェットヘッド24を覆い得る保護キャッ
プ37と、ポンプ38およびカム39と、インク貯留部
40とを備えており、ヘッドユニット25がリセット位
置にある時に、インクジェットヘッド24を保護キャッ
プ37で覆い、インクジェットヘッド24の内部に溜ま
る気泡などを含んだ不良インクを、カム39の駆動によ
りポンプ38によって吸引することにより、インクジェ
ットヘッド24の回復を図るようにしている。なお、吸
引された不良インクは、インク貯留部40に貯められ
る。
【0035】図2は、インクジェットヘッドを下から見
た分解斜視図、図3は、インクジェットヘッドを上から
見た分解斜視図、図4は、インクジェットヘッドの要部
側断面図、図5は、図4におけるA−A線断面図、図6
は、フレキシブル配線板の接続を説明する斜視図、図7
は、キャリッジの要部断面斜視図、図8は、図7におい
てインクジェットヘッドおよびインクカートリッジが取
り付けられた側面図、図9は、図8における正面図、図
10は、図9におけるB−B線断面図である。次に、こ
れら図2ないし図10を参照して、インクジェットヘッ
ド24およびインクジェットヘッド24のキャリッジ2
6への組み付けについて説明する。
【0036】このインクジェットヘッド24は、図2な
いし図5に示すように、インクを噴射させるノズル75
を有するアクチュエータ70と、このアクチュエータ7
0にインクカートリッジ22からのインクを供給するた
めの流路形成部材としてのマニホールド71およびジョ
イントユニット47と、これらアクチュエータ70およ
びマニホールド71を一方の面に支持するとともに、ジ
ョイントユニット47が他方の面に取り付けられるベー
スプレート46とを備えている。
【0037】ジョイントユニット47は、図2および図
3に示すように、樹脂からなるアッパジョイント52と
ロアジョイント53とを備えている。アッパジョイント
52には、図4にも示すように、インクカートリッジ2
2の装着を案内するためのガイド部54が、その前側端
部および後側端部において、上向きにそれぞれ突出形成
されるとともに、各インクカートリッジ22からのイン
クが導入される2つのインク導入口部55が、その後側
部において、上向きに形成されている。また、このアッ
パジョイント52には、ベースプレート46に取り付け
るための爪部56が、その前側端部および後側端部にお
いて、下向きにそれぞれ突出形成されている。各インク
導入口部55には、インクカートリッジ22の供給部6
6(図8および図9参照)に接続するためのシール部材
57が設けられている。また、このアッパジョイント5
2の下端部には、インクジェットヘッド24が組み付け
られた状態においてマニホールド71と対向する四隅
に、突部86が、ベースプレート46に向けてそれぞれ
突出形成されるとともに、アッパジョイント52の下面
には、その長さ方向に沿って、2つの上側流路溝61が
形成されている。
【0038】ロアジョイント53には、マニホールド7
1にインクを供給するための2つのインク供給筒部58
が、その前側部において、下向きに突出形成されてお
り、また、その上面には、その長さ方向に沿って、2つ
の下側流路溝62が形成されている。
【0039】そして、図4および図5に示すように、ア
ッパジョイント52には、ロアジョイント53と接合す
るための接合突起59が形成されるとともに、ロアジョ
イント53には、アッパジョイント52と接合するため
の接合溝60が形成されており、この接合突起59が接
合溝60の底部に超音波溶着されることにより、これら
アッパジョイント52とロアジョイント53とが気密に
接合され、これによって、アッパジョイント52の下面
に形成される2つの上側流路溝61と、ロアジョイント
53の上面に形成される2つの下側流路溝62との間
で、互いに独立した2つのインク通過路63が形成され
る。各インク通過路63は、その一端が、アッパジョイ
ント52の各インク導入口部55内のインク導入路64
に連通し、その他端が、ロアジョイント53の各インク
供給筒部58内のインク供給路65に連通しており、こ
れらインク導入路64、インク通過路63およびインク
供給路65によって、ジョイントユニット47には、2
つの独立したインク流路が形成されている。
【0040】また、各インク通過路63内には、フィル
タ82が、インク供給路65の上流側に設けられてい
る。このフィルタ82は、そのフィルタ径が後述するノ
ズル75のノズル径よりも小さく形成されており、イン
クカートリッジ22の装着時などにおいて生ずるインク
の噴射不良の原因となるごみや気泡などを取り除くため
に設けられている。なお、アッパジョイント52の各イ
ンク導入口部55における入口側端部にも、同様にフィ
ルタ94が設けられている。
【0041】そして、インクカートリッジ22を、アッ
パジョイント52のガイド部54に沿って案内しながら
装着して、インクカートリッジ22の供給部66(図8
および図9参照)とインク導入口部55とをシール部材
57を介して接続した後に、インクカートリッジ22か
ら供給されるインクは、ジョイントユニット47におい
て、フィルタ94を通過した後、インク導入口部55内
のインク導入路64から導入され、インク通過路63を
通過後、フィルタ82を介して、インク供給筒部58の
インク供給路65からマニホールド71に向けて供給さ
れる。
【0042】ベースプレート46は、金属材料、すなわ
ち、冷間圧延鋼板(SPCC、線膨張率9.5×10
−6/℃〜10.9×10−6/℃)からなる矩形板状
をなし、図3に示すように、後述する2つのインク供給
管83を挿通するための挿通開口部67が、ロアジョイ
ント53の2つのインク供給筒部58と対向する位置に
おいて、矩形状に開口形成されるとともに、アッパジョ
イント52の爪部56が係止される係止孔68が、各爪
部56と対向する位置にそれぞれ開口形成されている。
また、このベースプレート46の前側端部には、後述す
るキャリッジ26の係止孔44に挿入固定するための係
止突起48が形成されるとともに、その両側端部には、
フレキシブル配線板としての後述するアクチュエータ側
フレキシブル配線板49を引き回すための凹部69が、
それぞれ形成されている。
【0043】そして、ジョイントユニット47は、アッ
パジョイント52の爪部56が、ベースプレート46の
係止孔68に係止されることにより、ベースプレート4
6に対して弾性的に取り付けられている。なお、この取
り付けにおいては、アッパジョイント52の各突部86
がベースプレート46に当接されるので、ベースプレー
ト46は、インクカートリッジ22からの押圧力を、こ
れら突部86を介して、分散して受けるようになる。
【0044】アクチュエータ70は、図4および図5に
示すように、インクを収容する複数の噴射チャンネル7
4を形成する溝を一面に有する、2つのチャンネル部材
72と、2つのチャンネル部材72の間に介在され、こ
れら複数の溝を覆うようにして各チャンネル部材72の
一面に固着されるセンタープレート73とを備えてい
る。
【0045】各チャンネル部材72は、矩形状をなし、
圧電セラミックなどの変形可能な材料から構成されてお
り、噴射チャンネル74を形成するための複数の溝が、
インク噴出方向に並行して形成されている。この溝は、
チャンネル部材72とセンタープレート73とが固着さ
れることにより、センタープレート73の側面との間
で、記録素子としての噴射チャンネル74を形成するも
のであり、これによって形成される噴射チャンネル74
は、センタープレート73を挟んで対向状に2列として
形成される。各噴射チャンネル74は、その一端に、イ
ンクが流入されるインク入口端76と、その他端に、イ
ンクを噴射するノズル75とを有しており、各噴射チャ
ンネル74内には、インクをノズル75から液滴として
噴射させるための噴射エネルギ発生部としての電極(図
示せず)が設けられている。
【0046】また、各噴射チャンネル74には、それら
各噴射チャンネル74を駆動するためのアクチュエータ
側フレキシブル配線板49が接続されている。すなわ
ち、このアクチュエータ側フレキシブル配線板49は、
図6に示すように、各噴射チャンネル74内に設けられ
る電極にそれぞれ接続されている各端子91に、アクチ
ュエータ側フレキシブル配線板49の端子92がそれぞ
れ接続されるようにして、かつ、2列として形成されて
いる噴射チャンネル74の各列毎に、それぞれ接続され
ている。
【0047】センタープレート73は、各チャンネル部
材72よりも長い矩形板状をなし、セラミック材料、す
なわち、フォルステライト(線膨張係数10.5×10
−6/℃)から構成されている。そして、センタープレ
ート73には、各チャンネル部材72が、その噴射チャ
ンネル74のインク入口端76よりもセンタープレート
73がベースプレート46に向かって凸状に延長される
ような状態で、その両側面にそれぞれ固着されるととも
に、そのセンタープレート73の上端面90が、ベース
プレート46の下面に接着固定されている。
【0048】マニホールド71は、図4および図5に示
すように、各チャンネル部材72の上方であって、突出
形成されるセンタープレート73の両側において、それ
ぞれ配置されており、ジョイントユニット47から供給
されるインクを導入する導入部77と、各噴射チャンネ
ル74のインク入口端76に対し、導入部77から導入
されたインクを各噴射チャンネル74に分配供給するた
めの供給部78とを備えている。
【0049】また、このマニホールド71には、アクチ
ュエータ70を保持するための保持部81が、その長さ
方向両端部において、チャンネル部材72の側面に沿う
ように突出形成されており、この保持部81とアクチュ
エータ70とが接着固定されるとともに、供給部78と
チャンネル部材72の上端面との間、および、供給部7
8とセンタープレート73の側面との間がポッティング
剤によってシールされている。そして、この供給部78
の上端面89が、ベースプレート46の下面に接着固定
されている。
【0050】また、ベースプレート46の一方の面に接
着されるマニホールド71と、他方の面に取り付けられ
るジョイントユニット47との間には、ジョイントユニ
ット47からマニホールド71にインクを供給するため
の2つのインク供給管83が、ベースプレート46を介
して設けられている。すなわち、このインク供給管83
は、ゴムやエラストマーなどの弾性材料からなる筒状を
なし、図4に示すように、略L字状に屈曲した状態で、
その一端が、ロアジョイント53の各インク供給筒部5
8に接続されるとともに、その他端が、ベースプレート
46の挿通開口部67を介して、各マニホールド71の
導入部77に接続されている。
【0051】そして、ジョイントユニット47の各イン
ク供給筒部58内のインク供給路65から供給されるイ
ンクは、このインク供給管83をそれぞれ介して、各マ
ニホールド71の導入部77内の導入路79に供給され
る。導入部77内の導入路79に供給されたインクは、
その導入路79に連通する供給部78の供給路80か
ら、各噴射チャンネル74のインク入口端76に分配さ
れながら供給される。
【0052】そして、各噴射チャンネル74のインク入
口端76にインクが供給されると、各噴射チャンネル7
4は、アクチュエータ側フレキシブル配線板49からの
噴射パルス信号によって、その容積を変化させて、供給
されたインクを、その容積減少時にノズル75から液滴
として噴射し、一方、容積増大時には、再びマニホール
ド71の供給路80から導入して、このような動作を繰
り返すことによって、用紙23に所定の印字を形成する
ようにしている。
【0053】また、このインクジェットヘッド24で
は、図4および図5に示すように、ベースプレート46
に、アクチュエータ70およびマニホールド71を覆う
ヘッドカバー84が取り付けられている。このヘッドカ
バー84には、アクチュエータ70におけるノズル75
を露出させるためのカバー開口部85が形成されてお
り、アクチュエータ70およびマニホールド71は、ノ
ズル75が下方に向かって露出された状態で、このヘッ
ドカバー84によって被覆されている。
【0054】そして、このようなインクジェットヘッド
24は、キャリッジ26に対して次のようにして組み付
けられている。すなわち、図7に示すように、キャリッ
ジ26は、ボックス状をなし、その下壁42に略矩形状
の2つの開口部が開口形成され、その開口部41の周囲
に、インクジェットヘッド24を取り付けるための第1
の支持部が形成されている。各開口部41の前側端部に
は、装着手段として、係止溝44を有する係止部材43
a、43bが設けられるとともに、それと対向する位置
において、装着手段として、板ばね45a、45bが、
このキャリッジ26の後壁および側壁に取り付けられる
ようにして設けられている。
【0055】そして、図8に示すように、インクジェッ
トヘッド24のベースプレート46の係止突起48を、
キャリッジ26の係止溝44に挿入するとともに、ベー
スプレート46の後端部および側部を板ばね45a、4
5bに当接させて、この板ばね45a、45bによって
ベースプレート46を下壁42と係止部材43a、43
bに押し当てることにより、キャリッジ26に、各イン
クジェットヘッド24が、位置決めされた状態で装着さ
れている。なお、このインクジェットヘッド24は、キ
ャリッジ26に取り付けられた状態において、アクチュ
エータ70およびマニホールド71が、キャリッジ26
から下方に臨み、ジョイントユニット47が、キャリッ
ジ26内においてインクカートリッジ22を着脱自在に
装着している。
【0056】また、図7に示すように、このキャリッジ
26の2つの開口部41は、隣接して開口形成されてお
り、図9に示すように、2つのインクジェットヘッド2
4が、各開口部41において位置決めされ、互いに隣り
合った状態で装着されている。また、各インクジェット
ヘッド24には、2つのインクカートリッジ22が並行
して装着されている。これによって、シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックの4個のインクカートリッジ2
2が、2個ずつに分かれて、各インクジェットヘッド2
4にそれぞれ装着される。そして、各インクジェットヘ
ッド24には、上述したように、1つのジョイントユニ
ット47と、2つのマニホールド71と、1つのアクチ
ュエータ70とが備えられており、各インクカートリッ
ジ22から供給されるインクは、ジョイントユニット4
7においては、それぞれ独立したインク流路を流れた
後、各マニホールド71にそれぞれ供給され、各マニホ
ールド71から、1つのアクチュエータ70に2列で形
成される噴射チャンネル74にそれぞれに供給され、各
噴射チャンネル部材74から、各色毎に独立に噴射され
る。
【0057】このキャリッジ26の両側壁付近におい
て、図7および図9に示すように、アクチュエータ側フ
レキシブル配線板49と、第2の配線板としてのキャリ
ッジ側フレキシブル配線板50とが接続される。この接
続のために、アクチュエータ側フレキシブル配線板49
の遊端部には、中継回路板ユニット93が設けられてい
る。
【0058】そして、各インクジェットヘッド24にお
いて噴射チャンネル74の各列毎に接続されているアク
チュエータ側フレキシブル配線板49は、そのユニット
93にそれぞれ次のようにして接続されている。
【0059】すなわち、まず、各インクジェットヘッド
24においては、図5および図6に示すように、噴射チ
ャンネル74の各列毎に接続されているアクチュエータ
側フレキシブル配線板49のうち、ユニット93により
近い噴射チャンネル74の列(すなわち、センタープレ
ート73を挟んで相対向する2つの噴射チャンネル74
の列のうち、キャリッジ26におけるより外側に配置さ
れている噴射チャンネル74の列)に接続されているア
クチュエータ側フレキシブル配線板49(図2、図3、
図5、図6、図9においては符合49aとしても示され
ている。以下の説明においては、外側フレキシブル配線
板49aとする。)は、ベースプレート46の一方の凹
部69を通り、そのままユニット93に向かって引き回
されており、また、ユニット93により遠い方の噴射チ
ャンネル74(すなわち、センタープレート73を挟ん
で相対向する2つの噴射チャンネル74の列のうち、キ
ャリッジ26におけるより内側に配置されている噴射チ
ャンネル74の列)に接続されているアクチュエータ側
フレキシブル配線板49(図2、図3、図5、図6、図
9においては符合49bとしても示されている。以下の
説明においては、内側フレキシブル配線板49bとす
る。)は、ベースプレート46の他方の凹部69から、
一旦、ベースプレート46の上面に掛け回されて、図3
に示すように、そのベースプレート46の幅方向に沿っ
て、そのベースプレート46の上面とロアジョイント5
3の下面との間で挟み込まれた後、外側フレキシブル配
線板49aと同じ側に引き回されて、図9に示すよう
に、その外側フレキシブル配線板49aと平行に、ユニ
ット93に向かって引き回されている。
【0060】このようにして、アクチュエータ側フレキ
シブル配線板49を引き回せば、1つのインクジェット
ヘッド24において噴射チャンネル74の各列毎に接続
されている外側フレキシブル配線板49aおよび内側フ
レキシブル配線板49bを、一緒にして、インクジェッ
トヘッド24の一方の側に向けて引き回し、ユニット9
3に接続することができる。
【0061】そして、このようにして各インクジェット
ヘッド24にそれぞれ接続されている各アクチュエータ
側フレキシブル配線板49(外側フレキシブル配線板4
9aおよび内側フレキシブル配線板49bを含む)は、
図9に示すように、キャリッジ26の中央部に対してそ
れぞれ外側に向けて引き回されて、キャリッジ26の両
側壁にそれぞれ沿っている、2つのキャリッジ側フレキ
シブル配線板50にそれぞれユニット93を介して接続
されている。このように、隣接配置される2つのインク
ジェットヘッド24に接続された各アクチュエータ側フ
レキシブル配線板49を、その2つのインクジェットヘ
ッド24の外側にそれぞれ延びるように引き回して、2
つのキャリッジ側フレキシブル配線板50にそれぞれ接
続するようにすれば、隣接配置される2つのインクジェ
ットヘッド24の間、すなわち、キャリッジ26の中央
部を軸として、左右対称の構成とすることができる。そ
のため、このカラーインクジェットプリンタ21では、
各アクチュエータ側フレキシブル配線板49、各中継回
路板ユニット93、さらには、各キャリッジ側フレキシ
ブル配線板50などの配線部品として共通の部品が用い
られ、生産効率の向上およびコストの低減化が図られて
いる。
【0062】また、キャリッジ26の中央部に内側フレ
キシブル配線板49bを引き回した場合に必要とされ
る、スペースや、引き回しを案内するガイド部材、さら
には、カートリッジ22の装着時に内側フレキシブル配
線板49bを保護するためのカバー部材などを設ける必
要がなく、このようなアクチュエータ側フレキシブル配
線板49の引き回しによって、部品点数およびコストの
低減化、装置の小型化を図ることができる。
【0063】中継回路板ユニット93は、駆動回路とし
てのICチップ95を一方の面に搭載した硬質のCOB
基板88と、COB基板88の他方の面に設けられる放
熱板96と、カバー部材102とを備えている。カバー
部材102は、COB基板88と放熱板96を一体に支
持している。
【0064】COB基板88は、略矩形板状をなし、外
側フレキシブル配線板49aが一方の辺(上方側端部)
に接続されるとともに、内側フレキシブル配線板49b
が他方の辺(下方側端部)に接続されている。また、こ
のCOB基板88には、その表面に、複数の噴射チャン
ネル74を選択的に駆動するための略矩形状のICチッ
プ95が搭載されるとともに、その裏面には、このIC
チップ95の熱を放熱するための矩形板状の放熱板96
が貼着されている。また、このCOB基板88は、キャ
リッジ側フレキシブル配線板50の接点97と接続する
ための接点98が設けられている。この接点98は、図
10にも示すように、その一端が、COB基板88の表
面に設けられるICチップ95に延長接続されるととも
に、その他端が、このCOB基板88の前側端部におい
て、その厚さ方向を貫通するように延び、COB基板8
8の裏面に露出するようにして設けられている。また、
このCOB基板88には、カバー部材102が取り付け
られる。このカバー部材102は、その上側端部および
下側端部において、長さ方向に沿って上側条部103お
よび下側条部104がそれぞれ形成されており、これら
が後述する挟み込み部材101によって押圧されること
により、COB基板88の表面をICチップ95ととも
に覆うようにして組み付けられている。
【0065】一方、キャリッジ側フレキシブル配線板5
0は、図7に示すように、キャリッジ26の側壁に沿っ
て支持されている。このフレキシブル配線板50は、本
体側に設けられた制御回路(図示せず)に直接あるいは
中継基板を介して接続されている。キャリッジ側フレキ
シブル配線板50の遊端部と、キャリッジ26の側壁と
の間には、ゴムなどの弾性材料からなる略矩形状のパッ
ド部材99が設けられている。このパッド部材99の表
面には、図10に示すように、複数の突起部100が設
けられており、キャリッジ側フレキシブル配線板50の
遊端部は、その遊端部に設けられる複数の接点97が各
突起部100の上に重なるような状態で、このパッド部
材99に支持されている。
【0066】また、このキャリッジ26の両側壁には、
図7および図9に示すように、各パッド部材99の前方
において、キャリッジ側フレキシブル配線板50の接点
97と、COB基板88の接点98とを押圧によって接
続するための押圧手段としての挟み込み部材101がそ
れぞれ設けられている。
【0067】各挟み込み部材101は、上側挟持部材1
05および下側挟持部材106を備えている。上側挟持
部材105は、キャリッジ26の側壁の上端部におい
て、上下方向に回動自在に軸支されており、その下面に
は、挟持溝107が長さ方向に沿って開口形成されると
ともに、その挟持溝107の内側には、カバー部材10
2の上側条部103を圧接するためのばね部材108が
設けられている。また、この上側挟持部材105は、下
方に回動した状態(図7における仮想線で示す状態)に
おいて、パッド部材99の前側部に対向するように配置
されている。
【0068】下側挟持部材106は、パッド部材99を
挟んで上側挟持部材105と対向するキャリッジ26の
側壁の下端部に設けられており、その上面の一端部に
は、カバー部材102を受け入れて、その下側条部10
4を係止させるための突条部109が立設されている。
【0069】そして、下側条部104を突条部109に
係止させると、図9および図10に示すように、パッド
部材99に支持されるキャリッジ側フレキシブル配線板
50の遊端部に設けられる各接点97に、COB基板8
8の各接点98が対応するように位置決めされ、上側挟
持部材105を下方に回動させて、挟持溝107によっ
て、キャリッジ26の側壁、パッド部材99およびカバ
ー部材102を挟み込み、ばね部材108をカバー部材
102の上側条部103に圧接させることによって、キ
ャリッジ側フレキシブル配線板50の各接点97と、C
OB基板88に設けられる各接点98とを互いに圧接さ
せて、これによって、これら各接点97および各接点9
8の間を接続するようにしている。
【0070】そして、このようなキャリッジ側フレキシ
ブル配線板50とアクチュエータ側フレキシブル配線板
49との接続によって、本体側の制御回路からキャリッ
ジ側フレキシブル配線板50を介して送られる制御信号
が、COB基板88において、ICチップ95によって
各噴射チャンネル74を選択的に駆動するための噴射パ
ルス信号とされ、その信号がアクチュエータ側フレキシ
ブル配線板49を介して、各チャンネル部材72に送ら
れることにより、各噴射チャンネル74が選択的に駆動
される。より具体的には、このインクジェットヘッド2
4は、外側フレキシブル配線板49aおよび内側フレキ
シブル配線板49bの一端が、COB基板88の各辺に
それぞれ接続されるとともに、他端が、2列として形成
される噴射チャンネル74の各列毎のそれぞれに接続さ
れているので、噴射チャンネル74を各列毎に確実に駆
動できるように構成されている。
【0071】このようにして、キャリッジ側フレキシブ
ル配線板50の各接点97とCOB基板88に設けられ
る各接点98とを挟み込み部材101によって接続すれ
ば、これら各接点97および各接点98の間を圧接させ
ることにより確実に接続することができる。一方、この
カラーインクジェットプリンタ21では、インクジェッ
トヘッド24は、キャリッジ26において、この挟み込
み部材101とは独立に設けられている係止部材43
a、43bおよび板ばね45a、45bによって、キャ
リッジ26に位置決め装着されているので、そのような
挟み込み部材101による押圧力が、インクジェットヘ
ッド24の位置決めに影響を及ぼすことがない。そのた
め、インクジェットヘッド24は、そのような押圧力に
起因する位置ずれを生じることもなく、正確かつ確実に
位置決めされた状態を保つことができ、良好な印字形成
を達成することができる。
【0072】また、アクチュエータ側フレキシブル配線
板49の遊端部には、中継回路板ユニット93が設けら
れており、この中継回路板ユニット93のCOB基板8
8に、ICチップ95およびアクチュエータ側フレキシ
ブル配線板49側の接点98が設けられているので、C
OB基板88においてICチップ95が簡易かつ確実に
支持されるとともに、アクチュエータ側フレキシブル配
線板49側の接点98がキャリッジ側フレキシブル配線
板50の接点97と、簡易な構成によって確実に接続さ
れている。
【0073】なお、以上の説明においては、本発明の記
録ヘッドを、インクジェットヘッド24を例にとって説
明したが、本発明の記録ヘッドは、インクジェットヘッ
ドに限定されるものではなく、たとえば、ドットインパ
クト式ヘッド、熱転写ヘッドなど公知の記録ヘッドを含
むものである。
【0074】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、記録ヘッドから延びたフレキシブル配線板
を、第2の配線板に接続するものにおいて、記録ヘッド
を支持する第1の支持部と、第2の配線板を支持する第
2の支持部とを別に設けており、記録ヘッドのフレキシ
ブル配線板の接点と第2の配線板の接点とを接続する押
圧手段による押圧力が、記録ヘッドの位置決めに影響を
及ぼすことがないため、記録ヘッドは、そのような押圧
力に起因する位置ずれを生じることがなく、フレキシブ
ル配線板と第2のフレキシブル配線板とを確実に接続す
ることができながら、第1の支持部において正確かつ確
実に位置決めされた状態を保つことができ、良好な印字
形成を達成することができる。
【0075】また、請求項2に記載の発明によれば、簡
易かつコンパクトな構成により、フレキシブル配線板と
第2のフレキシブル配線板とを確実に接続することがで
きながら、記録ヘッドの位置ずれを防止して良好な印字
形成を達成することができる。
【0076】請求項3に記載の発明によれば、駆動回路
を第2の支持部において簡易に支持することができなが
ら、その駆動回路によって、記録素子を選択的に駆動さ
せて、良好な印字形成を達成することができる。
【0077】請求項4に記載の発明によれば、駆動回路
が硬質回路基板によって確実に支持されるとともに、硬
質回路基板に設けられる接点が第2の配線板の接点と接
続されるので、簡易な構成によって、確実な接続が達成
される。
【0078】請求項5に記載の発明によれば、記録素子
を各列毎に確実に駆動させて、より一層、良好な印字形
成を達成することができる。
【0079】請求項6に記載の発明によれば、複数列の
噴射エネルギ発生部の各列毎に接続されるフレキシブル
配線板を、一緒にして引き回すことができるので、これ
らを別々に引き回した場合に必要とされる、スペース
や、引き回しを案内するためのガイド部材、さらには、
これらを別々に保護するためのカバー部材などを不要と
することができ、部品点数およびコストの低減化、装置
の小型化を図ることができる。また、ベースプレートに
沿って引き回されるフレキシブル配線板を、そのベース
プレートに密着させて放熱の促進を図ることもでき、熱
よる損傷を防止して、耐久性の向上を図ることもでき
る。
【0080】請求項7に記載の発明によれば、隣接配置
される2個の記録ヘッドの間を軸として、対称の構成と
することができる。そのため、各フレキシブル配線板や
各第2の支持部などの部品構成の共通化を図ることがで
き、生産効率の向上およびコストの低減化を図ることが
できる。
【0081】また、各フレキシブル配線板が2個の記録
ヘッドの外側にそれぞれ延びることで、流路形成部材の
開口周辺に、フレキシブル配線板にじゃまされない広い
空間を確保でき、流路形成部材に対しインク供給部材を
容易に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置としてのカラ
ーインクジェットプリンタの一実施形態を示す斜視図で
ある。
【図2】インクジェットヘッドを下から見た分解斜視図
である。
【図3】インクジェットヘッドを上から見た分解斜視図
である。
【図4】インクジェットヘッドの要部側断面図である。
【図5】図4におけるA−A線断面図である。
【図6】フレキシブル配線板の接続を説明する斜視図で
ある。
【図7】キャリッジの要部断面斜視図である。
【図8】図7においてインクジェットヘッドおよびイン
クカートリッジが取り付けられた側面図である。
【図9】図8における正面図である。
【図10】図9におけるB−B線断面図である。
【図11】従来のインクジェットヘッドの要部断面図で
ある。
【符号の説明】
21 カラーインクジェットプリンタ 22 インクカートリッジ 23 用紙 24 インクジェットヘッド 26 キャリッジ 41 開口部 44 係止溝 45 板ばね 46 ベースプレート 49 アクチュエータ側フレキシブル配線板 49a 外側フレキシブル配線板 49b 内側フレキシブル配線板 50 本体側フレキシブル配線板 51 COB基板 70 アクチュエータ 71 マニホールド 74 噴射チャンネル 75 ノズル 88 硬質回路基板 93 中継回路基板 97 接点(本体側フレキシブル配線板) 98 接点(アクチュエータ側フレキシブル配線板) 95 ICチップ 101 挟み込み部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に記録動作を行なう複数の記
    録素子を備える記録ヘッドと、 前記複数の記録素子を駆動するために、前記記録ヘッド
    に一端が接続されたフレキシブル配線板と、 前記フレキシブル配線板の他端に設けられた接点と着脱
    可能に接続される接点を有し、記録装置本体側の回路と
    接続される第2の配線板と、 前記記録ヘッドを支持する第1の支持部、および前記第
    2の配線板を支持する第2の支持部を有する支持部材と
    を備える記録装置において、 前記支持部材の第1の支持部に、前記記録ヘッドを位置
    決め装着する装着手段と、 前記支持部材の第2の支持部に設けられ、前記フレキシ
    ブル配線板の他端の接点と前記第2の配線板の接点とが
    接続される方向に、前記両配線板を押圧する押圧手段
    と、 を備え、前記押圧手段は前記装着手段とは独立して設け
    られていることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、前記記録媒体に沿って
    移動可能に設けられたキャリッジであり、前記第2の配
    線板は、前記記録装置側の回路と接続した第2のフレキ
    シブル配線板を有することを特徴とする請求項1に記載
    の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドに一端が接続されたフレ
    キシブル配線板は、前記他端近傍に、前記複数の記録素
    子を選択的に駆動するための駆動回路を有していること
    を特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドに一端が接続されたフレ
    キシブル配線板は、前記駆動回路を支持した硬質回路基
    板を有し、その硬質回路基板に、前記第2の配線板の接
    点と接続する接点を有していることを特徴とする請求項
    3に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、前記記録素子を複数
    列有し、前記フレキシブル配線板が、前記記録素子の各
    列にそれぞれ接続されており、 前記各フレキシブル配線板は、前記硬質回路基板の異な
    る各辺にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求
    項4に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは、インクジェットヘッ
    ドであって、インクを収容する複数の噴射チャンネルと
    該チャンネル内のインクにノズルから液滴として噴射さ
    せるための複数の噴射エネルギ発生部を備えるアクチュ
    エータ、前記各噴射チャンネルにインクを供給するため
    の流路形成部材、および、一方の面に前記アクチュエー
    タを支持し他方の面に前記流路形成部材を開口させたベ
    ースプレートを備え、そのベースプレートが、前記支持
    部材の第1の支持部に位置決め支持され、 前記アクチュエータは、前記噴射エネルギ発生部を複数
    列有し、前記フレキシブル配線板が、前記噴射エネルギ
    発生部の各列にそれぞれ接続され、それらフレキシブル
    配線板のうちいずれか一方は、前記ベースプレートに沿
    って他方のフレキシブル配線板と同じ側に引き回され、 前記流路形成部材の開口に、インク供給部材が着脱可能
    に接続されていることを特徴とする請求項1から5のい
    ずれかに記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは、インクジェットヘッ
    ドであって、インクを収容する複数の噴射チャンネルと
    該チャンネル内のインクにノズルから液滴として噴射さ
    せるための複数の噴射エネルギ発生部を備えるアクチュ
    エータ、前記各噴射チャンネルにインクを供給するため
    の流路形成部材、および、一方の面に前記アクチュエー
    タを支持し他方の面に前記流路形成部材を開口させたベ
    ースプレートを備え、そのベースプレートが、前記支持
    部材の第1の支持部に位置決め支持され、 その記録ヘッドは少なくとも2個あり、前記支持部材の
    第1の支持部はその記録ヘッドに対応して少なくとも2
    個あり、 隣接配置される2個の記録ヘッドの前記各噴射エネルギ
    発生部に接続された前記各フレキシブル配線板は、当該
    2個の記録ヘッドの外側にそれぞれ延び、前記支持部材
    の2個の第2の支持部において2個の第2の配線板にそ
    れぞれ接続され、 前記流路形成部材の開口に、インク供給部材が着脱可能
    に接続されていることを特徴とする請求項1から6のい
    ずれかに記載の記録装置。
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