JP2016019408A - 検査システム、電源装置、撮影装置、及び、検査方法 - Google Patents
検査システム、電源装置、撮影装置、及び、検査方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016019408A JP2016019408A JP2014142185A JP2014142185A JP2016019408A JP 2016019408 A JP2016019408 A JP 2016019408A JP 2014142185 A JP2014142185 A JP 2014142185A JP 2014142185 A JP2014142185 A JP 2014142185A JP 2016019408 A JP2016019408 A JP 2016019408A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solar cell
- unit
- power
- power supply
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
【課題】太陽電池の良否判断を効率的に行う検査システムを提供する。【解決手段】検査システム1は、太陽電池に電力を供給する電源装置2と、太陽電池を撮影する撮影装置3とを含み、電源装置は、太陽電池の発電時に流れる電流と逆方向に直流電流を流すように、前記太陽電池の一部に電力を供給する電力供給手段と、各部分について、前記電力供給手段により前記太陽電池に電力を供給する順番を設定する順番設定手段と、前記順番設定手段により設定された順番に基づいて、前記電力供給手段により電力を供給する前記太陽電池を切り替える切替手段とを有し、前記撮影装置は、前記太陽電池を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影された画像を表示する表示手段とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、検査システム、電源装置、撮影装置、及び、検査方法に関するものである。
例えば、特許文献1には、検査対象の太陽電池を励起発光させるべく、前記検査対象の太陽電池に順方向の電圧を印加する電源手段と、前記検査対象の太陽電池の画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像を処理する画像処理手段と、前記画像処理手段によって処理された画像を出力する出力手段と、を備え、前記画像処理手段は、励起発光していない状態の太陽電池の第1画像と励起発光している状態の太陽電池の第2画像との差分をとることにより差分画像を生成する差分画像生成手段と、前記差分画像にフーリエ変換処理を施すことにより、前記太陽電池の画像を周波数領域のデータとして表現した第1周波数領域データに変換するフーリエ変換手段と、前記第1周波数領域データに所定のフィルタリング処理を施すことにより、前記第1周波数領域データにおける周期性のある周波数成分が低減された第2周波数領域データを生成するフィルタリング手段と、前記第2周波数領域データにフーリエ逆変換処理を施すことにより、前記モニタ画像を生成するフーリエ逆変換手段と、を備えることを特徴とする太陽電池の欠陥検査装置が開示されている。
また、特許文献2には、太陽電池の欠陥について評価を行う太陽電池の評価装置であって、上記太陽電池を構成する太陽電池素子に対して、順方向に電流を注入する電流注入手段と、上記電流注入手段から注入された電流によって太陽電池素子から生じる発光のうち、波長800nm〜1300nmの第1の領域の光と、波長1400nm〜1800nmの第2の領域の光とを検出する発光検出手段と、上記発光検出手段で検出した光のうち、上記第1の領域の発光強度と第2の領域の発光強度とを指標として、内因的欠陥と外因的欠陥とを分別する判定手段と、を備えていることを特徴とする太陽電池の評価装置が開示されている。
また、特許文献3には、太陽電池の性能評価を行う太陽電池の評価方法であって、上記太陽電池を構成する太陽電池素子に対して、順方向に直流電流を導入させる電流導入工程と、上記太陽電池素子を加熱するとともに、加熱する温度を可変制御する温度制御工程と、上記電流導入工程による電流の導入および上記温度制御工程による加熱によって、上記太陽電池素子から生じる光の発光特性を検出する発光検出工程と、を含むことを特徴とする太陽電池の評価方法が開示されている。
太陽電池の良否判断を効率的に行う検査システムを提供することを目的とする。
本発明に係る検査システムは、太陽電池に電力を供給する電源装置と、太陽電池を撮影する撮影装置とを含む検査システムであって,前記電源装置は、太陽電池の発電時に流れる電流と逆方向に直流電流を流すように、前記太陽電池の一部に電力を供給する電力供給手段と、各部分について、前記電力供給手段により前記太陽電池に電力を供給する順番を設定する順番設定手段と、前記順番設定手段により設定された順番に基づいて、前記電力供給手段により電力を供給する前記太陽電池を切り替える切替手段とを有し、前記撮影装置は、前記太陽電池を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影された画像を表示する表示手段とを有する。
好適には、前記太陽電池の複数の位置に設置される複数の発光手段をさらに有し、前記発光手段それぞれは、前記電力供給手段により電力が供給される太陽電池の位置に応じて発光する。
好適には、今回撮影された画像と以前に撮影された画像とを比較し、対応する一部の変化量、又は、太陽電池における各部分のばらつき度合の変化量を特定する比較手段をさらに有する。
本発明に係る電源装置は、太陽電池の発電時に流れる電流と逆方向に直流電流を流すように、前記太陽電池の一部に電力を供給する電力供給手段と、各部分について、前記電力供給手段により前記太陽電池に電力を供給する順番を設定する順番設定手段と、前記順番設定手段により設定された順番に基づいて、前記電力供給手段により電力を供給する前記太陽電池を切り替える切替手段とを有する。
好適には、前記電力供給手段により前記太陽電池に電力を供給している時に、電流を検出する検出手段と、前記電力供給手段により前記太陽電池に電力を供給している時に、前記検出手段により検出された結果に基づいて断線しているか否かを判定する判定手段とをさらに有し、前記判定手段は、前記検出手段により電流が検出された場合に断線していないと判定し、前記切替手段は、前記判定手段により断線していないと判定された前記太陽電池を切り替える。
好適には、前記電源装置は、太陽電池により発電された電力を変換するパワーコンディショナーであり、前記電力供給手段は、前記太陽電池の複数の部分それぞれと前記パワーコンディショナーとを電気的に接続する配線を介して該太陽電池の発電時に流れる電流と逆方向に直流電流を流すよう電力を供給する。
本発明に係る撮影装置は、太陽電池の複数の部分に順次電力が供給される前記太陽電池の赤外線画像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影された画像から電力が供給された前記太陽電池の複数の部分それぞれに相当する赤外線画像を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された画像を合成する合成手段とを有する。
好適には、前記合成手段は、前記抽出手段により抽出された第1の領域と、第2の領域とを撮影された順番に合成する。
好適には、前記合成手段は、前記抽出手段により抽出された前記第1の領域と、前記第2の領域とを重ねるように合成する。
好適には、少なくとも赤外線領域が除かれた光を照射する照明手段をさらに有し、前記撮影手段は、赤外線領域のみの画像を撮影する。
好適には、前記電源装置から電力を供給される前記太陽電池の切り替えを指示する切替指示手段をさらに有し、前記撮影手段は、前記切替指示手段により切り替えた順番に前記太陽電池を撮影する。
本発明に係る検査方法は、太陽電池の複数の部分それぞれに電力を供給するように、前記太陽電池と電源装置とを電気的に接続し、前記太陽電池の第1の部分に直流電流を流すよう電力を供給する工程と、電力を供給された前記第1の部分を撮影する工程と、前記電源装置の供給先を前記第1の部分から前記第2の部分に切り替える工程と、電力を供給された前記太陽電池の第2の部分を撮影する工程とを有する。
本発明によれば、太陽電池の良否判断を効率的に行うことができる。
まず、本発明に係る背景を説明する。
太陽電池の良否判断検査を行うために、励起発光現象を利用して検査を行う方法が知られている。励起発光現象を利用して検査を行う方法では、太陽電池の励起発光による光を確認するため暗室内で検査を行っていた。そのため、作業者は、太陽電池の設置される場所(例えば、建築物の屋根等)から検査対象とする太陽電池を取り外し、取り外した太陽電池を暗室に運搬してから検査を行っていた。しかしながら、メガソーラーのような規模になると全ての太陽電池の検査を行うには膨大な作業量となるため効率が悪い。また、太陽電池の中には、断線等の不具合の発見されない良好な太陽電池も含まれている可能性があるため、本来検査を行わなくてもよい太陽電池に対しても同様な作業を行っている可能性があった。
太陽電池の良否判断検査を行うために、励起発光現象を利用して検査を行う方法が知られている。励起発光現象を利用して検査を行う方法では、太陽電池の励起発光による光を確認するため暗室内で検査を行っていた。そのため、作業者は、太陽電池の設置される場所(例えば、建築物の屋根等)から検査対象とする太陽電池を取り外し、取り外した太陽電池を暗室に運搬してから検査を行っていた。しかしながら、メガソーラーのような規模になると全ての太陽電池の検査を行うには膨大な作業量となるため効率が悪い。また、太陽電池の中には、断線等の不具合の発見されない良好な太陽電池も含まれている可能性があるため、本来検査を行わなくてもよい太陽電池に対しても同様な作業を行っている可能性があった。
そこで、本発明は、太陽電池の良否判断を効率的に行う検査システムを提供することを目的とする。つまり、検査システムは、太陽電池を暗室に運ぶことなく、太陽電池の設置されるその場で太陽電池の良否判断を行う。
検査システムは、太陽電池の一部に電力を供給する電源装置と、太陽電池の複数の部分に電力を供給される太陽電池の赤外線画像を撮影する撮影装置とで構成される。
電源装置は、太陽電池を一様に励起発光させるとなると、大型化となるため持ち運びには不向きであった。そこで、電源装置は、太陽電池を一様に励起発光させず、各部分の太陽電池に対して電力を供給し順番に切り替えることで、それぞれの太陽電池を励起発光させる。よって、電源装置を小型化することができる。
しかし、撮影装置は、電源装置により順番に切り替えてそれぞれの太陽電池を励起発光させるため、一度に全ての太陽電池の撮影はできない。また、順番に切り替えて励起発光させるため、励起発光を鮮明に確認することができない。そこで、撮影装置は、撮影された赤外線画像のうち、太陽電池の複数の部分それぞれに相当する赤外線画像を抽出して合成する。よって、撮影装置は、作業者に、複数の太陽電池が一様に励起発光する赤外線画像を表示することができる。
検査システムは、太陽電池の一部に電力を供給する電源装置と、太陽電池の複数の部分に電力を供給される太陽電池の赤外線画像を撮影する撮影装置とで構成される。
電源装置は、太陽電池を一様に励起発光させるとなると、大型化となるため持ち運びには不向きであった。そこで、電源装置は、太陽電池を一様に励起発光させず、各部分の太陽電池に対して電力を供給し順番に切り替えることで、それぞれの太陽電池を励起発光させる。よって、電源装置を小型化することができる。
しかし、撮影装置は、電源装置により順番に切り替えてそれぞれの太陽電池を励起発光させるため、一度に全ての太陽電池の撮影はできない。また、順番に切り替えて励起発光させるため、励起発光を鮮明に確認することができない。そこで、撮影装置は、撮影された赤外線画像のうち、太陽電池の複数の部分それぞれに相当する赤外線画像を抽出して合成する。よって、撮影装置は、作業者に、複数の太陽電池が一様に励起発光する赤外線画像を表示することができる。
このように、検査システムは、太陽電池全体に対してではなく、太陽電池の各部分に電力を供給して切り替えることにより、太陽電池に供給する電力を少なくすることができるため、電源の小型化を実現できる。
また、検査システムは、太陽電池の励起発光する太陽電池の画像を連続する画像に合成ことで、一度に全ての太陽電池の撮影を行わずとも複数の太陽電池が一様に励起発光する赤外線画像とすることができる。さらに、同じ太陽電池の励起発光する赤外線画像を合成することで、励起発光の光を鮮明に表示することができる。
したがって、作業者は、その場で撮影された画像に基づいて、さらに詳細な検査が必要な太陽電池に的を絞ることができる。
また、検査システムは、太陽電池の励起発光する太陽電池の画像を連続する画像に合成ことで、一度に全ての太陽電池の撮影を行わずとも複数の太陽電池が一様に励起発光する赤外線画像とすることができる。さらに、同じ太陽電池の励起発光する赤外線画像を合成することで、励起発光の光を鮮明に表示することができる。
したがって、作業者は、その場で撮影された画像に基づいて、さらに詳細な検査が必要な太陽電池に的を絞ることができる。
次に、本実施形態に係る概要を説明する。
以下、本発明の実施形態の構成を、図面を参照して説明する。ただし、本発明の範囲は、図示例に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る検査システム1の概要を例示する図である。
検査システム1は、野外にある既存の太陽電池50の検査を行う。検査システム1は、太陽電池50の励起発光現象を確認することのできる明るさとなる時間帯に検査を行うことが好適である。
図1に例示するように、検査システム1は、撮影装置3と、電源装置2とで構成されている。
太陽電池50は、例えば、集電盤を介して電源装置2と電気的に接続されている。この太陽電池50は、太陽電池モジュールの集まり(太陽電池モジュール群)であり、この太陽電池モジュールが互いに直列に接続されて太陽電池ストリングS(S1〜S6)を構成しており、発電回路とバイパスダイオード回路とを含んでいる。太陽電池50は、発電時に電流が流れる方向と逆方向に直流電流を流すように電力を供給することにより、発電回路が励起状態となって発光する。本実施形態では、太陽電池ストリングS(S1〜S6)毎に電力を供給して励起発光を行うものを具体例として説明する。
ここで、断線とは、例えば、太陽電池50に含まれる発電回路又はバイパスダイオード回路の部品内部における結線や回路が物理的に切れている状態、若しくは、発電回路又はバイパスダイオード回路を構成する部品や材料の物性的な不良等に起因して電気的に切れている状態等が原因で太陽電池50に流された電流を検出できない状態を含む概念である。
以下、本発明の実施形態の構成を、図面を参照して説明する。ただし、本発明の範囲は、図示例に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る検査システム1の概要を例示する図である。
検査システム1は、野外にある既存の太陽電池50の検査を行う。検査システム1は、太陽電池50の励起発光現象を確認することのできる明るさとなる時間帯に検査を行うことが好適である。
図1に例示するように、検査システム1は、撮影装置3と、電源装置2とで構成されている。
太陽電池50は、例えば、集電盤を介して電源装置2と電気的に接続されている。この太陽電池50は、太陽電池モジュールの集まり(太陽電池モジュール群)であり、この太陽電池モジュールが互いに直列に接続されて太陽電池ストリングS(S1〜S6)を構成しており、発電回路とバイパスダイオード回路とを含んでいる。太陽電池50は、発電時に電流が流れる方向と逆方向に直流電流を流すように電力を供給することにより、発電回路が励起状態となって発光する。本実施形態では、太陽電池ストリングS(S1〜S6)毎に電力を供給して励起発光を行うものを具体例として説明する。
ここで、断線とは、例えば、太陽電池50に含まれる発電回路又はバイパスダイオード回路の部品内部における結線や回路が物理的に切れている状態、若しくは、発電回路又はバイパスダイオード回路を構成する部品や材料の物性的な不良等に起因して電気的に切れている状態等が原因で太陽電池50に流された電流を検出できない状態を含む概念である。
電源装置2は、太陽電池50に直流電流を流すよう電力を供給する電力供給装置である。電源装置2は、蓄電池を備えてもよいし、外部電源から電力を太陽電池50に供給してもよい。
電源装置2は、作業者により、例えば、集電盤を介して太陽電池50を構成する太陽電池ストリングSそれぞれに対して電力を供給するように電気的に接続される。
まず、電源装置2は、接続されている太陽電池ストリングSに電力を供給する順番を設定し、設定された順番に太陽電池ストリングSに含まれる発電回路とバイパスダイード回路が断線しているか否かを検査する。電源装置2は、太陽電池ストリングSの検査結果に基づいて、発電回路が断線していないと判断された太陽電池ストリングSを選択する。
次に、電源装置2は、発電回路が断線していないと判断された太陽電池ストリングを順番に切り替えて電力を供給する。電源装置2は、太陽電池ストリングSに励起状態となる方向に電力を供給することにより、太陽電池ストリングSを励起発光させる。
ここで、電気的に接続されている太陽電池ストリングSに電力を供給する順番は、作業者が適宜に設定してもよいし、予め電源装置2にある接続端子の順番であってもよい。
また、太陽電池ストリングSを切り替えるタイミングは、作業者がリモコン2aの操作によって行ってもよいし、電源装置2が既定の時間(例えば1秒〜10秒)で自動的に切り替えてもよい。
電源装置2は、作業者により、例えば、集電盤を介して太陽電池50を構成する太陽電池ストリングSそれぞれに対して電力を供給するように電気的に接続される。
まず、電源装置2は、接続されている太陽電池ストリングSに電力を供給する順番を設定し、設定された順番に太陽電池ストリングSに含まれる発電回路とバイパスダイード回路が断線しているか否かを検査する。電源装置2は、太陽電池ストリングSの検査結果に基づいて、発電回路が断線していないと判断された太陽電池ストリングSを選択する。
次に、電源装置2は、発電回路が断線していないと判断された太陽電池ストリングを順番に切り替えて電力を供給する。電源装置2は、太陽電池ストリングSに励起状態となる方向に電力を供給することにより、太陽電池ストリングSを励起発光させる。
ここで、電気的に接続されている太陽電池ストリングSに電力を供給する順番は、作業者が適宜に設定してもよいし、予め電源装置2にある接続端子の順番であってもよい。
また、太陽電池ストリングSを切り替えるタイミングは、作業者がリモコン2aの操作によって行ってもよいし、電源装置2が既定の時間(例えば1秒〜10秒)で自動的に切り替えてもよい。
撮影装置3は、電源装置2により電力を供給された太陽電池50(複数の太陽電池ストリングS)の赤外線画像を撮影する装置である。撮影装置3は、例えば、作業用のヘルメット等にカメラ4と、照明部8と、制御部10とを備え、表示部6を眼鏡型とすることにより、可搬性のある装置とすることができる。撮影装置3は、カメラ4と、表示部6と、照明部8と、制御部10とで構成されている。
[カメラ4]
カメラ4は、本発明に係る撮影部の一例である。
カメラ4は、少なくとも、太陽電池50の励起発光現象によって発光する光を撮影する。カメラ4は、不可視光線を撮影でき、不可視光線のうち赤外線領域を撮影する。カメラ4は、赤外線領域を撮影するためのカメラでもよいし、可視光線を除去するレンズ等を取り付けて使用してもよい。また、カメラ4は、撮影する画像として動画像でもよいし静止画像でもよい。
[表示部6]
表示部6は、本発明に係る表示部の一例である。
表示部6は、カメラ4により撮影された画像を表示する。表示部6は、持ち運べる大きさであり、例えば、携帯端末型(タブレット端末又はスマートフォン等)、眼鏡型、虫眼鏡型、又は、カメラ4と一体となってもよい。
[照明部8]
照明部8は、本発明に係る発光手段の一例である。
照明部8は、既定の場所に光をあてて明るくすることができ、例えば、可視光線を除去するフィルターを取り付けられている。照明部8は、より好ましくは赤外線領域を除く光を発する。照明部8は、赤外線領域を除く光であるため、カメラ4には撮影されずに作業者の明るくしたい場所を照らすことができる。
[制御部10]
制御部10は、カメラ4及び表示部6を制御する。また、制御部10は、カメラ4に撮影された赤外線画像を合成し、合成された赤外線画像を表示部6に表示させる。具体的には、制御部10は、太陽電池50の各部分である太陽電池ストリングSそれぞれを撮影した赤外線画像のうち、太陽電池の励起発光する部分を含む赤外線画像を抽出して合成し、複数の太陽電池ストリングSが一様に励起発光する赤外線画像を表示部6に表示させる。また、制御部10は、同一の太陽電池ストリングSの赤外線画像を重ねるように合成し、太陽電池ストリングSの励起発光を鮮明にして表示部6に表示させる。
[カメラ4]
カメラ4は、本発明に係る撮影部の一例である。
カメラ4は、少なくとも、太陽電池50の励起発光現象によって発光する光を撮影する。カメラ4は、不可視光線を撮影でき、不可視光線のうち赤外線領域を撮影する。カメラ4は、赤外線領域を撮影するためのカメラでもよいし、可視光線を除去するレンズ等を取り付けて使用してもよい。また、カメラ4は、撮影する画像として動画像でもよいし静止画像でもよい。
[表示部6]
表示部6は、本発明に係る表示部の一例である。
表示部6は、カメラ4により撮影された画像を表示する。表示部6は、持ち運べる大きさであり、例えば、携帯端末型(タブレット端末又はスマートフォン等)、眼鏡型、虫眼鏡型、又は、カメラ4と一体となってもよい。
[照明部8]
照明部8は、本発明に係る発光手段の一例である。
照明部8は、既定の場所に光をあてて明るくすることができ、例えば、可視光線を除去するフィルターを取り付けられている。照明部8は、より好ましくは赤外線領域を除く光を発する。照明部8は、赤外線領域を除く光であるため、カメラ4には撮影されずに作業者の明るくしたい場所を照らすことができる。
[制御部10]
制御部10は、カメラ4及び表示部6を制御する。また、制御部10は、カメラ4に撮影された赤外線画像を合成し、合成された赤外線画像を表示部6に表示させる。具体的には、制御部10は、太陽電池50の各部分である太陽電池ストリングSそれぞれを撮影した赤外線画像のうち、太陽電池の励起発光する部分を含む赤外線画像を抽出して合成し、複数の太陽電池ストリングSが一様に励起発光する赤外線画像を表示部6に表示させる。また、制御部10は、同一の太陽電池ストリングSの赤外線画像を重ねるように合成し、太陽電池ストリングSの励起発光を鮮明にして表示部6に表示させる。
このように、検査システム1は、電源装置2により太陽電池の発電時に流れる電流と逆方向の発電回路が断線していない太陽電池50の各部分(太陽電池ストリングS)に対して順番に切り替えて電力を供給し、撮影装置3により電力を供給された太陽電池ストリングSそれぞれを撮影された赤外線画像を合成する。よって、作業者に対して太陽電池50の状態を見える形で表示することができるため、太陽電池ストリングSをその場で確認することができる。
次に、電源装置2及び撮影装置3の機能構成を説明する。
[電源装置2]
図2は、電源装置2の機能構成を説明する図である
図2に例示するように、電源装置2は、順番設定部200、切替部202、電力供給部204、電流検出部206、判定部208、方向変更部210、判定結果記録部212、選択部214、及び、 通知部216の機能にて構成され動作する。
順番設定部200は、本発明に係る順番設定手段の一例である。
順番設定部200は、電源装置2と電気的に接続された太陽電池ストリングSに電力を供給する順番を設定する。順番設定部200は、作業者により設定された順番に基づいて、太陽電池ストリングSに電力を供給する順番として設定してもよいし、予め接続する配線コードに順番を設定してもよい。本実施形態では、図1に例示する太陽電池ストリングS1〜S6の順番に電力を供給する例を具体例として説明する。
[電源装置2]
図2は、電源装置2の機能構成を説明する図である
図2に例示するように、電源装置2は、順番設定部200、切替部202、電力供給部204、電流検出部206、判定部208、方向変更部210、判定結果記録部212、選択部214、及び、 通知部216の機能にて構成され動作する。
順番設定部200は、本発明に係る順番設定手段の一例である。
順番設定部200は、電源装置2と電気的に接続された太陽電池ストリングSに電力を供給する順番を設定する。順番設定部200は、作業者により設定された順番に基づいて、太陽電池ストリングSに電力を供給する順番として設定してもよいし、予め接続する配線コードに順番を設定してもよい。本実施形態では、図1に例示する太陽電池ストリングS1〜S6の順番に電力を供給する例を具体例として説明する。
切替部202は、本発明に係る切替手段の一例である。
切替部202は、順番設定部200に設定された順番に基づいて、電力を供給する各太陽電池ストリングSを切り替える。切替部202は、例えば、スイッチのように電気的に電力の供給できる回路を開閉して切り替えてもよいし、回路毎に電力を供給するタイミングをずらしてもよい。
また、切替部202は、選択部214により選択された、発電回路が断線していない太陽電池ストリングSを対象として切り替える。つまり、切替部202は、太陽電池ストリングSに含まれる発電回路に断線がある励起発光しない太陽電池ストリングSを除いて、断線していない太陽電池ストリングSを励起発光されるために切り替える。
切替部202は、順番設定部200に設定された順番に基づいて、電力を供給する各太陽電池ストリングSを切り替える。切替部202は、例えば、スイッチのように電気的に電力の供給できる回路を開閉して切り替えてもよいし、回路毎に電力を供給するタイミングをずらしてもよい。
また、切替部202は、選択部214により選択された、発電回路が断線していない太陽電池ストリングSを対象として切り替える。つまり、切替部202は、太陽電池ストリングSに含まれる発電回路に断線がある励起発光しない太陽電池ストリングSを除いて、断線していない太陽電池ストリングSを励起発光されるために切り替える。
電力供給部204は、本発明に係る電力供給手段の一例である。
電力供給部204は、例えば、蓄電池(バッテリー)、又は、外部電源から太陽電池50に供給する。電力供給部204は、太陽電池50の発電時に流れる電流と逆方向に直流の電流を流すよう太陽電池50の一部に電力を供給する。つまり、電力供給部204は、太陽電池50の一部である太陽電池ストリングSに電力を供給する。
電力供給部204は、一定の電圧で電力を供給する場合、太陽電池の保全上の観点から、例えば、対象となる太陽電池ストリングSの開放電圧値以下となる電力を供給する。また、電力供給部204は、一定の電流で電流を流す場合、太陽電池の保全上の観点から、例えば、電流値を太陽電池の仕様に定められる短絡電流以下の値に設定する。
また、電力供給部204は、切替部202により発電回路の断線していない太陽電池ストリングSを切り替えた時に、発電回路に直流の電流を流すよう電力を供給する。
電力供給部204は、例えば、蓄電池(バッテリー)、又は、外部電源から太陽電池50に供給する。電力供給部204は、太陽電池50の発電時に流れる電流と逆方向に直流の電流を流すよう太陽電池50の一部に電力を供給する。つまり、電力供給部204は、太陽電池50の一部である太陽電池ストリングSに電力を供給する。
電力供給部204は、一定の電圧で電力を供給する場合、太陽電池の保全上の観点から、例えば、対象となる太陽電池ストリングSの開放電圧値以下となる電力を供給する。また、電力供給部204は、一定の電流で電流を流す場合、太陽電池の保全上の観点から、例えば、電流値を太陽電池の仕様に定められる短絡電流以下の値に設定する。
また、電力供給部204は、切替部202により発電回路の断線していない太陽電池ストリングSを切り替えた時に、発電回路に直流の電流を流すよう電力を供給する。
電流検出部206は、本発明に係る電流検出手段の一例である。
電流検出部206は、電力供給部204により太陽電池ストリングSに電力を供給している時に、太陽電池ストリングSに流れる電流を検出する。具体的には、電流検出部206は、電力供給部204により太陽電池ストリングSに電力を供給している時に、電力供給部204により太陽電池ストリングSの発電時に流れる電流の方向と同じ方向である、バイパスダイオード回路に流れる電流を検出する。また、電流検出部206は、電力供給部204により太陽電池ストリングSに電力を供給している時に、電力供給部204により太陽電池50の発電時に流れる電流の方向と逆方向である、発電回路に流れる電流を検出する。
電流検出部206は、電力供給部204により太陽電池ストリングSに電力を供給している時に、太陽電池ストリングSに流れる電流を検出する。具体的には、電流検出部206は、電力供給部204により太陽電池ストリングSに電力を供給している時に、電力供給部204により太陽電池ストリングSの発電時に流れる電流の方向と同じ方向である、バイパスダイオード回路に流れる電流を検出する。また、電流検出部206は、電力供給部204により太陽電池ストリングSに電力を供給している時に、電力供給部204により太陽電池50の発電時に流れる電流の方向と逆方向である、発電回路に流れる電流を検出する。
判定部208は、本発明に係る判定手段の一例である。
判定部208は、電流検出部206により検出された結果に基づいて、断線しているか否かを判断する。具体的には、判定部208は、電力供給部200により太陽電池ストリングSに電流を流すように電力を供給している時に、電流検出部206により発電時に流れる電流の方向と逆方向に流れる電流を検出されない場合に、太陽電池ストリングSに含まれる発電回路が断線していると判定する。つまり、判定部208は、発電回路の断線の有無を判定する。
また、判定部208は、電力供給部200により太陽電池ストリングSに電流を流すように電力を供給している時に、電流検出部206により発電時に流れる電流の方向と同じ方向に流れる電流を検出されない場合に、太陽電池ストリングSに含まれるバイパスダイオード回路が断線していると判定する。つまり、判定部208は、バイパスダイオード回路の断線の有無を判定する。
また、判定部208は、太陽電池ストリングSに含まれる発電回路とバイパスダイオード回路との判定結果を判定結果記録部212に記録する。
また、判定部208は、太陽電池50のうち、電源装置2と接続されている太陽電池ストリングSの断線判定を終えたか否かを判定する。具体的には、判定部208は、太陽電池ストリングSに含まれる発電回路とバイパスダイオード回路との判定を終えたか否かを判定し、発電回路とバイパスダイオード回路との判定を終えた場合に、切替部202に、未検査である太陽電池ストリングSに切り替えさせる。
また、判定部208は、発電回路とバイパスダイオード回路との判定結果に基づいて、判定された太陽電池ストリングSの状態を通知部216及び通知部300を介して表示部312に表示させてもよい(図7(b)参照)。
判定部208は、電流検出部206により検出された結果に基づいて、断線しているか否かを判断する。具体的には、判定部208は、電力供給部200により太陽電池ストリングSに電流を流すように電力を供給している時に、電流検出部206により発電時に流れる電流の方向と逆方向に流れる電流を検出されない場合に、太陽電池ストリングSに含まれる発電回路が断線していると判定する。つまり、判定部208は、発電回路の断線の有無を判定する。
また、判定部208は、電力供給部200により太陽電池ストリングSに電流を流すように電力を供給している時に、電流検出部206により発電時に流れる電流の方向と同じ方向に流れる電流を検出されない場合に、太陽電池ストリングSに含まれるバイパスダイオード回路が断線していると判定する。つまり、判定部208は、バイパスダイオード回路の断線の有無を判定する。
また、判定部208は、太陽電池ストリングSに含まれる発電回路とバイパスダイオード回路との判定結果を判定結果記録部212に記録する。
また、判定部208は、太陽電池50のうち、電源装置2と接続されている太陽電池ストリングSの断線判定を終えたか否かを判定する。具体的には、判定部208は、太陽電池ストリングSに含まれる発電回路とバイパスダイオード回路との判定を終えたか否かを判定し、発電回路とバイパスダイオード回路との判定を終えた場合に、切替部202に、未検査である太陽電池ストリングSに切り替えさせる。
また、判定部208は、発電回路とバイパスダイオード回路との判定結果に基づいて、判定された太陽電池ストリングSの状態を通知部216及び通知部300を介して表示部312に表示させてもよい(図7(b)参照)。
方向変更部210は、電力供給部200により太陽電池ストリングSに流す電流の方向を変更する。具体的には、方向変更部210は、太陽電池ストリングSの発電時に流れる電流の方向と同じ方向(バイパスダイオード回路)と、発電時に流れる電流の方向と逆方向(発電回路)とを切り替えて変更する。
判定結果記録部212は、判定部208により判定された結果を記録する。具体的には、判定結果記録部212は、太陽電池ストリングSに含まれる発電回路とバイパスダイオード回路と判定結果を記録する(図7(a)参照)。
選択部214は、判定結果記録部212により記録される判定結果に基づいて、少なくとも発電回路が断線していない太陽電池ストリングSを選択する。
通知部216は、撮影装置2の通知部300に通知する。
具体的には、通知部216は、切替部202により、電力供給部204が電力を供給する太陽電池ストリングSを切り替えたことを撮影装置2の通知部300に通知する。
また、通知部216は、選択部214により選択された太陽電池ストリングSに関する情報、例えば、判定結果記録部212に記録された判定結果に基づく評価を通知部300を介して表示部312に表示させる(図7(b)参照)。
また、通知部216は、切り替えられた太陽電池ストリングSに対して、電力供給部204が電力を供給したことを通知部300に通知する。
また、通知部216は、撮影装置2の通知部300からの通知を受ける。具体的には、通知部216は、撮影部302から撮影したことを通知部300を介して通知を受け、電力供給部204にその旨を通知する。
具体的には、通知部216は、切替部202により、電力供給部204が電力を供給する太陽電池ストリングSを切り替えたことを撮影装置2の通知部300に通知する。
また、通知部216は、選択部214により選択された太陽電池ストリングSに関する情報、例えば、判定結果記録部212に記録された判定結果に基づく評価を通知部300を介して表示部312に表示させる(図7(b)参照)。
また、通知部216は、切り替えられた太陽電池ストリングSに対して、電力供給部204が電力を供給したことを通知部300に通知する。
また、通知部216は、撮影装置2の通知部300からの通知を受ける。具体的には、通知部216は、撮影部302から撮影したことを通知部300を介して通知を受け、電力供給部204にその旨を通知する。
[撮影装置3]
図3は、撮影装置3の機能構成を説明する図である
図3に例示するように、撮影装置3は、通知部300、撮影部302、画像取込部304、画像格納部306、画像抽出部308、画像合成部310、及び、表示部312、の機能にて構成され動作する。
通知部300は、電源装置2の通知部216からの通知を受ける。通知部300は、の通知部216から受けた通知である、切替部202により切り替えた太陽電池ストリングS又は評価を表示部312に表示して、作業者に通知する。また、通知部300は、切替部202により太陽電池ストリングSを切り替えたことを撮影部302に通知して撮影させる。
本実施形態では、作業者に通知する方法として、表示部312を介して作業者に通知する形態を具体例として説明するが、その他に、音声通知、光通知、音通知等を適宜に選択することができる。
図3は、撮影装置3の機能構成を説明する図である
図3に例示するように、撮影装置3は、通知部300、撮影部302、画像取込部304、画像格納部306、画像抽出部308、画像合成部310、及び、表示部312、の機能にて構成され動作する。
通知部300は、電源装置2の通知部216からの通知を受ける。通知部300は、の通知部216から受けた通知である、切替部202により切り替えた太陽電池ストリングS又は評価を表示部312に表示して、作業者に通知する。また、通知部300は、切替部202により太陽電池ストリングSを切り替えたことを撮影部302に通知して撮影させる。
本実施形態では、作業者に通知する方法として、表示部312を介して作業者に通知する形態を具体例として説明するが、その他に、音声通知、光通知、音通知等を適宜に選択することができる。
撮影部302は、本発明に係る撮影手段の一例である。
撮影部302は、通知部300から通知を受けて、電源装置2の機能構成である電力供給部204に電力を供給される太陽電池ストリングSの赤外線画像を撮影する。具体的には、撮影部302は、通知部300から、切替部202により励起発光させる太陽電池ストリングSに切り替えた旨の通知を受けて、太陽電池ストリングSをカメラ4に撮影させる。このとき、撮影部302は、電力供給部204により、太陽電池ストリングSの発電時に流れる電流と逆方向(発電回路)に電流を流し、太陽電池ストリングSの励起発光に同期して赤外線画像をカメラ4に撮影させる。撮影部302は、撮影する画像として動画像でもよいし静止画像でもよい。
撮影部302は、通知部300から通知を受けて、電源装置2の機能構成である電力供給部204に電力を供給される太陽電池ストリングSの赤外線画像を撮影する。具体的には、撮影部302は、通知部300から、切替部202により励起発光させる太陽電池ストリングSに切り替えた旨の通知を受けて、太陽電池ストリングSをカメラ4に撮影させる。このとき、撮影部302は、電力供給部204により、太陽電池ストリングSの発電時に流れる電流と逆方向(発電回路)に電流を流し、太陽電池ストリングSの励起発光に同期して赤外線画像をカメラ4に撮影させる。撮影部302は、撮影する画像として動画像でもよいし静止画像でもよい。
画像取込部304は、撮影部302より撮影された赤外線画像を取り込む。具体的には、画像取込部304は、撮影部302よりカメラ4に撮影させた赤外線画像を取り込み、画像格納部306に格納する。
図8は、画像格納テーブルを例示する図である。
画像格納部306は、画像取込部304により取り込まれた赤外線画像を格納する。図8に例示するように、例えば、画像格納部306は、撮影された太陽電池ストリングSと撮影回数とのテーブルに撮影された赤外線画像が格納される。画像格納部306は、例えば、撮影された赤外線画像に撮影日時を付けて格納する。
画像格納部306は、画像取込部304により取り込まれた赤外線画像を格納する。図8に例示するように、例えば、画像格納部306は、撮影された太陽電池ストリングSと撮影回数とのテーブルに撮影された赤外線画像が格納される。画像格納部306は、例えば、撮影された赤外線画像に撮影日時を付けて格納する。
画像抽出部310は、本発明に係る抽出手段の一例である。
画像抽出部310は、撮影部302により撮影された赤外線画像から電力が供給された太陽電池50複数の部分である太陽電池ストリングSそれぞれに相当する赤外線画像を抽出する。具体的には、画像抽出部308は、画像格納部306により格納された画像の中から、太陽電池ストリングSの励起発光する部分を含む画像を抽出する。
画像抽出部308は、撮影部302により撮影された画像全体、又は、太陽電池ストリングSの励起発光する部分の画像を抽出する。
画像抽出部310は、撮影部302により撮影された赤外線画像から電力が供給された太陽電池50複数の部分である太陽電池ストリングSそれぞれに相当する赤外線画像を抽出する。具体的には、画像抽出部308は、画像格納部306により格納された画像の中から、太陽電池ストリングSの励起発光する部分を含む画像を抽出する。
画像抽出部308は、撮影部302により撮影された画像全体、又は、太陽電池ストリングSの励起発光する部分の画像を抽出する。
画像合成部310は、本発明に係る合成手段の一例である。
画像合成部310は、撮影部302により撮影された画像を合成する。具体的には、画像合成部310は、画像抽出部308により抽出された第1の領域と、第2の領域とを撮影された順番に合成する。例えば、第1の領域を励起発光する太陽電池ストリングS1を含む第1の画像とし、第2の領域を励起発光する太陽電池ストリングS2を含む第2の画像とした場合に、画像合成部310は、第1の画像と第2の画像と撮影された順番に並べて合成することにより、画像内で各部分の太陽電池ストリングSが一様に励起発光する画像に合成する。
また、画像合成部310は、第1の領域と、前記第2の領域とを重ねるように合成する。例えば、撮影された順に、第1の領域を励起発光する太陽電池ストリングS1を含む第1の画像とし、第2の領域を第1の画像と異なる時間に撮影された太陽電池ストリングS1を含む第2の画像とした場合に、画像合成部310は、第1の画像と第2の画像と撮影された順番に重ねるように合成することにより、第1の画像と第2の画像とにある太陽電池ストリングS1の励起発光を重ねることで励起発光の光を鮮明な画像とする。
画像合成部310は、撮影部302により撮影された画像を合成する。具体的には、画像合成部310は、画像抽出部308により抽出された第1の領域と、第2の領域とを撮影された順番に合成する。例えば、第1の領域を励起発光する太陽電池ストリングS1を含む第1の画像とし、第2の領域を励起発光する太陽電池ストリングS2を含む第2の画像とした場合に、画像合成部310は、第1の画像と第2の画像と撮影された順番に並べて合成することにより、画像内で各部分の太陽電池ストリングSが一様に励起発光する画像に合成する。
また、画像合成部310は、第1の領域と、前記第2の領域とを重ねるように合成する。例えば、撮影された順に、第1の領域を励起発光する太陽電池ストリングS1を含む第1の画像とし、第2の領域を第1の画像と異なる時間に撮影された太陽電池ストリングS1を含む第2の画像とした場合に、画像合成部310は、第1の画像と第2の画像と撮影された順番に重ねるように合成することにより、第1の画像と第2の画像とにある太陽電池ストリングS1の励起発光を重ねることで励起発光の光を鮮明な画像とする。
表示部312は、画像合成部310により合成された画像を表示部6に表示させる。また、表示部312は、通知部300により通知された情報を表示部6に表示させる。
次に、本実施形態に係る検査方法を説明する。
図4は、本実施形態に係る検査選択処理(S10)を説明するフローチャートである。
電源装置2は、検査選択処理(S10)及び電力供給処理(S20)に基づいて動作する。
まず、電源装置2は、検査選択処理(S10)に基づいて動作する。検査選択処理(S10)では、太陽電池ストリングSが断線しているか否かを検査し、少なくとも発電回路が断線していない太陽電池ストリングSを選択する。
図4に例示するように、ステップ100(S100)において、作業者は、太陽電池ストリングスS(S1〜S6)に直流の電流を流すように電力を供給する準備を行う。作業者は、電源装置2を集電盤に接続し、電気的に接続した太陽電池ストリングSに対して直流の電流を流す順番を設定する。順番設定部200は、例えば、作業者により設定された順番に基づき、直流の電流を流す順番として設定する。
図4は、本実施形態に係る検査選択処理(S10)を説明するフローチャートである。
電源装置2は、検査選択処理(S10)及び電力供給処理(S20)に基づいて動作する。
まず、電源装置2は、検査選択処理(S10)に基づいて動作する。検査選択処理(S10)では、太陽電池ストリングSが断線しているか否かを検査し、少なくとも発電回路が断線していない太陽電池ストリングSを選択する。
図4に例示するように、ステップ100(S100)において、作業者は、太陽電池ストリングスS(S1〜S6)に直流の電流を流すように電力を供給する準備を行う。作業者は、電源装置2を集電盤に接続し、電気的に接続した太陽電池ストリングSに対して直流の電流を流す順番を設定する。順番設定部200は、例えば、作業者により設定された順番に基づき、直流の電流を流す順番として設定する。
ステップ102(S102)において、切替部202は、順番設定部200に設定された順番に基づいて、直流の電流を流す太陽電池ストリングスS(S1〜S6)を切り替える。電力供給部204は、切替部202により切り替えて接続された太陽電池ストリングスSに対して直流の電流を流すように電力を供給する。
ここで、本実施形態では、発電回路を先に判定する場合を具体例として説明するため、電力供給部204は、発電回路とバイパスダイオード回路とのうち、発電回路である、太陽電池ストリングスSの発電時に電流の流れる方向と逆方向に電力を供給する。
ここで、本実施形態では、発電回路を先に判定する場合を具体例として説明するため、電力供給部204は、発電回路とバイパスダイオード回路とのうち、発電回路である、太陽電池ストリングスSの発電時に電流の流れる方向と逆方向に電力を供給する。
ステップ104(S104)において、電流検出部206は、電力供給部204により太陽電池ストリングスSに電力を供給している時に、電流を検出する。判定部208は、電力供給部200により太陽電池ストリングSに電流を流すように電力を供給している時に、電流検出部206により検出された結果に基づいて、断線しているか否かを判断する。
判定部208は、バイパスダイオード回路に供給された電流を検出された場合に、断線していないと判定する。また、判定部208は、発電回路に供給された電流を検出された場合に、断線していないと判定する。
判定部208は、太陽電池ストリングSに含まれる発電回路とバイパスダイオード回路との判定結果を判定結果記録部212に記録する。
判定部208は、バイパスダイオード回路に供給された電流を検出された場合に、断線していないと判定する。また、判定部208は、発電回路に供給された電流を検出された場合に、断線していないと判定する。
判定部208は、太陽電池ストリングSに含まれる発電回路とバイパスダイオード回路との判定結果を判定結果記録部212に記録する。
ステップ106(S106)において、判定部208は、太陽電池ストリングSに含まれる発電回路とバイパスダイオード回路との判定を終了したかを判定する。判定部208は、発電回路とバイパスダイオード回路との判定を終了していない場合に、ステップS108(No:S108)の処理に移行する。
また、判定部208は、発電回路とバイパスダイオード回路との判定を終了した場合に、ステップS110(Yes:S110)の処理に移行する。
また、判定部208は、発電回路とバイパスダイオード回路との判定を終了した場合に、ステップS110(Yes:S110)の処理に移行する。
ステップ108(S108)において、方向変更部210は、太陽電池ストリングSの発電時に流れる電流の方向と同じ方向(バイパスダイオード回路)と、太陽電池ストリングSの発電時に流れる電流の方向と逆の方向(発電回路)と、を切り替えて変更する。
ここで、本実施形態では、先に発電回路を判定したため、次にバイパスダイオード回路を判定する。
ここで、本実施形態では、先に発電回路を判定したため、次にバイパスダイオード回路を判定する。
ステップ110(S110)において、判定部208は、太陽電池50のうち、電源装置2に接続される各部分の太陽電池ストリングSに対して、発電回路とバイパスダイオード回路との判定を終えたか否かを判定する。
判定部208は、各部分の太陽電池ストリングSに対して判定を終えていない場合に、ステップS112(No:S112)の処理に移行する。また、判定部208は、各部分の太陽電池ストリングSに対して判定を終えた場合に、ステップS114(Yes:S114)の処理に移行する。
判定部208は、各部分の太陽電池ストリングSに対して判定を終えていない場合に、ステップS112(No:S112)の処理に移行する。また、判定部208は、各部分の太陽電池ストリングSに対して判定を終えた場合に、ステップS114(Yes:S114)の処理に移行する。
ステップ112(S112)において、切替部202は、判定部208の判定結果に基づいて、太陽電池50のうち、電源装置2に接続される各部分の太陽電池ストリングSの未検査である太陽電池ストリングSに切り替える。
図7は、判定結果に関する記録情報と評価を例示する図である。
ステップ114(S114)において、選択部214は、判定結果記録部212に記録される判定結果から、太陽電池ストリングSの発電回路が断線していない太陽電池ストリングSを選択する。
通知部216は、選択部214により、少なくとも、選択された太陽電池ストリングSの情報を撮影装置3の表示部312に通知する。具体的には、図7(b)に例示するように、通知部216は、判定結果記録部212に記録される判定結果に基づいて、太陽電池ストリングS毎に対する評価を表示部312に通知する。また、通知部216は、断線していると判定された太陽電池ストリングSを通知する。
本実施形態では、図7(a)に例示するように、太陽電池ストリングS3、及び、太陽電池ストリングS6の発電回路が断線している場合を具体例として説明する。そのため、本実施形態での選択部214は、太陽電池ストリングS1、S2、S4及びS5を選択し、順に切り替える。
このように、電源装置2は、検査処理(S10)に基づいて動作する。電源装置2は、検査選択処理(S10)を終了し、次に電力供給処理(S20)に移行する。
ステップ114(S114)において、選択部214は、判定結果記録部212に記録される判定結果から、太陽電池ストリングSの発電回路が断線していない太陽電池ストリングSを選択する。
通知部216は、選択部214により、少なくとも、選択された太陽電池ストリングSの情報を撮影装置3の表示部312に通知する。具体的には、図7(b)に例示するように、通知部216は、判定結果記録部212に記録される判定結果に基づいて、太陽電池ストリングS毎に対する評価を表示部312に通知する。また、通知部216は、断線していると判定された太陽電池ストリングSを通知する。
本実施形態では、図7(a)に例示するように、太陽電池ストリングS3、及び、太陽電池ストリングS6の発電回路が断線している場合を具体例として説明する。そのため、本実施形態での選択部214は、太陽電池ストリングS1、S2、S4及びS5を選択し、順に切り替える。
このように、電源装置2は、検査処理(S10)に基づいて動作する。電源装置2は、検査選択処理(S10)を終了し、次に電力供給処理(S20)に移行する。
図5は、本実施形態に係る電力供給処理(S20)を説明するフローチャートである。電力供給処理(S20)では、検査選択処理(S10)で選択された複数の太陽電池ストリングSを順番に励起発光させる。
電源装置2は、検査処理(S10)を終了後、電力供給処理(S20)に基づいて動作する。電源装置2は、電力供給処理(S20)を連続的に行う。
図5に例示するように、ステップ200(S200)において、切替部202は、順番設定部200に設定された順番に基づいて、選択された太陽電池ストリングSを切り替える。切替部202は、選択部214により選択された太陽電池ストリングSを切り替える場合、例えば、電力供給部204が太陽電池ストリングSに電力を供給し終えてから切り替える。
また、切替部202は、選択部214により選択された太陽電池ストリングSを作業者からのリモコン2aの操作を受け付けてから切り替えてもよい。
電源装置2は、検査処理(S10)を終了後、電力供給処理(S20)に基づいて動作する。電源装置2は、電力供給処理(S20)を連続的に行う。
図5に例示するように、ステップ200(S200)において、切替部202は、順番設定部200に設定された順番に基づいて、選択された太陽電池ストリングSを切り替える。切替部202は、選択部214により選択された太陽電池ストリングSを切り替える場合、例えば、電力供給部204が太陽電池ストリングSに電力を供給し終えてから切り替える。
また、切替部202は、選択部214により選択された太陽電池ストリングSを作業者からのリモコン2aの操作を受け付けてから切り替えてもよい。
ステップ202(S202)において、通知部216は、順番設定部200に設定された順に切り替えたことを撮影装置3の通知部300に通知する。表示部312は、通知部300から切り替えた太陽電池ストリングSの情報を表示部4に表示させる。
ステップ204(S204)において、電力供給部204は、順番設定部200により設定された順番に基づいて、選択部214に選択された太陽電池ストリングSに直流の電流を流すように電力を供給し、供給した後に電力を供給を停止する。
具体的には、例えば、電力供給部204は、太陽電池ストリングSに既定の時間(例えば1秒〜10秒)の間電力を供給し、通知部216は、電力の供給を行っている旨を撮影装置2の通知部300に通知する。撮影部302は、通知部300からの通知を受けて撮影し、通知部300及び通知部216は、撮影したことを電力供給部204に通知する。電力供給部204は、受けた通知に基づいて電力の供給を停止する。
また、作業者が電力供給部204の電力供給の開始と停止とを作業者のリモコン2a操作で行ってもよい。また、作業者が太陽電池ストリングSに電力供給を行っている時に、撮影してもよい。
このように、電源装置2は、電力供給処理(S20)に基づいて動作し、この処理を連続的に行う。
具体的には、例えば、電力供給部204は、太陽電池ストリングSに既定の時間(例えば1秒〜10秒)の間電力を供給し、通知部216は、電力の供給を行っている旨を撮影装置2の通知部300に通知する。撮影部302は、通知部300からの通知を受けて撮影し、通知部300及び通知部216は、撮影したことを電力供給部204に通知する。電力供給部204は、受けた通知に基づいて電力の供給を停止する。
また、作業者が電力供給部204の電力供給の開始と停止とを作業者のリモコン2a操作で行ってもよい。また、作業者が太陽電池ストリングSに電力供給を行っている時に、撮影してもよい。
このように、電源装置2は、電力供給処理(S20)に基づいて動作し、この処理を連続的に行う。
図6は、本実施形態に係る画像表示処理(S30)を説明するフローチャートである。
撮影装置3は、画像表示処理(S30)に基づいて動作する。
図6に例示するように、ステップ300(S300)において、作業者は、撮影装置3の切り替え順に従って、撮影対象となる太陽電池ストリングSを撮影する。
通知部300は、電源装置2の通知部216からの通知に基づいて太陽電池ストリングSを切り替えて、電力を供給している旨を撮影部302に通知し、撮影部302は、通知部300からの通知に基づいて電力を供給されて励起発光する太陽電池ストリングSをカメラ4に撮影させる。このとき、通知部300は、電源装置2の通知部216からの通知に基づいて、撮影対象となる太陽電池ストリングSの判定結果記録情報(図7(b))を表示部312に通知してもよい。
通知部300は、撮影部302により撮影されたことを通知部216を介して電力供給部204に通知する。
撮影装置3は、画像表示処理(S30)に基づいて動作する。
図6に例示するように、ステップ300(S300)において、作業者は、撮影装置3の切り替え順に従って、撮影対象となる太陽電池ストリングSを撮影する。
通知部300は、電源装置2の通知部216からの通知に基づいて太陽電池ストリングSを切り替えて、電力を供給している旨を撮影部302に通知し、撮影部302は、通知部300からの通知に基づいて電力を供給されて励起発光する太陽電池ストリングSをカメラ4に撮影させる。このとき、通知部300は、電源装置2の通知部216からの通知に基づいて、撮影対象となる太陽電池ストリングSの判定結果記録情報(図7(b))を表示部312に通知してもよい。
通知部300は、撮影部302により撮影されたことを通知部216を介して電力供給部204に通知する。
ステップ302(S302)において、画像取込部304は、撮影部302によりカメラ4に撮影させた太陽電池ストリングSの赤外線画像を画像格納部306に取り込む。
図8は、画像格納テーブルを例示する図である。
ステップ304(S304)において、画像格納部306は、画像取込部304により取り込まれた赤外線画像を格納する。図8に例示するように、画像格納部306は、撮影された太陽電池ストリングSと撮影回数とのテーブルに、撮影された日時に画像を関連づけて格納する。
ステップ304(S304)において、画像格納部306は、画像取込部304により取り込まれた赤外線画像を格納する。図8に例示するように、画像格納部306は、撮影された太陽電池ストリングSと撮影回数とのテーブルに、撮影された日時に画像を関連づけて格納する。
ステップ306(S306)において、画像抽出部308は、画像格納部306により格納された画像の中から合成する画像を抽出する。画像抽出部308は、太陽電池50の複数の部分それぞれに相当する画像のうち、励起発光する部分を含む画像を抽出する。画像抽出部308は、撮影部302により撮影された画像全体、又は、太陽電池ストリングSの励起発光する部分の画像を抽出する。
図9は、それぞれの太陽電池ストリングSの赤外線画像を一様に励起発光する画像に合成する例を説明する図である。
図10は、励起発光現象を鮮明にする赤外線画像の合成を説明する例示図である。
図9及び図10は、赤外線画像の合成を説明するために模式的に例示している。
ステップ308(S308)において、図8に例示するように、画像合成部310は、画像抽出部308により抽出された画像を合成する。
画像合成部310は、複数の太陽電池ストリングSが一様に励起発光する画像の合成として合成Aを行う。例えば、合成A1に着目すると、画像合成部310は、画像抽出部308により抽出された撮影回数1回目の異なる太陽電池ストリングS1、S2、S4及びS5のそれぞれの赤外線画像を撮影された順番に合成し、画像内に複数の太陽電池ストリングSが一様に励起発光する画像に合成する。図9に例示するように、画像合成部310は、太陽電池ストリング(S1、S2、S4及びS5)それぞれの赤外線画像に基づいて、複数の太陽電池ストリングSが一様に励起発光する画像に合成する。
また、画像合成部310は、同じ太陽電池ストリングSの赤外線画像を重ね合わせる合成Bを行う。例えば、合成B1及びB4に着目すると、画像合成部310は、画像抽出部308により抽出された同じ太陽電池ストリングSの赤外線画像を重ね合わせて画像を合成する。図10に例示するように、画像合成部310は、同じ太陽電池ストリングS(S1及びS4)の赤外線画像を重ね合わせるように合成することで、励起発光する微光を鮮明にする。このように、画像合成部310は、これら合成を行うことで、励起発光する光を鮮明に表示した一様に励起発光する画像を合成する。
また、画像合成部310は、画像取込部304により取り込まれた赤外線画像のうち、動画像の赤外線画像である場合、動画像の赤外線画像と画像抽出部208により抽出された赤外線画像とを合成してもよい。
また、画像合成部310は、合成した画像を既定の場所に保存してもよい。
図10は、励起発光現象を鮮明にする赤外線画像の合成を説明する例示図である。
図9及び図10は、赤外線画像の合成を説明するために模式的に例示している。
ステップ308(S308)において、図8に例示するように、画像合成部310は、画像抽出部308により抽出された画像を合成する。
画像合成部310は、複数の太陽電池ストリングSが一様に励起発光する画像の合成として合成Aを行う。例えば、合成A1に着目すると、画像合成部310は、画像抽出部308により抽出された撮影回数1回目の異なる太陽電池ストリングS1、S2、S4及びS5のそれぞれの赤外線画像を撮影された順番に合成し、画像内に複数の太陽電池ストリングSが一様に励起発光する画像に合成する。図9に例示するように、画像合成部310は、太陽電池ストリング(S1、S2、S4及びS5)それぞれの赤外線画像に基づいて、複数の太陽電池ストリングSが一様に励起発光する画像に合成する。
また、画像合成部310は、同じ太陽電池ストリングSの赤外線画像を重ね合わせる合成Bを行う。例えば、合成B1及びB4に着目すると、画像合成部310は、画像抽出部308により抽出された同じ太陽電池ストリングSの赤外線画像を重ね合わせて画像を合成する。図10に例示するように、画像合成部310は、同じ太陽電池ストリングS(S1及びS4)の赤外線画像を重ね合わせるように合成することで、励起発光する微光を鮮明にする。このように、画像合成部310は、これら合成を行うことで、励起発光する光を鮮明に表示した一様に励起発光する画像を合成する。
また、画像合成部310は、画像取込部304により取り込まれた赤外線画像のうち、動画像の赤外線画像である場合、動画像の赤外線画像と画像抽出部208により抽出された赤外線画像とを合成してもよい。
また、画像合成部310は、合成した画像を既定の場所に保存してもよい。
ステップ310(S310)において、表示部312は、画像合成部310により合成された画像を表示部6に表示させる。具体的には、図9(b)に例示するように、表示部312は、励起発光を鮮明にさせた一様に励起発光する画像を表示する。
このように、撮影装置3は、画像表示処理(S20)に基づいて動作し連続的に行う。
このように、撮影装置3は、画像表示処理(S20)に基づいて動作し連続的に行う。
以上説明したように、本発明に係るは、検査システム1は、太陽電池全体に対してではなく、太陽電池の各部分に電力を供給して切り替えることにより、太陽電池に供給する電力を少なくすることができるため、電源の小型化を実現できる。
また、検査システム1は、検査対象とする太陽電池を設置された状態のままで、太陽電池の一部を励起発光させて撮影し、撮影された各部分の太陽電池の赤外線画像を合成することで励起発光の光を鮮明でき、かつ、各部分の太陽電池が一様に励起発光する画像を合成することができる。よって、作業者は、その場で撮影された画像に基づいて検査が必要な太陽電池に的を絞ることができる。
さらに、励起発光させる前に太陽電池ストリングSを切り替えて電力を供給するため、電源装置2の電源を小さくすることができる。
また、検査システム1は、撮影装置3を可搬することのできる大きさに構成することにより、既定の位置に設置される太陽電池を取り外すことなく検査することができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、これらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
また、検査システム1は、検査対象とする太陽電池を設置された状態のままで、太陽電池の一部を励起発光させて撮影し、撮影された各部分の太陽電池の赤外線画像を合成することで励起発光の光を鮮明でき、かつ、各部分の太陽電池が一様に励起発光する画像を合成することができる。よって、作業者は、その場で撮影された画像に基づいて検査が必要な太陽電池に的を絞ることができる。
さらに、励起発光させる前に太陽電池ストリングSを切り替えて電力を供給するため、電源装置2の電源を小さくすることができる。
また、検査システム1は、撮影装置3を可搬することのできる大きさに構成することにより、既定の位置に設置される太陽電池を取り外すことなく検査することができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、これらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
[変形例1]
実施形態では、太陽電池ストリングS毎に着目して撮影し、複数の太陽電池ストリングSが一様に励起発光する画像に合成する場合を説明したが、これに限定するものではない。変形例1では、例えば、少なくとも電源装置2と電気的に接続される太陽電池ストリングS全体を撮影できる位置にカメラ4を設置して撮影する。
画像合成部310は、電力を供給されて励起発光する太陽電池ストリングSを含む、太陽電池ストリングS全体を撮影した赤外線画像を撮影された順番に合成してもよい。
また、画像合成部310は、太陽電池ストリングS全体を撮影した赤外線画像と、太陽電池ストリングSの電力を供給されて励起発光する部分を抽出した赤外線画像とを順番に合成してもよい。このように、励起発光する太陽電池ストリングSを一様に励起発光する画像を合成する。
実施形態では、太陽電池ストリングS毎に着目して撮影し、複数の太陽電池ストリングSが一様に励起発光する画像に合成する場合を説明したが、これに限定するものではない。変形例1では、例えば、少なくとも電源装置2と電気的に接続される太陽電池ストリングS全体を撮影できる位置にカメラ4を設置して撮影する。
画像合成部310は、電力を供給されて励起発光する太陽電池ストリングSを含む、太陽電池ストリングS全体を撮影した赤外線画像を撮影された順番に合成してもよい。
また、画像合成部310は、太陽電池ストリングS全体を撮影した赤外線画像と、太陽電池ストリングSの電力を供給されて励起発光する部分を抽出した赤外線画像とを順番に合成してもよい。このように、励起発光する太陽電池ストリングSを一様に励起発光する画像を合成する。
[変形例2]
撮影装置2は、移動した距離を計測できるセンサである例えば、加速度計をカメラ4に備えてもよい。撮影装置2は、加速度計を備えることにより、カメラ4の移動に合わせて、表示部312の表示する画像も連動して移動するため、作業者の見る場所に対応する位置の画像を表示することができる。また、撮影装置2は、カメラ4の移動距離が既定の移動量を越えた場合に撮影部302がカメラ4に撮影させる構成としてもよい。
撮影装置2は、移動した距離を計測できるセンサである例えば、加速度計をカメラ4に備えてもよい。撮影装置2は、加速度計を備えることにより、カメラ4の移動に合わせて、表示部312の表示する画像も連動して移動するため、作業者の見る場所に対応する位置の画像を表示することができる。また、撮影装置2は、カメラ4の移動距離が既定の移動量を越えた場合に撮影部302がカメラ4に撮影させる構成としてもよい。
[変形例3]
図11は、変形例3における検査システム1を説明する図である。
変形例3では、太陽電池ストリングSに発光装置30を設置する場合を説明する。
発光装置30は、本発明に係る発光手段の一例である。
検査システム1は、発光装置30をさらに有し、発光装置30は、例えば、複数の太陽電池ストリングSそれぞれに設置される。発光装置30は、電力供給部204により太陽電池ストリングSに発電時に電流の流れる方向と逆方向に直流電流を流すように電力を供給している時に、電力を供給されている太陽電池ストリングSに応じた発光装置30が発光する。
図11に例示するように、太陽電池ストリングSには、それぞれの配線A〜Fが接続されている。ここで変形例3では、どの太陽電池ストリングSに配線A〜Fが対応しているか分からない状態である場合として説明する。
検査システム1は、それぞれの太陽電池ストリングSに対応するよう発光装置30を設置されている。作業者は、リモコン2aを操作し、例えば、電源装置2に配線Bに電力を供給するよう指示する。電源装置2は、配線Bに電力を供給し、電力を供給される太陽電池ストリングSに応じた発光装置30が発光する。例えば、太陽電池ストリングS1に電力が供給され、設置された発光装置30が発光する。作業者は、表示部6に表示される画像を見ながら、電力を供給されている太陽電池ストリングS1の配置場所と、太陽電池ストリングS1に対応する配線が配線Bであると特定することができる。
このように、検査システム1は、発光装置30を複数の太陽電池ストリングSそれぞれに設置し、電力を供給されている太陽電池ストリングSの発光装置30を発光させることにより、作業者に対して電力を供給している太陽電池ストリングSに関する配置位置や配線や端子を示すことができるため、配線や回路の分からない太陽電池に有効である。また、作業者は、一度行えば画像を見るだけで太陽電池50の回路を把握することができる。
また、発光装置30は、カメラ4に撮影されるために赤外線領域を含むよう発光してもよく、検査システム1は、画像合成部310により発光装置30の光を含む赤外線画像を合成する場合に、発光装置30の光を合成するための基準点として用いてもよい。
図11は、変形例3における検査システム1を説明する図である。
変形例3では、太陽電池ストリングSに発光装置30を設置する場合を説明する。
発光装置30は、本発明に係る発光手段の一例である。
検査システム1は、発光装置30をさらに有し、発光装置30は、例えば、複数の太陽電池ストリングSそれぞれに設置される。発光装置30は、電力供給部204により太陽電池ストリングSに発電時に電流の流れる方向と逆方向に直流電流を流すように電力を供給している時に、電力を供給されている太陽電池ストリングSに応じた発光装置30が発光する。
図11に例示するように、太陽電池ストリングSには、それぞれの配線A〜Fが接続されている。ここで変形例3では、どの太陽電池ストリングSに配線A〜Fが対応しているか分からない状態である場合として説明する。
検査システム1は、それぞれの太陽電池ストリングSに対応するよう発光装置30を設置されている。作業者は、リモコン2aを操作し、例えば、電源装置2に配線Bに電力を供給するよう指示する。電源装置2は、配線Bに電力を供給し、電力を供給される太陽電池ストリングSに応じた発光装置30が発光する。例えば、太陽電池ストリングS1に電力が供給され、設置された発光装置30が発光する。作業者は、表示部6に表示される画像を見ながら、電力を供給されている太陽電池ストリングS1の配置場所と、太陽電池ストリングS1に対応する配線が配線Bであると特定することができる。
このように、検査システム1は、発光装置30を複数の太陽電池ストリングSそれぞれに設置し、電力を供給されている太陽電池ストリングSの発光装置30を発光させることにより、作業者に対して電力を供給している太陽電池ストリングSに関する配置位置や配線や端子を示すことができるため、配線や回路の分からない太陽電池に有効である。また、作業者は、一度行えば画像を見るだけで太陽電池50の回路を把握することができる。
また、発光装置30は、カメラ4に撮影されるために赤外線領域を含むよう発光してもよく、検査システム1は、画像合成部310により発光装置30の光を含む赤外線画像を合成する場合に、発光装置30の光を合成するための基準点として用いてもよい。
[変形例4]
変形例4では、検査システム1は、赤外線画像を比較する比較部324をさらに備える場合を説明する。
比較部324は、本発明に係る比較手段の一例である。
比較部324は、今回撮影された赤外線画像と以前に撮影された赤外線画像とを比較し、対応する一部の変化量、又は、太陽電池における各部分のばらつき度合の変化量を特定する。具体的には、比較部324は、撮影された赤外線画像のうち対応する一部として、例えば、太陽電池ストリングSに含まれる太陽電池モジュール又は太陽電池セルを比較してそれぞれの明度の低下具合の変化量を特定する。
また、比較部324は、各部分のばらつき度合として明度の分散値を算出し、算出された分散値の変化量を特定する。作業者は、分散値の変化量に基づいて、撮影された太陽電池の発電能力の低下具合を確認することができる。
このように、検査システム1は、分散値の変化量を特定することにより、撮影時の温度や太陽電池50の表面の汚れ具合により太陽電池50の励起発光に影響を与える場合であっても影響なく比較することができる。また、検査システム1は、撮影した赤外線画像を用いて比較することにより太陽電池50の経年変化を確認することができる。
変形例4では、検査システム1は、赤外線画像を比較する比較部324をさらに備える場合を説明する。
比較部324は、本発明に係る比較手段の一例である。
比較部324は、今回撮影された赤外線画像と以前に撮影された赤外線画像とを比較し、対応する一部の変化量、又は、太陽電池における各部分のばらつき度合の変化量を特定する。具体的には、比較部324は、撮影された赤外線画像のうち対応する一部として、例えば、太陽電池ストリングSに含まれる太陽電池モジュール又は太陽電池セルを比較してそれぞれの明度の低下具合の変化量を特定する。
また、比較部324は、各部分のばらつき度合として明度の分散値を算出し、算出された分散値の変化量を特定する。作業者は、分散値の変化量に基づいて、撮影された太陽電池の発電能力の低下具合を確認することができる。
このように、検査システム1は、分散値の変化量を特定することにより、撮影時の温度や太陽電池50の表面の汚れ具合により太陽電池50の励起発光に影響を与える場合であっても影響なく比較することができる。また、検査システム1は、撮影した赤外線画像を用いて比較することにより太陽電池50の経年変化を確認することができる。
[変形例5]
実施形態では、電源装置2を用いて太陽電池ストリングSに電力を供給する場合を説明したが、これに限定するものではない。変形例5では、電源装置2がパワーコンディショナー20である場合を説明する。
パワーコンディショナー20は、配線を介して複数の太陽電池ストリングSそれぞれと電気的に接続する。
パワーコンディショナー20は、それぞれの太陽電池ストリングSによって発電された電力を、配線を介して再びそれぞれの太陽電池ストリングSに直流電流を流すよう電力を供給することで、太陽電池ストリングSに含まれる発電回路及びバイパスダイオード回路を診断することができる。さらに、パワーコンディショナー20は、太陽電池ストリングSによって発電された電力を配線を介して、発電時に電流の流れる方向と逆方向に電流を流すよう太陽電池ストリングSに電力を供給することで、太陽電池ストリングSに含まれる発電回路を励起発光させることができる。
このように、パワーコンディショナー20は、太陽電池ストリングSによって発電された電力を、再び太陽電池ストリングSに供給することで、外部電源等を必要とせずに太陽電池ストリングSを励起発光させることができる。また、パワーコンディショナー20は、太陽電池ストリングSに発電された電力をそのまま太陽電池ストリングSに供給するため、電力を交流から直流に変換することなく太陽電池ストリングSに供給することができる。
実施形態では、電源装置2を用いて太陽電池ストリングSに電力を供給する場合を説明したが、これに限定するものではない。変形例5では、電源装置2がパワーコンディショナー20である場合を説明する。
パワーコンディショナー20は、配線を介して複数の太陽電池ストリングSそれぞれと電気的に接続する。
パワーコンディショナー20は、それぞれの太陽電池ストリングSによって発電された電力を、配線を介して再びそれぞれの太陽電池ストリングSに直流電流を流すよう電力を供給することで、太陽電池ストリングSに含まれる発電回路及びバイパスダイオード回路を診断することができる。さらに、パワーコンディショナー20は、太陽電池ストリングSによって発電された電力を配線を介して、発電時に電流の流れる方向と逆方向に電流を流すよう太陽電池ストリングSに電力を供給することで、太陽電池ストリングSに含まれる発電回路を励起発光させることができる。
このように、パワーコンディショナー20は、太陽電池ストリングSによって発電された電力を、再び太陽電池ストリングSに供給することで、外部電源等を必要とせずに太陽電池ストリングSを励起発光させることができる。また、パワーコンディショナー20は、太陽電池ストリングSに発電された電力をそのまま太陽電池ストリングSに供給するため、電力を交流から直流に変換することなく太陽電池ストリングSに供給することができる。
1 検査システム
2 電源装置
3 検査装置
4 カメラ
6 表示部
8 照明部
10 制御部
50 太陽電池
S 太陽電池ストリング
[電源装置2]
200 順番設定部
202 切替部
204 電力供給部
206 電流検出部
208 判定部
210 方向変更部
212 判定結果記録部
214 選択部
216 通知部
[撮影装置3]
300 通知部
302 撮影部
304 画像取込部
306 画像格納部
308 画像抽出部
310 画像合成部
312 表示部
2 電源装置
3 検査装置
4 カメラ
6 表示部
8 照明部
10 制御部
50 太陽電池
S 太陽電池ストリング
[電源装置2]
200 順番設定部
202 切替部
204 電力供給部
206 電流検出部
208 判定部
210 方向変更部
212 判定結果記録部
214 選択部
216 通知部
[撮影装置3]
300 通知部
302 撮影部
304 画像取込部
306 画像格納部
308 画像抽出部
310 画像合成部
312 表示部
Claims (12)
- 太陽電池に電力を供給する電源装置と、太陽電池を撮影する撮影装置とを含む検査システムであって、
前記電源装置は、
太陽電池の発電時に流れる電流と逆方向に直流電流を流すように、前記太陽電池の一部に電力を供給する電力供給手段と、
各部分について、前記電力供給手段により前記太陽電池に電力を供給する順番を設定する順番設定手段と、
前記順番設定手段により設定された順番に基づいて、前記電力供給手段により電力を供給する前記太陽電池を切り替える切替手段と
を有し、
前記撮影装置は、
前記太陽電池を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された画像を表示する表示手段と
を有する
検査システム。 - 前記太陽電池の複数の位置に設置される複数の発光手段
をさらに有し、
前記発光手段それぞれは、前記電力供給手段により電力が供給される太陽電池の位置に応じて発光する
請求項1に記載の検査システム。 - 今回撮影された画像と以前に撮影された画像とを比較し、対応する一部の変化量、又は、太陽電池における各部分のばらつき度合の変化量を特定する比較手段
をさらに有する
請求項2に記載の検査システム。 - 太陽電池の発電時に流れる電流と逆方向に直流電流を流すように、前記太陽電池の一部に電力を供給する電力供給手段と、
各部分について、前記電力供給手段により前記太陽電池に電力を供給する順番を設定する順番設定手段と、
前記順番設定手段により設定された順番に基づいて、前記電力供給手段により電力を供給する前記太陽電池を切り替える切替手段と
を有する電源装置。 - 前記電力供給手段により前記太陽電池に電力を供給している時に、電流を検出する検出手段と、
前記電力供給手段により前記太陽電池に電力を供給している時に、前記検出手段により検出された結果に基づいて断線しているか否かを判定する判定手段と
をさらに有し、
前記判定手段は、前記検出手段により電流が検出された場合に断線していないと判定し、
前記切替手段は、前記判定手段により断線していないと判定された前記太陽電池を切り替える
請求項4に記載の電源装置。 - 前記電源装置は、太陽電池により発電された電力を変換するパワーコンディショナーであり、
前記電力供給手段は、前記太陽電池の複数の部分それぞれと前記パワーコンディショナーとを電気的に接続する配線を介して該太陽電池の発電時に流れる電流と逆方向に直流電流を流すよう電力を供給する
請求項5に記載の電源装置。 - 太陽電池の複数の部分に順次電力が供給される前記太陽電池の赤外線画像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された画像から電力が供給された前記太陽電池の複数の部分それぞれに相当する赤外線画像を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された画像を合成する合成手段と
を有する
撮影装置。 - 前記合成手段は、前記抽出手段により抽出された第1の領域と、第2の領域とを撮影された順番に合成する
請求項7に記載の撮影装置。 - 前記合成手段は、前記抽出手段により抽出された前記第1の領域と、前記第2の領域とを重ねるように合成する
請求項8に記載の撮影装置。 - 少なくとも赤外線領域が除かれた光を照射する照明手段
をさらに有し、
前記撮影手段は、赤外線領域のみの画像を撮影する
請求項9に記載の撮影装置。 - 前記電源装置から電力を供給される前記太陽電池の切り替えを指示する切替指示手段
をさらに有し、
前記撮影手段は、前記切替指示手段により切り替えた順番に前記太陽電池を撮影する
請求項10に記載の撮影装置。 - 太陽電池の複数の部分それぞれに電力を供給するように、前記太陽電池と電源装置とを電気的に接続し、前記太陽電池の第1の部分に直流電流を流すよう電力を供給する工程と、
電力を供給された前記第1の部分を撮影する工程と、
前記電源装置の供給先を前記第1の部分から前記第2の部分に切り替える工程と、
電力を供給された前記太陽電池の第2の部分を撮影する工程と
を有する検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014142185A JP2016019408A (ja) | 2014-07-10 | 2014-07-10 | 検査システム、電源装置、撮影装置、及び、検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014142185A JP2016019408A (ja) | 2014-07-10 | 2014-07-10 | 検査システム、電源装置、撮影装置、及び、検査方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016075366A Division JP2016165221A (ja) | 2016-04-04 | 2016-04-04 | 検査システム、電源装置、及び、検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016019408A true JP2016019408A (ja) | 2016-02-01 |
Family
ID=55234268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014142185A Pending JP2016019408A (ja) | 2014-07-10 | 2014-07-10 | 検査システム、電源装置、撮影装置、及び、検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016019408A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017200285A (ja) * | 2016-04-26 | 2017-11-02 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 太陽光発電システムおよび検査方法 |
JP2017200286A (ja) * | 2016-04-26 | 2017-11-02 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 太陽光発電システムおよび検査方法 |
JP2017220965A (ja) * | 2016-06-03 | 2017-12-14 | 日置電機株式会社 | 太陽電池検査装置および太陽電池検査方法 |
JP2018042360A (ja) * | 2016-09-07 | 2018-03-15 | 柳井電機工業株式会社 | 太陽光発電装置の検査装置 |
CN109714002A (zh) * | 2018-12-24 | 2019-05-03 | 江西立信检测技术有限公司 | 光伏发电站晶体硅光伏组件el检测方法 |
JP2019134616A (ja) * | 2018-02-01 | 2019-08-08 | 柳井電機工業株式会社 | 太陽光発電パネルの検査装置 |
WO2019176467A1 (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 住友電気工業株式会社 | 集光型太陽光発電装置の検査システム及び受光部の検査方法 |
JP2020102965A (ja) * | 2018-12-21 | 2020-07-02 | 株式会社Ihi | 電源供給装置、パワーコンディショナ及び電源装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009032743A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Eko Instruments Trading Co Ltd | 太陽光発電システムの異常検出装置 |
JP2013036747A (ja) * | 2011-08-03 | 2013-02-21 | Toshiba Corp | 太陽電池アレイ検査装置および太陽電池アレイ検査方法 |
JP2013197173A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Toshiba Corp | 太陽電池アレイ検査方法および太陽電池アレイ検査装置 |
-
2014
- 2014-07-10 JP JP2014142185A patent/JP2016019408A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009032743A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Eko Instruments Trading Co Ltd | 太陽光発電システムの異常検出装置 |
JP2013036747A (ja) * | 2011-08-03 | 2013-02-21 | Toshiba Corp | 太陽電池アレイ検査装置および太陽電池アレイ検査方法 |
JP2013197173A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Toshiba Corp | 太陽電池アレイ検査方法および太陽電池アレイ検査装置 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017200285A (ja) * | 2016-04-26 | 2017-11-02 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 太陽光発電システムおよび検査方法 |
JP2017200286A (ja) * | 2016-04-26 | 2017-11-02 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 太陽光発電システムおよび検査方法 |
JP2017220965A (ja) * | 2016-06-03 | 2017-12-14 | 日置電機株式会社 | 太陽電池検査装置および太陽電池検査方法 |
JP2018042360A (ja) * | 2016-09-07 | 2018-03-15 | 柳井電機工業株式会社 | 太陽光発電装置の検査装置 |
JP2019134616A (ja) * | 2018-02-01 | 2019-08-08 | 柳井電機工業株式会社 | 太陽光発電パネルの検査装置 |
WO2019176467A1 (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 住友電気工業株式会社 | 集光型太陽光発電装置の検査システム及び受光部の検査方法 |
US11799421B2 (en) | 2018-03-16 | 2023-10-24 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Inspection system for concentrating photovoltaic apparatus and inspection method for light receiving part |
JP2020102965A (ja) * | 2018-12-21 | 2020-07-02 | 株式会社Ihi | 電源供給装置、パワーコンディショナ及び電源装置 |
JP7172572B2 (ja) | 2018-12-21 | 2022-11-16 | 株式会社Ihi | 電源供給装置、パワーコンディショナ及び電源装置 |
CN109714002A (zh) * | 2018-12-24 | 2019-05-03 | 江西立信检测技术有限公司 | 光伏发电站晶体硅光伏组件el检测方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2016019408A (ja) | 検査システム、電源装置、撮影装置、及び、検査方法 | |
JP2016165221A (ja) | 検査システム、電源装置、及び、検査方法 | |
JP5875812B2 (ja) | 顕微鏡システムおよび照明強度調整方法 | |
JP2008224432A (ja) | 太陽電池のフォトルミネセンスによる欠陥検査装置及び方法 | |
CN104184940B (zh) | 控制设备、摄像***和控制方法 | |
CN104471383A (zh) | 用于电致发光检查和/或光致发光检查的方法和装置 | |
KR101054522B1 (ko) | 광학렌즈가 부착된 자외선 센서를 이용한 전력설비 코로나 방전 측정 장치 및 방법 | |
JP2005191387A (ja) | 撮像素子試験方法及び装置 | |
US9232152B2 (en) | Image capturing apparatus and control method thereof for correcting exposure unevenness caused by an external light change | |
CN108172150B (zh) | 显示屏的检测方法及装置 | |
CN104980647B (zh) | 图像处理装置、摄像装置、判定方法以及驱动方法 | |
TWI669485B (zh) | 可調整取像組合之自動光學檢測設備及取像組合調整方法 | |
CN105847639A (zh) | 显示控制设备及其控制方法 | |
CN104176581A (zh) | 电梯轿厢照明诊断装置 | |
KR20140091916A (ko) | 디스플레이 패널 검사방법 | |
CN102928207A (zh) | 板载led的自动测试方法 | |
CN105974616A (zh) | 液晶屏幕缺陷的检测方法及*** | |
CA2671278A1 (en) | Laser welding quality evaluation method and apparatus therefor | |
TWI233348B (en) | Ophthalmologic image taking apparatus | |
CN112821868A (zh) | 一种pl检测***的控制方法 | |
CN115578321A (zh) | 一种工业生产的成品检测***及方法 | |
CN110446023B (zh) | 检测电子墨水屏的方法和检测*** | |
JP2007212527A (ja) | 撮像装置 | |
CN209821051U (zh) | 多光谱一体检测装置 | |
JP2016208677A (ja) | 太陽電池モジュール検査装置及び太陽電池モジュール検査方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160105 |