JP2016018523A - ユーザー装置、方法およびプログラム - Google Patents

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恵介 水野
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知輝 柴田
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Abstract

【課題】サービス提供支援装置とユーザー装置とが双方向通信を行うこと無く、ユーザーに対してサービスの提供を行う、ユーザ装置を提供する。【解決手段】ユーザー装置3に、サービス提供支援装置2から発信されたサービス提供支援装置2の端末IDを、近距離無線通信技術を用いて受信する端末ID受信部301と、端末IDおよびユーザー情報をサーバーに送信することで、利用可能なサービスを問い合わせる問合せ部302と、索出された利用可能なサービスのデータをサーバーから受信する利用可能サービス受信部303と、ユーザーによるチェックイン操作を検出する操作検出部307と、チェックイン操作が検出された場合に、サーバーに対してサービス提供依頼を送信することで、サーバーに、サービス提供支援装置2に対するサービス提供指示を送信させるサービス提供依頼送信部308と、を備えた。【選択図】図4

Description

本開示は、チケットやクーポン等の確認を伴うサービスの提供を支援するための技術に関する。
従来、電子チケットによるイベント会場への入場を管理する電子チケット管理システムであって、管理サーバーと通信可能であり、電子チケットを保持する携帯型のユーザー端末と、随時更新されるユニークコードを生成する手段、受信したユニークコードを認証する手段、所定条件に従いユーザー端末にインセンティブを付与する手段を有する管理サーバーと、イベント会場に設置され、管理サーバーと通信可能であり、管理サーバーにおいて生成されたユニークコードを受信し表示するユニークコード表示手段とから構成される電子チケット管理システムが提案されている(特許文献1を参照)。
特開2014−38475号公報
従来、所謂スマートフォンの普及と低消費電力無線技術の進歩により、映画館の入場受付や病院での再来受付、クーポン発券等の各種受付業務は、スマートフォンのアプリケーションを用いて実現できるようになりつつある。
そして、上記のようなスマートフォンを用いた受付業務を実現する場合には、受付を行う現場において、ユーザーのスマートフォンと受付端末をNFC(Near Field
Communication)等の近接場型無線通信技術を用いて直接接続し、受付意志を示す操作がユーザーによって行われたことをスマートフォンから受付端末が受信し、音や光や文字等で従業員(サービス提供者)にユーザーの受付意志が確認されたことを知らせる、等の方法で受付を実現している。
しかし、上記に説明したような従来の方法では、NFC等の近接場型無線通信のための特殊な装置を必要とするため、スマートフォンや受付端末のコスト高につながる。また、全てのスマートフォンにこのような特殊な装置を搭載することは困難であるため、サービスの普及が妨げられていた。
本開示にかかる技術は、サービス提供支援装置(受付端末)とユーザー装置とが双方向通信を行うこと無く、ユーザーに対してサービスの提供を行うことを課題とする。
本開示の一つの側面は、近距離無線通信技術が搭載されたユーザー装置に、サーバーと通信可能なように設置されたサービス提供支援装置から発信され前記近距離無線通信技術を用いて受信された該サービス提供支援装置の端末ID、および該ユーザー装置のユーザー情報を前記サーバーに送信することで、該サーバーに、該ユーザー装置のユーザーが前記サービス提供支援装置において利用可能なサービスを問い合わせる問合せステップと、前記端末IDおよびユーザー情報を用いて索出された、前記利用可能なサービスのデータを、前記サーバーから受信する利用可能サービス受信ステップと、前記ユーザーによる、前記サービスを利用するための操作を検出する操作検出ステップと、前記操作が検出され
た場合に、前記サーバーに対してサービス提供依頼を送信することで、前記サーバーに、前記サービス提供支援装置に対するサービス提供指示を送信させるサービス提供依頼送信ステップと、を実行させるためのプログラムである。
なお、本開示は、コンピューターシステム、情報処理装置、コンピューターによって実行される方法、またはコンピューターに実行させるプログラムとして把握することが可能である。また、本開示は、そのようなプログラムをコンピューターその他の装置、機械等が読み取り可能な記録媒体に記録したものとしても把握できる。ここで、コンピューター等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピューター等から読み取ることができる記録媒体をいう。
本開示に係る技術によれば、サービス提供支援装置(受付端末)とユーザー装置とが双方向通信を行うこと無く、ユーザーに対してサービスの提供を行うことが可能となる。
実施形態に係るシステムのハードウェア構成の概略を示す図である。 実施形態に係る第二の表示装置が、ユーザー方向を向いている状態を示す図である。 実施形態に係る第二の表示装置が、サービス提供者方向を向いている状態を示す図である。 実施形態に係るシステムの機能構成の概略を示す図である。 実施形態におけるサービス提供支援処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本開示に係るシステム、情報処理装置、サービス提供支援装置、ユーザー装置、方法およびプログラムの実施の形態を、図面に基づいて説明する。但し、以下に説明する実施の形態は、実施形態を例示するものであって、本開示に係るシステム、情報処理装置、ユーザー装置、サービス提供支援装置、方法およびプログラムを以下に説明する具体的構成に限定するものではない。実施にあたっては、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用され、また、種々の改良や変形が行われてよい。
<システムの構成>
図1は、本実施形態に係るシステム100のハードウェア構成の概略を示す図である。本実施形態に係るシステム100は、インターネット等のネットワークに接続されたサーバー(情報処理装置)1と、ネットワークを介してサーバー1と通信可能に接続された複数のサービス提供支援装置2(図中には1つのみ示す)と、を備える。また、サーバー1は、ネットワークを介してユーザー装置3と通信可能である。
なお、サービス提供支援装置2およびユーザー装置3は、何れも近距離無線通信技術を用いて通信するための近距離無線通信ユニット26、36を備えているが、本実施形態においては、サービス提供支援装置2とユーザー装置3との間で直接双方向通信が行われることはない。なお、近距離無線通信技術として、本実施形態ではIEEE802.11規格等の無線LANが採用される例について説明する。但し、採用可能な近距離無線通信技術は無線LANに限定されない。近距離無線通信技術としては、例えば、Bluetooth(登録商標)等の他の方式が採用されてもよい。
本実施形態で説明するシステム100では、ユーザー装置3がサービス提供支援装置2
に一定距離以下まで近づいた状態でユーザーがチェックイン操作を行うことで、ユーザーが予め予約等したサービスのチケットまたはクーポンの画像がサービス提供支援装置2に表示され、ユーザーがサービスを受けることが出来る。
サーバー1は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12およびROM(Read Only Memory)13等からなる制御部10と、補助記憶装置14と、通信インターフェース15と、を備えるコンピューターである。但し、サーバー1の具体的なハードウェア構成に関しては、実施の形態に応じて適宜省略や置換、追加が可能である。また、サーバー1は、単一の装置に限定されない。サーバー1は、所謂クラウドや分散コンピューティングの技術等を用いた、複数の装置によって実現されてよい。
サービス提供支援装置2は、CPU21、RAM22およびROM23等からなる制御部20と、補助記憶装置24と、通信インターフェース25と、近距離無線通信ユニット26と、第一の表示装置27と、第二の表示装置28と、スピーカー29と、を備えるコンピューターである。但し、サービス提供支援装置2の具体的なハードウェア構成に関しては、実施の形態に応じて適宜省略や置換、追加が可能である。なお、第二の表示装置28には、チケット/クーポンの高解像度イメージ等が表示され、バーコードリーダー等の光学認識技術を用いたリーダー装置による読み取りに供される。このため、第二の表示装置28は、電子ペーパーであってよい。第二の表示装置28に電子ペーパーを採用することで、光学認識技術を用いたリーダー装置によるコンテンツの読取性が向上する。
なお、本実施形態に係るサービス提供支援装置2が備える第二の表示装置28は、その表示方向を少なくとも2方向の間で変更することが可能な表示装置である。この2方向は、サービス提供支援装置2が設置された状態におけるユーザー方向およびサービス提供者方向である。例えば、サービス提供支援装置2が映画館の受付カウンターや店舗の清算カウンターに設置される場合、ユーザー方向は、ユーザーが立つカウンターの外側方向であり、サービス提供者方向は、サービス提供者が立つカウンターの内側方向である。
また、第二の表示装置28が表示方向を可変とするために採用される具体的な技術は特定の技術に限定されない。例えば、第二の表示装置28を、サービス提供支援装置2に内蔵されたモーターで動く可動式の液晶ディスプレイとし、制御部20がモーターを制御して液晶ディスプレイの物理的な向きを変更することで、第二の表示装置28の表示方向を可変としてもよい。また、例えば、第二の表示装置28を、パララックスバリア等の、表示装置を見る角度によって見える画素を異ならせる技術を採用した液晶ディスプレイとし、ユーザー方向(ユーザーが見る角度)から見える表示内容とサービス提供者方向(サービス提供者が見る角度)から見える表示内容とを異ならせ、第二の表示装置28の表示方向を可変としてもよい。なお、本実施形態では、液晶ディスプレイの物理的な向きを変更することで、第二の表示装置28の表示方向を可変とする方式が採用される場合について説明する。
図2は、本実施形態に係るサービス提供支援装置2の第二の表示装置28が、ユーザー方向を向いている状態を示す図である。また、図3は、本実施形態に係るサービス提供支援装置2の第二の表示装置28が、サービス提供者方向を向いている状態を示す図である。サービス提供支援装置2の台座部には、当該サービス提供支援装置2が設置された状態で常にユーザー方向に向けられる第一の表示装置27が設けられている。そして、台座部の上には、蝶番等の機構によって台座部に接続されることで可動なように設置された、第二の表示装置28が設けられている。図2に示す状態では、第二の表示装置28の表示面は、ユーザー方向を向いており、図3に示す状態では、第二の表示装置28の表示面は、サービス提供者方向を向いている。台座部には第二の表示装置28を動かすためのモータ
ーが内蔵されており、制御部がこのモーターを制御することで、第二の表示装置28の裏面に設けられた支持部材または蝶番内に設けられたギアを動作させ、第二の表示装置28の表示方向を、ユーザー方向とサービス提供者方向との間で変更させる(モーターや支持部材、ギア等については図示を省略する)。但し、第二の表示装置28を動かすための具体的な機構には、その他の機構が採用されてもよい。
ユーザー装置3は、CPU31、RAM32およびROM33等からなる制御部30と、補助記憶装置34と、通信インターフェース35と、近距離無線通信ユニット36と、ディスプレイ37と、加速度センサー38と、スピーカー39と、を備えるコンピューターである。また、近距離無線通信ユニット36は、受信した近距離無線通信用の電波の強度を測定する機能を有している。ユーザー装置3は、具体的には、所謂スマートフォンや携帯電話、タブレット、ラップトップ等であってよい。但し、ユーザー装置3として利用可能な装置は上記した例に限定されない。ユーザー装置3の具体的なハードウェア構成に関しては、実施の形態に応じて適宜省略や置換、追加が可能である。
図4は、本実施形態に係るサーバー1、サービス提供支援装置2およびユーザー装置3の機能構成の概略を示す図である。
<<サーバーの機能構成>>
本実施形態に係るサーバー1は、CPU11が、RAM12に展開された各種プログラムを解釈および実行して、サーバー1に備えられた各種ハードウェアを制御することで、予約受付部101、支援装置認証部102、問合せ受信部103、サービス索出部104、利用可能サービス送信部105、コンテンツ送信部106およびサービス提供指示送信部107を備えるコンピューターとして機能する。なお、本実施形態では、サーバー1の機能が汎用のCPU11によって実行される例について説明しているが、これらの機能は、その一部または全部が、1または複数の専用のプロセッサによって実現されてもよい。
予約受付部101は、ユーザー装置3から、サービスの予約を受け付ける。なお、本実施形態において予約されるサービスは、従来、紙媒体に印刷されたコード等をサービス提供場所(店舗等)の読取装置(POSのバーコードリーダー等)によって読み取ることによって確認され、提供されていたものである。このため、本実施形態において提供されるサービスは、本実施形態で説明するように、サービス提供支援装置2に表示されるチケット/クーポンの画像によって受けることも出来るし、従来通り、紙媒体として発行されたチケット/クーポンによって受けることも出来る。
支援装置認証部102は、サービス提供支援装置2を認証する。支援装置認証部102は、サービス提供支援装置2から受信した電子証明書を確認することで、電子証明書の送信者であるサービス提供支援装置2が正当な端末であることを確認する。
問合せ受信部103は、ユーザーがサービス提供支援装置2において利用可能なサービスの問合せであって、当該ユーザー装置3が近距離無線通信ユニット36を用いて当該サービス提供支援装置2から受信した「端末ID」および当該ユーザー装置3の「ユーザー情報」を含む問合せを受信する。
サービス索出部104は、端末IDおよびユーザー情報を用いて、利用可能なサービスを索出する。なお、本実施形態において索出される「利用可能なサービス」は、予約受付部101によって予め予約が受け付けられたサービスである。
利用可能サービス送信部105は、サービス索出部104によって索出された利用可能なサービスを、ユーザー装置3宛に送信する。より具体的には、利用可能サービス送信部
105は、チケット/クーポンの低解像度イメージデータを、ユーザー装置3に対して送信する。ユーザー装置3に送信されるデータが低解像度イメージデータであることで、本実施形態によれば、サービス提供支援装置2を介さない不正なサービス享受を防止することが出来る。なお、利用可能サービス送信部105によって送信されるデータは、「ユーザーがサービスの内容を把握可能だがサービスの提供を受けることが出来ないデータ」であればよく、本実施形態で採用されるチケット/クーポンの低解像度イメージデータに限定されない。利用可能サービス送信部105によって送信されるデータは、例えば、チケット/クーポンによって受けられるサービスの概要を示すテキストデータであってもよい。
コンテンツ送信部106は、索出された利用可能なサービスを提供するために、チケット/クーポンの暗号化された高解像度イメージデータ(コンテンツ)を、サービス提供支援装置2宛に送信する。但し、本実施形態では、コンテンツとしてチケット/クーポンの暗号化された高解像度イメージデータが送信されるが、コンテンツ送信部106によって送信されるコンテンツは、「サービスを提供してよいユーザーであることを確認可能なコンテンツ」であればよく、チケット/クーポンの高解像度イメージデータに限定されない。また、コンテンツ送信部106によって送信されるコンテンツは、例えば、暗号化されていなくてもよいし、音声データとしてのコンテンツであってもよい。コンテンツが画像である場合には、当該コンテンツは、所定の光学認識技術を用いたリーダー装置(例えば、バーコードリーダー)によって読取可能なように、所定のフォーマットに従って生成されたコードの画像(例えば、バーコード)を含んでよい。また、コンテンツが音声である場合には、当該コンテンツは、所定の音声認識技術を用いたリーダー装置によって認識可能なように、所定のフォーマットに従って生成された音声コード(音楽における和音ではなく、データとして認識可能なように符号化されたコード)を含んでよい。
なお、本実施形態において、コンテンツ送信部106は、サービス提供依頼の受信を待たずに、コンテンツを、サービス提供支援装置2宛に送信する。このようにすることで、ユーザーによるチェックイン操作の前に容量の大きなデータをダウンロードしておき、ネットワークの回線状況に拘らず、スムーズにサービスを提供することが可能となる。
サービス提供指示送信部107は、ユーザー装置3によって送信されたサービス提供依頼が受信された場合に、サービス提供支援装置2に対してサービス提供指示を送信することで、当該サービス提供支援装置2にコンテンツを出力させ、サービスを提供させる。なお、上述の通り、本実施形態においてコンテンツ(チケット/クーポンの高解像度イメージデータ)は暗号化されている。このため、サービス提供指示送信部107は、サービス提供支援装置2に対するコンテンツの出力指示と併せて、暗号化されたコンテンツの復号鍵をサービス提供支援装置2に対して送信する。
<<サービス提供支援装置の機能構成>>
本実施形態に係るサービス提供支援装置2は、CPU21が、RAM22に展開された各種プログラムを解釈および実行して、サービス提供支援装置2に備えられた各種ハードウェアを制御することで、端末ID発信部201、コンテンツ受信部202、通知部203、操作検出通知受信部204、出力部205および表示方向変更部206を備えるコンピューターとして機能する。なお、本実施形態では、サービス提供支援装置2の機能が汎用のCPU21によって実行される例について説明しているが、これらの機能は、その一部または全部が、1または複数の専用のプロセッサによって実現されてもよい。
端末ID発信部201は、近距離無線通信ユニット26を用いて当該サービス提供支援装置2の端末IDを発信することで、ユーザー装置3に当該端末IDを取得させる。なお、本実施形態では、端末IDとして、無線LAN通信のための物理アドレスが用いられる
コンテンツ受信部202は、サーバー1のコンテンツ送信部106によって送信されたコンテンツを受信する。上述の通り、サーバー1は、ユーザー装置3から当該サービス提供支援装置2において利用可能なサービスの問合せを受けると、ユーザー装置3によって送信された端末IDおよび当該ユーザー装置3のユーザー情報を用いて、ユーザー装置3が当該サービス提供支援装置2において利用可能なサービスを索出する。そして、コンテンツ受信部202は、サーバー1によって索出された利用可能なサービスを提供するためのコンテンツを、サーバー1から受信する。
通知部203は、サービス提供支援装置2に設けられた第一の表示装置27またはスピーカー29等を用いて、ユーザー方向に対して所定の通知を行う。なお、本実施形態では、液晶ディスプレイ等を備える第一の表示装置27が通知部203による通知に用いられる例について説明しているが、通知部203による通知は、ディスプレイのような装置を用いたものでなくてもよい。例えば、第一の表示装置27を、画像等の表示が出来ない単なるLED等の発光装置とし、これを発光させることで通知が行われてもよいし、サービス提供支援装置2に第一の表示装置27を設けることなく、スピーカー29から出力される音声のみによって通知が行われてもよい。
操作検出通知受信部204は、ユーザーによるチェックイン操作が検出されたことの通知(操作検出通知)を、サーバー1から受信する。
出力部205は、サーバー1のサービス提供指示送信部107によって送信されたサービス提供指示を受けてコンテンツを出力することで、サービスの提供を支援する。なお、本実施形態では、コンテンツは画像であり、第二の表示装置28に出力(表示)される。また、第二の表示装置28における表示方向は、後述する表示方向変更部206によって変更可能である。この際、出力部205は、表示方向がユーザー方向である場合には当該ユーザーに対して正立するように、表示方向がサービス提供者方向である場合には当該サービス提供者に対して正立するように、コンテンツを表示する。
表示方向変更部206は、出力部205による表示方向を、ユーザー方向とサービス提供者方向との少なくとも2方向の間で変更する。
<<ユーザー装置の機能構成>>
本実施形態に係るユーザー装置3は、CPU31が、RAM32に展開された各種プログラムを解釈および実行して、ユーザー装置3に備えられた各種ハードウェアを制御することで、端末ID受信部301、問合せ部302、利用可能サービス受信部303、利用可能サービス表示部304、電波強度判定部305、操作催促部306、操作検出部307およびサービス提供依頼送信部308を備えるコンピューターとして機能する。なお、本実施形態では、ユーザー装置3の機能が汎用のCPU31によって実行される例について説明しているが、これらの機能は、その一部または全部が、1または複数の専用のプロセッサによって実現されてもよい。
なお、本実施形態において、ユーザー装置3には、サービス事業者またはコンテンツ管理者によって提供されるアプリケーションが予めダウンロードされ、インストールされている。本実施形態において説明するユーザー装置3が備える各機能部のうち、端末ID受信部301を除く機能部(即ち、問合せ部302、利用可能サービス受信部303、利用可能サービス表示部304、電波強度判定部305、操作催促部306、操作検出部307およびサービス提供依頼送信部308)は、CPU31が、RAM32に展開された前記アプリケーションを解釈および実行して、ユーザー装置3に備えられた各種ハードウェ
アを制御することで実現される。
端末ID受信部301は、サーバー1と通信可能なように設置されたサービス提供支援装置2から発信された当該サービス提供支援装置2の端末IDを、近距離無線通信技術を用いて受信する。また、ユーザー装置3は、所定の端末IDが受信された場合に、前記アプリケーションが起動されるように設定されている。
問合せ部302は、ユーザー装置3が、サービス提供支援装置2が設置された場所に到達することでサービス提供支援装置2の端末IDを受信した場合に、端末IDおよび当該ユーザー装置3のユーザー情報をサーバー1に送信する。このようにすることで、問合せ部302は、サーバー1に、ユーザーがサービス提供支援装置2において利用可能なサービスを問い合わせる。サーバー1のサービス索出部104は、上述の通り、端末IDおよびユーザー情報を用いて、利用可能なサービスを索出する。
利用可能サービス受信部303は、利用可能なサービスのデータを、サーバー1から受信する。ここで受信されるデータは、上述の通り、「ユーザーがサービスの内容を把握可能だがサービスの提供を受けることが出来ないデータ」であり、本実施形態では、チケット/クーポンの低解像度イメージデータである。
利用可能サービス表示部304は、利用可能サービス受信部303によって受信された、利用可能なサービスのデータを表示する。
電波強度判定部305は、近距離無線通信技術によってサービス提供支援装置2から受信される電波の強度に基づいて、ユーザーが当該サービス提供支援装置2を認識しているか否かを判定する。
操作催促部306は、ユーザーが当該サービス提供支援装置2を認識していると判定された場合に、所定のチェックイン操作をユーザーに催促する。
操作検出部307は、ユーザーによる、サービスを利用するためのチェックイン操作を検出する。なお、本実施形態では、操作検出部307は、ユーザー装置3の動きを検出可能なセンサー(本実施形態では、加速度センサー38および近距離無線通信ユニット36)によって、ユーザーによるジェスチャーをチェックイン操作として検出する。但し、検出されるチェックイン操作は、ジェスチャーに限定されない。検出されるチェックイン操作は、ボタン操作やタッチパネルへの操作等、その他の操作であってもよい。
サービス提供依頼送信部308は、チェックイン操作が検出された場合に、サーバー1に対してサービス提供依頼を送信することで、サーバー1に、サービス提供支援装置2に対するサービス提供指示を送信させる。なお、上述の通り、本実施形態におけるサービスは、サービス提供支援装置2においてコンテンツが出力されることで提供されるサービスであり、コンテンツは暗号化された状態でサービス提供支援装置2に配信されている。このため、サービス提供依頼送信部308は、サーバー1に対してサービス提供依頼を送信することで、サーバー1に、コンテンツの出力指示および暗号化コンテンツの復号鍵を、サービス提供支援装置2に対して送信させる。
<処理の流れ>
次に、本実施形態に係る処理の詳細を説明する。なお、本実施形態において説明される処理の具体的な内容および順序等は、本開示を実施する上での一例である。具体的な処理内容および順序等は、実施の態様に応じて適宜選択されてよい。
サービス提供支援装置2は、予めネットワークを介してサーバー1と通信し、サーバー1による認証を受ける。サービス提供支援装置2は、ネットワークに接続した状態で初期設定ルーチンを実行し、サービス提供支援装置2が設置された店舗情報、サービス提供支援装置2の端末ID、および予めサービス提供支援装置2に格納された電子証明書を、サーバー1に対して送信する。サーバー1の支援装置認証部102は、サービス提供支援装置2から受信した電子証明書を確認することで、電子証明書の送信者であるサービス提供支援装置2が正当な端末であることを確認する。なお、認証に用いられる認証技術は限定されず、既知の電子認証技術を用いることが出来る。サーバー1は、正当な端末であることが確認されたサービス提供支援装置2とのみ、セキュアな通信手段(例えば、HTTPS等)を用いて、サービス提供支援装置2との間の通信を行う(図5を参照)。
サービス提供支援装置2が正当な端末であることが確認されると、サーバー1は、受信した店舗情報と端末IDとを関連づけて蓄積する。このようにすることで、サーバー1は、何れの店舗に何れのサービス提供支援装置2が設置されているかを管理することが出来る。
また、ユーザーは、事前にサービスの予約を行う。サービスの予約は、ネットワークを介してサーバー1に接続されたユーザー装置3で、予めインストールされた前記アプリケーションを実行することで行われる。サーバー1の予約受付部101は、当該アプリケーションを実行するユーザー装置3から、サービスの予約を受け付ける。サービスの予約を受け付けたサーバー1は、当該ユーザーを識別可能なユーザー情報、予約されたサービスのメタデータ、サービス提供可能なサービス提供支援装置2の端末ID、予約されたサービスを受けるために必要となるチケット/クーポンの高解像度イメージデータ、および低解像度イメージデータを、互いに関連づけ、予約情報として蓄積する。
なお、本実施形態では、予約の受付とサービス提供のための情報管理とを一つのサーバー1で行う例について説明しているが、役割毎に複数のサーバーが用いられてもよい。例えば、サービスの予約受付は、サービス事業者のサーバーによって行われ、サービスを受けるために必要な予約情報(イメージデータ等)の管理は、コンテンツ管理者のサーバーで行われることとしてもよい。コンテンツ管理者のサーバーは、サービス事業者のサーバーから、ユーザー情報、サービスを利用可能な店舗の店舗情報、サービスのメタデータ、チケット/クーポンの高解像度イメージデータ、および低解像度イメージデータを受信し、店舗情報に対応する端末IDと関連づけて、予約情報として蓄積する。
但し、サービスの予約は、ユーザーの能動的な行動によって行われなくてもよい。サービスの予約は、例えば、自動的に発行される割引クーポンのように、サーバー1によって自動的に行われてもよいし、サーバー1の管理者等によって行われてもよい。
図5は、本実施形態におけるサービス提供支援処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS101では、サービス提供支援装置2から端末IDが発信される。サービス提供支援装置2の端末ID発信部201は、無線LANのブロードキャストパケットとして、当該サービス提供支援装置2の端末IDを発信する。なお、本シーケンス図では、サービス提供支援装置2によって実行される1つのステップとして説明されているが、この端末IDの発信は、サービス提供支援装置2が起動している間、常時、または定期的に行われる。このようにすることで、ユーザー装置3は、サービス提供支援装置2によって発信される端末IDを受信可能な範囲に入った際に、遅滞無くサービス提供支援装置2が近くに存在することを知り、更にサービス提供支援装置2の端末IDを取得することが出来る。その後、予めユーザー装置3にインストールされていた前記アプリケーションが起動
され、処理はステップS102へ進む。
ステップS102では、ユーザー装置3によって端末IDが受信される。ユーザー装置3の端末ID受信部301は、サービス提供支援装置2からブロードキャストパケットとして発信された当該サービス提供支援装置2の端末IDを受信する。なお、上述の通り、この端末IDは、近距離無線通信技術(本実施形態では無線LAN)を用いてブロードキャストされているため、ユーザー装置3がサービス提供支援装置2によって発信される電波を受信可能な場所(例えば、サービス提供支援装置2が設置された店舗周辺)に到達した場合に受信される。このようにして、ユーザー装置3は、自身がサービスを受けられる場所に居ることを知ることが出来る。
ステップS103およびステップS104では、ユーザー装置3によって受けることが出来るサービスがサーバー1に問い合わせられる。ステップS102で所定の端末IDが受信されたことを契機として、ユーザー装置3は、上記説明したアプリケーションを起動する。そして、問合せ部302は、端末IDおよび当該ユーザー装置3のユーザー情報をサーバー1に送信することで、サーバー1に、ユーザーがサービス提供支援装置2において利用可能なサービスを問い合わせる(ステップS103)。問合せ受信部103は、端末IDおよびユーザー情報を含む問合せを受信する(ステップS104)。その後、処理はステップS105へ進む。
ステップS105およびステップS106では、利用可能なサービスが索出され、索出されたサービスのチケット/クーポンの低解像度イメージデータがユーザー装置3宛に送信される。そして、サービス索出部104は、端末IDおよびユーザー情報を用いて、サーバー1に蓄積された予約情報を検索することで、利用可能なサービスを索出する(ステップS105)。サービス索出部104によって利用可能なサービスが索出されると、利用可能サービス送信部105は、索出されたサービスのチケット/クーポンの低解像度イメージデータを、ユーザー装置3宛に送信する(ステップS106)。その後、データ送信の宛先となったユーザー装置3ではステップS107が実行される。また、サーバー1における処理はステップS109へ進む。
ステップS107およびステップS108では、ユーザー装置3によってチケット/クーポンの低解像度イメージデータが受信され、表示される。ユーザー装置3の利用可能サービス受信部303は、サーバー1によって送信された、利用可能なサービスのデータ(本実施形態では、サービスのメタデータおよびチケット/クーポンの低解像度イメージデータ)を受信する(ステップS107)。そして、ユーザー装置3の利用可能サービス表示部304は、利用可能サービス受信部303によって受信された、利用可能なサービスのデータ(チケット/クーポンの低解像度イメージデータ)を、ユーザー装置3のディスプレイ37に表示することで、ユーザーに対して、現在居る場所において利用可能なサービスがあることを通知する(ステップS108)。なお、この際、ユーザー装置3のディスプレイ37に表示される情報は、チケット/クーポンの低解像度イメージデータに限定されない。例えば、メタデータから把握されるサービスの内容がテキスト情報として表示されてもよい。また、アプリケーションは、当該データを受信した場合に、ユーザー装置3のスピーカー39から音を出す、またはバイブレーション機能を用いてユーザー装置3を振動させる、等の方法でユーザーに通知を行ってもよい。その後、処理はステップS112へ進む。
ステップS109およびステップS110では、チケット/クーポンの高解像度イメージデータ等が、サーバー1からサービス提供支援装置2に対して送信される。サーバー1のコンテンツ送信部106は、索出された利用可能なサービスのメタデータと、当該サービスを受けるためのチケット/クーポンの高解像度イメージデータ(コンテンツ)を、暗
号鍵を用いて暗号化した上で、サービス提供支援装置2宛に送信する(ステップS109)。そして、サービス提供支援装置2のコンテンツ受信部202は、サーバー1のコンテンツ送信部106によって送信されたメタデータおよびコンテンツを受信する(ステップS110)。
即ち、本実施形態では、ステップS102で、サービス提供支援装置2が設置されている場所に居ることがユーザー装置3によって検知されると、サービスを受ける権利を有するユーザーが当該場所に居ることが、サーバー1を経由してサービス提供支援装置2に通知される(ステップS103からステップS106、ステップS109およびステップS110の処理の流れを参照)。また、本実施形態では、ユーザーによるサービスを受けたいという意思表示(後述するステップS115で検出されるチェックイン操作)を待たずに、サービスを提供するために必要なコンテンツ(本実施形態では、チケット/クーポンの高解像度イメージデータ)を事前にサービス提供支援装置2にダウンロードしておくことが出来る。また、本実施形態では、上述の通りコンテンツは暗号化されているため、ダウンロードしたサービス提供支援装置2においても、サーバー1から復号鍵を受信するまで、出力(表示)することは出来ない。その後、処理はステップS111へ進む。
ステップS111では、ユーザーに対して、サービス提供支援装置2の位置が通知される。サービス提供支援装置2の通知部203は、ユーザーに向けた第一の表示装置27を発光させる、または第一の表示装置27にメッセージを表示させる等して目立たせることで、ユーザー方向に対して、サービス提供支援装置2の位置(即ち、サービスを受けることが出来る場所)を通知する。但し、ユーザーに対する通知手段は、表示装置の発光に限定されない。例えば、スピーカー29から何らかの音声を出力することによってユーザーに対する通知が行われてもよい。その後、サービス提供支援装置2は、サーバー1からの操作検出通知(サービス提供指示)の待ち受け状態となる。その後、処理はステップS112へ進む。
ステップS112では、ユーザーが当該サービス提供支援装置2を認識しているか否かが判定される。ユーザー装置3の電波強度判定部305は、サービス提供支援装置2から受信される無線LAN通信用の電波の強度が、ユーザー装置3の位置がサービス提供支援装置2を中心とする所定の範囲内(本実施形態では、半径50cm以内)であると推定可能な所定の電波強度以上となった場合に、ユーザーが当該サービス提供支援装置2を認識していると判定する。電波強度が所定の電波強度以上となっていない場合には、ステップS112の判定処理が繰り返される。一方、電波強度が所定の電波強度以上となった場合、処理はステップS113へ進む。
ステップS113およびステップS114では、ユーザー装置3がサービス提供支援装置2に接近したことがサーバー1に通知され、ユーザー装置3がチェックイン操作の受付状態となる。ステップS112において、電波強度が所定の電波強度以上となった(ユーザーが当該サービス提供支援装置2を認識している)と判定された場合、ユーザー装置3は、ユーザー装置3がサービス提供支援装置2に接近したことをサーバー1に通知し(ステップS113)、所定のチェックイン操作をユーザーに催促するためのデータをダウンロードする(ステップS114)。そして、ユーザー装置3の操作催促部306は、ダウンロードされたデータに基づいて、ユーザー装置3のディスプレイ37に「チェックイン!」というメッセージおよびユーザー装置3をサービス提供支援装置2に向けて振るジェスチャー操作を促す矢印等を表示することで、所定のチェックイン操作をユーザーに催促し、当該チェックイン操作の受付状態(本実施形態では、加速度を検出する状態)となる。その後、処理はステップS115へ進む。
ステップS115では、チェックイン操作が検出される。操作検出部307は、ユーザ
ーによる、サービスを利用するためのチェックイン操作を検出する(ステップS115)。ここで、チェックイン操作とは、サービスを受けたいというユーザーの意思表示を確認するために、ユーザーに行わせる操作である。本実施形態では、上述の通り、チェックイン操作として、ユーザー装置3をサービス提供支援装置2に向けて振るジェスチャー操作が採用される。操作検出部307は、加速度センサー38によって取得された加速度、および近距離無線通信ユニット36によって取得された電波強度に基づいて、ユーザー装置3をサービス提供支援装置2に向けて振るジェスチャー操作が行われたことを検出する。より具体的には、操作検出部307は、所定以上の加速度と、電波強度の上昇と、が同時に取得された場合に、ユーザー装置3をサービス提供支援装置2に向けて振るジェスチャー操作が行われたと判定する。但し、チェックイン操作には、その他の操作が採用されてもよい。例えば、チェックインするためのボタンをユーザー装置3のディスプレイ37に表示してユーザーにそのボタンを操作させる方法が採用されてもよい。その後、処理はステップS116へ進む。
ステップS116およびステップS117では、チェックイン操作が検出されたことを受けて、ユーザー装置3からサーバー1に対してサービス提供依頼が送信される。チェックイン操作が検出されると、サービス提供依頼送信部308は、サーバー1に対してサービス提供依頼を送信する(ステップS116)。送信されたサービス提供依頼は、サーバー1によって受信される(ステップS117)。その後、処理はステップS118へ進む。
ステップS118およびステップS119では、ユーザー装置3からのサービス提供依頼を受けたサーバー1から、サービス提供支援装置2に対してサービス提供指示が送信される。ステップS117でサービス提供依頼を受信したサーバー1のサービス提供指示送信部107は、サービス提供支援装置2に対してサービス提供指示を送信する(ステップS118)。なお、上述の通り、本実施形態においてコンテンツ(チケット/クーポンの高解像度イメージデータ)は暗号化されているため、サービス提供指示送信部107は、サービス提供支援装置2に対するコンテンツの出力指示と併せて、暗号化されたコンテンツの復号鍵を、サービス提供支援装置2に対して送信する。サービス提供支援装置2の操作検出通知受信部204は、サービス提供指示および復号鍵をサーバー1から受信する(ステップS119)。なお、本実施形態において、サービス提供指示は、ユーザーによるチェックイン操作が検出されたことを通知する操作検出通知を兼ねている。その後、処理はステップS120へ進む。
ステップS120およびステップS121では、サービス提供指示を受けて、ユーザーへの受付通知、およびチケット/クーポンの表示が行われる。サービス提供支援装置2の通知部203は、ユーザーに向けた第一の表示装置27の発光色を変更する、または第一の表示装置27に表示されるメッセージを変更する等することで、ユーザー方向に、ユーザーによるチェックイン操作が受け付けられたことを通知する(ステップS120)。そして、サーバー1によって送信されたサービス提供指示(操作検出通知)を受けると、サービス提供支援装置2の出力部205は、同時に受信した復号鍵を用いてチケット/クーポンの高解像度イメージデータを復号し、復号された高解像度イメージを第二の表示装置28に出力(表示)する(ステップS121)。なお、この時点では、第二の表示装置28は、ユーザー方向に向けられている。即ち、出力部205は、第二の表示装置28による表示方向がユーザー方向であり且つ所定のチェックイン操作が検出された後に、ユーザーに確認させるべきコンテンツを表示する。また、出力部205は、表示方向がユーザー方向である場合には、当該ユーザーに対して正立するように、コンテンツを表示する。その後、処理はステップS122へ進む。
ステップS122では、チケット/クーポンの表示方向が変更される。表示方向変更部
206は、コンテンツが表示された後、更に所定の時間(例えば、5秒)が経過した後で、第二の表示装置28による表示方向をサービス提供者方向に変更する(ステップS122)。ここで、出力部205は、表示方向がサービス提供者方向である場合には、当該サービス提供者に対して正立するように、コンテンツを表示する。本実施形態では、第二の表示装置28がサービス提供者側に倒れることで表示方向を変更する方式が採用されているため、出力部205は、第二の表示装置28がサービス提供者側に倒れるタイミングに合わせてステップS121で表示させたチケット/クーポンの高解像度イメージの表示を上下反転(180度回転)させることで、サービス提供者に対して正立するように、コンテンツを表示する。
チケット/クーポンの高解像度イメージがサービス提供者側に向けて表示されると、店舗のPOSを操作する店舗スタッフ等のサービス提供者は、表示されているチケット/クーポンを視認してサービス内容を確認し、POS端末に備え付けられたバーコードリーダー等に、表示された高解像度イメージ中のバーコード等を読み取らせることで、サービスの提供に必要な受付を行う。読み取られたコードは、POSによって処理され、チケットによる入場の受付やクーポンによる割引等がサービスとして提供される。その後、処理はステップS123へ進む。
ステップS123では、チケット/クーポンの表示が終了される。表示方向をサービス提供者方向に変更した後、更に所定の時間(例えば、10秒)が経過すると、出力部205は、第一の表示装置27による表示/発光を終了し、第二の表示装置28におけるチケット/クーポンの高解像度イメージの表示を消し、表示方向変更部206は、第二の表示装置28による表示方向をユーザー方向に変更する。上述の通り、本実施形態では、第二の表示装置28の向きを変更することで表示方向が変更されるため、表示方向変更部206は、サービス提供者側に倒れていた第二の表示装置28を、ユーザー側に立てることで、表示方向を元に戻す。
なお、本実施形態では、表示方向をサービス提供者方向に変更してから所定の時間が経過した場合に、コンテンツ表示の消去および表示方向の復帰を行うこととしているが、コンテンツ表示の消去および表示方向の復帰は、サービス提供者によるサービス提供支援装置2への何らかの操作が検出されることを待ってから行われてもよい。また、コンテンツ表示の消去および表示方向の復帰は、電波強度に基づいてユーザー装置3とサービス提供支援装置2との間の距離が一定距離以上(例えば、100cm以上)となったことがユーザー装置3によって検知され、そのことがサーバー1経由でサービス提供支援装置2に通知されたことを契機として行われてもよい。その後、本フローチャートに示された処理は終了する。
本実施形態によれば、サービスの提供を受けることが出来る場所に近づいたことをユーザー装置が検知し、ユーザーに対してリマインドを行うことが出来るため、クーポンの使用忘れを防ぐことが可能である。また、紙媒体のチケット/クーポンを省略し、サーバーにおいて一括管理するため、ユーザーがチケット/クーポンを紛失したり、持参し忘れたり、といった心配がない。
更に、本実施形態によれば、サービス提供者は、紙媒体を用いてユーザー確認を行うのと同じオペレーション(本実施形態では、バーコードリーダーによる読み取り)でユーザー確認を行うことが出来る。また、本実施形態では、ユーザー装置に表示されたチケット/クーポンではなく、サーバーから受信してサービス提供支援装置に表示されたチケット/クーポンが用いられるため、チケット/クーポンの正当性を確認する手間が省け、また、偽造されたチケット/クーポンの使用を防止することが出来る。

Claims (11)

  1. 近距離無線通信技術が搭載されたユーザー装置に、
    サーバーと通信可能なように設置されたサービス提供支援装置から発信され前記近距離無線通信技術を用いて受信された該サービス提供支援装置の端末ID、および該ユーザー装置のユーザー情報を前記サーバーに送信することで、該サーバーに、該ユーザー装置のユーザーが前記サービス提供支援装置において利用可能なサービスを問い合わせる問合せステップと、
    前記端末IDおよびユーザー情報を用いて索出された、前記利用可能なサービスのデータを、前記サーバーから受信する利用可能サービス受信ステップと、
    前記ユーザーによる、前記サービスを利用するための操作を検出する操作検出ステップと、
    前記操作が検出された場合に、前記サーバーに対してサービス提供依頼を送信することで、前記サーバーに、前記サービス提供支援装置に対するサービス提供指示を送信させるサービス提供依頼送信ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  2. 前記サービスは、前記サービス提供支援装置においてコンテンツが出力されることで提供されるサービスであり、
    前記サービス提供依頼送信ステップでは、前記サーバーに、暗号化された前記コンテンツの復号鍵を前記サービス提供支援装置に対して送信させる、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記サービスは、前記サービス提供支援装置においてコンテンツが出力されることで提供されるサービスであり、
    前記サービス提供依頼送信ステップでは、前記サーバーに、前記サービス提供支援装置に対して前記コンテンツの出力指示を送信させる、
    請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記利用可能サービス受信ステップでは、前記利用可能なサービスのデータとして、ユーザーがサービスの内容を把握可能だがサービスの提供を受けることが出来ないデータが受信される、
    請求項1から3の何れか一項に記載のプログラム。
  5. 前記ユーザー装置に、
    前記利用可能サービス受信ステップで受信された、前記利用可能なサービスのデータを表示する利用可能サービス表示ステップを更に実行させる、
    請求項1から4の何れか一項に記載のプログラム。
  6. 前記問合せステップでは、該ユーザー装置が、前記サービス提供支援装置が設置された場所に到達することでサービス提供支援装置の端末IDを受信した場合に、該ユーザーが前記サービス提供支援装置において利用可能なサービスの問い合わせが行われる、
    請求項1から5の何れか一項に記載のプログラム。
  7. 前記ユーザー装置に、
    前記近距離無線通信技術によって前記サービス提供支援装置から受信される電波の強度に基づいて、ユーザーが該サービス提供支援装置を認識していると判定する電波強度判定ステップを更に実行させる、
    請求項1から6の何れか一項に記載のプログラム。
  8. 前記ユーザー装置に、
    ユーザーが該サービス提供支援装置を認識していると判定された場合に、前記操作をユーザーに催促する操作催促ステップを更に実行させる、
    請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記操作検出ステップでは、該ユーザー装置の動きを検出可能なセンサーによって、前記ユーザーによるジェスチャーが前記操作として検出される、
    請求項1から8の何れか一項に記載のプログラム。
  10. 近距離無線通信技術が搭載されたユーザー装置が、
    サーバーと通信可能なように設置されたサービス提供支援装置から発信された該サービス提供支援装置の端末IDを、前記近距離無線通信技術を用いて受信する端末ID受信ステップと、
    前記端末IDおよび該ユーザー装置のユーザー情報を前記サーバーに送信することで、該サーバーに、該ユーザー装置のユーザーが前記サービス提供支援装置において利用可能なサービスを問い合わせる問合せステップと、
    前記端末IDおよびユーザー情報を用いて索出された、前記利用可能なサービスのデータを、前記サーバーから受信する利用可能サービス受信ステップと、
    前記ユーザーによる、前記サービスを利用するための操作を検出する操作検出ステップと、
    前記操作が検出された場合に、前記サーバーに対してサービス提供依頼を送信することで、前記サーバーに、前記サービス提供支援装置に対するサービス提供指示を送信させるサービス提供依頼送信ステップと、
    を実行する方法。
  11. 近距離無線通信技術が搭載されたユーザー装置であって、
    サーバーと通信可能なように設置されたサービス提供支援装置から発信された該サービス提供支援装置の端末IDを、前記近距離無線通信技術を用いて受信する端末ID受信手段と、
    前記端末IDおよび該ユーザー装置のユーザー情報を前記サーバーに送信することで、該サーバーに、該ユーザー装置のユーザーが前記サービス提供支援装置において利用可能なサービスを問い合わせる問合せ手段と、
    前記端末IDおよびユーザー情報を用いて索出された、前記利用可能なサービスのデータを、前記サーバーから受信する利用可能サービス受信手段と、
    前記ユーザーによる、前記サービスを利用するための操作を検出する操作検出手段と、
    前記操作が検出された場合に、前記サーバーに対してサービス提供依頼を送信することで、前記サーバーに、前記サービス提供支援装置に対するサービス提供指示を送信させるサービス提供依頼送信手段と、
    を備えるユーザー装置。
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