JP2016018171A - 立体映像表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】バックライトの時分割方式の立体映像表示システムにおいて、表示装置の姿勢によって、表示映像の視差情報と、実際に立体視するための視差情報の整合性が取れなくなり、好適な立体映像の視認が困難になる。
【解決手段】第1の視差を有した第1の映像が表示されている時は、第1の発光素子が点灯し、第2の視差を有した第2の映像が表示されている時は、第2の発光素子が点灯する立体表示システムにおいて、装置本体に対する表示部の姿勢に応じて、第1の視差を有した第1の映像が表示されている時は、第2の発光素子が点灯し、第2の視差を有した第2の映像が表示されている時は、第1の発光素子が点灯するように切替えることを特徴とする構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、立体映像の表示手段を有した立体映像表示システムに関するものである。
近年の立体映像の視認環境の普及に伴い、好適な立体映像の撮像装置が要求されている。人間は、右目において視認される像と、左目において視認される像とを脳が合成することによって、視認される物体を立体像として認識している。つまり、右目と左目とが異なる角度からその物体を視認することによる、右目において視認される像と、左目において視認される像との相違によって実現されている。
このため、立体映像の撮像装置は、一般的に左右の視差に応じた映像情報を各々記録する必要がある。また、立体映像を視認するためには、記録された左右の視差に応じた映像情報を、左右の目に対して各々独立して伝達する必要がある。
このため、右目用の視差を有した右目用映像、左目用の視差を有した左目用映像から、立体映像を視認する手段として以下に示す様々な液晶表示装置が提案されている。
立体映像を表示する液晶表示装置としては、従来、液晶表示パネルの1列置きの画素に左目用映像を、他の1列置きの画素に右目用映像を表示し、その左目用映像と右目用映像とを、液晶表示パネルの一方の行の画素からの出射光と他方の行の画素からの出射光とを表示観察者の左目方向と右目方向とに振り分けるレンチキュラーレンズ方式、あるいは液晶表示パネルの画素行と平行な複数の透過部と遮光部が交互に並べてストライプ状に形成されたパララックスバリアを介して観察者の左目と右目とに観察させるようにしたパララックスバリア方式がある。
しかしながら、従来の立体映像を表示する液晶表示装置は、液晶表示パネルの1列置きの画素により左目用映像を表示し、他の1列置きの画素により右目用映像を表示するため、両方の映像の解像度が低い。
そこで、解像度の高い立体映像を表示するために、特許文献1が開示されている。これは、右目用映像と左目用映像の表示切替えタイミングに同期して、時分割的に交互にバックライトの光を右目方向と左目方向とに振り分ける、バックライトの時分割方式の立体映像表示装置である。図10は、LCDパネルと、LCDバックライトの側面図である。LCDパネルのバックライトの発光素子は、右目用(第1のLED)と左目用(第2のLED)とが設けられ、それらは対向するように配置され、さらに、導光板の上面には指向性シートが配置されている。
この指向性シートは、右目用発光素子(第1のLED)が点灯すると出射光強度のピークが右目方向に傾いた指向性を持ち(図10の実線矢印)、左目用発光素子(第2のLED)が点灯すると出射光強度のピークが左目方向に傾いた指向性を持っている(図10の点線矢印)。LCDパネルに右目用映像と左目用映像を交互に表示させ(例えば1/60秒毎)、右目用映像が表示されている時は、右目用発光素子(第1のLED)が点灯し、左目用映像が表示されている時は、左目用発光素子(第2のLED)が点灯することで、右目用映像と左目用映像を時間差をもって交互に右目と左目に振り分け、表示観察者に立体映像を観察させるようにしている。図11は、バックライトの時分割方式の発光素子の点灯と偶数フィールド時の右目用映像を表す図である。
ここで、点線が立体映像時に表示されている映像を表しており、実線が右目用映像であり被写体の右側面が表示される。右目用映像が表示されている時は、第1のLEDが点灯し、第2のLEDはオフされている。図12は、バックライトの時分割方式の発光素子の点灯と奇数フィールド時の左目用映像を表す図である。ここで、点線が立体映像時に表示されている映像を表しており、実線が左目用映像であり被写体の左側面が表示される。左目用映像が表示されている時は、第1のLEDがオフし、第2のLEDは点灯している。
図13は、バックライトの時分割方式のバックライトの発光素子(LED)の点灯タイミングと映像表示を表した図である。ここで、1フレーム目の偶数フィールドの映像は右目用であり、奇数フィールドの映像は左目用である。数字の右上に“ダッシュ(’)”が記載されているものが左目用の映像である。偶数フィールド時には、映像は右目用が表示され、第1のLEDが点灯し、奇数フィールド時には、映像は左目用が表示され、第2のLEDが点灯している。
特許第04433724号明細書
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、LCDパネルの姿勢を変えることができる装置では、立体表示できないLCDパネルの姿勢が生じる。例えば、LCDパネルを装置本体に対して、開閉可能かつ回転可能な撮像装置の場合である。図2及び図3は、撮像装置の外観斜視図である。ビデオカメラ本体201には撮影中の映像や再生した映像を表示するためのLCDパネル109が設けられており、このLCDパネル109はヒンジ部303によって、矢印A方向に開閉自在及び矢印B方向に回転自在に配されている。
LCDパネル109は、撮影者側に向いた通常撮影状態と、被写体側つまりレンズ202と同方向を向いた対面撮影状態とに回転自在となっている。以下、図3の状態を正転状態、正転状態から矢印A方向にLCDパネル109を閉じた状態を正転収納状態、図3の状態から矢印B方向で、レンズ202と同方向にLCDパネル109を回転した状態を対面状態、対面状態から矢印A方向にLCDパネル109を閉じた状態を反転収納状態、また、対面状態において鏡像表示をする場合をミラーモードと言い、その状態を対面ミラー状態と言うこととする。
図11及び図12は、正転状態の時の映像と第1のLEDと第2のLEDの点灯関係を表す図であり、[背景技術]で記載したように立体表示可能である。
図14は、対面状態と反転収納状態のバックライトの時分割方式の発光素子の点灯と偶数フィールド時の映像を表す図である。ここで、点線が立体映像時に表示されている映像を表しており、実線が右目用映像であり被写体の右側面が表示される。偶数フィールドでは、右目用映像が表示され、第1のLEDが点灯し、第2のLEDはオフしている。LCDパネル109に向かって右側に配置されている第1のLEDが点灯すると、出射光強度のピークが左目方向に傾いた指向性を持つことになる。つまり、右目用の映像が左目に振り分けられることになる。
図15は、対面状態と反転収納状態のバックライトの時分割方式の発光素子の点灯と奇数フィールド時の映像を表す図である。ここで、点線が立体映像時に表示されている映像を表しており、実線が左目用映像であり被写体の左側面が表示される。奇数フィールドでは、左目用映像が表示され、第1のLEDがオフし、第2のLEDは点灯している。LCDパネル109に向かって左側に配置されている第2のLEDが点灯すると、出射光強度のピークが右目方向に傾いた指向性を持つことになる。つまり、左目用の映像が右目に振り分けられることになる。
このように、対面状態と反転収納状態では、右目用映像の時にバックライトの光が左目に振り分けられ、左目用映像の時にバックライトの光が右目に振り分けられてしまう。被写体に対して立体映像を視認するためには、右眼用映像は右目に振り分け、左眼用映像に左目に振り分ける必要がある。このため、上記のままでは表示映像の視差情報と、実際に立体視するための視差情報の整合性が取れなくなり、好適な立体映像の視認が困難になるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、表示装置の姿勢によらず、立体映像を表示できる立体映像表示システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、装置本体と、第1の視差を有した第1の映像と第2の視差を有した第2の映像とを時分割的に交互に表示する表示手段と、前記表示手段の法線から所定の方向側へ第1の所定の角度傾いた第1の方向に出射光強度のピークが存在する第1の発光素子の点灯による第1の照明光と、前記表示手段の法線から前記所定の方向側とは異なる側へ第2の所定の角度傾いた第2の方向に出射光強度のピークが存在する第2の発光素子の点灯による第2の照明光とを、前記交互に表示される第1の視差を有した第1の映像と第2の視差を有した第2の映像との表示切替えタイミングに同期させて時分割的に交互に前記表示手段に向けて出射する面光源と、前記装置本体に対する前記表示手段の姿勢を判断する表示部姿勢判断手段と、前記第1の発光素子と前記第2の発光素子を点灯させる発光素子点灯手段と、前記第1の発光素子と前記第2の発光素子の点灯を切替える点灯切替手段を備え、前記第1の視差を有した第1の映像が表示されている時は、前記第1の発光素子が点灯し、前記第2の視差を有した第2の映像が表示されている時は、前記第2の発光素子が点灯する前記立体映像表示システムにおいて、前記表示部姿勢判断手段により、判断された姿勢に応じて、前記点灯切替手段によって、前記第1の視差を有した第1の映像が表示されている時は、前記第2の発光素子が点灯し、前記第2の視差を有した第2の映像が表示されている時は、前記第1の発光素子が点灯するように切替えることを特徴とする。
本発明によれば、表示装置の姿勢に応じて、第1の発光素子と第2の発光素子の点灯タイミングを反転させるため、表示装置の姿勢がいかなる場合も、立体映像を表示することができる。
第1の実施例における撮像装置の構成を示すブロック図である。 撮像装置の外観斜視図である。 撮像装置の外観斜視図である。 第1の実施例における第1の発光素子と第2の発光素子の点灯制御手順を示すフローチャートである。 第1の実施例における対面状態と反転収納状態のバックライトの時分割方式の発光素子の点灯と偶数フィールド時の映像を表す図である。 第1の実施例における対面状態と反転収納状態のバックライトの時分割方式の発光素子の点灯と奇数フィールド時の映像を表す図である。 第3の実施例における対面状態と反転収納状態のバックライトの時分割方式のバックライトの発光素子の点灯タイミングと映像表示を表した図である。 第2の実施例における撮像装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施例における第1の発光素子と第2の発光素子の点灯制御手順を示すフローチャートである。 バックライトの時分割方式LCDの側面図である。 正転状態のバックライトの時分割方式の発光素子の点灯と偶数フィールド時の映像を表す図である。 正転状態のバックライトの時分割方式の発光素子の点灯と奇数フィールド時の映像を表す図である 正転状態のバックライトの時分割方式のバックライトの発光素子の点灯タイミングと映像表示を表した図である。 対面状態と反転収納状態のバックライトの時分割方式の発光素子の点灯と偶数フィールド時の映像を表す図である。 対面状態と反転収納状態のバックライトの時分割方式の発光素子の点灯と奇数フィールド時の映像を表す図である。 対面ミラー状態のバックライトの時分割方式の発光素子の点灯と偶数フィールド時の映像を表す図である。 対面ミラー状態のバックライトの時分割方式の発光素子の点灯と奇数フィールド時の映像を表す図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施の形態における撮像装置の構成について説明する。図2及び図3は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の外観斜視図である。図2において、201は、レンズ202やCCD(図示せず)などの撮像手段を内蔵し映像音声信号の記録再生が可能な機器本体であるビデオカメラ本体である。レンズ202は、立体映像を撮影するためのレンズ部であり、202Rが通常モード時の右目用映像を撮影する第1のレンズ、202Lが左目用映像を撮影する第2のレンズである。本実施例ではビデオカメラとしたが映像信号の記録再生が可能なものであればデジタルスチルカメラなどであってもよい。
109はビデオカメラ本体201に対して回動自在に設けられ再生映像や撮像映像を表示可能な表示手段であるLCDパネルで、LCDパネル109の後部にはLCDバックライト302を備えたバックライト方式のLCDパネルとなる。303はLCDパネル109をビデオカメラ本体201に対して回動自在に保持するヒンジ部で、LCDパネル109を矢印A方向に開閉自在であるとともに、矢印B方向に回転自在となっている。
図1は請求項1及び請求項2の発明の実施の形態における撮像装置の構成を示すブロック図である。108は制御マイコン101からの制御により別途入力される映像信号をLCDパネル109に表示させるよう制御するLCDドライブ回路である。LCDパネル109への映像表示のON/OFFを制御マイコン101により制御している。
また、制御マイコン101から電源回路104に制御信号が入力され、この電源回路104の電圧をアップすることにより、LCDバックライト302の照度を上げることがきる。LCDパネル109の後部にはLCDバックライト302を備えたバックライト方式のLCDパネルであり、[背景技術]で記載したバックライトの時分割方式の立体映像表示システムである。LCDバックライト302は、第1のLED106と第2のLED107を備える。
LED切替スイッチ105は、第1のLEDのみ点灯、もしくは、第2のLEDのみ点灯、もしくはを第1のLEDと第2のLEDを同時に点灯することを切替える。開閉検出スイッチ102は、LCDパネル109を図3の矢印A方向に開閉したことを検出し、回転検出スイッチ103は、矢印B方向に回転したことを検出する。
以上のように構成された撮像装置の動作について説明する。まず、図2及び図3においてビデオカメラ本体201は、レンズ202を介して入射される被写体の光信号を、内蔵されたCCDにより電気信号に変換して映像信号を得る。映像信号は信号処理回路で各種信号処理が施され、LCDパネル109に表示される。
一方で録画ボタン301を押すことで、内部に装填された記録媒体に映像信号及び音声信号を記録される。静止画像データ、動画像データ等のデータを格納する、記録媒体は、ハードディスク、固体磁気ディスクメモリ、光磁気ディスクメモリ、光ディスクメモリ等のディスクメディアでも構わないし、SDRAM、DRAM等の固体半導体メモリで構成されるランダムアクセスが可能な種々の媒体を用いることができる。
ビデオカメラ本体201には撮影中の映像や再生した映像を表示するためのLCDパネル109が設けられており、このLCDパネル109はヒンジ部303によって、矢印A方向に開閉自在及び矢印B方向に回転自在に配されている。LCDパネル109は、撮影者側に向いた通常撮影状態と、被写体側つまりレンズ202と同方向を向いた対面撮影状態とに回転自在となっている。
図3の状態の正転状態から矢印A方向にLCDパネル109を閉じた状態である正転収納状態では、LCDパネル109の表示はオフされる。図3の状態から矢印B方向で、レンズ202と同方向にLCDパネル109を回転した状態である対面状態では、LCDパネル109の表示は、正転状態から上下左右反転する。対面状態から矢印A方向にLCDパネル109を閉じた状態である反転収納状態でもLCDパネル109の表示は、正転状態から上下左右反転している。また、対面状態において鏡像表示をする対面ミラー状態では、LCDパネル109の表示は、正転状態から上下反転している。
次に、本発明の第1の実施例における、LCDバックライト302の第1のLED106と第2のLED107の点灯制御方法について説明する。図4は請求項1及び請求項2の発明の実施例における、LCDバックライト302の第1のLED106と第2のLED107の点灯制御手順を示すフローチャートである。
本処理は、制御マイコン101によって実行される。図4において、電源が投入されると、開閉検出スイッチ102と回転検出スイッチ103によって、LCDパネル109の姿勢を検出する(S401)。開閉検出スイッチ102が開状態、回転検出スイッチ103が回転状態を検出した対面状態の場合、もしくは、開閉検出スイッチ102が閉状態、回転検出スイッチ103が回転状態を検出した反転収納状態の場合(S403)、LED切替スイッチ105によって、第1のLED106と第2のLED107の点灯タイミングを反転させる(S404)。
図5は、対面状態と反転収納状態のバックライトの時分割方式の発光素子の点灯と偶数フィールド時の映像を表す図である。ここで、点線が立体映像時に表示されている映像を表しており、実線が右目用映像であり被写体の右側面が表示される。偶数フィールドでは、レンズ部202の第1のレンズ202Rによって撮影された右目用映像が表示され、第1のLEDがオフし、第2のLEDは点灯している。LCDパネル109に向かって左側に配置されている第2のLEDが点灯すると、出射光強度のピークが右目方向に傾いた指向性を持つことになる。つまり、右目用の映像が右目に振り分けられることになる。
図6は、対面状態と反転収納状態のバックライトの時分割方式の発光素子の点灯と奇数フィールド時の映像を表す図である。ここで、点線が立体映像時に表示されている映像を表しており、実線が左目用映像であり被写体の左側面が表示される。奇数フィールドでは、レンズ部202の第2のレンズ202Lによって撮影された左目用映像が表示され、第1のLEDが点灯し、第2のLEDはオフしている。LCDパネル109に向かって右側に配置されている第1のLEDが点灯すると、出射光強度のピークが左目方向に傾いた指向性を持つことになる。つまり、左目用の映像が左目に振り分けられることになる。
図7は、対面状態と反転収納状態のバックライトの時分割方式のバックライトの発光素子(LED)の点灯タイミングと映像表示を表した図である。ここで、1フレーム目の偶数フィールドの映像は右目用であり、奇数フィールドの映像は左目用である。数字の右上に“ダッシュ(’)”が記載されているものが左目用の映像である。偶数フィールド時には、映像は右目用が表示され、第2のLEDが点灯し、奇数フィールド時には、映像は左目用が表示され、第1のLEDが点灯している。従って、正転状態から、第1のLED106と第2のLED107の点灯タイミングを反転させることで、対面状態及び反転収納状態でも立体映像の表示が可能となる。
以上の処理を行った後、撮影あるいは再生が継続されているかどうかの判定を行い(S405)、電源が切断されて制御が終了するまで、ステップS401の処理を繰り返す。電源が切断されると、本処理を終了する。
また、ステップS401で開閉検出スイッチ102が開状態、回転検出スイッチ103が回転状態を検出しない正転状態の場合、もしくは、開閉検出スイッチ102が閉状態、回転検出スイッチ103が回転状態を検出しない正転収納状態の場合(S402)は、正転状態では、通常位置のままであるので、第1のLED106と第2のLED107の点灯タイミングは維持したままとなる。正転収納状態ではLCDパネル109には出画されない。
図11〜図12は、正転状態のバックライトの時分割方式のバックライトの発光素子(LED)の点灯タイミングと映像表示を表した図であり、[背景技術]で説明したため、ここでは省略する。正転状態では、通常時のままであり、第1のLED106と第2のLED107の点灯タイミングを維持し立体映像の表示が可能となる。そして、ステップS405で、撮影あるいは再生が継続されているかどうかの判定を行い、電源が切断されて制御が終了するまで、ステップS401の処理を繰り返す。電源が切断されると、本処理を終了する。
このように、第1の実施例におけるビデオカメラによれば、対面状態及び反転収納状態のときには、第1のLED106と第2のLED107の点灯タイミングを反転させるため、対面状態や反転収納状態でも観察者は立体映像を観察することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施例における、LCDバックライト205の第1のLED106と第2のLED107の点灯制御方法について説明する。
第2の実施例の撮像装置の構成は、前記第1の実施例とほぼ同一であるので、同一の構成要素については同一の符号を用いることでその説明を省略し、ここでは異なる構成について説明する。
図8は請求項3の発明の実施例における撮像装置の構成を示すブロック図であり、第1の実施例において、ミラーモード選択手段801を追加し、LCDパネル109に鏡像表示(ミラーモード)をすることを可能にしたものである。
図9は請求項2の発明の実施例における、LCDバックライト302の第1のLED106と第2のLED107の点灯制御手順を示すフローチャートである。
本処理は、制御マイコン101によって実行される。図9において、電源が投入されると、開閉検出スイッチ102と回転検出スイッチ103によって、LCDパネル209の姿勢を検出する(S901)。開閉検出スイッチ102が開状態、回転検出スイッチ103が回転状態を検出した対面状態の場合、ステップS905で、ミラーモード選択手段801によって、ミラーモードが選択されているか否かを判定する。ミラーモードでない場合は、LED切替スイッチ105によって、第1のLED106と第2のLED107の点灯タイミングを反転させる(S906)。
ここでミラーモードでない対面状態とは、再生モードも含まれる。また、開閉検出スイッチ102が閉状態、回転検出スイッチ103が回転状態を検出した反転収納状態の場合は(S803)、ステップS806で、LED切替スイッチ105によって、第1のLED106と第2のLED107の点灯タイミングを反転させる。この時のバックライトの時分割方式の発光素子の点灯と映像を表す図は、図5〜図7であり、第1の実施例で説明したので、ここでは省略する。
従って、正転状態から、第1のLED106と第2のLED107の点灯タイミングを反転させることで、対面状態と反転収納状態でも立体映像の表示が可能となる。
以上の処理を行った後、撮影あるいは再生が継続されているかどうかの判定を行い(S907)、電源が切断されて制御が終了するまで、ステップS901の処理を繰り返す。電源が切断されると、本処理を終了する。
また、ステップS905で、ミラーモードであると判定された場合は、撮影あるいは再生が継続されているかどうかの判定を行い(S907)、電源が切断されて制御が終了するまで、ステップS901の処理を繰り返す。電源が切断されると、本処理を終了する。
図16は、対面ミラー状態のバックライトの時分割方式の発光素子の点灯と偶数フィールド時の映像を表す図である。ここで、点線が立体映像時に表示されている映像を表しており、実線が右目用映像でる。偶数フィールドでは、レンズ部202の第1のレンズ202Rによって撮影された右目用映像が表示され、第1のLEDが点灯し、第2のLEDはオフしている。撮影された偶数フィールドの映像は右目用映像であるが、対面ミラー状態では、LCDパネル109の表示は鏡像映像であるため、観察者にとっては、被写体の左側面が表示された映像を見ることになる。そして、LCDパネル109に向かって右側に配置されている第1のLEDが点灯すると、出射光強度のピークが左目方向に傾いた指向性を持つことになる。つまり、右目用の映像の鏡像映像が左目に振り分けられることになる。
図17は、対面ミラー状態のバックライトの時分割方式の発光素子の点灯と奇数フィールド時の映像を表す図である。ここで、点線が立体映像時に表示されている映像を表しており、実線が左目用映像である。奇数フィールドでは、レンズ部202の第2のレンズ202Lによって撮影された左目用映像が表示され、第1のLEDがオフし、第2のLEDは点灯している。撮影された奇数フィールドの映像は左目用映像であるが、対面ミラー状態では、LCDパネル109の表示は鏡像映像であるため、観察者にとっては、被写体の右側面が表示された映像を見ることになる。そして、LCDパネル109に向かって左側に配置されている第2のLEDが点灯すると、出射光強度のピークが右目方向に傾いた指向性を持つことになる。つまり、左目用の映像の鏡像映像が右目に振り分けられることになる。
この対面ミラー状態のバックライトの時分割方式の映像表示とバックライトの発光素子(LED)の点灯タイミングを表した図が図13である。ここで、1フレーム目の偶数フィールドの映像は右目用であり、奇数フィールドの映像は左目用である。数字の右上に“ダッシュ(’)”が記載されているものが左目用の映像である。右目用、左目用ともに鏡像映像となっている。偶数フィールド時には、映像は右目用の鏡像映像が表示され、第1のLEDが点灯し、奇数フィールド時には、映像は左目用の鏡像映像が表示され、第2のLEDが点灯している。
つまり、被写体の右側面が表示された映像が右目に、被写体の左側面が表示された映像が左目に振り分けられるので、正転状態から、第1のLED106と第2のLED107の点灯タイミングを維持したままでも立体映像の表示が可能である。
また、ステップS901で開閉検出スイッチ102が開状態、回転検出スイッチ103が回転状態を検出しない正転状態の場合、もしくは、開閉検出スイッチ102が閉状態、回転検出スイッチ103が回転状態を検出しない正転収納状態の場合(S902)は、正転状態では、通常位置のままであるので、第1のLED106と第2のLED107の点灯タイミングは維持したままとなる。正転収納状態ではLCDパネル109には出画されない。
図10〜図12は、正転状態を表す図であり、[背景技術]で説明したため、ここでは省略する。正転状態では、通常時のままであり、第1のLED106と第2のLED107の点灯タイミングを維持し立体映像の表示が可能となる。
ステップS907で、撮影あるいは再生が継続されているかどうかの判定を行い(S907)、電源が切断されて制御が終了するまで、ステップS901の処理を繰り返す。電源が切断されると、本処理を終了する。
このように、第2の実施例におけるビデオカメラによれば、ミラーモードでない対面状態及び反転収納状態のときには、第1のLED106と第2のLED107の点灯タイミングを反転させるため、対面状態や反転収納状態でも観察者は立体映像を観察することができる。
また、上記実施例1〜2では発光素子をLEDとしたが、冷陰極管であっても良い。
また、上記実施例1〜2では右目用の映像と左目用の映像を偶数フィールドと奇数フィールドで時分割表示としたが、駆動周波数はこれらに特定されるものではなく、適宜変更可能である。
また、上記実施例1、2では第1の発光素子と第2の発光素子の点灯タイミングを制御したが、対面状態と反転収納状態で、第1の発光素子と第2の発光素子の点灯タイミングはそのままとし、右目用の映像と左目用の映像を入れ替えても良い。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
(他の実施形態)
上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行することでも本発明は実現可能である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
101 制御マイコン、102 開閉検出スイッチ、103 回転検出スイッチ、
104 LED切替スイッチ、106 LCDバックライト第1LED、
107 LCDバックライト第2LED、109 LCDパネル

Claims (3)

  1. 装置本体と、
    第1の視差を有した第1の映像と第2の視差を有した第2の映像とを時分割的に交互に表示する表示手段と、
    前記表示手段の法線から所定の方向側へ第1の所定の角度傾いた第1の方向に出射光強度のピークが存在する第1の発光素子の点灯による第1の照明光と、前記表示手段の法線から前記所定の方向側とは異なる側へ第2の所定の角度傾いた第2の方向に出射光強度のピークが存在する第2の発光素子の点灯による第2の照明光とを、前記交互に表示される第1の視差を有した第1の映像と第2の視差を有した第2の映像との表示切替えタイミングに同期させて時分割的に交互に前記表示手段に向けて出射する面光源と、
    前記装置本体に対する前記表示手段の姿勢を判断する表示部姿勢判断手段と、
    前記第1の発光素子と前記第2の発光素子を点灯させる発光素子点灯手段と、
    前記第1の発光素子と前記第2の発光素子の点灯を切替える点灯切替手段を備え、
    前記第1の視差を有した第1の映像が表示されている時は、前記第1の発光素子が点灯し、前記第2の視差を有した第2の映像が表示されている時は、前記第2の発光素子が点灯する立体表示システムにおいて、
    前記表示部姿勢判断手段により、判断された姿勢に応じて、前記点灯切替手段によって、前記第1の視差を有した第1の映像が表示されている時は、前記第2の発光素子が点灯し、前記第2の視差を有した第2の映像が表示されている時は、前記第1の発光素子が点灯するように切替えることを特徴とする立体映像表示システム。
  2. 前記表示部姿勢判断手段は、前記表示手段の開閉状態を検出する開閉検出手段と、前記表示手段の回転状態を検出する回転検出手段であって、
    前記開閉手段により、前記表示手段が開状態かつ、前記回転検出手段により、前記表示手段が回転状態であること、または、前記開閉手段により、前記表示手段が閉状態かつ、前記回転検出手段により、前記表示手段が回転状態であることを検出すると、
    前記点灯切替手段によって、前記第1の視差を有した第1の映像が表示されている時は、前記第2の発光素子が点灯し、前記第2の視差を有した第2の映像が表示されている時は、前記第1の発光素子が点灯するように切替えることを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示システム。
  3. 前記表示部姿勢判断手段は、前記表示手段の開閉状態を検出する開閉検出手段と、前記表示手段の回転状態を検出する回転検出手段であって、
    前記表示手段に鏡像映像を表示するミラーモードと、ミラーモードを選択するミラーモード選択手段を備え、
    前記ミラーモード選択手段により、ミラーモードでないことが選択されることかつ、前記開閉手段により、前記表示手段が開状態かつ、前記回転検出手段により、前記表示手段が回転状態であること、または、前記開閉手段により、前記表示手段が閉状態かつ、前記回転検出手段により、前記表示手段が回転状態であることを検出すると、
    前記点灯切替手段によって前記第1の視差を有した第1の映像が表示されている時は、前記第2の発光素子が点灯し、前記第2の視差を有した第2の映像が表示されている時は、前記第1の発光素子が点灯するように切替えることを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示システム。
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