JP2016017388A - ストライク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】押出成形または引抜成形された竪枠の開口部に対して容易に着脱することができるストライク装置を提供する。【解決手段】ストライク装置10は、錠片Rを係止する受穴33を有し、押出成形または引抜成形された竪枠2に設けた枠開口部5に収容される受具30と、枠開口部5の周縁5sを覆いつつ、受穴33を露出させる表面板20と、枠開口部5に収容されて、竪枠2と受具30を表面板20とにより挟持する裏面板40と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ドア枠に固定されて、ドアから突出する錠片を係止するストライク装置に関する。
ストライク装置は、ドア枠にドアを係止させる錠の構成部品の一つであって、ドア枠の竪枠に固定される。ストライク装置は、竪枠の表面(ドア枠の内面)に形成した開口部に取り付けられて、ドアの木口から突出する錠片が出入りする。
従来のストライク装置は、例えば特許文献1に開示されるように、木製の竪枠に取り付けられる。このストライク装置は、主に室内ドアに用いられるものであり、受箱と表面板を備える。
受箱は、錠片が出入りする樹脂製の有底箱形部材であり、竪枠の表面に形成した掘り込みに収容される。表面板は、受箱を露出させる開口を有する金属製の平板形部材であり、竪枠に形成した掘り込みを覆う。そして、受箱と表面板は、木螺子を用いて木製の竪枠に固定される。
また、例えば特許文献2に開示されるように、金属製の竪枠に取り付けられるストライク装置もある。このストライク装置は、主に玄関ドアに用いられるものであり、ストライクとストライク受箱を備える。
ストライクは、竪枠の表面に形成した開口部を覆う金属製の平板形部材であり、錠片が出入りする受穴を有する。ストライク受箱は、竪枠の内部に収容される金属製の有底箱形部材であり、ストライクにモルタルなどの異物が侵入することを防ぐ。ストライク受箱と表面板は、竪枠を挟持するようにして、螺子を用いて固定される。
特開平08−296352号公報 特開2004−278135号公報
近年、主に室内ドアのドア枠として、アルミニウム製のドア枠(竪枠)が開発されている。アルミニウム製の竪枠は、室内側に露出する側面の面積を小さくできるため、主に意匠性を向上させるために用いられる。
アルミニウム製の竪枠は、金属製の竪枠と同様に、施工時に開口部や螺子孔を容易に加工することができない。このため、特許文献1のストライク装置をアルミニウム製の竪枠に採用することは困難である。
一方、特許文献2のストライク装置は、ストライク受箱を竪枠の長さ方向の端部から内部に挿入する必要がある。言い換えれば、ストライク受箱を竪枠の開口部から内部に挿入することができない。このため、ストライク装置の取り付け、取り外し等の施工が容易ではないという問題がある。特に、ストライク装置に不具合が発生したときに、ストライク装置を交換することができない。さらに、ストライクの裏側に空間が存在するため、ストライクの受穴に指を入れて怪我をする危険性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、押出成形または引抜成形された竪枠の開口部に対して容易に着脱することができるストライク装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明の第一実施態様に係るストライク装置は、錠片を係止する受穴を有し、押出成形または引抜成形された竪枠に設けた枠開口部に収容される受具と、前記枠開口部の周縁を覆いつつ、前記受穴を露出させる表面板と、前記枠開口部に収容されて、前記竪枠と前記受具を前記表面板とにより挟持する裏面板と、を備えることを特徴とする。
第一実施態様に係るストライク装置によれば、受具と裏面板を竪枠に設けた枠開口部から挿入(収容)して、組み立て等を行うことができる。このため、ストライク装置の取り付け、取り外し等の施工を容易に行うことができる。特に、ストライク装置に不具合が発生したときに、ストライク装置の交換を容易に行うことができる。
また、表面板と裏面板により竪枠と受具を挟持して、ストライク装置を固定するので、施工の容易化が図られる。
さらに、表面板の裏側に無駄な空間が存在しないので、指を入れて怪我をする危険性もない。
本発明の第二実施態様に係るストライク装置は、第一実施態様において、前記受具は、前記受穴を有する受箱と、前記受穴の開口縁から側方に突出する平板部と、前記平板部からさらに側方に突出する突出板片と、を有し、前記表面板は、前記受穴を露出させると共に、前記平板部を収容する板開口部と、前記板開口部に連通して、前記突出板片を側方に向けて案内可能に収容する切欠部と、を有し、前記平板部と前記突出板片は、前記表面板と面一に形成されることを特徴とする。
第二実施態様に係るストライク装置によれば、平板部と突出板片が表面板と面一になるので、錠片が受具の受穴に確実に出入りできる。表面板と受具の間に段差が存在しないので、錠片が円滑に摺接して、段差に引っ掛かることを防止できる。
また、ストライク装置は、受具の平板部と突出板片が表面板の板開口部と切欠部に収容されるため、竪枠の表面(ドア枠の内面)からの突出量を最小限に抑えることができる。
ストライク装置は、表面板が竪枠の表面に重畳配置されため、少なくとも表面板の板厚分だけ竪枠の表面から突出する。ところが、竪枠の表面に突出する部材が存在すると、ドア枠にドアを取り付けるときの調整幅が減少して施工が難しくなってしまう。もっとも、ストライク装置では、受具が表面板に収容されるので、受具が表面板を竪枠の表面からさらに突出させることはない。このため、ストライク装置は、表面板の板厚以上に竪枠の表面から突出しない。つまり、竪枠の表面からの突出量が最小限に抑えられる。
本発明の第三実施態様に係るストライク装置は、第一または第二実施態様において、前記表面板、前記受具および前記裏面板は、前記枠開口部に対して仮組みされた状態で着脱されることを特徴とする。
第三実施態様に係るストライク装置によれば、構成部品の全てが仮組みされているので、枠開口部に対して着脱する際に、竪枠の内部に構成部品を落として紛失することを防止できる。また、枠開口部に対して構成部品を個々に着脱する場合に比べて、施工作業が大幅に簡単になり、施工時間も大幅に短縮できる。
本発明の第四実施態様に係るストライク装置は、第一から第三実施態様のいずれかにおいて、前記枠開口部は、前記受穴を有する受箱よりも上下方向に長く延びて、前記受箱を収容する受箱収容孔と、前記受箱収容孔の上辺と下辺にそれぞれ連通して、前記表面板、前記受具および前記裏面板を連結する螺子が挿通される一対の螺子挿通孔と、を有し、前記一対の螺子孔は、いずれか一方が上下方向に長く延びることを特徴とする。
第四実施態様に係るストライク装置によれば、受箱を収容する受箱収容孔が受箱よりも上下方向に長く延びるように形成されているので、枠開口部に対して受箱を容易に挿入したり抜去したりすることができる。このとき、一対の螺子挿通孔が受箱収容孔に連通しているので、この一対の螺子挿通孔に対して螺子を容易に挿通させることができる。
また、一対の螺子挿通孔のいずれか一方が上下方向に長く延びるように形成されているので、受箱、裏面板および螺子を枠開口部に対して差し込むようにして、挿入したり抜去したりすることができる。また、残りの螺子挿通孔は、螺子を介して受具の上下方向の位置を規定するので、受具を枠開口部に対して正確に位置決めすることができる。
本発明のストライク装置は、押出成形または引抜成形された竪枠の枠開口部に対して容易かつ確実に着脱することができる。また、本発明のストライク装置は、枠開口部に対して容易かつ確実に固定することができる。
本発明の実施形態に係るストライク装置10を示す図である。 竪枠2の上端を示す図である。 枠開口部5を示す図である。 ストライク装置10を示す分解図である。 ストライク装置10の組立手順を工程順に示す図である。 受具30の組み付け位置を示す図である。
本発明の実施形態につき図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るストライク装置10を示す図である。
ストライク装置10は、ドア(不図示)をドア枠1に係止させる錠の構成部品の一つである。ストライク装置10は、ドア枠1のうち、上下方向(鉛直方向)に延びる竪枠2に取り付けられる。
ストライク装置10は、竪枠2の表面2s(ドア枠1の内面)に設けた枠開口部5に固定されて、ドアの木口から突出するラッチボルト(錠片)Rが出入りする。
以下の説明において、竪枠2が延びる方向をZ方向または上下方向と言う。Z方向のうち、上方側を+Z方向、下方側を−Z方向と言う。
竪枠2の表面2s(ストライク装置10の表面)に垂直な方向をX方向または厚み方向という。X方向のうち、ドア側を+X方向または表側、竪枠側を−X方向または裏側と言う。
X方向およびZ方向に直交する方向をY方向または幅方向という。Y方向のうち、ドアが閉まる方向を+Y方向、ドアが開く方向を−Y方向と言う。
図2は、竪枠2の上端を示す図である。
図3は、枠開口部5を示す図である。
竪枠2は、アルミニウムを押出成形または引抜成形された部材であって、約2m程度の長さを有する。竪枠2は、水平方向(XY平面)の断面がZ方向の全長に亘って同一形状に形成される。
竪枠2は、平板部2a,2b、角溝部2cおよび角形中空部2d,2eを有する。
二つの平板部2a,2bは、+X方向を向く面が面一に配置されて、竪枠2の表面2sを形成する。角溝部2cは、平板部2a,2bの間に配置されて、樹脂製のドア当り3が嵌め込まれる。ドア当り3は、ドアを閉めたときに、ドアの主面が当接して密着する部材である。
二つの角形中空部2d,2eは、平板部2a,2bの裏側(−X方向)にそれぞれ配置される。二つの角形中空部2d,2eは、竪枠2の機械的強度(曲げ強度、ねじれ強度)を向上させるために設けられる。
竪枠2のZ方向の中央付近には、ストライク装置10が固定される枠開口部5が設けられる。枠開口部5は、竪枠2の平板部2aに設けられる。
枠開口部5は、Z方向に延びる略矩形形状を有する。具体的には、枠開口部5は、Z方向に延びる矩形の受箱収容孔5aと、受箱収容孔5aの上辺に連通する螺子挿通孔5bと、受箱収容孔5aの下辺に連通する螺子挿通孔5cと、を有する。
受箱収容孔5aは、後述する受具30の受箱32を収容する。
受箱収容孔5aは、Z方向において、受具30よりも短く、受箱32よりも長く設定される。受箱収容孔5aは、Y方向において、受具30よりも短く、受箱32よりも長く設定される。
螺子挿通孔5b,5cには、ストライク装置10を固定する皿螺子15が挿通される。螺子挿通孔5bは+Z方向に延びる長円形に形成される。螺子挿通孔5cは−Z方向に延びる半円形に形成される。螺子挿通孔5bは、Z方向において、螺子挿通孔5cよりも長く設定される。
図4は、ストライク装置10を示す分解図である。
ストライク装置10は、表面板20、受具30および裏面板40を備える。表面板20、受具30および裏面板40は、一対の皿螺子15により連結される。
表面板20は、金属製の平板形部材であり、竪枠2の表面2sに密着配置される。表面板20は、竪枠2の平板部2aに形成された枠開口部5を覆う。
表面板20は、Z方向において、枠開口部5よりも長く設定される。表面板20は、Y方向において、枠開口部5よりも長く設定される。また、表面板20は、Y方向において、平板部2aとほぼ同一の長さに設定される。
表面板20の−Y方向の端部は、折り曲げ加工されて、平板部2aの−Y方向の端面を覆う。つまり、表面板20は、平板部2aに重畳配置されて、枠開口部5の周縁5sを覆う。
表面板20の中央には、矩形の板開口部22と切欠部24が設けられる。
板開口部22は、後述する受箱32と平板部34を収容する。板開口部22は、ほぼ正方形に形成される。
板開口部22は、Z方向において、枠開口部5の受箱収容孔5aよりも短く設定される。板開口部22は、Y方向において、枠開口部5の受箱収容孔5aとほぼ同一の長さに設定される。
表面板20の板開口部22と竪枠2の枠開口部5は、Z方向において、同一の位置に配置される。このため、表面板20を竪枠2の表面2sに重ねたとき、枠開口部5(受箱収容孔5a)の上方側と下方側が表面板20で覆われる。言い換えれば、枠開口部5の中央部分のみが板開口部22から露出する。
一方、表面板20の板開口部22と枠開口部5の受箱収容孔5aは、Y方向において、ずらした位置に配置される。具体的には、表面板20は枠開口部5よりも−Y方向に配置される。このため、表面板20を竪枠2の表面2sに重ねたとき、枠開口部5の+Y方向の端部側のみが表面板20で覆われる。言い換えれば、枠開口部5の中央部分と−Y方向の端部側が板開口部22から露出する。
切欠部24は、板開口部22の−Y方向側に配置されて、板開口部22に連通する。切欠部24は、−Y方向に向けて直線状に延びる。切欠部24は、後述する受箱32の突出板片36を収容する。
切欠部24は、受具30をY方向に沿って案内するために設けられる。
板開口部22の上方(+Z方向)と下方(−Z方向)には、それぞれ螺子受孔26が一つずつ設けられる。螺子受孔26には、皿螺子15が挿通される。螺子受孔26の内周面は、円錐形に形成される。螺子受孔26は、皿螺子15の頭部を収容する。
受具30は、樹脂製の有底箱形部材であり、竪枠2の枠開口部5に収容されて、ドアのラッチボルトRを係止する。
受具30は、受箱32、平板部34、突出板片36及び一対の取付片38を有する。
受箱32は、Z方向に延びる直方体形に形成される。受箱32には、+X方向に向けて開口する受穴33が設けられる。この受穴33には、ラッチボルトRが出入りする。
受箱32は、Z方向において、枠開口部5の受箱収容孔5aよりも短く設定される。また、受箱32は、Z方向において、表面板20の板開口部22と同一の長さに設定される。
受箱32は、Y方向において、受箱収容孔5aおよび板開口部22よりも短く設定される。受箱32は、X方向において、竪枠2の角形中空部2dの内寸(内法、深さ)よりも短く設定される。
受箱32は、+Y方向の内壁32aが他の内壁や底壁よりも厚く形成される。内壁32aの+X方向を向く面(段差面32b)は、受箱32の+X方向を向く面(開口縁32s)よりも−X方向に下がった位置に配置される。開口縁32sと段差面32bの距離は、表面板20の板厚と同一の長さに設定される。
受箱32の開口縁32sは、表面板20の板開口部22に収容される(嵌まり込む)。
平板部34は、受箱32の開口縁32sから−Y方向(側方)に沿って突出する矩形の平板形に形成される。平板部34は、主面がX方向を向き、表面板20の板開口部22に収容される(嵌まり込む)。
平板部34は、Z方向において、受箱32と同一の長さに設定される。つまり、板開口部22と同一の長さに設定される。
平板部34は、Y方向において、段差面32bよりも若干長く設定される。平板部34は、X方向において、表面板20の板厚と同一の長さ(板厚)に設定される。
Y方向において、受箱32と平板部34を合わせた長さは、受箱収容孔5aおよび板開口部22よりも若干長く設定される。
Y方向において、開口縁32sと平板部34を合わせた長さ(板開口部22に収容される部位の長さ)は、板開口部22とよりも短く設定される。
突出板片36は、平板部34の−Y方向の端部からさらに−Y方向に沿って突出する細い矩形の平板形に形成される。平板部34は、主面がX方向を向き、表面板20の切欠部24に収容される(嵌まり込む)。
突出板片36は、Z方向において、表面板20の切欠部24と同一の長さに設定される。
突出板片36は、Y方向において、切欠部24と同一の長さに設定される。
突出板片36は、X方向において、表面板20の板厚と同一の長さ(板厚)に設定される。つまり、突出板片36は、X方向において、平板部34と同一の板厚に設定される。
受箱32の開口縁32s、平板部34、突出板片36は、互いに段差なく平坦に繋がるように形成される。つまり、開口縁32s、平板部34、突出板片36は、+X方向を向く面が面一に形成される。
開口縁32s、平板部34、突出板片36は、表面板20の板開口部22と切欠部24に収容される(嵌まり込む)。そして、開口縁32s、平板部34、突出板片36は、表面板20の+X方向を向く面(表面20s)と面一になる。
取付片38は、平板部34のZ方向の両端部からそれぞれZ方向に突出する矩形の平板形に形成される。主面がX方向を向き、竪枠2の平板部2aの裏面(−X方向を向く面)に密着する。
取付片38は、Z方向において、枠開口部5の螺子挿通孔5bよりも長く設定される。取付片38は、Y方向において、受箱32と同一の長さに設定される。
取付片38は、X方向において、竪枠2の平板部2aの板厚と同一の長さ(板厚)に設定される。取付片38は、受箱32の段差面32bよりも−X方向に下がった位置に配置される。段差面32bと取付片38の距離は、平板部2aの板厚と同一の長さに設定される。
取付片38には、Y方向に延びる調整孔39がそれぞれ一つずつ設けられる。調整孔39は、竪枠2の枠開口部5の螺子挿通孔5b,5cに対して交差するように重畳する。また、調整孔39は、表面板20の螺子受孔26に重畳する。調整孔39には、皿螺子15が挿通される。
裏面板40は、金属製の長板形部材であり、竪枠2の枠開口部5に収容されて受具30の裏面(−X方向の面)に密着配置される。裏面板40は、Z方向に延在するように配置される。
裏面板40は、細長い平板の両端部を一回ずつ山折りと谷折りして形成される。
裏面板40は、両端部に配置された一対の支持部42と、支持部42同士を連結する連結部44とを有する。一対の支持部42は、主面がX方向を向きつつ、互いに面一に形成される。
支持部42は、受具30の取付片38の裏面にそれぞれ密着する。連結部44は、受箱32を取り囲むように配置される。
支持部42には、それぞれ螺子孔43が一つずつ設けられる。螺子孔43は、取付片38の調整孔39に重畳する。螺子孔43には、皿螺子15が螺合する。
次に、ストライク装置10の組立手順について説明する。
図5は、ストライク装置10の組立手順を工程順に示す図である。
図6は、受具30の組み付け位置を示す図であり、受具30が最も+Y方向に位置する状態を示す。
上述したように、表面板20、受具30および裏面板40は、一対の皿螺子15により連結される。つまり、皿螺子15は、表面板20の螺子受孔26と受具30の調整孔39に挿通され、裏面板40の螺子孔43に螺合する。
皿螺子15は、表面板20、受具30および裏面板40を連結した状態で、先端がかしめられる。これにより、一対の皿螺子15は、裏面板40の螺子孔43から抜き去ることができなくなる。つまり、表面板20、受具30および裏面板40を仮組立てした状態が維持される。
なお、皿螺子15の先端をかしめるのに代えて、皿螺子15の先端にワッシャなどを溶接してもよい。この場合であっても、表面板20、受具30および裏面板40を仮組立てした状態を維持できる。
皿螺子15は、受具30のX方向の長さと同程度の長さを有する。このため、表面板20、受具30および裏面板40は、固定されることなく、一対の皿螺子15を介して連結した状態になる。つまり、ストライク装置10(表面板20、受具30および裏面板40)は、仮組みした状態になる。
次に、竪枠2に予め設けた枠開口部5に対してストライク装置10を装着する(図5(a))。
まず、図5(b)に示すように、仮組みしたストライク装置10の上方側の部位を枠開口部5の上方側に差し込む。具体的には、受具30の取付片38と裏面板40の支持部42を枠開口部5に差し込む。このとき、表面板20は、竪枠2の表面2sに当接させる。
そして、表面板20を竪枠2の表面2sに摺接させながら、受具30と裏面板40を+Z方向に向けて移動させる。上方側の皿螺子15を螺子挿通孔5bに挿入して、上方側の皿螺子15が竪枠2(平板部2a)に突き当たるまで、ストライク装置10を+Z方向に移動させる。
これにより、受具30と裏面板40の全体が枠開口部5に挿入可能になる。
次に、図5(c)に示すように、受具30と裏面板40の全体を枠開口部5に挿入した後に、ストライク装置10を−Z方向に向けて移動させる。下方側の皿螺子15を螺子挿通孔5cに挿入して、下方側の皿螺子15が竪枠2(平板部2a)に突き当たるまで、ストライク装置10を−Z方向に移動させる。
これにより、ストライク装置10が枠開口部5から抜け落ちなくなる。つまり、一対の皿螺子15が螺子挿通孔5b,5cにそれぞれ挿通した状態が維持される。また、下方側の皿螺子15が竪枠2(平板部2a)に突き当たるため、ストライク装置10がZ方向において位置決めされる。
次に、一対の皿螺子15を仮締めする。これにより、表面板20、竪枠2、受具30および裏面板40が密着し合う。
図6に示すように、受具30の取付片38は、平板部2aの裏面に密着する。段差面32bは、竪枠2の表面2s(周縁5s)と面一になる。平板部34と突出板片36は、竪枠2の表面2sに密着する。
また、図6に示すように、段差面32bは、表面板20の裏面に密着する。開口縁32sと平板部34は、表面板20の板開口部22に収容される(嵌まり込む)。突出板片36は、表面板20の切欠部24に収容される(嵌まり込む)。
そして、開口縁32s、平板部34、突出板片36は、表面板20の表面20sと面一になる。
一対の皿螺子15を仮締めすると、受具30は、Z方向およびX方向において固定される。
一方、受具30は、一対の皿螺子15を仮締めした状態では、Y方向に移動可能である。受具30の開口縁32s、平板部34及び突出板片36は、表面板20の板開口部22と切欠部24に沿ってY方向に案内される。
次に、一対の皿螺子15を仮締めした状態で、受具30をY方向に移動させて、受穴33の固定位置を調整する。つまり、ドアのラッチボルトRを適切に係止できる位置に、受具30を位置決めする。
最後に、一対の皿螺子15を仮締めする。これにより、ストライク装置10が竪枠2の枠開口部5に固定される。受具30の取付片38を挟んで、表面板20と裏面板40の支持部42対向配置される。つまり、表面板20と裏面板40により、受具30が挟持される。
なお、ストライク装置10を分解するときは、上述した組立手順とは逆の手順で行う。
以上、説明したように、本実施形態に係るストライク装置10は、受具30と裏面板40を竪枠2の枠開口部5から挿入(収容)して組み立てることができる。このため、ストライク装置10の取り付け、取り外し等の施工を容易に行うことができる。特に、ストライク装置10に不具合が発生したときに、ストライク装置10の交換を容易に行うことができる。
また、表面板20と裏面板40により竪枠2(平板部2a)と受具30を挟持してストライク装置10を固定するので、施工の容易化が図られる。
このように、ストライク装置10は、押出成形または引抜成形された竪枠2の枠開口部5に対して容易かつ確実に着脱することができる。また、ストライク装置10は、枠開口部5に対して容易かつ確実に固定することができる。
さらに、ストライク装置10は、表面板20の裏側に無駄な空間が存在しないので、指を入れて怪我をする危険性もない。
また、ストライク装置10は、受具30の平板部34と突出板片36が表面板20の表面20sと面一になるので、ラッチボルトRが受具30の受穴33に確実に出入りできる。表面板20と受具30の間に段差が存在しないので、ラッチボルトRが円滑に摺接して、段差に引っ掛かることを防止できる。
また、ストライク装置10は、受具30の平板部34と突出板片36が表面板20の板開口部22と切欠部24に収容されるため、竪枠2の表面2s(ドア枠1の内面)からの突出量を最小限に抑えることができる。
ストライク装置10は、表面板20が竪枠2の表面2sに重畳配置されため、少なくとも表面板20の板厚分だけ竪枠2の表面2sから突出する。ところが、竪枠2の表面2sに突出する部材が存在すると、ドア枠1にドアを取り付けるときの調整幅が減少して施工が難しくなってしまう。もっとも、ストライク装置10では、受具30が表面板20に収容されるので、受具30が表面板20を竪枠2の表面2sからさらに突出させることはない。このため、ストライク装置10は、表面板20の板厚以上に竪枠2の表面2sから突出しない。つまり、竪枠2の表面2sからの突出量が最小限に抑えられる。
また、ストライク装置10は、構成部品の全て(表面板20、受具30および裏面板40)が一対の皿螺子15により連結されて仮組みされる。このため、ストライク装置10を枠開口部5に対して着脱する際に、竪枠2の内部に構成部品を落として紛失することを防止できる。また、枠開口部5に対して、構成部品を個々に挿入する場合に比べて、施工作業が大幅に簡単になり、施工時間も大幅に短縮できる。
また、ストライク装置10は、表面板20、受具30および裏面板40に挿通された一対の皿螺子15の先端をかしめられる。これにより、ストライク装置10を容易かつ確実に仮組みすることができる。
また、ストライク装置10は、受箱収容孔5aが受箱32よりもZ方向に長く延びるように形成されているので、枠開口部5に対して受箱32を容易に挿入したり抜去したりすることができる。このとき、螺子挿通孔5b,5cが受箱収容孔5aに連通しているので、螺子挿通孔5b,5cに対して皿螺子15を容易に挿通させることができる。
また、螺子挿通孔5bが+Z方向に長く延びるように形成されているので、受具30(受箱32)、裏面板40および皿螺子15を枠開口部5に対して差し込むようにして、挿入したり抜去したりすることができる。
また、螺子挿通孔5cが皿螺子15を介して受具30のZ方向の位置を規定するので、受具30を枠開口部5に対して正確に位置決めすることができる。このとき、受具30を重力に任せて−Z方向に移動させればよいので、作業性に優れる。
なお、螺子挿通孔5cが−Z方向に長く延び、螺子挿通孔5bが半円形に形成される場合であってもよい。この場合であっても、上述の場合と同様に、ストライク装置10を竪枠2に対して容易に固定できる。すなわち、仮組みしたストライク装置10の下方側の部位を枠開口部5の下方側に差し込む。そして、受具30を+Z方向に移動させて、螺子挿通孔5bに皿螺子15を当接させて位置決めする。
上述した実施の形態において示した各構成部品の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づいて種々の変更が可能である。
例えば、ドアは、開き戸に限らず、引き戸であってもよい。
錠片は、ラッチボルト(仮締)に限らず、デッドボルト(本締)であってもよい。ラッチボルトとデッドボルトの両方であってもよい。また、鎌式錠片などであってもよい。
竪枠は、中空部を有する場合に限らない。竪枠の裏面側にストライク装置を収容する空間が形成される場合であればよい。
竪枠は、アルミニウム製に限らず、押出成形または引抜成形された金属製であればよい。
ストライク装置は、室内ドアのドア枠に限らず、玄関ドア(戸口ドア)のドア枠に固定される場合であってもよい。
ストライク装置は、ドア枠に固定される場合に限らず、窓枠などに固定される場合であってもよい。また、親子扉(両開きドア)の一方のドアに固定される場合であってもよい。
竪枠は、鉛直方向に延在する場合に限らない。天窓(屋根窓)などのように、水平方向に延びる縦枠であってもよい。
2 竪枠 5 枠開口部 5a 受箱収容孔 5b,5c 螺子挿通孔 5s 周縁 10 ストライク装置 15 皿螺子 20 表面板 22 板開口部 24 切欠部 30 受具 32 受箱 33 受穴 34 平板部 36 突出板片 40 裏面板 R ラッチボルト(錠片)

Claims (4)

  1. 錠片を係止する受穴を有し、押出成形または引抜成形された竪枠に設けた枠開口部に収容される受具と、
    前記枠開口部の周縁を覆いつつ、前記受穴を露出させる表面板と、
    前記枠開口部に収容されて、前記竪枠と前記受具を前記表面板とにより挟持する裏面板と、
    を備えることを特徴とするストライク装置。
  2. 前記受具は、
    前記受穴を有する受箱と、
    前記受穴の開口縁から側方に突出する平板部と、
    前記平板部からさらに側方に突出する突出板片と、
    を有し、
    前記表面板は、
    前記受穴を露出させると共に、前記平板部を収容する板開口部と、
    前記板開口部に連通して、前記突出板片を側方に向けて案内可能に収容する切欠部と、
    を有し、
    前記平板部と前記突出板片は、前記表面板と面一に形成されることを特徴とする請求項1に記載のストライク装置。
  3. 前記表面板、前記受具および前記裏面板は、前記枠開口部に対して仮組みされた状態で着脱されることを特徴とする請求項1または2に記載のストライク装置。
  4. 前記枠開口部は、
    前記受穴を有する受箱よりも上下方向に長く延びて、前記受箱を収容する受箱収容孔と、
    前記受箱収容孔の上辺と下辺にそれぞれ連通して、前記表面板、前記受具および前記裏面板を連結する螺子が挿通される一対の螺子挿通孔と、
    を有し、
    前記一対の螺子孔は、いずれか一方が上下方向に長く延びることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載のストライク装置。

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