JP2016015582A - 映像品質制御システム、映像再生装置、プログラム、記録媒体及び映像品質制御方法 - Google Patents

映像品質制御システム、映像再生装置、プログラム、記録媒体及び映像品質制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所定の条件を満たす場合に映像データの伝送品質の変更を要求することで、映像データの再生時のリアルタイム性を劣化させることなく遅延時間の拡大を抑制する。【解決手段】カメラ装置は、映像の撮像毎に、映像データの再生に関する時刻情報を含む映像データを生成する映像データ生成部と、映像データ生成部により生成された映像データを映像再生装置に送信する映像データ送信部と、を有する。映像再生装置は、初回の映像データに含まれる時刻情報と2回目以降の映像データに含まれる時刻情報とを用いて、映像データの再生に関する遅延時間情報を算出する遅延時間算出部と、遅延時間算出部により算出された遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求をカメラ装置に送信する品質変更要求部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像された映像の品質制御に供する映像品質制御システム、映像再生装置、プログラム、記録媒体及び映像品質制御方法に関する。
近年、ユーザに装着された状態で使用され、ユーザの周囲の状況の映像を撮像し撮像により得られた画像データを無線で外部に送信する携帯端末(ウェアラブル端末)が知られている。このようなウェアラブル端末は、プライベートユースとして使用されることもあるが、ビジネスユースとして使用されることもある。
例えば複数の作業員が通信環境(インフラ)が十分に整備されていない現場に出向き、それぞれのウェアラブル端末を個々に装着して映像を撮像して画像データを送信する。現場への移動車に残った管理者は、各ウェアラブル端末から送信された画像データを確認しながら、各作業員に対して各種の指示を出すシーンが該当する。
また、映像のリアルタイムストリーミング技術が進歩している現在、上述したウェアラブル端末においても、同端末からストリーミングされる映像の画像データは高画質化、高解像度化されている。このような高画質で高解像度な画像データを再生する際、映像再生装置の性能がロースペックであると、例えば画像データの再生時に遅延時間が徐々に拡大したり、オーバーフローにより画像データの一部が欠落したり間引かれたりすることがある。
ここで、双方向映像コミュニケーションシステムにおいて映像の品質を制御してサービスの継続を可能とする先行技術として、例えば特許文献1に示す双方向映像コミュニケーションシステムにおけるフィードバック品質制御方法が知られている。
特許文献1に示す方法では、送信側端末は、送信ビットレート、送信フレームレート、送信パケットサイズの送信パラメータを設定し、受信ビットレート、受信フレームレート、受信パケットサイズの受信パラメータを監視する。送信側端末は、受信側端末にプローブを送信し、送信パラメータとプローブの応答により得られた受信パラメータとを用いて、ネットワーク帯域、パケット損失率、パケット応答時間のうち1つ以上を算出し、これらの情報が予め設定された許容変動値を超えた場合に、送信パラメータを再設定する。これにより、特許文献1に示す方法によれば、ネットワークの状態が劣悪な状態に変化した場合には、送信側端末は、送信パラメータ、つまり映像データの設定品質を下げることで、双方向映像コミュニケーションのサービスを継続することができる。
特開2005−217697号公報
特許文献1において、パケット損失率やパケット応答時間が低下する場合、送信側端末と受信側端末との間をつなぐネットワークの状態が劣悪になったことに起因することが考えられる。
ここで、特許文献1の構成を上述した現場の作業員が装着するウェアラブル端末と管理者が使用する端末(例えばPC(Personal Computer))とに適用しても、例えば送信側端末から送信された画像データを受信側端末において再生する際に遅延時間が徐々に拡大する場合、ネットワークの状態が劣悪になっているからか、又は受信側端末の性能が低いからかを適正に識別することが困難である。
このため、特許文献1では、受信側端末の画像データの再生処理時に遅延時間が徐々に拡大する場合、送信側端末が送信パラメータ、つまり映像データの設定品質を下げてネットワークの状態が改善されたとしても、受信側端末の性能が低い場合には遅延時間の拡大を抑制することは困難であるという課題があった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するために、所定の条件を満たす場合に画像データの伝送品質の変更を要求することで、画像データの再生時のリアルタイム性を劣化させることなく遅延時間の拡大を抑制する映像品質制御システム、映像再生装置、プログラム、記録媒体及び映像品質制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、映像を撮像するカメラ装置と、前記カメラ装置により撮像された映像データを再生する映像再生装置とを含む映像品質制御システムであって、前記カメラ装置は、前記映像の撮像毎に、前記映像データの再生に関する時刻情報を含む前記映像データを生成する映像データ生成部と、前記映像データ生成部により生成された前記映像データを前記映像再生装置に送信する映像データ送信部と、を有し、前記映像再生装置は、初回の前記映像データに含まれる前記時刻情報と2回目以降の前記映像データに含まれる前記時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出する遅延時間算出部と、前記遅延時間算出部により算出された前記遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、前記映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求を前記カメラ装置に送信する品質変更要求部と、を有する、映像品質制御システムである。
また、本発明は、カメラ装置により撮像された映像データを再生する映像再生装置であって、前記映像の撮像毎に、前記映像データの再生に関する時刻情報を含む前記映像データを受信する映像データ受信部と、初回の前記映像データに含まれる前記時刻情報と2回目以降の前記映像データに含まれる前記時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出する遅延時間算出部と、前記遅延時間算出部により算出された前記遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、前記映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求を前記カメラ装置に送信する品質変更要求部と、を有する、映像再生装置である。
また、本発明は、カメラ装置により撮像された映像データを再生するコンピュータである映像再生装置に、前記映像の撮像毎に、前記映像データの再生に関する時刻情報を含む前記映像データを受信するステップと、初回の前記映像データに含まれる前記時刻情報と2回目以降の前記映像データに含まれる前記時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出するステップと、前記遅延時間算出部により算出された前記遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、前記映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求を前記カメラ装置に送信するステップと、を実行させるための、プログラムである。
また、本発明は、カメラ装置により撮像された映像データを再生するコンピュータである映像再生装置に、前記映像の撮像毎に、前記映像データの再生に関する時刻情報を含む前記映像データを受信するステップと、初回の前記映像データに含まれる前記時刻情報と2回目以降の前記映像データに含まれる前記時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出するステップと、前記遅延時間算出部により算出された前記遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、前記映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求を前記カメラ装置に送信するステップと、を実行させるためのプログラムを格納する、記録媒体である。
更に、本発明は、映像を撮像するカメラ装置と、前記カメラ装置により撮像された映像データを再生する映像再生装置とを含む映像品質制御システムにおける映像品質制御方法であって、前記カメラ装置は、前記映像の撮像毎に、前記映像データの再生に関する時刻情報を含む前記映像データを生成し、生成された前記映像データを前記映像再生装置に送信し、前記映像再生装置は、初回の前記映像データに含まれる前記時刻情報と2回目以降の前記映像データに含まれる前記時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出し、算出された前記遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、前記映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求を前記カメラ装置に送信する、映像品質制御方法である。
本発明によれば、所定の条件を満たす場合に映像データの伝送品質の変更を要求することで、映像データの再生時のリアルタイム性を劣化させることなく遅延時間の拡大を抑制することができる。
本実施形態の映像品質制御システムのシステム構成を詳細に示すブロック図 遅延時間算出テーブルの一例を示す図 本実施形態のカメラ装置と映像再生装置との間の映像データの伝送品質変更要求の送信に関する動作手順を簡易に説明するシーケンス図 (A)映像データの符号化データのパケット構成例を示す図、(B)IPヘッダの構成例を示す図、(C)UDPヘッダの構成例を示す図 RTPヘッダの構成例を示す図 (A)伝送品質変更要求のパケット構成例を示す図、(B)RTCPのAPPデータの構成例を示す図 (A)伝送品質変更要求の他のパケット構成例を示す図、(B)RTCPのRRデータの構成例を示す図 本実施形態の映像再生装置の詳細な動作手順の一例を説明するフローチャート 本実施形態のカメラ装置の詳細な動作手順の一例を説明するフローチャート (A)ネットワークの外乱によって遅延時間Δtを算出するための基準値(システム時刻)に誤差が生じる例の説明図、(B)複数のトライアルパケットの到着時刻の平均値を用いて基準値(システム時刻、タイムスタンプ)を算出する例の説明図 (A)本実施形態のカメラ装置における映像データの伝送品質変更の第1のバリエーションを説明するフローチャート、(B)本実施形態のカメラ装置における映像データの伝送品質変更の第2のバリエーションを説明するフローチャート (A)複数のカメラ装置から送信された映像データが表示されたモニタの表示画面における表示例を示す図、(B)本実施形態の映像再生装置における、複数のカメラ装置から送信された映像データがモニタに表示された場合の各映像データの伝送品質変更又は送信停止の要求に関する動作手順を詳細に説明するフローチャート
以下、本発明に係る映像品質制御システム、映像再生装置、プログラム、記録媒体及び映像品質制御方法の実施形態(以下、「本実施形態」という)について、図面を参照して説明する。なお、本発明に係るプログラムは、コンピュータである映像再生装置に、本発明に係る映像再生装置の行う処理を実行させるためのプログラムである。また、本発明に係る記録媒体は、コンピュータである映像再生装置に、本発明に係る映像再生装置の行う処理を実行させるためのプログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本実施形態の映像品質制御システムは、後述するカメラ装置と映像再生装置とを含む構成である。カメラ装置は、例えばユーザが首に吊り下げて携帯し、電源がオンしている間に周囲の映像を記録可能なウェアラブルカメラ、又は自転車やボート等の乗り物に装着されるアクションカメラとして用いられる。また、本実施形態のカメラ装置は、移動体(例えば車両)に搭載された車載カメラとして使用されても良い。
図1は、本実施形態の映像品質制御システム50のシステム構成を詳細に示すブロック図である。図1に示す映像品質制御システム50は、カメラ装置10と、映像再生装置20とを含む構成である。カメラ装置10と映像再生装置20とは、ネットワークNWを介して相互に接続されている。
なお、ネットワークNWは、無線ネットワーク又は有線ネットワークである。無線ネットワークは、例えばNFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)、IrDA、無線LAN(Local Area Network)、3G、LTE(Long Term Evolution)又はWiGigである。有線ネットワークは、例えばイントラネット又はインターネットである。
本実施形態の映像品質制御システム50は、例えば緊急性を要する監視又は指示を必要とする作業現場(例えば消防隊員が出向く火災現場)で、作業員がカメラ装置をそれぞれ装着し、カメラ装置により撮像された映像を、監視指示者(管理者)が使用する映像再生装置20において確認するシーンが該当する。
また、本実施形態の映像品質制御システム50は、例えばカメラ装置10が宅内又は宅外に設定された監視カメラであって、監視カメラの保守点検作業に出向いた作業員が画角を調整し、作業員を指示する管理者が使用する映像再生装置20において画角の調整結果を確認するシーンが該当する。これらの各シーンでは、いずれにしてもカメラ装置10における撮像により得られた映像データがリアルタイム、即ち低遅延で映像再生装置20において表示(再生)される必要がある点で共通する。
(カメラ装置)
カメラ装置10は、レンズLSと、画像入力部11と、符号化品質制御部13と、画像符号化部15と、符号化データ送信部17と、遅延時間受信部19とを含む構成である。なお、本実施形態の映像品質制御システム50において、カメラ装置10の代わりに、映像を構成するそれぞれの画像データ(以下、単に「映像データ」という)を有し、映像再生装置20からの伝送品質変更要求(後述参照)に応じて、映像データの伝送品質を変更処理可能な電子機器でも良い。
レンズLSは、カメラ装置10の外部から入射する光(光線)を集光し、画像入力部11の所定の撮像面に結像させる。レンズLSには、魚眼レンズ、又は例えば140度以上の画角が得られる広角レンズが用いられる。
画像入力部11は、例えばCCD(Charged-Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)の固体撮像素子であり、撮像面に結像した光学像を電気信号に変換する。また、画像入力部11は、電気信号を用いて、人が認識可能なRGB(Red Green Blue)又はYUV(輝度・色差)等により規定される映像データのフレームを生成して符号化品質制御部13に出力する。
符号化品質制御部13は、画像入力部11から出力された映像データのフレームを画像符号化部15に出力し、更に、遅延時間受信部19から出力された遅延時間Δtに関する情報(以下、単に「遅延時間情報」という)を基に、映像再生装置20に向けて送信(伝送)される映像データのフレームの映像品質(以下、「伝送品質」という)を決定する。伝送品質には、例えば符号量、映像を構成する画像の画像解像度及びフレームレートのうち少なくとも1つが含まれる。
例えば符号量を削減することで、単位時間内に処理するビットストリーム量(データ量)を削減することができ、映像再生装置20における処理負荷を軽減できる。
また例えば画像解像度を削減することで、映像データを構成する画像データを表示(描画)するための演算量を削減することができ、映像再生装置20における処理負荷を軽減できる。
また例えばフレームレートを削減することで、1フレームあたりの処理オーバーヘッドを削減することができ、映像再生装置20における処理負荷を軽減できる。
符号化品質制御部13は、遅延時間情報と伝送品質との対応関係を示すテーブル(不図示)を内部に有し、遅延時間情報に対応する伝送品質を決定する。例えば、符号化品質制御部13は、遅延時間Δtが500msecを超えると、直前又は現在の映像データの符号量から3/4(=75%)倍の符号量に削減する。また、符号化品質制御部13は、直前の映像データの符号量を3/4(=75%)倍の符号量に削減しても遅延時間Δtが500msecを超えると、例えば符号量の初期値の50%以下である場合には、映像データを構成する画像データの解像度を1/4倍(例えばSXVGA(Super eXtended Video Graphics Array)→VGA(Video Graphics Array))に削減する。
符号化品質制御部13は、遅延時間情報に応じて決定した伝送品質に関する情報(以下、「伝送品質情報」という)を画像符号化部15に出力し、画像入力部11により生成された映像データのフレームの伝送品質の変更を指示する。
映像データ生成部の一例としての画像符号化部15は、符号化品質制御部13から出力された映像データと伝送品質情報とタイムスタンプとを用いて、映像データの保存及び送信が可能なデータフォーマット(後述参照)に変換するための符号化データを生成して符号化データ送信部17に出力する。符号化データには、例えば90kHz刻みのタイムスタンプが格納される(図5参照)。本実施形態のタイムスタンプは、映像再生装置20において実際に再生処理が行われる時刻を示す時刻情報として説明するが、例えばカメラ装置10において映像データの撮像が行われた時刻を示す時刻情報でも良いし、映像データの符号化データが生成された時刻を示す時刻情報でも良い。
映像データ送信部の一例としての符号化データ送信部17は、画像符号化部15により生成された映像データの符号化データを用いて、例えば送信先である映像再生装置20に送信するためのパケット生成処理を行い、映像データの符号化データのパケットを映像再生装置20に送信する。
遅延時間受信部19は、映像再生装置20において算出された遅延時間Δtに関する遅延時間情報を含む伝送品質変更要求(後述参照)を、ネットワークNWを介して映像再生装置20から受信する。
(映像再生装置)
映像再生装置20は、符号化データ受信部21と、遅延時間算出部23と、画像復号部25と、画像表示部27と、遅延時間送信部29と、モニタ31と、システム時刻カウンタCTとを含む構成である。時刻情報取得部の一例としてのシステム時刻カウンタCTは、例えば90kHz刻みで映像再生装置20のシステム時刻をカウントする。
映像データ受信部の一例としての符号化データ受信部21は、カメラ装置10から送信された映像データの符号化データを、ネットワークNWを介して受信して遅延時間算出部23に出力する。
遅延時間算出部23は、符号化データ受信部21から出力された映像データの符号化データに含まれるタイムスタンプと、システム時刻カウンタCTのカウント出力(即ち、映像再生装置20のシステム時刻)とを用いて、映像データの再生に関する遅延時間Δtを算出する。遅延時間Δtは、映像再生装置20において表示(再生)されるべき時刻(タイムスタンプに対応)と実際に映像再生装置20において表示(再生)された時刻(システム時刻に対応)との時間差を示す。
ここで、遅延時間算出部23における遅延時間Δtの算出例について、図2を参照して説明する。図2は、遅延時間算出テーブルTB1の一例を示す図である。図2に示す遅延時間算出テーブルTB1は、例えば遅延時間算出部23が遅延時間Δtを算出する際に、メモリ(例えばRAM(Random Access Memory))に展開されるデータである。
図2に示す遅延時間算出テーブルTB1は、映像データのフレームの番号を示すフレーム番号(フレームNo)と、システム時刻(90kHz刻み)と、タイムスタンプ(90kHz刻み)と、システム時刻とタイムスタンプとの差分結果に対応するΔtと、差分結果がミリ秒単位に換算されたΔtとを含む構成である。なお、タイムスタンプは、例えばRFC(Request For Comment)に準拠したRTP(Real-time Transport Protocol)プロトコルのタイムスタンプに格納される値が用いられる。
遅延時間算出部23は、映像データの符号化データを画像復号部25に出力し、更に、例えば映像再生装置20に最初に受信された初回の映像データの符号化データに含まれるタイムスタンプをタイムスタンプの基準値として用い、更に、初回の映像データの符号化データが実際にモニタ31において表示されるシステム時刻をシステム時刻の基準値として用いる。遅延時間算出部23は、タイムスタンプ及びシステム時刻の各基準値を用いて、遅延時間Δを、「{(現在のタイムスタンプ)−(タイムスタンプの基準値)}−{(現在のシステム時刻)−(システム時刻の基準値)}」と算出する。
図2では、遅延時間算出部23は、「{(フレーム番号2のタイムスタンプ)−(フレーム番号1のタイムスタンプ)}−{(フレーム番号2のシステム時刻)−(フレーム番号1のシステム時刻)}」によって、フレーム番号2の映像データの再生に関する遅延時間Δtを算出する。フレーム番号2の映像データの再生に関する遅延時間Δtは、0.33[msec]となる。
同様にして、フレーム番号1205の映像データの再生に関する遅延時間Δtは、500[msec]となり、フレーム番号1206の映像データの再生に関する遅延時間Δtは、444[msec]となり、フレーム番号1207の映像データの再生に関する遅延時間Δtは、389[msec]となる。
遅延時間算出部23は、遅延時間Δtが所定の閾値(例えば500[msec])を超えた場合に、映像データの再生に関する遅延時間Δtが大きいので映像データの伝送品質を下げるための伝送品質変更要求を生成して遅延時間送信部29に出力する。なお、伝送品質変更要求には、遅延時間算出部23により算出された遅延時間Δtが含まれる。
画像復号部25は、遅延時間算出部23から出力された映像データの符号化データを復号して符号化前の映像データを取得して画像表示部27に出力する。
画像表示部27は、画像復号部25により復号された映像データをモニタ31に表示させる。
伝送品質変更要求部の一例としての遅延時間送信部29は、遅延時間算出部23により算出された遅延時間Δtを含む伝送品質変更要求を生成し、ネットワークNWを介してカメラ装置10に送信する。伝送品質変更要求は、映像データの現在の伝送品質を下げるための変更要求である。後述するように、伝送品質変更要求には、遅延時間Δtが格納される。
モニタ31は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electroluminescence)を用いて構成され、画像表示部27から出力された表示対象の映像データを表示(再生)する。なお、モニタ31は、映像再生装置20の内部に含まれる構成としているが、映像再生装置20とは異なる外部装置として設けられても良い。
(映像品質制御システムの動作概要を示すシーケンス)
次に、本実施形態の映像品質制御システム50の動作概要について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態のカメラ装置10と映像再生装置20との間の映像データの伝送品質変更要求の送信に関する動作手順を簡易に説明するシーケンス図である。
図3において、例えばユーザの入力操作が入力された場合又は予め設定された定期的なタイミングが到来した場合には、映像再生装置20は、映像データの送信開始をカメラ装置10に指示する(S1)。カメラ装置10は、映像再生装置20から映像データの送信開始の指示を受信すると、映像を撮像する度に、例えばRTPプロトコルを用いて映像データの符号化データのパケット(図4(A)参照)を生成して映像再生装置20に送信する(S2)。
図4(A)は、映像データの符号化データのパケット構成例を示す図である。図4(A)に示す映像データの符号化データは、IP(Internet Protocol)ヘッダ(図4(B)参照)と、UDP(User Datagram Protocol)ヘッダ(図4(C)参照)と、RTPヘッダ(図5参照)と、ペイロード(即ち映像データの符号化データ)とを含む構成である。なお、RTPヘッダとペイロードとにより、UDPヘッダに対するUDPペイロードが構成される。
図4(B)は、IPヘッダの構成例を示す図である。図4(C)は、UDPヘッダの構成例を示す図である。IPヘッダ及びUDPヘッダのパケット構成例は公知技術であるため詳細な説明は省略する。
図4(B)に示すIPヘッダには、映像データの符号化データのパケットの送受信に必要な送信元IPアドレス、送信先(宛先)IPアドレス、上位層(例えばアプリケーション層)から渡されたデータや上位のプロトコルタイプ、及びIPルーティング処理を実行するために必要な各種の情報が格納されている。
また、図4(C)に示すUDPヘッダには、送信元ポート番号及び送信先(宛先)ポート番号が格納されており、UDPヘッダは、どの上位層のアプリケーションから送られたUDPパケットであるかを識別し、正しい送信先(宛先)アプリケーションに届けるための機能を有する。
図5は、RTPヘッダの構成例を示す図である。RTPヘッダのパケット構成例は公知技術であるため詳細な説明は省略する。
図5に示すRTPヘッダには、映像データの符号化データの送信(転送)をリアルタイムに行うために必要な各種の情報が格納されており、カメラ装置10により付加されるタイムスタンプ(32ビット)が格納される。なお、映像再生装置20は、RTPヘッダに格納されたタイムスタンプを用いて、カメラ装置10との間で同期を図ることができる。
図3の説明に戻って、映像再生装置20は、ステップS2において送信された初回の映像データの符号化データを受信した場合に、符号化データに格納されているタイムスタンプを「タイムスタンプの基準値」として保持し、更に、符号化データを復号した映像データをモニタ31に表示させたときのシステム時刻を「システム時刻の基準値」として保持する(S3)。
映像再生装置20は、カメラ装置10が送信した2回目の映像データの符号化データを受信すると(S4)、2回目の映像データの符号化データを復号して得られた映像データの再生に関する遅延時間Δtを算出する(S5)。遅延時間Δtの算出例については上述したのでここでは説明を省略する。同様に、映像再生装置20は、2回目以降の映像データの符号化データを受信すると(S5,S6,S7)、同様にして各映像データの再生に関する遅延時間Δtを算出する。
ここで、映像再生装置20が算出した遅延時間Δtが所定の閾値(例えば500[msec])を超えた場合には(S8)、映像再生装置20は、映像データの伝送品質を下げるための伝送品質変更要求(図6(A)又は図7(A)参照)を生成してカメラ装置10に送信する(S9)。
図6(A)は、伝送品質変更要求のパケット構成例を示す図である。映像再生装置20の遅延時間送信部29は、例えばRFCに準拠したRTCPのAPP(Application Defined)プロトコルを参照して、伝送品質変更要求を生成する。図6(A)に示す伝送品質変更要求は、IPヘッダと、UDPヘッダと、RTCP APPデータとを含む構成である。RTCP APPデータの元となるRTCP APPプロトコルは公知技術であるため、詳細な説明は省略する。
図6(B)は、RTCPのAPPデータの構成例を示す図である。RTCPのAPPプロトコルにおけるアプリケーション定義データ(32ビット)は、ユーザが定義したフォーマットで必要なデータを格納することができるフィールドであり、サイズも32ビットに限定されない。遅延時間送信部29は、アプリケーション定義データ(32ビット)のフィールドに遅延時間Δtに関するデータを格納し、伝送品質変更要求をカメラ装置10に送信する。また、伝送品質変更要求のパケット構成例は、RTCPのAPPプロトコルに限定されず、例えば図7(A)に示すRTCPのRRプロトコルを用いても良い。
図7(A)は、伝送品質変更要求の他のパケット構成例を示す図である。映像再生装置20の遅延時間送信部29は、例えばRFCに準拠したRTCPのRR(Receiver Report)プロトコルを参照して、伝送品質変更要求を生成する。図7(A)に示す伝送品質変更要求は、IPヘッダと、UDPヘッダと、RTCP RRデータとを含む構成である。RTCP RRデータの元となるRTCP RRプロトコルは公知技術であるため、詳細な説明は省略する。
図7(B)は、RTCPのRRデータの構成例を示す図である。RTCPのRRプロトコルは、パケット欠落率や累積欠落パケット数など、受信側のカメラ装置10から送信側の映像再生装置20への通信状態のレポートを示す各種のパラメータが格納される。遅延時間送信部29は、RTCPのRRプロトコルにおけるパケット間隔ジッタ(32ビット)のフィールドに遅延時間Δtに関するデータを格納し、伝送品質変更要求をカメラ装置10に送信する。
図3の説明に戻って、カメラ装置10は、ステップS9において映像再生装置20から送信された伝送品質変更要求を受信すると、RTCPのRRプロトコルにおけるパケット間隔ジッタのフィールドに格納された遅延時間Δを取得し、現在の映像データの伝送品質から、遅延時間Δtに対応する映像データの伝送品質に変更する(S10)。カメラ装置10は、ステップS10において変更された後の映像データの伝送品質を用いて符号化した映像データの符号化データ(伝送品質変更後映像データ)を映像再生装置20に送信する(S11,S12)。
(映像再生装置の動作)
次に、本実施形態の映像品質制御システム50を構成する映像再生装置20の動作手順について、図8を参照して説明する。図8は、本実施形態の映像再生装置20の詳細な動作手順の一例を説明するフローチャートである。図8では、映像再生装置20は、ステップS22〜ステップS25までの処理を映像データの1フレーム毎に行う。
図8において、映像再生装置20は、初回の映像データの符号化データの受信を開始した後、符号化データに格納されているタイムスタンプを「タイムスタンプの基準値」として保持し、更に、符号化データを復号した映像データをモニタ31に表示させたときのシステム時刻を「システム時刻の基準値」として保持する(S21)。
映像再生装置20は、2回目以降の映像データの符号化データを受信し(S22)、「タイムスタンプの基準値」及び「システム時刻の基準値」と、2回目以降の映像データの符号化データに含まれるタイムスタンプと、2回目以降の映像データの符号化データを復号した映像データをモニタ31に表示(再生)させたときのシステム時刻とを用いて、2回目の映像データの符号化データを復号して得られた映像データの再生に関する遅延時間Δtを算出する(S23)。
映像再生装置20は、ステップS23において算出された遅延時間Δtが所定の閾値(例えば500[msec])以上であると判定した場合には(S24、YES)、映像データの伝送品質を下げるための伝送品質変更要求を生成してカメラ装置10に送信する(S25)。なお、映像再生装置20は、ステップS23において算出された遅延時間Δtが所定の閾値(例えば500[msec])未満であると判定した場合には(S24、NO)、現在の映像データの符号化データの再生に関する遅延時間Δtの演算を省略する。
(カメラ装置の動作)
次に、本実施形態の映像品質制御システム50を構成するカメラ装置10の動作手順について、図9を参照して説明する。図9は、本実施形態のカメラ装置10の詳細な動作手順の一例を説明するフローチャートである。図9では、カメラ装置10は、ステップS31〜ステップS35までの処理を映像データの1フレーム毎に行う。
図9において、カメラ装置10は、初回の映像データの符号化データの送信を開始した後、映像の撮像の度に、映像データの符号化データを映像再生装置20に送信する(S31)。カメラ装置10は、遅延時間Δtを含む伝送品質変更要求を受信した場合には(S32、YES)、例えば直前又は現在の映像データの符号量から3/4倍(75%)の符号量に削減(変更)する(S33)。
更に、カメラ装置10は、ステップS33において削減(変更)された後の符号量が符号量の初期値の1/2(=50%)以下であるか否かを判定する(S34)。伝送品質変更要求が受信されていない場合(S32、NO)、又はステップS33において削減(変更)された後の符号量が符号量の初期値の1/2以下ではないと判定された場合(S34、NO)、カメラ装置10は、映像データの伝送品質の変更を省略し、現在の伝送品質を維持して映像データを符号化する。
一方、カメラ装置10は、ステップS33において削減(変更)された後の符号量が符号量の初期値の1/2以下であると判定した場合(S34、YES)、映像データを構成する画像データの解像度を1/4(=25%)倍に削減(変更)する(S35)。
以上により、本実施形態の映像品質制御システム50では、カメラ装置10は、映像を撮像する度に、映像データの再生に関する時刻情報(タイムスタンプ)を含む映像データの符号化データを生成して映像再生装置20に送信する。映像再生装置20は、初回の映像データに含まれる時刻情報(タイムスタンプの基準値)と2回目以降の映像データに含まれる時刻情報(タイムスタンプ)とを用いて、映像データの再生に関する遅延時間Δtを算出し、遅延時間Δtが所定の閾値(例えば500[msec])を超えた場合に、映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求をカメラ装置10に送信する。
これにより、映像品質制御システム50は、カメラ装置10において映像が撮像される度に送信されて映像再生装置20において再生される映像データの遅延時間Δtが所定の閾値を超えると、所定の条件を満たしたとして、現在の映像データの伝送品質を下げる変更をカメラ装置10に要求するので、映像データの再生時のリアルタイム性(即ち、カメラ装置10の撮像により得られた映像データをリアルタイムに再生して、再生時に所定の閾値を超える大きな遅延時間を生じさせずに映像の内容を確認できること)を劣化させることなく、カメラ装置10から送信される映像データの再生に関する遅延時間の拡大を抑制することができる。
また、本実施形態の映像品質制御システム50は、カメラ装置10が伝送品質変更要求を受信すると、例えば撮像により得られた映像データの符号量、解像度及びフレームレートのうち少なくとも1つを変更した伝送品質変更後映像データを生成するので、伝送品質変更後映像データが映像再生装置20において再生される場合の遅延時間情報を低減することができる。
また、本実施形態の映像品質制御システム50は、初回の映像データが映像再生装置20により受信された場合に取得された映像再生装置20のシステム時刻(基準値)と、2回目以降の映像データが映像再生装置20により受信された場合に取得された映像再生装置20のシステム時刻(実測値)とを用いて、映像データの再生に関する遅延時間Δtを算出するので、適正な遅延時間Δtが得られる。
また、本実施形態の映像品質制御システム50は、一度伝送品質が下がるように変更された後の伝送品質変更後映像データの再生に関する遅延時間Δtが再び所定の閾値を超えた場合には、伝送品質変更後映像データの符号量、解像度及びフレームレートのうち少なくとも1つを更に変更した第2伝送品質変更後映像データを生成するので、第2伝送品質変更後映像データが映像再生装置20において再生される場合の遅延時間Δtをより低減することができる。
(各種変形例)
上述した本実施形態では、遅延時間Δtを算出するための映像再生装置20のシステム時刻の基準値は、初回の映像データの符号化データが映像再生装置20のモニタ31に表示されたときのシステム時刻として説明した。しかし、ネットワーク回線の外乱により、初回の映像データの符号化データが映像再生装置20のモニタ31に表示されたときのシステム時刻に誤差が生じることが考えられる(図10(A)参照)。図10(A)は、ネットワークの外乱によって遅延時間Δtを算出するための基準値(システム時刻)に誤差が生じる例の説明図である。
図10(A)に示すように、ネットワーク回線の外乱によって初回の映像データの符号化データの映像再生装置20における到達が遅れてしまった場合には、この符号化データがモニタ31に表示されたときのシステム時刻を基準値として用いると、遅延時間Δtの信頼性が劣化する可能性がある。
そこで、図10(B)に示すように、上述した本実施形態において、映像再生装置20は、タイムスタンプ、及びシステム時刻の各基準値として、それぞれ初回の映像データの符号化データに含まれるタイムスタンプ、及び初回の映像データの符号化データがモニタ31に表示されたときのシステム時刻を用いず、タイムスタンプ及びシステム時刻の各基準値を算出するための試行用パケット(トライアルパケット)に含まれるタイムスタンプ及び同試行用パケットの到着時刻の平均値を用いても良い。図10(B)は、複数のトライアルパケットの到着時刻の平均値を用いて基準値(システム時刻、タイムスタンプ)を算出する例の説明図である。
具体的には、映像再生装置20の遅延時間算出部23は、タイムスタンプの基準値として、図10(B)に示す後尾のトライアルパケットのタイムスタンプ(1628721000)と先頭のトライアルパケットのタイムスタンプ(1628705850)との差分を「(先頭から後尾までのトライアルパケットの数)−1」で除した値として算出する。
また、遅延時間算出部23は、システム時刻の基準値として、図10(B)に示す後尾のトライアルパケットのシステム時刻(370781518)と先頭のトライアルパケットのシステム時刻(370768398)との差分を「(先頭から後尾までのトライアルパケットの数)−1」で除した値として算出する。
これにより、遅延時間算出部23は、例えばネットワーク回線の外乱によって初回の映像データの符号化データの到着時刻が遅れた場合でも、タイムスタンプ及びシステム時刻の各基準値の変動(揺らぎ)を緩和することができ、適正な各基準値が得られる。なお、トライアルパケットは、映像データの符号化データが含まれたパケットでも良いし、映像データの符号化データが含まれないダミーのRTPパケットでも良い。また、トライアルパケットの数は、映像再生装置20により予め指定された数とし、多いほどタイムスタンプ及びシステム時刻の各基準値の確度を向上させることができる。
また、上述した本実施形態において、カメラ装置10は、伝送品質変更要求を受信した場合に、伝送品質の変更項目(例えば、符号量、画像解像度、フレームレート)を、図9に示す変更項目の順に従って変更しなくても良く、例えば図11(A)又は図11(B)に示す変更項目の順に従って変更しても良い。
図11(A)は、本実施形態のカメラ装置10における映像データの伝送品質変更の第1のバリエーションを説明するフローチャートである。図11(B)は、本実施形態のカメラ装置10における映像データの伝送品質変更の第2のバリエーションを説明するフローチャートである。図11(A)又は図11(B)の説明では、図9の説明と重複する内容については同一のステップ番号を付して説明を省略し、異なる内容について説明する。
図11(A)では、カメラ装置10は、ステップS33において削減(変更)された後の符号量が符号量の初期値の1/2以下であると判定した場合(S34、YES)、現在の映像データの画像解像度が画像解像度の初期値の1/4であるか否かを判定する(S36)。カメラ装置10は、現在の映像データの画像解像度が画像解像度の初期値の1/4ではないと判定した場合には(S36、NO)、映像データを構成する画像データの解像度を1/4(=25%)倍に削減(変更)する(S35)。
一方、カメラ装置10は、現在の映像データの画像解像度が画像解像度の初期値の1/4であると判定した場合には(S36、YES)、現在の映像データのフレームレートを1/2(=50%)倍に削減(変更)する(S37)。
また、図11(B)では、カメラ装置10は、遅延時間Δtを含む伝送品質変更要求を受信した場合には(S32、YES)、例えば現在の映像データのフレームレートを3/4(=75%)倍に削減(変更)する(S33a)。
更に、カメラ装置10は、ステップS33aにおいて削減(変更)された後のフレームレートがフレームレートの初期値の1/2(=50%)以下であるか否かを判定する(S34a)。伝送品質変更要求が受信されていない場合(S32、NO)、又はステップS33aにおいて削減(変更)された後のフレームレートがフレームレートの初期値の1/2以下ではないと判定された場合(S34a、NO)、カメラ装置10は、映像データの伝送品質の変更を省略し、現在の伝送品質を維持して映像データを符号化する。
一方、カメラ装置10は、ステップS33aにおいて削減(変更)された後のフレームレートがフレームレートの初期値の1/2以下であると判定した場合(S34a、YES)、現在の映像データの符号量が映像データの符号量の初期値の1/2(=50%)以下であるか否かを判定する(S36a)。カメラ装置10は、現在の映像データの符号量が符号量の初期値の1/2を超えると判定した場合には(S36a、NO)、現在の映像データの符号量を1/2(=50%)倍に削減(変更)する(S35a)。
また、カメラ装置10は、現在の映像データの符号量が符号量の初期値の1/2以下であると判定した場合には(S36a、YES)、映像データを構成する画像データの解像度を1/4(=25%)倍に削減(変更)する(S37a)。
従って、映像再生装置20にかかる処理負荷は、映像再生装置20の画像復号部25や画像表示部27等の映像再生装置20が使用されるユーザ環境により異なるので、伝送品質の変更項目のうちどの項目を優先的に設定するかは映像再生装置20が使用されるユーザ環境に依存される。なお、伝送品質の変更項目は、例えばユーザの入力操作に応じて、カメラ装置10の符号化品質制御部13が変更設定可能である。これにより、映像再生装置20は、ユーザ環境に応じて、伝送品質の変更項目を設定でき、映像再生装置20にかかる処理負荷を一層低減することができる。
また、上述した本実施形態では、説明を簡単にするために、映像品質制御システム50を構成するカメラ装置10は1つとしたが複数でも良い(図12(A)参照)。図12(A)は、複数のカメラ装置10から送信された映像データが表示されたモニタ31の表示画面DPにおける表示例を示す図である。
図12(A)では、複数のカメラ装置10として4つのカメラ装置10を例示し、最も優先順位が高いカメラ装置(第1優先カメラ装置)10の映像データがメイン画面MA1に表示(再生)され、第2番目に優先順位が高いカメラ装置(第2優先カメラ装置)10の映像データのサムネイルがサムネイル表示画面SM1に表示(再生)され、第3番目に優先順位が高いカメラ装置(第3優先カメラ装置)10の映像データのサムネイルがサムネイル表示画面SM2に表示(再生)され、最も優先順位が高くないカメラ装置(第4優先カメラ装置)10の映像データのサムネイルがサムネイル表示画面SM3に表示(再生)されている。以下の説明において、映像再生装置20は、4つのカメラ装置10の映像データをモニタ31の表示画面に表示する場合、例えば高解像度であって遅延時間が少なくなるように表示するとする。
図12(B)は、本実施形態の映像再生装置20における、複数のカメラ装置10から送信された映像データがモニタ31に表示された場合の各映像データの伝送品質変更又は送信停止の要求に関する動作手順を詳細に説明するフローチャートである。
図12(B)では、図12(A)に示すメイン画面MA1に表示(再生)される映像データの遅延時間が拡大している場合に、映像再生装置20がメイン画面MA1に表示(再生)される映像データの伝送品質を優先的に維持する方法が示されている。図12(B)では、映像再生装置20は、ステップS22a,S23a,S41〜S52,S25aの処理をメイン画面MA1に表示される映像データの1フレーム毎に行う。
図12(B)において、映像再生装置20は、4つのカメラ装置10からそれぞれ初回の映像データの符号化データを受信すると、第1優先カメラ装置から送信された映像データの符号化データに格納されているタイムスタンプを「タイムスタンプの基準値」として保持し、更に、同符号化データを復号した映像データをモニタ31のメイン画面MA1に表示させたときのシステム時刻を「システム時刻の基準値」として保持する(S21a)。
映像再生装置20は、2回目の各映像データの符号化データを受信し(S22a)、ステップS21aで保持した「タイムスタンプの基準値」及び「システム時刻の基準値」と、2回目の第1優先カメラ装置からの映像データの符号化データに含まれるタイムスタンプと、2回目の第1優先カメラ装置からの映像データの符号化データを復号した映像データをモニタ31のメイン画面MA1に表示(再生)させたときのシステム時刻とを用いて、2回目の第1優先カメラ装置からの映像データの符号化データを復号して得られた映像データの再生に関する遅延時間Δtを算出する(S23a)。
映像再生装置20は、ステップS23aにおいて算出された遅延時間Δtが所定の閾値(例えば500[msec])以上である場合には(S24a、YES)、サムネイル表示画面SM3に表示(再生)される映像データのサムネイルの符号量が削減済みであるか否かを判定する(S41)。映像再生装置20は、サムネイル表示画面SM3に表示(再生)される映像データのサムネイルの符号量が削減済みであると判定した場合には(S41、YES)、サムネイル表示画面SM2に表示(再生)される映像データのサムネイルの符号量が削減済みであるか否かを判定する(S42)。
映像再生装置20は、サムネイル表示画面SM2に表示(再生)される映像データのサムネイルの符号量が削減済みであると判定した場合には(S42、YES)、サムネイル表示画面SM1に表示(再生)される映像データのサムネイルの符号量が削減済みであるか否かを判定する(S43)。映像再生装置20は、サムネイル表示画面SM1に表示(再生)される映像データのサムネイルの符号量が削減済みであると判定した場合には(S43、YES)、サムネイル表示画面SM3に表示(再生)される映像データの表示(再生)が停止中であるか否かを判定する(S44)。
映像再生装置20は、サムネイル表示画面SM3に表示(再生)される映像データの表示(再生)が停止中であると判定した場合には(S44、YES)、サムネイル表示画面SM2に表示(再生)される映像データの表示(再生)が停止中であるか否かを判定する(S45)。映像再生装置20は、サムネイル表示画面SM2に表示(再生)される映像データの表示(再生)が停止中であると判定した場合には(S45、YES)、サムネイル表示画面SM1に表示(再生)される映像データの表示(再生)が停止中であるか否かを判定する(S46)。
映像再生装置20は、サムネイル表示画面SM1に表示(再生)される映像データの表示(再生)が停止中であると判定した場合には(S46、YES)、メイン画面MA1に表示(再生)される映像データの伝送品質を下げるための伝送品質変更要求を生成して第1優先カメラ装置に送信する(S25a)。
一方、映像再生装置20は、サムネイル表示画面SM3に表示(再生)される映像データのサムネイルの符号量が削減済みではないと判定した場合には(S41、NO)、サムネイル表示画面SM3に表示(再生)される映像データの伝送品質を下げるための伝送品質変更要求を生成して第4優先カメラ装置に送信する(S47)。
また、映像再生装置20は、サムネイル表示画面SM2に表示(再生)される映像データのサムネイルの符号量が削減済みではないと判定した場合には(S42、NO)、サムネイル表示画面SM2に表示(再生)される映像データの伝送品質を下げるための伝送品質変更要求を生成して第3優先カメラ装置に送信する(S48)。
また、映像再生装置20は、サムネイル表示画面SM1に表示(再生)される映像データのサムネイルの符号量が削減済みではないと判定した場合には(S43、NO)、サムネイル表示画面SM1に表示(再生)される映像データの伝送品質を下げるための伝送品質変更要求を生成して第2優先カメラ装置に送信する(S49)。
また、映像再生装置20は、サムネイル表示画面SM3に表示(再生)される映像データの表示(再生)が停止中ではないと判定した場合には(S44、NO)、サムネイル表示画面SM3に表示(再生)される映像データの送信の停止要求を生成して第4優先カメラ装置に送信する(S50)。なお、映像データの送信の停止要求は、伝送品質変更要求と同様のパケット構成を用いれば良い。
また、映像再生装置20は、サムネイル表示画面SM2に表示(再生)される映像データの表示(再生)が停止中ではないと判定した場合には(S45、NO)、サムネイル表示画面SM2に表示(再生)される映像データの送信の停止要求を生成して第3優先カメラ装置に送信する(S51)。
また、映像再生装置20は、サムネイル表示画面SM1に表示(再生)される映像データの表示(再生)が停止中ではないと判定した場合には(S46、NO)、サムネイル表示画面SM1に表示(再生)される映像データの送信の停止要求を生成して第2優先カメラ装置に送信する(S52)。
これにより、本実施形態の映像品質制御システム50は、複数のカメラ装置10がネットワークNWを介して映像再生装置20に接続されている場合でも、他のサムネイル表示画面に表示される映像データの伝送品質を変更したり表示(再生)を停止したりすることで、映像再生装置20のモニタ31のメイン画面MA1に表示される映像データの伝送品質を劣化させることなく、メイン画面MA1に表示される映像データの伝送品質(映像品質)を維持することができる。
なお、図12(B)では、図12(A)に示すメイン画面MA1に表示(再生)される映像データの遅延時間が拡大している場合に、映像再生装置20がメイン画面MA1に表示(再生)される映像データの伝送品質を優先的に維持する方法を説明したが、第2優先カメラ装置〜第4優先カメラ装置からの映像データの表示(再生)を停止する前に、第1優先カメラ装置の映像データの伝送品質を下げるように変更することで、全てのカメラ装置10からの映像データをトータルに監視可能に構成しても良い。例えば、図12(B)において、ステップS25aの処理をステップS43とステップS44との間に入れ替えても良い。
最後に、本発明に係る携帯端末、撮像装置及び設定情報複製方法の構成、作用、効果をそれぞれ説明する。
本発明の一実施形態は、映像を撮像するカメラ装置と、前記カメラ装置により撮像された映像データを再生する映像再生装置とを含む映像品質制御システムであって、前記カメラ装置は、前記映像の撮像毎に、前記映像データの再生に関する時刻情報を含む前記映像データを生成する映像データ生成部と、前記映像データ生成部により生成された前記映像データを前記映像再生装置に送信する映像データ送信部と、を有し、前記映像再生装置は、初回の前記映像データに含まれる前記時刻情報と2回目以降の前記映像データに含まれる前記時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出する遅延時間算出部と、前記遅延時間算出部により算出された前記遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、前記映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求を前記カメラ装置に送信する品質変更要求部と、を有する、映像品質制御システムである。
この構成では、カメラ装置は、映像を撮像する度に、映像データの再生に関する時刻情報を含む映像データを生成して映像再生装置に送信する。映像再生装置は、初回の映像データに含まれる時刻情報と2回目以降の映像データに含まれる時刻情報とを用いて、映像データの再生に関する遅延時間情報を算出し、遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求をカメラ装置に送信する。
これにより、映像品質制御システムは、カメラ装置において映像が撮像される度に送信されて映像再生装置において再生される映像データの遅延時間情報が所定の閾値を超えると、所定の条件を満たしたとして、現在の映像データの伝送品質を下げる変更をカメラ装置に要求するので、映像データの再生時のリアルタイム性を劣化させることなく、カメラ装置から送信される映像データの再生に関する遅延時間の拡大を抑制することができる。
また、本発明の一実施形態は、前記映像データ生成部は、前記品質変更要求部からの前記伝送品質変更要求に応じて、前記映像データの符号量、解像度及びフレームレートのうち少なくとも1つを変更した伝送品質変更後映像データを生成する、映像品質制御システムである。
この構成によれば、映像品質制御システムは、伝送品質変更要求があると、撮像により得られた映像データの符号量、解像度及びフレームレートのうち少なくとも1つを変更した伝送品質変更後映像データを生成するので、伝送品質変更後映像データが映像再生装置において再生される場合の遅延時間情報を低減することができる。
また、本発明の一実施形態は、前記映像再生装置は、前記映像再生装置の内部時刻情報を取得する時刻情報取得部、を更に有し、前記遅延時間算出部は、初回の前記映像データが前記映像再生装置により受信された場合に前記時刻情報取得部が取得した内部時刻情報と、2回目以降の前記映像データが前記映像再生装置により受信された場合に前記時刻情報取得部が取得した内部時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出する、映像品質制御システムである。
この構成によれば、映像品質制御システムは、初回の映像データが映像再生装置により受信された場合に取得された映像再生装置の内部時刻情報と、2回目以降の映像データが映像再生装置により受信された場合に取得された映像再生装置の内部時刻情報とを用いて、映像データの再生に関する遅延時刻情報を算出するので、適正な遅延時刻情報が得られる。
また、本発明の一実施形態は、前記映像データ生成部は、前記遅延時間算出部により算出された前記伝送品質変更後映像データの再生に関する遅延時間情報が前記所定の閾値を超えた場合に、前記伝送品質変更後映像データの符号量、解像度及びフレームレートのうち少なくとも1つを更に変更した第2伝送品質変更後映像データを生成する、映像品質制御システムである。
この構成によれば、映像品質制御システムは、一度伝送品質が下がるように変更された後の伝送品質変更後映像データの再生に関する遅延時間情報が再び所定の閾値を超えた場合には、伝送品質変更後映像データの符号量、解像度及びフレームレートのうち少なくとも1つを更に変更した第2伝送品質変更後映像データを生成するので、第2伝送品質変更後映像データが映像再生装置において再生される場合の遅延時刻情報をより低減することができる。
また、本発明の一実施形態は、前記カメラ装置は、少なくとも2つあり、前記映像再生装置は、第1の前記カメラ装置から送信された第1の映像データと第2の前記カメラ装置から送信された第2の映像データとを表示する表示部、を更に有し、前記品質変更要求部は、前記第1の映像データが前記第2の映像データより広く前記表示部において表示され、前記第1の映像データの再生に関する遅延時間情報が前記所定の閾値を超える場合に、前記第2の映像データの前記伝送品質変更要求を第2の前記カメラ装置に送信する、映像品質制御システムである。
この構成によれば、映像品質制御システムは、少なくとも2つのカメラ装置から送信された映像データのうち第1の映像データが第2の映像データより広くモニタにおいて表示され、第1の映像データの再生に関する遅延時間情報が所定の閾値を超える場合には、第2の映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求を第2のカメラ装置に送信するので、第1の映像データの再生に関する遅延時間情報よりも第2の映像データの再生に関する遅延時間情報を優先して低減することができ、第1の映像データの伝送品質の低下を回避した状態で第1の映像データを再生することができる。
また、本発明の一実施形態は、前記品質変更要求部は、前記第2の映像データの前記伝送品質変更要求が第2の前記カメラ装置に送信された後、前記第1の映像データの再生に関する遅延時間情報が前記所定の閾値を超える場合に、前記第2の映像データの送信停止要求を第2の前記カメラ装置に送信する、映像品質制御システムである。
この構成によれば、映像品質制御システムは、第2の映像データの伝送品質変更要求が第2のカメラ装置に送信された後でも、第1の映像データの再生に関する遅延時間情報が所定の閾値を超える場合には、第2の映像データの送信停止要求を第2のカメラ装置に送信するので、第2のカメラ装置から第2の映像データが送信されない分ネットワークのトラフィックを軽減することができ、第1のカメラ装置からの第1の映像データの伝送品質の劣化を抑制することができる。
また、本発明の一実施形態は、前記品質変更要求部は、前記第2の映像データの送信停止要求が第2の前記カメラ装置に送信された後、前記第1の映像データの再生に関する遅延時間情報が前記所定の閾値を超える場合に、前記第1の映像データの前記伝送品質変更要求を第1の前記カメラ装置に送信する、映像品質制御システムである。
この構成によれば、映像品質制御システムは、第2の映像データの送信停止要求が第2のカメラ装置に送信された後でも、第1の映像データの再生に関する遅延時間情報が所定の閾値を超える場合には、第1の映像データの伝送品質変更要求を第1のカメラ装置に送信するので、第1の映像データの伝送品質を下げることで、第1の映像データの再生時のリアルタイム性を劣化させることなく、第1の映像データの再生に関する遅延時間の拡大を抑制することができる。
また、本発明の一実施形態は、前記品質変更要求部は、前記第2の映像データの前記伝送品質変更要求が第2の前記カメラ装置に送信された後、前記第1の映像データの再生に関する遅延時間情報が前記所定の閾値を超える場合に、前記第1の映像データの前記伝送品質変更要求を第1の前記カメラ装置に送信する、映像品質制御システムである。
この構成によれば、映像品質制御システムは、第2の映像データの伝送品質変更要求が第2のカメラ装置に送信された後でも、第1の映像データの再生に関する遅延時間情報が所定の閾値を超える場合には、第1の映像データの伝送品質を下げるように伝送品質変更要求を第1のカメラ装置に送信するので、第1の映像データ及び第2の映像データの各伝送品質を総合的に下げるように伝送品質変更要求を各カメラ装置に送信することで、第1の映像データ及び第2の映像データの再生時のリアルタイム性を劣化させることなく、第1の映像データ及び第2の映像データの再生に関する各遅延時間の拡大を抑制することができる。
また、本発明の一実施形態は、前記品質変更要求部は、前記第1の映像データの前記伝送品質変更要求が第1の前記カメラ装置に送信された後、前記第1の映像データの再生に関する遅延時間情報が前記所定の閾値を超える場合に、前記第2の映像データの送信停止要求を第2の前記カメラ装置に送信する、映像品質制御システムである。
この構成によれば、映像品質制御システムは、第1の映像データの伝送品質変更要求が第1のカメラ装置に送信された後であっても、第1の映像データの再生に関する遅延時間情報が所定の閾値を超える場合には、第2の映像データの送信停止要求を第2のカメラ装置に送信するので、第2のカメラ装置から第2の映像データが送信されない分ネットワークのトラフィックを軽減することができ、第1のカメラ装置からの第1の映像データの伝送品質の劣化を抑制することができる。
また、本発明の一実施形態は、カメラ装置により撮像された映像データを再生する映像再生装置であって、映像の撮像毎に、前記映像データの再生に関する時刻情報を含む前記映像データを受信する映像データ受信部と、初回の前記映像データに含まれる前記時刻情報と2回目以降の前記映像データに含まれる前記時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出する遅延時間算出部と、前記遅延時間算出部により算出された前記遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、前記映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求を前記カメラ装置に送信する伝送品質変更要求部と、を有する、映像再生装置である。
この構成では、カメラ装置は、映像を撮像する度に、映像データの再生に関する時刻情報を含む映像データを生成して映像再生装置に送信する。映像再生装置は、初回の映像データに含まれる時刻情報と2回目以降の映像データに含まれる時刻情報とを用いて、映像データの再生に関する遅延時間情報を算出し、遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求をカメラ装置に送信する。
これにより、映像再生装置は、カメラ装置において映像が撮像される度に送信されて映像再生装置において再生される映像データの遅延時間情報が所定の閾値を超えると、所定の条件を満たしたとして、現在の映像データの伝送品質を下げる変更をカメラ装置に要求するので、映像データの再生時のリアルタイム性を劣化させることなく、カメラ装置から送信される映像データの再生に関する遅延時間の拡大を抑制することができる。
また、本発明の一実施形態は、カメラ装置により撮像された映像データを再生するコンピュータである映像再生装置に、映像の撮像毎に、前記映像データの再生に関する時刻情報を含む前記映像データを受信するステップと、初回の前記映像データに含まれる前記時刻情報と2回目以降の前記映像データに含まれる前記時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出するステップと、算出された前記遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、前記映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求を前記カメラ装置に送信するステップと、を実行させるための、プログラムである。
この構成では、カメラ装置は、映像を撮像する度に、映像データの再生に関する時刻情報を含む映像データを生成して映像再生装置に送信する。映像再生装置は、初回の映像データに含まれる時刻情報と2回目以降の映像データに含まれる時刻情報とを用いて、映像データの再生に関する遅延時間情報を算出し、遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求をカメラ装置に送信する。
これにより、映像再生装置は、カメラ装置において映像が撮像される度に送信されて映像再生装置において再生される映像データの遅延時間情報が所定の閾値を超えると、所定の条件を満たしたとして、現在の映像データの伝送品質を下げる変更をカメラ装置に要求するので、映像データの再生時のリアルタイム性を劣化させることなく、カメラ装置から送信される映像データの再生に関する遅延時間の拡大を抑制することができる。
また、本発明の一実施形態は、カメラ装置により撮像された映像データを再生するコンピュータである映像再生装置に、映像の撮像毎に、前記映像データの再生に関する時刻情報を含む前記映像データを受信するステップと、初回の前記映像データに含まれる前記時刻情報と2回目以降の前記映像データに含まれる前記時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出するステップと、算出された前記遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、前記映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求を前記カメラ装置に送信するステップと、を実行させるためのプログラムを格納する、記録媒体である。
この構成では、カメラ装置は、映像を撮像する度に、映像データの再生に関する時刻情報を含む映像データを生成して映像再生装置に送信する。映像再生装置は、初回の映像データに含まれる時刻情報と2回目以降の映像データに含まれる時刻情報とを用いて、映像データの再生に関する遅延時間情報を算出し、遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求をカメラ装置に送信する。
これにより、映像再生装置は、カメラ装置において映像が撮像される度に送信されて映像再生装置において再生される映像データの遅延時間情報が所定の閾値を超えると、所定の条件を満たしたとして、現在の映像データの伝送品質を下げる変更をカメラ装置に要求するので、映像データの再生時のリアルタイム性を劣化させることなく、カメラ装置から送信される映像データの再生に関する遅延時間の拡大を抑制することができる。
また、本発明の一実施形態は、映像を撮像するカメラ装置と、前記カメラ装置により撮像された映像データを再生する映像再生装置とを含む映像品質制御システムにおける映像品質制御方法であって、前記カメラ装置は、前記映像の撮像毎に、前記映像データの再生に関する時刻情報を含む前記映像データを生成し、生成された前記映像データを前記映像再生装置に送信し、前記映像再生装置は、初回の前記映像データに含まれる前記時刻情報と2回目以降の前記映像データに含まれる前記時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出し、算出された前記遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、前記映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求を前記カメラ装置に送信する、映像品質制御方法である。
この方法では、カメラ装置は、映像を撮像する度に、映像データの再生に関する時刻情報を含む映像データを生成して映像再生装置に送信する。映像再生装置は、初回の映像データに含まれる時刻情報と2回目以降の映像データに含まれる時刻情報とを用いて、映像データの再生に関する遅延時間情報を算出し、遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求をカメラ装置に送信する。
これにより、映像品質制御システムは、カメラ装置において映像が撮像される度に送信されて映像再生装置において再生される映像データの遅延時間情報が所定の閾値を超えると、所定の条件を満たしたとして、現在の映像データの伝送品質を下げる変更をカメラ装置に要求するので、映像データの再生時のリアルタイム性を劣化させることなく、カメラ装置から送信される映像データの再生に関する遅延時間の拡大を抑制することができる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、所定の条件を満たす場合に映像データの伝送品質の変更を要求することで、映像データの再生時のリアルタイム性を劣化させることなく遅延時間の拡大を抑制する映像品質制御システム、映像再生装置、プログラム、記録媒体及び映像品質制御方法として有用である。
10 カメラ装置
11 画像入力部
13 符号化品質制御部
15 画像符号化部
17 符号化データ送信部
19 遅延時間受信部
20 映像再生装置
21 符号化データ受信部
23 遅延時間算出部
25 画像復号部
27 画像表示部
29 遅延時間送信部
31 モニタ
CT システム時刻カウンタ
LS レンズ

Claims (13)

  1. 映像を撮像するカメラ装置と、前記カメラ装置により撮像された映像データを再生する映像再生装置とを含む映像品質制御システムであって、
    前記カメラ装置は、
    前記映像の撮像毎に、前記映像データの再生に関する時刻情報を含む前記映像データを生成する映像データ生成部と、
    前記映像データ生成部により生成された前記映像データを前記映像再生装置に送信する映像データ送信部と、を有し、
    前記映像再生装置は、
    初回の前記映像データに含まれる前記時刻情報と2回目以降の前記映像データに含まれる前記時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出する遅延時間算出部と、
    前記遅延時間算出部により算出された前記遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、前記映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求を前記カメラ装置に送信する品質変更要求部と、を有する、
    映像品質制御システム。
  2. 請求項1に記載の映像品質制御システムであって、
    前記映像データ生成部は、
    前記品質変更要求部からの前記伝送品質変更要求に応じて、前記映像データの符号量、解像度及びフレームレートのうち少なくとも1つを変更した伝送品質変更後映像データを生成する、
    映像品質制御システム。
  3. 請求項1に記載の映像品質制御システムであって、
    前記映像再生装置は、
    前記映像再生装置の内部時刻情報を取得する時刻情報取得部、を更に有し、
    前記遅延時間算出部は、
    初回の前記映像データが前記映像再生装置により受信された場合に前記時刻情報取得部が取得した内部時刻情報と、2回目以降の前記映像データが前記映像再生装置により受信された場合に前記時刻情報取得部が取得した内部時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出する、
    映像品質制御システム。
  4. 請求項2に記載の映像品質制御システムであって、
    前記映像データ生成部は、
    前記遅延時間算出部により算出された前記伝送品質変更後映像データの再生に関する遅延時間情報が前記所定の閾値を超えた場合に、前記伝送品質変更後映像データの符号量、解像度及びフレームレートのうち少なくとも1つを更に変更した第2伝送品質変更後映像データを生成する、
    映像品質制御システム。
  5. 請求項1に記載の映像品質制御システムであって、
    前記カメラ装置は、少なくとも2つあり、
    前記映像再生装置は、
    第1の前記カメラ装置から送信された第1の映像データと第2の前記カメラ装置から送信された第2の映像データとを表示する表示部、を更に有し、
    前記品質変更要求部は、
    前記第1の映像データが前記第2の映像データより広く前記表示部において表示され、前記第1の映像データの再生に関する遅延時間情報が前記所定の閾値を超える場合に、前記第2の映像データの前記伝送品質変更要求を第2の前記カメラ装置に送信する、
    映像品質制御システム。
  6. 請求項5に記載の映像品質制御システムであって、
    前記品質変更要求部は、
    前記第2の映像データの前記伝送品質変更要求が第2の前記カメラ装置に送信された後、前記第1の映像データの再生に関する遅延時間情報が前記所定の閾値を超える場合に、前記第2の映像データの送信停止要求を第2の前記カメラ装置に送信する、
    映像品質制御システム。
  7. 請求項6に記載の映像品質制御システムであって、
    前記品質変更要求部は、
    前記第2の映像データの送信停止要求が第2の前記カメラ装置に送信された後、前記第1の映像データの再生に関する遅延時間情報が前記所定の閾値を超える場合に、前記第1の映像データの前記伝送品質変更要求を第1の前記カメラ装置に送信する、
    映像品質制御システム。
  8. 請求項5に記載の映像品質制御システムであって、
    前記品質変更要求部は、
    前記第2の映像データの前記伝送品質変更要求が第2の前記カメラ装置に送信された後、前記第1の映像データの再生に関する遅延時間情報が前記所定の閾値を超える場合に、前記第1の映像データの前記伝送品質変更要求を第1の前記カメラ装置に送信する、
    映像品質制御システム。
  9. 請求項8に記載の映像品質制御システムであって、
    前記品質変更要求部は、
    前記第1の映像データの前記伝送品質変更要求が第1の前記カメラ装置に送信された後、前記第1の映像データの再生に関する遅延時間情報が前記所定の閾値を超える場合に、前記第2の映像データの送信停止要求を第2の前記カメラ装置に送信する、
    映像品質制御システム。
  10. カメラ装置により撮像された映像データを再生する映像再生装置であって、
    映像の撮像毎に、前記映像データの再生に関する時刻情報を含む前記映像データを受信する映像データ受信部と、
    初回の前記映像データに含まれる前記時刻情報と2回目以降の前記映像データに含まれる前記時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出する遅延時間算出部と、
    前記遅延時間算出部により算出された前記遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、前記映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求を前記カメラ装置に送信する伝送品質変更要求部と、を有する、
    映像再生装置。
  11. カメラ装置により撮像された映像データを再生するコンピュータである映像再生装置に、
    映像の撮像毎に、前記映像データの再生に関する時刻情報を含む前記映像データを受信するステップと、
    初回の前記映像データに含まれる前記時刻情報と2回目以降の前記映像データに含まれる前記時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出するステップと、
    算出された前記遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、前記映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求を前記カメラ装置に送信するステップと、を実行させるための、
    プログラム。
  12. カメラ装置により撮像された映像データを再生するコンピュータである映像再生装置に、
    映像の撮像毎に、前記映像データの再生に関する時刻情報を含む前記映像データを受信するステップと、
    初回の前記映像データに含まれる前記時刻情報と2回目以降の前記映像データに含まれる前記時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出するステップと、
    算出された前記遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、前記映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求を前記カメラ装置に送信するステップと、を実行させるためのプログラムを格納する、
    記録媒体。
  13. 映像を撮像するカメラ装置と、前記カメラ装置により撮像された映像データを再生する映像再生装置とを含む映像品質制御システムにおける映像品質制御方法であって、
    前記カメラ装置は、
    前記映像の撮像毎に、前記映像データの再生に関する時刻情報を含む前記映像データを生成し、
    生成された前記映像データを前記映像再生装置に送信し、
    前記映像再生装置は、
    初回の前記映像データに含まれる前記時刻情報と2回目以降の前記映像データに含まれる前記時刻情報とを用いて、前記映像データの再生に関する遅延時間情報を算出し、
    算出された前記遅延時間情報が所定の閾値を超えた場合に、前記映像データの伝送品質を下げる伝送品質変更要求を前記カメラ装置に送信する、
    映像品質制御方法。
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