JP2016013725A - 省エネルギーダイヤ提案装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、現在のダイヤを省エネルギーダイヤに変更する際に、乗客の利便性を考慮することが可能な省エネルギーダイヤ提案装置の提供を目的とする。
【解決手段】省エネルギーダイヤ提案装置100は、路線を運行する列車のダイヤおよび当該路線に設けられた駅における乗客の入出場履歴のデータを取得するデータ取得部4と、所定の運転種別に基づいて、ダイヤにおける所定の第1のダイヤを第2のダイヤに組み替えるダイヤ作成部5と、乗客の入出場履歴に基づいて、第2のダイヤにおける利便性の低下量を計算する利便性計算部2と、第2のダイヤで列車を運行した場合の消費電力量を計算する消費電力量計算部3と、を備え、利便性の低下量および消費電力量は、外部から参照可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は省エネルギーダイヤ提案装置に関し、特により省エネルギーで運行可能な列車のダイヤを提案する省エネルギーダイヤ提案装置に関する。
鉄道システムにおいて、日々運用されている列車の運行ダイヤは一定期間固定される。しかしながら、その一定期間内であっても機器の故障や事故の発生など、何らかの運転支障が生じると運行ダイヤの変更作業が必要となる。また、近年、電力使用制限令の発令や電力会社からの節電要請を受けて、鉄道業者は、消費電力量を適宜削減するために列車運行本数を削減した特別ダイヤを適宜作成する必要がある。以上のような事情から、運行ダイヤを適切かつ容易に変更するための技術が様々に提案されている。
例えば、特許文献1では、ダイヤが乱れた際に早期にダイヤを回復するために、使用電力量を考慮したダイヤ変更を行うことにより、電力量超過料金の削減を実現する技術が提案されている。
特開平5−16808号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、使用電力量が目標の電力量を超過しないように配慮してダイヤを変更できるものの、乗客の利便性については全く考慮されていない。したがって、乗客の利便性を損なうおそれがある。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、現在のダイヤを省エネルギーダイヤに変更する際に、乗客の利便性を考慮することが可能な省エネルギーダイヤ提案装置の提供を目的とする。
本発明に係る省エネルギーダイヤ提案装置は、路線を運行する列車のダイヤおよび当該路線に設けられた駅における乗客の入出場履歴のデータを取得するデータ取得部と、所定の運転種別に基づいて、ダイヤにおける所定の第1のダイヤを第2のダイヤに組み替えるダイヤ作成部と、乗客の入出場履歴に基づいて、第2のダイヤにおける利便性の低下量を計算する利便性計算部と、第2のダイヤで列車を運行した場合の消費電力量を計算する消費電力量計算部と、を備え、利便性の低下量および消費電力量は、外部から参照可能である。
本発明に係る省エネルギーダイヤ提案装置によれば、所定の列車のダイヤ(第1のダイヤ)に指定された運転種別を適用して、省エネルギーダイヤ(第2のダイヤ)を作成する。そして、作成した第2のダイヤで列車を運行した場合の消費電力量を計算するだけでなく、作成した第2のダイヤの乗客の利便性の低下量も計算するため、乗客の利便性を考慮したダイヤを決定することが可能となる。
実施の形態1に係る省エネルギーダイヤ提案装置の機能ブロック図である。 実施の形態1に係る列車のダイヤを示す図である。 実施の形態1に係る乗客の駅の入出場履歴を示す図である。 実施の形態1に係る列車の車両情報を示す図である。 実施の形態1に係る省エネルギーダイヤ提案装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る省エネルギーダイヤ提案装置の利便性計算部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る省エネルギーダイヤ提案装置の利便性計算部が作成する乗客流情報を示す図である。 実施の形態1に係る省エネルギーダイヤ提案装置の消費電力量計算部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る省エネルギーダイヤ提案装置の消費電力量計算部が作成する消費電力量情報を示す図である。 実施の形態2に係る省エネルギーダイヤ提案装置の機能ブロック図である。 実施の形態3に係る省エネルギーダイヤ提案装置の機能ブロック図である。 実施の形態4に係る省エネルギーダイヤ提案装置の機能ブロック図である。 実施の形態4に係る省エネルギーダイヤ提案装置の動作を示すフローチャートである。
<実施の形態1>
<構成>
図1は、本実施の形態1における省エネルギーダイヤ提案装置100の機能ブロック図である。図1において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは本明細書の全文において共通することである。さらに、本明細書全文に表れている構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
図1において、省エネルギーダイヤ提案装置100は、利便性計算部2と、消費電力量計算部3と、データ取得部4と、ダイヤ作成部5を備える。省エネルギーダイヤ提案装置100の外部の記憶部10には、列車のダイヤおよび乗客の駅における入出場履歴(以降、単に入出場履歴と記載)のデータが予め記憶されている。データ取得部4は、外部の記憶部10から、列車のダイヤおよび入出場履歴のデータを取得する。なお、記憶部10は省エネルギーダイヤ提案装置100に内蔵されてもよく、この場合、記憶部10がデータ取得部4となる。
操作者は、入力部20を介して、エネルギーを削減したい列車および適用したい省エネ運転種別(以降、単に運転種別と記載する)を指定する。運転種別については後述する。
ダイヤ作成部5は、所定のダイヤ(即ち、第1のダイヤ)に、所定の運転種別を適用して第2のダイヤを作成する。ここで、所定のダイヤとは、操作者が入力部20を介して指定したダイヤである。また、所定の運転種別とは、操作者が入力部20を介して指定した運転種別のことである。作成された第2のダイヤは、例えば外部のディスプレイ30に出力される。なお、図1ではディスプレイ30に出力しているが、これに限定されるものではなく、情報を表示可能な機器、記憶装置などであればよい。
利便性計算部2は、入出場履歴と第2のダイヤに基づいて、列車の乗車人数を計算する。利便性計算部2はさらに、利便性の低下量を計算する。本実施の形態1において、利便性の低下量は、第1のダイヤを第2のダイヤに変更したために駅に到着する時刻が変化する乗客の人数として計算される。
利便性計算部2は、計算結果を外部に出力する。ここで、外部に出力するとは、例えば省エネルギーダイヤ提案装置100に接続されたディスプレイ30に視覚的に出力することである。また、利便性計算部2は、入出場履歴と第2のダイヤに基づいて計算した列車の乗車人数を消費電力量計算部3に出力する。
消費電力量計算部3は、利便性計算部から入力される乗車人数と、ダイヤ作成部から入力される第2のダイヤに基づいて、列車走行の消費電力量を計算する。消費電力量は、例えば省エネルギーダイヤ提案装置100に接続されたディスプレイ30に視覚的に出力される。
操作者は、省エネルギーダイヤ提案装置100に接続されたディスプレイ30に視覚的に出力された第2のダイヤ、利便性の低下量および消費電力量を評価する。そして、操作者は、第1のダイヤを第2のダイヤに組み替えるか否かを決定する。
なお、本実施の形態においてダイヤとは、図2に示すように、ダイヤを特定するためのダイヤIDと、各列車を特定する列車コードと、各駅での各列車の発着時刻とを含んでいる。ここで、図2に示される「−」は、それを付された列車が、それを付された駅を停車せずに通過することを意味している。なお、ダイヤは、図2に示す情報に限ったものではなく、例えば、通過駅の通過時刻や折り返し可能駅、退避可能駅などの情報をさらに含むものであってもよい。
運転種別とは、間引き運転、編成短縮運転、並行移動運転(早発)、並行移動運転(遅発)および、低めの走行速度で列車運転を行うスジ寝かせ運転である。また、各運転種別の具体的な適用例は、編成短縮運転ならば、編成車両数を、ある閾値、例えば60%(10両編成を6両編成)に短縮する。並行移動運転(早発)ならば、例えば各駅を5秒早発させる。並行移動運転(遅発)ならば、例えば各駅を5秒遅発させる。スジ寝かせ運転ならば、例えば各駅の発車時刻は変えずに、到着時刻を5秒遅らせる。なお、ここで示した、各運転種別の具体的な適用例は、一つの例であって、これらに限定されるものではない。
なお、本実施の形態1において利便性とは、第1のダイヤを第2のダイヤに組み替えたために影響を受ける乗車人数である。間引き運転の利便性は、間引き列車に乗車するはずだった乗車人数と定義する。編成短縮運転の利便性は、編成短縮車両に乗車するはずだった乗車人数と定義する。並行移動運転(早発)の利便性は、早発のために乗車できなくなった乗車人数と定義する。並行移動運転(遅発)の利便性は、遅発のために到着が遅くなった乗車人数と定義する。スジ寝かせ運転の利便性は、スジ寝かせのために到着が遅くなった乗車人数と定義する。なお、ここで示した運転種別のために影響を受ける乗車人数は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
なお、入出場履歴には、乗客の駅の入場及び出場に関する、例えば図3に示す乗客情報が保存されている。この入出場履歴は、例えば、乗客から事前に入力される。あるいは、入出場履歴は、データベースに保存されている過去の情報などに基づいて生成される。
入力部20において、操作者は、例えばディスプレイに表示された現在ダイヤの表示の中から、マウスのクリック操作でひとつの列車のダイヤを指定する。さらに、選択した列車のダイヤに適用する運転種別を、ディスプレイに表示された運転種別の表示の中からマウスのクリック操作で選択する。こうして、ダイヤを省エネルギー化したい列車および運転種別が決定される。
利便性計算部2は、第2のダイヤと、入出場履歴とに基づいて、列車の運輸による乗客流(乗客の流れ)に関する乗客流情報を作成する。ここで、乗客は例えば乗車駅の先発列車に乗車するものとする。乗客流情報は乗客と乗車列車との対応関係を示しており、この乗客流情報に基づいて列車の乗車人数を計算する。
消費電力量計算部3は、乗車人数と、第2のダイヤと、消費電力量計算部3に保存された、例えば図4に示すような車両情報とに基づいて、各列車の単位時間ごと(規定時刻ごと)の消費電力量を計算する。ここで、本実施の形態1において車両情報は、図4に示すように、各列車と特定する列車コードと、各列車を編成する車両の数(編成数)および種別(車両種別)とを含んでいる。
なお、車両情報は、図4に示す情報に限ったものではなく、例えば、運行日当日の利用可能車両(予備車両)や、編成の分割可否などの情報をさらに含むものであってもよい。なお、消費電力量計算部3の計算によって得られる消費電力量は、消費電力量そのものに相当する「狭義の消費電力量」であってもよいし、消費電力量を正の値、回生電力量を負の値としてこれらの和をとって得られる「広義の消費電力量」であってもよい。以下の説明では、消費電力量計算部3は、広義の消費電力量(各列車の単位時間ごとの狭義の消費電力量、及び、各列車の短時間ごとの回生電力量)を計算するとし、広義の消費電力量については、略して「消費電力量」とのみ記すこともある。
<動作>
次に、本実施の形態における省エネルギーダイヤ提案装置100の動作について説明する。図5は、省エネルギーダイヤ提案装置100の動作を示すフローチャートである。
省エネルギーダイヤ提案装置100のデータ取得部4は、まずステップS101にて、外部の記憶部10から、現在のダイヤおよび入出場履歴を取得する。次に、ステップS102にて、操作者は、入力部20を介して、エネルギーを削減したい列車を現在のダイヤの中から選択する。さらに、そのダイヤに適用する運転種別を指定する。指定された列車のダイヤ(即ち第1のダイヤ)および運転種別はダイヤ作成部5に入力される。
ステップS103にて、ダイヤ作成部5は、第1のダイヤに、指定された運転種別を適用して第2のダイヤを作成する。次に、ステップS104にて、利便性計算部2は、入力された第2のダイヤおよび入出場履歴に基づいて、乗客流情報を作成する。以下、図6を用いて、ステップS104における利便性計算部2の動作の一例を詳細に説明する。
まず、図6のステップS1041にて、利便性計算部2は、入出場履歴に記載されている乗客に対して、移動経路を第2のダイヤに基づいて生成する。ここでは、利便性計算部2は、入出場履歴に記載されている各乗客に対して、当該乗客の入場時刻以降に入場駅に発着し、かつ、出場駅に向かうという条件を満たす列車を組み合わせた移動経路を生成する。
次に、図6のステップS1042にて、入出場履歴に記載されている各乗客について移動経路をまとめた、図7に示す乗客流情報を作成する。そして利便性計算部2は、乗客流情報に基づいて各列車の乗車人数を計算する。
図5のステップS105にて、消費電力量計算部3は、ステップS103で作成した第2のダイヤと、消費電力量計算部3が保持する車両情報(図4)と、ステップS104で計算された乗車人数とに基づいて、消費電力量情報を作成する。以下、図8を用いて、ステップS105における消費電力量計算部3の動作の一例を詳細に説明する。
図8のステップS1051にて、消費電力量計算部3は、ステップS104で計算した乗車人数に基づいて各列車の車両重量を補正する。例えば、消費電力量計算部3は、乗車人数に平均体重(例えば65kg)を乗じた重量を車両重量に加算する補正を行う。
次に、図8のステップS1052にて、消費電力量計算部3は、ステップS1051で補正した列車の車両重量と、第2のダイヤとに基づいて、各列車の消費電力量を計算する。例えば、消費電力量計算部3は、車両重量が補正された列車について、加速度(減速度)及びその加速(減速)が行われた距離を第2のダイヤから取得し、補正後の車両重量と、加速度(減速度)と、距離との乗算を行うことにより、狭義の消費電力量と回生電力量とを計算する。消費電力量計算部3は、以上のようなステップS1051,S1052の動作を、各列車について行うことにより、図9に示す消費電力量(狭義の消費電力量及び回生電力量)を含む消費電力量情報を求める。
なお、消費電力量の計算は、以上に限ったものではない。例えば、消費電力量計算部3は、補正していない車両重量と、加速度(減速度)と、距離との乗算を行うことにより、狭義の消費電力量及び回生電力量を予め計算しておき、予め計算していた狭義の消費電力量及び回生電力量を、上述した乗車人数または乗車率に基づいて補正するものであってもよい。また、例えば、電力回生中の列車付近に力行中の列車がいなければ、計算した回生電力量から回生失効電力量分だけ減算してもよい。すなわち、消費電力量計算部3は、回生失効となる条件が成立するごとに、車両種別及び走行条件に応じた回生失効電力量分の絶対値を、広義の消費電力量に加算してもよい。
本実施の形態に係る省エネルギーダイヤ提案装置100は、指定された列車のダイヤおよび入出場履歴に基づいて列車の乗車人数を作成し、乗車人数を考慮して消費電力量(広義または狭義の消費電力量)を計算する。したがって、乗客流を考慮しないで消費電力量を計算する手法と比べて、消費電力量の計算精度を向上させることができる。また、乗車人数と、精度良く計算された消費電力量とに基づいて、運行ダイヤの品質を総合的に評価することが可能となることから、乗客の利便性と消費電力量との総合的な適正化が期待できる。また、操作者は、電力量を削減したい列車と、適用したい運転種別を選択できるため、操作者の意思を省エネルギーダイヤの作成に反映することが可能である。
<効果>
本実施の形態1における省エネルギーダイヤ提案装置100は、路線を運行する列車のダイヤおよび当該路線に設けられた駅における乗客の入出場履歴のデータを取得するデータ取得部4と、所定の運転種別に基づいて、ダイヤにおける所定の第1のダイヤを第2のダイヤに組み替えるダイヤ作成部5と、乗客の入出場履歴に基づいて、第2のダイヤにおける利便性の低下量を計算する利便性計算部2と、第2のダイヤで列車を運行した場合の消費電力量を計算する消費電力量計算部3と、を備え、利便性の低下量および消費電力量は、外部から参照可能である。
従って、本実施の形態1における省エネルギーダイヤ提案装置100によれば、指定された列車のダイヤ(第1のダイヤ)に指定された運転種別を適用して、省エネルギーダイヤ(第2のダイヤ)を作成する。そして、作成した第2のダイヤで列車を運行した場合の消費電力量を計算するだけでなく、作成した第2のダイヤの乗客の利便性の低下量も計算するため、乗客の利便性を考慮して省エネルギーダイヤを決定することが可能となる。
また、本実施の形態1における省エネルギーダイヤ提案装置100の利便性計算部2は、第1のダイヤと第2のダイヤとを比較して駅に到着する時刻が変動した乗客の人数を利便性の低下量として計算する。
従って、利便性の低下量として、駅に到着するのが遅れた(または早くなった)乗客の人数を計算することにより、省エネルギーダイヤの利便性を定量的に評価することが可能となる。
また、本実施の形態1における省エネルギーダイヤ提案装置100は、利便性計算部2の計算結果および消費電力量計算部3の計算結果を外部の表示装置に出力する。
従って、操作者は、利便性の低下量および消費電力量を外部の表示装置(例えばディスプレイ30)で確認しながら、省エネルギーダイヤを決定することが可能となる。
<実施の形態2>
実施の形態1において、操作者は、電力量を削減したい列車のダイヤと、運転種別を指定した。一方、本実施の形態2では、操作者は、電力量を削減したい列車のダイヤのみを選択する。そして、ダイヤ作成部5は、所定の運転種別、即ち予め保持する複数の運転種別を、指定された列車のダイヤ(即ち第1のダイヤ)に適用して、複数の第2のダイヤを作成する。
図10は、本実施の形態2における省エネルギーダイヤ提案装置200の機能ブロック図である。省エネルギーダイヤ提案装置200は、省エネルギーダイヤ提案装置100(図1)に対して、利便性比較部をさらに備える。その他の構成は実施の形態1と同じである。
利便性計算部2は、複数の第2のダイヤと、入出場履歴とに基づいて、列車の運輸による乗客流(乗客の流れ)に関する乗客流情報を複数作成する。ここで、乗客は例えば乗車駅の先発列車に乗車するものとする。乗客流情報は乗客と乗車列車との対応関係を示している。この乗客流情報に基づいて各列車の乗車人数を計算する。
利便性比較部6は、複数の第2のダイヤのそれぞれについて計算された利便性の低下量を比較して、最も利便性の低下量が小さい第2のダイヤを選択する。
消費電力量計算部3は、乗車人数と、利便性比較部6が選択した第2のダイヤと、消費電力量計算部3が保持する、例えば図4に示すような車両情報とに基づいて、列車の単位時間ごと(規定時刻ごと)の消費電力量を計算する。
そして、省エネルギーダイヤ提案装置200は、例えば外部のディスプレイ30に、利便性比較部6が選択した第2のダイヤ、その利便性の低下量および消費電力量を出力する。
なお、消費電力量計算部3は、利便性比較部6が選択した第2のダイヤに関して消費電力量を計算するとしたが、複数の第2のダイヤのそれぞれに関して、消費電力量を計算してもよい。
<効果>
本実施の形態2における省エネルギーダイヤ提案装置200によれば、ダイヤ作成部5は、複数種類の運転種別に基づいて、第1のダイヤを複数の第2のダイヤに組み替え、利便性計算部2は、複数の第2のダイヤのそれぞれにおける利便性の低下量を計算し、利便性計算部2の計算結果に基づいて、複数の第2ダイヤのうち一つを選択する利便性比較部6をさらに備え、消費電力量計算部3は、利便性比較部6が選択した第2のダイヤで列車を運行した場合の消費電力量を計算する。
従って、本実施の形態2における省エネルギーダイヤ提案装置200によれば、現在のダイヤ及び入出場履歴に基づいて列車の乗車人数を計算し、この乗車人数を考慮して消費電力量(広義または狭義の消費電力量)を計算する。従って、乗客流を考慮しないで消費電力量を計算する手法と比べて、消費電力量の計算精度を向上させることができる。また、利便性の低下量と、精度良く計算された消費電力量とに基づいて、運行ダイヤの品質を総合的に評価することが可能となることから、乗客の利便性と消費電力量との総合的な適正化が期待できる。また、利便性比較部6が、操作者が選択した電力量を削減したい列車に対し、各運転種別を適用したときの利便性を比較するため、利便性が極力低下しないダイヤを選択することができる。
<実施の形態3>
実施の形態2において、操作者が、電力量を削減したい列車のダイヤを指定し、指定されたダイヤに対して、ダイヤ作成部5が複数の運転種別を適用してダイヤの作成を行った。本実施の形態3では、ダイヤ作成部5が列車のダイヤおよび運転種別を選択する。本実施の形態における省エネルギーダイヤ提案装置300の機能ブロック図を図11に示す。
データ取得部4は、現在の列車のダイヤおよび入出場履歴のデータを取得する。すると、利便性計算部2は、現在の列車のダイヤと、入出場履歴とに基づいて、列車の運輸による乗客流(乗客の流れ)に関する乗客流情報を作成する。ここで、乗客は例えば乗車駅の先発列車に乗車するものとする。乗客流情報は乗客と乗車列車との対応関係を示している。この乗客流情報に基づいて各列車の乗車人数を求め、現在のダイヤが保持する各列車の定員で除算することで各列車の乗車率を計算する。
ダイヤ作成部5は、各列車について計算された乗車率に基づいて、最低の乗車率の列車を選択して所定の第1のダイヤとする。なお、このとき、消費電力を削減したい時間帯がダイヤ作成部5に保持されており、この時間帯において最低の乗車率の列車を選択してもよい。また、消費電力を削減したい時間帯を省エネルギーダイヤ提案装置の外部から入力する構成としてもよい。
そして、実施の形態2と同様、ダイヤ作成部5は、選択した第1のダイヤに対して、複数の運転種別を適用して、複数の第2のダイヤを作成する。以降の動作(利便性計算部2、消費電力量計算部3および利便性比較部6の動作)は、実施の形態2と同じため、説明を省略する。
<効果>
本実施の形態における省エネルギーダイヤ提案装置300において、ダイヤ作成部5は、複数の列車のダイヤのうち、乗客の入出場履歴に基づいて乗車率が最低の列車のダイヤを選択して第1のダイヤとする。
従って、本実施の形態3における省エネルギーダイヤ提案装置300によれば、現在のダイヤ及び入出場履歴に基づいて列車の乗車人数を計算し、この乗車人数を考慮して消費電力量(広義または狭義の消費電力量)を計算する。従って、乗客流を考慮しないで消費電力量を計算する手法と比べて、消費電力量の計算精度を向上させることができる。また、利便性の低下量と、精度良く計算された消費電力量とに基づいて、運行ダイヤの品質を総合的に評価することが可能となることから、乗客の利便性と消費電力量との総合的な適正化が期待できる。また、各運転種別を最低乗車率の列車に適用し、列車に適用した各運転種別における利便性を比較するため、実施の形態2よりも、さらに利便性の低下を抑制したダイヤを選択することができる。
<実施の形態4>
実施の形態3においては、利便性比較部6が、利便性の低下量に基づいて複数の第2のダイヤから一つのダイヤを選択した。本実施の形態4では、利便性・電力量比較部7が、消費電力量および利便性の低下量に基づいて複数の第2のダイヤから一つのダイヤを選択する。図12は、本実施の形態4における省エネルギーダイヤ提案装置400の機能ブロック図である。省エネルギーダイヤ提案装置400は、省エネルギーダイヤ提案装置300(図11)に備わる利便性比較部6の替わりに、利便性・電力量比較部7を備える。その他の構成は省エネルギーダイヤ提案装置300と同じである。
図13は、本実施の形態4の省エネルギーダイヤ提案装置400の動作を示すフローチャートである。省エネルギーダイヤ提案装置400のデータ取得部4は、まずステップS401にて、外部の記憶部10から、現在のダイヤおよび入出場履歴のデータを取得する。
次に、ステップS402にて、利便性計算部2は、ステップS401で取得した現在のダイヤおよび入出場履歴に基づいて、各列車の乗車率を計算する。乗車率の計算方法は実施の形態3と同様である。そして、実施の形態3と同様、ダイヤ作成部5は、各列車について計算された乗車率に基づいて、最低の乗車率の列車を選択して第1のダイヤとする。なお、このとき、消費電力を削減したい時間帯がダイヤ作成部5に保持されており、この時間帯において最低の乗車率の列車を選択してもよい。また、消費電力を削減したい時間帯を省エネルギーダイヤ提案装置の外部から入力する構成としてもよい。
ステップS403において、ダイヤ作成部5は、選択した第1のダイヤに対して、各運転種別を適用して、複数の第2のダイヤを作成する。ステップS404において、利便性計算部2は、実施の形態3と同様、各列車の利便性の低下量(乗車人数)を計算する。次に、ステップS405において、消費電力量計算部3は、実施の形態3と同様、各列車の消費電力量を計算する。
次に、ステップS406において、利便性・電力量比較部7は、複数の第2のダイヤのそれぞれについて計算された利便性の低下量を比較して、最も利便性の低下量が小さい第2のダイヤを選択する。これを準省エネルギーダイヤとする。さらに、ステップS407において、利便性・電力量比較部7は、ステップS405で計算した消費電力量に基づいて、保持する目標の電力量まで削減できたかを比較する。なお、目標の電力量は利便性・電力量比較部7に対して外部から入力できる構成としてもよい。目標の電力量まで削減できていれば、省エネルギーダイヤ提案装置400は、準省エネエネルギーダイヤを省エネルギーダイヤとして決定して、外部に出力する。
一方、目標の電力量まで削減できていなければ、ステップS408へ進む。ステップS408においては、運転種別を適用していないダイヤ(即ち、ステップS402において選択しなかったダイヤ)を、第1のダイヤとして追加する。例えば、乗車率が2番目に低いダイヤを第1のダイヤとして追加する。この場合、乗車率が最低のダイヤと、2番目に低いダイヤの2つのダイヤが第1のダイヤとして選択されたことになる。そして、ステップS403〜S407の処理を再び行う。なお、ステップS403〜S407までの処理を繰り返しても目標の電力量まで削減できない場合、省エネルギーダイヤ提案装置400は、例えば目標の電力に最も近い電力量まで削減できる第2のダイヤを省エネルギーダイヤとして決定する。
<効果>
本実施の形態4における省エネルギーダイヤ提案装置400において、ダイヤ作成部5は、複数種類の運転種別に基づいて、第1のダイヤを複数の第2のダイヤに組み替え、利便性計算部2は、複数の第2のダイヤのそれぞれにおける利便性の低下量を計算し、消費電力量計算部3は、複数の第2のダイヤのそれぞれで列車を運行した場合の消費電力量を計算し、利便性計算部2の計算結果および消費電力量計算部3の計算結果に基づいて、複数の第2ダイヤのうち一つを選択する利便性・電力量比較部7をさらに備える。
従って、本実施の形態4における省エネルギーダイヤ提案装置400によれば、現在のダイヤ及び入出場履歴に基づいて列車の乗車人数を計算し、この乗車人数を考慮して消費電力量(広義または狭義の消費電力量)を計算する。従って、乗客流を考慮しないで消費電力量を計算する手法と比べて、消費電力量の計算精度を向上させることができる。また、利便性の低下量と、精度良く計算された消費電力量とに基づいて、運行ダイヤの品質を総合的に評価することが可能となることから、乗客の利便性と消費電力量との総合的な適正化が期待できる。また、利便性・電力量比較部7が、各運転種別を適用したダイヤの利便性を比較するため、利便性が極力低下しないダイヤを選択することができる。さらに、利便性・電力量比較部7は、利便性が極力低下しないダイヤが目標とする電力の削減量を満たしているか否かを判定するため、利便性の低下量を抑制しつつ、電力を目標値まで削減することが可能である。
<実施の形態5>
本実施の形態5における省エネルギーダイヤ提案装置の構成は実施の形態1から4のいずれかと同じため、説明を省略する。
<動作>
本実施の形態5において、利便性計算部2が計算する利便性の低下量とは、第1のダイヤと第2のダイヤとを比較したときの、乗客1人当たりの駅に到着する時間の変動と定義する。
運転種別として間引き運転を行う場合の利便性の低下量は、間引き列車に乗車予定の乗客は次発列車に乗車すると想定して、間引き列車から次発列車までの時隔と定義する。運転種別として編成短縮運転を行う場合の利便性の低下量はゼロと定義する。これは、乗客の駅到着変動時間はないためである。運転種別として並行移動運転(早発)を行う場合の利便性の低下量は、早発のために予定より早着した時間と定義する。運転種別として並行移動運転(遅発)を行う場合の利便性の低下量は、遅発のために予定より遅着した時間と定義する。運転種別としてスジ寝かせ運転を行う場合の利便性の低下量は、スジ寝かせのために、予定より遅着した時間と定義する。
なお、ここで示した各運転種別における利便性の低下量の定義は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
本実施の形態5における利便性の低下量の計算方法を以下に示す。利便性計算部2は、生成した移動経路について、移動経路の列車を用いる場合に要する所要時間を求める。例えば、利便性計算部2は、移動経路について、乗客が乗車駅にて乗車(到着)してから降車駅にて下車するまでの時間を、所要時間として求めてもよい。あるいは、利便性計算部2は、移動経路について、乗客が乗車駅に到着してから降車駅にて下車するまでの時間に、ホームから改札を出るまでの移動時間を加えたものを、所要時間として求めてもよい。そして、当該移動時間には、降車駅の規模や構造に応じた、ホームから改札を出るために必要な移動時間の分布から得られる統計値(例えば平均値)が適用されてもよい。
同様に、利便性計算部2は、入出場履歴に記載されている乗客に対して、移動経路を現在のダイヤに基づいて生成する。そして、利便性計算部2は、生成した移動経路について、移動経路の列車を用いる場合に要する所要時間を求める。そして、利便性計算部2は、運転種別を適用する前のダイヤ(即ち第1のダイヤ)における移動経路の所要時間と、運転種別を適用した後のダイヤ(即ち第2のダイヤ)における移動経路の所要時間とを比較して、乗客一人あたりの駅に到着する時間の変動を求める。
<効果>
本実施の形態5における省エネルギーダイヤ提案装置において、利便性計算部2は、第1のダイヤと第2のダイヤとを比較して、乗客1人当たりの駅に到着する時間の変動を利便性の低下量として計算する。
従って、ダイヤの組み替えにより影響を受ける乗客1人あたりの駅到着時間の変動が極力小さい省エネエネルギーダイヤを提案することが可能となる。
<実施の形態6>
本実施の形態6における省エネルギーダイヤ提案装置の構成は実施の形態1から4のいずれかと同じため、説明を省略する。
<動作>
本実施の形態6において、利便性計算部2が計算する利便性の低下量とは、第1のダイヤと第2のダイヤとを比較したときの、乗客全員の駅に到着する時間の変動の総量と定義する。
運転種別として間引き運転を行う場合の利便性の低下量は、間引き列車に乗車予定の乗客は次発列車に乗車すると想定して、間引き列車から次発列車までの時隔と間引き列車に乗車予定だった乗車人数の積算値で定義する。運転種別として編成短縮運転を行う場合の利便性の低下量はゼロと定義する。これは、乗客の駅到着変動時間はないためである。運転種別として並行移動運転(早発)を行う場合の利便性の低下量は、早発のために予定より装着した時間と早発列車に乗車した乗車人数の積算値で定義する。運転種別として並行移動運転(遅発)を行う場合の利便性の低下量は、遅発のために予定より遅着した時間と遅発列車に乗車した乗車人数の積算値で定義する。運転種別としてスジ寝かせ運転を行う場合の利便性の低下量は、スジ寝かせのために予定より遅着した時間とスジ寝かせ列車に乗車した乗車人数で定義する。
なお、ここで示した各運転種別における利便性の低下量の定義は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
本実施の形態5における利便性の低下量の計算方法を以下に示す。利便性計算部2は、生成した移動経路について、移動経路の列車を用いる場合に要する所要時間を求める。例えば、利便性計算部2は、移動経路について、乗客が乗車駅にて乗車(到着)してから降車駅にて下車するまでの時間を、所要時間として求めてもよい。あるいは、利便性計算部2は、移動経路について、乗客が乗車駅に到着してから降車駅にて下車するまでの時間に、ホームから改札を出るまでの移動時間を加えたものを、所要時間として求めてもよい。そして、当該移動時間には、降車駅の規模や構造に応じた、ホームから改札を出るために必要な移動時間の分布から得られる統計値(例えば平均値)が適用されてもよい。
同様に、利便性計算部2は、入出場履歴に記載されている乗客に対して、移動経路を現在のダイヤに基づいて生成する。そして、利便性計算部2は、生成した移動経路について、移動経路の列車を用いる場合に要する所要時間を求める。そして、利便性計算部2は、運転種別を適用する前のダイヤ(即ち第1のダイヤ)における移動経路の所要時間と、運転種別を適用した後のダイヤ(即ち第2のダイヤ)における移動経路の所要時間とを比較して、駅に到着する時間の変動を求める。そして、利便性計算部2は、駅到着時間の変動と利便性計算部2が計算した乗車人数との積から、影響を受ける乗客全員の駅到着時間の変動の総量を計算する。
<効果>
本実施の形態6における省エネルギーダイヤ提案装置において、利便性計算部2は、第1のダイヤと第2のダイヤとを比較して、乗客全員の駅に到着する時間の変動の総量を利便性の低下量として計算する。
従って、ダイヤの組み替えにより影響を受ける乗客全員の駅到着時間の変動の総量が極力小さい省エネエネルギーダイヤを提案することが可能となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
2 利便性計算部、3 消費電力量計算部、4 データ取得部、5 ダイヤ作成部、6 利便性比較部、7 利便性・電力量比較部、10 記憶部、20 入力部、30 ディスプレイ、100,200,300,400 省エネルギーダイヤ提案装置。

Claims (8)

  1. 路線を運行する列車のダイヤおよび当該路線に設けられた駅における乗客の入出場履歴のデータを取得するデータ取得部と、
    所定の運転種別に基づいて、前記ダイヤにおける所定の第1のダイヤを第2のダイヤに組み替えるダイヤ作成部と、
    前記乗客の入出場履歴に基づいて、前記第2のダイヤにおける利便性の低下量を計算する利便性計算部と、
    前記第2のダイヤで列車を運行した場合の消費電力量を計算する消費電力量計算部と、
    を備え、
    前記利便性の低下量および前記消費電力量は、外部から参照可能である、
    省エネルギーダイヤ提案装置。
  2. 前記ダイヤ作成部は、複数種類の前記運転種別に基づいて、前記第1のダイヤを複数の前記第2のダイヤに組み替え、
    前記利便性計算部は、前記複数の第2のダイヤのそれぞれにおける利便性の低下量を計算し、
    前記利便性計算部の計算結果に基づいて、前記複数の第2のダイヤのうち一つを選択する利便性比較部をさらに備え、
    前記消費電力量計算部は、利便性比較部が選択した前記第2のダイヤで列車を運行した場合の消費電力量を計算する、
    請求項1に記載の省エネルギーダイヤ提案装置。
  3. 前記ダイヤ作成部は、複数種類の前記運転種別を参照可能であり、
    前記ダイヤ作成部は、複数種類の前記運転種別に基づいて、指定された前記第1のダイヤを複数の前記第2のダイヤに組み替え、
    前記利便性計算部は、複数の前記第2のダイヤのそれぞれにおける利便性の低下量を計算し、
    前記消費電力量計算部は、複数の前記第2のダイヤのそれぞれで列車を運行した場合の消費電力量を計算し、
    前記利便性計算部の計算結果および前記消費電力量計算部の計算結果に基づいて、複数の前記第2ダイヤのうち一つを選択する利便性・電力量比較部をさらに備える、
    請求項1に記載の省エネルギーダイヤ提案装置。
  4. 前記ダイヤ作成部は、複数の列車のダイヤのうち、前記乗客の入出場履歴に基づいて乗車率が最低の列車のダイヤを選択して前記第1のダイヤとする、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の省エネルギーダイヤ提案装置。
  5. 前記利便性計算部は、前記第1のダイヤと前記第2のダイヤとを比較して駅に到着する時刻が変動した乗客の人数を前記利便性の低下量として計算する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の省エネルギーダイヤ提案装置。
  6. 前記利便性計算部は、前記第1のダイヤと前記第2のダイヤとを比較して、乗客1人当たりの駅に到着する時間の変動を前記利便性の低下量として計算する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の省エネルギーダイヤ提案装置。
  7. 前記利便性計算部は、前記第1のダイヤと前記第2のダイヤとを比較して、乗客全員の駅に到着する時間の変動の総量を前記利便性の低下量として計算する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の省エネルギーダイヤ提案装置。
  8. 前記利便性計算部の計算結果および前記消費電力量計算部の計算結果を外部の表示装置
    に出力する、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の省エネルギーダイヤ提案装置。
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