JP2016013043A - 漏電検出装置及び給電制御装置 - Google Patents

漏電検出装置及び給電制御装置 Download PDF

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英司 岩見
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Abstract

【課題】交流漏電及び直流漏電を精度良く検出する漏電検出装置及び給電制御装置を提供する。【解決手段】漏電検出装置1は、交流検出部21と、直流検出部22と、補償部23とを有する検出部2を備えている。検出部2は、交流電源3から印加された交流電圧を直流電圧に変換して負荷5へ出力する変換器4と交流電源3との間の電力線6上に設けられる。交流検出部21は、電力線6上に設定された検出点61と負荷5との間で発生する交流漏電I1を検出する。直流検出部22は、検出点61と負荷5との間で発生する直流漏電I2を検出する。補償部23は、直流漏電I2を検出する際に直流検出部22で発生する磁束により電力線6上に誘起される誘導ノイズを交流検出部21と直流検出部22との間において低減する。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に漏電検出装置及び給電制御装置に関し、より詳細には、交流漏電と直流漏電との両方を検出する漏電検出装置及び給電制御装置に関する。
たとえば、系統電源や分散電源などの交流電源を用いて、電気自動車やプラグインハイブリッド車などが搭載している蓄電池を充電するシステムでは、交流電源から印加される交流電圧を直流電圧に変換する変換器が用いられる。このようなシステムでは、交流電源と変換器との間に流れる交流電流や、変換器と蓄電池との間を流れる直流電流が電力線外に漏えいする漏電が発生し得るため、交流電流の漏電と直流電流の漏電との両方を検出する漏電検出装置が必要となる。
このような漏電検出装置の一例として、商用電力交流の電力を被電力供給側の受電口に供給し得るケーブルと、交流漏電を検出した際は受電口への電力供給を遮断する漏電遮断器とからなる電力供給装置の漏電遮断器が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この漏電遮断器は、直流漏電電流を検出する直流漏電検出部を備え、その検出出力に基づいて受電口への電力供給を遮断する。この漏電遮断器により、交流漏電は勿論のこと、直流漏電発生時にも蓄電部への電力供給を遮断できる。
特開2000−270463号公報
上記の従来例では、直流漏電を検出する際に発生する磁束によりケーブル上に誘導ノイズが誘起されるように直流漏電検出部が構成されている場合、誘導ノイズが交流漏電の検出精度に影響を及ぼす可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されており、交流漏電及び直流漏電を精度良く検出できる漏電検出装置及び給電制御装置を提供することを目的とする。
本発明の漏電検出装置は、交流電源から印加された交流電圧を直流電圧に変換して負荷へ出力する変換器と交流電源との間の電力線上に設けられる検出部を備え、検出部は、電力線上に設定された検出点と負荷との間で発生する交流漏電を検出する交流検出部と、検出点と負荷との間で発生する直流漏電を検出する直流検出部と、前記直流漏電を検出する際に前記直流検出部で発生する磁束により前記電力線上に誘起される誘導ノイズを前記交流検出部と前記直流検出部との間において低減する補償部とを有することを特徴とする。
本発明の給電制御装置は、交流電源から印加された交流電圧を直流電圧に変換して負荷へ出力する変換器と、上記の漏電検出装置とを備えることを特徴とする。
本発明により、交流漏電及び直流漏電を精度良く検出する漏電検出装置及び給電制御装置を提供することができる。
実施形態1の漏電検出装置の接続関係を簡易的に示すブロック図である。 実施形態1の供給システムの接続関係と供給システムにおける検出点の位置とを簡易的に示す説明図である。 実施形態1における第1の検出器の構成を簡易的に示す構成図である。 実施形態1における第2の検出器の構成を簡易的に示す構成図である。 実施形態1における第3の補償器の構成を簡易的に示す構成図である。 実施形態2における漏電検出装置の接続関係を簡易的に示すブロック図である。 実施形態3における漏電検出装置の接続関係を簡易的に示すブロック図である。
(実施形態1)
本実施形態に係る漏電検出装置1を図1に示す。この漏電検出装置1は、交流検出部21と、直流検出部22と、補償部23とを有する検出部2を備えている。検出部2は、交流電源3(図2参照)から印加された交流電圧を直流電圧に変換して負荷5へ出力する変換器4(図2参照)と交流電源3との間の電力線6上に設けられる。交流検出部21は、電力線6上に設定された検出点61と負荷5との間で発生する交流漏電I1を検出する。直流検出部22は、検出点61と負荷5との間で発生する直流漏電I2を検出する。補償部23は、直流漏電I2を検出する際に直流検出部22で発生する磁束により電力線6上に誘起される誘導ノイズを交流検出部21と直流検出部22との間において低減する。
なお、本実施形態では、検出点61と負荷5との間で発生する漏電の交流成分を交流漏電I1、直流成分を直流漏電I2としている。
以下、本実施形態における漏電検出装置1の構成について、詳細に説明する。ただし、以下に説明する構成は本発明の一例に過ぎず、本発明は下記実施形態に限定されることはなく、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態の漏電検出装置1は、図2に示す供給システム100に用いられる。供給システム100は、たとえば電気自動車に搭載された蓄電池を充電する充電システムであり、スイッチング素子を有するAC/DC変換用の変換器4を有している。変換器4は、交流電源3(50/60Hz)から印加される交流電圧を直流電圧に変換し、電気自動車の蓄電池である負荷5へ直流電圧を出力することで負荷5を充電する。この変換器4は、高周波でスイッチング素子をスイッチングする回路を有しており、変換器4では低周波(50/60Hz)の交流電流、高周波の交流電流、及び直流電流の3種類の電流が存在する。
この供給システム100を用いて負荷5を充電する場合、交流漏電I1と直流漏電I2との2種類の漏電が発生し得る。交流電源3から供給された交流電圧は変換器4において直流電圧へと変換されるため、交流電源3と変換器4との間で電流が漏えいした場合、交流漏電I1が発生する可能性がある。変換器4で電流が漏えいした場合、低周波(50/60Hz)の交流漏電I1、高周波の交流漏電I1、直流漏電I2が発生する可能性がある。また、変換器4と負荷5との間で電流が漏えいした場合、直流漏電I2が発生する可能性がある。このうち、直流漏電I2が発生する場合では、変換器4と負荷5との間にある漏えい点から漏えいした電流が大地に流れることにより、漏えい点→大地→交流電源3→変換器4→漏えい点という経路を直流漏電I2の電流が流れる。
なお、本実施形態において、低周波(50/60Hz)の交流漏電I1と高周波の交流漏電I1とは、後述するように、1つの交流検出部21にて検出される。よって、以下では、低周波(50/60Hz)の交流漏電I1と高周波の交流漏電I1とをまとめて交流漏電I1とする。
供給システム100による負荷5への充電時において漏電が発生していない場合、交流電源3と変換器4とを接続する2本の電力線6に設けた検出点61において、2本の電力線6に流れる電流は往路と復路とで平衡する。よって、検出点61に出入りする電流のベクトル和はゼロである。
供給システム100による負荷5への充電時において交流漏電I1又は直流漏電I2が発生している場合、検出点61において2本の電力線6に流れる電流は往路と復路とで不平衡が生じる。よって、検出点61に出入りする電流のベクトル和はゼロにならない。
本実施形態の漏電検出装置1は、検出点61に設置され、検出点61において2本の電力線6に流れる電流の差、つまり電流の不平衡を検出することで、供給システム100で発生する交流漏電I1及び直流漏電I2を検出する。なお、検出点61は、電力線6上の一点を示しているのではなく、電力線6において交流漏電I1及び直流漏電I2の検出を行う範囲を示している。
この漏電検出装置1は、図1に示すように、検出部2と、遮断部7と、スイッチ8とを備えている。
検出部2は、交流検出部21と、直流検出部22と、補償部23とを有する。
交流検出部21は、図6に示すように、電力線6に取り付けられる第1の検出器211と、交流漏電I1の有無を判別する第1の判別部214とを有し、供給システム100で発生する交流漏電I1を検出する。
第1の検出器211は、本実施形態では、図3に示すように、検出コア212と検出巻線213とを有する零相変流器である。検出コア212は、たとえばパーマロイ等の高透磁率軟磁性材料を用いたトロイダルコアであり、この検出コア212に検出巻線213が巻き付けられている。交流検出部21は、検出コア212に、検出点61における2本の電力線6を貫通させるように設置され、2本の電力線6に流れる電流の差を検出することで交流漏電I1を検出する。交流漏電I1が発生していない通常時には、2本の電力線6に流れる電流が作る磁束は互いにキャンセルして平衡状態となるため、検出巻線213に電流は流れない。これに対し、交流漏電I1が発生している場合、2本の電力線6に流れる電流には電流差が生じるため、これらの電流が作る磁束は平衡を保てず、検出巻線213には2本の電力線6の電流差に応じた電流(検出電流)が流れる。こうして、第1の検出器211は、交流漏電I1が発生した場合に交流漏電I1に応じた検出電流を第1の検出値として出力する。
第1の判別部214は、交流基準時間(たとえば0.3秒)と交流基準値(5mA)とにより交流漏電I1が発生しているか否かを判別する。第1の判別部214は、第1の検出値の出力値(たとえば実効値)が交流基準時間の間継続して交流基準値以上であれば、供給システム100で交流漏電I1が発生していると判別し、そうでなければ交流漏電I1は発生していないと判別する。なお、第1の判別部214は、交流漏電I1が発生していると判別した場合、漏電信号を遮断部7へ出力する。
直流検出部22は、図4に示すように、第1の検出器211とは別に電力線6に取り付けられる第2の検出器221と、励磁信号を発生させる励磁部225と、励磁信号を制御する制御部226とを有する。また、直流検出部22は、直流漏電I2の有無を判別する第2の判別部224をさらに有し、供給システム100で発生する直流漏電I2を検出する。
第2の検出器221は、たとえば励磁検出コア222と励磁検出巻線223とを有するフラックスゲート型のセンサである。励磁検出コア222は、たとえばパーマロイ等の高透磁率軟磁性材料を用いたトロイダルコアであり、励磁検出コア222に励磁検出巻線223が巻き付けられている。第2の検出器221は、励磁検出コア222に、検出点61における2本の電力線6を貫通させるように設置し、2本の電力線6に流れる電流の差に応じた励磁検出コア222の磁化特性の変化を検出することで直流漏電I2を検出する。
励磁部225は、周期性を有する交流電流(励磁信号)を励磁検出巻線223に印加する。励磁検出巻線223に励磁信号が印加されると、励磁検出コア222に磁束が生じ、縦軸を磁束密度とし横軸を磁界の大きさとする励磁検出コア222の磁化特性は原点に対して点対称の曲線を描く。またこのとき、励磁検出コア222の磁気飽和により、励磁検出巻線223に流れる励磁電流は急激に変化する。供給システム100において直流漏電I2が発生し電力線6に直流漏電I2が発生すると、励磁検出コア222に磁束が発生し、磁化特性が変化する。すなわち、磁化特性は原点に対して点対称の曲線とならず、直流漏電I2が発生していない場合と発生した場合とで励磁電流の変化するタイミングにずれが生じる。
制御部226は、このずれをゼロとするような制御信号を励磁信号に加算する制御を行う。また、制御信号は、制御部226と励磁部225との間に設けられた検出抵抗Rsにおいて検出される。検出された制御信号の大きさは直流漏電I2に応じた値となるため、第2の検出器221は、制御信号の大きさを電流に変換し、第2の検出値として出力する。
第2の判別部224は、直流基準時間(たとえば10秒)と直流基準値(たとえば6mA)とにより直流漏電I2が発生しているか否かを判別する。第2の判別部224は、第2の検出値の出力値が直流基準時間の間継続して直流基準値以上であれば、供給システム100で直流漏電I2が発生していると判別し、そうでなければ直流漏電I2は発生していないと判別する。なお、第2の判別部224は、直流漏電I2が発生していると判別した場合、漏電信号を遮断部7へ出力する。
ここで、直流検出部22の第2の検出器221では、励磁電流が励磁検出巻線223に流れることにより、励磁検出コア222を貫通している電力線6に誘導電流である誘導ノイズが発生する。
本実施形態では、補償部23は、第1の検出器211と第2の検出器221との間の電力線6に取り付けられる補償器231(図1参照)を有し、直流検出部22から発生し直流漏電I2の検出に用いられる誘導ノイズを低減する。
補償器231は、図5に示すように、励磁検出コア222と同形状の補償コア232と、励磁検出巻線223と同形状の補償巻線233とを有する。補償部23は、検出点61において、第1の検出器211と第2の検出器221との間で、補償コア232に2本の電力線6を貫通させるように設置される。補償巻線233には、励磁信号を反転回路234にて反転させた反転信号が印加される。これにより、補償器231は、第2の検出器221により電力線6に発生する誘導ノイズの位相を反転させた補償成分を電力線6に発生させる。
遮断部7は、供給システム100において交流漏電I1と直流漏電I2とのいずれかが発生している場合に、スイッチ8を遮断する。遮断部7は、図6に示すように、たとえばOR回路71と駆動回路72とを有している。供給システム100において交流漏電I1又は直流漏電I2が発生した場合、OR回路71は、第1の判別部214と第2の判別部224とのいずれかから漏電信号を受信する。OR回路71は、第1の判別部214の判別結果と第2の判別部224の判別結果との論理和をとることで、供給システム100において交流漏電I1と直流漏電I2とのいずれかの漏電が発生したと判定し、駆動回路72へ駆動信号を出力する。駆動回路72は、OR回路71からの駆動信号を受けると、スイッチ8を遮断するための遮断信号を出力する。
スイッチ8は、たとえば常閉接点を有するリレーであり、遮断部7からの遮断信号によりスイッチ8はオフの状態になる。スイッチ8がオフの状態であれば、負荷5への電力供給は遮断される。
なお、上記の構成において、第1の判別部214、第2の判別部224、励磁部225、制御部226、及び遮断部7は、たとえばマイコン(マイクロコンピュータ)の機能であり、マイコンで所定のプログラムが実行されることにより実現する。
以下、本実施形態における漏電検出装置1の動作について詳細に説明する。
供給システム100で漏電が発生していない場合、第1の検出器211からは第1の検出値が出力されず、第1の検出値は交流基準値を超えないため、第1の判別部214は遮断部7に漏電信号を出力しない。また、第2の検出器221においても、第2検出値は直流基準値を超えないため、第2の判別部224は遮断部7に漏電信号を出力しない。よって、遮断部7は交流検出部21と直流検出部22とのいずれからも漏電信号を受信しない。よって、遮断部7は遮断信号をスイッチ8に出力せず、スイッチ8はオンの状態となり負荷5への電力供給がなされる。
供給システム100で交流漏電I1が発生した場合、第1の検出器211からは交流漏電I1に応じた第1の検出値が出力され、さらに第1の検出値が交流基準時間の間継続して交流基準値以上であれば、第1の判別部214は遮断部7に漏電信号を出力する。一方、第2の検出器221では、第2検出値が直流基準値を超えないため、第2の判別部224は遮断部7に漏電信号を出力しない。よって、直流検出部22は遮断部7に漏電信号を出力しないが、交流検出部21から漏電信号が出力されるため、遮断部7は供給システム100で漏電が発生したと判定する。また、遮断部7は、漏電信号を遮断部7に出力し、遮断部7は遮断信号を出力するため、スイッチ8はオフの状態となり、負荷5への電力供給が遮断される。
供給システム100で直流漏電I2が発生した場合、第1の検出器211からは第1の検出値が出力されず、第1の検出値は交流基準値を超えないため、第1の判別部214は遮断部7に漏電信号を出力しない。一方、第2の検出器221からは直流漏電I2に応じた第2の検出値が出力され、さらに第2の検出値が直流基準時間の間継続して直流基準値以上であれば、第2の判別部224は遮断部7に漏電信号を出力する。よって、交流検出部21は遮断部7に信号を出力しないが、直流検出部22から漏電信号が出力されるため、遮断部7は供給システム100で漏電が発生したと判定する。また、遮断部7は遮断信号を出力するため、スイッチ8はオフの状態となり、負荷5への電力供給が遮断される。
上述したように、本実施形態の漏電検出装置1の構成によれば、検出部2が交流漏電I1を検出する交流検出部21と直流検出部22とを有しており、供給システム100における交流漏電I1及び直流漏電I2を検出することができる。また、この漏電検出装置1は、直流漏電I2の検出に用いる励磁信号により電力線6に発生する誘導ノイズを低減するための補償部23を備えている。よって、供給システム100において漏電が発生していない場合に、交流漏電I1の検出に誘導ノイズが影響を与えることに起因した漏電検出装置1のが誤動作が生じにくくなる。故に、本実施形態の漏電検出装置1は、交流漏電I1及び直流漏電I2を精度良く検出することができる。
漏電検出装置1は、本実施形態のように、検出部2による検出結果に基づいて、交流電源3と負荷5との間で交流漏電I1と直流漏電I2とのいずれかが発生している場合に負荷5への電力供給を遮断する遮断部7をさらに備えることが望ましい。これにより、供給システム100において交流漏電I1と直流漏電I2とのいずれかが検出された場合に、負荷5への供給を遮断することができる。
漏電検出装置1は、図6に示すように、漏電試験用の試験電力線9をさらに備え、試験電力線9は、交流漏電I1の試験と直流漏電I2の試験とで兼用されていることが望ましい。検出コア212と励磁検出コア222と補償コア232とに対し、電力線6とは別の試験電力線9をさらに貫通させ、たとえばメンテナンス時に交流漏電I1及び直流漏電I2を模擬した電流を流す。これにより、交流漏電I1と直流漏電I2との両方の漏電試験を1対の試験電力線9で実施することができる。また、この試験電力線9を用いて、第1の判別部214及び第2の判別部224における漏電電流値のオフセット補正を行うことができる。
交流検出部21は、本実施形態のように、電力線6に取り付けられ交流漏電I1に応じた出力を行う第1の検出器211を有することが望ましい。また、直流検出部22は、本実施形態のように、第1の検出器211とは別に電力線6に取り付けられ直流漏電I2に応じた出力を行う第2の検出器221とを有することが望ましい。これにより、交流漏電I1と直流漏電I2との各々を別々に検出することができ、判別基準の設定や漏電量の算出などにおいて各々の検出値を別々に取り扱うことができる。
交流検出部21は、本実施形態のように、第1の検出器211の出力値が所定の交流基準時間の間継続して所定の交流基準値以上であれば、交流漏電I1が発生していると判別するように構成されている第1の判別部214を有することが望ましい。また、直流検出部22は、本実施形態のように、第2の検出器221の出力値が所定の直流基準時間の間継続して所定の直流基準値以上であれば、直流漏電I2が発生していると判別するように構成されている第2の判別部224を有することが望ましい。これにより、交流漏電I1と直流漏電I2との各々に異なる判別基準を設けることができる。また、漏電検出装置1は、第1の検出器211と第2の検出器221とのいずれかの出力値が瞬間的に所定の基準値を超える場合は負荷5への電力供給を遮断せず、出力値が判定基準を全て満たした場合にのみ負荷5への電力供給を遮断することができる。
第2の検出器221は、本実施形態のように、コアと、コアに巻き付けられる巻線とを有し、直流検出部22は、励磁信号を巻線に印加する励磁部225を有することが望ましい。また、補償部23は、本実施形態のように、誘導ノイズと逆位相の交流電流を電力線6上に発生させることで、誘導ノイズを低減するように構成されていることが望ましい。励磁信号を用いることにより、数mA程度の直流漏電I2を精度よく検出することができる。また、補償部23により、励磁信号により発生する誘導ノイズを軽減することができるため、交流漏電I1の検出精度を欠くことなく漏電検出を行うことができる。
補償部23は、本実施形態のように、補償コア232と、補償コア232に巻き付けられる補償巻線233とを有することが望ましい。これにより、電力線6に発生した誘導ノイズに対して位相が反転した補償成分を電力線6に発生させることができるため、簡易な構成により誘導ノイズを効率よく低減させることができる。
第2の検出器221は、本実施形態のように、コアを直流漏電I2を検出する検出用のコアとして兼用していることが望ましい。これにより、励磁用と検出用の2つのコアを有しているのに比べて漏電検出装置1の重量及びサイズを小さくすることができる。
なお、第1の検出部は、本実施形態のような変流器でなくてもよく、ホール素子や磁気抵抗素子(MR素子)を用いたセンサであってもよい。これらのセンサを用いることで漏電検出装置1の小型化が望めるが、変流器に比べて検出精度が低下する可能性がある。
また、第1の検出器211及び第2の検出器221において、検出コア212及び励磁検出コア222は分割可能であり、電線への取り付けが簡易なものであってもよい。
スイッチ8は、本実施形態のように、変換器4と負荷5との間に設置されている必要はなく、たとえば交流電源3と変換器4との間に設置されてもよい。このスイッチ8は、遮断部7より負荷5への電力供給を遮断できるのであれば、別の構成でも構わない。
また、図2に示すように、交流電源3から印加された交流電圧を直流電圧に変換して負荷5へ出力する変換器4と漏電検出装置1とは、給電制御装置200の一部を構成していることが望ましい。給電制御装置200は、たとえば本実施形態のように、交流電源3により電気自動車が搭載している蓄電池(負荷5)を充電する供給システム100に用いられる。この供給システム100において、給電制御装置200は、たとえば交流電源3と車体との間を接続する給電ケーブルが有するCCID(Charging Circuit Interrupt Device)に内蔵されている。また、給電制御装置200は、据え置き型の充電スタンドに内蔵されていてもよい。これにより、交流電源3から印加された交流電圧の直流電圧への変換と、電力供給時の交流及び直流の漏電検出とを1つの装置で行うことができる。
(実施形態2)
本実施形態の漏電検出装置1は、検出部2が、第1の外部端子215と第2の外部端子227とを有する点で実施形態1と相違する。第1の外部端子215は、第1の検出器211の出力値から交流漏電I1の電流実効値に応じた値を出力する。第2の外部端子227は、第2の検出器221の出力値から直流漏電I2の電流値に応じた値を出力する。
本実施形態において、漏電検出装置1は、図7に示すように、第1の検出器211と第1の判別部214との間に第1の演算部216を有している。また、第2の検出器221と第2の判別部224との間に第2の演算部228を有している。さらに第1の演算部216は、第1の外部端子215を有し、第2の演算部228は第2の外部端子227を有している。
第1の演算部216と第2の演算部228とは、たとえばマイコンの機能であり、第1の外部端子215と第2の外部端子227とは、たとえばマイコンの出力ピンである。
第1の演算部216は、第1の検出値から交流漏電I1の漏電量の実効値を演算し、第1の外部端子215から演算した実効値に応じた値の出力を行う。第2の演算部228は、第2の検出値から直流漏電I2の漏電量を演算し、第2の外部端子227から演算した値に応じた値の出力を行う。
上記の構成により、漏電検出装置1は、供給システム100において漏電が発生した場合に負荷5への供給を遮断するだけでなく、漏電量を外部に出力し、周囲に報知することができる。また、交流漏電I1用と直流漏電I2との2つの外部端子を有することで、発生した漏電の種類(交流漏電I1/直流漏電I2)、及びその漏電量を外部に報知することができる。
なお、検出部2は、第1の演算部216と第2の演算部228とを有していなくてもよく、第1の検出器211が出力する第1の検出値を第1の外部端子が出力し、第2の検出器221が出力する第2の検出値を第2の外部端子を出力することでもよい。
その他の構成および動作は実施形態1と同様である。
1 漏電検出装置
2 検出部
200 給電制御装置
21 交流検出部
211 第1の検出器
214 第1の判別部
215 第1の外部端子
22 直流検出部
221 第2の検出器
222 励磁検出コア(コア、検出用のコア)
223 励磁検出巻線(巻線)
224 第2の判別部
225 励磁部
227 第2の外部端子
23 補償部
232 補償コア
233 補償巻線
3 交流電源
4 変換器
5 負荷
6 電力線
61 検出点
7 遮断部
9 試験電力線

Claims (10)

  1. 交流電源から印加された交流電圧を直流電圧に変換して負荷へ出力する変換器と前記交流電源との間の電力線上に設けられる検出部を備え、
    前記検出部は、前記電力線上に設定された検出点と前記負荷との間で発生する交流漏電を検出する交流検出部と、前記検出点と前記負荷との間で発生する直流漏電を検出する直流検出部と、前記直流漏電を検出する際に前記直流検出部で発生する磁束により前記電力線上に誘起される誘導ノイズを前記交流検出部と前記直流検出部との間において低減する補償部とを有する
    ことを特徴とする漏電検出装置。
  2. 前記検出部による検出結果に基づいて、前記交流電源と前記負荷との間で前記交流漏電と前記直流漏電とのいずれかが発生している場合に前記負荷への電力供給を遮断する遮断部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の漏電検出装置。
  3. 漏電試験用の試験電力線をさらに備え、
    前記試験電力線は、前記交流漏電の試験と前記直流漏電の試験とで兼用されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の漏電検出装置。
  4. 前記交流検出部は、前記電力線に取り付けられ前記交流漏電に応じた出力を行う第1の検出器を有し、
    前記直流検出部は、前記第1の検出器とは別に前記電力線に取り付けられ前記直流漏電に応じた出力を行う第2の検出器を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の漏電検出装置。
  5. 前記交流検出部は、前記第1の検出器の出力値が所定の交流基準時間の間継続して所定の交流基準値以上であれば、前記交流漏電が発生していると判別するように構成されている第1の判別部を有し、
    前記直流検出部は、前記第2の検出器の出力値が所定の直流基準時間の間継続して所定の直流基準値以上であれば、前記直流漏電が発生していると判別するように構成されている第2の判別部を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の漏電検出装置。
  6. 前記検出部は、前記第1の検出器の出力値から前記交流漏電の電流実効値に応じた値を出力する第1の外部端子と、前記第2の検出器の出力値から前記直流漏電の電流値に応じた値を出力する第2の外部端子とを有する
    ことを特徴とする請求項4又は5のいずれか一項に記載の漏電検出装置。
  7. 前記第2の検出器は、コアと、前記コアに巻き付けられる巻線とを有し、
    前記直流検出部は、励磁信号を前記巻線に印加する励磁部を有し、
    前記補償部は、前記誘導ノイズと逆位相の交流電流を前記電力線上に発生させることで、前記誘導ノイズを低減するように構成されている
    ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の漏電検出装置。
  8. 前記補償部は、補償コアと、前記補償コアに巻き付けられる補償巻線とを有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の漏電検出装置。
  9. 前記第2の検出器は、前記コアを前記直流漏電を検出する検出用のコアとして兼用している
    ことを特徴とする請求項7又は8のいずれか一項に記載の漏電検出装置。
  10. 交流電源から印加された交流電圧を直流電圧に変換して負荷へ出力する変換器と、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の漏電検出装置とを備える
    ことを特徴とする給電制御装置。
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