JP2016011806A - 燃焼排ガス排出装置 - Google Patents

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孝幸 栗橋
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Abstract

【課題】燃焼排ガス排気経路における凝縮水を筐体の外部へ排水できるとともに、燃焼排ガス排気経路の燃焼排ガスが、屋内に排出されるのを防止できる燃焼排ガス排出装置を提供する。【解決手段】屋内に設置され燃焼排ガスを発生する燃焼部36を収容する筐体10aと、筐体10aの内部に設けられ燃焼排ガスの排熱を回収するととともに凝縮水が発生する熱交換器12と、熱交換器12からの燃焼排ガスを筐体10aから屋外へ排出する排出部材排70と、燃焼排ガスを熱交換器12から排出部材70へと導く排気管路11d1と、熱交換器12にて生じた凝縮水を筐体10aから屋内に設置された間接排水口空間14bに排水する排水管路14dと、排気管路から11d1分岐し排水管路14dと合流して、排気管路11d1における凝縮水を排水管路14dへと導くドレン管路12bと、ドレン管路12bあるいは排水管路14dのドレン管路12bとの合流する部分よりも下流側に介設された水封トラップ80を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、燃焼排ガス排出装置に関する。
燃焼排ガス排出装置は、燃焼排ガスが、外部に排出されるように設けられる。燃焼排ガス排出装置は、例えば、筐体の内部に設けられ燃焼排ガスの排熱を回収するとともに凝縮水が発生する熱交換器と、その熱交換器からの燃焼排ガスを筐体から外部へ排出する燃焼排ガス排気経路と、熱交換器にて生じた凝縮水を筐体の外部に排水する凝縮水排水経路を有する。燃焼排ガス排気経路における凝縮水を筐体の外部に排水するために、筐体の内部で燃焼排ガス排気経路が、凝縮水排水経路に合流されている。(例えば、特許文献1参照。)
この様な構成の燃焼排ガス排出装置において、筐体が屋内に設置される場合、通常、燃焼排ガスは、屋内ではなく直接屋外へ排出するように燃焼排ガス排気経路が設けられて、燃焼排ガスは、屋外へ排出される。一方、熱交換器にて生じた凝縮水は、凝縮水排水経路を経て、筐体の外部即ち屋内に設置された間接口排水空間に導かれて、一旦大気中に開放される。間接排水口空間は、屋外に排水する外部配管に接続されていることにより、最終的には凝縮水が、屋外に排水される。
特開2010−238473号公報
しかしながら、このような構成においては、燃焼排ガス排気経路の燃焼排ガスが、凝縮水排水経路へ流れ込んだ場合には、燃焼排ガスは、凝縮水排水経路から間接口排水空間へと至り、間接排水口空間から屋内に排出される。従って、屋内が、燃焼排ガスで汚れることとなる。
そこで、本発明は、燃焼排ガス排気経路における凝縮水を筐体の外部へ排水できるとともに、燃焼排ガス排気経路の燃焼排ガスが、屋内に排出されるのを防止できる燃焼排ガス排出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る燃焼排ガス排出装置は、屋内に設置され燃焼排ガスを発生する燃焼部を収容する筐体と、前記筐体の内部に設けられ燃焼排ガスの排熱を回収するととともに凝縮水が発生する熱交換器と、前記熱交換器からの前記燃焼排ガスを屋外へ排出する排出部材と、前記燃焼排ガスを前記熱交換器から前記排出部材へと導く排気管路と、前記熱交換器にて生じた凝縮水を前記筐体から前記屋内に設置された間接排水口空間に排水する排水管路と、前記排気管路から分岐し前記排水管路と合流して、前記排気管路における凝縮水を前記排水管路へと導くドレン管路と、前記ドレン管路あるいは前記排水管路の前記ドレン管路との合流する部分よりも下流側に介設された水封トラップを備えることを要旨とする。
これによれば、排気菅路で生じた凝縮水はドレン管路を介して排水管路へ排水できるとともに、燃焼排ガスは水封トラップにより間接排水口空間へ流出することが防止されるため、燃焼排ガスの屋内への排出が、防止できる。
請求項2に係る燃焼排ガス排出装置は、請求項1において、前記水封トラップは、前記ドレン管路と前記排水管路とが上部で開口して合流する第1空間部と前記排水管路が上部で開口する第2空間とを有する合流部と、前記合流部に設けられ前記第1空間と前記第2空間とを低部においてのみ連通させる仕切部材とを備えることを要旨とする。
これによれば、合流部に排水管路およびドレン管路を接続することにて、水封トラップを構成できるので、水封トラップの設置が、スペース的に有利となる。
請求項3に係る燃焼排ガス排出装置は、請求項1又は2において、前記筐体は、燃料と空気の供給により発電を行うことにより前記燃焼排ガスを排出する発電装置の筐体であることを要旨とする。
これによれば、燃焼排ガス排出装置は、燃料と空気の供給により発電を行うことにより燃焼排ガスを排出する発電装置に適用できる。
請求項4に係る燃焼排ガス排出装置は、請求項3において、前記発電装置は、燃料電池モジュールであり、前記空気を供給するブロアと、前記ブロアを駆動する電気モータを有し、前記空気の制御供給量に対応して設定された前記電気モータの駆動デューティが閾値を越えた場合に、前記燃料電池の運転を停止する制御装置を備えることを要旨とする。
これによれば、排出部材あるいは排気管路が閉塞することにより、燃焼排ガスの圧力が、上昇しても水封トラップの水頭圧を越える前に、燃料電池モジュールの運転を停止できるため、燃焼排ガスの屋内への排出が、確実に防止できる。
本発明による燃焼排ガス排出装置の第1実施例を示すブロック図である。 水封トラップの一例を示す説明図である。 本発明による燃焼排ガス装置で実行される制御プログラムのフローチャートである。 本発明による燃焼排ガス排出装置の第2実施例を示すブロック図である。 本発明による燃焼排ガス排出装置の第3実施例を示すブロック図である。 本発明による燃焼排ガス排出装置の第4実施例を示すブロック図である。 水封トラップの他の例を示す説明図である。
以下、本発明による燃焼排ガス排出装置60の実施形態の一つである第1実施例について図1〜図3に基づいて説明する。燃焼排ガス排出装置60は、燃料と空気である酸化剤ガスの供給により発電し、発電を行うことにより燃焼排ガスを排出する発電装置、例えば、燃料電池モジュールあるいはコジェネレーション等の発電装置に適用できる。本発明の実施例では、発電装置は、燃料電池モジュールとし、燃料電池モジュールを用いた燃料電池システムに基づいて、説明する。
図1に示すように、燃料電池システムは、発電ユニット10および貯湯槽21を備えている。発電ユニット10は、屋内に設置された筐体10aは、筐体10aの内部には燃料電池モジュール11、熱交換器12、インバータ装置13、水タンク14、および制御装置15を備えている。
燃料電池モジュール11は、後述するように燃料電池34を少なくとも含んで構成されるものである。燃料電池モジュール11は、改質用原料、改質水および酸化剤ガスとして空気であるカソードエアが供給されている。具体的には、燃料電池モジュール11は、一端が供給源Gsに接続されて改質用原料が供給される改質用原料供給管11aの他端が接続されている。改質用原料供給管11aは、原料ポンプ11a1が設けられている。さらに、燃料電池モジュール11は、一端が水タンク14に接続されて改質水が供給される水供給管11bの他端が接続されている。水供給管11bは、改質水ポンプ11b1が設けられている。さらに、燃料電池モジュール11は、一端がカソードエアブロワ11c1に接続されてカソードエアが供給されるカソードエア供給管11cの他端が接続されている。
熱交換器12は、燃料電池モジュール11から排気される燃焼排ガスが供給されるとともに貯湯槽21からの貯湯水が供給され、燃焼排ガスと貯湯水とが熱交換する熱交換器である。具体的には、貯湯槽21は、貯湯水を貯湯するものであり、貯湯水が循環する(図にて矢印の方向に循環する)貯湯水循環ライン22が接続されている。貯湯水循環ライン22上には、貯湯槽21の下端から上端に向かって順番に貯湯水循環ポンプ22aおよび熱交換器12が配設されている。熱交換器12は、燃料電池モジュール11からの排気管11dが接続(貫設)されている。熱交換器12は、水タンク14に接続されている凝縮水供給管12aが接続されている。
熱交換器12において、燃料電池モジュール11からの燃焼排ガスは、排気管11dを通って熱交換器12内に導入され、貯湯水との間で熱交換が行われ凝縮されるとともに冷却される。凝縮後の燃焼排ガスは、排気管11dを通り、そして、後述するように排出部材70から屋外へ排出される。また、凝縮された凝縮水は、熱交換器12から凝縮水供給管12aを通って水タンク14に供給される。なお、水タンク14は、凝縮水をイオン交換樹脂によって純水化するようになっている。
また、燃料電池システムは、熱交換器12にて生じた凝縮水が供給された水タンク14から溢れ出た水を筐体10aの外部に排水するために、水タンク14からオーバーフローライン14aを介して、筐体10aの外部即ち屋内に設置された間接排水口空間14bに接続されて一旦屋内の大気中に開放される。なお、間接排水口空間14bは、屋外に排水する外部配管14cに接続されているため、凝縮水は、屋内から屋外に排水される。
また、排気管11dは、熱交換器12の下流側で筐体10a内に配設された排気菅路11d1を備え、その排気菅路11d1から分岐してオーバーフローライン14aに合流するドレン管路12bが設けられている。排気菅路11d1における熱交換器12からの凝縮後の燃焼排ガスによる凝縮水は、ドレン管路12bを通り、次いでオーバーフローライン14aを通り、筐体10aの外部即ち屋内に設置された間接排水口空間14bに接続されて、一旦屋内の大気中に開放される。そして、凝縮水は、間接排水口空間14bから、外部配管14cを介して、屋内から屋外に排水される。熱交換器12にて生じた凝縮水を筐体10aの外部に排水する排水管路14dには、凝縮水供給管12a,水タンク14およびオーバーフローライン14aが相当する。
水封トラップ80が、ドレン管路12bに介設されている。水封トラップ80により、燃焼排ガスが、排水管路14d即ち少なくとも間接排水口空間14bへと流れないようされる。水封トラップ80は、具体的には、図2に示す如く、U字トラップとすることができる。燃焼排ガスによる排気菅路11d1の圧力Pが、図2に示す水封トラップ80の水頭差Lに基づく水頭圧PLを越える状態になるまで、燃焼排ガスは、間接排水口空間14bへ流れることを防止される。従って、ドレン管路12bにより排気管路11d1における凝縮水を排水管路14dへ排水できるとともに、水封トラップ80により燃焼排ガスは、排水管路14dへと流れない。従って、燃焼排ガスの屋内への排出が、防止される。
上述した熱交換器12、貯湯槽21および貯湯水循環ライン22から、排熱回収システム20が構成されている。排熱回収システム20は、燃料電池モジュール11の排熱を貯湯水に回収して蓄える。
さらに、インバータ装置13は、燃料電池34から出力される直流電圧を入力し所定の交流電圧に変換して、交流の系統電源16aおよび外部電力負荷16c(例えば電化製品)に接続されている電源ライン16bに出力する。また、インバータ装置13は、系統電源16aからの交流電圧を電源ライン16bを介して入力し所定の直流電圧に変換して補機(各ポンプ、ブロワなど)や制御装置15に出力する。なお、制御装置15は、補機を駆動して燃料電池システムの運転を制御する。
燃料電池モジュール11は、ケーシング31、蒸発部32、改質部33および燃料電池34を備えている。ケーシング31は、断熱性材料で箱状に形成されている。蒸発部32は、後述する燃焼ガスにより加熱されて、供給された改質水を蒸発させて水蒸気を生成するとともに、供給された改質用原料を予熱するものである。蒸発部32は、このように生成された水蒸気と予熱された改質用原料を混合して改質部33に供給するものである。改質用原料としては天然ガス、LPガスなどの改質用気体燃料、灯油、ガソリン、メタノールなどの改質用液体燃料があり、本実施形態においては天然ガスにて説明する。
蒸発部32には、一端(下端)が水タンク14に接続された水供給管11bの他端が接続されている。また、蒸発部32には、一端が供給源Gsに接続された改質用原料供給管11aが接続されている。供給源Gsは、例えば都市ガスのガス供給管、LPガスのガスボンベである。
改質部33は、上述した燃焼ガスにより加熱されて水蒸気改質反応に必要な熱が供給されることで、蒸発部32から供給された混合ガス(改質用原料、水蒸気)から改質ガスを生成して導出するものである。改質部33内には、触媒(例えば、RuまたはNi系の触媒)が充填されており、混合ガスが触媒によって反応し改質されて水素ガスと一酸化炭素などを含んだガスが生成されている(いわゆる水蒸気改質反応)。改質ガスは、水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水蒸気、未改質の天然ガス(メタンガス)、改質に使用されなかった改質水(水蒸気)を含んでいる。このように、改質部33は、改質用原料(原燃料)と改質水とから改質ガス(燃料)を生成して燃料電池34に供給する。なお、水蒸気改質反応は、吸熱反応である。
改質部33は、改質用原料と改質水(水蒸気)とが流入する部位の温度を検出する温度センサ33aを備えている。温度センサ33aは、改質部33の改質用原料と改質水(水蒸気)とが流入する部位に設けられている。温度センサ33aは、その検出結果を制御装置15に送信するようになっている。改質部33は、改質ガスが流出する部位の温度を検出する温度センサ33bを備えている。温度センサ33bは、改質部33の改質ガスが流出する部位に設けられている。温度センサ33bは、その検出結果を制御装置15に送信するようになっている。
燃料電池34は、燃料極、空気極(酸化剤極)、および両極の間に介装された電解質からなる複数のセル34aが積層されて構成されている。本実施形態の燃料電池は、固体酸化物形燃料電池であり、電解質として固体酸化物の一種である酸化ジルコニウムを使用している。燃料電池34の燃料極には、燃料として水素、一酸化炭素、メタンガスなどが供給される。動作温度は400〜1000℃程度である。なお、400℃以下でも定格以下の発電量の発電は、可能である。また、600℃で発電開始を許可している。水素だけではなく天然ガスや石炭ガスなども直接燃料として用いることが可能である。この場合、改質部33は省略することができる。
セル34aの燃料極側には、燃料である改質ガスが流通する燃料流路34bが形成されている。セル34aの空気極側には、酸化剤ガスである空気(カソードエア)が流通する空気流路34cが形成されている。
燃料電池34は、燃料電池34の温度を検出する温度センサ34dを備えている。温度センサ34dは、燃料電池34のセル34aの積層方向の中央部分であって上下方向中央部分に設けられている。温度センサ34dは、その検出結果を制御装置15に送信するようになっている。
燃料電池34は、マニホールド35上に設けられている。マニホールド35には、改質部33からの改質ガスが改質ガス供給管38を介して供給される。燃料流路34bは、その下端(一端)がマニホールド35の燃料導出口に接続されており、その燃料導出口から導出される改質ガスが下端から導入され上端から導出されるようになっている。カソードエアブロワ11c1によって送出されたカソードエアは、カソードエア供給管11cを介して供給され、空気流路34cの下端から導入され上端から導出されるようになっている。
カソードエアブロワ11c1は、電気モータ11c2により駆動されるもので、電気モータ11c2の駆動デューティは、制御装置15にて演算される。カソードエア供給管11cのカソードエアブロワ11c1の下流側に設けられた流量センサ11c3は、カソードエアブロワ11c1が吐出するカソードエア流量を検出する。流量センサ11c3は、その検出結果を制御装置15に送信するようになっている。
制御装置15は、カソードエアの供給に関し、図示しない起動スイッチがオンされると(あるいはユーザによって予め設定された起動開始時刻となったことにより自動的に起動が開始されると)、図3に示すフローチャートに対応するプログラムの実行を開始する。
ステップS101において、カソードエアの制御供給量Qを演算する。次いで、ステップS102において、制御供給量Qを得るに必要な電気モータ11c2の駆動デューティDを流量センサ11c2による流量に基づき演算し、この駆動デューティDにて電気モータ11c2が、駆動される。制御装置15は、駆動デューティDが、制御供給量Qに基づいて設定された閾値D1を越えた場合には、ステップS102において「Yes」と判定し、プログラムをステップS104に進める。一方、駆動デューティDが、閾値D1を越えていない場合には、制御装置15は、ステップS103において「No」と判定し、ステップS103の処理を繰り返す。
具体的には、電気モータ11c2の駆動デューティDの閾値D1は、排出部材70または排気菅路11d1が閉塞することにより、燃焼排ガスによる排気菅路11d1の圧力Pが上昇して、水封トラップ80の水頭圧PLに至って水封トラップ80の機能が失効されるのを防止できるに応じた値に設定される。ステップS103において、駆動デューティDが、閾値D1を越えた場合は、ステップS104に進み、燃料電池モジュール11の運転が停止される。この様に、排出部材70または排気菅路11d1が閉塞されても、燃焼排ガスの圧力Pが、水封トラップ80の水頭差PLへ上昇することが防止されることにより、水封トラップ80の機能が保持されるため、燃焼排ガスが間接排水口空間14bから屋内に排出されることが防止される。
燃焼部36は、燃料電池34と蒸発部32および改質部33との間に設けられている。燃焼部36は、燃料電池34からのアノードオフガス(燃料オフガス)と燃料電池34からのカソードオフガス(酸化剤オフガス)とが燃焼されて改質部33を加熱する。
燃焼部36では、アノードオフガスが燃焼されて火炎37が発生している。燃焼部36には、アノードオフガスを着火させるための一対の着火ヒータ36a1,36a2が設けられている。また、燃焼部36には、燃焼部36の温度を検出するための一対の温度センサ36b1,36b2が設けられている。温度センサ36b1,36b2の検出結果(出力信号)は、制御装置15に送信されている。燃焼部36で生じた燃焼排ガスは、燃料電池モジュール11から排気菅11d通って熱交換器12に至る。
筐体10aは、中パネル10bによって燃料電池室R1と排気ダクト室R2に区画されている。燃料電池室R1内には、燃料電池モジュール11、熱交換器12、インバータ装置13、水タンク14、および制御装置15が配置されている。排気ダクト室R2内には、換気排気用ダクト51および燃焼排気用ダクト52が配置されている。
中パネル10bは、燃料電池室R1内に外気を吸い込むための吸気口10c、燃料電池室R1内の空気を外部に排出するための換気用排気口10d、および熱交換器12からの燃焼排ガスを外部に排出するための燃焼排ガス用排気口10eが形成されている。吸気口10cには、逆止弁41が設けられている。逆止弁41は、排気ダクト室R2から燃料電池室R1への空気の流れは許容するが、逆方向の流れを規制するものである。
換気用排気口10dには、換気ファン42が設けられている。換気ファン42は、燃料電池室R1内の空気を外部に送出するものである。換気用排気口10dには、換気排気用ダクト51が接続されている。換気排気用ダクト51の他端は、出口を屋外に設置された煙突部53の内管53aに接続されている。換気ファン42が駆動されると、燃料電池室R1内の空気(換気排気)は、換気用排気口10d、換気排気用ダクト51および煙突部53の内管53aを通って屋外に排出される(破線の矢印で示す)。
燃焼排ガス用排気口10eには、燃焼排気用ダクト52の一端が接続されている。燃焼排気用ダクト52の他端は、換気排気用ダクト51に合流されている。燃料電池システムの発電中において、燃料電池モジュール11から排出される燃焼排ガスは、燃焼排ガス用排気口10e、および燃焼排気用ダクト52を通って換気排気用ダクト51に導出され(一点破線の矢印で示す)、換気排気と合流されて、換気排気用ダクト51および煙突部53の内管53aを通って屋外に排出される。従って、熱交換器12からの燃焼排ガス即ち排気菅路11d1の燃焼排ガスを筐体10aから屋外へ排出する排出部材70には、燃焼排ガス用排気口10e、燃焼排気用ダクト52、換気排気用ダクト51および煙突部53の内管53aが相当する。
煙突部53は、2重管構造であり、内管53aと外管53bとから構成されている。内管53aと外管53bとの間に、吸気用流路FP1が形成されている。吸気用流路FP1は、外部と排気ダクト室R2と連通している。屋外の外気は、吸気用流路FP1を通って排気ダクト室R2内に流入(吸気)される。
次に、本発明による燃焼排ガス排出装置60の実施形態の一つである第2実施例を、図4に基づいて説明する。第2実施例では、水封トラップ80を、排水管路14dなるオーバーフローライン14aのドレン管路12bと合流する部分よりも下流側として筐体10aの内部に介設した点を除いて、前述の第1実施例と同様であるため、詳細な説明は省略する。
次に、本発明による燃焼排ガス排出装置60の実施形態の一つである第3実施例を、図5に基づいて説明する。第3実施例では、水封トラップ80を、排水管路14dなるオーバーフローライン14aのドレン管路12bと合流する部分よりも下流側として筐体10aの外部、即ちオーバーフローライン14aが間接排水口空間14bに近接した位置に介設した点を除いて、前述の実施例と同様であるため、詳細な説明は省略する。
次に、本発明による燃焼排ガス排出装置60の実施形態の一つである第4実施例を、図6に基づいて説明する。第4実施例では、水封トラップ80を、ドレン管路12bとオーバーフローライン14aとの合流部17に介設した点を除いて、前述の実施例と同様である。
この第4実施例における水封トラップ80は、図7に示す如く、ドレン管路12bと排水管路14dのオーバーフローライン14aとが上部で開口して合流する第1空間部17aとオーバーフローライン14aが上部で開口する第2空間17bとを有する合流部17と、合流部17に設けられ第1空間17aと第2空間17bとを低部においてのみ連通させる仕切部材80aとを備える.燃焼排ガスによる排気菅路11d1の圧力Pが、図7に示す水封トラップ80の水頭差L基づく水頭圧PLを越える状態になるまで、燃焼排ガスは、間接排水口空間14bへ流れることを防止される。従って、ドレン管路12bにより排気管路11d1における凝縮水を排水管路14dへ排水できるとともに、水封トラップ80により燃焼排ガスは、排水管路14dを通り間接排水口空間14bへと流れない。従って、燃焼排ガスの屋内への排出が、防止される。
上述のように、本実施形態に係る燃焼排ガス排出装置60によれば、屋内に設置され燃焼排ガスを発生する燃焼部36を収容する筐体10aと、筐体10aの内部に設けられ燃焼排ガスの排熱を回収するととともに凝縮水が発生する熱交換器12と、熱交換器12からの燃焼排ガスを筐体10aから屋外へ排出する排出部材70と、燃焼排ガスを熱交換器12から排出部材70へと導く排気管路11d1と、熱交換器12にて生じた凝縮水を筐体10aから屋内に設置された間接排水口空間14bに排水する排水管路14dと、排気管路から11d1分岐し排水管路14dと合流して、排気管路11d1における凝縮水を排水管路14dへと導くドレン管路12bと、ドレン管路12bあるいは排水管路14dのドレン管路12bとの合流する部分よりも下流側に介設された水封トラップ80を備えるので、排気菅路11d1で生じた凝縮水はドレン管路12bを介して排水管路14dへ排水できるとともに、燃焼排ガスは水封トラップ80により間接排水口空間14bへ流出することが防止されるため、燃焼排ガスの屋内への排出が、防止できる。
上述のように、本実施形態に係る燃焼排ガス排出装置60によれば、水封トラップ80は、ドレン管路12bと排水管路14dとが上部で開口して合流する第1空間部17aと排水管路14dが上部で開口する第2空間17bとを有する合流部17と、合流部17に設けられ第1空間17aと第2空間17bとを低部においてのみ連通させる仕切部材80aとを備えるので、合流部17に排水管路14dおよびドレン管路12bを接続することにて、水封トラップ80を構成できるので、水封トラップ80の設置が、スペース的に有利となる。
上述のように、本実施形態に係る燃焼排ガス排出装置60によれば、筐体10aは、燃料と空気の供給により発電を行うことにより燃焼排ガスを排出する発電装置11の筐体10aであるので、燃焼排ガス排出装置60は、燃料と空気の供給により発電を行うことにより燃焼排ガスを排出する発電装置11に適用できる。
上述のように、本実施形態に係る燃焼排ガス排出装置60によれば、発電装置11は、燃料電池モジュール11であり、空気を供給するブロア11c1と、ブロア11c1を駆動する電気モータ11c2を有し、空気の制御供給量Qに対応して設定された電気モータ11c2の駆動デューティDが閾値D1を越えた場合に、燃料電池モジュール11の運転を停止する制御装置15を備えるので、排出部材70あるいは排気管路11d1が閉塞することにより、燃焼排ガスの圧力が、上昇しても水封トラップ80の水頭圧PLを越える前に、燃料電池モジュール11の運転を停止できるため、燃焼排ガスの屋内への排出が、確実に防止できる。
なお、複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合せることが可能であることは、明らかである。
10a…筐体、11…燃料電池モジュール(発電装置)、11c1…カソードエアブロア(ブロア)、11c2…電気モータ、11d1…排気管路、12…熱交換器、12b…ドレン管路、14b…間接排水口空間、14d…排水管路、15…制御装置、17…合流部、17a…第1空間、17b…第2空間、36…燃焼部、60…燃焼排ガス排出装置、70…排出部材、80…水封トラップ、80a…仕切部材

Claims (4)

  1. 屋内に設置され燃焼排ガスを発生する燃焼部を収容する筐体と、
    前記筐体の内部に設けられ燃焼排ガスの排熱を回収するととともに凝縮水が発生する熱交換器と、
    前記熱交換器からの前記燃焼排ガスを屋外へ排出する排出部材と、
    前記燃焼排ガスを前記熱交換器から前記排出部材へと導く排気管路と、
    前記熱交換器にて生じた凝縮水を前記筐体から前記屋内に設置された間接排水口空間に排水する排水管路と、
    前記排気管路から分岐し前記排水管路と合流して、前記排気管路における凝縮水を前記排水管路へと導くドレン管路と、
    前記ドレン管路あるいは前記排水管路の前記ドレン管路との合流する部分よりも下流側に介設された水封トラップを備える燃焼排ガス排出装置。
  2. 前記水封トラップは、前記ドレン管路と前記排水管路とが上部で開口して合流する第1空間部と前記排水管路が上部で開口する第2空間とを有する合流部と、前記合流部に設けられ前記第1空間と前記第2空間とを低部においてのみ連通させる仕切部材とを備える請求項1に記載の燃焼排ガス排出装置。
  3. 前記筐体は、燃料と空気の供給により発電を行うことにより前記燃焼排ガスを排出する発電装置の筐体である請求項1又は2に記載の燃焼排ガス排出装置。
  4. 前記発電装置は、燃料電池モジュールであり、前記空気を供給するブロアと、前記ブロアを駆動する電気モータを有し、前記空気の制御供給量に対応して設定された前記電気モータの駆動デューティが閾値を越えた場合に、前記燃料電池モジュールの運転を停止する制御装置を備える請求項3に記載の燃焼排ガス排出装置。
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