JP2016010839A - 電動工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】装着する電池パックの定格電圧が変わっても適切な電池残量表示が可能な電動工具を提供する。【解決手段】演算部41は、電池パック11の出力電圧が19.5V以上のときはLED51〜54を点灯し、電池パック11の出力電圧が18.6V以上19.5V未満のときはLED51〜53を点灯し、電池パック11の出力電圧が15.6V以上18.6V未満のときはLED51,52を点灯し、電池パック11の出力電圧が14.9V以上15.6V未満のときはLED51を点灯し、電池パック11の出力電圧が14.9V未満のときはLED51〜54を消灯する。【選択図】図1
Description
本発明は、互いに定格電圧の異なる複数の電池パックを択一的に装着可能な電動工具に関する。
着脱可能に装着した電池パックの電力で動作するコードレスタイプの電動工具が従来から知られている。装着した電池パックの電池残量(残容量)は、例えば電池パックの出力電圧に基づいて検出され、LED等の表示手段により使用者に報知される。電池パックの定格電圧は様々であるが、互いに定格電圧の異なる複数の電池パックを電動工具に択一的に装着できると便利である。
電池パックの出力電圧に基づいて電池残量を検出する場合、出力電圧が同じであっても定格電圧が異なれば電池残量の多寡は変わってくる。例えば、モータ非通電時(無負荷時)に、定格電圧18.0Vの電池パックで出力電圧18.6V以下は電池残量不足であるのに対し、定格電圧14.4Vの電池パックで出力電圧15.6V以上は満充電に近い状態である。しかし、従来の電動工具では、電池残量の表示は1種類の定格電圧にしか対応しておらず、異なる定格電圧の電池パックを装着した場合には適切な残量表示ができなかった。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、装着する電池パックの定格電圧が変わっても適切な電池残量表示が可能な電動工具を提供することにある。
本発明のある態様は、電動工具である。この電動工具は、
互いに定格電圧の異なる複数の電池パックを択一的に装着可能な電動工具であって、
第1の定格電圧の電池パックに対応する第1の残量表示部と、
第2の定格電圧の電池パックに対応する第2の残量表示部と、
装着した電池パックの出力電圧に基づいて前記第1及び第2の残量表示部を制御する残量表示制御部と、を備える。
互いに定格電圧の異なる複数の電池パックを択一的に装着可能な電動工具であって、
第1の定格電圧の電池パックに対応する第1の残量表示部と、
第2の定格電圧の電池パックに対応する第2の残量表示部と、
装着した電池パックの出力電圧に基づいて前記第1及び第2の残量表示部を制御する残量表示制御部と、を備える。
前記残量表示制御部は、前記電池パックの出力電圧と複数の閾値電圧との関係に基づいて前記残量表示部を制御し、
前記複数の閾値電圧は、前記第1の定格電圧に対応する第1の閾値電圧と、前記第2の定格電圧に対応する第2の閾値電圧と、を含んでもよい。
前記複数の閾値電圧は、前記第1の定格電圧に対応する第1の閾値電圧と、前記第2の定格電圧に対応する第2の閾値電圧と、を含んでもよい。
本発明のもう1つの態様は、電動工具である。この電動工具は、
互いに定格電圧の異なる複数の電池パックを択一的に装着可能な電動工具であって、
残量表示部と、
装着した電池パックの出力電圧と複数の閾値電圧との関係に基づいて前記残量表示部を制御する残量表示制御部と、を備え、
前記複数の閾値電圧は、第1の定格電圧に対応する第1の閾値電圧と、第2の定格電圧に対応する第2の閾値電圧と、を含む。
互いに定格電圧の異なる複数の電池パックを択一的に装着可能な電動工具であって、
残量表示部と、
装着した電池パックの出力電圧と複数の閾値電圧との関係に基づいて前記残量表示部を制御する残量表示制御部と、を備え、
前記複数の閾値電圧は、第1の定格電圧に対応する第1の閾値電圧と、第2の定格電圧に対応する第2の閾値電圧と、を含む。
前記残量表示部は、第1の定格電圧の電池パックに対応する第1の残量表示部と、第2の定格電圧の電池パックに対応する第2の残量表示部と、を含んでもよい。
前記第1及び第2の閾値電圧がそれぞれ複数存在してもよい。
前記第1の閾値電圧に含まれる最小の閾値電圧が、前記第2の閾値電圧に含まれる最大の閾値電圧より大きくてもよい。
前記残量表示制御部は、前記電池パックの出力電圧の他に前記電池パックの定格電圧を示す情報を受け取らずに残量表示制御を行ってもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、装着する電池パックの定格電圧が変わっても適切な電池残量表示が可能な電動工具を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1に係る電動工具の内部構成図である。ここでは、電動工具としてインパクトドライバを例に説明する。ハウジング1は、本体胴体部1aと、ハンドル部1bと、電池パック装着部1cと、を有する。本体胴体部1aの中間部からハンドル部1bが下方に延び、ハウジング1は全体として略T字状となっている。ハンドル部1bの下端に電池パック装着部1cが設けられる。ハンドル部1bには、使用者が電動工具の動作を制御するためのトリガスイッチ10が設けられる。電池パック装着部1cには、互いに定格電圧の異なる複数の電池パック11(例えば定格電圧18.0V及び14.4Vの電池パック11)を択一的に装着可能である。電池パック装着部1cの表面には、電池パック11の電池残量(残容量)を表示する後述の残量表示部12が設けられる。電池パック装着部1cには、図3に示す制御部40を搭載した制御回路基板13が収納される。
図1は、本発明の実施の形態1に係る電動工具の内部構成図である。ここでは、電動工具としてインパクトドライバを例に説明する。ハウジング1は、本体胴体部1aと、ハンドル部1bと、電池パック装着部1cと、を有する。本体胴体部1aの中間部からハンドル部1bが下方に延び、ハウジング1は全体として略T字状となっている。ハンドル部1bの下端に電池パック装着部1cが設けられる。ハンドル部1bには、使用者が電動工具の動作を制御するためのトリガスイッチ10が設けられる。電池パック装着部1cには、互いに定格電圧の異なる複数の電池パック11(例えば定格電圧18.0V及び14.4Vの電池パック11)を択一的に装着可能である。電池パック装着部1cの表面には、電池パック11の電池残量(残容量)を表示する後述の残量表示部12が設けられる。電池パック装着部1cには、図3に示す制御部40を搭載した制御回路基板13が収納される。
本体胴体部1a内にはブラシレスモータ2及び回転打撃機構が設けられる。すなわち、本体胴体部1a内において、ブラシレスモータ2に減速機構3(例えば遊星歯車機構)を介してスピンドル4が連結され、スピンドル4にはスプリング5(圧縮ばね)及びスチールボール6を介してハンマ7が連結され、ハンマ7の先端側にアンビル8が設けられる。アンビル8の先端にはドライバビット等の先端工具を装着する先端工具取付穴9が設けられる。ネジ締め等の作業の際には、使用者がハンドル部1bを握ってトリガスイッチ10を引くと、ハンドル部1bの下端(電池パック装着部1c)に着脱可能に装着された電池パック11からブラシレスモータ2に電力が供給され、ブラシレスモータ2の回転によりスピンドル4及びハンマ7が回転し、ハンマ7がアンビル8に回転打撃力を印加する。なお、こうした回転打撃機構の構成、動作は周知なのでこれ以上の詳細な説明は省略する。
図2は、図1のブラシレスモータ2近傍の拡大図である。ブラシレスモータ2は、ハウジング1の本体胴体部1aの、ハンドル部1bの付け根部分より後方に存在し又は延在する。シャフト21の周囲にロータコア22が設けられる。ロータコア22は、例えば電磁鋼板を積層して円筒形状にしたものである。ロータコア22には、永久磁石23が挿入保持される。ロータコア22の外周には、ステータコア31がハウジング1の本体胴体部1aに保持される。ステータコア31には、インシュレータ34を介してコイル35が巻回される。
図3は、図1の電動工具の制御ブロック図である。ブラシレスモータ2は、いわゆるインナーロータ型であって、ロータコア22は、永久磁石23(ロータマグネット)によって、複数組(本実施の形態では2組)のN極とS極を外周面に有している。ステータは、スター結線された3相の固定子巻線U、V、Wから成るコイル35(ステータコイル)及びステータコア31を含む。制御部40は、演算部41、回転子位置検出回路43、モータ回転数検出回路44、スイッチ操作検出回路45、印加電圧設定回路46、制御信号出力回路47、及び電圧検出回路48を含む。
3つの位置検出素子42は、ブラシレスモータ2のロータの回転位置を検出するために周方向に所定の間隔毎、例えば角度60°毎に配置される。回転子位置検出回路43は、位置検出素子42からの信号に基づいて回転位置検出信号を生成する。モータ回転数検出回路44は、回転位置検出信号に基づいてブラシレスモータ2の回転数を検出し、回転数検出信号を生成する。スイッチ操作検出回路45は、使用者によるトリガスイッチ10の操作を検出し、スイッチ操作検出信号を生成する。印加電圧設定回路46は、使用者によるトリガスイッチ10の操作量を検出し、印加電圧設定信号を生成する。演算部41は、回転位置検出信号、回転数検出信号、スイッチ操作検出信号、及び印加電圧設定信号に基づいて、制御信号出力回路47にスイッチング素子駆動信号H1〜H6を生成させ、固定子巻線U、V、Wへの通電方向と時間を制御し、ブラシレスモータ2を回転駆動する。
インバータ回路47は、3相ブリッジ形式に接続されたFET等の6個のスイッチング素子Q1〜Q6を含む。ブリッジ接続された6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートは、制御信号出力回路47に接続され、6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ドレイン又は各ソースは、スター結線された固定子巻線U、V、Wに接続される。6個のスイッチング素子Q1〜Q6は、制御信号出力回路47から入力されたスイッチング素子駆動信号H1〜H6によってスイッチング動作を行い、インバータ回路47に印加される電池パック11の直流電圧を3相(U相、V相及びW相)電圧Vu、Vv、Vwとして固定子巻線U、V、Wに供給する。
スイッチング素子駆動信号H1〜H6のうちローサイド側のスイッチング素子Q4〜Q6のゲートに印加される信号(H4〜H6)あるいはハイサイド側のスイッチング素子Q1〜Q3のゲートに印加される信号(H1〜H3)の少なくともいずれかは、パルス幅変調信号(PWM信号)であり、このPWM信号のデューティを変化させることでブラシレスモータ2への電力供給量を調節し、ブラシレスモータ2の起動、停止、及び回転速度を制御することができる。演算部41は、例えばマイコンであり、図示していないが、処理プログラムとデータに基づいて駆動信号を出力するための中央処理装置(CPU)、処理プログラムや制御データを記憶するためのROM、データを一時記憶するためのRAM、タイマ等を含む。制御信号出力回路47は、演算部41の制御に従い、回転子位置検出回路43の出力信号に基づいて所定のスイッチング素子Q1〜Q6を交互にスイッチングするための駆動信号を発生する。これにより固定子巻線U、V、Wの所定の巻線に交互に通電され、ブラシレスモータ2のロータが回転される。
電圧検出回路48は、電池パック11の出力電圧を抵抗R1,R2で分圧した分圧電圧によって電池パック11の出力電圧を検出し、演算部41にフィードバックする。演算部41は、検出された電池パック11の出力電圧に応じて残量表示部12を制御する。すなわち演算部41は、残量表示制御部として機能する。残量表示部12は、電池パック11の電池残量(残容量)を表示するものであり、ここでは4つのLED51〜54(発光部)によって構成される。本実施の形態の電動工具は、互いに定格電圧の異なる複数の電池パック11を択一的に装着可能であり、装着した電池パック11の定格電圧が変わっても適切な残量表示を可能とするものである。
図4は、図1及び図3の残量表示部12の外観図である。残量表示部12は、定格電圧18.0Vの電池パック11に対応した第1の残量表示部12a、及び定格電圧14.4Vの電池パック11に対応した第2の残量表示部12bを含む。第1の残量表示部12a及び第2の残量表示部12bは、定格電圧の表示等により使用者に分かるように相互に分離ないし区画されている。第1の残量表示部12aはLED53,54を含み、第2の残量表示部12bはLED51,52を含む。
図5は、図4の残量表示部12の表示モードと点灯するLEDの関係を示す説明図である。表示モードAは、電池パック11の出力電圧が19.5V以上の場合(定格電圧18.0Vの電池パック11の電池残量「大」に対応)であり、LED51〜54が点灯する(全てのLEDが点灯する)。表示モードBは、電池パック11の出力電圧が18.6V以上19.5V未満の場合(定格電圧18.0Vの電池パック11の電池残量「中」に対応)であり、LED51〜53が点灯し、LED54は消灯する。表示モードCは、電池パック11の出力電圧が15.6V以上18.6V未満の場合(定格電圧18.0Vの電池パック11の電池残量「小」又は定格電圧14.4Vの電池パック11の電池残量「大」に対応)であり、LED51,52が点灯し、LED53,54は消灯する。表示モードDは、電池パック11の出力電圧が14.9V以上15.6V未満の場合(定格電圧14.4Vの電池パック11の電池残量「中」に対応)であり、LED51が点灯し、LED52〜54は消灯する。表示モードEは、電池パック11の出力電圧が14.9V未満の場合(定格電圧14.4Vの電池パック11の電池残量「小」に対応)であり、LED51〜54は消灯する(全てのLEDが消灯する)。なお、本実施の形態において、18.0Vは第1の定格電圧に対応し、19.5V及び18.6Vは第1の閾値電圧に対応する。また、14.4Vは第2の定格電圧に対応し、15.6V及び14.9Vは第2の閾値電圧に対応する。これらの閾値電圧は、定格電圧の+約8%,+約3%に相当する。
図6は、図3の制御部40による電池残量表示に係る制御フローチャートである。電圧検出回路48は、電池パック11の出力電圧を検出して演算部41にフィードバックする(S1)。演算部41は、電池パック11の出力電圧が19.5V以上であれば(S2,YES)、表示モードAにより残量表示部12を制御する(S3)。演算部41は、電池パック11の出力電圧が18.6V以上19.5V未満であれば(S4,YES)、表示モードBにより残量表示部12を制御する(S5)。演算部41は、電池パック11の出力電圧が15.6V以上18.6V未満であれば(S6,YES)、表示モードCにより残量表示部12を制御する(S7)。演算部41は、電池パック11の出力電圧が14.9V以上15.6V未満であれば(S8,YES)、表示モードDにより残量表示部12を制御する(S9)。演算部41は、電池パック11の出力電圧が14.9V未満であれば(S8,NO)、表示モードEにより残量表示部12を制御する(S10)。使用者は、トリガスイッチ10を操作していないときに残量表示部12を確認することで、モータ非通電時の電池パック11の出力電圧に基づいた電池残量を知ることができる。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 定格電圧18.0V及び14.4Vの電池パック11にそれぞれ対応する第1の残量表示部12a及び第2の残量表示部12bを設けているため、演算部41は、電池パック11の定格電圧を識別しなくても、電池パック11の出力電圧に基づいて前記定格電圧に応じた残量表示制御を行うことができる。すなわち、装着する電池パック11の定格電圧が変わっても電池パック11の出力電圧に基づいて適切な残量表示が可能となる。
(2) 演算部41は、電池パック11の出力電圧と、定格電圧18.0V並びに14.4Vにそれぞれ対応する第1の閾値電圧(19.5V及び18.6V)並びに第2の閾値電圧(15.6V及び14.9V)との関係に基づいて残量表示制御を行うため、電池パック11の定格電圧を識別しなくても、電池パック11の出力電圧に基づいて前記定格電圧に応じた残量表示制御を行うことができる。すなわち、装着する電池パック11の定格電圧が変わっても電池パック11の出力電圧に基づいて適切な残量表示が可能となる。
(3) 演算部41は、電池パック11の定格電圧を識別することなく(電池パック11の出力電圧の他に電池パック11の定格電圧を示す情報を受け取らずに)残量表示制御を行うため、残量表示制御のステップが簡単かつ短時間で済み、また定格電圧の誤判別のリスクもない。
実施の形態2
図7は、本発明の実施の形態2に係る電動工具の残量表示部12の外観図である。本実施の形態の残量表示部12は、定格電圧18.0Vの電池パック11に対応した第1の残量表示部12a、及び定格電圧14.4Vの電池パック11に対応した第2の残量表示部12bが、一部において重複している。具体的には、LED53が第1の残量表示部12a及び第2の残量表示部12bの双方に属する。すなわち、第1の残量表示部12aはLED53〜55を含み、第2の残量表示部12bはLED51〜53を含む。第1の残量表示部12aは実線で囲まれ(区画され)、第2の残量表示部12bは点線で囲まれ(区画され)、使用者は第1の残量表示部12a及び第2の残量表示部12bを区別することができる。
図7は、本発明の実施の形態2に係る電動工具の残量表示部12の外観図である。本実施の形態の残量表示部12は、定格電圧18.0Vの電池パック11に対応した第1の残量表示部12a、及び定格電圧14.4Vの電池パック11に対応した第2の残量表示部12bが、一部において重複している。具体的には、LED53が第1の残量表示部12a及び第2の残量表示部12bの双方に属する。すなわち、第1の残量表示部12aはLED53〜55を含み、第2の残量表示部12bはLED51〜53を含む。第1の残量表示部12aは実線で囲まれ(区画され)、第2の残量表示部12bは点線で囲まれ(区画され)、使用者は第1の残量表示部12a及び第2の残量表示部12bを区別することができる。
図8は、図7の残量表示部12の表示モードと点灯するLEDの関係を示す説明図である。図8に示す各表示モードとそれに対応する電池パック11の出力電圧範囲は、図5に示した実施の形態1の場合と同様であるが、各表示モードと点灯するLEDの関係は相違する。演算部41は、表示モードAではLED51〜55を点灯し(全てのLEDを点灯し)、表示モードBではLED51〜54を点灯し(LED55を消灯し)、表示モードCではLED51〜53を点灯し(LED54,55を消灯し)、表示モードDではLED51,52を点灯し(LED53〜55を消灯し)、表示モードEではLED51を点灯する(LED52〜55を消灯する)。
本実施の形態のその他の点は実施の形態1と同様である。本実施の形態も、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
実施の形態3
図9は、本発明の実施の形態3に係る電動工具の残量表示制御部の回路図である。実施の形態1では演算部41が残量表示制御部として機能したが、本実施の形態ではコンパレータ61〜64が残量表示制御部を構成する。コンパレータ61〜64の反転入力端子には、閾値電圧である14.9V,15.6V,18.6V,19.5Vがそれぞれ入力される。コンパレータ61〜64の非反転入力端子は、電池パック11のプラス端子に接続される。コンパレータ61〜64の出力端子は、LED51〜54のアノードに接続される。LED51〜54のカソードは、電池パック11のマイナス端子に接続される。電池パック11の出力電圧範囲と点灯するLEDの関係は、図5に示した実施の形態1の場合と同様である。本実施の形態のその他の点は実施の形態1と同様である。本実施の形態も、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
図9は、本発明の実施の形態3に係る電動工具の残量表示制御部の回路図である。実施の形態1では演算部41が残量表示制御部として機能したが、本実施の形態ではコンパレータ61〜64が残量表示制御部を構成する。コンパレータ61〜64の反転入力端子には、閾値電圧である14.9V,15.6V,18.6V,19.5Vがそれぞれ入力される。コンパレータ61〜64の非反転入力端子は、電池パック11のプラス端子に接続される。コンパレータ61〜64の出力端子は、LED51〜54のアノードに接続される。LED51〜54のカソードは、電池パック11のマイナス端子に接続される。電池パック11の出力電圧範囲と点灯するLEDの関係は、図5に示した実施の形態1の場合と同様である。本実施の形態のその他の点は実施の形態1と同様である。本実施の形態も、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
電動工具は、実施の形態で例示したインパクトドライバに限定されず、互いに定格電圧の異なる複数の電池パックを択一的に装着可能な他の電動工具であってもよい。電池パック11の定格電圧は、実施の形態で例示した18.0V及び14.4Vに限定されず、10.8V等の他の定格電圧であってもよい。他の定格電圧とした場合は、閾値電圧も当該定格電圧と所定の比率になるように変更する。残量表示部12は、各種情報を表示する表示部(ディスプレイ)の一部であってもよい。
1 ハウジング、1a 本体胴体部、1b ハンドル部、1c 電池パック装着部、2 ブラシレスモータ、3 減速機構、4 スピンドル、5 スプリング、6 スチールボール、7 ハンマ、8 アンビル、9 先端工具取付穴、10 トリガスイッチ、11 電池パック、12 残量表示部、13 制御回路基板、21 シャフト、22 ロータコア、23 永久磁石(ロータマグネット)、31 ステータコア、34 インシュレータ、35 コイル(ステータコイル)、40 制御部、41 演算部、42 位置検出素子、43 回転子位置検出回路、44 モータ回転数検出回路、45 スイッチ操作検出回路、46 印加電圧設定回路、47 制御信号出力回路、48 電圧検出回路、51〜55 LED(発光部)、61〜64 コンパレータ
Claims (7)
- 互いに定格電圧の異なる複数の電池パックを択一的に装着可能な電動工具であって、
第1の定格電圧の電池パックに対応する第1の残量表示部と、
第2の定格電圧の電池パックに対応する第2の残量表示部と、
装着した電池パックの出力電圧に基づいて前記第1及び第2の残量表示部を制御する残量表示制御部と、を備える、電動工具。 - 前記残量表示制御部は、前記電池パックの出力電圧と複数の閾値電圧との関係に基づいて前記残量表示部を制御し、
前記複数の閾値電圧は、前記第1の定格電圧に対応する第1の閾値電圧と、前記第2の定格電圧に対応する第2の閾値電圧と、を含む、請求項1に記載の電動工具。 - 互いに定格電圧の異なる複数の電池パックを択一的に装着可能な電動工具であって、
残量表示部と、
装着した電池パックの出力電圧と複数の閾値電圧との関係に基づいて前記残量表示部を制御する残量表示制御部と、を備え、
前記複数の閾値電圧は、第1の定格電圧に対応する第1の閾値電圧と、第2の定格電圧に対応する第2の閾値電圧と、を含む、電動工具。 - 前記残量表示部は、第1の定格電圧の電池パックに対応する第1の残量表示部と、第2の定格電圧の電池パックに対応する第2の残量表示部と、を含む、請求項3に記載の電動工具。
- 前記第1及び第2の閾値電圧がそれぞれ複数存在する、請求項2から4のいずれか一項に記載の電動工具。
- 前記第1の閾値電圧に含まれる最小の閾値電圧が、前記第2の閾値電圧に含まれる最大の閾値電圧より大きい、請求項2から5のいずれか一項に記載の電動工具。
- 前記残量表示制御部は、前記電池パックの出力電圧の他に前記電池パックの定格電圧を示す情報を受け取らずに残量表示制御を行う、請求項1から6のいずれか一項に記載の電動工具。
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