JP2016010727A - 内視鏡システム - Google Patents

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Abstract

【課題】内視鏡の管路に用途に応じて異なるコネクタを択一的に接続し、且つ十分な気密、液密を保持することを可能とする内視鏡システムを提供することを目的とする。【解決手段】コネクタが取り外された電子内視鏡の口金42には、洗浄用アダプタ60が結合される。洗浄用アダプタ60は、コネクタ本体61と、接続管62とを有する。接続管62は、雄テーパー部63を有する。コネクタ本体61は、雌ねじ部66、ガイド面67を有する。口金42は、フランジ部42a、雄ねじ部42bを有する。ガイド面67は、フランジ部42aと当接して口金42をガイドする。これにより、雄テーパー面63aの軸芯と、雌テーパー面43aの軸芯とが位置合わせされる。雄ねじ部42b及び雌ねじ部66が螺合して、雄テーパー面63aと、雌テーパー面43aとが密着する。【選択図】図8

Description

本発明は、内視鏡の流体管路に異なるコネクタを択一的に結合する内視鏡システムに関する。
従来より、医療分野で用いる内視鏡では、流体(気体または液体)を挿入部先端へ供給するための送気送液管路や、流体を吸引するための吸引管路などの流体管路が設けられる。また、挿入部の先端部などにバルーンが設けられる内視鏡では、バルーンを膨張、収縮させるためのバルーン用流体管路が設けられる。このため、送気送液管路には送気送液装置が、吸引管路には吸引装置が、バルーン用流体管路には流体の供給・吸引を行うバルーン制御装置が接続される。これらの外部装置を接続するために、流体管路の端部には、口金が設けられている。
内視鏡の流体管路に送気送水装置や、吸引装置などの外部装置と接続する接続構造では、流体管路の口金に対して着脱可能、且つ気密または液密を保持することが求められる。気密または液密を保持するための構造としては、特許文献1,2に記載されているように、外部装置のコネクタと口金とが対面する位置にシール部材を設け、シール部材を口金に圧接させる構造が知られている。
特許文献1記載の内視鏡のチャンネル洗浄アダプタ(コネクタ)では、内視鏡の口金に挿入される流体管と、流体管に設けられたシール部材と、摺動部を構成する本体ガイド部材と、流体管が固定され、本体ガイド部材に対して往復擦動可能なスライド部材と、スライド部材と本体ガイド部材との間に設けられたばねとを有し、シール部材を口金の端面に当接させ、スライド部材を本体ガイド部材に対して変位させると、本体ガイド部材と、流体管との間に口金のフランジ部が挟持されるとともに、ばねが流体管を押圧してシール部材を口金に圧接させる。また、特許文献2記載の内視鏡では、口金に雄ねじ部を、コネクタに雌ねじ部を形成し、両者を螺合させることによりシール部材を圧接させる。
一方、特許文献3〜5記載の内視鏡、及びこの内視鏡に接続するコネクタでは、口金の内周面に所定のテーパー角の雌テーパー面を形成するとともに、コネクタに設けられた接続管の先端側に雄テーパー面を形成し、接続管を口金の内周面に挿嵌させるようにして雌テーパー面に雄テーパー面を密着させて気密を保持している。
内視鏡の口金との気密または液密を保持するためにシール部材を設けている場合、シール部材が新しい状態では、高い気密、液密を保持することができるが、シール部材が劣化してくると、口金との密着が不十分となり、気密または液密が保持できなくなる。このため、大腸や小腸のような検体内に内視鏡の挿入部を挿入して、管内壁面の観察や診断、治療を施す手技を行なうときには、シール部材を設けたディスポーザブル(使い捨て)タイプのコネクタを用いて外部装置と接続し、洗浄用のシリンダや洗浄装置などの繰り返し使用され、耐久性を必要とする機器との接続には、シール部材を設けずに気密または液密を保持するリユース(繰り返し)タイプのコネクタを用いることが求められている。
特許4458258号公報 特許3712820号公報 特許4144444号公報 特開平09−201328号公報 特開平08−112247号公報
しかしながら、上記特許文献1,2記載のコネクタでは、気密、液密を保持するためのシール部材を設けているが、流体管を押圧するためのばねや、口金のフランジ部を挟持するためのスライド部材、あるいは口金と螺合させるための雌ねじ部を設けるなど複雑な構造を有するため、使い捨ての用途ではコストが高く、使用することができない。
また、特許文献3〜5記載の内視鏡及びこの内視鏡に接続するコネクタでは、シール部材を設けず、気密または液密を保持するためにテーパー面を互いに圧接させる構造としているが、テーパー面の互いの軸芯の位置を高い精度で合わせることは考慮されていないため、このようなコネクタを洗浄装置などの繰り返し使用する用途で接続した場合、気密または液密が不十分となる可能性がある。
本発明は、内視鏡の管路に用途に応じて異なるコネクタを択一的に接続し、且つ十分な気密、液密を保持することを可能とする内視鏡システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の内視鏡システムは、検体内に挿入される挿入部、挿入部に設けられ、検体内を観察する観察部、流体を移送するための流体管路、及び流体管路と連通する口金が設けられた内視鏡と、口金に択一的に結合される第1及び第2のコネクタとを備えた内視鏡システムにおいて、口金は、流体管路と連通する開口部を有する円筒部、円筒部から径方向外側に突出するフランジ部、上端部に設けられた口金側テーパー部を有し、第1のコネクタは、口金の内部に挿入される流体管と、流体管の外周面に設けられたシール部材と、流体管が口金の内部に挿入された状態で、フランジ部と係合する係合部とを有し、第2のコネクタは、口金側テーパー部と対面するコネクタ側テーパー部と、口金に固定される固定部と、固定部により口金に固定されたとき、コネクタ側テーパー部を口金側テーパー部に押圧する押圧部とを有し、押圧部は、コネクタ側テーパー部を下方の口金側に付勢するばねであり、固定部は、フランジ部の下端と係合してコネクタ側テーパー部とともに口金を挟持して第2のコネクタを口金に固定する固定位置と、フランジ部の下端から退避して口金に対する第2のコネクタの固定を解除する解除位置との間で移動自在に設けられた移動部材であり、移動部材は、コネクタ側テーパー部の軸芯回りに回転自在に取り付けられており、固定位置及び解除位置との間で回転する。
口金は、口金側テーパー部よりも流体管路に近接する位置に形成され、口金側テーパー部とは異なるテーパー角度のルアーテーパー部材と嵌合するルアーテーパー面を有することが好ましい。
第2のコネクタは、流体管路と、洗浄又は消毒用の外部機器との接続に用いられることが好ましい。また、第2のコネクタは、繰り返し使用されるリユースタイプのコネクタであることが好ましい。また、第1のコネクタは、少なくとも一部分が樹脂から形成されていることが好ましい。あるいは、第1のコネクタは、滅菌処理されたものであること、また、内視鏡により観察、診断、又は手技を行うときに流体管路と外部機器との接続に用いられることが好ましい。
本発明によれば、内視鏡の管路に連通する口金に用途に応じて異なる第1及び第2のコネクタを択一的に接続し、口金と第1または第2のコネクタとの間を密着させて且つ十分な気密、液密を保持することができる。
内視鏡システムの斜視図である。 電子内視鏡の先端部の構成を示す平面図である。 電子内視鏡の流体管路の構成を示す概略図である。 第1のコネクタ及び口金の構成を示す斜視図である。 第1のコネクタを口金に結合した状態の要部断面図である。 第1のコネクタを口金から取り外すときの要部断面図である。 第2のコネクタ及び口金の構成を示す斜視図である。 第2のコネクタ及び口金の構成を示す要部断面図である。 第2のコネクタを口金に結合した状態の要部断面図である。 電子内視鏡の洗浄を行うときの構成を示す概略図である。 第2実施形態の第2のコネクタ及び口金の構成を示す斜視図である。 第2実施形態の第2のコネクタ及び口金の構成を示す要部断面図である。 第2実施形態の第2のコネクタを口金に結合した状態の要部断面図である。 第3実施形態の第2のコネクタ及び口金の上面側斜視図である。 第3実施形態の第2のコネクタの底面側斜視図である。 第3実施形態の第2のコネクタ及び口金の構成を示す要部断面図である。 第3実施形態の第2のコネクタを口金に密着させ、移動部材を解除位置から固定位置に移動させる途中の要部断面図である。 第3実施形態の第2のコネクタを口金に結合した状態の要部断面図である。 第4実施形態の第2のコネクタ及び口金の上面側斜視図である。 第4実施形態の第2のコネクタの底面側斜視図である。 第4実施形態の第2のコネクタ及び口金の構成を示す要部断面図である。 第4実施形態の第2のコネクタを口金に結合した状態の要部断面図である。 口金に雄テーパー面を形成し、第2のコネクタに雌テーパー面を形成した変形例を示す要部断面図である。
図1において、内視鏡システム10は、バルーン付きの電子内視鏡11を備える。電子内視鏡11は、検体内(例えば大腸)に挿入される挿入部12と、この挿入部12の基端側に連設され、医師や技師などの術者が操作を行うための操作部13とを備える。操作部13にはユニバーサルコード14が接続され、ユニバーサルコード14の先端には光源用コネクタ15が設けられている。また、光源用コネクタ15からケーブル16が分岐され、このケーブル16の先端にはプロセッサ用コネクタ17が設けられている。光源用コネクタ15およびプロセッサ用コネクタ17は、光源装置18およびプロセッサ装置19にそれぞれ着脱自在に接続される。
操作部13には、アングルノブ20や、挿入部12の先端からエアー、水を噴出させるための送気・送水ボタン21、吸引ボタン22等が設けられている。また、操作部13の挿入部12側には、電気メス等の処置具が挿通される鉗子口23が設けられている。
挿入部12は、その先端に設けられ、被検体内撮影用の撮像素子等が内蔵された先端部24と、先端部24の基端に連設された湾曲自在な湾曲部25と、湾曲部25の基端に連設された可撓性を有する軟性部26とからなる。軟性部26は、先端部24を体内の目的の位置に到達させるために数mの長さをもつ。湾曲部25は、操作部13のアングルノブ20の操作に連動して上下、左右方向に湾曲動作する。これにより、先端部24を体内の所望の方向に向けることができる。
図2において、先端部24の先端面30には、観察窓31、照明窓32、送気・送水ノズル33、および鉗子出口34が設けられている。観察窓31は、先端面30の片側中央に配置されている。照明窓32は、観察窓31に関して対称な位置に二個配されている。
観察窓31の奥には、体内の被観察部位の像を取り込むための対物光学系、および被観察部位の像を撮像するCCDやCMOSイメージセンサ等の撮像素子が設けられている。撮像素子は、挿入部12、操作部13、ユニバーサルコード14に挿通されてプロセッサ用コネクタ17まで延設された信号ケーブルにてプロセッサ装置19に接続される。観察窓31から取り込まれた被観察部位の像は、撮像素子の受光面に結像されて撮像信号に変換される。プロセッサ装置19は、信号ケーブルを介して受けた撮像素子からの撮像信号に各種画像処理を行って映像信号に変換し、これをケーブル接続されたモニタ35(図1参照)に観察画像として表示させる。
照明窓32の背後には、光源装置18の照射光源からの照明光を導くライトガイドの出射端が配されている。ライトガイドは、挿入部12、操作部13、ユニバーサルコード14に挿通されて光源用コネクタ15まで延設され、光源用コネクタ15内に入射端が配設される。ライトガイドで導かれた照明光は、照明窓32を介して体内の観察部位に向けて照射される。
送気・送水ノズル33は、送気・送水ボタン21の操作に応じて、光源装置18に内蔵の送気・送水装置から供給されるエアーや水を、観察窓31に向けて噴射する。鉗子出口34は、挿入部12内に配設された鉗子チャンネル(図示せず)に接続され、鉗子口23に連通している。鉗子口23に挿通された処置具の先端は、鉗子出口34から露呈される。
電子内視鏡11は、挿入部12、操作部13、コード14、光源用コネクタ15の内部に配設され、バルーン40に流体を供給・吸引するための流体管路41を備えている。流体管路41は、可撓性を有するチューブから構成される。
図4及び図5に示すように、光源用コネクタ15には、平坦面から突出する凸部状の口金42が設けられている。口金42は、例えば金属から形成され、光源用コネクタ15を構成するケースと一体に設けられる。口金42には、接続口43が形成される。口金42の外周面は接続口43を囲む筒状に形成されている。以下、口金42の接続口43の奥側に向かう方向を「下方向」といい、この開口の手前側に向かう方向を「上方向」という。また、口金42の各部の下向側の端部、端面をそれぞれ下端部、下端面といい、各部の上方向側の端部、端面をそれぞれ上端部、上端面という。
口金42は、上端面と連続し、外周面から突出するフランジ部42aと、フランジ部42aの下方に位置する雄ねじ部42bとが形成されている。フランジ部42aと雄ねじ部42bとは、口金42の軸方向に所定の間隔を置いて配されている。雄ねじ部42bには、後述する洗浄用アダプタ60がネジ止めされる。
接続口43の内周面には、口金42の上端に接する位置に雌テーパー面43a(口金側テーパー部)が形成されている。雌テーパー面43aは、後述する洗浄用アダプタ60の雄テーパー面63a(コネクタ側テーパー部)が密着する。さらに接続口43には、雌テーパー面43aよりも下方の流体管路41に近接する位置にルアーテーパー面44が形成されている。ルアーテーパー面44は、例えば薬液注入用のシリンジなど、接続部に雄ルアーテーパーが形成された専用のルアーテーパー形状を有する機器を嵌合させることが可能であり、雌テーパー面43aとは異なるテーパー角度に形成されている。
挿入部12の先端部24には、バルーン40が着脱自在に取り付けられる。バルーン40は、ゴム等の弾性材によって端部が絞られた略筒状に形成されており、小径の先端部及び基端部と、中央の膨出部とを有する。このバルーン40は、内部に先端部24を挿通させて先端部24の所定位置に配置した後、例えば、先端部及び基端部にゴム製のリングを嵌め込むことによって、先端部24に固定される。
流体管路41は、可撓性を有するチューブから構成され、その先端側がバルーン40の先端部の固定位置において閉塞されている。流体管路41は、一端が先端部24の外周面に形成されたバルーン用の開口46に連通されている。開口46は、バルーン40の装着位置に形成され、この開口46から流体の供給・吸引を行うことによってバルーン40が膨張・収縮される。流体管路41の他端は、接続口43と連通している。流体管路41は、バルーン制御装置47に接続される。
バルーン制御装置47は、電子内視鏡11側のバルーン40を膨らませるために、流体(例えば、エアー)の供給・吸引を行うもので、ポンプ、シーケンサ等が設けられた装置本体48と、リモートコントロール用のハンドスイッチ49とバルーン専用モニタ50とを備えている。
バルーン制御装置47は、バルーン40に流体を供給して膨張させたり、その流体圧を一定値に制御してバルーン40を膨張状態に保持する。また、バルーン制御装置47は、バルーン40から流体を吸引して収縮させたり、その流体圧を一定値に制御してバルーン40を収縮状態に保持する。バルーン専用モニタ50には、バルーン40を膨張、収縮させる際に、バルーン40の圧力値や膨張・収縮状態が表示される。なお、バルーン40の圧力値や膨張・収縮状態は、電子内視鏡11の観察画像にスーパーインポーズしてモニタ35に表示してもよい。
バルーン制御装置47の装置本体48の前面パネルには、電源スイッチ、異常発生時等に操作される停止スイッチ、バルーン40用の圧力表示部(図示せず)等が設けられている。圧力表示部はバルーン40の圧力値を表示するパネルであり、バルーン40の破れ等の異常発生時には圧力表示部にエラーコードが表示される。
また、装置本体48の前面パネルには、バルーン40への流体供給・吸引用のチューブ51が取り付けられている。チューブ51と、バルーン制御装置47との接続部分には、逆流防止ユニット(図示せず)が設けられている。逆流防止ユニットは、装置本体48の前面パネルに着脱自在に取り付けられている。逆流防止ユニットは、バルーン制御装置47の前面パネルに着脱自在に装着された中空円盤状のケースの内部に気液分離用のフィルタを組み込んで構成されており、バルーン40が破れた際、体液等の液体がバルーン制御装置47内に流入することを防止する。
チューブ51の先端には、コネクタ52(第1のコネクタ)が設けられている。コネクタ52を電子内視鏡11の光源用コネクタ15と結合させることにより、チューブ51と電子内視鏡11の流体管路41とを接続することができる。コネクタ52は、滅菌処理された状態で包装されており、使用時に包装袋から取り出されてチューブ51及び光源用コネクタ15に結合される。コネクタ52は、ディスポーザブルタイプのコネクタであり、1回、あるいは少ない使用回数で廃棄され、新品に交換される。なお、ここでいう少ない使用回数とは、10回以下のことをいう。
一方、ハンドスイッチ49には各種のスイッチが設けられる。例えば、装置本体48側に設けられた停止スイッチと同様の停止スイッチと、バルーン40の加圧/減圧を指示するオーバーチューブON/OFFスイッチなどが設けられており、このハンドスイッチ49はコード53を介して装置本体48に電気的に接続されている。
図5及び図6に示すように、コネクタ52は、コネクタ本体54と、流体管55とを有する。コネクタ本体54は、プラスチックなどの樹脂から形成され、両端が解放された筒形状であり、下端側が光源用コネクタ15に対面する。
流体管55は、コネクタ本体54の内部、且つ軸芯を合わせて一体に設けられている。流体管55は、軸方向中央付近に外径が一段大きくなる円板部55a,55bを有する。円板部55a,55bがコネクタ本体54の内周面に嵌合して、コネクタ本体54と流体管55とが固着されている。流体管55は、コネクタ本体54の内部に口金42を進入させた状態で、接続口43に位置を合わせて配されている。流体管55の上端側、円板部55aよりも上方の位置には、チューブ51が連設されている。
流体管55は、プラスチックなどの樹脂から形成され、下端側に円筒形突出部56を有し、接続口43の内部に挿入される。円筒形突出部56の外周面には、シール部材としてのOリング57が設けられている。Oリング57は、ゴム等の弾性材からリング状に形成されており、円筒形突出部56の外周面に形成された溝56aに嵌合して取り付けられる。流体管55にOリング57を嵌合させたときのOリング57の外径は、接続口43の内径よりも若干大きく形成されている。これにより、接続口43に流体管55が挿入されたとき、Oリング57が変形して接続口43に密着する。このようにして、Oリング57が円筒形突出部56及び接続口43に圧接することにより、円筒形突出部56及び接続口43の間を気密または液密を保って接続することができる。
コネクタ本体54には、下端面から円板部55bの下方まで軸方向に沿って切り欠かれた一対の切欠き54aと、切欠き54aの内部に配された一対のアーム部54bと、アーム部54bの上端付近から外側に突出する摘み部54cと、アーム部54bの下端から内側に突出する一対の係合爪54dとを有する。これら切欠き54a、アーム部54b、摘み部54c、及び係合爪54dは180°ピッチ間隔で配されている。アーム部54bは、円板部55bの下方からコネクタ本体54の軸方向と平行に延びる板状に形成され、弾性を有する。
摘み部54cは、アーム部54bの上端から斜め上方に延びる板状に形成され、弾性を有する。摘み部54cをコネクタ本体54の中心側に向かって押圧すると、アーム部54bが摘み部54cと一体になって移動し、下端部が切欠き54aの内部から外側に突出する。一方、摘み部54cが押圧から解放されると、アーム部54bは、弾性により元の位置に復帰する。
コネクタ本体54の内周面に光源用コネクタ15の口金42の外周面を嵌合させたとき、係合爪54dは、フランジ部42aを乗り越え、フランジ部42a下端面に係合してコネクタ52を口金42に結合する(図5に示す状態)。一方、摘み部54cを押圧すると、上述したようにアーム部54bが移動して係合爪54dがコネクタ本体54の径方向外側に移動する(図6に示す状態)。これにより、係合爪54dがフランジ部42aとの係合を解除して、口金42に対してコネクタ52を取り外し可能な状態となる。なお、雄ねじ部42dが係合爪54dとフランジ部42aとの係合を妨げないように、係合爪54dは、フランジ部42aと雄ねじ部42bとの隙間より小さく形成されている。
口金42とコネクタ52とが結合して、チューブ51と第1の流体管路41とを接続す
ることにより、バルーン制御装置47からバルーン40へ流体を供給・吸引可能な状態となる。
電子内視鏡11の洗浄を行うときは、図7〜図9に示すように、コネクタ52を電子内視鏡11から取り外し、洗浄用アダプタ60(第2のコネクタ)を電子内視鏡11に装着する。コネクタ52及び洗浄用アダプタ60は、口金42に対して択一的に結合可能であり、互いに異なる形状、及び異なる取り付け方法であるため、誤って接続することがない。
洗浄用アダプタ60は、すべての部材が金属から形成され、コネクタ本体61と、接続管62とを有する。この洗浄用アダプタ60は、リユースタイプのコネクタであり、繰り返し使用される。コネクタ本体61は、両端が解放された筒形状に形成されており、下端側が光源用コネクタ15に対面する。コネクタ本体61は、上端部の内周面61aが、後述する雌ねじ部66及びガイド面67よりも内径が一段小さく形成されている。
接続管62は、コネクタ本体61の内部に、軸芯を合わせて一体に設けられている。接続管62は、下端側に下方の口金42側に向かって突出する雄テーパー部63が形成されている。この雄テーパー部63は、外周に接続口43の雌テーパー面43aに合わせたテーパー角の雄テーパー面63aが形成されており、雌テーパー面43aに密着したとき、洗浄用アダプタ60及び口金42を気密または液密にする。また、接続管62は、雄テーパー面63aの上方に、外径が一段大きくなる大径部62aを有する。大径部62aの上方は、大径部62aよりも外径が小さい小径部62bが形成されている。小径部62bがコネクタ本体61の内周面61aに嵌合して、コネクタ本体61と接続管62とが固着されている。
接続管62の上端部には、洗浄用のシリンジ68が接続されるテーパー部64が連設される。テーパー部64は、円筒状であり、内周面上端に、後述する洗浄用のシリンジ68にテーパー角度を合わせた雌テーパー面64aが形成されている。
雄テーパー面63aは、コネクタ本体61の下端面61bよりも上方の奥まった位置に配置されている。コネクタ本体61には、口金42と対面する開口部65の内周面に雌ねじ部66が形成され、雌ねじ部66の上方、且つ雄テーパー面63aの周囲にガイド面67が形成されている。ガイド面67は、雌ねじ部66よりも内径が大きくフランジ部42aの外径よりも内径が若干大きく形成されている。
雌ねじ部66は、口金42の雄ねじ部42bと螺合する。この雌ねじ部66は、軸方向の長さL1Aが、口金42の上端面から、雄ねじ部42bまでの軸方向の長さL1Bよりも短く形成されている。これにより、フランジ部42aが雌ねじ部66を通過しているときは、雌ねじ部66と雄ねじ部42bが螺合することがない。そして、フランジ部42aが雌ねじ部66を通過すると、ガイド面67にフランジ部42aが進入する。ガイド面67は、フランジ部42aの外周面と当接して口金42をガイドする。これにより、雄テーパー面63aの軸芯と、雌テーパー面43aの軸芯とが位置合わせされる。さらにフランジ部42aをコネクタ本体61の奥側に進入させると、雄ねじ部42b及び雌ねじ部66が螺合するとともに、雄テーパー面63aと、雌テーパー面43aとが当接する。
なお、雄テーパー面63aの軸芯と、雌テーパー面43aの軸芯とを高精度に位置合わせするのに十分なストロークを得ることを可能とし、且つ口金42の寸法を大きくし過ぎないようにするため、口金42の上端面から雄ねじ部42bまでの軸方向の長さL1Bと、雌ねじ部66の軸方向の長さL1Aとの差(L1B−L1A)が1mm以上、3mm以下とすることが好ましい。
雌ねじ部66は、雄ねじ部42bと螺合して洗浄用アダプタ60を口金42に固定するとともに、雄テーパー面63aを、雌テーパー面43aへ押圧する機能を有しており、雄ねじ部42bに雌ねじ部66を螺合させる方向にコネクタ本体61を回転させていくと、雄ねじ部42bと雌ねじ部66とのねじ込み量に応じてコネクタ本体61が口金42に近接する方向に移動するため、雄テーパー面63aが雌テーパー面43aへ押圧される。
電子内視鏡11を使用する場合、バルーン制御装置47のコネクタ52を光源用コネクタ15と接続する。また、光源用コネクタ15およびプロセッサ用コネクタ17は、光源装置18およびプロセッサ装置19に接続する。術者は、電子内視鏡11の挿入部12を体内に挿入していき、必要に応じてバルーン制御装置47のハンドスイッチ49を操作してバルーン40を膨張、または収縮させる。
次に、上記の如く構成された電子内視鏡11を洗浄工程について説明する。図10に示すように、洗浄を行う場合、バルーン40、バルーン制御装置47のコネクタ52などを電子内視鏡11から取り外す。そして、光源用コネクタ15の口金42に洗浄用アダプタ60を結合する。この状態で、洗浄用アダプタ60の雌テーパー面64aに、先端部が雄テーパー形状に形成された洗浄用シリンジ68を接続して洗浄液を送液させる。なお、洗浄液を送液させる方法はこれに限らず、洗浄装置のチューブなどを接続管62に接続し、洗浄装置から送液される洗浄液を流し続けるようにしてもよい。洗浄用シリンジ68から送液された洗浄液は、洗浄用アダプタ60を介して流体管路41へ送液される。これにより、流体管路41を洗浄することができる。
上述したように、内視鏡システム10では、コネクタ52は、流体管55及びコネクタ本体54が樹脂から形成されており、且つOリング57が流体管55と口金42との間に圧接されるため、低コスト且つ口金42に対して十分な気密又は液密を保って結合することが可能であり、ディスポーザブルタイプのコネクタとしての用途に適している。また、雄ねじ部42bがフランジ部42aの下方に所定の間隔を置いて配置されているため、雄ねじ部42bと接触して係合爪54dが破損することを防ぐことができる。
一方、洗浄用アダプタ60は、接続管62を含むすべての部材が金属から形成されているため、繰り返し使用に耐える耐久性を保持しており、リユース適性を備えている。さらに、ガイド面67のガイドにより雄テーパー面63aの軸芯と、雌テーパー面43aの軸芯とが位置合わせされるため、雄テーパー面63aと、雌テーパー面43aとが確実に密着する。また、雄ねじ部42bと雌ねじ部66との螺合により、雄テーパー面63aが雌テーパー面43aへ押圧されるため、さらに強固に密着して口金42に対して十分な気密又は液密を保って結合することができる。
また、コネクタ52と、洗浄用アダプタ60とは、形状が異なるため、接続間違いを防ぐことができる。さらにまた、口金42のルアーテーパー部44は、専用のルアーテーパー形状を有する機器が嵌合可能に形成されているため、このルアーテーパー部44についても接続間違いを防ぐことができる。
上記第1実施形態では、口金42に設けた雄ねじ部42bをフランジ部42aの下方に配置し、雄ねじ部42bに螺合する雌ねじ部66を第2のコネクタとしての洗浄用アダプタ60に設けているが、本発明はこれに限らず、図11〜図13に示す第2実施形態では、フランジ部71aに雄ねじ部71bを形成した口金71を設け、この口金71に結合する洗浄用アダプタ75(第2のコネクタ)を備えている。なお、本実施形態の内視鏡システムでは、上記第1実施形態と同様のコネクタ52を用いる。また、上記第1実施形態と同じ部品を用いているものについては、同符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電子内視鏡に設けられる口金71は、上記第1実施形態と同様に光源用コネクタ15と一体に設けられる。この口金71は、上端面と連続し、外周面から突出するフランジ部71aと、フランジ部71aの外周面に形成された雄ねじ部71bと、フランジ部71aの下方に位置するガイド用突出部71cと、流体管路41と連通する接続口72とを有する。フランジ部71aとガイド用突出部71cとは、口金71の軸方向に所定の間隔を置いて配されている。雄ねじ部71bには、後述する洗浄用アダプタ75がネジ止めされる。
接続口72の内周面には、口金71の上端に接する位置に雌テーパー面72a(口金側テーパー部)が形成されている。雌テーパー面72aは、後述する洗浄用アダプタ75の雄テーパー面63aが密着する。さらに接続口72には、雌テーパー面72aよりも下方の流体管路41に近接する位置にルアーテーパー面73が形成されている。ルアーテーパー面73は専用のルアーテーパー形状を有する機器を嵌合させることが可能であり、雌テーパー面72aとは異なるテーパー角度に形成されている。
口金71には、上記第1実施形態と同様のコネクタ52が結合される。コネクタ52の係合爪54dは、フランジ部71aを乗り越え、フランジ部71aの下端面に係合してコネクタ52を口金71に結合する。一方、摘み部54cを押圧すると、上述したようにアーム部54bが移動して係合爪54dがコネクタ本体54の径方向外側に移動する。これにより、係合爪54dがフランジ部71aとの係合を解除して、口金71に対してコネクタ52を取り外し可能な状態となる。
本実施形態の洗浄用アダプタ75及びコネクタ52は、上記第1実施形態と同様に、口金71に対して択一的に結合可能であり、互いに異なる形状、及び異なる取り付け方法であるため、誤って接続することがない。
洗浄用アダプタ75は、すべての部材が金属から形成され、コネクタ本体76と、接続管62とを有する。この洗浄用アダプタ75は、上記第1実施形態と同様に、リユースタイプのコネクタであり、繰り返し使用される。コネクタ本体76は、両端が解放された筒形状に形成されており、下端側が光源用コネクタ15に対面する。コネクタ本体76は、上端部の内周面76aが、後述するガイド面78及び雌ねじ部79よりも内径が一段小さく形成されている。接続管62は、コネクタ本体76の内部に、軸芯を合わせて一体に設けられている。接続管62の小径部62bがコネクタ本体76の内周面76aに嵌合して、コネクタ本体76と接続管62とが固着されている。
雄テーパー面63aは、コネクタ本体76の下端面76bよりも上方の奥まった位置に配置されている。コネクタ本体76には、口金71と対面する開口部77の内周面にガイド面78が形成され、ガイド面78の上方、且つ雄テーパー面63aの周囲に雌ねじ部79が形成されている。ガイド面78は、雌ねじ部79よりも内径が大きく、ガイド用突出部71cの外径よりも内径が若干大きく形成されている。
雌ねじ部79は、口金42の雄ねじ部71bと螺合する。ガイド面78は、軸方向の長さL2Aが、口金71の上端面から、ガイド用突出部71cまでの軸方向の長さL2Bよりも長く形成されている。これにより、雄ねじ部71bがガイド面78を通過して、雄ねじ部71bと雌ねじ部79とが螺合し始めたとき、ガイド用突出部71cがガイド面78に進入する。ガイド面78は、ガイド用突出部71cの外周面と当接して口金71をガイドする。これにより、雄テーパー面63aの軸芯と、雌テーパー面72aの軸芯とが位置合わせされる。さらに雄ねじ部71bと雌ねじ部79とを螺合させていくと、雄テーパー面63aと、雌テーパー面72aとが当接する。
雌ねじ部79は、雄ねじ部71bと螺合して洗浄用アダプタ75を口金71に固定するとともに、雄テーパー面63aを、雌テーパー面72aへ押圧する機能を有しており、雄ねじ部71bに雌ねじ部79を螺合させる方向にコネクタ本体76を回転させていくと、雄ねじ部71bと雌ねじ部79とのねじ込み量に応じてコネクタ本体76が口金71に近接する方向に移動するため、雄テーパー面63aが雌テーパー面72aへ押圧される。
上述したように、洗浄用アダプタ75は、接続管62を含むすべての部材が金属から形成されているため、リユース適性を備えているとともに、雄テーパー面63aが雌テーパー面72aへ押圧されるため、口金71に対して十分な気密又は液密を保って結合することができる。
上記第1及び第2実施形態では、口金に設けた雄ねじ部と、第2のコネクタとしての洗浄用アダプタに設けた雌ねじ部とを螺合して口金に洗浄用アダプタを固定するとともに雄テーパー面を雌テーパー面に密着させる構成としているが、本発明はこれに限らず、図14〜図18に示す第3実施形態の洗浄用アダプタ85(第2のコネクタ)では、接続管62に対して移動する移動部材86と、接続管62を口金81に付勢するばね87とを備えている。なお、本実施形態の内視鏡システムでは、上記第1実施形態と同様のコネクタ52を用いる。また、上記第1及び第2実施形態と同じ部品を用いているものについては、同符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電子内視鏡に設けられる口金81は、上記第1実施形態と同様に光源用コネクタ15と一体に設けられる。この口金81は、上端面と連続し、外周面から突出するフランジ部81aと、流体管路41と連通する接続口82とを有する。接続口82の内周面には、口金81の上端に接する位置に雌テーパー面82a(口金側テーパー部)が形成されている。雌テーパー面82aは、後述する洗浄用アダプタ85の雄テーパー面63aが密着する。さらに接続口72には、雌テーパー面82aよりも下方の流体管路41に近接する位置にルアーテーパー面83が形成されている。ルアーテーパー面83は専用のルアーテーパー形状を有する機器を嵌合させることが可能であり、雌テーパー面82aとは異なるテーパー角度に形成されている。
洗浄用アダプタ85は、すべての部材が金属から形成され、コネクタ本体88と、接続管62と、ガイド板89と、スリーブ90と、移動部材86と、ばね87とを有する。この洗浄用アダプタ85は、上記第1及び第2実施形態と同様に、リユースタイプのコネクタであり、繰り返し使用される。コネクタ本体88は、両端が解放された筒形状に形成されており、下端側が光源用コネクタ15に対面する。コネクタ本体88は、上端部の内周面88aが、後述するガイド面92よりも内径が一段小さく形成されている。接続管62は、コネクタ本体88の内部に、軸芯を合わせて一体に設けられている。接続管62の小径部62bがコネクタ本体88の内周面88aに嵌合して、コネクタ本体88と接続管62とが固着されている。
雄テーパー面63aは、コネクタ本体88の下端面88bよりも上方の奥まった位置に配置されており、雄テーパー面63aに口金81の雌テーパー面82aが密着したとき、フランジ部81aの下端が、コネクタ本体88の下端面88bと同じ高さに位置するように雄テーパー面63aが配置されている。コネクタ本体88には、口金81と対面する開口部91の内周面にガイド面92が形成されている。ガイド面92は、フランジ部81aの外径よりも内径が若干大きく形成されている。また、コネクタ本体88には、下端面88bから突出するクリックピン88cが一体に設けられている。
接続管62の小径部62bには、コネクタ本体88の上方に所定の間隔を置いてガイド板89がスリーブ90を介して取り付けられている。このガイド板89は、平板状に形成されている。スリーブ90には、周方向に沿って溝90aが形成されており、ガイド板89は、溝90aと嵌合して接続管62及びコネクタ本体88の軸芯に対して直交する方向に配されている。ガイド板89及びスリーブ90は、小径部62bに対して軸芯方向にスライド自在に取り付けられている。
ばね87は、内側に小径部62bが挿入され、ガイド板89とコネクタ本体88との間に設けられている。これにより、ばね87は、コネクタ本体88及び接続管62を下方の口金81側へ押圧する。
移動部材86は、例えば、金属板を曲成することにより形成され、底板86aから三辺が立ち上がる箱状であり、互いに対面する側板86b,86cは、さらに上端部が近接する方向に曲成することにより、ガイド板89をスライド自在に挟持する挟持部93を構成する。挟持部93は、ガイド板89の上面と当接する挟持片93a,93bと、ガイド板89の下面と当接する挟持片93cとを有する。移動部材86は、ガイド板89のガイドに従って接続管62及びコネクタ本体88の軸芯に対して直交するスライド方向に移動させることができる。なお、この軸芯に対して直交するスライド方向とは、軸芯に対してほぼ直交する場合を含む。底板86aから立ち上がるもう1つの側板86dは、上端が移動部材86の移動を妨げないように、ガイド板89の下方に位置している。
底板86cには、側板86dと反対側の辺86eからコネクタ本体88の開口部91に位置を合わせて切り欠かれた切欠き94が形成されている。この切欠き94は、幅方向の寸法がフランジ部81aの外径よりも広く、且つ辺86eから最も離れた端縁94aがフランジ部81aの下端と係合するように形成されている。
ガイド板89のガイドに従って、移動部材86を接続管62の軸芯に向かって押し込むようにスライド移動させると、切欠き94の端縁94aがフランジ部81aの下端と係合する固定位置に移動し、端縁94aが接続管62の軸芯から離反する方向に移動部材86をスライド移動させると、切欠き94がフランジ部81aの下端から退避する解除位置に移動する。
また、底板86aには、コネクタ本体88のクリックピン88cが挿入されるクリック孔95a,95bが移動部材86のスライド方向に沿って配されている。クリックピン88cがクリック孔95aに挿入されたとき、移動部材86が解除位置となり、クリックピン88cがクリック孔95bに挿入されたとき、移動部材86は固定位置となるように、クリックピン88c及びクリック孔95a,95bが配されている。
口金81に洗浄用アダプタ85を結合させるとき、予め洗浄用アダプタ85の移動部材86を解除位置に移動させておく(図16に示す状態)。そして、雄テーパー面63aに口金81の雌テーパー面82aを密着させる。このとき、コネクタ本体88のガイド面92がフランジ部81aをガイドして雄テーパー面63aの軸芯と、雌テーパー面82aの軸芯とが位置合わせされる。
さらに、口金81をコネクタ本体88の奥側へ押し込み、ばね87を圧縮させる。これにより、コネクタ本体88が上方に移動してクリックピン88cがクリック孔95aから離脱する(図17に示す状態)。この状態から移動部材86を接続管62の軸芯に向かって押し込むようにスライド移動させると、クリックピン88cが底板86aの上面を通過してクリック孔95bの位置まで移動する。そしてばね87の圧縮を解放すると、クリックピン88cがクリック孔95bに挿入され、移動部材86が固定位置に移動する。固定位置では、切欠き94の端縁94aがフランジ部81aの下端と係合するとともに、雄テーパー面63aが雌テーパー面82aに密着して口金81を挟持するため、洗浄用アダプタ85が口金81に固定される(図18に示す状態)。
一方、洗浄用アダプタ85を口金81から取り外すときには、口金81をコネクタ本体88の奥側へ押し込んでばね87を圧縮させながら、切欠き94の端縁94aが接続管62の軸芯から離反する方向にスライド移動させて、移動部材86を固定位置から解除位置に移動させる。解除位置では、切欠き94がフランジ部81aの下端から退避するため、口金81に対する洗浄用アダプタ85の固定が解除され、洗浄用アダプタ85を容易に取り外すことができる。
上述したように、洗浄用アダプタ85は、接続管62を含むすべての部材が金属から形成されているため、リユース適性を備えているとともに、ばね87の付勢によって雄テーパー面63aが雌テーパー面82aへ押圧されるため、口金81に対して十分な気密又は液密を保って結合することができる。
上記第3実施形態では、洗浄用アダプタ85に、固定位置と解除位置との間でスライド移動する移動部材86を備えているが、本発明はこれに限らず、図19〜図22に示す第4施形態の洗浄用アダプタ105(第2のコネクタ)では、固定位置と解除位置との間で回転する移動部材106を備えている。なお、本実施形態の内視鏡システムでは、上記第1実施形態と同様のコネクタ52を用いる。また、上記第1〜第3実施形態と同じ部品を用いているものについては、同符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電子内視鏡に設けられる口金101は、上記第1実施形態と同様に光源用コネクタ15と一体に設けられる。この口金101は、上端面と連続し、外周面から突出するフランジ部101aと、流体管路41と連通する接続口102とを有する。フランジ部101aは、外周面の一部を互いに平行に切り欠いた一対の平行部101b,101cを有する。接続口102の内周面には、口金101の上端に接する位置に雌テーパー面102a(口金側テーパー部)が形成されている。雌テーパー面102aは、後述する洗浄用アダプタ105の雄テーパー面63aが密着する。さらに接続口102には、雌テーパー面102aよりも下方の流体管路41に近接する位置にルアーテーパー面103が形成されている。ルアーテーパー面103は専用のルアーテーパー形状を有する機器を嵌合させることが可能であり、雌テーパー面102aとは異なるテーパー角度に形成されている。
洗浄用アダプタ105は、すべての部材が金属から形成され、コネクタ本体88と、接続管62と、移動部材106と、スリーブ107と、ばね87とを有する。洗浄用アダプタ105は、上記第1〜第3実施形態と同様に、リユースタイプのコネクタであり、繰り返し使用される。コネクタ本体88は、上記第3実施形態と同様に、雄テーパー面63aに口金101の雌テーパー面102aが密着したとき、フランジ部101aの下端が、コネクタ本体88の下端面88bと同じ高さに位置するように雄テーパー面63aが配置されている。
移動部材106は、U字状に曲成され、互いに対面する天板106a,底板106bを有する。接続管62の小径部62bには、コネクタ本体88の上方に所定の間隔を置いて移動部材106の天板106aがスリーブ107を介して取り付けられている。スリーブ107には、周方向に沿って溝107aが形成されており、移動部材106の天板106aは、溝107aと嵌合して接続管62及びコネクタ本体88の軸芯に対して直交する方向に配されている。移動部材106及びスリーブ107は、小径部62bに対して軸芯回りに回転自在に取り付けられている。
底板106bは、コネクタ本体88の下方に配されており、ばね87の付勢によりコネクタ本体88の下端面88bと当接する。この底板106bは、コネクタ本体88の開口部91に位置を合わせて形成された貫通孔108が形成されている。この貫通孔108は、フランジ部101aの外形よりも若干大きく形成されており、フランジ部101aの平行部101b,101cに合わせて端縁が直線状に形成された一対の平行部108a,108bを有する。フランジ部101aは、平行部101b,101cを貫通孔108の平行部108a,108bの位置に合わせると、貫通孔108を通過可能であり、平行部101b,101cと平行部108a,108bとが直交する位置にあるとき、貫通孔108の端縁に引っ掛かり通過させることができない。
移動部材106を接続管62の軸芯回りに回転させると、貫通孔108の端縁がフランジ部101aの下端と係合する固定位置に移動し、固定位置から90°回転させると、貫通孔108の端縁がフランジ部101aの下端から退避する解除位置に移動する。
また、底板106bには、コネクタ本体88のクリックピン88cが挿入されるクリック孔109a,109bが移動部材106の回転方向に沿って配されている。クリックピン88cがクリック孔109aに挿入されたとき、移動部材106が解除位置となり、クリックピン88cがクリック孔109bに挿入されたとき、移動部材106は固定位置となるように、クリックピン88c及びクリック孔109a,109bが配されている。
口金101に洗浄用アダプタ105を結合させるとき、貫通孔108の平行部108a,108bに、フランジ部101aの平行部101b,101cの位置を合わせてフランジ部101aを通過させ、コネクタ本体88の開口部91に進入させる(図21に示す状態)。そして、雄テーパー面63aに口金101の雌テーパー面102aを密着させる。このとき、コネクタ本体88のガイド面92がフランジ部101aをガイドして雄テーパー面63aの軸芯と、雌テーパー面102aの軸芯とが位置合わせされる。
さらに、口金101をコネクタ本体88の奥側へ押し込み、ばね87を圧縮させる。これにより、コネクタ本体88が上方に移動してクリックピン88cがクリック孔109aから離脱する。この状態から移動部材106を接続管62の軸芯回りに90°回転させると、クリックピン88cが底板106bの上面を通過してクリック孔109bの位置まで移動する。そしてばね87の圧縮を解放すると、クリックピン88cがクリック孔105bに挿入され、移動部材106が固定位置に移動する。固定位置では、貫通孔108の端縁がフランジ部101aの下端と係合するとともに、雄テーパー面63aが雌テーパー面102aに密着して口金101を挟持するため、洗浄用アダプタ85が口金81に固定される(図22に示す状態)。
一方、洗浄用アダプタ105を口金101から取り外すときには、口金101をコネクタ本体88の奥側へ押し込んでばね87を圧縮させながら、移動部材106を先程とは逆方向に90°回転させて、移動部材106を固定位置から解除位置に移動させる。解除位置では、貫通孔108の端縁がフランジ部101aの下端から退避するため、口金101に対する洗浄用アダプタ105の固定が解除され、洗浄用アダプタ105を容易に取り外すことができる。
上記各実施形態では、口金側テーパー部として、口金の内周面に形成される雌テーパー面を形成し、コネクタ側テーパー部として、接続管の外周面に形成された雄テーパー面を形成しているが、本発明はこれに限らず、図23に示す変形例の口金111及び洗浄用アダプタ112(第2のコネクタ)のように、口金111のフランジ部111aの上端から突出する雄テーパー面113を形成するとともに、接続管114の下端部に接する位置に雌テーパー面115を形成し、接続管114を口金111側に押圧して雌テーパー面115を雄テーパー面113に密着させる構成としてもよい。
上記各実施形態の電子内視鏡11では、流体を移送するための流体管路として、第1及びバルーン40に流体を供給・吸引するための流体管路41が設けられ、これらと連通する口金を実施形態として上げているが、本発明はこれに限らず、挿入部の先端から検体の管腔内に液体を噴射するためのウォータージェット管路や、端部の観察窓を洗浄するための洗浄水を送水するための送水管路、観察窓に付着した液体を吹き飛ばすエアーを送気するための送気管路と連通する口金に関しても適用することができる。また、口金が設けられる箇所としては、光源用コネクタ15に限定するものではなく、操作部13など、流体管路と連通する位置に設けていればよい。
上記各実施形態では、第2のコネクタとして洗浄用シリンダや洗浄装置と接続との接続に用いられる洗浄用コネクタを例示したが、本発明はこれに限るものではなく、内視鏡の流体管路と連通する口金と結合し、洗浄又は消毒用の外部機器との接続にとの接続に用いられるコネクタであればよい。また、第2のコネクタとしては、リユース適性の観点から、少なくともコネクタ側テーパー部を含む部材が金属から形成されていることが好ましい。また、第2のコネクタを形成する金属としては、防錆耐性を有する金属、例えばステンレス、チタンが好ましい。なお、上記各実施形態では、第2のコネクタがリユースタイプであり、繰り返し使用されるが、この繰り返し使用とは、使用回数が少なくとも10回よりも多いことをいう。
上記各実施形態では、第1のコネクタとして、バルーン制御装置と電子内視鏡との接続に用いられるコネクタを例示したが、本発明はこれに限るものではなく観察、診断、又は手技を行なうときに電子内視鏡の流体管路と外部機器、例えば送気装置、送水装置、あるいはウォータージェット用の送液装置との接続に用いられるコネクタであればよい。また、第1のコネクタとしては、ディスポーザブル適性の観点から、少なくとも一部が樹脂から形成されていることが好ましく、さらにシール部材を除く部品が全て樹脂から形成されていることが好ましい。
上記各実施形態においては、撮像素子を用いて被検体の状態を撮像した画像を観察する電子内視鏡を例に上げて説明しているが、本発明はこれに限るものではなく、光学的イメージガイドを採用して被検体の状態を観察する内視鏡にも適用することができる。
10 電子内視鏡システム
11 電子内視鏡
41 流体管路
42、71、81、101、111 口金
52 コネクタ(第1のコネクタ)
69、75、85、105、112 洗浄用アダプタ(第2のコネクタ)

Claims (7)

  1. 検体内に挿入される挿入部、前記挿入部に設けられ、検体内を観察する観察部、流体を移送するための流体管路、及び前記流体管路と連通する口金が設けられた内視鏡と、
    前記口金に択一的に結合される第1及び第2のコネクタとを備えた内視鏡システムにおいて、
    前記口金は、前記流体管路と連通する開口部を有する円筒部、前記円筒部から径方向外側に突出するフランジ部、上端部に設けられた口金側テーパー部を有し、
    前記第1のコネクタは、前記口金の内部に挿入される流体管と、前記流体管の外周面に設けられたシール部材と、前記流体管が前記口金の内部に挿入された状態で、前記フランジ部と係合する係合部とを有し、
    前記第2のコネクタは、前記口金側テーパー部と対面するコネクタ側テーパー部、前記口金に固定される固定部と、前記固定部により前記口金に固定されたとき、前記コネクタ側テーパー部を前記口金側テーパー部に押圧する押圧部とを有し、
    前記押圧部は、前記コネクタ側テーパー部を下方の前記口金側に付勢するばねであり、
    前記固定部は、前記フランジ部の下端と係合して前記コネクタ側テーパー部とともに前記口金を挟持して前記第2のコネクタを前記口金に固定する固定位置と、前記フランジ部の下端から退避して前記口金に対する前記第2のコネクタの固定を解除する解除位置との間で移動自在に設けられた移動部材であり、
    前記移動部材は、前記コネクタ側テーパー部の軸芯回りに回転自在に取り付けられており、前記固定位置及び前記解除位置との間で回転する内視鏡システム。
  2. 前記口金は、前記口金側テーパー部よりも流体管路に近接する位置に形成され、前記口金側テーパー部とは異なるテーパー角度のルアーテーパー部材と嵌合するルアーテーパー面を有する請求項1記載の内視鏡システム。
  3. 前記第2のコネクタは、前記流体管路と、洗浄又は消毒用の外部機器との接続に用いられる請求項1または2記載の内視鏡システム。
  4. 前記第2のコネクタは、繰り返し使用されるリユースタイプのコネクタである請求項1ないし3のいずれか1項記載の内視鏡システム。
  5. 前記第1のコネクタは、少なくとも一部分が樹脂から形成されている請求項1ないし4のいずれか1項記載の内視鏡システム。
  6. 前記第1のコネクタは、滅菌処理されたものである請求項1ないし5のいずれか1項記載の内視鏡システム。
  7. 前記第1のコネクタは、前記内視鏡により観察、診断、又は手技を行うときに前記流体管路と外部機器との接続に用いられる請求項1ないし6のいずれか1項記載の内視鏡システム。
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