JP2016008710A - アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 このアクチュエータは,軌道レールが形成されたフレームと該フレームに対してボールねじで相対移動するスライダから成り,ボールねじの潤滑をスライダに設けた潤滑部材で潤滑する。【解決手段】このアクチュエータは,スライダ2を構成するスライダ本体5の端部に形成された円形の凹部18に,ボールねじ軸10のボールねじ溝50に摺接した潤滑剤を供給する給油凸部41を備えた第1潤滑部材24と第1潤滑部材24に潤滑剤を供給する第2潤滑部材25が密接して配設されており,第1潤滑部材24と第2潤滑部材25は,C型リング形状に形成され,スライダ本体5の端面62に押え部材26を介して固定用ねじ34で凹部18に固定保持されている。【選択図】図5

Description

この発明は,例えば,組立装置,測定装置,半導体製造装置等に使用される軌道レールを構成するフレーム,該フレームに対して相対移動するスライダ,及び該スライダを駆動させる駆動装置を備えたアクチュエータに関する。
近年,アクチュエータは,物体を直線上に駆動案内するスライド装置を適用したアクチュエータが広範囲に利用され,更に,軽量で,断面高さが小さく,コンパクトな構造であって潤滑のメンテナンスフリーに構成されていることが求められている。このようなアクチュエータは,組立装置,測定装置,機械装置,産業用ロボット,半導体製造装置等の往復移動部に使用されている。
本出願人は,潤滑装置を備えたボールねじ装置を開発して先に特許出願した。該ボールねじ装置は,潤滑装置をボールねじ用ナットの一方の端部に取り付けている。該潤滑装置は,ワイパーシールを装着可能なホルダーと,ホルダー内に収容される複数の潤滑プレートから構成されている。潤滑プレートは,C型リングの形状であり,ボールねじ軸のボールねじ溝に摺接する凸部が形成されており,該凸部がボールねじ溝に接触してねじ溝に給油するものである。潤滑プレートは,多孔質構造の焼結樹脂部材の多孔部に潤滑剤が含浸されている(例えば,特許文献1参照)。
また,本出願人は,基台となるフレームと,該フレームに対して摺動可能なスライダから成るアクチュエータを開発し,先に特許出願した。該アクチュエータは,軽合金のフレームとスライダ本体のアリ溝にステンレス鋼の軌道部材を固着した軽量でコンパクトな構造に構成されている。上記アクチュエータは,フレームとスライダ本体を軽合金の押出加工で成形し,フレームにおける第1軌道部材の固着を簡潔な構造に構成し,フレームとスライダ本体との間に上面シールを配設しており,両側部にアリ溝形状の第1軌道部材溝と舌部が形成された断面U字形状の長尺状のフレーム,矩形形状の第2軌道部材溝が形成されたスライダ本体を備えたスライダ,及びフレームに対してスライダを移動自在に駆動する駆動装置を有している。第1軌道部材溝に嵌入された第1軌道部材は,フレームのアリ溝形状と相補形状のテーパ部と凹部から成るアリ形状に形成され,第2軌道部材溝に嵌入された第2軌道部材は矩形形状と相補形状の矩形形状に形成されている(例えば,特許文献2参照)。
特開2002−147561号公報 特開2010−138981号公報
しかしながら,上記の潤滑装置を備えたボールねじ装置は,ボールねじ装置を構成するナットにおけるホルダー内に潤滑プレートを内蔵する構造であるので,潤滑プレートを配設する分だけ,その全長が長くなり,スライダのストローク長さが制限されることになる。また,上記アクチュエータでは,軽合金のフレームとスライダ本体のアリ溝にステンレス鋼の軌道部材を固着した軽量でコンパクトとはいえ,全体的に大型なものに形成されている。近年,1軸方向に駆動案内するアクチュエータは,益々軽量にしてコンパクトなものが求められており,安価なものが要望されている。アクチュエータのコンパクトなものとしては,潤滑のメンテナンスフリーであって断面高さが小さいものが要望されており,且つ簡潔な構成方法にして安価なものが要望されている。
この発明の目的は,上記の課題を解決することであり,組立装置,測定装置,半導体製造装置等の各種の装置に適用でき,フレームが機台等のベース上に取り付けられ,スライダ上に取り付けられたワーク,機器等の部品をベースに対して1軸方向に案内駆動し,軽量にしてコンパクトで且つ安価に形成され,機械装置全体をスリムなものに構成すると共に,ボールねじ装置の潤滑装置をナットに設けることなく,直動案内ユニットを構成するスライダに設けた潤滑装置によってボールねじ軸のねじ溝を潤滑し,直動案内ユニットの潤滑はスライダに形成した嵌挿孔の嵌挿したリターン路を構成するスリーブを潤滑剤を含浸した多孔質成形体で行い,潤滑のメンテナンスフリーを達成したことを特徴とするアクチュエータを提供することである。
この発明は,底部と,該底部の両側から延び且つ長手方向に沿って第1軌道溝が形成されている一対の側部とによって断面U字形状に形成された長尺状のフレーム,前記フレームの前記側部間の長手方向に沿って第1転動体のボールを介して相対移動可能に配設されたスライダ,及び前記フレームに対して前記スライダを相対移動自在に駆動する駆動装置を有し,前記スライダは,前記第1軌道溝に対応して長手方向両側面に沿って第2軌道溝と前記第2軌道溝に平行に伸びるリターン路を形成する嵌挿孔が形成されたスライダ本体と,前記スライダ本体の両端面に固定され且つ前記第1軌道溝と前記第2軌道溝とで形成される軌道路と前記リターン路とを連通する方向転換路が形成されたエンドキャップ,及び前記軌道路,前記リターン路及び前記方向転換路とから成る循環路を転走する前記第1転動体から構成され,前記駆動装置は,前記フレームに両端が回転可能に支持された丸軸タイプのボールねじ軸と前記ボールねじ軸に第2転動体のボールを介して螺入されたナットとから構成されたボールねじを有し,前記ナットは前記スライダ本体の一方の端部に形成された空洞部のナット配設部に固定されていることから成るアクチュエータにおいて, 前記スライダ本体の他方の端部に形成された円形の凹部には,前記ボールねじ軸のボールねじ溝に摺接した潤滑剤を供給する給油凸部を備えた第1潤滑部材と前記第1潤滑部材に前記潤滑剤を供給する第2潤滑部材が配設されており,前記第1潤滑部材と前記第2潤滑部材は,前記スライダ本体の端面に押え部材を介して固定用ねじで前記凹部に固定保持されていることを特徴とするアクチュエータに関する。
このアクチュエータにおいて,前記第1潤滑部材と前記第2潤滑部材は,下部が開放した切欠き部に形成されたC型リング形状に形成され,前記第1潤滑部材と前記第2潤滑部材は,前記ボールねじ軸を跨がって前記切欠き部の縮小によって弾性変形して前記スライダ本体の前記凹部に取付け取り外し可能に嵌入配設されているものである。また,前記第1潤滑部材と前記第2潤滑部材との前記C型リング形状は,外周面が円形に形成され,内周面の上半分が円弧状内面に且つ前記円弧状内面と前記切欠き部とを結ぶ直線状内面に形成されており,前記第1潤滑部材と前記第2潤滑部材とは前記弾性変形によって前記ボールねじ軸を跨がって取付け取り外し可能に嵌入されている。更に,前記第1潤滑部材は,前記ボールねじ軸の前記ボールねじ溝の幅サイズに応じて前記給油凸部の肉厚が決定され,前記第2潤滑部材は,前記スライダ本体の前記凹部の深さサイズに対応して前記第1潤滑部材より厚い肉厚に形成されているものである。
また,前記スライダ本体の前記嵌挿孔に嵌挿されて前記リターン路を形成するスリーブ,前記第1潤滑部材及び前記第2潤滑部材は,多孔質成形体から構成されており,前記多孔質成形体は,ポリエチレン又はポリプロピレンの合成樹脂微粒子を押し固めて加熱成形し,前記合成樹脂微粒子間が連通状態の保形された多孔部に潤滑剤が含浸されている。更に,前記駆動装置は,ベッドを構成する前記フレームに固定されたモータブラケットに取り付けられたモータを備えており,前記モータは,前記モータブラケットに収容されたカップリングを介して前記フレームのエンドブラケットに回転自在に支持された前記ボールねじ軸を回転駆動するものである。
このアクチュエータは,前記フレームの前記側部に長手方向に沿って形成されたアリ溝形状に形成された第1凹溝には前記第1軌道溝が形成された第1軌道部材が配設されており,前記スライダ本体の前記長手方向両側面に沿って形成された第2凹溝には第2軌道溝が形成された第2軌道部材が配設されている。
また,前記エンドキャップは,前記スライダ本体の前記端面の両側部に分離して一対配設されており,前記エンドキャップの端面にはエンドシールがそれぞれ配設されており,前記エンドシールには給油孔が開口している。また,前記ボールねじ軸は,前記スライダ本体の中央を形成された貫通孔を貫通して配設され,前記スライダ本体の前記端部に形成された前記凹部は前記貫通孔の全周に形成されている。更に,前記スライダ本体に形成された前記ナット配設部の前記空洞部は,前記貫通孔より大径に形成されており,スライドテーブルを構成する前記スライダ本体の上面には,相手部材を取り付けるための取付面が形成されている。
この発明によるアクチュエータは,上記のように構成されており,直動案内ユニットを構成するスライダを往復移動させる駆動装置としてのボールねじ装置を潤滑するため,スライダに内蔵されたボールねじ装置のナットに潤滑装置を設けることなく,第1潤滑部材と第2潤滑部材から構成された前記潤滑装置を,直動案内ユニットを構成するスライダ本体の端面に形成した凹部に配設して構成したので,潤滑部材を従来のようにナットに組み込んだものに比較して大きなサイズに形成でき,潤滑部材に潤滑剤を多量に含浸させることができ,ボールねじ装置の潤滑メンテナンスフリーを実現することができる。また,スライダ本体の端部の凹部に第1潤滑部材と第2潤滑部材を直接配置しているので,従来のような潤滑部材を収容するホルダ部品が不要になり,その分だけスライダのストローク量を増大させることができ,部品点数が減り,コストダウンに貢献することができ,ホルダ用のスペースが不要になってその部分を潤滑部材以外の部品も取り付け可能となる。また,スライダ本体の端部に第1潤滑部材と第2潤滑部材は,C型リング形状に形成されており,組み立て後であっても直接取付け取外しで配置することができ,それらを簡単に交換することもでき,しかも潤滑部材の外観を確認できるので,含浸した潤滑剤の状況がわかると共にメンテナンス性の向上に貢献でき,更に,スライダ本体の端部凹部の開口側に潤滑部材の給油凸部を備えた第1潤滑部材を配置しているので,組み立て時に,第1潤滑部材の給油凸部がボールねじ軸のねじ溝にしっかりと接触していることが確認し易く,組み立て易い構造に構成されている。
この発明によるアクチュエータの概略を示す斜視図である。 図1のアクチュエータを示す平面図である。 図1のアクチュエータを示す側面図である。 図1のアクチュエータを示す正面図である。 図4のアクチュエータにおけるB−B位置であって,スライダ本体からエンドキャップを取り外した状態を示す断面図である。 図5のアクチュエータにおける領域Eにおける拡大断面図である。 図3のアクチュエータにおけるA−A位置であって,スライダ本体から押え部材を取り外した状態を示す断面図である。 図5のアクチュエータにおけるD−D位置を示す断面図である。 図4のアクチュエータにおけるC−C位置の一部分を示す断面図である。 図1のアクチュエータに組み込まれている第1潤滑部材を示す斜視図である。 図10の第1潤滑部材を示す正面図である。 図11の第1潤滑部材におけるF−F位置を示す断面図である。 図1のアクチュエータに組み込まれている第2潤滑部材を示す斜視図である。 図13の第2潤滑部材を示す正面図である。 図14の第2潤滑部材におけるG−G位置を示す断面図である。 図10の第1潤滑部材の給油凸部がボールねじ軸のねじ溝に接触摺動する状態を説明するための説明図である。 図16のJ−J位置を示し,ボールねじ装置に組み込まれた第2転動体のボールに関連して第1潤滑部材の給油凸部のボールねじ軸のねじ溝に対する接触摺動状態を説明するための説明図である。 図1のアクチュエータにおけるスライダ本体を示す正面図である。 図18のスライダ本体を示す平面図である。 図19のスライダ本体を示す背面図である。 図19のスライダ本体におけるH−H位置を示す断面図である。 図1のアクチュエータにおいてフレームに配設されたスライダ本体に 第1潤滑部材と第2潤滑部材を組み込む工程を説明するための斜視図である。 図22のスライダ本体の端部に形成された凹部に第1潤滑部材と第2潤滑部材を組み込む工程を説明するための拡大斜視図である。
以下,図面を参照して,この発明によるアクチュエータの一実施例を説明する。この発明によるアクチュエータ55は,図1〜図4に概略的に示すように,ベース,機台等の相手部材に固定されて使用されるベッド及び軌道レールを構成する長尺状でなるフレーム1,フレーム1に対して長手方向の軸方向に沿って相対移動自在になるスライダ2,及びスライダ2を駆動するモータ3を備えた駆動装置64から構成されている。駆動装置64は,両端をエンドブラケット20とモータブラケット13とで軸受(図示せず)を介して回転自在に支持されたボールねじ軸10とボールねじ軸10に転動体であるボール7Bを介して螺合し且つスライダ2に配設されたリターンチューブ71を備えたナット6とから成るボールねじ65,及びボールねじ軸10を回転駆動するモータ3から構成されている。フレーム1は,底部8と該底部8の両側から延び且つ長手方向に沿って第1軌道溝48が形成されている一対の側部9とによって断面U字形状に形成されている。フレーム1の底部8には,ベース等の相手部材に固定するために取付け用孔14が長手方向に隔置して形成されている。また,フレーム1と,スライダ2の主体を成すスライダ本体5とは,軽合金素材を押出加工により成形されて構成され,軽量化されており,加工コストが小さいものになっている。また,フレーム1の長手方向に伸びる凹溝58(第1凹溝)に配設固着された第1軌道部材11と,スライダ本体5の長手方向に伸びる凹溝59(第2凹溝)に配設固着された第2軌道部材12とは,ステンレススチール等の鋼素材を引抜加工により成形して構成され,第1軌道部材11に形成された第1軌道溝48と第2軌道部材12に形成された第2軌道溝49を高強度に形成できるものになっている。
フレーム1は,アルミニウム合金等の軽合金の素材を押出加工により,底部8と底部8の両側に沿って立設して延びる一対の側部9とによって断面U字形状に成形されると共に,第1軌道部材11の凹溝58,側部9の外面に形成されたT字形状の凹溝23等からなる外形輪郭が同時に成形される。また,スライダ本体5は,例えば,アルミニウム合金等の軽合金の素材の押出加工により,長手方向に伸びる第2軌道部材12用の凹溝59,ナット6をスライダ本体5に取り付けるため一方の端部62に形成された空洞部63に円形等のナットを収容するためのナット用凹部36,中央部を貫通してボールねじ軸10を挿通させる貫通孔17,特に,後述の貫通孔17の周囲に形成されたザグリ穴である円形等の凹部18等からなる外形輪郭が同時に成形されている。ナット6は,スライダ本体5の空洞部63に配設された状態で,フランジ部33をスライダ本体5の端面62にあてがって固定ねじ34をスライダ本体5のねじ穴67に螺入して固定されている。フレーム1とスライダ本体5とを押出加工した後に,フレーム1は,所定長さに切断加工され,次いで取付け用孔14,部品用ねじ孔等が加工されて完成し,また,スライダ本体5は,所定長さに切断加工され,次いで第1転動体であるボール7Lが転走するリターン路22を構成する多孔質成形体からなるスリーブ21を嵌入する嵌挿孔16,取付け用ねじ孔15,部品用ねじ穴等の穴加工が加工されて形成される。
このアクチュエータ55において,スライダ2は,主として,図4〜図9,図18〜図21に示すように,フレーム1の第1軌道溝48に対応して長手方向両側面66に沿って伸びる第2軌道溝49が形成された第2軌道部材12を配設する凹溝59と,第2軌道溝49に平行に伸びるリターン路22を形成するスリーブ21を嵌入する嵌挿孔16が形成されたスライダ本体5と,スライダ本体5の両端面62に固定ねじ57で固定され且つ第1軌道溝48と第2軌道溝49とで形成される軌道路52とリターン路22とを連通する方向転換路53が形成されたエンドキャップ4,及び軌道路52,リターン路22及び方向転換路53から成る循環路54を転走する第1転動体であるボール7Lから構成されている。また,駆動装置64は,フレーム1に両端が回転可能に支持された丸軸タイプのボールねじ軸10とボールねじ軸10に螺入されたナット6とから構成されたボールねじ65を有している。ナット6は,スライダ本体5の一方の端面62である端部に形成された空洞部63のナット配設部36に固定されている。エンドキャップ4は,方向転換路53の外周部が形成されたエンドキャップ本体60と,エンドキャップ本体60の凹部に配設されて方向転換路53の内周部を形成するスペーサ61から構成されている。このアクチュエータ55において,スライダ本体5に形成されたナット配設部36の空洞部63は,貫通孔17より大径に形成されており,スライドテーブルを構成するスライダ本体5の上面には,相手部材を取り付けるための取付面35が形成されている。
また,駆動装置64は,ベッドを構成するフレーム1に固定されたモータブラケット13に取り付けられたモータ3を備えている。モータ3は,モータブラケット13に収容されたカップリング29を介してフレーム1の端部72に設けたエンドブラケット20に回転自在に支持されたボールねじ軸10を回転駆動する。フレーム1の反モータ3側の端面には,エンドブラケット20が固定ねじ56で固定されており,エンドブラケット20の端面には,ボールねじ軸10上を移動するナット6を取り付けたスライダ2の移動範囲を規制するストッパ27が設けられている。フレーム1の一端部に取り付けられたモータブラケット13には,モータ3側にベアリング押え部材28が固定され,スライダ2側にエンドブラケット20を介してベアリング押え部材31が固定されており,ボールねじ軸10を回転自在に支持するベアリング(図示せず)がその両側をベアリング押え部材28,31によってモータブラケット13に固定されている。モータブラケット13には,カップリング29の他に,ベアリングナット30が配設されている。このアクチュエータ55は,フレーム1の側部9に長手方向に沿って形成されたアリ溝形状に形成された凹溝58には,第1軌道溝48が形成された第1軌道部材11が配設されている。また,スライダ本体5の長手方向両側面66に沿って形成された凹溝59には,第2軌道溝49が形成された第2軌道部材12が配設されている。また,エンドキャップ4は,図2や図4に示すように,ボールねじ軸10を挟んで左右に一対配設され,即ち,スライダ本体5の端面62の両側部に分離して一対配設されており,エンドキャップ4の端面にはエンドシール19がそれぞれ配設されており,エンドシール19には給油孔32が開口しており,給油孔32には,潤滑剤供給ノズル(図示せず)を差し込み可能に構成されている。潤滑剤は,エンドシール19の給油孔32からエンドキャップ4内の潤滑剤用通路(図示せず)を通り,方向転換路53内に供給されるように構成されている。
このアクチュエータ55は,特に,ボールねじ65を構成するボールねじ軸10とナット6との間に介在される転動体であるボール7Bを潤滑することであり,第1潤滑部材24がスライダ本体5の一方の端部である反ナット側端部に形成された凹部18に内蔵して組み込まれており,第1潤滑部材11が備えている給油凸部41をボールねじ軸10の外周面51に形成されたボールねじ溝50に摺接させて潤滑剤をボールねじ溝50に供給し,それによって,ボールねじ溝50を転動する第2転動体であるボール7Bを潤滑することを特徴としている。アクチュエータ55は,スライダ本体5の他方の端面62の端部に形成された貫通孔17の周囲に形成されたザグリ穴である円形の凹部18には,ボールねじ軸10のボールねじ溝50に摺接した潤滑剤を供給する給油凸部41を備えた第1潤滑部材24と,第1潤滑部材24に潤滑剤を供給する第2潤滑部材25が配設されている。潤滑剤が含浸された第1潤滑部材24と第2潤滑部材25とは,互いに端面42,47同士が密接しており,潤滑剤が第1潤滑部材24の消耗に従って第2潤滑部材25から第1潤滑部材24に供給されるようになっている。第1潤滑部材24と第2潤滑部材25とは,スライダ本体5の端面62に固定ねじ34で固定された四角形等の押え部材26で凹部18に保持されていることを特徴としている。また,第1潤滑部材24と第2潤滑部材25は,下部が開放した切欠き部40,46に形成されたC型リング形状に形成されており,第1潤滑部材24と第2潤滑部材25の本体部69,70は,ボールねじ軸10を跨がって切欠き部40,46の縮小によって弾性変形してスライダ本体5 の凹部18に取付け取り外し可能に嵌入配設される。特に,図10〜図15に示すように,第1潤滑部材24と第2潤滑部材25とのC型リング形状は,外周面37,43が円形に形成され,内周面の上半分が円弧状内面38,44に且つ円弧状内面38,44と切欠き部40,46とを結ぶ直線状内面39,45に形成されており,第1潤滑部材24と第2潤滑部材25とは弾性変形によってボールねじ軸10を跨がって取付け取り外し可能に嵌入されている。この実施例では,潤滑部材としては第1潤滑部材24と第2潤滑部材25が配設されているが,潤滑剤の含油量を増やすために2枚以上の潤滑部材を積層することもできるが,潤滑部材に関して出来るだけ境界面を作らないためには第2潤滑部材25の厚さを適正に構成すればよい。また,押え部材26は,固定ねじ34でスライダ本体5のねじ穴67に螺入されてスライダ本体5に固定されている。また,押え部材26の中央部には,当然にボールねじ軸10を貫通するさせるための貫通孔68が形成されている。
このアクチュエータ55において,第1潤滑部材24の給油凸部41は,ボールねじ軸10のボールねじ溝50の幅サイズに応じて肉厚が決定されており,第2潤滑部材25は,スライダ本体5の凹部18の奥行き即ち深さサイズに対応して第1潤滑部材24より厚い肉厚に形成されているものである。第1潤滑部材24は,C型リング形状の本体部69と給油凸部41の肉厚が異なる形状に形成しても良く,図示していないが,本体部69を給油凸部41の肉厚よりも厚い肉厚に形成してもよい。また,このアクチュエータ55において,スライダ本体5の嵌挿孔16に嵌挿されてリターン路22を形成するスリーブ21,第1潤滑部材24及び第2潤滑部材25は,多孔質成形体から構成されており,多孔質成形体は,ポリエチレン又はポリプロピレンの合成樹脂微粒子を押し固めて加熱成形し,前記合成樹脂微粒子間が連通状態の保形された多孔部に潤滑剤が含浸されている。また,ボールねじ軸10は,スライダ本体5の中央を形成された貫通孔17を貫通して配設され,スライダ本体5の一方の端面62の端部に形成された凹部18は,貫通孔17の全周縁部に沿って形成されており,その奥部に第2潤滑部材25が配設され,端面側に第1潤滑部材24が第2潤滑部材25に密接して潤滑剤が第2潤滑部材25から第1潤滑部材24へスムーズに移行できるように配設されている。それ故に,スリーブ21及び第1潤滑部材24に含浸された潤滑剤は,スリーブ21に接触する転走するボール7L,及び第1潤滑部材24の給油凸部41が接触するボールねじ軸10のねじ溝50を通じて適正に給油され,潤滑できる。第1潤滑部材24をスライダ本体5の凹部18の開口部側に配置すれば,ボールねじ軸10のボールねじ溝50と給油凸部41との接触状態を外側から確認し易く,組み立ても容易である。このアクチュエータ55では,第1潤滑部材24と第2潤滑部材25をスライダ本体5内に配置した構成であるので,スライダ2のストローク長さが制限されることが無く,また,第1潤滑部材24と第2潤滑部材25の形状は,ボールねじ軸10を跨ぐように弾性変形させて組み込むことが出来るので,切欠き部40,46を可及的に小さく構成することもでき,第1潤滑部材24と第2潤滑部材25の体積が増える分だけ,潤滑部材へ含浸する含油量も増大させることができる。
このアクチュエータ55では,第1潤滑部材24と第2潤滑部材25は,弾性変形させてスライダ本体5の凹部18に嵌入配置するが,それらの変形前の外径は,例えば,半径6.9mm程度に形成し,また,第1潤滑部材24と第2潤滑部材25の変形前の内径は,例えば,半径R4.9mm程度に形成されている。また,第1潤滑部材24の厚みは,特に図16及び図17に示すように,ボールねじ軸10のボールねじ溝50及びそれに嵌入する給油凸部41のサイズを考慮して1.4mm程度に形成されており,第2潤滑部材25の厚みは,潤滑剤の含浸量を多くする目的からの第1潤滑部材24より厚い肉厚の2mm程度に形成されている。第1潤滑部材24の給油用の給油凸部41は,内周面の円弧状内面38側からボールねじ溝50に向かって突出して形成されており,切欠き部40に対して直径方向に対向した位置に略四角形に形成されており,例えば,幅寸法が第1潤滑部材24の厚みと同様のサイズの1.4mmに形成されている。また,第1潤滑部材24と第2潤滑部材25の下部に形成されている切欠き部40,46は,ボールねじ軸10を跨架する点から,例えば,円周方向に103°程度の範囲に切り欠かれている。また,第1潤滑部材24の給油凸部41は,図17に示すように,ボールねじ軸10のボールねじ溝50に接触して給油することができる。即ち,第1潤滑部材24は,給油凸部41の対角位置がボールねじ軸10のボールねじ溝50のR溝表面に接触するように配設され,給油凸部41の対角位置は,ボールねじ溝50の壁面に線接触又は面接触し,ボールねじ溝50に良好に潤滑剤が第1潤滑部材24から供給されることになる。
このアクチュエータ55は,例えば,幅寸法が50mmで高さ寸法が26mmに形成されており,第1潤滑部材24が第2潤滑部材25は,低断面で幅狭のブロック形に形成されたスライダ2のスライダ本体5の端部の凹部18に配置して内蔵されている。また,アクチュエータ55において,フレーム1とスライダ本体5とは,アルミ製の成形部材として容易に押出成形されるが,軌道路52を構成するには強度不足になるので,フレーム1には側部9に形成された凹溝58に第1軌道部材11が配設され,また,スライダ本体5には両側面66に形成された凹溝59に第2軌道部材12が配設されて構成されている。スライダ2は,ボールねじ65とモータ3から成る駆動装置64によって軌道レールを構成する第1軌道部材11上を第1転動体であるボール7Lを介してスムーズに相対移動させられる。スライダ本体5とフレーム1の表面には,例えば,黒色アルマイト処理が施されている。また,ボールねじ65を構成するボールねじ軸10は,例えば,軸径がφ8mmに形成されており,ボールねじ軸10のリードは,例えば,2種類の4mm又は8mmに形成することができる。
スライダ2を構成するスライダ本体5の一方の端部に形成された凹部18は,第1潤滑部材24が第2潤滑部材25を弾性変形させて嵌入するため,例えば,外径がφ13mmに形成され,深さが3.5mmの円形凹部に形成されている。第1潤滑部材24と第2潤滑部材25の弾性変形は,切欠き部40,46を狭めて達成でき,第1潤滑部材24と第2潤滑部材25の外周面37,43は,円形の凹部18に密着してフィットすることができる。アクチュエータ55では,スライダ本体5の凹部18には,第2潤滑部材25を奥側に配置して凹部18の開口側に第1潤滑部材24を配置することが好ましく,第1潤滑部材24の給油凸部41がボールねじ軸10のボールねじ溝50にしっかりと接触するように,給油凸部41の位置を整合させて挿入し,次いで,スライダ本体5の端面62に,抜け止め用の押え部材26を取り付けて固定ねじ34をスライダ本体5にねじ止めすることによって,強固に取り付けることができる。
このアクチュエータ55において,フレーム1の側部9の外側には,センサ類(図示せず)を取り付けるための凹溝23が形成されている。第1潤滑部材24と第2潤滑部材25は,O型リング形状の一箇所に切込み部を設けた構造に構成することもでき,その構成では,ボールねじ軸10に跨がるように,切込み部を拡げて弾性変形させて嵌め込むことができる。第1潤滑部材24と第2潤滑部材25のボールねじ軸10への組み込み方法は特に限定されるものではなく,図示していないが,スライダ本体5の凹部18内に直接配置できるものでもよい。また,フレーム1の両側部9とスライダ2との間を密封するため,上面シール(図示せず)を配置してもよい。また,図示していないが,スライダ本体5に配置する凹部18とボールねじ65のナット6のナット配設部36とは,逆の位置に設けることもできるものである。その場合には,ナット6をモータ3側に位置させ,第1潤滑部材24と第2潤滑部材25潤滑部材とを反モータ3側に配置することになる。
この発明によるアクチュエータは,組立装置,測定装置,加工機械装置,産業用ロボット,半導体製造装置等に適用して好ましいものである。
1 フレーム
2 スライダ
3 モータ
4 エンドキャップ
5 スライダ本体
6 ナット
7L ボール(第1転動体)
7B ボール(第2転動体)
8 底部
9 側部
10 ボールねじ軸
11 第1軌道部材
12 第2軌道部材
13 モータブラケット
16 嵌挿孔
17,68 貫通孔
18 凹部
19 エンドシール
20 エンドブラケット
21 スリーブ
22 リターン路
29 カップリング
32 給油孔
33 フランジ部
34 固定ねじ
35 取付面
36 ナット配設部
37,43 外周面
38,44 円弧状内面
39,45 直線状内面
40,46 切欠き部
41 給油凸部
48 第1軌道溝
49 第2軌道溝
50 ボールねじ溝
52 軌道路
53 方向転換路
54 循環路
55 アクチュエータ
58 第1凹溝
59 第2凹溝
62 端面
63 空洞部
64 駆動装置
65 ボールねじ
66 側面
69,70 本体部

Claims (10)

  1. 底部と,該底部の両側から延び且つ長手方向に沿って第1軌道溝が形成されている一対の側部とによって断面U字形状に形成された長尺状のフレーム,前記フレームの前記側部間の長手方向に沿って第1転動体のボールを介して相対移動可能に配設されたスライダ,及び前記フレームに対して前記スライダを相対移動自在に駆動する駆動装置を有し,前記スライダは,前記第1軌道溝に対応して長手方向両側面に沿って第2軌道溝と前記第2軌道溝に平行に伸びるリターン路を形成する嵌挿孔が形成されたスライダ本体と,前記スライダ本体の両端面に固定され且つ前記第1軌道溝と前記第2軌道溝とで形成される軌道路と前記リターン路とを連通する方向転換路が形成されたエンドキャップ,及び前記軌道路,前記リターン路及び前記方向転換路とから成る循環路を転走する前記第1転動体から構成されており,前記駆動装置は,前記フレームに両端が回転可能に支持された丸軸タイプのボールねじ軸と前記ボールねじ軸に第2転動体のボールを介して螺入されたナットとから構成されたボールねじを有し,前記ナットは,前記スライダ本体の一方の端部に形成された空洞部のナット配設部に固定されていることから成るアクチュエータにおいて,
    前記スライダ本体の他方の端部に形成された円形の凹部には,前記ボールねじ軸のボールねじ溝に摺接した潤滑剤を供給する給油凸部を備えた第1潤滑部材と前記第1潤滑部材に前記潤滑剤を供給する第2潤滑部材が配設されており,前記第1潤滑部材と前記第2潤滑部材は,前記スライダ本体の端面に押え部材を介して固定用ねじで前記凹部に固定保持されていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記第1潤滑部材と前記第2潤滑部材は,下部が開放した切欠き部に形成されたC型リング形状に形成され,前記第1潤滑部材と前記第2潤滑部材は,前記ボールねじ軸を跨がって前記切欠き部の縮小によって弾性変形して前記スライダ本体の前記凹部に取付け取り外し可能に嵌入配設されることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記第1潤滑部材と前記第2潤滑部材との前記C型リング形状は,外周面が円形に形成され,内周面の上半分が円弧状内面に且つ前記円弧状内面と前記切欠き部とを結ぶ直線状内面に形成されており,前記第1潤滑部材と前記第2潤滑部材とは前記弾性変形によって前記ボールねじ軸を跨がって取付け取り外し可能に嵌入されていることを特徴とする請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記第1潤滑部材は,前記ボールねじ軸の前記ボールねじ溝の幅サイズに応じて前記給油凸部の肉厚が決定され,前記第2潤滑部材は,前記スライダ本体の前記凹部の深さサイズに対応して前記第1潤滑部材より厚い肉厚に形成されていることができることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  5. 前記スライダ本体の前記嵌挿孔に嵌挿されて前記リターン路を形成するスリーブ,前記第1潤滑部材及び前記第2潤滑部材は,多孔質成形体から構成されており,前記多孔質成形体は,ポリエチレン又はポリプロピレンの合成樹脂微粒子を押し固めて加熱成形し,前記合成樹脂微粒子間が連通状態の保形された多孔部に潤滑剤が含浸されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  6. 前記駆動装置は,ベッドを構成する前記フレームに固定されたモータブラケットに取り付けられたモータを備えており,前記モータは,前記モータブラケットに収容されたカップリングを介して前記フレームのエンドブラケットに回転自在に支持された前記ボールねじ軸を回転駆動することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  7. 前記フレームの前記側部に長手方向に沿って形成されたアリ溝形状に形成された第1凹溝には前記第1軌道溝が形成された第1軌道部材が配設されており,前記スライダ本体の前記長手方向両側面に沿って形成された第2凹溝には第2軌道溝が形成された第2軌道部材が配設されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  8. 前記エンドキャップは,前記スライダ本体の前記端面の両側部に分離して一対配設されており,前記エンドキャップの端面にはエンドシールがそれぞれ配設されており,前記エンドシールには給油孔が開口していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  9. 前記ボールねじ軸は,前記スライダ本体の中央を形成された貫通孔を貫通して配設され,前記スライダ本体の前記端部に形成された前記凹部は前記貫通孔の全周に形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  10. 前記スライダ本体に形成された前記ナット配設部の前記空洞部は,前記貫通孔より大径に形成されており,スライドテーブルを構成する前記スライダ本体の上面には,相手部材を取り付けるための取付面が形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
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