JP2016008541A - エンジン始動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プリセットモードを有するエンジン始動装置において、スタータの作動音が運転者や同乗者に与える違和感を低減することにある。
【解決手段】エンジン始動装置1は、プリセットモードにおいてピニオン7を押し出す前に、スタータ3の作動による作動音が発生する旨を車内に報知する報知手段12を備える。スタータ3の作動音が発生することが報知手段12によって予め運転者等に知らされため、再始動要求が発生していないのにも関わらず作動音が発生しても、運転者はその作動音に対して疑問を持つことがない。すなわち、プリセットモードを有するエンジン始動装置において、スタータ3の作動音が運転者や同乗者に与える違和感を低減できる。
【選択図】図2
【解決手段】エンジン始動装置1は、プリセットモードにおいてピニオン7を押し出す前に、スタータ3の作動による作動音が発生する旨を車内に報知する報知手段12を備える。スタータ3の作動音が発生することが報知手段12によって予め運転者等に知らされため、再始動要求が発生していないのにも関わらず作動音が発生しても、運転者はその作動音に対して疑問を持つことがない。すなわち、プリセットモードを有するエンジン始動装置において、スタータ3の作動音が運転者や同乗者に与える違和感を低減できる。
【選択図】図2
Description
本発明は、所定のエンジン停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させるアイドルストップを実施する車両に適用されるエンジン始動装置に関する。
従来より、エンジンを自動停止させる際のエンジン回転数が降下する期間中に、再始動要求が発生せずにエンジン回転数が所定回転数まで低下したときに、次の再始動に備えてスタータのピニオンを押し出してエンジンのリングギヤに飛び込ませるプリセットモードを有するエンジン始動装置がある(特許文献1参照)。
プリセットモードを有するエンジン始動装置では、その後にエンジン再始動要求が発生した際に、既にピニオンがリングギヤに噛合っているため、スタータのモータの通電を開始するだけで速やかにスタータによるクランキングを開始できる。すなわち、再始動を速やかに行える。
しかし、プリセットモードでは、エンジンの再始動要求が発生していないにも関わらず、ピニオンが押し出されてリングギヤに当接する構成であるため、運転者の意図しないタイミングでスタータの作動による作動音が発生する。
なお、スタータの作動による作動音とは、ピニオンがリングギヤに当接する当接音や、ピニオンのリングギヤへの噛合完了までに生じるピニオンとリングギヤとの摺動音などである。
なお、スタータの作動による作動音とは、ピニオンがリングギヤに当接する当接音や、ピニオンのリングギヤへの噛合完了までに生じるピニオンとリングギヤとの摺動音などである。
エンジン回転数降下中はエンジン音が小さいため、スタータの作動音は車内に響きやすく、運転者の意図しないタイミングでスタータの作動音は、運転者や同乗者に違和感を与えてしまう。
そこで、本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、プリセットモードを有するエンジン始動装置において、スタータの作動音が運転者や同乗者に与える違和感を低減することを目的とする。
本発明のエンジン始動装置は、所定のエンジン停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させるアイドルストップを実施する車両に適用される。
エンジン始動装置は、スタータと、スタータ制御手段と、報知手段とを備える。
エンジン始動装置は、スタータと、スタータ制御手段と、報知手段とを備える。
スタータは、回転力を発生するモータ、エンジンのリングギヤにモータの回転力を伝達するピニオン、及びピニオンをリングギヤに向けて押し出す押出手段を有する。
スタータ制御手段は、エンジンを自動停止させる際のエンジン回転数が降下する期間中に、再始動要求が発生しない場合でもエンジン回転数が所定回転数N2になったら、次の再始動に備えてピニオンを押し出してリングギヤに飛び込ませるプリセットモードを有する。
報知手段は、プリセットモードにおいてピニオンを押し出す前に、スタータの作動による作動音が発生する旨を車内に報知する。
これによれば、報知手段によって作動音が発生することが予め運転者等に知らされる。このため、再始動要求が発生していないのにも関わらず作動音が発生しても、運転者はその作動音に対して疑問を持つことがない。
すなわち、本発明によれば、プリセットモードを有するエンジン始動装置において、スタータの作動音が運転者や同乗者に与える違和感を低減できる。
すなわち、本発明によれば、プリセットモードを有するエンジン始動装置において、スタータの作動音が運転者や同乗者に与える違和感を低減できる。
また、予め報知するものではなく、スタータの作動による作動音が発生した後に、作動音が発生した旨もしくは発生した作動音が正常な作動音である旨を車内に報知するものであってもよい。
また、スタータの作動による作動音が発生している最中に、作動音が発生している旨を作動音にかぶせて音により車内に報知するものであってもよい。
また、スタータの作動による作動音が発生している最中に、作動音が発生している旨を作動音にかぶせて音により車内に報知するものであってもよい。
本発明を実施するための形態を以下の実施例により詳細に説明する。
〔実施例1〕
〔実施例1の構成〕
実施例1の構成を図1〜3を用いて説明する。
エンジン始動御装置1は、エンジン2の停止および再始動を自動制御するアイドルストップ装置に適用され、エンジン2の始動を行うスタータ3と、エンジン2の再始動時にスタータ3の作動を制御するスタータ制御手段であるECU4等を備えている。
〔実施例1の構成〕
実施例1の構成を図1〜3を用いて説明する。
エンジン始動御装置1は、エンジン2の停止および再始動を自動制御するアイドルストップ装置に適用され、エンジン2の始動を行うスタータ3と、エンジン2の再始動時にスタータ3の作動を制御するスタータ制御手段であるECU4等を備えている。
スタータ3は、回転力を発生するモータ6、モータ6によって回転する出力軸(図示せず)、出力軸の回転が伝達されるピニオン7、ピニオン押出手段且つモータ6への通電電流をオン/オフするモータスイッチとして機能する電磁スイッチ8等により構成される周知の飛び込み式スタータである。
電磁スイッチ8は、ピニオン7を押し出してピニオン7をエンジン2のリングギヤ2aと噛合う噛合位置まで移動させるピニオン押出用ソレノイドと、バッテリからモータ6への通電回路に設けられてモータ6への通電をオン・オフするモータ通電用ソレノイドとを有する。
そして、ピニオン押出タイミングとモータ6の通電ON・OFFタイミングはそれぞれ独立して制御される。
そして、ピニオン押出タイミングとモータ6の通電ON・OFFタイミングはそれぞれ独立して制御される。
ECU4は、エンジン回転数Neを検出する回転数センサ10、イグニッションスイッチ(図示せず)、ブレーキセンサ(図示せず)等からの信号に基づいて、スタータ3への通電を制御するスタータ制御手段として機能する。
〔エンジン始動装置1の作動〕
エンジン始動装置1は、プリセットモードを有する。
以下、プリセットモードについて図2を用いて説明する。
プリセットモードは、エンジン2がアイドルストップにより回転を停止する前に、ピニオン駆動指令を出力してピニオン7をリングギヤ2aに噛み合わせるという制御モードである。
エンジン始動装置1は、プリセットモードを有する。
以下、プリセットモードについて図2を用いて説明する。
プリセットモードは、エンジン2がアイドルストップにより回転を停止する前に、ピニオン駆動指令を出力してピニオン7をリングギヤ2aに噛み合わせるという制御モードである。
エンジン運転中にエンジン自動停止要求が生じると、燃料噴射がカットされて、エンジン回転数Neが停止に向かって降下する(エンジン回転降下期間)。
このエンジン回転降下期間中に、再始動要求(運転者のブレーキ解除等)が生じると、スタータ制御手段は、ピニオン7をリングギヤ2aに押し出して、モータ6を回転させるという通常の再始動制御を行う。
このエンジン回転降下期間中に、再始動要求(運転者のブレーキ解除等)が生じると、スタータ制御手段は、ピニオン7をリングギヤ2aに押し出して、モータ6を回転させるという通常の再始動制御を行う。
そして、エンジン回転降下期間中に再始動要求が発生せずに所定の回転数N2(以下、プリセット指令回転数N2と呼ぶ)にまで下降した場合、スタータ制御手段は、ピニオン駆動指令信号ON、すなわち、ピニオン押出用ソレノイドをONにして、ピニオン7をリングギヤ2aに押し出すプリセットモードを実施する。
これによれば、プリセット指令回転数N2にまで降下した時間t0以降のエンジン回転降下期間内や、エンジン回転が完全停止する間際にエンジンの逆回転と正回転を交互に繰り返すエンジン揺動期間内に、再始動要求があった場合には、モータ通電用ソレノイドをONにするだけでよく、速やかに再始動ができる。
なお、ピニオン押出用ソレノイドのOFFタイミングは、ピニオン押出用ソレノイドをONにししてから所定時間(例えばピニオン7とリングギヤ2aとの噛合が完了するのに必要な時間)が経過した時点t2であって、ピニオン押出用ソレノイドの通電をOFFしてもピニオン7とリングギヤ2aとの噛合を保持できると判断されるタイミングである。
〔本実施例の特徴〕
エンジン始動装置1は、プリセットモードにおいてピニオン7を押し出す前に、スタータ3の作動による作動音が発生する旨を車内に報知する報知手段12を有する。
エンジン始動装置1は、プリセットモードにおいてピニオン7を押し出す前に、スタータ3の作動による作動音が発生する旨を車内に報知する報知手段12を有する。
スタータ3の作動による作動音とは、ピニオン7がリングギヤ2aに当接する当接音や、ピニオン7のリングギヤ2aへの噛合完了までに生じるピニオン7とリングギヤ2aとの摺動音などである。
報知手段12は、運転者や同乗者等車内への報知を行う報知部13と、報知部13に報知させるタイミングを設定して報知指令を出力する指令部とを有する。
本実施例では、ECU4が指令部として機能する。
本実施例では、ECU4が指令部として機能する。
本実施例では、プリセット指令回転数N2の直前の回転数を報知指令回転数N1として、報知指令回転数N1になったら報知部13に報知させる。
報知部13は、例えば、インパネ部に設けられる表示手段や、車内に音声を発生させる発音手段である。
作動音が発生する旨の報知は、「作動音が発生します」という直接的な報知ではなく、例えば、短い電子音の発生や、インパネ部でのランプ点灯であって運転者が認識できるものであればよい。
報知部13は、例えば、インパネ部に設けられる表示手段や、車内に音声を発生させる発音手段である。
作動音が発生する旨の報知は、「作動音が発生します」という直接的な報知ではなく、例えば、短い電子音の発生や、インパネ部でのランプ点灯であって運転者が認識できるものであればよい。
図2及び図3を用いてさらに具体的に説明する。
まず、S1にて、エンジン自動停止制御中か否か、すなわちエンジン回転降下期間であるかを判定する。
そして、S1の判定結果がYesであれば、S2に進み、エンジン回転数Neが報知指令回転数N1まで降下したかを判定する。
S2の判定結果がYesであれば、報知を行う(S3)。
そして、S4に進み、エンジン回転数Neがプリセット指令回転数N2まで降下したかを判定する。
この判定がYesであれば、ピニオン駆動指令信号ONにして、プリセットモードを開始する(S5)。
まず、S1にて、エンジン自動停止制御中か否か、すなわちエンジン回転降下期間であるかを判定する。
そして、S1の判定結果がYesであれば、S2に進み、エンジン回転数Neが報知指令回転数N1まで降下したかを判定する。
S2の判定結果がYesであれば、報知を行う(S3)。
そして、S4に進み、エンジン回転数Neがプリセット指令回転数N2まで降下したかを判定する。
この判定がYesであれば、ピニオン駆動指令信号ONにして、プリセットモードを開始する(S5)。
〔本実施例の作用効果〕
本実施例のエンジン始動装置1では、スタータ3の作動音が発生することが報知手段12によって予め運転者等に知らされる。このため、再始動要求が発生していないのにも関わらず作動音が発生しても、運転者はその作動音に対して疑問を持つことがない。
すなわち、プリセットモードを有するエンジン始動装置において、スタータ3の作動音が運転者や同乗者に与える違和感を低減できる。
本実施例のエンジン始動装置1では、スタータ3の作動音が発生することが報知手段12によって予め運転者等に知らされる。このため、再始動要求が発生していないのにも関わらず作動音が発生しても、運転者はその作動音に対して疑問を持つことがない。
すなわち、プリセットモードを有するエンジン始動装置において、スタータ3の作動音が運転者や同乗者に与える違和感を低減できる。
〔実施例2〕
実施例2を、実施例1とは異なる点を中心に、図4及び図5を用いて説明する。
なお、実施例1と同じ符号は、同一の機能物を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施例の報知手段12は、プリセットモードにおけるスタータ3の作動による作動音が発生した後に、スタータ3の作動による作動音が発生した旨もしくは発生した作動音が正常な作動音である旨を車内に報知する。
実施例2を、実施例1とは異なる点を中心に、図4及び図5を用いて説明する。
なお、実施例1と同じ符号は、同一の機能物を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施例の報知手段12は、プリセットモードにおけるスタータ3の作動による作動音が発生した後に、スタータ3の作動による作動音が発生した旨もしくは発生した作動音が正常な作動音である旨を車内に報知する。
本実施例では、ピニオン駆動指令信号ONしたタイミングt0から所定期間を、スタータ作動音が車内に響く可能性のある期間として、作動音発生期間として予め定めている。
そして、この作動音発生期間が終了するタイミングt1以降で報知手段12による報知を行う。
そして、この作動音発生期間が終了するタイミングt1以降で報知手段12による報知を行う。
具体的には、「ただいまの作動音は正常な作動音です」との音声を車内に発生させたり、インパネ部でランプを点灯させたりすることで報知する。
なお、プリセットモード完了後の報知の場合は、プリセットモードが完了した旨を報知することで、作動音が生じたことが正常な制御モードによるものであることを運転者に認識させるものであってもよい。
なお、プリセットモード完了後の報知の場合は、プリセットモードが完了した旨を報知することで、作動音が生じたことが正常な制御モードによるものであることを運転者に認識させるものであってもよい。
図5を用いて、さらに具体的に説明する。
まず、S10にて、エンジン自動停止制御中か否か、すなわちエンジン回転降下期間であるかを判定する。
そして、S10の判定結果がYesであれば、S20に進み、エンジン回転数Neがプリセット指令回転数N2まで降下したかを判定する。
この判定がYesであれば、ピニオン駆動指令信号ONにして、プリセットモードを開始する(S30)。
まず、S10にて、エンジン自動停止制御中か否か、すなわちエンジン回転降下期間であるかを判定する。
そして、S10の判定結果がYesであれば、S20に進み、エンジン回転数Neがプリセット指令回転数N2まで降下したかを判定する。
この判定がYesであれば、ピニオン駆動指令信号ONにして、プリセットモードを開始する(S30)。
そして、S40に進み、ピニオン駆動指令信号ONから作動音発生期間を経過したかを判定する。すなわち、ピニオン駆動指令信号ONのタイミングt0から作動音発生期間を経過したタイミングt1になったかを判定する。
このS40の判定結果がYesであれば、報知を行う(S50)。
例えば、本実施例では、図4に示すように、ピニオン駆動指令信号OFFのタイミングで報知をする。
このS40の判定結果がYesであれば、報知を行う(S50)。
例えば、本実施例では、図4に示すように、ピニオン駆動指令信号OFFのタイミングで報知をする。
本実施例では、スタータ3の作動音が発生した後に報知手段12によってその音が正常である旨を運転者等に知らせる。このため、再始動要求が発生していないのにも関わらず作動音が発生しても、運転者はその作動音に対して疑問を持つことがない。
すなわち、プリセットモードを有するエンジン始動装置において、スタータ3の作動音が運転者や同乗者に与える違和感を低減できる。
すなわち、プリセットモードを有するエンジン始動装置において、スタータ3の作動音が運転者や同乗者に与える違和感を低減できる。
〔実施例3〕
実施例3を、実施例1、2とは異なる点を中心に、図6及び図7を用いて説明する。
なお、実施例1と同じ符号は、同一の機能物を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施例の報知手段12は、プリセットモードにおいてスタータ3の作動による作動音が発生している最中に、作動音が発生している旨を作動音にかぶせて音により車内に報知する。
実施例3を、実施例1、2とは異なる点を中心に、図6及び図7を用いて説明する。
なお、実施例1と同じ符号は、同一の機能物を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施例の報知手段12は、プリセットモードにおいてスタータ3の作動による作動音が発生している最中に、作動音が発生している旨を作動音にかぶせて音により車内に報知する。
例えば、本実施例では、少なくとも、実施例2で説明した作動音発生期間(t0〜t1)にかぶせて、報知音を発生させる。
報知音は、例えば、連続する電子音の発生や、「ただいまプリセット実施中」との音声等であり、運転者が認識できるものであればよい。
報知音は、例えば、連続する電子音の発生や、「ただいまプリセット実施中」との音声等であり、運転者が認識できるものであればよい。
図7を用いて、さらに具体的に説明する。
まず、S100にて、エンジン自動停止制御中か否か、すなわちエンジン回転降下期間であるかを判定する。
そして、S100の判定結果がYesであれば、S200に進み、エンジン回転数Neがプリセット指令回転数N2まで降下したかを判定する。
この判定がYesであれば、ピニオン駆動指令信号ONにして、プリセットモードを開始するとともに、報知をする(S300)。
まず、S100にて、エンジン自動停止制御中か否か、すなわちエンジン回転降下期間であるかを判定する。
そして、S100の判定結果がYesであれば、S200に進み、エンジン回転数Neがプリセット指令回転数N2まで降下したかを判定する。
この判定がYesであれば、ピニオン駆動指令信号ONにして、プリセットモードを開始するとともに、報知をする(S300)。
本実施例では、スタータ3の作動音にかぶせて報知音を発生させる。このため、再始動要求が発生していないのにも関わらず作動音が発生しても、その作動音が報知音によって紛れるため、違和感のある音として運転者に認識されにくくなる。
すなわち、プリセットモードを有するエンジン始動装置において、スタータ3の作動音が運転者や同乗者に与える違和感を低減できる。
すなわち、プリセットモードを有するエンジン始動装置において、スタータ3の作動音が運転者や同乗者に与える違和感を低減できる。
〔実施例4〕
実施例4を、実施例1とは異なる点を中心に、図8を用いて説明する。
なお、実施例1と同じ符号は、同一の機能物を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施例の報知手段12は、プリセットモードにおけるピニオン7とリングギヤ2aとの噛合いが終了した後に、次の再始動への備えが完了した旨もしくは次の再始動要求に対して速やかな再始動か可能な状態である旨を車内に報知する。
実施例4を、実施例1とは異なる点を中心に、図8を用いて説明する。
なお、実施例1と同じ符号は、同一の機能物を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施例の報知手段12は、プリセットモードにおけるピニオン7とリングギヤ2aとの噛合いが終了した後に、次の再始動への備えが完了した旨もしくは次の再始動要求に対して速やかな再始動か可能な状態である旨を車内に報知する。
すなわち、図8に示すように、実施例1のS5の後に、ピニオン7とリングギヤ2aとの噛合いが終了したか否かを判定し、終了したならば、再始動可能状態である旨を報知する(S6)。
具体的には、「再始動スタンバイ完了」との音声を車内に発生させたり、インパネ部でランプを点灯させたりすることで報知する。
具体的には、「再始動スタンバイ完了」との音声を車内に発生させたり、インパネ部でランプを点灯させたりすることで報知する。
本実施例によれば、作動音が再始動スタンバイのために発生する音である旨を把握させることが可能となる。
実施例2や3においてもこのS6に相当するステップを設けてもよい。
実施例2や3においてもこのS6に相当するステップを設けてもよい。
(変形例)
実施例1〜4では、報知手段12は車内へ向けて報知を行うものであったが、車内に加えて車外へ同様の報知を行うものであってもよい。
プリセットモードによるスタータ作動音は車外にも響く。このため、車外にも報知することで、車外にいる人に対しても車両から作動音が出ていることに対する違和感を緩和させることができる。
実施例1〜4では、報知手段12は車内へ向けて報知を行うものであったが、車内に加えて車外へ同様の報知を行うものであってもよい。
プリセットモードによるスタータ作動音は車外にも響く。このため、車外にも報知することで、車外にいる人に対しても車両から作動音が出ていることに対する違和感を緩和させることができる。
1 エンジン始動装置
2 エンジン
2a リングギヤ
3 スタータ
4 ECU(スタータ制御手段、報知手段)
6 モータ
7 ピニオン
12 報知手段
2 エンジン
2a リングギヤ
3 スタータ
4 ECU(スタータ制御手段、報知手段)
6 モータ
7 ピニオン
12 報知手段
Claims (5)
- 所定のエンジン停止条件が成立したときにエンジン(2)を自動停止させるアイドリングストップを実施する車両に適用され、
回転力を発生するモータ(6)、前記エンジン(2)のリングギヤ(2a)に前記モータ(6)の回転力を伝達するピニオン(7)、及び前記ピニオン(7)を前記リングギヤ(2a)に向けて押し出す押出手段を有するスタータ(3)と、
前記エンジン(2)を自動停止させる際のエンジン回転数が降下する期間中に、再始動要求が発生しない場合でもエンジン回転数が所定回転数N2になったら、次の再始動に備えて前記ピニオン(7)を押し出して前記リングギヤ(2a)に飛び込ませるプリセットモードを有するスタータ制御手段(4)と、
前記プリセットモードにおいて前記ピニオン(7)を押し出す前に、前記スタータ(3)の作動による作動音が発生する旨を車内に報知する報知手段(12)と
を備えるエンジン始動装置。 - 所定のエンジン停止条件が成立したときにエンジン(2)を自動停止させるアイドリングストップを実施する車両に適用され、
回転力を発生するモータ(6)、前記エンジン(2)のリングギヤ(2a)に前記モータ(6)の回転力を伝達するピニオン(7)、及び前記ピニオン(7)を前記リングギヤ(2a)に向けて押し出す押出手段を有するスタータ(3)と、
前記エンジン(2)を自動停止させる際のエンジン回転数が降下する期間中に、再始動要求が発生しない場合でもエンジン回転数が所定回転数N2になったら、次の再始動に備えて前記ピニオン(7)を押し出して前記リングギヤ(2a)に飛び込ませるプリセットモードを有するスタータ制御手段(4)と、
前記プリセットモードにおける前記スタータ(3)の作動による作動音が発生した後に、前記作動音が発生した旨もしくは発生した前記作動音が正常な作動音である旨を車内に報知する報知手段と
を備えるエンジン始動装置。 - 所定のエンジン停止条件が成立したときにエンジン(2)を自動停止させるアイドリングストップを実施する車両に適用され、
回転力を発生するモータ(6)、前記エンジン(2)のリングギヤ(2a)に前記モータ(6)の回転力を伝達するピニオン(7)、及び前記ピニオン(7)を前記リングギヤ(2a)に向けて押し出す押出手段を有するスタータ(3)と、
前記エンジン(2)を自動停止させる際のエンジン回転数が降下する期間中に、再始動要求が発生しない場合でもエンジン回転数が所定回転数N2になったら、次の再始動に備えて前記ピニオン(7)を押し出して前記リングギヤ(2a)に飛び込ませるプリセットモードを有するスタータ制御手段(4)と、
前記プリセットモードにおいて前記スタータ(3)の作動による作動音が発生している最中に、前記作動音が発生している旨を前記作動音にかぶせて音により車内に報知する報知手段(12)と
を備えるエンジン始動装置。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載のエンジン始動装置において、
前記報知手段(12)は、前記プリセットモードにおける前記ピニオン(7)と前記リングギヤ(2a)との噛合いが終了した後に、次の再始動への備えが完了した旨もしくは次の再始動要求に対して速やかな再始動か可能な状態である旨を車内に報知することを特徴とするエンジン始動装置。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載のエンジン始動装置において、
前記報知手段(12)は、車外への報知も行うことを特徴とするエンジン始動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014129253A JP2016008541A (ja) | 2014-06-24 | 2014-06-24 | エンジン始動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014129253A JP2016008541A (ja) | 2014-06-24 | 2014-06-24 | エンジン始動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016008541A true JP2016008541A (ja) | 2016-01-18 |
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ID=55226281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014129253A Pending JP2016008541A (ja) | 2014-06-24 | 2014-06-24 | エンジン始動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016008541A (ja) |
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2014
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