JP2016007872A - プルハンドルボックスのカバー取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】プルハンドルボックスの開口の一部が狭くなっているような特殊な形状のプルハンドルボックスにも対応できるプルハンドルボックスのカバー取付構造を提供する。
【解決手段】本発明は、
車両用ドアトリム1に上部を開口するように設けられているプルハンドルボックス5に対し、該プルハンドルボックス5の車両内外方向における車両外側に位置する外側壁51の締結箇所700を覆う板状のカバー80を取り付ける、プルハンドルボックスのカバー取付構造であって、前記プルハンドルボックス5の前記開口50Aの車両前後方向における一端が、車両上方から見て先細りする形状となっており、前記カバー80は、その一側端部84が前記開口50Aの先細り側に差し込まれた状態で、その一側端部84を軸として、他側端部86を車室外側方向へ回動させて、前記外側壁51に取り付けられることを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、プルハンドルボックスのカバー取付構造に関する。
従来、車両用ドアトリムのアームレスト部分に、上方が開口するように設けられたプルハンドルボックスのカバー取付構造として、下記引用文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載された技術では、プルハンドルボックスの車両内外方向における外側壁を、ブラケットや車両ドアインナパネル等の取付対象部材にねじ等で締結した後、締結部分であるねじ山等を車室内に露出させないように遮蔽するための蓋体(カバー)が用いられている。
特開2010−111136号公報
特許文献1に記載の蓋体(カバー)は、プルハンドルボックスの開口縁のうち車両内外方向における外側壁の縁部にヒンジ部を介して設けられており、そのヒンジ部を軸として当該カバーをプルハンドルボックス内に折り込み、プルハンドルボックスの内側面(外側壁の内側面)に露出している締結部分を覆うものである。しかしながら、このようにカバーをプルハンドルボックスの開口上方から折り込んでプルハンドルボックス内に収納させる構造とすると、必然的にカバーの折り込み動作に伴うスペースをプルハンドルボックスの開口面積に確保する必要があり、それ故にプルハンドルボックスの形状に制約が生じることとなる。具体的には、カバーによって覆う面積が広いほど、特にカバーを折り込んだ状態での車両上下方向における長さが長いほど(言い換えると、プルハンドルボックスの底面付近まで覆うとすると)、その面積ないし長さに応じてプルハンドルボックスの開口面積を確保する必要があり、開口の一部(一端)を先細りするように狭くすることが難しい。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、プルハンドルボックスの開口の一部が狭くなっているような特殊な形状のプルハンドルボックスにも対応可能なプルハンドルボックスのカバー取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、車両用ドアトリムに上部を開口するように設けられているプルハンドルボックスに対し、該プルハンドルボックスの車両内外方向における車両外側に位置する外側壁の締結箇所を覆う板状のカバーを取り付ける、プルハンドルボックスのカバー取付構造であって、前記プルハンドルボックスの前記開口の車両前後方向における一端が、車両上方から見て先細りする形状となっており、前記カバーは、その一側端部が前記開口の先細り側に差し込まれた状態で、その一側端部を軸として、他側端部を車室外側方向へ回動させて、前記外側壁に取り付けられることを特徴とする。
このようなプルハンドルボックスのカバー取付構造によると、プルハンドルボックスの開口の一端が、車両上方から見て先細りするように狭く形成されていても、まずカバーの一側端部を開口の先細り側に差し込み、その一側端部を軸として他側端部を車室外側方向へ回動させて、プルハンドルボックスの車両内外方向における外側壁に取り付けることが可能となる。これにより、プルハンドルボックスの開口の車両前後方向における両端に所定の奥行(車両左右方向幅)を設ける必要がなく、どちらか一端のみにカバーを回動させることができるだけの奥行を確保すれば良いため、プルハンドルボックスの開口形状に関する設計の幅が拡がる。
上記プルハンドルボックスのカバー取付構造において、前記カバーは、前記プルハンドルボックスの前記外側壁の車両前後方向幅と略同一の横幅寸法を有するものとすることができる。
このようにカバーがプルハンドルボックスの外側壁の車両前後方向幅と略同一の横幅寸法を有する場合、プルハンドルボックスの開口を通しての当該カバーの取付けに支障をきたす場合がある。特に、開口が先細りする形状の場合には、取付けが一層困難となり得る。そこで、本発明のように、カバーの一側端部を開口の先細り側に差し込み、その一側端部を軸として、他側端部を車室外側方向へ回動させて、プルハンドルボックスの車両内外方向における外側壁に取り付けるものとすれば、このようなカバー形状及び開口形状であってもスムーズに該カバーを取り付けることが可能となる。
上記プルハンドルボックスのカバー取付構造において、前記プルハンドルボックスは、前記開口から底にかけて、その一端が車両上方から見て先細りする形状を有する有底筒状をなすものとすることができる。
この場合、カバーの開口への挿入、および先細り側の一側端部を軸とする他側端部の回動を、スムーズに行うことが可能となる。
なお、前記カバーは、当該カバーの前記一側端部に係止部を備える一方、前記プルハンドルボックスは、前記先細り側に被係止部を備え、前記係止部を前記被係止部に係止させた状態で、前記一側端部を軸として、前記他側端部を車室外側方向へ回動させて、前記外側壁に取り付けるものとすることができる。
また、前記カバーは、当該カバーの前記一側端部のうちの上下に上側係止部と下側係止部を備える一方、前記プルハンドルボックスは、前記先細り側の上下に上側被係止部と下側被係止部を備え、前記上側係止部を前記上側被係止部に係止させた状態で、その係止した位置を回動軸として前記カバーを下方に回動させつつ前記開口の先細り側に差し込んだ後、前記下側係止部を前記下側被係止部に係止させ、前記一側端部を軸として、前記他側端部を車室外側方向へ回動させて、前記外側壁に取り付けるものとすることができる。
さらに、前記カバーは、その厚みがプルハンドルボックスの前方側壁の車幅方向における長さに略一致する厚みとされているものとすることができる。
このようなカバーの形状によると、カバーをプルハンドルボックス内に差し込み取り付た状態において、該カバーが、プルハンドルボックスに備えられた被係止部を塞ぎつつプルハンドルボックスの前方側壁全体をきれいに覆うことが可能となり、カバーとプルハンドルボックスの内側壁とで形成される見切り部分がきれいな角となり、意匠性に優れたものとなる。
本発明によれば、プルハンドルボックスの開口の一部が狭くなっているような特殊な形状のプルハンドルボックスにも対応できるプルハンドルボックスのカバー取付構造を提供することができる。
車両用ドアトリムの車室内側正面図 プルハンドルボックスの斜視図 プルハンドルボックスの車両内外方向における外側壁の外側面正面図 カバーの表面図 カバーの裏面図 カバーの取り付け態様を示す平面説明図 カバーの取り付け態様を示す断面説明図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図1から図7に共通して、図面上、Fは車両前方を、Rは車両後方を示す。
図1は、車両用ドアトリム1の車室内側正面図である。車両用ドアトリム1の略中央部上方には、乗員が車室内側から車両ドアを開く際にドアロックを解除するインナハンドル2が取り付けられており、その下方、つまりオーナメント11とロアボード12の間にあたる部分で車両上下方向における略中央部にはアームレスト3が車室内側に膨出するように設けられている。このアームレスト3は、車両の前後方向に沿って延在しており、そのうち上面車両前方側には各種操作用のスイッチが並置されたスイッチベース4が設けられており、当該スイッチベース4の車両後方側には、乗員が車室内側から車両ドアを開閉する際に手を挿入できるよう上部を開口するようにプルハンドルボックス5が設けられている。
このプルハンドルボックス5は、図2に示すように、車両内外方向における外側に位置する外側壁51と、これと向い合い車両内外方向における内側に位置する内側壁52と、これら外側壁51と内側壁52とを車両前方側で連結する前方側壁53と、これら外側壁51と内側壁52とを車両後方側で連結する後方側壁54と、底壁55とからなり、上部が開放された箱状をなしている。ここで、車両前方側における外側壁51と内側壁52とは互いに平行面ではなく、外側壁51が略平面をなしているのに対し、内側壁52は車両前方に向かうほど外側壁51との間が狭くなるように(外側壁51に近づくように)湾曲している。
これにより、車両上方から見ると、プルハンドルボックス5の開口50Aの一端(ここでは車両前方側)が先細りする形状、つまり開口50Aの開口縁50が車両前方に向けて先細りする形状となっている。また、外側壁51と内側壁52とを車両前方側で連結する前方側壁53の車幅方向における長さ(深さ)は、後述するカバー80の厚みに略一致する長さ、詳細には前方側壁53に差し込まれる車両前方側端84(本発明の「一側端部」に相当)を回動軸としたカバー80の回動を許容する分だけ、カバー80の厚みより若干長くなっている。一方、車両後方側は、乗員が手を挿入できるだけの十分な幅ないし空間を持たせるよう、車両前方側よりも外側壁51と内側壁52との間が広く設けられており、後方側壁54の車幅方向における長さは、前方側壁53における車幅方向の長さよりも長く設けられている。なお、このプルハンドルボックス5は、開口50Aから底壁55にかけて、前方側壁53側が車両上方から見て先細りする形状を有する有底筒状をなしている。
また、外側壁51と前方側壁53との境界上部、及び外側壁51と後方側壁54との境界上部には、プルハンドルボックス5をアームレスト3に取り付けるための取付片61がそれぞれ形成されている。図6のように、プルハンドルボックス5を車室内側正面から見ると、上方の左右それぞれに取付片61が一つずつ形成されている。これら取付片61には、取付ネジ(図示せず)を挿通させるための取付孔61Aがそれぞれ形成されており、車室外側から該取付ネジを挿入してプルハンドルボックス5をアームレスト3に締結できるようになっている。
一方、底壁55の車室内側から見た左端及び右端には、プルハンドルボックス5をアームレスト3に取り付けるための取付片62がそれぞれ形成されている(図6参照)。これら取付片62には、取付ネジ(図示せず)を挿通させるための取付孔62Aがそれぞれ形成されており、車室外側から該取付ネジを挿入してプルハンドルボックス5をアームレスト3に締結できるようになっている。
さらに、乗員がプルハンドルボックスに手を挿入して車両ドアを車室内側へと引く際には、内側壁52の特に上部が車室内側に引きこまれることでプルハンドルの回転方向に荷重がかかるため、より強固にプルハンドルボックスを取付対象部材としてのドアインナパネル10(ドアインナパネルとの間にブラケット等を介する場合はブラケット等が取付対象部材となる)に固定するよう、外側壁51の上方に締結箇所700が2箇所設けられている。具体的には、外側壁51の上部に凹部70が2箇所互いに離間して形成されており、この凹部70は、ドアインナパネル10と当接する奥壁面71と、外側壁51から当該奥壁面71へと連なる車両前方側壁面72及び車両後方側壁面73、底壁面74とからなり上部及びプルハンドルボックス5内側が開放されている。これにより、外側壁51におけるプルハンドルボックス5の開口縁50は、これら2箇所の凹部70の形状に沿って凹凸形状となっている。なお、奥壁面71には、取付孔70Aがそれぞれ形成されており、取付ネジ70Nを車室内側から挿入してプルハンドルボックス5をドアインナパネル10に締結できるようになっている。
また、前方側壁53の上方部分には、後述するカバー80に設けられた係止爪181(上側係止部)を係止するための係止孔(上側被係止部)81Aが、同じく前方側壁53の下方部分には、カバー80に設けられた爪(下側係止部)182を係止するための係止孔(下側被係止部)82Aが、車両前後方向に貫通するようにそれぞれ形成されている(図2,3参照)。一方、図3に示すように、外側壁51の車両後方側かつ車両上下方向における略中央部には、カバー80の裏面に設けられた係止爪183を係止するための係止孔83Aが、車幅方向に貫通するように形成されている。さらに、外側壁51の略中央部の車両後方寄りには、カバー80の裏面に設けられたガイドピン190を係止するためのガイド孔90Aが形成されている。このガイド孔90Aは、カバー80を取り付ける際にその位置ずれを規制しつつ係止孔83Aへのガイドとなるものであり、その詳細については後述する。
次に、プルハンドルボックス5のカバー80について、図4,図5を参照しながら説明する。図4は、カバー80の表面(車室内側に現れる面)図である。プルハンドルボックス5の外側壁51における締結箇所700(取付ネジ70N,凹部70等)を覆うためのカバー80は、板状とされ、外側壁51の内側面と略同形状となるように成形されている。また、その厚みは、上述したプルハンドルボックス5の前方側壁53の車幅方向における長さに略一致する厚みとされている。カバー80の車両前方側端面84M(前方側壁53に対向する面)のうち、プルハンドルボックス5内に取り付けられた状態における車両上方部分には、係止爪181が、プルハンドルボックス5の前方側壁53に形成された係止孔81Aに係止されるような形状で形成されている。この係止爪181は、カバー80を取り付ける際の軸となるため、その挿入動作に伴って下方に回動可能となるよう、該係止爪181における上側辺181Cはカバー80の上側辺85と略平行であるのに対し、下側辺181Dは、カバー80の車両前方側端面84Mから車両前方に向けて上方に傾斜するように形成されている。言い換えると、係止爪181は、車両前方に向けて先細りする形状となっている。一方、係止爪181の下方には係止爪182が、プルハンドルボックス5の前方側壁53に形成された係止孔82Aに係止されるような形状で形成されている。この係止爪182は、その上側辺182Cと下側辺182Dとが略平行であり、略四角形状に形成されている。
図5は、カバー80の裏面(外側壁51に接する面)図である。カバー80の裏面全体には、熱による変形等に対する剛性を保つためリブ88が蜂の巣状に設けられている。また、その車両後方部分には、係止爪183が、プルハンドルボックス5の外側壁51に形成された係止孔83Aに係止されるような形状で形成されている。さらに、裏面の車両後方寄り略中央部には、ガイドピン190が、プルハンドルボックス5の外側壁51に形成されたガイド孔90Aに引っ掛けられるような形状で設けられている。
次に、カバー80のプルハンドルボックス5への取り付け方について、図6,7を参照しながら説明する。
まず、カバー80を、その上側辺85を上方に向けた状態でその車両前方側端84を開口50Aの先細り側に差し込むように挿入し、カバー80の係止爪181を、プルハンドルボックス5の前方側壁53に形成された係止孔81Aに挿入して係止させる。この状態で、該係止爪181を軸としてカバー80の車両後方側端86(本発明の「他側端部」に相当)を下方に回動させながらプルハンドルボックス5内に収め、カバー80の係止爪182を、プルハンドルボックス5の前方側壁53に形成された係止孔82Aに挿入して係止させる。次に、係止爪181,182を係止孔81A,82Aに係止させた状態で、車両前方側端84を軸として、車両後方側端86を車室外側方向へ回動させ、カバー80の裏面に設けられたガイドピン190を、プルハンドルボックス5の外側壁51に形成されたガイド孔90Aに引っ掛けて係止させ、カバー80の車両上下方向の位置ずれを規制しつつ、その後に係止する係止孔83Aへのガイド(誘導)を行う。これにより、カバー80とプルハンドルボックス5の外側壁51の内側面とが重なるようになるため、最後にカバー80の裏面に形成された係止爪183をプルハンドルボックス5の外側壁51に形成された係止孔83Aに挿入して係止させる。
このようなカバー80の取付構造によると、プルハンドルボックス5の開口50の一端(前方側壁53側)が、車両上方から見て先細りするように狭く形成されていても、まずカバー80の車両前方側端84を開口50の先細りしている前方側壁53側に差し込み、前方側壁53の係止孔81A,82Aに係止爪181,182を係止させた状態で、車両前方側端84を軸として、車両後方側端86を車室外側方向へ回動させて、プルハンドルボックス5の車両内外方向における外側壁51の内側面に取り付けることが可能となる。これにより、プルハンドルボックス5の開口50の車両前後方向における両端に所定の奥行(車両左右方向幅)を設ける必要がなく、どちらか一端のみにカバーを回動させることができるだけの奥行を確保すれば良いため、プルハンドルボックス5の開口形状に関する設計の幅が拡がる。
また、カバー80が、プルハンドルボックス5の外側壁51の車両前後方向幅と略同一の横幅寸法を有する場合、プルハンドルボックス5の開口50を通しての当該カバー80の取付けに支障をきたす場合がある。特に、開口50が車両上方から見て先細りする形状の場合には、プルハンドルボックス5内への挿入及び取付けが一層困難となり得るが、上述したような取付構造をもってすれば、このようなカバー形状及び開口形状であってもスムーズに該カバー80をプルハンドルボックス5内に取り付けることが可能となる。
さらに、カバー80の厚みは、上述したように前方側壁53の車幅方向における長さに略一致する厚みとされており、その車両前方側端面84M(前方側壁53に対向する面)に係止爪181,182が形成されており、これら係止爪181,182をプルハンドルボックス5の前方側壁53に形成された係止孔81A,82Aに挿入して係止させる。このため、カバー80をプルハンドルボックス5内に取り付けると、該カバー80によって必然的に係止孔81A,82Aを塞ぎつつ前方側壁53の内側面全体もきれいに覆うことが可能となり、図7に示すように、カバー80が取り付けられた状態でのカバー80と内側壁52とで形成される見切り部分がきれいな角となり、意匠性に優れたものとなる。
<その他の実施形態>
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、車両前方側が先細りするようなプルハンドルボックスの開口形状となっているが、反対に車両後方側が先細りする開口形状とするものでも良い。
(2)上記実施形態では、カバー80側に係止爪181,182を、プルハンドルボックス5側に係止孔81A,82Aを設けるものとしたが、逆にカバー80側に係止孔を、プルハンドルボックス5側に係止爪を設けるものとしても良い。具体的には、カバー80の上側係止部と、プルハンドルボックス5の上側被係止部とを係合した状態で、カバー80を下方に回動させてプルハンドルボックス5内へ挿入でき、さらにカバー80下側係止部とプルハンドルボックス5の下側被係止部とを係合した状態で、カバー80の車両後方側端86を車室外側方向へ回動させることができれば、係止部に係る構成は特に限定されない。
1…車両用ドアトリム、5…プルハンドルボックス、50…開口縁、50A…開口、51…外側壁、80…カバー、84…車両前方側端(一側端部)、86…車両後方側端(他側端部)、700…締結箇所

Claims (6)

  1. 車両用ドアトリムに上部を開口するように設けられているプルハンドルボックスに対し、該プルハンドルボックスの車両内外方向における車両外側に位置する外側壁の締結箇所を覆う板状のカバーを取り付ける、プルハンドルボックスのカバー取付構造であって、
    前記プルハンドルボックスの前記開口の車両前後方向における一端が、車両上方から見て先細りする形状となっており、
    前記カバーは、その一側端部が前記開口の先細り側に差し込まれた状態で、その一側端部を軸として、他側端部を車室外側方向へ回動させて、前記外側壁に取り付けられることを特徴とするプルハンドルボックスのカバー取付構造。
  2. 前記カバーは、前記プルハンドルボックスの前記外側壁の車両前後方向幅と略同一の横幅寸法を有することを特徴とする請求項1に記載のプルハンドルボックスのカバー取付構造。
  3. 前記プルハンドルボックスは、前記開口から底にかけて、その一端が車両上方から見て先細りする形状を有する有底筒状をなすことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプルハンドルボックスのカバー取付構造。
  4. 前記カバーは、当該カバーの前記一側端部に係止部を備える一方、前記プルハンドルボックスは、前記先細り側に被係止部を備え、
    前記係止部を前記被係止部に係止させた状態で、前記一側端部を軸として、前記他側端部を車室外側方向へ回動させて、前記外側壁に取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプルハンドルボックスのカバー取付構造。
  5. 前記カバーは、当該カバーの前記一側端部のうちの上下に上側係止部と下側係止部を備える一方、前記プルハンドルボックスは、前記先細り側の上下に上側被係止部と下側被係止部を備え、
    前記上側係止部を前記上側被係止部に係止させた状態で、その係止した位置を回動軸として前記カバーを下方に回動させつつ前記開口の先細り側に差し込んだ後、前記下側係止部を前記下側被係止部に係止させ、前記一側端部を軸として、前記他側端部を車室外側方向へ回動させて、前記外側壁に取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプルハンドルボックスのカバー取付構造。
  6. 前記カバーは、その厚みがプルハンドルボックスの前方側壁の車幅方向における長さに略一致する厚みとされていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のプルハンドルボックスのカバー取付構造。
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