JP2016004194A - トナー供給装置および画像形成装置 - Google Patents

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達博 五十嵐
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学 古木
雅史 池田
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雅史 池田
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鉄兵 八和田
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Abstract

【課題】トナーカートリッジ内の補給トナーの凝集を回避する。【解決手段】トナーカートリッジ23が、そのトナーカートリッジ23に収容されている補給トナー231をトナー補給口23aが形成された側に向けて搬送する搬送部材232と、トナーカートリッジ23内の、トナー補給口23a側に向けて搬送された補給トナー231の圧力を検知する圧力センサ84とを備え、圧力センサ84により検知された圧力があらかじめ定められた圧力範囲内に入るように、トナーカートリッジ23のトナー補給口23aの側に対する他端側を相対的に順次持ち上げる制御を行なう。【選択図】図3

Description

本発明は、トナー供給装置および画像形成装置に関する。
特許文献1には、補給トナーをトナー補給口に向けて搬送する搬送部材を備えたトナーカートリッジにおいて、搬送部材で搬送された補給トナーの圧力を検知して圧力が増加した場合に搬送部材による搬送速度を低下させることが提案されている。
特開2011−008003号公報
本発明は、トナーカートリッジ内の補給トナーの凝集を回避したトナー供給装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1は、
補給トナーが収容され長手方向一端寄りにトナー補給口が形成されたトナーカートリッジと、
前記トナーカートリッジを長手方向に傾ける傾動装置とを備え、
前記トナーカートリッジが、
前記トナーカートリッジに収容されている補給トナーを前記一端に向けて搬送する搬送部材と、
前記トナーカートリッジ内の、前記一端に向けて搬送された補給トナーの圧力を検知するセンサとを備え、
前記傾動装置が、前記センサにより検知された圧力があらかじめ定められた圧力範囲内に入るように、該トナーカートリッジの前記一端に対する他端を相対的に順次持ち上げる制御を行なうものであることを特徴とするトナー供給装置である。
請求項2は、前記センサにより検知された圧力が前記圧力範囲を越えた場合は、前記トナーカートリッジの前記他端を相対的に、該圧力が該圧力範囲を下回るまで下降させ、その後あらためて、該圧力が前記圧力範囲内に入るように、該トナーカートリッジの該他端を相対的に持ち上げる制御を行なうものであることを特徴とする請求項1記載のトナー供給装置である。
請求項3は、補給トナーが、4.5μm以下の体積平均粒径を有するトナーであることを特徴とする請求項1又は2項記載の画像形成装置である。
請求項4は、
回転しながら、帯電および露光を経て静電潜像が形成される感光体と、
トナーを収容し、前記静電潜像を該トナーで現像する現像装置と、
前記トナー像を用紙上に転写する転写装置と、
用紙上に転写されたトナー像を該用紙上に定着する定着装置と、
前記現像装置にトナーを補給するトナー補給装置とを備え、
前記トナー補給装置が、
補給トナーが収容され長手方向一端寄りにトナー補給口が形成されたトナーカートリッジと、
前記トナーカートリッジを長手方向に傾ける傾動装置とを備え、
前記トナーカートリッジが、
前記トナーカートリッジに収容されている補給トナーを前記一端に向けて搬送する搬送部材と、
前記トナーカートリッジ内の、前記一端に向けて搬送された補給トナーの圧力を検知するセンサとを備え、
前記傾動装置が、前記センサにより検知された圧力があらかじめ定められた圧力範囲内に入るように、該トナーカートリッジの前記一端に対する他端を相対的に順次持ち上げる制御を行なうものであることを特徴とする画像形成装置である。
請求項5は、センサにより検知された圧力が前記圧力範囲を越えた場合は、前記トナーカートリッジの前記他端を相対的に、該圧力が該圧力範囲を下回るまで下降させ、その後あらためて、該圧力が前記圧力範囲内に入るように、該トナーカートリッジの該他端を相対的に持ち上げる制御を行なうものであることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置である。
請求項1のトナー供給装置および請求項4の画像形成装置によれば、トナーカートリッジ内の補給トナーの凝集が回避される。
請求項2のトナー供給装置および請求項5の画像形成装置によれば、凝集が発生した場合であってもその凝集を解すことができる。
本発明によれば、請求項3に記載されたような、凝集が起こり易い小粒径の補給トナーに対しても凝集が有効に回避される。
本発明の第1実施形態としての画像形成装置の外観斜視図である。 図1に外観を示す画像形成装置の内部構成を示した模式図である。 トナーカートリッジとその周辺の構造を示した模式図である。 新品のトナーカートリッジが装着されて使用が開始された直後の初期状態を示した模式図である。 図4に示す初期状態と比べ、載置台が少し持ち上げられた状態を示した模式図である。 トナーカートリッジが水平な姿勢となるまで載置台がさらに持ち上げられた状態を示した模式図である。 トナーカートリッジが水平姿勢のままトナーカートリッジ内の補給トナーが搬送部材により搬送され、トナー補給口側にトナーが堆積した状態を示した図である。 図7に示す水平姿勢から載置台83を下げた状態を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態としての画像形成装置の外観斜視図である。
この画像形成装置1は、装置筐体90を有し、その装置筐体90の上に載せられたスキャナ10と、その装置筐体90内に構成されたプリンタ20とを備えている。
スキャナ10は、原稿に描かれている画像を読み取って画像信号を生成する装置である。また、プリンタ20は、画像信号に基づく画像を用紙上にプリント出力する装置である。
スキャナ10は、原稿トレイ11と原稿排紙トレイ12を有する。原稿トレイ11上に、原稿を積み重ねた状態に載せてスタートボタン32を押すと、その原稿が1枚ずつ順次に送り込まれて読み取られ、原稿排紙トレイ12上に排出される。また、このスキャナ10は、奥側に、左右に延びるヒンジ(不図示)が設けられており、矢印Mよりも上の部分を持ち上げて開くことができる。矢印Mの直ぐ下には、透明ガラス板13(図2参照)が広がっている。その透明ガラス板13に上に原稿を1枚、下向きに載せ、矢印Mから上の部分を閉じてスタートボタン32を押すことにより、その透明ガラス板13上の原稿を読み取ることもできる。
また、プリンタ20は、用紙トレイ21内に積み重ねられている用紙を1枚ずつ順次に取り出し、その取り出した用紙上に、画像信号に基づく画像をプリントする装置である。画像がプリントされた用紙は、排紙トレイ22上に排出される。本実施形態は、このプリンタ20は、画像を、用紙上に、いわゆる電子写真方式によりプリント出力するプリンタである。
また、この画像形成装置1には、ユーザインタフェース(UI)30が備えられている。このUI30は、電源ボタン31やスタートボタン32、その他の複数の押しボタン33と、タッチパネル式の表示画面34が備えられている。このUI30を操作することにより、プリント枚数の指示や動作スタートの指示などの各種の指示が行われる。また、表示画面34には、この装置の状態や各種の押ボタンが表示される。この表示画面34上に表示される押しボタンも操作の対象となる。
図2は、図1に外観を示す画像形成装置の内部構成を示した模式図である。
スキャナ10の原稿トレイ11上に置かれた原稿Sは、スタートボタン32(図1参照)が押されると1枚ずつ送り込まれて搬送ロール14により搬送路101上を搬送され、その搬送の途中で透明ガラス板13に接する読取位置Rと通過して原稿排紙トレイ12上に排出される。そして、その原稿Sは、読取位置Rを通過する際に、その読取位置Rに対面して静止している読取装置15によって、その原稿Sに記録されている画像が読み取られて画像信号に変換される。
また、矢印Mよりも上の部分を開き、1枚の原稿を透明ガラス板13上に下向きに載せて上を閉じ、スタートボタン32を押す。すると今度は、読取装置15が矢印X方向に移動しながら、その透明ガラス板13上の原稿を読み取って画像信号に変換する。
また、プリンタ20には、ほぼ横に1列に配列された4つの像形成部50Y、50M、50C、50Kを有する。これらの像形成部50Y、50M、50C、50Kでは、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色トナーによるトナー像が形成される。ここでは、これらの像形成部50Y、50M、50C、50Kに共通の説明については、トナーの色の区別を表わす、Y、M、C、Kの符号を省略し、像形成部50と表記する。像形成部以外の他の構成要素についても同様である。
各像形成部50には、感光体51が備えられている。この感光体51は、駆動力を受けて矢印A方向に回転しながら、その表面に静電潜像が形成され、さらに現像によりトナー像が形成される。
各像形成部50に備えられている各感光体51の周りには、この図2に示されている要素としては、帯電器52、露光器53、現像器54、1次転写器62、感光体クリーナ55が備えられている。ここで、1次転写器62は、感光体51との間に、後述する中間転写ベルト61を挟んだ位置に置かれている。この1次転写器62は、像形成部50ではなく、後述する中間転写部60に備えられている要素である。
帯電器52は、感光体51の表面を一様に帯電する。
露光器53は、一様に帯電された感光体51に、画像信号に基づいて変調された露光光を照射して、感光体51上に静電潜像を形成する。
現像器54は、感光体51上に形成された静電潜像を、各像形成部50に応じた色のトナーで現像して、感光体51上にトナー像を形成する。
1次転写器62は、感光体51上に形成されたトナー像を、後述する中間転写ベルト61上に転写する。
感光体クリーナ55は、転写後の感光体51に付着している残留トナー等を感光体51から除去する。
4つの像形成部50の上部には、中間転写部60が配置されている。そして、この中間転写部60には、中間転写ベルト61が備えられている。この中間転写ベルト61は、駆動ロール63a、従動ロール63b、張架ロール63c等の複数のロールに支持されている。そして、この中間転写ベルト61は、駆動ロール63aに駆動されて、4つの像形成部50に備えられている4つの感光体51に沿う経路を含む循環経路上を、矢印B方向に循環移動する。
各感光体51上のトナー像は1次転写器62の作用により、中間転写ベルト61上に順次重なるように転写される。そして、中間転写ベルト61上に転写されたトナー像は、その中間転写ベルト61により、2次転写位置T2に搬送される。この2次転写位置T2には2次転写器71が備えられており、中間転写ベルト61上のトナー像は、その2次転写器71の作用により、その2次転写位置T2に搬送されてきた用紙P上に転写される。用紙Pの搬送については後述する。用紙Pへのトナー像の転写後の中間転写ベルト61上に残存するトナー等は、中間転写ベルトクリーナ64により、その中間転写ベルト61から取り除かれる。
ここで、このプリンタ20では、黒色(K)のトナーでトナー像を形成する、配列の1方の端(図2の1番左側の端)に位置する像形成部50Kのみで用紙P上にモノクロ画像をプリントするモノクロモードと、4つの像形成部50Y、50M、50C、50Kを用いて用紙P上にカラー画像をプリントするカラーモードとを有する。中間転写ベルト61は、図示しないカム機構により、カラーモードのときは、4つの像形成部50Y、50M、50C、50Kを構成する4つの感光体51に接しながら移動し、モノクロモードのときは、配列の1方の端(図2の1番左側の端)に位置する像形成部50Kの感光体51Kのみに接して他の全ての像形成ユニット50Y、50M、50Cの感光体51Y、51M、51Cからは離間するように、その循環移動経路が変更される。モノクロモードでは、像形成部50Kを除く他の全ての像形成部50Y、50M、50Cの作動を停止させて、省電力化や部品の長寿命化を図っている。
中間転写部60の上部には、各色の補給トナーが収容されたトナーカートリッジ23が備えられている。現像器81内のトナーが現像により消費されると、対応する色の補給トナーを収容したトナーカートリッジ23から現像器54にトナーが補給される。トナーカートリッジ23は着脱自在に構成されており、空になると取り出されて、新たなトナーカートリッジ23が装着される。
また、このプリンタ20の下部には、用紙トレイ21が備えられている。この用紙トレイ21には、プリント前の用紙Pが積み重ねられた状態に収容される。この用紙トレイ21は、用紙の補充や交換のために引出し自在に構成されている。
用紙トレイ21からは、ピックアップロール211により用紙Pが1枚取り出され、搬送ロール212により、搬送路201上を矢印C方向に、タイミング調整ロール213まで搬送される。このタイミング調整ロール213まで搬送されてきた用紙Pは、そのタイミング調整ロール213により、中間転写ベルト61上のトナー像が2次転写位置T2に到達するタイミングに合わせて2次転写位置T2に到達するように、その2次転写位置に向かって送り出される。タイミング調整ロール213により送り出された用紙Pは、2次転写位置T2において、2次転写器71の作用により、中間転写ベルト61からトナー像の転写を受ける。トナー像の転写を受けた用紙Pは、さらに矢印D方向に搬送されて定着器72を通過する。用紙P上のトナー像は、この定着器72により加熱および加圧を受けて用紙P上に定着される。これにより、用紙P上には、定着されたトナー像からなる画像がプリントされる。定着器72によりトナー像の定着を受けた用紙は、搬送ロール214によりさらに搬送され、排紙ロール215により、排紙口27から排紙トレイ22上に送り出される。
またこのプリンタ20は、用紙Pの両面に画像をプリントする両面プリントモードを有する。この両面プリントモードにおいては、上記と同様にして用紙Pの第1面に画像がプリントされた後、その第1面に画像がプリントされた用紙Pが、排紙ロール215により、排紙トレイ22に向けて途中まで送り出される。そしてその排紙ロール215は、回転方向を反転させて、排紙トレイ22上に途中まで送り出した用紙Pを引き戻す。
排紙ロール215の反転により引き戻された用紙Pは、今度は、搬送ロール216により搬送路202上を矢印Gで示す向きに搬送されて、再びタイミング調整ロール213に到達する。このとき用紙Pは、第1面に画像がプリントされたときとは表裏が反転した状態にある。タイミング調整ロール213に再び到達した後は、上記と同様にして、但し今度はその用紙Pの第2面に画像がプリントされる。こうして画像が両面にプリントされた用紙Pは、排紙ロール26により、今度は、排紙トレイ22上に送り出される。
また、このプリンタ20には手差しトレイ28が備えられている。この手差しトレイ28に用紙を置いてスタートボタン32を押すと、この手差しトレイ28上の用紙が搬送ロール217により搬送路203上を矢印H方向に搬送されてタイミング調整ロール213に到達する。その後のプリント動作は、用紙トレイ21から引き出された用紙Pへのプリント動作と同様である。
また、画像形成装置1には、各部を制御する制御回路40が備えられていて、この制御回路40により上記の動作が制御される。制御回路40は、本発明における制御装置の一例に相当する。
次に、本実施形態である、トナーカートリッジ23およびその周辺の構造について説明する。尚、以下の説明は、トナーの色(Y,M,C,K)に関係なく共通の説明なので、トナーの色を区別する符号(Y,M,C,K)については図面上においても省略する。
図3は、トナーカートリッジとその周辺の構造を示した模式図である。
ここには、トナーカートリッジ23が備えられている。このトナーカートリッジ23には、各像形成部50(図2参照)に応じた色の補給トナー231が収容され、長手方向一方の端部寄り(図3では左側の端部寄り)にトナー補給口23aが形成されている。トナーカートリッジ23は、プリンタ20(図2参照)に着脱自在に構成されている。プリンタ20にトナーカートリッジ23が装着されると、そのトナーカートリッジ23のトナー補給口23aには蛇腹管81が接続される。この蛇腹管81は、伸縮自在であって、このトナーカートリッジ23のトナー補給口23aと現像器54(図2参照)に繋がる不図示のトナー補給路とを繋いでいる。トナー補給口23aから蛇腹管81に流れ込んだ補給トナー231は、その不図示のトナー補給路を経由して現像器54に供給される。
また、このトナーカートリッジ23には、搬送部材232が備えられている。このトナーカートリッジ23が装着されると搬送部材232が、装着筐体90(図2参照)に固定されているモータ82に、不図示の自在継手を介して連結される。モータ82が回転すると搬送部材232も回転し、トナーカートリッジ23内の補給トナー231がトナー補給口23a側、すなわち矢印X方向に搬送される。また、このトナーカートリッジ23には、矢印X方向に搬送された補給トナー231に押される圧力で検知する圧力センサ233が備えられている。
また、ここには、装着されたトナーカートリッジ23を載せる載置台83が備えられている。この載置台83は、図3の左側の端の支持部84が装置筐体90(図2参照)に回転自在に支持されている。またこの載置台83の支持部84から離れた図3の右寄りの部分に、窪み部83aが設けられていて、その窪み部83aにはシャフト85が入り込んでいる。このシャフト85には螺旋溝85aが形成されていて、その螺旋溝85が窪み部83aに嵌り込んでいる。そのシャフト85の下端部はギア86が固定されていて、そのギア86には、不図示のモータからの回転駆動力が伝達される。ギア86が回転するとシャフト85も回転し、シャフト85の螺旋溝85aが窪み部83aに嵌り込んでいるため、この回転により載置台83の右側が上下動する。すなわち、シャフト85が回転すると、載置台83は、左端の支持部84を中心に回転して傾き、その載置台83に載置されているトナーカートリッジ23も傾くことになる。
本実施形態の画像形成装置1(図1,図2参照)では、体積平均粒径が4.5μm以下とい小粒径のトナーが採用されている。このような小粒径トナーを使うと、同じ濃度の画像を形成するにあたってのトナーの消費量を減らすことができる。ただし、その一方でトナーが凝集し易いという欠点を合わせ持っている。そこで、本実施形態では以下のようにしてトナーの凝集を回避している。なお、トナーの体積平均粒径は2μm以上のものが製造性の点で望ましく用いられる。
図4は、新品のトナーカートリッジが装着されて使用が開始された直後の初期状態を示した模式図である。
この初期状態では、トナーカートリッジ23の右側が下がった姿勢となる。新品のトナーカートリッジ23には補給トナー231がほぼ満杯の状態にあり、右側が下がった姿勢にあっても蛇腹管81が接続されたトナー補給口23a付近には十分な量の補給トナ231が堆積している。モータ82はゆっくりと回転し、搬送部材232が補給トナー231をゆっくりと矢印Xの向きに送っている。
圧力センサ84による圧力検知結果は、制御回路40(図2参照)に通知されている。
図5は、図4に示す初期状態と比べ、シャフトにより載置台が少し持ち上げられた状態を示した模式図である。
トナーカートリッジ23内の補給トナー231は徐々に消費されその量が減少していく。このため、図4に示すように右側を下げた姿勢のままだと、トナー補給口23aの部分の補給トナーの量が不足してくるおそれがある。そこで制御回路40(図2参照)は、圧力センサ84による圧力検知結果をモニタし、その圧力があらかじめ定められた圧力範囲を下回りそうになると図5に示すようにシャフト85を回転させて載置台83をY方向に持ち上げる。すると、搬送部材232の回転により補給トナー231がトナー補給口23a側(矢印X方向)に搬送され易くなり、圧力センサ84により検知される圧力が回復する。
図6は、図5に示す状態と比べ、シャフトによりトナーカートリッジが水平な姿勢となるまで載置台がさらに持ち上げられた状態を示した模式図である。
補給トナー231がさらに消費されてトナーカートリッジ23内の補給トナー231が少なくなってくると、図5に示す姿勢であっても、圧力センサ84により検知される圧力があらかじめ定められた圧力範囲を下回りそうになる。すると、シャフト85の回転によりトナーカートリッジ23が水平姿勢となるまで載置台83がさらに徐々に持ち上げられる。
図7は、トナーカートリッジが水平姿勢のままトナーカートリッジ内の補給トナーが搬送部材により搬送され、トナー補給口側に補給トナーが堆積した状態を示した図である。
この水平姿勢にあっても圧力センサ233による検知圧力があらかじめ定められた圧力範囲内にあるときはこの水平姿勢が維持される。圧力センサ84による検知圧力がトナーカートリッジ23が空になったことを表わす圧力まで下がると、制御回路40により、UI30にトナーカートリッジ23の交換を促すメッセージが出力される。
一方、図7に示す水平姿勢にあるときに圧力センサ233による検知圧力があらかじめ定められた圧力範囲の上限を越えた場合には、以下の処理が行なわれる。補給トナー231の消費速度が低く補給トナー231が搬送部材232によりトナー補給口23a側(矢印X方向)に押されると、圧力範囲の上限を越えることが有り得る。
図8は、図7に示す水平姿勢からシャフト85を逆回転して載置台83をY’方向に下げた状態を示した図である。
圧力センサ84により検知された圧力があらかじめ定められた圧力範囲を越えるとトナーカートリッジで23内の補給トナー231が凝集し始めた可能性がある。そこで、そうなったときは、現像器54へのトナーの供給を一端停止し、図8に示すように、トナーカートリッジ23を傾けた姿勢として、圧力センサ84による検知圧力があらかじめ定められた圧力範囲を下回るように内部の補給トナー231を右側に移動させる。このようにしてトナーカートリッジ23内の補給トナー231を解し、その後再び、シャフト85の回転により載置台83を矢印Y方向に持ち上げてトナーカートリッジ23を図7に示すように水平姿勢とする。そしてモータ82の回転により搬送部材232を回転させて補給トナー231を矢印X方向に搬送し、圧力センサ84による検知圧力があらかじめ定められた圧力範囲内に回復した後、現像器54への補給トナー231の補給を再開する。
尚、ここでは、トナーカートリッジ23が図7に示す水平姿勢にあるときに圧力範囲を越えたことを例に挙げたが、例えば図5に示すように傾いた姿勢にあるときであっても、圧センサ84による検知圧力があらかじめ定められた圧力範囲を越えたときは、図8に示すように傾けることにより凝集を解す処置が実行される。
また、ここでは、トナーカートリッジ23に圧力センサ233を取り付けた例について説明したが、補給トナー231が凝集してくると搬送部材232が補給トナー231の搬送による反力を受けて歪む。そこで搬送部材232に歪みセンサを備えることで補給トナー231の圧力を間接的に検知してもよい。
また、ここでは、モータ82は、装置筐体90(図2参照)に固定されていて搬送部材232との間が自在継手を介して連結される旨説明したが、モータ82をトナーカートリッジ23に備えてもよい。その場合自在継手は不要であり、モータ82と搬送部材との連結が単純化される。
さらに、ここではシャフト85を回転させて載置台83をY方向,Y’方向に上下動させることでトナーカートリッジ23の姿勢を変更する例について説明したが、トナーカートリッジ23の姿勢が変更されるように構成されていればよく、その姿勢変更の機構はここに示した例に限られるものではない。
さらに、ここでは、トナーカートリッジ23を傾動させる構造を図1,図2に示す画像形成装置1に適用した例について説明したが、これは例示に過ぎず、本発明は、トナーカートリッジから現像器にトナーを補給するタイプの画像形成装置であれば適用可能である。
1 画像形成装置
10 スキャナ
20 プリンタ
23 トナーカートリッジ
23a トナー補給口
40 制御回路
50 像形成部
51 感光体
52 帯電器
53 露光器
54 現像器
55 感光体クリーナ
60 中間転写部
61 中間転写ベルト
62 1次転写器
71 2次転写器
72 定着器
81 蛇腹管
82 モータ
83 載置台
83a 窪み部
84 支持部
85 シャフト
85a 螺旋溝
90 装置筐体
231 補給トナー
232 搬送部材

Claims (5)

  1. 補給トナーが収容され長手方向一端寄りにトナー補給口が形成されたトナーカートリッジと、
    前記トナーカートリッジを長手方向に傾ける傾動装置とを備え、
    前記トナーカートリッジが、
    前記トナーカートリッジに収容されている補給トナーを前記一端に向けて搬送する搬送部材と、
    前記トナーカートリッジ内の、前記一端に向けて搬送された補給トナーの圧力を検知するセンサとを備え、
    前記傾動装置が、前記センサにより検知された圧力があらかじめ定められた圧力範囲内に入るように、該トナーカートリッジの前記一端に対する他端を相対的に順次持ち上げる制御を行なうものであることを特徴とするトナー供給装置。
  2. 前記センサにより検知された圧力が前記圧力範囲を越えた場合は、前記トナーカートリッジの前記他端を相対的に、該圧力が該圧力範囲を下回るまで下降させ、その後あらためて、該圧力が前記圧力範囲内に入るように、該トナーカートリッジの該他端を相対的に持ち上げる制御を行なうものであることを特徴とする請求項1記載のトナー供給装置。
  3. 前記補給トナーが、4.5μm以下の体積平均粒径を有するトナーであることを特徴とする請求項1又は2項記載の画像形成装置。
  4. 回転しながら、帯電および露光を経て静電潜像が形成される感光体と、
    トナーを収容し、前記静電潜像を該トナーで現像する現像装置と、
    前記トナー像を用紙上に転写する転写装置と、
    用紙上に転写されたトナー像を該用紙上に定着する定着装置と、
    前記現像装置にトナーを補給するトナー補給装置とを備え、
    前記トナー補給装置が、
    補給トナーが収容され長手方向一端寄りにトナー補給口が形成されたトナーカートリッジと、
    前記トナーカートリッジを長手方向に傾ける傾動装置とを備え、
    前記トナーカートリッジが、
    前記トナーカートリッジに収容されている補給トナーを前記一端に向けて搬送する搬送部材と、
    前記トナーカートリッジ内の、前記一端に向けて搬送された補給トナーの圧力を検知するセンサとを備え、
    前記傾動装置が、前記センサにより検知された圧力があらかじめ定められた圧力範囲内に入るように、該トナーカートリッジの前記一端に対する他端を相対的に順次持ち上げる制御を行なうものであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記センサにより検知された圧力が前記圧力範囲を越えた場合は、前記トナーカートリッジの前記他端を相対的に、該圧力が該圧力範囲を下回るまで下降させ、その後あらためて、該圧力が前記圧力範囲内に入るように、該トナーカートリッジの該他端を相対的に持ち上げる制御を行なうものであることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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