JP2016003031A - 包装用箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で包装用箱から収容物を容易に取り出すことができる包装用箱を提供する。
【解決手段】筒体の上方の開口端部を閉鎖する上蓋片44を有する外箱12の内側に、外箱12とは別体の仕切部材14を摺動可能に備える。仕切部材14は、外箱12の底部51の裏面側に重ねられる内底102片と、内底片102に連続する立上片104と、立上片104に連続し外箱12の上蓋片44の裏面に重ねて取り付けられる取付片108を備える。取付片108は、立上片104との間の折罫線114が、外箱12の上蓋片44と側面18との間の折罫線46に対して、略平行に離間して位置する。上蓋片44を、側面18との間の折罫線46で逆方向に折り曲げて開封すると、仕切部材14が収容物11を保持した状態で上昇する。
【選択図】図1

Description

この発明は、上蓋片が一体に設けられた外箱の内側に、上蓋片を開くことにより連動する仕切部材が設けられ、収容物の取り出しを容易にした包装用箱に関する。
包装用箱から収容物を取り出す場合、包装用箱の上面に設けられた上蓋片を開けて取り出す際に収容物がつかみにくく取り出しにくい場合がある。そこで、収容物を取り出し易くするために従来からいろいろな工夫がされている。
例えば、特許文献1に開示されているケースは、紙状物質から成る箱体と、これを被蓋する外蓋とを開閉自在に一体に形成したものであり、箱体の端部を折り返して形成した開閉自在の内蓋と、先端に折り曲げ部を形成した昇降自在の内底とを有し、かつ内底の延長端部を外蓋の内面に接着したものである。このケースは、外蓋を開けると自動的に内底が傾斜して持ち上がり、収容物の取り出しが容易となるものである。
また、特許文献2に開示されている包装箱は、後壁の上端に蓋を開閉自在に連接した箱本体を形成し、蓋の開閉に連動して後部が昇降する中底板が設けられている。蓋の裏側と中底板は帯材を介して連結され、帯材の下端を中底板の後端よりも前側に位置させている。この包装箱は、蓋を開くと、帯材により中底板の後端が引き上げられて上昇し、収容物の取り出しが容易となる。
また、特許文献3に開示されている包装容器は、直方体の包装容器であり、身部と、片開きの蓋部と、前記身部内部に収容され物品収容トレイを保持するとともに蓋部と連動して動く内部可動部が設けられている。この包装容器は、蓋部を開くと、内部可動部とともに物品収容トレイが上方に移動し、収容物の取り出しが容易となる。
実開昭52−168727号公報 特開2007−161281号公報 特開2004−268946号公報
上記背景技術の場合、底部または物品収容トレイが上方に移動する点では収容物を取り出しやすくなるが、収容物が底部から持ち上げられるものではなく、取り出すには、収容物と底部との間に指を入れて起き上がらせて取り出さなければならないという問題があった。
特に、医薬品の瓶など円筒状の収容物を包装用箱に収容する場合、包装用箱の上面に設けられた上蓋片を開けて取り出す際に、収容物がつかみにくく、取り出しにくい場合がある。包装用箱に緩衝機能を有する仕切部材が設けられている場合は、緩衝機能を有する仕切部材等により収容物と包装用箱の隙間が狭いため、特に取り出しにくいものである。そこで、このような包装用箱において、収容物を取り出し易くしたものが求められている。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で包装用箱から収容物を簡単に取り出すことができる包装用箱を提供することを目的とする。
本発明は、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、筒体状に組み立てられた側面と、前記側面の1つに折罫線で区切られて設けられ前記筒体の上方の開口端部を閉鎖する上蓋片を有する外箱が設けられ、前記外箱の内側には、前記外箱とは異なる一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成る仕切部材が摺動可能に設けられている包装用箱である。前記仕切部材は、前記外箱の底部の裏面側に重ねられる内底片と、前記内底片に連続する立上片と、前記立上片に連続し前記外箱の前記上蓋片の裏面に重ねて取り付けられる取付片が設けられ、前記取付片は、前記立上片と折罫線で区切られ、前記取付片は、前記立上片との間の折罫線が、前記外箱の前記上蓋片と前記側面との間の折罫線に対して、略平行に離間する位置に取り付けられている。前記包装用箱は、前記上蓋片を前記側面との間の折罫線を逆方向に折り曲げて開封すると、前記仕切部材が収容物を保持した状態で上昇し、前記立上片の前記取付片に連続する部分が前記上蓋片の動きに追従して前記収容物から離れる方向へ折り曲げられ、前記収容物の上端部は前記立上片から離れた状態で前記外箱の上方の開口端部から突出するものである。
また、前記立上片と前記取付片の間には、連結片が一対の折罫線で区切られて設けられ、前記立上片と前記連結片を区切る折罫線は、前記収容物の上端部よりも前記内底片に近い位置に、前記収容物の取り出し方向に交差する方向に設けられ、前記外箱の前記上蓋片を開くと、前記立上片は前記収容物とともに上昇し、前記連結片は前記上蓋片の横方向への動きに追従して前記折罫線で前記収容物から離れる方向へ折り曲げられるものである。
前記仕切部材の前記内底片は、前記外箱の底部より小さく形成され、前記立上片は前記上蓋片が設けられた前記外箱の一側面に対して略平行に離間してセットされ、前記外箱または前記仕切部材には、前記立上片が前記外箱の前記上蓋片が設けられた側面から一定距離に離れて摺動させるガイド片が設けられている。
また、前記仕切部材には、前記立上片に交差して設けられ前記内底片の上方に位置し収容物の底部を保持する保持片と、前記収容物の側面を保持する開口部が設けられた中枠片と上面片が設けられている。
また、筒状に組み立てられた前記側面の、前記上蓋片が設けられた側面に隣接する左右一対の側面には、前記上蓋片の内側に折って重ねられる矩形のフラップが設けられ、前記フラップは、前記上蓋片に隣接する角部が矩形に切り欠かれた切除部が設けられ、前記包装用箱の組み立て工程で前記フラップを折ったとき、上記切除部から前記仕切部材の前記取付片が上方に突出し、前記取付片と前記外箱の前記上蓋片が糊付けされるものである。
本発明の包装用箱は、簡単な構造で包装用箱から収容物を簡単に取り出すことができ、健常者はもとより、高齢者や障害のある人であっても、収容物の取り出しが容易なものである。特に、上蓋片を開封すると同時に収容物を保持する仕切部材が上昇し、収容物の上端部分が箱体の上方の開口端部から自動的に突出し、収容物の側面を保持して簡単に引き上げて取り出すことができる。また、底部は二重に設けられ、改ざん防止効果が高い。仕切部材は、高い緩衝効果を有し、収容物を、安全に保管と運搬を行うことができる。
この発明の一実施形態の包装用箱の使用状態を示す斜視図である。 この実施形態の包装用箱の斜視図である。 この実施形態の包装用箱の外箱の展開図である。 この実施形態の包装用箱の仕切部材の展開図である。 この実施形態の包装用箱の仕切部材の斜視図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図5はこの発明の一実施形態を示すもので、この実施形態の包装用箱10は、矩形の外箱12と、外箱12の内側に摺動可能に入れられた仕切部材14が設けられている。
外箱12は、紙製等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片16を組み立てて設けられている。図3は、箱体形成片16を表面から見た展開図であり、箱体形成片16は、側面18,20,22,24が、互いに平行に連接して形成されている。側面18,20,22,24は、連接方向と直交する幅方向の長さは互いに同じ長さであり、それと直交する長さも互いに同じ長さであり幅方向よりも短く形成されている。側面18の側縁部には、外箱12の組立状態で側面24の裏面に糊付けされる糊付片26が設けられている。糊付片26、側面18,20,22,24は、各々折罫線28,30,32,34で区切られている。
糊付片26の、折罫線28と反対側の側縁部には、矩形のガイド片36が折罫線38で区切られて設けられている。ガイド片36は、糊付片26との連接方向と直交する幅方向の長さは糊付片26より短く、糊付片26との連接方向の長さは側面18とほぼ同じである。ガイド片36の折罫線38と反対側の側縁部には、小さい矩形の糊付片40が折罫線42で区切られて設けられている。
側面18の、側面同士の連接方向に対して直角な方向の一端部には、上蓋片44が折罫線46で区切られて設けられている。上蓋片44の折罫線46と反対側の端部には、さらに差込片48が折罫線50で区切られて設けられている。側面18の、折罫線46と反対側の端部には、第一底蓋片52が折罫線54で区切られて設けられている。第一底蓋片52の折罫線54と反対側の端部52aは、端部52aの中心より折罫線30側の部分は、折罫線54から離れる方に湾曲しながら突出し、幅広に形成された差込片56となっている。端部52aの、折罫線30に近い部分には、変形した矩形の糊付片58が折罫線60で区切られて設けられ、折罫線60は折罫線54に対して鋭角で交差する方向に設けられている。端部52aの糊付片58との交点部分は、外箱12の組立状態で形成される底部51の中心付近に位置する。
側面20の、側面18の折罫線46に隣接する端部には、矩形のフラップ62が折罫線64で区切られて設けられている。フラップ62には、上蓋片44に隣接する角部が矩形に切り欠かれたような切除部66が設けられている。また側面20の、折罫線64と反対側の端部には、略三角形状のフラップ68が折罫線70で区切られて設けられている。
側面22の、側面20の折罫線64に隣接する端部22aには、他の部材が設けられていない。側面22の、端部22aと反対側の端部には、第二底蓋片72が折罫線74で区切られて設けられている。第二底蓋片72の折罫線74と反対側の端部72aは、端部72aの中心より折罫線34側の部分は、折罫線74から離れる方に湾曲しながら突出し、幅広に形成された差込片76となっている。端部72aの、折罫線34に近い部分には、変形した矩形の糊付片78が折罫線80で区切られて設けられ、折罫線80は折罫線74に対して鋭角で交差する方向に設けられている。端部72aの糊付片78との交点部分は、外箱12の組立状態で形成される底部51の中心付近に位置する。
側面24の、側面22の端部22aに隣接する端部には、矩形のフラップ82が折罫線84で区切られて設けられている。フラップ82は、側面24の側縁部24aの延長線上に位置する角部が矩形に切り欠かれたような切除部86が設けられている。また側面24の、折罫線84と反対側の端部には、略三角形状のフラップ88が折罫線90で区切られて設けられている。
なお、上記の各折罫線には、折り曲げやすくするために、破断線が設けられてもよい。
次に、この実施形態の包装用箱10の外箱12の組立方法の一例について説明する。ここでは、図3が外箱12の箱体形成片16の表面を見たものであり、箱体形成片16の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、折罫線38を正折りし、糊付片40の表面に糊93を塗布する。糊93は、糊付片40の長手方向に沿う直線状に塗布する。次に折罫線54,70,74,90を正折りし、折罫線60,80を逆折りし、糊付片58,78の裏面に糊94,96を塗布する。そして、糊付片26の表面に糊98を塗布し、折罫線30を正折りし、折罫線34を正折りする。これにより、糊付片26の表面は糊98により側面24の裏面に糊付けされ、糊付片40の表面は糊93により側面20の裏面に糊付けされる。糊付片58の裏面は糊94によりフラップ68の表面に、糊付片78の裏面は糊96によりフラップ88の表面に糊付けされる。これにより箱体形成片16は折り畳み状態となり、この折り畳んだ状態で出荷される。
次に、収容物11を収容し包装する工場等において、折罫線28,30,32,34を各々90°に正折りして四角形の箱体にする。このとき、第一底蓋片52の糊付片58はフラップ68に、第二底蓋片72の糊付片78はフラップ88に糊付けされているため、二つ折りされていた折罫線54,70,74,90は自動的に引き起こされてほぼ90°に開き、底部51が形成される。第一底蓋片52と第二底蓋片72の外側に膨出する差込片56,76は、組み立てる途中は互いに当接し弾性変形しながら乗り越えて、組み立てたときには弾性変形が復元して互いにロックされ、底部51の形状を保つ。
これにより、外箱12は図1に示す状態となる。外箱12は、側面18,20,22,24が筒体となり、筒体の断面形状は正方形となる。第一底蓋片52、フラップ68,88、第二底蓋片72が組み合わされて正方形の底部51が形成され、底部51と反対側は、収容物11を出し入れする開口端部となる。ガイド片36は、筒体の断面形状中心よりも側面18に近い位置で、側面18に対して平行に組み立てられ、ガイド片36と側面20,22,24で囲まれた筒体の中に仕切部材14が入れられる。なお、収容物11は例えば液体の医薬品が入れられたバイアルである。
次に、仕切部材14について説明する。仕切部材14は、紙製等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片100を組み立てて設けられている。図4は、箱体形成片100を表面から見た展開図である。箱体形成片100には、外箱12の、ガイド片36と側面20,22,24で囲まれた小さい筒体の内側に嵌合され底部51の裏面側に重ねられる矩形の内底片102が設けられている。内底片102の一方向の長さは側面22の連接方向長さとほぼ等しく、他方の長さは外箱12の、ガイド片36と側面22の間隔にほぼ等しい。
内底片102の、ガイド片36と側面22の間隔にほぼ等しい一対の端部の、一方の端部102aには、立上片104と連結片106、取付片108が順に連接して設けられ、互いに折罫線110,112,114で区切られている。立上片104は、包装用箱10の組立状態でガイド片36に重ねられるものであり、矩形で、内底片102との連接方向の幅は内底片102と同じであり、連接方向の長さは内底片102よりも長い。立上片104の、折罫線110に交差する一対の側縁部104aには、矩形のガイド部116が折罫線118で区切られて設けられている。ガイド部116は、折罫線118から折罫線118に対して平行な側縁部までの長さが、外箱12の、ガイド片36と側面22の間の距離にほぼ等しい。
連結片106は、包装用箱10の組立状態でガイド片36の上の部分に重ねられるものであり、立上片104との間の折罫線112を下底とし反対側の折罫線114を上底とする台形である。連結片106の、立上片104との連接方向の長さは立上片104より短く、立上片104と連結片106の連接方向の長さを足したものが、外箱12の高さとほぼ等しい。取付片108は、外箱12の上蓋片44よりも小さい矩形であり、包装用箱10の組立状態で上蓋片44の中心付近に糊付けされるものである。
内底片102の、端部102aと反対側の端部102bには、上面保持片120と上面片122、中枠保持片124、中枠片126、取付片128が順に連接して設けられ、互いに折罫線130,132,134,136,138で区切られて設けられている。折罫線136,138は、両端部が切り残された短い切断線で設けられている。
上面保持片120は、包装用箱10の組立状態で側面22に重ねられるものであり、矩形で、内底片102との連接方向の幅は内底片102と同じであり、連接方向の長さは内底片102より長く、立上片104より短い。
上面片122は、組立状態で内底片102と平行に位置するものであり、内底片102とほぼ同じ大きさの矩形である。上面片122の中心には開口部140が設けられ、開口部140は折罫線132,134に達し、折罫線132,134を各々少し超えて上面保持片120または中枠保持片124に位置する一対の直線と、一対の直線を結ぶ一対の曲線で囲まれて形成され、曲線は外側に湾曲するものである。
中枠保持片124は、折罫線134よりも折罫線136がわずかに短くなる変形した矩形であり、連接方向の長さは上面保持片120の半分よりもわずかに短いものである。
中枠片126は、組立状態で内底片102、上面片122と平行に位置するものであり、内底片102、上面片122と同じ大きさの矩形である。取付片128は連接方向の幅は中枠片126と同じであり、連接方向の長さは中枠保持片124より少し長く、中枠保持片124と取付片128の連接方向の長さを足したものが、上面保持片120とほぼ等しい。中枠片126には、連接方向に対して平行な一対の切断線142が設けられている。一対の切断線142の一方の端部は、折罫線138を越えて取付片128の端部128a近傍まで達し、この端部には、一対の切断線142同士を連結する折罫線144が設けられている。一対の切断線142の他方の端部は、折罫線136に交差するところに位置している。一対の切断線142の間の部分は、折罫線138が途切れて設けられ、折罫線138よりも折罫線136に近いところに、切断線142に対して直角な折罫線146が設けられている。一対の切断線142と、折罫線144,146で囲まれた部分は、後述する収容物11の底部を保持する保持片148となる。保持片148は組立状態で中枠片126と平行に位置するものであり、折罫線144,146の間の長さは中枠片126の連接方向の長さと同じである。中枠片126には、切断線142の途中に楕円形の透孔150が各々設けられている。透孔150は、長手方向が切断線142に一致して中枠片126を打ち抜いて形成されている。
なお、上述の各折罫線には、折り曲げやすくするために、破断線が設けられてもよい。
次に、この実施形態の包装用箱10の仕切部材14の組立方法の一例について説明する。ここでは、図4が仕切部材14の箱体形成片100の表面を見たものであり、箱体形成片100の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、取付片128の裏面に糊152を塗布する。糊152は、取付片128の端部128aに沿う直線状に塗布する。そして折罫線134を正折りし、取付片128の裏面は糊152により上面保持片120の裏面に糊付けされる。次に、中枠保持片124の表面に糊154を塗布する。糊154は折罫線134に沿う直線状に塗布する。そして折罫線130を正折りし、中枠保持片124の表面は糊154により立上片104の裏面に糊付けされる。これにより箱体形成片100は折り畳み状態となり、この折り畳んだ状態で外箱12とともに出荷される。
次に、収容物11を収容し包装する工場等において、折罫線110,130,132,134を各々90°に正折りして、立上片104、内底片102、上面保持片120、上面片122、中枠保持片124を筒体とする。このとき折罫線136が90°に正折りされ、折罫線138は90°に逆折りされ、中枠片126は、筒体の内側で上面片122と内底片102に対して、平行に組み立てられる。中枠片126の一対の切断線142の間に設けられた折罫線146は90°に正折りされ、折罫線144は90°に逆折りされて、保持片148は中枠片126から離れ、中枠片126と内底片102の間に位置し、中枠片126と内底片102に対して平行に組み立てられる。中枠片126の中心部分は、保持片148が離れて開口し、一対の透孔150と連通して大きい開口部151となる。そして、一対のガイド部116を折罫線118で90°に正折りし、筒体の両脇に位置するように組み立てる。これにより、仕切部材14は図5に示す状態となる。
そして、予め組み立てられた外箱12の、ガイド片36と側面20,22,24で囲まれた筒状部分の中に、仕切部材14を入れる。このとき立上片104がガイド片36に重なる向きにセットする。そして、仕切部材14の上面片122の開口部140の中に収容物11を挿入し、収容物11は中枠片126の開口部151に嵌合されて底部が保持片148に当接して保持される。
次に、外箱12のフラップ62,82を折罫線64,84で正折りする。この時、フラップ62,82の切除部66,86に仕切部材14の取付片108が挿通され、フラップ62,82に交差して上方に突出する。この後、フラップ62,82の切除部66,86から突出する取付片108を、折罫線114で90°に正折りし、取付片108の表面に糊156を塗布する。その後、折罫線46で上蓋片44を90°に正折りし、さらに折罫線50を正折りして差込片48を側面22の内側に差し込んで閉鎖し、図2に示すように包装が完了する。これにより、取付片108の表面を糊156により外箱12の上蓋片44の裏面に糊付けする。取付片108は、上蓋片44の中央部分に糊付けされ、取付片108は、連結片106との間の折罫線114が、外箱12の上蓋片44と側面18との間の折罫線46に対して、略平行に離間する位置に取り付けられる。
包装用箱10から収容物11を取り出す時は、上蓋片44を押し上げて折罫線46を軸として回転させて開封する。すると、上蓋片44に糊付けされた取付片108も移動し折罫線114の角度が90°よりも大きくなりながら上方に引き上げられ、仕切部材14全体が収容物11とともに上昇する。上蓋片44が側面18に対して外側に約90°に開くと、上蓋片44の横方向への動きに追従して、図1に示すように折罫線114は折り角度がなくなって平坦となり、折罫線112が約90°に逆折りされる。そして収容物11の上端部分は、外箱12の開口端部から上方に突出し、さらに連結片106が収容物11から離れる方向へ折り曲げられるため、収容物11は周囲に何もない状態で外箱12の開口部から突出する。この状態で、突出した収容物11の側面等を手で保持して引き抜き、取り出すことができる。
この実施形態の包装用箱10によれば、簡単な構造で収容物11を簡単に取り出すことができる。特に、上蓋片44を開封すると同時に、収容物11の上端部が開口端部から自動的に突出し、突出した収容物11の側面等を保持して簡単に引き上げて取り出すことができる。簡単な組立工程で仕切部材14の取付片108を外箱12の上蓋片44に糊付けすることができ、生産効率が良い。また、底部51の内側には仕切部材14の内底片102が設けられ、二重構造となり、改ざん防止効果が高い。仕切部材14は、外箱12のガイド片36と、仕切部材14のガイド部116により、がたつきが少なく収容されているため、上昇する際に傾いたりすることなく、小さい抵抗で円滑に上昇させることができる。収容物11の底部は仕切部材14の保持片148に保持され、収容物11の側面は上面片122の開口部140と中枠片126の開口部151に嵌合され、がたつきがなく緩衝性が高く、収容物11を、安全に保管と運搬を行うことができる。収容物11は、側面18,20,22,24等、外箱12の外側面に接触することがなく、外側面から衝撃を加えられても影響が小さく、破損を防ぐことができる。さらに、保持片148は、上下方向に衝撃が加えられたときわずかにたわむためクッション性があり、安全性が高いものである。
なお、この発明の包装用箱は、上記実施形態に限定されるものではなく、仕切部材の構造は収容物に合わせて適宜変更可能である。外箱の構造は自由に変更可能であり、底部の構造も異なるものでもよい。ガイド片の構造は上記以外でもよく、仕切部材が傾かず円滑に上昇するものであれば良い。
10 包装用箱
12 外箱
14 仕切部材
18,20,22,24 側面
26 糊付片
36 ガイド片
44 上蓋片
46,114 折罫線
51 底部
102 内底片
104 立上片
106 連結片
108 取付片
116 ガイド部
120 上面保持片
122 上面片
126 中枠片
140,151 開口部
148 保持片
156 糊

Claims (5)

  1. 一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、筒体状に組み立てられた側面と、前記側面の1つに折罫線で区切られて設けられ前記筒体の上方の開口端部を閉鎖する上蓋片を有する外箱が設けられ、前記外箱の内側には、前記外箱とは異なる一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成る仕切部材が摺動可能に設けられ、前記仕切部材は、前記外箱の底部の裏面側に重ねられる内底片と、前記内底片に連続する立上片と、前記立上片に連続し前記外箱の前記上蓋片の裏面に重ねて取り付けられる取付片が設けられ、前記取付片は、前記立上片と折罫線で区切られ、前記取付片は、前記立上片との間の折罫線が、前記外箱の前記上蓋片と前記側面との間の折罫線に対して、略平行に離間する位置に取り付けられ、前記包装用箱は、前記上蓋片を前記側面との間の折罫線を逆方向に折り曲げて開封すると、前記仕切部材が収容物を保持した状態で前記上蓋片側に移動し、前記立上片の前記取付片に連続する部分が前記上蓋片の動きに追従して前記収容物から離れる方向へ折り曲げられ、前記収容物の上端部は前記立上片から離れた状態で前記外箱の開口端部から突出することを特徴とする包装用箱。
  2. 前記立上片と前記取付片の間には、連結片が一対の折罫線で区切られて設けられ、前記立上片と前記連結片を区切る折罫線は、前記収容物の上端部よりも前記内底片に近い位置に、前記収容物の取り出し方向に交差する方向に設けられ、前記外箱の前記上蓋片を開くと、前記立上片は前記収容物とともに上昇し、前記連結片は前記上蓋片の横方向への動きに追従して前記折罫線で前記収容物から離れる方向へ折り曲げられる請求項1記載の包装用箱。
  3. 前記仕切部材の前記内底片は、前記外箱の底部より小さく形成され、前記立上片は前記上蓋片が設けられた前記外箱の一側面に対して略平行に離間してセットされ、前記外箱または前記仕切部材には、前記立上片が前記外箱の前記上蓋片が設けられた側面から一定距離に離れて摺動させるガイド片が設けられている請求項1記載の包装用箱。
  4. 前記仕切部材には、前記立上片に交差して設けられ前記内底片の上方に位置し収容物の底部を保持する保持片と、前記収容物の側面を保持する開口部が各々設けられた中枠片と上面片が設けられている請求項1記載の包装用箱。
  5. 前記筒体状に組み立てられた前記側面の、前記上蓋片が設けられた側面に隣接する左右一対の側面には、前記上蓋片の裏面側に折って重ねられる矩形のフラップが設けられ、前記フラップは、前記上蓋片に隣接する角部が矩形に切り欠かれた切除部が設けられ、前記包装用箱の組み立て工程で前記フラップを折ったとき、上記切除部から前記仕切部材の前記取付片が上方に突出し、前記取付片と前記外箱の前記上蓋片が糊付される請求項1記載の包装用箱。
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