JP2016001017A - 自動変速装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

自動変速装置、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】デュアルクラッチ式の自動変速装置において、部品点数の増加を抑えつつ、シフトアップにかかる時間を短縮し、さらにシフトアップに伴う車両の揺れを抑制すること。
【解決手段】デュアルクラッチ式自動変速装置200において、第1の変速段から第2の変速段へ、切替手段S1を第1シフトから第2シフトへと切り替えるシフトアップにおいて、切替手段S1をニュートラルシフトにして、第1の変速段において係合していない方のクラッチC1(C2)を、半クラッチ状態として、駆動源2の回転数を下げ、一方のクラッチC2(C1)を係合状態、他方のクラッチC1(C2)を解放状態、かつ切替手段S1を第2シフトとする。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動変速装置、その制御方法、及びプログラムに関し、特にデュアルクラッチ式の変速機を用いた自動変速装置、その制御方法、及びそのためのプログラムに関する。
従来、車両用の自動変速装置はトルクコンバータを介したものであったが、近年、より動力伝達効率の高いクラッチ締結を用いた自動変速装置が普及してきている。このような自動変速装置の中には、ギヤの多段化に対応すべく、2つの入力軸と、対応する2つのクラッチとを用いて、偶数段では一方のクラッチを、奇数段では他方のクラッチを交互に係合させて、変速していく、いわゆるデュアルクラッチ式といったものがある。
このような自動変速装置の多くはクラッチを切り替える事で変速を行うため、変速に伴うトルク切れが発生しない。しかし、デュアルクラッチ式の変速機には、両方のクラッチを解放状態として、動力伝達を行うギヤ(従動ギヤ)の切り替えを伴う変速を行う必要がある形式も存在する。このような自動変速装置では変速にかかる時間の短縮化が求められている。動力伝達を行うギヤ(従動ギヤ)の切り替えを伴う変速では、シンクロナイザを、変速先の従動ギヤ側のギヤ(ドグギヤ)に噛合わせるために、両者の回転数をそろえるべく、エンジンの回転数を調整する必要がある。特に、シフトアップ時は、高いギヤ段(低ギヤ比)側への変速を行うため、変速中にエンジンの回転数を下げなければならないが、このときエンジンの慣性モーメント(エンジンイナーシャ)により、回転数の低下に時間がかかる。特に、大型車では、慣性モーメントが大きなフライホイールを搭載していることが多く、エンジンの回転数が低下しにくい。
そこで、特許文献1の自動変速機では、第1のクラッチを係合させて駆動系への動力伝達を行う第1の入力軸の他に、第2のクラッチを係合させてシフトアップの際に出力側(車輪側)からの力を用いてエンジンの回転数を調整する(下げる)ための第2の入力軸を備えた自動変速機について記載されている。
特開2002−276797号公報
しかし、特許文献1の自動変速機では、第2の入力軸は専らエンジンの回転数を調整するために用いられている部品で、導入に際して既存の部品構成を用いることができず、部品点数が増加することになる。そのため、生産コストの上昇、変速機の大型化、さらには、上記のようなデュアルクラッチ式の変速機に導入する際には、クラッチをさらに1つ設ける必要があり、装置の複雑化をも招く。さらに、特許文献1の自動変速機では、第2の入力軸が常に出力側と繋がっているため、エンジン回転数の調整の際に、車両に揺れが生じる。
そこで、本発明は、デュアルクラッチ式の自動変速装置において、部品点数の増加を抑えつつ、シフトアップにかかる時間を短縮し、さらにシフトアップに伴う車両の揺れを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車両に搭載され、駆動源によって出力される回転動力を駆動輪に伝達するための自動変速装置であって、第1入力軸ギヤを有する第1入力軸と、前記駆動源からの回転動力を前記第1入力軸に伝達する係合状態、該係合状態よりも弱い力で該伝達をする半クラッチ状態、該伝達をしない解放状態との間で制御されることが可能な第1クラッチと、第2入力軸ギヤを有する第2入力軸と、前記駆動源からの回転動力を前記第2入力軸に伝達する係合状態、該係合状態よりも弱い力で該伝達をする半クラッチ状態、及び該伝達をしない解放状態の間で制御されることが可能な第2クラッチと、前記第1入力軸ギヤと第1の歯車比で噛合する第1副軸ギヤ及び前記第2入力軸ギヤと第2の歯車比で噛合する第2副軸ギヤを有する副軸と、駆動輪へ回転動力を伝達する出力軸と、前記第1入力軸及び前記第2入力軸から回転動力が伝達される1つ以上の従動ギヤと、前記出力軸に対して回転不可能となるように前記出力軸に取り付けられ、前記第2入力軸及び前記1つ以上の従動ギヤのうち、いずれかと係合する第1シフト、他のいずれかと係合する第2シフト、及びいずれとも係合しないニュートラルシフトの各状態の間で切り替えが可能な切替手段と、前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、及び前記切替手段の状態をそれぞれ制御する制御手段と、を備え、前記第2入力軸及び前記1つ以上の従動ギヤは、それぞれ異なる回転数で回転し、前記駆動源の回転数と前記出力軸の回転数との変速比が大きい値の第1の変速段から該変速比が小さい値の第2の変速段へ、かつ前記切替手段を前記第1シフトから前記第2シフトへと切り替えるシフトアップにおいて、前記制御手段は、前記切替手段を前記ニュートラルシフトにして、前記第1クラッチ及び前記第2クラッチのうち、前記第1の変速段において係合していない方を、前記半クラッチ状態として、前記駆動源の回転数を下げ、前記第1クラッチ及び前記第2クラッチのうち一方を係合状態、他方を解放状態、かつ前記切替手段を第2シフトとすることを特徴とする自動変速装置を提供する。
前記シフトアップにおいて、前記制御手段は、前記第2シフトで前記切替手段と係合する前記第2入力軸または前記従動ギヤの回転数と、前記出力軸の回転数とが等しくなるまで前記半クラッチ状態としてもよい。
前記車両は、前記駆動源の回転数を検出する回転数検出手段と、前記車両の速度を検出する速度検出手段とを備え、前記シフトアップにおいて、前記制御手段は、検出された前記駆動源の回転数が、検出された前記車両の速度及び前記第2の変速段の変速比に基づく目標回転数になるまで前記半クラッチ状態としてもよい。
前記シフトアップにおいて、前記制御手段は、前記駆動源による前記出力軸への回転動力の伝達がなくなるまで、前記駆動源の出力を低下させてから、前記切替手段を前記ニュートラルシフトに移行させてもよい。
前記第1の変速段では、前記第1クラッチ及び第2クラッチのうち一方が係合し、前記第2の変速段では、他方が係合していてもよい。
また、上記目的を達成するために、本発明は、車両に搭載され、駆動源によって出力される回転動力を駆動輪に伝達するための自動変速装置の制御方法であって、該自動変速装置は、第1入力軸ギヤを有する第1入力軸と、前記駆動源からの回転動力を前記第1入力軸に伝達する係合状態、該係合状態よりも弱い力で該伝達をする半クラッチ状態、該伝達をしない解放状態との間で制御されることが可能な第1クラッチと、第2入力軸ギヤを有する第2入力軸と、前記駆動源からの回転動力を前記第2入力軸に伝達する係合状態、該係合状態よりも弱い力で該伝達をする半クラッチ状態、及び該伝達をしない解放状態の間で制御されることが可能な第2クラッチと、前記第1入力軸ギヤと第1の歯車比で噛合する第1副軸ギヤ及び前記第2入力軸ギヤと第2の歯車比で噛合する第2副軸ギヤを有する副軸と、駆動輪へ回転動力を伝達する出力軸と、前記第1入力軸及び前記第2入力軸から回転動力が伝達される1つ以上の従動ギヤと、前記出力軸に対して回転不可能となるように前記出力軸に取り付けられ、前記第2入力軸及び前記1つ以上の従動ギヤのうち、いずれかと係合する第1シフト、他のいずれかと係合する第2シフト、及びいずれとも係合しないニュートラルシフトの各状態の間で切り替えが可能な切替手段と、前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、及び前記切替手段の状態をそれぞれ制御する制御手段と、を備え、前記第2入力軸及び前記1つ以上の従動ギヤは、それぞれ異なる回転数で回転し、前記駆動源の回転数と前記出力軸の回転数との変速比が大きい値の第1の変速段から該変速比が小さい値の第2の変速段へ、かつ前記切替手段を前記第1シフトから前記第2シフトへと切り替えるシフトアップにおいて、前記制御手段が、前記切替手段を前記ニュートラルシフトにする工程と、前記制御手段が、前記第1クラッチ及び前記第2クラッチのうち、前記第1の変速段において係合していない方を、前記半クラッチ状態として、前記駆動源の回転数を下げる工程と、前記制御手段が、前記第1クラッチ及び前記第2クラッチのうち一方を係合状態、他方を解放状態、かつ前記切替手段を第2シフトとする工程とを含むことを特徴とする自動変速装置の制御方法を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、車両に搭載され、駆動源によって出力される回転動力を駆動輪に伝達するための自動変速装置の制御するためのプログラムであって、該自動変速装置は、第1入力軸ギヤを有する第1入力軸と、前記駆動源からの回転動力を前記第1入力軸に伝達する係合状態、該係合状態よりも弱い力で該伝達をする半クラッチ状態、該伝達をしない解放状態との間で制御されることが可能な第1クラッチと、第2入力軸ギヤを有する第2入力軸と、前記駆動源からの回転動力を前記第2入力軸に伝達する係合状態、該係合状態よりも弱い力で該伝達をする半クラッチ状態、及び該伝達をしない解放状態の間で制御されることが可能な第2クラッチと、前記第1入力軸ギヤと第1の歯車比で噛合する第1副軸ギヤ及び前記第2入力軸ギヤと第2の歯車比で噛合する第2副軸ギヤを有する副軸と、駆動輪へ回転動力を伝達する出力軸と、前記第1入力軸及び前記第2入力軸から回転動力が伝達される1つ以上の従動ギヤと、前記出力軸に対して回転不可能となるように前記出力軸に取り付けられ、前記第2入力軸及び前記1つ以上の従動ギヤのうち、いずれかと係合する第1シフト、他のいずれかと係合する第2シフト、及びいずれとも係合しないニュートラルシフトの各状態の間で切り替えが可能な切替手段と、前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、及び前記切替手段の状態をそれぞれ制御する制御手段と、を備え、前記第2入力軸及び前記1つ以上の従動ギヤは、それぞれ異なる回転数で回転し、前記駆動源の回転数と前記出力軸の回転数との変速比が大きい値の第1の変速段から該変速比が小さい値の第2の変速段へ、かつ前記切替手段を前記第1シフトから前記第2シフトへと切り替えるシフトアップにおいて、前記制御手段に、前記切替手段を前記ニュートラルシフトにする工程を実行させ、前記制御手段に、前記第1クラッチ及び前記第2クラッチのうち、前記第1の変速段において係合していない方を、前記半クラッチ状態として、前記駆動源の回転数を下げる工程を実行させ、前記制御手段に、前記第1クラッチ及び前記第2クラッチのうち一方を係合状態、他方を解放状態、かつ前記切替手段を第2シフトとする工程を実行させることを特徴とするプログラムを提供する。
上記構成に含まれる制御手段以外の各手段は、本発明の制御を行うか否かに関わらずデュアルクラッチ式の自動変速装置に備えられるものである。また、制御手段により、シフトアップ時にエンジン回転数が効率的に下げられ、ニュートラルシフトとすることで変速に伴う車両の揺れも抑制できる。したがって、本発明により、デュアルクラッチ式の自動変速装置において、部品点数の増加を抑えつつ、シフトアップにかかる時間を短縮し、さらにシフトアップに伴う車両の揺れを抑制することができる。
本発明の一実施形態にかかる車両を示した図である。 車両に搭載される変速装置の一例を模式的に示した図である。 車両に搭載されるECUの一例を示したブロック図である。 シンクロナイザの切り替えを伴うシフトアップの制御の一例を示したフロー図である。 図4の制御における各クラッチの継断、シンクロナイザの状態、及びエンジン回転数の変化を示した図である。 シンクロナイザの切り替えを伴うシフトアップの変速制御の変形例を示したフロー図である。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳述する。同一の構成要素には同一の符号を付してあり、それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。また、第1、第2・・・等の序数は各部分・部品の区別するために便宜上付したものであって、特段の理由がない限り、序数の付し方は本発明の構成を限定するものではない。
<車両の構成>
図1は、本発明の一実施形態にかかる車両1を表した図である。本図は平面視であり、左側が車両前方(進行方向)となる。本実施形態において車両1は自動車であるが、本発明はそれに限らず、タイヤ、車輪等によって走行するその他の輸送機器にも適用できる。
車両1は、エンジン2、クラッチ3、変速機4、プロペラシャフト5、デファレンシャルギヤ6、ドライブシャフト7、前輪8F、後輪8R(駆動輪)、ブレーキ9、及びECU10を備える。
エンジン2は、車両1の駆動源である。なお、駆動源はエンジンに限らず、例えば、モータあるいはエンジンとモータを組み合わせたもの等でもよい。
クラッチ3は、エンジン2が出力する回転動力を変速機4に伝える。変速機4は、エンジン2の回転数・トルクを変換して、エンジン2の回転動力をプロペラシャフト5に伝達する。クラッチ3及び変速機4の構造及びその動作制御方法に関しては、図2を参照しながら後述する。
プロペラシャフト5は、変速機4から得た回転動力をデファレンシャルギヤ6に伝達する。デファレンシャルギヤ6は、プロペラシャフト5の回転数を所定の比率(減速比)で変換して、プロペラシャフト5からの回転動力をドライブシャフト7に伝達する。ドライブシャフト7は、その回転動力を後輪8Rに伝達し、地面に接した後輪8Rの回転により、車両1は走行する。本実施形態では駆動輪を後輪8Rとしているが、駆動輪を前輪8Fとしてもよく、また全輪を駆動させてもよい。
なお、車両1の駆動系の構成はここで述べたものに限らず、駆動源で発生させた回転動力を、クラッチ3及び変速機4を介して駆動輪に伝達できる構成であればよい。
ブレーキ9は、後輪8Rの他、前輪8Fにも取り付けられている。ここではブレーキ9はドラムブレーキ、ディスクブレーキといった車輪に取り付けられた摩擦ブレーキとして図示しているが、リターダ、回生ブレーキ、排気ブレーキ、及びこれらを組み合わせたものでもよい。
ECU10は、車両1全体の動作を制御するユニットで、車両1の各種動作部、操作部及びセンサ等と電気的に接続されている。ECU10は、センサ等からエンジン2の動作状態あるいは車両1の走行状態等の各種情報、及びドライバによる操作等を信号として受信し、それらに基づいて車両1の各動作部の制御を行う。ECU10の詳細な構成は図3を参照しながら後述する。
<変速装置の構成>
図2は、車両1に搭載される変速装置200(自動変速装置)の一例を模式的に示した図である。クラッチ3及び変速機4に関してはスケルトン図で示す。本図において左側が車両前方(進行方向)となる。なお、ここで示す構成は本発明の好適な実施形態の一例に過ぎず、後述する作用と同様の作用が得られるものであれば、他の構成でもよい。
エンジン2の回転軸21(クランクシャフト)には、その回転を安定させるためにフライホイールFWが取り付けられている。また、エンジン2は、ECU10と電気的に接続されている。エンジン2とECU10との関係については図3を参照しながら後述する。
クラッチ3は、第1クラッチC1及び第2クラッチC2を含む。第1クラッチC1は、フライホイールFW側に取り付けられた第1クラッチプレート211を後述する第1クラッチディスクA1Cに押し付けることでエンジン2の回転動力を第1入力軸A1に伝達する。この状態を第1クラッチC1の係合状態とする。また、第1クラッチディスクA1Cを第1クラッチプレート211から離隔させることによってエンジン2から第1入力軸A1への回転動力の伝達を断つ。この状態を第1クラッチC1の解放状態とする。さらに、第1クラッチC1は係合状態と解放状態の間の状態とすることができる。この状態では、エンジン2の回転動力は第1入力軸A1に伝達されるが、第1クラッチプレート211と第1クラッチディスクA1Cとの間ではすべりが発生しており、回転動力の伝達力(伝達トルク)は係合状態に比べて小さい。この状態を第1クラッチC1の半クラッチ状態とする。第1クラッチC1は、ECU10と電気的に接続されており、ECU10からの制御量となる信号(電圧等)により、第1クラッチプレート211を第1クラッチディスクA1Cに押し付ける力が制御され、係合、解放、半クラッチの各状態に制御される。なお、第1クラッチC1の制御量は、係合状態と解放状態の間で連続的に変化させることもできる。
第2クラッチC2は、フライホイールFW側に取り付けられた第2クラッチプレート212を後述する第2クラッチディスクA2Cに押し付けることでエンジン2の回転動力を第2入力軸A2に伝達する。第2クラッチC2も、第1クラッチC1と同様に、第2クラッチプレート212を第2クラッチディスクA2Cに押し付ける力によって、係合、解放、半クラッチの状態をとることができ、電気的に接続されたECU10からの信号により、各状態に制御される。なお、第2クラッチC2の制御量は、係合状態と解放状態の間で連続的に変化させることもできる。
変速機4は、第1入力軸A1、第2入力軸A2、副軸A3、出力軸A4、第1従動ギヤG1、第2従動ギヤG2、第3従動ギヤG3、第1シンクロナイザS1、及び第2シンクロナイザS2を有する。
第1入力軸A1は、エンジン2の回転軸21と同軸上で回転するように配され、上述したように、第1クラッチC1の動作により、エンジン2から第1入力軸A1への回転力の伝達状態が変化する。第1入力軸A1には、エンジン2側の一端に第1クラッチディスクA1C、他端に第1入力軸ギヤA1Gが取り付けられている。第1クラッチディスクA1C及び第1入力軸ギヤA1Gは第1入力軸A1に対して回転不可能である。第1入力軸A1は、中心部が中空となっており、その内側に、軸受けを介して、第2入力軸A2が配される。
第2入力軸A2は、上記のように配され、エンジン2の回転軸21と同軸上で回転する。第2入力軸A2は、第1入力軸A1に対して回転可能である。第2入力軸A2は、上述したように、第2クラッチC2の動作により、エンジン2の回転の伝達状態が変化する。第2入力軸A2には、エンジン2側の一端から順に第2クラッチディスクA2C、第2入力軸ギヤA2G、第1ドグギヤD1が取り付けられている。第2クラッチディスクA2C、第2入力軸ギヤA2G、及び第1ドグギヤD1は第2入力軸A2に対して回転不可能である。第2入力軸ギヤA2G及び第1ドグギヤD1は、第1入力軸ギヤA1Gよりも出力側(プロペラシャフト5側)に配される。
副軸A3は、エンジン2の回転軸21と平行かつ回転軸21とは離れた軸を中心に回転する。副軸A3には、エンジン側から順に、第1副軸ギヤA31、第2副軸ギヤA32、第3副軸ギヤA33、第4副軸ギヤA34、及び第5副軸ギヤA35が取り付けられている。なお、これらのギヤA31〜A35は、副軸A3に対して回転不可能である。第1副軸ギヤA31は第1入力軸ギヤA1Gと歯車比r1で噛合しており、第2副軸ギヤA32は第2入力軸ギヤA2Gと歯車比r2(≠r1)で噛合している。したがって、副軸A3によって、第1入力軸A1と第2入力軸A2と間では常に回転動力の伝達が行われる。
出力軸A4は、第1入力軸A1及び第2入力軸A2よりも出力側(プロペラシャフト5側)に配され、エンジン2側の一端が軸受けを介して第2入力軸A2に設けられた穴に差し込まれている。出力軸A4は、第1入力軸A1及び第2入力軸A2(及びエンジン2の回転軸21)と回転軸が共通であり、かつ、これらの軸に対して回転可能である。回転動力が出力軸A4に伝達されると、その回転動力は常にプロペラシャフト5に伝達される。出力軸A4には、出力軸ギヤA41が、出力軸A4に対して回転不可能に取り付けられている。
第1従動ギヤG1は、その中心を出力軸A4が貫通し、出力軸A4に対して軸受けを介して回転可能となるように取り付けられ、第3副軸ギヤA33と噛合する。また、第1従動ギヤG1は、エンジン2側に第2ドグギヤD2が設けられている。すなわち、第1ドグギヤD1と第2ドグギヤD2とは、車両1前後で向かい合う位置にある。
第2従動ギヤG2は、その中心を出力軸A4が貫通し、出力軸A4に対して軸受けを介して回転可能となるように取り付けられ、第4副軸ギヤA34と噛合する。また、第2従動ギヤG2は、出力側に第3ドグギヤD3が設けられている。
第3従動ギヤG3は、その中心を出力軸A4が貫通し、出力軸A4に対して軸受けを介して回転可能となるように取り付けられ、第5副軸ギヤA35と噛合する。また、第3従動ギヤG3は、エンジン2側に第4ドグギヤD4が設けられている。すなわち、第3ドグギヤD3と第4ドグギヤD4とは、車両1前後で向かい合う位置にある。
第1シンクロナイザS1は、第1ドグギヤD1と第2ドグギヤD2との間に配され、その中心を出力軸A4が貫通し、車両1前後方向に可動である。なお、第1シンクロナイザS1は、出力軸A4に対して回転不可能である。第1シンクロナイザS1は、車両1前方側は第1ドグギヤD1と噛合(係合)する形状、車両1後方側は第2ドグギヤD2と噛合(係合)する形状を有する。
第1シンクロナイザS1は、ECU10と電気的に接続されており、ECU10からの信号により、車両1前方側(前方シフトとする)、後方側(後方シフトとする)、及びそれらの中間位置(ニュートラルシフトとする)の間で切り替えられる。第1シンクロナイザS1は、前方シフトであれば、第1ドグギヤD1と噛合し、後方シフトであれば、第2ドグギヤD2と噛合し、ニュートラルシフトであれば、いずれのギヤとも噛合しない。したがって、第1シンクロナイザS1がニュートラルシフトであれば、第1入力軸A1及び第2入力軸A2からの回転動力は、いずれも出力軸A4へは伝達されない。
第2シンクロナイザS2は、第3ドグギヤD3と第4ドグギヤD4との間に配され、その中心を出力軸A4が貫通し、車両1前後方向に可動である。なお、第2シンクロナイザS2は、出力軸A4に対して回転不可能である。第2シンクロナイザS2は、車両1前方側は第3ドグギヤD3と噛合(係合)する形状、車両1後方側は第4ドグギヤD4と噛合(係合)する形状を有する。
第2シンクロナイザS2は、ECU10と電気的に接続されており、ECU10からの信号により、車両1前方側(前方シフトとする)、後方側(後方シフトとする)、及びそれらの中間位置(ニュートラルシフトとする)の間で切り替えられる。第2シンクロナイザS2は、前方シフトにあれば、第3ドグギヤD3と噛合し、後方シフトにあれば、第4ドグギヤD4と噛合し、ニュートラルシフトであれば、いずれのギヤとも噛合しない。したがって、第2シンクロナイザS2がニュートラルシフトであれば、第1入力軸A1及び第2入力軸A2からの回転動力は、いずれも出力軸A4へは伝達されない。
以上の構成により、車両1は第1段〜第8段の変速段を有することになる(8速トランスミッション)。
<各変速段における変速装置の状態>
以下、各変速段における、変速装置200の状態を説明する。なお、変速比((エンジン2の回転数)/(出力軸A4(またはプロペラシャフト5)の回転数))は変速段を上げる(シフトアップ)にしたがって小さい値となる。すなわち、シフトアップをすると、入力側の回転数に対する出力側の回転数が大きくなる。
第1段では、第1クラッチC1が係合、第2クラッチC2が解放、第1シンクロナイザS1はニュートラルシフト、第2シンクロナイザS2は前方シフトにある。したがって、エンジン2の回転軸21からの回転動力は、第1クラッチC1を介して第1入力軸A1に伝達される。第1入力軸A1に伝達された回転動力は、第1入力軸ギヤA1Gと第1副軸ギヤA31との噛合を介して、副軸A3に伝達される。副軸A3に伝達された回転動力は、第4副軸ギヤA34と第2従動ギヤG2との噛合、及び第3ドグギヤD3と第2シンクロナイザS2との噛合を介して出力軸A4に伝達され、プロペラシャフト5以後の駆動系に伝達される。
第2段では、第1クラッチC1が解放、第2クラッチC2が係合、第1シンクロナイザS1はニュートラルシフト、第2シンクロナイザS2は前方シフトにある。したがって、エンジン2の回転軸21からの回転動力は、第2クラッチC2を介して第2入力軸A2に伝達される。第2入力軸A2に伝達された回転動力は、第2入力軸ギヤA2Gと第2副軸ギヤA32との噛合を介して、副軸A3に伝達される。副軸A3に伝達された回転動力は、第4副軸ギヤA34と第2従動ギヤG2との噛合、及び第3ドグギヤD3と第2シンクロナイザS2との噛合を介して出力軸A4に伝達され、プロペラシャフト5以後の駆動系に伝達される。
第3段では、第1クラッチC1が係合、第2クラッチC2が解放、第1シンクロナイザS1は後方シフト、第2シンクロナイザS2はニュートラルシフトにある。したがって、エンジン2の回転軸21からの回転動力は、第1クラッチC1を介して第1入力軸A1に伝達される。第1入力軸A1に伝達された回転動力は、第1入力軸ギヤA1Gと第1副軸ギヤA31との噛合を介して、副軸A3に伝達される。副軸A3に伝達された回転動力は、第3副軸ギヤA33と第1従動ギヤG1との噛合、及び第2ドグギヤD2と第1シンクロナイザS1との噛合を介して出力軸A4に伝達され、プロペラシャフト5以後の駆動系に伝達される。
第4段では、第1クラッチC1が解放、第2クラッチC2が係合、第1シンクロナイザS1は後方シフト、第2シンクロナイザS2はニュートラルシフトにある。したがって、エンジン2の回転軸21からの回転動力は、第2クラッチC2を介して第2入力軸A2に伝達される。第2入力軸A2に伝達された回転動力は、第2入力軸ギヤA2Gと第2副軸ギヤA32との噛合を介して、副軸A3に伝達される。副軸A3に伝達された回転動力は、第3副軸ギヤA33と第1従動ギヤG1との噛合、及び第2ドグギヤD2と第1シンクロナイザS1との噛合を介して出力軸A4に伝達され、プロペラシャフト5以後の駆動系に伝達される。
第5段では、第1クラッチC1が係合、第2クラッチC2が解放、第1シンクロナイザS1は前方シフト、第2シンクロナイザS2はニュートラルシフトにある。したがって、エンジン2の回転軸21からの回転動力は、第1クラッチC1を介して第1入力軸A1に伝達される。第1入力軸A1に伝達された回転動力は、第1入力軸ギヤA1Gと第1副軸ギヤA31との噛合を介して、副軸A3に伝達される。副軸A3に伝達された回転動力は、第2副軸ギヤA32と第2入力軸ギヤA2Gとの噛合、及び第1ドグギヤD1と第1シンクロナイザS1との噛合を介して出力軸A4に伝達され、プロペラシャフト5以後の駆動系に伝達される。
第6段では、第1クラッチC1が解放、第2クラッチC2が係合、第1シンクロナイザS1は前方シフト、第2シンクロナイザS2はニュートラルシフトにある。したがって、エンジン2の回転軸21からの回転動力は、第2クラッチC2を介して第2入力軸A2に伝達される。第2入力軸A2に伝達された回転動力は、第1ドグギヤD1と第1シンクロナイザS1との噛合を介して出力軸A4に伝達され、プロペラシャフト5以後の駆動系に伝達される。
第7段では、第1クラッチC1が係合、第2クラッチC2が解放、第1シンクロナイザS1はニュートラルシフト、第2シンクロナイザS2は後方シフトにある。したがって、エンジン2の回転軸21からの回転動力は、第1クラッチC1を介して第1入力軸A1に伝達される。第1入力軸A1に伝達された回転動力は、第1入力軸ギヤA1Gと第1副軸ギヤA31との噛合を介して、副軸A3に伝達される。副軸A3に伝達された回転動力は、第5副軸ギヤA35と第3従動ギヤG3との噛合、及び第4ドグギヤD4と第2シンクロナイザS2との噛合を介して出力軸A4に伝達され、プロペラシャフト5以後の駆動系に伝達される。
第8段では、第1クラッチC1が解放、第2クラッチC2が係合、第1シンクロナイザS1はニュートラルシフト、第2シンクロナイザS2は後方シフトにある。したがって、エンジン2の回転軸21からの回転動力は、第2クラッチC2を介して第2入力軸A2に伝達される。第2入力軸A2に伝達された回転動力は、第2入力軸ギヤA2Gと第2副軸ギヤA32との噛合を介して、副軸A3に伝達される。副軸A3に伝達された回転動力は、第5副軸ギヤA35と第3従動ギヤG3との噛合、及び第4ドグギヤD4と第2シンクロナイザS2との噛合を介して出力軸A4に伝達され、プロペラシャフト5以後の駆動系に伝達される。
<ECUの構成>
図3は、車両1に搭載されるECU10の一例を示したブロック図である。なお、本図では、変速装置200の制御に関係する部分以外の構成については図示を省略する。ECU10は、エンジン回転数検出部301、アクセル操作検出部302、車速検出部303、クラッチ制御部311、シンクロナイザ制御部312、エンジン制御部313、記憶部320、及び変速制御部330を含む。
エンジン回転数検出部301は、エンジン2に取り付けられたエンジン回転数センサ301Sからの信号に基づいてエンジン2の回転数を検出し、このデータを変速制御部330に送信する。アクセル操作検出部302は、アクセル302Aと電気的に接続されており、ドライバによるアクセル操作量を検出し、このデータを変速制御部330に送信する。車速検出部303は、プロペラシャフト5の回転数を検出する車速センサ303Sからの信号を受信し、車両1の速度(以下、車速)を算出し、このデータを変速制御部330に送信する。
クラッチ制御部311は、変速制御部330からの信号を受信し、それに基づいて、第1クラッチC1及び第2クラッチC2それぞれの状態(係合、解放、半クラッチ)を制御する。シンクロナイザ制御部312は、変速制御部330からの信号を受信し、それに基づいて、第1シンクロナイザS1、及び第2シンクロナイザS2を駆動し、それぞれの位置を制御する。エンジン制御部313は、変速制御部330からの信号を受信し、それに基づいて、エンジン2の動作(アクセル開度)を制御する。
記憶部320は、例えば、ROM、RAM、あるいはフラッシュメモリ等の記憶媒体であり、変速制御部330で実行される各処理を行うためのプログラム、及び必要なパラメータ、さらには各検出部から得られる一時的なデータ等が格納されている。
変速制御部330は、上述した各検出部からのデータを受信し、それに基づいて変速を行うか否かの判定をする。例えば、変速制御部330は、エンジン回転数検出部301からのデータに基づいて、エンジン2の回転数が所定の値まで上昇したら変速段を上げさせる判定を行い、エンジン2の回転数が所定の値まで低下したら変速段を下げさせる判定を行う。また、変速制御部330は、アクセル操作検出部302からのデータに基づいて、ドライバによるアクセル操作量が大きくなった場合、変速段を下げさせる判定を行うことで、変速比を大きくして、車両1の加速度を増加させること等も行う。
変速を行う場合、変速制御部330は、クラッチ制御部311及びシンクロナイザ制御部312に信号を送信し、適切な変速段にシフトさせる。また、その際、変速制御部330は、必要に応じて、エンジン制御部313に信号を送信してエンジン2の出力を制御する。さらに、変速制御部330は、変速後の変速段のデータを記憶部320に送信し、現在の変速段のデータを更新させる。
シフトアップの変速制御に関して、第1段から第2段、第3段から第4段、第5段から第6段、及び第7段から第8段のように、シンクロナイザの切り替えを伴わない場合、本実施形態では、次のように制御を行う。変速制御部330が、クラッチ制御部311に信号を送信して、係合している第1クラッチC1を徐々に解放させながら、第2クラッチC2を徐々に係合させる。
第2段から第3段、第4段から第5段、及び第6段から第7段のように、シンクロナイザの切り替えを伴う変速(シフトアップ)制御を行う場合については、上記の制御と異なっており、以下に詳しく述べる。
<シンクロナイザの切り替えを伴うシフトアップの制御>
図4は、シンクロナイザの切り替えを伴うシフトアップの制御の一例を示したフロー図である。この制御はECU10により行われる。
まず、S401において、変速制御部330は、エンジン制御部313に信号を送信し、シンクロナイザを介した入力側から出力側への回転動力の伝達がなくなるまで、エンジン2の出力を低下させる。すなわち、この制御では、出力軸A4に伝達されるエンジン2の回転動力(トルク)を0(N・m)にする。この制御により、噛合しているシンクロナイザを容易にニュートラルシフトとすることができるだけでなく、車両1の変速に伴う揺れを抑制できる。
次に、S402で、シンクロナイザ制御部312に信号を送信して、動力伝達(噛合)をしているシンクロナイザをニュートラルシフトに切り替える。例えば、第4段から第5段への変速では、第1シンクロナイザS1を後方シフトからニュートラルシフトに切り替える。この制御を行わなければ、後述するS405のトルク循環を行う場合に、エンジンの回転数だけでなく、車速も低下してしまうため、ドグギヤ側(入力側)とシンクロナイザ側(出力側)の回転数がそろえることができない。そのため、本制御においては、この工程を欠かすことはできない。さらに、シンクロナイザをニュートラルシフトとすることで、エンジン2側と出力軸A4との間での回転動力の伝達は断たれているため、S405で車両1の揺れが抑制される効果も得られる。
S403で、変速制御部330は、エンジン回転数検出部301からエンジン2の回転数を、車速検出部303から車速を、記憶部320から変速後の変速段の変速比を取得する。
S404で、S403で取得したエンジン2の回転数が、同じくS403で取得した車速と変速比に基づく目標回転数であるか否かの判定を行う。
具体的な例として、車速検出部303により算出される車速をV(km/h)、変速後の変速段の変速比をR、後輪8R(駆動輪)の直径をφ(インチ)、減速比(デファレンシャル6のギヤ比:(プロペラシャフト5の回転数)/(ドライブシャフト7の回転数))をDとすると、目標回転数Nは(209D/φ)R・V(rpm)で表すことができる。この例で、車速Vを時間ごとに検出すれば(すなわち、V(t)として)、勾配等により変速中に車速Vが変化する場合であっても、目標回転数N(t)を正確に定めることができる。
また、他の計算例として、変速制御部330が、車速センサ303Sからプロペラシャフト5の回転数を直接取得できる構成であれば、プロペラシャフトの回転数をP(rpm)とすると、目標回転数NはP×Rで表すことができる。
さらに、変速直前(S402の直後)のエンジン回転数をN1、変速前後の変速比をそれぞれR1、R2とすると、目標回転数Nは、(R2/R1)N1となる。
この目標回転数にエンジン2の回転数を調整することで、ドグギヤ側(入力側)とシンクロナイザ側(出力側)の回転数がそろうため、これらを容易に噛合させることができる。なお、目標回転数の決め方はこれに限らず、N±Δ等、ある程度幅を持たせてもよい。
エンジン2の回転数が目標回転数に達していなければ(S404でNo)、S405で、変速制御部330は、クラッチ制御部311に信号を送信し、第1クラッチC1を半クラッチ状態とする。なお、この変速では、変速前の制御段(第2段、第4段、第6段)のいずれにおいても第2クラッチは係合状態である。そのため、エンジン2で出力された回転動力は、第1入力軸A1、副軸A3、及び第2入力軸A2を介して、エンジン2に伝えられる(トルク循環)。このトルク循環により、エンジン2の回転数が低下する。その後、再びS403に戻る。
エンジン2の回転数が目標回転数に達していれば(S404でYes)、S406で、変速制御部330は、クラッチ制御部311に信号を送信し、第2クラッチC2を解放状態、第1クラッチC1を係合状態にして、シンクロナイザをドグギヤと噛合させる。例えば、第5段では第1シンクロナイザS1を前方シフトとして第1ドグギヤD1と噛合させる。
なお、S403及びS404はコンピュータによる処理のため、その他の動作に比べて非常に短時間で行われる。すなわち、S402からS405、S402からS406、及びS405からS406の間にかかる時間は装置の制御にかかる時間に比べて非常に短い。
その後、S407で、変速制御部330は、エンジン制御部313に信号を送信し、アクセル操作量に相当する出力となるまで、エンジン制御部313にエンジン2の出力を上昇させる(出力を戻す)。
<本実施形態の効果>
図5は、図4の制御における各クラッチの継断、シンクロナイザの状態、及びエンジン回転数の変化を示した図である。この図では、例として第4段から第5段への変速の場合を示している。実線がトルク循環により、エンジン2の回転数を下げる制御(図4のS405)を行った場合、2点鎖線がトルク循環をさせない場合の変化を示す。
このグラフからわかるように、第1シンクロナイザS1をニュートラルシフトとする時刻から、エンジン2の回転数が目標回転数に達する時刻までの時間について、実線の場合(t2−t1)が、2点鎖線の場合(t3−t1)に比べて短い。すなわち、本実施形態のトルク循環制御を行うことで、それを行わない場合に比べて、エンジンの回転数を調整するために必要な時間が短縮されていることになる。そのため、本実施形態の制御では、トルク循環をさせない場合よりも早く、第1シンクロナイザS1を前方シフトに切り替える(S406)ことができる。したがって、その後の操作(S407)を前倒しすることができ、結果、シフトアップにかかる時間が短縮される。
また、図4に示すような制御を行うにあたって、本実施形態の車両1にはそのために追加しなくてはならないような特別な部品等はなく、ECU等のコンピュータプログラムの書き換え等で本実施形態の構成を導入することができる。したがって、部品点数の増加によるコストの増加を抑え、装置の大型化・複雑化を回避できる。
さらに、上で述べたとおり、トルク循環によりエンジン2の回転数を下げて、入力側と出力側で回転数をそろえるためには、シンクロナイザをニュートラルにする必要があるが、これにより、トルク循環に伴う車両1の振動が発生しない効果も同時に得られる。そのため、シフトアップに伴う車両1の振動が抑制される。
したがって、本実施形態により、デュアルクラッチ式の自動変速装置において、部品点数の増加を抑えつつ、シフトアップにかかる時間を短縮し、さらにシフトアップに伴う車両の揺れを抑制することができる。
<本実施形態の変形例>
図6は、シンクロナイザの切り替えを伴うシフトダウンの変速制御(図4)の変形例を示したフロー図である。本図においてS601、S602は、図4のS401、S402と同様であるため説明を省略する。
S603で、変速制御部330は、エンジン回転数検出部301からエンジン2の回転数を取得する。
S604で、変速制御部330は、第1クラッチC1を半クラッチ状態とする(エンジン2の回転数を下げる)時間Tを取得する。ここで、時間Tの取得方法として、(1)第1クラッチC1の制御量を固定して、この制御量と低下させるべきエンジン2の回転数ΔNの値に基づいて時間Tを算出し取得する方法、(2)予め設定された時間Tを記憶部320から取得する方法、の2通りが挙げられる。なお、S603で取得したエンジン2の回転数をN1(rpm)、変速前後の変速比をそれぞれR1、R2とすると、目標とするエンジン2の回転数N(rpm)は、(R2/R1)N1となる。すなわち、ΔN={1−(R2/R1)}N1となる。なお、変速比R1、R2は、予め記憶部320に記憶されている。
(1)の方法では、第1クラッチC1によるエンジン2の回転数の単位時間当たりの低下量Aを用いると、半クラッチ状態とすべき時間Tは、ΔN/Aとなる。なお、Aの値はROM等(記憶部320)に記憶された値である。
(2)の方法では、単位時間当たりに低下させなくてはならないエンジン2の回転数Aは、ΔN/Tで求められる。変速制御部330は、求められたAの値に基づいて、クラッチ制御部311に信号を送信し、相当する制御量で第1クラッチC1の制御を行う。なお、Aに対する第1クラッチC1の制御量は、変速制御部330が、記憶部320に記憶されているテーブル等を参照することで取得するような構成が考えられる。
S605で、変速制御部330は、クラッチ制御部311に信号を送信し、第1クラッチC1を半クラッチ状態としてエンジン2の回転数を下げる(トルク循環)。
S606で、変速制御部330は、トルク循環制御を開始してから時間Tが経過したか否かを判定する。時間Tが経過していなければ(S606でNo)、S605に戻り、半クラッチ状態を続ける。時間Tが経過していれば(S606でYes)、S607に進む。
S607、S608はそれぞれ、図4のS406、S407と同様であるため説明を省略する。
なお、S603、S604、及びS606はコンピュータによる処理のため、その他の動作に比べて非常に短時間で行われる。すなわち、S602からS605、及びS605からS607の間にかかる時間は装置の制御にかかる時間に比べて非常に短い。
また、トルク循環によるエンジン回転数の制御のその他の例として、記憶部320に、クラッチ制御パターンを複数記憶させ、ΔN及びTの値等に応じて、いずれかの制御パターンを選択するといった方法等がある。
<他の実施形態>
上記の実施形態の変速制御を実現するソフトウェア(プログラム)を、ECU等のコンピュータに備えられたCPU、MPU等が読み出し、実行することによっても本発明の目的を実現することができる。
1 車両
2 エンジン
8R 後輪(駆動輪)
10 ECU
200 変速装置(自動変速装置)
C1 第1クラッチ
C2 第2クラッチ
A1 第1入力軸
A1G 第1入力軸ギヤ
A2 第2入力軸
A2G 第2入力軸ギヤ
A3 副軸
A31〜A35 第1〜5副軸ギヤ
A4 出力軸
G1〜3 第1〜3従動ギヤ
D1〜4 第1〜4ドグギヤ
S1、2 第1、2シンクロナイザ(切替手段)
301 エンジン回転数検出部
303 車速検出部

Claims (7)

  1. 車両に搭載され、駆動源によって出力される回転動力を駆動輪に伝達するための自動変速装置であって、
    第1入力軸ギヤを有する第1入力軸と、
    前記駆動源からの回転動力を前記第1入力軸に伝達する係合状態、該係合状態よりも弱い力で該伝達をする半クラッチ状態、該伝達をしない解放状態との間で制御されることが可能な第1クラッチと、
    第2入力軸ギヤを有する第2入力軸と、
    前記駆動源からの回転動力を前記第2入力軸に伝達する係合状態、該係合状態よりも弱い力で該伝達をする半クラッチ状態、及び該伝達をしない解放状態の間で制御されることが可能な第2クラッチと、
    前記第1入力軸ギヤと第1の歯車比で噛合する第1副軸ギヤ及び前記第2入力軸ギヤと第2の歯車比で噛合する第2副軸ギヤを有する副軸と、
    駆動輪へ回転動力を伝達する出力軸と、
    前記第1入力軸及び前記第2入力軸から回転動力が伝達される1つ以上の従動ギヤと、
    前記出力軸に対して回転不可能となるように前記出力軸に取り付けられ、前記第2入力軸及び前記1つ以上の従動ギヤのうち、いずれかと係合する第1シフト、他のいずれかと係合する第2シフト、及びいずれとも係合しないニュートラルシフトの各状態の間で切り替えが可能な切替手段と、
    前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、及び前記切替手段の状態をそれぞれ制御する制御手段と、
    を備え、
    前記第2入力軸及び前記1つ以上の従動ギヤは、それぞれ異なる回転数で回転し、
    前記駆動源の回転数と前記出力軸の回転数との変速比が大きい値の第1の変速段から該変速比が小さい値の第2の変速段へ、かつ前記切替手段を前記第1シフトから前記第2シフトへと切り替えるシフトアップにおいて、
    前記制御手段は、
    前記切替手段を前記ニュートラルシフトにして、
    前記第1クラッチ及び前記第2クラッチのうち、前記第1の変速段において係合していない方を、前記半クラッチ状態として、前記駆動源の回転数を下げ、
    前記第1クラッチ及び前記第2クラッチのうち一方を係合状態、他方を解放状態、かつ前記切替手段を第2シフトとする
    ことを特徴とする自動変速装置。
  2. 前記シフトアップにおいて、前記制御手段は、前記第2シフトで前記切替手段と係合する前記第2入力軸または前記従動ギヤの回転数と、前記出力軸の回転数とが等しくなるまで前記半クラッチ状態とすることを特徴とする請求項1に記載の自動変速装置。
  3. 前記車両は、前記駆動源の回転数を検出する回転数検出手段と、前記車両の速度を検出する速度検出手段とを備え、
    前記シフトアップにおいて、前記制御手段は、検出された前記駆動源の回転数が、検出された前記車両の速度及び前記第2の変速段の変速比に基づく目標回転数になるまで前記半クラッチ状態とすることを特徴とする請求項1に記載の自動変速装置。
  4. 前記シフトアップにおいて、前記制御手段は、前記駆動源による前記出力軸への回転動力の伝達がなくなるまで、前記駆動源の出力を低下させてから、前記切替手段を前記ニュートラルシフトに移行させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の自動変速装置。
  5. 前記第1の変速段では、前記第1クラッチ及び第2クラッチのうち一方が係合し、前記第2の変速段では、他方が係合していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の自動変速装置。
  6. 車両に搭載され、駆動源によって出力される回転動力を駆動輪に伝達するための自動変速装置の制御方法であって、
    該自動変速装置は、
    第1入力軸ギヤを有する第1入力軸と、
    前記駆動源からの回転動力を前記第1入力軸に伝達する係合状態、該係合状態よりも弱い力で該伝達をする半クラッチ状態、該伝達をしない解放状態との間で制御されることが可能な第1クラッチと、
    第2入力軸ギヤを有する第2入力軸と、
    前記駆動源からの回転動力を前記第2入力軸に伝達する係合状態、該係合状態よりも弱い力で該伝達をする半クラッチ状態、及び該伝達をしない解放状態の間で制御されることが可能な第2クラッチと、
    前記第1入力軸ギヤと第1の歯車比で噛合する第1副軸ギヤ及び前記第2入力軸ギヤと第2の歯車比で噛合する第2副軸ギヤを有する副軸と、
    駆動輪へ回転動力を伝達する出力軸と、
    前記第1入力軸及び前記第2入力軸から回転動力が伝達される1つ以上の従動ギヤと、
    前記出力軸に対して回転不可能となるように前記出力軸に取り付けられ、前記第2入力軸及び前記1つ以上の従動ギヤのうち、いずれかと係合する第1シフト、他のいずれかと係合する第2シフト、及びいずれとも係合しないニュートラルシフトの各状態の間で切り替えが可能な切替手段と、
    前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、及び前記切替手段の状態をそれぞれ制御する制御手段と、
    を備え、
    前記第2入力軸及び前記1つ以上の従動ギヤは、それぞれ異なる回転数で回転し、
    前記駆動源の回転数と前記出力軸の回転数との変速比が大きい値の第1の変速段から該変速比が小さい値の第2の変速段へ、かつ前記切替手段を前記第1シフトから前記第2シフトへと切り替えるシフトアップにおいて、
    前記制御手段が、前記切替手段を前記ニュートラルシフトにする工程と、
    前記制御手段が、前記第1クラッチ及び前記第2クラッチのうち、前記第1の変速段において係合していない方を、前記半クラッチ状態として、前記駆動源の回転数を下げる工程と、
    前記制御手段が、前記第1クラッチ及び前記第2クラッチのうち一方を係合状態、他方を解放状態、かつ前記切替手段を第2シフトとする工程と
    を含むことを特徴とする自動変速装置の制御方法。
  7. 車両に搭載され、駆動源によって出力される回転動力を駆動輪に伝達するための自動変速装置の制御するためのプログラムであって、
    該自動変速装置は、
    第1入力軸ギヤを有する第1入力軸と、
    前記駆動源からの回転動力を前記第1入力軸に伝達する係合状態、該係合状態よりも弱い力で該伝達をする半クラッチ状態、該伝達をしない解放状態との間で制御されることが可能な第1クラッチと、
    第2入力軸ギヤを有する第2入力軸と、
    前記駆動源からの回転動力を前記第2入力軸に伝達する係合状態、該係合状態よりも弱い力で該伝達をする半クラッチ状態、及び該伝達をしない解放状態の間で制御されることが可能な第2クラッチと、
    前記第1入力軸ギヤと第1の歯車比で噛合する第1副軸ギヤ及び前記第2入力軸ギヤと第2の歯車比で噛合する第2副軸ギヤを有する副軸と、
    駆動輪へ回転動力を伝達する出力軸と、
    前記第1入力軸及び前記第2入力軸から回転動力が伝達される1つ以上の従動ギヤと、
    前記出力軸に対して回転不可能となるように前記出力軸に取り付けられ、前記第2入力軸及び前記1つ以上の従動ギヤのうち、いずれかと係合する第1シフト、他のいずれかと係合する第2シフト、及びいずれとも係合しないニュートラルシフトの各状態の間で切り替えが可能な切替手段と、
    前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、及び前記切替手段の状態をそれぞれ制御する制御手段と、
    を備え、
    前記第2入力軸及び前記1つ以上の従動ギヤは、それぞれ異なる回転数で回転し、
    前記駆動源の回転数と前記出力軸の回転数との変速比が大きい値の第1の変速段から該変速比が小さい値の第2の変速段へ、かつ前記切替手段を前記第1シフトから前記第2シフトへと切り替えるシフトアップにおいて、
    前記制御手段に、前記切替手段を前記ニュートラルシフトにする工程を実行させ、
    前記制御手段に、前記第1クラッチ及び前記第2クラッチのうち、前記第1の変速段において係合していない方を、前記半クラッチ状態として、前記駆動源の回転数を下げる工程を実行させ、
    前記制御手段に、前記第1クラッチ及び前記第2クラッチのうち一方を係合状態、他方を解放状態、かつ前記切替手段を第2シフトとする工程を実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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