JP2015530494A5 - - Google Patents

Description

熱結合１４０は、カレンダー結合、ポイント結合またはパターン結合とも称され、繊維織物１３０を結合させ不織布１３５を形成するのに用いられる。また、熱結合１４０によって織物にパターンを組み込むことができる。熱結合１４０は、ここに全体が参照として組み込まれる国際公開第２００５／０２５８６５号において述べられている。熱結合１４０は、繊維織物１３０への熱可塑性繊維の組み込みを必要とする。熱可塑性繊維の例は上で述べている。熱結合１４０において、加熱されたカレンダーロール１４２を通過させることで繊維織物１３０を圧力下で結合させるものであり、該カレンダーロールには繊維織物１３０の表面へと転写されるパターンが浮き彫りにされている。熱結合１４０の間、カレンダーロール１４２は、少なくとも熱可塑性素材のガラス転移温度（Ｔｇ）と融点（Ｔｍ）との間の温度へと加熱される。

フィルム１４６の不織布１３５への貼り付けに加えて、別の布、例えば別の不織布または織布（図示しない）を不織布１３５（図示しない）に貼り付けることができる。該不織布は本発明によって製造された不織布とすることができる。挟持の前に接着剤を不織布１３５またはもう一方の布に塗布することで、積層物１６０を形成する。

マイクロカプセルおよび他の伝達手段によって、本発明の湿潤組成物に、スキンケア剤；薬物；ユーカリ等の快適性促進剤；芳香剤；防臭剤；ビタミン；粉末；および利用者の皮膚への他の添加物を提供することができる。例えば、湿潤組成物は湿潤組成物の総重量に基づき約２５重量パーセント以内のマイクロカプセルまたは他の伝達手段を含むものとすることができる。別の局面において、湿潤組成物は約０．０５重量パーセントから約１０重量パーセントのマイクロカプセルまたは他の伝達手段を含む。さらに別の局面において、湿潤組成物は約０．２重量パーセントから約５．０重量パーセントのマイクロカプセルまたは他の伝達手段を含む。

Claims (16)

1. 主に略直線状で植物由来でありペクチンを略除去され平均で６ミリメートル（ｍｍ）より大きい長さを有する個別化繊維からなる不織布。
2. 前記略直線状で植物由来でありペクチンを略除去された繊維は綿ではない、請求項１に記載の不織布。
3. 前記略直線状で植物由来でありペクチンを略除去された繊維は、ペクチンを略除去された繊維が抽出された天然繊維のペクチン成分を重量で２０％未満有する、請求項１または２に記載の不織布。
4. 前記不織布は、前記略直線状で植物由来でありペクチンを略除去された繊維を繊維総重量に基づいて約８５重量パーセント含む、請求項１から３のいずれか一項に記載の不織布。
5. 前記略直線状で植物由来でありペクチンを略除去された繊維は靭皮繊維である、請求項１から４のいずれか一項に記載の不織布。
6. 前記略直線状で植物由来でありペクチンを略除去された繊維は、亜麻繊維、麻繊維、ツナソ繊維、苧麻繊維、イラクサ繊維、レダマ繊維、ケナフ植物繊維、あるいはこれらの任意の組み合わせである、請求項１から５のいずれか一項に記載の不織布。
7. 捲縮した、あるいは直線状の短繊維をさらに含む、請求項１から６のいずれか一項に記載の不織布。
8. 前記不織布は、ウェットタイプの拭き取り用品、ドライタイプの拭き取り用品、含浸拭き取り用品、吸着剤、医療用消耗品、個人防護布製品、車両用の防護カバー、パーソナルケア製品、流体濾過製品、家屋建具、断熱製品、防音製品、農業用製品、修景用製品、またはジオテキスタイル用製品である、請求項１から７のいずれか一項に記載の不織布。
9. 請求項１から８のいずれか一項に記載の不織布の作成方法であって、
   天然繊維を化学的に処理しペクチンを略除くことによる略個別化された繊維の形成、
   略個別化された繊維のカーディングによる任意配置繊維織物の形成、および
   任意配置繊維織物の結合による不織布の形成、からなる方法。
10. 前記結合は熱結合、水流交絡、機械的ニードルパンチ、または加熱空気流による織物の通過である、請求項９に記載の方法。
11. 請求項１から８のいずれか一項に記載の不織布、フィルム、および不織布とフィルムとの間に配設される接着剤からなる積層物。
12. 前記フィルムは通気性フィルムであるとともに、ポリエチレン高分子、ポリエチレン共重合体、ポリプロピレン高分子、ポリプロピレン共重合体、ポリウレタン高分子、ポリウレタン共重合体、ブタジエンスチレン共重合体、または直鎖状低密度ポリエチレンからなる、請求項１１に記載の積層物。
13. 請求項１１または１２に記載の積層物の作成方法であって、
    ペクチンによって束になっている天然繊維を化学的に処理しペクチンを略除くことによる略個別化された繊維の形成、
    略個別化された繊維のカーディングによる任意配置繊維織物の形成、
    任意配置繊維織物の結合による、支持面を有する不織布の形成、
    不織布の支持面またはフィルムの表面への接着剤の配設、
    不織布の支持面上へのフィルムの配設、および
    ニップによる積層物の形成、からなる方法。
14. 第１の不織布、および第１の不織布に結合される別の不織布からなる積層物であって、第１の不織布は請求項１から８のいずれか一項に記載の不織布であり、別の不織布は第２の不織布または織布のうち少なくとも１つであり、前記第２の不織布は請求項１から８の不織布より、任意に追加されるものである、ことを特徴とする積層物。
15. 前記別の不織布は、接着剤によって前記第１の不織布と結合される、請求項１４に記載の積層物。
16. 前記接着剤は、噴霧可能なラテックス、ポリアルファオレフィン、またはエチレン酢酸ビニルである、請求項１１、１２、または１５のいずれかに記載の積層物。