JP2015524380A - ハイブリッドゲッターを含む真空断熱ガラス(vig)窓ユニット及びその製造方法 - Google Patents

ハイブリッドゲッターを含む真空断熱ガラス(vig)窓ユニット及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、真空断熱ガラス(VIG)窓ユニット及びVIG窓ユニットの製造方法に関する。ハイブリッドゲッターが用いられる。特定の実施形態例において、VIG窓ユニットに用いるハイブリッドゲッター及び/又はその製造方法は、蒸発型ゲッター(EG)物質及び非蒸発型ゲッター(NEG)物質を含む。特定の実施形態例において、NEG物質は、少なくともゲッター活性化/フラッシュ前にハイブリッドゲッター内にEG物質によって(直接又は間接的に)覆われてもよい。【選択図】図3

Description

本開示は、一般的に真空断熱ガラス(VIG)窓ユニット及びVIG窓ユニットの製造方法に関する。具体的には、本開示は少なくとも1つのハイブリッドゲッターを含むVIG窓ユニット、及びその製造方法に関する。本発明の特定の実施形態例において、VIG窓ユニット及び/又はその製造方法に用いるハイブリッドゲッターは蒸発型ゲッター(EG)物質及び非蒸発型ゲッター(NEG)物質を含む。特定の実施形態例において、NEG物質は少なくともゲッター活性化/フラッシュ前にハイブリッドゲッター内でEG物質によって(直接又は間接的に)覆われてもよい。
真空断熱ガラス(VIG)窓ユニットは、一般的に、離隔された少なくとも2つのガラス基板を備えており、これらガラス基板の間には真空引きした又は低圧の空間/キャビティを含んでいる。基板は、外周端部シールで相互接続されており、一般的に、ガラス基板間の間隔を保持するため及び基板間に存在する真空引きした環境が原因で生じ得るガラス基板の崩壊を回避するためにガラス基板間にスペーサが含まれている。いくつかのVIG構造例は、例えば、米国特許第5,657,607号、同第5,664,395号、同第5,657,607号、同第5,902,652号、同第6,506,472号、及び同第6,383,580号に開示されており、これら公報の開示全体をいずれも参照として本明細書に組み込む。
図1及び図2は、従来のVIG窓ユニット1及びVIG窓ユニット1の構成要素を表している。
例えば、VIGユニット1は、離隔された2つの実質上平行なガラス基板2,3を備えていてよく、これらガラス基板の間には真空引きした低圧の空間/キャビティ6を含んでいる。ガラスシート又は基板2,3は、外周端部シール4で相互接続されており、外周端部シールは、例えば、溶融はんだガラス等であってよい。基板2,3の間に存在する低圧の空間/間隙6を考慮して、支柱/スペーサ5のアレイをガラス基板2,3の間に備えてVIGユニット1の基板2,3の間隔を維持することもある。
排気管8は、例えば、はんだガラス9によって、一方のガラス基板2の内表面から当該ガラス基板2の外表面にある任意の凹部11の底面に通じる、又は、場合により当該ガラス基板2の外表面にまで及ぶ開口部/穴10に気密封止されていてよい。排気管8に吸引装置を取り付けて、内部キャビティ6を大気圧未満の低圧状態に真空引きする(例えば、ポンプダウン)。キャビティ6を真空引きした後、排気管8の一部(例えば、先端)を溶融することで低圧キャビティ/空間6を真空密封する。この任意の凹部11は、封止された排気管8を保持することができる。
図1〜図2に示すように、ゲッター12は、1つのガラス基板、例えば、ガラス基板2の内部面で配置される凹部13内に含まれてもよい。ゲッター12は、キャビティ6を真空引きと封止後に残存している可能性のある特定の残留不純物を吸着、及び/又は特定の残留不純物に結合するために使用され得る。ゲッターは、ゲッター表面に気体不純物を保持したり、このような気体を溶解するために気体と反応させられる金属混合物又はそれを含むものである。
本明細書には、VIG窓ユニットに用いる改善されたゲッターを提供する技術及び/又はVIG窓ユニットの製造方法が開示されている。本開示は、VIG窓ユニット内に少なくとも1つのハイブリッドゲッターの使用及び/又はこのようなVIG窓ユニットの製造方法に関する。ゲッターは一般的に2種類、蒸発型ゲッター(EG)及び非蒸発型ゲッター(NEG)に分けられる。NEG型ゲッターは、EG型ゲッターより低い活性温度を有する傾向がある。本発明の特定の実施形態例において、VIG窓ユニット及び/又はその製造方法に用いるハイブリッドゲッターは、EG及びNEG物質を含む。特定の実施形態例において、NEG物質は、少なくともゲッター活性化/フラッシュ前にハイブリッドゲッター内でEG物質によって(直接又は間接的に)覆われてもよい。
本発明の特定の実施形態例において、真空断熱ガラス(VIG)窓ユニットの製造方法が提供され、実質上平行な第1及び第2基板(例えば、ガラス又はガラスを含む基板)、第1基板と第2基板との間に設けられた複数のスペーサ及びシール、基板の間に位置して大気圧未満の圧力に真空引きされるキャビティ、及び第1基板によって支持されたハイブリッドゲッターを備える工程、ハイブリッドゲッターは非蒸発型ゲッター(NEG)物質及び蒸発型ゲッター(EG)物質を含み、EG物質はNEG物質を少なくとも部分的に覆う工程、及びハイブリッドゲッターを活性化する工程を含む。
本発明の特定の実施形態例において、実質上平行な第1及び第2基板、第1基板と第2基板との間に設けられた複数のスペーサ及びシール、及び第1基板と第2基板との間に位置して大気圧未満の圧力を有するキャビティを含み、非蒸発型ゲッター(NEG)物質は第1基板上に(直接又は間接的に)位置して、蒸発型ゲッター(EG)物質から蒸発して蒸着したゲッター物質はNEG物質位置に少なくとも実質上対向する領域で第2基板上に(直接又は間接的に)位置する、真空断熱ガラス(VIG)窓ユニットが提供される。
これら及びその他の実施態様及び利点は、本明細書では特定の実施態様例によって、そして以下の図面を参照しながら説明する。図面中、同様の参照符号は同様の要素を指すものとする。
従来のVIGユニットの概略断面図である。 図1の従来のVIGユニットの平面図である。 本発明の例示的な実施形態に係るハイブリッドゲッターのEG物質をフラッシュ/活性化前の例示のVIG窓ユニットを示す概略部分断面図である。 本発明の例示的な実施形態に係る図3のVIG窓ユニットに用いることができる、EG物質のフラッシュ/活性化前の例示のハイブリッドゲッターの断面図である。 本発明の例示的な実施形態に係る図3のVIG窓ユニットに用いることができる、EG物質のフラッシュ/活性化前の追加例示のハイブリッドゲッターの断面図である。 本発明の特定の実施形態例において、円筒状の容器内に設けることのできる、図3〜図5の任意のゲッターを示す上面図である。 本発明の特定の実施形態例において、環状の容器内に設けることのできる、図3〜図5の任意のゲッターを示す上面図である。 本発明の例示的な実施形態に係る、図3〜図6の任意のハイブリッドゲッターをフラッシュ/活性化後、例示のVIG窓ユニットを示す概略部分断面図である。
本明細書では、以下の図面を参照して特定の実施態様例を詳述する。図面中、同様の参照符号は同様の要素を指すものとする。本明細書に記載の実施態様は、限定ではなく例示を目的とするものであり、また、当業者は、本明細書に添付する特許請求の範囲の真の趣旨及び全範囲を逸脱することなく様々な変更が可能であると考えることができることが分かるであろう。
真空断熱ガラス(VIG)窓ユニットを製造する技術では、実質上平行な第1及び第2ガラス基板2,3、第1基板と第2基板との間に設けられた複数のスペーサ5及びシール4(例えば、端部シール)、及びガラス基板2,3の間に位置して大気圧未満の圧力に真空引きされるキャビティ6が設けられる。ハイブリッドゲッター32は基板2によって支持され、ハイブリッドゲッターは非蒸発型ゲッター(NEG)物質32a及び蒸発型ゲッター(EG)物質32bを含む。特定の実施形態例において、EG物質32bは、ハイブリッドゲッターのNEG物質32aを少なくとも部分的に覆う。特定の実施形態例において、NEG物質32a及びEG物質32bは、ガラス基板2によって支持された容器38(例えば、ゲッターを活性化するときに用いることができるコイルを介して加熱するようにした、金属性又は実質上金属性の容器)内に設けられ、EG物質32bは、容器38内でNEG物質32aを部分的に又は全体カバーして、NEG物質32aは、EG物質32bと容器38の底部38aとの間に位置する。少なくとも活性化/フラッシュ前に、ハイブリッドゲッター32は、基板2内に規定された凹部14内に位置してもよい。シール物質(例えば、フリット)は、端部シール4を形成するために加熱した後、真空引きキャビティ6の真空引き工程中及び/又は後ハイブリッドゲッター32が活性化/フラッシュするように十分に加熱する。活性化前に、全体ゲッター32は、基板2によって支持された後、ハイブリッドゲッターの活性化/フラッシュによってハイブリッドゲッターの少なくとも一部のEG物質32bが対向基板3の少なくとも一面(例えば、基板3の内部主表面及び/又は基板3内に規定され得る任意の凹部14'内上の蒸発とラインオブサイト(line−of−site)蒸着とがなされる。ハイブリッドゲッター32の活性化は、好ましくは、コイルから放射線及び/又はレーザ光によってハイブリッドゲッター32を加熱することによって行われる(例えば、ハイブリッドゲッターを活性化するために排気管8を介してレーザ光を方向付けて、及び/又はVIGユニットの外側に位置するコイルからゲッターに放射線を方向付ける)。活性化は、好ましくは大気圧未満の圧力でキャビティ6を真空引きする真空引き工程中及び/又は後に行われる。特定の実施形態例において、ゲッター32の活性化は、キャビティ6を真空引きする真空引き工程中及び/又は後に遂行され、前記活性化は、キャビティ6の圧力を少なくとも約1×10−2から1×10−3mbar以下に減少させた後に行われる。NEG物質は、特定の例において、キャビティ/空間6内の残留気体がEG物質に比べてNEG物質によく付着するために有利である。
ゲッター32は、真空引き中及び/又は後に、排気管の真空引き及び封止後のキャビティ6内に存在又は/及び残留することがある特定の残留不純物(例えば、好ましくない気体、例えば、CO及びN)を吸収又は/及びこれらと結合する。簡略化するために、ゲッターは、不活性化形態で図示されている(図3〜図5)。ゲッターは、一般的に2つの主要な種類、蒸発型ゲッター(EG)及び非蒸発型ゲッター(NEG)に分けられる。EGは、多くの場合、カルシウム、ストロンチウム及び/又は特にバリウムのうちの1つ以上のアルカリ土金属を含む。NEGは、多くの場合、チタニウム、ジルコニウム、又は、アルミニウム及び第1列の遷移金属の中から選択された1つ以上の金属との合金を含む。EG及びNEGの全てのゲッター型は、除去される気体種がゲッター表面上に吸収されるのを抑制し、ゲッター表面から様々な酸化物、炭化物及び/又は窒化物を除去するこのような操作のために、加熱による活性が必要である。一般的にゲッターが不活性形態で製造されて移動するため、真空引きされる空間に配列される場合、適切な活性/フラッシュ熱処理を必要とする。
特定の実施形態例において、活性化前に、ハイブリッドゲッター32はNEG物質32a及びEG物質32bの間に位置する保護膜32cを含んでもよい。保護膜32cは、実質上金属性であってもよく、アルミニウム、ニッケル、又はこれらの混合物を含んでもよい。保護膜32cは、断層膜、又は第1金属(例えば、Al)及び第2金属(例えば、Ni)を含む第1層及び第2層を含んでもよい。ゲッターの活性化によって、好ましくは保護膜32cが分解され、著しい多孔質化及び/又は崩壊する。
特に、図3を参照すると、例示のVIG窓ユニット1の概略断面図が示されている。VIG窓ユニット1は、例えば、これに限定されないが、家庭用住居、オフィスビル、共同住宅、ドア、及び/又はそれ以外の窓として使用され得る。VIG窓ユニット1は、離隔して、実質上平行で透明な第1及び第2ガラス基板2,3を含み、第1及び第2ガラス基板は、端部シール4によって相互接続されることができ、端部シール4は、例えば、バナジウム系、又はVBZ型シール、又ははんだガラス型シールであるかこれらを含んでもよいが、これらに制限されない。バナジウム系、又はVBZ型シール組成物は、2012年1月20日に出願された米国特許出願第13/354,963号に開示されており、本明細書に参照として含まれる。VBZ(例えば、バナジウム、バリウム、亜鉛)系のシール組成物は、米国特許出願第13/354,963号に記載されており、特定の実施形態例として端部シール4及び/又はフリットベース管シール9に対して用いてもよい。特定の実施形態例において、従来のはんだガラスフリット材料は、気密端部シール4及び/又はフリットベース管シール9に対して用いてもよい。VBZ型シールフリット組成物を用いる場合、VBZ組成物がVIGユニットのシールを形成するために用いることができる特定のその他の従来のガラスフリット組成物よりも低い焼成温度(例えば、250℃未満)を有するため、VIGユニットのガラスの好ましい性質を保持するために低い温度のシール熱プロファイルが用いられる。本明細書に開示された実施形態は、任意の好適なシール物質を用いてVIG構成に同様に適用可能であることが理解されるであろう。
特定の実施形態において、透明なガラス基板2,3は、略同一の大きさであってもよい。しかし、特定の他の例示的な実施形態では、1つのガラス基板2は、例えばVIGユニットの端部に近接して略L字状の段差を設けるために、その他のガラス基板3より大きくてもよい。ガラス基板2,3の1つ又は両方は、例えば、限定するものではないが、低放射率コーティング(図示せず)などの少なくとも1つのコーティング物質(図示せず)を選択的に含んでもよい。ガラス基板2,3のうち少なくとも1つの内表面上に様々なコーティングが存在してもよく、このようなコーティングがVIG窓ユニット1に対する様々な有益な性能特徴を提供することが理解できる。特定の実施形態例において、IR照射を遮断するための低放射率コーティングは、基板(2及び/又は3)の内表面上に設けられる。特定の実施形態例において、VIG窓ユニットは、可視透過率が少なくとも約30%、好ましくは少なくとも約40%、さらに好ましくは少なくとも約50%、より好ましくは少なくとも約60%又は70%である。
支柱/スペーサ5のアレイは、ガラス基板2,3の間の低圧キャビティ/空間6に最終的に設けられる、大気圧未満の圧力の点で基板の間隔を保持するためにガラス基板2,3の間に位置する。特定の実施形態例において、スペーサ5は、高さが、例えば、約0.1から1.0mm、好ましくは約0.2から0.4mmであってもよい。スペーサ5の高さは、略真空キャビティ6の高さで規定されてもよい。上記のように、スペーサ5は、顕著に目立たないように十分に小さいサイズであることが好ましい。特定の実施形態例によれば、スペーサ5は、はんだガラス、ガラス、セラミック、金属、ポリマー、又は、任意のその他の適切な物質であってもよく、あるいは、これらを含んでいてもよい。さらに、スペーサー5は、例えばおおむね円筒形、丸形、球形、ダイム形、C形、まくら形又は任意の他の好適な形であってよい。
排気管8は、例えば、はんだガラス9を用いて気密封止されてもよく、ガラス基板のうちの1つ(例えば、基板3)内に孔22を介して設けられる。排気管8は、例えば、排気管8の先端に真空ポンプを(直接又は間接的に)取付けて、基板2,3の間のキャビティ6を低圧(例えば、大気圧未満の圧力)で減圧することによって、キャビティ6を真空引きする工程に用いられる。また、キャビティ6は、低圧チャンバー内で真空引きされてもよい。好ましい例としては、真空引きした後、キャビティ6内の圧力は、例えば、好ましくは約10−2Torr未満、さらに好ましくは約10−3Torr未満、より好ましくは5×10−4Torr未満である。真空引き工程中、VIGユニットは、真空引き工程を助けるために、例えば約150℃〜300℃の温度で加熱してもよい。キャビティ6を真空引きした後、排気管8は、例えば、任意の好適な手段(例えば、レーザ)で管8の先端8aを溶融することによって封止されてもよい。特定の実施形態例によれば、排気管8は、ガラス基板3の内表面3aをフラッシュするように孔22を介して拡張されたり十分に拡張されなくてもよく、特定の実施形態例で内表面3aからの直ぐ前(例えば、内表面3aから約0.1mm以下までの距離)に位置してもよい。
VIG窓ユニットを製造する場合、支柱/スペーサ5は、底面ガラス基板2上に位置して、少なくとも1つのハイブリッドゲッター32は、凹部14内に位置する。その次に、端部シール物質が基板2上に蒸着する。その他の基板3は、スペーサ/支柱5、封止用ガラスフリット溶液及び2つのガラス基板2,3の間のゲッター32が介在できるように基板2上に位置する。ガラス基板2,3、スペーサ/支柱5、ゲッター32及び端部シール物質を含む組立品は、任意の温度(例えば、約350〜500℃)まで加熱し、この温度で端部シール物質を溶融してガラス基板2,3の表面を湿らせて、最終的に気密周辺/端部シール4を形成する。基板2,3の間に端部シール4を形成した後、基板2,3の間の低圧の空間/キャビティ6を形成するために排気管8を介して真空にされる。空間/キャビティ6の低圧を保持するために、基板2,3は、端部シール4によって気密封止され、小さいスペーサ/支柱5は、大気圧下で略平行な基板の分離を保持するために基板の間に設けられる。基板2,3の間のキャビティ/空間6が真空引きされれば、排気管8は、例えば、レーザなどを用いてその先端を溶融することによって封止されてもよい。キャビティ/空間6を大気圧未満の圧力に真空引きした後、排気管8の端部8aを加熱して開口部を熔融し、VIG窓ユニットのキャビティを封止することによって排気管を封止してもよい。 例えば、限定されないが、排気管8の先端8aにレーザを照射することによって加熱及び溶融を達成してもよい。
VIG適用時にNEGゲッターだけの使用、又はEGゲッターだけの使用には制限がある。EG型ゲッターは、このような温度で加熱することによって活性化し、ゲッター成分(例えば、Ba)が蒸発と隣接した表面上でラインオブサイト蒸着する。蒸着物の表面が活性化したゲッターである。したがって、EGゲッターの吸着能力は、活性化/フラッシュ後に形成されるコーティング面の領域によって大部分が決定される。VIG適用時の小さい真空間隙/キャビティ6は、蒸発によって形成され得るEG型ゲッターのコーティング領域をかなり制限する。活性NEG型ゲッターの活性時に、表面吸収後ゲッターバルク内の拡散につながり、その吸着能力は、ゲッター物質の総量及び温度に依存する。NEG型ゲッターは、一般的にEG型ゲッターより低い活性化温度を有する。VIG窓ユニットにNEG型ゲッターだけ用いることに係る問題は、気密端部シール4を形成するために高い温度(例えば、約350〜500℃)の製造工程中に大気に露出し、これはNEG型ゲッターの早すぎる活性化につながることがある。したがって、端部シールフリット焼成は、キャビティ6が真空引き(例えば、排気)される前にNEG表面上に多少厚い不動態化層を生成する傾向がある。これは、NEG型ゲッターのキャパシティを減少させ、次の活性化/フラッシュに必要な時間を増加させる。小さい反応性NEG物質を用いれば、端部シール4の形成/焼成中に早くも形成する不動態化層の厚さを減少させるが、その結果、低温で、吸収の速度及び総容量は減少する。したがって、本発明の特定の実施形態例において、EG型ゲッター物質及びNEG型ゲッター物質は、上述した問題を解決するためにVIG適用のために設計された「ハイブリッド」形態ゲッター内で結合される。
特定の実施形態例において(例えば、図3〜図4参照)、ハイブリッドゲッター32は、容器38の底面にNEG物質の第1ゲッター層32a及びNEG物質32aを覆うEG物質の第2ゲッター層32bを含む容器(例えば、誘導加熱のように加熱するように環状又は円筒状のに形成されて設計することができる金属又は実質上金属性の金属トラフ)又はこれを含む。EG層32bは、発熱型のものであって、その組成物は、反応して熱を生成する反応物(例えば、Al及びNi、又はTi)を含むことによって、ゲッターを活性化/フラッシュに必要な時間を減らす。EG層32bは、端部シール4を形成するためにフリットを焼成/加熱する間にNEG物質32aが大気に露出するのを防止したり減少するように製造されてもよい。EG層32bは、NEG物質32aをさらに保護するために、気体バリア特性を改善するための添加剤を選択的に含有してもよい。
活性化/フラッシュは、ハイブリッドゲッター32をEG物質32bが活性化/フラッシュする温度で(例えばコイルを通した誘導加熱及び/又はレーザ光によって)加熱し、EG層のゲッター成分(例えば、Ba、Ca、及び/又はSrのうちの1つ以上)が蒸発し44、凹部14の側壁15及び/又は対向基板3の表面上に活性化した層32b'として蒸着する(例えば、図8参照)。本質的に同時に、底面NEG層32aは、少なくとも部分的に露出して、EGの蒸発によってキャビティ6内に残留気体(例えば、CO及び/又はN)にアクセス可能である。したがって、ハイブリッドゲッター32は、フリット可能であり(端部シール4形成の間フリット焼成工程で存在する)、図8に示した2つの異なる活性ゲッター表面生成物、すなわち、(i)凹部14の側壁15について基板2の一部及び対向基板3上に存在できる蒸発されたEG層32b'及び(ii)基板2上に凹部14及び/又は容器38内に存在するNEG32a'である。第1層32aとして高反応性NEG物質を使用することにより、NEG32a'は、室温を含みそれに限定されない温度で気体を吸収することができる。
図8は、ゲッター32の活性化/フラッシュ後に図3〜図6のうちのいずれか1つのVIG窓ユニットを示す。排気管8及び選択的多孔性/粗面コーティング36は、簡略化のために図8に示していないが、例えば、ゲッター凹部(14及び14')は、本発明の特定の実施形態例において、排気管8から離隔して配置できることが立証されることに注意されたい。凹部14及び/又は凹部14'の側壁は、異なる例示的な実施形態によって、粗面化されても粗面化されなくてもよい(15)。図8は、ハイブリッドゲッターを活性化/フラッシュした後、活性化したNEG物質32aは、基板2上の容器38及び/又は凹部14内に残っていることを示している。図8は、ハイブリッドゲッターを活性化/フラッシュ後に、蒸発して蒸着したEG物質32b'は、従来のゲッター凹部14に近接する対向基板3及び場合によって従来のゲッター凹部14の側壁に存在する。この実施形態において、追加の凹部14'は対向基板3に設けられ、活性化後EG物質32b'は凹部14'の表面及び/又は従来のゲッター凹部14に近接する基板3の主要内表面3aの表面上に蒸着できることが分かる。活性化したEG物質32b'は、従来のゲッター凹部14に近接する基板2の主要内表面2aの一部上に蒸着できる。
したがって、前記活性化前に、ハイブリッドゲッター32は、第1基板2内に規定された凹部14内に位置し(例えば、図3参照)、前記活性化後の非蒸発型ゲッター(NEG)物質32a'は、第1基板2内に規定された凹部14内に位置し、EG物質32bから蒸発して蒸着したゲッター物質32b'は、少なくとも第1基板2内に規定された凹部14に実質上対向する領域内の第2基板3上に位置してもよい(例えば、図8参照)。
選択的に、図3に示すように、対向基板3は、凹部14'、及び/又は、粗面及び/又は多孔性コーティング36を含み、これは活性化後に基板3上に蒸着するEG物質の表面領域を増加させる機能をする。しかし、特定の実施形態例において、ゲッター凹部14に対向基板3の表面は、選択的で本発明の特定の実施形態例において平坦であってもよい。
様々な実施形態において、ガラス又はガラスを含む基板(2及び/又は3)は、厚さが約1〜6mm、好ましくは約3〜5mmであり、例えば、約4mmであってもよい。様々な実施形態において、凹部14は及び/又は凹部14'は、深さが約1.5mm〜2.5mmで、例えば厚さ4mmのガラスシートに、凹部深さは約2mmである。 基板2,3を形成する特定の実施形態例において、ゲッター凹部(14及び14')は、それぞれのガラスシートに形成され、選択的にガラスシートが熱強化された後に、選択的に基板のうちの1つの内表面上に低放射率コーティングが設けられてもよく、その次に2つの基板2,3(任意の低放射率コーティングを含む、図示せず)は、VIG形成工程中に、本明細書に記載されたように端部シール物質及びスペーサの周辺に共に位置してもよい。
本発明の特定の実施形態例において(例えば、図3及び図5参照)、ハイブリッドゲッターはEG層32bとNEG層32aとの間に位置して接触する追加の保護膜32c(例えば、膜又は1つ以上の層)を含んでもよい。保護膜32cは、NEG32aの気体バリア保護を改善するだけでなく活性化前及び/又は中にEG物質とNEG物質との間に反応を防止したり減少するために設けられてもよい。保護膜32cは、EG層32bの活性化/フラッシュ中に到達したピーク温度以下でその強度を失い(例えば、多孔性化、気化、分解、及び/又は崩壊)、したがってハイブリッドゲッターの活性化後NEG層32aが残留気体を吸収する。保護膜32cの一例としては、アルミニウム又はこれを含む層(Alは660℃で溶融)であり、真空蒸着コーティング、薄箔、又は剛性のスペーサ、例えば非常に薄いワッシャとして存在する。また他の例示の保護膜32cは、Al及びNiの混合物又はこれを含む層である。また他の例示の保護膜32cは、Al層及びNi層で、これは互いに直接接触するように位置する(例えば、2つの金属性又は実質上金属性ホイールが互いに直接接触する)。Ni融点(約1453)は特定の実施形態例でピークEG活性化/フラッシュ温度を超過するが(例えば、約1300℃)、AlとNiホイールの間の発熱反応は、保護膜の強度を実質上破壊するのに十分な局所温度まで上昇させることができ、生成された熱によってゲッターフラッシュを容易にしてもよい。
図6〜図7は、任意のゲッター32が初めに円筒状の(図6)又は環状の(図7)ゲッター容器38内に設けられることを示す。その他の形状の容器38を用いてもよい。また、ゲッター物質が特定の実施形態例で容器38内に初めに設けられるが、ゲッター32は、選択的に初めに基板2上に直接蒸着するため、特定の実施形態例において容器38を必要としない。
ハイブリッドゲッター32は、本発明の特定の実施形態例において、VIGユニットの外側に位置するコイルから誘導加熱によって活性化してもよく、レーザ光によって活性化する例示の技術は図3に示す。真空引き工程中及び/又は後にキャビティ/空間6の圧力が減少する場合、VIGユニットは真空引き工程を助けるために加熱して、例えば約150〜300℃まで加熱する。キャビティ真空引き工程中及び/又は後に、レーザ光及び/又はコイルはゲッターを活性化するために用いてもよい。VIGユニットは、排気真空引き工程で用いられた加熱によってすでに加熱されるため(例えば約150〜300℃まで)、ゲッター32を活性化するために必要となるエネルギ及び時間は、真空引き工程中に活性化を行うことによって減らすことができる。また、真空引き工程中に行われる場合、活性化に必要な全ての又は一部の時間は、真空引き工程に必要な時間と重なることができ(例えば、約3〜12分)、したがってVIG窓ユニットを製造するのに必要な時間を減らすことができる。真空引き及びゲッター活性化が重なるように(すなわち、少なくとも部分的に同時に)行うことによって、固定された長さ及び先速度のインライン製造工程の処理量を増加させることができる。
図3に示すように、ゲッター32は、排気管8の下及びガラス基板2のゲッター凹部14内に少なくとも部分的に設けられ、管8を介してレーザ光でゲッターを加熱してもよい。排気管8の下の位置はまた、活性化/フラッシュのうちEGゲッター物質を分散させることによって活性ゲッターの表面領域を増加させるため、好ましい。
真空引き工程中及び/又は後に、排気管8の先端を封止するために用いられるレーザ30(例えば、YAGレーザ)は、ゲッター32を活性化するためにゲッター32を加熱するのに用いてもよい。特に、一般的にEG32bは、NEG32aより高い活性温度を有する。レーザから照射されたレーザ光は、管8を経てゲッター32をEG活性化温度までさらに加熱するために、ゲッター32に当たるように、排気管8の孔を通過するようにしてもよい。VIGユニットが真空チャンバー内に位置する場合(図示せず)、レーザ光は、ゲッター32に向かって排気管8を介して方向付け、レーザ光がゲッターを活性化するためにゲッターに向かって方向づけられる場合、キャビティ6内の圧力は著しく増加しない。図3の実施形態で示すように、ゲッター32は、排気管8の真下に実質上配置されてもよい。上述したように、活性化によってEG物質が蒸発し、キャビティ6内に蒸着する(32b')。NEG型ゲッター(EGの活性化前及び/又は後)内にクラックを形成することにより、キャビティ6内に残留気体がNEGによって捕捉及び/又は吸収されるようにEGの蒸発後にNEGゲッターコア又は内部に通過する。ゲッター32がレーザ光によって活性化/フラッシュされた後、同一のレーザは、排気管8の上部をシール(チップオフ)するために用いてもよい。特定の実施形態例において、レーザ光は、ゲッター32を活性化するためにゲッター32上に約2〜15秒の間、好ましくは約3〜10秒の間注入された後に、キャビティ6を封止するために管の先端を密封するように約20〜30秒の間、排気管8の先端8a上に注入される。レーザによって管8の上部をシールオフするためのチップオフ技術では、2012年5月18日に出願された米国特許第13/474,819に記載されており、全体内容は本明細書に参照として含まれる。
加熱時に、活性化によってキャビティ6内にVIGユニットの内表面上にEG物質(例えば、バリウム)が蒸発し、VIGユニットの内表面は、凹部14の垂直、丸みを帯びた又は傾斜した側壁及び/又は基板2,3の内側主表面及び選択的に管8の一部を含む(図8参照)。特定の実施形態例において、EG32bは、BaAl及びNi又はこれを含み、活性化するためにゲッター物質をレーザ及び/又は放射線に露出すると、粉末温度が約800〜850℃に増加する。この温度で、BaAlとNiとの間で発熱反応が発生して、約1100〜1200℃まで上昇し、この温度でEGからバリウムが蒸発する。金属は、いわゆるフラッシュ現象によりVIGユニットの隣接した内表面上にフィルム32b'状に凝縮し、蒸発されたバリウム含有フィルムは、真空キャビティ6から好ましくない気体をゲッターする活性要素である。したがって、EG32が活性化すると、ゲッター物質が分散し、蒸発によってVIGユニット内に隣接した領域上で蒸発してゲッター物質の表面領域を増加させる。したがって、活性化/フラッシュ後に、蒸発されたEGゲッター物質32b'はゲッター凹部14の垂直、丸い、又は傾斜した側壁及び凹部14に近接する基板(2及び/又は3)の内周面、及び場合によって管8の部分及び/又は管8の孔の側壁に設けられる。NEGゲッター物質32a'は、キャビティ6から好ましくない気体を吸収できるように少なくとも部分的に露出する(例えば、図8参照)。
EG物質32bは、蒸発型ゲッターとして機能する任意の好適な物質で構成してもよい。このような物質は、カルシウム、ストロンチウム、及びバリウムの中から選択される元素含有化合物を含むが、これらに限定されない。好ましくは、このような化合物は、このような元素の空気に対する反応性を制限する形態である。有用なEG物質の例は、中間金属化合物BaAlであり、これはニッケル粉末、及び場合によってAl、Fe、Ti及び/又はこれらの合金のうちの1つ以上の少量と混合してもよい。その他のEG物質は、当業者によく知られている。一方、非蒸発型ゲッター(NEG)物質32aは、非蒸発型ゲッターとして機能するものとして当業者に公知された任意の物質であってもよい。例えば、このようなNEG物質は、ジルコニウム(Zr)、チタニウム(Ti)、又は、これらの混合物及びバナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、及びタングステン(W)の中から選択された少なくとも1つの他の元素を含む合金であってもよい。特定の実施形態例において、ジルコニウム基合金を用いてもよく、例えば2成分合金Zr−Al、Zr−Fe、Zr−Ni、Zr−Co又は3成分合金Zr−V−Fe及びZr−Mn−Feである。例えば、NEG物質は、サエスゲッターズ社(SAES Getters)によって市販されている(商品名St101及びSt707、Italy)を挙げることができる。また別の例として、NEGゲッター物質32aでは、実質的にZr76.6%〜Fe23.4%、又はZr75.7%〜Ni24.3%の組成物(重量%)を有する。
本発明の特定の実施形態例において、真空断熱ガラス(VIG)窓ユニットの製造方法が提供され、実質上平行な第1及び第2基板(例えば、ガラスを含む基板)、第1基板と第2基板との間に設けられた複数のスペーサ及びシール、ガラス基板の間に位置して大気圧未満の圧力に真空引きされるキャビティ、及び第1基板によって支持されたハイブリッドゲッターを備える工程、ハイブリッドゲッターは非蒸発型ゲッター(NEG)物質及び蒸発型ゲッター(EG)物質を含み、EG物質はNEG物質を少なくとも部分的に覆う工程、及びハイブリッドゲッターを活性化する工程を含む。
先行する段落の方法において、NEG物質及びEG物質は、第1基板によって支持された容器内に設けられてもよく、EG物質は、NEG物質がEG物質と容器の底部との間に位置するように容器内でNEG物質をカバーしてもよい。容器は第1基板内に規定された凹部内に位置してもよい。
前記2つの段落のいずれかに記載の方法において、少なくとも前記活性化工程前にハイブリッドゲッターは、第1基板内に規定された凹部内に位置してもよい。
前記3つの段落のいずれかに記載の方法において、前記活性化工程前に、ハイブリッドゲッターは、NEG物質とEG物質との間に位置する保護膜をさらに含んでもよい。保護膜は、金属性又は実質上金属性であってもよく、1つ以上の層を含んでもよい。例えば、保護膜は、アルミニウム及び/又はニッケルを含んでもよい。特定の実施形態において、保護膜は、第1金属と第2金属又はこれを含む第1層及び第2層を含み、例示の第1金属及び第2金属は、それぞれAl及びNiである。
前記4つの段落のいずれかに記載の方法において、前記活性化工程前に、ゲッターは、第1基板によって支持されてもよく、前記活性化工程によって前記ハイブリッドゲッターの少なくとも一部EG物質が蒸発と少なくとも第2基板の表面上に蒸着してもよい。
前記5つの段落のいずれかに記載の方法において、前記活性化工程は、コイルから放射線及び/又はレーザ光によってハイブリッドゲッターを加熱して行われてもよい。
前記6つの段落のいずれかに記載の方法において、前記活性化工程は、ハイブリッドゲッターを活性化するために排気管を介してレーザ光を方向付ける工程を含んでもよい。
前記7つの段落のいずれかに記載の方法において、前記活性化工程は、キャビティが大気圧未満の圧力に真空引きされる真空引き工程中及び/又は後に行われてもよい。
前記8つの段落のいずれかに記載の方法において、前記活性化工程は、キャビティ内の圧力が少なくとも1×10−2から1×10−3mbar以下に減少させた後に活性化工程が行われるように、キャビティを真空引きする真空引き工程中及び/又は後に行われてもよい。
前記9つの段落のいずれかに記載の方法において、EG物質は、Ba、Ca及びSrのうちの1つ以上を含んでもよい。
先行する10個の段落のうちのいずれか1つの方法において、NEG物質は、ジルコニウム(Zr)を含んでもよい。
先行する11個の段落のうちのいずれか1つの方法において、基板は、ガラスを含んでもよく、前記活性化工程前及び/又は後にVIG窓ユニットは、可視透過率が少なくとも約50%であってもよい。
前記12つの段落のいずれかに記載の方法において、(i)前記活性化工程前にハイブリッドゲッターは、第1基板内に規定される凹部内に位置してもよく(ii)前記活性工程後に比蒸発型ゲッター(NEG)物質は、第1基板内に規定された凹部内に位置してもよく、EG物質から蒸発して蒸着したゲッター物質は少なくとも第1基板内に規定された凹部に実質上対向する領域内の第2基板上に位置してもよい。
特定の実施形態例において、実質上平行な第1及び第2基板、第1基板と第2基板との間に設けられた複数のスペーサ及びシール、及び第1基板と第2基板との間に位置して大気圧未満の圧力を有するキャビティを含み、非蒸発型ゲッター(NEG)物質は、第1基板上に位置して、蒸発型ゲッター(EG)物質から蒸発して蒸着したゲッター物質は、NEG物質位置に少なくとも実質上対向する領域で第2基板上に位置する、真空断熱ガラス(VIG)窓ユニットが提供される。
先行する段落のVIG窓ユニットにおいて、NEG物質は、第1基板上の容器内に位置してもよい。
前記2つの段落のいずれかに記載のVIG窓ユニットにおいて、NEG物質は、第1基板内に規定された第1凹部内に位置してもよく、蒸発型ゲッター(EG)物質から蒸発して蒸着したゲッター物質は第2基板内に規定された第2凹部内に少なくとも部分的に位置してもよい。
前記3つの段落のいずれかに記載のVIG窓ユニットにおいて、NEG物質は、第1基板内に規定された第1凹部内に位置でき蒸発型ゲッター(EG)物質から蒸発して蒸着したゲッター物質は、これが第1基板及び第2基板上に位置するように、第1凹部の少なくとも1つの側壁上に位置してもよい。
前記4つの段落のいずれかに記載のVIG窓ユニットにおいて、蒸発型ゲッター(EG)物質から蒸発して蒸着したゲッター物質はバリウムを含んでもよく、及び/又は、NEG物質はZr及び/又はTiを含んでもよい。
前記5つの段落のいずれかに記載のVIG窓ユニットにおいて、VIG窓ユニットは、可視透過率が少なくとも約50%であってもよい。
前記6つの段落のいずれかに記載のVIG窓ユニットにおいて、第1基板及び第2基板は、焼戻し処理されたガラスを含んでもよい。
前記7つの段落のいずれかに記載のVIG窓ユニットにおいて、NEG物質は、第1基板内に規定された第1凹部内に位置してもよく、第1凹部は深さが約1.5から2.5mmである。
前記8つの段落のいずれかに記載のVIG窓ユニットにおいて、蒸発型ゲッター(EG)物質から蒸発して蒸着したゲッター物質は、第2基板内に規定された第2凹部内に少なくとも部分的に位置してもよく、第2凹部は深さが約1.5から2.5mmである。
本明細書では、特定の実施形態について説明及び開示してきたが、本明細書に記載の実施態様は、限定ではなく例示を目的とするものであり、また、当業者は、本明細書に添付する特許請求の範囲の真の趣旨及び全範囲を逸脱することなく様々な変更が可能であると考えることができることが分かるであろう。

Claims (30)

  1. 実質上平行な第1基板及び第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に設けられた複数のスペーサ及びシールと、前記第1基板と前記第2基板との間に位置して、大気圧未満の圧力に真空引きされるキャビティと、前記第1基板によって支持されたハイブリッドゲッターと、を用意し、前記ハイブリッドゲッターは、非蒸発型ゲッター(NEG)物質及び蒸発型ゲッター(EG)物質を含み、前記EG物質は、前記NEG物質を少なくとも部分的に覆う、工程と、
    前記ハイブリッドゲッターを活性化する工程と、
    を含む、真空断熱ガラス(VIG)窓ユニットの製造方法。
  2. 前記NEG物質及び前記EG物質は、前記第1基板によって支持された容器内に設けられ、前記EG物質は、前記NEG物質が前記EG物質と前記容器の底部との間に位置するように前記容器内で前記NEG物質を覆う、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記容器は、前記第1基板内に規定された凹部内に位置する、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記活性化する工程の前に、前記ハイブリッドゲッターは、前記第1基板内に規定された凹部内に位置し、
    前記活性化する工程の後に、非蒸発型ゲッター(NEG)物質は前記第1基板内に規定された前記凹部内に位置し、前記EG物質から蒸発して蒸着したゲッター物質は少なくとも前記凹部に実質上対向する領域内の前記第2基板上に位置する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記活性化する工程の前に、前記ハイブリッドゲッターは、前記NEG物質と前記EG物質との間に位置する保護膜をさらに含む、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記保護膜は、実質上金属性である、
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記保護膜は、アルミニウム及びニッケルのうちの1つ以上を含む、
    請求項5又は6に記載の方法。
  8. 前記保護膜は、それぞれ第1金属と第2金属とを含む第1層及び第2層を含む、
    請求項5〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記保護膜は、それぞれ本質的に第1金属と第2金属とからなる第1層及び第2層を含む、
    請求項5〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記第1金属はAlであり、前記第2金属はNiである、
    請求項8又は9に記載の方法。
  11. 前記活性化する工程の前に、前記ゲッターは、前記第1基板によって支持され、前記活性化する工程によって前記ハイブリッドゲッターの少なくとも一部のEG物質が蒸発し、少なくとも前記第2基板の表面上に蒸着する、
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記活性化する工程は、コイルから放射線及び/又はレーザ光によって前記ハイブリッドゲッターを加熱して行われる、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記活性化する工程は、前記ハイブリッドゲッターを活性化するために排気管を介してレーザ光を方向付ける工程を含む、
    請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記活性化する工程は、前記キャビティが大気圧未満の圧力に真空引きされる真空引き工程中及び/又は真空引き工程後に行われる、
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記活性化する工程は、前記キャビティ内の圧力が少なくとも約1×10−2から1×10−3mbar以下に減少した後に行われるように、前記キャビティを真空引きする真空引き工程中及び/又は真空引き工程後に行われる、
    請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記EG物質は、Ba、Ca及びSrのうちの1つ以上を含む、
    請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記EG物質は、バリウム(Ba)を含む、
    請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記NEG物質は、ジルコニウム(Zr)を含む、
    請求項1〜17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記第1基板及び前記第2基板はそれぞれガラスを含み、前記活性化する工程の前及び/又は後に前記VIG窓ユニットの可視透過率が少なくとも約50%である、
    請求項1〜18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 実質上平行な第1基板及び第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に設けられた複数のスペーサ及びシールと、
    前記第1基板と前記第2基板との間に位置して、大気圧未満の圧力を有するキャビティと、
    前記第1基板上に位置する非蒸発型ゲッター(NEG)物質と、
    前記NEG物質位置に少なくとも実質上対向する領域で前記第2基板上に位置する、蒸発型ゲッター(EG)物質から蒸発して蒸着したゲッター物質と、
    を含む、真空断熱ガラス(VIG)窓ユニット。
  21. 前記NEG物質は、前記第1基板上の容器内に位置する、
    請求項20に記載の真空断熱ガラス(VIG)窓ユニット。
  22. 前記NEG物質は、前記第1基板内に規定された第1凹部内に位置し、前記蒸発型ゲッター(EG)物質から蒸発して蒸着したゲッター物質は、前記第2基板内に規定された第2凹部内に少なくとも部分的に位置する、
    請求項20又は21に記載の真空断熱ガラス(VIG)窓ユニット。
  23. 前記NEG物質が前記第1基板内に規定された前記第1凹部内に位置し、前記EG物質から蒸発して蒸着したゲッター物質が前記第1基板及び前記第2基板の両方の上に位置するように、前記EG物質から蒸発して蒸着したゲッター物質が前記第1凹部の少なくとも1つの側壁上にも位置する、
    請求項20に記載の真空断熱ガラス(VIG)窓ユニット。
  24. 前記EG物質から蒸発して蒸着したゲッター物質は、バリウムを含む、
    請求項20〜23のいずれか一項に記載の真空断熱ガラス(VIG)窓ユニット。
  25. 前記NEG物質は、Zr及び/又はTiを含む、
    請求項20〜24のいずれか一項に記載の真空断熱ガラス(VIG)窓ユニット。
  26. 前記第1基板及び前記第2基板は、それぞれガラスを含む、
    請求項20〜25のいずれか一項に記載の真空断熱ガラス(VIG)窓ユニット。
  27. 前記VIG窓ユニットは、可視透過率が少なくとも約50%である、
    請求項20〜26のいずれか一項に記載の真空断熱ガラス(VIG)窓ユニット。
  28. 前記第1基板及び前記第2基板は、焼戻し処理されたガラスを含む、
    請求項20〜27のいずれか一項に記載の真空断熱ガラス(VIG)窓ユニット。
  29. 前記NEG物質は、前記第1基板内に規定された第1凹部内に位置して前記第1凹部は深さが約1.5から2.5mmである、
    請求項20に記載の真空断熱ガラス(VIG)窓ユニット。
  30. 前記蒸発型ゲッター(EG)物質から蒸発して蒸着したゲッター物質は、前記第2基板内に規定された第2凹部内に少なくとも部分的に位置し、前記第2凹部は深さが約1.5から2.5mmである、
    請求項20に記載の真空断熱ガラス(VIG)窓ユニット。
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