次いで、説明例についての詳細な説明が、さまざまな図を参照しながら行われる。この説明は、可能な実施態様の詳細な例を提供するが、それらの詳細は、例示的なものであり、けっして本出願の範囲を限定するものではないということを意図されているという点に留意されたい。
図1Aは、1または複数の開示されている実施形態が実施されることが可能である例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、コンテンツ、たとえば音声、データ、ビデオ、メッセージング、放送などを複数のワイヤレスユーザに提供するマルチプルアクセスシステムであることが可能である。通信システム100は、複数のワイヤレスユーザが、ワイヤレス帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じてそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。たとえば、通信システム100は、1または複数のチャネルアクセス方法、たとえば符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などを採用することができる。
図1Aにおいて示されているように、通信システム100は、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、および/または102d(全体として、または総称して、WTRU102と呼ばれる場合がある)、無線アクセスネットワーク(RAN)103/104/105、コアネットワーク106/107/109、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、ならびにその他のネットワーク112を含むことができるが、開示されている実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を想定しているということが理解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、ワイヤレス環境において動作および/または通信を行うように構成されている任意のタイプのデバイスであることが可能である。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されることが可能であり、ユーザ機器(UE)、移動局、固定式または移動式のサブスクライバーユニット、ページャー、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、家庭用電化製品などを含むことができる。
通信システム100は、基地局114aおよび基地局114bを含むこともできる。基地局114a、114bのそれぞれは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/またはネットワーク112などの1または複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスにインターフェースを取るように構成されている任意のタイプのデバイスであることが可能である。例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバステーション(BTS)、Node−B、eNode B、ホームNode B、ホームeNode B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータなどであることが可能である。基地局114a、114bは、それぞれ単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含むことができるということが理解されるであろう。
基地局114aは、RAN103/104/105の一部であることが可能であり、RAN103/104/105は、その他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)、たとえば基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどを含むこともできる。基地局114aおよび/または基地局114bは、特定の地理的領域内でワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されることが可能であり、その地理的領域は、セル(図示せず)と呼ばれることがある。セルは、セルセクタへとさらに分割されることが可能である。たとえば、基地局114aに関連付けられているセルは、3つのセクタへと分割されることが可能である。したがって一実施形態においては、基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわち、セルのそれぞれのセクタごとに1つのトランシーバを含むことができる。別の実施形態においては、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)テクノロジーを採用することができ、したがって、セルのそれぞれのセクタごとに複数のトランシーバを利用することができる。
基地局114a、114bは、エアインターフェース115/116/117を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数と通信することができ、エアインターフェース115/116/117は、任意の適切なワイヤレス通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であることが可能である。エアインターフェース115/116/117は、任意の適切な無線アクセステクノロジー(RAT)を使用して確立されることが可能である。
より具体的には、上述したように、通信システム100は、マルチプルアクセスシステムであることが可能であり、1または複数のチャネルアクセススキーム、たとえばCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどを採用することができる。たとえば、RAN103/104/105内の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)テレストリアルラジオアクセス(UTRA)などの無線テクノロジーを実施することができ、この無線テクノロジーは、ワイドバンドCDMA(WCDMA)を使用してエアインターフェース115/116/117を確立することができる。WCDMAは、ハイスピードパケットアクセス(HSPA)および/またはエボルブドHSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、ハイスピードダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/またはハイスピードアップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含むことができる。
別の実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、エボルブドUMTSテレストリアルラジオアクセス(E−UTRA)などの無線テクノロジーを実施することができ、この無線テクノロジーは、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE−A)を使用してエアインターフェース115/116/117を確立することができる。
その他の実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、無線テクノロジー、たとえばIEEE 802.16(すなわちワールドワイドインターオペラビリティーフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、暫定標準2000(IS−2000)、暫定標準95(IS−95)、暫定標準856(IS−856)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)、エンハンストデータレートフォーGSMエボリューション(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などを実施することができる。
図1Aにおける基地局114bは、たとえばワイヤレスルータ、ホームNode B、ホームeNode B、またはアクセスポイントであることが可能であり、局所的なエリア、たとえば事業所、家庭、乗り物、キャンパスなどにおけるワイヤレス接続を容易にするために、任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するために、IEEE 802.11などの無線テクノロジーを実施することができる。別の実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するために、IEEE 802.15などの無線テクノロジーを実施することができる。さらに別の実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するために、セルラーベースのRAT(たとえば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用することができる。図1Aにおいて示されているように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することができる。したがって、基地局114bは、コアネットワーク106/107/109を介してインターネット110にアクセスすることを求められないことが可能である。
RAN103/104/105は、コアネットワーク106/107/109と通信状態にあることが可能であり、コアネットワーク106/107/109は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数に提供するように構成されている任意のタイプのネットワークであることが可能である。たとえば、コアネットワーク106/107/109は、コール制御、料金請求サービス、モバイルロケーションベースサービス、プリペイドコーリング、インターネット接続、ビデオ配信などを提供すること、および/またはユーザ認証などのハイレベルセキュリティー機能を実行することが可能である。図1Aにおいては示されていないが、RAN103/104/105および/またはコアネットワーク106/107/109は、RAN103/104/105と同じRATまたは異なるRATを採用しているその他のRANと直接または間接の通信状態にあることが可能であるということが理解されるであろう。たとえば、コアネットワーク106/107/109は、E−UTRA無線テクノロジーを利用している可能性があるRAN103/104/105に接続されていることに加えて、GSM無線テクノロジーを採用している別のRAN(図示せず)と通信状態にあることも可能である。
コアネットワーク106/107/109は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとして機能することもできる。PSTN108は、単純旧式電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含むことができる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおけるトランスミッションコントロールプロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)など、共通の通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスからなるグローバルシステムを含むことができる。ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されている有線またはワイヤレスの通信ネットワークを含むことができる。たとえば、ネットワーク112は、RAN103/104/105と同じRATまたは異なるRATを採用している可能性がある1または複数のRANに接続されている別のコアネットワークを含むことができる。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのうちのいくつかまたはすべては、マルチモード機能を含むことができ、すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、別々のワイヤレスリンクを介して別々のワイヤレスネットワークと通信するために複数のトランシーバを含むことができる。たとえば、図1Aにおいて示されているWTRU102cは、セルラーベースの無線テクノロジーを採用している可能性がある基地局114a、およびIEEE 802無線テクノロジーを採用している可能性がある基地局114bと通信するように構成されることが可能である。
図1Bは、例示的なWTRU102のシステム図である。図1Bにおいて示されているように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不能メモリ130、取り外し可能メモリ132、電源134、グローバルポジショニングシステム(GPS)チップセット136、およびその他の周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、一実施形態との整合性を保持しながら、上述の要素どうしの任意の下位組合せを含むことができるということが理解されるであろう。また実施形態は、基地局114aおよび114b、ならびに/または、基地局114aおよび114bが相当することが可能であるノード(数ある中でも、トランシーバステーション(BTS)、Node−B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームnode−B、エボルブドホームnode−B(eNodeB)、ホームエボルブドnode−B(HeNB)、ホームエボルブドnode−Bゲートウェイ、およびプロキシノードなどであるが、それらには限定されない)は、図1Bにおいて示され本明細書において説明されている要素のうちのいくつかまたはすべてを含むことができるということを想定している。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられている1もしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、その他の任意のタイプの集積回路(IC)、状態マシンなどであることが可能である。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、パワー制御、入力/出力処理、および/または、WTRU102がワイヤレス環境において機能することを可能にするその他の任意の機能を実行することができる。プロセッサ118は、トランシーバ120に結合されることが可能であり、トランシーバ120は、送信/受信要素122に結合されることが可能である。図1Bは、プロセッサ118とトランシーバ120を別々のコンポーネントとして示しているが、プロセッサ118とトランシーバ120は、電子パッケージまたはチップ内にともに統合されることが可能であることが理解されるであろう。
送信/受信要素122は、エアインターフェース115/116/117を介して、基地局(たとえば、基地局114a)に信号を送信するように、または基地局(たとえば、基地局114a)から信号を受信するように構成されることが可能である。たとえば、一実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されているアンテナであることが可能である。別の実施形態においては、送信/受信要素122は、たとえば、IR信号、UV信号、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されているエミッタ/検知器であることが可能である。さらに別の実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号および光信号の両方を送信および受信するように構成されることが可能である。送信/受信要素122は、ワイヤレス信号の任意の組合せを送信および/または受信するように構成されることが可能であることが理解されるであろう。
加えて、送信/受信要素122は、図1Bにおいては単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含むことができる。より具体的には、WTRU102は、MIMOテクノロジーを採用することができる。したがって、一実施形態においては、WTRU102は、エアインターフェース115/116/117を介してワイヤレス信号を送信および受信するために、複数の送信/受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含むことができる。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調するように、また、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成されることが可能である。上述したように、WTRU102は、マルチモード機能を有することができる。したがってトランシーバ120は、WTRU102が、たとえばUTRAおよびIEEE 802.11など、複数のRATを介して通信することを可能にするために複数のトランシーバを含むことができる。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットもしくは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されることが可能であり、そこからユーザ入力データを受け取ることができる。プロセッサ118は、ユーザデータをスピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128へ出力することもできる。加えて、プロセッサ118は、取り外し不能メモリ130および/または取り外し可能メモリ132など、任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスすること、およびそれらのメモリにデータを格納することが可能である。取り外し不能メモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、ハードディスク、またはその他の任意のタイプのメモリストレージデバイスを含むことができる。取り外し可能メモリ132は、サブスクライバーアイデンティティーモジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含むことができる。その他の実施形態においては、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に配置されていないと言えるメモリからの情報にアクセスすること、およびそのメモリにデータを格納することが可能である。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、また、WTRU102内のその他のコンポーネントへの電力を分配および/または制御するように構成されることが可能である。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の適切なデバイスであることが可能である。たとえば、電源134は、1または複数の乾電池(たとえば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含むことができる。
プロセッサ118は、GPSチップセット136に結合されることも可能であり、GPSチップセット136は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成されることが可能である。WTRU102は、GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその情報の代わりに、基地局(たとえば、基地局114a、114b)からエアインターフェース115/116/117を介して位置情報を受信すること、および/または複数の近隣の基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて自分の位置を判定することが可能である。WTRU102は、一実施形態との整合性を保持しながら、任意の適切な位置判定方法を通じて位置情報を得ることができるということが理解されるであろう。
プロセッサ118は、その他の周辺機器138にさらに結合されることが可能であり、その他の周辺機器138は、さらなる特徴、機能、および/または有線接続もしくはワイヤレス接続を提供する1または複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる。たとえば、周辺機器138は、加速度計、eコンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョントランシーバ、ハンドフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタルミュージックプレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含むことができる。
図1Cは、一実施形態によるRAN103およびコアネットワーク106のシステム図である。上述したように、RAN103は、エアインターフェース115を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにUTRA無線テクノロジーを採用することができる。RAN103は、コアネットワーク106と通信状態にあることも可能である。図1Cにおいて示されているように、RAN103は、Node−B140a、140b、140cを含むことができ、これらのNode−Bはそれぞれ、エアインターフェース115を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために1または複数のトランシーバを含むことができる。Node−B140a、140b、140cはそれぞれ、RAN103内の特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能である。RAN103は、RNC142a、142bを含むこともできる。RAN103は、一実施形態との整合性を保持しながら、任意の数のNode−BおよびRNCを含むことができるということが理解されるであろう。
図1Cにおいて示されているように、Node−B140a、140bは、RNC142aと通信状態にあることが可能である。加えて、Node−B140cは、RNC142bと通信状態にあることが可能である。Node−B140a、140b、140cは、Iubインターフェースを介してそれぞれのRNC142a、142bと通信することができる。RNC142a、142bは、Iurインターフェースを介して互いに通信状態にあることが可能である。RNC142a、142bのそれぞれは、自分が接続されているそれぞれのNode−B140a、140b、140cを制御するように構成されることが可能である。加えて、RNC142a、142bのそれぞれは、その他の機能、たとえば、アウターループパワー制御、負荷制御、アドミッション制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバー制御、マクロダイバーシティー、セキュリティー機能、データ暗号化などを実行またはサポートするように構成されることが可能である。
図1Cにおいて示されているコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(MGW)144、モバイルスイッチングセンター(MSC)146、サービングGPRSサポートノード(SGSN)148、および/またはゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)150を含むことができる。上述の要素のうちのそれぞれは、コアネットワーク106の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれかの要素が、コアネットワークオペレータ以外のエンティティーによって所有および/または運営されることも可能であるということが理解されるであろう。
RAN103内のRNC142aは、IuCSインターフェースを介してコアネットワーク106内のMSC146に接続されることが可能である。MSC146は、MGW144に接続されることが可能である。MSC146およびMGW144は、WTRU102a、102b、102cと、従来の地上通信線通信デバイスとの間における通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
RAN103内のRNC142aは、IuPSインターフェースを介してコアネットワーク106内のSGSN148に接続されることも可能である。SGSN148は、GGSN150に接続されることが可能である。SGSN148およびGGSN150は、WTRU102a、102b、102cと、IP対応デバイスとの間における通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
上述したように、コアネットワーク106は、ネットワーク112に接続されることも可能であり、ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されているその他の有線またはワイヤレスのネットワークを含むことができる。
図1Dは、一実施形態によるRAN104およびコアネットワーク107のシステム図である。上述したように、RAN104は、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにE−UTRA無線テクノロジーを採用することができる。RAN104は、コアネットワーク107と通信状態にあることも可能である。
RAN104は、eNode−B160a、160b、160cを含むことができるが、RAN104は、一実施形態との整合性を保持しながら、任意の数のeNode−Bを含むことができるということが理解されるであろう。eNode−B160a、160b、160cはそれぞれ、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために1または複数のトランシーバを含むことができる。一実施形態においては、eNode−B160a、160b、160cは、MIMOテクノロジーを実施することができる。したがってeNode−B160aは、たとえば、WTRU102aにワイヤレス信号を送信するために、およびWTRU102aからワイヤレス信号を受信するために、複数のアンテナを使用することができる。
eNode−B160a、160b、160cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能であり、無線リソース管理決定、ハンドオーバー決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを取り扱うように構成されることが可能である。図1Dにおいて示されているように、eNode−B160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信することができる。
図1Dにおいて示されているコアネットワーク107は、モビリティー管理ゲートウェイ(MME)162、サービングゲートウェイ164、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ166を含むことができる。上述の要素のうちのそれぞれは、コアネットワーク107の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれかの要素が、コアネットワークオペレータ以外のエンティティーによって所有および/または運営されることも可能であるということが理解されるであろう。
MME162は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNode−B160a、160b、160cのそれぞれに接続されることが可能であり、コントロールノードとして機能することができる。たとえば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの最初の接続中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担当することができる。MME162は、RAN104と、GSMまたはWCDMAなどのその他の無線テクノロジーを採用しているその他のRAN(図示せず)との間における切り替えを行うためのコントロールプレーン機能を提供することもできる。
サービングゲートウェイ164は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNode−B160a、160b、160cのそれぞれに接続されることが可能である。サービングゲートウェイ164は一般に、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cへ/WTRU102a、102b、102cから回送および転送することができる。サービングゲートウェイ164は、その他の機能、たとえば、eNode B間でのハンドオーバー中にユーザプレーンを固定すること、WTRU102a、102b、102cにとってダウンリンクデータが利用可能である場合にページングをトリガーすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなどを実行することもできる。
サービングゲートウェイ164は、PDNゲートウェイ166に接続されることも可能であり、PDNゲートウェイ166は、WTRU102a、102b、102cと、IP対応デバイスとの間における通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
コアネットワーク107は、その他のネットワークとの通信を容易にすることができる。たとえば、コアネットワーク107は、WTRU102a、102b、102cと、従来の地上通信線通信デバイスとの間における通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。たとえば、コアネットワーク107は、コアネットワーク107とPSTN108との間におけるインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができ、またはそうしたIPゲートウェイと通信することができる。加えて、コアネットワーク107は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができ、ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されているその他の有線またはワイヤレスのネットワークを含むことができる。
図1Eは、一実施形態によるRAN105およびコアネットワーク109のシステム図である。RAN105は、エアインターフェース117を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにIEEE802.16無線テクノロジーを採用しているアクセスサービスネットワーク(ASN)であることが可能である。以降でさらに論じられるように、WTRU102a、102b、102c、RAN105、およびコアネットワーク109という別々の機能エンティティーの間における通信リンクは、リファレンスポイントとして定義されることが可能である。
図1Eにおいて示されているように、RAN105は、基地局180a、180b、180c、およびASNゲートウェイ182を含むことができるが、RAN105は、一実施形態との整合性を保持しながら、任意の数の基地局およびASNゲートウェイを含むことができるということが理解されるであろう。基地局180a、180b、180cはそれぞれ、RAN105内の特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能であり、エアインターフェース117を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために1または複数のトランシーバをそれぞれ含むことができる。一実施形態においては、基地局180a、180b、180cは、MIMOテクノロジーを実施することができる。したがって基地局180aは、たとえば、WTRU102aにワイヤレス信号を送信するために、およびWTRU102aからワイヤレス信号を受信するために、複数のアンテナを使用することができる。基地局180a、180b、180cは、モビリティー管理機能、たとえば、ハンドオフトリガリング、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、サービス品質(QoS)ポリシー実施などを提供することもできる。ASNゲートウェイ182は、トラフィックアグリゲーションポイントとして機能することができ、ページング、サブスクライバープロファイルのキャッシング、コアネットワーク109へのルーティングなどを担当することができる。
WTRU102a、102b、102cと、RAN105との間におけるエアインターフェース117は、IEEE802.16仕様を実施するR1リファレンスポイントとして定義されることが可能である。加えて、WTRU102a、102b、102cのそれぞれは、コアネットワーク109との論理インターフェース(図示せず)を確立することができる。WTRU102a、102b、102cと、コアネットワーク109との間における論理インターフェースは、R2リファレンスポイントとして定義されることが可能であり、このR2リファレンスポイントは、認証、許可、IPホスト構成管理、および/またはモビリティー管理のために使用されることが可能である。
基地局180a、180b、180cのそれぞれの間における通信リンクは、WTRUハンドオーバー、および基地局どうしの間におけるデータの転送を容易にするためのプロトコルを含むR8リファレンスポイントとして定義されることが可能である。基地局180a、180b、180cと、ASNゲートウェイ182との間における通信リンクは、R6リファレンスポイントとして定義されることが可能である。このR6リファレンスポイントは、WTRU102a、102b、102cのそれぞれに関連付けられているモビリティーイベントに基づいてモビリティー管理を容易にするためのプロトコルを含むことができる。
図1Eにおいて示されているように、RAN105は、コアネットワーク109に接続されることが可能である。RAN105と、コアネットワーク109との間における通信リンクは、たとえば、データ転送およびモビリティー管理機能を容易にするためのプロトコルを含むR3リファレンスポイントとして定義されることが可能である。コアネットワーク109は、モバイルIPホームエージェント(MIP−HA)184、認証/許可/アカウンティング(AAA)サーバ186、およびゲートウェイ188を含むことができる。上述の要素のうちのそれぞれは、コアネットワーク109の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれかの要素が、コアネットワークオペレータ以外のエンティティーによって所有および/または運営されることも可能であるということが理解されるであろう。
MIP−HAは、IPアドレス管理を担当することができ、WTRU102a、102b、102cが、別々のASNおよび/または別々のコアネットワークの間においてローミングすることを可能にすることができる。MIP−HA184は、WTRU102a、102b、102cと、IP対応デバイスとの間における通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。AAAサーバ186は、ユーザ認証と、ユーザサービスをサポートすることとを担当することができる。ゲートウェイ188は、その他のネットワークと相互作用することを容易にすることができる。たとえば、ゲートウェイ188は、WTRU102a、102b、102cと、従来の地上通信線通信デバイスとの間における通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。加えて、ゲートウェイ188は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができ、ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されているその他の有線またはワイヤレスのネットワークを含むことができる。
図1Eにおいては示されていないが、RAN105は、その他のASNに接続されることが可能であり、コアネットワーク109は、その他のコアネットワークに接続されることが可能であるということが理解されるであろう。RAN105と、その他のASNとの間における通信リンクは、R4リファレンスポイントとして定義されることが可能であり、このR4リファレンスポイントは、RAN105と、その他のASNとの間においてWTRU102a、102b、102cのモビリティーをコーディネートするためのプロトコルを含むことができる。コアネットワーク109と、その他のコアネットワークとの間における通信リンクは、R5リファレンスとして定義されることが可能であり、このR5リファレンスは、ホームコアネットワークと、訪問先コアネットワークとの間における相互作用を容易にするためのプロトコルを含むことができる。
別々のオペレータの間においてキャパシティーを管理することを担当することができる論理エンティティーが提供されることが可能である。この論理エンティティーは、ブローカレッジコントロールユニット(BCU)と呼ばれる場合がある。被ホスト側オペレータに対するネットワークキャパシティーおよび/またはネットワークスライス割り当てを表すためのメトリックが提供されることが可能である。これらのメトリックは、個々に、または互いにもしくはその他のメトリックと組み合わせて使用されることが可能である。
被ホスト側オペレータは、さらなるリソースが必要とされていると言えるかどうかを識別するために自分のネットワーク内のさまざまなパラメータをモニタすることができる。それらのパラメータは、eNBベースごとであることが可能である。それらのパラメータは、領域内のWTRUにサービス提供することができるeNBのグループに基づくことが可能である。eNBは、それらのパラメータをネットワーク内の論理エンティティーへ定期的に送信することができ、またはそうするようネットワークノードによって要求されたときにそれらのパラメータを送信することができる。
被ホスト側オペレータは、リソースを提供することができる可能性がある利用可能なRANオペレータを発見することができる。この発見は、たとえば、運用/管理/メンテナンス(OAM)手順、ホームサブスクライバーサービス(HSS)によってサポートされる発見などを含むことができる1または複数の方法を使用して実行されることが可能である。RANオペレータを発見すると、被ホスト側オペレータは、利用可能なリソースを探してそのRANオペレータにクエリーを行うことができる。これは、たとえば、キャパシティークエリーメッセージなどのクエリーメッセージを送信することによって行われることが可能である。このメッセージは、RANオペレータまたはRANオペレータのBCUへ送信されることが可能である。リソースがRANオペレータから要求されることを可能にするために、キャパシティー割り当て要求または応答メッセージのやり取りがもたらされることが可能である。
使用されていない割り当てられたリソースは、被ホスト側オペレータまたはRANオペレータによってキャンセルまたは撤去されることが可能である。割り当てられたリソースをキャンセルしたいと望むオペレータは、リソースを撤去するためのキャンセレーション要求を他方のオペレータへ送信することができる。リソースをキャンセルするという決定は、RANオペレータによって行われることが可能である。
PLMNごとのオフローディングルールをサポートする目的で、別々のPLMNに属しているWTRUどうしに関してハンドオーバーをトリガーする条件を修正するための1または複数の方法が使用されることが可能である。たとえば、それぞれのPLMNのためのモビリティー変更要求メッセージ内のハンドオーバートリガー変更IEが複製されることが可能である。別々の被ホスト側オペレータによってピアeNBが共有されることが可能になる条件をサポートするために、オペレータ情報(PLMN)がハンドオーバートリガー変更IE内に含まれることが可能である。
BCUまたはその他のOAMノードは、被ホスト側オペレータが、割り当てられたリソースのうちの自分の持ち分を点検することができる場合に適用されることが可能である特定のポリシーを共有ノードに強制することができる。RANリソースのうちの一定割合は、RANノードによって予備リソースとして保持されることが可能であり、いかなるオペレータにも割り当てられないことが可能である。
ネットワークおよびネットワークインフラストラクチャーを共有することは、3GPPシステムの重要な部分になっている。ネットワークおよびネットワークインフラストラクチャーを共有することによって、モバイルネットワークオペレータは、モバイルネットワークに関する重い展開コストを、特にロールアウトフェーズにおいて共有することができる。複数のネットワーク共有シナリオが考えられる場合があり、それらのシナリオは、さまざまなオペレータ戦略およびさまざまな国々における法規に依存する場合がある。3GPPシステムは、もともとは別々のオペレータの間におけるネットワーク共有のために設計されたわけではない。しかしながら、3GPPリリース99は、ネットワーク共有のためのいくらかの限られたサポートを提供している。リリース99におけるPLMN機能は、オペレータが共通のUTRANを共有することを可能にし、コアネットワークの特定の部分202も、オペレータどうしの間において共有される。図2は、共通のUTRAN200を共有している2つのオペレータを示す図である。
現在のモバイル電話市場においては、さまざまな形態のネットワーク共有を可能にする機能が、ますます重要になっている。これらの機能的な側面は、3GPP UTRANベースのアクセスネットワークにおけるリリース6の前には、3GPP E−UTRANベースのアクセスネットワークにおけるリリース8の前には、および3GPP GERANベースのアクセスネットワークにおけるリリース10の前には、対処されていなかった。
3GPPリリース6より前のUTRANワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)に、およびサポートしていない3GPP GERAN WTRUに対応するために、MSC、SGSN、BSC、およびRNCのための特別な機能が、サポートしていないWTRUにネットワーク共有機能を提供することができる。
UMTSリリース8およびLTEリリース8においては、UTRANおよびE−UTRAN対応WTRUは、ネットワーク共有要件をサポートすることを必要とされていた。
いくつかのネットワーク共有シナリオは、共通の無線アクセスネットワーク(RAN)を共有する複数のコアネットワーク(CN)、地理的に分割されたネットワーク共有、共通の地理的エリアにわたるネットワーク共有、共通スペクトルネットワーク共有、および/または、共通のコアネットワークを共有する複数の無線アクセスネットワークを含むことができる。
図3は、ネットワーク共有のための例示的なゲートウェイコアネットワーク(GWCN)構成300を示している。図4は、例示的なマルチオペレータコアネットワーク(MOCN)を示しており、このMOCNにおいては、複数のCNノード402が、同じRNC404に接続されており、それらのCNノード402は、別々のオペレータによって操作されることが可能である。図3および図4は、2つの異なる種類のネットワーク共有構成を示している。このネットワーク共有アーキテクチャーは、GWCNであるかMOCNであるかを問わず、別々のコアネットワークオペレータが無線アクセスネットワークを共有することを可能にすることができる。オペレータどうしは、無線ネットワーク要素を共有することができ、無線リソースそのものを共有することができる。eNB内のキャリアリソースは、コアネットワークオペレータによって共有されることが可能である。
ネットワーク共有においては、キャリアリソースは、共有キャリアまたは専用キャリアであることが可能である。共有キャリアは、複数のコアネットワークオペレータによって共有されることが可能であるeNB内のキャリアであると言える。専用キャリアは、特定のオペレータのために排他的に使用されることが可能であるeNB内のキャリアであると言える。
ネットワーク共有は、さまざまなシナリオにおいて使用されることが可能である。たとえば、PLMN ID1を有するオペレータ1というオペレータが、eNBを購入する場合があり、次いでそのeNBを、PLMN ID2を有するオペレータ2という別のオペレータ、およびPLMN ID3を有するオペレータ3というさらに別のオペレータに貸す場合がある。そのeNBは、オペレータ1、オペレータ2、およびオペレータ3によって共有されることが可能である。キャリアは、セルと同等または類似の概念とみなされることが可能である。
エボルブドパケットシステムに関しては、PSドメインが関連する場合がある。E−UTRANアクセスに関しては、図3および/または図4が当てはまることが可能である。しかしながら、MMEがSGSNに取って代わる場合があり、eNodeBがRNCに取って代わる場合があり、S1リファレンスポイントがIuインターフェースに取って代わる場合がある。
モバイルネットワークオペレータは、モバイルブロードバンドトラフィックにおける増大に起因する自分たちのネットワーク上での需要の高まりに対処するためのコスト効率のよい方法を探している。いくつかのソリューションは、屋内カバレッジの増大、スモールセル、LTE、IPイーサネットバックホール、および/またはより多くのスペクトルを伴う。しかしながら、これらのソリューションは、さらなる資本支出(Capex)を伴う。
先行投資コストの大部分が、カバレッジを確立することに関連している場合がある。資本支出の約70%が、敷地を取得すること、アクセス機器、土木工事(たとえば、敷地での建設作業、機器の据え付け)、ならびに電気およびバックホールのためのケーブルを敷設することを伴う場合がある。
かなりの運用経費および資本支出の節減をもたらすことを確約することができる強化が、既存のRAN共有ソリューションに対して行われることが可能である。これらの強化は、ネットワークロールアウト戦略において新たなパラダイムを導入することができる。たとえば、RAN共有に対するこれらの強化が非常に有益である場合がある少なくとも3つのソリューションが存在していると言える。新規展開において、2つのオペレータが、新たなテクノロジー、たとえば4Gを構築することに同意する場合がある。はじめに、新たな共有されるネットワークインフラストラクチャーおよびオペレーションは、両方のオペレータのキャパシティーおよびカバレッジ要件に基づくことが可能である。オペレータは、50:50で、または自分たちの予想される必要性に従って、構築に出資することができる。バイインソリューションにおいては、共有オペレータのうちの1つが、たとえば4Gネットワークを既に構築している場合があり、ネットワークを共有するための別のオペレータを探している場合がある。このケースにおいては、第2のオペレータは、そのネットワークを確保するためのキャパシティー使用手数料または前払い手数料を支払う場合がある。統合状況においては、共有オペレータによって既に構築されている場合がある2G、3G、および/または4Gネットワークどうしは、1つの共同のネットワークへと統合される必要が生じる場合がある。このタイプのネットワーク共有は、著しいコスト上の利点を有する場合があるが、かなりの設計上の難題を提示する場合もある。
資本支出(Capex)および運用経費(Opex)の節減に加えて、さらに良好な屋内カバレッジを提供することができる、かつさらに高いセルキャパシティーにつながることができるさらに高密度なネットワークなど、間接的な効率上の利得が存在する場合もある。
図5は、WTRUアーキテクチャーおよびネットワークアーキテクチャーを含むことができる仮想化されたネットワーク500の例示的なエンドツーエンドのアーキテクチャーを示している。このアーキテクチャーは、例として、無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク(CN)、サービスネットワーク、および/またはクラウドネットワークを含むことができる1または複数のネットワークのアーキテクチャーとして特徴付けられることが可能である多次元の仮想化アーキテクチャーであることが可能である。それらの次元の1つにおいては、オペレータが仮想化されることが可能である。別の次元においては、サービスプロバイダが仮想化されることが可能である。別の次元においては、潜在的に複数の異なるエアインターフェース(たとえば、GSM、CDMA、WCDMA/HSDPA/HSUPA、TS−SCDMA、LTE、WiFi、WiMAXなど)を伴うRANリソースを含むネットワークリソース(たとえば、計算リソース、ストレージリソース、ネットワーキングロジック、プロトコルおよびアルゴリズムロジック)がクラウド内で仮想化されることが可能である。無線アクセスネットワークのコンテキストにおけるネットワークリソース仮想化が、たとえば、再構成可能な無線システムにおいて採用されることが可能である。3つの次元の仮想化、たとえば、オペレータ、サービスプロバイダ、およびネットワークリソースを採用するアーキテクチャーは、オペレータに依存しない、および/またはテクノロジーアクセスに依存しない、および/またはサービスプロバイダに依存しないネットワークおよびサービスアクセスを提供することができる。
別の次元においては、ネットワークリソースが、複数のネットワークにわたる動的なリソースプーリングという意味で仮想化されることが可能である。動的なリソースプーリングは、たとえば、無線アクセスネットワークリソース(たとえば、スペクトル、無線リソースブロック、セルなど)の共有のために使用されることが可能である。別の次元においては、WTRUリソース(たとえば、計算リソース、ストレージリソース、ネットワーキングロジック、プロトコルおよびアルゴリズムロジック)がクラウド内で仮想化されることが可能である。ネットワークリソース仮想化は、再構成可能な無線システムのための無線アクセスネットワークのコンテキストにおいて使用されることが可能である。
さらに別の次元においては、ユーザに提供されるサービス(たとえば、ビジネスロジック)、またはその他のビジネスサポートサービス(たとえば、課金および料金請求サポートシステム、オペレータサポートシステムなど)がクラウド内で仮想化されることが可能である。これらの次元は、図5において示されているように統合されることおよび/またはともにアクティブ化されることが可能であり、または個別にアクティブ化されることが可能であり、または任意の組合せでアクティブ化されることが可能である。
仮想化されたネットワーク500は、複数のネットワークノードを含むことができる。仮想化レイヤネットワークマネージャー機能(VNMF)502は、仮想化されたネットワークリソースを管理することができ、いくつかのステークホルダ、たとえばオペレータにわたってオペレータのネットワークリソースをコントロールすることができる。VNMF502は、仮想化されたベアラをそれぞれのステークホルダネットワークへとセットアップして管理することを担当することができる。VNMF502は、クラウドベアラの管理を担当することもできる。
VNMF502は、直接インターフェースを取ることができ、または複数のタスクの1もしくは複数に関してアプリケーションインターフェース(API)プリミティブを採用することができる。VNMF502は、より広いネットワーキングおよびユビキタスサービスプロビジョニングのためにネットワークどうしのネットワークを形成するためにモバイルサービスクラウドネットワークおよび/またはピアサービスネットワークと対話することができる。VNMF502は、サービスおよびアプリケーションへのエンドユーザ/WTRUの接続を提供するために、さまざまなオペレータのネットワーク、たとえばコアネットワーク、およびそれらの関連した無線アクセスネットワークと対話することができ、その対話は、接続およびネットワークリソース管理のためのオペレータネットワークコントローリングノード(MME/SGSN)とのコマンドおよびコントロール対話を含むことができる。これらのコアネットワークおよび/または無線アクセスネットワークは、オペレータネットワークのゲートウェイノード(たとえば、S−GW、P−GW、GGSN)を介した、本明細書において開示されているVSACEノードへのサービスまたはアプリケーショントラフィックパスをエンドユーザのために確立することに関与することができる。VNMF502は、モバイルデバイスエンドユーザがエンドユーザもしくはWTRUのロケーションまたはネットワークとの接続ポイントに基づいて選択したサービスまたはアプリケーションに関するコントロールまたはデータ目的でWTRUが適切な無線アクセスネットワークおよびオペレータのコアネットワークパスを選ぶのを支援するために、エンドユーザまたはWTRUと直接対話することができる。VNMF502は、さまざまなネットワークオペレータからのユーザプロファイルを保持することができ、たとえば、別々のネットワークオペレータからのさまざまなMMEに接続されることが可能である。VNMF502は、WTRUが別々のオペレータネットワークの間において移動する場合に、モビリティー管理情報を保持することができる。VNMF502は、仮想ネットワークシステムにアクセスするための必要とされている金融または課金クレデンシャルをユーザが有していることを確かめるために、金融機関、または金融機関に接続されている課金エンティティーと対話することができる。VNMF502は、ユーザにとっての利用可能なサービスおよび/またはアプリケーションのリスト、ならびにそれらのサービスおよび/またはアプリケーションに関連した課金情報を提供することができる。
仮想化レイヤポリシーおよびルール調整機能(VPRCF)504は、マルチステークホルダサービス環境におけるサービス配信に関与することができる。VPRCF504は、さまざまなステークホルダ、たとえば、ネットワークオペレータ、仮想ネットワークオペレータ、サービスプロバイダ(たとえば、Amazon(登録商標)、Google(登録商標)、Yahoo(登録商標)、Apple(登録商標)、Facebook(登録商標)、Twitter(登録商標)など)、アプリケーションプロバイダまたは開発者、コンテンツプロバイダ、金融機関(たとえば、銀行、PayPalなど)、アイデンティティープロバイダ(たとえば、Google(登録商標)、Yahoo(登録商標)、MySpace(登録商標)等などのOpenIDプロバイダ)、デバイス製造業者、その他の信頼されているエンティティーなどにわたってポリシーおよびルールを統合および調整することができる。ステークホルダは、ユーザおよび/またはサブスクライバーを含むこともできる。
VPRCF504は、複数のステークホルダにわたるコンフリクトを解消するためのロジックを実装することができる。そのようなコンフリクト解消ロジックは、入力として、たとえば、ユーザもしくはサブスクライバーの好み、ルール、および/もしくはポリシー、サービスレベルアグリーメント、所望のQoS/QoE、価格、コンテキスト、ならびに/またはその他の関連する入力を使用することができる。
VPRCF504は、自分の機能のうちのいずれも、WTRU内の仮想化機能、たとえば、WTRU内のクロスステークホルダポリシーマネージャー機能と連携させて実行することができる。別の例においては、VPRCF504は、自分の機能のうちのいずれも、単独で実行することができる。
ネットワークオペレータは、ネットワーク、たとえば、RANまたはコアネットワークを所有することができるエンティティー、関係者、またはオペレータなどであることが可能である。本開示において使用される際には、ネットワークオペレータは、RANオペレータ、ホスト側オペレータ、またはホスト側RANオペレータと呼ばれる場合もある。ネットワークオペレータは、自分のリソースがその他のオペレータおよび/またはモバイル仮想ネットワークオペレータ(MVNO)によって使用されることを可能にすることができる。これらのリソースは、キャリアレベル、セルレベル、eNBレベル、および/またはコアネットワークレベルであることが可能であり、本明細書においてさらに説明される。
被ホスト側オペレータまたは参加オペレータは、ホスト側オペレータにリソースを要求することができるエンティティー、関係者、またはオペレータなどであることが可能である。被ホスト側オペレータは、ホスト側オペレータに関して本明細書において説明されているようなさまざまなタイプのリソースを要求することができる。被ホスト側オペレータは、物理的なエンティティーではないことが可能であり、ネットワークをさまざまなホスト側オペレータと共有することができる仮想オペレータであることが可能である。
静的な共有は、リソース割り当てが合意されることが可能である、ホスト側オペレータと被ホスト側オペレータとの間において生じることができるネットワーク共有取り決めのタイプであると言える。ホスト側オペレータは、合意されたリソースを被ホスト側オペレータに提供することができる。被ホスト側オペレータがリソース割り当てを変更したいと望む可能性がある場合には、新たな取り決めが必要とされることがある。
動的な共有は、ホスト側オペレータと被ホスト側オペレータとの間における手動または自動のOAM手順を使用してネットワークリソースの割り当てが変更されることまたは切り替えられることが可能であるネットワーク共有取り決めのタイプであると言える。被ホスト側オペレータは、さらなるリソースをホスト側オペレータに動的に要求することができ、それらのリソースを、ホスト側オペレータは、可用性およびその他の要因に基づいて割り当てることまたは割り当てないことが可能である。このタイプのリソース割り当ては、たとえば、数分間から数時間のタイムフレームで生じることが可能である。
リアルタイムの共有は、リソース割り当てが被ホスト側オペレータからの要求に基づいて迅速に、たとえばすぐに変わることが可能であるネットワーク共有取り決めのタイプであると言える。このタイプの共有においては、OAM手順が関与することも、または関与しないことも可能である。ネットワークノードどうしは、別々の共有オペレータに属している場合があり、それらの共有オペレータは、リソースの新たなキャパシティーまたは割り当てについて交渉するためにメッセージを直接やり取りすることができる。このタイプのリソース共有割り当ては、数マイクロ秒間から数秒間のピリオド内で生じることが可能である。
本開示において使用される際には、アクセスポイント名(APN)という用語は、ネットワーク(たとえば、インターネット、パケットデータネットワークなど)へのポータルを指すことができる。APNは、供給されているデータレートプラン内で定義されているAPNの定義に基づいて特定のデータサービスを提供するために使用されることが可能である。それぞれのAPNは、インターネットなどのネットワークへのアクセスを可能にすることができるが、そのアクセスおよび関連付けられている料金請求は、APNごとに異なる場合がある。
本開示において使用される際には、デフォルトアクセスポイント名(APN)という用語は、サブスクリプションデータにおけるデフォルトとしてマークされることが可能な、および接続手順中に使用されることが可能なAPNを指すことができる。WTRUによってAPNが提供されていない場合には、そのWTRUは、PDN接続手順を要求した可能性がある。
本開示において使用される際には、パックドデータネットワーク(PDN)接続という用語は、IPv4アドレスおよび/またはIPv6プレフィックスによって表されるWTRUと、アクセスポイント名(APN)によって表されるPDNとの間における関連付けを指すことができる。
本開示において使用される際には、デフォルトベアラという用語は、新たなPDN接続のために確立されることが可能な、およびそのPDN接続の存続期間にわたって確立されたままであることが可能なエボルブドパケットシステム(EPS)ベアラを指すことができる。端末IPアドレスごとに1つのデフォルトベアラが存在することが可能である。同じPDN接続に関して確立されることが可能である任意のさらなる1または複数のEPSベアラは、専用ベアラと呼ばれる場合がある。デフォルトベアラのQoSレベルは、サブスクリプションデータに基づいて割り振られることが可能である。
本明細書において開示されている例は、共通のRANリソースを共有すること、たとえば、割り当てられていない無線リソースをプールすることを効率よく行うための手段を提供することができる。ネットワークリソースの共有は、静的であることが可能である。共有契約は、ネットワークリソースのうちで、その契約における変更を伴わずに修正されることが不可能である一定割合の割り当てを定義することができる。ネットワークリソースの共有は、動的であることが可能である。ネットワーク共有スキームは、リアルタイムベースで被ホスト側オペレータのキャパシティーニーズに対応するのに十分なだけフレキシブルであることが可能である。ネットワーク、たとえばRANオペレータは、最も高い入札額を提示している被ホスト側オペレータにネットワークキャパシティーを売り渡すことができる。
本明細書において開示されている例は、共有ネットワーク要素が、割り当てられるRANリソースを共有取り決めまたはポリシーに従って提供していることを確認するための手段を提供することができる。開示されている例は、共有取り決めまたはポリシーを考慮した場合のオーバーロード状況の表示、およびそれらのオーバーロード状況に際して取られることが可能である潜在的なアクションを提供することができる。
既存のRAN共有アーキテクチャーに対する強化が定義されることが可能である。キャパシティーブローカリングのアーキテクチャーに関しては、新たなネットワーク要素が関与することが可能であり、既存のノードに新たな機能が付加されることが可能であり、および/または新たなインターフェースが提供されることが可能である。ネットワークキャパシティーは、何が共有されることが可能であるか、または、所与の被ホスト側オペレータに割り当てられているネットワークのスライスを表すためにどんなメトリックが使用されることが可能であるかに関して定義されることが可能である。共有ネットワークリソースの消費を判定するための新たな測定が提供されることが可能である。加えて、ネットワーク共有の利得が、たとえば、ホスト側オペレータ、被ホスト側オペレータ、および/またはMVNOを含む関与している関係者の観点から定量化されることが可能である。加えて、別々のオペレータが、RAN共有のためにリソースをプールしている場合には、WTRUの課金は、そのWTRUがサブスクライブされているホスト側オペレータの課金ルールに従って実行されることが可能である。ネットワーク内の別々のWTRUごとに、別々の課金レコードが生成されることが可能である。加えて、RAN共有は、オペレータ仮想化のケースにおいて、たとえば、仮想ネットワークアーキテクチャーにおいて実行されることが可能である。
動的な共有が提供されることが可能である。RANリソースが別々のオペレータまたはMVNOによって共有されることが可能である場合には、これらのリソースは、被ホスト側オペレータによってオンデマンドベースで要求されることが可能である。これらのリソースのうちで別々のオペレータによって使用される割合は、時間とともに変わることが可能である。被ホスト側オペレータからのさらなるリソースを求める必要性または要求は、一貫している場合があり、たとえば、被ホスト側オペレータは、毎回同じ要求を送信する場合がある。被ホスト側オペレータからのさらなるリソースを求める必要性または要求は、被ホスト側オペレータが、自分のネットワーク混雑状況に基づいて、RANリソースを所有しているオペレータにその要求を送信する場合があるという点で、動的である場合がある。その要求をRANオペレータが受信した場合には、RANオペレータは、その着信要求を確認するためにいくつかのアクションを取ることができ、リソースが割り当てられることが可能であるかどうかを判定することができる。その要求をRANオペレータが受け入れた場合には、RANオペレータは、リソースを被ホスト側オペレータに割り振ることができる。
被ホスト側オペレータは、自分が共有ネットワークにおいてさらなるリソースを必要とする可能性があるということを識別することができる。それは、リソースが必要とされる可能性があるピリオド、リソースの量、および/または、特定のQoS等などのその他のパラメータを指定することもできる。さらなるリソースが必要とされているということを、被ホスト側オペレータが、たとえば、自分がモニタするパラメータ、およびそのプロセスに関与しているさまざまなノードを介して識別することができる複数の方法が存在することが可能である。RANインフラストラクチャーおよびスペクトルが両方とも共有されることが可能であるネットワーク共有スキームにおいては、共有されるネットワークのキャパシティーは、さまざまなリソースタイプおよび/もしくはリソースユニット、またはさまざまなタイプのリソースの組合せの点から表されることが可能である。共有されることが可能であるさまざまなRANリソース、たとえば、アクセスプリアンブル、コントロールチャネルCCE、共有PDSCH/PUSCH/PUCCHが存在することが可能である。共有されるキャパシティーを有することができる1または複数のリソースが判定されることが可能である。加えて、共有されるキャパシティーのユニットが判定されることが可能である。
被ホスト側オペレータは、自分がさらなるリソースを必要とする可能性があると判定した場合には、リソースを求める要求をRANオペレータへ送信することができる。その要求は、複数の方法で送信されることが可能である。加えて、要求メッセージは、複数のパラメータを含むことができる。被ホスト側オペレータは、さまざまなRANネットワークからのリソースを使用している場合があり、したがって、どのRANオペレータに自分が要求を送信する可能性があるかを判定することができ、または自分が要求を1つのRANオペレータに送信する可能性があるか、もしくは複数のRANオペレータに送信する可能性があるかを判定することができる。
RANオペレータは、要求を受信した場合には、その要求を受け入れることも、または受け入れないことも可能である。RANオペレータが、被ホスト側オペレータからのリソースを求める要求を査定しながら考慮に入れることができる複数のルールおよび/またはポリシーが、RANオペレータにおいて定義されることが可能である。RANリソースを被ホスト側オペレータに割り当てるためのRANレベルにおけるいくつかの手順および方法が実行されることが可能である。加えて、割り当てが利用可能であるという旨を応答するための方法が使用されることが可能である。
割り当てられたリソースは、被ホスト側オペレータによって、またはRANオペレータによって撤去またはキャンセルされることが可能である。これらのリソースは、被ホスト側オペレータがそれらを使用し始める前にキャンセルされることが可能である。被ホスト側オペレータがそれらのリソースを使用し始めた場合には、それらのリソースの残りがキャンセルされることが可能である。被ホスト側オペレータの側で、およびRANオペレータの側で、2つの異なる手順が使用されることが可能である。複数の要因および/またはポリシーが、リソースのキャンセレーションにつながる場合がある。キャンセレーション手順は、キャパシティー割り当ての要求手順および/もしくはメッセージ、最初の要求のキャンセレーション手順および/もしくはメッセージ、ならびに/または利用可能なキャパシティーのクエリー手順および/もしくはメッセージを含むことができる。
いくつかの状況においては、複数の被ホスト側オペレータが、同時にRANオペレータにリソースを要求し、潜在的に競合状況をもたらす場合がある。ホスト側オペレータは、限られたリソースを有している場合には、この競合状況においてどのようにリソースを割り当てるかを決めることができる。そのようなケースを取り扱うための特定のルールおよび/または手順が使用されることが可能である。
本明細書において開示されているいくつかの例は、RAN共有シナリオのコンテキストにおいて説明されているが、コアネットワーク(CN)リソースの共有に適用されることも可能である。
WTRUは、接続モードにあって移動しているときには、1つのセルから別のセルへ移動する場合がある。WTRUは、自分自身のネットワークセル(たとえば、そのWTRUがサブスクライブされているネットワーク)から、RANオペレータ(たとえば、さらなるキャパシティーを提供しているオペレータ)に属しているセルへのシームレスなハンドオーバーを実行することができる。RANオペレータは、共有RANの使用について記述する課金またはアカウンティングレコードを生成することができる。課金レコードは、被ホスト側オペレータへ送信されることが可能であり、WTRUに提供されるサービスの始まりおよび終わりについて記述することができる。さらに、いくつかのハンドオーバー、たとえば、RANオペレータのセルどうしの間におけるハンドオーバーは、課金イベントを生み出さない場合がある。ネットワークは、共有RANへのおよび共有RANからのWTRUの移動によってもたらされるイベントどうしの間において区別を行うことができ、それらのイベントは、アカウンティングまたは課金メッセージの生成、およびアカウンティング目的でのメッセージの生成を含まない場合があるモビリティーイベントを含むことができる。
いくつかのロード測定は、複数のコアネットワークによってRANが共有されている場合に別々のオペレータのネットワークからのロードを区別しない。加えて、X2ロード交換方法は、別々のオペレータからのトラフィックの間における区別を行わない。
図6は、ロードバランシングのための例示的な方法を示している。いくつかのロードバランシング手順においては、セル602は、オーバーロードされている場合には、自分の近隣のセルとの間で自分のロード情報をやり取りすることができる。ロードバランシングアルゴリズムが、オーバーロード状況を有していないセルを選ぶことができ、オーバーロードされているセルから1または複数のオーバーロードされていないセル604へ、それらのハンドオーバーパラメータを調整することによって、トラフィックをオフロードすることができる。いくつかのロードバランシング手順は、オーバーロードされているセルからオーバーロードされていないセルへトラフィックをオフロードする際にトラフィックのネットワークを区別することができない。
RAN共有の容易さの点で、被ホスト側オペレータどうしは、RANリソース上に別々の持ち分を有することができる。オフロードされるように選ばれたロードは、別々のオペレータに対しては、それぞれのRANノード上のそれらの使用および割り当てられた持ち分に基づいて異なることがある。
図7は、別のロードバランシング方法を示している。図7において示されているように、RANは、それぞれPLMN AおよびPLMN Bを伴う2つの被ホスト側オペレータ702、704によって共有されることが可能である。eNB 1は、オペレータAに関して設定されている最大の持ち分を超過しているPLMN Aからのトラフィックでオーバーロードされている状況にある可能性がある。eNB 1におけるオペレータBからのトラフィックは、オペレータBに関する割り当てられている持ち分を下回っている可能性がある。オペレータAからのトラフィックは、eNB 2における自分の割り当てられている持ち分を下回っている可能性があり、オペレータBからのトラフィックは、ちょうど自分の割り当てられている持ち分である可能性がある。オペレータAからのトラフィックは、eNB 1からeNB 2へオフロードされることが可能である。
オペレータ固有のロードバランシングをサポートするために、PLMNベースでRANトラフィックを測定するための方法が使用されることが可能である。このPLMN固有のロード測定は、それぞれのPLMNからのトラフィック上のロード状況を判定するために使用されることが可能であり、どの1または複数のPLMNがシステムをオーバーロードさせる可能性があるかを判定する上で役立つことができる。
加えて、PLMN固有のトラフィックをX2ロード更新メッセージ内に含めるためにロード情報交換手順が使用されることが可能である。PLMNのトラフィックがオフロードされる必要が生じる可能性があるかどうか、およびそれぞれのPLMNからのどれぐらい多くのトラフィックが、オーバーロードされているセルからオフロードされる可能性があるかを判定するために、ロード交換メッセージが使用されることが可能である。加えて、ロード交換メッセージは、それぞれのPLMNからのどれぐらい多くのトラフィックを、オーバーロードされていないセルが、オーバーロードされているセルから取ることができる可能性があるかを判定するために使用されることが可能である。
近隣のセルをコントロールしているピアeNBとの間でハンドオーバートリガー設定について交渉するために、セルモビリティーパラメータが使用されることが可能である。ハンドオーバートリガー設定上の変更は、接続モードのWTRUに関するセルカバレッジを変更する場合があり、セルのロードを変更する場合がある。PLMN固有のオフローディングをサポートするために、ハンドオーバートリガー設定について交渉するためのX2メッセージが、PLMN固有のハンドオーバー設定をサポートするように強化されることが可能である。たとえば、PLMN固有のハンドオーバー設定に伴って、セルは、それぞれのPLMNごとに異なるカバレッジを有することができ、特定のPLMN上で自分のロードを具体的に調整することができる。
セルが、接続モードのWTRUに関してPLMN固有のカバレッジを、その一方でアイドルモードWTRUに関して同じカバレッジを有している場合には、WTRUは、アイドルモードと比較して接続モードにおいてさらに小さなカバレッジを有しているPLMNに属することができ、接続モードに遷移した場合には、すぐにハンドオーバーまたは別のラウンドのロードバランシングをトリガーすることができる。これは、セルにおけるリソースの浪費をもたらす場合があり、短時間の滞在の問題をもたらすことによってSONアルゴリズムを混乱させる場合がある。本明細書において開示されているように、アイドルモードWTRUに関してPLMN固有のカバレッジを定義するための方法が使用されることが可能である。
リソースモニタリングが提供されることが可能である。RAN共有リソースモニタリングの使用事例は、自分のRANキャパシティーのうちの何らかの部分をその他の被ホスト側オペレータ(たとえば、MVNO)との間で共有することができるRANオペレータの状況に関連する場合があり、その場合、共有構成は、それぞれの被ホスト側オペレータごとに異なることがある。そのようなシナリオにおいては、RANオペレータは、要求を行っている被ホスト側オペレータに、その被ホスト側オペレータに割り当てられている共有RANリソース、ならびに予備のために利用可能な割り当てられていないオンデマンドリソースのステータスについて知らされるための手段を提供することができる。RANオペレータは、RAN共有ステータスに関して定期的におよび/または要求に応じて被ホスト側オペレータに報告することができる。
RANオペレータは、レポートを通じてRAN共有の進展に関する定期的な更新を被ホスト側オペレータに提供することができる場合がある。RANオペレータは、レポートを通じてRAN共有の進展に関するオンデマンドの更新に応答することができる場合がある。被ホスト側オペレータは、レポートを通じてRAN共有取り決めの履行を確認することができる場合がある。被ホスト側オペレータは、モニタリング情報に応答してアクション(たとえば、ロードバランシング、さらなるキャパシティー交渉など)を開始することができる場合がある。
リソース管理がRANノードにおいて提供されることが可能である。リソース共有が供され割り当てられている場合には、別々のネットワークノード、たとえばRANノードは、別々のオペレータの間におけるリソース共有割合または割り当てについて知らされることが必要となる場合があり、それによってRANリソースは、同じ割り当てに従って共有されることが可能になる。したがって、別々のオペレータの間におけるリソース割り当てについてRANノードに知らせるための手順または方法が定義されることが可能である。
複数のオペレータの間におけるリソース分割に関する情報をRANノードが有すると、RANノードは、RANにおいて使用されているリソースの平均量が、オペレータどうしの間において決められている割り当てを超過してはならないということを確実にすることができる。これを確実にするために、共有RAN要素は、ネットワークリソース使用のアカウンティングを、たとえば常に、それぞれのRAN共有パートナーごとに別々に実行することができる。アカウンティング手順は、リソース割り当て取り決めが違反されないようにRANノードにおいて定義されることが可能である。
RANノードが自分のキャパシティーの付近で、たとえば自分の割り当てられたリソース付近(close to its allocated resources)で機能している場合には、新たなベアラの許可は、複数のオペレータの間における共有取り決めに違反する可能性がある。そのようなシナリオを回避するためのポリシーおよび/または手順がRANノードにおいて使用されることが可能である。したがってRANノードは、そのようなポリシーおよび/または手順に基づいてベアラを受け入れることができ、特定のベアラを受け入れることがRANオペレータどうしの間における共有取り決めに違反する可能性がある場合には、それらを拒否することができる。そのようなポリシーおよび/または手順は、違反シナリオが発生しないように記述されることが可能である。
図5において示されている例示的なオペレータ仮想化アーキテクチャーは、別々のRANオペレータおよびサービスプロバイダが仮想化されることが可能である仮想ネットワークアーキテクチャーの例示的な実施態様であると言うことができ、WTRUは、本明細書において開示されているような仮想クラウドの一部である任意のオペレータネットワークにアクセスすること、またはそうした任意のオペレータネットワーク上で機能することが可能であると言える。
図5は、別々のネットワークに属しているが仮想ネットワークの一部としてともに機能するグループNBおよびeNBのRANレイヤを示している。これらのeNBは、仮想ネットワークオペレーションのために確保されることが可能である特定の割り当てを有することができる。いくつかのケースにおいては、特定のネットワークからの全eNBが仮想ネットワークオペレーションのために使用されることが可能である。いかに仮想ネットワークeNBまたはRANノードが、動的なキャパシティー割り当て、キャパシティーブローカレッジ、リソースモニタリング、および/またはロードバランシングを実行することができるかは明らかでない場合がある。これらのノードは、共通の仮想ネットワークリソースコントローラによってコントロールされることが可能であり、その共通の仮想ネットワークリソースコントローラは、仮想ネットワーク内のRANリソースのうちのいくつかまたはすべてを割り当てることまたは充当することが可能である。
クラウドの1または複数のレベルにおいて、たとえば、RANレベルにおいて、CNレベル、および/またはハイレイヤサービスレベルにおいてAPIを公開することができるクラウドアーキテクチャーが、図5において示されている。RANプロバイダクラウド506は、クラウドコントローラ508およびデータセンター510を含むことができ、それは、仮想ネットワークのRANレイヤ512と対話することができる。これらのノードは、処理のうちのいくらかをRANノード、たとえばeNB、HeNB、NBなどから引き継ぐことができ、データの処理を中央で実行することができる。RANプロバイダクラウド506は、仮想化されたRANを実施するためにRANレイヤ512と対話することができ、特定のRAN機能は、RANプロバイダクラウド506へアウトソースされることが可能である。
どのPLMN IDがグローバルeNB IDおよびE−UTRANセルグローバル識別子(ECGI)内に含まれることが可能であるかについて混乱をもたらす可能性があるような方法で、同じeNBに属している複数のセルが共有されることがあるRAN共有シナリオが存在する場合がある。これは、グローバルeNB ID/ECGIの混乱をもたらす可能性がある。図8は、例示的なグローバルeNB/ECGI混乱シナリオを示している。
同じPLMN ID、たとえば、ブロードキャストされているPLMN IDリスト内の最初のPLMN ID(プライマリーPLMN ID)が、グローバルeNB IDおよびECGI内に含まれる場合がある。しかしながら、図8において示されている例示的なシナリオにおいては、グローバルeNB ID内でどのPLMN IDが選択されることが可能であるかはわからない場合がある。なぜなら、それぞれのセル802、804、806、または808、810、812は、別々のPLMN IDをブロードキャストしている可能性があるためである。別々のPLMN IDがグローバルeNB IDおよびECGI内に入れられる可能性がある場合には、ネットワーク要素は、どのeNBにセルが属しているかがわからない可能性がある。
この状況は、ハンドオーバー手順に影響を与える場合がある。eNBは、S1−APハンドオーバーメッセージをMMEへ送信する場合には、LTEからLTEへのハンドオーバーのケースにおいてはターゲットeNBのグローバルeNB IDをターゲットID IE内に含めることができる。MMEは、このグローバルeNB IDを使用して、そのハンドオーバーメッセージをターゲットeNBへ回送することができる。このメッセージ内に別々のPLMN IDが含まれる可能性がある場合には、MMEは、どのターゲットeNBへこのハンドオーバーメッセージを転送すべきかがわからない可能性がある。本明細書において開示されている方法は、同じeNBに属しているセルどうしが別々のPLMN IDをブロードキャストする場合にそのような混乱を回避するために使用されることが可能である。
ネットワーク共有キャパシティーブローカレッジアーキテクチャーが提供されることが可能である。本明細書において開示されているように、RANオペレータにリソースを要求するためのさまざまな可能なアーキテクチャーが存在することが可能である。
図9は、キャパシティーブローカレッジのための例示的なアーキテクチャー900を示している。図10は、キャパシティーブローカレッジのための別の例示的なアーキテクチャー1000を示している。図11は、キャパシティーブローカレッジのためのさらに別の例示的なアーキテクチャー1100を示している。
図9の例示的なアーキテクチャー900においては、ブローカレッジコントロールユニット(BCU)902は、さまざまなオペレータの間においてキャパシティーを管理することを担当することができる論理ノードであることが可能である。RANオペレータ904は、図9において示されているように、BCU902を実装することができる。
図10の例示的なアーキテクチャー1000においては、RANを共有しているオペレータ1004、1006にサービス提供するためにマスターBCU1002が使用されることが可能である。
図11の例示的なアーキテクチャー1100においては、それぞれのオペレータ1102、1104は、自分自身のBCU1106、1108を有することができる。BCU1106、1108は、RANリソースを共有していることが可能であるオペレータ1102、1104の間においてRANキャパシティーを管理するために互いに交渉することができる。BCU1106、1108の機能は、被ホスト側オペレータから割り当て要求などのクエリーを受信することを含むことができる。BCU1106、1108は、割り当て結果などのクエリーを被ホスト側オペレータへ送信することができることが可能である。BCU1106、1108は、リソースが必要とされる可能性がある期間、リソースの量、および/またはQoS等などのその他のサービス属性など、オペレータどうしの間においてさまざまなリソースパラメータについて交渉することができることが可能である。BCU1106、1108の機能は、限られたリソースを複数のオペレータが要求しているケースにおけるアービトレータ機能を含むことができる。たとえば、BCU1106、1108は、限られたリソースのシェアをどのオペレータが得るか、ならびにそのシェアのサイズを決めることができる。BCU1106、1108は、共有RANから利用可能リソース情報を収集するように構成されることが可能である。BCU1106、1108は、リソース確保を実施することができる共有RANを示すことができる。BCU1106、1108は、課金に関する使用統計を提供することができる。BCU1106、1108は、使用されることが可能であるRANリソースの料金を被ホスト側オペレータに課金することができることが可能である。BCU1106、1108は、利用可能なリソースをさまざまなオペレータへ定期的にブロードキャストすることができる。BCU1106、1108は、承認されたオペレータにリソースが割り当てられることが可能であることを確実にするためにセキュリティーおよび/またはインテグリティーパラメータを提供することができる。
図12、図13、および図14は、それぞれのBCU、およびさまざまなネットワークノードとの間でのそれらのインターフェースを伴うその他の例示的なアーキテクチャー1200、1300、および1400を示している。これらのネットワークノードは、HSS、PCRF、MME、RAN、および/またはOAMノード、ならびにその他のノードの組合せを含むことができる。たとえば、図12において示されているように、BCU1202は、被ホスト側オペレータ1208のOAMノード1204およびHSSノード1206とのインターフェースを取る。図13において示されているように、RANオペレータ1302は、RANオペレータ1302のOAMノード1306と、および被ホスト側オペレータ1310のBCU1308とインターフェースを取るBCU1304を含む。BCU1308は、被ホスト側オペレータ1310のOAMノード1312およびHSSノード1314とインターフェースを取る。図14は、RANオペレータ1402および被ホスト側オペレータ1404が、課金システムとともに使用するためのそれぞれのPCRFノード1406、1408を有しているアーキテクチャー1400を示している。BCU1410、1412は、これらのPCRFノード1406、1408と、ならびにOAMノード1414、1416、およびHSSノード1418とインターフェースを取る。
本明細書において開示されているように、BCUは、論理ノードであることが可能である。この機能は、別々の物理的なネットワークノード内に存在することが可能である。BCU機能は、1もしくは複数のネットワークノードの一部、またはネットワークノードの組合せであることが可能である。たとえば、BCU機能は、MMEの一部であることが可能であり、別々のBCUの間における通信は、MMEどうしの間におけるS10インターフェースを使用することができる。BCUは、eNBの一部であることが可能であり、別々のBCUの間における通信のためにX2インターフェースが使用されることが可能である。BCUは、HSSの一部であることが可能であり、BCU通信のために2つのHSSの間におけるインターフェースが使用されることが可能である。
BCUは、オペレータネットワーク内の物理的なスタンドアロンのノードであることが可能である。それは、ネットワークノードと通信することができ、ノードとのBCU通信を支援するためのインターフェースが提供されることが可能である。これらのインターフェースの例が、図9および図10において示されている。
BCU902と、要求側オペレータのOAMノードとの間には、インターフェースGxa906が存在することが可能である。OAMノードは、このインターフェースを介してクエリーおよび/または割り当て要求を送信することができ、半静的にまたは動的に結果を受信することができる。
要求側オペレータのMMEと、BCU902との間には、インターフェースGxc908が存在することが可能である。MMEは、登録されているWTRUの数およびそれらのトラフィックの情報を有することができる。この情報に基づいて、MMEは、このインターフェースを通じてキャパシティーを動的に要求することができる。このインターフェースは、図11において示されているような、それぞれのネットワークがBCUノードを採用しているケースにおけるBCUからBCUへの通信のために使用されることが可能である。
BCUと共有RANとの間におけるインターフェースGxb910は、独自仕様のインターフェースであることが可能である。BCUは、RANからリソース情報を収集することができ、このインターフェースを介して割り当てを実施するようRANに要求することができる。
ネットワークキャパシティー割り当てのためにユニットが提供されることが可能である。チャネルは、送信機と受信機との間における一方向接続の手段として定義されることが可能である。チャネルは、ダウンリンクチャネルまたはアップリンクチャネルであることが可能である。ベアラは、定義されたサービス品質(QoS)要件を伴うIPパケットフローとして定義されることが可能である。本明細書において使用される際には、ベアラ、チャネル、およびベアラチャネルという用語は、交換可能に使用されることが可能である。
ユーザプレーン上では、ベアラチャネルは、たとえば、リソースタイプ(たとえば、保証ビットレート(GBR)ベアラ対非GBRベアラ)、優先度、パケット遅延バジェット、および/またはパケットエラー損失率を含む複数のQoS特性によって記述されることが可能である。
たとえばLTEにおいては、QoSコンセプトは、クラスベースであることが可能であり、それぞれのベアラは、4項目(リソースタイプ、優先度、パケット遅延バジェット、およびパケットエラー損失率)によって特徴付けられることが可能であるQoSクラス識別子(QCI)を割り振られることが可能である。
QCIは、ベアラのユーザプレーン処理を指定することができる。割り当ておよび保持優先度(ARP)は、ベアラが受けるコントロールプレーン処理を指定することができる。たとえば、ARPは、ベアラ確立または修正要求が受け入れられることが可能であるか、またはリソース制限に起因して拒否されることが可能であるかを決めるためにコントロールプレーンにおいて使用されることが可能である。さらに、ARPは、リソース制限中にどのベアラをリリースすべきかを決めるために使用されることが可能である。
加えて、非GBRベアラは、サブスクライバーによって消費されるビットレートの総量をオペレータが制限することを可能にするために総合最大ビットレート(AMBR)によってコントロールされることが可能である。AMBRは、非GBRベアラベースのグループごとに定義されることが可能である。たとえば、APN−AMBRは、サブスクライバーごとに、およびAPNごとに定義されることが可能であり、端末AMBRは、サブスクライバーごとに定義されることが可能である。
無線インターフェース上で、ベアラチャネルは、周波数、時間、空間、および/またはコードというドメインのうちの1または複数においてネットワークリソースにマップされることが可能である。さらに、さまざまな変調およびコーディングスキーム(MCS)ならびに複数の伝送レイヤが使用されることが可能である。たとえばLTEにおいては、物理リソース要素(PRE)は、OFDMシンボル持続時間にわたってサブキャリアとして定義されることが可能である。周波数ドメインは、サブキャリアへと分割されることが可能であり、その一方で時間ドメインは、フレーム(10ms)、スロット(0.5ms)、およびシンボルへと分割されることが可能である。物理リソースブロック(PRB)は、0.5msのタイムスロット(ハーフサブフレーム)中に12個のサブキャリア、たとえば、84個のリソース要素(ノーマルサイクリックプレフィックス)または72個のリソース要素(拡張サイクリックプレフィックス)から構成されることが可能である。リソースブロックはスロットにわたって定義されることが可能であるが、動的なスケジューリングのための基本的な時間ドメインユニットは、2つの連続したスロットから構成されているサブフレームであることが可能である。
被ホスト側オペレータに対するネットワークキャパシティーおよびネットワークスライス割り当てを表すために、複数のメトリックが個々にまたは任意の組合せで使用されることが可能である。1つのメトリックは、それぞれの定義されたGBRデータレート、QCI、およびARP(ダウンリンク、アップリンク)に関する、利用できることが可能であるGBRベアラの数、またはGBRベアラ全体のうちで利用できることが可能である割合であることが可能である。別のメトリックは、それぞれの定義された非GBRデータレート、QCI、およびARP(ダウンリンク、アップリンク)に関する、利用できることが可能である非GBRベアラの数、または非GBRベアラ全体のうちで利用できることが可能である割合であることが可能である。別のメトリックは、それぞれのAPNもしくはAPNタイプに関するAPN−AMBR(もしくはAPN−AMBR−サブスクライバー)(ダウンリンク、アップリンク)の数、またはそれぞれのAPNもしくはAPNタイプに関する、APN−AMBRの総数のうちで利用できることが可能である割合であることが可能である。APN−AMBRは、サブスクライバーごとであること、したがってAPN−AMBR−サブスクライバーという表記であることが可能である。たとえば、被ホスト側オペレータが、オンデマンドの映画サービスに相当すると言えるAPNに関する54Mbpsの非GBRの200万のAPN−AMBRを割り当てられる場合がある。次いで被ホスト側オペレータは、それぞれのサブスクライバーがそのサイトに対して一度に1つのPDN接続を有することができると想定すると、200万人のサブスクライバーにサービス提供することができる。あるいは、共有されているネットワークがそのAMBRデータレートで1,000万人のサブスクライバーをサポートすることができるならば、割合として表される同じ割り当ては20%であると言える。別のメトリックは、端末−AMBR(ダウンリンク、アップリンク)の数、または端末−AMBR全体のうちで利用できることが可能である割合であることが可能である。別のメトリックは、PDN接続の数、またはPDN接続全体のうちで利用できることが可能である割合であることが可能である。別のメトリックは、利用可能なGBR PRBの数、またはGRB PRB(ダウンリンク、アップリンク)全体のうちの割合であることが可能である。別のメトリックは、利用可能なGBR PREの数、またはGRB PRE(ダウンリンク、アップリンク)全体のうちの割合であることが可能である。別のメトリックは、利用可能な非GBR PRBの数、または非GRB PRB(ダウンリンク、アップリンク)全体のうちの割合であることが可能である。別のメトリックは、利用可能な非GBR PREの数、または非GRB PRE(ダウンリンク、アップリンク)全体のうちの割合であることが可能である。別のメトリックは、PRBの総数、またはPRBの総数のうちの割合であることが可能である。別のメトリックは、PREの総数、またはPREの総数のうちの割合であることが可能である。別のメトリックは、周波数帯域(もしくは所与の周波数帯域内の帯域幅、もしくはサブキャリアの数)、または利用可能な周波数帯域のうちの割合であることが可能である。別のメトリックは、期間、たとえばスロット、サブフレーム、もしくはフレーム、1日のうちの秒、分、もしくは時間での期間であること、または始点および終点によって定義されることが可能である。別のメトリックは、コード、たとえば利用可能なコードの割合、またはコードの数であることが可能である。別のメトリックは、伝送レイヤ、たとえば、セルあたりの伝送レイヤの数であることが可能である。別のメトリックは、アクセスプリアンブルの数、または利用可能なアクセスプリアンブルの割合であることが可能である。別のメトリックは、コントロールチャネル要素の数、または利用可能なコントロールチャネル要素の割合であることが可能である。別のメトリックは、任意の所与の時点で接続モードにあると言えるWTRUの平均数、およびそれらのWTRUによって転送されることが可能であるデータの平均量、またはWTRUの総数のうちで所与の時点で接続モードにあると言える割合であることが可能である。別のメトリックは、セル内にいると言えるWTRUの総数もしくは割合、およびWTRUあたりのEPSベアラの数もしくは割合、またはセル内のベアラの総数であることが可能である。この情報は、ベアラのQCIを含むこともできる。別のメトリックは、IPアドレスまたはMSISDNまたはURIまたはその他の任意の端末もしくはアプリケーションアドレスの数または割合であることが可能である。
約束されたキャパシティーからの逸脱を測定することの一環としてコール/セッション脱落率が使用されることが可能である。コール/セッション脱落率は、GBRベアラあたりのかつQCIあたりの、非GBRベアラあたりのかつQCIあたりの、APNあたりの、端末あたりの(もしくはユーザあたりの)など、またはそれらの任意の組合せでの総脱落率を含むことができる。コール/セッション試行失敗率は、GBRベアラあたりのかつQCIあたりの、非GBRベアラあたりのかつQCIあたりの、APNあたりの、端末(もしくはユーザ)あたりのなど、またはそれらの任意の組合せでの総失敗率を含むことができる。約束されたキャパシティーからの逸脱を測定することの一環としてハンドオーバー試行失敗率が使用されることが可能である。ハンドオーバー試行失敗率は、GBRベアラあたりのかつQCIあたりの、非GBRベアラあたりのかつQCIあたりの、APNあたりの、端末(もしくはユーザ)あたりのなど、またはそれらの任意の組合せでの総失敗率を含むことができる。
使用されるメトリックまたはメトリックの組合せは、ネットワーク共有展開シナリオおよび取り決めに依存する場合がある。たとえば、ネットワーク所有者がネットワークオペレーションを管理することができるネットワーク共有シナリオに関しては、ネットワークキャパシティー割り当ては、利用できることが可能であるGBRベアラの数、利用できることが可能である非GBRベアラの数、APN−AMBRの数、および/または端末−AMBRの数などの4つのメトリックに基づくことが可能である。同様に、被ホスト側オペレータがネットワークの行動を管理およびコントロールするネットワーク共有シナリオに関しては、ネットワークキャパシティー割り当ては、PRBメトリック、または、上述のメトリック、たとえば、PRBメトリック、PREメトリック、周波数帯域、期間、コード、および/もしくは伝送レイヤの数というメトリックのうちのすべてもしくはいくつかの組合せの点から表されることが可能である。これは、共有フレームワークが、被ホスト側オペレータの構成の好みに従ったネットワークの構成および/または管理を可能にすることができる場合に実行されることも可能である。
動的なリソース共有が実行されることが可能である。必要とされる可能性があるリソースを被ホスト側オペレータが識別することを可能にするための1または複数の方法が提供されることが可能である。被ホスト側オペレータは、さらなるリソースが必要とされる可能性があるかどうかを識別するために自分のネットワークにおいてさまざまなパラメータをモニタすることができる。これらのパラメータは、領域内のWTRUにサービス提供することができるeNBベースまたはeNBのグループごとであることが可能である。これらのeNBは、これらのパラメータをネットワーク内の論理エンティティーへ定期的に送信することができ、またはネットワークノードによって要求された場合にこれらのパラメータを送信することができる。eNBどうしは、これらのパラメータを自分たちの間において、たとえばX2インターフェースを介して、やり取りすることができる。
被ホスト側オペレータRANは、物理的な無線リソース、データレート、ビットレート、接続モードにあると言えるWTRUの平均数、セル内にいると言えるWTRUの総数、着信および発信ハンドオーバー要求の平均数、WTRU上で実行されているアプリケーションのタイプ、ネットワーク内にいると言えるローミングしているWTRUの数など、またはそれらの任意の組合せなど、1または複数のパラメータを分析することによって、さらなるリソースが必要とされる可能性があるかどうかを識別することができる。
被ホスト側オペレータRANは、eNBまたはeNBのグループにおいてさまざまなWTRUによって使用されることが可能である物理的な無線リソースを分析することによって、さらなるリソースが必要とされる可能性があるかどうかを識別することができる。これらのリソースは、アクセスプリアンブル、コントロールチャネル要素、PDSCH/PUSCHの1または複数のPRB、PUCCHリソースなどを含むことができる。
被ホスト側オペレータRANは、データレートまたはビットレート(PDCP/RLC、メイクレベルにおける総ビットレート、および/またはそのeNBのカバレッジのもとでそれぞれのWTRUに提供されるビットレートであることが可能である)を分析することによって、さらなるリソースが必要とされる可能性があるかどうかを識別することができる。
被ホスト側オペレータRANは、所与の時点で接続モードにあると言えるWTRUの平均数、およびそれらのWTRUによって転送されるデータの平均量を分析することによって、さらなるリソースが必要とされる可能性があるかどうかを識別することができる。
被ホスト側オペレータRANは、セル内のWTRUの総数、およびWTRUあたりのEPSベアラの数、またはセル内のベアラの総数を分析することによって、さらなるリソースが必要とされる可能性があるかどうかを識別することができる。この情報は、ベアラのQCIを含むこともできる。
被ホスト側オペレータRANは、所与の量の時間にわたる着信および発信ハンドオーバー要求の平均数を分析することによって、さらなるリソースが必要とされる可能性があるかどうかを識別することができる。着信ハンドオーバー要求の量が、発信ハンドオーバー要求の量よりも多い場合には、被ホスト側ネットワークは、さらなるリソースを求める要求をトリガーすることができる。
被ホスト側オペレータRANは、所与のセル内のWTRU上で実行されているアプリケーションのタイプを分析することによって、さらなるリソースが必要とされる可能性があるかどうかを識別することができる。アプリケーションのタイプの細かさは、音声アプリケーションまたは非音声アプリケーションであることが可能であり、または、よりいっそう高度な細かさ、たとえば、ビデオ、インタラクティブ、ソーシャルネットワーキング、ゲーミングなどであることが可能である。
被ホスト側オペレータRANは、ネットワーク内のローミングしているWTRUの数を分析することによって、さらなるリソースが必要とされる可能性があるかどうかを識別することができる。
リソースを要求するための方法が、被ホスト側オペレータによって使用されることが可能である。被ホスト側オペレータは、たとえば手動モデルおよび/または自動モデルを使用して、RANオペレータにリソースを要求することができる。手動モデルにおいては、要求側オペレータは、いつどれぐらい多くのリソースを自分が必要とする可能性があるかを事前に知ることができ、OAM手順を介してキャパシティー割り当てを要求することができる。これは、半静的なモデルであるとも言える。このモデルにおいては、さらなるキャパシティーが、別々のオペレータの間において、別々のオペレータの間における取り決めに基づいて交渉されることが可能である。オペレータは、さらなるキャパシティーを要求するか、または被ホスト側オペレータに割り振られているキャパシティーをキャンセルするためのアーキテクチャーを使用することができる。自動モデルにおいては、被ホスト側オペレータネットワークは、たとえば、本明細書において開示されている方法を使用して、RANリソースが十分ではない可能性があると自動的に判定することができ、さらなるリソースを割り当ててほしいという要求をホスト側オペレータに送信することができる。これは、完全に動的なモデルであると言える。
被ホスト側オペレータは、RANオペレータにリソースを要求するために、本明細書において開示されているアーキテクチャーを使用することができる。被ホスト側オペレータは、リソースを提供することができる可能性がある利用可能なRANオペレータを発見することができる。この発見は、本明細書において開示されている方法のうちの1または複数を使用して実行されることが可能である。
発見は、OAM手順を使用して実行されることが可能である。被ホスト側オペレータは、RANオペレータとの取り決めを有することができる。被ホスト側オペレータは、自分の取り決めを通じてBCUの宛先アドレス(たとえば、トランスポートレイヤまたはIPアドレスなど)を受信することができ、それによって、さらなるリソースを必要とする可能性がある場合には、RANオペレータのBCUに連絡を取ることができる。
発見は、HSSによってサポートされることが可能である。被ホスト側オペレータは、RANオペレータのアドレスを含むことができる情報を見つけ出すために自分のHSSにクエリーを行うことができる。HSSは、1または複数の利用可能なRANオペレータを伴って応答することができる。次いでBCUは、リソースを要求するためにこれらのオペレータに連絡を取ることを決めることができる。
発見は、発見サーバによって実行されることが可能である。発見サーバは、MVNOまたは被ホスト側オペレータにRANリソースを提供することを厭わない利用可能なRANオペレータのデータベースを有することができる。被ホスト側オペレータは、アドレス情報など、RANオペレータに関する情報を受信するために発見サーバに連絡を取ることができる。
RANオペレータを発見した後に、被ホスト側オペレータは、利用可能なリソースを求めてRANオペレータにクエリーを行うことができる。これは、クエリーメッセージ、たとえば「キャパシティークエリー要求」または類似のメッセージをRANオペレータまたはRANオペレータのBCUに送信することによって実行されることが可能である。そのクエリーメッセージを送信するために、図9〜図14において示されているアーキテクチャーが使用されることが可能である。
図15は、被ホスト側オペレータとRANオペレータとの間における例示的なメッセージ交換1500を示している。図15において示されているように、OAM/MMEノード1502は、別のBCUノード、たとえば被ホスト側オペレータBCUであることも可能である。図15において示されているように、被ホスト側オペレータは、キャパシティークエリー要求1504をRANオペレータに、たとえばRANオペレータのBCU1506に送信することができる。このメッセージは、被ホスト側オペレータの識別情報(PLMN_ID)、ロケーション(cell_id_listなど)、要求のタイプ(定期的なもしくは1回限りの要求)、利用可能なリソースタイプ(たとえば、本明細書において開示されているリソースタイプ)、リソースが必要とされる可能性がある期間、現在の使用、必要とされるリソースのQoSなど、またはそれらの任意の組合せを含むことができる。
要求を受信すると、BCU1506は、要求メッセージ内に含まれているパラメータを検討することができ、キャパシティークエリー結果1508または利用可能リソースステータスを伴って応答することができる。キャパシティークエリー結果は、トランザクションID、利用可能なリソースのタイプの応答(要求に対する定期的な回答など)、要求側オペレータの識別情報(PLMN_ID)、ロケーション(cell_id_listなど)、利用可能なリソースタイプのリスト、利用可能なリソースの量、利用可能なリソースのQoS属性、利用可能なリソースのうちのそれぞれの期間、利用可能なリソースのうちのそれぞれを被ホスト側オペレータが使用することができるか否かを識別するためのパラメータ、被ホスト側オペレータが使用することを許可されることが可能であるセルもしくはリソースの最大割合、利用可能なリソースの課金パラメータおよびレートなど、またはそれらの任意の組合せを含むことができる。
キャパシティークエリー要求1504を受信すると、BCU1506は、最新の割り当てられたネットワークキャパシティーと整合するように選択されたネットワークノードの構成または再構成をトリガーすることができる。BCU1506は、影響されるノードの構成の後にキャパシティークエリー結果1508を送信することができる。
いくつかのケースにおいては、BCU1506は、選択されたネットワークノードの構成または再構成をトリガーしないことが可能である。次いで被ホスト側オペレータ内のBCUノードのOAM/MME1502は、キャパシティークエリー結果1508メッセージを受信すると、関連するネットワークノード内の割り当てられたリソースを構成することができる。キャパシティークエリー結果1508は、被ホスト側オペレータに割り当てられたネットワークノードのアイデンティティーを含むことができる。
リソースを許可するための1または複数の方法がRANオペレータにおいて使用されることが可能である。被ホスト側オペレータが、利用可能なリソースに関する情報を定期的に、またはBCUによって送信された要求に対する応答として受信した場合には、ネットワーク要素は、利用可能なリソースに関するその情報を使用して、RANオペレータに対するリソースを求める要求のメッセージを作成することができる。ネットワーク構成、オペレータ間の取り決め、および/またはその他の要因に応じて、リソースを求める要求のメッセージは、リソースが必要とされる可能性があるときに送信されることが可能である。被ホスト側オペレータは、要求をいくらか前の時点で送信することもできる。被ホスト側オペレータから要求を受信すると、RANオペレータは、被ホスト側オペレータに対してリソースを許可することも、または許可しないことも可能である。RANオペレータは、被ホスト側オペレータに対してリソースを許可する場合には、要求されているリソースの一部を許可することができる。利用可能なリソースのステータスは、被ホスト側オペレータがキャパシティークエリー結果1508または類似のメッセージを最後に受信したときから変わっている場合がある。このケースにおいては、被ホスト側オペレータがリソース割り当て要求を受信して、その割り当て要求が、利用可能なリソースのステータスと整合していない場合には、それは、その割り当て要求を拒否することができ、利用可能リソースステータスまたは図15のキャパシティークエリー結果1508メッセージを被ホスト側オペレータへ送信することができる。拒否は、被ホスト側オペレータに対して、新たな割り当てステータスに基づいて要求を再び試みることができるということを示すこともできる。
図16は、例示的なキャパシティー割り当て要求/応答手順を示している。図16は、さらなるリソースをRANオペレータに要求するために使用されることが可能であるキャパシティー割り当て要求/応答メッセージ交換1600を示している。示されているOAM/MMEノードは、別のBCUノード、たとえば被ホスト側オペレータBCUであることも可能である。キャパシティー割り当て要求1602は、トランザクションID、要求側オペレータの識別情報(PLMN_ID)、1または複数のロケーション(cell_id_listなど)、割り当て要求のタイプ(緊急要求、非緊急要求、キャリアアグリゲーションなど)、リソースが必要とされる可能性がある時刻、リソースが必要とされる可能性がある時間の量、要求されているリソースタイプ、リソースの要求されている量、QoS属性等など、1または複数のパラメータまたはIEを含むことができる。キャパシティー割り当て結果または受け入れメッセージ1604は、トランザクションID、結果(割り当てられた、割り当てられなかった、部分的に割り当てられたなど)、割り当てられたリソースのセルID、割り当てられたリソースタイプ、割り当てられたリソース量、QoS属性、割り当てられた期間、被ホスト側オペレータがそれらのリソースを使い始めることができる時刻、被ホスト側オペレータがそのリソースを撤去することができるかどうか、RANオペレータがそのリソースを撤去することができるかどうか、その同じリソースまたはその同じリソースのプールを共有している可能性があるその他のオペレータまたはPLMNに関する情報等など、1または複数のパラメータを含むことができる。
RANオペレータが同時に別々の被ホスト側オペレータから同時要求を受信する可能性がある状況が存在する場合がある。この競合状況においては、複数のオペレータが、時間のピリオドにおいて利用可能なキャパシティーよりも多くを要求する可能性がある場合に、BCUは、要求側オペレータどうしの間においてリソースをどのように割り当てるべきかを決めることが必要となる可能性がある。要求側オペレータどうしは、別々の優先度を与えられることが可能であり、それらの優先度に従ってキャパシティーを配分するための別々のオペレーションが存在することが可能である。たとえば、1位の優先度の関係者は、自分が要求したものを得ることができる。残りが、2位の優先度の関係者が要求しているものよりも多いと言える場合には、2位の優先度の関係者は、自分が要求したものを得ることができる。そうでない場合には、2位の優先度の関係者は、残りを得ることしかできない。別の例として、それぞれの優先度の関係者が、等しいまたは公平な量のリソースをはじめに得ることができ、残りが優先順に配分されることが可能である。別の例として、それぞれの優先度が重み付けを与えられることが可能であり、リソースが十分であると言える場合には、「要求されている優先度*重み付け」が割り当てられることが可能である。別の例として、優先度は、リソースが割り当てられることが可能であるアプリケーションのタイプに基づくことが可能である。
リソースは、早いもの順に割り当てられることも可能であり、それによって、より早い要求が最初に満たされることが可能になる。オペレータがこのタイプのポリシーに準拠する場合には、それに対していくつかの例外が存在することが可能である。たとえば、緊急リソース割り当てを求める着信要求が存在する可能性がある場合の例外が存在することが可能である。
再び図15を参照すると、BCUは、キャパシティークエリー要求1504を受信すると、最新の割り当てられたネットワークキャパシティーと整合するように選択されたネットワークノードの構成または再構成をトリガーすることができる。BCUは、影響されるノードの構成の後にキャパシティークエリー結果1508を送信することができる。
あるいは、BCUは、選択されたネットワークノードの構成または再構成をトリガーしないことが可能である。次いで被ホスト側オペレータドメイン内のBCUノードのOAM/MMEは、キャパシティークエリー結果1508メッセージを受信すると、関連するネットワークノード内の割り当てられたリソースを構成することができる。キャパシティークエリー結果1508メッセージは、被ホスト側オペレータに割り当てられたネットワークノードのアイデンティティーを含むこともできる。
ホスト側オペレータが、静的な構成または動的なオンデマンド要求の結果として、特定の被ホスト側オペレータに関してリソース共有を許可することに合意した場合には、ホスト側オペレータは、その参加オペレータのPLMNアイデンティティーを、ブロードキャストされるPLMNアイデンティティーリスト内に加えて、そのPLMNをWTRUにとって選択可能にすることができる。同様に、ホスト側オペレータは、特定のオペレータに関して共有をやめる必要がある場合、たとえば、その参加オペレータが共有リソース持ち分を使い果たした場合には、そのオペレータのPLMNアイデンティティーを、ブロードキャストされるPLMNアイデンティティーリストから除去することができる。
リソースを撤去またはキャンセルするための1または複数の方法が使用されることが可能である。使用されていない割り当てられたリソースは、被ホスト側オペレータまたはRANオペレータによってキャンセルまたは撤去されることが可能である。割り当てられたリソースをキャンセルしたいと望むオペレータは、リソースを撤去するためのキャンセレーション要求を他方のオペレータへ送信することができる。リソースをキャンセルするという最終的な決定は、いずれのケースにおいてもRANオペレータによって行われることが可能である。図17は、被ホスト側オペレータによって開始されることが可能である例示的なリソースキャンセレーションプロセス1700を示している。図17に示されているプロセスにおいては、示されているOAM/MMEノード1702は、別のBCUノード、たとえば、被ホスト側オペレータBCUであることも可能である。キャパシティー割り当てキャンセレーション要求1704において搬送される情報は、トランザクションID、要求側オペレータの識別情報(PLMN_ID)、ロケーション(cell_id_listなど)、キャンセルされるリソースタイプ、キャンセレーションに関する理由、キャンセルされるリソースの量、キャンセルされる期間、リソースがキャンセルされることが必要となる時刻、いくつのリソースがキャンセルされることが必要となる可能性があるかを示すことができるパラメータなど、またはそれらの任意の組合せを含むことができる。このメッセージは、リソースパラメータ、たとえば、QoSなどを修正するために使用されることも可能である。
RANオペレータ、たとえば、RANオペレータのBCU1706は、このメッセージを受信した場合には、キャパシティーキャンセレーション結果メッセージ1708を伴って応答することができる。キャパシティーキャンセレーション結果メッセージ1708は、トランザクションID、要求側オペレータの識別情報(PLMN_ID)、ロケーション(cell_id_listなど)、キャンセレーション結果(たとえば、受け入れた、受け入れなかった、部分的に受け入れたなど)、もしあればキャンセレーション料金もしくは手数料など、またはそれらの任意の組合せを含むことができる。
図18は、RANオペレータによって開始されることが可能である例示的なリソースキャンセレーションプロセス1800を示している。本明細書において開示されているように、リソースは、RANオペレータによってキャンセルされることも可能である。図18において示されているように、RANオペレータ内のBCU1802は、使用されていない割り当てられたリソースをキャンセルするためのキャパシティー割り当てキャンセレーション通知1804を被ホスト側オペレータ、たとえば、被ホスト側オペレータ内のOAM/MMEノード1806へ送信することができる。キャパシティー割り当てキャンセレーション通知1804は、トランザクションID、要求側オペレータの識別情報(PLMN_ID)、ロケーション(cell_id_listなど)、キャンセレーションに関する理由、キャンセルされるリソースの量、キャンセルされる期間、リソースがキャンセルされることが必要となる時刻、いくつのリソースがキャンセルされることが必要となる可能性があるかを示すことができるパラメータ、次のリソース要求が被ホスト側オペレータによっていつ送信されるべきかを示すことができるパラメータなど、またはそれらの任意の組合せを含むことができる。キャパシティー割り当てキャンセレーション通知1804は、リソースパラメータ、たとえば、QCI、QoSなどを修正するために使用されることも可能である。このメッセージを受信すると、被ホスト側オペレータは、それに応じて肯定応答(ACK)1808を送信することも、または送信しないことも可能である。
キャパシティークエリー要求を受信すると、BCUは、最新の割り当てられたネットワークキャパシティーと整合するように選択されたネットワークノードの構成または再構成をトリガーすることができる。BCUは、影響されるノードの構成の後にキャパシティークエリー結果を送信することができる。
別の例においては、BCUは、選択されたネットワークノードの構成または再構成をトリガーしないことが可能である。被ホスト側オペレータドメイン内のBCUノードのOAM/MMEは、選択されたノードを最新のリソース割り当てステータスと整合するように構成または再構成することができる。
一例においては、ホスト側RANオペレータ、たとえば、UTRANホスト側オペレータは、ドメイン固有のネットワーク共有を被ホスト側オペレータまたは参加オペレータに提供することができる。ドメイン固有のネットワーク共有は、共有されているリソースの使用を、特定のドメイン、たとえば、CSドメインのみ、またはPSドメインのみに制限することができる。
ドメイン固有のネットワーク共有は、PLMN固有の設定であることが可能であり、たとえば、別々の参加オペレータごとに、別々の設定(たとえば、CSドメイン共有のみ、PSドメイン共有のみ、CSおよびPSドメイン両方の共有など)を有することができ、またはホスト側RANは、すべての参加オペレータに関して共通の設定を使用することができる。
ホスト側RANは、自分のドメイン固有の共有設定を自分のシステム情報内に含めてブロードキャストすることができる。このブロードキャストされる設定は、たとえば、すべての参加オペレータに関する、もしくは、このシステム情報内のPLMN固有の設定を有していない参加オペレータに関する共通のドメイン固有の設定、および/または、参加オペレータのうちのいくつかもしくはすべてに関するPLMN固有の設定のリストなどの情報を含むことができる。共通の設定またはPLMN固有の設定は、CSドメインのみの共有、PSドメインのみの共有、ならびに/またはCSおよびPSドメイン両方のみの共有などのオプションを有することができる。
ドメイン固有の共有設定は、PLMNアイデンティティーリストとともに、SIB1内に含めてブロードキャストされることが可能であり、それによってWTRUは、PLMNを選ぶ前にその設定を取得することができる。あるいは、ドメイン固有の共有設定は、SIB1以外のその他のSIB内に含めてブロードキャストされることが可能である。WTRUは、自分のドメイン固有のアクセス制限を知らずにPLMNを選ぶことができる。
ドメイン固有の共有設定がSIB1内に含めてブロードキャストされる場合には、WTRUは、これらの設定をPLMN選択手順の中で考えることができる。たとえば、音声またはSMSに関してCSドメインを使用するように構成されているWTRUは、PSドメインのみとして指定されているPLMNを選択しないことが可能である。
ドメイン固有の共有設定がSIB1以外のSIB内に含めてブロードキャストされる場合には、WTRUは、自分のドメイン固有の共有設定を問わずにPLMNを選ぶことができる。セルにキャンプインした後に、WTRUは、ドメイン固有の共有設定を有するSIBを取得することができ、それらの設定が適切でないことがわかった場合には、別のPLMN、もしくはその同じPLMNの別の適切なセルを再選択すること、そのセルを禁止とラベル付けすること、選択されたPLMNの優先度を時間の特定のピリオドにわたって下げること(たとえば、タイマーが始動されることが可能であり、そのタイマーが切れた時点でPLMN優先度が元に戻されることが可能である)、および/または、PLMNを時間の特定のピリオドにわたって利用不能もしくは不許可とラベル付けすること(たとえば、タイマーが始動されることが可能であり、そのタイマーが切れた時点でPLMN可用性が元に戻されることが可能である)が可能である。
ドメイン固有の共有設定は、動的に変わることも可能である。WTRUは、通常のシステム情報更新手順に準拠して、新たな設定を取得することができる。新たな設定が、アクティブな接続を既に有しているWTRUにとって不利に、たとえば、そのWTRUがPSモードWTRUである場合にPSドメインのみの共有からCSドメインのみの共有へ変わったならば、ホスト側オペレータは、そのWTRUに引き続きサービス提供すべきか、またはそのWTRUとの接続を切るべきかを判定することができる。
参加オペレータは、ホスト側オペレータの共有設定を、OAM構成によって、またはシステム間のシグナリング交換によって認識することができる。参加オペレータは、WTRUを、たとえばロードバランシングのために、またはCSコールフォールバックのためにホスト側RANへリダイレクトしようと試みるときに共有設定について考える場合がある。
図19は、例示的な論理課金アーキテクチャー1900ならびにオフライン課金およびオンライン課金に関する情報フローを示している。例示的な課金機能が、オンライン課金システム1902へのインターフェース、およびオフライン課金システム1904へのインターフェースを伴って図19において示されている。eNBまたはRANサブシステム1906が、仮想化またはRAN共有ケースにおいて採用されることが可能である。RANノードまたはeNBは、オンラインケースまたはオフラインケースにおいて課金イベントをトリガーすることができる。
図20および図21は、オフライン課金システム2000およびオンライン課金システム2100を、それぞれRANサブシステムとともに示している。両方のシステムにおいて、RANノードは、課金トリガー機能(CTF)2002、2102を有することができ、RANリソースおよびその他のネットワークリソースの観察に基づいて課金イベントを生成することができる。これらの課金イベントは、RAN/eNBによって課金データ機能(CDF)2004へ直接送信されることが可能であり、CDF2004は、課金レコード(CRD)を作成することができ、そのCRDは、課金ゲートウェイ機能(CGF)2006、2106へ送信されることが可能である。CGF2006、2106は、オフライン課金システム2000のための料金請求ドメイン2008への直接のインターフェースを有することができる。
被ホスト側オペレータWTRUがRANオペレータへハンドオーバーされる場合には、RANオペレータは、そのWTRUが被ホスト側オペレータセルからハンドオーバーされているかどうかのチェックを実行することができ、またはRANオペレータは、課金イベントがトリガーされることが必要であるかどうかを判定するためにチェックを行うことができる。課金イベントは、たとえば、そのハンドオーバーがRANオペレータ内のシームレスなハンドオーバーである場合には、トリガーされないことが可能である。
このチェックは、ハンドオーバーの前に実行されることが可能である。ソースeNBは、ターゲットeNBのECGIを含むことができる測定を受信することができる。ソースセルは、ターゲットセルが同じオペレータに属しているか否かを、ECGI内に含まれているPLMN IDから知ることができる。ターゲットセルがRANオペレータに属しているということをソースセルが判定した場合には、ソースセルは、課金イベントがトリガーされることが必要であるという旨をターゲットセルへのハンドオーバー要求メッセージ内に含めることができる。あるいは、ソースセルは、課金イベントが生じることが可能であるということをソースMMEまたはターゲットMMEに通知することができ、次いでそのMMEは、ターゲットeNBへのパス切り替え要求メッセージまたはその他の任意のS1−APにおいて課金イベントをトリガーするようソースセルに知らせることができる。あるいは、それは、イベントそのものをトリガーすることができる。なぜなら、ターゲットセルは、その後のハンドオーバーに関する課金イベントを認識することができるためである。
別の例として、ターゲットeNBは、特定の近隣セルまたはeNBからのハンドオーバーが特定のオペレータに属しているかどうかをOAM構成またはその他のネットワーク構成から判定することができる。この情報は、特定のハンドオーバーがRANオペレータ間のハンドオーバーであるか、または被ホスト側オペレータセルとRANオペレータセルとの間におけるハンドオーバーであるかをeNBが判定する上で役立つことができる。この情報は、課金イベントをトリガーすべきかどうかを判定するためにターゲットeNBによって使用されることが可能である。
MME間のハンドオーバー、たとえば、被ホスト側オペレータMMEからRANオペレータへのハンドオーバーのケースにおいては、ターゲットMMEは、ソースMMEからのWTRUコンテキストから、そのWTRUが被ホスト側オペレータに属しているということを判定することができる。次いでMMEは、課金イベントをトリガーするよう、課金システムに関与しているRAN、P−GW、PCEF、PCRF、またはその他の任意のノードに知らせることができる。
BCUは、RANオペレータeNBのリストを伴って構成されることも可能である。BCUは、WTRUが特定のeNBのカバレッジのもとにあるということを判定した場合には、その特定のeNBに関する課金イベントを開始するよう、対応するMMEおよび/またはeNBに知らせることができる。
アイドルモードモビリティーのケースにおいては、課金イベントは、WTRUが新たなセルにおいてトラッキングエリア更新またはロケーションエリア更新を実行した場合にトリガーされることが可能である。TAUメッセージを受信すると、ターゲットシステム内のMME(新たなMME)は、ソースMME(古いMME)にWTRUコンテキストを要求することができる。WTRUが被ホスト側オペレータに属しているということを知らせる新たな表示が、古いMMEからのコンテキスト応答メッセージ内に付加されることが可能である。この表示は、ターゲットMMEにおいて課金イベントをトリガーすることができる。ターゲットMMEは、対応する課金プロセスを開始するための表示を、課金システムに関与しているP−GW、PCEF、PCRF、またはその他の任意のノードへ送信することができる。
別の例として、WTRUは、自分が被ホスト側オペレータに属しているということをMMEに示す表示をTAU要求メッセージ内に含めて送信することができる。次いでMMEは、本明細書において開示されている課金ノードを用いて課金イベントをトリガーするために、この表示を使用することができる。
課金イベントがトリガーされた後に、RANオペレータにおける課金ノードは、課金またはアカウンティングレコードまたは情報を被ホスト側オペレータのBCUまたはその他の任意の課金コントロールまたはOAMノードへ送信することができる。図22は、課金情報2202を送信するための例示的な手順2200を示している。課金情報2202は、たとえば、トランザクションID、要求側オペレータの識別情報(PLMN_ID)、ロケーション(cell_id_listなど)、情報タイプ(たとえば、課金イベントの開始、サービスの終了など)、課金理由(たとえば、被ホスト側オペレータからのハンドオーバー、リソース修正など)、使用されているリソースのタイプ(たとえば、QCI、QoS、コールエアタイムなど)、レコードが生成されているWTRUのアイデンティティー、および/またはキャンセルされるリソースの量を含むことができる。
課金情報2202を受信すると、被ホスト側オペレータは、それに応じて肯定応答(ACK)2204を送信することも、または送信しないことも可能である。次いでBCUは、その情報を格納すること、またはそれを被ホスト側オペレータ内の課金システムへ転送することが可能である。次いでその情報は、RANオペレータに対するアカウンティングおよび料金請求のために使用されることが可能である。
課金システムは、WTRUが参加オペレータへ移動し、したがって課金イベントが生成されることが可能であるケースを取り扱うこともできる。ハンドオーバーが生じた場合には、MMEは、セルまたはサービングノードにおける変化について、セッション要求作成メッセージ内のユーザロケーション情報IEおよび/またはサービングノードIEおよび/または表示フラグIEを介して、セッション要求作成メッセージ内のS−GWに知らせることができる。次いでS−GWは、このメッセージをP−GWへ転送することができる。一例においては、セッション要求作成メッセージは、IE、たとえば、RAN情報IEを含むことができる。このIEは、E−UTRAN初期接続およびWTRUによって要求されるPDN接続手順のためにS11インターフェース上に含まれることが可能である。それは、ECGIおよびTAIを含むことができる。MME/SGSNは、P−GWがロケーション情報変化報告を要求しており、MME/SGSNがRAN情報変化報告をサポートしている場合には、TAU/RAU/X2ハンドオーバー/拡張SRNSリロケーション手順のためにS11/S4インターフェース上にそれを含むことができる。S−GWは、RIをMME/SGSNから受信する場合には、このIEをS5/S8インターフェース上に含むことができる。このIEは、PDPコンテキストアクティブ化手順のためにS4およびS5/S8インターフェース上に含まれることも可能である。それは、CGI、SAI、および/またはRAIを含むことができる。このIEは、WTRUが参加オペレータのセルへ移動した場合には、課金トリガーについて課金システムに知らせることができる。
一例においては、変化報告サポート表示が、RAN情報変化報告を含めるようにセッション要求作成メッセージの表示フラグIEにおいて更新されることが可能である。このフラグは、SGSN/MMEがRAN情報変化報告をサポートしている場合には、E−UTRAN初期接続またはWTRUによって要求されるPDN接続またはPDPコンテキストアクティブ化手順中にS11/S4およびS5/S8インターフェース上で1に設定されることが可能である。
ロードバランシングが実行されることが可能である。本明細書において開示されている測定は、RAN共有環境におけるロードバランスのためにPLMN固有のロード測定をサポートするために使用されることが可能である。
合計の被ホスト側オペレータPRB使用が測定されることが可能である。これは、たとえば、測定期間T中に特定の被ホスト側オペレータに関する周波数リソースの使用(PRB使用)を測定するために行われることが可能である。この測定は、測定期間T中に被ホスト側オペレータごとの周波数リソースの使用(PRB使用)を測定することによって実行されることも可能である。測定結果は、特定の被ホスト側オペレータに関する、またはそれぞれの被ホスト側オペレータに関するPRB使用の割合(パーセンテージ)の形式であることが可能である。
トラフィッククラス(QCI)ごとの合計の被ホスト側オペレータPRB使用が測定されることが可能である。これは、たとえば、測定期間T中に特定の被ホスト側オペレータに関するトラフィッククラス(QCI)ごとの周波数リソースの使用(PRB使用)を測定するために行われることが可能である。この測定は、測定期間T中に被ホスト側オペレータごとの周波数リソースの使用(PRB使用)をトラフィッククラス(QCI)ごとに測定することによって行われることも可能である。測定結果は、特定の被ホスト側オペレータに関する、またはそれぞれの被ホスト側オペレータに関するPRB使用の割合(パーセンテージ)の形式であることが可能である。
アクティブな被ホスト側オペレータWTRUのダウンリンク(DL)またはアップリンク(UL)の数が測定されることが可能である。これは、たとえば、被ホスト側オペレータに関するアクティブなダウンリンクWTRUまたはアップリンクWTRUの数を測定するために行われることが可能である。アクティブなWTRUは、MAC、RLC、またはPDCPプロトコルレイヤ内にダウンリンクまたはアップリンクのためのバッファされたデータが存在することが可能であるWTRUとして定義されることが可能である。これは、それぞれの被ホスト側オペレータに関するアクティブなダウンリンクWTRUまたはアップリンクWTRUの数を測定することによって測定されることも可能である。トラフィッククラスベースごとのアクティブなWTRUの数に関する測定をサポートするために、この測定は、特定の被ホスト側オペレータに関するトラフィッククラスごとのアクティブなダウンリンクWTRUまたはアップリンクWTRUの数を測定することができる。所与のQCI上のアクティブなダウンリンクWTRUまたはアップリンクWTRUは、その所与のQCIに等しいトラフィッククラス(QCI)のデータ無線ベアラに関して、MAC、RLC、および/またはPDCPプロトコルレイヤ内にダウンリンクまたはアップリンクのためのバッファされたデータが存在することが可能であるWTRUとして定義されることが可能である。別の例においては、測定は、それぞれの被ホスト側オペレータに関してトラフィッククラスごとのアクティブなダウンリンクWTRUまたはアップリンクWTRUの数を測定することができる測定として定義されることが可能である。
PLMNごとのサポートリソースステータスが測定されることが可能である。PLMN固有のロードバランシングをサポートするために、PLMNロード報告が関与することが可能である。PLMNベースごとにセルロードが報告されることが可能である。それぞれのPLMNに関してS1ロードが報告されることが可能である。S1ロードは、バックホールリンクの混雑レベルを推定するために使用されることが可能である。S1リンクがオーバーロードされている可能性がある場合には、RANは、さらなるコールを認めないことが可能である。RANを共有しているそれぞれの被ホスト側オペレータ(PLMN)に関してPRB使用情報が報告されることが可能である。これは、たとえば、リソースステータス更新メッセージにおいてそれぞれのPLMNに関して現在の無線リソースステータスIEを繰り返すことによって行われることが可能である。PLMNベースごとに複合利用可能キャパシティーグループが報告されることも可能である。
リソースステータス更新メッセージの一例が、下に示されていると言える。
ピアeNBが別々の被ホスト側オペレータによって共有されることが可能であるケースにおいては、測定結果が属しているオペレータを示すために、PLMN IDが、無線リソースステータスIE、S1 TNLロードインジケータ、および複合利用可能キャパシティーグループ内に含まれることが可能である。
別の例として、PLMN IDは、直接セル測定結果アイテム内に(たとえば、セルIDの後に)含まれることが可能である。次いで階層は、リソースステータスレポートを提供するために、それぞれのセルIDに関して、およびそれぞれのPLMN IDに関して、そのセルによってサービス提供されることが可能である。リソースステータス要求メッセージおよびリソースステータス更新メッセージの一例が、下に示されていると言える。
それぞれのリソースタイプに関して、リソース使用情報は、被ホスト側オペレータに割り当てられている総ネットワークリソースに対する相対的な量として解釈されることが可能である。
PLMNベースごとにハンドオーバー(HO)しきい値を調整するためのサポートが提供されることが可能である。PLMNごとのオフローディングルールをサポートする目的で、異なるPLMNに属している可能性があるWTRUに関してハンドオーバーをトリガーする条件を修正するための1または複数の方法が使用されることが可能である。たとえば、モビリティー変更要求メッセージ内のハンドオーバートリガー変更IEが、それぞれのPLMNのために複製されることが可能である。別々の被ホスト側オペレータによってピアeNBが共有されることが可能になる条件をサポートするために、オペレータ情報(PLMN)がハンドオーバートリガー変更IE内に含まれることが可能である。
次の表は、モビリティー変更要求メッセージの一例を示している。
別の例は、被ホスト側オペレータおよびハンドオーバートリガー変更の両方をモビリティーパラメータ情報IE内に含めることが可能であると言える。
eNB2は、eNB1によって提案された提案モビリティーパラメータを拒否することができるケースにおいては、モビリティー変更失敗メッセージを返信することができる。この失敗メッセージにおいては、それぞれの被ホスト側オペレータに関するeNB2モビリティーパラメータの範囲をeNB1に示すことができる。下に示されているように、このメッセージにおいては、eNBは、RANリソースを共有することができる被ホスト側オペレータのリストを提供することもできる。
アイドルモードWTRUを分散させることに対するeNBが、PLMNベースごとにサポートされることが可能である。eNBがアイドルモードWTRUモビリティーをPLMNベースごとに構成するのをサポートするために、セルは、ホスト固有のセル再選択パラメータ、たとえば、それぞれのサポートされるPLMNに関するq−Hyst、またはそれぞれのサポートされるPLMNに関するq−OffsetCellをブロードキャストすることができる。一例が下に示されている。
リソースモニタリングが提供されることが可能である。本明細書において開示されているメトリックの点からのネットワークリソースの使用がPLMNベースごとにモニタされることが可能である。モニタリングフォーマットは、本明細書において開示されているように定義されることが可能である。
リソース使用モニタリングは、eNB、HeNB、BCUによって(たとえば、そのコントロールのもとでさまざまなノードからリソース使用を収集した後に)、ならびに/またはeNB/HeNBおよびBCUによって互いに連携して、もしくはMME、S−GW/P−GWなどのコアネットワークノードと連携して行われることが可能である。
モニタリングは、オンデマンドでの被ホスト側オペレータからの要求、リソース使用報告ピリオドに関連付けられているタイマーが切れたこと、ホスト側オペレータ構成など、またはそれらの任意の組合せによってトリガーされることが可能である。
ホスト側オペレータと被ホスト側オペレータとの間においてレポートがやり取りされることが可能である。たとえば、レポートは、本明細書において開示されているスキームを使用してホスト側オペレータと被ホスト側オペレータとの間においてやり取りされることが可能である。被ホスト側オペレータは、リソースステータス要求メッセージをホスト側オペレータへ送信することができる。このメッセージを受信すると、ホスト側オペレータは、どのレポートが成功裏に開始されたかを応答するためのリソースステータス応答メッセージを送信することができる。ホスト側オペレータは、被ホスト側オペレータによって要求された際に使用ステータスを報告するためのリソースステータス更新メッセージを用いて進むことができる。
ネットワーク共有のためのリソースモニタリングが提供されることが可能である。ホスト側オペレータは、S−GW、P−GW等など、ネットワークの一部を共有することができる。これは、たとえば、同じリソースを共有していることが可能であるそれぞれのオペレータに関するネットワーク使用をモニタするために行われることが可能である。測定は、複数のメトリックのうちの任意のものまたはすべてを単独で、または任意の組合せで含むことができる。1つのメトリックは、オペレータごとにS−GWからP−GWへ送信されることが可能であるGTP−U PDUボリュームであることが可能である。別のメトリックは、オペレータごとにP−GWからS−GWへ送信されることが可能であるGTP−U PDUボリュームであることが可能である。別のメトリックは、オペレータごとにS−GWからP−GWへ送信されることが可能であるGTP−Uパケットの数であることが可能である。別のメトリックは、オペレータごとにP−GWからS−GWへ送信されることが可能であるGTP−Uパケットの数であることが可能である。別のメトリックは、オペレータごとにS−GWからP−GWへ送信されることが可能であるGTP−Cパケットの数であることが可能である。別のメトリックは、オペレータごとにP−GWからS−GWへ送信されることが可能であるGTP−Cパケットの数であることが可能である。別のメトリックは、オペレータごとにS−GWからP−GWへ送信されることが可能であるGTP−Cパケットの数であることが可能である。別のメトリックは、オペレータごとにS−GWからSGSNへ送信されることが可能であるGTP−U PDUボリュームであることが可能である。別のメトリックは、オペレータごとにSGSNからS−GWへ送信されることが可能であるGTP−U PDUボリュームであることが可能である。別のメトリックは、オペレータごとにS−GWからeNB(S1U)へ送信されることが可能であるGTP−U PDUボリュームであることが可能である。別のメトリックは、オペレータごとにS−GWからeNB(S1U)へ受信されることが可能であるGTP−U PDUボリュームであることが可能である。別のメトリックは、オペレータごとにS−GWからeNBへ送信されることが可能であるGTP−Uパケットの数であることが可能である。別のメトリックは、オペレータごとにeNBからS−GW(S1U)へ送信されることが可能であるGTP−Uパケットの数であることが可能である。
リソース管理がRANノードにおいて提供されることが可能である。被ホスト側オペレータまたはホストRANは、リソースが複数のオペレータによって共有されることが可能である場合にリソース割り当てが違反されることが絶対にあり得ないようにすることができる。RANまたはCNは、リソースの公平な配分を確実にするために複数のアクションを取ることができる。たとえば、RANノードまたはその他の任意のノードは、BCUにクエリーを行うことができる。これは、スケジュールされたベースに従って、または要求に応じて実行されることが可能である。これは、たとえば、リソース割り当てが変わる場合があるのに伴って共有ネットワークが割り当てを認識することを確実にするために行われることが可能である。割り当て変更が生じた際にBCUまたはその他の任意の制御エンティティーがこの情報を共有ノードに渡すことができるということが可能である場合もある。
BCUまたはその他のOAMノードは、リソースの公平な配分を確実にするためのポリシーを共有ノードに強制することができる。それらのポリシーは、たとえば被ホスト側オペレータが、割り当てられたリソースのうちの自分の持ち分を超過した場合に、適用されることが可能である。それらのポリシーは、リソース割り当てを確実にする上で役立つことができる。たとえば、共有ノードまたはMMEは、それ以上のPDN接続、専用ベアラ要求、ベアラ修正手順などを受け入れないことが可能である。別の例として、共有ノードは、いくつかのWTRUを近隣セルへオフロードするために、本明細書において開示されているようなハンドオーバー手順をトリガーすることができる。
別の例として、BCUまたはその他のOAMノードは、共有ノードが、割り当てられたリソース割り当てを超過することをBCUまたはその他の任意の制御エンティティーに要求することを可能にすることができるポリシーを強制することができる。この情報は、共有ノードにおいて利用できることが可能である。たとえば、BCUは、共有ノードがBCUに接続しているときに、またはリソース割り当てがBCUによって許可されることが可能であるときに、この情報をその共有ノードへ送信しておくことができる。BCUは、トレランスレベルについて共有ノードに知らせることができる。次いで共有ノードは、割り当てられた持ち分が完全に利用されていて、かつネットワークを共有しているその他のオペレータからの利用可能なリソースが存在する可能性があるケースにおいては、許容されたトレランスを超過することができる。
別の例として、BCUまたはその他のOAMノードは、BCUが、はじめに割り当てられたよりも多くのリソースなど、特別なリソースを使用することに関して被ホスト側オペレータとの間で別の課金レートを交渉することを可能にすることができるポリシーを強制することができる。被ホスト側オペレータが、特別なリソースを使用することに関する課金ポリシーに合意した場合には、RANオペレータは、被ホスト側オペレータが自分の割り当てられた限度を超過することを可能にすることができる。
別の例として、BCUまたは類似のエンティティーは、割り当てられたリソースが限度に達した場合にその限度を超過することなく現在のリソースをどのように取り扱うかに関するポリシーを強制することもできる。これらのポリシーは、たとえば、現在のベアラのQoSを低減させること、その他のRAT(たとえば、Wi−Fi、3GPPなど)へオフロードすること、不連続受信(DRX)パラメータを構成すること、アイドルモードスリープタイマーを構成すること、セルベアリングおよび/またはバックオフタイマーを構成することなどを含むことができる。
eNBまたはその他の任意の共有RANは、時間のピリオドにわたって割り当て行動を観察することができる。これらのノードは、キャパシティーぎりぎり(close to capacity)で頻繁に機能している場合がある、および自分の割り当てられたキャパシティーをしばしば超過する場合があるオペレータに気づくことができる。次いでそのような行動は、対応するBCUに報告されることが可能である。次いでBCUは、割り当てを変更することができ、また被ホスト側オペレータに知らせることができ、または割り当てが変更されることを望むかどうかを被ホスト側オペレータにたずねることができる。BCUまたはRANオペレータは、その情報を被ホスト側オペレータに渡すことができ、次いで被ホスト側オペレータは、自分自身のポリシーおよびOAM手順に基づいて決定を行うことができる。被ホスト側オペレータは、その情報に基づいてさらなるリソースを要求することを決定した場合には、本明細書において開示されているリソース要求手順を使用して、それを行うことができる。RANオペレータは、被ホスト側オペレータリソースのうちの1つが時間のほとんどにわたって十分に利用されていない場合があるということを見て取ったならば、これらのリソースをキャンセルすることを決定することができ、それらを、さらなるリソースを必要としている可能性があるオペレータに割り当てることができる。
RANリソースのうちの一部は、いかなるオペレータにも割り当てられないことが可能であり、予備リソースとしてRANノードによって保持されることが可能である。これらのリソースは、オンデマンドで被ホスト側オペレータに割り当てられることが可能であり、または被ホスト側オペレータのうちの1つが、割り当てられたリソースを超過した場合に割り当てられることが可能である。RANオペレータは、これらの予備リソースの料金を別々に課金することができる。これらの予備リソースは、いつでもRANオペレータによって取り戻されることが可能である。
図5において示されている仮想ネットワークアーキテクチャー内のそれぞれのRANオペレータは、自分のRANリソースのうちのいくつかまたはすべてを仮想ネットワークに割り当てることができる。リソースが仮想ネットワークに部分的に割り当てられる場合には、リソースは、その仮想ネットワークに属していないWTRUに関してはRANオペレータによって使用されないことが可能である。いくつかのケースにおいては、リソースが時間のいくらかの指定されたピリオドにわたってアイドルであって、RANオペレータが自分のWTRUのためのリソースを必要としている場合には、仮想ネットワークリソースは、RANオペレータに戻されることが可能である。RANオペレータは、仮想ネットワークとの間でさまざまなタイプのリソース割り当てを有することができる。これらのタイプのリソース割り当ては、さまざまな価格設定モデルを伴うことができる。
一例として、RANオペレータによって仮想ネットワークに割り当てられるリソースのパーセンテージまたは割合は、動的であることが可能である。仮想オペレータは、リソースを必要に応じてRANオペレータに要求することができる。RANオペレータは、利用可能なリソースを有している場合には、リソースを動的に仮想ネットワークに割り当てることができる。
別の例として、RANオペレータによって割り当てられるリソースは、動的に割り当てられないことが可能である。リソースが仮想オペレータに割り振られている場合に、仮想オペレータは、たとえそれらのリソースが仮想ネットワークにおいてアイドルであっても、それらのリソースを保持する場合がある。RANオペレータは、リソースを必要とする場合には、別のRANオペレータへのハンドオーバーを行うこと、およびロードバランシング技術を実施することを試みることが可能である。
別の例として、RANオペレータによって割り当てられるリソースは、仮想ネットワークの観点からのみ動的であることが可能である。たとえば、仮想ネットワークは、さらなるリソースを必要とする場合には、それらをRANオペレータに動的に要求することができ、これらのリソースは、動的に仮想ネットワークに割り当てられることが可能である。しかしながら、RANオペレータは、たとえば、自分のWTRUのためにリソースを必要としている場合には、それらのリソースを要求することができない場合がある。仮想ネットワークがリソースをもはや必要としない場合には、それらのリソースは、RANオペレータに戻されることが可能である。
これらのシナリオは、本明細書において開示されているRAN共有アーキテクチャーを使用して仮想ネットワークにおいて実施されることが可能である。これらのアーキテクチャーにおいては、BCUの機能のうちのいくつかまたはすべては、図5の仮想ネットワークの仮想化レイヤネットワークマネージャー機能(VNMF)内に存在することが可能である。このノードは、このタイプの仮想ネットワークに関する動的なRAN共有を可能にするための複数の機能を提供することができる。
たとえば、VNMFは、その他のオペレータ、たとえば、RANオペレータおよび/または被ホスト側オペレータから仮想ネットワークの代わりにクエリーおよび/または割り当て要求を受信することができる。別の例として、VNMFは、仮想ネットワークRANがさらなるリソースを必要としている場合には、クエリーおよび/または割り当て結果をRANオペレータへ送信することができる。VNMFは、ロードバランシングが必要とされている可能性があるということを仮想ネットワーク内のRANノードに示すことができる。別の例として、VNMFは、オペレータどうしの間においてさまざまなリソースパラメータ、たとえば、リソースが必要とされる期間、リソースの量、およびQoSなどのその他のサービス属性を仮想オペレータの代わりに交渉することができる。別の例として、VNMFは、仮想ネットワーク内の複数のオペレータが、限られたリソースを要求しているケースにおいては、限られたリソースの分け前のうちのどれぐらい多くをどのオペレータが受け取るかを決定することによってなど、アービトレータとして機能することができる。別の例として、VNMFは、利用可能なリソースに関する情報を、仮想ネットワーク内の共有RANから、および仮想ネットワーク外のその他のRANオペレータから収集することができる。リソース割り当てまたは充当における修正のケースにおいては、VNMFは、そのような修正について共有RANノードに示すことができ、それらは、それに従って自分たちの割り当てを変更することができる。
さらに、仮想ネットワークRANノードに関する課金は、VPCRFノードによってまとめて取り扱われることが可能である。課金イベントがトリガーされた場合には、課金またはアカウンティングレコードを作成するための表示がVPCRFへ送信されることが可能である。VPCRFは、料金請求の目的でこの課金またはアカウンティングレコードをそれぞれの1または複数のオペレータへ送信することができる。VPCRFは、複数の機能を実施することができる。たとえば、VPCRFは、課金のために仮想ネットワーク内の参加RANノードからの使用統計を報告することができる。VPCRFは、使用されているRANリソースに関する課金メッセージを被ホスト側オペレータへ送信することができる。VPCRFは、共有RANノードにおいて、本明細書において開示されているように課金イベントに関するトリガーを実施することができる。VPCRFは、リソースの使用に関する統計および情報を収集するためにVNMFと連携することができ、特定のサービスまたはアプリケーションが特定のRANノードによってしか提供され得ないことを確実にするために、この情報を仮想化レイヤサービスおよびアプリケーションコントロール機能(VSACF)に提供することができる。
承認されたオペレータに、または承認されたオペレータからリソースが割り当てられていることを確実にするために、セキュリティーおよびインテグリティーパラメータが提供されることが可能である。この機能は、仮想ネットワーク内の仮想化レイヤサービスおよびアプリケーションコントロール機能(VSACF)ノードによって提供されることが可能である。
ECGI/グローバルeNB IDの混乱は、PLMNベースで対処されることが可能である。本明細書に記載されているECGI/グローバルeNB IDの混乱の説明に関連して、それぞれのセルは、別々のPLMN ID、またはPLMN IDの別々のリストをブロードキャストしている場合がある。PLMN IDのうちの1つが、グローバルeNB ID内に含まれる場合があり、グローバルeNB IDは、PLMN IDおよびeNB IDから構成される場合がある。それらはともに、一意のグローバルeNB IDとみなされる場合がある。この問題を解決するために、いくつかの例示的な実施態様が採用されることが可能である。
eNBは、複数の一意のeNB IDを有することができる。これは、それぞれのセルが、自分がブロードキャストしていることが可能であるPLMNのうちの1つとともにセルID(eNB IDを含むことができる)をブロードキャストすることができるということを意味することが可能である。たとえば、eNBが、それぞれが別々のPLMN IDをブロードキャストする3つのセルを有している場合には、セルによってブロードキャストされることが可能であるECGI内に含まれている別々のPLMN IDが存在することが可能である。グローバルeNB IDは、ECGI内のPLMN ID、およびECGI内のeNB IDから得られることが可能である。したがって、それぞれのセルは、別々の一意のグローバルeNB IDを有することができる。
このグローバルeNB IDは、eNBとMMEとの間におけるS1接続をセットアップする際に含まれることが可能である。グローバルeNB IDは、S1−AP接続セットアップ要求メッセージ内にIEとして含まれることが可能である。このケースにおいては、eNBは、S1−APセットアップ要求メッセージ内にグローバルeNB IDを含めることができ、またはeNBは、複数のS1−APセットアップ要求メッセージをMMEへ送信することができ、それぞれのメッセージは、別々の一意のグローバルeNB IDを有している。これは、たとえば、ハンドオーバーのケースにおいては、MMEがハンドオーバーメッセージを正しいeNBへ送信するのを支援するために行われることが可能である。ネットワークを共有しているRANオペレータは、MMEにおけるルーティング混乱を防止するために、別々のPLMN内のeNBどうしに割り振られるeNB IDが一意であることが可能であるように調整を行うことができる。
eNBは、そのeNBによってブロードキャストされているPLMN IDにマップすることができる共通のまたはフェイクのPLMN IDを割り振ることができる。そのマッピングは、MMEまたはその他のeNBに示されることが可能であり、それによって、ハンドオーバーおよびその他の手順中にメッセージが正しいeNBへ回送されることが可能になる。また、S1セットアップ手順中に、このフェイクのIDは、S1−APセットアップ要求メッセージ内に含めて送信されることが可能である。マッピングがブロードキャストされるPLMN IDは、同じS1−APセットアップ要求またはその他のS1−APメッセージ内に含めて送信されることが可能である。
ハンドオーバー中に、ソースeNBは、測定要求においてターゲットeNBに関するECGIセルIDを受信することができる。ECGIは、フェイクのPLMN IDを含むことができる。ソースeNBは、フェイクのPLMN IDを本物のPLMN IDに変換するためにマッピングテーブルを使用することができ、メッセージをMMEへ送信することができる。別の例として、ソースeNBは、ハンドオーバーメッセージをMMEへ送信することができ、MMEは、変換を行うことができ、メッセージを正しいターゲットeNBへ回送することができる。このソリューションは、ローカルeNB IDにおいてコンフリクトがないこと、たとえば、ローカルeNB IDが共有PLMNに対して一意であることが可能であることを確実にするために、RANを共有しているオペレータどうしの間における何らかの形式の調整を伴うことができる。
eNBは、グローバルeNB ID内で使用されることになるブロードキャストされるPLMN IDのうちの1つをランダムに、またはいくつかの事前に定義されたルールを用いて選ぶことができる。ローカルeNB IDは、RANを共有しているPLMNどうしの間においてコンフリクトをもたらさないことが可能である。
上記では特徴および要素が特定の組合せで説明されているが、それぞれの特徴または要素は、単独で、またはその他の特徴および要素との任意の組合せで使用されることが可能であるということを当技術分野における標準的な技術者なら理解するであろう。加えて、本明細書において説明されている方法は、コンピュータまたはプロセッサによって実行するためにコンピュータ可読メディア内に組み込まれているコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実装されることが可能である。コンピュータ可読メディアの例は、(有線接続またはワイヤレス接続を介して伝送される)電子信号、およびコンピュータ可読ストレージメディアを含む。コンピュータ可読ストレージメディアの例は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよび取り外し可能ディスクなどの磁気メディア、光磁気メディア、ならびに、CD−ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光メディアを含むが、それらには限定されない。WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装するために、ソフトウェアと関連付けられているプロセッサが使用されることが可能である。