JP2015500713A - 芳香剤又は臭気制御組成物を含む吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
生理用ナプキン、失禁パッド、及びパンティーライナーから選択される吸収性物品は、トップシート層と、バックシート層と、任意に、トップシートとバックシートとの間に囲い込まれる1つ以上の中間層と、バックシートの衣類に面する表面に適用される固定用接着剤と、吸収性物品の層上又は層内に適用される液体芳香剤又は臭気制御組成物と、を含む。固定用接着剤及び液体芳香剤又は臭気制御組成物は、吸収性物品が平坦な形状であり、かつ物品の身体に面する表面及び衣類に面する表面に対して垂直方向に沿ってパターンを見るとき、バックシートの全表面の3%を超えて重ならないパターンで適用される。得られる物品は、固定用接着剤層への芳香剤又は臭気制御組成物の構成成分の移行による、固定用接着剤層の劣化が低減している。
Description
本発明は、重なっていないパターンで、固定用接着剤と、液体芳香剤又は臭気制御組成物と、を含む、吸収性物品に関する。
使用中、ユーザーの下着に取り付けられる個人衛生用吸収性物品は、当該技術分野において既知である。典型例として、生理用ナプキン、パンティーライナー、及び失禁パッドが挙げられる。そのような物品は、通常、尿及び経血などの、人体から排出される体液及びその他の滲出物を吸収し保持するために使用される。通常、このような滲出物は、悪臭性があり、かつ不快なものとして認識されている。したがって、吸収性物品における悪臭を制御及び低減させるための方法及び材料が開発されてきた。芳香剤組成物は、この目的で吸収性物品において広く使用されている。「芳香剤」組成物としてそれ自体が適切に定義されていない場合がある(それ自体が好ましい臭気を持っていないため)他の組成物は、悪臭の認知を低下させるのに使用されている。これらは一般に「臭気制御組成物」と呼ばれている。かかる組成物は通常、体液から放出される悪臭分子(例えばアンモニア)と化学的に反応でき、それによって悪臭源を中和する成分、及び/又は、嗅覚受容体と相互作用でき、それらの悪臭分子の認知を低下させる成分を、時には従来の香料成分と共に含有する。かかる組成物の例は、国際公開第2007/113778 A2号に記載されている。
芳香剤及び臭気制御組成物は通常、アルデヒド、ケトン(chetons)、エステル、エーテル、アルコール、精油、溶媒などを含む有機化合物のブレンドから形成される。かかる有機化合物は、吸収性物品中で使用されるとき、吸収性物品の保管中、バックシートに向かいそこを通り抜けて(trough)固定用接着剤に移行する傾向があることがよく知られている。その結果、下着に取り付けられた製品を正しい位置に保持する接着剤の効果がなくなる、又は/及び、使用後に製品が取り除かれると、下着の上に固定用接着剤が残留物を残すという程度にまで、固定用接着剤の特性が変わる恐れがある。
この問題は当該技術分野において既知であり、固体基材上に香料を固定し、移行を防ぐことによって部分的に解決されている(例えば、米国特許第4237591号を参照)。それにもかかわらず、この解決法は、単純な液体芳香剤又は臭気制御組成物よりも取り扱いが困難な、基材及び/又は多孔質固体などの「不活性」材料を使用する必要があるため、製造プロセスの複雑性が増す。
したがって、標準的な装置を用いる製造が容易な、液体芳香剤又は臭気制御組成物と、固定用接着剤と、を含み、長期保管を経ても固定用接着剤が芳香剤又は臭気制御組成物の移行による影響を受けない、吸収性物品のニーズが依然として存在する。
本発明は、生理用ナプキン、失禁パッド、及びパンティーライナーから選択される、身体に面する表面及び衣類に面する表面を有する吸収性物品に関し、この吸収性物品は、
トップシート層と、
バックシート層と、
バックシートの衣類に面する表面に適用される固定用接着剤と、を含み、
吸収性物品の層上又は層内に適用される液体芳香剤又は臭気制御組成物と、を含む。
トップシート層と、
バックシート層と、
バックシートの衣類に面する表面に適用される固定用接着剤と、を含み、
吸収性物品の層上又は層内に適用される液体芳香剤又は臭気制御組成物と、を含む。
固定用接着剤及び液体芳香剤又は臭気制御組成物は、吸収性物品が平坦な形状であり、かつ物品の衣類に面する表面に対して垂直方向に沿ってパターンを見るとき、バックシートの全表面の3%を超えて重ならないパターンで適用される。
本発明は更に、生理用ナプキン、失禁パッド、及びパンティーライナーから選択される、身体に面する表面及び衣類に面する表面を有する吸収性物品の製造方法にも関し、この吸収性物品は、
トップシート層と、
バックシート層と、
任意に、トップシートとバックシートとの間に囲い込まれる1つ以上の中間層と、
バックシートの衣類に面する表面に適用される固定用接着剤と、を含み、
この方法が、パッド製品製造ラインに沿って、液体芳香剤又は臭気制御組成物が、かかる吸収性物品の層上又は層内に液体形態で直接的に適用され、固定用接着剤及び液体芳香剤又は臭気制御組成物が、吸収性物品が平坦な形状であり、かつ物品の衣類に面する表面に対して垂直方向に沿ってパターンを見るとき、バックシートの全表面の3%を超えて重ならないパターンで適用される工程を含む。
トップシート層と、
バックシート層と、
任意に、トップシートとバックシートとの間に囲い込まれる1つ以上の中間層と、
バックシートの衣類に面する表面に適用される固定用接着剤と、を含み、
この方法が、パッド製品製造ラインに沿って、液体芳香剤又は臭気制御組成物が、かかる吸収性物品の層上又は層内に液体形態で直接的に適用され、固定用接着剤及び液体芳香剤又は臭気制御組成物が、吸収性物品が平坦な形状であり、かつ物品の衣類に面する表面に対して垂直方向に沿ってパターンを見るとき、バックシートの全表面の3%を超えて重ならないパターンで適用される工程を含む。
本発明の吸収性物品は、固定用接着剤(PFA)への芳香剤又は臭気制御組成物構成成分の移行がないか、又は非常にわずかであり、その結果PFAの劣化が見られない。
「吸収性物品」は、尿、経血、及び糞便などの身体滲出物を吸収し、封じ込める用具を指す。用語「使い捨て」は、本明細書において、1回の使用後、洗濯する、ないしは別の方法で吸収性物品として修復する又は再利用することを意図しない吸収性物品を記述するために使用される。吸収性物品の例としては、おむつ、幼児トレーニングパンツ、成人失禁用衣類、及び生理用ナプキン、パンティーライナー、***間用具、痔パッドなどの女性用衛生衣類が挙げられる。本発明による吸収性物品は、生理用ナプキン、失禁パッド、及びパンティーライナーから選択される。
本発明による吸収性物品、及びトップシート、バックシート、吸収性コアなどのその構成要素、並びにそれらの構成要素の任意の個々の層は、身体に面する表面及び衣類に面する表面を有する。本明細書で使用するとき、「身体に面する表面」とは、着用者の身体に向けて又は身体に隣接して着用されることが意図される物品又は構成要素の表面を意味し、一方「衣類に面する表面」はその反対側であり、使い捨て吸収性物品が着用されたときに、着用者の下着に向けて着用される又は下着に隣接して配置されることが意図される。
一般に、本発明の吸収性物品は典型的に、トップシートと、バックシートと、(流体の吸収ではなく、単にパンティーに清潔な感触を提供することを意図する薄型パンティーライナーは除いて)トップシートとバックシートとの間に配置される吸収性コアと、を含む。
吸収性物品のトップシートは、着用者の皮膚及び毛に適合し、柔らかい感触であり、かつ非刺激性であることが好ましい。更にトップシートは、液体透過性であり、液体(例えば、経血及び/又は尿)がその厚みを通して容易に浸透可能なものである。好適なトップシートは、織布及び不織布材料(例えば、繊維の不織布ウェブ)、孔あき成形熱可塑性フィルム、孔あきプラスチックフィルム、及びハイドロフォーミングされた熱可塑性フィルムなどの高分子材料、多孔質発泡体、網状発泡体、網状熱可塑性フィルム、並びに熱可塑性スクリムなどのさまざまな材料から製造され得る。好適な織布及び不織布材料は、天然繊維(例えば、木質繊維若しくは綿繊維)、合成繊維(例えば、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、若しくはポリエチレン繊維などのポリマー繊維)、又は天然繊維と合成繊維との組み合わせから構成されるものでよい。トップシートが、不織布ウェブを含む場合、ウェブは、多くの既知の技法により製造され得る。例えば、ウェブが、スパンボンドされるか、毛羽立てられるか、湿式載置されるか、メルトブローされるか、水流交絡されるか、上記の組み合わせなどを施されてもよい。
バックシートは、液体(例えば、経血及び/又は尿)に不透過性であり、好ましくは薄いプラスチックフィルムから製造されるが、その他の可撓性の液体不透過性材料を使用することもできる。本明細書で使用するとき、用語「可撓性」は、順応性があり、人間の身体の一般的な形状及び輪郭に容易に適合する材料を指す。バックシートは、吸収性コアに吸収及び保持された***物によって、ベッドシーツ、パンツ、パジャマ及び下着といった吸収性物品に接触する物品が汚れることを防止するものである。バックシートはまた、液体不浸透性でありながら蒸気浸透性(「通気性」)であることができる。バックシートは、織布若しくは不織布材料、ポリエチレン若しくはポリプロピレンの熱可塑性フィルムなどのポリマーフィルム、又はフィルムコーティングされた不織布材料などの複合材料を含んでもよい。
バックシート及びトップシートはそれぞれ、吸収性コアの衣類面及び身体面に隣接して置くことができる。吸収性コアは、当該技術分野において周知の取り付け手段などの任意の方法によってトップシート、バックシート、又は双方に接合することが可能である。吸収性コア全体の一部が、トップシート、バックシート、又は双方に取り付けられていない、本発明の実施形態が想像される。
吸収性コアは、当業者に周知の任意の材料から形成され得る。こうした材料の例としては、多プライの捲縮セルロース塊、毛羽立てられたセルロース繊維、エアフェルトとしても既知である木材パルプ繊維、織物繊維、繊維の混合物、繊維の塊又は芯、繊維のエアレイドウェブ、ポリマー繊維のウェブ、及びポリマー繊維の混合物が挙げられる。その他の好適な吸収性コア材料には、ポリウレタンフォーム又は高内相エマルション(「HIPE」)フォームなどの吸収性フォームが挙げられる。好適なHIPEフォームは、米国特許第5,550,167号、同第5,387,207号、同許第5,352,711号、及び同第5,331,015号に開示されている。
幾つかの吸収性物品では、吸収性コアは比較的薄く、厚さが約5mm未満、又は約3mm未満、又は約1mm未満であってよい。厚さは、当該技術分野において既知のいずれかの手段によって、1.72kPaの均一な圧力下にある間に、パッドの長手方向中心線沿いの中間点の厚さを測定することによって、決めることができる。
吸収性コアは、当該技術分野において既知の、AGM繊維を含む吸収性ゲル材料(AGM)などの超吸収性材料を含むことができる。したがって、吸収性コアは、超吸収性材料を含む層を構成する。
本発明の実施形態によると、吸収性コア用の超吸収性材料は、米国特許公開第2008/0172017 A1号に記載されるような、典型的には粒子状のポリアクリレート系材料から選択することができる。本発明の吸収性物品に組み込まれるポリアクリレート系材料は、多数のアニオン性官能基、典型的にはカルボキシル基を有する高分子電解質である。ある実施形態では、ポリアクリレート系材料は、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、及びそれらの誘導体、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリメタクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カリウム、ポリメタクリル酸カリウム、澱粉グラフトポリアクリレート、澱粉グラフトポリメタクリレート、ポリビニルアルコールグラフトポリアクリレート、ポリビニルアルコールグラフトポリメタクリレート、セルロースグラフトポリアクリレート、セルロースグラフトポリメタクリレートなどを含み得る。本発明の一実施形態では、吸収性ゲル材料は、架橋し、部分的に中和したポリアクリレートであり得る。
本発明の吸収性物品に組み込まれるポリアクリレート系材料を提供する高分子電解質は、重合可能な、不飽和の、酸含有モノマーから作製され得る。かかるモノマーには、少なくとも1つの炭素−炭素オレフィン性二重結合を含有するオレフィン性不飽和酸及び無水物が包含される。より具体的には、このようなモノマーは、オレフィン性不飽和カルボン酸及び酸無水物、オレフィン性不飽和スルホン酸、並びにこれらの混合物から選択することができる。
ポリアクリレート系材料、典型的には部分的に中和されたポリマーが一般に吸収性物品に組み込まれており、超吸収性ポリマー、又は超吸収体として知られており、架橋されている。ポリアクリレート材料は、典型的にはナトリウムで中和された、主ポリマー鎖からぶら下がっているカルボキシレート基を有する。水と接触すると、ナトリウムは分離して溶液中に溶け、カルボキシルイオンのみが残る。負の電荷を帯びているため、これらイオンは互いに反発し、それによりポリマーが解けて一層多くの水を吸収し、その水は代わりに、更なるカルボキシルイオンが利用可能となるにつれてカルボキシルイオンにより引き寄せられる。水中の水素は、原子間の極性力に伴う原子結合のために、ポリアクリレートによりトラップされる。異なるポリマー鎖を結ぶ架橋は三次元構造をもたらし、この三次元構造が、液体吸収時に膨潤ゲルを構成する。
本発明の実施形態によると、吸収性コアに含めることのできる吸収性ゲル材料は、欧州特許出願公開第05023061.4号(The Procter and Gamble Company名義、2005年10月21日出願)に記載されるポリアクリレート系ポリマーの中から選択することができる。その参照出願に説明されるように、ごく僅かに架橋した、又は実質的に全く架橋していないポリアクリレート系材料を、例えば、経血、血液、血漿、膣分泌物、及び粘液又は乳液などのたんぱく質様の、又は漿液性の体液の吸収のために、特に経血又は血液の吸収のために吸収性物品の中に組み込んだ場合、従来の架橋した超吸収体と比較して、体液に対する吸収性能及び保持性能を改善し、更に吸収速度も改善する。
上記の参照出願によると、ポリアクリレート系ポリマーの架橋度合いの測定は、そのポリマーの可溶性又は抽出可能性画分の点で表わすことができる。当該技術分野において既知のように、より低分子量のポリマー鎖は、特定の条件でポリマーから可溶化又は抽出でき、ポリマー自体の中のかかる可溶性又は抽出可能な画分を表示することができる。通常は、ポリマー塊のより大きな部分が実際にポリマー網目の中に組み込まれるので、抽出可能な画分は架橋の度合いに反比例すると考えられ、すなわち架橋の度合いが高いほど、その画分は低くなる。たんぱく質様の又は漿液性の体液、特に経血の吸収のために吸収性物品中に組み込まれ得るこのようなポリアクリレート系ポリマーは、国際公開第07/047598号に記載される抽出可能物の試験方法によって評価された、少なくとも約30重量%、約30重量%〜約80重量%、又は約32重量%〜約70重量%の抽出可能な画分を有する。あるいは、かかるポリアクリレート系材料は、国際公開第07/047598号に記載される遠心保持容量試験によって評価された保持容量を、少なくとも約30g/g、少なくとも約35g/g、又は少なくとも約40g/g有することができる。
吸収性ゲル材料は、典型的には離散粒子の形状で使用できる。このような吸収性ゲル材料は、例えば、球体又は半球体、立方体、棒状多面体などの任意の所望の形状であってよい。針状及びフレーク状などの最大径/最小径比が大きい形状も本明細書に用いるのに意図される。吸収性ゲル材料粒子の凝集体を使用してもよい。
吸収性コアは、物品の製造中及び使用中の一体性を保つためにコアを包む、コアラップ、すなわち薄層の流体透過性材料(通常は、ティッシュペーパー又は薄い(think)不織布層)を含んでよい。
本発明の吸収性物品は、例えば、トップシートと吸収性コアの間に、第2のトップシート又は捕集層などの、他の追加の構成要素を含むことができる。第2のトップシート又は捕集層は、カード法レジンボンド不織布、エンボスされたカード法レジンボンド不織布、嵩高カード法レジンボンド不織布、カード法エアスルーボンド不織布、カード法サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布などの、薄層又不織布を含むことができる。第2のトップシート又は捕集層には、例えば、木材パルプ、木綿、羊毛などの天然繊維の他に、ポリ乳酸繊維などの生分解性繊維、及びポリオレフィン(例えば、ポリエチレン及びポリプロピレン)、ポリエステル、ポリアミド、合成セルロース(例えば、RAYON(登録商標)、Lyocell)、酢酸セルロース、バイコンポーネント繊維などの合成繊維、並びにそれらの混合物を含む、さまざまな繊維が使用され得る。第2のトップシート又は捕集層の坪量は、所望の用途により変えることができる。
吸収性物品は、典型的におむつに見られるサイドカフ、又は典型的に生理用ナプキンに見られるサイドウイング若しくはサイドフラップなどの構成要素を更に含むことができる。
本明細書の吸収性物品は、単回使用後に好ましくは使い捨てられ、通常は、複数個を含み、場合によっては個包装される場合があるパッケージで市販されている。
芳香剤又は臭気制御組成物の好適な構成成分として、芳香成分及び反応性成分が挙げられる。芳香成分は通常、香水の分野で使用されて、美学的に心地良い匂いを有する組成物を提供する。反応性成分は、アンモニア系悪臭又はイオウ系悪臭などの悪臭と反応できる成分(すなわち、「悪臭反応性成分」)、並びに悪臭をマスキングする、及び/又は嗅覚受容体と反応して消費者の鼻による悪臭の知覚を阻害する成分(すなわち、「悪臭マスキング成分」)を含む。好適な反応性成分は、例えば米国特許出願第2008/0071238 A1号及び国際公開第2007/113778 A2号に記載されている。
反応性成分に関しては、アンモニア、又はチオールなどの悪臭のするイオウ化合物と反応するものは、本発明において非常に効果的であり得る。アンモニア及びチオールの2つは、経血又は尿などの吸収体液に関連する悪臭の構成成分として一般的である。例えば、アンモニアは、通常、尿の分解が原因で、尿吸収に使用される吸収性製品中に多量に存在する。
アルデヒド及び/又はケトンはアンモニア及びその誘導体と反応し、つまりマイケル付加反応によって、イミンを形成できる(いわゆるシッフ塩基反応による)。
アルデヒド及び/又はケトンはチオールとも反応し、つまりマイケル付加によって、チオアセタールを形成できる。
いずれの場合も、得られる化合物は不揮発性であり、そのため本質的に無臭である。
上記反応が可能な多くのアルデヒド及びケトンは、不快臭及び/若しくは人間の嗅覚を撹乱できるほどに強い臭気を有し、並びに/又は非常に揮発性が高いので製品中で安定していない。したがって、そのような悪臭を制御するために、選定されたアルデヒド及びケトンが使用される。悪臭を制御するための好適なアルデヒド及びケトンの例は、アミン化合物及びチオール化合物と反応でき、かつ不快臭を有さないアルデヒド及びケトンである。好適なアルデヒドとしては、ヘキシルシンナミックアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、p−アニスアルデヒド、4−ホルミル−2−メトキシフェニル2−メチルプロパノエート、ベンズアルデヒド、シンナミックアルデヒド、クミンアルデヒド、デカナール、p−t−ブチル−α−メチルジヒドロシンナムアルデヒド、4−ヒドロキシ−3−メトキシシンナムアルデヒド、2−フェニル−3−(2−フリル)プロプ−2−エナール、バニリンイソブチレート、エチルバニリンアセテート、バニリンアセテート、シクラメンアルデヒド、ヘプタナール、ラウリルアルデヒド、ノナナール、オクタナール、フェニルアセトアルデヒド、フェニルプロピルアルデヒド、バニリン、サリチルアルデヒド、シトラール、2,4−ジヒドロキシ−3−メチルベンズアルデヒド、2−ヒドロキシ−4−メチルベンズアルデヒド、5−メチルサリチルアルデヒド、4−ニトロベンズアルデヒド、o−ニトロベンズアルデヒド、5−エチル−2−チオフェンカルボアルデヒド、5−メチル−2−チオフェンカルボキサルデヒド、2−チオフェンカルボアルデヒド、アサロンアルデヒド、5−(ヒドロキシメチル)−2−フルアルデヒド、2−ベンゾフランカルボキサルアルデヒド、2,3,4−トリメトキシベンズアルデヒド、プロトカテキュアルデヒド、ヘリオトロピン、4−エトキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、3,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド、3−ヒドロキシベンズアルデヒド、o−メトキシシンナムアルデヒド、3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナムアルデヒド、2,8−ジチアノン−4−3n−4−カルボキサルデヒド、ソルビンアルデヒド、2,4−ヘプタジエナール、2,4−デカジエナール、2,4−ノナジエナール、2,4−ノナジエナール、(E,E)−,2,4−オクタジエン−1−アール、2,4−オクタジエナール、2,4−ドデカジエナール、2,4−ウンデカジエナール、2,4−トリデカジエン−1−アール、2−トランス−4−シス−7−シス−トリデカトリエナール、ピペロニリデンプロピオンアルデヒド、2−メチル−3−(2−フリル)アクロレイン、2,4−ペンタジエナール、2−フルフリリデンブチルアルデヒド、3−(2−フリル)アクロレイン、ピルブアルデヒド、エタンジアール又はそれらの混合物が挙げられる。
好適なアルデヒドは、ヘキシルシンナミックアルデヒド、デカナール、4−ホルミル−2−メトキシフェニル2−メチルプロパノエート、4−ヒドロキシ−3−メトキシシンナムアルデヒド、3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナムアルデヒド、2−フェニル−3−(2−フリル)プロプ−2−エナール、エチルバニリンアセテート、バニリンイソブチレート、バニリンアセテート、アサロンアルデヒド、又はそれらの混合物から選択されることができる。
好適なアルデヒドは、ヘキシルシンナミックアルデヒド、4−ヒドロキシ−3−メトキシシンナムアルデヒド、デカナール、又はそれらの混合物から選択されることができる。
好適なケトンとしては、1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロへキセニル)ペント−1−エン−3−オン、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン(異性体)、5−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)4−ペンテン−3−オン、(E)−4−(2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキシル)ブト−3−エン−2−オン、ラエボカルボン、又はそれらの混合物が挙げられる。
好ましくは、悪臭反応性成分は、ヘキシルシンナミックアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、p−アニスアルデヒド、ベンズアルデヒド、シンナミックアルデヒド、クミンアルデヒド、デカナール、シクラメンアルデヒド、p−t−ブチル−α−メチルジヒドロシンナムアルデヒド、4−ヒドロキシ−3−メトキシシンナムアルデヒド、バニリンイソブチレート、2−フェニル−3−(2−フリル)プロプ−2−エナール、エチルバニリンアセテート、バニリンアセテート、ヘプタナール、ラウリルアルデヒド、ノナナール、オクタナール、フェニルアセトアルデヒド、フェニルプロピルアルデヒド、バニリン、サリチルアルデヒド、シトラール、2,4−ジヒドロキシ−3−メチルベンズアルデヒド、2−ヒドロキシ−4−メチルベンズアルデヒド、5−メチルサリチルアルデヒド、4−ニトロベンズアルデヒド、o−ニトロベンズアルデヒド、5−エチル−2−チオフェンカルボアルデヒド、5−メチル−2−チオフェンカルボキシアルデヒド、2−チオフェンカルボアルデヒド、アサロンアルデヒド、5−(ヒドロキシメチル)−2−フルアルデヒド、2−ベンゾフランカルボキシアルデヒド、3,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド、プロトカテキュアルデヒド、ヘリオトロピン、4−エトキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、3,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド、3−ヒドロキシベンズアルデヒド、o−メトキシシンナムアルデヒド、3−5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナムアルデヒド、2,8−ジチアノン−4−3n−4−カルボキシアルデヒド、ソルビンアルデヒド、2,4−ヘプタジエナール、2,4−デカジエナール、2,4−ノナジエナール、2,4−ノナジエナール、(E,E)−2,4−オクタジエン−1−アール、2,4−オクタジエナール、2,4−ドデカジエナール、2,4−ウンデカジエナール、2,4−トリデカジエン−1−アール、2−トランス−4−シス−7−シス−トリデカトリエナール、ピペロニリデンプロピオンアルデヒド、2−メチル−3−(2−フリル)アクロレイン、2,4−ペンタジエナール、2−フルフリリデンブチルアルデヒド、3−(2−フリル)アクロレイン、ピルブアルデヒド、エタンジアール、ラエボカルボン、1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ペント−1−エン−3−オン、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン(異性体)、5−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)4−ペンテン−3−オン、(E)−4−(2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキシル)ブト−3−エン−2−オン、及びそれらの混合物からなる群から選択される。
本明細書で好適なその他の構成成分は、悪臭をマスキングする又は嗅覚受容体と反応する構成成分である。悪臭をマスキングする構成成分は、悪臭の蒸気圧を変更させる揮発性材料である傾向があり、その結果、悪臭の影響を低減させる。悪臭をマスキングする構成成分は、嗅覚受容体を抑制することによってそうすることもできる。これらの材料は、使用されると、鼻が悪臭を感知する機能を大幅に低減させ得る。嗅覚の阻害は、選択される材料の揮発性性質のため可能であるが、これは、吸収性物品から放出され、これは次いで、普通は吸収性物品の幾分近い範囲、例えば物品の約0〜10メートル以内(これは本発明の範囲を制限することを全く意図していないが)にある消費者の鼻へと通常の呼吸によって吸い込まれる。言うまでもなく、嗅覚受容体の阻害は一時的なものである。好適な悪臭マスキング成分は、メントール、メンチルアセテート、メンチルラクテート、1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ペント−1−エン−3−オン、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロへキセン)−1−イル)−3−ブテン−2−オン、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロへキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン(異性体)、5−(2,6,6−トリメチル−2−シクロへキセン−1−イル)4−ペンテン−3−オン、(E)−4−(2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキシル)ブト−3−エン−2−オン、イソメンチルアセテート、イソメンチルプロピオネート、イソメンチルイソブチレート、イソメンチルプロピオネート、イソメンチルブチレート、カンファー、p−メンタン、リモネン、ユーカリプトール、クレゾール、リナロール、テトラ−ヒドロリナロール、ミルセノール、テトラヒドロミルセノール、ジ−ヒドロミルセノール、ミルセン、シトロネロール、シトロネリル誘導体、ゲラニオール、ゲラニル誘導体、リナリルアセテート、ムゲタノール、オイゲノール、ジャスマル、テルピネオール、ピナノール、セドレン、ダマスコン、βピネン、シネオール及びその誘導体、ノナジエノール、エチルヘキサナール、オクタノールアセテート、メチルフルフラール、テルピネン、ツジェン、アミルアセテート、ベンジルアセテート、カンフェン、シトロネラール、ジヒドロクマリン、ジヒドロミルセニルアセテート、ゲラニオール、ゲラニアール、イソアミルアセテート、エチル及び/又はトリエチルアセテート、パラクレゾール、パラシメン、メチルアビエテート、メチルジヒドロジャスモネート、ヘキシル−2−メチルブチレート、ベンジルアセテート、ラエボカルボン、ヘキシル−2−メチルブチレート、ユーカリ、フェニルエチルアルコール、並びにそれらの混合物を含む。この材料には、これらの異性体形、ジアステレオマー及びエナンチオマーが含まれる。有利にも、一般に上述の材料は、非常にわずかな特有の臭いしか有さないが、高度の悪臭マスキング及び/又は嗅覚受容体阻害を示す。
好ましくは、悪臭マスキング成分は、メントール、メンチルアセテート、メンチルラクテート、1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ペント−1−エン−3−オン、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロへキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロへキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン(異性体)、5−(2,6,6−トリメチル−2−シクロへキセン−1−イル)4−ペンテン−3−オン、(E)−4−(2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキシル)ブト−3−エン−2−オン、イソメンチルアセテート、イソメンチルプロピオネート、イソメンチルイソブチレート、イソメンチルプロピオネート、イソメンチルブチレート、カンファー、p−メンタン、リモネン、ユーカリプトール、クレゾール、リナロール、テトラ−ヒドロリナロール、ミルセノール、テトラヒドロミルセノール、ジ−ヒドロミルセノール、ミルセン、シトロネロール、シトロネリル誘導体、ゲラニオール、ゲラニル誘導体、リナリルアセテート、ムゲタノール、オイゲノール、ジャスマル、テルピネオール、ピナノール、セドレン、ダマスコン、βピネン、シネオール及びその誘導体、ノナジエノール、エチルヘキサナール、オクタノールアセテート、メチルフルフラール、テルピネン、ツジェン、アミルアセテート、ベンジルアセテート、カンフェン、シトロネラール、ジヒドロクマリン、ジヒドロミルセニルアセテート、ゲラニオール、ゲラニアール、イソアミルアセテート、エチル及び/又はトリエチルアセテート、パラクレゾール、パラシメン、メチルアビエテート、メチルジヒドロジャスモネート、ヘキシル−2−メチルブチレート、ベンジルアセテート、ラエボカルボン、ヘキシル−2−メチルブチレート、ユーカリ、フェニルエチルアルコール、並びにそれらの混合物からなる群から選択される。
芳香剤又は臭気制御組成物の構成成分は、審美的に心地良い臭気特性を混合物に付与する芳香成分を含んでもよい。使用できる好適な芳香成分には、リモネン、ユーカリプトール、クレゾール、リナロール、テトラヒドロリナロール、ミルセノール、テトラヒドロミルセノール、ジヒドロミルセノール、ミルセン、シトロネロール、シトロネリル誘導体、ゲラニオール、ゲラニル誘導体、リナリルアセテート、ムゲタノール、オイゲノール、ジャスマル、テルピネオール、ピナノール、セドレン、ダマスコン、βピネン、シネオール及びその誘導体、ノナジエノール、エチルヘキサナール、オクタノールアセテート、メチルフルフラール、テルピネン、ツジェン、アミルアセテート、ベンジルアセテート、カンフェン、シトロネラール、ジヒドロクマリン、ジヒドロミルセニルアセテート、ゲラニオール、ゲラニアール、ユーカリ(encalyptus)、イソアミルアセテート、エチル及び/又はトリエチルアセテート、パラクレゾール及びパラシメン、ベンジルベンゾエート、イソプロピルミリステート、メチルアビエテート、エタノール、イソプロパノール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、グリセロール、プロピレングリコール、1,2−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、ジエチルフタレート、トリエチルシトレート、ジエチルセバケートが挙げられる。
特定の成分に関しては、同じ成分が、悪臭反応性成分、悪臭マスキング成分、及び/又は芳香成分の両方であると見なすことができる場合がある。
芳香剤又は臭気制御組成物は、当業者には周知である従来の低粘稠性流体適用装置、例えば噴霧、液滴、又はビーズアプリケータを用いて、さまざまな方法で、かつさまざまなパターンで吸収性物品に適用できる。かかるアプリケータにより、ストライプ、円形、水玉、しずく形、幾何学形状、星形、装飾的形状、不規則形状などといった任意の適用パターンの形成を可能にする。パターン付きの適用もまた有用であるが、それはこれが正確な適用を可能にし、その結果、吸収性物品のさまざまな層を結合する糊との接触を回避するのが容易になるからである。
芳香剤又は臭気制御組成物は典型的に、吸収性物品1つにつき約1〜約500ミリグラム、吸収性物品1つにつき約3〜約200ミリグラム、又は吸収性物品1つにつき約4〜約150ミリグラムの量で吸収性物品中に配置される。吸収性物品が生理用ナプキン又はパンティーライナーから選択されるいくつかの実施形態では、この量は約4〜約100mgであってよく、吸収性物品が失禁用具であるいくつかの実施形態では、この量は吸収性物品1つにつき約30〜約300ミリグラムであってよい。
バックシートは典型的に、パンティー固定用接着剤が配置される吸収性物品の衣類に面する表面を形成する。パンティー固定用接着剤(PFA)は、当該技術分野においてこのような目的で使用される任意の接着剤、つまり糊を含んでよい。これらの接着剤は典型的に感圧性であり、適用温度以下で良好な粘着性が残る。
吸収性物品の使用に先立ち、PFAでコーティングされている領域は典型的に、汚染及び別の表面への接着から守られるが、シリコーンコーティングした剥離紙、プラスチックフィルム、又は任意のその他の容易に取り外し可能なカバーなどの保護カバー手段によるものは望まれない。保護カバー手段は、例えば、個々の接着剤領域を覆うため、単一片又は複数片として提供されてよい。また、物品を個別にパッケージすること、又は使い捨ての機能を与えることなど、他の機能を実施することもできる。任意の市販の剥離紙又はフィルムが使用されてよい。好適な例には、アクロジル社(Akrosil Corporation)から入手可能なBL 30 MG−A SILOX EI/O、BL 30 MG−A SILOX 4 P/O、及びドイツ国のグロナウ社(Gronau)からコードX−5432として入手可能なM&Wフィルムが挙げられる。
PFAは、スロットコーティング、噴霧、及びロール印刷などの、本目的のために当該技術分野において周知の方法のうちの任意の1つを用いて、吸収性物品の衣類に面する表面、典型的にはバックシート及び/又はウィングに適用されてよい。
PFAを吸収性物品の衣類に面する表面に適用する1つの方法は、バックシート上への直接コーティングであり、別の方法は、剥離紙上へPFAを印刷してから、吸収性物品の衣類に面する表面に押し付けることである。これによって、PFAが剥離紙から吸収性物品の衣類に面する表面に移される。このような手順は欧州特許第788,338号に記載されている。
物品のバックシート上でのPFAの表面被覆度が、10〜99%、又は10〜95%、又は10〜60%、又は15〜50%であることが望ましい場合がある。
上記のように、本発明中の液体芳香剤又は臭気制御組成物は、かかる吸収性物品の層上又は層内に適用される。これは、吸収性物品が一連の層によって構成されるため、液体芳香剤又は臭気制御組成物がこれらの層の表面の1つの上に適用されることを意味する。あるいは、層の1つについて(例えば、吸収性コアなどの厚い繊維性層であるために)可能である場合、この層を、物品の衣類に面する表面に対して実質的に平行の面に沿って2つに切断でき、切断によって得られる2つの表面のうちの1つに液体芳香剤又は臭気制御組成物を適用でき、その後、層を単一の層に再度結合できる。
液体芳香剤又は臭気制御組成物がパターン付きで適用されることについても言及した。芳香剤又は臭気制御組成物は、例えば、ストライプ、円形、水玉、しずく形、幾何学形状、星形、装飾的形状、不規則形状などといった任意の可能な適用パターンで、適用表面上に適用される。場合によっては、液体芳香剤又は臭気制御組成物を、物品内の2つ以上の層に適用することが可能である。この場合、本発明の目的において、液体芳香剤又は臭気制御組成物の適用の「パターン」とは、平坦な形状の物品の衣類に面する表面に対して平行な面上に投影された、さまざまなパターンの組み合わせと考えられる。
同様に、PFAは、例えば、ストライプ、円形、水玉、幾何学形状、星形、装飾的形状、不規則形状などといった任意の可能な適用パターンから選択され得るパターンで、吸収性物品のバックシート上にも適用される。
本発明では、芳香剤又は臭気制御組成物の適用パターン及びPFAの適用パターンは、吸収性物品が平坦な形状であり、かつ物品の衣類に面する表面に対して垂直方向に沿ってかかるパターンを見るとき、物品のバックシートの全表面の3%を超えて重ならない。
表面上への材料の「適用パターン」とは、この場合はそれぞれ芳香剤又は臭気制御組成物及び固定用接着剤である材料と接している、その表面の一部を示す。
「重なる」とは、かかる物品の衣類に面する表面に対して垂直方向に沿って観察する観察者の、「光路内にある」(日食において、月が太陽に重なるように)ことを意味する。
「バックシートの全表面」とは、存在する場合、ウィングを含む吸収性物品のバックシートの全表面を意図する。
本発明のいくつかの実施形態では、芳香剤又は臭気制御組成物の適用パターン及びPFAの適用パターンは、物品の全表面の3%を超えて、又は1%を超えて、又は0.1%を超えて重ならない。
別の実施形態では、芳香剤又は臭気制御組成物の適用パターン及びPFAの適用パターンは、全く重ならない。
液体芳香剤又は臭気制御組成物の構成成分のうち、一部のエステル構成成分は、物品の層を通って移行し、流体不透過性バックシート及び衣類に面する表面上に適用されたPFAに達するとき、移行がより効率的であることと、接着剤の特性に対してより悪影響を与えることの両方の理由から、他のものより問題が大きいと考えられる。
これら芳香剤又は臭気制御組成物の構成成分の移行は、バックシート及びPFA糊の特徴を変える恐れがある。特に、PFAは、バックシートへの接着性を失う傾向があり、物品の使用後、パンティー上に望ましくない糊の残留物が残される場合がある。他の場合では、PFAは単純にその機能を失う場合があり、使用中に吸収性物品を正しい位置に保持することができない。
エステルは、多くの場合、芳香剤及び臭気制御組成物中で溶媒として使用される。本発明に従って製造された吸収性物品では、移行の問題が非常に軽減され、ある程度の量のエステル系成分を用いる芳香剤又は臭気制御組成物であっても使用できるが、一般に、移行のリスクを更に軽減するため、制御した量のエステルを有する芳香剤又は臭気制御組成物を使用することが好ましい。
例えばいくつかの実施形態では、本発明の吸収性物品で使用される好ましい液体芳香剤又は臭気制御組成物は、5重量%〜50重量%、又は10重量%〜40重量%、又は10重量%〜30重量%の、メンチルアセテート、メンチルラクテート、メンチルプロピオネート、メンチルブチラート、シス−3−ヘキセニルアセテート、メチル−ジヒドロジャスモネート、メチルジャスモネート、ヘキシルイソブチラート、リナリルアセテート、ベンジルアセテート、フェニルエチルアセテートから選択される1つ以上のエステルと、5重量%未満、又は2重量%未満、又は1重量%未満の他のエステルと、を含む。
いくつかの実施形態では、本発明の吸収性物品で使用される液体芳香剤又は臭気制御組成物は、5重量%〜50重量%、又は10重量%〜40重量%、又は10重量%〜30重量%の、メンチルアセテート、メンチルラクテート、メンチルプロピオネート、メンチルブチラート、シス−3−ヘキセニルアセテート、メチル−ジヒドロジャスモネート、メチルジャスモネート、ヘキシルイソブチラート、リナリルアセテート、ベンジルアセテート、フェニルエチルアセテートから選択される2つ以上のエステルと、5重量%未満、又は2重量%未満、又は1重量%未満の他のエステルと、を含む。
更なる実施形態では、本発明の吸収性物品で使用される液体芳香剤又は臭気制御組成物は、5重量%〜50重量%、又は10重量%〜40重量%、又は10重量%〜30重量%の、メンチルアセテート、並びに、メチル−ジヒドロジャスモネート及びメチルジャスモネートのうち1つ又は両方の組み合わせを含む。また、この実施形態の組成物は、任意に、メンチルラクテート、メンチルプロピオネート、メンチルブチラート、シス−3−ヘキセニルアセテート、ヘキシルイソブチラート、リナリルアセテート、ベンジルアセテート、フェニルエチルアセテートから選択される1つ以上のエステルを、メンチルアセテート、メンチルラクテート、メンチルプロピオネート、メンチルブチラート、シス−3−ヘキセニルアセテート、メチル−ジヒドロジャスモネート、メチルジャスモネート、ヘキシルイソブチラート、リナリルアセテート、ベンジルアセテート及びフェニルエチルアセテートの総含量が、総液体芳香剤又は臭気制御組成物の5重量%〜50重量%、又は10重量%〜40重量%、又は10重量%〜30重量%を構成するような量で含むこともできる。これらの実施形態では、液体芳香剤又は臭気制御組成物は、5重量%未満、又は2重量%未満、又は1重量%未満の、上述の一覧には含まれない他のエステルを含む。
意外にも、芳香剤又は臭気制御組成物のエステル、特により悪影響を及ぼすエステルの移行が、「z」方向、すなわち、物品面に対して垂直方向に優先的に起こることが見出されており、赤外分光法によって確認されている。
得られた結果を図1及び2に示す。固定用接着剤及び液体芳香剤又は臭気制御組成物の重なっていないパターンを有する(図1のスペクトル)、及び完全に重なったパターンを有する(図2のスペクトル)以外は、同じ生理用ナプキンであるType Lines Seta Ultraを2つ準備した。物品を室温で24時間保管し、その後、Perkin Elmer Universal ATRサンプリング装置(固体表面内の点の赤外スペクトルの取得を可能にする)を用いて、バックシート表面(存在する場合、固定用接着剤を有する)の赤外吸収スペクトルを、バックシート上で直接的に取得している。特に、エステルの存在について特徴的な1730cm−1におけるピークをモニタリングした。各物品について、特に、液体芳香剤又は臭気制御組成物のパターンが重なった領域の直下、及び周辺の固定用接着剤上の、いくつかの点を測定した。図1及び2のスペクトルは、それぞれのサンプルにおける代表的なスペクトルである。図1及び2に見られるように、重なっていないサンプルにおいてエステルピークは存在せず、一方重なったサンプルではエステルピークが明らかである。これにより、液体芳香剤又は臭気制御組成物中のエステルは、吸収性物品の衣類に面する表面に対してz垂直方向に沿って優先的に移行することが確認される。
このz軸に沿った好ましい移行方向は、物品がパッケージ内で折り畳まれ、任意方向で保管された場合の、吸収性物品が水平でない位置で保管されたときでさえも、顕著であることが観察されている。吸収性物品が保管された全ての場合において、意外にも、芳香剤又は臭気制御組成物の構成成分が、z方向、すなわち、物品の衣類に面する表面の面に対して垂直方向に沿って優先的に移行することが見出された。
理論に束縛されるものではないが、この優先的な移行方向によって、芳香剤又は臭気制御組成物とPFAとの間の重なりが小さいか、又はない、本発明による物品が、保管時間にわたってPFAの保存改善を示す理由を説明できると考えられる。
また意外にも、吸収性物品が、吸収性ゲル材料(AGM)などの超吸収性材料を含む吸収性層を含むとき、芳香剤又は臭気制御組成物からバックシートへの構成成分の移行が更に低減することも見出された。理論に束縛されるものではないが、これは、AGMによってエステルが少なくとも部分的に吸収されるという事実によるものと考えられる。
本発明は更に、生理用ナプキン、失禁パッド、及びパンティーライナーから選択される吸収性物品の製造方法も包含し、この物品は、身体に面する表面及び衣類に面する表面を有し、
トップシート層と、
バックシート層と、
任意に、トップシートとバックシートとの間に囲い込まれる1つ以上の中間層と、
バックシートの衣類に面する表面に適用される固定用接着剤と、を含み。
トップシート層と、
バックシート層と、
任意に、トップシートとバックシートとの間に囲い込まれる1つ以上の中間層と、
バックシートの衣類に面する表面に適用される固定用接着剤と、を含み。
この種の吸収性物品は通常、物品を構成するさまざまな層を、コンベヤーベルト上で組み合わせることによって製造される。本発明による方法は、製品製造ラインに沿って層が組み合わされるとき、液体芳香剤又は臭気制御組成物が、かかる吸収性物品の層上又は層内に液体形態で直接的に適用され、かかる固定用接着剤及びかかる液体芳香剤又は臭気制御組成物が、吸収性物品が平坦な形状であり、かつ物品の身体に面する表面及び衣類に面する表面に対して垂直方向に沿ってパターンを見るとき、重ならないパターンで適用される工程を含む。
図3は、本発明による代表的な生理用ナプキン10の概略図を示す。図3の図では、固定用接着剤のパターンと液体芳香剤又は臭気制御組成物のパターンは、上記のように、固定用接着剤のパターンが物品の衣類に面する側面上に適用される一方で、液体芳香剤又は臭気制御組成物のパターンが、物品を構成する他の層のうちの1つの表面上又は層内に適用される場合であっても、物品の衣類に面する側面上に投影されるように見られる。図3では、点付き領域は、固定用接着剤が均一に分布されている領域を示し、一方網掛け領域30は、液体芳香剤又は臭気制御組成物のパターンが均一に適用される領域を示す。図3の例では、2つのパターンが全く重なっていない。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40ミリメートル」として開示される寸法は、「約40ミリメートル」を意味するものである。
Claims (7)
- 生理用ナプキン、失禁パッド、及びパンティーライナーから選択される、身体に面する表面及び衣類に面する表面を有する吸収性物品であって、
トップシート層と、
バックシート層と、
任意に、前記トップシートと前記バックシートとの間に囲い込まれる1つ以上の中間層と、
前記バックシートの衣類に面する表面に適用される固定用接着剤と、
前記吸収性物品の層上又は層内に適用される液体芳香剤又は臭気制御組成物と、を含み、
前記固定用接着剤及び前記液体芳香剤又は臭気制御組成物が、前記吸収性物品が平坦な形状であり、かつ前記物品の前記身体に面する表面及び衣類に面する表面に対して垂直方向に沿ってパターンを見るとき、前記バックシートの全表面の3%を超えて重ならないパターンで適用される、吸収性物品。 - 前記固定用接着剤及び前記液体芳香剤又は臭気制御組成物が、前記吸収性物品が平坦な形状であり、かつ前記物品の前記身体に面する表面及び衣類に面する表面に対して垂直方向に沿ってパターンを見るとき、前記バックシートの全表面の1%を超えて重ならないパターンで適用される、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記固定用接着剤及び前記液体芳香剤又は臭気制御組成物が、前記吸収性物品が平坦な形状であり、かつ前記物品の前記身体に面する表面及び衣類に面する表面に対して垂直方向に沿ってパターンを見るとき、前記バックシートの全表面の0.1%を超えて重ならないパターンで適用される、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記固定用接着剤及び前記液体芳香剤又は臭気制御組成物が、前記吸収性物品が平坦な形状であり、かつ前記物品の前記身体に面する表面及び衣類に面する表面に対して垂直方向に沿ってパターンを見るとき、重ならないパターンで適用される、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記1つ以上の中間層を含み、前記1つ以上の中間層のうち少なくとも1つが、超吸収性材料を含む吸収性層である、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記芳香剤又は臭気制御組成物が、5〜50重量%の、メンチルアセテート、メンチルラクテート、メンチルプロピオネート、メンチルブチラート、シス−3−ヘキセニルアセテート、メチル−ジヒドロジャスモネート、メチルジャスモネート、ヘキシルイソブチラート、リナリルアセテート、ベンジルアセテート、フェニルエチルアセテートから選択される1つ以上のエステルと、5重量%未満の、上記に含まれない他のエステルと、を含む、請求項1に記載の吸収性物品。
- 生理用ナプキン、失禁パッド、及びパンティーライナーから選択される吸収性物品の製造方法であって、前記吸収性物品が、身体に面する表面及び衣類に面する表面を有し、
トップシート層と、
バックシート層と、
任意に、前記トップシートと前記バックシートとの間に囲い込まれる1つ以上の中間層と、
前記バックシートの衣類に面する表面に適用される固定用接着剤と、を含み、
前記方法が、パッド製品製造ラインに沿って、液体芳香剤又は臭気制御組成物が、前記吸収性物品の層上又は層内に液体形態で直接的に適用され、前記固定用接着剤及び前記液体芳香剤又は臭気制御組成物が、前記吸収性物品が平坦な形状であり、かつ前記物品の前記身体に面する表面及び衣類に面する表面に対して垂直方向に沿ってパターンを見るとき、前記バックシートの全表面の3%を超えて重ならないパターンで適用される工程を含む、方法。
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