JP2015224893A - 角速度センサ - Google Patents
角速度センサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015224893A JP2015224893A JP2014108191A JP2014108191A JP2015224893A JP 2015224893 A JP2015224893 A JP 2015224893A JP 2014108191 A JP2014108191 A JP 2014108191A JP 2014108191 A JP2014108191 A JP 2014108191A JP 2015224893 A JP2015224893 A JP 2015224893A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- electrode
- piezoelectric
- angular velocity
- velocity sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01C—MEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
- G01C19/00—Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
- G01C19/56—Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01C—MEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
- G01C19/00—Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
- G01C19/56—Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
- G01C19/5607—Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using vibrating tuning forks
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N—ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N30/00—Piezoelectric or electrostrictive devices
- H10N30/80—Constructional details
- H10N30/87—Electrodes or interconnections, e.g. leads or terminals
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Gyroscopes (AREA)
Abstract
【課題】ノイズの発生を抑制した圧電素子を用いた角速度センサを提供すること。
【解決手段】圧電素子は、圧電体膜6bと圧電体膜6bの一方の面に設けられた第1の電極膜6aと圧電体膜6bの他方の面に設けられた第2の電極膜6cとが積層構造をなし、第1の電極膜6aの外輪郭及び第2の電極膜6cの外輪郭は、圧電体膜6bの外輪郭より積層方向から見て外側に位置し、圧電体膜6bには有機樹脂膜6dが接触し、ノイズの発生が抑制される。
【選択図】図4
【解決手段】圧電素子は、圧電体膜6bと圧電体膜6bの一方の面に設けられた第1の電極膜6aと圧電体膜6bの他方の面に設けられた第2の電極膜6cとが積層構造をなし、第1の電極膜6aの外輪郭及び第2の電極膜6cの外輪郭は、圧電体膜6bの外輪郭より積層方向から見て外側に位置し、圧電体膜6bには有機樹脂膜6dが接触し、ノイズの発生が抑制される。
【選択図】図4
Description
本発明は、圧電素子を用いた角速度センサに関するものである。
一般に、車両などの移動体の姿勢制御に用いられる角速度センサには、アルファベットのH型形状のもの、さらには柱状の形状のもの、音叉形状のものなど様々な形状のものが知られている。
これらの角速度センサは、基部と駆動電極部と検出電極部から構成されている。基部の上面には外部への入出力取り出し用の電極部が設けられている。入出力取り出し用の電極部は、駆動電極部、検出電極部のそれぞれと電極配線や電極パッドにより接続されている。各電極部は、圧電体膜を有する圧電素子が備えられている。圧電素子の上部電極と下部電極に挟まれた圧電体膜は圧電特性を有するものであり、電圧を印加すると歪みを生じ、また機械的に歪みを生じさせると電位を生じるものである。この性質を利用して角速度センサの駆動電極部を励振させる。このような角速度センサに角速度が加わると、コリオリの力により駆動電極部が歪まされ、これにより検出電極部に電位が生じる。この電位を検知することによって、角速度センサに与えられた角速度を検出することができる。なお、角速度センサは、台座等に実装された後、ワイヤーボンディング等により外部回路と接続され、処理回路であるICとともにパッケージされて角速度センサとなる。
このような角速度センサに用いられる圧電素子として、例えば特許文献1では、第1電極(下部電極)が設けられた圧電体の第1面(下面)を、第2電極(上部電極)が設けられた圧電体の第2面(上面)を第1面(下面)に投影した輪郭よりも外側に輪郭を有する形状とし、第1電極(下部電極)が第1面(下面)の輪郭と同じか大きい形状とし、第2電極(上部電極)が第2面(上面)の輪郭と同じか小さい形状とすることで、圧電素子の共振性能を低下させることなく、電極間のショートを効果的に防止する圧電素子が提案されている。
上下の電極の設計は、短絡防止あるいは密着性の観点から、圧電体の輪郭と同じか小さい形状とすることが提案されてきた。しかし、本発明者らの検討によれば、従来技術の設計を実施しても、変位を示す信号にノイズが重畳されることが分かった。
本発明者らの検討によれば、上下の電極もまた振動子として機能する場合がある。振動子としての電極は、上述の駆動電極部とは異なるモードで振動する場合がある。その結果、コリオリの力による駆動電極部の歪みとは異なる変形が圧電体膜に加えられる。この結果、圧電体膜は検出目的以外の振動に起因する電気信号を発し、それがノイズの原因となると考えられる。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、ノイズの発生を抑制した圧電素子を用いた角速度センサを提供することを目的とする。
本発明者らの検討によれば、上下の電極もまた振動子として機能する場合がある。振動子としての電極は、上述の駆動電極部とは異なるモードで振動する場合がある。その結果、コリオリの力による駆動電極部の歪みとは異なる変形が圧電体膜に加えられる。この結果、圧電体膜は検出目的以外の振動に起因する電気信号を発し、それがノイズの原因となると考えられる。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、ノイズの発生を抑制した圧電素子を用いた角速度センサを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明に係る角速度センサは、圧電素子が固定された駆動腕を有する角速度センサであって、前記圧電素子は、圧電体膜と、前記圧電体膜の一方の面側に設けられた第1の電極膜と、前記圧電体膜の他方の面側に設けられた第2の電極膜と、を備え、前記駆動腕の長手方向及び前記圧電体膜の厚み方向の双方に垂直な方向を、幅方向とした場合、前記第1の電極膜の幅方向の寸法La、前記第2の電極膜の幅方向の寸法Lc、前記圧電体膜の幅方向の寸法Lbは、以下の関係を満たすことを特徴とする。
(1)Lc×0.95≦La≦Lc×1.05
(2)Lb<La
(3)Lb<Lc
(1)Lc×0.95≦La≦Lc×1.05
(2)Lb<La
(3)Lb<Lc
この角速度センサによれば、LaとLcが略等しいので、圧電素子が調和した振動を行い、また、LbがLa及びLcよりも小さいので、電極を介して圧電体膜に確実且つ均一に電圧が印加されるため、圧電素子の振動に起因して検出信号に混入するノイズを抑制することができる。なお、検出信号は、駆動腕に設けられた上記の圧電素子から取り出すこともできるし、駆動腕に機械的に結合した検出腕に設けられた圧電素子から取り出すことも可能である。
また、本発明に係る角速度センサは、前記圧電素子が、少なくとも、(1)前記圧電体膜の長手方向及び厚み方向の双方を含む平面に沿った側面、(2)前記圧電体膜よりも幅方向の外側に位置する前記第2の電極膜の表面領域であって、前記第1の電極膜に対向する領域、及び、(3)前記圧電体膜よりも幅方向の外側に位置する前記第1の電極膜の表面領域であって、前記第2の電極膜に対向する領域に接するように設けられた有機樹脂膜をさらに備えていることを特徴とする。
この角速度センサによれば、圧電素子が有機樹脂膜で被覆されていることにより、側方に突出した電極膜の部分の振動が抑制され、振動が安定することになる。したがって、検出信号にノイズが含まれるのを抑制することができる。
本発明によれば、ノイズの発生を抑制した圧電素子及びそれを用いた角速度センサを提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る角速度センサ1の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る角速度センサを示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る角速度センサを示す上面図である(圧電素子は上部の電極膜6c以外を省略して示す)。
角速度センサ1は、図1及び図2に示されるように、基部5と、基部5から一定の方向に平行に延びる一対の駆動腕3,3と、一対の駆動腕3,3の延在方向とは異なる方向に平行に延びる一対の検出腕3A,3Aを備えている。これら基部5、一対の駆動腕3、3、一対の検出腕3A,3Aはシリコン(Si)からなる基板2にエッチング加工を施して一体的に形成される。
駆動腕3,3は、基部5にその一端が連結され、図示Y方向(長手方向)に延在する片持ち梁からなる。すなわち、本実施形態では、2本の駆動腕3,3が基部5に連結され、略並行に配置されている。このように各駆動腕3,3は、その一端のみが基部5に連結され、他端が自由端となっている。駆動腕3,3は、自由端となっている端部を図示X方向に振動させることが可能となっている。各駆動腕3,3は、その腕上に圧電素子6が形成されており、圧電素子6は圧電体膜を電極膜で挟んでなる駆動電極部を有しており、これは駆動電極として機能する。
検出腕3A,3Aは、基部5にその一端が連結され、図示Y方向に延在する片持ち梁からなる。すなわち、本実施形態では、2本の検出腕3Aが基部5に連結され、略並行に配置されている。このように各検出腕3A,3Aは、その一端のみが基部5に連結され、他端が自由端となっている。検出腕3A,3Aは、自由端となっている端部を図示Z方向に振動させることが可能となっている。各検出腕3A,3Aは、その腕上に圧電素子6Aが形成されており、圧電素子6Aは圧電体膜を電極膜で挟んでなる検出電極部を有しており、この検出電極部が検出電極として機能する。ここで、駆動腕3,3と検出腕3A,3Aは、基部5を挟んで反対方向に延びている。つまり、本実施形態における角速度センサ1は、いわゆるH型形状を呈している。なお、圧電素子6のY方向長は、駆動腕3のY方向長の30%以上60%以下であることが好ましい。この場合、容量成分を必要最低限にするためS/N比が向上するという効果がある。圧電素子6AのY方向長は、検出腕3AのY方向長の30%以上60%以下であることが好ましい。この場合、容量成分を必要最低限にするためS/N比が向上するという効果がある。
基部5は、角速度センサ1の中央に位置し、略矩形形状を呈している。基部5は、一方の主面上に入出力信号取り出し用の基部電極部15を有しており、他方の主面がパッケージ(図示しない)と接続される固着部となる。
基部電極部15は、上部電極用パッド部8、8Aと下部電極用パッド部14を有する。本実施形態では、4つの上部電極用パッド部8,8,8A,8Aと1つの下部電極用パッド部14から構成されている。
上部電極用パッド部8,8は、基部5の一方の主面上であって、駆動腕3,3との連結部分近傍に設けられ、配線W(図2参照)を介して駆動電極部に電気的に接続されている。より具体的には、上部電極用パッド部8、8は、駆動電極部を構成する圧電素子6の第2の電極膜6c(図3参照)に電気的に接続されている。上部電極用パッド部8A,8Aは、基部5の一方の主面上であって、検出腕3A,3Aとの連結部分近傍に設けられ、配線Wを介して検出電極部に電気的に接続されている。より具体的には、上部電極用パッド部8A、8Aは、検出電極部を構成する圧電素子6Aの第2の電極膜6c(図3参照)に電気的に接続されている。また、上部電極用パッド部8、8Aは、外部の電気回路(図示しない)にも接続されている。この外部の電気回路との接続方法としては、例えばワイヤーボンディングにより接続する方法が挙げられる。
下部電極用パッド部14は、基部5の略中央に設けられている。下部電極用パッド部14は、駆動電極部及び検出電極部にそれぞれ電気的に接続されている。より具体的には、下部電極用パッド部14は、駆動電極部及び検出電極部を構成する圧電素子6、6Aの第1の電極膜6a(図3参照)に電気的に接続されている。また、下部電極用パッド部14は、外部の電気回路(図示しない)にも接続されている。この外部の電気回路との接続方法としては、例えばワイヤーボンディングにより接続する方法が挙げられる。
ここで、角速度センサ1が角速度を検出するメカニズムについて説明する。基部電極部15を介して2本の駆動腕3、3の駆動電極部を構成する圧電素子6に交流電圧を印加して、駆動電極部を有する2本の駆動腕3、3を励振させる。このとき、2本の駆動腕3、3のそれぞれの駆動電極部を構成する圧電素子6に印加する電圧の位相を180°ずらすことによって2本の駆動腕3、3が図示X方向(駆動振動方向)に開閉するように振動することとなる。すなわち、一方の駆動腕3が一方に傾いているときには、他方の駆動腕3を反対方向へ傾けるような振動の状態とする。このような振動を行っているときに角速度センサ1を駆動腕3、3の延在方向に平行な軸周りに角速度運動をさせると、コリオリの力により駆動腕3、3が上下方向に歪まされ、図示Z方向(検出振動方向)の振動が発生する。この振動が基部5を介して検出腕3A,3Aに伝達すると、検出腕3A,3Aにも図示Z方向(検出振動方向)の振動が発生する。この振動により、検出電極部を構成する圧電素子6Aに電位が生じ、この電位を検出信号として基部電極部15を介して検知することで、角速度センサ1に与えられた角速度を検出することができる。
続いて、図3を参照して、本実施形態に係る角速度センサ1の駆動電極部及び検出電極部を構成する圧電素子6の構成について詳細に説明する。図3は、図1におけるA−A線に沿う角速度センサ1の構成を示す模式切断図である。駆動腕3及び検出腕3Aの構造は同一であるため、図3では駆動腕の構造のみを説明する。
圧電素子6は、第1の電極膜6a、圧電体膜6b、第2の電極膜6c、有機樹脂膜6dを有する。具体的には、基板2の上に第1の電極膜6a、圧電体膜6b、第2の電極膜6cがこの順で積層構造をなしている。すなわち、第1の電極膜6aが下部電極に相当し、第2の電極膜6cが上部電極に相当する。
圧電体膜6bは、第1の電極膜6a上に成膜されている。この圧電体膜6bは、例えば一般式ABO3で表されるペロブスカイト型複合酸化物である。ここで、Aとして、カルシウム(Ca)、バリウム(Ba)、ストロンチウム(Sr)、鉛(Pb)、カリウム(K)、ナトリウム(Na)、リチウム(Li)、ランタン(La)及びカドミウム(Cd)から選ばれた少なくとも1種を含むと好ましく、Bとして、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、タンタル(Ta)及びニオブ(Nb)から選ばれた少なくとも1種を含むと好ましい。具体的には、圧電体膜6bの材質として、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、マグネシウムニオブ酸鉛−PZT系(PMN−PZT)、ニッケルニオブ酸鉛−PZT系(PMN−PZT)、マグネシウムニオブ酸鉛−PT系(PMN−PT)、又はニッケルニオブ酸鉛−PT系(PMN−PT)などが好適である。これらの中では、優れた圧電特性を示すチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)が好ましい。圧電体膜として、KNN(カリウム・ニオブ・ナトリウム)などを用いることもできる。
第1の電極膜6aは、基板2上に成膜されている。すなわち、基板2と圧電体膜6bの一方の面との間に設けられている。この第1の電極膜6aの外輪郭は、圧電体膜6bの外輪郭より積層方向から見て外側に位置している。第1の電極膜6aの材質としては、圧電体膜6bの結晶配向制御等に適した導電性材質であればよく、特に限定されるものではないが、例えば白金(Pt)、イリジウム(Ir)、パラジウム(Pd)などが好適である。その他、金(Au)、銅(Cu)、チタン(Ti)等が挙げられ、またそれらを組み合わせて積層しても良い。
第2の電極膜6cは、圧電体膜6b上に成膜されている。すなわち、圧電体膜6bの他方の面に設けられている。この第2の電極膜6cの外輪郭は、圧電体膜6bの外輪郭より積層方向から見て外側に位置している。第2の電極膜6cの材質としては、圧電体膜6bの結晶配向制御等に適した導電性材質であればよく、特に限定されるものではないが、例えば白金(Pt)、金(Au)、アルミニウム合金などが好適である。その他、銅(Cu)、チタン(Ti)等が挙げられ、またそれらを組み合わせて積層しても良い。なお、これら第1の電極膜6a、圧電体膜6b、第2の電極膜6cの各膜は、真空蒸着法やスパッタリング法によって形成することができる。
有機樹脂膜6dは、圧電体膜6bの側面及び第1の電極膜6aと第2の電極膜6cの積層方向に対向する面であって圧電体膜6bの外輪郭より外側に位置する表面を覆うように設けられている。具体的には、有機樹脂膜6dは、第1の電極膜6aの側面全体及び上面(第2の電極膜6cとの対向面)の一部と圧電体膜6bの側面全体と第2の電極膜6cの下面(第1の電極膜6aとの対向面)の一部を覆っている。すなわち、第2の電極膜6cの側面及び上面(第1の電極膜6aとの対向面と反対側の面)は有機樹脂膜6dによって覆われていないこととなる。このように有機樹脂膜6dが第2の電極膜6cの上面を覆っていないことから、圧電素子6の厚みが大きくなることが抑制される。その結果、圧電素子6の厚みが大きくなることによって、角速度センサ1の駆動腕3、3および検出腕3A,3Aの検出振動方向の剛性が大きくなり、検出振動レベルが低下してセンサとしての感度が低下することを防止することができる。有機樹脂膜6dの材質としては、絶縁保護部材として用いられる材料であれば特に限定されるものではないが、例えばポリイミド樹脂等が挙げられる。この有機樹脂膜6dはスピンコート法によって形成することができる。
次に、上述した構成を備える角速度センサ1の製造方法について説明する。
まず、シリコンからなる円盤状のウェハである基板2を準備する。続いて、基板2の上に2つの駆動電極部を構成する圧電素子6と2つの検出電極部を構成する圧電素子6Aを形成する。各圧電素子は、例えば基板2の上に白金(Pt)からなる導電膜を真空蒸着法やスパッタにより所望の膜厚で成膜することにより下部電極に相当する第1の電極膜6aが形成され、この第1の電極膜6aの上にチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなる圧電体膜6bをスパッタにより所望の膜厚で成膜され、さらにこの圧電体膜6bの上に白金(Pt)からなる導電膜をスパッタにより所望の膜厚で成膜することにより上部電極に相当する第2の電極膜6cが形成される。
続いて、成膜された各薄膜をフォトリソグラフィー、エッチングにより所望の駆動電極部及び検出電極部のパターン形状に加工する。ここで、各圧電素子6は、第1の電極膜6aの外輪郭及び第2の電極膜6cの外輪郭が圧電体膜16の外輪郭より積層方向から見て外側に位置するように形成する。また、有機樹脂膜6dとなるポリイミド樹脂をスピンコート法により塗布して形成される。この有機樹脂膜6dは、圧電体膜6bの側面及び第1の電極膜6aと第2の電極膜6cの積層方向に対向する面であって圧電体膜6bの外輪郭より外側に位置する表面を覆うように形成される。
続いて、各薄膜が成膜され、パターン形状に加工された基板2をシリコンエッチング及びダイシングにて素子形状に個片化する。こうして、角速度センサ1が得られる。
以上のように、本実施形態に係る角速度センサ1は、角速度センサ1の駆動電極部及び検出電極部を構成する圧電素子6,6Aの第1の電極膜6aの外輪郭及び第2の電極膜6cの外輪郭が圧電体膜6bの外輪郭より積層方向から見て外側に位置している。このため、抵抗率が低下し消費電力を低減させることができる。ここで、電極膜の抵抗率を下げる方法として電極膜の厚みを大きくすることが考えられる。しかしながら、電極膜の厚みを大きくすると圧電素子6の厚みも大きくなることから、角速度センサの駆動腕および検出腕の検出振動方向の剛性が大きくなり、検出振動レベルが低下してセンサとしての感度が低下してしまうという観点から好ましくない。一方、本実施形態に係る角速度センサ1では、圧電素子6の第1の電極膜6aの外輪郭及び第2の電極膜6cの外輪郭が圧電体膜6bの外輪郭より積層方向から見て外側に位置する構造により電極膜の抵抗率を下げているため、センサとしての感度の低下を防止することができる。
また、本実施形態に係る角速度センサ1は、圧電体膜6bの側面及び第1の電極膜6aと第2の電極膜6cの積層方向に対向する面であって圧電体膜6bの外輪郭より外側に位置する表面を覆うように設けられた有機樹脂膜6dをさらに備えている。この場合、第2の電極膜6cが圧電体膜6bと有機樹脂膜6dの双方に接することとなり、第2の電極膜6cの密着面積が拡がることから、圧電体膜6bとの剥がれを防止することができる。
圧電素子6(6A)の構造について、図4を参照して、更に説明する。上述の角速度センサは、圧電素子が固定された駆動腕及び検出腕を有している。これらの圧電素子は、圧電体膜6bと、圧電体膜6bの一方の面側に設けられた第1の電極膜6aと、圧電体膜6bの他方の面側に設けられた第2の電極膜6cを備え、駆動腕の長手方向(Y)及び圧電体膜6bの厚み方向(Z)の双方に垂直な方向(X)を、幅方向とする。第1の電極膜6aの幅方向の寸法La、第2の電極膜6cの幅方向の寸法Lc、圧電体膜6bの幅方向の寸法Lbは、以下の関係を有している。
(1)Lc×0.95≦La≦Lc×1.05
(2)Lb<La
(3)Lb<Lc
(1)Lc×0.95≦La≦Lc×1.05
(2)Lb<La
(3)Lb<Lc
この角速度センサによれば、LaとLcが略等しい(誤差5%とする)ので、圧電素子が調和した振動を行い、また、LbがLa及びLcよりも小さいので、電極を介して圧電体膜に確実且つ均一に電圧が印加されるため、圧電素子の振動に起因して検出信号に混入するノイズを抑制することができる。なお、検出信号は、駆動腕に設けられた上記の圧電素子から取り出すこともできるし、駆動腕に機械的に結合した検出腕に設けられた圧電素子から取り出すことも可能である。
また、上記圧電素子の有機樹脂膜6dは、少なくとも、(1)圧電体膜6bの長手方向(Y)及び厚み方向(Z)の双方を含む平面に沿った側面、(2)圧電体膜6bよりも幅方向の外側に位置する第2の電極膜6cの表面領域であって、第1の電極膜6aに対向する領域Rc、及び、(3)圧電体膜6bよりも幅方向の外側に位置する第1の電極膜6aの表面領域であって、第2の電極膜6cに対向する領域Raに接するように設けられている。
この角速度センサによれば、圧電素子が有機樹脂膜6dで被覆されていることにより、側方に突出した電極膜の部分の振動が抑制され、振動が安定することになる。したがって、検出信号にノイズが含まれるのを抑制することができる。
以上、説明したように、上記圧電素子は、圧電体膜と、圧電体膜の一方の面側に設けられた第1の電極膜と、圧電体膜の他方の面側に設けられた第2の電極膜とを有し、第1の電極膜の外輪郭及び第2の電極膜の外輪郭は、圧電体膜を介した投影面が略同一となるよう積層されていることを特徴とする。本発明の圧電素子によれば、略同一形状の2以上の電極膜により圧電体膜を挟み込む形態となる。電極膜が同一の形状であれば、形状の際に起因する振動のゆがみが抑制される。したがって駆動電極部の振動に対して電極膜に起因する異常振動が重畳することがなくなり、駆動電極部の振動のみに起因する変形が圧電体膜に加えられる。この結果、電極膜に起因するノイズは抑制され、角速度の正確な測定が可能となる。
また、上述の圧電素子の第1の電極膜及び第2の電極膜の外輪郭が、圧電体膜の外輪郭より積層方向から見て外側に位置することが好ましい。上述の圧電素子において第1及び第2の電極膜の外輪郭が圧電体膜の外輪郭より大きいため、駆動電極部(6a〜6cからなる積層体)の振動は第1及び第2の電極膜を介し電極膜の異常振動を含むことなく圧電体膜の前面に加えられる。このため、ノイズの抑制効果という観点からはさらに好ましい。
上述の圧電素子は、圧電体膜の側面及び第1の電極膜と第2の電極膜の積層方向に対向する面であって圧電体膜の外輪郭より外側に位置する表面を覆うように設けられた有機樹脂膜(絶縁膜)をさらに備えていることが好ましい。この場合、第1及び第2の電極膜に駆動電極部以外から印加される振動を抑制することができるため、ノイズの抑制効果という観点からはさらに好ましい。
上述の角速度センサは、上記圧電素子を含んでおり、ノイズの発生を抑制した角速度センサを得ることができる。
なお、上記の角速度センサを作製した。
各実施例の実験条件は、以下の通りである。
(実施例1)
まず、シリコンからなる素子基板上にバッファ層として厚さ約15nmの酸化ジルコニウム膜、シード層として厚さ約40nmの酸化イットリウム膜、下部電極層として厚さ約50nmの白金膜を約1000℃に基板加熱を行いながら真空蒸着法にて成膜した。このようにすることで、白金膜は(100)面に優先配向した膜となる。さらに、下部電極層の厚みを確保するため、スパッタ法にて厚さ約150nmの白金膜を成膜した後、連続して圧電層として厚さ約2000nmのチタン酸ジルコン酸鉛(以下PZTと記す)膜を同様にスパッタ法にて成膜した。このときの基板加熱温度は約700℃で行い、PZT膜は(001)に優先配向した膜となる。
(実施例1)
まず、シリコンからなる素子基板上にバッファ層として厚さ約15nmの酸化ジルコニウム膜、シード層として厚さ約40nmの酸化イットリウム膜、下部電極層として厚さ約50nmの白金膜を約1000℃に基板加熱を行いながら真空蒸着法にて成膜した。このようにすることで、白金膜は(100)面に優先配向した膜となる。さらに、下部電極層の厚みを確保するため、スパッタ法にて厚さ約150nmの白金膜を成膜した後、連続して圧電層として厚さ約2000nmのチタン酸ジルコン酸鉛(以下PZTと記す)膜を同様にスパッタ法にて成膜した。このときの基板加熱温度は約700℃で行い、PZT膜は(001)に優先配向した膜となる。
次に、感光性のフォトレジストを全面に塗布し乾燥した後、圧電層のパターン形状に形成したフォトマスク越しにフォトレジストを露光、現像し、フォトレジストのマスクパターンを形成した。そして、ドライエッチングにより圧電層のパターニングを行った。パターニングを圧電層がドライエッチングされる深さまで行った後、フォトレジストを剥離した。次に、感光性のフォトレジストを全面に塗布し乾燥した後、下部電極層のパターン形状に形成したフォトマスク越しにフォトレジストを露光、現像し、フォトレジストのマスクパターンを形成した。そして、ドライエッチングにより下部電極層からシード層までのパターニングを行った。パターニングをシード層がドライエッチングされる深さまで行った後、フォトレジストを剥離した。次に、感光性のフォトレジストを全面に塗布し乾燥した後、上部電極層のパターン形状に形成したフォトマスク越しにフォトレジストを露光、現像し、フォトレジストのマスクパターンを形成した。そして、密着層として厚さ約10nmのクロム膜、上部電極層2Eとして厚さ約200nmの金膜を無加熱のスパッタ法により全面に成膜した後、リフトオフ法にてフォトレジスト部分を剥離した。得られた圧電部を各層の平面サイズを測長顕微鏡で測定したところ、上部電極層が150.5×552μm、圧電層が150×550μm、下部電極層が152×552μmであった。
圧電部を形成した後、素子基板の厚み調整を行った。厚み調整では、素子基板の圧電部が形成された面と反対の面を研削し、素子基板を150μmの厚みとした。厚み調整の後、回路パターンを形成して角速度センサを得た。
(実施例2)
パターニング工程において、上部電極層を152×552μm、圧電層を150×550μm、下部電極層を152×552μmとした以外は、実施例1と同様の方法で角速度センサを得た。
パターニング工程において、上部電極層を152×552μm、圧電層を150×550μm、下部電極層を152×552μmとした以外は、実施例1と同様の方法で角速度センサを得た。
(実施例3)
パターニング工程において、ドライエッチングにて下部電極層を形成した後、有機樹脂膜6dとなる感光性ポリイミド樹脂を全面に塗布し乾燥した後、所望のパターン形状に形成したフォトマスク越しにポリイミドを露光、現像し、ポリイミドを形成した以外は、実施例2と同様の方法で角速度センサを得た。
パターニング工程において、ドライエッチングにて下部電極層を形成した後、有機樹脂膜6dとなる感光性ポリイミド樹脂を全面に塗布し乾燥した後、所望のパターン形状に形成したフォトマスク越しにポリイミドを露光、現像し、ポリイミドを形成した以外は、実施例2と同様の方法で角速度センサを得た。
(比較例)
上部電極層を148×548μm、圧電層を150×550μm、下部電極層を152×552μmとした以外は、実施例1と同様の方法で角速度センサを得た。
上部電極層を148×548μm、圧電層を150×550μm、下部電極層を152×552μmとした以外は、実施例1と同様の方法で角速度センサを得た。
(S/N比の評価)
実施例及び比較例の振動ジャイロ素子のS/N比を測定した。ここで、S/N比とは信号S(Signal)とノイズN(Noise)との比であり、振動ジャイロ素子が回転したときに検出電極に発生する角速度信号Sと、振動ジャイロ素子が回転していないときに、主に駆動腕の振動が検出腕に伝達して検出電極に発生するノイズNとの比のことを言う。振動ジャイロ素子のS/N比の測定は次のようにして行った。まず、振動ジャイロ素子の駆動腕を自励発信回路により振動させる。駆動腕の振動が基部を介して検出腕に伝達し、検出電極にノイズ電圧が発生する。このノイズ電圧を、検出回路を介してマルチメーターによって検出した。次に、図1における図示Y軸周りの回転運動をターンテーブル(図示しない)により評価ボード200に固定された振動ジャイロ素子に与えた。そうすると駆動腕にコリオリ力による図1における図示Z軸方向に発生する振動が基部を介して検出腕に伝達される。そして、検出腕に図示Z軸方向の振動が発生するので検出電極を介して角速度信号をマルチメーターによって検出した。この検出した角速度信号SとノイズNの比であるS/N比を記録しプロットした結果を図5に示す。なお、S/N比の評価については、実施例に係る製造方法で作製した振動ジャイロ素子と比較例に係る製造方法で作製した振動ジャイロ素子をそれぞれ2つ用意した。また、比較例に係る製造方法で作製した振動ジャイロ素子は、チッピング抑制のため振動部を含めた素子の断面をボッシュ法によるエッチング加工をした際に台形になる条件で行った。
実施例及び比較例の振動ジャイロ素子のS/N比を測定した。ここで、S/N比とは信号S(Signal)とノイズN(Noise)との比であり、振動ジャイロ素子が回転したときに検出電極に発生する角速度信号Sと、振動ジャイロ素子が回転していないときに、主に駆動腕の振動が検出腕に伝達して検出電極に発生するノイズNとの比のことを言う。振動ジャイロ素子のS/N比の測定は次のようにして行った。まず、振動ジャイロ素子の駆動腕を自励発信回路により振動させる。駆動腕の振動が基部を介して検出腕に伝達し、検出電極にノイズ電圧が発生する。このノイズ電圧を、検出回路を介してマルチメーターによって検出した。次に、図1における図示Y軸周りの回転運動をターンテーブル(図示しない)により評価ボード200に固定された振動ジャイロ素子に与えた。そうすると駆動腕にコリオリ力による図1における図示Z軸方向に発生する振動が基部を介して検出腕に伝達される。そして、検出腕に図示Z軸方向の振動が発生するので検出電極を介して角速度信号をマルチメーターによって検出した。この検出した角速度信号SとノイズNの比であるS/N比を記録しプロットした結果を図5に示す。なお、S/N比の評価については、実施例に係る製造方法で作製した振動ジャイロ素子と比較例に係る製造方法で作製した振動ジャイロ素子をそれぞれ2つ用意した。また、比較例に係る製造方法で作製した振動ジャイロ素子は、チッピング抑制のため振動部を含めた素子の断面をボッシュ法によるエッチング加工をした際に台形になる条件で行った。
(S/N比の評価結果)
比較例のS/N比は1.5×10−3、実施例1のS/N比は2.0×10−3、実施例2のS/N比は2.3×10−3、実施例3のS/N比は2.5×10−3であった。実施例1、実施例2、実施例3のS/N比は、比較例と比較して優れており、検出信号のS/N比が改善した。
比較例のS/N比は1.5×10−3、実施例1のS/N比は2.0×10−3、実施例2のS/N比は2.3×10−3、実施例3のS/N比は2.5×10−3であった。実施例1、実施例2、実施例3のS/N比は、比較例と比較して優れており、検出信号のS/N比が改善した。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。また上述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに上述した構成要素は適宜組み合わせることができる。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
例えば、本実施形態において、角速度センサ1はH型形状のものを説明したがこれに限られず、柱状の形状のもの、音叉形状のもの等様々な形状の角速度センサに適用可能である。いずれの形状の角速度センサであっても、駆動電極部及び検出電極部が本実施形態に係る圧電素子6、6Aの構成を備えていればノイズの発生を抑制させることができる。
本発明に係る圧電素子を有する角速度センサは、自動車、カーナビゲーション、手ぶれ防止カメラ等の物質の回転による角速度を検出する用途に利用できる。
1…角速度センサ、2…基板、3…駆動腕、3A…検出腕、5…基部、6…圧電素子、15…基部電極部、W…配線、6a…第1の電極膜(下部電極)、6b…圧電体膜、6c…第2の電極膜(上部電極)、6d…有機樹脂膜。
Claims (2)
- 圧電素子が固定された駆動腕を有する角速度センサであって、
前記圧電素子は、
圧電体膜と、
前記圧電体膜の一方の面側に設けられた第1の電極膜と、
前記圧電体膜の他方の面側に設けられた第2の電極膜と、
を備え、
前記駆動腕の長手方向及び前記圧電体膜の厚み方向の双方に垂直な方向を、幅方向とした場合、
前記第1の電極膜の幅方向の寸法La、前記第2の電極膜の幅方向の寸法Lc、前記圧電体膜の幅方向の寸法Lbは、
以下の関係:
Lc×0.95≦La≦Lc×1.05、
Lb<La、
Lb<Lc、
を満たすことを特徴とする角速度センサ。 - 前記圧電素子は、
少なくとも、
前記圧電体膜の長手方向及び厚み方向の双方を含む平面に沿った側面、
前記圧電体膜よりも幅方向の外側に位置する前記第2の電極膜の表面領域であって、前記第1の電極膜に対向する領域、及び、
前記圧電体膜よりも幅方向の外側に位置する前記第1の電極膜の表面領域であって、前記第2の電極膜に対向する領域、
に接するように設けられた有機樹脂膜をさらに備えている、
ことを特徴とする請求項1に記載の角速度センサ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014108191A JP2015224893A (ja) | 2014-05-26 | 2014-05-26 | 角速度センサ |
US14/718,645 US9231182B2 (en) | 2014-05-26 | 2015-05-21 | Angular velocity sensor |
EP15168941.1A EP2978033A1 (en) | 2014-05-26 | 2015-05-22 | Angular velocity sensor |
CN201510274848.8A CN105318866A (zh) | 2014-05-26 | 2015-05-26 | 角速度传感器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014108191A JP2015224893A (ja) | 2014-05-26 | 2014-05-26 | 角速度センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015224893A true JP2015224893A (ja) | 2015-12-14 |
Family
ID=53191567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014108191A Pending JP2015224893A (ja) | 2014-05-26 | 2014-05-26 | 角速度センサ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9231182B2 (ja) |
EP (1) | EP2978033A1 (ja) |
JP (1) | JP2015224893A (ja) |
CN (1) | CN105318866A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7073876B2 (ja) * | 2018-04-16 | 2022-05-24 | 株式会社デンソー | 半導体装置およびその製造方法 |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100338435C (zh) * | 2002-06-10 | 2007-09-19 | 松下电器产业株式会社 | 角速度传感器 |
WO2004015370A1 (ja) * | 2002-08-07 | 2004-02-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 角速度センサ |
US7064401B2 (en) * | 2003-03-06 | 2006-06-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Thin film piezoelectric element, method of manufacturing the same, and actuator |
JP4529444B2 (ja) * | 2004-01-13 | 2010-08-25 | パナソニック株式会社 | 角速度センサ |
JP4599848B2 (ja) * | 2004-02-18 | 2010-12-15 | パナソニック株式会社 | 角速度センサ |
JP2005249646A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 角速度センサ用音叉型振動子、この振動子を用いた角速度センサ及びこの角速度センサを用いた自動車 |
TW200610266A (en) * | 2004-06-03 | 2006-03-16 | Sony Corp | Thin film bulk acoustic resonator and method of manufacturing the same |
JP4631329B2 (ja) * | 2004-07-01 | 2011-02-16 | パナソニック株式会社 | 角速度センサ及びその製造方法 |
JP2006023186A (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 角速度センサおよびその製造方法 |
KR101153690B1 (ko) * | 2006-02-20 | 2012-06-18 | 삼성전기주식회사 | 잉크젯 헤드의 압전 액츄에이터 및 그 형성 방법 |
JP4252584B2 (ja) * | 2006-04-28 | 2009-04-08 | 富士通メディアデバイス株式会社 | 圧電薄膜共振器およびフィルタ |
JP4333883B2 (ja) * | 2007-01-24 | 2009-09-16 | ヤマハ株式会社 | モーションセンサ及びその製造方法 |
EP2144309B1 (en) * | 2007-04-24 | 2014-06-04 | Panasonic Corporation | Piezoelectric device and its manufacturing method |
US8201450B2 (en) * | 2007-09-13 | 2012-06-19 | Panasonic Corporation | Angular velocity sensor |
TWI508282B (zh) * | 2008-08-08 | 2015-11-11 | Semiconductor Energy Lab | 半導體裝置及其製造方法 |
JP5453791B2 (ja) | 2008-12-05 | 2014-03-26 | ヤマハ株式会社 | 圧電体素子及びその製造方法、並びに該圧電体素子を用いた角速度センサ |
JP2010238856A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Tdk Corp | 圧電体素子及びジャイロセンサ |
WO2013032003A1 (ja) * | 2011-09-02 | 2013-03-07 | 北陸電気工業株式会社 | 角速度センサ |
WO2013183594A1 (ja) * | 2012-06-05 | 2013-12-12 | 三井化学株式会社 | 圧電デバイス、および圧電デバイスの製造方法 |
-
2014
- 2014-05-26 JP JP2014108191A patent/JP2015224893A/ja active Pending
-
2015
- 2015-05-21 US US14/718,645 patent/US9231182B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2015-05-22 EP EP15168941.1A patent/EP2978033A1/en not_active Withdrawn
- 2015-05-26 CN CN201510274848.8A patent/CN105318866A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20150340588A1 (en) | 2015-11-26 |
US9231182B2 (en) | 2016-01-05 |
EP2978033A1 (en) | 2016-01-27 |
CN105318866A (zh) | 2016-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5682267B2 (ja) | 角速度センサ | |
JP3829861B2 (ja) | 角速度センサ | |
US9337803B2 (en) | Piezoelectric device and electronic apparatus | |
US7913560B2 (en) | Angular rate sensor and electronic device | |
JP2007285879A (ja) | 角速度センサおよびその製造方法 | |
US7954377B2 (en) | Acceleration sensor incorporating a piezoelectric device | |
JP4640459B2 (ja) | 角速度センサ | |
JP6572892B2 (ja) | ジャイロセンサおよび電子機器 | |
WO2008059781A1 (fr) | Composant électronique et son procédé de fabrication | |
JP2010071758A (ja) | 角速度センサ素子、角速度センサ及び電子機器 | |
JP2013245939A (ja) | 振動片、振動片の製造方法、角速度センサー、電子機器、移動体 | |
JP2008249490A (ja) | 角速度センサ素子および角速度センサ装置 | |
US7950282B2 (en) | Acceleration sensor incorporating a piezoelectric device | |
JP2015224893A (ja) | 角速度センサ | |
JP2014157095A (ja) | 圧電センサ及び角速度センサ | |
JP2008224628A (ja) | 角速度センサ及び電子機器 | |
JP5407250B2 (ja) | 角速度センサ素子、角速度センサ素子の製造方法、角速度センサ及び電子機器 | |
JP5903667B2 (ja) | 慣性力センサ | |
JP2013234873A (ja) | 振動片およびその製造方法並びにジャイロセンサーおよび電子機器および移動体 | |
JP2010181179A (ja) | 角速度検出装置 | |
JP2008003017A (ja) | 圧電単結晶振動子および圧電振動ジャイロ | |
JP2015224896A (ja) | 電子部品 | |
JP2014173871A (ja) | 圧電素子 | |
JP2014157063A (ja) | 複合センサ素子 | |
JP2000199048A (ja) | 酸化亜鉛膜を有する基板およびその製造方法 |