JP2015223807A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置が使用される国、地域における商用電源の公称電圧に対する変動の実情を示す情報を蓄積し、国、地域に適した電源装置の開発、設計に役立てる。
【解決手段】画像形成装置は、ゼロクロス信号生成部と、交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が下限値以下であるか否かを検知するための下限検知部と、交流電圧の半周期でのピーク時の電圧の絶対値が下限値以下であるとき第1アップダウンカウンタに1を加算させるとともに、下限値以下にならなかったとき1を減算させ、第1アップダウンカウンタの値が予め定められた下限基準値以上になったとき、情報の記録を行う交流電圧の変動である要記録変動が生じたと判断する判断部と、要記録変動が生じたとき、電圧の変動の内容を示す変動情報を不揮発的に記憶する記憶部と、を含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、商用電源から入力される交流電圧の変動を検知する画像形成装置に関する。
画像形成装置は、コンセントや電源用のケーブルにより、商用電源(交流電源)から電力供給を受ける。商用電源からの電力は、画像形成装置の電源装置に入力される。電源装置は、整流回路や、画像形成装置に含まれる回路や素子に適した電圧を生成するための電力変換回路(スイッチング電源回路や、コンバーター等)を含む。ここで、商用電源の電圧が公称電圧からずれることがあり、ずれが大きいと、画像形成装置に内蔵される電源装置が壊れる場合がある。
このような商用電源(交流電源)の電圧の異常を検知し、電源装置に含まれる回路や素子を保護する技術の一例が特許文献1に記載されている。具体的に、特許文献1には、入力される電源電力を所定形態の第1の電力に変換して出力端子から出力し、電源電力の電圧を検出し、検出電圧値を表わす電源電圧検出信号を生成し、電源電圧検出信号が表わす検出電圧値が第1の許容範囲内に属するか否かを判断し、検出電圧値が第1の許容範囲内に属しないと判断したとき、第1の制御信号を出力し、第1の制御信号を出力したとき所定の情報を出力し、検出電圧値が第1の許容範囲を含み第1の許容範囲よりも広い第2の許容範囲内に属するか否かを判断し、検出電圧値が該第2の許容範囲内に属しないと判断したとき、第2の制御信号を出力し、第2の制御信号を出力したとき電源装置を構成する各要素の一部、電源電力の電圧が変動したときに損傷すると予想される部分、または全部の動作を停止させる電源装置が記載されている。この構成によれば、商用電源の異常があったときに装置に含まれる電源装置を保護しつつ、保護機能が働く以前に、保護機能が働く可能性があることを警告する(特許文献1:請求項1、段落[0014]等参照)。
特開2001−212669号公報
商用電源の品質(電力事情)は、国、地域により異なる。そのため、商用電源が常に振幅や周波数が安定しきれいな波形である国、地域もあれば、振幅(公称電圧からのずれ、電圧変動)や周波数のずれが大きい国、地域もある。電気に関する社会基盤の整備が進んでいない国、地域では、商用電源の電圧が公称電圧から変動しやすい傾向がある。また、そのような地域では、屋内配線の配線ミスが頻発しているために、画像形成装置に入力される交流電圧の公称電圧からずれが大きくなっている可能性もある。
商用電源の電圧のピーク値の絶対値が画像形成装置の電源装置の設計上、耐え得る値や時間を超えると、電源装置内に含まれる素子、回路が壊れる(例えば、スイッチング素子)。そのため、画像形成装置が販売、使用される国や地域で、商用電源の公称電圧からの変動が大きくなり、交流電圧のピーク値の絶対値が大きくなっても、できるだけ変動に耐えられるように画像形成装置の電源装置を設計する必要がある。
一方、商用電源の電圧のピーク値の絶対値が小さくなったり、小さい状態が続いたりすると、画像形成装置内の回路に供給される電圧も低下し、画像形成装置が停止する可能性がある。そのため、画像形成装置が販売、使用される国、地域で、商用電源の公称電圧からの変動が大きくなり、交流電圧のピーク値の絶対値が小さい状態がある程度続いても、画像形成装置が動作し続けるように、画像形成装置の電源装置を設計することが好ましい。
しかし、画像形成装置が使用される国、地域において、商用電源の公称電圧に対する電圧変動の実情は、わからないという問題がある。その国、地域で、商用電源の交流電圧の公称電圧からのずれ量、許容範囲を超えるようなずれが始まってから収まるまでの時間、ずれの発生の頻度などがわからなければ、その国、地域に適した電源装置の設計、開発は、難しい。言い換えると、商用電源の公称電圧に対する電圧変動があったとき、電源装置が壊れず、画像形成装置が動作し続けるような電源装置の具体的な仕様(例えば、耐圧)を定めることができない。また、画像形成装置に搭載された現状の電源装置で問題あるか、改良すべきか判断することも難しい。
ここで、特許文献1記載の装置は、電源電圧の異常を検知して電源装置を保護し、保護機能が働く以前に警告を出すことができる。しかし、装置が使用される国、地域での商用電源の実情を示す記録は残らない。そのため、特許文献1記載の技術では、画像形成装置が使用される国、地域における商用電源の電圧変動の実情を知ることはできない。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置が使用される国、地域における商用電源の公称電圧に対する変動の実情を示す情報を蓄積し、国、地域に適した電源装置の開発、設計に役立てる。
そこで、上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、画像形成装置に入力される交流電圧に基づきゼロクロス信号を生成するゼロクロス信号生成部と、画像形成装置に入力される交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が予め定められた下限値以下であるか否かを検知するための下限検知部と、第1アップダウンカウンタを含み、前記ゼロクロス信号と前記下限検知部の出力に基づいて交流電圧の半周期ごとにピーク時の電圧の絶対値が前記下限値以下であるか否かを確認し、交流電圧の半周期でのピーク時の電圧の絶対値が前記下限値以下であるとき前記第1アップダウンカウンタに1を加算させるとともに、前記下限値以下にならなかったとき1を減算させ、前記第1アップダウンカウンタの値が予め定められた下限基準値以上になったとき、情報の記録を行う交流電圧の変動である要記録変動が生じたと判断する判断部と、前記要記録変動が生じたと前記判断部が判断したとき、前記要記録変動での電圧の変動の内容を示す変動情報を不揮発的に記憶する記憶部と、を含む。
本発明によれば、商用電源の交流電圧の異常な変動の履歴を、画像形成装置が使用される国、地域における商用電源の実情を示す情報として記憶させることができる。そして、記憶、蓄積された変動情報を収集、分析してフィードバックすることにより、国、地域に適した電源装置の開発、設計に役立てることができる。
複合機の一例を示す図である。 複合機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 複合機の電力供給系統の一例を示すブロック図である。 記録を要する電圧の変動の検知する部分の一例を示す図である。 下限検知部の出力波形の一例を示す図である。 上限検知部の出力波形の一例を示す図である。 下限値に関する要記録変動の発生と収束の判断の一例を示す図である。 上限値に関する要記録変動の発生と収束の判断の一例を示す図である。 記憶部に記憶される変動情報の一例を示す図である。 要記録変動に関する各種設定値の設定画面の一例を示す図である。 要記録変動の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 変動情報の出力形態の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図1〜図12を用いて説明する。本説明では画像形成装置として電子写真方式の複合機100を例に挙げて説明を行う。但し、各実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(複合機100の概略構成)
まず、図1を用いて、実施形態に係る画像形成装置の概要を説明する。図1は複合機100の一例を示す図である。
本実施形態の複合機100には上部に原稿搬送部1aと、画像読取部1bと、操作パネル2(操作部に相当)が設けられる。又、複合機100本体に、印刷部3として、給紙部3a、搬送部3b、画像形成部3c、定着部3d等が設けられる。
操作パネル2は、設定用の画面やキーを表示する表示部21と、表示部21に表示されたキーに対する操作を受け付けるタッチパネル部22と、各種ハードキー23を含む。画像読取部1bは、原稿搬送部1aで連続的に搬送される原稿、又は、載置読取用コンタクトガラス11に載置された原稿を読み取り画像データを生成する。
給紙部3aは、印刷用の用紙を収容し、用紙を搬送部3bに送り出す。搬送部3bは、装置内で用紙を搬送する。又、排出口から排出される用紙を受け止める排出トレイ31も設けられる。画像形成部3cは、画像データに基づき、トナー像を形成し、搬送される用紙に転写する。定着部3dは用紙に転写されたトナー像を定着させる。トナー定着後の用紙は排出トレイ31に排出される。
(複合機100のハードウェア構成)
次に、図2に基づき、実施形態に係る複合機100のハードウェア構成の一例を説明する。図2は複合機100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
まず、複合機100本体内に、複合機100の動作の制御を司る部分として、制御部4が設けられる。制御部4は、CPU5(判断部9に相当)を有する。制御部4は、複合機100の制御全体を統括する。例えば、全体制御を行うブロックや、通信制御を行うブロックや、画像処理を行うブロックが、制御部4に設けられる。
記憶部40は、複合機100の制御用のプログラムやデータの他、画像データのようなデータを記憶できる。また、記憶部40は、電圧の変動の内容を示す変動情報i1を不揮発的に記憶する(図4、図9参照)。例えば、記憶部40は、ROM、HDD、フラッシュROMのような不揮発性の記憶装置と、RAMのような揮発性の記憶装置を含む。CPU5は、記憶部40に記憶されるプログラムやデータに基づき、複合機100の制御を行う。
又、制御部4の命令に基づき印刷部3を制御するエンジン制御部30が設けられる。又、制御部4は、原稿の読み取りと画像データの生成を原稿搬送部1aや画像読取部1bに行わせる。又、制御部4は、操作パネル2と通信可能に接続される。これにより、操作パネル2でなされた設定、入力の内容は制御部4に伝達される。制御部4は、設定内容に合わせて各部が動作するように、複合機100に含まれる各部に指示を与え、動作させる。
更に、制御部4は通信部41と接続される。通信部41はネットワークやケーブルや通信網により、コンピューター200(例えば、パーソナルコンピューターやサーバー)や相手方FAX装置300と通信する。これにより、コンピューター200から受信したデータに基づく印刷(プリンタ機能)や、画像読取部1bで読み取られた画像データのコンピューター200への送信(送信機能)や、外部のFAX装置300と画像データの送受信を行うことができる(FAX機能)。又、複合機100内には電源装置6が設けられる。電源装置6は、複合機100内の各部に供給し、動作させるのに必要な複数種の電圧を生成し、各部分に供給する(詳細は後述)。
(電力供給系統)
次に、図3に基づき、実施形態に係る複合機100の電力供給系統の一例を説明する。図3は、複合機100の電力供給系統の一例を示すブロック図である。
電源装置6は、コンセントや電源コードにより、商用電源Pと接続される。電力消費者に届けられる商用電源Pの公称電圧(実効値)は国により異なる。例えば、日本ではAC100/200Vであり、米国では120/240Vであり、中国では220Vである。また、複合機100には、主電源のON/OFFを行うための主電源スイッチ6aが設けられる。また、電源装置6は、1次電源部61を含む。1次電源部61は、コイルやコンデンサーや半導体スイッチや複数のダイオードを含むスイッチング電源である。1次電源部61は、商用電源Pから供給される電力を変換し、一定の大きさの直流電圧(例えば、モーター駆動用のDC24V)を生成する。
又、電源装置6には、2次電源部62が設けられる。2次電源部62は、1次電源部61が生成した電圧を変換し、制御部4内の回路(例えば、CPU5)や、記憶部40、操作パネル2、印刷部3、エンジン制御部30、原稿搬送部1a、画像読取部1b、通信部41内の回路、素子、メモリーの駆動用の直流電圧を生成する。2次電源部62は、複数のDCDCコンバーターやレギュレータを含む。2次電源部62は、DC5V、3.3V、2.5V、1.8V、1.2V等、複数種の電圧を生成する。電力制御部60は、主電源スイッチ6aの操作による主電源が投入、遮断を認識する。電力制御部60は、主電源ON状態で2次電源部62を動作させ、主電源OFF状態で2次電源部62を停止させる(主電源のON/OFFにあわせて1次電源部61もON/OFFしてもよい)。
(電圧の変動の検知)
次に、図4を用いて、記録を要する電圧の変動(要記録変動)を検知する部分を説明する。図4は、記録を要する電圧の変動の検知する部分の一例を示す図である。
図4に示すように、実施形態に係る画像形成装置は、ダイオードブリッジ回路63(整流回路に相当)、ゼロクロス信号生成部64、下限検知部7、上限検知部8、判断部9、記憶部40などを含む。
まず、ダイオードブリッジ回路63は、電源コードなどにより商用電源P(コンセント)と接続される。そして、ダイオードブリッジ回路63は、4つのダイオードを含み、商用電源Pから供給される交流電力(正弦波交流)を直流に全波整流する。尚、平滑回路は付されない。
ゼロクロス信号生成部64は、ダイオードブリッジ回路63の出力電圧に基づき、ゼロクロス信号S1を生成する。ゼロクロス信号生成部64は、ダイオードブリッジ回路63の出力電圧の大きさが0Vを含む一定範囲の電圧値である間、Highを出力し、それ以外の期間はLowを出力する。尚、ゼロクロス信号S1の論理は、逆でもよい。
下限検知部7は、複合機100に入力される商用電源Pの交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が予め定められた下限値以下であるか否かを検知するための回路である。下限値は、適宜定めることができる。例えば、下限値は、商用電源Pの公称電圧のピーク時の大きさ(最大瞬時値の絶対値)の−15〜−30%の範囲で定められる。
下限検知部7は、抵抗R1、抵抗R2、抵抗R3、第1基準電圧生成部71、第1比較器72を含む。抵抗R1は、ダイオードブリッジ回路63の出力と接続される。また、抵抗R1に対し、ツェナーダイオードZDと、抵抗R2及び抵抗R3の直列回路が並列に接続される。そして、抵抗R2と抵抗R3の間の電圧V1が、第1比較器72の一方の端子に入力される。また、第1比較器72の他方の端子には、第1基準電圧生成部71の出力が入力される。第1基準電圧生成部71は、CPU5(制御部4)から指示された大きさの電圧(第1基準電圧Vref1)を生成して出力する。例えば、第1基準電圧生成部71は、デジタルアナログコンバーターである。
交流電圧の絶対値(ダイオードブリッジ回路63の出力の大きさ)に対する抵抗R2と抵抗R3の間の電圧V1大きさの比は決まっている。そのため、CPU5は、下限値を比で除した大きさの電圧を第1基準電圧Vref1として生成する指示を第1基準電圧生成部71に与える。そして、第1比較器72は、電圧V1≦第1基準電圧Vref1のときHigh(交流電圧の絶対値が下限値以下である旨)を出力する。また、第1比較器72は、電圧V1>第1基準電圧Vref1のとき、Low(交流電圧の絶対値が下限値を超えている旨)を出力する。このように、下限検知部7は、整流回路(ダイオードブリッジ回路63)が整流することにより得られた直流電圧に基づき、複合機100に入力される交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が下限値以下であるか否かを検知し、検知結果に応じた信号を出力する。
一方、上限検知部8は、複合機100に入力される交流電圧(商用電源電圧)の絶対値が予め定められた上限値以上であるか否かを検知するための回路である。上限値は、適宜定めることができる(詳細は後述)。例えば、上限値は、商用電源Pの公称電圧のピーク時の大きさ(最大瞬時値の絶対値)の+15〜+30%の範囲で定められる。
具体的に、上限検知部8は、抵抗R4、抵抗R5、第2基準電圧生成部81、第2比較器82を含む。抵抗R4と抵抗R5の直列回路が、ダイオードブリッジ回路63の出力と接続される。そして、抵抗R4と抵抗R5の間の電圧V2が、第2比較器82の一方の端子に入力される。また、第2比較器82の他方の端子には、第2基準電圧生成部81の出力が入力される。第2基準電圧生成部81は、CPU5(制御部4)から指示された大きさの電圧(第2基準電圧Vref2)を生成して出力する。例えば、第2基準電圧生成部81は、デジタルアナログコンバーターである。
交流電圧の大きさ(ダイオードブリッジ回路63の出力の大きさ)に対する抵抗R4と抵抗R5の間の電圧V2の比は決まっている。そのため、CPU5は、予め定められた上限値を比で除した大きさの電圧を第2基準電圧Vref2として生成する指示を第2基準電圧生成部81に与える。そして、第2比較器82は、電圧V2≧第2基準電圧Vref2のときLow(交流電圧の絶対値が上限値以上である旨)を出力する。また、第2比較器82は、電圧V2<第2基準電圧Vref2のときHigh(交流電圧の絶対値が上限値未満である旨)を出力する。このように、上限検知部8は、整流回路(ダイオードブリッジ回路63)が整流することにより得られた直流電圧に基づき、複合機100に入力される交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が上限値以上であるか否かを検知し、検知結果に応じた信号を出力する。
そして、判断部9は、変動判断回路90とCPU5を含む。変動判断回路90は、第1アップダウンカウンタ91、第2アップダウンカウンタ92を含む。変動判断回路90は、ゼロクロス信号S1と下限検知部7の出力に基づいて、商用電源P(交流電圧)の半周期ごとに、ピーク時の電圧の絶対値が下限値以下であるか否かを確認する。
そして、第1アップダウンカウンタ91は、交流電圧の半周期でのピーク時の電圧の絶対値が下限値以下であるとき「1」を加算し、交流電圧の半周期でのピーク時の電圧の絶対値が下限値以下にはならなかったとき「1」を減算する。例えば、CPU5は、第1アップダウンカウンタ91のカウント値が変わったとき、変化後のカウント値を認識する。そして、CPU5は、第1アップダウンカウンタ91の値が予め定められた下限基準値以上になると、情報の記録を行う交流電圧の変動である要記録変動が生じたと判断する。
一方、上限に関し、変動判断回路90は、ゼロクロス信号S1と上限検知部8の出力に基づいて、商用電源P(交流電圧)の半周期ごとにピーク時の電圧の絶対値が上限値以上となったか否かを確認する。
そして、第2アップダウンカウンタ92は、交流電圧の半周期でのピーク時の電圧の絶対値が上限値以上となったとき「1」を加算し、交流電圧の半周期でのピーク時の電圧の絶対値が上限値以上にならなかったとき「1」を減算する。例えば、CPU5は、第2アップダウンカウンタ92のカウント値が変わったときカウント値を認識する。そして、CPU5は、第2アップダウンカウンタ92の値が予め定められた上限基準値以上になったとき、要記録変動が生じたと判断する。記憶部40は、要記録変動が生じたと判断部9が判断したとき、要記録変動での公称電圧に対する電圧の変動の内容を示す変動情報i1を不揮発的に記憶する(詳細は後述)。
(下限検知部7の出力)
次に、図4、図5を用いて、下限検知部7の出力波形を説明する。図5は、下限検知部7の出力波形の一例を示す図である。
図5のうち、1点鎖線は、商用電源Pの交流電圧をダイオードブリッジ回路63が整流した波形(商用電源Pの交流電圧の全波整流波形)を示す。また、図5では、ゼロクロス信号生成部64が生成するゼロクロス信号S1を示している。図5の例では、ダイオードブリッジ回路63の出力値(商用電源Pの交流電圧の絶対値)の大きさがゼロ(グランド)に近い一定範囲の電圧値のとき、ゼロクロス信号S1がHighとなり、一定範囲外ではLowとなる。そのため、ゼロクロス信号S1は、商用電源Pの交流電圧の半周期ごとに1回立ち上がる信号となる。
そして、図5の破線は、下限値に対応する第1基準電圧Vref1を示す。また、第1比較器72に入力され、第1基準電圧Vref1と比較される電圧V1(抵抗R2と抵抗R3の間の電圧、図4参照)の一例を2点鎖線で示している。商用電源Pの交流電圧の絶対値が下限値以下である間(電圧V1≦第1基準電圧Vref1である間)、第1比較器72の出力はHighである。そのため、商用電源Pの交流電圧のピーク値の絶対値が下限値以下とならなければ(商用電源Pの交流電圧のピーク値の絶対値が下限値を超えて正常な場合には)、商用電源Pの半周期中に、第1比較器72の出力は、立ち下がった後、立ち上がる。
一方、商用電源Pのピーク時の電圧が公称電圧に対し小さくなる方向に変動し、交流電圧の絶対値が下限値以下である状態が商用電源Pの半周期中続いたとき、第1比較器72の出力は、Highを保つ。そのため、商用電源Pの交流電圧の絶対値が半周期の間下限値以下であり続けるとき、第1比較器72の出力は、商用電源Pの半周期中に変化しない。具体的に、図5では、ダイオードブリッジ回路63の出力波形のうち、左から3つ目の波形で、交流電圧のピーク値の絶対値が下限値以下である例を示している。そして、左から3つ目の波形の間、第1比較器72の出力は、Highを保つ。
ここで、図5では、商用電源Pの交流電圧の絶対値がピーク時の時点(ゼロクロス信号S1の周期の中間時点)を破線で図示している。商用電源Pの周波数は決まっているので、ゼロクロス信号S1が立ち上がってから商用電源Pの交流電圧がピーク値となる時間帯(時点)は予測できる。例えば、ゼロクロス信号S1が立ち上がってから約1/4周期経過した時点は、商用電源Pの交流電圧がピーク値となっていると予測できる。
そこで、変動判断回路90の第1アップダウンカウンタ91は、ゼロクロス信号S1をトリガとし、ゼロクロス信号S1の立ち上がりから所定時間経過してから予め定められた第1計測時間帯の間(交流電圧のピーク値である時点が含まれると予測される時間帯の間)、第1比較器72の出力を複数回確認する。そして、第1アップダウンカウンタ91は、第1計測時間帯中、全てHighであるとき(全て第1比較器72の出力が下限値以下である旨を示したとき)、その半周期で交流電圧のピーク時の電圧の絶対値は、下限値以下であると検知、判断し、カウント値に「1」を加算する。反対に、第1アップダウンカウンタ91は、第1計測時間帯中に1回でもLowが現れたとき(1回でも第1比較器72の出力が下限値を超えた旨を示したとき)、その半周期で交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が下限値を超えたと検知、判断し、カウント値から「1」を減算する。
また、変動判断回路90の第1アップダウンカウンタ91は、ゼロクロス信号S1をトリガとし、ゼロクロス信号S1の立ち上がりから所定時間経過した第1推測時点(交流電圧の半周期でのピーク値の時点と推測される時点)に、第1比較器72の出力を1回確認するようにしてもよい。そして、第1アップダウンカウンタ91は、推測時点の第1比較器72の出力がHighのとき(第1比較器72の出力が下限値以下である旨を示したとき)、その半周期で交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が下限値以下であると検知、判断し、カウント値に「1」を加算するようにしてもよい。反対に、第1アップダウンカウンタ91は、第1推測時点の第1比較器72の出力がLowであるとき(第1比較器72の出力が下限値を超えた旨を示したとき)、その半周期で交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が下限値を超えたと検知、判断し、カウント値から「1」を減算する。
あるいは、第1アップダウンカウンタ91は、ゼロクロス信号S1が立ち上がってから次に立ち上がるまでの間、複数回、周期的、連続的に第1比較器72の出力を確認するようにしてもよい。そして、第1アップダウンカウンタ91は、ゼロクロス信号S1が立ち上がってから次に立ち上がるまでの間、第1比較器72の出力が一度もLowにならないとき(第1比較器72の出力が下限値を超えた旨を一度も示さないとき)、その半周期で交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が下限値以下であると検知、判断し、カウント値に「1」を加算する。反対に、第1アップダウンカウンタ91は、ゼロクロス信号S1が立ち上がってから次に立ち上がるまでの間、第1比較器72の出力が1度でもLowになったとき(第1比較器72の出力が下限値を超えた旨を1回でも示しているとき)、その半周期で交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が下限値を超えたと検知、判断し、カウント値から「1」を減算する。
(上限検知部8の出力)
次に、図4、図6を用いて、上限検知部8の出力波形を説明する。図6は、上限検知部8の出力波形の一例を示す図である。
図6でも、1点鎖線は、商用電源Pの交流電圧をダイオードブリッジ回路63が整流した波形(商用電源Pの交流電圧の全波整流波形)を示す。また、図6でも、ゼロクロス信号生成部64が生成するゼロクロス信号S1を示している。これらの点は、図5と同様である。そして、図6では、上限値に対応する第2基準電圧Vref2を破線で図示している。また、第2比較器82に入力され、第2基準電圧Vref2と比較される電圧V2(抵抗R4と抵抗R5の間の電圧、図4参照)を2点鎖線で示している。
商用電源Pの交流電圧の絶対値が上限値以上である間(第2基準電圧Vref2≦電圧V2の間)、第2比較器82は、Lowを出力する。そのため、商用電源Pの交流電圧のピーク値の絶対値が1度も上限値以上とならなければ、第2比較器82の出力は、商用電源Pの半周期中、Highを保つ。一方、商用電源Pのピーク時の電圧が公称電圧に対し大きくなる方向に変動し、半周期中交流電圧の絶対値が上限値以上になると、半周期中、第2比較器82の出力は、HighとLowを繰り返す。
ここで、図6では、商用電源Pの交流電圧の絶対値がピーク時の時点(ゼロクロス信号S1の周期の中間時点)を破線で図示している。商用電源Pの周波数は決まっているので、ゼロクロス信号S1が立ち上がってから商用電源Pの交流電圧がピーク値となる時間帯(時点)は予測できる。
そこで、変動判断回路90の第2アップダウンカウンタ92は、ゼロクロス信号S1をトリガとし、ゼロクロス信号S1の立ち上がりから所定時間経過してから予め定められた第2計測時間帯の間(交流電圧の半周期でのピーク値となっている時点が含まれると予測される時間帯の間)、第2比較器82の出力を複数回確認する。そして、第2アップダウンカウンタ92は、第2比較器82の出力に1回でもLowが現れたとき(1回でも第2比較器82の出力が上限値以上となった旨を示したとき)、その半周期で交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が上限値以上になったと検知、判断し、カウント値に「1」を加算する。反対に、第2アップダウンカウンタ92は、第2比較器82の出力に1回もLowが現れなかったとき(第2比較器82の出力が1回でも上限値以上となった旨を示さなかったとき)、その半周期で交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が上限値以上とはならなかったと検知、判断し、カウント値から「1」を減算する。
また、変動判断回路90の第2アップダウンカウンタ92は、ゼロクロス信号S1をトリガとし、ゼロクロス信号S1の立ち上がりから所定時間経過した第2推測時点(交流電圧の半周期でのピーク値の時点と推測される時点)に、第2比較器82の出力を1回確認するようにしてもよい。そして、第2アップダウンカウンタ92は、第2推測時点の第2比較器82の出力がLowのとき(第2比較器82の出力が上限値以上となった旨を示したとき)、その半周期で交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が上限値以上になったと検知、判断し、カウント値に「1」を加算するようにしてもよい。反対に、第2アップダウンカウンタ92は、第2比較器82の出力に1回もLowが現れなかったとき(第2比較器82の出力が上限値以上となった旨を示さなかったとき)、その半周期で交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が上限値以上とはならなかったと検知、判断し、カウント値から「1」を減算する。
あるいは、第2アップダウンカウンタ92は、ゼロクロス信号S1が立ち上がってから次に立ち上がるまでの間、複数回、周期的、連続的に第2比較器82の出力の確認するようにしてもよい。この場合、第2アップダウンカウンタ92は、ゼロクロス信号S1が立ち上がってから次に立ち上がるまでの間(半周期中)、第2比較器82の出力にLowが現れたとき(第2比較器82の出力が上限値以上となった旨を示す状態になったとき)、その半周期で交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が上限値以上になったと検知、判断し、カウント値に「1」を加算する。反対に、第2アップダウンカウンタ92は、半周期中、第2比較器82の出力がHighのままで維持されたとき(第2比較器82の出力が上限値以上となった旨を示す状態にならなかったとき)、その半周期で交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が上限値以上とはならなかったと検知、判断し、カウント値から「1」を減算する。
(下限値に関する要記録変動の発生と収束の判断)
次に、図7を用いて、下限値に関する要記録変動の発生と収束の判断について説明する。図7は、下限値に関する要記録変動の発生と収束の判断の一例を示す図である。
商用電源Pの交流電圧が下限値以下である状態では、第1比較器72は、Highを出力し続ける。そして、図7に示すように、第1アップダウンカウンタ91は、半周期のうち、商用電源Pの交流電圧のピーク値の絶対値が下限値以下であるか否かに応じ、カウント値の加減算を行う(尚、最小値は「ゼロ」。)。そして、CPU5は、第1アップダウンカウンタ91の値を監視し、第1アップダウンカウンタ91の値が予め定められた下限基準値以上になったとき、情報の記録を行う交流電圧の変動である要記録変動が生じたと判断する。
ここで、下限基準値は、適宜定めることができる。図7の例では、下限基準値は、「3」に設定されている。突発的なノイズを誤って要記録変動と判断しないようにするため、下限基準値は、「2」以上であることが好ましい。
そして、CPU5は、第1アップダウンカウンタ91の値が下限基準値以上になった後、第1アップダウンカウンタ91の値が予め定められた下限収束値になったとき要記録変動が収束したと判断する。例えば、ピーク値の絶対値が、半周期ずつ、下限値以下、下限値を超えるという状態が繰り返されたとき、CPU5は、要記録変動が収束したと判断しない。尚、図7の例では、下限収束値は「0」に設定されている。下限収束値の値は適宜設定することができる。但し、下限収束値は、ゼロ以上、下限基準値未満の値とされる。
ここで、CPU5は、時間や日時を図るタイマー部51を含む(図2、図4参照)。あるいは、タイマー部51は、CPU5に内蔵せず、制御部4の基板上に別途設けられてもよい。そして、タイマー部51は、第1アップダウンカウンタ91の値が下限基準値以上になってから第1アップダウンカウンタ91の値が下限収束値になるまでの下限継続時間を計測する。下限継続時間を記憶部40に記憶させることにより、商用電源Pの公称電圧からのずれの大きい状態がどれ位の長さ続くかを示すデータを残すことができる。
(上限値に関する要記録変動の発生と収束の判断)
次に、図8を用いて、上限値に関する要記録変動の発生と収束の判断について説明する。図8は、上限値に関する要記録変動の発生と収束の判断の一例を示す図である。
商用電源Pの交流電圧が上限値以上である状態では、第2比較器82は、Lowを出力する。そして、図8に示すように、第2アップダウンカウンタ92は、半周期において商用電源Pの交流電圧のピーク値の絶対値が上限値以上になったか否かに応じ、カウント値の加減算を行う(尚、最小値は「ゼロ」。)。そして、CPU5は、第2アップダウンカウンタ92の値を監視し、第2アップダウンカウンタ92の値が予め定められた上限基準値以上になったとき、情報の記録を行う交流電圧の変動である要記録変動が生じたと判断する。
ここで、上限基準値は、適宜定めることができる。図8の例でも、上限基準値は、「3」に設定されている(下限基準値と同様)。突発的なノイズを誤って要記録変動と判断しないようにするため、上限基準値も「2」以上であることが好ましい。
そして、CPU5は、第2アップダウンカウンタ92の値が上限基準値以上になった後、第2アップダウンカウンタ92の値が予め定められた上限収束値になったとき要記録変動が収束したと判断する。例えば、ピーク値の絶対値が、半周期ずつ、上限値以上、上限値未満という状態が繰り返されたとき、CPU5は、要記録変動が収束したと判断しない。図8の例では、上限収束値は「0」に設定されている。上限収束値の値は適宜設定することができる。但し、上限収束値もゼロ以上、上限基準値未満の値とされる。
そして、タイマー部51は、第2アップダウンカウンタ92の値が上限基準値以上になってから第2アップダウンカウンタ92の値が上限収束値になるまでの上限継続時間を計測する。上限継続時間を記憶部40に記憶させることにより、商用電源Pの公称電圧からのずれの大きい状態がどれ位の長さ続くかを示すデータを残すことができる。
このように、本実施形態の複合機100では、制御部4(CPU5)は、商用電源Pの交流電圧について、予め定められた上限値以上となったか否かと、ピーク値の絶対値が予め定められた下限値以下となったかの両方について、確認し、公称電圧に対する電圧変動が大きい状態が続く時間を計る。
(変動情報i1)
次に、図9を用いて、要記録変動が生じたと判断されたとき、記憶部40に記憶(記録)される変動情報i1を説明する。図9は、記憶部40に記憶される変動情報i1の一例を示す図である。
制御部4(CPU5)が要記録変動の発生を認識したとき、記憶部40は、生じた要記録変動に関する変動情報i1を不揮発的に記憶する。CPU5は、変動情報i1として、要記録変動が発生した日時、要記録変動が生じたと判断したときの各種設定値(上限値、下限値、上限基準値、下限基準値、上限収束値、下限収束値)、下限継続時間、上限継続時間、要記録変動が発生した回数、要記録変動の発生頻度を記憶させる。実施形態に係るCPU5は、これらの全ての項目を記憶部40に記憶させる。しかし、これらの項目のうち、1つ、又は、複数を変動情報i1として記憶部40に記憶させるようにしてもよい。
具体的に、CPU5は、発生日時、各種設定値(上限値、下限値、上限基準値、下限基準値、上限収束値、下限収束値)、下限継続時間、上限継続時間については、要記録変動が発生したと判断するたびに記憶部40に記憶させる(図9参照)。これらの内容は、各回の大きな電圧変動(ずれ)の内容を具体的に示すデータである。
また、CPU5は、記憶部40に記憶させる変動情報i1に要記録変動が発生した回数に関する情報を含める。図9に示すように、CPU5は、回数として、複合機100が設置されてから現在まで、要記録変動が生じたと判断した累計回数を記憶部40に記憶させてもよい。また、CPU5は、変動情報i1として記憶された各要記録変動の発生日時に基づき、午前、午後のような時間帯ごとに発生回数を求め、時間帯ごとの発生回数を記憶部40に記憶させてもよい。尚、時間帯としては、午前、午後を例に挙げたが、早朝(4時〜8時)、朝(例えば、8時〜12時)、昼(例えば、12時〜16時)、夕方(例えば、16時〜20時)、夜(例えば、20時〜24時)、深夜(0時〜4時)というように時間帯を分割したり、1時間単位としたりしてもよく、適宜時間帯を定めればよい。
また、CPU5は、記憶部40に記憶させる変動情報i1に要記録変動の発生頻度に関する情報を含める。図9に示すように、CPU5は、各変動情報i1として記憶された各要記録変動の発生日時に基づき、一日、午前、午後のような予め定められた時間帯単位での発生頻度を求める。そして、CPU5は、求めた発生頻度を記憶部40に記憶させる。尚、1日、午前、午後を例に挙げたが、発生回数の場合と同様、適宜時間帯を定めればよい。また、上限値以上となったときと、下限値以下になったときをそれぞれ区分し、区分に応じて要記録変動が発生した回数や、要記録変動の発生頻度を記録させるようにしてもよい。
(各種設定値の設定)
次に、図10を用いて、要記録変動に関する各種設定値の設定について説明する。図10は、要記録変動に関する各種設定値の設定画面S2の一例を示す図である。
操作パネル2に表示されるキーを操作したり、操作パネル2に設けられるハードキー23を操作したりすることにより、要記録変動に関する設定値を設定するための設定画面S2を表示させることができる。言い換えると、表示部21は、操作パネル2に対して所定の操作がなされると設定画面S2を表示する。
設定画面S2に対し操作を行うことにより、下限値、上限値、下限基準値、上限基準値、下限収束値、上限収束値を設定することができる。例えば、使用者は、設定したい設定値の項目の設定欄Lの表示位置をタッチする。設定欄Lの位置への操作をタッチパネル部22が受け付けると、表示部21は、数値の入力が可能なソフトウェアキーボード(不図示)を表示する。そして、タッチパネル部22は、ソフトウェアキーボードでの設定値を設定する入力を受け付ける。そして、表示部21は、タッチ操作された設定欄L内に入力結果を表示する。尚、各種設定値(下限値、上限値、下限基準値、上限基準値、下限収束値、上限収束値)に対しては、デフォルトの値が設定されている。設定画面S2で設定しなければ、デフォルトの値が適用される。これにより、画像形成装置が使用される国、地域の商用電源Pの交流電圧の大きさや、電源装置6の耐圧や画像形成装置に含まれる回路の駆動に要する電圧などを考慮して、下限値や上限値を設定することができる。
そして、タッチパネル部22が設定画面のうち、OKキーに対する操作を認識すると、CPU5は、設定値が変更された項目について、今までの設定値から設定された設定値に更新させる。言い換えると、CPU5は、設定画面S2で設定された設定値を設定値情報i2(図4参照)として、記憶部40に不揮発的に記憶させる。CPU51は、記憶部40に記憶された設定値情報i2で定義される下限値、上限値、下限基準値、上限基準値、下限収束値、上限収束値に基づき、要記録変動が発生したか否か、及び、収束したか否かを判断する。
具体的に、下限値が変更されたとき、CPU5は、変更後の下限値に対応した第1基準電圧Vref1の生成を第1基準電圧生成部71に指示を与える。具体的に、CPU5は、交流電圧の絶対値(ダイオードブリッジ回路63の出力)が下限値のときの電圧V1と同じ大きさの電圧を第1基準電圧Vref1として生成する旨の指示を第1基準電圧生成部71に与える(図4参照)。第1基準電圧生成部71は、指示された大きさのアナログ電圧を出力する。また、上限値が変更されたとき、CPU5は、変更後の上限値に対応した第2基準電圧Vref2の生成を第2基準電圧生成部81に指示を与える。具体的に、CPU5は、交流電圧の絶対値(ダイオードブリッジ回路63の出力)が上限値のときの電圧V2と同じ大きさの電圧を第2基準電圧Vref2として生成する旨の指示を第2基準電圧生成部81に与える(図4参照)。第2基準電圧生成部81は、指示された大きさのアナログ電圧を出力する。
また、下限基準値が変更されたとき、CPU5は、第1アップダウンカウンタ91の値が変更後の下限基準値になったとき、要記録変動が発生したと判断する。また、上限基準値が変更されたとき、CPU5は、第2アップダウンカウンタ92の値が変更後の上限基準値になったとき、要記録変動が発生したと判断する。また、下限収束値が変更されたとき、CPU5は、要記録変動が生じたと判断した後、第1アップダウンカウンタ91の値が下限収束値になったとき、要記録変動が収束した(終了した)と判断する。また、上限収束値が変更されたとき、CPU5は、要記録変動が生じたと判断した後、第2アップダウンカウンタ92の値が上限収束値になったとき、要記録変動が収束した(終了した)と判断する。
(要記録変動に関する処理の流れ)
次に、図11を用いて、要記録変動に関する処理の流れの一例を説明する。図11は、要記録変動の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図11のスタートは、複合機100の主電源が入れられ、判断部9が起動した時点である。また、要記録変動が生じたか否かの判断する時間を予め定めておく場合には、判断する時間の開始時点である。CPU5は、設定済(設定されていなければデフォルト)の下限値、下限基準値、上限値、上限基準値とゼロクロス信号S1を用いて、要記録変動が生じたか否かの判断を続ける(ステップ♯1、ステップ♯1のNo→ステップ♯1)。要記録変動が生じたとき、CPU5は、続いて、要記録変動が収束したか否かの確認を続ける(ステップ♯2、ステップ♯2のNo→ステップ♯2)。
要記録変動が収束したとき(ステップ♯2のYes)、CPU5は、生じた要記録変動について、発生日時、各種設定値(上限値、下限値、上限基準値、下限基準値、上限収束値、下限収束値)、下限継続時間、上限継続時間、発生回数、発生頻度等を示す変動情報i1を記憶部40に記憶(記録)させる(ステップ♯3)。ステップ♯3の後、フローは、ステップ♯1に戻る。このように、複合機100の主電源がONされている状態でずっと、図11に定める処理を行うようにしてもよい。また、複合機100が省電力モードに移行したときには、図11に定める処理を行わないようにしてもよい。
(変動情報i1の出力)
次に、図12を用いて、変動情報i1の出力について説明する。図12は、変動情報i1の出力形態の一例を示す図である。
本実施形態の複合機100では、記憶部40に記憶される変動情報i1を出力することができる。変動情報i1は、印刷、表示部21への表示、通信部41からの送信、複合機100に接続された携帯型メモリー800への書込などの態様で出力することができる。そのため、複合機100のうち、印刷部3、操作パネル2、通信部41、I/F部42が出力部として機能する。そして、操作パネル2は、変動情報i1の出力態様を定める入力を受け付ける。
操作パネル2のタッチパネル部22が変動情報i1を印刷出力する旨の指示を受け付けたとき、制御部4は、印刷部3に変動情報i1を印刷させる。また、操作パネル2のタッチパネル部22が変動情報i1を表示部21に表示出力させる旨の指示を受け付けたとき、制御部4は、操作パネル2の表示部21に変動情報i1の内容を表示させる。これにより、複合機100の設置箇所で変動情報i1の内容を視認することができる。
また、操作パネル2のタッチパネル部22が変動情報i1を送信出力する旨の指示を受け付けたとき、制御部4は、通信部41に変動情報i1を送信させる。図12に示すように、送信先としては、メンテナンスに関するデータを保管するためのサーバー400(データサーバー)、複合機100の管理を行う者のPC500、複合機100のメンテナンス関連の会社や事務所(サービスセンター)に設置された受信装置600、画像形成装置の開発を担当するデザインセンターに設置された受信装置700などを選ぶことができる。タッチパネル部22は、変動情報i1の宛先を設定する入力を受け付ける。そして、制御部4は、通信部41に、設定された宛先に向けて変動情報i1を送信させる。
また、本実施形態の複合機100では、携帯型メモリー800を接続するためのI/F部42が設けられる。I/F部42は、携帯型メモリー800の端子を差し込むためのソケットや、制御部4と接続された携帯型メモリー800間の通信を制御する通信回路を含む。携帯型メモリー800は、例えば、USBメモリーやメモリーカードのような半導体メモリーや、外付のHDDのような記憶装置である。そして、I/F部42に携帯型メモリー800が接続されている状態で、操作パネル2のタッチパネル部22が変動情報i1を携帯型メモリー800に書き込む旨の指示を受け付けたとき、制御部4は、I/F部42に変動情報i1を書き込ませる。これにより、メンテナンスを行うサービスマンが変動情報i1を回収することができる。
このようにして、実施形態に係る画像形成装置(複合機100)は、画像形成装置に入力される交流電圧に基づきゼロクロス信号S1を生成するゼロクロス信号生成部64と、画像形成装置に入力される交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が予め定められた下限値以下であるか否かを検知するための下限検知部7と、第1アップダウンカウンタ91を含み、ゼロクロス信号S1と下限検知部7の出力に基づいて交流電圧の半周期ごとにピーク時の電圧の絶対値が下限値以下であるか否かを確認し、交流電圧の半周期でのピーク時の電圧の絶対値が下限値以下であるとき第1アップダウンカウンタ91に1を加算させるとともに、下限値以下にならなかったとき1を減算させ、第1アップダウンカウンタ91の値が予め定められた下限基準値以上になったとき、情報の記録を行う交流電圧の変動である要記録変動が生じたと判断する判断部9(CPU5、変動判断回路90)と、要記録変動が生じたと判断部9が判断したとき、要記録変動での電圧の変動の内容を示す情報である変動情報i1を不揮発的に記憶する記憶部40と、を含む。
これにより、商用電源Pの交流電圧のピーク時の絶対値(最大値)が下限値を下回るような電圧変動があったとき、又は、そのような電圧変動が繰り返されたとき、変動情報i1が記憶される。従って、商用電源Pの異常ともいえる変動(公称電圧、基準からのずれ)があったときに、商用電源電圧に関する情報が記録される。このように、画像形成装置(複合機100)が設置された国、地域での商用電源Pの実情が記録される。そして、変動情報i1の内容を確認、解析することにより、画像形成装置が設置された国や地域で、商用電源Pの交流電圧に異常な変動があっても、故障や画像形成装置の動作停止が生じないような電源装置6の開発、設計に変動情報i1を役立てることができる。さらに、単発的なノイズによって突発的に交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が下限値以下となるような変動があっても、第1アップダウンカウンタ91と下限基準値によって、変動情報i1が記録されないようにすることができ、商用電源Pの交流電圧の異常な変動に起因しない電圧変動については記録しないようにすることができる。
また、実施形態に係る画像形成装置(複合機100)は、画像形成装置に入力される交流電圧の絶対値が予め定められた上限値以上となったことを検知するための上限検知部8を含み、判断部9(CPU5、変動判断回路90)は、第2アップダウンカウンタ92を含み、ゼロクロス信号S1と上限検知部8の出力に基づいて交流電圧の半周期ごとに、交流電圧の絶対値が上限値以上となったか否かを確認し、交流電圧の半周期の間に交流電圧の絶対値が上限値以上になったとき第2アップダウンカウンタ92に1を加算させるとともに、上限値以上にならなかったとき1を減算させ、第2アップダウンカウンタ92の値が予め定められた上限基準値以上になったとき、要記録変動が生じたと判断する。
これにより、商用電源Pの交流電圧について、ピーク時の電圧の絶対値(最大値)が上限値を超えるような電圧変動があったとき、又は、そのような電圧変動が繰り返されたとき変動情報i1が記憶される。従って、商用電源Pの交流電圧に異常ともいえる変動(公称電圧からのずれ)があったとき、商用電源電圧に関する情報が記録される。このように、画像形成装置(複合機100)が設置された国、地域での商用電源Pの実情が記録される。そして、変動情報i1の内容を確認、解析することにより、画像形成装置が設置された国や地域で、商用電源Pの交流電圧に異常な変動があっても、故障や画像形成装置の動作停止が生じないような電源装置6の開発、設計に変動情報i1を役立てることができる。さらに、単発的なノイズによって、突発的に交流電圧の絶対値が上限値以上となるような変動があっても、第2アップダウンカウンタ92のカウントによって、変動情報i1が記録されないようにすることができ、商用電源Pの交流電圧の異常な変動に起因しない電圧変動については記録しないようにすることができる。
また、判断部9(CPU5、変動判断回路90)は、第1アップダウンカウンタ91の値が下限基準値以上になった後、第1アップダウンカウンタ91の値が予め定められた下限収束値になったとき要記録変動が収束したと判断し、第2アップダウンカウンタ92の値が上限基準値以上になった後、第2アップダウンカウンタ92の値が予め定められた下限収束値になったとき要記録変動が収束したと判断する。これにより、商用電源電圧の異常な変動が開始されてから収束するまでの時間を得ることができる。
また、実施形態に係る画像形成装置(複合機100)は、時間を測り、日時を計時するタイマー部51を含む。そして、記憶部40は、変動情報i1として、要記録変動が発生した日時、上限値、下限値、上限基準値、下限基準値、上限収束値、下限収束値、第1アップダウンカウンタ91の値が下限基準値以上になってから第1アップダウンカウンタ91の値が下限収束値になるまでの下限継続時間、第2アップダウンカウンタ92の値が上限基準値以上になってから第2アップダウンカウンタ92の値が上限収束値になるまでの上限継続時間、要記録変動が発生した回数、要記録変動の発生頻度のうち、何れか1つ、又は、複数を記憶する。
これにより、異常な電圧の変動があったと判断するための条件値や、異常な交流電圧の変動が続いた時間、回数、日時など、画像形成装置(複合機100)が設置された国、地域の商用電源Pの実情を把握するのに役立つ情報が記憶される。そして、これらの各項目の値を確認し、分析することによって、商用電源Pの交流電圧の変動(ピーク値の変動)が生じても、電源装置6が壊れず、画像形成装置(複合機100)の動作が停止しないような電源装置6の開発、設計に、変動情報i1を役立てることができる。
また、実施形態に係る画像形成装置(複合機100)は、上限値、下限値、上限基準値、下限基準値、上限収束値、下限収束値のうち、何れか1つ、又は、複数を設定する入力を受け付ける操作部(操作パネル2、表示部21、タッチパネル部22)を含む。判断部9(CPU5、変動判断回路90)は、操作部で設定された値を用いて判断を行う。これにより、商用電源電圧で記録すべき異常な変動が生じたか否かを判断するための値を自由に設定することができる。従って、画像形成装置(複合機100)の電源装置6の仕様や、商用電源Pの公称電圧の電圧などを考慮して、要記録変動が生じたか否か、要記録変動が収束したかを判断するための値を適切な値に設定することができる。
また、実施形態に係る画像形成装置(複合機100)は、記憶部40が記憶する変動情報i1を出力する出力部(印刷部3、操作パネル2、通信部41、I/F部42)を含む。これにより、変動情報i1を出力部から出力して確認することができる。
また、実施形態に係る画像形成装置(複合機100)は、画像形成装置に入力される交流電圧を整流する整流回路(ダイオードブリッジ回路63)を含み、下限検知部7は、整流回路が整流することにより得られた直流電圧に基づき、画像形成装置に入力される交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が下限値以下であるか否かを検知し、上限検知部8は、整流回路が整流することにより得られた直流電圧に基づき、画像形成装置に入力される交流電圧が上限値以上であるか否かを検知する。これにより、交流電圧の値が正であろうと負であろうと、商用電源Pの交流電圧の電圧値(瞬時値)の大きさが下限値以下であるか、上限値以上であるかを1つの下限検知部7と上限検知部8で検知することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、商用電源から電力供給を受ける画像形成装置に利用可能である。
100 複合機(画像形成装置) 2 操作パネル(操作部、出力部)
21 表示部(操作部) 22 タッチパネル部(操作部)
3 印刷部(出力部) 40 記憶部
41 通信部(出力部) 42 I/F部(出力部)
5 CPU(判断部) 51 タイマー部
63 ダイオードブリッジ回路(整流回路)
64 ゼロクロス信号生成部 7 下限検知部
8 上限検知部 9 判断部
90 変動判断回路(判断部) 91 第1アップダウンカウンタ
92 第2アップダウンカウンタ i1 変動情報
S1 ゼロクロス信号

Claims (7)

  1. 画像形成装置に入力される交流電圧に基づきゼロクロス信号を生成するゼロクロス信号生成部と、
    画像形成装置に入力される交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が予め定められた下限値以下であるか否かを検知するための下限検知部と、
    第1アップダウンカウンタを含み、前記ゼロクロス信号と前記下限検知部の出力に基づいて交流電圧の半周期ごとにピーク時の電圧の絶対値が前記下限値以下であるか否かを確認し、交流電圧の半周期でのピーク時の電圧の絶対値が前記下限値以下であるとき前記第1アップダウンカウンタに1を加算させるとともに、前記下限値以下にならなかったとき1を減算させ、前記第1アップダウンカウンタの値が予め定められた下限基準値以上になったとき、情報の記録を行う交流電圧の変動である要記録変動が生じたと判断する判断部と、
    前記要記録変動が生じたと前記判断部が判断したとき、前記要記録変動での電圧の変動の内容を示す変動情報を不揮発的に記憶する記憶部と、を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成装置に入力される交流電圧の絶対値が予め定められた上限値以上となったことを検知するための上限検知部を含み、
    前記判断部は、第2アップダウンカウンタを含み、前記ゼロクロス信号と前記上限検知部の出力に基づいて交流電圧の半周期ごとに、交流電圧の絶対値が前記上限値以上となったか否かを確認し、交流電圧の半周期の間に交流電圧の絶対値が前記上限値以上になったとき前記第2アップダウンカウンタに1を加算させるとともに、前記上限値以上にならなかったとき1を減算させ、前記第2アップダウンカウンタの値が予め定められた上限基準値以上になったとき、前記要記録変動が生じたと判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記判断部は、
    前記第1アップダウンカウンタの値が前記下限基準値以上になった後、前記第1アップダウンカウンタの値が予め定められた下限収束値になったとき前記要記録変動が収束したと判断し、
    前記第2アップダウンカウンタの値が前記上限基準値以上になった後、前記第2アップダウンカウンタの値が予め定められた下限収束値になったとき前記要記録変動が収束したと判断することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 時間を測り、日時を計時するタイマー部を含み、
    前記記憶部は、前記変動情報として、前記要記録変動が発生した日時、前記上限値、前記下限値、前記上限基準値、前記下限基準値、前記上限収束値、前記下限収束値、前記第1アップダウンカウンタの値が前記下限基準値以上になってから前記第1アップダウンカウンタの値が前記下限収束値になるまでの下限継続時間、前記第2アップダウンカウンタの値が前記上限基準値以上になってから前記第2アップダウンカウンタの値が前記上限収束値になるまでの上限継続時間、前記要記録変動が発生した回数、前記要記録変動の発生頻度のうち、何れか1つ、又は、複数を記憶することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記上限値、前記下限値、前記上限基準値、前記下限基準値、前記上限収束値、前記下限収束値のうち、何れか1つ、又は、複数を設定する入力を受け付ける操作部を含み、
    前記判断部は、前記操作部で設定された値を用いて判断を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記記憶部が記憶する前記変動情報を出力する出力部を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置に入力される交流電圧を整流する整流回路を含み、
    前記下限検知部は、前記整流回路が整流することにより得られた直流電圧に基づき、画像形成装置に入力される交流電圧のピーク時の電圧の絶対値が前記下限値以下であるか否かを検知し、
    前記上限検知部は、前記整流回路が整流することにより得られた直流電圧に基づき、画像形成装置に入力される交流電圧が前記上限値以上であるか否かを検知することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
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