JP2015221550A - 成形品の成形方法及びお面の成形方法 - Google Patents

成形品の成形方法及びお面の成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015221550A
JP2015221550A JP2014107502A JP2014107502A JP2015221550A JP 2015221550 A JP2015221550 A JP 2015221550A JP 2014107502 A JP2014107502 A JP 2014107502A JP 2014107502 A JP2014107502 A JP 2014107502A JP 2015221550 A JP2015221550 A JP 2015221550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
data
prototype
image
photographing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014107502A
Other languages
English (en)
Inventor
宏和 大鳥
Hirokazu Otori
宏和 大鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daishin Inc
Original Assignee
Daishin Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daishin Inc filed Critical Daishin Inc
Priority to JP2014107502A priority Critical patent/JP2015221550A/ja
Publication of JP2015221550A publication Critical patent/JP2015221550A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】
成形する前に印刷しておき、成形後に彩色する手間を省き、作業時間の短縮化と作業コストの低廉化を図ることができるお面の成形方法を提供する。
【解決手段】
顔部11の撮影を行って成形用顔原型データ13を作成し、当該顔原型データ13に基づいて立体造形装置6により顔原型15を形成する。顔原型15に方眼プラスチックシート16を密着させて方眼顔原型17を成形し、方眼顔原型17の輪郭に沿って輪郭線18を描いて撮影を行って顔撮影データ21を取得する。顔撮影データ21の方眼の歪みを修正して顔修正正面データ22を作成する。顔部11の正面顔画像データ12aを顔修正正面データ22に合わせて変形させて顔印刷データ29を形成する。顔印刷データ29に基づいてプラスチックシート30に顔画像31の印刷を行い、このプラスチックシート30を顔原型15に密着させてお面10を作成する。
【選択図】図17

Description

本発明は、お面、マスク等の成形品を成形する成形方法に関する。
従来、お面等の成形品の成形方法は、被写体の撮影を行って画像データを取得し、当該画像データから成形用原型データを作成するステップと、成形用原型データに基づいて立体造形装置により原型を形成するステップと、原型にプラスチックシートを密着させて成形品を成形するステップと、当該成形品に彩色を行うステップからなっている(特許文献1)。
特許第3984585号公報
従来のお面の成形方法は、原型にプラスチックシートを密着させて成形した成形品が単色であり、最終的に彩色を行って完成させなければならなかった。この彩色は、人の手作業により行われるので、統一性があまりなく、また時間がかかり、コストが嵩むという問題点があった。
本願発明は、上記問題点に鑑み案出したものであって、成形する前に印刷しておき、成形後に彩色する手間を省き、作業時間の短縮化と作業コストの低廉化を図ることができる成形品の成形方法及びお面の成形方法を提供することを目的とする。
本願請求項1に係る成形品の成形方法は、上記目的を達成するため、正面を含む複数の方向から被写体の撮影を行って画像データを取得し、当該画像データから成形用原型データを作成する第1の工程と、第1の工程で作成した成形用原型データに基づいて立体造形装置により原型を形成する第2の工程と、第2の工程で形成した原型に方眼がデザインされたプラスチックシートを密着させて方眼原型を成形する第3の工程と、第3の工程で成形した方眼原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼原型の撮影を行って撮影データを取得する第4の工程と、第4の工程で取得した撮影データの方眼の歪みを修正して正面の修正正面データを作成する第5の工程と、第5の工程で作成した修正正面データを、第1の工程で取得した正面画像データに重ね、正面画像データを修正正面データに合わせて変形させ、重ねた修正正面データを外して、印刷データを形成する第6の工程と、第6の工程で形成した印刷データに基づいてプラスチックシートに画像の印刷を行う第7の工程と、第7の工程によって画像が印刷されたプラスチックシートを第2の工程で形成した原型に密着させて成形品を作成する第8の工程と、からなることを特徴とする。
本願請求項2に係る成形品の成形方法は、上記目的を達成するため、前記第4の工程は、第3の工程で成形した方眼原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼原型の各部分の撮影を行って複数の撮影データを取得する工程であり、前記第5の工程は、第4の工程で取得した複数の撮影データの方眼の歪みを修正し、修正した複数の撮影データを組み合わせて正面の修正正面データを作成する工程であることを特徴とする。
本願請求項3に係るお面の成形方法は、上記目的を達成するため、正面を含む複数の方向から人体の顔部の撮影を行って顔画像データを取得し、当該顔画像データから成形用顔原型データを作成する第1の工程と、第1の工程で作成した成形用顔原型データに基づいて立体造形装置により顔原型を形成する第2の工程と、第2の工程で形成した顔原型に方眼がデザインされたプラスチックシートを密着させて方眼顔原型を成形する第3の工程と、第3の工程で成形した方眼顔原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼顔原型の撮影を行って顔撮影データを取得する第4の工程と、第4の工程で取得した顔撮影データの方眼の歪みを修正して正面の顔修正正面データを作成する第5の工程と、第5の工程で作成した顔修正正面データを、第1の工程で取得した正面顔画像データに重ね、正面顔画像データを顔修正正面データに合わせて変形させ、重ねた顔修正正面データを外して、顔印刷データを形成する第6の工程と、第6の工程で形成した顔印刷データに基づいてプラスチックシートに顔画像の印刷を行う第7の工程と、第7の工程によって顔画像が印刷されたプラスチックシートを第2の工程で形成した顔原型に密着させてお面を作成する第8の工程と、からなることを特徴とする。
本願請求項4に係るお面の成形方法は、上記目的を達成するため、前記第4の工程は、第3の工程で成形した方眼顔原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼顔原型の各部分の撮影を行って複数の顔撮影データを取得する工程であり、前記第5の工程は、第4の工程で取得した複数の顔撮影データの方眼の歪みを修正し、修正した複数の顔撮影データを組み合わせて正面の顔修正正面データを作成する工程であることを特徴とする。
本願請求項5に係る成形品の成形方法は、上記目的を達成するため、原型に方眼がデザインされたプラスチックシートを密着させて方眼原型を成形する第1の工程と、第1の工程で成形した方眼原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼原型の撮影を行って撮影データを取得する第2の工程と、第2の工程で取得した撮影データの方眼の歪みを修正して正面の修正正面データを作成する第3の工程と、第3の工程で作成した修正正面データを描画レイヤーに重ね、修正正面データに合わせて描画レイヤー上で描画を行い、重ねた修正正面データを外して、印刷データを形成する第4の工程と、第4の工程で形成した印刷データに基づいてプラスチックシートに画像の印刷を行う第5の工程と、第5の工程によって画像が印刷されたプラスチックシートを原型に密着させて成形品を作成する第6の工程と、からなることを特徴とする。
本願請求項6に係る成形品の成形方法は、上記目的を達成するため、前記第2の工程は、第1の工程で成形した方眼原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼原型の各部分の撮影を行って複数の撮影データを取得する工程であり、前記第3の工程は、第2の工程で取得した複数の撮影データの方眼の歪みを修正し、修正した複数の撮影データを組み合わせて正面の修正正面データを作成する工程であることを特徴とする。
本願請求項7に係るお面の成形方法は、上記目的を達成するため、顔原型に方眼がデザインされたプラスチックシートを密着させて方眼顔原型を成形する第1の工程と、第1の工程で成形した方眼顔原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼顔原型の撮影を行って顔撮影データを取得する第2の工程と、第2の工程で取得した顔撮影データの方眼の歪みを修正して正面の顔修正正面データを作成する第3の工程と、第3の工程で作成した顔修正正面データを描画レイヤーに重ね、顔修正正面データに合わせて描画レイヤー上で描画を行い、重ねた顔修正正面データを外して、顔印刷データを形成する第4の工程と、第4の工程で形成した顔印刷データに基づいてプラスチックシートに顔画像の印刷を行う第5の工程と、第5の工程によって顔画像が印刷されたプラスチックシートを顔原型に密着させてお面を作成する第6の工程と、からなることを特徴とする。
本願請求項8に係るお面の成形方法は、上記目的を達成するため、前記第2の工程は、第1の工程で成形した方眼顔原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼顔原型の各部分の撮影を行って複数の顔撮影データを取得する工程であり、前記第3の工程は、第2の工程で取得した複数の顔撮影データの方眼の歪みを修正し、修正した複数の顔撮影データを組み合わせて正面の顔修正正面データを作成する工程であることを特徴とする。
本願発明に係る成形品の成形方法は、正面を含む複数の方向から被写体の撮影を行って画像データを取得し、当該画像データから成形用原型データを作成する第1の工程と、第1の工程で作成した成形用原型データに基づいて立体造形装置により原型を形成する第2の工程と、第2の工程で形成した原型に方眼がデザインされたプラスチックシートを密着させて方眼原型を成形する第3の工程と、第3の工程で成形した方眼原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼原型の撮影を行って撮影データを取得する第4の工程と、第4の工程で取得した撮影データの方眼の歪みを修正して正面の修正正面データを作成する第5の工程と、第5の工程で作成した修正正面データを、第1の工程で取得した正面画像データに重ね、正面画像データを修正正面データに合わせて変形させ、重ねた修正正面データを外して、印刷データを形成する第6の工程と、第6の工程で形成した印刷データに基づいてプラスチックシートに画像の印刷を行う第7の工程と、第7の工程によって画像が印刷されたプラスチックシートを第2の工程で形成した原型に密着させて成形品を作成する第8の工程とからなる。
本願発明に係る成形品の成形方法は、第7の工程で、プラスチックシートを成形して成形品を作成する前に画像を印刷しておくので、成形後に彩色する手間を省き、作業時間の短縮化と作業コストの低廉化を図ることができるという効果がある。本願発明に係る成形品の成形方法は、第1の工程で取得した画像データによって第2の工程で原型を形成すると共に第6の工程で印刷データを形成するので、作業効率を高めることができるという効果がある。また、第2の工程で形成した原型によって第3の工程で方眼原型を成形すると共に第8の工程で成形品を作成するので、原型を無駄なく利用でき、製造効率を高めることができるという効果がある。第1の工程で取得した正面画像データは、成形前のデータであるから、これにより直接印刷された印刷画像は成形前の印刷画像(被写体の画像)となる。この印刷画像を成形して成形品を作成すると、元の被写体の画像を変形させることになるので元の被写体と異なる成形品となる。従って、正面画像データを成形後のデータに修正する必要がある。正面画像データが成形後のデータであれば、直接印刷された印刷画像は成形後の被写体画像となり、この印刷画像を成形して成形品を作成すると、元の被写体と略同じ成形品となる。このように、本願発明に係る成形品の成形方法は、第4の工程で、第3の工程で成形した方眼原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼原型の撮影を行って成形前の成形品を確認することができ、第5の工程で、第4の工程で取得した撮影データの方眼の歪みを修正して成形後の成形品を確認することができる。この成形後の成形品を確認できる修正正面データに基づいて第1の工程で取得した正面画像データを成形後のデータに変形させることができるので、これにより直接印刷された成形後の印刷画像を成形して成形品を作成すると被写体を正確に再現した成形品を作成することができるという効果がある。
本願発明に係る成形品の成形方法は、前記第4の工程は、第3の工程で成形した方眼原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼原型の各部分の撮影を行って複数の撮影データを取得する工程であり、前記第5の工程は、第4の工程で取得した複数の撮影データの方眼の歪みを修正し、修正した複数の撮影データを組み合わせて正面の修正正面データを作成する工程である。
本願発明に係る成形品の成形方法は、方眼原型も原型と同じ立体物であり、方眼原型の1回の撮影で撮影データを取得して修正正面データを作成することも可能であるが、方眼原型の各部分を撮影して複数の撮影データを取得してそれらを組み合わせて修正正面データを作成した方がより被写体に近い成形品を作成できるという効果がある。
本願発明に係るお面の成形方法は、正面を含む複数の方向から人体の顔部の撮影を行って顔画像データを取得し、当該顔画像データから成形用顔原型データを作成する第1の工程と、第1の工程で作成した成形用顔原型データに基づいて立体造形装置により顔原型を形成する第2の工程と、第2の工程で形成した顔原型に方眼がデザインされたプラスチックシートを密着させて方眼顔原型を成形する第3の工程と、第3の工程で成形した方眼顔原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼顔原型の撮影を行って顔撮影データを取得する第4の工程と、第4の工程で取得した顔撮影データの方眼の歪みを修正して正面の顔修正正面データを作成する第5の工程と、第5の工程で作成した顔修正正面データを、第1の工程で取得した正面顔画像データに重ね、正面顔画像データを顔修正正面データに合わせて変形させ、重ねた顔修正正面データを外して、顔印刷データを形成する第6の工程と、第6の工程で形成した顔印刷データに基づいてプラスチックシートに顔画像の印刷を行う第7の工程と、第7の工程によって顔画像が印刷されたプラスチックシートを第2の工程で形成した顔原型に密着させてお面を作成する第8の工程とからなる。
本願発明に係るお面の成形方法は、第7の工程で、プラスチックシートを成形してお面を作成する前に顔画像を印刷しておくので、成形後に彩色する手間を省き、作業時間の短縮化と作業コストの低廉化を図ることができるという効果がある。本願発明に係るお面の成形方法は、第1の工程で取得した顔画像データによって第2の工程で顔原型を形成すると共に第6の工程で顔印刷データを形成するので、作業効率を高めることができるという効果がある。また、第2の工程で形成した顔原型によって第3の工程で方眼顔原型を成形すると共に第8の工程でお面を作成するので、顔原型を無駄なく利用でき、製造効率を高めることができるという効果がある。第1の工程で取得した正面顔画像データは、成形前のデータであるから、これにより直接印刷された印刷顔画像は成形前の顔画像(顔部の画像)となる。この印刷顔画像を成形してお面を作成すると、元の顔画像を変形させることになるので元の顔画像と異なるお面となる。従って、正面顔画像データを成形後のデータに修正する必要がある。正面顔画像データが成形後のデータであれば、直接印刷された顔画像は成形後のものとなり、この印刷顔画像を成形してお面を作成すると、元の顔画像と略同じお面となる。このように、本願発明に係るお面の成形方法は、第4の工程で、第3の工程で成形した方眼顔原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼顔原型の撮影を行って成形前のお面を確認することができ、第5の工程で、第4の工程で取得した顔撮影データの方眼の歪みを修正して成形後のお面を確認することができる。この成形後のお面を確認できる顔修正正面データに基づいて第1の工程で取得した正面顔画像データを成形後のデータに変形させることができるので、これにより直接印刷された成形後の印刷顔画像を成形してお面を作成すると撮影した顔部を正確に再現したお面を作成することができるという効果がある。
本願発明に係るお面の成形方法は、前記第4の工程が、第3の工程で成形した方眼顔原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼顔原型の各部分の撮影を行って複数の顔撮影データを取得する工程であり、前記第5の工程が、第4の工程で取得した複数の顔撮影データの方眼の歪みを修正し、修正した複数の顔撮影データを組み合わせて正面の顔修正正面データを作成する工程である。
本願発明に係るお面の成形方法は、方眼顔原型も顔原型と同じ立体物であり、方眼顔原型の1回の撮影で顔撮影データを取得して顔修正正面データを作成することも可能であるが、方眼顔原型の各部分を撮影して複数の顔撮影データを取得してそれらを組み合わせて顔修正正面データを作成した方がより実物に近いお面を作成できるという効果がある。
本願発明に係る成形品の成形方法は、原型に方眼がデザインされたプラスチックシートを密着させて方眼原型を成形する第1の工程と、第1の工程で成形した方眼原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼原型の撮影を行って撮影データを取得する第2の工程と、第2の工程で取得した撮影データの方眼の歪みを修正して正面の修正正面データを作成する第3の工程と、第3の工程で作成した修正正面データを描画レイヤーに重ね、修正正面データに合わせて描画レイヤー上で描画を行い、重ねた修正正面データを外して、印刷データを形成する第4の工程と、第4の工程で形成した印刷データに基づいてプラスチックシートに画像の印刷を行う第5の工程と、第5の工程によって画像が印刷されたプラスチックシートを原型に密着させて成形品を作成する第6の工程とからなる。
本願発明に係る成形品の成形方法は、第5の工程で、プラスチックシートを成形して成形品を作成する前に画像を印刷しておくので、成形後に彩色する手間を省き、作業時間の短縮化と作業コストの低廉化を図ることができるという効果がある。本願発明に係る成形品の成形方法は、原型によって第1の工程で方眼原型を成形すると共に第6の工程で成形品を作成するので、原型を無駄なく利用でき、製造効率を高めることができるという効果がある。第2の工程で取得した撮影データは、成形前のデータであるから、直接印刷された印刷画像は成形前の画像(原型の画像)となる。この印刷画像を成形して成形品を作成すると、元の原型を変形させることになるので元の原型と異なる成形品となる。従って、撮影データを成形後のデータに修正する必要がある。撮影データが成形後のデータであれば、直接印刷された印刷画像は成形後の画像となり、この印刷画像を成形して成形品を作成すると、元の原型と略同じ成形品となる。このように、本願発明に係る成形品の成形方法は、第2の工程で、第1の工程で成形した方眼原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼原型の撮影を行って成形前の成形品を確認することができ、第3の工程で、第2の工程で取得した撮影データの方眼の歪みを修正して成形後の成形品を確認することができる。また、第4の工程で、この成形後の成形品を確認できる修正正面データに基づいて、描画レイヤー上で描画を行えば、この描画レイヤーに描画された画像が成形後の印刷データとなる。第5の工程でこの印刷データにより直接印刷された成形後の印刷画像を成形して成形品を成形すると、原型を正確に再現した原型と略同じ成形品を作成できるという効果がある。
本願発明に係る成形品の成形方法は、前記第2の工程は、第1の工程で成形した方眼原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼原型の各部分の撮影を行って複数の撮影データを取得する工程であり、前記第3の工程は、第2の工程で取得した複数の撮影データの方眼の歪みを修正し、修正した複数の撮影データを組み合わせて正面の修正正面データを作成する工程である。
本願発明に係る成形品の成形方法は、方眼原型も原型と同じ立体物であり、方眼原型の1回の撮影で撮影データを取得して修正正面データを作成することも可能であるが、方眼原型の各部分を撮影して複数の撮影データを取得してそれらを組み合わせて修正正面データを作成した方がより実物に近い成形品を作成できるという効果がある。
本願発明に係るお面の成形方法は、顔原型に方眼がデザインされたプラスチックシートを密着させて方眼顔原型を成形する第1の工程と、第1の工程で成形した方眼顔原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼顔原型の撮影を行って顔撮影データを取得する第2の工程と、第2の工程で取得した顔撮影データの方眼の歪みを修正して正面の顔修正正面データを作成する第3の工程と、第3の工程で作成した顔修正正面データを描画レイヤーに重ね、顔修正正面データに合わせて描画レイヤー上で描画を行い、重ねた顔修正正面データを外して、顔印刷データを形成する第4の工程と、第4の工程で形成した顔印刷データに基づいてプラスチックシートに顔画像の印刷を行う第5の工程と、第5の工程によって顔画像が印刷されたプラスチックシートを顔原型に密着させてお面を作成する第6の工程とからなる。
本願発明に係るお面の成形方法は、第5の工程で、プラスチックシートを成形してお面を作成する前に顔画像を印刷しておくので、成形後に彩色する手間を省き、作業時間の短縮化と作業コストの低廉化を図ることができるという効果がある。本願発明に係るお面の成形方法は、顔原型によって第1の工程で方眼顔原型を成形すると共に第6の工程でお面を作成するので、顔原型を無駄なく利用でき、製造効率を高めることができるという効果がある。第2の工程で取得した顔撮影データは、成形前のデータであるから、直接印刷された印刷顔画像は成形前の顔画像(顔原型の画像)となる。この印刷顔画像を成形してお面を作成すると、元の顔原型を変形させることになるので元の顔原型と異なるお面となる。従って、顔撮影データを成形後のデータに修正する必要がある。顔撮影データが成形後のデータであれば、直接印刷された印刷顔画像は成形後の顔画像となり、この印刷顔画像を成形してお面を作成すると、元の顔原型と略同じお面となる。このように、本願発明に係るお面の成形方法は、第2の工程で、第1の工程で成形した方眼顔原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼顔原型の撮影を行って成形前のお面を確認することができ、第3の工程で、第2の工程で取得した顔撮影データの方眼の歪みを修正して成形後のお面を確認することができる。また、第4の工程で、この成形後のお面を確認できる顔修正正面データに基づいて、描画レイヤー上で描画を行えば、この描画レイヤーに描画された画像が成形後の顔印刷データとなる。第5の工程でこの顔印刷データにより直接印刷された成形後の印刷画像を成形してお面を成形すると、顔原型を正確に再現した顔原型と略同じお面を作成できるという効果がある。
本願発明に係るお面の成形方法は、前記第2の工程は、第1の工程で成形した方眼顔原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼顔原型の各部分の撮影を行って複数の顔撮影データを取得する工程であり、前記第3の工程は、第2の工程で取得した複数の顔撮影データの方眼の歪みを修正し、修正した複数の顔撮影データを組み合わせて正面の顔修正正面データを作成する工程である。
本願発明に係るお面の成形方法は、方眼顔原型も顔原型と同じ立体物であり、方眼顔原型の1回の撮影で顔撮影データを取得して顔修正正面データを作成することも可能であるが、方眼顔原型の各部分を撮影して複数の顔撮影データを取得してそれらを組み合わせて顔修正正面データを作成した方がより実物に近いお面を作成できるという効果がある。
本願発明に係るお面の成形方法の全体構成の実施例を示すブロック図である。 第1の工程の撮影を説明する説明図である。 第1の工程の顔画像データの説明図である。 第2の工程の顔原型の斜視図である。 第3の工程の方眼プラスチックシートの説明図である。 第3の工程の方眼顔原型を成形する側面断面図である。 第3の工程の方眼顔原型の正面図である。 第4の工程の輪郭線の説明図である。 第4の工程の撮影を説明する説明図である。 第5の工程の方眼の歪みの修正を説明する説明図である。 第5の工程の方眼の歪みの修正を説明する説明図である。 第6の工程の正面顔画像の変形について説明する説明図である。 第6の工程の顔印刷データの説明図である。 第7の工程の顔画像が印刷されたプラスチックシートの説明図である。 第8の工程のお面を作成する説明図である。 お面の正面図である。 お面の作成のフローチャートである。 さらに他のお面の作成のフローチャートである。 成形品のフローチャートである。 さらに他の成形品のフローチャートである。
成形品の成形方法は、図19に示すように、下記の工程からなる。第1の工程は、図2,3に示すように、正面を含む複数の方向から被写体11の撮影を行って画像データ12を取得し、当該画像データ12から成形用原型データ13を作成する。第2の工程は、図4に示すように、第1の工程で作成した成形用原型データ13に基づいて立体造形装置6により原型15を形成する。第3の工程は、図5乃至7に示すように、第2の工程で形成した原型15に方眼がデザインされたプラスチックシート16を密着させて方眼原型17を成形する。第4の工程は、図8,9に示すように、第3の工程で成形した方眼原型17の凸部の輪郭に沿って輪郭線18を描き、この輪郭線18を描いた方眼原型17の撮影を行って撮影データ21を取得する。第5の工程は、図11に示すように、第4の工程で取得した撮影データ21の方眼の歪みを修正して正面の修正正面データ22を作成する。第6の工程は、図12,13に示すように、第5の工程で作成した修正正面データ22を、第1の工程で取得した正面画像データ12aに重ね、正面画像データ12aを修正正面データ22に合わせて変形させ、重ねた修正正面データ22を外して、印刷データ29を形成する。第7の工程は、図14に示すように、第6の工程で形成した印刷データ29に基づいてプラスチックシート30に画像31の印刷を行う。第8の工程は、図15に示すように、第7の工程によって画像31が印刷されたプラスチックシート30を第2の工程で形成した原型15に密着させて成形品10を作成する。
成形品の成形方法は、第7の工程で、プラスチックシート30を成形して成形品10を作成する前に画像31を印刷しておくので、成形後に彩色する手間を省き、作業時間の短縮化と作業コストの低廉化を図ることができる。成形品の成形方法は、第1の工程で取得した画像データ12によって第2の工程で原型15を形成すると共に第6の工程で印刷データ29を形成するので、作業効率を高めることができる。また、第2の工程で形成した原型15によって第3の工程で方眼原型17を成形すると共に第8の工程で成形品10を作成するので、原型15を無駄なく利用でき、製造効率を高めることができる。第1の工程で取得した正面画像データ12aは、成形前のデータであるから、これにより直接印刷された印刷画像は成形前の印刷画像(被写体11の画像)となる。この印刷画像を成形して成形品10を作成すると、元の被写体11の画像を変形させることになるので元の被写体11と異なる成形品10となる。従って、正面画像データ12aを成形後のデータに修正する必要がある。正面画像データ12aが成形後のデータであれば、直接印刷された印刷画像は成形後の被写体画像となり、この印刷画像を成形して成形品10を作成すると、元の被写体11と略同じ成形品10となる。このように、成形品の成形方法は、第4の工程で、第3の工程で成形した方眼原型17の凸部の輪郭に沿って輪郭線18を描き、この輪郭線18を描いた方眼原型17の撮影を行って成形前の成形品10を確認することができ、第5の工程で、第4の工程で取得した撮影データ21の方眼の歪みを修正して成形後の成形品10を確認することができる。この成形後の成形品を確認できる修正正面データ22に基づいて第1の工程で取得した正面画像データ12aを成形後のデータに変形させることができるので、これにより直接印刷された成形後の印刷画像を成形して成形品10を作成すると被写体11を正確に再現した成形品10を作成することができる。
成形品の成形方法は、前記第4の工程が、図8に示すように、第3の工程で成形した方眼原型17の凸部の輪郭に沿って輪郭線18を描き、図9に示すように、この輪郭線18を描いた方眼原型17の各部分の撮影を行って複数の撮影データ21a〜21dを取得する工程であり、前記第5の工程が、図10に示すように、第4の工程で取得した複数の撮影データ21a〜21dの方眼の歪みを修正し、図11に示すように、修正した複数の撮影データ21a〜21dを組み合わせて正面の修正正面データ22を作成する工程であっても良い。成形品の成形方法は、方眼原型17も原型15と同じ立体物であり、方眼原型17の1回の撮影で撮影データを取得して修正正面データ22を作成することも可能であるが、方眼原型の各部分を撮影して複数の撮影データ21a〜21dを取得してそれらを組み合わせて修正正面データ22を作成した方がより被写体11に近い成形品を作成できる。
お面の成形方法は、図17に示すように、下記の工程からなる。第1の工程は、図2,3に示すように、正面を含む複数の方向から人体の顔部11の撮影を行って顔画像データ12を取得し、当該顔画像データ12から成形用顔原型データ13を作成する。第2の工程は、図4に示すように、第1の工程で作成した成形用顔原型データ13に基づいて立体造形装置6により顔原型15を形成する。第3の工程は、図5乃至7に示すように、第2の工程で形成した顔原型15に方眼がデザインされたプラスチックシート16を密着させて方眼顔原型17を成形する。第4の工程は、図8に示すように、第3の工程で成形した方眼顔原型17の凸部の輪郭に沿って輪郭線18を描き、図9に示すように、この輪郭線18を描いた方眼顔原型17の撮影を行って顔撮影データ21を取得する。第5の工程は、図11に示すように、第4の工程で取得した顔撮影データ21の方眼の歪みを修正して正面の顔修正正面データ22を作成する。第6の工程は、図12,13に示すように、第5の工程で作成した顔修正正面データ22を、第1の工程で取得した正面顔画像データ12aに重ね、正面顔画像データ12aを顔修正正面データ22に合わせて変形させ、重ねた顔修正正面データ22を外して、顔印刷データ29を形成する。第7の工程は、図14に示すように、第6の工程で形成した顔印刷データ29に基づいてプラスチックシート30に顔画像31の印刷を行う。第8の工程は、第7の工程によって顔画像31が印刷されたプラスチックシート30を第2の工程で形成した顔原型15に密着させてお面10を作成する。
お面の成形方法は、第7の工程で、プラスチックシート30を成形してお面10を作成する前に顔画像31を印刷しておくので、成形後に彩色する手間を省き、作業時間の短縮化と作業コストの低廉化を図ることができる。お面の成形方法は、第1の工程で取得した顔画像データ12によって第2の工程で顔原型15を形成すると共に第6の工程で顔印刷データ29を形成するので、作業効率を高めることができる。また、第2の工程で形成した顔原型15によって第3の工程で方眼顔原型17を成形すると共に第8の工程でお面10を作成するので、顔原型15を無駄なく利用でき、製造効率を高めることができる。第1の工程で取得した正面顔画像データ12aは、成形前のデータであるから、これにより直接印刷された印刷顔画像は成形前の顔画像(顔部11の画像)となる。この印刷顔画像を成形してお面10を作成すると、元の顔画像を変形させることになるので元の顔画像と異なるお面10となる。従って、正面顔画像データ12aを成形後のデータに修正する必要がある。正面顔画像データ12aが成形後のデータであれば、直接印刷された顔画像31は成形後のものとなり、この印刷顔画像を成形してお面10を作成すると、元の顔画像と略同じお面10となる。このように、お面の成形方法は、第4の工程で、第3の工程で成形した方眼顔原型17の凸部の輪郭に沿って輪郭線18を描き、この輪郭線18を描いた方眼顔原型17の撮影を行って成形前のお面10を確認することができ、第5の工程で、第4の工程で取得した顔撮影データ21の方眼の歪みを修正して成形後のお面10を確認することができる。この成形後のお面10を確認できる顔修正正面データ22に基づいて第1の工程で取得した正面顔画像データ12aを成形後のデータに変形させることができるので、これにより直接印刷された成形後の印刷顔画像を成形してお面10を作成すると撮影した顔部11を正確に再現したお面10を作成することができる。
お面の成形方法は、前記第4の工程が、図8に示すように、第3の工程で成形した方眼顔原型17の凸部の輪郭に沿って輪郭線18を描き、図9に示すように、この輪郭線18を描いた方眼顔原型17の各部分の撮影を行って複数の顔撮影データ21a〜21dを取得する工程であり、前記第5の工程が、図10に示すように、第4の工程で取得した複数の顔撮影データ21a〜21dの方眼の歪みを修正し、図11に示すように、修正した複数の顔撮影データ21a〜21dを組み合わせて正面の顔修正正面データ22を作成する工程であっても良い。お面の成形方法は、方眼顔原型17も顔原型15と同じ立体物であり、方眼顔原型17の1回の撮影で顔撮影データ21を取得して顔修正正面データ22を作成することも可能であるが、方眼顔原型17の各部分を撮影して複数の顔撮影データ21a〜21dを取得してそれらを組み合わせて顔修正正面データ22を作成した方がより実物に近いお面10を作成できる。
さらに、他の成形品の成形方法は、図20に示すように、下記の工程からなる。第1の工程は、図4乃至7に示すように、原型15に方眼がデザインされたプラスチックシート16を密着させて方眼原型17を成形する。第2の工程は、図8に示すように、第1の工程で成形した方眼原型17の凸部の輪郭に沿って輪郭線18を描き、図9に示すように、この輪郭線18を描いた方眼原型17の撮影を行って撮影データ21を取得する。第3の工程は、図11に示すように、第2の工程で取得した撮影データ21の方眼の歪みを修正して正面の修正正面データ22を作成する。第4の工程は、図12,13に示すように、第3の工程で作成した修正正面データ22を描画レイヤー24に重ね、修正正面データ22に合わせて描画レイヤー24上で描画を行い、重ねた修正正面データ22を外して、印刷データ29を形成する。第5の工程は、図14に示すように、第4の工程で形成した印刷データ29に基づいてプラスチックシート30に画像31の印刷を行う。第6の工程は、図15に示すように、第5の工程によって画像31が印刷されたプラスチックシート30を原型15に密着させて成形品10を作成する。
成形品の成形方法は、第5の工程で、プラスチックシート30を成形して成形品10を作成する前に画像31を印刷しておくので、成形後に彩色する手間を省き、作業時間の短縮化と作業コストの低廉化を図ることができる。成形品の成形方法は、原型15によって第1の工程で方眼原型17を成形すると共に第6の工程で成形品10を作成するので、原型15を無駄なく利用でき、製造効率を高めることができる。第2の工程で取得した撮影データ21は、成形前のデータであるから、直接印刷された印刷画像は成形前の画像(原型15の画像)となる。この印刷画像を成形して成形品10を作成すると、元の原型15を変形させることになるので元の原型15と異なる成形品10となる。従って、撮影データ21を成形後のデータに修正する必要がある。撮影データ21が成形後のデータであれば、直接印刷された印刷画像は成形後の画像31となり、この印刷画像31を成形して成形品10を作成すると、元の原型15と略同じ成形品10となる。このように、成形品の成形方法は、第2の工程で、第1の工程で成形した方眼原型17の凸部の輪郭に沿って輪郭線18を描き、この輪郭線18を描いた方眼原型17の撮影を行って成形前の成形品10を確認することができ、第3の工程で、第2の工程で取得した撮影データ21の方眼の歪みを修正して成形後の成形品10を確認することができる。また、第4の工程で、この成形後の成形品10を確認できる修正正面データ22に基づいて、描画レイヤー24上で描画を行えば、この描画レイヤー24に描画された画像が成形後の印刷データ29となる。第5の工程でこの印刷データ29により直接印刷された成形後の印刷画像を成形して成形品10を成形すると、原型15を正確に再現したのと略同じ成形品10を作成できる。
上記成形品の成形方法は、前記第2の工程が、図8に示すように、第1の工程で成形した方眼原型17の凸部の輪郭に沿って輪郭線18を描き、図9に示すように、この輪郭線18を描いた方眼原型17の各部分の撮影を行って複数の撮影データ21a〜21dを取得する工程であり、前記第3の工程が、図10に示すように、第2の工程で取得した複数の撮影データ21a〜21dの方眼の歪みを修正し、図11に示すように、修正した複数の撮影データ21a〜21dを組み合わせて正面の修正正面データ22を作成する工程であっても良い。成形品の成形方法は、方眼原型17も原型15と同じ立体物であり、方眼原型17の1回の撮影で撮影データ21を取得して修正正面データ22を作成することも可能であるが、方眼原型17の各部分を撮影して複数の撮影データ21a〜21dを取得してそれらを組み合わせて修正正面データ22を作成した方がより実物に近い成形品10を作成できる。
また、さらに他のお面の成形方法は、図20に示すように、下記の工程からなる。第1の工程は、図4乃至7に示すように、顔原型15に方眼がデザインされたプラスチックシート16を密着させて方眼顔原型17を成形する。第2の工程は、図8に示すように、第1の工程で成形した方眼顔原型17の凸部の輪郭に沿って輪郭線18を描き、図9に示すように、この輪郭線18を描いた方眼顔原型17の撮影を行って顔撮影データ21を取得する。第3の工程は、図11に示すように、第2の工程で取得した顔撮影データ21の方眼の歪みを修正して正面の顔修正正面データ22を作成する。第4の工程は、図12,13に示すように、第3の工程で作成した顔修正正面データ22を描画レイヤー24に重ね、顔修正正面データ22に合わせて描画レイヤー24上で描画を行い、重ねた顔修正正面データ22を外して、顔印刷データ29を形成する。第5の工程は、図14に示すように、第4の工程で形成した顔印刷データ29に基づいてプラスチックシート30に顔画像31の印刷を行う。第6の工程は、図15に示すように、第5の工程によって顔画像31が印刷されたプラスチックシート30を顔原型15に密着させてお面10を作成する。
お面の成形方法は、第5の工程で、プラスチックシート30を成形してお面10を作成する前に顔画像31を印刷しておくので、成形後に彩色する手間を省き、作業時間の短縮化と作業コストの低廉化を図ることができる。お面の成形方法は、顔原型15によって第1の工程で方眼顔原型17を成形すると共に第6の工程でお面10を作成するので、顔原型15を無駄なく利用でき、製造効率を高めることができる。第2の工程で取得した顔撮影データ21は、成形前のデータであるから、直接印刷された印刷顔画像は成形前の顔画像(顔原型15の画像)となる。この印刷顔画像を成形してお面10を作成すると、元の顔原型15を変形させることになるので元の顔原型15と異なるお面10となる。従って、顔撮影データ21を成形後のデータに修正する必要がある。顔撮影データ21が成形後のデータであれば、直接印刷された印刷顔画像は成形後の顔画像31となり、この印刷顔画像31を成形してお面10を作成すると、元の顔原型15と略同じお面10となる。このように、お面の成形方法は、第2の工程で、第1の工程で成形した方眼顔原型17の凸部の輪郭に沿って輪郭線18を描き、この輪郭線18を描いた方眼顔原型17の撮影を行って成形前のお面10を確認することができ、第3の工程で、第2の工程で取得した顔撮影データ21の方眼の歪みを修正して成形後のお面10を確認することができる。また、第4の工程で、この成形後のお面10を確認できる顔修正正面データ22に基づいて、描画レイヤー24上で描画を行えば、この描画レイヤー24に描画された画像が成形後の顔印刷データ29となる。第5の工程でこの顔印刷データ29により直接印刷された成形後の印刷画像を成形してお面10を成形すると、顔原型15を正確に再現したのと略同じお面10を作成できる。
上記お面の成形方法は、前記第2の工程が、図8に示すように、第1の工程で成形した方眼顔原型17の凸部の輪郭に沿って輪郭線18を描き、図9に示すように、この輪郭線18を描いた方眼顔原型17の各部分の撮影を行って複数の顔撮影データ21a〜21dを取得する工程であり、前記第3の工程が、図10に示すように、第2の工程で取得した複数の顔撮影データ21a〜21dの方眼の歪みを修正し、図11に示すように、修正した複数の顔撮影データ21a〜21dを組み合わせて正面の顔修正正面データ22を作成する工程であっても良い。お面の成形方法は、方眼顔原型17も顔原型15と同じ立体物であり、方眼顔原型17の1回の撮影で顔撮影データ21を取得して顔修正正面データ22を作成することも可能であるが、方眼顔原型17の各部分を撮影して複数の顔撮影データ21a〜21dを取得してそれらを組み合わせて顔修正正面データ22を作成した方がより実物に近いお面10を作成できる。
さらに、お面の成形方法について具体的に説明する。お面の成形方法のシステム構成は、図1に示すように、ハードディスク等の記憶手段8を備えたコンピュータ1と、コンピュータ1に接続されるモニター3と、コンピュータ1に接続されるインクジェットプリンタ等の出力手段7と、コンピュータ1に接続される3次元プリンタ等の立体造形装置6と、コンピュータ1に接続されるマウス、ペンタブレット、キーボード等の入力手段5と、コンピュータ1に接続されるデジタルカメラ等の撮影手段2とからなる。このシステム構成は、一例であり、これに限定されるものではない。
なお、このお面の成形方法は、図17に示すフローチャートに従っている。第1の工程は、図2に示すように、正面を含む複数の方向から人体の顔部11の撮影を行って顔画像データ12を取得し、当該顔画像データ12から成形用顔原型データ13を作成する。図3に示すように、顔画像データ12は、顔の正面12a、顔の左右両側面12b,12c、顔の上下両側面12d,12eを、5台のデジタルカメラ2で略同時に撮影して取得する。勿論1台のデジタルカメラ2で撮影して取得しても構わない。また、公知の立体スキャナ装置によって顔画像データ12を取得しても構わない。この顔画像データ12をコンピュータ1に取り込んで、コンピュータ1のハードディスク等の記憶手段8に記憶させる。この5枚の顔画像データ12a乃至12eにより、立体造形データ作成ソフト(例えば、FreeForm)を用いて顔部11の成形用顔原型データ13を作成する。
第2の工程は、図4に示すように、第1の工程で作成した顔部11の成形用顔原型データ13に基づいて立体造形装置6により顔原型15を形成する。縮尺は任意に設定できるが、お面10を形成するので、被写体である顔部11の原寸大であることが望ましい。この顔原型15は、第1の工程の被写体である人体の顔部11の複製物である。
第3の工程は、図5乃至7に示すように、第2の工程で形成した顔原型15に方眼がデザインされたプラスチックシート16を密着させて方眼顔原型17を成形する。熱可塑性の方眼がデザインされたプラスチックシート16(例えば、塩化ビニール樹脂等)を加熱し、図6(b)に示すように、真空成形等によって顔原型15の表面に密着させると、方眼顔原型17が成形される。方眼は、1mm間隔の縦罫線と横罫線とで構成されているが、特に限定されるものではない。方眼顔原型17は、図6(c)に示すように、硬化後、顔原型15から外す。図7に示すように、方眼顔原型17は、顔原型15の凹凸により縦罫線と横罫線が伸びて歪んでいる。
第4の工程は、図8に示すように、第3の工程で成形した方眼顔原型17の凸部の輪郭に沿って輪郭線18を描き、図9に示すように、この輪郭線18を描いた方眼顔原型17の各部分の撮影をデジタルカメラ等の撮影手段で行って複数の顔撮影データ21a〜21dを取得する。輪郭線18は、赤の点線で描くことが望ましい。赤の点線で輪郭線18を描いた方眼顔原型17の各部分、例えば、右顔上半分、左顔上半分、右顔下半分、左顔下半分は、真正面からではなく、斜め側面から全体が見えるように撮影を行う。このようにして、4つの顔撮影データ21a〜21dを取得する。
第5の工程は、図10に示すように、第4の工程で取得した複数の顔撮影データ21a〜21dの方眼の歪みを修正し、図11に示すように、修正した複数の顔撮影データ21a〜21dを組み合わせて正面の顔修正正面データ22を作成する。即ち、赤い点線で輪郭線18の描かれた4つの顔撮影データ21a〜21dをコンピュータ1に取り込んで、コンピュータ1のハードディスク等の記憶手段8に記憶させる。この4つの顔撮影データ21a〜21dは、縦罫線と横罫線が伸びて、方眼が歪んでいる。コンピュータソフトにより、4つの顔撮影データ21a〜21dの罫線を元の直線状態に戻して歪みの修正(編集又は補正)を行う。赤い輪郭線18は、罫線の修正に伴って移動する。この修正した右顔上半分21b、左顔上半分21a、右顔下半分21d、左顔下半分21cをコンピュータソフト上で組み合わせて正面の顔修正正面データ22を作成する。この顔修正正面データ22には、正面から見た平面上の顔の赤い点線で描かれた輪郭線18が残っている。
第6の工程は、図12,13に示すように、第5の工程で作成した顔修正正面データ22を、第1の工程で取得した正面顔画像データ12aに重ね、正面顔画像データ12aを顔修正正面データ22に合わせて変形させ、重ねた顔修正正面データ22を外して、顔印刷データ29を形成する。即ち、第6の工程は、第1の工程で取得した正面顔画像データ12aをコンピュータソフト(グラフィックソフト)により画像処理する工程である。コンピュータ1の描画ソフトにより、第5の工程で作成した輪郭線18を有する顔修正正面データ22に基づいて、顔修正正面画像27をコンピュータ1に接続されたモニター3の画面上において第1のレイヤー25に表示する。同じく、コンピュータ1の描画ソフトにより、第1の工程において顔の正面をデジタルカメラ2で撮影して取得した正面顔画像データ12aに基づいて、正面顔画像28を第2のレイヤー26に表示する。
図12に示すように、第1のレイヤー25に表示されている顔修正正面画像27に第2のレイヤー26に表示されている正面顔画像28を重ね合わせ、第2のレイヤー26上で正面顔画像28を顔修正正面画像27に合わせて変形させる。例えば、第2のレイヤー26上の正面顔画像28の顔、鼻、目、口、眉毛の輪郭形状を、第1のレイヤー25上の顔修正正面画像27の赤い点線の輪郭線18に合わせて変形させる。この変形(編集)作業は、コンピュータ1に接続されたマウス、ペンタブレット等の入力手段5で行う。第2のレイヤー26の顔、鼻等の輪郭線18上にポインタを合わせ、そのままドラッグしてポインタを第1のレイヤー25上の赤い点線の輪郭線18位置までずらすことにより線が変形する。この変形は、描画ソフトの機能に基づいて行うことができる。第1のレイヤー25を外し、第2のレイヤー26上で変形させた正面顔画像28のデータをコンピュータ1の記憶手段8に保存する。図13に示すように、この変形させた正面顔画像データ12aが顔印刷データ29となる。
第7の工程は、図14に示すように、第6の工程で形成した顔印刷データ29に基づいてプラスチックシート30に顔画像31の印刷を行う。顔印刷データ29、即ち変形後の正面顔画像データ12aは、変形前の正面顔画像データ12aに比べて若干膨張した形状となっている。この顔印刷データ29は、コンピュータ1に接続されたインクジェットプリンター7によってプラスチックシート30にカラー印刷され、顔画像31を形成する。このプラスチックシート30は、例えば、塩化ビニール樹脂等の熱可塑性樹脂で構成されている。
第8の工程は、図15に示すように、第7の工程によって顔画像31が印刷されたプラスチックシート30を第2の工程で形成した顔原型15に密着させてお面10を作成する。第2の工程で形成した顔原型15に、加熱されたプラスチックシート30の印刷された顔画像31の位置がずれないように位置を合わせ、図15(b)に示すように、真空成形によって顔原型15に密着させると、お面10が成形される。第7の工程で印刷された顔画像31は、実際に正面から撮影した正面顔画像28と比べて膨張した輪郭形状となっているが、顔原型15に密着させると、顔原型15に合わせて凹凸が形成されて変形し、正面顔画像28と略同じとなる。図15(c)に示すように、お面10は、硬化後、顔原型15から外して、余分な周縁をカットする。このようにして、お面10は、図16に示すように完成する。
さらに他のお面の成形方法について説明する。なお、このお面の成形方法は、既に存在する玩具等の顔型を利用することができる。このお面の成形方法は、図18に示すフローチャートに従っている。第1の工程は、図4乃至7に示すように、顔原型15に方眼がデザインされたプラスチックシート16を密着させて方眼顔原型17を成形する。即ち、熱可塑性の方眼がデザインされたプラスチックシート16(例えば、塩化ビニール樹脂等)を加熱し、図6(b)に示すように、真空成形等によって顔原型15の表面に密着させると、方眼顔原型17が成形される。方眼は、1mm間隔の縦罫線と横罫線とで構成されているが、特に限定されるものではない。方眼顔原型17は、図6(c)に示すように、硬化後、顔原型15から外す。方眼顔原型17は、図7に示すように、顔原型15の凹凸により縦罫線と横罫線が伸びて歪んでいる。
第2の工程は、図8に示すように、第1の工程で成形した方眼顔原型17の凸部の輪郭に沿って輪郭線18を描き、図9に示すように、この輪郭線18を描いた方眼顔原型17の各部分の撮影を行って複数の顔撮影データ21a〜21dを取得する。輪郭線18は、赤の点線で描くことが望ましい。赤の点線で輪郭線18を描いた方眼顔原型17の各部分、例えば、右顔上半分、左顔上半分、右顔下半分、左顔下半分は、真正面からではなく、斜め側面から全体が見えるように撮影を行う。このようにして、4つの顔撮影データ21a〜21dを取得する。
第3の工程は、図10に示すように、第2の工程で取得した複数の顔撮影データ21a〜21dの方眼の歪みを修正し、図11に示すように、修正した複数の顔撮影データ21a〜21dを組み合わせて正面の顔修正正面データ22を作成する。即ち、赤い点線で輪郭線18の描かれた4つの顔撮影データ21a〜21dをコンピュータ1に取り込んで、コンピュータ1のハードディスク等の記憶手段8に記憶させる。この4つの顔撮影データ21a〜21dは、縦罫線と横罫線が伸びて、方眼が歪んでいる。コンピュータソフトにより、4つの撮影データ21a〜21dの罫線を元の直線状態に戻して歪みの修正(編集又は補正)を行う。赤い輪郭線18は、罫線の修正に伴って移動する。この修正した右顔上半分21b、左顔上半分21a、右顔下半分21d、左顔下半分21cをコンピュータソフト上で組み合わせて正面の顔修正正面データ22を作成する。この顔修正正面データ22には、正面から見た平面上の顔の赤い点線で描かれた輪郭線18が残っている。
第4の工程は、図12,13に示すように、第3の工程で作成した顔修正正面データ22を描画レイヤー24に重ね、顔修正正面データ22に合わせて描画レイヤー24上で描画を行い、重ねた顔修正正面データ22を外して、顔印刷データ29を形成する。即ち、コンピュータ1の描画ソフトにより、第3の工程で作成した輪郭線18を有する顔修正正面データ22に基づいて、コンピュータ1に接続されたモニター3の画面上において描画ソフトの第1のレイヤー25に顔修正正面画像27を表示する。同じく、コンピュータ1の描画ソフトにより、第1のレイヤー25に透明の描画レイヤー24を重ね、第1のレイヤー25に表示されている顔修正正面画像27に合わせて描画レイヤー24上で描画を行う。例えば、第1のレイヤー25上の顔修正正面画像27の顔、鼻、目、口、眉毛の赤い点線で描かれた輪郭形状に沿って、描画レイヤー24上で輪郭線を描き、さらに模様及び彩色を施す。この編集作業は、コンピュータ1に接続されたマウス、ペンタブレット等の入力手段5で行う。第1のレイヤー25を外し、描画レイヤー24上で描画された正面顔画像28のデータをコンピュータ1の記憶手段8に記憶させる。この描画した正面顔画像データ12aが顔印刷データ29となる。
第5の工程は、図14に示すように、第4の工程で形成した顔印刷データ29に基づいてプラスチックシート30に顔画像31の印刷を行う。顔印刷データ29、即ち描画した正面顔画像データ12aは、変形前の正面顔画像データ12aに比べて若干膨張した形状となっている。この顔印刷データ29は、コンピュータ1に接続されたインクジェットプリンター7によってプラスチックシート30にカラー印刷され、顔画像31を形成する。このプラスチックシート30は、例えば、塩化ビニール樹脂等の熱可塑性樹脂で構成されている。
第6の工程は、図15に示すように、第5の工程によって顔画像31が印刷されたプラスチックシート30を顔原型15に密着させてお面10を作成する。顔原型15に、加熱されたプラスチックシート30の印刷された顔画像31の位置がずれないように位置を合わせ、図15(b)に示すように、真空成形によって顔原型15に密着させると、お面10が成形される。第5の工程で印刷された顔画像31は、実際に正面からの正面顔画像28と比べて膨張した輪郭形状となっているが、顔原型15に密着させると、顔原型15に合わせて凹凸が形成されて変形し、正面顔画像28と略同じとなる。図15(c)に示すように、お面10は、硬化後、顔原型15から外して、余分な周縁をカットする。このようにして、お面10は、図16に示すように完成する。
上記実施例は、お面の成形方法で説明したが、お面に限定されるものではなく、様々な成形品の成形方法に適用することができる。
本願発明は、お面、マスク等の成形品を成形する成形装置に利用可能である。
1 コンピュータ
2 デジタルカメラ
3 モニター
5 入力手段
6 立体造形装置(3次元プリンタ)
7 インクジェットプリンター
8 記憶手段
10 お面(成形品)
11 顔部(被写体)
12 顔画像データ(画像データ)
12a 正面顔画像データ(正面画像データ)
12b 左側面顔画像データ(左側面画像データ)
12c 右側面顔画像データ(右側面画像データ)
12d 上側面顔画像データ(上側面画像データ)
12e 下側面顔画像データ(下側面画像データ)
13 成形用顔原型データ(成形用原型データ)
15 顔原型(原型)
16 プラスチックシート
17 方眼顔原型(方眼原型)
18 輪郭線
21 顔撮影データ(撮影データ)
21a 顔撮影データ(撮影データ)
21b 顔撮影データ(撮影データ)
21c 顔撮影データ(撮影データ)
21d 顔撮影データ(撮影データ)
22 顔修正正面データ(修正正面データ)
24 描画レイヤー
25 第1のレイヤー
26 第2のレイヤー
27 顔修正正面画像
28 正面顔画像
29 顔印刷データ(印刷データ)
30 プラスチックシート
31 顔画像

Claims (8)

  1. 正面を含む複数の方向から被写体の撮影を行って画像データを取得し、当該画像データから成形用原型データを作成する第1の工程と、
    第1の工程で作成した成形用原型データに基づいて立体造形装置により原型を形成する第2の工程と、
    第2の工程で形成した原型に方眼がデザインされたプラスチックシートを密着させて方眼原型を成形する第3の工程と、
    第3の工程で成形した方眼原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼原型の撮影を行って撮影データを取得する第4の工程と、
    第4の工程で取得した撮影データの方眼の歪みを修正して正面の修正正面データを作成する第5の工程と、
    第5の工程で作成した修正正面データを、第1の工程で取得した正面画像データに重ね、正面画像データを修正正面データに合わせて変形させ、重ねた修正正面データを外して、印刷データを形成する第6の工程と、
    第6の工程で形成した印刷データに基づいてプラスチックシートに画像の印刷を行う第7の工程と、
    第7の工程によって画像が印刷されたプラスチックシートを第2の工程で形成した原型に密着させて成形品を作成する第8の工程と、
    からなることを特徴とする成形品の成形方法。
  2. 前記第4の工程は、第3の工程で成形した方眼原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼原型の各部分の撮影を行って複数の撮影データを取得する工程であり、
    前記第5の工程は、第4の工程で取得した複数の撮影データの方眼の歪みを修正し、修正した複数の撮影データを組み合わせて正面の修正正面データを作成する工程であることを特徴とする請求項1記載の成形品の成形方法。
  3. 正面を含む複数の方向から人体の顔部の撮影を行って顔画像データを取得し、当該顔画像データから成形用顔原型データを作成する第1の工程と、
    第1の工程で作成した成形用顔原型データに基づいて立体造形装置により顔原型を形成する第2の工程と、
    第2の工程で形成した顔原型に方眼がデザインされたプラスチックシートを密着させて方眼顔原型を成形する第3の工程と、
    第3の工程で成形した方眼顔原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼顔原型の撮影を行って顔撮影データを取得する第4の工程と、
    第4の工程で取得した顔撮影データの方眼の歪みを修正して正面の顔修正正面データを作成する第5の工程と、
    第5の工程で作成した顔修正正面データを、第1の工程で取得した正面顔画像データに重ね、正面顔画像データを顔修正正面データに合わせて変形させ、重ねた顔修正正面データを外して、顔印刷データを形成する第6の工程と、
    第6の工程で形成した顔印刷データに基づいてプラスチックシートに顔画像の印刷を行う第7の工程と、
    第7の工程によって顔画像が印刷されたプラスチックシートを第2の工程で形成した顔原型に密着させてお面を作成する第8の工程と、
    からなることを特徴とするお面の成形方法。
  4. 前記第4の工程は、第3の工程で成形した方眼顔原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼顔原型の各部分の撮影を行って複数の顔撮影データを取得する工程であり、
    前記第5の工程は、第4の工程で取得した複数の顔撮影データの方眼の歪みを修正し、修正した複数の顔撮影データを組み合わせて正面の顔修正正面データを作成する工程であることを特徴とする請求項3記載のお面の成形方法。
  5. 原型に方眼がデザインされたプラスチックシートを密着させて方眼原型を成形する第1の工程と、
    第1の工程で成形した方眼原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼原型の撮影を行って撮影データを取得する第2の工程と、
    第2の工程で取得した撮影データの方眼の歪みを修正して正面の修正正面データを作成する第3の工程と、
    第3の工程で作成した修正正面データを描画レイヤーに重ね、修正正面データに合わせて描画レイヤー上で描画を行い、重ねた修正正面データを外して、印刷データを形成する第4の工程と、
    第4の工程で形成した印刷データに基づいてプラスチックシートに画像の印刷を行う第5の工程と、
    第5の工程によって画像が印刷されたプラスチックシートを原型に密着させて成形品を作成する第6の工程と、
    からなることを特徴とする成形品の成形方法。
  6. 前記第2の工程は、第1の工程で成形した方眼原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼原型の各部分の撮影を行って複数の撮影データを取得する工程であり、
    前記第3の工程は、第2の工程で取得した複数の撮影データの方眼の歪みを修正し、修正した複数の撮影データを組み合わせて正面の修正正面データを作成する工程であることを特徴とする請求項5記載の成形品の成形方法。
  7. 顔原型に方眼がデザインされたプラスチックシートを密着させて方眼顔原型を成形する第1の工程と、
    第1の工程で成形した方眼顔原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼顔原型の撮影を行って顔撮影データを取得する第2の工程と、
    第2の工程で取得した顔撮影データの方眼の歪みを修正して正面の顔修正正面データを作成する第3の工程と、
    第3の工程で作成した顔修正正面データを描画レイヤーに重ね、顔修正正面データに合わせて描画レイヤー上で描画を行い、重ねた顔修正正面データを外して、顔印刷データを形成する第4の工程と、
    第4の工程で形成した顔印刷データに基づいてプラスチックシートに顔画像の印刷を行う第5の工程と、
    第5の工程によって顔画像が印刷されたプラスチックシートを顔原型に密着させてお面を作成する第6の工程と、
    からなることを特徴とするお面の成形方法。
  8. 前記第2の工程は、第1の工程で成形した方眼顔原型の輪郭に沿って輪郭線を描き、この輪郭線を描いた方眼顔原型の各部分の撮影を行って複数の顔撮影データを取得する工程であり、
    前記第3の工程は、第2の工程で取得した複数の顔撮影データの方眼の歪みを修正し、修正した複数の顔撮影データを組み合わせて正面の顔修正正面データを作成する工程であることを特徴とする請求項7記載のお面の成形方法。
JP2014107502A 2014-05-23 2014-05-23 成形品の成形方法及びお面の成形方法 Pending JP2015221550A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014107502A JP2015221550A (ja) 2014-05-23 2014-05-23 成形品の成形方法及びお面の成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014107502A JP2015221550A (ja) 2014-05-23 2014-05-23 成形品の成形方法及びお面の成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015221550A true JP2015221550A (ja) 2015-12-10

Family

ID=54784867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014107502A Pending JP2015221550A (ja) 2014-05-23 2014-05-23 成形品の成形方法及びお面の成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015221550A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106881860A (zh) * 2017-03-29 2017-06-23 深圳市乐业科技有限公司 一种基于物联网的打印流畅的智能型3d打印机
JP2017213816A (ja) * 2016-06-02 2017-12-07 慎怡 姚 多色立体造形物品の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017213816A (ja) * 2016-06-02 2017-12-07 慎怡 姚 多色立体造形物品の製造方法
CN106881860A (zh) * 2017-03-29 2017-06-23 深圳市乐业科技有限公司 一种基于物联网的打印流畅的智能型3d打印机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103473021B (zh) 一种基于二维图像的三维打印***和方法
Schüller et al. Computational thermoforming
US20050069682A1 (en) Custom 3-D Milled Object with Vacuum-Molded 2-D Printout Created from a 3-D Camera
CN103198508A (zh) 人脸表情动画生成方法
EP1151778A1 (en) Real 3-d model forming device
JP3984585B2 (ja) お面の製造方法
CN104599317A (zh) 一种实现3d扫描建模功能的移动终端及方法
US9956717B2 (en) Mapping for three dimensional surfaces
CN106652037B (zh) 一种人脸贴图处理方法及装置
CN104616351A (zh) 一种胎儿和婴幼儿模型3d打印方法
JP2015221550A (ja) 成形品の成形方法及びお面の成形方法
CN103854304A (zh) 一种三维模型生成***及生成方法
JP2019158691A (ja) 制御装置、ロボット、ロボットシステム,及び、物体を認識する方法
JP2005199625A (ja) 成形絵柄フィルム作成方法
JP2008017386A (ja) キー画像生成装置
JP2012120080A (ja) 立体写真撮影装置
US20160307357A1 (en) Texturing of 3d-models using photographs and/or video for use in user-controlled interactions implementation
US20140192045A1 (en) Method and apparatus for generating three-dimensional caricature using shape and texture of face
CN103985151A (zh) 移动设备中形成三维图像的数据采集处理方法及装置
JP2012177954A (ja) 三次元面フィギュア製作方法
KR20160078214A (ko) 부조 제품 및 그를 위한 모델링 데이터 형성방법
KR101779265B1 (ko) 2d사진에서 3d프린팅 기술을 이용하여 3차원적 얼굴 형상을 제작하는 방법
JP5868223B2 (ja) 立体成形品及びその製造方法、並びに加飾シート及びその製造方法
JP2774240B2 (ja) 3次元被絵付物用絵付けシートの製造方法
CN104616287A (zh) 一种用于3d图像采集与3d打印的移动终端及方法