JP2015214672A - インクジェットインク及びその製造方法 - Google Patents

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正康 野々垣
Masayasu Nonogaki
正康 野々垣
成瀬 充
Mitsuru Naruse
充 成瀬
彰彦 松山
Akihiko Matsuyama
彰彦 松山
啓太 加藤
Keita Kato
啓太 加藤
永井 一清
Kazukiyo Nagai
一清 永井
祐介 小飯塚
Yusuke Koiizuka
祐介 小飯塚
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Abstract

【課題】普通紙における画像濃度、保存安定性及び吐出安定性に優れるインクジェットインクを提供する。【解決手段】水、水溶性有機溶媒、顔料、ポリビニルピロリドン及び末端にジホスホン酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルモノマーと、ビニルエーテル系、(メタ)アクリル酸ベタイン系、(メタ)アクリルアミド系モノマーを構成単位とする共重合体を有するインクジェットインク。前記インクジェットインクは画像濃度、保存安定性及び吐出安定性に優れる。【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェットインク、インクジェットインクの製造方法、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置に関する。
近年、画像形成方法として、プロセスが簡単であり、フルカラー化が容易であることから、インクジェット記録方式が普及してきた。
インクジェット記録方式は、熱により発生する泡、ピエゾ、静電力等を利用して発生させた圧力で少量のインクを吐出させ、普通紙、印刷用塗工紙等の記録媒体に付着させることにより画像を形成する方式であり、パーソナル及び産業用のプリンタや印刷まで用途が拡大してきている。
インクジェット記録装置には、着色剤として水溶性染料が用いられている水性染料インクが主に用いられているが、水性染料インクは、一般に、耐候性及び耐水性が劣る。このため、水溶性染料の代わりに、水不溶性の顔料が用いられている水性顔料インクの研究が進められている。
しかしながら、水性顔料インクは、吐出安定性及び保存安定性が劣るという問題があった。
また、OA用プリンタの高画質化技術の向上に伴って、水性顔料インクにおいても、普通紙における画像濃度が要求されている。
しかしながら、水性顔料インクは、普通紙中へ浸透することにより、画像濃度が低下するという問題があった。
特許文献1には、水溶性の多価金属塩を含有してなる紙への記録に用いられるインクが開示されている。このとき、インクは、(a)顔料と、(b)界面活性能を持たず、分子量が150以上10,000以下であり、かつ、その分子構造中におけるリン酸を基本骨格とする官能基とホスホン酸を基本骨格とする官能基から選択される官能基由来のリンの含有率((P量/分子量)×100)が1.4以上である化合物を少なくとも1種含有してなり、(b)化合物の含有量(質量%)が、インク全質量を基準として1.5質量%以上10.0質量%以下である。
しかしながら、普通紙における画像濃度及び保存安定性が不十分であるという問題がある。
本発明の一態様は、上記従来技術が有する問題に鑑み、普通紙における画像濃度、保存安定性及び吐出安定性に優れるインクジェットインクを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、インクジェットインクにおいて、水、水溶性有機溶媒、顔料、ポリビニルピロリドン及び共重合体を含み、前記共重合体は、一般式
Figure 2015214672
(式中、Rは、水素原子又はメチル基であり、Rは、炭素数が1以上4以下のアルキル基であり、M 、M 、M 及びM は、それぞれ独立に、プロトン、アルカリ金属イオン又は有機アンモニウムイオンである。)
で表される構成単位と、一般式
Figure 2015214672
(式中、Rは、水素原子又はメチル基である。)
で表される構成単位、一般式
Figure 2015214672
(式中、Rは、水素原子又はメチル基である。)
で表される構成単位、又は、一般式
Figure 2015214672
(式中、Rは、水素原子又はメチル基である。)
で表される構成単位とを有する。
本発明の一態様によれば、普通紙における画像濃度、保存安定性及び吐出安定性に優れるインクジェットインクを提供することができる。
インクジェット記録装置の一例を示す斜視図である。 図1のインクジェット記録装置を示す概略図である。 図1のインクジェットヘッドを示す概略拡大図である。 図1のインクカートリッジを示す概略図である。
次に、本発明を実施するための形態を図面と共に説明する。
インクジェットインクは、水、水溶性有機溶媒、顔料、ポリビニルピロリドン及び共重合体を含む。このとき、共重合体は、一般式(1)で表される構成単位と、一般式(2)、(3)又は(4)で表される構成単位を有する。
インクジェットインクが普通紙上に付着すると、普通紙に含まれる多価金属イオン(特に、カルシウムイオン)と共重合体が反応して凝集するため、顔料の紙への浸透を抑制することができ、その結果、画像濃度を向上させることができる。
ここで、一般式(1)で表される構成単位は、親水性を示すが、多価金属イオン(特に、カルシウムイオン)と結合することで疎水性を示す。したがって、一般式(1)で表される構成単位を有する重合体を含むインクジェットインクを用いて、多価水溶性金属塩を含む紙に画像を形成すると、紙からインクジェットインクに溶出する多価金属イオンにより、一般式(1)で表される構成単位が疎水化し、顔料を巻き込んで凝集することで、紙の表面に顔料が留まり、画像濃度が向上する。
しかしながら、普通紙に含まれる多価金属塩は、一般に、難水溶性の炭酸カルシウムであり、インクジェットインクに溶出するカルシウムイオンの量が少ない。このため、一般式(1)で表される構成単位を有する重合体を用いても、普通紙における画像濃度を向上させることができない。
ここで、重合体中の一般式(1)で表される構成単位の含有量を多くすると、ホスホン酸基同士の相互作用が強くなるため、重合体がゲル化して、インクジェットインクの保存安定性が低下すると考えられる。この現象は、インクジェットインク中に水溶性有機溶媒が含まれると、顕著となる。したがって、従来、重合体中の一般式(1)で表される構成単位の含有量は、20質量%未満であった。
そこで、一般式(1)で表される構成単位と、一般式(2)、(3)又は(4)で表される構成単位を有する共重合体を用いることで、顔料への親和性が向上し、顔料を巻き込んだ凝集効果が向上すると共に、水溶性有機溶媒の含有量が多いインクジェットインクでも保存安定性が向上する。
また、共重合体のゲル化が発生しにくくなり、一般式(1)で表される構成単位の含有量を多くすることができると共に、多価金属イオン(特に、カルシウムイオン)との反応性を向上させることができる。
したがって、水溶性多価金属塩の含有量が少ない普通紙における画像濃度を向上させることができる。
共重合体は、顔料分散剤又は添加剤として用いることができるが、顔料分散剤として用いることが好ましい。これにより、普通紙における画像濃度、保存安定性及び吐出安定性をさらに向上させることができる。
一般式(1)のM 、M 、M 及びM おけるアルカリ金属イオンとしては、特に限定されないが、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン等が挙げられる。
一般式(1)のM 、M 、M 及びM おける有機アンモニウムイオンを脱プロトン化した有機アミンとしては、特に限定されないが、モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等のアルキルアミン;エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、メチルエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、イソプロパノールアミン、トリスヒドロキシメチルアミノメタン、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール等のアルコールアミン;コリン、モルホリン、N−メチルモノホルリン、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン等の環状アミン等が挙げられる。
一般式(1)のM 、M 、M 及びM おける有機アンモニウムイオンとしては、テトラメチルアンモニウムイオン、テトラエチルアンモニウムイオン、テトラブチルアンモニウムイオン等が挙げられる。
共重合体は、一般式
Figure 2015214672
で表される化合物と、一般式
Figure 2015214672
で表される化合物、一般式
Figure 2015214672
で表される化合物、又は、一般式
Figure 2015214672
で表される化合物とを含むモノマーを共重合した後、必要に応じて、アルカリ金属塩基及び/又は有機アミン塩基で中和することにより合成することができる。
アルカリ金属塩基としては、特に限定されないが、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
有機アミン塩基としては、特に限定されないが、モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等のアルキルアミン;エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、メチルエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、イソプロパノールアミン、トリスヒドロキシメチルアミノメタン、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール等のアルコールアミン;コリン、モルホリン、N−メチルモノホルリン、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン等の環状アミン;水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化テトラエチルアンモニウム、水酸化テトラブチルアンモニウム等の水酸化有機アンモニウム等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
中でも、インクジェットインクの保存安定性、吐出安定性の点から、有機アミン塩基が好ましく、エタノールアミン、ジメチルエタノールアミン等のアルコールアミンがさらに好ましい。
共重合体は、中和率が50%以上になるように中和されていることが好ましく、中和率が100%になるように中和されていることが特に好ましい。これにより、普通紙における画像濃度、保存安定性及び吐出安定性をさらに向上させることができる。
アルカリ金属塩基及び/又は有機アミン塩基は、希釈せずに用いてもよいし、有機溶媒又は水で希釈して用いてもよい。
なお、再沈殿、溶媒留去等の従来公知の方法により、共重合体を単離することができる。また、再沈殿を繰り返したり、膜分離、クロマトグラフ法、抽出法等により、未反応のモノマーや低分子量成分を除去したりして、共重合体を精製することができる。
一般式(5)で表される化合物としては、特に限定されないが、化学式
Figure 2015214672
で表される化合物、化学式
Figure 2015214672
で表される化合物等が挙げられる。
一般式(5)で表される化合物は、例えば、特開昭58−222095号公報に記載されている方法で合成することができる。
一般式(6)で表される化合物としては、特に限定されないが、化学式
Figure 2015214672
で表される化合物、化学式
Figure 2015214672
で表される化合物等が挙げられる。
一般式(7)で表される化合物としては、特に限定されないが、化学式
Figure 2015214672
で表される化合物、化学式
Figure 2015214672
で表される化合物等が挙げられる。
一般式(8)で表される化合物としては、特に限定されないが、化学式
Figure 2015214672
で表される化合物、化学式
Figure 2015214672
で表される化合物等が挙げられる。
中でも、保存安定性の点で、化学式(8−2)で表される化合物が好ましい。
共重合体中の一般式(1)で表される構成単位の含有量は、通常、10〜60質量%であり、15〜50質量%であることが好ましい。共重合体中の一般式(1)で表される構成単位の含有量が10質量%以上であることにより、普通紙から溶出してくるカルシウムイオンとの反応性が向上し、画像濃度を向上させることができる。一方、共重合体中の一般式(1)で表される構成単位の含有量が60質量%以下であることにより、顔料の分散安定性が向上するため、インクジェットインクの粘度が安定し、その結果、保存安定性及び吐出安定性が向上する。
共重合体中の一般式(1)で表される構成単位の含有量は、共重合体の酸価を測定することにより、求めることができる。
まず、共重合体を所定量の水に溶解させた後、中和試薬としての0.1N水酸化カリウムメタノール溶液を滴下し、指示薬の変色時の滴定量から酸価を計算する。指示薬としては、チモールフタレイン溶液を用いる。
共重合体の質量をA[g]、0.1N水酸化カリウムメタノール溶液の滴定量をB[mL]、0.1N水酸化カリウムメタノール溶液のファクターをfとすると、式
B×5.611×f/A
から、共重合体の酸価を計算することができる。
次に、一般式(3)で表されるモノマーの酸価をC、共重合体の酸価をDとすると、共重合体中の一般式(1)で表される構成単位の含有量[質量%]は、式
X=D/C×100
から、求めることができる。
共重合体の10質量%水溶液の25℃における粘度は、通常、1.5〜30.0mPa・sであり、1.7〜18.0mPa・sであることが好ましい。共重合体の10質量%水溶液の25℃における粘度が1.5mPa・s以上であることにより、普通紙における画像濃度を向上させることができる。これは、普通紙から溶出する多価金属イオンと反応する際に、顔料の凝集作用が向上するためであると考えられる。一方、共重合体の10質量%水溶液の25℃における粘度が30.0mPa・s以下であることにより、顔料の分散安定性が向上するため、インクジェットインクの粘度が安定し、その結果、保存安定性及び吐出安定性が向上する。
共重合体を顔料分散剤として用いる場合の顔料に対する共重合体の質量比は、通常、0.005〜5であり、0.01〜2であることが好ましく、0.02〜0.5であることがさらに好ましい。これにより、顔料の分散性が向上するため、インクジェットインクの粘度が安定し、その結果、インクジェットインクの保存安定性及び吐出安定性が向上する。
モノマーは、一般式(5)〜(8)で表される化合物以外のモノマーをさらに含んでいてもよい。
一般式(5)〜(8)で表される化合物以外のモノマーとしては、疎水性モノマー及び親水性モノマーを用いることができる。
疎水性モノマーとしては、特に限定されないが、スチレン、α−メチルスチレン、4−t−ブチルスチレン、4−クロロメチルスチレン等の芳香族環を有する不飽和エチレンモノマー;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、マレイン酸ジメチル、イタコン酸ジメチル、フマル酸ジメチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)アクリル酸ペンタデシル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸ノナデシル、(メタ)アクリル酸エイコシル、(メタ)アクリル酸ヘンイコシル、(メタ)アクリル酸ドコシル等の(メタ)アクリル酸アルキル;1−ヘプテン、3,3−ジメチル−1−ペンテン、4,4−ジメチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ヘキセン、4−メチル−1−ヘキセン、5−メチル−1−ヘキセン、1−オクテン、3,3−ジメチル−1−ヘキセン、3,4−ジメチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1−ヘキセン、1−ノネン、3,5,5−トリメチル−1−ヘキセン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−エイコセン、1−ドコセン等のアルキル基を持つ不飽和エチレンモノマー等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
親水性モノマーとしては、特に限定されないが、(メタ)アクリル酸又はその塩、マレイン酸又はその塩、マレイン酸モノメチル、イタコン酸、イタコン酸モノメチル、フマル酸、4−スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等のアニオン性不飽和エチレンモノマー;(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニルピロリドン、アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、N−オクチルアクリルアミド、N−t−オクチルアクリルアミド等の非イオン性不飽和エチレンモノマー等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
共重合体の10質量%水溶液の25℃における粘度は、重合時のモノマーの濃度、重合開始剤の添加量、重合温度、重合時間等を変化させて分子量を調整することにより制御することができる。
モノマーの重合方法としては、特に限定されないが、溶液重合法、懸濁重合法、塊状重合法、乳化重合法等が挙げられる。中でも、重合操作及び分子量の調整が容易であることから、ラジカル重合開始剤を用いる方法が好ましい。
ラジカル重合開始剤としては、特に限定されないが、パーオキシケタール、ハイドロパーオキサイド、ジアルキルパーオキサイド、ジアシルパーオキサイド、パーオキシジカーボネート、パーオキシエステル、シアノ系のアゾビスイソブチロニトリル、アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、アゾビス(2,2'−イソバレロニトリル)、非シアノ系のジメチル−2,2'−アゾビスイソブチレート等が挙げられる。中でも、分子量の制御が容易であり、分解温度が低いことから、有機過酸化物、アゾ系化合物が好ましく、アゾ系化合物がさらに好ましい。
モノマーの総質量に対する重合開始剤の質量比は、通常、0.01〜0.1である。
共重合体の分子量を調整するために、連鎖移動剤を添加してもよい。
連鎖移動剤としては、特に限定されないが、メルカプト酢酸、メルカプトプロピオン酸、2−プロパンチオール、2−メルカプトエタノール、チオフェノール、ドデシルメルカプタン、1−ドデカンチオール、チオグリセロール等が挙げられる。
重合温度は、通常、50〜150℃である。
重合時間は、通常、3〜48時間である。
ポリビニルピロリドンは、共重合体と共に、顔料分散剤として用いることが好ましいが、添加剤として用いることもできる。
ポリビニルピロリドンのK値は、通常、10〜65であり、10〜33であることが好ましい。これにより、顔料の分散安定性が向上するため、インクジェットインクの粘度が安定し、その結果、インクジェットインクの保存安定性及び吐出安定性が向上する。これは、顔料の表面に吸着しやすくなるためであると考えられる。
なお、K値は、分子量と相関する粘性特性値であり、毛細管粘度計により測定される25℃における相対粘度をFikentscherの式に適用して算出することができる。
K=(1.5logηrel−1)/(0.15+0.003c)+(300clogηrel+(c+1.5clogηrel1/2/(0.15c+0.003c
ここで、ηrelは、ポリビニルピロリドン水溶液の水に対する相対粘度であり、cは、ポリビニルピロリドン水溶液中のポリビニルピロリドンの濃度[質量%]である。
ポリビニルピロリドンを共重合体と共に顔料分散剤として用いる場合の顔料に対するポリビニルピロリドンの質量比は、通常、0.005〜5であり、0.01〜3であることが好ましく、0.05〜1であることがさらに好ましい。これにより、顔料の分散性が向上するため、インクジェットインクの粘度が安定し、インクジェットインクの保存安定性及び吐出安定性が向上する。
水としては、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水又は超純水を用いることができる。
インクジェットインク中の水の含有量は、通常、20〜60質量%である。
水溶性有機溶媒は、保湿効果を付与することにより、インクジェットインクの吐出安定性を向上させることができる。
インクジェットインク中の水溶性有機溶媒の含有量は、通常、10〜50質量%である。
水溶性有機溶媒としては、特に限定されないが、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブチルグリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、ペトリオール等の多価アルコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトン等の含窒素複素環化合物、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエチルアミン等のアミン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール等の含硫黄化合物、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート等が挙げられ、二種以上併用してもよい。中でも、水分の蒸発による吐出不良を防止することから、1,3−ブタンジオール、ジエチレングリコール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、トリエチレングリコール、グリセリンが好ましく、グリセリンがさらに好ましい。
顔料としては、特に限定されないが、無機顔料、有機顔料等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
無機顔料としては、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロー、紺青、カドミウムレッド、クロムイエロー、金属粉、カーボンブラック等が挙げられる。中でも、カーボンブラックが好ましい。
カーボンブラックの製造方法としては、特に限定されないが、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法等が挙げられる。中でも、ファーネス法、チャネル法が好ましい。
有機顔料としては、アゾ顔料、アゾメチン顔料、多環式顔料、染料キレート、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック等が挙げられる。中でも、アゾ顔料、多環式顔料が好ましい。
アゾ顔料としては、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料、等が挙げられる。
多環式顔料としては、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、インジゴ顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフラロン顔料、ローダミンBレーキ顔料等が挙げられる。
染料キレートとしては、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレート等が挙げられる。
ブラック用の顔料としては、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)、銅、鉄(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の無機顔料、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料等が挙げられる。
カーボンブラックの平均一次粒径は、通常、15〜40nmである。
カーボンブラックのBET法による比表面積は、通常、50〜300m/gである。
カーボンブラックのDBP吸油量は、通常、40〜150ml/100gである。
カーボンブラックの揮発分は、通常、0.5〜10質量%である。
カーボンブラックのpHは、通常、2〜9である。
カーボンブラックの市販品としては、No.2300、No.900、MCF−88、No.33、No.40、No.45、No.52、MA7、MA8、MA100、No.2200B(以上、三菱化学社製);Raven700、5750、5250、5000、3500、1255(以上、コロンビア社製);Regal400R、330R、660R、Mogul L、Monarch700、800、880、900、1000、1100、1300、Monarch1400(以上、キャボット社製);カラーブラックFW1、FW2、FW2V、FW18、FW200、S150、S160、S170、プリンテックス35、U、V、140U、140V、スペシャルブラック6、5、4A、4(以上、デグサ社製)等が挙げられる。
イエロー用の顔料としては、C.I.ピグメントイエロー1、C.I.ピグメントイエロー2、C.I.ピグメントイエロー3、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー16、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー73、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー75、C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー95、C.I.ピグメントイエロー97、C.I.ピグメントイエロー98、C.I.ピグメントイエロー114、C.I.ピグメントイエロー120、C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー129、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー150、C.I.ピグメントイエロー151、C.I.ピグメントイエロー154、C.I.ピグメントイエロー155、C.I.ピグメントイエロー174、C.I.ピグメントイエロー180等が挙げられる。
マゼンタ用の顔料としては、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド12、C.I.ピグメントレッド48(Ca)、C.I.ピグメントレッド48(Mn)、C.I.ピグメントレッド57(Ca)、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド112、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド146、C.I.ピグメントレッド168、C.I.ピグメントレッド176、C.I.ピグメントレッド184、C.I.ピグメントレッド185、C.I.ピグメントレッド202、ピグメントバイオレット19等が挙げられる。
シアン用の顔料としては、C.I.ピグメントブルー1、C.I.ピグメントブルー2、C.I.ピグメントブルー3、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15:4、C.I.ピグメントブルー15:34、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー22、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントブルー63、C.I.ピグメントブルー66;C.I.バットブルー4、C.I.バットブルー60等が挙げられる。
なお、イエロー顔料として、ピグメントイエロー74、マゼンタ顔料として、ピグメントレッド122、ピグメントバイオレット19、シアン顔料として、ピグメントブルー15:3を用いることにより、色調、耐光性が優れるインクジェットインクが得られる。
顔料の体積中位径(D50)は、通常、150nm以下である。
なお、顔料の体積中位径(D50)は、23℃、55%RHの環境下において、マイクロトラックUPA(日機装社製)を用いて、動的光散乱法により測定することができる。
インクジェットインク中の顔料の含有量は、通常、0.1〜20質量%である。
なお、顔料は、共重合体、ポリビニルピロリドン以外の顔料分散剤により分散してもよいし、樹脂で被覆することにより、グラフト処理やカプセル化処理してもよい。
インクジェットインクは、体積中位径(D50)が70〜250nmの樹脂粒子をさらに含むことが好ましい。これにより、印刷用塗工紙における画像均一性を向上させることができる。これは、インクジェットインクが印刷用塗工紙上で乾燥する過程において、顔料の偏った凝集を防止できるためであると考えられる。
樹脂粒子は、体積中位径(D50)が100〜220nmであることが好ましい。
なお、樹脂粒子の体積中位径(D50)は、23℃、55%RHの環境下において、マイクロトラックUPA(日機装社製)を用いて、動的光散乱法により測定することができる。
樹脂粒子を構成する樹脂としては、特に限定されないが、縮合系合成樹脂、付加系合成樹脂、天然高分子化合物等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
縮合系合成樹脂としては、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリアミド、ポリエーテル、(メタ)アクリル樹脂、アクリル−シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられる。
付加系合成樹脂としては、ポリオレフィン、スチレン系樹脂、ビニルアルコール系樹脂、ビニルエステル系樹脂、アクリル酸系樹脂、不飽和カルボン酸系樹脂等が挙げられる。
天然高分子化合物としては、セルロース類、ロジン類、天然ゴム等が挙げられる。
中でも、ポリウレタン、アクリル−シリコーン系樹脂、アクリル−スチレン系樹脂が好ましい。
インクジェットインク中の樹脂粒子の含有量は、通常、0.5〜15質量%であり、1〜8質量%であることが好ましい。
樹脂粒子の最低造膜温度(MFT)は、通常、30℃以下である。これにより、常温で被膜化して顔料の定着性を向上させることができる。
樹脂粒子のガラス転移温度は、通常、−30℃以上である。これにより、樹脂皮膜の粘稠性が大きくなり、記録物にタックが発生することを抑制できる。
インクジェットインクは、共重合体、ポリビニルピロリドン以外の顔料分散剤、pH調整剤、防腐防黴剤、キレート試薬、防錆剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、酸素吸収剤、光安定化剤等をさらに含んでいてもよい。
共重合体、ポリビニルピロリドン以外の顔料分散剤としては、特に限定されないが、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
アニオン性界面活性剤としては、アルキルスルホカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、N−アシルアミノ酸及びその塩、N−アシルメチルタウリン塩、ポリオキシアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ロジン酸石鹸、ヒマシ油硫酸エステル塩、ラウリルアルコール硫酸エステル塩、アルキルフェノール型リン酸エステル、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、アルキル型リン酸エステル、アルキルアリルスルホン塩酸、ジエチルスルホコハク酸塩、ジエチルヘキシルスルホコハク酸塩、ジオクチルスルホコハク酸塩等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、2−ビニルピリジン誘導体、ポリ(4−ビニルピリジン)誘導体等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ポリオクチルポリアミノエチルグリシン、イミダゾリン誘導体等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアリルキルアルキルエーテル等のエーテル系界面活性剤;ポリオキシエチレンオレイン酸、ポリオキシエチレンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンジステアリン酸エステル、ソルビタンラウレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンステアレート等のエステル系界面活性剤;2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール等のアセチレングリコール系界面活性剤等が挙げられる。
pH調整剤としては、特に限定されないが、アルコールアミン、アルカリ金属水酸化物、アンモニウム水酸化物、ホスホニウム水酸化物、アルカリ金属の炭酸塩等が挙げられる。
アルコールアミンとしては、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール等が挙げられる。
アルカリ金属水酸化物としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。
アンモニウム水酸化物としては、水酸化アンモニウム、第4級アンモニウム水酸化物等が挙げられる。
ホスホニウム水酸化物としては、第4級ホスホニウム水酸化物等が挙げられる。
アルカリ金属の炭酸塩としては、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等が挙げられる。
インクジェットインクのpHは、通常、8.5〜11であり、9〜11であることが好ましい。
なお、インクジェットインクのpHは、pHメータHM−30R(TOA−DKK社製)を用いて測定することができる。
防腐防黴剤としては、特に限定されないが、デヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム、安息香酸ナトリウム、ペンタクロロフェノールナトリウム等が挙げられる。
キレート試薬としては、特に限定されないが、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ウラミル二酢酸ナトリウム等がある。
防錆剤としては、特に限定されないが、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオジグリコール酸アンモン、ジイソプロピルアンモニウムニトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムニトライト等が挙げられる。
酸化防止剤としては、特に限定されないが、フェノール系酸化防止剤(ヒンダードフェノール系酸化防止剤を含む)、アミン系酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤、リン系酸化防止剤等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、特に限定されないが、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、サリチレート系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤、ニッケル錯塩系紫外線吸収剤等が挙げられる。
インクジェットインクは、水溶性有機溶媒、顔料及び共重合体を含む組成物を水中に溶解又は分散させた後、必要に応じて、攪拌混合することにより、製造することができる。
組成物を水中に溶解又は分散させる際に用いる分散機としては、特に限定されないが、サンドミル、ホモジナイザー、ボールミル、ペイントシャイカー、超音波分散機等が挙げられる。
組成物が溶解又は分散している水を攪拌する際に用いる攪拌機としては、特に限定されないが、攪拌羽根を用いる攪拌機、マグネチックスターラー、高速分散機等が挙げられる。
インクジェットインクの25℃における粘度は、通常、3〜20mPa・sである。インクジェットインクの25℃における粘度が3mPa・s以上であることにより、画像濃度や文字品位を向上させることができる。一方、インクジェットインクの25℃における粘度が20mPa・s以下であることにより、インクジェットインクの吐出安定性を向上させることができる。
なお、インクジェットインクの25℃における粘度は、粘度計RE500L(東機産業社製)を用いて測定することができる。
インクジェットインクの25℃における表面張力は、通常、40mN/m以下である。インクジェットインクの25℃における表面張力が40mN/mを超えると、インクジェットインクのレベリングが発生して、乾燥に長時間を要することがある。
インクジェットインクにより画像が記録される記録媒体としては、特に限定されないが、普通紙、印刷用塗工紙、光沢紙、特殊紙、布、フィルム、OHPシート等が挙げられる。中でも、普通紙、印刷用塗工紙が好ましい。
普通紙は安価である点で有利である。また、印刷用塗工紙は、光沢紙に比べ、比較的安価であり、平滑で光沢がある画像を記録できる点で有利である。
しかしながら、画像濃度が低く、乾燥性も悪いため、一般に、インクジェットインクにより画像を記録する上で好ましくない。
前述のインクジェットインクは、カルシウムイオンの溶出量が1.0×10−5〜5.0×10−4g/gの記録媒体に画像を記録することが好ましい。カルシウムイオンの溶出量が1.0×10−5g/g以上である記録媒体を用いると、共重合体と反応して凝集することにより、画像濃度が向上する。一方、カルシウムイオンの溶出量が5.0×10−4g/g以下である記録媒体を用いると、記録媒体へのインクジェットインクの浸透が阻害されないため、インクジェットインクの乾燥性が向上し、耐擦過性及び耐マーカー性も向上する。
このため、前述のインクジェットインクを用いると、普通紙及び印刷用塗工紙においても、画像濃度及び乾燥性が向上する。
インクジェット記録装置は、インクジェットヘッドからインクジェットインクを吐出させて記録媒体に画像を記録する吐出手段を有し、刺激発生手段、制御手段等をさらに有してもよい。
吐出手段は、インクジェットインクに刺激を印加し、インクジェットインクを吐出させて画像を記録する。
刺激は、刺激発生手段により発生させることができる。
刺激としては、特に限定されないが、熱(温度)、圧力、振動、光等が挙げられ、二種以上併用してもよい。中でも、熱、圧力が好ましい。
刺激発生手段としては、特に限定されないが、加熱装置、加圧装置、圧電素子、振動発生装置、超音波発振器、ライト等が挙げられる。
刺激発生手段の具体例としては、圧電素子等の圧電アクチュエータ、発熱抵抗体等の電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータ等が挙げられる。
インクジェットインクを吐出させる方法としては、特に限定されないが、インクジェットヘッド内のインクジェットインクに、サーマルヘッドを用いて、記録信号に対応する熱エネルギーを印加して気泡を発生させ、気泡の圧力により、ノズルからインクジェットインクを吐出させる方法、インクジェットヘッド内のインク流路内にある圧力室に接着されている圧電素子に電圧を印加することにより、圧電素子が撓み、圧力室の容積が縮小して、ノズルからインクジェットインクを吐出させる方法等が挙げられる。
制御手段としては、各手段の動作を制御することが可能であれば、特に限定されないが、シークエンサー、コンピュータ等が挙げられる。
図1に、インクジェット記録装置の一例を示す。
インクジェット記録装置100は、装置本体101と、装置本体101に着脱可能に装着されているインクカートリッジ200を有する。
装置本体101は、用紙を給紙するための給紙トレイ102と、装置本体101に装着されており、画像が記録された用紙をストックするための排紙トレイ103と、インクカートリッジ装填部104を有する。
インクカートリッジ装填部104の上面には、操作キー、表示器等の操作部105が配置されている。インクカートリッジ装填部104は、インクカートリッジ200を脱着するための開閉可能な前カバー115を有している。
装置本体101内には、図2及び図3に示すように、左右の側板(不図示)に横架されているガイドロッド131とステー132により、キャリッジ133が摺動可能に保持されており、主走査モータ(不図示)により、主走査方向Xに移動走査される。
キャリッジ133には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインクジェットインクを吐出する4個のインクジェットヘッド134が、複数のインク吐出口が主走査方向Xと交差する方向に配列されており、インクジェットインクの吐出方向が下方となるように装着されている。
インクジェットヘッド134は、インクジェットインクを吐出するためのエネルギー発生手段を有する。
エネルギー発生手段としては、特に限定されないが、圧電素子等の圧電アクチュエータ、発熱抵抗体等の電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータ等が挙げられる。
また、キャリッジ133には、インクジェットヘッド134に各色のインクジェットインクを供給するための各色のサブタンク135が搭載されている。サブタンク135には、インク供給チューブ(不図示)を介して、インクカートリッジ装填部104に装填されているインクカートリッジ200からインクジェットインクが供給されて補充される。
一方、装置本体101は、給紙トレイ102の用紙積載部(圧板)141上に積載されている用紙142を給紙するための給紙部として、用紙積載部141から用紙142を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)143及び給紙コロ143に対向し、摩擦係数が大きい材質からなる分離パッド144を有し、分離パッド144は、給紙コロ143側に付勢されている。
また、装置本体101は、給紙部から給紙された用紙142をインクジェットヘッド134の下方側で搬送するための搬送部として、用紙142を静電吸着して搬送するための搬送ベルト151と、給紙部からガイド145を介して搬送される用紙142を搬送ベルト151との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ152と、略鉛直上方に搬送される用紙142を略90°方向転換させて搬送ベルト151上に倣わせるための搬送ガイド153と、押え部材154で搬送ベルト151側に付勢された先端加圧コロ155を備える。
さらに、装置本体101は、搬送ベルト151の表面を帯電させるための帯電ローラ156を備える。
搬送ベルト151は、無端状ベルトであり、搬送ローラ157とテンションローラ158により支持されており、ベルト搬送方向Yに周回することができる。
搬送ベルト151は、例えば、厚さが40μm程度の樹脂(例えば、テトラフルオロエチレンとエチレンのポリマー(ETFE))で形成されている用紙142が吸着する面となる表層と、カーボンにより抵抗が制御されている以外は、表層と同じ材質の裏層(中抵抗層、アース層)を有する。
搬送ベルト151の裏側には、インクジェットヘッド134による画像記録領域に対応するように、ガイド部材161が配置されている。
なお、装置本体101は、インクジェットヘッド134により画像が記録された用紙142を排紙するための排紙部として、搬送ベルト151から用紙142を分離するための分離爪171と、排紙ローラ172及び排紙コロ173を備え、排紙ローラ172の下方に排紙トレイ103が配置されている。
装置本体101の背面部には、両面給紙ユニット181が着脱可能に装着されている。両面給紙ユニット181は、搬送ベルト151が逆方向に回転することにより戻される用紙142を取り込んで反転させて再度カウンタローラ152と搬送ベルト151の間に給紙する。
なお、両面給紙ユニット181の上面には、手差し給紙部182が設けられている。
インクジェット記録装置100においては、給紙部から用紙142が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙142は、ガイド145により案内され、搬送ベルト151とカウンタローラ152の間に挟まれて搬送される。さらに、用紙142は、搬送ガイド153により先端が案内された後、先端加圧コロ155により搬送ベルト151に押し付けられ、略90°搬送方向が転換される。
このとき、帯電ローラ156により搬送ベルト151が帯電しており、用紙142は、搬送ベルト151に静電吸着されて搬送される。そこで、キャリッジ133を移動させながら、画像信号に応じて、インクジェットヘッド134を駆動することにより、停止している用紙142にインクジェットインクを吐出させて1行分を記録する。さらに、用紙142を所定量搬送した後、次の行を記録する。記録終了信号又は用紙142の後端が画像記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙142を排紙トレイ103に排紙する。
そして、サブタンク135内のインクジェットインクの残量ニアーエンドが検知されると、インクカートリッジ200から所要量のインクジェットインクがサブタンク135に補給される。
図4に、インクカートリッジ200を示す。
インクカートリッジ200は、インク袋241内にインクジェットインクをインク注入口242から充填して、排気した後、インク注入口242を融着することにより閉じられる。使用時には、ゴム部材からなるインク排出口243に装置本体101の針を刺して装置本体101に供給される。
インク袋241は、透気性の無いアルミニウムラミネートフィルム等の包装部材により形成されている。インク袋241は、プラスチック製のカートリッジケース244内に収容され、装置本体101に着脱可能に装着される。
インクジェット記録装置100において、インクカートリッジ200中のインクジェットインクを使い切ったときには、カートリッジケース244を分解して内部のインク袋241だけを交換することができる。
また、インクカートリッジ200は、縦置きで前面装填構成としても、インクジェットインクを安定に供給することができる。したがって、装置本体101の上方が塞がって設置されているような場合、例えば、ラック内に収納する場合、又は、装置本体101の上面に物が置かれているような場合であっても、インクカートリッジ200を容易に交換することができる。
なお、ここでは、キャリッジが走査するシリアル型(シャトル型)インクジェット記録装置を説明したが、前述のインクジェットインクは、ライン型ヘッドを備えたライン型インクジェット記録装置にも同様に適用することができる。
インクジェット記録装置100は、インクジェットプリンター、ファクシミリ装置、複写装置、プリンター/ファックス/コピア複合機等に適用することができる。
以下、本発明を実施例によりさらに説明するが、本発明は、実施例に限定されない。なお、部及び%は、質量基準である。また、以下の略号は、以下の化合物を意味する。
AEDPA:1−アクリロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(化学式(5−1))
MAEDPA:1−メタクリロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(化学式(5−2)
GLA:グリセリンアクリレート(化学式(6−1))
GLM:グリセリンメタクリレート(ブレンマーGLM(日油社製)(化学式(6−2))
APC:2−アクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(化学式7−1))
MPC:2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(化学式7−2))
DAMM:ダイアセトンメタクリルアミド(化学式(8−1))
DAAM:ダイアセトンアクリルアミド(化学式(8−2))
AIBN:アゾビスイソブチロニトリル
(共重合体1−1の10%水溶液の調製)
MAEDPA9.0g、GLM21.0g及びエタノール170.0gを4つ口フラスコに入れて攪拌し、均一溶液とした。次に、窒素を30分間吹き込んだ後、65℃まで昇温し、AIBN2.0gを加えて5時間以上重合した。さらに、エバポレーターを用いて、脱溶媒した後、水で希釈して濃度を約10%に調整し、中和率が100%になるように水酸化ナトリウムで中和した。次に、透析膜で3日間精製した後、濃度を10%に調整し、共重合体1−1の10%水溶液を得た。共重合体1−1の10%水溶液は、粘度が10.7mPa・sであった。
(共重合体1−2の10%水溶液の調製)
中和率が50%になるように中和した以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−2の10%水溶液を得た。共重合体1−2の10%水溶液は、粘度が5.1mPa・sであった。
(共重合体1−3の10%水溶液の調製)
GLMの代わりに、GLAを用いた以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−3の10%水溶液を得た。共重合体1−3の10%水溶液は、粘度が11.3mPa・sであった。
(共重合体1−4の10%水溶液の調製)
水酸化ナトリウムの代わりに、水酸化カリウムを用いた以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−4の10%水溶液を得た。共重合体1−4の10%水溶液は、粘度が10.8mPa・sであった。
(共重合体1−5の10%水溶液の調製)
水酸化ナトリウムの代わりに、水酸化リチウムを用いた以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−5の10%水溶液を得た。共重合体1−5の10%水溶液は、粘度が10.9mPa・sであった。
(共重合体1−6の10%水溶液の調製)
水酸化ナトリウムの代わりに、モノエタノールアミン(EA)を用いた以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−6の10%水溶液を得た。共重合体1−6の10%水溶液は、粘度が10.3mPa・sであった。
(共重合体1−7の10%水溶液の調製)
水酸化ナトリウムの代わりに、ジメチルエタノールアミン(DMEA)を用いた以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−7の10%水溶液を得た。共重合体1−7の10%水溶液は、粘度が10.6mPa・sであった。
(共重合体1−8の10%水溶液の調製)
MAEDPAの代わりに、AEDPAを用いた以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−8の10%水溶液を得た。共重合体1−8の10%水溶液は、粘度が9.6mPa・sであった。
(共重合体1−9の10%水溶液の調製)
中和率が40%になるように中和した以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−9の10%水溶液を得た。共重合体1−9の10%水溶液は、粘度が2.4mPa・sであった。
(共重合体1−10の10%水溶液の調製)
MAEDPA、GLM、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ4.0g、16.0g、380.0g及び4.0gに変更した以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−10の10%水溶液を得た。共重合体1−10の10%水溶液は、粘度が1.5mPa・sであった。
(共重合体1−11の10%水溶液の調製)
MAEDPA、GLM及びエタノールの添加量を、それぞれ4.6g、41.4g及び154.0gに変更した以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−11の10%水溶液を得た。共重合体1−11の10%水溶液は、粘度が30.0mPa・sであった。
(共重合体1−12の10%水溶液の調製)
MAEDPA、GLM、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ9.0g、6.0g、285.0g及び3.0gに変更した以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−12の10%水溶液を得た。共重合体1−12の10%水溶液は、粘度が1.5mPa・sであった。
(共重合体1−13の10%水溶液の調製)
MAEDPA、GLM及びエタノールの添加量を、それぞれ27.6g、18.4g及び154.0gに変更した以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−13の10%水溶液を得た。共重合体1−13の10%水溶液は、粘度が30.0mPa・sであった。
(共重合体1−14の10%水溶液の調製)
MAEDPA、GLM、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ6.4g、25.6g、768.0g及び8.0gに変更した以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−14の10%水溶液を得た。共重合体1−14の10%水溶液は、粘度が1.3mPa・sはであった。
(共重合体1−15の10%水溶液の調製)
MAEDPA、GLM及びエタノールの添加量を、それぞれ5.0g、45.0g及び150.0gに変更した以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−15の10%水溶液を得た。共重合体1−15の10%水溶液は、粘度が30.8mPa・sであった。
(共重合体1−16の10%水溶液の調製)
MAEDPA、GLM、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ7.2g、4.8g、288.0g及び3.0gに変更した以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−16の10%水溶液を得た。共重合体1−16の10%水溶液は、粘度が1.4mPa・sであった。
(共重合体1−17の10%水溶液の調製)
MAEDPA、GLM及びエタノールの添加量を、それぞれ30.0g、20.0g及び150.0gに変更した以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−17の10%水溶液を得た。共重合体1−17の10%水溶液は、粘度が33.9mPa・sであった。
(共重合体1−18の10%水溶液の調製)
MAEDPA、GLM、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ1.6g、30.4g、768.0g及び8.0gに変更した以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−18の10%水溶液を得た。共重合体1−18の10%水溶液は、粘度が1.3mPa・sであった。
(共重合体1−19の10%水溶液の調製)
MAEDPA、GLM及びエタノールの添加量を、それぞれ2.5g、47.5g及び150.0gに変更した以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−19の10%水溶液を得た。共重合体1−19の10%水溶液は、粘度が33.6mPa・sであった。
(共重合体1−20の10%水溶液の調製)
MAEDPA、GLM、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ9.6g、2.4g、288.0g及び3.0gに変更した以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−20の10%水溶液を得た。共重合体1−20の10%水溶液は、粘度が1.2mPa・sであった。
(共重合体1−21の10%水溶液の調製)
MAEDPA、GLM及びエタノールの添加量を、それぞれ40.0g、10.0g、150.0g及び2.0gに変更した以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体1−21の10%水溶液を得た。共重合体1−21の10%水溶液は、粘度が34.8mPa・sであった。
(粘度)
回転粘度計RE500L(コーンプレートタイプ)(東機産業社製)を用いて、共重合体の10質量%水溶液の25℃における粘度を測定した。具体的には、共重合体の10質量%の水溶液1.1mLを採取し、粘度計のサンプルカップに入れた。次に、サンプルカップを粘度計の本体に取り付けて1分間静置した後、共重合体の10質量%水溶液の粘度に合わせて、回転数を調整して粘度計のローターを回転させ、1分後の粘度の値を読み取った。
表1に、共重合体1−1〜1−21の特性を示す。
Figure 2015214672
(共重合体2−1の10%水溶液の調製)
GLMの代わりにMPCを用いた以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−1の10%水溶液を得た。共重合体2−1の10%水溶液は、粘度が10.5mPa・sであった。
(共重合体2−2の10%水溶液の調製)
中和率が50%になるように中和した以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−2の10%水溶液を得た。共重合体2−2の10%水溶液は、粘度が4.9mPa・sであった。
(共重合体2−3の10%水溶液の調製)
MPCの代わりに、APCを用いた以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−3の10%水溶液を得た。共重合体2−3の10%水溶液は、粘度が11.1mPa・sであった。
(共重合体2−4の10%水溶液の調製)
水酸化ナトリウムの代わりに、水酸化カリウムを用いた以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−4の10%水溶液を得た。共重合体2−4の10%水溶液は、粘度が10.5mPa・sであった。
(共重合体2−5の10%水溶液の調製)
水酸化ナトリウムの代わりに、水酸化リチウムを用いた以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−5の10%水溶液を得た。共重合体2−5の10%水溶液は、粘度が10.9mPa・sであった。
(共重合体2−6の10%水溶液の調製)
水酸化ナトリウムの代わりに、モノエタノールアミン(EA)を用いた以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−6の10%水溶液を得た。共重合体2−6の10%水溶液は、粘度が10.5mPa・sであった。
(共重合体2−7の10%水溶液の調製)
水酸化ナトリウムの代わりに、ジメチルエタノールアミン(DMEA)を用いた以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−7の10%水溶液を得た。共重合体2−7の10%水溶液は、粘度が10.6mPa・sであった。
(共重合体2−8の10%水溶液の調製)
MAEDPAの代わりに、AEDPAを用いた以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−8の10%水溶液を得た。共重合体2−8の10%水溶液は、粘度が9.3mPa・sであった。
(共重合体2−9の10%水溶液の調製)
中和率が40%になるように中和した以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−9の10%水溶液を得た。共重合体2−9の10%水溶液は、粘度が2.3mPa・sであった。
(共重合体2−10の10%水溶液の調製)
MAEDPA、MPC、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ4.0g、16.0g、380.0g及び4.0gに変更した以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−10の10%水溶液を得た。共重合体2−10の10%水溶液は、粘度が1.6mPa・sであった。
(共重合体2−11の10%水溶液の調製)
MAEDPA、MPC及びエタノールの添加量を、それぞれ4.6g、41.4g及び154.0gに変更した以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−11の10%水溶液を得た。共重合体2−11の10%水溶液は、粘度が29.7mPa・sであった。
(共重合体2−12の10%水溶液の調製)
MAEDPA、MPC、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ9.0g、6.0g、285.0g及び3.0gに変更した以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−12の10%水溶液を得た。共重合体2−12の10%水溶液は、粘度が1.5mPa・sであった。
(共重合体2−13の10%水溶液の調製)
MAEDPA、MPC及びエタノールの添加量を、それぞれ27.6g、18.4g及び154.0gに変更した以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−13の10%水溶液を得た。共重合体2−13の10%水溶液は、粘度が29.1mPa・sであった。
(共重合体2−14の10%水溶液の調製)
MAEDPA、MPC、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ6.4g、25.6g、768.0g及び8.0gに変更した以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−14の10%水溶液を得た。共重合体2−14の10%水溶液は、粘度が1.2mPa・sであった。
(共重合体2−15の10%水溶液の調製)
MAEDPA、MPC及びエタノールの添加量を、それぞれ5.0g、45.0g及び150.0gに変更した以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−15の10%水溶液を得た。共重合体2−15の10%水溶液は、粘度が30.5mPa・sであった。
(共重合体2−16の10%水溶液の調製)
MAEDPA、MPC、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ7.2g、4.8g、288.0g及び3.0gに変更した以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−16の10%水溶液を得た。共重合体2−16の10%水溶液は、粘度が1.4mPa・sであった。
(共重合体2−17の10%水溶液の調製)
MAEDPA、MPC及びエタノールの添加量を、それぞれ30.0g、20.0g及び150.0gに変更した以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−17の10%水溶液を得た。共重合体2−17の10%水溶液は、粘度が34.1mPa・sであった。
(共重合体2−18の10%水溶液の調製)
MAEDPA、MPC、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ1.6g、30.4g、768.0g及び8.0gに変更した以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−18の10%水溶液を得た。共重合体2−18の10%水溶液は、粘度が1.3mPa・sであった。
(共重合体2−19の10%水溶液の調製)
MAEDPA、MPC及びエタノールの添加量を、それぞれ2.5g、47.5g及び150.0gに変更した以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−19の10%水溶液を得た。共重合体2−19の10%水溶液は、粘度が33.5mPa・sであった。
(共重合体2−20の10%水溶液の調製)
MAEDPA、MPC、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ9.6g、2.4g、288.0g及び3.0gに変更した以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−20の10%水溶液を得た。共重合体2−20の10%水溶液は、粘度が1.3mPa・sであった。
(共重合体2−21の10%水溶液の調製)
MAEDPA、MPC及びエタノールの添加量を、それぞれ40.0g、10.0g、150.0g及び2.0gに変更した以外は、共重合体2−1の10%水溶液と同様にして、共重合体2−21の10%水溶液を得た。共重合体2−21の10%水溶液は、粘度が34.2mPa・sであった。
表2に、共重合体2−1〜2−21の特性を示す。
Figure 2015214672
(共重合体3−1の10%水溶液の調製)
GLMの代わりにDAAMを用いた以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−1の10%水溶液を得た。共重合体3−1の10%水溶液は、粘度が10.9mPa・sであった。
(共重合体3−2の10%水溶液の調製)
中和率が50%になるように中和した以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−2の10%水溶液を得た。共重合体3−2の10%水溶液は、粘度が5.2mPa・sであった。
(共重合体3−3の10%水溶液の調製)
DAAMの代わりに、DAMMを用いた以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−3の10%水溶液を得た。共重合体3−3の10%水溶液は、粘度が11.0mPa・sであった。
(共重合体3−4の10%水溶液の調製)
水酸化ナトリウムの代わりに、水酸化カリウムを用いた以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−4の10%水溶液を得た。共重合体3−4の10%水溶液は、粘度が10.6mPa・sであった。
(共重合体3−5の10%水溶液の調製)
水酸化ナトリウムの代わりに、水酸化リチウムを用いた以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−5の10%水溶液を得た。共重合体3−5の10%水溶液は、粘度が10.7mPa・sであった。
(共重合体3−6の10%水溶液の調製)
水酸化ナトリウムの代わりに、モノエタノールアミン(EA)を用いた以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−6の10%水溶液を得た。共重合体3−6の10%水溶液は、粘度が10.1mPa・sであった。
(共重合体3−7の10%水溶液の調製)
水酸化ナトリウムの代わりに、ジメチルエタノールアミン(DMEA)を用いた以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−7の10%水溶液を得た。共重合体3−7の10%水溶液は、粘度が10.4mPa・sであった。
(共重合体3−8の10%水溶液の調製)
MAEDPAの代わりに、AEDPAを用いた以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−8の10%水溶液を得た。共重合体3−8の10%水溶液は、粘度が9.7mPa・sであった。
(共重合体3−9の10%水溶液の調製)
中和率が40%になるように中和した以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−9の10%水溶液を得た。共重合体3−9の10%水溶液は、粘度が2.5mPa・sであった。
(共重合体3−10の10%水溶液の調製)
MAEDPA、DAAM、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ4.0g、16.0g、380.0g及び4.0gに変更した以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−10の10%水溶液を得た。共重合体3−10の10%水溶液は、粘度が1.6mPa・sであった。
(共重合体3−11の10%水溶液の調製)
MAEDPA、DAAM及びエタノールの添加量を、それぞれ4.6g、41.4g及び154.0gに変更した以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−11の10%水溶液を得た。共重合体3−11の10%水溶液は、粘度が29.5mPa・sであった。
(共重合体3−12の10%水溶液の調製)
MAEDPA、DAAM、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ9.0g、6.0g、285.0g及び3.0gに変更した以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−12の10%水溶液を得た。共重合体3−12の10%水溶液は、粘度が1.6mPa・sであった。
(共重合体3−13の10%水溶液の調製)
MAEDPA、DAAM及びエタノールの添加量を、それぞれ27.6g、18.4g及び154.0gに変更した以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−13の10%水溶液を得た。共重合体3−13の10%水溶液は、粘度が29.5mPa・sであった。
(共重合体3−14の10%水溶液の調製)
MAEDPA、DAAM、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ6.4g、25.6g、768.0g及び8.0gに変更した以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−14の10%水溶液を得た。共重合体3−14の10%水溶液は、粘度が1.3mPa・sはであった。
(共重合体3−15の10%水溶液の調製)
MAEDPA、DAAM及びエタノールの添加量を、それぞれ5.0g、45.0g及び150.0gに変更した以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−15の10%水溶液を得た。共重合体3−15の10%水溶液は、粘度が31.0mPa・sであった。
(共重合体3−16の10%水溶液の調製)
MAEDPA、DAAM、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ7.2g、4.8g、288.0g及び3.0gに変更した以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−16の10%水溶液を得た。共重合体3−16の10%水溶液は、粘度が1.2mPa・sであった。
(共重合体3−17の10%水溶液の調製)
MAEDPA、DAAM及びエタノールの添加量を、それぞれ30.0g、20.0g及び150.0gに変更した以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−17の10%水溶液を得た。共重合体3−17の10%水溶液は、粘度が34.2mPa・sであった。
(共重合体3−18の10%水溶液の調製)
MAEDPA、DAAM、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ1.6g、30.4g、768.0g及び8.0gに変更した以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−18の10%水溶液を得た。共重合体3−18の10%水溶液は、粘度が1.2mPa・sであった。
(共重合体3−19の10%水溶液の調製)
MAEDPA、DAAM及びエタノールの添加量を、それぞれ2.5g、47.5g及び150.0gに変更した以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−19の10%水溶液を得た。共重合体3−19の10%水溶液は、粘度が33.4mPa・sであった。
(共重合体3−20の10%水溶液の調製)
MAEDPA、DAAM、エタノール及びAIBNの添加量を、それぞれ9.6g、2.4g、288.0g及び3.0gに変更した以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−20の10%水溶液を得た。共重合体3−20の10%水溶液は、粘度が1.1mPa・sであった。
(共重合体3−21の10%水溶液の調製)
MAEDPA、DAAM及びエタノールの添加量を、それぞれ40.0g、10.0g、150.0g及び2.0gに変更した以外は、共重合体3−1の10%水溶液と同様にして、共重合体3−21の10%水溶液を得た。共重合体3−21の10%水溶液は、粘度が34.5mPa・sであった。
表3に、共重合体3−1〜3−21の特性を示す。
Figure 2015214672
(共重合体4−1の10%水溶液の調製)
水500g及び過硫酸アニモニウム15gの混合液と、マレイン酸100g、スチレン100g、水500g及び過硫酸アニモニウム15gの混合液を、4つ口フラスコに入れて攪拌し、均一溶液とした。次に、窒素を30分間吹き込んだ後、80〜90℃まで昇温し、AIBN2gを加えて5時間以上重合した。さらに、エバポレーターを用いて、脱溶媒した後、水で希釈して濃度を約10%に調整し、中和率が100%になるように水酸化ナトリウムで中和した。次に、透析膜で3日間精製した後、濃度を10%に調整し、共重合体4−1の10%水溶液を得た。共重合体4−1の10%水溶液は、粘度が13.5mPa・sであった。
(共重合体4−2の10%水溶液の調製)
マレイン酸の代わりに、MAEDPAを用いた以外は、共重合体4−1の10%水溶液と同様にして、共重合体4−2の10%水溶液を得た。共重合体4−2の10%水溶液は、粘度が14.4mPa・sであった。
(共重合体4−3の10%水溶液の調製)
スチレンの代わりに、GLMを用いた以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体4−3の10%水溶液を得た。共重合体4−3の10%水溶液は、粘度が14.1mPa・sであった。
(共重合体4−4の10%水溶液の調製)
スチレンの代わりに、MPCを用いた以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体4−4の10%水溶液を得た。共重合体4−4の10%水溶液は、粘度が14.1mPa・sであった。
(共重合体4−5の10%水溶液の調製)
スチレンの代わりに、DAAMを用いた以外は、共重合体1−1の10%水溶液と同様にして、共重合体4−5の10%水溶液を得た。共重合体4−5の10%水溶液は、粘度が14.1mPa・sであった。
表4に、共重合体4−1〜4−5の特性を示す。
Figure 2015214672
(顔料分散体1−1の調製)
カーボンブラックNIPEX150(デグサ社製)16部、共重合体1−1の10%水溶液40部、K値が17のポリビニルピロリドン4部及び純水40部をプレミックスした後、ディスクタイプのビーズミルKDL型(シンマルエンタープライゼス社製)を用いて、周速10m/sで10分間循環分散させ、顔料分散体1−1を得た。このとき、メディアとして、直径が0.1mmのジルコニアボールを使用した。
(顔料分散体1−2の調製)
共重合体1−1の10%水溶液及び純水の添加量を、それぞれ20部及び60部に変更した以外は、顔料分散体1−1と同様にして、顔料分散体1−2を得た。
(顔料分散体1−3の調製)
共重合体1−1の10%水溶液及び純水の添加量を、それぞれ80部及び0部に変更した以外は、顔料分散体1−1と同様にして、顔料分散体1−3を得た。
(顔料分散体1−4の調製)
K値が17のポリビニルピロリドン及び純水の添加量を、それぞれ2部及び42部に変更した以外は、顔料分散体1−1と同様にして、顔料分散体1−4を得た。
(顔料分散体1−5の調製)
K値が17のポリビニルピロリドン及び純水の添加量を、それぞれ16部及び28部に変更した以外は、顔料分散体1−1と同様にして、顔料分散体1−5を得た。
(顔料分散体1−6の調製)
K値が17のポリビニルピロリドンの代わりに、K値が12のポリビニルピロリドンを用いた以外は、顔料分散体1−1と同様にして、顔料分散体1−6を得た。
(顔料分散体1−7の調製)
K値が17のポリビニルピロリドンの代わりに、K値が30のポリビニルピロリドンを用いた以外は、顔料分散体1−1と同様にして、顔料分散体1−7を得た。
(顔料分散体1−8の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントブルー15:3を用いた以外は、顔料分散体1−1と同様にして、顔料分散体1−8を得た。
(顔料分散体1−9の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントレッド122を用いた以外は、顔料分散体1−1と同様にして、顔料分散体1−9を得た。
(顔料分散体1−10の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントイエロー74を用いた以外は、顔料分散体1−1と同様にして、顔料分散体1−10を得た。
(顔料分散体1−11〜1−17の調製)
共重合体1−1の10%水溶液の代わりに、共重合体1−2〜1−8の10%水溶液を用いた以外は、顔料分散体1−1と同様にして、顔料分散体1−11〜1−17を得た。
(顔料分散体1−18の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントブルー15:3を用いた以外は、顔料分散体1−17と同様にして、顔料分散体1−18を得た。
(顔料分散体1−19の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントレッド122を用いた以外は、顔料分散体1−17と同様にして、顔料分散体1−19を得た。
(顔料分散体1−20の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントイエロー74を用いた以外は、顔料分散体1−17と同様にして、顔料分散体1−20を得た。
(顔料分散体1−21〜1−33の調製)
共重合体1−1の10%水溶液の代わりに、共重合体1−9〜1−21の10%水溶液を用いた以外は、顔料分散体1−1と同様にして、顔料分散体1−21〜1−33を得た。
(顔料分散体2−1の調製)
共重合体1−1の10%水溶液の代わりに、共重合体2−1の10%水溶液を用いた以外は、顔料分散体1−1と同様にして、顔料分散体2−1を得た。
(顔料分散体2−2の調製)
共重合体2−1の10%水溶液及び純水の添加量を、それぞれ20部及び60部に変更した以外は、顔料分散体2−1と同様にして、顔料分散体2−2を得た。
(顔料分散体2−3の調製)
共重合体2−1の10%水溶液及び純水の添加量を、それぞれ80部及び0部に変更した以外は、顔料分散体2−1と同様にして、顔料分散体2−3を得た。
(顔料分散体2−4の調製)
K値が17のポリビニルピロリドン及び純水の添加量を、それぞれ2部及び42部に変更した以外は、顔料分散体2−1と同様にして、顔料分散体2−4を得た。
(顔料分散体2−5の調製)
K値が17のポリビニルピロリドン及び純水の添加量を、それぞれ16部及び28部に変更した以外は、顔料分散体2−1と同様にして、顔料分散体2−5を得た。
(顔料分散体2−6の調製)
K値が17のポリビニルピロリドンの代わりに、K値が12のポリビニルピロリドンを用いた以外は、顔料分散体2−1と同様にして、顔料分散体2−6を得た。
(顔料分散体2−7の調製)
K値が17のポリビニルピロリドンの代わりに、K値が30のポリビニルピロリドンを用いた以外は、顔料分散体2−1と同様にして、顔料分散体2−7を得た。
(顔料分散体2−8の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントブルー15:3を用いた以外は、顔料分散体2−1と同様にして、顔料分散体2−8を得た。
(顔料分散体2−9の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントレッド122を用いた以外は、顔料分散体2−1と同様にして、顔料分散体2−9を得た。
(顔料分散体2−10の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントイエロー74を用いた以外は、顔料分散体2−1と同様にして、顔料分散体2−10を得た。
(顔料分散体2−11〜2−17の調製)
共重合体2−1の10%水溶液の代わりに、共重合体2−2〜2−8の10%水溶液を用いた以外は、顔料分散体2−1と同様にして、顔料分散体2−11〜2−17を得た。
(顔料分散体2−18の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントブルー15:3を用いた以外は、顔料分散体2−17と同様にして、顔料分散体2−18を得た。
(顔料分散体2−19の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントレッド122を用いた以外は、顔料分散体2−17と同様にして、顔料分散体2−19を得た。
(顔料分散体2−20の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントイエロー74を用いた以外は、顔料分散体2−17と同様にして、顔料分散体2−20を得た。
(顔料分散体2−21〜2−33の調製)
共重合体2−1の10%水溶液の代わりに、共重合体2−9〜2−21の10%水溶液を用いた以外は、顔料分散体2−1と同様にして、顔料分散体2−21〜2−33を得た。
(顔料分散体3−1の調製)
共重合体1−1の10%水溶液の代わりに、共重合体3−1の10%水溶液を用いた以外は、顔料分散体1−1と同様にして、顔料分散体3−1を得た。
(顔料分散体3−2の調製)
共重合体3−1の10%水溶液及び純水の添加量を、それぞれ20部及び60部に変更した以外は、顔料分散体3−1と同様にして、顔料分散体3−2を得た。
(顔料分散体3−3の調製)
共重合体3−1の10%水溶液及び純水の添加量を、それぞれ80部及び0部に変更した以外は、顔料分散体3−1と同様にして、顔料分散体3−3を得た。
(顔料分散体3−4の調製)
K値が17のポリビニルピロリドン及び純水の添加量を、それぞれ2部及び42部に変更した以外は、顔料分散体3−1と同様にして、顔料分散体3−4を得た。
(顔料分散体3−5の調製)
K値が17のポリビニルピロリドン及び純水の添加量を、それぞれ16部及び28部に変更した以外は、顔料分散体3−1と同様にして、顔料分散体3−5を得た。
(顔料分散体3−6の調製)
K値が17のポリビニルピロリドンの代わりに、K値が12のポリビニルピロリドンを用いた以外は、顔料分散体3−1と同様にして、顔料分散体3−6を得た。
(顔料分散体3−7の調製)
K値が17のポリビニルピロリドンの代わりに、K値が30のポリビニルピロリドンを用いた以外は、顔料分散体3−1と同様にして、顔料分散体3−7を得た。
(顔料分散体3−8の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントブルー15:3を用いた以外は、顔料分散体3−1と同様にして、顔料分散体3−8を得た。
(顔料分散体3−9の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントレッド122を用いた以外は、顔料分散体3−1と同様にして、顔料分散体3−9を得た。
(顔料分散体3−10の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントイエロー74を用いた以外は、顔料分散体3−1と同様にして、顔料分散体3−10を得た。
(顔料分散体3−11〜3−17の調製)
共重合体3−1の10%水溶液の代わりに、共重合体3−2〜3−8の10%水溶液を用いた以外は、顔料分散体3−1と同様にして、顔料分散体3−11〜3−17を得た。
(顔料分散体3−18の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントブルー15:3を用いた以外は、顔料分散体3−17と同様にして、顔料分散体3−18を得た。
(顔料分散体3−19の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントレッド122を用いた以外は、顔料分散体3−17と同様にして、顔料分散体3−19を得た。
(顔料分散体3−20の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントイエロー74を用いた以外は、顔料分散体3−17と同様にして、顔料分散体3−20を得た。
(顔料分散体3−21〜3−33の調製)
共重合体3−1の10%水溶液の代わりに、共重合体3−9〜3−21の10%水溶液を用いた以外は、顔料分散体3−1と同様にして、顔料分散体3−21〜3−33を得た。
(顔料分散体4−1の調製)
共重合体1−1の10%水溶液の代わりに、共重合体4−1の10%水溶液を用い、K値が17のポリビニルピロリドン及び純水の添加量を、それぞれ0部及び44部に変更した以外は、顔料分散体1−1と同様にして、顔料分散体4−1を得た。
(顔料分散体4−2の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントブルー15:3を用いた以外は、顔料分散体4−1と同様にして、顔料分散体4−2を得た。
(顔料分散体4−3の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントレッド122を用いた以外は、顔料分散体4−1と同様にして、顔料分散体4−3を得た。
(顔料分散体4−4の調製)
カーボンブラックの代わりに、ピグメントイエロー74を用いた以外は、顔料分散体4−1と同様にして、顔料分散体4−4を得た。
(顔料分散体4−5〜4−8の調製)
共重合体4−1の10%水溶液の代わりに、共重合体4−2〜4−5の10%水溶液を用いた以外は、顔料分散体4−1と同様にして、顔料分散体4−5〜4−8を得た。
(顔料分散体4−9の調製)
K値が17のポリビニルピロリドン及び純水の添加量を、それぞれ0部及び44部に変更した以外は、顔料分散体1−1と同様にして、顔料分散体4−9を得た。
(顔料分散体4−10の調製)
K値が17のポリビニルピロリドン及び純水の添加量を、それぞれ0部及び44部に変更した以外は、顔料分散体2−1と同様にして、顔料分散体4−10を得た。
(顔料分散体4−11の調製)
K値が17のポリビニルピロリドン及び純水の添加量を、それぞれ0部及び44部に変更した以外は、顔料分散体3−1と同様にして、顔料分散体4−11を得た。
(顔料分散体4−12〜4−16の調製)
共重合体1−1の10%水溶液の代わりに、共重合体4−1〜4−5の10%水溶液を用いた以外は、顔料分散体1−1と同様にして、顔料分散体4−12〜4−16を得た。
(実施例1−1)
50.0部の顔料分散体1−1、1,3−ブタンジオール15.0部、エクアミドB100(出光興産社製)20.0部、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール1.0部、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール1.0部、成分の含有量が40%のポリオキシエチレンパーフロロアルキルエーテルFS−300(Dupont社製)2.5部及び純水10.5部を30分間混合攪拌し、インクジェットインクを得た。
(実施例1−2〜1−7)
顔料分散体1−1の代わりに、顔料分散体1−2〜1−7を用いた以外は、実施例1−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例1−8)
純水10.5部の代わりに、成分の含有量が40%、体積中位径(D50)が171nmのアクリル−シリコーン系樹脂エマルションのポリゾールROY6312(昭和高分子社製)6.0部及び純水4.5部を用いた以外は、実施例1−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例1−9)
40.0部の顔料分散体1−8、1,3−ブタンジオール15.0部、エクアミドB100(出光興産社製)20.0部、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール2.0部、
シリコーン系界面活性剤KF−643(信越化学工業社製)1.0部、成分の含有量が40%のポリオキシエチレンパーフロロアルキルエーテルFS−300(Dupont社製)2.5部及び純水19.5部を30分間混合攪拌し、インクジェットインクを得た。
(実施例1−10、1−11)
顔料分散体1−8の代わりに、顔料分散体1−9、1−10を用いた以外は、実施例1−9と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例1−12〜1−18)
顔料分散体1−1の代わりに、顔料分散体1−11〜1−17を用いた以外は、実施例1−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例1−19)
顔料分散体1−1の代わりに、顔料分散体1−17を用いた以外は、実施例1−8と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例1−20〜1−22)
顔料分散体1−8の代わりに、顔料分散体1−18〜1−20を用いた以外は、実施例1−9と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例1−23〜1−35)
顔料分散体1−1の代わりに、顔料分散体1−21〜1−33を用いた以外は、実施例1−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例1−36)
純水10.5部の代わりに、K値が17のポリビニルピロリドン0.4部及び純水10.1部を用いた以外は、実施例1−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例1−37)
純水10.5部の代わりに、K値が17のポリビニルピロリドン2.0部及び純水8.5部を用いた以外は、実施例1−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例1−38)
純水10.5部の代わりに、K値が17のポリビニルピロリドン4.0部及び純水6.5部を用いた以外は、実施例1−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例1−39)
純水10.5部の代わりに、K値が17のポリビニルピロリドン8.0部及び純水2.5部を用いた以外は、実施例1−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例1−40)
40.0部の顔料分散体1−8、K値が17のポリビニルピロリドン2.0部、1,3−ブタンジオール15.0部、エクアミドB100(出光興産社製)20.0部、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール2.0部、成分の含有量が40%のポリオキシエチレンパーフロロアルキルエーテルFS−300(Dupont社製)2.5部及び純水17.5部を30分間混合攪拌し、インクジェットインクを得た。
(実施例1−41、1−42)
顔料分散体1−8の代わりに、顔料分散体1−9、1−10を用いた以外は、実施例1−40と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例1−43)
50.0部の顔料分散体1−1、1,3−ブタンジオール15.0部、オキセタンEHO(宇部興産社製)20.0部、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール1.0部、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール1.0部、成分の含有量が40%のポリオキシエチレンパーフロロアルキルエーテルFS−300(Dupont社製)2.5部、成分の含有量が50%、体積中位径(D50)が230nmのウレタン系樹脂エマルションUA−368T(三洋化成社製)10.0部及び純水0.5部を30分間混合攪拌し、インクジェットインクを得た。
(実施例1−44)
50.0部の顔料分散体1−11、1,3−ブタンジオール15.0部、オキセタンEHO(宇部興産社製)20.0部、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール1.0部、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール1.0部、成分の含有量が40%のポリオキシエチレンパーフロロアルキルエーテルFS−300(Dupont社製)2.5部、成分の含有量が55%、体積中位径(D50)が200nmのアクリル−スチレン系樹脂エマルション5400EF(DIC社製)6.0部及び純水4.5部を30分間混合攪拌し、インクジェットインクを得た。
(実施例1−45)
顔料分散体1−1及びウレタン系樹脂エマルションUA−368T(三洋化成社製)の代わりに、それぞれ顔料分散体1−12及び成分の含有量が40%、体積中位径(D50)が120nmのウレタン系樹脂エマルションUX−485(三洋化成社製)を用いた以外は、実施例1−43と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例1−46)
50.0部の顔料分散体1−13、1,3−ブタンジオール15.0部、オキセタンEHO(宇部興産社製)20.0部、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール1.0部、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール1.0部、成分の含有量が30%のポリオキシエチレンパーフロロアルキルエーテルFS−300(Dupont社製)2.5部、成分の含有量が40%、体積中位径(D50)が70nmのウレタン系樹脂エマルションUA−200(三洋化成社製)7.5部及び純水3.0部を30分間混合攪拌し、インクジェットインクを得た。
(実施例1−47)
ウレタン系樹脂エマルションUA−368T(三洋化成社製)の代わりに、水を用いた以外は、実施例1−43と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例1−48)
ウレタン系樹脂エマルションUA−368T(三洋化成社製)の代わりに、成分の含有量が56%、体積中位径(D50)が280nmのアクリル−スチレン系樹脂エマルション40−418EF(DIC社製)を用いた以外は、実施例1−43と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例1−49)
ウレタン系樹脂エマルションUA−368T(三洋化成社製)の代わりに、成分の含有量が40%、体積中位径(D50)が40nmのアクリル−スチレン系樹脂エマルションQE−1042(星光PMC社製)を用いた以外は、実施例1−43と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例1−50)
ウレタン系樹脂エマルションUA−368T(三洋化成社製)の代わりに、成分の含有量が35%、体積中位径(D50)が20nmのウレタン系樹脂エマルションUWS−145(三洋化成社製)を用いた以外は、実施例1−43と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−1)
顔料分散体1−1の代わりに、顔料分散体2−1を用いた以外は、実施例1−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−2〜2−7)
顔料分散体2−1の代わりに、顔料分散体2−2〜2−7を用いた以外は、実施例2−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−8)
純水10.5部の代わりに、成分の含有量が40%、体積中位径(D50)が171nmのアクリル−シリコーン系樹脂エマルションのポリゾールROY6312(昭和高分子社製)6.0部及び純水4.5部を用いた以外は、実施例2−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−9)
40.0部の顔料分散体2−8、1,3−ブタンジオール15.0部、エクアミドB100(出光興産社製)20.0部、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール2.0部、
シリコーン系界面活性剤KF−643(信越化学工業社製)1.0部、成分の含有量が40%のポリオキシエチレンパーフロロアルキルエーテルFS−300(Dupont社製)2.5部及び純水19.5部を30分間混合攪拌し、インクジェットインクを得た。
(実施例2−10、2−11)
顔料分散体2−8の代わりに、顔料分散体2−9、2−10を用いた以外は、実施例2−9と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−12〜2−18)
顔料分散体2−1の代わりに、顔料分散体2−11〜2−17を用いた以外は、実施例2−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−19)
顔料分散体2−1の代わりに、顔料分散体2−17を用いた以外は、実施例2−8と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−20〜2−22)
顔料分散体2−8の代わりに、顔料分散体2−18〜2−20を用いた以外は、実施例2−9と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−23〜2−35)
顔料分散体2−1の代わりに、顔料分散体2−21〜2−33を用いた以外は、実施例2−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−36)
純水10.5部の代わりに、K値が17のポリビニルピロリドン0.4部及び純水10.1部を用いた以外は、実施例2−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−37)
純水10.5部の代わりに、K値が17のポリビニルピロリドン2.0部及び純水8.5部を用いた以外は、実施例2−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−38)
純水10.5部の代わりに、K値が17のポリビニルピロリドン4.0部及び純水6.5部を用いた以外は、実施例2−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−39)
純水10.5部の代わりに、K値が17のポリビニルピロリドン8.0部及び純水2.5部を用いた以外は、実施例2−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−40)
40.0部の顔料分散体1−8、K値が17のポリビニルピロリドン2.0部、1,3−ブタンジオール15.0部、エクアミドB100(出光興産社製)20.0部、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール2.0部、成分の含有量が40%のポリオキシエチレンパーフロロアルキルエーテルFS−300(Dupont社製)2.5部及び純水17.5部を30分間混合攪拌し、インクジェットインクを得た。
(実施例2−41、2−42)
顔料分散体2−8の代わりに、顔料分散体2−9、2−10を用いた以外は、実施例2−40と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−43)
顔料分散体1−1の代わりに、顔料分散体2−1を用いた以外は、実施例1−43と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−44)
顔料分散体1−11の代わりに、顔料分散体2−11を用いた以外は、実施例1−44と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−45)
顔料分散体1−12の代わりに、顔料分散体2−12を用いた以外は、実施例1−45と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−46)
顔料分散体1−13の代わりに、顔料分散体2−13を用いた以外は、実施例1−46と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例2−47〜2−50)
顔料分散体1−1の代わりに、顔料分散体2−1を用いた以外は、実施例1−47〜1−50と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−1)
顔料分散体1−1の代わりに、顔料分散体3−1を用いた以外は、実施例1−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−2〜3−7)
顔料分散体3−1の代わりに、顔料分散体3−2〜3−7を用いた以外は、実施例3−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−8)
純水10.5部の代わりに、成分の含有量が40%、体積中位径(D50)が171nmのアクリル−シリコーン系樹脂エマルションのポリゾールROY6312(昭和高分子社製)6.0部及び純水4.5部を用いた以外は、実施例3−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−9)
40.0部の顔料分散体3−8、1,3−ブタンジオール15.0部、エクアミドB100(出光興産社製)20.0部、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール2.0部、
シリコーン系界面活性剤KF−643(信越化学工業社製)1.0部、成分の含有量が40%のポリオキシエチレンパーフロロアルキルエーテルFS−300(Dupont社製)2.5部及び純水19.5部を30分間混合攪拌し、インクジェットインクを得た。
(実施例3−10、3−11)
顔料分散体3−8の代わりに、顔料分散体3−9、3−10を用いた以外は、実施例3−9と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−12〜3−18)
顔料分散体3−1の代わりに、顔料分散体3−11〜3−17を用いた以外は、実施例3−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−19)
顔料分散体3−1の代わりに、顔料分散体3−17を用いた以外は、実施例3−8と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−20〜3−22)
顔料分散体3−8の代わりに、顔料分散体3−18〜3−20を用いた以外は、実施例3−9と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−23〜3−35)
顔料分散体3−1の代わりに、顔料分散体3−21〜3−33を用いた以外は、実施例3−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−36)
純水10.5部の代わりに、K値が17のポリビニルピロリドン0.4部及び純水10.1部を用いた以外は、実施例3−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−37)
純水10.5部の代わりに、K値が17のポリビニルピロリドン2.0部及び純水8.5部を用いた以外は、実施例3−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−38)
純水10.5部の代わりに、K値が17のポリビニルピロリドン4.0部及び純水6.5部を用いた以外は、実施例3−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−39)
純水10.5部の代わりに、K値が17のポリビニルピロリドン8.0部及び純水2.5部を用いた以外は、実施例3−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−40)
40.0部の顔料分散体1−8、K値が17のポリビニルピロリドン2.0部、1,3−ブタンジオール15.0部、エクアミドB100(出光興産社製)20.0部、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール2.0部、成分の含有量が40%のポリオキシエチレンパーフロロアルキルエーテルFS−300(Dupont社製)2.5部及び純水17.5部を30分間混合攪拌し、インクジェットインクを得た。
(実施例3−41、3−42)
顔料分散体3−8の代わりに、顔料分散体3−9、3−10を用いた以外は、実施例3−40と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−43)
顔料分散体1−1の代わりに、顔料分散体3−1を用いた以外は、実施例1−43と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−44)
顔料分散体1−11の代わりに、顔料分散体3−11を用いた以外は、実施例1−44と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−45)
顔料分散体1−12の代わりに、顔料分散体3−12を用いた以外は、実施例1−45と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−46)
顔料分散体1−13の代わりに、顔料分散体3−13を用いた以外は、実施例1−46と同様にして、インクジェットインクを得た。
(実施例3−47〜3−50)
顔料分散体1−1の代わりに、顔料分散体3−1を用いた以外は、実施例1−47〜1−50と同様にして、インクジェットインクを得た。
(比較例1)
顔料分散体1−1の代わりに、顔料分散体4−1を用いた以外は、実施例1−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(比較例2〜4)
顔料分散体1−8の代わりに、顔料分散体4−2〜4−4を用いた以外は、実施例1−9と同様にして、インクジェットインクを得た。
(比較例5〜16)
顔料分散体1−1の代わりに、顔料分散体4−5〜4−16を用いた以外は、実施例1−1と同様にして、インクジェットインクを得た。
(比較例17、18)
エクアミドB100(出光興産社製)の代わりに、オキセタンEHO(宇部興産社製)を用いた以外は、比較例5、9と同様にして、インクジェットインクを得た。
次に、インクジェットインクの画像濃度、保存安定性及び吐出安定性を評価した。
(画像濃度)
23℃、50%RHの環境下で、インクジェットプリンターIPSiO GX5000(リコー社製)にインクジェットインクを充填した。次に、Microsoft Word2000(Microsoft社製)を用いて、64pointのJIS X 0208(1997),2223の一般記号が記載されているチャートを作成した後、普通紙MyPaper(リコー社製)に印字した。さらに、X−Rite938(エックスライト社製)を用いて、印字面の記号部の画像濃度を測定した。このとき、印字モードとしては、プリンタに添付されているドライバで、普通紙のユーザー設定より、「普通紙−標準はやい」モードを「色補正なし」に改変したモードを使用した。また、JIS X 0208(1997),2223は、外形が正方形であって、記号全面が塗りつぶされている記号である。さらに、MyPaper(リコー社製)のカルシウムイオンの溶出量は、4.3×10−4[g/g]であった。
なお、ブラックのインクジェットインクを使用した場合、画像濃度が1.25以上である場合をAA、1.20以上1.25未満である場合をA、1.15以上1.20未満である場合をB、1.10以上1.15未満である場合をC、1.10未満である場合をDとして、判定した。
マゼンタ、シアンのインクジェットインクを使用した場合、画像濃度が1.00以上である場合をAA、0.95以上1.00未満である場合をA、0.90以上0.95未満である場合をB、0.85以上0.90未満である場合をC、0.85未満である場合をDとして、判定した。
イエローのインクジェットインクを使用した場合、画像濃度が0.85以上である場合をAA、0.80以上0.85未満である場合をA、0.75以上0.80未満である場合をB、0.70以上0.75未満である場合をC、0.70未満である場合をDとして、判定した。
(カルシウムイオンの溶出量)
2.5cm(±0.5cm)×3.5cm(±0.5cm)四方の紙片に裁断した普通紙16gを高純水200g中に40時間浸漬した後、孔径が0.8μmのセルロースアセテートフィルター(アドバンテック社製)でろ過して紙粉等の異物を除去した。次に、ろ液に含まれるカルシウムイオンを、ICP発光分光分析装置を用いて定量した。得られたカルシウムイオンの濃度[ppm]、高純水の質量200g、普通紙の質量16gから、カルシウムイオンの溶出量[g/g]を算出した。
(保存安定性)
インクジェットインクをインクカートリッジに充填した後、60℃で2週間保存し、保存前の粘度に対する保存後の粘度の変化率[%]を、式
|(保存後の粘度)−(保存前の粘度)|/(保存前の粘度)×100
から算出し、保存安定性を評価した。このとき、回転粘度計RE500L(コーンプレートタイプ)(東機産業社製)を用いて、25℃における粘度を測定した。具体的には、インクジェットインク1.1mLを採取し、粘度計のサンプルカップに入れた。次に、サンプルカップを粘度計の本体に取り付けて1分間静置した後、インクジェットインクの粘度に合わせて、回転数を調整して粘度計のローターを回転させ、1分後の粘度の値を読み取った。なお、粘度の変化率が3%未満である場合をAA、3%以上6%未満である場合をA、6%以上10%未満である場合をB、10%以上20%未満である場合をC、20%以上である場合をDとして、判定した。
(吐出安定性)
印刷物を印刷した後、プリンタヘッドにキャップした状態でプリンタを50℃の環境下で1ヶ月間放置した。次に、プリンタの吐出状態が初期の吐出状態に回復するのに必要なクリーニング動作の回数を確認することにより、吐出安定性を評価した。なお、クリーニング動作を実施しない状態で初期の吐出状態を維持している場合をAA、初期の吐出状態に回復するのに必要なクリーニング動作の回数が1〜3回である場合をA、4〜5回である場合をB、6〜10回である場合をC、11回以上である場合をDとして、判定した。
(画像均一性)
23℃、50%RHの環境下で、インクジェットプリンターIPSiO GX5000(リコー社製)にインクジェットインクを充填した。次に、Microsoft Word2000(Microsoft社製)を用いて、64pointのJIS X 0208(1997),2223の一般記号が記載されているチャートを作成した後、塗工紙OKトップコート+(王子製紙社製)に印字し、印字面の記号部を目視により観察し、画像均一性を評価した。このとき、印字モードとしては、プリンタに添付されているドライバで、普通紙のユーザー設定より、「普通紙−標準はやい」モードを「色補正なし」に改変したモードを使用した。また、JIS X 0208(1997),2223は、外形が正方形であって、記号全面が塗りつぶされている記号である。なお、画像の不均一が殆ど認められない場合をA、画像の不均一が僅かに認められるが、問題ない場合をB、画像の不均一が認められるが、実用上問題が無い場合をC、画像の不均一が認められ、問題がある場合をD、画像の不均一がはっきりと認められ、問題がある場合をEとして、判定した。
表5〜11に、インクジェットインクの画像濃度、保存安定性及び吐出安定性の評価結果を示す。
Figure 2015214672
Figure 2015214672
Figure 2015214672
Figure 2015214672
Figure 2015214672
Figure 2015214672
Figure 2015214672
表5〜10から、実施例のインクジェットインクは、画像濃度、保存安定性及び吐出安定性に優れることがわかる。
表11から、比較例1〜4のインクジェットインクは、一般式(1)で表される構成単位及び一般式(2)、(3)又は(4)で表される構成単位を有さない共重合体4−1を含み、ポリビニルピロリドンを含まないため、画像濃度、保存安定性及び吐出安定性が低下する。
比較例5、17のインクジェットインクは、一般式(2)、(3)又は(4)で表される構成単位を有さない共重合体4−2を含み、ポリビニルピロリドンを含まないため、画像濃度、保存安定性及び吐出安定性が低下する。
比較例6〜8のインクジェットインクは、一般式(1)で表される構成単位を有さない共重合体4−3〜4−5を含み、ポリビニルピロリドンを含まないため、画像濃度、保存安定性及び吐出安定性が低下する。
比較例9〜11、18のインクジェットインクは、ポリビニルピロリドンを含まないため、画像濃度、保存安定性及び吐出安定性が低下する。
比較例12のインクジェットインクは、一般式(1)で表される構成単位及び一般式(2)、(3)又は(4)で表される構成単位を有さない共重合体4−1を含むため、画像濃度、保存安定性及び吐出安定性が低下する。
比較例13のインクジェットインクは、一般式(2)、(3)又は(4)で表される構成単位を有さない共重合体4−2を含むため、画像濃度、保存安定性及び吐出安定性が低下する。
比較例14〜16のインクジェットインクは、一般式(1)で表される構成単位を有さない共重合体4−3〜4−5を含むため、画像濃度、保存安定性及び吐出安定性が低下する。
101 装置本体
134 インクジェットヘッド
142 用紙
200 インクカートリッジ
特開2011−122072号公報

Claims (10)

  1. 水、水溶性有機溶媒、顔料、ポリビニルピロリドン及び共重合体を含み、
    前記共重合体は、一般式
    Figure 2015214672
    (式中、Rは、水素原子又はメチル基であり、Rは、炭素数が1以上4以下のアルキル基であり、M 、M 、M 及びM は、それぞれ独立に、プロトン、アルカリ金属イオン又は有機アンモニウムイオンである。)
    で表される構成単位と、一般式
    Figure 2015214672
    (式中、Rは、水素原子又はメチル基である。)
    で表される構成単位、一般式
    Figure 2015214672
    (式中、Rは、水素原子又はメチル基である。)
    で表される構成単位、又は、一般式
    Figure 2015214672
    (式中、Rは、水素原子又はメチル基である。)
    で表される構成単位とを有することを特徴とするインクジェットインク。
  2. 前記共重合体は、前記一般式(1)で表される構成単位の含有量が10質量%以上60質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットインク。
  3. 前記共重合体は、前記一般式(4)で表される構成単位を有し、
    前記Rは、水素原子であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットインク。
  4. 前記共重合体は、一般式
    Figure 2015214672
    で表される化合物と、一般式
    Figure 2015214672
    で表される化合物、一般式
    Figure 2015214672
    で表される化合物、又は、一般式
    Figure 2015214672
    で表される化合物とを含むモノマーを共重合することにより合成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
  5. 前記共重合体は、10質量%水溶液の25℃における粘度が1.5mPa・s以上30.0mPa・s以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
  6. 前記M 、前記M 、前記M 及び前記M は、有機アンモニウムイオンであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
  7. 体積中位径(D50)が70nm以上250nm以下の樹脂粒子をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のインクジェットインクを製造する方法であって、
    前記顔料が水中に分散している顔料分散体を調製する工程を有し、
    前記顔料分散体は、前記共重合体を含むことを特徴とするインクジェットインクの製造方法。
  9. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のインクジェットインクが収容されていることを特徴とするインクカートリッジ。
  10. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のインクジェットインクを吐出させる吐出手段を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
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