JP2015211225A - 子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび帯域割当て制御方法 - Google Patents

子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび帯域割当て制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ONUのバッファメモリの容量を削減することができるONUを得ること。
【解決手段】OLT1と光通信路により接続され、OLT1へ向かう方向である上り方向の通信の帯域をOLT1から割当てられるONU10−1であって、OLT1へ送信した送信データ量を監視する通信監視部111と、送信データ量に基づいてOLT1へ要求する要求帯域である通知帯域を算出し、通知帯域をOLT1へ通知する帯域要求部113と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび帯域割当て制御方法に関する。
PON(Passive Optical Network)システムをはじめとする光アクセスシステムは、OLT(Optical Line Terminal)に対して、光スプリッタなどの光合分波器を介して複数のONU(Optical Network Unit)が接続される構成をとる。
PONシステムでは、一般的にOLTからONUへの下り方向通信と、ONUからOLTへの上り方向通信とに、それぞれ異なる波長を用いた波長分割多重(WDM;Wavelength Division Multiplexing)方式を用いている。
また、PONシステムでは、1本の光ファイバを複数のONUで共有しているため、OLTからONUへの下り方向通信では、時分割多重(TDM;Time Division Multiplexing)を用いて、複数のデータ(下りデータ)が時間的に重ならないように多重化して伝送する。なお、下り方向通信では、同一の光スプリッタに接続されているすべてのONUが同一のデータを受信し、各ONUは自身に対応するデータのみを抽出する。
一方、ONUからOLTへの上り方向通信では、複数のONUから送信されたデータ(上りデータ)が光スプリッタにより合波される。合波後に、伝送路上で衝突が起きないように、PONシステムでは、上り方向通信にはTDMAを用いて、各ONUのデータ送信開始時刻と、データ送信量を制御する。これにより、伝送路上での衝突を回避して上りデータを多重化している。
従来の帯域割当て制御方式では、ONUに送信待ちデータが蓄積されている場合、ONUは、要求帯域をOLTに通知する。そして、OLTは、各ONUからの要求帯域の通知に基づいて、各ONUへ割当てる帯域の合計値が、使用可能な上り帯域内に収まるように調停して各ONUのデータ送信開始時刻およびデータ送信量を決定する。そして、OLTが、決定したデータ送信開始時刻およびデータ送信量をONUへ通知する。
従来、帯域割当て制御方式として、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector;国際電気通信連合 電気通信標準化部門)勧告G.983.4に、SR(Status Reporting)方式およびNSR(Non−Status Reporting)方式が規定されている。下記特許文献1では、OLTが、ONUから通知される要求帯域の変化量を解析する手段を備え、この解析結果に基づいて、帯域割当て制御方式を切替える方式が開示されている。下記特許文献1に記載の方式では、要求される帯域の変化量に対して、増加傾向と判定された場合、帯域割当て制御方式をSR方式へ切り替える。また、要求される帯域の変化量が減少傾向、あるいは変化なしと判定された場合、帯域割当て制御方式をNSR方式へと切り替える。
また、下記特許文献2には、通信監視手段により、TCP(Transmission Control Protocol)のコネクション確立要求信号、あるいはコネクション切断信号を検出し、この検出結果に基づいて帯域割当て制御方式を切替える帯域制御装置が開示されている。
特開2010−199861号公報 特開2012−257163号公報
PONシステムに代表される光アクセスシステムのような集線ネットワークでは、異なる装置間の通信速度差を補うためにデータを一時的に保存しておくバッファメモリが必要となる。このため、通信速度の高速化に伴い、バッファメモリの容量が増大するという課題がある。また、バッファメモリの増大に伴い、消費電力が増加するという課題もある。
OLTは接続されているONUから送信される上りデータをOLT内部のバッファメモリに一時的に蓄える必要がある。ONUは、HGW(Home Gate Way)をはじめとする、ネットワーク接続機器から送信されてくる上りデータをONU内部に備えるバッファメモリに、一時的に蓄える必要がある。
従来、PONシステムで用いられている帯域割当て制御方式では、OLTに実装されている動的帯域割当(DBA;Dynamic Bandwidth Allocation)機能により、各ONUの上り方向通信のデータ送信開始時刻およびデータ送信量を制御している。ONUはOLTから通知されたデータ送信開始時刻およびデータ送信量に従い、上りデータを送信する。ONUが通知する要求帯域が同一の場合でもOLTに実装されている帯域割当て制御方式により、各ONUへ割当てるデータ送信開始時刻およびデータ送信量は異なる。このため、ONU内部に必要とされるバッファメモリの容量は帯域割当て制御方式に依存する。したがって、ONUでは複数の帯域割当て制御方式に対応できるバッファメモリの容量を確保することになり、バッファメモリの容量を削減することが困難であるという問題がある。
また、上記特許文献1、2に記載の技術は、OLTの帯域割当て制御方式を切替える技術であり、帯域利用効率の向上、またはOLT内部に備えるバッファメモリの容量削減を目的としたものである。このため、ONUのバッファメモリの容量を削減することはできない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、子局装置(ONU)のバッファメモリの容量を削減することができる子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび帯域割当て制御方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、親局装置と光通信路により接続され、前記親局装置へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記親局装置から割当てられる子局装置であって、前記親局装置へ送信した送信データ量を監視する通信監視部と、前記送信データ量に基づいて前記親局装置へ要求する要求帯域である通知帯域を算出し、前記通知帯域を前記親局装置へ通知する帯域要求部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、子局装置(ONU)のバッファメモリの容量を削減することができるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかるPONシステムの構成例を示す図である。 図2は、OLTとONUの間の帯域割当てに関するメッセージのやりとりの一例を示す図である。 図3は、要求帯域決定処理手順の一例を示す図である。
以下に、本発明にかかる子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび帯域割当て制御方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明にかかるPON(Passive Optical Network)システム(光通信システム)の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態のPONシステムは、親局装置として動作する局側光通信装置(“Optical Line Terminal”とも言い、以降「OLT」と称す)と、子局装置として動作する複数の利用者側光通信装置(“Optical Network Unit”とも言い、以降「ONU」と称す)とを備える。
OLT1とONU10−1〜10−3はスプリッタ40を介して光ファイバ(光通信路)30で接続されている。スプリッタ40は、OLT1に接続する幹線の光ファイバ30をONU10−1〜10−3の数に分岐する。また、ONU10−1は、ネットワーク機器20−1およびネットワーク機器20−2に接続されている。ネットワーク機器20−1,20−2は、例えば、HGW(Home Gate Way)等である。なお、ここではONUを3台とした例を示しているが、ONUの台数はこれに限らず何台でもよい。また、ここでは、ONU10−1に接続するネットワーク機器等の数を2台として例を示しているがONU10−1に接続するネットワーク機器等の台数はこれに限らず何台でもよい。
OLT1は、PONプロトコルに基づいてOLT側の処理を実施するPON制御部2(親局制御部)と、ONU10−1〜10−3から受信した上りデータを格納するためのバッファである上りバッファ3と、上位ネットワーク(CoreNetwork)50から受信したONU10−1〜10−3へ送信する下りデータを格納するためのバッファである下りバッファ4と、光信号の送受信処理を行う光送受信器5と、上りデータと下りデータを波長多重するWDM(Wavelength Division Multiplexing)カプラ(WDM)6と、を備える。また、PON制御部2は、帯域割当部21を備える。なお、波長多重を行わない場合は、WDMカプラ6を備えなくてよい。
なお、上記のPONプロトコルとは、レイヤ2の副層であるMAC(Media Access Control)層等で用いられる制御用プロトコルであって、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)で規定されているMPCP(Multi-point Control Protocol)やOAM(Operation Administration and Maintenance)等のことである。
ONU10−1は、PONプロトコルに基づいてONU側の処理を実施するPON制御部11(子局制御部)(制御装置)と、OLT1への送信データ(上りデータ)を格納するためのバッファメモリである上りバッファ12と、OLT1からの受信データ(下りデータ)を格納するためのバッファメモリである下りバッファ13と、光送受信器14と、上りデータと下りデータの光信号を波長多重するWDMカプラ(WDM)15と、を備える。なお、波長多重を行わない場合は、WDMカプラ15を備えなくてよい。PON制御部11は、通信監視部111、通信量比較部112および帯域要求部113を備える。以降、個別にONUを指定する場合、ONU10−1のように枝番号付きで記載し、ONU10−1〜10−3のいずれであるかを区別せずにONU10−1〜10−3一般として示す場合は、ONU10と記載する。
なお、上記のPONプロトコルとは、レイヤ2の副層であるMAC(Media Access Control)層等で用いられる制御用プロトコルであって、例えばIEEEで規定されているMPCP(Multi−point Control Protocol)やOAM(Operation Administration and Maintenance)等のことである。本発明に適用するPONプロトコルはこれらの例に限定されずどのようなものであってもよい。
また、以下では、PONシステムを例に説明するが、本発明はPONシステムに限定されず、親局装置が子局装置へ帯域を割当てる光通信システムであればPONシステム以外にも適用できる。さらには、親局装置が子局装置へ帯域を割当てる通信システムであれば光通信システム以外の通信システムであっても同様に本発明を適用できる。
次に、本実施の形態のOLT1とONU10−1〜10−3の全体動作について説明する。ここでは、ONU10−1を例に説明するが、ONU10−2,10−3の動作もONU10−1の動作と同様である。
まず、OLT1の動作について説明する。OLT1は、上位ネットワーク50から受信した下りデータを下りバッファ4に格納する。PON制御部2は、下りバッファ4に格納された下りデータを読み出してONU10−1〜10−3に宛てて、光送受信器5およびWDM6経由で送信する。また、PON制御部2は、帯域割当て結果を通信する送信許可信号等の制御信号を生成し、光送受信器5およびWDM6経由でONU10−1〜10−3へ送信する。光送受信器5は、PON制御部2から入力された電気信号を光信号に変換する。WDM6は、光送受信器5から入力される光信号を波長多重して光ファイバ30に送出する。
また、光送受信器5は、WDM6経由でONU10−1〜10−3から受信した光信号を電気信号に変換してPON制御部2へ入力する。PON制御部2は、光送受信器5から電気信号のうち上位ネットワーク50へ送信する上りデータを上りバッファ3に格納する。PON制御部2は、光送受信器5から電気信号のうち帯域要求信号等の制御信号については、受信した制御信号に基づいた帯域割当て処理等のPONプロトコルに従った処理を実施する。
次に、ONU10−1の動作について説明する。光送受信器14は、WDM15経由でOLT1から受信した光信号を電気信号に変換してPON制御部11へ入力する。PON制御部11は、光送受信器14経由でOLT1から受信した下りデータを下りバッファ13に格納する。また、PON制御部11は、OLT1から受信した制御信号に基づいた動作を実施する。また、PON制御部11は、下りデータを下りバッファ13から読み出して該下りデータの宛先のネットワーク機器20−1,20−2へ送信する。
また、PON制御部11は、ネットワーク機器20−1,20−2から受信した上りデータを上りバッファ12に格納する。PON制御部11は、上りバッファ12に格納された上りデータを読出し、OLT1から通知された帯域割当て結果に基づいて該上りデータを光送受信器14およびWDM15経由でOLT1へ送信する。また、PON制御部11は、帯域要求信号等の制御信号を生成して、光送受信器14およびWDM15経由でOLT1へ送信する。
次に、本実施の形態の帯域割当て制御について説明する。本実施の形態では、従来のPONシステムと同様に、上り通信の帯域については、帯域要求信号(Reportメッセージ等)と送信許可信号(Gateメッセージ、Grantメッセージ等)を用いて帯域割当て制御を実施する。以降では、帯域要求信号としてReportメッセージを例に、送信許可信号としてGateメッセージを例に説明するが、帯域要求信号および送信許可信号の形式はこれらに限定されない。
図2は、OLT1とONU10の間の帯域割当てに関するメッセージのやりとりの一例を示す図である。図2に示すように、OLT1は、例えば、定期的にGateメッセージを送信する(ステップS1,S3,S6)。このGateメッセージには、OLT1のPON制御部2の帯域割当部21が、各ONUに割当てた帯域(例えば、送信開始時刻と送信量)が格納される。要求帯域を通知していない(要求帯域が0である)ONU10には、OLT1は、Reportメッセージを送信するための帯域を割当てる。要求帯域を通知している(要求帯域が0でない)ONU10には、OLT1は、Reportメッセージを送信するための帯域と上りデータを送信するための帯域とを割当てる。帯域割当部21が実施する帯域割当てのアルゴリズムについて制約はなく、どのようなアルゴリズムを用いてもよい。例えば、割当方式としてITU−T勧告G.983.4で規定されているSR方式、NSR方式等がある。
ONU10のPON制御部11の帯域要求部113は、下りバッファ13に格納されているデータ量および後述の要求帯域の調整結果に基づいて、要求帯域を決定し、該要求帯域を格納したReportメッセージを生成して光送受信器14およびWDM15経由で、OLT1へ送信する(ステップS2,S5)。また、ONU10のPON制御部11は、Gateメッセージにより、上りデータに対する帯域(例えば、データ送信開始時刻とデータ送信量とする)を通知された場合、通知された帯域に基づいて上りデータを上りバッファ12から読み出して、光送受信器14およびWDM15経由で、OLT1へ送信する(ステップS4)。
PONシステムに代表される光アクセスシステムのような集線ネットワークでは、異なる装置間の通信速度差を補うためにデータを一時的に保存しておくバッファメモリを備えている。具体的には、OLT1は、ONU10−1〜10−3から送信される上りデータを上りバッファ3に一時的に蓄え、上位ネットワーク50の通信速度に合わせて上位ネットワーク50へデータを送信する。ONU10−1〜10−3はネットワーク機器20−1,20−2から送信されてくる上りデータを上りバッファ12に、一時的に蓄え、OLT1からの送信許可信号に基づいて、OLT1へ上りデータを送信する。
ONU10−1〜10−3が備える上りバッファ12に格納される上りデータには、優先制御の対象となる上りデータが含まれていてもよい。優先制御を行う場合には、優先度の高い上りデータを優先して送信することになるが、優先制御の具体的方法についてはどのような制御を用いてもよく特に限定しない。
上述したように、ONU10はOLT1からの送信許可信号に基づいて、OLT1へ上りデータを送信する。この送信許可信号により通知される帯域はOLT1における割当て制御方式によって異なる。したがって、例えば、ONU10が実際に送信するデータに対して過大な帯域が割当てられる場合もあり、逆に過小な帯域が割当てられる場合もある。したがって、ONU10が実際に送信したデータ量と送信許可信号により許可された帯域とは一致するとは限らない。
また、ONU10がネットワーク機器20−1,20−2等から受信する上りデータは時間とともに変化する。上りデータの増加率が著しい場合には、上りバッファ12に今後格納されるデータ量が急激に増加することも考えられ、より多くの帯域を要求しておく方が効率的である。また、上りデータが減少傾向にある場合には、上りバッファ12に今後格納されるデータ量が減少していく。このため、例えば上りバッファ12があふれない程度であれば要求帯域を減らしても実質的には問題なく、この減らした分を他のONU10−1〜10−3の上りデータの送信に使用した方が全体として効率的な場合もある。
以上のことから、本実施の形態では、ONU10は、通信監視部111と通信量比較部112を備える。そして、通信監視部111が、OLT1から通知された帯域(データ送信量)と、ONU10がOLT1に対して実際に送信したデータ量とを監視する。通信監視部111は、この監視により、OLT1から通知された帯域(データ送信量)の変化率(第1の変化率)と、ONU10がOLT1に対して実際に送信したデータ量の変化率(第2の変化率)とを計算する。通信量比較部112は、送信許可信号により通知されたデータ送信量と、ONU10がOLT1に対して実際に送信したデータ量との差を計算する。そして、この差と送信許可信号により通知されたデータ送信量との比率を増減率と定義する。帯域要求部113は、上りバッファ12に蓄積されている上りデータ量と、第1の変化率、第2の変化率、増減率のうち1つ以上とに基づいて要求帯域を決定する。
図3は、本実施の形態の要求帯域決定処理手順の一例を示す図である。通信監視部111が、OLT1からの送信許可信号に基づいて通知された割当帯域(データ送信量)を監視する(ステップS1)。通信監視部111が、ONU10がOLT1に対して実際に送信したデータ量を監視する(ステップS2)。通信監視部111は、OLT1から通知された帯域(割当帯域)の変化率(第1の変化率)と、ONU10がOLT1に対して実際に送信したデータ量の変化率(第2の変化率)とを計算する(ステップS3)。通信量比較部112は、送信許可信号により通知されたデータ送信量と、ONU10がOLT1に対して実際に送信したデータ量との差を計算する(ステップS4)。また、通信量比較部112は、ステップS4で算出した差に基づいて、増減率を算出する(ステップS5)。
帯域要求部113は、上りバッファ12に蓄積されている上りデータ量と、第1の変化率、第2の変化率、増減率のうち1つ以上とに基づいて要求帯域を算出する(ステップS6)。帯域要求部113は、算出した要求帯域を帯域要求信号に格納してOLT1へ送信する(ステップS7)。
帯域要求部113は、上りバッファ12に蓄積されている上りデータ量と、第1の変化率、第2の変化率、増減率のうち1つ以上とに基づいて、OLT1へ通知する要求帯域を算出する方法については、さまざまな方法が考えられ、どのような方法を用いてもよいが、例えば以下の方法により算出する。いずれの方法の場合も、まず、上りバッファ12に蓄積している上りデータ量に基づく要求帯域(蓄積量に基づく要求帯域)を算出しておき、この蓄積量に基づく要求帯域に対して第1の変化率、第2の変化率、増減率のうち1つ以上に基づいて要求帯域を増加または減少させて通知する要求帯域を求める。
(a)第2の変化率を用いる方法
第2の変化率、すなわち、ONU10がOLT1に対して実際に送信したデータ量の変化率に基づいて、送信したデータ量が連続的に増加していると判断できる場合、蓄積量に基づく要求帯域から第2の変化率に応じた値を蓄積量に基づく要求帯域に加算した値を、通知する要求帯域とする。また、ONU10がOLT1に対して実際に送信したデータ量の変化率に基づいて、送信したデータ量が連続的に減少していると判断できる場合、第2の変化率に応じた値を蓄積量に基づく要求帯域から減算した値を、通知する要求帯域(通知帯域)とする。
(b)増減率を用いる方法
増減率が、1である場合、すなわち、送信許可信号により通知されたデータ送信量と、ONU10がOLT1に対して実際に送信したデータ量とが一致する場合、所定の値を蓄積量に基づく要求帯域に加算する等により、蓄積量に基づく要求帯域より大きい値を、通知する要求帯域とする。また、増減率が閾値より小さい場合、すなわち、送信許可信号により通知されたデータ送信量よりONU10がOLT1に対して実際に送信したデータ量が小さい場合、増減率に応じた値を蓄積量に基づく要求帯域から減算した値を、通知する要求帯域とする。
(c)第2の変化率と増減率を組み合わせる方法
第2の変化率に基づいて、送信許可信号により通知されたデータ送信量が連続的に増加したと判断されず、かつ、増減率が1である場合、所定の値を蓄積量に基づく要求帯域に加算する等により、蓄積量に基づく要求帯域より大きい値を、通知する要求帯域とする。また、第2の変化率に基づいて、送信許可信号により通知されたデータ送信量が連続的に減少したと判断されず、かつ、増減率が閾値より小さい場合、増減率に応じた値を蓄積量に基づく要求帯域から減算した値を、通知する要求帯域とする。
なお、以上の例では、第1の変化率は直接用いていないため、第1の変化率は算出しなくもてよいが、さらに第1の変化率を用いて、さらに詳細に要求帯域を決定するようにしてもよい。
なお、ここでは、増減率を用いたが、増減率の替わりに、送信許可信号により通知されたデータ送信量と、ONU10がOLT1に対して実際に送信したデータ量との差に基づいて、直接、蓄積量に基づく要求帯域に対して加算または減算する帯域を求めるようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態では、通信監視部111が、OLT1から通知された帯域(データ送信量)と、ONU10がOLT1に対して実際に送信したデータ量とを監視し、ONU10がOLT1に対して実際に送信したデータ量の変化率を計算する。また、通信量比較部112は、送信許可信号により通知されたデータ送信量と、ONU10がOLT1に対して実際に送信したデータ量との差を求め、この差に基づいて増減率を求める。そして、帯域要求部113は、上りバッファ12に蓄積されている上りデータ量と、上記の変化率、増減率のうちの1つ以上とに基づいて、OLT1へ通知する要求帯域を決定するようにした。このため、効率的な帯域割当てを実現し、ONU10のバッファメモリ(上りバッファ12)の容量を削減することができる。
以上のように、本発明にかかる子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび帯域割当て制御方法は、PONシステムに有用である。
1 OLT、2,11 PON制御部、3,12 上りバッファ、4,13 下りバッファ、5,14 光送受信器、6,15 WDM、10−1〜10−3 ONU、20−1,20−2 ネットワーク機器、21 帯域割当部、30 光ファイバ、40 スプリッタ、111 通信監視部、112 通信量比較部、113 帯域要求部。

Claims (14)

  1. 親局装置と光通信路により接続され、前記親局装置へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記親局装置から割当てられる子局装置であって、
    前記親局装置へ送信した送信データ量を監視する通信監視部と、
    前記送信データ量に基づいて前記親局装置へ要求する要求帯域である通知帯域を算出し、前記通知帯域を前記親局装置へ通知する帯域要求部と、
    を備えることを特徴とする子局装置。
  2. 前記通信監視部は、前記送信データ量の変化率を求め、
    前記帯域要求部は、前記送信データ量に基づいて前記通知帯域を算出することを特徴とする請求項1に記載の子局装置。
  3. 前記親局装置へ送信するデータを蓄積するための上りバッファを備え、
    前記帯域要求部は、前記変化率に基づいて、前記親局装置へ送信した送信データが連続して増加したと判定した場合は、前記上りバッファに蓄積された蓄積量に基づいて算出される蓄積量に基づく要求帯域に、前記変化率に応じた値を加算した値を前記通知帯域として算出することを特徴とする請求項2に記載の子局装置。
  4. 前記親局装置へ送信するデータを蓄積するための上りバッファを備え、
    前記帯域要求部は、前記変化率に基づいて、前記親局装置へ送信した送信データが連続して減少したと判定した場合は、前記上りバッファに蓄積された蓄積量に基づいて算出される蓄積量に基づく要求帯域から、前記変化率に応じた値を減算した値を前記通知帯域として算出することを特徴とする請求項2または3に記載の子局装置。
  5. 前記通信監視部は、さらに、前記親局装置から割当てられた割当帯域を監視し、
    前記帯域要求部は、前記割当帯域と前記送信データ量との差に基づいて前記要求帯域を決定することを特徴とする請求項1に記載の子局装置。
  6. 前記親局装置へ送信するデータを蓄積するための上りバッファを備え、
    前記帯域要求部は、前記割当帯域と前記送信データ量とが一致すると判断した場合、前記上りバッファに蓄積された蓄積量より大きい値を前記通知帯域として算出することを特徴とする請求項5に記載の子局装置。
  7. 前記親局装置へ送信するデータを蓄積するための上りバッファを備え、
    前記帯域要求部は、前記割当帯域より前記送信データ量が小さいと判断した場合、前記上りバッファに蓄積された蓄積量に基づいて算出される蓄積量に基づく要求帯域に、前記差に応じた値を減算した値を前記通知帯域として算出することを特徴とする請求項5または6に記載の子局装置。
  8. 前記通信監視部は、さらに、前記親局装置から割当てられた割当帯域を監視し、
    前記帯域要求部は、前記送信データ量の変化率を求め、前記割当帯域と前記送信データ量との差と前記変化率とに基づいて前記要求帯域を決定することを特徴とする請求項2に記載の子局装置。
  9. 前記親局装置へ送信するデータを蓄積するための上りバッファを備え、
    前記帯域要求部は、前記変化率に基づいて、前記親局装置へ送信した送信データが連続して増加していないと判定し、かつ前記割当帯域と前記送信データ量とが一致すると判断した場合、前記上りバッファに蓄積された蓄積量より大きい値を前記通知帯域として算出することを特徴とする請求項8に記載の子局装置。
  10. 前記親局装置へ送信するデータを蓄積するための上りバッファを備え、
    前記帯域要求部は、前記変化率に基づいて、前記親局装置へ送信した送信データが連続して減少していないと判定し、前記割当帯域より前記送信データ量が小さいと判断した場合、前記上りバッファに蓄積された蓄積量に基づいて算出される蓄積量に基づく要求帯域に、前記差に応じた値を減算した値を前記通知帯域として算出することを特徴とする請求項8または9に記載の子局装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1つに記載の子局装置と光通信路により接続され、前記子局装置から自身へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記子局装置へ割当てることを特徴とする親局装置。
  12. 親局装置と光通信路により接続され、前記親局装置へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記親局装置から割当てられる子局装置における制御装置であって、
    前記親局装置へ送信した送信データ量を監視する通信監視部と、
    前記送信データ量に基づいて前記親局装置へ要求する要求帯域である通知帯域を算出し、前記通知帯域を前記親局装置へ通知する帯域要求部と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  13. 請求項1から10のいずれか1つに記載の子局装置と、
    前記子局装置から自身へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記子局装置へ割当てる親局装置と、
    を備えることを特徴とする光通信システム。
  14. 親局装置と光通信路により接続され、前記親局装置へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記親局装置から割当てられる子局装置における帯域割当て制御方法であって、
    前記親局装置へ送信した送信データ量を監視する第1のステップと、
    前記送信データ量に基づいて前記親局装置へ要求する要求帯域である通知帯域を算出し、前記通知帯域を前記親局装置へ通知する第2のステップと、
    を含むことを特徴とする帯域割当て制御方法。
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