JP2015210484A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015210484A
JP2015210484A JP2014093841A JP2014093841A JP2015210484A JP 2015210484 A JP2015210484 A JP 2015210484A JP 2014093841 A JP2014093841 A JP 2014093841A JP 2014093841 A JP2014093841 A JP 2014093841A JP 2015210484 A JP2015210484 A JP 2015210484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
primary transfer
image
developing
state
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014093841A
Other languages
English (en)
Inventor
岩本 和幸
Kazuyuki Iwamoto
和幸 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014093841A priority Critical patent/JP2015210484A/ja
Publication of JP2015210484A publication Critical patent/JP2015210484A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】生産性を維持しつつ像担持体の寿命を向上させると共に、色ずれの発生を抑制する。【解決手段】カラー両面モードにおけるシートの第1面への画像形成と第2面では画像形成との間の紙間では、システム制御部101は、一次転写バイアスは全ての転写ローラ85においてONのままで、一旦、全ての現像装置84の現像動作を停止させる。すなわち、システム制御部101は、時点t32で二次転写バイアスをONにすると共に、Y、M、C、Bkの走査式光学装置50による露光を順次OFFにし、二次転写バイアスをONにしたままで、時点t36で、全ての現像装置84を一斉にOFFにする。従って、Bkの一次転写が終了するまでは、Y、M、C、Bkの一次転写ニップ部Tではかぶりトナーが有りの状態となり、摩擦係数は低いμ2となる。【選択図】図6

Description

本発明は、複数の画像形成ユニットを備える画像形成装置に関する。
従来、複数の画像形成ユニットを備える電子写真複写機やプリンタ等の画像形成装置が知られている。例えば、カラー画像を形成する複数のプロセスカートリッジが装置本体に対して脱着可能に一列に並べられたタンデム方式のものがある。この画像形成装置において、トナーの劣化を抑制するために、自色の画像形成時のみ現像器が現像状態となるように動作させる画像形成装置が知られている(特許文献1)。
この装置は、現像器を、感光体に対してトナーが接触してトナー像の形成が可能な「現像状態」と、感光体に対してトナーが接触しておらず、トナー像の形成が不可能な「非現像状態」とに切り替えを行う現像切替機構を備えている。
そして、自色の画像形成の開始に合わせ、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の順に現像状態となり、自色の画像形成が終わり次第、Y、M、C、Bkの順に現像状態となるとされている。
特開2006−323235号公報
しかしながら、耐久(長期間の使用)により、中間転写ベルトを駆動する駆動ローラに飛散トナーや紙粉等が付着すると、中間転写ベルトと駆動ローラとの間の摩擦係数μ1が低下する。すると、現像器を非現像状態から現像状態へ切り替えていく際に中間転写ベルトと駆動ローラとの間でスリップが発生し、中間転写ベルトに微小な速度変動が発生してしまうことがある。これは、感光ドラムの1ページ分の画像領域外である非画像領域に付着したトナー(いわゆる「かぶりトナー」)が一次転写ニップ部に存在するときと存在しないときとで、感光体と中間転写ベルトとの間の摩擦係数が異なるからである。
一次転写ニップ部にかぶりトナーが有る時、無い時における感光体と中間転写ベルトとの間の摩擦係数をそれぞれμ2、μ3とする(μ2<μ3)。中間転写ベルトと駆動ローラとのニップ圧をF1、一次転写ニップ部のニップ圧をF2、一次転写バイアスがONの時の中間転写ベルトと感光体との吸着力をF3とし、感光体の数が4個であるとする。
すると、装置の使用初期においては数式1が成立し、装置の耐久後においては数式2が成立し得る。
[数1]
μ2×(F2+F3)×4<μ3×(F2+F3)×4<μ1×F1
[数2]
μ2×(F2+F3)×4<μ1×F1<μ3×(F2+F3)×4
すなわち、耐久後においては、駆動ローラによる駆動力に相当する「μ1×F1」よりも、4個の感光体を駆動するのに必要な駆動力に相当する「μ3×(F2+F3)×4」の方が大きくなってしまう。こうなると、中間転写ベルトと駆動ローラとの間でスリップが発生する。このことは、駆動ローラの径が小さい小型の画像形成装置で特に顕著である。
ここで、一次転写バイアスはONにしてから所定時間経過しないと値が安定しないため、一次転写バイアスを一旦OFFにすると次の画像形成を開始できるようになるまでに時間がかかる。そのため、紙間等、ジョブ中において画像形成が行われない期間に現像器を停止させる場合であっても、一次転写バイアスはON状態のままにしないと生産性が低下する。
装置の耐久後、特許文献1のように自色の画像形成時のみ現像状態とする制御を採用したとする。すると、紙間で一次転写バイアスがON状態のまま現像器を停止する際に、一次転写の順番でいう最後のBkの一次転写終了前に、他のY、M、Cの現像器は非現像状態となる。このため、Y、M、Cの3箇所の一次転写ニップ部はかぶりトナーが無い状態となる、すると、感光体と中間転写ベルト間との間の摩擦係数はμ2より大きいμ3の値となるので、数式3が成立する。
[数3]
μ1×F1<μ2×(F2+F3)+μ3×(F2+F3)×3
この場合でも、駆動ローラによる駆動力よりも4個の感光体を駆動するのに必要な駆動力の方が大きくなる。そのため、画像ショックとしては段差がわからないレベルながら、中間転写ベルトと駆動ローラの間でスリップが発生するおそれがあり、シートへの印刷時に色ずれが発生してしまうという問題がある。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、生産性を維持しつつ像担持体の寿命を向上させると共に、色ずれの発生を抑制することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、像担持体、前記像担持体を帯電させる帯電手段、及び、前記帯電手段により帯電した像担持体にトナー像を形成する現像手段をそれぞれ有する複数の画像形成ユニットと、複数の前記画像形成ユニットの各像担持体を露光する複数の露光手段と、中間転写ベルトと、前記各像担持体に対して前記中間転写ベルトを挟んで設けられ、前記各像担持体に形成されたトナー像を順番に前記中間転写ベルトへ転写するための複数の一次転写手段と、前記複数の一次転写手段における一次転写バイアスのオンとオフとをそれぞれ独立して切り替える第1の切替手段と、対応する像担持体に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成することが可能な状態である現像状態と、現像状態以外の状態である非現像状態とに、前記複数の現像手段をそれぞれ独立して切り替える第2の切替手段とを有し、前記複数の一次転写手段の全てにおける一次転写バイアスがオンの状態で前記第2の切替手段が前記複数の現像手段を現像状態から非現像状態に切り替える場合は、前記第2の切替手段は、画像形成における最後に転写を行う一次転写手段による転写が終了するまでは、前記最後に転写を行う一次転写手段以外の一次転写手段に対応する像担持体と前記中間転写ベルトとの間にトナーが有る状態となるようにすることを特徴とする。
本発明によれば、生産性を維持しつつ像担持体の寿命を向上させると共に、色ずれの発生を抑制することができる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略断面図である。 画像形成ユニットの概略断面図である。 現像装置の駆動制御構成を示すブロック図である。 一次及び二次転写バイアスの制御構成を示すブロック図である。 カラー片面モード時の駆動状態を示すタイムチャートである。 カラー両面モード時の駆動状態を示すタイムチャートである。 第2の実施の形態におけるカラー片面モード時の駆動状態を示すタイムチャートである。 カラー両面モード時の駆動状態を示すタイムチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略断面図である。この画像形成装置は、一例としてタンデム型のカラープリンタ100として構成される。
カラープリンタ100には、ブラック(Bk)色、シアン(C)色、マゼンタ(M)色、イエロー(Y)色の画像をそれぞれ形成する画像形成ユニット81(81Bk、81C、81M、81Y)が備えられる。これら4つの画像形成ユニット81Bk,81C,81M,81Yは一定の間隔において水平に一列に配置される。
図2は、画像形成ユニット81の概略断面図である。図3は、現像装置の駆動制御構成を示すブロック図である。図4は、一次及び二次転写バイアスの制御構成を示すブロック図である。
画像形成ユニット81Bk,81C,81M,81Yには、それぞれ、ドラム型の像担持体である感光ドラム82、帯電手段である一次帯電器83、(図2、図3)、現像手段である現像装置84(図2、図3)、ドラムクリーナ装置86が備えられる。すなわち、一次帯電器83a,83b,83c,83d、現像装置84a,84b,84c,84d、ドラムクリーナ装置86a、86b、86c、86d(図2、図3)は、各感光ドラム82a,82b,82c,82dの周囲にそれぞれ配置される。各現像装置84は、現像ローラ841(841a、841b、841c、841d)を有する。
互いに対応する一次帯電器83と現像装置84との間の下方には、各画像形成ユニット81に対応して露光手段である走査式光学装置50a,50b,50c,50d(図1、図2)が設置されている。また、各感光ドラム82a,82b,82c,82dの上方に、各感光ドラム82に対応する一次転写手段としての転写ローラ85a,85b,85c,85d(図1、図4)が配置される。
各現像装置84a,84b,84c,84dには、それぞれBkトナー、Cトナー、Mトナー、Yトナーが収納されている。各感光ドラム82は、負帯電のOPC感光体でアルミニウム製のドラム基体上に光導電層を有して成り、駆動装置(不図示)によって図1の矢印方向(図1における時計方向)に所定のスピード(プロセススピード)で回転駆動される。
一次帯電器83は、帯電バイアス電源(不図示)から印加される帯電バイアスによって、対応する感光ドラム82の表面を負極性の所定電位に均一に帯電させる。現像装置84はトナーを内蔵し、それぞれ対応する感光ドラム82上に形成される各静電潜像に各色のトナーを付着させてトナー像として現像(可視像化)する。ドラムクリーナ装置86は、中間転写ベルト87へ転写されずに感光ドラム82上に残留した残留トナーを除去するためのクリーニングブレード等で構成されている。
図3に示すように、各現像装置84は、DCモータである現像駆動モータ61により駆動される。各現像装置84は、駆動の伝達と非伝達とを切り替える電磁クラッチ64(64a,64b,64c,64d)によって、任意のタイミングで現像状態と非現像状態とに独立に切り替えが可能となっている。現像駆動モータ61の駆動、電磁クラッチ64の切り替えは、システム制御部101が制御する(第2の切替手段)。システム制御部101内にはメモリ102が設けられる。
ここで、現像状態と非現像状態とについて定義しておく。「現像状態」は、現像装置84の現像ローラ841の外周面にトナーが存在して、対応する感光ドラム82上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成することが可能な現像装置84の状態を指す。「非現像状態」は、現像状態以外の状態を指す。
具体的には、電磁クラッチ64dの駆動が伝達状態になると、現像ローラ841の回転がONとなる。それと連動して現像ローラ841に現像バイアスが印加状態(ON)とされると共に、トナーの攪拌を含むトナーの現像ローラ841への供給動作もONとなる。これら、現像ローラ841の回転のON、現像バイアスのON、トナー供給動作のON等の、現像に必要な全ての条件を現像装置84が満たしている状態が現像状態である。現像状態においては、かぶりトナーが感光ドラム82に付着する。一方、現像装置84が、現像に必要な条件を1つでも満たさない状態が非現像状態である。非現像状態においては、かぶりトナーが感光ドラム82に付着しない。
本実施の形態では、現像バイアスの印加機構やトナー供給に関わる動作についての説明を省略している。なお、現像ローラ841の回転のON/OFFに対し、現像バイアスのON/OFFと、トナー供給動作のON/OFFとが連動するが、これらを独立して制御できるようにしてもよい。ところで、本実施の形態では、現像ローラ841が感光ドラム82に常時接触する構成としているが、現像ローラ841を感光ドラム82に対して離接可能に構成した場合は、現像ローラ841が感光ドラム82に接触することも、現像状態を満たす条件の1つとなる。
中間転写ベルト87は、一対のベルト駆動ローラ88とベルト搬送ローラ89との間に張架されており(図1、図4)、図1の矢印A方向(図1における反時計方向)に回転(移動)する。ベルト駆動ローラ88は、不図示の駆動源により回転駆動される。中間転写ベルト87は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のような誘電体樹脂によって構成されている。
図4に示すように、各転写ローラ85は、対応する感光ドラム82に対して中間転写ベルト87を挟んで配置される。従って、転写ローラ85a,85b,85c,85dは、各々の一次転写ニップ部Ta、Tb、Tc、Tdにて中間転写ベルト87を介して感光ドラム82a,82b,82c,82dに当接している。各転写ローラ85に対する一次転写バイアスのON/OFFは、一次転写バイアス基板103を通してシステム制御部101により制御され、独立に切り替えられる(第1の切替手段)。
ベルト駆動ローラ88は、中間転写ベルト87を介して二次転写ローラ90(二次転写手段)と当接して、二次転写ローラ90と共に二次転写部を形成している。ここで二次転写ローラ90における二次転写バイアスのON/OFFは、二次転写バイアス基板104を通してシステム制御部101により制御される。
図1に示すように、中間転写ベルト87の外側でベルト搬送ローラ89の近傍には、中間転写ベルト87の表面に残った転写残トナーを除去して回収するベルトクリーニング装置91が設置されている。中間転写ベルト87に近接してレジスト検知センサ71が設けられる。レジスト検知センサ71は、中間転写ベルト87上に形成される各色のレジ補正用パターンを検出して、基準色であるイエローに対する位置ずれ量から色ずれ量を検知する。ここで、イエローを基準色としているのは、画像形成ユニット81Yが定着器95から最も離れているため、定着器95の熱により部品が熱膨張して寸法が変化することの影響が他の画像形成ユニットよりも少ないからである。
システム制御部101(図3)は、カラープリンタ100における画像形成や、記録媒体であるシート(転写用紙)の搬送等の動作を制御しており、上記のレジ補正用パターンの形成も制御している。メモリ102(図3)には、システム制御部101が実行する各種制御プログラムが記憶されている。メモリ102(図3)は、総プリント回数や、レジスト検知センサ71により検知された基準色に対する色ずれ量を記憶し、画像形成時にはシステム制御部101が各色に対応して露光制御することでレジストレーション補正が行えるようになっている。
カラープリンタ100の本体内の下部には、シートを格納する給紙カセット92が配設される。給紙カセット92内のシートは給紙ローラ93により1枚ずつ給紙され、レジストローラ対94に搬送されると一旦停止し、上記の二次転写部で所定位置にトナー像を転写されるようにタイミングを合わせて搬送される。二次転写部でトナー像を転写されたシートは定着器95によりトナー像を熱により定着され、搬送ローラ対96、排紙ローラ対97により、排紙トレイ98上に搬送、排紙される。
また、両面モード時は、排紙ローラ対97により、シートは、排出直前でスイッチバックされ、不図示のフラッパにより搬送方向が両面用経路に切り替えられ、両面ローラ対99a、99bにより再度、レジストローラ対94に搬送される。その後、シートは一旦停止し、二次転写部で所定位置にトナー像を転写されるようにタイミングを合わせて搬送される。二次転写部でトナー像を第2面に転写されたシートは定着器95によりトナー像を熱により定着され、搬送ローラ対96、排紙ローラ対97により、排紙トレイ98上に搬送、排紙される。
走査式光学装置50(50a、50b、50c、50d)からは、対応する感光ドラム82a、82b、82c、82dにそれぞれレーザ光束E(Ea、Eb、Ec、Ed)が走査光として照射され、各感光ドラム82が露光される(図2)。
次に、カラープリンタ100において片面モード、両面モードのカラー画像形成を行う場合の動作について図5、図6を用いて説明する。
図5は、カラー片面モード時の画像形成ユニット81等の駆動状態を示すタイムチャートである。図6はカラー両面モード時の画像形成ユニット81等の駆動状態を示すタイムチャートである。
図5、図6において、上から順に、一次帯電器83のオン(帯電)/オフ(非帯電)、転写ローラ85における一次転写バイアスのオン/オフ、二次転写ローラ90における二次転写バイアスのオン/オフが示されている。さらに、現像装置84のオン(現像状態)/オフ(非現像状態)、走査式光学装置50によるレーザ光束Eのオン(レーザ照射)/オフ(レーザ非照射)が示されている。各色のうちブラック(Bk)については「K」の文字で示してある。帯電、一次転写バイアス、現像、露光、二次転写バイアスの各々のオン(ON)/オフ(OFF)のタイミングは、システム制御部101により制御される。
まず、カラー片面モードを説明する。以降、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応する構成要素や動作を特定する際、色のことを「Bkの」、「Cの」、「Mの」、「Yの」、と略称することもある。例えば、「Yの」は、「イエローに対応する」の意味である。
まず、カラー片面モードにおいては、プリントスタートの信号が入力されると、図5に示すように、帯電については、Yの一次帯電器83d、Mの一次帯電器83c、Cの一次帯電器83b、Bkの一次帯電器83aが順次ON(オン)となる。一次転写バイアスについては、Yの転写ローラ85d、Mの転写ローラ85c,Cの転写ローラ85b,Bkの転写ローラ85aが順次ONとなる。
現像駆動については、まず、システム制御部101は、Yの電磁クラッチ64dの駆動を伝達状態にしてYの現像装置84dをONの状態(現像状態)とする(時点t12)。その後、所定のタイミングで順次、システム制御部101は、Mの電磁クラッチ64c、Cの電磁クラッチ64b、Bkの電磁クラッチ64aの駆動を伝達状態にし、Mの現像装置84c、Cの現像装置84b、Bkの現像装置84aをONの状態とする。ここで、時点t12で、Mの転写ローラ85cの一次転写バイアスONのタイミングとYの現像装置84dのONのタイミングとが重なる。これにより、時点t13においては、一次転写バイアスがONで且つ「かぶりトナー無し」となる一次転写ニップ部TはMの一次転写ニップ部Tcだけとなる。
ここで、感光ドラム82の非画像領域には「かぶりトナー」が付着する。すなわち、感光ドラム82上においては、画像形成のためのトナー像が形成されない白地部であっても少量のトナーが付着するが、それを「かぶりトナー」と称している。かぶりトナーが、感光ドラム82の回転と共に移動して一次転写ニップ部Tに達すると、一次転写ニップ部Tにおける摩擦係数が小さくなる。
同様に、時点t13で、Cの転写ローラ85bの一次転写バイアスONのタイミングとMの現像装置84cのONのタイミングとが重なる。時点t14で、Bkの転写ローラ85aの一次転写バイアスONのタイミングとCの現像装置84bのONのタイミングとが重なる。
時点t14では、中間転写ベルト87上に形成される各色の画像情報に基づいて、Yの走査式光学装置50dからYの感光ドラム82dにレーザ光束Edが照射され、露光が開始される。同様にして、Mの走査式光学装置50cからMの感光ドラム82c、Cの走査式光学装置50bからCの感光ドラム82b、Bkの走査式光学装置50aからBkの感光ドラム82aにそれぞれレーザ光束Ec、Eb、Eaが照射される。
Y(イエロー)の画像形成においては、感光ドラム82dが露光されることで、一次帯電器83dにより帯電された感光ドラム82d上に静電潜像が形成される。その後、現像装置84d内で摩擦帯電されたY色のトナーが感光ドラム82dの静電潜像に付着し、トナー像が形成される。形成されたトナー像は感光ドラム82d上から転写ローラ85dの一次転写ニップ部Tdにて中間転写ベルト87上に転写される。
M,C,Bkの画像形成時には、隣接する画像形成ユニットの二次転写位置間の距離と基準色であるイエローに対する色ずれ量とに基づく露光タイミングとなるように、システム制御部101から走査式光学装置50a,50b,50cに制御指示が出される。こうして、レジストレーション補正が行われ、画像情報に基づいて走査式光学装置50から各感光ドラム82a,82b,82cにレーザ光束Ea、Eb、Ecによる走査露光がなされる。その後、イエローと同様にして形成されたトナー像が一次転写ニップ部Ta、Tb、Tcにて中間転写ベルト87上に転写される。
ところで、時点t12で現像装置84dがONとなった後、感光ドラム82dの回転により、時点13には、Yの一次転写ニップ部Tdにかぶりトナーが到達している。従って、Yの露光については、Y、Mの一次転写ニップ部Td、Tcにかぶりトナーが到達してから走査式光学装置50dによる露光が開始される(時点t14)。そのため、Yの露光開始時には、Y、Mの一次転写ニップ部Td、Tcにおける摩擦係数は、かぶりトナーが無い状態と比較して低い値となっている。
一次転写ニップ部Tにかぶりトナーが有る時、無い時における感光ドラム82と中間転写ベルト87との間の摩擦係数をそれぞれμ2、μ3とする(μ2<μ3)。中間転写ベルト87とベルト駆動ローラ88との間の摩擦係数をμ1とする。中間転写ベルト87とベルト駆動ローラ88とのニップ圧をF1、一次転写ニップ部Tのニップ圧をF2、一次転写バイアスがONの時の中間転写ベルト87と感光ドラム82との吸着力をF3とする。従って、Yの露光開始時には、数式4が成立する。
[数4]
μ2×(F2+F3)×2+μ3×(F2+F3)+μ3×F2<μ1×F1
ここで、「μ1×F1」は、ベルト駆動ローラ88から中間転写ベルト87に伝達できる駆動力に相当する。「μ2×(F2+F3)×2+μ3×(F2+F3)+μ3×F2」は、4個の感光ドラム82を駆動するのに必要な駆動力に相当する。数式4と上記した数式2とを比較してわかるように、たとえ装置の長期使用である耐久後であっても、ベルト駆動ローラ88による駆動力よりも、4個の感光ドラム82を駆動するのに必要な駆動力の方が小さい値を維持できている。従って、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87間でスリップが発生していない状態でYの露光が可能である。
Mの露光については、Y、M、Cの一次転写ニップ部Td、Tc、Tbにかぶりトナーが到達してから各走査式光学装置50による露光が開始されるので、一次転写ニップ部Td、Tc、Tbにおける摩擦係数はμ2となる。従って、Mの露光開始時には、数式5が成立する。
[数5]
μ2×(F2+F3)×3+μ3×(F2+F3)<μ1×F1
従って、数式2との比較からわかるように、耐久後であったとしても、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87間でスリップが発生していない状態でMの露光が可能である。
C、Bkの露光については、Y、M、C、Bkの一次転写ニップ部Td、Tc、Tb、Taにかぶりトナーが到達してから各走査式光学装置50による露光が開始されるので、一次転写ニップ部Td、Tc、Tb、Taにおける摩擦係数はμ2となる。従って、C、Bkの露光開始時には、数式6が成立する。
[数6]
μ2×(F2+F3)×4<μ1×F1
従って、耐久後であったとしても、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生していない状態でC、Bkの露光が可能である。
一方、給紙されたシートが、二次転写部で所定位置にトナー像を転写されるようにタイミングを合わせて搬送開始される。二次転写部では、二次転写ローラ90における二次転写バイアスがONとなり(時点t20)、中間転写ベルト87上からシートにトナー像が転写される。その後、二次転写部では、二次転写ローラ90に対する二次転写バイアスがOFFとなる(時点t25)。画像が形成されたシートは定着器95の熱によりトナー像を定着され、搬送ローラ対96、排紙ローラ対97により、排紙トレイ98上に搬送、排紙される。
現像動作を終了させる時は、システム制御部101は、まず、所定のタイミングでYの電磁クラッチ64dを非伝達に切り替えることでYの現像装置84dをOFFの状態(非現像状態)にする(時点t21)。Yの感光ドラム82dから中間転写ベルト87への転写が終了するとその所定時間後に、システム制御部101は、Yの転写ローラ85dへの一次転写バイアスをOFFにする(時点t22)。
従って、Yの一次転写ニップ部Tdにかぶりトナーが無い状態になるのと同じタイミングで、Yの転写ローラ85dへの一次転写バイアスがOFFとなる。そのため、一次転写ニップ部Tdにおける摩擦係数はμ3となると共に、一次転写ニップ部Tdでは吸着力F3が生じなくなる。従って、数式6に対して、Yに関する値が変化し、数式7が成立する。
[数7]
μ2×(F2+F3)×3+μ3×F2<μ1×F1
従って、耐久後であったとしても、Yの転写ローラ85dにおける一次転写バイアスのOFF時に、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生していない状態を維持できる。
なお、時点t20〜時点t25まで、二次転写ローラ90における二次転写バイアスがONとなっているが、二次転写部をシートが通過しているため、後述する吸着力F4は発生しない。
次に、システム制御部101は、所定のタイミングでMの電磁クラッチ64cを非伝達に切り替えることでMの現像装置84cをOFF状態にする(時点t22)。Mの一次転写が終了するとその所定時間後に、システム制御部101は、Mの転写ローラ85cへの一次転写バイアスをOFFにする(時点t23)。
従って、Yの一次転写バイアスのOFF時と同様に、Mの一次転写バイアスのOFF時には、一次転写ニップ部Tcにおける摩擦係数はμ3となると共に、一次転写ニップ部Tcでは吸着力F3が生じなくなる。従って、数式7に対して、Mに関する値が変化し、数式8が成立する。
[数8]
μ2×(F2+F3)×2+μ3×F2×2<μ1×F1
従って、耐久後であったとしても、Mの転写ローラ85cにおける一次転写バイアスのOFF時に、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生していない状態を維持できる。
次に、システム制御部101は、所定のタイミングでCの電磁クラッチ64bを非伝達に切り替えることでCの現像装置84bをOFF状態にする(時点t23)。Cの一次転写が終了するとその所定時間後に、システム制御部101は、Cの転写ローラ85bへの一次転写バイアスをOFFにする(時点t24)。
従って、Mの一次転写バイアスのOFF時と同様に、Cの一次転写バイアスのOFF時には、一次転写ニップ部Tbにおける摩擦係数はμ3となると共に、一次転写ニップ部Tbでは吸着力F3が生じなくなる。従って、数式8に対して、Cに関する値が変化し、数式9が成立する。
[数9]
μ2×(F2+F3)+μ3×F2×3<μ1×F1
従って、耐久後であったとしても、Cの転写ローラ85bにおける一次転写バイアスのOFF時に、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生していない状態を維持できる。
次に、システム制御部101は、所定のタイミングでBkの電磁クラッチ64aを非伝達に切り替えることでBkの現像装置84aをOFF状態にする(時点t24)。Bkの一次転写が終了するとその所定時間後に、システム制御部101は、Bkの転写ローラ85aへの一次転写バイアスをOFFにする(時点t25)。
このように、このカラー片面モードでは、全ての現像装置84が現像状態から非現像状態へと切り替わる前の段階で、少なくとも1つの転写ローラ85における一次転写バイアスがOFFに切り替わっている。これにより、全ての一次転写ニップ部Tにおける摩擦係数がμ3となる時点では、少なくとも1つの一次転写ニップ部Tでは吸着力F3が生じなくなるようになっている。従って、ベルト駆動ローラ88による駆動力よりも、4個の感光ドラム82を駆動するのに必要な駆動力が小さい状態を常に維持できるので、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生しない。
また、現像動作時以外のタイミングでは各現像装置84には駆動が伝達されないため、感光ドラム82が回転する際に、各現像装置84の現像ローラ841との摺擦により感光ドラム82の表層が削れて寿命が低下するようなことが回避される。
次に、カラー両面モードを説明する。図6に示すように、プリントスタートの信号が入力されてから、Bkの走査式光学装置50aによるレーザ光束EaのON(時点t31)までの動作は、片面モード(図5)における時点t15までの動作と同様である。また、第2面への画像形成のために二次転写ローラ90における二次転写バイアスがONとなる時点43以降の動作も、片面モード(図5)における時点t20以降の動作と同様である。
両面モードでは、最初の数枚及び最後の数枚における画像形成の間隔が片面モードの画像形成間隔よりも広くなることがある。この画像形成間隔とはシートの間隔(紙間)である。従って、この紙間における動作が片面モード(図5)に対して追加されている。
第1面の画像形成については片面モードと同様である。画像が形成されトナー像を定着されたシートは、搬送ローラ対96、排紙ローラ対97により下流に搬送される。しかしその際、排紙ローラ対97によりシートは排出直前でスイッチバックされ、第2面への画像形成のために、レジストローラ対94に再び搬送される。
この際、画像形成のジョブ中でありながら、シートとシートの間隔が通常より長くなるため、システム制御部101は、一次転写バイアスは全ての転写ローラ85においてONのままで、一旦、全ての現像装置84の現像動作を停止させる。
すなわち、システム制御部101は、まず、時点t32で二次転写バイアスをONにすると共に、Yの走査式光学装置50dによるレーザ光束EdをOFFにする。その後、システム制御部101は、時点t33、t34、t35で、順次、M、C、Bkのレーザ光束Ec、Eb、EaをOFFにし、その後の時点t36で、全ての現像装置84を一斉にOFFにする。
従って、Bkの一次転写が終了するまでは、Y、M、C、Bkの一次転写ニップ部Tではかぶりトナーが有りの状態であり、しかもBkの一次転写ニップ部Taでは画像形成のためのトナーが存在する。従って、いずれの一次転写ニップ部Tにおいても摩擦係数はμ2となる。全ての転写ローラ85において一次転写バイアスはONなので吸着力F3は生じている。従って、数式10が成立する。
[数10]
μ2×(F2+F3)×4<μ1×F1
従って、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生していない状態を維持できる。
全ての現像装置84を一斉にOFFした後の時点t37で、システム制御部101は、二次転写バイアスをOFFにする。ここでの二次転写バイアスのOFFのタイミングは現像タイミングとは関係なく、用紙への二次転写が終わるとOFFとなる。それから所定タイミング後の時点t38で、システム制御部101は、全ての現像装置84を一斉にONとし、現像動作を再開させる。その後、システム制御部101は、時点t39から、Y、M、C、Bkの順で、走査式光学装置50による露光をONにしていく。
従って、第2面でのYの露光開始時には、Y、M、C、Bkの一次転写ニップ部Tではかぶりトナーが有りの状態となっており、それぞれの一次転写ニップ部Tでの摩擦係数はμ2となっている。全ての転写ローラ85において一次転写バイアスはONなので吸着力F3は生じている。従って、第2面でのYの露光開始時には、数式11が成立する。
[数11]
μ2×(F2+F3)×4<μ1×F1
従って、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生していない状態を維持しつつ第2面の作像を開始できる。時点t39以降において、第2面でのM、C、Bkのそれぞれの露光開始時にも数式11が成立する。
この両面モードでは、画像形成のジョブ中においてシートとシートの間隔が通常より長くなる期間(紙間)に、二次転写バイアスのONが継続されるので生産性が低下することがない。また、システム制御部101は、紙間に、一次転写バイアスは全てONのままで、一旦、現像動作を停止させる。すなわち、システム制御部101は、連続する画像形成における、今回の画像形成と次の画像形成との間の期間中に、全ての一次転写バイアスがONの状態で全ての現像装置84を現像状態から非現像状態に一旦切り替える(時点t36〜t38)。これにより、現像装置84には駆動が伝達されず、感光ドラム82が回転する際に、各現像装置84の現像ローラ841との摺擦により感光ドラム82の表層が削れて寿命が低下することを防止できる。
また、全ての一次転写バイアスがONの状態で現像装置84を非現像状態に切り替える場合、システム制御部101は、タイミングを次のように制御する。すなわち、第1面の画像形成における最後に露光を行うBkの走査式光学装置50aによる露光終了から所定時間の経過後(時点t36)に、全ての現像装置84を現像状態から非現像状態に一斉に切り替える。これにより、非現像状態への一斉切り替え時には一次転写ニップ部Tでの摩擦係数が全てμ2となっているので、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間のスリップ発生を抑制することができる。
なおこの観点からは、全ての一次転写バイアスがONの状態で複数の現像装置84を現像状態から非現像状態に切り替える場合は、システム制御部101は、次のように制御すればよい。即ち、画像形成における順番でいう最後に一次転写を行うBkの転写ローラ85aによる一次転写が終了するまでは、それ以外の転写ローラ85における一次転写ニップ部Tb、Tc、Tdにかぶりトナーが有る状態となるようにする。つまり、少なくとも、最後に一次転写を行う一次転写手段以外の一次転写手段かぶりトナーが有る状態となるようにする。そのために、具体的には、Bkの転写ローラ85aによる一次転写が終了するまでは、Y、M、Cの現像装置84d、84c、84bの現像状態を維持する。それにより、一次転写ニップ部Tb、Tc、Tdでは、摩擦係数が低いμ2となることで、滑りが防止される。
このように、3つ以上の一次転写ニップ部Tで同時に、摩擦係数がμ3で且つ吸着力F3が生じる、ということにならないように工夫することで、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間のスリップを防止し、色ずれを抑制することができる。
また、片面モード、両面モードのいずれでも、ジョブ最初の画像形成開始時やジョブ最後の画像形成終了時には、現像動作時以外のタイミングでは現像動作が停止されるので、感光ドラム82の寿命が向上する。
本実施の形態によれば、生産性を維持しつつ像担持体(感光ドラム82)の寿命を向上させると共に、色ずれの発生を抑制することができる。
また、紙間で現像動作を再開させる際も、所定のタイミングでほぼ同時にY、M、C、Bkの現像装置84を稼働させるため、それぞれの一次転写ニップ部Tではトナー有りの状態となる。このため、一次転写ニップ部Tでの摩擦係数が、低い値であるμ2となり、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生していない状態で色ずれ補正が可能となり、色ずれのない良好な画像形成が行える。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態では、第1の実施の形態に対して、システム制御部101による、帯電、一次転写バイアス、現像、露光、二次転写バイアスの各々のオン(ON)/オフ(OFF)のタイミングが異なり、その他の構成は同様である。従って、図5、図6に代えて図7、図8を用いて第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成要素については、同一の符号を用いる。
カラープリンタ100において片面モード、両面モードのカラー画像形成を行う場合の動作について図7、図8を用いて説明する。
図7は、カラー片面モード時の画像形成ユニット81等の駆動状態を示すタイムチャートである。図8は、カラー両面モード時の画像形成ユニット81等の駆動状態を示すタイムチャートである。
まず、カラー片面モード(図7)を説明する。プリントスタートの信号が入力されてから、時点t20までの動作は、第1の実施の形態(図5)における時点t20までの動作に対して、二次転写ローラ90における二次転写バイアスの動作と現像装置84の動作を除けば同様である。時点t20は、Yの走査式光学装置50dによる露光がオフになる時点である。また、時点t20以降の動作は、第1の実施の形態(図5)における時点t20以降の動作と同様である。
本実施の形態では、図7に示すように、二次転写バイアスは、時点t13でONとなり、時点t15までONの状態が継続し、時点t20で再びONとなる。また、第1の実施の形態では、時点t12から、Y、M、C、Bkの順に、現像装置84d、84c、84b、84aがONに切り替わった(図5)。これに対し第2の実施の形態では、それより1タイミング(隣接する画像形成ユニットの一次転写バイアスのONの時間差分)だけ遅延させて、時点t13から、Y、M、C、Bkの順に、現像装置84d、84c、84b、84aがONに切り替わる(図7)。これらの点が、第1の実施の形態と異なっている。
ここで、時点t13で、Cの転写ローラ85bの一次転写バイアスONのタイミングとYの現像装置84dのONのタイミングとが重なる。これにより、時点t14においては、一次転写バイアスがONで且つかぶりトナー無しとなる一次転写ニップ部はM、Cの一次転写ニップ部Tc、Tbだけとなる。時点t13では、Yの現像装置84dもONとされると同時に、二次転写部では、二次転写ローラ90に対する二次転写バイアスがONとなる。すなわち、システム制御部101は、画像形成における最初にトナー像の形成を行うYの現像装置84dを非現像状態から現像状態に切り替えるタイミングで、二次転写バイアスをONに切り替えている。
時点t14で、Bkの転写ローラ85aの一次転写バイアスONのタイミングとMの現像装置84cのONのタイミングとが重なる。そしてBkの現像装置84aがONの状態となってから所定タイミング後に、二次転写ローラ90に対する二次転写バイアスがOFFとなる(時点t15)。
Yの露光については、Yの一次転写ニップ部Tdにかぶりトナーが到達してから走査式光学装置50dによる露光が開始されるので(時点t14)、Yの一次転写ニップ部Tdにおける摩擦係数は低いμ2となる。M、C、Bkの一次転写ニップ部Tc、Tb、Taにはかぶりトナーが無いので、摩擦係数は高いμ3となる。また、二次転写部においては、二次転写ローラ90に対する二次転写バイアスがONとなるので、吸着力F4が発生する。この吸着力F4は、二次転写部をシートが通過していない状態における、二次転写バイアスがONの時に中間転写ベルト87とベルト駆動ローラ88との間で発生する吸着力である。なお、一次転写ニップ部Taでは吸着力F3が生じていない。従って、Yの露光開始時には、数式12が成立する。
[数12]
μ2×(F2+F3)+μ3×(F2+F3)×2+μ3×F2<μ1×(F1+F4)
従って、耐久後であったとしても、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生していない状態でYの露光が可能である。
Mの露光については、Y、Mの一次転写ニップ部Td、Tcにかぶりトナーが到達してから各走査式光学装置50による露光が開始されるので、一次転写ニップ部Td、Tcにおける摩擦係数は低いμ2となる。C、Bkの一次転写ニップ部Tb、Taにおける摩擦係数は高いμ3となる。二次転写バイアスはONであるので吸着力F4が発生する。一次転写ニップ部Taでも吸着力F3が生じる。従って、Mの露光開始時には、数式13が成立する。
[数13]
μ2×(F2+F3)×2+μ3×(F2+F3)×2<μ1×(F1+F4)
従って、耐久後であったとしても、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生していない状態でMの露光が可能である。
Cの露光については、Y、M、Cの一次転写ニップ部Td、Tc、Tbにかぶりトナーが到達してから各走査式光学装置50による露光が開始されるので、一次転写ニップ部Td、Tc、Tbでの摩擦係数は低いμ2となる。吸着力F4が発生しており、また、全ての一次転写ニップ部Tで吸着力F3が生じる。従って、Cの露光開始時には、数式14が成立する。
[数14]
μ2×(F2+F3)×3+μ3×(F2+F3)<μ1×(F1+F4)
従って、耐久後であったとしても、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生していない状態でCの露光が可能である。
Bkの露光については、Y、M、C、Bkの一次転写ニップ部Td、Tc、Tb、Taにかぶりトナーが到達してから各走査式光学装置50による露光が開始されるので、一次転写ニップ部Td、Tc、Tb、Taでの摩擦係数は低いμ2となる。吸着力F4が発生しており、また、全ての一次転写ニップ部Tで吸着力F3が生じる。従って、Bkの露光開始時には、数式15が成立する。
[数15]
μ2×(F2+F3)×4<μ1×(F1+F4)
従って、耐久後であったとしても、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生していない状態でBkの露光が可能である。
このように、本実施の形態における片面モードでは、システム制御部101は、Y、M、C、Bkの現像装置84を稼働させる際に、二次転写部にシートが無い状態で二次転写バイアスをONとして、吸着力F4を発生させる。これにより、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生しにくくなるので、第1の実施の形態と比べて、Y、M、C、Bkの現像装置84の稼働を開始させるタイミングを遅らせることができている。各現像装置84の稼働開始を遅らせることで、各現像装置84の継続稼働時間を短縮できることから、感光ドラム82の寿命向上に寄与する。
次に、カラー両面モードを説明する。プリントスタートの信号が入力されてから、時点t32までの動作は、片面モード(図7)における時点t20までの動作と同様である。従って、二次転写部にシートが無い状態で二次転写バイアスをONとしている期間(時点t30〜時点t31)では、吸着力F4が発生する。また、時点t43以降の動作は、片面モード(図7)における時点t20以降の動作、及び、第1の実施の形態における両面モード(図6)の時点t43以降の動作と同様である。
図8の時点t32〜時点t43の期間においては、第1の実施の形態における両面モード(図6)の時点t32〜時点t43の期間の動作と比べると、まず、第2面の画像形成のために各現像装置84がONになっていくタイミングが相違している。すなわち、図8では、時点t38から、Y、M、C、Bkの順に、現像装置84d、84c、84b、84aがONに切り替わる。さらに、本実施の形態では、時点t42〜時点t43の期間で二次転写バイアスが一旦OFFになる(図8)点も、第1の実施の形態における両面モード(図6)とは相違している。これら以外は第1の実施の形態における両面モード(図6)と同様である。
第2面の画像形成においては、第1面と同様に、時点t38で、Yの現像装置84dがONとされると同時に、二次転写部では、二次転写ローラ90に対する二次転写バイアスがONとなる。すなわち、システム制御部101は、第2面の画像形成における最初にトナー像の形成を行うYの現像装置84dを非現像状態から現像状態に切り替えるタイミングで、二次転写バイアスをONに切り替えている。従って、二次転写部にシートが無い状態で二次転写バイアスをONとしている期間(時点t38〜時点t42)では、吸着力F4が発生する。
このように、第2面の画像形成におけるYの露光については、Yの一次転写ニップ部Tdにかぶりトナーが到達してから走査式光学装置50dによる露光が開始されるので、Yの一次転写ニップ部Tdにおける摩擦係数は低いμ2となる。M、C、Bkの一次転写ニップ部Tc、Tb、Taにはかぶりトナーが無いので、摩擦係数は高いμ3となる。全ての転写ローラ85の一次転写バイアスがONであるので、全ての一次転写ニップ部Tで吸着力F3が生じる。また、二次転写部においては、二次転写ローラ90に対する二次転写バイアスがONとなるので、吸着力F4が発生する。従って、第2面のYの露光開始時には、数式16が成立する。
[数16]
μ2×(F2+F3)+μ3×(F2+F3)×3<μ1×(F1+F4)
従って、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生していない状態を維持しつつ第2面の作像を開始できる。
ここで、数式3と数式16とを比較して考察すると、第2面のYの露光開始時には、「3つ以上の一次転写ニップ部Tで同時に、摩擦係数がμ3で且つ吸着力F3が生じる」という状態となっている。しかし、第2の実施の形態では第1の実施の形態とは異なり、吸着力F4を発生させていることで、ベルト駆動ローラ88から中間転写ベルト87に伝達できる駆動力が増加している。従って、従来(数式3)では、伝達できる駆動力より必要な駆動力が大きかったが、本実施の形態(数式16)では、必要な駆動力より伝達できる駆動力が大きくなっている。それゆえに、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との滑りを防止できるのである。
Mの露光については、Y、Mの一次転写ニップ部Td、Tcにかぶりトナーが到達してから各走査式光学装置50による露光が開始されるので、一次転写ニップ部Td、Tcにおける摩擦係数は低いμ2となる。C、Bkの一次転写ニップ部Tb、Taにおける摩擦係数は高いμ3となる。吸着力F4が発生しており、また、全ての一次転写ニップ部Tで吸着力F3が生じる。従って、第2面のMの露光開始時には、数式17が成立する。
[数17]
μ2×(F2+F3)×2+μ3×(F2+F3)×2<μ1×(F1+F4)
従って、耐久後であったとしても、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生していない状態でMの露光が可能である。
Cの露光については、Y、M、Cの一次転写ニップ部Td、Tc、Tbにかぶりトナーが到達してから各走査式光学装置50による露光が開始されるので、一次転写ニップ部Td、Tc、Tbでの摩擦係数は低いμ2となる。吸着力F4が発生しており、また、全ての一次転写ニップ部Tで吸着力F3が生じる。従って、第2面のCの露光開始時には、数式18が成立する。
[数18]
μ2×(F2+F3)×3+μ3×(F2+F3)<μ1×(F1+F4)
従って、耐久後であったとしても、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生していない状態でCの露光が可能である。
Bkの露光については、Y、M、C、Bkの一次転写ニップ部Td、Tc、Tb、Taにかぶりトナーが到達してから各走査式光学装置50による露光が開始されるので、一次転写ニップ部Td、Tc、Tb、Taでの摩擦係数は低いμ2となる。吸着力F4が発生しており、また、全ての一次転写ニップ部Tで吸着力F3が生じる。従って、第2面のBkの露光開始時には、数式19が成立する。
[数19]
μ2×(F2+F3)×4<μ1×(F1+F4)
従って、耐久後であったとしても、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間でスリップが発生していない状態でBkの露光が可能である。
この両面モードでは、第1面だけでなく、第2面の画像形成の際にも、現像装置84を稼働させる際に、二次転写部にシートが無い状態で二次転写バイアスをONとして、吸着力F4を発生させる。
本実施の形態によれば、生産性を維持しつつ像担持体(感光ドラム82)の寿命を向上させると共に、色ずれの発生を抑制することに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。それだけでなく、現像装置84を稼働させる際に、二次転写部にシートが無い状態で二次転写バイアスをONとして、吸着力F4を発生させるので、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間のスリップ発生を抑制することができる。また、各現像装置84の稼働開始を遅らせることができ、各現像装置84の継続稼働時間を短縮できることから、感光ドラム82の寿命向上に寄与する。よって、感光ドラム82の寿命向上、及び色ずれ発生の抑制に関し、一層大きい効果を奏する。
なお、この観点からは、次のようにしてもよい。いずれかの走査式光学装置50が露光を行うに当たって、当該走査式光学装置50以外の走査式光学装置50に対応する感光ドラム82で且つ中間転写ベルト87との間にかぶりトナーが無い状態となる感光ドラム82が存在するとする。この場合は、二次転写バイアスがONの状態になってから、上記いずれかの走査式光学装置50が露光を開始するようにすればよい。これにより、一次転写ニップ部Tにおける摩擦係数がμ3となって必要な駆動力が大きい状態であっても、吸着力F4の発生によって、供給可能な駆動力を増加させることで、ベルト駆動ローラ88と中間転写ベルト87との間のスリップ発生を抑制できる。
なお、第2の実施の形態で採用した、現像装置84を稼働させる際に、二次転写部にシートが無い状態で二次転写バイアスをONとして吸着力F4を発生させる動作は、第1の実施の形態(図5、図6)に適用してもよい。
なお、第1、第2の実施の形態では、連続する画像形成における、今回の画像形成と次の画像形成との間の期間中に、全ての一次転写バイアスがONの状態で全ての現像装置84を現像状態から非現像状態に一旦切り替えた(図6、図8の時点t36)。ここで、今回の画像形成と次の画像形成との間の期間中として、両面モードにおける第1面と第2面との間を想定した。しかしこれに限られず、片面印刷ジョブにおいて連続する画像形成の途中で、シートとシートとの間隔が所定以上に長くなる期間に、上記のような現像装置84のOFF制御を行うようにしてもよい。
本発明が適用される装置は、複数の画像形成ユニットを備える画像形成装置であればよく、プリンタに限らず、複合機、ファクシミリ装置等であってもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
50 走査式光学装置
81 画像形成ユニット
82 感光ドラム
84 現像装置
85 転写ローラ
87 中間転写ベルト
101 システム制御部

Claims (7)

  1. 像担持体、前記像担持体を帯電させる帯電手段、及び、前記帯電手段により帯電した像担持体にトナー像を形成する現像手段をそれぞれ有する複数の画像形成ユニットと、
    複数の前記画像形成ユニットの各像担持体を露光する複数の露光手段と、
    中間転写ベルトと、
    前記各像担持体に対して前記中間転写ベルトを挟んで設けられ、前記各像担持体に形成されたトナー像を順番に前記中間転写ベルトへ転写するための複数の一次転写手段と、
    前記複数の一次転写手段における一次転写バイアスのオンとオフとをそれぞれ独立して切り替える第1の切替手段と、
    対応する像担持体に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成することが可能な状態である現像状態と、現像状態以外の状態である非現像状態とに、前記複数の現像手段をそれぞれ独立して切り替える第2の切替手段とを有し、
    前記複数の一次転写手段の全てにおける一次転写バイアスがオンの状態で前記第2の切替手段が前記複数の現像手段を現像状態から非現像状態に切り替える場合は、前記第2の切替手段は、画像形成における最後に転写を行う一次転写手段による転写が終了するまでは、前記最後に転写を行う一次転写手段以外の一次転写手段に対応する像担持体と前記中間転写ベルトとの間にトナーが有る状態となるようにすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2の切替手段は、画像形成における最後に転写を行う一次転写手段による転写が終了するまで、前記最後に転写を行う一次転写手段以外の一次転写手段に対応する現像手段を現像状態に維持することで、前記最後に転写を行う一次転写手段以外の一次転写手段に対応する像担持体と前記中間転写ベルトとの間にトナーが有る状態となるようにすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 全ての前記一次転写手段における一次転写バイアスがオンの状態で前記第2の切替手段が前記複数の現像手段を現像状態から非現像状態に切り替える場合は、前記第2の切替手段は、画像形成における最後に露光を行う露光手段による露光終了から所定時間の経過後に、前記複数の現像手段を現像状態から非現像状態に一斉に切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の切替手段が全ての前記現像手段を非現像状態に切り替える前に、前記第1の切替手段は、少なくとも1つの前記一次転写手段における一次転写バイアスをオフに切り替えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記中間転写ベルトに一次転写されたトナー像をシートに転写する二次転写手段と、前記二次転写手段における二次転写バイアスのオンとオフとを切り替える第3の切替手段とを有し、
    前記露光手段のうちいずれかの露光手段が露光を行うに当たって、前記いずれかの露光手段以外の露光手段に対応する像担持体で且つ前記中間転写ベルトとの間にトナーが無い像担持体が存在する場合は、前記第3の切替手段により前記二次転写手段における二次転写バイアスがオンの状態にされてから、前記いずれかの露光手段は露光を開始することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第3の切替手段は、画像形成における最初にトナー像の形成を行う現像手段を前記第2の切替手段が非現像状態から現像状態に切り替えるタイミングで、前記二次転写手段における二次転写バイアスをオンに切り替えることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 連続する画像形成における、今回の画像形成と次の画像形成との間の期間中に、前記第2の切替手段は、全ての前記一次転写手段における一次転写バイアスがオンの状態で前記複数の現像手段を現像状態から非現像状態に一旦切り替えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2014093841A 2014-04-30 2014-04-30 画像形成装置 Pending JP2015210484A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014093841A JP2015210484A (ja) 2014-04-30 2014-04-30 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014093841A JP2015210484A (ja) 2014-04-30 2014-04-30 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015210484A true JP2015210484A (ja) 2015-11-24

Family

ID=54612681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014093841A Pending JP2015210484A (ja) 2014-04-30 2014-04-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015210484A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5503251B2 (ja) 画像形成装置
US9599923B2 (en) Image forming apparatus with control of developing bias and charging bias
JP2008102164A (ja) 画像形成装置
JP4772078B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP2007248559A (ja) 画像形成装置
US9229353B2 (en) Image forming apparatus
JP2017007761A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及び、プログラム
JP5119803B2 (ja) 電位制御装置および画像形成装置
JP2008083608A (ja) 画像形成装置
JP2005070197A (ja) カラー画像形成装置
JP2002023451A (ja) 画像形成装置
JP2007240900A (ja) カラー画像形成装置及び画像形成制御方法
JP5262078B2 (ja) 画像形成装置
JP2015210484A (ja) 画像形成装置
JP2007219102A (ja) 画像形成方法、画像形成装置、画像形成プログラム及び画像形成プログラムを格納する記憶媒体
JP2007057728A (ja) 停止動作時のモーター制御方法と、これを行なう画像形成装置
US9244391B2 (en) Image forming apparatus
JP5690755B2 (ja) 画像形成装置
JP2010091802A (ja) 画像形成装置
JP2008076728A (ja) 画像形成装置
JP6582720B2 (ja) 画像形成装置
JP2022114923A (ja) 画像形成装置
JP2022114924A (ja) 画像形成装置
US8488997B2 (en) Image forming apparatus controlling standby positions of developing devices
JP2010204484A (ja) 画像形成装置