JP2015209062A - 乗物用シート - Google Patents

乗物用シート Download PDF

Info

Publication number
JP2015209062A
JP2015209062A JP2014091061A JP2014091061A JP2015209062A JP 2015209062 A JP2015209062 A JP 2015209062A JP 2014091061 A JP2014091061 A JP 2014091061A JP 2014091061 A JP2014091061 A JP 2014091061A JP 2015209062 A JP2015209062 A JP 2015209062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blower
seat back
state
vehicle seat
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014091061A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5989706B2 (ja
Inventor
知広 粟谷
Tomohiro Awaya
知広 粟谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2014091061A priority Critical patent/JP5989706B2/ja
Priority to DE102015207208.8A priority patent/DE102015207208A1/de
Priority to US14/692,021 priority patent/US9796307B2/en
Priority to CN201510198449.8A priority patent/CN105015387B/zh
Publication of JP2015209062A publication Critical patent/JP2015209062A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5989706B2 publication Critical patent/JP5989706B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/56Heating or ventilating devices
    • B60N2/5607Heating or ventilating devices characterised by convection
    • B60N2/5621Heating or ventilating devices characterised by convection by air
    • B60N2/565Heating or ventilating devices characterised by convection by air sucked from the seat surface
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/56Heating or ventilating devices
    • B60N2/5607Heating or ventilating devices characterised by convection
    • B60N2/5621Heating or ventilating devices characterised by convection by air
    • B60N2/5635Heating or ventilating devices characterised by convection by air coming from the passenger compartment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/64Back-rests or cushions
    • B60N2/66Lumbar supports
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/64Back-rests or cushions
    • B60N2/66Lumbar supports
    • B60N2/667Lumbar supports having flexible support member bowed by applied forces
    • B60N2/6671Lumbar supports having flexible support member bowed by applied forces with cable actuators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/64Back-rests or cushions
    • B60N2/66Lumbar supports
    • B60N2/667Lumbar supports having flexible support member bowed by applied forces
    • B60N2/6673Lumbar supports having flexible support member bowed by applied forces with motor driven adjustments

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】送風機をシートバック内に乗り心地を阻害しにくい状態に設けること。【解決手段】シートバック2内に送風機20が設けられた乗物用シート1である。シートバック2内には、着座乗員の腰部を後方側から弾性支持可能なランバプレート11が設けられている。送風機20は、上記ランバプレート11と、シートバック2の上部骨格をなすアッパフレーム2Fbと、の間の高さ領域内に片持ち状に弾性支持された状態として設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、シートバック内に送風機が設けられた乗物用シートに関する。
従来、自動車用のシートにおいて、シートバック内に送風機が設けられたものが知られている(特許文献1)。上記送風機は、シートバックのフレームによって囲まれた領域内に設置されており、ダクトを介してシートバックの背凭れ面に風を送るように構成されている。
特開2009−291310号公報
上記従来技術では、送風機がシートバックのフレームに直接取り付けられて硬く支持された状態として設けられている。このため、車両の後部衝突の発生時に、着座乗員の背部がシートバックに圧し掛かる際に送風機が障害物となりやすくなる。本発明は、上記問題を解決しようとするものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、送風機をシートバック内に乗り心地を阻害しにくい状態に設けることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、シートバック内に送風機が設けられた乗物用シートである。シートバック内には、着座乗員の腰部を後方側から弾性支持可能なランバプレートが設けられている。送風機は、上記ランバプレートと、シートバックの上部骨格をなすアッパフレームと、の間の高さ領域内に弾性支持された状態として設けられている。
この第1の発明によれば、シートバック内にランバプレートが設けられる構成であっても、送風機をその空いた空間内に適切に配設することができる。上記送風機は、シートバック内に弾性支持された状態として設けられることで、着座乗員の背部がシートバックに強く圧し掛かっても、比較的柔らかく撓んでその荷重を逃がすことができる。したがって、シートバック内に送風機が設けられていても、シートバックの乗り心地を阻害しにくいようにすることができる。また、送風機を弾性支持した状態で設けることにより、送風機から発生する振動をシートバックの骨格に伝えにくくすることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。送風機は、上記高さ領域内に片持ち状に弾性支持された状態として設けられている。
この第2の発明によれば、送風機がより柔軟に撓みやすくなるため、送風機から発生する振動をシートバックの骨格により伝えにくくすることができる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、次の構成とされているものである。ランバプレートは、シートバックの骨格に制振材を介して組み付けられたバネワイヤにより弾性支持された状態として設けられている。送風機は、上記バネワイヤに組み付けられることで更に弾性支持された状態として設けられている。
この第3の発明によれば、送風機から発生する振動をシートバックの骨格に更に伝えにくくすることができる。
第4の発明は、上述した第3の発明において、次の構成とされているものである。バネワイヤは、高さ方向に延びる左右一対の縦ワイヤ部を備えた形状とされている。送風機は、バネワイヤの左右一対の縦ワイヤ部間に架け渡された樹脂板の背面に取り付けられている。
この第4の発明によれば、送風機をランバプレートより前に張り出させないように設けることができ、送風機をよりシートバックの乗り心地を阻害しない状態に設けることができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。 シートバックのフレーム構造の分解斜視図である。 シートバックのフレーム構造の正面図である。 図3のIV-IV線断面図である。 図3のV-V線断面図である。 ランバプレートが硬さ調整機構によって撓まされた状態を表した斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のシート1について、図1〜図6を用いて説明する。本実施例のシート1は、図1〜図3に示すように、自動車の運転席として構成されており、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えた構成となっている。上記シートバック2は、図2〜図3に示すように、その骨格を成すバックフレーム2Fが、左右一対のサイドフレーム2Faと、各サイドフレーム2Faの上端部間に一体的に架橋されたアッパフレーム2Fbと、各サイドフレーム2Faの下端部間に一体的に架橋されたロアプレート2Fcとによって、全体が正面視略四角枠形状となる形に組まれた構成となっている。
上述した各サイドフレーム2Faは、それぞれ、高さ方向に長尺な形にカットされた1枚の鋼板材により形成されており、互いに向かい合うシート内側に面を向けて配設された状態とされている。各サイドフレーム2Faは、それぞれ、それらの前側の縁部と後側の縁部とがシート内側に折り曲げられた形状とされており、それらのエッジが外部に出にくいように丸められていると共に、曲げや捩りに対する構造強度が高められた構成とされている。
アッパフレーム2Fbは、1枚の鋼板材が横断面逆U字形状に折り曲げられて形成されており、上述した両サイドフレーム2Faの上端部間に掛け渡されて、これらに溶接により強固に一体的に結合された状態として設けられている。詳しくは、上述したアッパフレーム2Fbは、その左右両側の前後側の各縁部面が、それぞれ、上述した各サイドフレーム2Faの前後側のシート内側に折り曲げられた各縁部面にあてがわれて溶接された状態として、それらのエッジが外部に出にくくなるように各サイドフレーム2Faによって外側から覆われた状態に設けられた状態とされている。
ロアプレート2Fcは、1枚の鋼板材が横断面J字状の形に折り曲げられて形成されており、上述した両サイドフレーム2Faの下端部間に掛け渡されて、これらに溶接により強固に一体的に結合された状態として設けられている。詳しくは、上述したロアプレート2Fcは、その左右両側の各縁部面が、それぞれ、上述した各サイドフレーム2Faの後側のシート内側に折り曲げられた各縁部面にあてがわれて溶接された状態として、それらのエッジが外部に出にくいように各サイドフレーム2Faによって外側から覆われた状態に設けられた状態とされている。
上述したロアプレート2Fcは、その横断面のJ字形状が、各サイドフレーム2Faの下端側の丸みを帯びた周縁部形状に沿った形に湾曲した形状となっており、同周縁部形状に沿う形にセットされて組み付けられた状態とされている。これにより、ロアプレート2Fcは、各サイドフレーム2Faの下端部間に跨って設けられる図示しない各リクライナの連結用のロッドを下方側から保護することのできる状態に設けられた状態とされている。
また、上述したバックフレーム2Fの四角枠内には、シートバック2にかけられる着座乗員の背凭れ荷重を弾性的に柔らかく受け止められるようにするバックバネ10が取り付けられている。上記バックバネ10は、図2〜図3に示すように、樹脂製の板部材から成るランバプレート11と、鋼線材を略U字状の形に折り曲げて形成したバネワイヤ12と、から構成されている。上記ランバプレート11は、着座乗員の背部から強い体圧を受ける腰部から背部中央にかけての領域を後方側から広く受け止められるように、バックフレーム2Fの四角枠内において高さ方向とシート幅方向とに広く面を延ばした形に形成された状態とされている。
バネワイヤ12は、1本の鋼線材が上述したランバプレート11の外周形状に沿う略U字状の形に折り曲げられて形成されている。上記バネワイヤ12は、その所々の箇所が上述したランバプレート11の裏面部に嵌め込まれて一体的に装着された状態とされている。そして、上記バネワイヤ12は、その左右一対の高さ方向に延びる各縦ワイヤ部12Aの後述する第1縦片12A1が、それぞれ、上述したバックフレーム2Fのアッパフレーム2Fb内に下方側から通されて、樹脂製のクリップ13Aを介して高さ方向にスライド可能な状態に組み付けられた状態とされている(図4参照)。ここで、クリップ13Aが本発明の「制振材」に相当する。
また、上記バネワイヤ12は、その下側のシート幅方向に延びる横ワイヤ部12Bが、中央部12B1を前上方向に斜めに張り出させ、その左右両側のサイド部12B2を後下方向に斜めに張り出させる形となる、凹凸状の段差の付いた形に折り曲げられた形状とされている。上記左右一対の各縦ワイヤ部12Aは、詳しくは、着座乗員の背部から受ける体圧が強い肩甲骨や腰部の領域を後方側から適切な形で受け止められるように、肩甲骨を支える上部領域の間隔(横幅)が肩甲骨の間隔に合わせて広く、また、腰部を支える下部領域の間隔(横幅)が腰部の間隔に合わせて狭くなる形に折り曲げられている。
より具体的には、各縦ワイヤ部12Aは、それぞれ、高さ方向に真っ直ぐに延びる第1縦片12A1と、第1縦片12A1の下端からシート内側へ斜めに折れ曲がって延びる内折れ片12A2と、内折れ片12A2の下端から下方側に真っ直ぐに折れ曲がって延びる第2縦片12A3と、第2縦片12A3の下端からシート外側へ折れ曲がった後に下側へ折れ曲がる外折れ片12A4と、を有する形に形成されている。
上述した各縦ワイヤ部12Aは、それぞれ、それらの第1縦片12A1がバックフレーム2Fの各サイドフレーム2Faの傍らに位置するシート外側寄りの領域に配置され、第2縦片12A3がバックフレーム2Fのシート幅方向の中央寄りの領域に配置された状態とされている。そして、各縦ワイヤ部12Aは、上述した各片のうち、第1縦片12A1を除く内折れ片12A2、第2縦片12A3、及び外折れ片12A4の各領域に跨ってかかるように上述したランバプレート11が前側からセットされている。詳しくは、ランバプレート11は、その背面部に形成された鉤状に起こされた形の各引掛け部11Aが、上述した第1縦片12A1の各片に後方側から回し込まれる形に引掛けられて取り付けられた状態とされている。
また、上述した左右一対の各縦ワイヤ部12Aの下端部間を繋ぐ横ワイヤ部12Bは、それらの左右両側の後下方向に斜めに張り出す形に折り曲げられた各サイド部12B2が、それぞれ、樹脂製のクリップ13Bを介して上述したバックフレーム2Fのロアプレート2Fc上に前方側から組み付けられて支えられた状態とされている。このような構成となっていることにより、バネワイヤ12は、上述したロアプレート2Fcに組み付けられた横ワイヤ部12Bの各サイド部12B2をヒンジ中心として、各縦ワイヤ部12Aをそれぞれ後方側に押し撓ませる態様でヒンジ回転させられるようになっている。ここで、クリップ13Bが本発明の「制振材」に相当する。
上記バックバネ10は、常時は、上述したバネワイヤ12がバックフレーム2Fのアッパフレーム2Fbとロアプレート2Fcとの間に架け渡されて発揮される弾発力により、ランバプレート11を、バックフレーム2Fの前面に覆い被された図示しないバックパッドの裏面部に弾性的に押し付けた状態として保持されるようになっている。そして、バックバネ10は、シートバック2に着座乗員の背凭れ荷重がかけられることにより、ランバプレート11に後方側への押圧力がかけられて、上述した態様でバネワイヤ12を後方側へ押し撓ませながら、この荷重を弾性的に柔らかく受け止めるようになっている。
また、上述したバックバネ10の背面部には、上述したランバプレート11の硬さを変化させて着座乗員の腰部の支持力を変えることのできる硬さ調整機構14が設けられている。上記硬さ調整機構14は、電動モータ14Aの駆動により巻き取られたり繰り出されたりするケーブル14Bを、上述したランバプレート11の下方側に垂れ下がる下縁部11Bの背面部に接続した構成となっている。上記硬さ調整機構14は、図6に示すように、上述した電動モータ14Aの駆動によってケーブル14Bを巻き取ることにより、ランバプレート11の下縁部11Bを上方側に引き込んでランバプレート11の中央部を前方側に張り出させる態様に撓ませて、ランバプレート11の硬さを硬くするように調整するようになっている。
また、図1〜図3に示すように、上記バックバネ10の上述したランバプレート11とシートバック2のアッパフレーム2Fbとの間の高さ領域部には、送風機20が取り付けられている。上記送風機20は、上述したバックバネ10のバネワイヤ12を構成する各縦ワイヤ部12Aの第1縦片12A1間に挟まれた領域内に配設されており、吸気口20Aを前面側に向けた状態として、各縦ワイヤ部12A間に樹脂板21(ポリアセタール(POM)製)を介して取り付けられた状態とされている。詳しくは、上記送風機20は、図2及び図5に示すように、上述した樹脂板21の背面部に取り付けられており、送風機20の前面部に形成された吸気口20Aが、樹脂板21に形成された丸孔状の貫通孔21Aに後側から合わせられた状態とされている。そして、上記樹脂板21は、図1〜図2に示すように、その左右両側部が、上述したバネワイヤ12を構成する各縦ワイヤ部12Aの第1縦片12A1と内折れ片12A2とに跨るように各縦ワイヤ部12Aに前方側から組み付けられて固定された状態とされている。
これにより、上記送風機20は、上述した樹脂板21の背面部に取り付けられて、バネワイヤ12から前方側に張り出すことのない状態として、バネワイヤ12に対して片持ち状に弾性支持されて設けられた状態とされている。詳しくは、上述した送風機20をバネワイヤ12に取り付けている樹脂板21には、その送風機20の取り付けられた中央領域の両脇部に、上縁側から下縁側に向かって切り込まれる形のスリット21Bが形成されている。上記各スリット21Bは、樹脂板21に取り付けられた送風機20の下縁部に達する位置まで切り込まれた形に形成されている。これにより、上記送風機20は、樹脂板21に対して、各スリット21Bの根元側の端部を基点に樹脂板21の板厚方向となる前後方向に弾性的に撓み易い状態となっている。
上述した送風機20は、上述したランバプレート11とは別体の樹脂板21を介してバネワイヤ12に取り付けられている。そのため、送風機20は、ランバプレート11が上述した硬さ調整機構14によって前方側に張り出す形に曲げ撓まされたりランバプレート11が背凭れ荷重を受けて後方側に押し撓まされても、その撓み変形の影響を受けることなく、バネワイヤ12から前方側に張り出さない状態を維持して、シートバック2の乗り心地を阻害しないようになっている。
上述した樹脂板21の前面部には、リング形状に形作られた発泡ウレタン製のシール材22が貫通孔21Aの形成領域を外周側から囲う形に取り付けられた状態とされている。上記シール材22は、図示しないバックパッドの裏面部にあてがえられて、同部に形成された配風路の接続口と送風機20の吸気口20Aとを互いに連通させた状態に接続するように機能するものとなっている。上記のように取り付けられた送風機20は、その作動により、その前面部の吸気口20Aから図示しないバックパッドの配風路内の空気を吸い込んで、その吸い込み力により、シートバック2の背凭れ面と同面に凭れ掛かる乗員の背部との間に風を通して、乗員の背部に涼しさを感じさせられるようにすることができるようになっている。
以上をまとめると、本実施例のシート1は、次のような構成となっている。すなわち、シート1は、シートバック2内に送風機20が設けられた構成となっている。シートバック2内には、着座乗員の腰部を後方側から弾性支持可能なランバプレート11が設けられている。送風機20は、上記ランバプレート11と、シートバック2の上部骨格をなすアッパフレーム2Fbと、の間の高さ領域内に片持ち状に弾性支持された状態として設けられている。
このような構成となっていることにより、シートバック2内にランバプレート11が設けられる構成であっても、送風機20をその空いた空間内に適切に配設することができる。上記送風機20は、シートバック2内に片持ち状に弾性支持された状態として設けられることで、着座乗員の背部がシートバック2に強く圧し掛かっても、比較的柔らかく撓んでその荷重を逃がすことができる。したがって、シートバック2内に送風機20が設けられていても、シートバック2の乗り心地を阻害しにくいようにすることができる。また、送風機20を弾性支持した状態で設けることにより、送風機20から発生する振動をシートバック2の骨格(バックフレーム2F)に伝えにくくすることができる。
また、ランバプレート11は、シートバック2の骨格(バックフレーム2F)に制振材(クリップ13A,13B)を介して組み付けられたバネワイヤ12により弾性支持された状態として設けられている。送風機20は、上記バネワイヤ12に組み付けられることで更に弾性支持された状態として設けられている。このような構成となっていることにより、送風機20から発生する振動をシートバック2の骨格(バックフレーム2F)に更に伝えにくくすることができる。
また、バネワイヤ12は、高さ方向に延びる左右一対の縦ワイヤ部12Aを備えた形状とされている。送風機20は、バネワイヤ12の左右一対の縦ワイヤ部12A間に架け渡された樹脂板21の背面に取り付けられている。このような構成となっていることにより、送風機20をランバプレート11より前に張り出させないように設けることができ、送風機20をよりシートバック2の乗り心地を阻害しない状態に設けることができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「乗物用シート」は、自動車の運転席以外のシートにも適用することができる他、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。
また、送風機は、ランバプレートとシートバックの上部骨格をなすアッパフレームとの間の高さ領域内に弾性支持された状態として設けられればよく、ランバプレートやアッパフレームに弾性支持されて設けられるものであってもよい。その際、送風機を取り付けの対象物に対して弾性支持した状態に設ける方法としては、バネを介して取り付ける方法などが挙げられる。また、上記実施例では、本発明における送風機がシートバックの背凭れ面から空気を吸い込む機能をするように設けられたものを例示したが、送風機はシートバックの背凭れ面に空気を送り出す機能をするように設けられるものであってもよい。
また、制振材は、樹脂材の他、ゴム材や布材などの、バネワイヤからシートバックの骨格に伝達される振動を減衰させたり増幅を防いだりすることで低減させるように機能するものであればよく、特定材料から成る構造物に限定されるものではない。
また、送風機を樹脂板によってシートバック内に片持ち状に弾性支持した状態に設ける場合において、樹脂板自体は必ずしもシートバックに対して片持ち状に取り付けられている必要はない。送風機は、あくまでもそれ自体が片持ち状に弾性支持された状態として設けられていれば良く、樹脂板の形状を送風機の取り付け箇所のみを部分的に張り出させて片持ち状にしたり、送風機の取り付け箇所のみを片持ち状に区画するように切り込みを入れたものなど、樹脂板に対して片持ち状に弾性支持される形態となっているものであればよい。その際、樹脂板に入れる切込みは、横向きに入れられるものであっても縦向きに入れられるものであってもどちらでもよい。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
2F バックフレーム
2Fa サイドフレーム
2Fb アッパフレーム
2Fc ロアプレート
3 シートクッション
10 バックバネ
11 ランバプレート
11A 引掛け部
11B 下縁部
12 バネワイヤ
12A 縦ワイヤ部
12A1 第1縦片
12A2 内折れ片
12A3 第2縦片
12A4 外折れ片
12B 横ワイヤ部
12B1 中央部
12B2 サイド部
13A クリップ(制振材)
13B クリップ(制振材)
14 硬さ調整機構
14A 電動モータ
14B ケーブル
20 送風機
20A 吸気口
21 樹脂板
21A 貫通孔
21B スリット
22 シール材

Claims (4)

  1. シートバック内に送風機が設けられた乗物用シートであって、
    前記シートバック内には着座乗員の腰部を後方側から弾性支持可能なランバプレートが設けられており、
    前記送風機が前記ランバプレートと前記シートバックの上部骨格をなすアッパフレームとの間の高さ領域内に弾性支持された状態として設けられていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記送風機が前記高さ領域内に片持ち状に弾性支持された状態として設けられていることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記ランバプレートは、前記シートバックの骨格に制振材を介して組み付けられたバネワイヤにより弾性支持された状態として設けられており、
    前記送風機が前記バネワイヤに組み付けられることで更に弾性支持された状態として設けられていることを特徴とする乗物用シート。
  4. 請求項3に記載の乗物用シートであって、
    前記バネワイヤは、高さ方向に延びる左右一対の縦ワイヤ部を備えた形状とされ、
    前記送風機が前記バネワイヤの前記左右一対の縦ワイヤ部間に架け渡された樹脂板の背面に取り付けられていることを特徴とする乗物用シート。
JP2014091061A 2014-04-25 2014-04-25 乗物用シート Expired - Fee Related JP5989706B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014091061A JP5989706B2 (ja) 2014-04-25 2014-04-25 乗物用シート
DE102015207208.8A DE102015207208A1 (de) 2014-04-25 2015-04-21 Fahrzeugsitz
US14/692,021 US9796307B2 (en) 2014-04-25 2015-04-21 Vehicle seat having a backrest with a fan and a lumber plate
CN201510198449.8A CN105015387B (zh) 2014-04-25 2015-04-24 交通工具用座椅

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014091061A JP5989706B2 (ja) 2014-04-25 2014-04-25 乗物用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015209062A true JP2015209062A (ja) 2015-11-24
JP5989706B2 JP5989706B2 (ja) 2016-09-07

Family

ID=54261973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014091061A Expired - Fee Related JP5989706B2 (ja) 2014-04-25 2014-04-25 乗物用シート

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9796307B2 (ja)
JP (1) JP5989706B2 (ja)
CN (1) CN105015387B (ja)
DE (1) DE102015207208A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018024314A (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 テイ・エス テック株式会社 シートフレーム
JP2018144605A (ja) * 2017-03-03 2018-09-20 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート
US11993187B2 (en) 2020-04-22 2024-05-28 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6213403B2 (ja) * 2014-07-08 2017-10-18 マツダ株式会社 車両のシート構造
CN106488725B (zh) * 2014-07-17 2020-05-15 捷温股份有限公司 具有一体式风机的流体分配***件
JP6627607B2 (ja) * 2016-03-28 2020-01-08 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
US10166894B2 (en) * 2016-06-09 2019-01-01 Ford Global Technologies, Llc Seatback comfort carrier
WO2018025797A1 (ja) * 2016-08-05 2018-02-08 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
CN106183935B (zh) * 2016-08-05 2019-03-08 延锋安道拓座椅有限公司 一种混合材料的座椅骨架及其形成工艺
WO2018029899A1 (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 テイ・エス テック株式会社 シートフレーム
US11279272B2 (en) * 2017-03-01 2022-03-22 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat
US10596936B2 (en) * 2017-05-04 2020-03-24 Ford Global Technologies, Llc Self-retaining elastic strap for vent blower attachment to a back carrier
US10836286B2 (en) * 2019-01-30 2020-11-17 Ford Global Technologies, Llc Modular suspension seatback with integrated upper and lower supports
CN112406652B (zh) * 2019-08-20 2023-09-29 安道拓工程技术知识产权有限公司 座椅靠背的靠背板安装结构及交通工具用座椅
DE102019123681A1 (de) * 2019-09-04 2021-03-04 Brose Fahrzeugteile SE & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg Morphende Sitzbank

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003165325A (ja) * 2001-11-30 2003-06-10 Denso Corp 車両用シート空調装置および空調装置内蔵型車両用シート
JP2010188996A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Wet Automotive Syst Ag 車両シート用空調装置
JP2013233860A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Toyota Boshoku Corp 車両用シート

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5927817A (en) * 1997-08-27 1999-07-27 Lear Corporation Ventilated vehicle seat assembly
US20060087160A1 (en) * 2004-10-25 2006-04-27 Hanh Dong Apparatus for providing fluid through a vehicle seat
US8226166B2 (en) * 2004-12-23 2012-07-24 Schukra Geraetebau Gmbh Seating element and seating system
JP4926078B2 (ja) * 2005-02-07 2012-05-09 エル アンド ピー プロパティ マネジメント カンパニー 自動車用換気、温度調節および人間工学的コンフォート・システム
US7607739B2 (en) * 2006-05-08 2009-10-27 Lear Corporation Air routing system and method for use with a vehicle seat
US7614696B2 (en) * 2006-12-11 2009-11-10 Schukra Of North America Lumbar system for climate seating
JP5188884B2 (ja) 2008-06-03 2013-04-24 トヨタ紡織株式会社 車両用シート
US8454090B2 (en) * 2009-09-14 2013-06-04 Leggett & Platt Canada Co. Pelvic and lumbar support system
US8727434B2 (en) * 2011-04-07 2014-05-20 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Vehicle seat

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003165325A (ja) * 2001-11-30 2003-06-10 Denso Corp 車両用シート空調装置および空調装置内蔵型車両用シート
JP2010188996A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Wet Automotive Syst Ag 車両シート用空調装置
JP2013233860A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Toyota Boshoku Corp 車両用シート

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018024314A (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 テイ・エス テック株式会社 シートフレーム
JP2018144605A (ja) * 2017-03-03 2018-09-20 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート
US10625565B2 (en) 2017-03-03 2020-04-21 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Vehicle seat
US11993187B2 (en) 2020-04-22 2024-05-28 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat

Also Published As

Publication number Publication date
JP5989706B2 (ja) 2016-09-07
US20150306999A1 (en) 2015-10-29
CN105015387B (zh) 2017-07-04
DE102015207208A1 (de) 2015-10-29
CN105015387A (zh) 2015-11-04
US9796307B2 (en) 2017-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5989706B2 (ja) 乗物用シート
JP2015067151A (ja) 乗物用シート
JP2017226376A (ja) 乗物用シート
JP2017149236A (ja) 乗物用シート
JP6822317B2 (ja) 乗物用シート
JP5402180B2 (ja) 車両用シート
JP6221921B2 (ja) 乗物用シート
JP5989856B2 (ja) 乗物用シート
JP5932007B2 (ja) 乗物用シート
JP2014240240A (ja) 支持体
JP6086302B2 (ja) 不等分割式の車両用シート構造
JP2022147823A (ja) 乗物用シート及び乗物用シートの製造方法
JP4141939B2 (ja) 自動車の座席
JP6240276B2 (ja) 乗物用シート
JP7397300B2 (ja) 乗物用シート及び製造方法
JP2015042518A (ja) 乗物用シート
JP2018039506A (ja) 乗物用シート
JP5584610B2 (ja) 乗物用シート
JP6696346B2 (ja) 乗物用シート
JP2014196107A (ja) 乗物用シート
JP3636610B2 (ja) 自動車用シートのシートバック緩衝構造
JP2014108724A (ja) 乗物用シート
JP5614042B2 (ja) 車両用シート
JP2014212976A (ja) 乗物用シート
JP2022187384A (ja) 乗物用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5989706

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees