JP2015208896A - 凹版印刷機 - Google Patents

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阿部 敬一
Keiichi Abe
敬一 阿部
佐野 博之
Hiroyuki Sano
博之 佐野
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Abstract

【課題】凹版胴の軸方向両端側に生成するインキ帯の堆積を抑制することが容易にできる凹版印刷機を提供する。
【解決手段】機能性パターンの絵柄の溝を形成されたスリーブ版101を外周に装着された凹版胴113と、凹版胴113の軸方向に沿って先端側をスリーブ版101に当接させるように配設されてインキをスリーブ版101の溝内に入れ込むドクタブレード114と、凹版胴113のスリーブ版101の溝内に入れ込まれたインキが転写される基材1を保持する基材テーブル116とを備えている凹版印刷機100において、ドクタブレード114の先端側の、凹版胴113の軸方向両端側が、ドクタブレード114の先端側の、凹版胴113の軸方向中央部分よりも、凹版胴113の回転方向上流側に位置するように、ドクタブレード114が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、基材に機能性パターンを形成する凹版印刷機に関する。
プリンテッドエレクトロニクス(PE)分野においては、凹版印刷機の適用が検討されている。例えば、テーブル上にシート状の基材を配置して印刷するフラットベッドタイプにおいては、配線パターン等の機能性パターンの絵柄を形成されたスリーブ版(凹版)を外周に装着した凹版胴を回転させながらドクタブレードで当該凹版胴の上記絵柄の溝にインキを入れ込むと共に、ブランケットを外周に巻き付けたブランケット胴を上記凹版胴に対接させながら回転させることにより、上記凹版胴の上記スリーブ版の上記絵柄の上記溝からインキを上記ブランケット胴の上記ブランケット上に転写した後、前記テーブルの前記基材上で上記ブランケット胴を転動させることにより、当該ブランケット胴の上記ブランケット上の前記インキを当該基材上に転写して印刷することができるようになっている(例えば、下記特許文献1等参照)。
特開2005−186597号公報
前述したような従来の凹版印刷機においては、前記ドクタブレードで前記凹版胴の前記スリーブ版の前記溝内に入り切らなかったインキが、当該ドクタブレードの長手方向両端側から流出することにより、当該凹版胴の回転に伴って、当該凹版胴の周面上の軸方向両端側に環状のインキ帯を生成し、徐々に堆積して堰状にまで大きくなってしまうと、垂れ落ちて印刷不良等の不具合を発生させてしまうおそれがある。このため、作業者が印刷運転を適宜停止して、前記凹版胴に生じた上記インキ帯を拭き取り除去しなければならず、非常に手間がかかってしまうと共に、運転効率の低下を招いてしまっていた。
このようなことから、本発明は、凹版胴の軸方向両端側に生成するインキ帯の堆積を抑制することが容易にできる凹版印刷機を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、本発明に係る凹版印刷機は、機能性パターンの絵柄の溝を外周に有する凹版胴と、前記凹版胴の軸方向に沿って先端側を当該凹版胴に当接させるように配設されてインキを当該凹版胴の前記溝に入れ込むドクタブレードと、前記凹版胴の前記溝に入れ込まれたインキが転写される基材を保持する基材保持手段とを備えている凹版印刷機において、前記ドクタブレードの先端側の、前記凹版胴の軸方向両端側が、当該ドクタブレードの先端側の、当該凹版胴の軸方向中央部分よりも、当該凹版胴の回転方向上流側に位置するように、当該ドクタブレードが形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る凹版印刷機は、上述した凹版印刷機において、前記ドクタブレードの先端側が、前記凹版胴の軸方向中央部分から両端側へ向かうにしたがって当該凹版胴の回転方向上流側に位置するように形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る凹版印刷機は、上述した凹版印刷機において、前記凹版胴の軸方向に沿って先端側を前記凹版胴に当接させるように配設された補助ドクタブレードを備え、前記補助ドクタブレードの先端側の、前記凹版胴の軸方向両端側が、前記ドクタブレードの先端側の、前記凹版胴の軸方向両端側よりも軸方向中央側に位置するように、当該補助ドクタブレードが設定されていることを特徴とする。
本発明に係る凹版印刷機によれば、ドクタブレードの先端側の、凹版胴の軸方向両端側が、ドクタブレードの先端側の、凹版胴の軸方向中央部分よりも、凹版胴の回転方向上流側に位置するように、ドクタブレードが形成されていることから、ドクタブレードの先端側の、前記軸方向両端側から前記軸方向外側へ向かってインキが漏出することを大幅に抑制することができるので、凹版胴の軸方向両端側に生成するインキ帯の堆積を抑制することが容易にできる。
本発明に係る凹版印刷機の主な実施形態の概略構成図である。 図1の矢線II方向から見た図である。 図2の矢線 III方向から見た図である。 図3のIV‐IV線断面矢線視図である。 本発明に係る凹版印刷機の他の実施形態のドクタブレードの概略構成図である。
本発明に係る凹版印刷機の実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は図面に基づいて説明する以下の実施形態のみに限定されるものではない。
〈主な実施形態〉
本発明に係る凹版印刷機の主な実施形態を図1〜4に基づいて説明する。
図1,2に示すように、ベッド111上面の一方端側(図1中、左側)には、対をなす固定フレーム112が当該ベッド111の一方端側と他方端側(図1中、右側)とを結ぶ方向と直交する水平方向(図1中、紙面垂直方向、図2中、左右方向)で対向するようにして立設されている。対向する前記固定フレーム112間の上方側には、配線パターン等の機能性パターンの絵柄を外周に有するように当該絵柄を形成された円筒型をなすスリーブ版(凹版)101を外周に装着された凹版胴113が、対向する当該固定フレーム112間を結ぶ方向へ軸方向を向けて回転可能に支持されている。
対向する前記固定フレーム112間の上方側には、前記凹版胴113の軸方向に沿って長手方向を向けたドクタブレード114及び補助ドクタブレード115が配設されており、当該ドクタブレード114及び当該補助ドクタブレード115は、その先端側(図1,2中、下方側)を上記凹版胴113の上方側の外周面に対して当接させるように上記固定フレーム112にそれぞれ支持されている。
前記ドクタブレード114と前記補助ドクタブレード115とは、前記凹版胴113の上方側において、当該凹版胴113の回転方向に対して、当該ドクタブレード114が当該補助ドクタブレード115よりも上流側に位置するように、言い換えると、当該補助ドクタブレード115が当該ドクタブレード114よりも下流側に位置するように、それぞれ配設されている。
図2〜4に示すように、前記ドクタブレード114は、前記凹版胴113の外周面に対して当該凹版胴113の軸方向にわたって先端側を当接させる板状をなすブレード本体114aと、前記固定フレーム112に支持されて前記ブレード本体114aの基端側を差し込まれて保持する溝部114baを形成されたブレードホルダ114bと、前記ブレードホルダ114bの上面及び下面で対をなすように長手方向に沿って複数組(本実施形態では5組)設けられて当該ブレードホルダ114bの前記溝部114baに差し込まれた前記ブレード本体114aを厚さ方向に挟み込んで保持するホロセット(袋ねじ)114cとを備えてなっている。
そして、前記ドクタブレード114の前記ホロセット114cは、前記ブレード本体114aの先端側が、前記凹版胴113の軸方向両端側ほど軸方向中央部分よりも当該凹版胴113の回転方向上流側に位置する湾曲形状をなすように、すなわち、前記凹版胴113の軸方向中央部分ほど軸方向両端側よりも当該凹版胴113の回転方向下流側に位置する湾曲形状をなすように、言い換えると、前記凹版胴113の軸方向中央部分から両端側へ向かうにしたがって当該凹版胴113の回転方向上流側に位置する湾曲形状をなすように、すなわち、前記凹版胴113の軸方向両端側から中央部分へ向かうにしたがって当該凹版胴113の回転方向下流側に位置する湾曲形状をなすように、当該ブレード本体114aの基端側を挟持している。
つまり、前記ドクタブレード114の前記ブレード本体114aは、前記凹版胴113の軸方向両端側の先端側が、前記凹版胴113の軸方向中央部分の先端側よりも当該凹版胴113の回転方向上流側に位置するように、言い換えると、前記凹版胴113の軸方向中央部分の先端側が、前記凹版胴113の軸方向両端側の先端側よりも当該凹版胴113の回転方向下流側に位置するように、前記ブレードホルダ114bに対する前記ホロセット114cの螺合状態によって形成されているのである。
また、前記補助ドクタブレード115は、前記凹版胴113の外周面に対して当該凹版胴113の軸方向にわたって先端側を当接させる板状をなすブレード本体115aと、前記固定フレーム112に支持されて前記ブレード本体115aの基端側を差し込まれて保持する溝部を形成されたブレードホルダ115bと、前記ブレードホルダ115bの上面及び下面で対をなすように長手方向に沿って複数組(本実施形態では5組)設けられて当該ブレードホルダ115bの前記溝部に差し込まれた前記ブレード本体115aを厚さ方向に挟み込んで保持するホロセット(袋ねじ)115cとを備えてなっている。
そして、前記補助ドクタブレード115の前記ブレード本体115aは、先端側の、前記凹版胴113の軸方向の長さが、前記ドクタブレード114の前記ブレード本体114aの先端側の、前記凹版胴113の軸方向の長さよりも短く設定されており、先端側の、前記凹版胴113の軸方向両端側が、上記ドクタブレード114の上記ブレード本体114aの先端側の、前記凹版胴113の軸方向両端側よりも軸方向中央側に位置すると共に、先端側が前記凹版胴113の軸方向に沿って平行となるように、基端側が前記ホロセット115cに挟持されて前記ブレードホルダ115bに保持されている。
図1に示すように、前記ベッド111上面の他方端側(図1中、右側)には、シート状の基材1を保持する基材保持手段である基材テーブル116が配設されている。前記固定フレーム112と前記基材テーブル116との間の前記ベッド111上には、当該固定フレーム112の対向方向で対をなすガイドレール117が当該ベッド111の一方端側と他方端側とを結ぶ方向(図1中、左右方向)の略全長にわたって敷設されている。
対をなす前記ガイドレール117には、当該ガイドレール117の長手方向に沿ってスライド移動可能なスライド部材118がそれぞれ係合しており、当該スライド部材118は、図示しないスライド部材駆動手段(例えば、リニアモータ等)によって当該ガイドレール117に沿ってスライド移動することができるようになっている。前記スライド部材118上には、スライドフレーム119がそれぞれ立設されており、当該スライドフレーム119は、対向方向で対をなしている。
前記スライドフレーム119には、偏心軸受120が対向して対をなすようにそれぞれ回動可能に設けられている。対向する前記偏心軸受120間には、前記版胴113の軸方向と平行な方向に沿って軸方向を向けたブランケット胴121が回転可能に支持されている。
前記偏心軸受120は、図示しない偏心軸受駆動手段(例えば、エアシリンダ等のアクチュエータ等)によって、前記スライドフレーム119に対して回動して位置決めできるようになっており、当該駆動手段を作動させることにより、上記スライドフレーム119が前記ベッド111の一方端側(図1中、左側)に位置しているときに(図1中、左側の実線位置)、上記ブランケット胴121を、前記凹版胴113の外周面の前記スリーブ版101に対接させると共に前記基材テーブル116上の前記基材1から離反させる上方位置(図1中、点線位置)と、前記凹版胴113の外周面の前記スリーブ版101から離反させると共に前記基材テーブル116上の前記基材1に対接させる下方位置(図1中、二点鎖線位置)とに切り換えできると共に、上記スライドフレーム119が前記ベッド111の他方端側(図1中、右側)に位置しているとき(図1中、右側の二点鎖線位置)、上記ブランケット胴121を、前記基材テーブル116上の前記基材1に対して対接離反させることができるようになっている。
このような本実施形態に係る凹版印刷機100においては、前記基材テーブル116上の規定位置に基材1を載置し、前記凹版胴113の前記スリーブ版101の外周面と前記ドクタブレード114の先端側との間にインキを充填した後、前記ブランケット胴121を、前記凹版胴113の前記スリーブ版101に対接させると共に前記基材テーブル116上に載置された前記基材1から離反させるように、前記駆動手段を作動させることにより、前記スライド部材118を介して前記スライドフレーム119を前記ガイドレール117に沿って前記ベッド111の一方端側へスライド移動させると共に前記偏心軸受120を前記スライドフレーム119に対して回動させる。
そして、前記凹版胴113及び前記ブランケット胴121を回転させると、前記ドクタブレード114の前記ブレード本体114aの先端側によって、当該凹版胴113の前記スリーブ版101の溝内にインキが入れ込まれる。
このとき、前記ドクタブレード114の前記ブレード本体114aの先端側が、前記凹版胴113の軸方向両端側ほど軸方向中央部分よりも当該凹版胴113の回転方向上流側に位置する湾曲形状をなす、すなわち、前記凹版胴113の軸方向中央部分ほど軸方向両端側よりも当該凹版胴113の回転方向下流側に位置する湾曲形状をなす、言い換えると、前記凹版胴113の軸方向中央部分から両端側へ向かうにしたがって当該凹版胴113の回転方向上流側に位置する湾曲形状をなす、すなわち、前記凹版胴113の軸方向両端側から中央部分へ向かうにしたがって当該凹版胴113の回転方向下流側に位置する湾曲形状をなしていることから、当該凹版胴113の前記スリーブ版101の前記溝内に入り込みきれない前記インキは、上記ブレード本体114aの前記両端側から前記中央部分へ向かって移動するように誘導されるので、当該ブレード本体114aの前記軸方向両端側から前記軸方向外側へ向かって漏出してしまうことはない。
ここで、前記ドクタブレード114の前記ブレード本体114aの先端側が、上述したように湾曲形状をなしているため、前記軸方向中央部分において、前記凹版胴113の前記スリーブ版101との間に僅かに隙間を生じていることから、当該凹版胴113の当該スリーブ版101の前記溝内に入り込みきれなかった前記インキは、上記隙間から前記凹版胴113の回転方向下流側へ流出する。
前記ドクタブレード114の前記ブレード本体114aの先端側と前記凹版胴113の前記スリーブ版101との間の上記隙間から流出したインキは、前記補助ドクタブレード115の前記ブレード本体115aの先端側に受け止められ、当該補助ドクタブレード115の当該ブレード本体115aの先端側によって、前記凹版胴113の前記スリーブ版101の前記溝内にさらに確実に入れ込まれる。
このとき、前記補助ドクタブレード115の前記ブレード本体115aの先端側が、前記凹版胴113の軸方向に沿って平行となっていることから、当該凹版胴113の前記スリーブ版101の前記溝内に入り込みきれなかった前記インキは、上記ブレード本体115aの前記軸方向両端側から前記軸方向外側へ漏出し、当該凹版胴113の回転方向下流側へ流出する。
そして、前記補助ドクタブレード115の前記ブレード本体115aの先端側の、前記凹版胴113の軸方向の長さが、前記ドクタブレード114の前記ブレード本体114aの先端側の、前記凹版胴113の軸方向の長さよりも短く設定され、当該ブレード本体115aの先端側の、前記凹版胴113の軸方向両端側が、上記ドクタブレード114の上記ブレード本体114aの先端側の、前記凹版胴113の軸方向両端側よりも軸方向中央側に位置することから、上記補助ドクタブレード115の上記ブレード本体115aの前記軸方向両端側から漏出した前記インキは、上記凹版胴113の回転に伴って、上記ドクタブレード114の上記ブレード本体114aの先端側の前記軸方向両端側に掻き取られて回収される。
これにより、前記凹版胴113の軸方向両端側に環状のインキ帯が堆積してしまうことを著しく抑制できる。
このようにして前記凹版胴113の前記スリーブ版101の溝内に入れ込まれたインキは、当該溝の形状に対応して前記ブランケット胴121の外周面に転写される。
そして、前記凹版胴113の前記スリーブ版101の前記溝から前記ブランケット胴121のブランケットにインキが転写されたら、前記基材テーブル116上の基材1の、前記ベッド111の一方端側の端部上に当該ブランケット胴121を位置させるように前記駆動手段を作動させて、前記スライド部材118を介して前記スライドフレーム119を前記ガイドレール117に沿ってスライド移動させる。
次に、前記ブランケット胴121を前記基材テーブル115上の基材1に当接させるように前記駆動手段を作動させて、前記偏心軸受120を回動させた後、基材1の、前記ベッド111の他方端側の端部にまで当該ブランケット胴121を移動させるように前記駆動手段を作動させて、前記スライド部材118を介して前記スライドフレーム119を前記ガイドレール117に沿ってスライド移動させることにより、当該ブランケット胴121を基材1上で転動させて、前記凹版胴113の前記スリーブ版101から転写された当該ブランケット胴121のブランケット上のインキを基材1に転写する。
このようにして前記凹版胴113の前記スリーブ版101から転写された前記ブランケット胴121のブランケット上のインキを基材1に転写したら、当該ブランケット胴121を基材1から離反させるように前記駆動手段を作動させて、前記偏心軸受120を回動させる。
そして、前記基材テーブル116上の基材1を交換し、以下、上述と同様な作動を繰り返すことにより、配線パターン等の機能性パターンの絵柄を基材1に対して印刷することが連続して実施できる。
したがって、本実施形態に係る凹版印刷機100によれば、前記凹版胴113の軸方向両端側に生成するインキ帯の堆積を抑制することが容易にできる。
また、前記凹版胴113から拭き取り除去するインキ量を著しく低減することができるので、無駄となるインキ量を大幅に削減することができ、ランニングコストの低減を図ることができる。
また、前記ドクタブレード114及び前記補助ドクタブレード115が、前記ブレードホルダ114b,115bに対する前記ホロセット114c,115cの螺合状態を調整することにより、前記ブレード本体114a,115aの先端側の形状を調整することができるので、インキの粘度等の物性値や、インキの転写速度等の印刷条件等に対応して、前記ドクタブレード114及び前記補助ドクタブレード115の前記ブレード本体114a,115aの先端側を最適な形状に調整することが容易にでき、前記凹版胴113の軸方向両端側に生成するインキ帯の堆積をより確実に抑制することが容易にできる。
〈他の実施形態〉
なお、前述した実施形態においては、前記ガイドレール117に対して前記スライド部材118をリニアモータ等のスライド部材移動手段によりスライド移動させるようにしたが、他の実施形態として、前記ガイドレール117に代えて、例えば、ボールねじ軸を適用し、当該ボールねじ軸に螺合する移動部材に前記スライドフレーム119を立設し、当該ボールねじ軸を駆動モータ等で回転させることにより、前記スライドフレーム119をスライド移動させるようにすることも可能である。
また、前述した実施形態においては、前記凹版胴113及び前記基材テーブル116に対して前記ブランケット胴121を前記ブランケット胴移動手段で移動させることにより、基材1に対してインキを転写するようにしたが、他の実施形態として、例えば、前記ブランケット胴121に対して前記凹版胴113及び前記基材テーブル116を移動させることにより、基材1に対してインキを転写させるようにすることも可能である。
また、前述した実施形態においては、前記凹版胴113の前記スリーブ版101の前記溝内に入れ込まれたインキを前記ブランケット胴121を介して前記基材1に転写するようにしたオフセット方式に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、他の実施形態として、例えば、前記ブランケット胴121等を省略し、前記凹版胴113の前記スリーブ版101の前記溝内に入れ込まれたインキを前記基材1に直接転写するようにした直刷り方式に適用することも可能である。
また、前述した実施形態においては、ブレード本体114aの先端側が、前記凹版胴113の軸方向両端側ほど軸方向中央部分よりも当該凹版胴113の回転方向上流側に位置する湾曲形状をなす、言い換えると、前記凹版胴113の軸方向中央部分ほど軸方向両端側よりも当該凹版胴113の回転方向下流側に位置する湾曲形状をなすドクタブレード114を適用した場合について説明したが、他の実施形態として、例えば、図5Aに示すように、先端側が、凹版胴の軸方向両端側ほど軸方向中央部分よりも当該凹版胴の回転方向上流側に位置するV字状をなす、言い換えると、凹版胴の軸方向中央部分ほど軸方向両端側よりも当該凹版胴の回転方向下流側に位置するV字状をなすドクタブレード214や、図5Bに示すように、凹版胴の軸方向両端側の先端側が、凹版胴の軸方向中央部分の先端側よりも当該凹版胴の回転方向上流側に位置するように、言い換えると、凹版胴の軸方向中央部分の先端側が、凹版胴の軸方向両端側の先端側よりも当該凹版胴の回転方向下流側に位置するように、略コ字状に形成されたドクタブレード314を適用することも可能である。
また、前述した実施形態においては、先端側と前記凹版胴113の前記スリーブ版101との間に僅かな隙間を生じるブレード本体114aを備えるドクタブレード114の場合について説明したが、他の実施形態として、例えば、前記凹版胴113の前記スリーブ版101との間に隙間を生じることがないように先端側を形成されたブレード本体を備えるドクタブレードを適用すれば、補助ドクタブレードを省略することも可能である。
本発明に係る凹版印刷機は、凹版胴の軸方向両端側に生成するインキ帯の堆積を抑制することが容易にできるので、プリンテッドエレクトロニクス(PE)分野を始めとする各種印刷産業において、極めて有益に利用することができる。
1 基材
100 凹版印刷機
101 スリーブ版(凹版)
111 ベッド
112 固定フレーム
113 凹版胴
114 ドクタブレード
114a ブレード本体
114b ブレードホルダ
114ba 溝部
114c ホロセット(袋ねじ)
115 補助ドクタブレード
115a ブレード本体
115b ブレードホルダ
115c ホロセット(袋ねじ)
116 基材テーブル
117 ガイドレール
118 スライド部材
119 スライドフレーム
120 偏心軸受
121 ブランケット胴
214,314 ドクタブレード

Claims (3)

  1. 機能性パターンの絵柄の溝を外周に有する凹版胴と、
    前記凹版胴の軸方向に沿って先端側を当該凹版胴に当接させるように配設されてインキを当該凹版胴の前記溝に入れ込むドクタブレードと、
    前記凹版胴の前記溝に入れ込まれたインキが転写される基材を保持する基材保持手段と
    を備えている凹版印刷機において、
    前記ドクタブレードの先端側の、前記凹版胴の軸方向両端側が、当該ドクタブレードの先端側の、当該凹版胴の軸方向中央部分よりも、当該凹版胴の回転方向上流側に位置するように、当該ドクタブレードが形成されている
    ことを特徴とする凹版印刷機。
  2. 請求項1に記載の凹版印刷機において、
    前記ドクタブレードの先端側が、前記凹版胴の軸方向中央部分から両端側へ向かうにしたがって当該凹版胴の回転方向上流側に位置するように形成されている
    ことを特徴とする凹版印刷機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の凹版印刷機において、
    前記凹版胴の軸方向に沿って先端側を前記凹版胴に当接させるように配設された補助ドクタブレードを備え、
    前記補助ドクタブレードの先端側の、前記凹版胴の軸方向両端側が、前記ドクタブレードの先端側の、前記凹版胴の軸方向両端側よりも軸方向中央側に位置するように、当該補助ドクタブレードが設定されている
    ことを特徴とする凹版印刷機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110126449A (zh) * 2018-02-02 2019-08-16 夏普株式会社 刮刀以及印刷装置

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CN110126449A (zh) * 2018-02-02 2019-08-16 夏普株式会社 刮刀以及印刷装置

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