JP2015207126A - 通信端末及びそれを用いた自動火災報知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】P型でありながらもR型の機能を付加することが可能な通信端末及びそれを用いた自動火災報知システムを提供する。【解決手段】第2の子機4(通信端末)は、同期信号(第1信号)を受信する第1受信回路48と、データ(第2信号)を受信する第2受信回路49とを有している。各受信回路48,49は、一対の電線51,52間に並列に接続されている。第1受信回路48及び第2受信回路49は、直流成分を遮断して伝送信号を通過させるコンデンサC1,C2(フィルタ)をそれぞれ有している。そして、第1受信回路48の第1コンデンサC1は、第2受信回路49の第2コンデンサC2よりもデータに対する入力インピーダンスが大きく、第2受信回路49の第2コンデンサC2よりも同期信号に対する入力インピーダンスが小さい。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に通信端末及びそれを用いた自動火災報知システム、より詳細には、親機と子機とが一対の電線を介して電気的に接続された自動火災報知システムに用いられる通信端末及びそれを用いた自動火災報知システムに関する。
従来、この種の自動火災報知システム(自火報システム)として、P型(Proprietary-type)とR型(Record-type)との2種類のシステムが存在する。P型、R型のいずれであっても、自動火災報知システムは、熱感知器や煙感知器や炎感知器等からなる子機にて火災の発生を検知し、受信機からなる親機へ子機から火災発生の通知が為されるように構成されている。
P型の自動火災報知システムは、子機が一対の電線間を電気的に短絡することで、受信機からなる親機に火災発生を通知する。R型の自動火災システムは、伝送線を伝送される伝送信号を用いて、子機が通信により親機に火災発生を通知する。一般的に、R型の自動火災報知システムは大規模の建物に用いられ、中規模以下の建物には、施工の容易性などからP型の自動火災報知システムが用いられることが多い。
例えば特許文献1には、P型の自動火災報知システムとして、親機である火災受信機より導出した複数の感知器回線に、子機である火災感知器を複数台接続した構成のシステムが開示されている。特許文献1に記載の自動火災報知システムでは、子機は、子機自身の異常検出時に、火災検出時に親機に出力すべき火災信号と同一の信号フォーマットをなす異常検出信号を、火災信号の出力時間とは異なる所定時間の間出力するように構成されている。親機は、異常検出信号が入力されたときには、この信号の入力時間の違いによって火災信号の入力と区別して、所定の警報動作をする。
特開2002−8154号公報
しかしながら、上記従来例では、R型のシステムのように伝送信号を子機が受信することができないため、伝送信号を用いた通信により親機から子機へ種々のデータを伝送することはできない。そのため、上記従来例では、例えば自動試験など、R型のシステムに搭載されている機能を付加することはできない。
本発明は、上記の点に鑑みて為されており、P型でありながらもR型の機能を付加することが可能な通信端末及びそれを用いた自動火災報知システムを提供することを目的とする。
本発明の通信端末は、一対の電線に電気的に接続され、前記一対の電線間に印加される電圧の変化を伝送信号として受信する受信回路を備え、前記受信回路は、前記伝送信号のうち第1信号を受信する第1受信回路と、前記伝送信号のうち前記第1信号よりも幅の短い第2信号を受信する第2受信回路とを有し、前記第1受信回路及び前記第2受信回路は、前記一対の電線間に並列に接続され、前記第1受信回路及び前記第2受信回路は、直流成分を遮断して前記伝送信号を通過させるフィルタをそれぞれ有し、前記第1受信回路のフィルタは、前記第2受信回路のフィルタよりも前記第2信号に対する入力インピーダンスが大きく、前記第2受信回路のフィルタよりも前記第1信号に対する入力インピーダンスが小さいことを特徴とする。
本発明の自動火災報知システムは、上記の通信端末と、前記一対の電線間に電圧を印加する印加部を有した親機とを備え、前記親機は、前記伝送信号を送信する送信部を備えることを特徴とする。
本発明の通信端末は、P型でありながらもR型の機能を付加することができる。
本発明の自動火災報知システムは、P型でありながらもR型の機能を付加することができる。
本発明の実施形態に係る通信端末の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る自動火災報知システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る自動火災報知システムの全体構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る自動火災報知システムの自動試験時の動作の説明図である。 本発明の実施形態に係る自動火災報知システムの発報時の動作の説明図である。 本発明の実施形態に係る通信端末の同期信号の受信時の動作の説明図である。 本発明の実施形態に係る通信端末のデータの受信時の動作の説明図である。
本発明の実施形態に係る通信端末(第2の子機4)は、図1に示すように、受信回路45を備えている。受信回路45は、一対の電線51,52に電気的に接続され、一対の電線51,52間に印加される電圧の変化を伝送信号として受信する。受信回路45は、伝送信号のうち同期信号(第1信号)を受信する第1受信回路48と、伝送信号のうち第1信号よりも幅の短いデータ(第2信号)を受信する第2受信回路49とを有している。また、第1受信回路48及び第2受信回路49は、一対の電線51,52間に並列に接続されている。
第1受信回路48及び第2受信回路49は、直流成分を遮断して伝送信号を通過させるコンデンサC1,C2(フィルタ)をそれぞれ有している。そして、第1受信回路48のフィルタ(第1コンデンサC1)は、第2受信回路49のフィルタ(第2コンデンサC2)よりもデータ(第2信号)に対する入力インピーダンスが大きい。また、第1受信回路48のフィルタ(第1コンデンサC1)は、第2受信回路49のフィルタ(第2コンデンサC2)よりも同期信号(第1信号)に対する入力インピーダンスが小さい。
また、本発明の実施形態に係る自動火災報知システム1は、図2に示すように、第2の子機4(通信端末)と、一対の電線51,52間に電圧を印加する印加部21を有した親機2とを備えている。そして、親機2は、伝送信号を送信する送信部24を備えている。
以下、本実施形態の通信端末(第2の子機4)及び自動火災報知システム1について詳細に説明する。但し、以下に説明する構成は、本発明の一例に過ぎず、本発明は下記の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(全体構成)
まず、本実施形態の自動火災報知システム1全体の構成について説明する。なお、以下では、本実施形態の自動火災報知システム1を集合住宅(マンション)に適用する場合について説明している。勿論、本実施形態の自動火災報知システム1は、集合住宅に限らず、例えば商業施設、病院、ホテル、雑居ビル等、様々な建物に適用可能である。
本実施形態の自動火災報知システム1においては、図3に示すように1棟の集合住宅6に対して、1台の親機2と、複数台の第1の子機301,302,303…と、複数台の第2の子機401,402,403…とが設けられている。なお、複数台の第1の子機301,302,303…の各々を特に区別しないときには、単に「第1の子機3」という。また、複数台の第2の子機401,402,403…の各々を特に区別しないときには、単に「第2の子機4」という。また、第1の子機3と第2の子機4とを特に区別しないときには、単に「子機」という。
さらに、この自動火災報知システム1では、一対の電線51,52が1〜4階の階(フロア)ごとに配線されている。要するに、2本1組(2線式)の電線51,52は、集合住宅6全体で4組設けられている。
ここでは、各組の電線51,52に対して最大30台の子機が接続可能である。さらに、1台の親機2には、一対の電線51,52は最大で50〜200回線(50〜200組)が接続可能である。したがって、例えば1台の親機2に最大で130回線の一対の電線51,52が接続可能である場合、子機は、1台の親機2に対して最大で3900(=30×130)台まで接続可能である。ただし、これらの数値は一例であって、これらの数値に限定する趣旨ではない。
なお、一対の電線51,52の終端(親機2と反対側の端部)では、一対の電線51,52間が終端抵抗7を介して電気的に接続されている。そのため、親機2は、一対の電線51,52間に流れる電流を監視することで、一対の電線51,52の断線を検知することが可能である。
また、各組の電線51,52に対して第2の子機4のみが接続される場合には、最大40〜80台の子機(第2の子機4)が接続可能である。したがって、例えば各組の電線51,52に最大40台の第2の子機4が接続可能で、1台の親機2に最大で50回線の一対の電線51,52が接続可能である場合、第2の子機4は、1台の親機2に対して最大で2000(=40×50)台まで接続可能となる。この場合、終端抵抗7は省略される。
本実施形態の自動火災報知システム1は、基本的には、熱感知器や煙感知器や炎感知器等からなる子機にて火災の発生を検知し、子機から受信機である親機2へ火災発生の通知が為されるように構成されている。ただし、子機は、火災の発生を検知する感知器に限らず、発信機などを含んでいてもよい。発信機は、押しボタンスイッチ(図示せず)を有し、人が火災を発見した場合に押しボタンスイッチを手動で操作することにより、親機2へ火災発生の通知を行う装置である。
ところで、一般的な自動火災報知システムには、P型(Proprietary-type)とR型(Record-type)との2種類のシステムが存在する。P型の自動火災報知システムは、子機が一対の電線間を電気的に短絡することで親機に火災発生を通知する。R型の自動火災システムは、伝送線を伝送される伝送信号を用いて、子機が通信により親機に火災発生を通知する。
本実施形態の自動火災報知システム1は、P型を基本とする。より具体的には、本実施形態の自動火災報知システム1では、P型の自動火災報知システムが設置されていた環境において、既存の配線(電線51,52)をそのまま使用し、受信機(親機2)及び子機を入れ替えた場合を想定する。ここで、一部の子機は既存の子機をそのまま使用してもよい。なお、本実施形態の自動火災報知システム1は、新規に導入される自動火災報知システムとしても採用可能である。
すなわち、本実施形態の自動火災報知システム1は、P型でありながらも、伝送信号を用いた通信が可能な第2の子機4(通信端末)を用いることで、一部、R型と同様の機能が付加されている。具体的には、自動火災報知システム1は、発報時、第2の子機4が予め割り当てられた識別子(アドレス)を親機2に送信することにより、親機2において子機(第2の子機4)単位で発報元の特定が可能である。また、自動火災報知システム1は、非発報時(平常時)、親機2−第2の子機4間で通信を行うことにより、親機2−第2の子機4間の通信状況や第2の子機4の動作などについて自動試験を実施することができる。
なお、自動火災報知システム1は、通信を利用することで親機2−第2の子機4間で様々な情報をやり取りできるので、上述したような子機単位での発報元の特定や自動試験に限らず、種々の機能を付加することができる。
以下では、親機2−第2の子機4間の通信において、第2の子機4から親機2への伝送信号の流れを「下り」と呼び、親機2から第2の子機4への伝送信号の流れを「上り」と呼ぶ。
(親機の構成)
本実施形態の自動火災報知システム1において、親機2は、子機から火災発生の通知を受けるP型受信機である。親機2は、建物(集合住宅6)の管理室に設置される。親機2は、図2に示すように、印加部21、抵抗22、受信部23の他、第2の子機4に伝送信号を送信する送信部24、各種の表示を行う表示部25、ユーザからの操作入力を受け付ける操作部26、各部を制御する制御部27を有している。
印加部21は、主電源からの電力の供給を受けて、一対の電線51,52間に電圧を印加する。ここで、主電源は、図示しない商用電源や、自家発電設備等である。このため、親機2は、印加部21から一対の電線51,52間に電圧を印加することにより、一対の電線51,52に接続されている子機を含め、自動火災報知システム1全体の動作用の電源として機能する。ここでは一例として、印加部21が一対の電線51,52間に印加する電圧は直流24Vとするが、この値に限定する趣旨ではない。
抵抗22は、印加部21と一対の電線51,52との間に設けられている。図2の例では、抵抗22は、一対の電線51,52のうち一方(高電位側)の電線51と印加部21との間に挿入されている。ただし、この例に限らず、抵抗22は、他方(低電位側)の電線52と印加部21との間に挿入されていてもよいし、一対の電線51,52の両方と印加部21との間にそれぞれ挿入されていてもよい。なお、抵抗22は、単一の抵抗器に限らず、複数の抵抗器を直列あるいは並列に接続した抵抗器群であってもよい。
抵抗22は、第1の子機3が一対の電線51,52間を短絡したときに一対の電線51,52に流れる電流を制限する第1機能と、第2の子機4から送信される電流信号を電圧信号に変換する第2機能との2つの機能を有している。要するに、抵抗22は、電流制限素子としての第1機能と、電流−電圧変換素子として第2機能とを兼ね備えている。ここでは一例として、抵抗22の抵抗値は400Ωあるいは600Ωとするが、この値に限定する趣旨ではない。
受信部23及び送信部24は、抵抗22と一対の電線51,52との間に電気的に接続されている。ただし、受信部23に関しては、抵抗22と一対の電線51,52との間に接続される構成に限らず、例えば印加部21と抵抗22との間に電気的に接続されていてもよい。受信部23は第2の子機4からの伝送信号を受信し、送信部24は第2の子機4に伝送信号を送信するので、親機2は、第2の子機4との間で双方向に通信が可能となる。
受信部23は、第2の子機4からの伝送信号を、一対の電線51,52上の電圧信号(電圧変化)として受信する。つまり、第2の子機4が一対の電線51,52上に送出する(生じさせる)下り電流信号は、抵抗22での電圧降下によって下り電圧信号に変換されるので、受信部23は、第2の子機4からの伝送信号として下り電圧信号を受信する。言い換えれば、受信部23は、第2の子機4が一対の電線51,52から流れ込む電流を変化させたときに一対の電線51,52上に生じる電圧変化(電圧信号)を、下り電圧信号として受信することになる。
送信部24は、一対の電線51,52から流れ込む電流を変化させることで一対の電線51,52上に生じる電流信号を、伝送信号として第2の子機4に送信する。送信部24が一対の電線51,52上に送出する(生じさせる)上り電流信号は、抵抗22での電圧降下によって上り電圧信号に変換され、第2の子機4は親機2からの伝送信号として上り電圧信号を受信する。言い換えれば、送信部24が一対の電線51,52から流れ込む電流を変化させたときに一対の電線51,52上に生じる電圧変化(電圧信号)は、上り電圧信号として第2の子機4にて受信されることになる。すなわち、送信部24は、一対の電線51,52から流れ込む電流を変化させることで生じる抵抗22での電圧降下により上り電圧信号(伝送信号)を送信する。
制御部27は、マイコン(マイクロコンピュータ)を主構成とし、メモリ(図示せず)に記憶されたプログラムを実行することにより所望の機能を実現する。なお、プログラムは、予めメモリに書き込まれていてもよいし、メモリカードのような記憶媒体に記憶されて提供されてもよい。
また、親機2は、停電に際しても自動火災報知システム1の動作用の電源を確保できるように、蓄電池を用いた予備電源28を備えている。印加部21は、電力の供給元を、主電源の停電時に主電源から予備電源28に自動的に切り替え、主電源の復旧時には予備電源28から主電源に自動的に切り替える。予備電源28は、省令で定められる基準を満たすように容量等の仕様が決められている。
さらに、親機2は、一対の電線51,52間が第1の子機3により短絡されている状態(以下、「短絡状態」という)と、短絡されていない状態(以下、「非短絡状態」という)とを識別する識別部29を有している。識別部29は、一対の電線51,52間を流れる電流の大きさを監視し、この電流が所定の閾値を超えるか否かによって短絡状態と非短絡状態とを区別する。つまり、識別部29は、一対の電線51,52間を流れる電流が閾値以下であれば非短絡状態と判断し、一対の電線51,52間を流れる電流が閾値を超えると短絡状態であると判断する。
親機2は、子機から火災発生の通知を受けると、表示部25にて火災の発生場所等の表示を行う。また、親機2は、防排煙設備(図示せず)や非常用放送設備(図示せず)等の他の設備との連動機能も有している。これにより、親機2は、火災発生の通知を受けて、防排煙設備の防火扉を制御したり、非常用放送設備にて音響または音声により火災の発生を報知したりすることが可能である。さらに、親機2は、外部移報装置(図示せず)にも電気的に接続されており、子機から火災発生の通知を受けると、外部移報装置から外部の関係者、消防機関、警備会社等へ通報させるように構成されている。
(子機の構成)
次に、子機(第1の子機3及び第2の子機4)の構成について図2を参照して説明する。図2では、1組の電線51,52に接続された感知器からなる第1の子機3及び第2の子機4を1台ずつ図示し、その他の子機については図示を省略している。
第1の子機3は、(第1)ダイオードブリッジ31と、(第1)電源回路32と、(第1)センサ33と、サイリスタ34と、駆動回路35とを有している。
ダイオードブリッジ31は、入力端に一対の電線51,52が電気的に接続され、出力端に電源回路32及びサイリスタ34が電気的に接続されている。電源回路32は、一対の電線51,52上の電力から、第1の子機3の動作用の電力を生成する。センサ33は、火災の発生を検知する。駆動回路35は、センサ33の出力に応じてサイリスタ34をオンすることで、非短絡状態から短絡状態への切り替えを行う。
この構成により、第1の子機3は、火災の発生を検知すると、サイリスタ34をオンして一対の電線51,52間を電気的に短絡させた短絡状態とすることにより、親機2に対して火災発生を通知する。
第2の子機4は、(第2)ダイオードブリッジ41と、(第2)電源回路42と、(第2)センサ43と、送信回路44と、受信回路45と、制御回路46と、記憶部47とを有している。
ダイオードブリッジ41は、入力端に一対の電線51,52が電気的に接続され、出力端に電源回路42、送信回路44、受信回路45が電気的に接続されている。電源回路42は、一対の電線51,52上の電力から、第2の子機4の動作用の電力を生成する。センサ43は、火災の発生を検知する。
送信回路44は、一対の電線51,52から流れ込む電流を変化させることで一対の電線51,52上に生じる電流信号を、伝送信号として親機2に送信する。送信回路44が一対の電線51,52上に送出する(生じさせる)下り電流信号は、抵抗22での電圧降下によって下り電圧信号に変換され、親機2は第2の子機4からの伝送信号として下り電圧信号を受信する。言い換えれば、送信回路44が一対の電線51,52から流れ込む電流を変化させたときに一対の電線51,52上に生じる電圧変化(電圧信号)は、下り電圧信号として親機2にて受信されることになる。
受信回路45は、親機2からの伝送信号を、一対の電線51,52上の電圧信号(電圧変化)として受信する。つまり、親機2が一対の電線51,52上に送出する(生じさせる)上り電流信号は、抵抗22での電圧降下によって上り電圧信号に変換されるので、受信回路45は、親機2からの伝送信号として上り電圧信号を受信する。言い換えれば、受信回路45は、親機2が一対の電線51,52から流れ込む電流を変化させたときに一対の電線51,52上に生じる電圧変化(電圧信号)を、上り電圧信号として受信することになる。言い換えれば、受信回路45は、一対の電線51,52間に印加される電圧の変化を上り電圧信号(伝送信号)として受信する。
制御回路46は、マイコン(マイクロコンピュータ)を主構成とし、メモリ(図示せず)に記憶されたプログラムを実行することにより所望の機能を実現する。なお、プログラムは、予めメモリに書き込まれていてもよいし、メモリカードのような記憶媒体に記憶されて提供されてもよい。制御回路46は、送信回路44及び受信回路45を制御して、センサ43の出力に応じて送信回路44から親機2に伝送信号を送信させたり、親機2からの伝送信号を受信回路45で受信させたりする。
記憶部47は、第2の子機4に予め割り当てられている識別子(アドレス)を少なくとも記憶する。つまり、複数台の第2の子機401,402,403…には、それぞれ固有の識別子が割り当てられている。各識別子は、複数台の第2の子機401,402,403…の各々の設置場所(例えば部屋番号)と対応付けられて親機2に登録される。なお、記憶部47を設けずに、制御回路46のメモリに各識別子を記憶させるように構成してもよい。
この構成により、第2の子機4は、火災の発生を検知すると、一対の電線51,52を伝送される伝送信号を用いた通信により、少なくとも識別子を含むデータを親機2に送信することで、親機2に火災発生を通知する。このとき、親機2においては、第2の子機4からの火災発生の通知を受けると、受信データに含まれている識別子から、発報元の第2の子機4を特定することができる。
(自動火災報知システムの動作)
以下、本実施形態の自動火災報知システム1の動作について説明する。ここでは、親機2−第2の子機4間の通信を伴う動作について説明すべく、自動試験時の動作と発報時の動作とを例に説明する。
まず、自動試験時の自動火災報知システム1の動作について図4を参照して説明する。図4では、横軸を時間軸、縦軸を電圧値として、一対の電線51,52における電圧波形を表している。
自動試験を実施する際、親機2は、動作モードを通常モードから自動試験モードへ切り替える。親機2は、自動試験モードになると、時分割方式の試験信号を一対の電線51,52に対して繰り返し送信する。試験信号は、図4に示すように1フレームごとに時間軸方向において複数の区間に分かれた形式の電圧波形からなる。すなわち、試験信号は、同期帯101と、送信帯102と、返信帯103との3つの区間(期間)からなる時分割信号である。なお、図4では、試験信号を1フレーム分のみ図示している。
親機2は、印加部21から一対の電線51,52に印加している電圧を周期的に変化させることで、同期帯101において同期信号を周期的に発生する。さらに、親機2は、送信帯102において、送信部24から第2の子機4に対して、実施する自動試験の項目を指示する要求データを送信する。自動試験の項目としては、例えば生存確認(キープアライブ)や、第2の子機4の自己診断等が含まれている。また、親機2は、返信帯103において、第2の子機4からの返送データを受信する。返信帯103は、複数台の第2の子機401,402,403…の各々に割り当てられるように、複数のタイムスロットT1,T2,T3…に分割されている。図4の例では、1組の電線51,52に接続可能な第2の子機4の最大台数が64台である場合を想定し、返信帯103は、64個のタイムスロットT1〜T64に分割されている。
第2の子機4は、同期信号を受信すると、動作モードを待機モードから受信モードへ切り替え、送信帯102において親機2からの要求データを受信回路45にて受信する。その後、第2の子機4は、返信帯103における複数のタイムスロットT1〜T64のうち自身に割り当てられているタイムスロットにて、送信回路44から親機2へ返送データを送信する。返送データは、送信元となる第2の子機4の識別子を少なくとも含み、さらに正常、異常(あるいは故障)といった試験結果を含む。以降、第2の子機4は、同期信号を受信する度に同期をとり、送信帯102での要求データの受信と、返信帯103での返送データの送信とを繰り返す。
次に、発報時の自動火災報知システム1の動作について図5を参照して説明する。図5では、横軸を時間軸、縦軸を電圧値として、一対の電線51,52における電圧波形を表している。
この場合、親機2は通常モードで動作し、第2の子機4は待機モードで動作している。非発報時(平常時)において、親機2は印加部21から一対の電線51,52間に一定電圧を印加している。ここでは、第2の子機4は、送信回路44での電流の引き込み量を調節することにより、一対の電線51,52間の電圧を「V3」から「V2」、「V1」(V3>V2>V1)へと、2段階まで段階的に引き下げ可能に構成されている。
第2の子機4は、火災の発生を検知すると、送信回路44にて電流を引き込むことで、一対の電線51,52間の電圧を「V3」から1段階引き下げて「V2」とし、火災発生を親機2に通知する。電圧を「V2」に引き下げてから待機時間の経過後、第2の子機4は、自身の識別子を発報データとして送信回路44から親機2に送信する(図5のS1)。このとき、第2の子機4は、送信回路44にてさらに電流を引き込み一対の電線51,52間の電圧をさらに1段階引き下げて、「V2」と「V1」とを交互に切り替えることによって発報データを送信する。待機時間は、第2の子機4に固有の識別子(アドレス)に基づいて設定され、識別子が異なる第2の子機4同士での発報データのコリジョン(衝突)が回避できる。
第2の子機4は、発報データを送信後、送信回路44での電流の引き込みを終了し、一対の電線51,52間の電圧を一旦「V3」に戻す。第2の子機4は、引き続き火災の発生を検知していると、再度、一対の電線51,52間の電圧を「V3」から「V2」に引き下げて火災発生を親機2に通知し、待機時間の経過後に発報データを送信する(S2)。
また、第2の子機4が、他の設備を連動させるための連動データを発生する感知器(連動感知器)である場合、第2の子機4は、火災の発生を検知すると、発報データに代えて連動データを親機2に送信する(S3)。連動データは、発報データと同様に第2の子機4の識別子を含み、さらに、他の設備を連動させるために必要な連動情報を含むデータである。この場合であっても、第2の子機4は、送信回路44にて電流を引き込むことで、一対の電線51,52間の電圧を「V3」から「V2」に引き下げて火災発生を親機2に通知し、待機時間の経過後に連動データを送信する。連動データの送信時、第2の子機4は、送信回路44にてさらに電流を引き込み一対の電線51,52間の電圧をさらに1段階引き下げて、「V2」と「V1」とを交互に切り替えることによって連動データを送信する。
連動感知器である第2の子機4は、連動データを送信後、送信回路44での電流の引き込みを終了し、一対の電線51,52間の電圧を一旦「V3」に戻す。連動感知器である第2の子機4は、引き続き火災の発生を検知していると、再度、一対の電線51,52間の電圧を「V3」から「V2」に引き下げて火災発生を親機2に通知し、待機時間の経過後に連動データを送信する(S4)。
親機2は、第2の子機4からの発報データを受信部23にて受信すると、発報データに含まれる識別子に基づいて、発報元の第2の子機4を特定する。発報元を特定した親機2は、発報元の第2の子機4の設置場所(例えば部屋番号)を表示部25に表示し、ユーザに対して、火災の発生だけでなく火元の特定まで可能な形で報知を行う。また、親機2は、第2の子機4からの連動データを受信部23にて受信すると、報知に加えて、他の設備に連動信号を送信して他の設備との連動を実行する。
なお、第2の子機4が発報データや連動データを送信するタイミングは、上述したように一対の電線51,52間の電圧を「V3」から「V2」に引き下げて火災発生を親機2に通知している最中に限らない。つまり、第2の子機4は、例えば一対の電線51,52間の電圧を「V3」から「V2」に引き下げて火災発生を親機2に通知する前、あるいは後で、発報データや連動データを送信する構成であってもよい。この場合、第2の子機4が一対の電線51,52間の電圧を段階的に引き下げる構成は必須ではない。
ところで、上述したように自動試験時や発報時に行われる親機2−第2の子機4間の通信は、この第2の子機4が接続されている一対の電線51,52間が第1の子機3により短絡されていない非短絡状態を前提としている。言い換えれば、第1の子機3がサイリスタ34をオンして一対の電線51,52間を電気的に短絡させた短絡状態では、この一対の電線51,52に接続された第2の子機4と親機2との間において上述したような通信は行われない。よって、火災発生時、第2の子機4より先に第1の子機3が火災の発生を検知した場合、親機2に対する火災発生の通知は、第2の子機4ではなく第1の子機3によって行われる。
上述のように、本実施形態の自動火災報知システム1では、少なくとも1台の第2の子機4(通信端末)を備える。そして、第2の子機4(通信端末)は、一対の電線51,52間に印加される電圧の変化を伝送信号として受信する受信回路45を備える。このため、本実施形態の自動火災報知システム1では、親機2から第2の子機4(通信端末)へ種々のデータを伝送可能になる。そのため、本実施形態の自動火災報知システム1では、例えば上述した自動試験が可能になる。自動試験が可能になれば、定期的に行うことが義務付けられている試験の手間が省け、人件費の削減などが期待できる。つまり、言い換えれば、本実施形態の第2の子機4(通信端末)は、受信回路45を備えているので、P型の自動火災報知システムの一対の電線51,52に第2の子機4(通信端末)を接続することで、P型でありながらもR型の機能を付加することができる。
ところで、主電源の停電時には、子機は、親機2の予備電源28からの電力供給で動作することになる。1台の親機2に対して多数台の子機が接続されることもあるので、予備電源28からの電力供給で自動火災報知システム1が規定時間以上動作するためには、子機は1台当たりの消費電力を比較的小さく抑える必要がある。そこで、本実施形態の第2の子機4(通信端末)では、下記のように受信回路45を構成することで受信回路45での消費電流を抑え、第2の子機4の消費電力を小さく抑えている。
(受信回路の構成)
以下、本実施形態の第2の子機4(通信端末)の受信回路45について詳細に説明する。受信回路45は、図1に示すように、第1受信回路48と、第2受信回路49とを有している。第1受信回路48は、親機2からの伝送信号のうち主に同期信号(第1信号)を受信する回路である。第2受信回路49は、親機2からの伝送信号のうち主にデータ(第2信号)を受信する回路である。データは、同期信号よりも幅が短い。ここでは、同期信号の幅(パルス幅)を数ms〜数十ms、データの幅(パルス幅)を100μsとしているが、これらの値に限定する趣旨ではない。
第1受信回路48は、第1駆動回路480と、第1プルアップ回路481と、第1コンデンサC1(フィルタ)とを有している。第1コンデンサC1は、ダイオードブリッジ41と第1駆動回路480との間に挿入されている。第1コンデンサC1は、一対の電線51,52間の電圧の直流成分を遮断し、交流成分を通過させる。また、第1コンデンサC1は、伝送信号のうち同期信号(第1信号)が殆ど減衰することなく通過可能な容量値に設定されている。
第1駆動回路480は、抵抗R1,R2の直列回路で構成されている。この直列回路は、動作用の電圧が供給される第1電源端子PT1に電気的に接続されている。第1電源端子PT1には、電源回路42から動作用の電圧を供給してもよいし、他の電源から供給してもよい。そして、第1駆動回路480は、抵抗R2の一端が出力端となっており、後述する第1トランジスタTR1のベースに電気的に接続されている。換言すれば、(第1)駆動回路480は、動作用の電源に電気的に接続される抵抗R1(第1抵抗)と、(第1)トランジスタTR1のベースに電気的に接続される抵抗R2(第2抵抗)とを有している。そして、抵抗R1及び抵抗R2は直列に接続されている。また、抵抗R1及び抵抗R2の接続点A1は、第1コンデンサC1(フィルタ)を介して一対の電線51,52の一方(ここでは、電線51)に電気的に接続されている。接続点A1の電位は、第1電源端子PT1に供給される動作用の電圧と、第1トランジスタTR1のベース−エミッタ間電圧との差分を各抵抗R1,R2で分圧した電圧である。この接続点A1の電位が第1トランジスタTR1のベース−エミッタ間電圧を上回ると、第1トランジスタTR1のベースに抵抗R2を介して駆動電流が流れる。つまり、(第1)駆動回路480は、(第1)トランジスタTR1のベースに入力される駆動電流を生成するように構成されている。
第1プルアップ回路481は、第1プルアップ抵抗R3と、第1トランジスタTR1とで構成されている。第1トランジスタTR1は、NPN型トランジスタであって、コレクタには第1プルアップ抵抗R3を介して第1電源端子PT1が電気的に接続されている。また、第1トランジスタTR1のエミッタはグラウンドに接続されており、ベースには第1駆動回路480の出力端が電気的に接続されている。第1プルアップ回路481の出力端は第1トランジスタTR1のコレクタである。つまり、第1トランジスタTR1は、いわゆるオープンコレクタ方式で用いられている。この第1プルアップ回路481の出力が受信信号として制御回路46に入力される。すなわち、第1トランジスタTR1がオンの状態では、コレクタが接地されるために受信信号がローレベルとなり、第1トランジスタTR1がオフの状態では、エミッタ−コレクタ間が開放されるため、受信信号がハイレベルとなる。
第1トランジスタTR1において、伝送信号が送信されていない(すなわち、一対の電線51,52間に電圧変化が生じていない)ときは、接続点A1の電位が第1トランジスタTR1のベース−エミッタ間電圧(例えば、0.7V)を上回っている。このとき、抵抗R2を介して第1トランジスタTR1のベースに駆動電流が流れているので、第1トランジスタTR1はオンであり、受信信号がローレベルとなる。一方、伝送信号(ここでは、同期信号)が送信されることで一対の電線51,52間の電圧が低下するときは、接続点A1の電位が、第1コンデンサC1を通過する同期信号の電圧の変動分だけ低下する。このため、接続点A1の電位が第1トランジスタTR1のベース−エミッタ間電圧を下回る。すると、抵抗R2を介して第1トランジスタTR1のベースに駆動電流が流れなくなるので、第1トランジスタTR1がオフに切り替わり、受信信号がハイレベルとなる。このように、第1受信回路48は、第1トランジスタTR1がオン/オフを切り替えることで、伝送信号を受信する。
なお、接続点A1の電位は、伝送信号が送信されていないときに、第1トランジスタTR1のベース−エミッタ間電圧よりも高く、且つ第1コンデンサC1(フィルタ)を介して入力される電圧の変動分よりも低くなるように設定されているのが望ましい。ここで、第1コンデンサC1を介して入力される電圧とは、第1コンデンサC1を通過する同期信号(第1信号)の電圧である。このように構成すれば、伝送信号が送信されることで一対の電線51,52間の電圧が低下するときに、接続点A1の電位が第1トランジスタTR1のベース−エミッタ間電圧を十分に下回る。このため、この構成では、第1トランジスタTR1をより確実にオフに切り替えることが可能となる。ここでは、第1トランジスタTR1のベース−エミッタ間電圧を考慮して、伝送信号が送信されていないときの接続点A1の電位を0.7Vに設定しているが、この値に限定する趣旨ではない。
第2受信回路49は、第2駆動回路490と、第2プルアップ回路491と、第2コンデンサC2(フィルタ)とを有している。第2コンデンサC2は、ダイオードブリッジ41と第2駆動回路490との間に挿入されている。第2コンデンサC2は、一対の電線51,52間の電圧の直流成分を遮断し、交流成分を通過させる。また、第2コンデンサC2は、伝送信号のうちデータ(第2信号)が殆ど減衰することなく通過可能な容量値に設定されている。
第2駆動回路490は、抵抗R4,R5の直列回路で構成されている。この直列回路は、動作用の電圧が供給される第2電源端子PT2に電気的に接続されている。第2電源端子PT2には、電源回路42から動作用の電圧を供給してもよいし、他の電源から供給してもよい。そして、第2駆動回路490は、抵抗R5の一端が出力端となっており、後述する第2トランジスタTR2のベースに電気的に接続されている。換言すれば、(第2)駆動回路490は、動作用の電源に電気的に接続される抵抗R4(第1抵抗)と、(第2)トランジスタTR2のベースに電気的に接続される抵抗R5(第2抵抗)とを有している。そして、抵抗R4及び抵抗R5は直列に接続されている。また、抵抗R4及び抵抗R5の接続点A2は、第2コンデンサC2(フィルタ)を介して一対の電線51,52の一方(ここでは、電線51)に電気的に接続されている。接続点A2の電位は、第2電源端子PT2に供給される動作用の電圧と、第2トランジスタTR2のベース−エミッタ間電圧との差分を各抵抗R4,R5で分圧した電圧である。この接続点A2の電位が第2トランジスタTR2のベース−エミッタ間電圧を上回ると、第2トランジスタTR2のベースに抵抗R5を介して駆動電流が流れる。つまり、(第2)駆動回路490は、(第2)トランジスタTR2のベースに入力される駆動電流を生成するように構成されている。
第2プルアップ回路491は、第2プルアップ抵抗R6と、第2トランジスタTR2とで構成されている。第2トランジスタTR2は、NPN型トランジスタであって、コレクタには第2プルアップ抵抗R6を介して第2電源端子PT2が電気的に接続されている。また、第2トランジスタTR2のエミッタはグラウンドに接続されており、ベースには第2駆動回路490の出力端が電気的に接続されている。第2プルアップ回路491の出力端は第2トランジスタTR2のコレクタである。つまり、第2トランジスタTR2は、いわゆるオープンコレクタ方式で用いられている。この第2プルアップ回路491の出力が受信信号として制御回路46に入力される。すなわち、第2トランジスタTR2がオンの状態では、コレクタが接地されるために受信信号がローレベルとなり、第2トランジスタTR2がオフの状態では、エミッタ−コレクタ間が開放されるため、受信信号がハイレベルとなる。
第2トランジスタTR2において、伝送信号が送信されていない(すなわち、一対の電線51,52間に電圧変化が生じていない)ときは、接続点A2の電位が第2トランジスタTR2のベース−エミッタ間電圧(例えば、0.7V)を上回っている。このとき、抵抗R5を介して第2トランジスタTR2のベースに駆動電流が流れているので、第2トランジスタTR2はオンであり、受信信号がローレベルとなる。一方、伝送信号(ここでは、データ)が送信されることで一対の電線51,52間の電圧が低下するときは、接続点A2の電位が、第2コンデンサC2を通過するデータの電圧の変動分だけ低下する。このため、接続点A2の電位が第2トランジスタTR2のベース−エミッタ間電圧を下回る。すると、抵抗R5を介して第2トランジスタTR2のベースに駆動電流が流れなくなるので、第2トランジスタTR2がオフに切り替わり、受信信号がハイレベルとなる。このように、第2受信回路49は、第2トランジスタTR2がオン/オフを切り替えることで、伝送信号を受信する。
なお、接続点A2の電位は、伝送信号が送信されていないときに、第2トランジスタTR2のベース−エミッタ間電圧よりも高く、且つ第2コンデンサC2(フィルタ)を介して入力される電圧の変動分よりも低くなるように設定されているのが望ましい。ここで、第2コンデンサC2を介して入力される電圧とは、第2コンデンサC2を通過するデータ(第2信号)の電圧である。このように構成すれば、伝送信号が送信されることで一対の電線51,52間の電圧が低下するときに、接続点A2の電位が第2トランジスタTR2のベース−エミッタ間電圧を十分に下回る。このため、この構成では、第2トランジスタTR2をより確実にオフに切り替えることが可能となる。ここでは、第2トランジスタTR2のベース−エミッタ間電圧を考慮して、伝送信号が送信されていないときの接続点A2の電位を0.7Vに設定しているが、この値に限定する趣旨ではない。
第1受信回路48の構成と、第2受信回路49の構成とは、各コンデンサC1,C2の容量値と、各プルアップ抵抗R3,R6の抵抗値とが互いに異なる点を除いて同じである。ここでは、第1コンデンサC1の容量値を10μF、第2コンデンサC2の容量値を4700pFとするが、これらの値に限定する趣旨ではない。例えばデータの幅を100μsとした場合、データを十分に通過させるためには、余裕をもって1000pF以上の容量値を持つコンデンサを第2コンデンサC2として用いればよい。
ここで、第2の子機4(通信端末)は、動作モードが待機モードである期間が大半であり、待機モード時の消費電力は、受信回路45での消費電力が主体となる。したがって、待機モード時における受信回路45での消費電流を抑えることで、第2の子機4(通信端末)全体の消費電力を低減することができる。受信回路45での消費電流は、各トランジスタTR1,TR2のオン時に各プルアップ抵抗R3,R6を流れる電流が主体となる。したがって、各プルアップ抵抗R3,R6の抵抗値を大きくすれば、受信回路45での消費電流を抑えることが可能である。ここでは、第1プルアップ抵抗R3の抵抗値を1MΩ、第2プルアップ抵抗R6の抵抗値を100kΩとしている。この場合、各電源端子PT1,PT2から供給される動作用の電圧を5Vとすれば、第1受信回路48での消費電流は5μA、第2受信回路49での消費電流は50μAとなる。なお、各プルアップ抵抗R3,R6の抵抗値は一例であって、これらの値に限定する趣旨ではない。
ここで、受信回路45での消費電流が小さくなると、一対の電線51,52間の電圧変化にダイオードブリッジ41を構成するダイオードが応答できず、ダイオードブリッジ41を通過する伝送信号が減衰する虞がある。そこで、伝送信号が減衰しないように、受信回路45での消費電流が小さくなるにつれて伝送信号の電圧レベルを小さくするのが望ましい。ここでは、伝送信号の電圧レベルを2Vに設定しているが、この値に限定する趣旨ではない。
ここで、例えば受信回路45を第1受信回路48のみで構成した場合を考える。この場合、消費電流を抑えるべく第1プルアップ抵抗R3の抵抗値を大きくしているため、第1トランジスタTR1がオンからオフに切り替わる際の立ち上がりが遅くなり、受信信号の波形が鈍る虞がある。回路中の容量成分と第1プルアップ抵抗R3の抵抗値とで定まる時定数が大きくなるためである。この場合、例えばデータのように幅の短い伝送信号を受信する際に、受信信号の波形が鈍ることから、データを正しく受信できない虞がある。
また、例えば受信回路45を第2受信回路49のみで構成した場合を考える。この場合、第2プルアップ抵抗R6の抵抗値が第1プルアップ抵抗R3の抵抗値よりも小さいために受信信号の波形が鈍るのを回避することは可能である。しかしながら、この場合は、受信回路45での消費電流が増大してしまう。
そこで、本実施形態の第2の子機4(通信端末)は、上述のように、受信回路45が第1受信回路48と第2受信回路49とで構成されている。そして、第1受信回路48の第1コンデンサC1は、同期信号(第1信号)が通過可能な容量値に設定され、第2受信回路49の第2コンデンサC2は、データ(第2信号)が通過可能な容量値に設定されている。また、第1コンデンサC1は、その容量値が第2コンデンサC2の容量値よりも大きい。換言すれば、第1受信回路48の第1コンデンサC1は、第2受信回路49の第2コンデンサC2よりもデータ(第2信号)に対する入力インピーダンスが大きい。また、第1受信回路48の第1コンデンサC1は、第2受信回路49の第2コンデンサC2よりも同期信号(第1信号)に対する入力インピーダンスが小さい。
(受信回路の動作)
以下、各受信回路48,49の動作について図6,図7を用いて説明する。図6,図7では、横軸を時間軸、縦軸を電圧値として電圧波形を表している。また、図6,図7では、一対の電線51,52間の電圧を「V10」、接続点A1の電位を「V11」、第1受信回路48の受信信号の電圧を「V12」で表している。また、図6,図7では、接続点A2の電位を「V13」、第2受信回路49の受信信号の電圧を「V14」で表している。
まず、同期信号を受信した場合の各受信回路48,49の各々の動作について図6を用いて説明する。親機2から伝送信号として同期信号が送信されると、一対の電線51,52上には、同期信号の幅に応じて電圧が低下する(「V10」参照)。このとき、第1受信回路48では、同期信号の幅に対して第1コンデンサC1の容量値が十分に大きいため、同期信号が殆ど減衰することなく第1コンデンサC1を通過する(「V11」参照)。したがって、第1受信回路48は、同期信号を正常に受信することができる(「V12」参照)。なお、第1受信回路48では、上述のように第1プルアップ抵抗R3の抵抗値が大きいことから、トランジスタTR1の立ち上がりに遅延が生じる。しかしながら、この遅延時間は同期信号の幅に対して非常に短いため、同期信号の受信には殆ど影響を及ぼさない。
一方、第2受信回路49では、同期信号の幅に対して第2コンデンサC2の容量値が小さいため、幅の長い同期信号は殆ど減衰して第2コンデンサC2を通過できない(「V13」参照)。したがって、第2受信回路49は、待機モード時において不要な同期信号を受信しない(「V14」参照)。
次に、データを受信した場合の各受信回路48,49の各々の動作について図7を用いて説明する。親機2から伝送信号としてデータが送信されると、一対の電線51,52上には、データの幅に応じて電圧が低下する(「V10」参照)。このとき、第1受信回路48では、データの幅に対して第1コンデンサC1の容量値が十分に大きいため、データが殆ど減衰することなく第1コンデンサC1を通過する(「V11」参照)。しかしながら、第1受信回路48では、上述のように第1プルアップ抵抗R3の抵抗値が大きいことから、第1トランジスタTR1の立ち上がりに遅延が生じる。このため、第1受信回路48は、受信信号の波形が鈍るため、データを正常に受信することができない(「V12」参照)。
一方、第2受信回路49では、データの幅に対して第2コンデンサC2の容量値が十分に大きいため、データが殆ど減衰することなく第2コンデンサC2を通過する(「V13」参照)。そして、第2受信回路49では、上述のように第1受信回路48と比較して第2プルアップ抵抗R6の抵抗値が小さいため、第2トランジスタTR2の立ち上がりに遅延が殆ど生じることがない。このため、第2受信回路49は、データを正常に受信することができる(「V14」参照)。
上述のように、本実施形態の第2の子機4(通信端末)は、同期信号(第1信号)を主に受信する第1受信回路48と、データ(第2信号)を主に受信する第2受信回路49とを受信回路45が有している。また、第1受信回路48及び第2受信回路49は、一対の電線51,52間に並列に接続されている。そして、第1受信回路48の第1コンデンサC1は、同期信号(第1信号)が通過可能な容量値に設定され、第2受信回路49の第2コンデンサC2は、データ(第2信号)が通過可能な容量値に設定されている。また、第1コンデンサC1は、その容量値が第2コンデンサC2の容量値よりも大きい。換言すれば、第1受信回路48のフィルタ(第1コンデンサC1)は、第2受信回路49のフィルタ(第2コンデンサC2)よりもデータ(第2信号)に対する入力インピーダンスが大きい。また、第1受信回路48のフィルタ(第1コンデンサC1)は、第2受信回路49のフィルタ(第2コンデンサC2)よりも同期信号(第1信号)に対する入力インピーダンスが小さい。
このため、本実施形態の第2の子機4(通信端末)では、単一の受信回路を用いる場合と比較して、受信回路45での消費電流を抑えても受信信号の波形が殆ど鈍ることがなく、伝送信号を正常に受信することができる。また、本実施形態の第2の子機4(通信端末)では、各受信回路48,49の構成が、各コンデンサC1,C2の容量値と、各プルアップ抵抗R3,R6の抵抗値とが異なる点を除いて同じ構成であるので、設計が容易である。
なお、本実施形態の第2の子機4(通信端末)では、各受信回路48,49に用いるフィルタとしてコンデンサC1,C2を採用しているが、この構成に限定する趣旨ではない。すなわち、第1受信回路48のフィルタが、第2受信回路49のフィルタよりもデータ(第2信号)に対する入力インピーダンスが大きく、第2受信回路49のフィルタよりも同期信号(第1信号)に対する入力インピーダンスが小さい構成であればよい。
ところで、第2受信回路49は第1受信回路48と比較して消費電流が大きいため、常時起動させておくと消費電力が増大するために好ましくない。そこで、本実施形態の第2の子機4(通信端末)では、待機モード時は第1受信回路48のみを常時起動させ、同期信号を受信すると第2受信回路49を起動させるように構成するのが望ましい。例えば、第1受信回路48は、電源回路42から動作用の電圧を電源端子PT1に供給されることにより、常時起動する。そして、第1受信回路48が同期信号を受信すると、制御回路46がタイマ(図示せず)により計時を開始し、一定時間(例えば、2ms)の経過後に第2受信回路49を起動させる。
すなわち、制御回路46は、第1受信回路48及び第2受信回路49を制御し、且つ第1受信回路48による同期信号の受信をトリガとして第2受信回路49を起動させるように構成されるのが望ましい。このように構成すれば、第1受信回路48よりも消費電流の大きい第2受信回路49が起動する期間を制限することができるので、消費電力を低減することができる。
なお、第2受信回路49を起動させる構成としては、例えば第2受信回路49の第2電源端子PT2と電源回路42との間にスイッチ(図示せず)を設け、当該スイッチのオン/オフを制御回路46が制御する構成が考えられる。この構成では、スイッチがオフであれば、電源回路42から第2受信回路49には動作用の電力が供給されない。そして、スイッチがオンになると、電源回路42から第2受信回路49へと動作用の電力が供給され、第2受信回路49が起動する。
ここで、本実施形態の第2の子機4(通信端末)では、上述のように、制御回路46がマイコンを主構成としている。そこで、マイコンの入出力ポート(I/Oポート)を第2受信回路49の第2電源端子PT2に電気的に接続することで、マイコンから第2受信回路49へと動作用の電圧を供給する構成であってもよい。つまり、制御回路46はマイコンを有し、マイコンの入出力ポートから動作用の電圧を供給することで第2受信回路49を起動させる構成であってもよい。この構成では、スイッチ等の切替用の回路を別途設ける必要がないという利点がある。なお、この構成は、第2受信回路49の消費電流が小さいために実現可能である。
また、第1受信回路48は、オープンコレクタ方式で用いられる第1トランジスタTR1と、第1トランジスタTR1のベースに入力される駆動電流を生成する第1駆動回路480とを備えるのが好ましい。この場合、第1駆動回路480は、動作用の電源に電気的に接続される抵抗R1(第1抵抗)と、第1トランジスタTR1のベースに電気的に接続される抵抗R2(第2抵抗)とを有している。また、抵抗R1及び抵抗R2は直列に接続され、抵抗R1及び抵抗R2の接続点A1は、第1コンデンサC1(フィルタ)を介して一対の電線51,52の一方(ここでは、電線51)に電気的に接続されている。そして、接続点A1の電位は、伝送信号が送信されていないときに、第1トランジスタTR1のベース−エミッタ間電圧よりも高く、且つ第1コンデンサC1を介して入力される電圧の変動分よりも低くなるように設定されている。
同様に、第2受信回路49は、オープンコレクタ方式で用いられる第2トランジスタTR2と、第2トランジスタTR2のベースに入力される駆動電流を生成する第2駆動回路490とを備えるのが好ましい。この場合、第2駆動回路490は、動作用の電源に電気的に接続される抵抗R4(第1抵抗)と、第2トランジスタTR2のベースに電気的に接続される抵抗R5(第2抵抗)とを有している。また、抵抗R4及び抵抗R2は直列に接続され、抵抗R1及び抵抗R2の接続点A2は、第2コンデンサC2(フィルタ)を介して一対の電線51,52の一方(ここでは、電線51)に電気的に接続されている。そして、接続点A2の電位は、伝送信号が送信されていないときに、第2トランジスタTR2のベース−エミッタ間電圧よりも高く、且つ第2コンデンサC2を介して入力される電圧の変動分よりも低くなるように設定されている。
このように構成すれば、伝送信号が送信されることで一対の電線51,52間の電圧が低下するときに、接続点A1(接続点A2)の電位が第1トランジスタTR1(第2トランジスタTR2)のベース−エミッタ間電圧を十分に下回る。このため、この構成では、第1トランジスタTR1(第2トランジスタTR2)をより確実にオフに切り替えることが可能となる。
また、本実施形態の第2の子機4(通信端末)では、仮に一対の電線51,52間にデータよりも高周波のノイズが重畳したとしても、各受信回路48,49のトランジスタTR1,TR2がノイズによりオン/オフを切り替えることがない。ノイズによる一対の電線51,52間の電圧変化が急峻であるため、トランジスタTR1,TR2が応答できないためである。このため、ノイズが重畳したとしても同期信号やデータの受信に影響を与えない。
1 自動火災報知システム
2 親機
21 印加部
24 送信部
3 第1の子機
4 第2の子機(通信端末)
45 受信回路
46 制御回路
48 第1受信回路
480 第1駆動回路
49 第2受信回路
490 第2駆動回路
51,52 一対の電線
C1 第1コンデンサ(フィルタ)
C2 第2コンデンサ(フィルタ)
TR1 第1トランジスタ
TR2 第2トランジスタ

Claims (5)

  1. 一対の電線に電気的に接続され、前記一対の電線間に印加される電圧の変化を伝送信号として受信する受信回路を備え、
    前記受信回路は、前記伝送信号のうち第1信号を受信する第1受信回路と、前記伝送信号のうち前記第1信号よりも幅の短い第2信号を受信する第2受信回路とを有し、前記第1受信回路及び前記第2受信回路は、前記一対の電線間に並列に接続され、
    前記第1受信回路及び前記第2受信回路は、直流成分を遮断して前記伝送信号を通過させるフィルタをそれぞれ有し、
    前記第1受信回路のフィルタは、前記第2受信回路のフィルタよりも前記第2信号に対する入力インピーダンスが大きく、前記第2受信回路のフィルタよりも前記第1信号に対する入力インピーダンスが小さいことを特徴とする通信端末。
  2. 前記第1受信回路及び前記第2受信回路を制御する制御回路を備え、
    前記制御回路は、前記第1受信回路による前記第1信号の受信をトリガとして前記第2受信回路を起動させることを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  3. 前記制御回路はマイコンを有し、前記マイコンの入出力ポートから動作用の電圧を供給することで前記第2受信回路を起動させるように構成されていることを特徴とする請求項2記載の通信端末。
  4. 前記第1受信回路及び前記第2受信回路は、オープンコレクタ方式で用いられるトランジスタと、前記トランジスタのベースに入力される駆動電流を生成する駆動回路とをそれぞれ備え、
    前記駆動回路は、動作用の電源に電気的に接続される第1抵抗と、前記トランジスタのベースに電気的に接続される第2抵抗とを有し、前記第1抵抗及び前記第2抵抗は直列に接続され、前記第1抵抗及び前記第2抵抗の接続点は、前記フィルタを介して前記一対の電線の一方に電気的に接続され、
    前記接続点の電位は、前記伝送信号が送信されていないときに、前記トランジスタのベース−エミッタ間電圧よりも高く、且つ前記フィルタを介して入力される電圧の変動分よりも低くなるように設定されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の通信端末。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の前記通信端末と、前記一対の電線間に電圧を印加する印加部を有した親機とを備え、
    前記親機は、前記伝送信号を送信する送信部を備えることを特徴とする自動火災報知システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017130048A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 火災受信機及びそれを用いた防災システム

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