JP2015206748A - ハイブリッド車両の自動計測システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動計測の実行中に駆動システムの温度が上昇して部品が過熱してしまうことを防ぐことができるハイブリッド車両の自動計測システムを提供すること。
【解決手段】駆動システムの温度を検出する温度検出部41と、エンジンコントローラ6とハイブリッドコントローラ9に制御パラメータを設定する適合ツール2と、適合ツール2によりエンジンコントローラ6、ハイブリッドコントローラ9に制御パラメータを設定し、エンジン5、モータ7の運転状態中の予め設定された計測点において、エンジン特性パラメータなどを自動的に計測するとともに、自動計測中に駆動システムの温度が第1規定温度以上になった場合は、駆動システムの温度が低下する運転状態に切り替える自動計測制御装置3と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両における駆動システムの制御パラメータの自動計測システムに関する。
近年の電子制御化が進んだエンジン制御システムは、車載コンピュータで点火時期、噴射時期等の制御パラメータを制御してエンジンの制御を行っている。このようなエンジン制御システムは、運転条件に応じてマップにより制御パラメータを最適値に制御することで、出力向上、排気エミッション低減、燃費節減等の目標性能を満足するようにしている。エンジンの制御パラメータのマップデータの最適値は、エンジン機種毎に異なるため、開発過程で目標性能を満足するようにマップデータを適合する作業が必要となってくる。
例えば、特許文献1には、エンジンの制御可能な運転領域内に配置された複数の計測点で自動計測を行う自動計測システムが記載されており、この自動計測システムで計測した各計測点での計測結果に基づいてエンジン性能を最適にさせる制御パラメータを算出する。
特開2010−19725号公報
ところで、ハイブリッド車両においても、エンジンやモータ等の駆動システムの制御パラメータを算出する必要がある。ハイブリッド車両のように、モータなどを組み合わせた場合、自動計測中にモータやインバータなどの温度が上昇して部品が過熱してしまうと、安全装置により非常停止して自動計測が途中で止まってしまうという問題があった。
また、ガソリン車では計測することのない領域、モータの定格パワー、トルクの制限を受ける領域についても計測を行う必要があり、定常状態では温度上昇により使用できないが、短時間の運転でのみ使用可能な領域についても計測を行う必要がでてきた。そのような領域で長時間運転を行うと、モータやインバータなどの温度が上昇して部品が過熱してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、自動計測の実行中に駆動システムの温度が上昇して部品が過熱してしまうことを防ぐことができるハイブリッド車両の自動計測システムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様は、モータとエンジンとを駆動源とする駆動システムを備えたハイブリッド車両に対して、エンジンとモータとを制御する制御パラメータを設定し、エンジン及びモータの運転状態中の予め設定された計測点におけるエンジン−モータ特性パラメータを自動的に計測する自動計測システムであって、駆動システムの温度を検出する温度検出部を備え、自動計測の実行中に、温度検出部の検出した温度が第1規定温度以上となった場合に、自動計測を停止し、駆動システムの温度を低下させる運転状態に移行することを特徴とするものである。
本発明の第2の態様としては、自動計測が停止され、温度を低下させる運転状態に移行した後、温度検出部の検出した温度が第2規定温度以下となった場合に、自動計測の実行が停止された計測点から自動計測を再開することが好ましい。
本発明の第3の態様としては、自動計測の停止からの再開後、温度検出部の検出した温度が再度第1規定温度以上となった場合に、現在の計測点での計測を中止することが好ましい。
このように、上記の第1の態様は、自動計測中に、駆動システムの温度が第1規定温度以上となった場合、計測を停止し、駆動システムの温度を低下させる運転状態に移行して駆動システムの温度を低下させている。このため、駆動システムの温度上昇による部品の過熱や自動計測の中断を防ぐことができる。
上記の第2の態様では、駆動システムの温度を低下させる運転状態に移行した結果、駆動システムの温度が低下した場合には、自動計測が停止された計測点から計測を再開している。このため、駆動システムの温度を低下させる運転状態に移行することにより温度が低下する計測点では自動計測を実行することができ、自動計測を実行する計測点を増やすことができる。
上記の第3の態様では、一度駆動システムの温度を低下させる運転状態に移行した計測点で、再度温度が上昇した場合は、自動計測を中止して次の計測点での計測を行う。このため、駆動システムの温度を低下させる運転状態への移行回数を最小限にすることができ、自動計測に掛かる時間を最小限にすることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るハイブリッド車両の自動計測システムを示す図であり、その概念ブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係るハイブリッド車両の自動計測システムの自動計測動作を示すフローチャートである。 図3は、本発明の実施形態に係るハイブリッド車両の自動計測システムの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態に係るハイブリッド車両の自動計測システムは、計測対象となる車両1と、適合ツール2と、自動計測制御装置3と、計測装置4と、を含んで構成されている。また、車両1は、内燃機関としてのエンジン5と、エンジンコントローラ6と、モータ7と、インバータ8と、ハイブリッドコントローラ9と、を含んで構成されている。この車両1は、エンジン5とモータ7を駆動源とするハイブリッド車両として構成されている。なお、エンジン5やモータ7は、車体にマウントされていなくてもよく、例えば、エンジン5、エンジンコントローラ6、モータ7、インバータ8、ハイブリッドコントローラなどの車両1の駆動を制御する駆動システムのみを計測用のエンジンベンチ等に取り付け、車両1としての走行状態や外部環境を再現できるようになっていればよい。
エンジン5は、ピストンが気筒を2往復する間に吸気行程、圧縮行程、膨張行程及び排気行程からなる一連の4行程を行う4サイクルのガソリンエンジンによって構成されている。
モータ7は、例えば、複数の永久磁石が埋め込まれたロータと、ステータコイルが巻きつけられたステータと、を備えた同期型モータで構成される。モータ7は、ステータコイルに三相交流電圧が印加されることでステータに回転磁界が形成され、この回転磁界によりロータが回転して駆動力を生成する。インバータ8は、ハイブリッドコントローラ9の制御により三相交流電圧をモータ7に供給する。
エンジンコントローラ6は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
エンジンコントローラ6のROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをエンジンコントローラ6として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、エンジンコントローラ6において、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、エンジンコントローラ6として機能する。
エンジンコントローラ6の入力ポートには、エンジン5の冷却水の温度を検出する水温センサと、エンジン5の回転速度を検出するエンジン回転速度センサと、スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度センサと、アクセルペダルの操作量(開度)を検出するアクセルペダル開度センサと、を含む各種センサ類が接続されている。
一方、エンジンコントローラ6の出力ポートには、スロットルバルブと、エンジン5の燃料を噴射するインジェクタと、を含む各種制御対象類が接続されている。エンジンコントローラ6は、各種センサ類から得られる情報に基づいて、各種制御対象類を制御するようになっている。
ハイブリッドコントローラ9は、CPUと、RAMと、ROMと、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
ハイブリッドコントローラ9のROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをハイブリッドコントローラ9として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、ハイブリッドコントローラ9において、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、ハイブリッドコントローラ9として機能する。
ハイブリッドコントローラ9の入力ポートには、エンジン回転速度センサと、アクセルペダル開度センサと、車両1の車速を検出する車速センサと、バッテリの電圧を検出する電圧センサと、バッテリの放電電流値を検出する電流センサと、を含む各種センサ類が接続されている。一方、ハイブリッドコントローラ9の出力ポートには、インバータ8等の各種制御対象類が接続されている。
エンジンコントローラ6とハイブリッドコントローラ9は、CAN(Controller Area Network)通信やFlexRay通信することにより協働して車両1の駆動を制御するようになっている。ハイブリッドコントローラ9は、各種センサ類から得られる情報に基づいて、エンジンコントローラ6に処理要求信号を送信してエンジン5の動作を制御しつつ、各種制御対象類を制御して、エンジン5、モータ7による車両1の駆動を制御する。
適合ツール2は、エンジンコントローラ6、ハイブリッドコントローラ9それぞれに接続され、エンジン5やモータ7を制御するための各種制御定数や各種マップ等の制御パラメータを読出・書込できるようになっている。適合ツール2は、自動計測制御装置3と接続され、各種信号をやりとりできるようになっている。
自動計測制御装置3は、制御パラメータをエンジンコントローラ6、ハイブリッドコントローラ9に書き込むことを指示するパラメータ書込指示信号を適合ツール2に送信できるようになっている。パラメータ書込指示信号には、エンジンコントローラ6、ハイブリッドコントローラ9に制御パラメータを書き込むための情報が含まれている。
適合ツール2は、自動計測制御装置3からのパラメータ書込指示信号を受信すると、パラメータ書込指示信号に指定された制御パラメータをエンジンコントローラ6、ハイブリッドコントローラ9に書き込むようになっている。
また、適合ツール2は、エンジンコントローラ6、ハイブリッドコントローラ9から読み出した制御パラメータを送信する読出パラメータ送信信号を自動計測制御装置3に送信できるようになっている。読出パラメータ送信信号には、エンジンコントローラ6、ハイブリッドコントローラ9から読み出した制御パラメータの情報が含まれている。
計測装置4は、エンジントルク、排気エミッション、燃費等のエンジン特性パラメータを計測する。計測装置4は、駆動システムの温度を検出する温度検出部41を備えている。温度検出部41は、エンジン5の温度を検出するエンジン温度センサ42、モータ7の温度を検出するモータ温度センサ43、インバータ8の温度を検出するインバータ温度センサ44等の温度センサにより駆動システムの温度を検出するようになっている。
自動計測制御装置3は、CPUと、RAMと、ROMと、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
自動計測制御装置3のROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットを自動計測制御装置3として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、自動計測制御装置3において、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、自動計測制御装置3として機能する。
自動計測制御装置3は、エンジンコントローラ6、ハイブリッドコントローラ9に制御パラメータを設定し、エンジン5、モータ7の運転状態中の予め設定された計測点(予め設定されたエンジン回転数などの状態)において、エンジントルク、排気エミッション、燃費等のエンジン特性パラメータなどを自動的に計測する。自動計測制御装置3は、例えば、アクセルペダル開度のセンサ信号を擬似的に出力したり、バッテリの出力電圧を変えたりして、エンジン5、モータ7の運転状態を制御するようになっている。
具体的には、自動計測制御装置3は、計測点に対応して予め設定された制御パラメータを適合ツール2によりエンジンコントローラ6、ハイブリッドコントローラ9に設定する。制御パラメータの設定が終わると、自動計測制御装置3は、エンジン5、モータ7を動作させ、アクセルペダル開度のセンサ信号を制御するなどし、予め設定された計測点になったところで計測を行う。予め設定された第1規定時間を超えても計測点にならない場合、自動計測制御装置3は、その計測点での計測を終了する。計測点が複数設定されている場合は、自動計測制御装置3は、上述の処理を全ての計測点での計測が終わるまで繰り返す。
ここで、第1規定時間は、計測点に到達するまでに必要な時間の最大値であり、実験等により求められ、自動計測制御装置3のROMに記憶されている。第1規定時間は、自動計測処理を全て実行するのにかかる時間も考慮して決めることが好ましい。
以上のように構成された本発明の実施形態に係る自動計測システムによる自動計測動作について図2を参照して説明する。ここで、自動計測動作は、自動計測制御装置3に対する自動計測開始の指示により開始される。
まず、自動計測制御装置3は、適合ツール2を介して、エンジンコントローラ6、ハイブリッドコントローラ9に計測点に対応した制御パラメータを設定する(ステップS11)。次いで、自動計測制御装置3は、適合ツール2を介して、エンジンコントローラ6、ハイブリッドコントローラ9の制御パラメータを読み出して、制御パラメータが正常に設定されたか否かを判定する(ステップS12)。
制御パラメータが正常に設定されていると判定した場合、自動計測制御装置3は、エンジン5、モータ7の運転を開始する(ステップS13)。そして、自動計測制御装置3は、運転開始から第1規定時間が経過したか否かを判定し(ステップS14)、第1規定時間が経過していないと判定すると、予め設定された計測点の状態になったか否かを判定する(ステップS15)。
計測点の状態になっていないと判定すると、自動計測制御装置3は、ステップS14に戻って、計測点の状態になるのを待ち合わせる。一方、計測点の状態になったと判定すると、自動計測制御装置3は、計測装置4によりエンジントルク、排気エミッション、燃費等の各種データの計測を行う(ステップS16)。
計測が終了した場合、または、ステップS12において制御パラメータが正常に設定されていないと判定した場合、または、ステップS14において第1規定時間が経過したと判定した場合、自動計測制御装置3は、次の計測点があるか否かを判定する(ステップS17)。次の計測点があると判定した場合、自動計測制御装置3は、ステップS11に戻って次の計測点での計測を行う。一方、次の計測点が無いと判定した場合、自動計測制御装置3は、自動計測動作を終了する。
また、自動計測制御装置3は、自動計測中にエンジン5、モータ7、インバータ8等の駆動システムの温度を監視していて、それらのうちいずれかの温度が予め設定された第1規定温度を超えた場合、エンジン5、モータ7を低負荷運転に切り替える。低負荷運転とは、エンジン5、モータ7、インバータ8等の駆動システムの温度が低下するような運転、例えば、エンジン5の回転数を規定回転数以下にするような運転である。
ここで、第1規定温度は、エンジン5、モータ7、インバータ8等の駆動システムが正常に動作する温度の上限値であり、実験等により求められ、自動計測制御装置3のROMに記憶されている。第1規定温度は、安全装置による非常停止が起こらないような温度を設定することが好ましい。また、規定回転数は、エンジン5の温度が上昇しないエンジン回転数の上限値であり、実験等により求められ、自動計測制御装置3のROMに記憶されている。
低負荷運転に切り替える際に、自動計測制御装置3は、現在の計測点で既に低負荷運転を実行したか否かを判定し、既に低負荷運転を実行していた場合は、その計測点での計測は止めて、次の計測点の計測に移る。
そして、自動計測制御装置3は、低負荷運転中にエンジン5、モータ7、インバータ8等の駆動システムの温度を監視していて、それらの全ての温度が予め設定された第2規定温度以下となった場合、低負荷運転を終了し、自動計測を再開する。自動計測の再開にあたっては、自動計測制御装置3は、低負荷運転に移行した時点で計測が終了していた場合は、次の計測点から自動計測を再開する。低負荷運転に移行した時点で計測が終了していなかった場合は、自動計測制御装置3は、再度その計測点での計測を行う。
ここで、第2規定温度は、自動計測の再開の可否を判断する閾値であり、実験等により求められ、自動計測制御装置3のROMに記憶されている。第2規定温度は、例えば、エンジン5のアイドリング状態での温度が設定される。
また、自動計測制御装置3は、低負荷運転中に第2規定時間経過してもエンジン5、モータ7、インバータ8等の駆動システムの全ての温度が予め設定された第2規定温度以下とならない場合、何らかの異常で温度が低下しないと判断し、自動計測処理を終了する。
ここで、第2規定時間は、通常の状態で低負荷運転を行った場合の各部の温度が第2規定温度以下となるまでにかかる時間であり、実験等により求められ、自動計測制御装置3のROMに記憶されている。
以下に、本発明の実施形態に係る自動計測システムによる温度監視動作について図3を参照して説明する。ここで、温度監視動作は、自動計測制御装置3に対する自動計測開始の指示により開始され、所定の時間間隔で繰り返し実行される。
まず、自動計測制御装置3は、温度検出部で検出するエンジン5、モータ7、インバータ8等の駆動システムの温度が第1規定温度以上か否かを判定する(ステップS21)。駆動システムの温度が第1規定温度より低いと判定した場合、自動計測制御装置3は、温度監視動作を終了する。
一方、駆動システムの温度が第1規定温度以上であると判定した場合、自動計測制御装置3は、実行中の図2に示す自動計測動作を中断させ、実行中の計測点において既に低負荷運転を実施済か否かを示す低負荷運転実施フラグにより既に低負荷運転を実施済みか否か判定する(ステップS22)。既に低負荷運転を実施済であると判定した場合、自動計測制御装置3は、図2に示す自動計測動作の現在の計測点での自動計測動作を中止させ、次の計測点からの自動計測動作を開始させ(ステップS28)、温度監視動作を終了する。
一方、低負荷運転を実施していないと判定した場合、自動計測制御装置3は、低負荷運転実施フラグに実施済を設定して、低負荷運転を開始させる(ステップS23)。そして、自動計測制御装置3は、低負荷運転開始から第2規定時間が経過したか否かを判定し(ステップS24)、第2規定時間経過していないと判定すると、駆動システムの温度が第2規定温度以下であるか否かを判定する(ステップS25)。
駆動システムの温度が第2規定温度以下でないと判定すると、自動計測制御装置3は、ステップS24に戻って、駆動システムの温度が第2規定温度以下になるのを待ち合わせる。一方、駆動システムの温度が第2規定温度以下になったと判定すると、自動計測制御装置3は、低負荷運転を終了させ(ステップS26)、図2に示す自動計測動作の中断された計測点での自動計測動作を最初から再開させ(ステップS27)、温度監視動作を終了する 。
ステップS24において、第2規定時間が経過したと判定した場合、自動計測制御装置3は、図2に示す自動計測動作を終了させ(ステップS29)、温度監視動作を終了する。
このように、本実施形態では、自動計測動作実行中に、エンジン5、モータ7、インバータ8等の駆動システムの温度が第1規定温度以上となった場合、計測を中断させ、低負荷運転を実施して駆動システムの温度を低下させている。このため、駆動システムの温度上昇による部品の過熱や自動計測の中断を防ぐことができる。
また、低負荷運転の結果、駆動システムの温度が低下した場合には、自動計測が中断された計測点から計測を再開している。このため、低負荷運転により温度が低下する計測点では自動計測を実行することができ、自動計測を実行する計測点を増やすことができる。
また、一度低負荷運転を実行した計測点で、再度温度が上昇した計測点では、自動計測を中止して次の計測点での計測を行う。このため、低負荷運転の回数を最小限にすることができ、自動計測に掛かる時間を最小限にすることができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 車両
2 適合ツール
3 自動計測制御装置
4 計測装置
41 温度検出部
5 エンジン
6 エンジンコントローラ
7 モータ
9 ハイブリッドコントローラ

Claims (3)

  1. モータとエンジンとを駆動源とする駆動システムを備えたハイブリッド車両に対して、前記エンジンと前記モータとを制御する制御パラメータを設定し、前記エンジン及び前記モータの運転状態中の予め設定された計測点におけるエンジン−モータ特性パラメータを自動的に計測する自動計測システムであって、
    前記駆動システムの温度を検出する温度検出部を備え、
    前記自動計測の実行中に、前記温度検出部の検出した温度が第1規定温度以上となった場合に、前記自動計測を停止し、前記駆動システムの温度を低下させる運転状態に移行することを特徴とするハイブリッド車両の自動計測システム。
  2. 前記自動計測が停止され、前記温度を低下させる運転状態に移行した後、前記温度検出部の検出した温度が第2規定温度以下となった場合に、前記自動計測の実行が停止された計測点から自動計測を再開することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の自動計測システム。
  3. 前記自動計測の停止からの再開後、前記温度検出部の検出した温度が再度第1規定温度以上となった場合に、現在の計測点での計測を中止することを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド車両の自動計測システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111301165A (zh) * 2019-12-06 2020-06-19 西安圣华农业科技股份有限公司 机动车自动熄火控制方法

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