JP2015206292A - Water-wheel inlet valve control device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施の形態は、水車入口弁制御装置に関する。 Embodiments of the present invention relate to a turbine inlet valve control device.
水車と、水車に流入する水を遮断するための水車入口弁と、を備える水車発電設備においては、水車入口弁の開閉を制御するために圧油を利用する水車入口弁制御装置を用いることが一般的である。図9には、圧油を利用して入口弁を制御する従来の水車入口弁制御装置の一例の概略構成図が示されている。図9において、符号200は水車入口弁制御装置(以下、単に入口弁制御装置)を示し、符号300は水車入口弁(以下、単に入口弁)を示している。入口弁300は、主弁301と、側弁302と、で構成されている。図9には、閉鎖された状態の主弁301及び側弁302が示されている。側弁302は、主弁301よりも小径の弁である。側弁302は、主弁301に先だって開かれることで主弁301及び側弁302の下流にある水車のケーシング内に水を充填させるために設けられている。主弁301が開かれる前に水車のケーシングに水が充填されることで、主弁301の上流側の圧力と下流側の圧力とが同等となり、主弁301をスムーズに開くことができる。
In a turbine generator that includes a turbine and a turbine inlet valve for blocking water flowing into the turbine, a turbine inlet valve control device that uses pressure oil may be used to control the opening and closing of the turbine inlet valve. It is common. FIG. 9 shows a schematic configuration diagram of an example of a conventional water turbine inlet valve control device that controls the inlet valve using pressure oil. In FIG. 9,
図9に示すように、この水車入口弁制御装置200は、圧油が供給されることによって主弁301を開閉させる主弁用油圧式サーボモータ201と、圧油が供給されることによって側弁302を開閉させる側弁用油圧式サーボモータ202と、油が貯留される集油槽203と、を備えている。集油槽203の油は、定容量ポンプ204によって汲み上げられて圧油タンク205に供給される。圧油タンク205は、その内部に、前記各サーボモータ201,202に供給するための油を所定の油量及び圧力に保持している。
As shown in FIG. 9, the hydraulic turbine inlet
定容量ポンプ204と圧油タンク205との間には、アンローダ弁206が設けられており、圧油タンク205には、当該圧油タンク205内の油の圧力を検出する圧力スイッチ207が接続されている。アンローダ弁206は、圧力スイッチ207により検出された圧力値に応じて、定容量ポンプ204から圧油タンク205に油が供給される状態と、供給されない状態と、を切り替えることが可能となっている。このことにより、圧油タンク205内の油が、所定の油量及び圧力に保持されるようになっている。
An
圧油タンク205内の圧油は、主弁用スプール式複式電磁切替弁(以下、単に主弁用複式電磁弁)208と、主弁用複式電磁弁208により流路が切り替えられる主弁用配圧弁209と、側弁用スプール式複式電磁切替弁(以下、単に側弁用複式電磁弁)210と、側弁用複式電磁弁210により流路が切り替えられる側弁用配圧弁211と、に供給される。
The pressure oil in the
主弁用複式電磁弁208は、ソレノイドに対する電気信号の入力に応じて流路が切り替えられる。これにより、主弁用配圧弁209の流路が切り替えられる。例えば、図9に示すように、主弁用複式電磁弁208は、励磁されて閉方向の流路に切り替えられると、図9における主弁用配圧弁209の右側のポートに圧油を供給し、主弁用配圧弁209から圧油が主弁用油圧式サーボモータ201の閉方向の圧油室(図9における上側の圧油室)に供給される。逆に、主弁用複式電磁弁208は、励磁されて開方向の流路に切り替えられると、図9における主弁用配圧弁209の左側のポートに圧油を供給し、主弁用配圧弁209から圧油が主弁用油圧式サーボモータ201の開方向の圧油室(図9における下側の圧油室)に供給される。このことにより、主弁用配圧弁209から主弁用油圧式サーボモータ201へ供給される圧油の供給先が切り替わり、主弁301の開閉が行われるようになっている。
The flow path of the
ここで、図10には、主弁301が拡大して示されている。主弁301は、流路を開閉させる弁体301Aと、弁体301Aの側部に一端部が連結された弁操作アーム301Bと、を有している。弁操作アーム301Bの他端部は、主弁用油圧式サーボモータ201に連結されている。主弁用油圧式サーボモータ201の閉方向の圧油室(図9における上側の圧油室)に圧油が充填されている場合、図10に示すように弁操作アーム301Bは押し下げられており、この場合、弁体301Aは閉じている。主弁301を開く際には、主弁用油圧式サーボモータ201の開方向の圧油室(図9における下側の圧油室)に圧油を供給して、弁操作アーム301Bを押し上げて、弁体301Aを傾かせる。これにより、弁体301Aを開くことができる。
Here, FIG. 10 shows the
また、図9に戻り、側弁用複式電磁弁210は、ソレノイドに対する電気信号の入力に応じて流路が切り替えられる。これにより、側弁用配圧弁211の流路が切り替えられる。例えば、図9に示すように、側弁用複式電磁弁210は、励磁されて閉方向の流路に切り替えられると、図9における側弁用配圧弁211の右側のポートに圧油を供給し、側弁用配圧弁211から圧油が側弁用油圧式サーボモータ202の閉方向の圧油室(図9における上側の圧油室)に供給される。逆に、側弁用複式電磁弁210は、励磁されて開方向の流路に切り替えられると、図9における側弁用配圧弁211の左側のポートに圧油を供給し、側弁用配圧弁211から圧油が側弁用油圧式サーボモータ202の開方向の圧油室(図9における下側の圧油室)に供給される。このことにより、側弁用配圧弁211から側弁用油圧式サーボモータ202へ供給される圧油の供給先が切り替わり、側弁302の開閉が行われるようになっている。なお、図中の太線は、圧油の供給ラインを示している。
Returning to FIG. 9, the flow path of the
このような入口弁制御装置200においては通常、圧油タンク205に、定容量ポンプ204が故障した場合であっても主弁301及び側弁302を閉鎖可能な程度に所定の油量及び圧力の油が貯留されている。この場合、定容量ポンプ204から圧油タンク205内に油が供給されなくても、電気信号の入力に応じて主弁用複式電磁弁208及び側弁用複式電磁弁210が閉方向側に切り替えられることによって、圧油タンク205から主弁用油圧式サーボモータ201及び側弁用油圧式サーボモータ202に、主弁301及び側弁302を閉鎖可能な圧力の圧油を供給することができる。
In such an inlet
しかしながら、図9に示すような主弁用複式電磁弁208が用いられる構成においては、主弁301を閉じる場合に、ソレノイドを駆動させるための電気信号が入力される必要がある。このため、圧油タンク205に油が貯留されていたとしても、電源が消失された時には、安全に主弁301を閉じることができない可能性がある。
However, in the configuration in which the
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、電源が消失された時に水車入口弁の主弁を安全に閉じることができる水車入口弁制御装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a turbine inlet valve control device that can safely close the main valve of the turbine inlet valve when the power is lost.
実施の形態による水車入口弁制御装置は、閉じる方向に負荷を作用させる重錘が設けられた水車入口弁の主弁を、圧油の供給によって開く方向に駆動する主弁駆動部を備え、当該主弁駆動部に対する圧油の給排によって前記主弁を開閉制御する水車入口弁制御装置である。当該水車入口弁制御装置は、前記主弁駆動部への圧油の供給を制御する第1のパイロット操作弁と、前記主弁駆動部からの圧油の排出を制御する第2のパイロット操作弁と、前記第1のパイロット操作弁及び前記第2のパイロット操作弁へのパイロット操作用の圧油の供給を制御する電磁弁装置と、を備える。前記第1のパイロット操作弁は、前記電磁弁装置から圧油を供給されない状態において前記主弁駆動部への圧油の供給を制限し、前記電磁弁装置から圧油を供給される状態において前記主弁駆動部への圧油の供給を許容する。前記第2のパイロット操作弁は、前記電磁弁装置から圧油を供給されない状態において前記主弁駆動部からの圧油の排出を制限し、前記電磁弁装置から圧油を供給される状態において前記主弁駆動部からの圧油の排出を許容する。前記電磁弁装置は、前記第1のパイロット操作弁に圧油を供給する状態で且つ前記第2のパイロット操作弁に圧油を供給しない第1の状態と、前記第1のパイロット操作弁に圧油を供給しない状態で且つ前記第2のパイロット操作弁に圧油を供給する第2の状態と、を切替可能であり、且つ、当該電磁弁装置の非給電時に前記第2の状態をとるためのスプリングを有する。 A water turbine inlet valve control device according to an embodiment includes a main valve drive unit that drives a main valve of a water turbine inlet valve provided with a weight that applies a load in a closing direction, in a direction to open by supply of pressure oil. This is a water turbine inlet valve control device that controls opening and closing of the main valve by supplying and discharging pressure oil to and from the main valve drive unit. The water turbine inlet valve control device includes a first pilot operation valve that controls supply of pressure oil to the main valve drive unit, and a second pilot operation valve that controls discharge of pressure oil from the main valve drive unit. And an electromagnetic valve device that controls the supply of pressure oil for pilot operation to the first pilot operation valve and the second pilot operation valve. The first pilot operation valve restricts the supply of pressure oil to the main valve drive unit in a state where no pressure oil is supplied from the solenoid valve device, and the pressure control oil is supplied from the solenoid valve device in the state where the pressure oil is supplied. Allow supply of pressure oil to the main valve drive. The second pilot operation valve restricts discharge of the pressure oil from the main valve drive unit in a state where no pressure oil is supplied from the solenoid valve device, and the pressure control oil is supplied from the solenoid valve device in the state where the pressure oil is supplied. Allow discharge of pressure oil from the main valve drive. The electromagnetic valve device has a first state in which pressure oil is supplied to the first pilot operation valve and no pressure oil is supplied to the second pilot operation valve, and a pressure to the first pilot operation valve. It is possible to switch between a second state in which no oil is supplied and a second state in which pressure oil is supplied to the second pilot operation valve, and for taking the second state when the solenoid valve device is not powered. It has a spring.
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。 Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings.
図1には、本実施の形態による水車入口弁制御装置(以下、単に入口弁制御装置)1の系統図が示されている。本実施の形態による入口弁制御装置1は、図中符号100で示される水車入口弁(以下、単に入口弁)を開閉制御する。入口弁100は、主弁101と側弁102とで構成されている。図1には、入口弁制御装置1によって閉鎖された主弁101と側弁102とが示されている。
FIG. 1 shows a system diagram of a water turbine inlet valve control device (hereinafter simply referred to as an inlet valve control device) 1 according to the present embodiment. An inlet
先ず、入口弁制御装置1の概略構成について説明する。本実施の形態による入口弁制御装置1は、図中符号11で示す主弁用油圧式サーボモータによって主弁101を開閉制御し、図中符号12で示す側弁用油圧式サーボモータによって側弁102を開閉制御する。
First, a schematic configuration of the inlet
図1及び図2に示すように、主弁101は、流路Fを開閉させる弁体101Aと、当該弁体101Aの側部に一端部が連結された弁操作アーム101Bと、弁操作アーム101Bの他端部に連結された重錘101Cと、を有している。弁操作アーム101Bの中間部には、入口弁制御装置1の前述の主弁用油圧式サーボモータ11が備える駆動ロッド11R(図1参照)の一端部が回転可能に連結されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
主弁用油圧式サーボモータ11は、ピストンを摺動可能に保持したシリンダ11Sを有し、駆動ロッド11Rの他端部は前記ピストンに連結されている。主弁用油圧式サーボモータ11は、シリンダ11S内において前記ピストンの一側(図中下側)に形成された、圧油が供給される圧油室11Aを有しており、入口弁制御装置1は、圧油室11Aに圧油を供給する状態と圧油室11A内の圧油を排出する状態とを切り替えることによって、主弁101の開閉を切り替えることが可能となっている。図1においては、圧油室11A内の圧油が排出された状態が示されており、この状態において主弁101は閉じている。なお、シリンダ11S内において前記ピストンの他側(図中上側)には、圧油の排出室11Bが形成され、当該排出室11Bは配管を介して後述の集油槽13に接続されている。
The main valve
入口弁制御装置1は、閉じられた主弁101を開く際に、圧油室11Aに圧油を供給する。この場合、主弁101の弁操作アーム101Bが主弁用油圧式サーボモータ11の駆動ロッド11Rによって押し上げられる(図7参照)。これにより、主弁101が開くようになっている。また、入口弁制御装置1は、開いた状態の主弁101を閉じる際には、圧油室11A内の圧油を排出する。この場合、重錘101Cが自重によって主弁101に対して閉じる方向への負荷を作用させ、押し上げられていた主弁101の弁操作アーム101Bが下降する。これにより、主弁101が閉じるようになっている。すなわち、主弁用油圧式サーボモータ11は、自身に対する圧油の給排によって主弁101を開閉するようになっている。
The inlet
一方、側弁102には、入口弁制御装置1の前述の側弁用油圧式サーボモータ12が連結されている。
On the other hand, the aforementioned side valve
側弁用油圧式サーボモータ12は、圧油が供給される圧油室として、開方向の圧油室12A(図中下側)と閉方向の圧油室12B(図中上側)とを有しており、入口弁制御装置1は、開方向の圧油室12Aに圧油を供給する状態と閉方向の圧油室12Bに圧油を供給する状態とを切り替えるようになっている。すなわち、入口弁制御装置1は、側弁用油圧式サーボモータ12に対する圧油の供給先を切り替えることによって、側弁102の開閉を切り替えることが可能となっている。図1においては、圧油室12Bに圧油が供給された状態が示されており、この状態において側弁102は閉じている。
The side-valve
入口弁制御装置1は、閉じられた側弁102を開く際に、圧油室12Aに圧油を供給する。これにより、側弁102が開くようになっている。なお、この際、圧油室12B内の圧油は排出されるようになっている。また、入口弁制御装置1は、開いた側弁102を閉じる際には、圧油室12Bに圧油を供給する。これにより、側弁102が閉じるようになっている。なお、この際、圧油室12A内の圧油は排出されるようになっている。
The inlet
以下、入口弁制御装置1について詳述する。
Hereinafter, the inlet
図1に示すように、入口弁制御装置1は、圧油の供給によって主弁101を開く方向に駆動する主弁駆動部に対応する前述の主弁用油圧式サーボモータ11と、圧油の供給先を切り替えることによって側弁102の開閉を切り替える前述の側弁用油圧式サーボモータ12と、を備えている。また、入口弁制御装置1は、油が貯留される集油槽13と、集油槽13から油を汲み上げて主弁用油圧式サーボモータ11に圧油を圧送するための定容量ポンプ14と、集油槽13から油を汲み上げて側弁用油圧式サーボモータ12に圧油を圧送するための可変容量ポンプ15と、を備えている。主弁用油圧式サーボモータ11の圧油室11Aと定容量ポンプ14とは、主弁用主圧油配管16によって接続されており、側弁用油圧式サーボモータ12の圧油室12A及び圧油室12Bと可変容量ポンプ15とは、側弁用主圧油配管36によって接続されている。
As shown in FIG. 1, the inlet
主弁用主圧油配管16には、第1のパイロット逆止操作弁17が設けられており、主弁用主圧油配管16における第1のパイロット逆止操作弁17の下流側の位置からは、ドレン配管16Dが分岐している。ドレン配管16Dは集油槽13に連通しており、主弁用油圧式サーボモータ11(詳しくは圧油室11A)に供給された圧油を排出するために設けられている。当該ドレン配管16Dには、第2のパイロット逆止操作弁18が設けられている。なお、ドレン配管16Dを通流する圧油は、集油槽13に流れることが可能となっている。また、本実施の形態では、主弁用油圧式サーボモータ11の圧油室11Aに直接接続されて集油槽13まで延びる、ドレン配管16Dとは別のドレン用の配管(図示省略)が設けられ、当該配管には開閉弁70が設けられている。開閉弁70は手動開閉式の弁である。開閉弁70は、水車の通常の運転の際には閉じられているが、本実施の形態では、開閉弁70を開くことによって、定容量ポンプ14等の油圧が消失した際に圧油室11A内の圧油を排出することが可能となっている。
The main pressure main
主弁用主圧油配管16における第1のパイロット逆止操作弁17の上流の位置、従ってドレン配管16Dの接続位置の上流側の位置からは主弁用分岐配管19が分岐しており、当該主弁用分岐配管19には主弁用電磁弁装置20が設けられている。主弁用電磁弁装置20は、第1のパイロット逆止操作弁17及び第2のパイロット逆止操作弁18へのパイロット操作用の圧油の供給を制御する装置である。ここでのパイロット操作用の圧油とは、第1のパイロット逆止操作弁17及び第2のパイロット逆止操作弁18の開閉を制御するための圧油である。
A main
第1のパイロット逆止操作弁17は、主弁用電磁弁装置20を介して圧油を供給されない状態において主弁用主圧油配管16における上流側から下流側への圧油の通流、すなわち主弁用油圧式サーボモータ11(詳しくは圧油室11A)への圧油の供給を制限し、主弁用電磁弁装置20を介して圧油を供給される状態において主弁用主圧油配管16における上流側から下流側への圧油の通流、すなわち主弁用油圧式サーボモータ11(詳しくは圧油室11A)への圧油の供給を許容するようになっている。
The first
また、第2のパイロット操作逆止弁18は、主弁用電磁弁装置20を介して圧油を供給されない状態においてドレン配管16Dにおける上流側から下流側への圧油の通流、すなわち主弁用油圧式サーボモータ11(詳しくは圧油室11A)からの圧油の排出を制限し、主弁用電磁弁装置20を介して圧油を供給される状態においてドレン配管16Dにおける上流側から下流側への圧油の通流、すなわち主弁用油圧式サーボモータ11(詳しくは圧油室11A)からの圧油の排出を許容するようになっている。
The second pilot operated
本実施の形態において前述の主弁用分岐配管19は、主弁用主圧油配管16から分岐する主分岐配管部19Mと、主分岐配管部19Mから延びて第1のパイロット操作逆止弁17に接続される第1の分岐配管19Aと、主分岐配管部19Mから延びて第2のパイロット操作逆止弁18に接続される第2の分岐配管19Bと、を有している。そして、本実施の形態において主弁用電磁弁装置20は、第1の分岐配管19Aに設けられた第1の単式電磁弁21と、第2の分岐配管19Bに設けられた第2の単式電磁弁22と、を有している。
In the present embodiment, the main
本実施の形態において第1の単式電磁弁21は、ソレノイドと、電気信号の供給による当該ソレノイドの駆動に応じて流路を切り替えるスプール(図示省略)と、を有する3ポートのポペット式電磁弁として構成されている。第1の単式電磁弁21は、非励磁の状態(図1の状態)で出力ポートとドレンポートとを連通させることで第1の分岐配管19Aを遮断し、励磁の状態(図7の状態)で入力ポートと出力ポートとを連通させることで第1の分岐配管19Aの一部を構成するようになっている。また、第1の単式電磁弁21は、出力ポートとドレンポートとを連通させる位置に向けて前記スプールを常時付勢するスプリング21Eを有している。すなわち、スプリング21Eは、非給電時に、前記スプールが出力ポートとドレンポートとを連通させる位置をとるためのスプリングである。
In the present embodiment, the first
同様に、本実施の形態において第2の単式電磁弁22は、ソレノイドと、電気信号の供給による当該ソレノイドの駆動に応じて流路を切り替えるスプール(図示省略)と、を有する3ポートのポペット式電磁弁として構成されている。第2の単式電磁弁22は、非励磁の状態(図1の状態)で入力ポートと出力ポートとを連通させることで第2の分岐配管19Bの一部を構成し、励磁の状態(例えば、図7の状態)で、出力ポートとドレンポートとを連通させることで第2の分岐配管19Bの一部を遮断するようになっている。第2の単式電磁弁22は、入力ポートと出力ポートとを連通させる位置に向けて前記スプールを常時付勢するスプリング22Eを有している。すなわち、スプリング22Eは、非給電時に、前記スプールが入力ポートと出力ポートとを連通させる位置をとるためのスプリングである。
Similarly, in the present embodiment, the second
なお、本実施の形態による入口弁制御装置1では、第1の単式電磁弁21及び第2の単式電磁弁22がポペット式電磁弁であるが、この場合、ポペット式電磁弁の方が、パイロット式電磁弁に比べて摺動部分が少ない等の理由から、パイロット式電磁弁よりも圧油の内部リーク量を抑制することができる。もっとも、第1の単式電磁弁21及び第2の単式電磁弁22としてパイロット式電磁弁が用いられてもよい。
In the inlet
主弁用電磁弁装置20は、第1の単式電磁弁21及び第2の単式電磁弁22を切り替えることによって、主弁101を開く際に第1のパイロット逆止操作弁17に圧油を供給する状態で且つ第2のパイロット操作逆止弁18に圧油を供給しない「第1の状態(以下、主弁開状態)」と、主弁101を閉じる際に第1のパイロット操作逆止弁17に圧油を供給しない状態で且つ第2のパイロット操作逆止弁18に圧油を供給する「第2の状態(以下、主弁閉状態)」と、を切替可能に構成されている。
The main valve
具体的に、本実施の形態において主弁用電磁弁装置20は、第1の単式電磁弁21及び第2の単式電磁弁22を共に励磁の状態とすることで、「第1の状態」、すなわち「主弁開状態」となるように構成されており、一方、第1の単式電磁弁21及び第2の単式電磁弁22を共に非励磁の状態とすることで、「第2の状態」、すなわち「主弁閉状態」となるように構成されている。そして、「第1の状態(主弁開状態)」では、主弁101が開き、「第2の状態(主弁閉状態)」では主弁101が閉じるようになっている。
Specifically, in the present embodiment, the main valve
また、本実施の形態では、主弁用主圧油配管16の主弁用分岐配管19の接続位置の上流側の位置に、下流側から上流側への圧油の通流を制限する逆止弁27が設けられている。逆止弁27は、定容量ポンプ14が停止された際に、主弁用主圧油配管16を通して定容量ポンプ14側に圧油が通流することを抑制するために設けられている。
Further, in the present embodiment, a check that restricts the flow of pressure oil from the downstream side to the upstream side at a position upstream of the connection position of the main
次に、側弁用油圧式サーボモータ12と可変容量ポンプ15との間の構成について説明する。図1に示すように、本実施の形態において前述した側弁用主圧油配管36は、可変容量ポンプ15から延びる主配管部36Mと、主配管部36Mから延びて側弁用油圧式サーボモータ12の開方向の圧油室12Aに接続される開側配管36Aと、主配管部36Mから延びて側弁用油圧式サーボモータ12の閉方向の圧油室12Bに接続される閉側配管36Bと、を有している。
Next, the configuration between the side valve
開側配管36Aには、第3のパイロット逆止操作弁37が設けられており、開側配管36Aにおける第3のパイロット逆止操作弁37の下流側の位置からは、ドレン配管36ADが分岐している。ドレン配管36ADは集油槽13に連通しており、側弁用油圧式サーボモータ12(詳しくは圧油室12A)に供給された圧油を排出するために設けられている。当該ドレン配管36ADには、第4のパイロット逆止操作弁38が設けられている。なお、ドレン配管36ADを通流する圧油は、集油槽13に流れることが可能となっている。
The
また、閉側配管36Bには、第5のパイロット逆止操作弁39が設けられており、閉側配管36Bにおける第5のパイロット逆止操作弁39の下流側の位置からは、ドレン配管36BDが分岐している。ドレン配管36BDは集油槽13に連通しており、側弁用油圧式サーボモータ12(詳しくは圧油室12B)に供給された圧油を排出するために設けられている。当該ドレン配管36BDには、第6のパイロット逆止操作弁40が設けられている。なお、ドレン配管36BDを通流する圧油は、集油槽13に流れることが可能となっている。
Further, the
そして、側弁用主圧油配管36における主配管部36Mからは側弁用分岐配管49が分岐しており、当該側弁用分岐配管49には側弁用電磁弁装置50が設けられている。側弁用電磁弁装置50は、各パイロット逆止操作弁37〜40へのパイロット操作用の圧油の供給を制御する装置である。ここでのパイロット操作用の圧油とは、各パイロット逆止操作弁37〜40の開閉を制御するための圧油である。
A side
第3のパイロット逆止操作弁37は、側弁用電磁弁装置50を介して圧油を供給されない状態において開側配管36Aにおける上流側から下流側への圧油の通流、すなわち側弁用油圧式サーボモータ12(詳しくは圧油室12A)への圧油の供給を制限し、側弁用電磁弁装置50を介して圧油を供給される状態において開側配管36Aにおける上流側から下流側への圧油の通流、すなわち側弁用油圧式サーボモータ12(詳しくは圧油室12A)への圧油の供給を許容するようになっている。
The third
第4のパイロット操作逆止弁38は、側弁用電磁弁装置50を介して圧油を供給されない状態においてドレン配管36ADにおける上流側から下流側への圧油の通流、すなわち側弁用油圧式サーボモータ12(詳しくは圧油室12A)からの圧油の排出を制限し、側弁用電磁弁装置50を介して圧油を供給される状態においてドレン配管36ADにおける上流側から下流側への圧油の通流、すなわち側弁用油圧式サーボモータ12(詳しくは圧油室12A)からの圧油の排出を許容するようになっている。
The fourth pilot operated
第5のパイロット逆止操作弁39は、側弁用電磁弁装置50を介して圧油を供給されない状態において閉側配管36Bにおける上流側から下流側への圧油の通流、すなわち側弁用油圧式サーボモータ12(詳しくは圧油室12B)への圧油の供給を制限し、側弁用電磁弁装置50を介して圧油を供給される状態において閉側配管36Bにおける上流側から下流側への圧油の通流、すなわち側弁用油圧式サーボモータ12(詳しくは圧油室12B)への圧油の供給を許容するようになっている。
The fifth
第6のパイロット操作逆止弁40は、側弁用電磁弁装置50を介して圧油を供給されない状態においてドレン配管36BDにおける上流側から下流側への圧油の通流、すなわち側弁用油圧式サーボモータ12(詳しくは圧油室12B)からの圧油の排出を制限し、側弁用電磁弁装置50を介して圧油を供給される状態においてドレン配管36BDにおける上流側から下流側への圧油の通流、すなわち側弁用油圧式サーボモータ12(詳しくは圧油室12B)からの圧油の排出を許容するようになっている。
The sixth pilot operated
本実施の形態において前述の側弁用分岐配管49は、側弁用主圧油配管36における主配管部36Mから分岐する主分岐配管部49Mと、主分岐配管部49Mから延びて第3のパイロット操作逆止弁37及び第6のパイロット操作逆止弁40に接続される第1の分岐配管49Aと、主分岐配管部49Mから延びて第4のパイロット操作逆止弁38及び第5のパイロット操作逆止弁39に接続される第2の分岐配管49Bと、を有している。そして、本実施の形態において側弁用電磁弁装置50は、第1の分岐配管49Aに設けられた第3の単式電磁弁51と、第2の分岐配管49Bに設けられた第4の単式電磁弁52と、を有している。
In the present embodiment, the aforementioned side
本実施の形態において第3の単式電磁弁51は、ソレノイドと、電気信号の供給による当該ソレノイドの駆動に応じて流路を切り替えるスプール(図示省略)と、を有する3ポートのポペット式電磁弁として構成されている。第3の単式電磁弁51は、非励磁の状態(図1の状態)で出力ポートとドレンポートとを連通させることで第1の分岐配管49Aを遮断し、励磁の状態(例えば図7の状態)で入力ポートと出力ポートとを連通させることで第1の分岐配管49Aの一部を構成するようになっている。また、第1の単式電磁弁21は、出力ポートとドレンポートとを連通させる位置に向けて前記スプールを常時付勢するスプリング51Eを有している。
In the present embodiment, the third
同様に、本実施の形態において第4の単式電磁弁52は、ソレノイドと、電気信号の供給による当該ソレノイドの駆動に応じて流路を切り替えるスプール(図示省略)と、を有する3ポートのポペット式電磁弁として構成されている。第4の単式電磁弁52は、非励磁の状態(図1の状態)で入力ポートと出力ポートとを連通させることで第2の分岐配管49Bの一部を構成し、励磁の状態(例えば図7の状態)で、出力ポートとドレンポートとを連通させることで第2の分岐配管49Bの一部を遮断するようになっている。第4の単式電磁弁52は、入力ポートと出力ポートとを連通させる位置に向けて前記スプールを常時付勢するスプリング52Eを有している。
Similarly, in the present embodiment, the fourth
側弁用電磁弁装置50は、第3の単式電磁弁51及び第4の単式電磁弁52を切り替えることによって、「開側状態」と「閉側状態」とを切替可能に構成されている。「開側状態」では、第3のパイロット逆止操作弁37及び第6のパイロット逆止操作弁40に圧油を供給する状態で且つ第4のパイロット操作逆止弁38及び第5のパイロット操作逆止弁39に圧油を供給しない。これにより、側弁102が開く。「閉側状態」では、第3のパイロット逆止操作弁37及び第6のパイロット逆止操作弁40に圧油を供給しない状態で且つ第4のパイロット操作逆止弁38及び第5のパイロット操作逆止弁39に圧油を供給する。これにより、側弁102が閉じる。
The side valve
このようにして本実施の形態において側弁用電磁弁装置50は、第3の単式電磁弁51及び第4の単式電磁弁52を共に励磁の状態とすることで、「開側状態」となるように構成されており、一方、第3の単式電磁弁51及び第4の単式電磁弁52を共に非励磁の状態とすることで、「閉側状態」となるように構成されている。
In this way, in the present embodiment, the side valve
また、図1に示すように、本実施の形態による入口弁制御装置1は、アキュムレータ60を更に備えている。アキュムレータ60は、アキュムレータ用配管61を介して可変容量ポンプ15に接続されている。本実施の形態においてアキュムレータ60は、可変容量ポンプ15から圧送される圧油によって、その内部の圧油の圧力が所定の圧力に維持されるようになっている。すなわち、本実施の形態において、可変容量ポンプ15は、側弁102等に圧油を供給することに加え、アキュムレータ60内の圧油の圧力を所定の圧力に維持するようになっている。詳しくは、アキュムレータ60には、アキュムレータ60内の圧油の圧力を検出する圧力スイッチ65が接続されており、可変容量ポンプ15は、圧力スイッチ65により検出された圧力値に応じて、その出力を調整する。このことにより、アキュムレータ60内の油が、所定の油量及び圧力に保持されるようになっている。
As shown in FIG. 1, the inlet
アキュムレータ60は、側弁用主圧油配管36の主配管部36Mから主弁用主圧油配管16に延びる補給用配管62を介して、主弁用主圧油配管16に接続されており、内部の圧油を主弁用主圧油配管16に供給することが可能となっている。ここで、アキュムレータ60は、定容量ポンプ14が停止した場合であっても所定の時間(例えば、数十時間)、主弁用主圧油配管16内の圧油の圧力を一定に維持することが可能な程度に、圧油の圧力を維持可能になっている。
The
なお、補給用配管62には、アキュムレータ60側から主弁用主圧油配管16側への圧油の供給を許容する一方で、主弁用主圧油配管16側からアキュムレータ60側への圧油の供給を制限する逆止弁63が設けられている。これにより、本実施の形態では、定容量ポンプ14からの圧油がアキュムレータ60内等の圧油の圧力に影響を及ぼすことが、防止されるようになっている。
The
一方で、本実施の形態による入口弁制御装置1は、図3に示すように、主弁101の開度を検出するための複数のリミットスイッチ110と、リミットスイッチ110に電気的に接続された開度検出部25と、開度検出部25の検出に応じて定容量ポンプ14の運転を切り替える切替装置26と、を備えている。
On the other hand, the inlet
主弁101における弁操作アーム101Bには検出用アーム111が設けられており、当該検出用アーム111が弁体101A及び弁操作アーム101Bの回転に応じてリミットスイッチ110に当接した際に、当該リミットスイッチ110は、開度検出部25に信号を出力するようになっている。これにより、開度検出部25は、主弁101の全開状態、全開状態よりも小さい開度等の、複数の開度の状態を検出することが可能となっている。なお、リミットスイッチ110は、流路Fを画定する水圧鉄管の外側において弁操作アーム101Bに近接する位置で、当該水圧鉄管に固定されている。
The
本実施の形態において切替装置26は、電磁弁装置20が第1の状態(主弁開状態)である場合において、開度検出部25によって主弁101の全開状態が検出された際に、定容量ポンプ14を停止し、開度検出部25によって全開状態となった主弁101の開度が全開状態よりも小さくなったことが検出された際には、定容量ポンプ14を起動するようになっている。
In the present embodiment, when the
次に、図1及び図4乃至図8を用いて、本実施の形態による入口弁制御装置1の作用について説明する。図1及び図4乃至図8において、各種配管において実線で示されている部位は、圧油の供給ラインを示し、破線で示されている部位は、圧油の非供給ライン(排油ラインも含む)を示している。
Next, the operation of the inlet
前述したように、図1において主弁101及び側弁102は閉じた状態となっている。この状態では、主弁用電磁弁装置20が、第1の単式電磁弁21及び第2の単式電磁弁22を共に非励磁の状態として、第1のパイロット操作逆止弁17に圧油を供給しない状態で且つ第2のパイロット操作逆止弁18に圧油を供給する「第2の状態(主弁閉状態)」となっている。
As described above, the
この場合、図1の実線の圧油の供給ラインに示すように、第1のパイロット操作逆止弁17には、主弁用電磁弁装置20を介して圧油が供給されない。第2のパイロット操作逆止弁18には、主弁用電磁弁装置20を介して圧油が供給される。これにより、主弁用主圧油配管16においては、定容量ポンプ14からの圧油が、第1のパイロット操作逆止弁17から下流側へ通流する、すなわち主弁用油圧式サーボモータ11の圧油室11Aに供給されることが制限される一方、主弁用油圧式サーボモータ11の圧油室11A内の圧油は、第2のパイロット操作逆止弁18及びドレン配管16Dを通って排出される。このようにして、圧油室11A内の圧油が排出され、主弁101は重錘101Cによって閉じる。
In this case, as shown in the solid pressure oil supply line in FIG. 1, no pressure oil is supplied to the first pilot operated
更に、図1においては、側弁用電磁弁装置50は、第3の単式電磁弁51及び第4の単式電磁弁52を共に非励磁の状態として、第3のパイロット逆止操作弁37及び第6のパイロット逆止操作弁40に圧油を供給しない状態で且つ第4のパイロット操作逆止弁38及び第5のパイロット操作逆止弁39に圧油を供給する「閉側状態」となっている。この場合、図1の実線の圧油の供給ラインに示すように、第4のパイロット操作逆止弁38及び第5のパイロット操作逆止弁39には、側弁用電磁弁装置50を介して圧油が供給されるが、第3のパイロット逆止操作弁37及び第6のパイロット逆止操作弁40には、側弁用電磁弁装置50を介して圧油が供給されない。これにより、側弁用主圧油配管36においては、可変容量ポンプ15からの圧油が、第3のパイロット操作逆止弁37及び開側配管36Aを通って開方向の圧油室12Aに供給されることが制限される一方、第5のパイロット操作逆止弁39及び閉側配管36Bを通って閉方向の圧油室12Bに供給される。
Further, in FIG. 1, the side valve
また、図1においては、側弁用油圧式サーボモータ12の開方向の圧油室12A内の圧油は、第5のパイロット操作逆止弁38及びドレン配管36ADを通って集油槽13に排出される一方、側弁用油圧式サーボモータ12の閉方向の圧油室12B内の圧油は、第6のパイロット操作逆止弁40及びドレン配管36BDを通って集油槽13から排出されることが制限される。このようにして、開方向の圧油室12A内の圧油は集油槽13に排出され、閉方向の圧油室12B内には可変容量ポンプ15から圧油が供給され、側弁102が閉じられる。
In FIG. 1, the pressure oil in the
以上のような図1に示す状態から、入口弁100の主弁101及び側弁102を開く際には、側弁102を開いた後、主弁101を開く。
When the
この場合、まず、側弁用油圧式サーボモータ12の開方向の圧油室12A内の圧油の排出を制限する。
In this case, the discharge of the pressure oil in the
すなわち、まず、図4に示すように、側弁用電磁弁装置50が、第4の単式電磁弁52を励磁の状態とする。この場合、図4の実線の圧油の供給ラインに示すように、第4のパイロット操作逆止弁38及び第5のパイロット操作逆止弁39に、側弁用電磁弁装置50を介して圧油が供給されない状態となる。これにより、側弁用油圧式サーボモータ12の開方向の圧油室12A内の圧油が、第5のパイロット操作逆止弁38及びドレン配管36ADを通って集油槽13に排出されることが制限される。また、可変容量ポンプ15からの圧油が、第3のパイロット操作逆止弁37を通って開方向の圧油室12Aに供給されることが制限されると共に、第5のパイロット操作逆止弁39を通って閉方向の圧油室12Bに供給されることも制限される。
That is, first, as shown in FIG. 4, the side valve
これにより、側弁用油圧式サーボモータ12の開方向の圧油室12A内に圧油を充填することが可能な状態となる。
As a result, it becomes possible to fill the
次いで、開方向の圧油室12A内に圧油を充填する。
Next, the pressure oil is filled into the
すなわち、図5に示すように、側弁用電磁弁装置50が、第3の単式電磁弁51を励磁の状態とする。この場合、図5の実線の圧油の供給ラインに示すように、第3のパイロット操作逆止弁37及び第6のパイロット操作逆止弁40に、側弁用電磁弁装置50を介して圧油が供給される。これにより、図5の実線の圧油の供給ライン及び白抜きの矢印に示すように、側弁用主圧油配管36においては、可変容量ポンプ15からの圧油が第3のパイロット操作逆止弁37及び開側配管36Aを通って、開方向の圧油室12Aに供給される。また、側弁用油圧式サーボモータ12の閉方向の圧油室12B内の圧油が、図中白抜きの矢印に示すように、第6のパイロット操作逆止弁40及びドレン配管36BDを通って集油槽13に排出される。
That is, as shown in FIG. 5, the side valve
これにより、側弁用油圧式サーボモータ12の開方向の圧油室12A内に圧油が充填され、側弁102が開く。
As a result, the pressure oil is filled into the
次いで、主弁101を開く際には、まず、主弁用油圧式モータ11の圧油室11A内の圧油の排出を制限する。すなわち、図6に示すように、主弁用電磁弁装置20が、第2の単式電磁弁22を励磁の状態とする。この場合、図6の実線の圧油の供給ラインに示すように、第2のパイロット操作逆止弁18に、主弁用電磁弁装置20を介して圧油が供給されない状態となる。これにより、主弁用油圧式サーボモータ11の圧油室11A内の圧油が、第2のパイロット操作逆止弁18及びドレン配管16Dを通って集油槽13に排出されることが制限される。
Next, when opening the
これにより、主弁用油圧式サーボモータ11の圧油室11A内に圧油を充填することが可能な状態となる。
As a result, the pressure oil can be filled into the
次いで、主弁用油圧式モータ11の圧油室11A内に圧油を充填する。
Next, the pressure oil is filled into the
すなわち、図7に示すように、主弁用電磁弁装置20が、第1の単式電磁弁21を励磁の状態とする。この状態は、第1の単式電磁弁21及び第2の単式電磁弁22を共に励磁の状態として、第1のパイロット逆止操作弁17に圧油を供給する状態で且つ第2のパイロット操作逆止弁18に圧油を供給しない「第1の状態(主弁開状態)」である。この場合、図7の実線の圧油の供給ラインに示すように、第1のパイロット操作逆止弁17に、主弁用電磁弁装置20を介して圧油が供給される。これにより、図7の実線の圧油の供給ライン及び白抜きの矢印に示すように、定容量ポンプ14からの圧油が、第1のパイロット操作逆止弁17から下流側へ通流することが許容される。これにより、主弁用油圧式サーボモータ11の圧油室11A内に圧油が充填され、主弁101の弁操作アーム101Bが、主弁用油圧式サーボモータ11の駆動ロッド11Rによって、重錘103Cの自重に抗して押し上げられる。そして、図7に示すように、主弁101が開いた状態とされる。
That is, as shown in FIG. 7, the main valve
そして、本実施の形態の入口弁制御装置1では、主弁101が全開状態となったことが開度検出部25(図3参照)によって検出された場合には、切替装置26(図3参照)によって定容量ポンプ14が停止される。この状態では、主弁用油圧式サーボモータ11の圧油室11A内の圧油が、第2のパイロット操作逆止弁18及びドレン配管16Dを通って集油槽13に排出されることが制限される。更に、本実施の形態の入口弁制御装置1では、アキュムレータ60からの圧油が、補給用配管62を介して主弁用主圧油配管16に供給可能になっている。これにより、主弁用油圧式サーボモータ11の圧油室11A内の圧油の圧力が低下することを防止し、主弁101の全開状態が維持される。
And in the inlet
また、アキュムレータ60からの圧油が、補給用配管62を介して主弁用主圧油配管16に供給されるものの、アキュムレータ60内の圧油の圧力が低下する等して、開度検出部25によって全開状態となった主弁101の開度が全開状態よりも小さくなったことが検出された際には、定容量ポンプ14が起動される。この場合も、定容量ポンプ14からの圧油が主弁用油圧式サーボモータ11の圧油室11A内に充填されることで、主弁101の全開状態が維持される。
Further, although the pressure oil from the
このように本実施の形態の入口弁制御装置1では、主弁用電磁弁装置20が第1の状態(主弁開状態)である場合において、主弁101が全開状態となったことが開度検出部25によって検出された場合に、定容量ポンプ14が停止され、定容量ポンプ14の停止中における圧油の圧力の維持にアキュムレータ60が用いられる。そして、開度検出部25によって全開状態となった主弁101の開度が全開状態よりも小さくなったことが検出された際には、定容量ポンプ14が起動される。これにより、定容量ポンプ14の動作時間を低減することで、定容量ポンプ14の寿命の延長を図ることができると共に、水力発電設備において消費される電力の省エネルギー化を図ることができる。
As described above, in the inlet
また、本実施の形態による入口弁制御装置1では、図7に示すように、主弁101が開放された状態において仮に電源が消失された時(入口弁制御装置1の非給電時、例えば、単式電磁弁21,22に電気信号が送信されない時)に、主弁101を安全に閉じることができるようになっている。
Further, in the inlet
すなわち、本実施の形態による入口弁制御装置1では、第1の単式電磁弁21が出力ポートとドレンポートとを連通させる位置に向けてそのスプールを常時付勢するスプリング21Eを有しており、第2の単式電磁弁22が、入力ポートと出力ポートとを連通させる位置に向けてそのスプールを常時付勢するスプリング22Eを有している。このことにより、電源が消失された時、すなわち、第1の単式電磁弁21及び第2の単式電磁弁22に対して電気信号を入力不可な時には、図8に示すように、主弁用電磁弁装置20は、第1のパイロット操作逆止弁17に圧油を供給しない状態で且つ第2のパイロット操作逆止弁18に圧油を供給する「第2の状態」、すなわち「主弁閉状態」となる。
That is, in the inlet
このため、電源が消失された時には、図8における白抜きの矢印に示すように、主弁用油圧式サーボモータ11の圧油室11A内の圧油が、主弁用主圧油配管16における第1のパイロット操作逆止弁17の下流側の部位を経由して第2のパイロット操作逆止弁18を通り、ドレン配管16Dから排出される。これにより、重錘101Bが自重によって主弁101に対して閉じる方向への負荷を作用させ、圧油によって押し上げられていた主弁101の弁操作アーム101Bが下降する。これにより、主弁101を安全に閉じることができる。
For this reason, when the power supply is lost, the pressure oil in the
以上のように本実施の形態による入口弁制御装置1によれば、電源が消失された時に入口弁100の主弁101を安全に閉じることができる。また、主弁用油圧式サーボモータ11の圧油室11Aから圧油を排出させることによって、主弁101を閉じることができる。このため、主弁101を閉じるために圧油の圧力や油量を確保しておくことを不要とすることができ、例えば、従来の図9で示す入口弁制御装置200で用いられていた圧油タンク205を不要とできる。この結果、水車発電設備の建設コストや、入口弁制御装置1の保守及び管理コストを抑制することもできる。
As described above, according to the inlet
更に、アキュムレータ60が用いられることによって、定容量ポンプ14が停止された場合であっても、主弁用油圧式サーボモータ11の圧油室11A内に圧油が充填されることで、主弁101の全開状態が維持される。また、アキュムレータ60が用いられることによって、定容量ポンプ14が故障した場合に主弁101を安全に閉じることもできる。すなわち、定容量ポンプ14が故障した場合であっても、アキュムレータ60からの圧油によって、主弁用電磁弁装置20が、第1のパイロット操作逆止弁17に圧油を供給しない状態で且つ第2のパイロット操作逆止弁18に圧油を供給する「第2の状態」、すなわち「主弁閉状態」となることが可能である。このため、主弁101を安全に閉じることができる。更に、本実施の形態では、定容量ポンプ14及びアキュムレータ60が故障等して、第2のパイロット操作逆止弁18に圧油を供給不能な状況になった場合であっても、開閉弁70(図1または図7参照)を開くことで、圧油室11A内の圧油を集油槽13に排出できる。このため、電源、並びに、定容量ポンプ14及びアキュムレータ60からの油圧が消失された場合においても、主弁101を閉じることができる。
Further, even when the
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記の実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 Although the embodiment of the present invention has been described above, the above embodiment is presented as an example, and is not intended to limit the scope of the invention. The novel embodiment can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the spirit of the invention. This embodiment and its modifications are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
例えば、上記の実施の形態では、主弁用主圧油配管16における第1のパイロット逆止操作弁17の下流側の位置からドレン配管16Dが分岐しているが、ドレン配管16Dは、主弁用主圧油配管16における第1のパイロット逆止操作弁17の上流側の位置から分岐していてもよい。また、主弁用主圧油配管16における第1のパイロット逆止操作弁17の下流側の位置に、第1のパイロット逆止操作弁17と同様の構成のパイロット逆止操作弁が更に設けられていてもよい。この場合、これら2つのパイロット逆止操作弁の間の位置からドレン配管16Dを分岐させることが好適である。
For example, in the above-described embodiment, the
また、上記の実施の形態では、電磁弁装置20が2つの単式電磁弁によって構成されているが、電磁弁装置20が1つの電磁弁によって構成されていても構わない。
Moreover, in said embodiment, although the
1 入口弁制御装置
11 主弁用油圧式サーボモータ
11A 圧油室
12 側弁用油圧式サーボモータ
12A 開方向の圧油室
12B 閉方向の圧油室
13 集油槽
14 定容量ポンプ
15 可変容量ポンプ
16 主弁用主圧油配管
16D ドレン配管
17 第1のパイロット逆止操作弁
18 第2のパイロット逆止操作弁
19 主弁用分岐配管
19M 主分岐配管部
19A 第1の分岐配管
19B 第2の分岐配管
20 主弁用電磁弁装置
21 第1の単式電磁弁
21E スプリング
22 第2の単式電磁弁
22E スプリング
25 開度検出部
26 切替装置
27 逆止弁
36 側弁用主圧油配管
36M 主配管部
36A 開側配管
36AD ドレン配管
36B 開側配管
36BD ドレン配管
37 第3のパイロット逆止操作弁
38 第4のパイロット逆止操作弁
39 第5のパイロット逆止操作弁
40 第6のパイロット逆止操作弁
49 側弁用分岐配管
49M 主分岐配管部
49A 第1の分岐配管
49B 第2の分岐配管
50 側弁用電磁弁装置
51 第3の単式電磁弁
52 第4の単式電磁弁
60 アキュムレータ
61 アキュムレータ用配管
62 補給用配管
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記主弁駆動部への圧油の供給を制御する第1のパイロット操作弁と、
前記主弁駆動部からの圧油の排出を制御する第2のパイロット操作弁と、
前記第1のパイロット操作弁及び前記第2のパイロット操作弁へのパイロット操作用の圧油の供給を制御する電磁弁装置と、を備え、
前記第1のパイロット操作弁は、前記電磁弁装置から圧油を供給されない状態において前記主弁駆動部への圧油の供給を制限し、前記電磁弁装置から圧油を供給される状態において前記主弁駆動部への圧油の供給を許容し、
前記第2のパイロット操作弁は、前記電磁弁装置から圧油を供給されない状態において前記主弁駆動部からの圧油の排出を制限し、前記電磁弁装置から圧油を供給される状態において前記主弁駆動部からの圧油の排出を許容し、
前記電磁弁装置は、前記第1のパイロット操作弁に圧油を供給する状態で且つ前記第2のパイロット操作弁に圧油を供給しない第1の状態と、前記第1のパイロット操作弁に圧油を供給しない状態で且つ前記第2のパイロット操作弁に圧油を供給する第2の状態と、を切替可能であり、且つ、当該電磁弁装置の非給電時に前記第2の状態をとるためのスプリングを有する
ことを特徴とする水車入口弁制御装置。 A main valve drive unit that drives a main valve of a water turbine inlet valve provided with a weight for applying a load in a closing direction in a direction to open by supplying pressure oil, and by supplying and discharging pressure oil to and from the main valve drive unit A water wheel inlet valve control device for opening and closing the main valve,
A first pilot operated valve for controlling the supply of pressure oil to the main valve drive unit;
A second pilot operated valve for controlling discharge of pressure oil from the main valve drive unit;
An electromagnetic valve device for controlling supply of pressure oil for pilot operation to the first pilot operation valve and the second pilot operation valve;
The first pilot operation valve restricts the supply of pressure oil to the main valve drive unit in a state where no pressure oil is supplied from the solenoid valve device, and the pressure control oil is supplied from the solenoid valve device in the state where the pressure oil is supplied. Allow the supply of pressure oil to the main valve drive,
The second pilot operation valve restricts discharge of the pressure oil from the main valve drive unit in a state where no pressure oil is supplied from the solenoid valve device, and the pressure control oil is supplied from the solenoid valve device in the state where the pressure oil is supplied. Allows the discharge of pressure oil from the main valve drive,
The electromagnetic valve device has a first state in which pressure oil is supplied to the first pilot operation valve and no pressure oil is supplied to the second pilot operation valve, and a pressure to the first pilot operation valve. It is possible to switch between a second state in which no oil is supplied and a second state in which pressure oil is supplied to the second pilot operation valve, and for taking the second state when the solenoid valve device is not powered. A turbine inlet valve control device characterized by comprising a spring.
ことを特徴とする請求項1に記載の水車入口弁制御装置。 The solenoid valve device supplies pressure oil to the first pilot operation valve in the first state, and does not supply pressure oil to the first pilot operation valve in the second state. And a second solenoid valve for supplying pressure oil to the second pilot operation valve in the second state without supplying pressure oil to the second pilot operation valve in the first state, Have
The water turbine inlet valve control device according to claim 1.
ことを特徴とする請求項2に記載の水車入口制御装置。 The water turbine inlet control device according to claim 2, wherein the first solenoid valve and the second solenoid valve are poppet solenoid valves.
前記電磁弁装置が前記第1の状態である場合において、前記開度検出部によって前記主弁の全開状態が検出された際に前記圧油圧送部を停止するとともに前記開度検出部によって全開状態となった前記主弁の開度が全開状態よりも小さくなったことが検出された際に前記圧油圧送部を起動する切替装置と、を更に備える
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の水車入口弁制御装置。 An opening detection unit for detecting the opening of the main valve;
When the solenoid valve device is in the first state, the pressure-hydraulic feeder is stopped and the fully open state is detected by the opening degree detecting unit when the fully open state of the main valve is detected by the opening degree detecting unit. 4. The switching device according to claim 1, further comprising a switching device that activates the pressure-hydraulic pressure feeding unit when it is detected that the opening of the main valve that has become smaller than a fully opened state. The water turbine inlet valve control device according to any one of the above.
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の水車の入口弁制御装置。 The water turbine inlet valve control device according to any one of claims 1 to 4, further comprising an accumulator for maintaining the pressure of the pressure oil in the main pressure oil pipe.
ことを特徴とする請求項5に記載の水車入口弁制御装置。 The water turbine inlet valve control device according to claim 5, further comprising a variable displacement pump that maintains a pressure of the pressure oil in the accumulator at a predetermined pressure.
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