JP2015198751A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
動作により演出を行う可動演出手段(60A,60B)を備えた遊技機において、
前記可動演出手段(60A,60B)は、
支持部(121,122)と、
前記支持部(121,122)に配設されると共に電気部品(66)が配設され、駆動手段(150)の駆動に伴って待機位置および可動位置の間で往復回転可能な可動体(61,62)と、
前記支持部(121,122)に設けられて前記可動体(61,62)の回転軸線を囲う環状に延在し、配線(F)を環状に挿通可能な環状挿通部(136)と、
前記支持部(121,122)に設けられて前記環状挿通部(136)の外周側に配線(F)の導入口(140a)が連通し、当該導入口(140a)を介して環状挿通部(136)内へ配線(F)を導入させる配線導入部(140)とを備え、
前記電気部品に接続する配線(F)を保持する配線保持部(70,71)が前記環状挿通部(136)の内側に臨むよう前記可動体(61,62)に設けられ、
前記配線導入部(140)の導入口(140a)を介して環状挿通部(136)に導入された配線(F)が前記待機位置から可動位置への可動体(61,62)の回転方向へ環状に延在させたもとで前記配線保持部(70,71)に保持されて、当該待機位置から可動位置への可動体(61,62)の回転に伴い環状挿通部(136)における配線(F)の径が縮小し、可動位置から待機位置への可動体(61,62)の回転に伴い環状挿通部(136)における配線(F)の径が拡大するよう構成されると共に、
前記配線保持部(70,71)は、前記環状挿通部(136)において前記可動体(61,62)の回転軸線を中心に巻かれる配線部分と対向する端縁部が曲面状に形成されたことを要旨とする。
前記待機位置での配線保持部(70,71)は、前記可動位置での配線保持部(70,71)よりも前記配線導入部(140)の導入口(140a)に近接して位置するよう構成されて、該導入口(140a)を介して配線導入部(140)から導入された配線(F)を前記環状挿通部(136)において環状に1周回させたもとで配線保持部(70,71)に保持するよう構成されたことを要旨とする。
このように、待機位置から可動位置への可動体の回転に伴い環状挿通部における配線の径が縮小し、可動位置から待機位置への可動体の回転に伴い環状挿通部における配線の径が拡大するよう構成したことで、待機位置にある状態で配線に掛かる負荷が軽減され、配線の断線防止を効果的に防止し得る。更に、可動位置における配線保持部よりも待機位置における配線保持部の方が配線導入部の導入口に近接して位置することで、環状挿通部内において配線を1周回させるだけでよく、可動体に配設される電気部品に接続する配線の配線長を短くできる。
前記環状挿通部(136)は、前記可動体(61,62)の回転軸線方向の一方へ開口するよう前記支持部(121,122)に設けられて、支持部(121,122)に着脱可能に取り付けられたカバー部材(143)により当該環状挿通部(136)の開口部を塞ぐよう構成されると共に、
前記カバー部材(143)には、前記可動体(61,62)の回転軸線を中心とする周方向に離間する位置に、前記環状挿通部(136)に貫通する窓口(143a)が形成されたことを要旨とする。
このように、環状挿通部の開口部を塞ぐカバー部材に窓口を形成して、当該環状挿通部内を目視し得るよう構成したことで、可動体の回転動作に伴う配線の断線や摩耗等の発生を外部から容易に確認でき、可動体の回転動作の確認やメンテナンス作業等を効率的に行い得る。
前記配線導入部(140)は、前記環状挿通部(136)の接線方向へ連続するよう設けられて、前記可動体(61,62)に接続する配線として厚み方向に可撓変形可能なフィルムハーネス(F)が前記可動体(61,62)の回転軸線方向と幅方向とが平行になる姿勢で当該配線導入部(140)に挿通されることを要旨とする。
このように、厚み方向に可撓変形可能なフィルムハーネスを用いることで、環状挿通部内で環状に巻いた配線に掛かる負荷を軽減し得ると共に、可動体の回転に合わせて速やかに環状に巻いた配線の径を縮小・拡大させることができる。
前記可動体(61,62)に設けられた1つの磁石(75)と、
前記可動体(61,62)の往復移動に伴い可動体(61,62)に対して相対的に変位する位置に設けられ、当該可動体(61,62)が待機位置にある状態で前記磁石(75)が磁着する第1の磁着部材(93)と、
前記可動体(61,62)の往復移動に伴い可動体(61,62)に対して相対的に変位する位置に設けられ、当該可動体(61,62)が可動位置にある状態で前記磁石(75)が磁着する第2の磁着部材(113)とを備え、
前記可動体(61,62)に設けた1つの磁石(75)が前記第1の磁着部材(93)および第2の磁着部材(113)の夫々に磁着することで、往復移動に伴って当該可動体(61,62)が待機位置および可動位置の両方の位置で保持されるよう構成されたことを要旨とする。
このように、可動体が待機位置にある状態において当該可動体に設けた1つの磁石が第1の磁着部材に磁着すると共に、可動体が可動位置にある状態において当該1つの磁石が第2の磁着部材に磁着するよう構成したことで、待機位置および可動位置の何れの状態にあっても可動体の姿勢安定性を高めることができる。このとき、可動体に1つの磁石を設けるだけでよいため、可動演出装置のコストを押し上げることはない。また、1つの可動体の動作に伴って1つの磁石が移動するだけであるから、遊技機に備えられる磁気センサの設置位置を過剰に制約することはなく、可動演出装置の設計自由度が向上する。
前記支持部(121,122)は、駆動手段(150)の駆動に伴って往復移動するよう構成されると共に、当該支持部(121,122)の往復移動に伴い前記可動体(61,62)が支持部(121,122)に対して姿勢変位するよう構成され、
前記駆動手段(150)の駆動に伴って前記支持部(121,122)が往復移動することで、前記可動体(61,62)が待機位置および可動位置の間を往復移動するよう構成されたことを要旨とする。
このように、駆動手段の駆動に伴って往復移動する支持部に対して可動体が姿勢変位するよう構成することで、可動体の動作範囲を拡大することができる。また、可動体の動作範囲を拡大しても、1つの磁石により可動体を待機位置および可動位置の夫々で安定して保持することができる。
前記可動演出手段(60A,60B)は、
前記駆動手段(150)が配設されるベース部(80)を備え、当該ベース部(80)に対して前記支持部(121,122)が往復移動するよう構成され、
前記ベース部(80)に前記第1の磁着部材(93)を配設すると共に、前記支持部(121,122)に前記第2の磁着部材(113)を配設するよう構成されたことを要旨とする。
このように、駆動手段が設けられるベース部に第1の磁着部材を配設することで、待機位置ではベース部に対して可動体を安定した姿勢で保持し得ると共に、ベース部に対して往復移動する支持部に第2の磁着部材を配設することで、可動位置では支持部に対して可動体を安定した姿勢で保持することができる。このため、待機位置ではベース部と可動体の一体感を高め得ると共に、可動位置では支持部と可動体の一体感を高め得る。
前記ベース部(80)に対して前記支持部(121,122)の一方端部側が揺動可能に支持されると共に、当該支持部(121,122)の他方端部側に、支持部(121,122)の揺動軸線と平行な軸線を中心として回転可能に前記可動体(61,62)の長手方向の中間位置が支持され、
前記待機位置において前記支持部(121,122)の揺動軸(88)から離間する外方に位置するよう前記磁石(75)が前記可動体(61,62)に配設されて、当該待機位置にある磁石(75)が前記ベース部(80)に配設された前記第1の磁着部材(93)に磁着するよう構成されたことを要旨とする。
このように、待機位置において支持部の揺動軸から離間する外方位置において磁石を第1の磁着部材に磁着させることで、可動体を小さな磁力で待機位置に安定的に保持することができる。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12(図示せず)が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、所定条件の成立(後述する第1または第2の始動入賞部35,41の始動入賞口へのパチンコ球の入賞)を契機として演出用の図柄(飾図という)を表示部17aに変動表示させて図柄変動演出を行う図柄表示装置17が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20を透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板13bで前後に開口する窓部13aを覆うよう構成された前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前記前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。また、前記上球受け皿14は、前記前枠13と別体に形成してもよい。なお、球受け皿14,15については、上下2枚の球受け皿14,15を備えるものに限らず、1枚の球受け皿14,15のみを設ける構成であってもよい。
実施例の前記遊技盤20は、図2に示すように、パチンコ球が流下可能な遊技領域22が前面側に形成された板状部材(遊技領域形成部材)21と、該板状部材21の裏側に配設され、当該板状部材21との間に収容空間47を画成する設置部材(収容空間画成部材)45とから構成されている。前記板状部材21は、合成樹脂材やベニヤ材等から所定板厚の略矩形状に形成されており、前面(盤面)に配設された略円形状の案内レール23によりパチンコ球が流下可能な遊技領域22が画成されている。実施例の板状部材21は、アクリル樹脂から形成された透明板であって、前記収容空間47を板状部材21の前面側から透視し得るようになっている。また、前記板状部材21と設置部材45との間の収容空間47には、可動体61,62の動作により演出を行う可動演出装置60A,60Bが設置されている。なお、前記収容空間47には、可動演出装置60A,60Bの他に、発光により演出を行う発光演出装置(図示せず)等の各種部材が設置されている。すなわち、透明な板状部材21を介して遊技盤20の前面側から収容空間47内に配設した可動演出装置60A,60Bやその他の部材を遊技者が目視し得るよう構成されている。なお、前記図柄表示装置17は、設置部材45の裏側に取り付けられて、後述するように設置部材45に設けた開口部(可視部)45cおよび枠状装飾体50(後述)の開口部50aに配設された透明パネル51を介して遊技盤20の前側から視認可能に臨むよう構成される。
前記設置部材45は、前記板状部材21の外郭形状より僅かに小さな形状に形成された略矩形状の背面板45aと、該背面板45aの外周縁部から前方に突出する外周壁部45bとから前方に開口した箱状に形成されて(図2(b)参照)、該外周壁部45bの開口前端部を板状部材21の裏面に当接させた状態で、当該板状部材21と設置部材45とがネジにより固定される。また、前記設置部材45の背面板45aには、前記枠状装飾体50の開口部50aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部45cが前後に開口するよう開設されると共に、該背面板45aの裏側に前記図柄表示装置17が着脱自在に取り付けられて、該開口部45cを介して図柄表示装置17の表示部17aが設置部材45(遊技盤20)の前側に臨むようになっている。そして、前記設置部材45における前記開口部45cの上方位置および下方位置の夫々に可動演出装置60A,60Bが設置されている。なお、前記開口部45cの上方に位置する可動演出装置を上部可動演出装置60Aと指称し、開口部45cの下方に位置する可動演出装置を下部可動演出装置60Bと指称して区別する場合がある。
前記上下の可動演出装置60A,60Bは、図2〜図6に示すように、前記設置部材45に配設される装置本体80と、当該装置本体80に対して変位可能に配設された支持アーム(支持部材)121,122と、当該支持アーム121,122に対して変位可能に配設された可動体61,62と、駆動モータ(駆動手段)150および支持アーム121,122を連繋接続して駆動モータ150の駆動に伴い装置本体80に対して支持アーム121,122を変位させる駆動伝達手段100,101と、支持アーム121,122の動作に伴い当該支持アーム121,122に対して可動体61,62を変位させる作動手段110,111とを備えている。すなわち、上下の可動演出装置60A,60Bの可動体61,62は、駆動モータ150を駆動することで駆動伝達手段100,101を介して移動する前記支持アーム121,122と一体的に装置本体80に対して相対的に変位すると共に、当該支持アーム121,122の移動に伴い前記作動手段110,111を介して支持アーム121,122に対して相対的に変位するよう構成されている。ここで、実施例の上下の可動演出装置60A,60Bは、前記支持アーム121,122の一方端部側が装置本体80に対して揺動可能に枢支され、当該支持アーム121,122の他方端部側に前記可動体61,62が回転可能に枢支されており、当該支持アーム121,122の揺動に伴って可動体61,62が回転するよう構成されている。
次に、第1可動体61の構成について説明する。図7に示すように、前記第1可動体61は、前面を形成する光透過性の前面カバー体96と、前面カバー体96の裏側に配設されて当該前面カバー体96との間に基板収容部65を画成する後カバー体64とを備え、前後のカバー体により前記板状部材と平行な方向に長手方向が延在する箱状部材に形成されている。そして、後のカバー体により画成される前記基板収容部65に、前面カバー体96に向けて光を照射する発光体が実装された発光体基板66が収容されており、当該発光体基板66の発光体を発光させることで前面カバー体96を透過した光が遊技盤20の前方へ照射されるようになっている。なお、発光体としてはLED等の従来公地の発光体を採用することができる。
また、図7に示すように、前記第1可動体61には、前記回転軸69から当該第1可動体61の長手方向の一端部に離間した位置に磁石75が配設されている。そして、前記待機位置において前記装置本体80に設けられた第1の板金部材93(後述)に第1可動体61の磁石75が磁着すると共に、前記可動位置において前記第1支持アーム121に設けられた第2の板金部材133(後述)に当該第1可動体61の磁石75が磁着するよう構成されている。すなわち、前記第1可動体61に設けた1つの磁石75が前記第1および第2の板金部材93,133の夫々に磁着することで、当該第1可動体61の往復回転移動に伴って待機位置および可動位置の両方の位置で保持されるようになっている。
前記装置本体80は、図4〜図6、図8に示すように、前記設置部材45における前記背面板45aの前面に固定される板状の後側基体部81と、当該後側基体部81の前面側に離間して対向するよう配設される板状の前側基体部82とを備え、当該前後の基体部81,82の間に設置空間80aが画成された横長の矩形箱状に形成されている。そして、前記前後の基体部81,82の間の設置空間80aに、前記支持アーム121,122、可動体61,62、駆動伝達手段100,101、作動手段110,111および駆動モータ150の夫々が収容配置されている。ここで、前記前後の基体部81,82の間の設置空間80aは、装置本体80の少なくとも下方(設置部材45に開設した開口部側の方向)へ開口するよう構成されており、前記駆動モータ150を駆動させた際に、待機位置から可動位置への移動に伴って当該設置空間80aの下方開口を介して第1および第2支持アーム121,122および第1および第2可動体61,62が装置本体80の下方へ突出して前記図柄表示装置17の表示部17aの前側に移動し得るようなっている。なお実施例では、前記後側基体部81の外周部から前方へ突出するよう設けられた複数の固定突部81aの突出端部に前記前側基体部82が固定されるよう構成されて、前記装置本体80の外周部が上下方向および左右側方に開口するようになっており、装置本体80の上下および左右側方から設置空間80a内を確認し得るようになっている。
前記揺動板101は、図4、図8、図9に示すように、前記装置本体80の軸支持孔89に支持された支軸90が挿通される通孔102aが形成された平板状の支持基板102と、当該支持基板102に形成されて前記従動ギア100に噛合する揺動ギア部103と、当該支持基板102に形成されて前記支持アーム121,122の作動孔128(後述)に挿入される作動軸104とを備えている。具体的には、右側の揺動板101の作動軸104が第1支持アーム121の作動孔128に挿入されると共に、左側の揺動板101の作動軸104が第2支持アーム122の作動孔128に挿入されて、前記駆動モータ150を駆動して従動ギア100が回転するのに伴って当該左右の揺動板101が前記支軸190を中心として回転して、対応の支持アーム121,122を揺動させるようになっている。なお、前記揺動ギア部103は、前記支持基板102の後面に形成され、前記作動軸104は、支持基板102の前面外周部に前方へ突出するよう形成されて、当該作動軸104が対応する作動孔128の後方から挿入されるよう構成されている。ここで、前記装置本体80の左右の支軸90に支持される左右の揺動板101は、左右対称な形状に形成されると共に、駆動モータ150の駆動に伴い逆回転方向へ回転するよう構成されており、当該左右の揺動板101に伴って第1および第2支持アーム121,122の夫々を逆回転方向へ同期的に揺動させるようになっている。すなわち、待機位置から可動位置へ向けて移動する際に、第1支持アーム121は揺動軸88を中心として右回転方向へ揺動する一方、第2支持アーム122は揺動軸88を中心として左回転方向へ揺動し、可動位置から待機位置へ向けて移動する際に、第1支持アーム121は揺動軸88を中心として左回転方向へ揺動する一方、第2支持アーム122は揺動軸88を中心として右回転方向へ揺動するよう構成されている。
また、前記作動板110は、図4、図8に示すように、横長の平板状に形成されて、前記左右の揺動板101の前側に重なるように配置されている。そして、前記作動板110の左右の側端部に、前記揺動軸88を中心とする円弧状に延在する作動ギア部110bが設けられており、当該左右の作動ギア部110bに支持アーム121,122に設けられた前記連繋ギア111が噛合するよう構成されている。具体的には、前記作動板110の右側端部の作動ギア部110bに第1支持アーム121の連繋ギア111が噛合すると共に、当該作動板110の左側端部の作動ギア部110bに第2支持アーム122の連繋ギア111が噛合するようになっている。すなわち、前記支持アーム121,122の揺動に伴って作動ギア部110bに噛合した連繋ギア111が回転され、当該連繋ギア111に回転ギア68が噛合する前記可動体61,62の夫々が回転軸69を中心として回転されるようになっている。すなわち、待機位置から可動位置への第1支持アーム121の揺動に伴って第1可動体61が回転軸69を中心として右回転方向に回転する一方、待機位置から可動位置への第2支持アーム122の揺動に伴って第2可動体62が回転軸69を中心として左回転方向に回転し、可動位置から待機位置への第1支持アーム121の揺動に伴って第1可動体61が回転軸69を中心として左回転方向に回転する一方、可動位置から待機位置への第2支持アーム122の揺動に伴って第2可動体62が回転軸69を中心として右回転方向に回転するよう構成されている。
次に、前記第1および第2支持アーム121,122について説明する。ここで、前記第1支持アーム121および第2支持アーム122は、左右対称となる形状および構成で形成されていることから、以下の説明では、右側に位置する第1支持アーム121について説明し、第2支持アーム122については、同一の構成について同一の符号を付して詳細な説明は省略する。なお、前記第1支持アーム121は、図3に示すように、前記右側の揺動軸88から径方向へ延在するよう設けられると共に、前記第2支持アーム122は、前記左側の揺動軸88から径方向へ延在するよう設けられている。そして、前記揺動軸88の枢支側端部と反対側に位置する端部に、各対応の第1可動体61および第2可動体62の夫々が回転可能に支持されている。
また、前記第1支持アーム121のギア収容部130には、図9、図10に示すように、前記待機位置における第1支持アーム121の下壁部に、磁石75が磁着可能な第2の板金部材(第2の磁着部材)133が配設されている。前記第2の板金部材133は、前記第1支持アーム121に対して回転変位する前記第1可動体61の磁石ホルダ76(磁石75)が対向する位置に配設されて、第1可動体61が可動位置に移動した際に、第1可動体61の磁石75が当該第2の板金部材133に磁着するようになっている。従って、待機位置から可動位置への右回転方向への回転(上方から下方への移動)に伴い、第1支持アーム121の下壁部に対して、第1可動体61の磁石75が下方から第2の板金部材133に近接移動して磁着するようになっている。すなわち、第2の板金部材133は、前記可動体61,62の往復移動に伴い当該可動体61,62に対して相対的に変位する支持アーム121,122に設けられている。なお、前記第2の板金部材133は、磁石が磁着可能な金属板から形成されて、前方へ開口するよう前記第2のアーム体125に形成された形成されたスリット溝125aに前側から差し込むことで取り付けられている。
また、前記第1支持アーム121(第2のアーム体125)の後面には、図9、図11〜図13に示すように、後方へ開口する円筒状の配線収容部135が形成されており、当該配線収容部135の内側中心位置に前記軸受け筒部127が後方へ突出するよう設けられている。そして、前記配線収容部135の底面に、前記軸受け筒部127を中心とした円弧状に延在する円弧状孔部131が前後に貫通するよう形成されており、軸受け筒部127の第2軸孔127aに第1可動体61の回転軸69を挿通した際に、当該第1可動体61に設けられた前記配線保持部70,71が円弧状孔部131を介して配線収容部135の内側まで挿通されるようになっている。すなわち、前記第1支持アーム121は、前記配線収容部135の内周面135aと軸受け筒部127の外周面127bとの間に、前記第1可動体61の回転軸69線(回転軸69)を囲う環状に延在する配線挿通部が画成されると共に、当該環状挿通部136の内側に前記第1可動体61の配線保持部70,71が臨む(位置する)よう構成されており、環状挿通部136内において軸受け筒部127の周りを環状に延在させたフィルムハーネスFが配線保持部70,71に挟持保持されるようになっている。
次に、前述した実施例に係るパチンコ機10の作用に関して説明する。
なお、遊技機としては、実施例に示したものに限らず、種々の構成を採用可能である。
(2) 実施例では、可動体が配設される支持部(支持アーム)を揺動軸を中心として揺動するよう構成したが、当該支持部を直線的に移動するよう構成してもよく、待機位置および可動位置の間で支持部が往復移動する構成であればよい。
(3) 実施例では、可動体を支持部(支持アーム)に配設して、当該可動体の往復移動に伴い可動体に対して相対的に変位する位置(装置本体および支持部)に第1の磁着部材および第2の磁着部材を配設するよう構成したが、可動体を装置本体に配設して可動体の往復移動に伴い可動体に対して相対的に変位する装置本体に第1および第2の磁着部材を配設するようにしてもよい。
(4) 実施例では、第1および第2の磁着部材として可動体の磁石が磁着可能な金属板を採用したが、当該第1および第2の磁着部材に磁石を採用して可動体の磁石と磁着するよう構成することもできる。この場合には、磁石の配設数が増加するものの、1つの可動体の動作に伴って1つの磁石が移動するだけであるから、実施例と同様に遊技機に備えられる磁気センサの設置位置を過剰に制約することはなく、可動演出装置の設計自由度の向上を図り得る。
(5) 実施例では、可動演出装置を設置部材に配設するよう構成したが、当該可動演出装置を板状部材に配設してもよく、また、中枠(本体枠)や前枠(装飾枠)等の遊技機の枠体に対して配設するようにしてもよい。また、可動演出装置をスロットマシン機(回胴式遊技機)に採用する場合には、当該スロットマシン機の本体をなす筐体や筐体の開口を塞ぐ扉体に対して可動演出装置を配設する構成も採用可能である。
(6) 実施例では、可動位置から待機位置に変位させた際に支持部における可動体の配設端部が移動する方向に前記磁石が前記第1の磁着部材に対して近接移動して磁着するよう構成したがが、支持部における可動体の配設端部が移動する方向と反対方向に磁石が第1の磁着部材に対して近接移動するようにしてもよい。
(7) 実施例では、可動体の回転軸が挿通される軸受け筒部の周りに環状挿通部を形成して配線(フィルムハーネス)を巻き付けるようにしたが、当該軸受け筒部とは別に配線の巻き付け部を形成してもよい。
(8) 実施例では、可動体を支持部(支持アーム)に配設して、当該可動体の往復移動に伴い可動体に対して相対的に変位する位置(装置本体および支持部)に第1の磁着部材および第2の磁着部材を配設するよう構成したが、可動体を装置本体に配設して、当該装置本体に環状挿通部を形成するようにしてもよい。また、環状挿通部を可動体に設けるようにしてもよい。
(9) 前記可動体に配設される電気部品としては、実施例に示した発光体基板に限られるものではなく、電気的に作動する部品であればよく、また可動体に配設される電気部品の設置数も適宜に決定される。
(10) 実施例では、遊技盤を透明板から構成したが、これに限られるものではなく、遊技盤を合板や合成樹脂材等により不透明に形成するようにしてもよい。
(11) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。
請求項8記載の構成を含む遊技機に関し、
前記可動体(61,62)には、可動位置から待機位置に変位させた際に前記支持部(121,122)における可動体(61,62)の配設端部が移動する方向に前記磁石(75)が前記第1の磁着部材(93)に対して近接移動して磁着するよう構成されたことを要旨とする。
このように、可動位置から待機位置に変位させる際に支持部における可動体の配設端部が移動する方向と、第1の磁着部材に対して磁石が近接移動する方向とを一致させることで、支持部が揺動に伴って磁石を第1の磁着部材に向けて付勢することができ、第1の磁着部材に対して磁石を確実に磁着させるこことができる。
60B 下部可動演出装置(可動演出手段)
61 第1可動体(可動体)
62 第2可動体(可動体)
66 発光体基板(電気部品)
75 磁石
80 装置本体(ベース部)
93 第1の板金部材(第1の磁着部材)
121 第1支持アーム(支持部)
122 第2支持アーム(支持部)
133 第2の板金部材(第2の磁着部材)
136 環状挿通部
140 配線導入部
140a 導入口
143 裏カバー部材(カバー部材)
143a 窓口
150 駆動モータ(駆動手段)
F フィルムハーネス(配線)
Claims (8)
- 動作により演出を行う可動演出手段を備えた遊技機において、
前記可動演出手段は、
支持部と、
前記支持部に配設されると共に電気部品が配設され、駆動手段の駆動に伴って待機位置および可動位置の間で往復回転可能な可動体と、
前記支持部に設けられて前記可動体の回転軸線を囲う環状に延在し、配線を環状に挿通可能な環状挿通部と、
前記支持部に設けられて前記環状挿通部の外周側に配線の導入口が連通し、当該導入口を介して環状挿通部内へ配線を導入させる配線導入部とを備え、
前記電気部品に接続する配線を保持する配線保持部が前記環状挿通部の内側に臨むよう前記可動体に設けられ、
前記配線導入部の導入口を介して環状挿通部に導入された配線が前記待機位置から可動位置への可動体の回転方向へ環状に延在させたもとで前記配線保持部に保持されて、当該待機位置から可動位置への可動体の回転に伴い環状挿通部における配線の径が縮小し、可動位置から待機位置への可動体の回転に伴い環状挿通部における配線の径が拡大するよう構成されると共に、
前記配線保持部は、前記環状挿通部において前記可動体の回転軸線を中心に巻かれる配線部分と対向する端縁部が曲面状に形成された
ことを特徴とする遊技機。 - 前記待機位置での配線保持部は、前記可動位置での配線保持部よりも前記配線導入部の導入口に近接して位置するよう構成されて、該導入口を介して配線導入部から導入された配線を前記環状挿通部において環状に1周回させたもとで配線保持部に保持するよう構成された請求項1記載の遊技機。
- 前記環状挿通部は、前記可動体の回転軸線方向の一方へ開口するよう前記支持部に設けられて、支持部に着脱可能に取り付けられたカバー部材により当該環状挿通部の開口部を塞ぐよう構成されると共に、
前記カバー部材には、前記可動体の回転軸線を中心とする周方向に離間する位置に、前記環状挿通部に貫通する窓口が形成された請求項1または2記載の遊技機。 - 前記配線導入部は、前記環状挿通部の接線方向へ連続するよう設けられて、前記可動体に接続する配線として厚み方向に可撓変形可能なフィルムハーネスが前記可動体の回転軸線方向と幅方向とが平行になる姿勢で当該配線導入部に挿通される請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
- 前記可動体に設けられた1つの磁石と、
前記可動体の往復移動に伴い可動体に対して相対的に変位する位置に設けられ、当該可動体が待機位置にある状態で前記磁石が磁着する第1の磁着部材と、
前記可動体の往復移動に伴い可動体に対して相対的に変位する位置に設けられ、当該可動体が可動位置にある状態で前記磁石が磁着する第2の磁着部材とを備え、
前記可動体に設けた1つの磁石が前記第1の磁着部材および第2の磁着部材の夫々に磁着することで、往復移動に伴って当該可動体が待機位置および可動位置の両方の位置で保持されるよう構成された請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機。 - 前記支持部は、駆動手段の駆動に伴って往復移動するよう構成されると共に、当該支持部の往復移動に伴い前記可動体が支持部に対して姿勢変位するよう構成され、
前記駆動手段の駆動に伴って前記支持部が往復移動することで、前記可動体が待機位置および可動位置の間を往復移動するよう構成された請求項5記載の遊技機。 - 前記可動演出手段は、
前記駆動手段が配設されるベース部を備え、当該ベース部に対して前記支持部が往復移動するよう構成され、
前記ベース部に前記第1の磁着部材を配設すると共に、前記支持部に前記第2の磁着部材を配設するよう構成された請求項6記載の遊技機。 - 前記ベース部に対して前記支持部の一方端部側が揺動可能に支持されると共に、当該支持部の他方端部側に、支持部の揺動軸線と平行な軸線を中心として回転可能に前記可動体の長手方向の中間位置が支持され、
前記待機位置において前記支持部の揺動軸から離間する外方に位置するよう前記磁石が前記可動体に配設されて、当該待機位置にある磁石が前記ベース部に配設された前記第1の磁着部材に磁着するよう構成された請求項7記載の遊技機。
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