JP2015198387A - 動画処理プログラム、動画処理方法、及び動画処理装置 - Google Patents

動画処理プログラム、動画処理方法、及び動画処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】動画印刷を行う際に、動画ファイル中のメタデータが付加されているフレームを、ユーザの好みに応じた内容で印刷できるようにする。【解決手段】動画印刷させるフレームが決定されると、そのフレームを印刷させた場合の印刷結果を示すプレビュー画像を少なくとも1つ生成し、表示部に表示させる。生成するプレビュー画像として、フレームの画像62及びそのフレームに付加されているメタデータを示す情報画像63を含む特定種類のプレビュー画像61が、少なくとも1つ含まれる。プレビュー画像が選択されたら、その選択されたプレビュー画像の印刷データを生成する。【選択図】図6

Description

本発明は、動画ファイルを処理するための動画処理プログラム、動画処理方法、及び動画処理装置に関する。
動画ファイルを取り込んで閲覧したり編集したりすることが可能なハードウェアやソフトウェアが普及している。例えばパソコン、スマートフォン、多機能装置などの様々な情報処理端末に動画ファイルを取り込み、各種の処理を実行させることで、動画ファイルを様々な形態で楽しむことができる。
動画ファイルに対する処理機能の1つとして、動画印刷の機能が知られており、既に実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。動画印刷とは、動画の中から所望のタイミングのフレームを抽出してそのフレームの画像を印刷する機能である。
特開2011−71591号公報
動画ファイルには、その動画ファイルに関連した情報であるメタデータを付加することができる。動画ファイルを編集するソフトウェアの普及や、インターネットを介した動画投稿サービスの多様化なども相まって、動画ファイルにメタデータを付加して付加価値を高めることが多用されつつある。インターネット上の動画サイトから動画ファイルをダウンロードして閲覧した場合に、動画中にメタデータの情報が表示されるケースも増えつつある。
メタデータが付加された動画ファイルに対しても、動画印刷を行うことができる。しかし、メタデータが付加されているシーン内の特定のフレームを印刷させたい場合に、ユーザは、メタデータの情報も印刷されるのかどうか、また印刷されるとしたらどのような画像が印刷されるのか、迷う可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、動画印刷を行う際に、動画ファイル中のメタデータが付加されているフレームを、ユーザの好みに応じた内容で印刷できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、表示部と、制御部と、を備えた動画処理装置において、制御部が実行可能な動画処理プログラムである。本発明の動画処理プログラムは、制御部に実行させる処理として、ファイル取得処理と、データ取得処理と、フレーム決定処理と、画像生成処理と、画像表示処理と、画像選択処理と、印刷データ生成処理と、を有する。
ファイル取得処理は、動画ファイルを取得する処理である。データ取得処理は、ファイル取得処理により取得された動画ファイルに対して付加されているメタデータを取得する処理である。フレーム決定処理は、動画ファイルの中から、メタデータが付加されている特定のフレームを印刷対象フレームとして決定する処理である。画像生成処理は、フレーム決定処理により決定された印刷対象フレームを印刷させる際の印刷結果のプレビュー画像を少なくとも1つ生成する処理である。画像表示処理は、画像生成処理により生成されたプレビュー画像を表示部に表示させる処理である。画像選択処理は、画像表示処理により表示されたプレビュー画像のうち特定のプレビュー画像の選択入力を受け付ける処理である。印刷データ生成処理は、画像選択処理により選択されたプレビュー画像の印刷データを生成する処理である。
本発明の動画処理プログラムをコンピュータに実行させることで、メタデータが付加されている印刷対象フレームのプレビュー画像を少なくとも1つ表示させて、その中から選択された特定のプレビュー画像についてその印刷データを生成させることができる。
そのため、本発明の動画処理プログラムによれば、メタデータが付加されているフレームが実際にどのように印刷出力されるのかを予め確認することができ、これによりユーザの好みに応じた内容で印刷出力させることができる。
なお、本発明は、上記のプログラムのほか、そのプログラムが記録された記録媒体、そのプログラムが実行される装置、その装置を含む各種システム、動画を処理する方法など、種々の形態で実現することができる。
実施形態の動画印刷システムの概略構成を示すブロック図である。 テキストメタデータが付加された動画ファイルの再生中の画像例を示す説明図である。 リンクメタデータが付加された動画ファイル及び領域メタデータが付加された動画ファイルの再生中の画像例を示す説明図である。 オーバーレイレイアウト及び外配置レイアウトでの印刷結果の例を示す説明図である。 文字認識レイアウト及び顔認識レイアウトでの印刷結果の例を示す説明図である。 プレビュー画面の一例を示す説明図である。 レイアウト選択画面の一例を示す説明図である。 動画印刷処理を示すフローチャートである。 図8の動画印刷処理におけるS180の印刷レイアウト選択処理の詳細を示すフローチャートである。 図9の印刷レイアウト選択処理におけるS380のテキストメタデータレイアウト処理の詳細を示すフローチャートである。
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)動画印刷システムの説明
本実施形態の動画印刷システムは、図1に示すように、端末10と、MFP(多機能周辺装置の略称)100と、AP(アクセスポイントの略称)150と、サーバ160とを備える。
端末10は、例えばパソコン、スマートフォン、タブレットなどの情報処理端末である。端末10は、CPU11、フラッシュメモリ12、RAM13、操作キー15、LCD16、タッチパネル17、メモリカードインタフェース(以下「メモリカードI/F」と称す)18、音声入出力部19、電話網通信部20、近距離通信部22、及び無線通信部23を備える。これらの各部は、バスライン24を介して互いに接続される。
CPU11は、フラッシュメモリ12に記憶されるプログラムやデータに従って、バスライン24を介して接続された各部を制御する。フラッシュメモリ12は、記憶内容を電気的に書き換え可能な不揮発性のメモリである。フラッシュメモリ12には、オペレーティングシステム(以下「OS」と略す)12a、アプリケーション(以下「アプリ」と略す)12bが格納される。OS12aは、端末10の標準機能を実現するための基本ソフトウェアである。
なお、フラッシュメモリ12には、アプリ12b以外の他のアプリも記憶されているが、ここではそれら他のアプリについては図示及び説明を省略する。また、以下の説明では、OS12aやアプリ12bなどのプログラムを実行するCPU11のことを、単にプログラム名で記載する場合もある。例えば「アプリが」という記載が「アプリを実行するCPU11が」を意味する場合もある。
アプリ12bは、端末10からMFP100の各種機能を利用するためのソフトウェアであり、MFP100のベンダによって提供され、ユーザによって端末10にインストールされる。端末10にアプリ12bをインストールすることで、端末10から、MFP100が有する各種機能を利用可能となる。例えば、アプリ12bによって、端末10から直接、MFP100の印刷機能やスキャン機能などを利用することが可能となる。
アプリ12bが備える複数の機能の1つに、動画ファイルの中からフレームを選択してそのフレームの画像(即ち静止画)をMFP100で印刷させることが可能な、動画印刷機能がある。
フラッシュメモリ12には、アプリ用記憶領域12cが設けられる。アプリ用記憶領域12cは、アプリ12bが使用する、アプリ12bに割り当てられた記憶領域である。アプリ用記憶領域12cには、例えば、動画印刷機能が実行された場合に生成される各種のプレビュー画像や、動画印刷の履歴などが記憶される。動画ファイルや、動画ファイルに対して付加されているメタデータ(詳細は後述)は、アプリ用記憶領域12cに記憶されてもよいし、フラッシュメモリ12内におけるアプリ用記憶領域12cとは別の領域に記憶されてもよい。
RAM13は、CPU11がOS12aやアプリ12bなどを実行する際に各種データを一時的に記憶するための揮発性のメモリである。操作キー15は、端末10のユーザが端末10に対して各種の情報や指示等を入力するためのメカニカルキーである。LCD16は、各種画面を表示可能な液晶表示装置である。タッチパネル17は、指や棒などの指示体を接触または接近させることによって端末10に対する入力操作を受け付け可能な周知の入力デバイスであり、LCD16に重ねて設けられる。なお、端末10が、入力デバイスとしてマウスを接続可能な端末(例えばパソコン)である場合は、端末10の構成部材としてマウスも含めることができる。以下の説明では、タッチパネル17への指示体による入力操作を「タッチ操作」と言い、画面内でマウスのポインタを移動させて特定の領域又は画像に重ねる操作を「マウスオーバー」と言い、マウスのクリック操作による入力操作を「マウス操作」と言う。
メモリカードI/F18は、書き換え可能な不揮発性のメモリカード25が装着されるインタフェースであり、メモリカード25に対するデータの書き込み及び読み出しを制御する。音声入出力部19は、マイクやスピーカなどで構成された音声入出力用デバイスである。電話網通信部20は、携帯電話網(図示せず)を介した音声通話を行うための回路である。
近距離通信部22は、例えば10cm程度の短い距離を通信可能距離とする近距離無線通信で通信を行うためのインタフェースである。本実施形態の近距離通信部22が行う近距離無線通信は、NFC標準規格に従う非接触通信(以下「NFC通信」と称す)である。
無線通信部23は、無線LAN規格による通信(以下「無線LAN通信」と称す)を行うためのインタフェースである。本実施形態では、無線通信部23が行う無線LAN通信は、IEEE802.11b/g/nの規格に準拠した無線LAN通信である。端末10は、無線通信部23を介して、AP150との間で、Wi−Fi(登録商標。以下同様。)規格に基づく無線通信(以下「Wi−Fi通信」と称す)を行うことができる。
AP150は、Wi−Fi通信を中継する中継装置である。AP150は、ブロードバンドルーター機能を有し、インターネットに接続されている。よって、端末10は、AP150を介してインターネットに接続でき、インターネットに接続されているサーバ160と通信することができる。
MFP100は、印刷機能、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能などの各種機能を有している。MFP100は、上記各種機能を実現するための各種の構成部材を備える。図1に図示されているプリンタ部131は、印刷機能を実現するための構成部材である。MFP100において、外部から無線通信部123又は近距離通信部122に印刷データが受信されると、プリンタ部131によって、その印刷データに基づく印刷出力が可能である。
MFP100は、端末10の近距離通信部22と同様の構成の近距離通信部122を有している。また、MFP100は、端末10の無線通信部23と同様の構成の無線通信部123を有している。そのため、端末10とMFP100は両者間でNFC通信を行うことが可能である。また、端末10とMFP100は、AP150を介して相互にWi−Fi通信を行うことができる。また、端末10とMFP100は、両者間でWi−Fi Direct(登録商標。以下同様。)規格に基づく直接通信、すなわち、AP150を介さない無線通信も可能である。
なお、端末10及びMFP100は、他のデータ通信方式によってデータ通信が可能な構成であってもよい。例えば、有線LANによるデータ通信が可能であってもよい。その場合、端末10から有線LANを介してインターネットに接続できるようにしてもよい。
サーバ160には、様々な種類のデータが格納される。サーバ160に格納されるデータとして、動画ファイルがある。サーバ160は、動画投稿サービスのサーバとしても機能し、インターネットを介してサーバ160へ動画ファイルをアップロードしたり、サーバ160からインターネットを介して動画ファイルをダウンロードしたりすることができる。また、アップロードした動画ファイルに対し、各種のメタデータ(詳細は後述)を付加することができる。また、動画ファイルをダウンロードする際、動画ファイルに付加されているメタデータもダウンロードすることができる。メタデータのダウンロードは、通常、動画ファイルのダウンロードとは別に行う。例えば、まず動画ファイルをダウンロードし、その後、その動画ファイルに付加されている(即ち関連付けられてサーバ160に保存されている)メタデータをダウンロードする。
端末10においても、サーバ160から動画ファイル及びメタデータをダウンロードして閲覧することができる。サーバ160からダウンロードした動画ファイル及びメタデータは、フラッシュメモリ12又はメモリカード25に保存することができる。また、端末10が動画撮影機能を備えている場合には、撮影した動画ファイルをサーバ160にアップロードすることができる。メモリカード25に保存されている動画ファイルをサーバ160にアップロードすることもできる。なお、動画ファイルに対するメタデータの付加は任意に行うことができる。そのため、サーバ160やメモリカード25などから動画ファイルを取得した場合に、その動画に必ずしもメタデータが付加されているとは限らないが、本実施形態では、動画ファイルにメタデータが付加されていることを前提とする。
(2)メタデータの説明
次に、動画ファイル、及び動画ファイルに付加されるメタデータについて、より詳しく説明する。よく知られているように、動画ファイルは、所定時間間隔で連続的に撮影された複数のフレーム(静止画)によって構成される。フレームレートが高い動画ほど、単位時間あたりのフレームの数が多く、より滑らかな動きを再現できる。動画ファイルには、複数のフレームの他にも、動画に関する種々のデータが含まれる。例えば、動画撮影日時、ファイル形式などである。
さらに、動画ファイルには、既述の通り、その動画ファイルに関連した情報であるメタデータを付加することができる。メタデータとは、動画の内容を示すデータであり、動画ファイルの再生時間全体のうち任意のタイミング又は時間帯に対して付加することができる。動画ファイルにメタデータを付加することで、動画ファイルの付加価値を高めることができる。
メタデータには、例えば、アノテーション、付箋、タグ、コメントなど、様々な種類がある。例えば、動画ファイルの特定の時間帯に対し、動画中にテキストを表示させるためのメタデータ(以下「テキストメタデータ」という)を付加すると、その時間帯の再生中にそのメタデータが示すテキストが表示される。
また例えば、動画ファイルの特定の時間帯に対し、動画中にハイパーリンクを埋め込むためのメタデータ(以下「リンクメタデータ」という)を付加することができる。ハイパーリンク(以下「リンク」と略す)とは、よく知られているように、他のファイル、データの所在情報であり、主にURL(Uniform Resource Locator)が用いられる。リンクメタデータは、動画が表示される画面全体における任意の領域を指定して、その指定領域に対して付加することができる。リンクメタデータに含まれるリンク情報は、そのリンクメタデータが付加された時間帯の再生中であっても、直接的には表示されない。ただし、リンク情報が埋め込まれている指定領域の外苑を示す枠画像が表示されるため、ユーザは、リンクメタデータが付加されていること自体は認識することができる。
リンクメタデータが付加された時間帯の再生中に、画面における指定領域内をタッチ操作するか、又は指定領域内をマウスオーバーすると、その指定領域の外苑を示す枠画像が強調表示されると共に、付加されているリンク情報(例えばURL)が表示される。そして、リンクメタデータが付加されている時間内に、リンクが埋め込まれている指定領域において、タッチパネル17に対して特定の操作(例えば長押し。ロングタップとも呼ばれる。)を行うか又はマウス操作すると、リンク情報が示すリンク先にジャンプすることができる。
また、動画中にリンクを埋め込むためのメタデータとして、上記のリンクメタデータの他に、領域メタデータがある。領域メタデータは、その領域メタデータが付加された時間帯の再生中であっても、直接的には表示されない。しかも、リンクメタデータと異なり、リンク情報が埋め込まれている指定領域の外苑を示す枠画像も表示されない。そのため、ユーザは、再生中の動画の内容からは、メタデータが付加されていることを直接的に認識することはできない。
領域メタデータが付加された時間帯の再生中、画面における指定領域内をタッチ操作するか、又は指定領域内をマウスオーバーすると、その指定領域の外苑を示す枠画像が表示される。またその際、枠画像が表示されるのに加えて、リンク情報(例えばURL)も表示される。これにより、ユーザは、リンクが埋め込まれていること及びその埋め込まれている指定領域を認識できる。そして、領域メタデータが付加されている時間内に、リンクが埋め込まれている指定領域において、タッチパネル17に対して特定の操作(例えば長押し)を行うか又はマウス操作すると、リンク情報が示すリンク先にジャンプすることができる。
メタデータには、様々な情報が含まれる。メタデータに含まれる情報としては、例えば、動画全体のうちメタデータを付加する時間帯情報、画面中のどの位置に表示させるかを示す表示位置情報、動画に付加された日時を示す付加日時情報、表示すべき画像(例えばテキストや枠画像)がある場合にはその画像の内容を示す表示画像情報、表示すべき画像がある場合にそれを直接表示させるのかそれともタッチ操作されたりマウスオーバーされたりするまでは非表示状態にするのかを示す表示方法情報などがある。テキストメタデータの場合は、表示画像情報として、テキストのフォント、フォントサイズ、色などの情報が含まれる。リンクメタデータ及び領域メタデータの場合は、指定領域の位置・範囲を示す情報やリンク情報も含まれる。
図2、図3に、各種メタデータが付加された動画ファイルの再生中の画像例を示す。図2及び図3は、フラッシュメモリ12に保存されている動画ファイルを再生させているときにLCD16に表示される動画であって、特に、メタデータが付加されている時間帯の表示例を示す。
図2(a)は、愛犬記録動画31の再生中の一コマ(即ち1つのフレーム)であり、テキスト画像31aのテキストメタデータが付加されている時間帯での一コマである。愛犬記録動画31には、図2(a)に示すように、犬が撮影されているシーンに対して、犬の気持ちを表現したテキスト画像31aを表示させるためのテキストメタデータが付加されている。
図2(b)は、花火大会動画32の再生中の一コマであり、テキスト画像32aのテキストメタデータが付加されている時間帯での一コマである。花火大会動画32には、図2(b)に示すように、花火が打ち上げられているシーンに対して、打ち上げ中の花火のタイトルのテキスト画像32aを表示させるためのテキストメタデータが付加されている。
図2(c)は、洋画番組動画33の再生中の一コマであり、テキスト画像33aのテキストメタデータが付加されている時間帯での一コマである。洋画番組動画33には、図2(c)に示すように、洋画中の、ある登場人物が話をしているシーンであってその話の英語字幕が映っているシーンに対して、その英語字幕の日本語訳のテキスト画像33aを表示させるためのテキストメタデータが付加されている。
図3(a)は、自然紹介動画34の再生中の一コマであり、3つの枠画像34a,34b,34cのリンクメタデータが付加されている時間帯での一コマである。自然紹介動画34に付加されているリンクメタデータには、各枠画像34a,34b,34cを表示させるための情報と、各枠画像34a,34b,34cで囲まれる領域内がタッチ操作されるか又はマウスオーバーされたときにその枠画像を強調表示させるための情報と、各枠画像34a,34b,34cで囲まれる領域内がタッチ操作されるか又はマウスオーバーされたときにその枠画像に対応したリンク情報を表示させるための情報とが含まれる。例えば図中左側の枠画像34aで囲まれる領域内をマウスオーバーすると、枠画像34aが強調表示されて、その枠画像34aに対応付けられているリンク情報が表示される。その状態でマウスを左クリックすると、端末10は、そのリンク情報が示すリンク先にアクセスして、そのリンク先から情報を取得して表示する。リンク先が外部の動画ファイルの場合は、その動画ファイルがダウンロードされて再生可能となる。
図3(b)は、風景記録動画35の再生中の一コマであり、4つの枠画像35a〜35dの領域メタデータが付加されている時間帯での一コマである。ただし、各枠画像35a〜35dは通常は非表示状態である。各枠画像35a〜35dは、それぞれ、画面内に表示されている特定のオブジェクト画像351〜354を囲むように表示される。例えば、図中左上の枠画像35dは、山上の雲のオブジェクト画像354を囲むように表示される。
風景記録動画35に付加されているリンクメタデータには、非表示状態の各枠画像35a〜35dで囲まれる領域内がタッチ操作されるか又はマウスオーバーされたときにその領域に対応した枠画像を表示させるための情報と、各枠画像35a〜35dの何れかが表示状態になってその領域内がタッチ操作されるか又はマウスオーバーされたときにその枠画像に対応したリンク情報を表示させるための情報とが含まれる。例えば図中中央の枠画像35a(ただし非表示状態)で囲まれる領域内をマウスオーバーすると、枠画像35aが表示され、さらにその枠画像35aに対応付けられているリンク情報が表示される。その状態でマウスを左クリックすると、端末10は、そのリンク情報が示すリンク先にアクセスして、そのリンク先から情報を取得して表示する。リンク先が外部の動画ファイルの場合は、その動画ファイルがダウンロードされて再生可能となる。
(3)動画印刷機能の概要
次に、アプリ12bの機能の1つである動画印刷機能について、その概要を説明する。アプリ12bの動画印刷機能を用いると、端末10において動画ファイル中の所望のフレームを選択し、そのフレームの印刷データをMFP100に送信させてMFP100で印刷出力させることができる。
端末10において動画ファイルから所望のフレームを選択すると、そのフレームを印刷出力させた場合の印刷結果が表されたプレビュー画像がLCD16に表示される。本実施形態では、印刷対象として選択されたフレームにメタデータが付加されている場合、フレームの画像にそのメタデータが示す画像である情報画像が加えられた画像を印刷出力させることができる。そして、印刷出力させる際の印刷レイアウトとして、フレームの画像と情報画像のレイアウトが異なる複数の印刷レイアウトが用意されている。
具体的には、本実施形態では、印刷レイアウトとして、オーバーレイレイアウトと、外配置レイアウトと、文字認識レイアウトと、顔認識レイアウトと、メタデータ無しレイアウトと、が少なくとも用意されている。
オーバーレイレイアウトは、フレームの画像に情報画像がオーバーレイ表示(即ち重畳表示)されたレイアウトである。図4(a)に、テキストメタデータが付加されたフレームをオーバーレイレイアウトで印刷させた場合の印刷結果の一例を示す。図4(a)の印刷結果41は、図2(a)に示した愛犬記録動画31の再生中の一コマを印刷対象のフレームに選択して動画印刷させた結果を例示している。図2(a)に例示したフレームをオーバーレイレイアウトで印刷させたときの印刷結果41には、印刷用紙の大部分にフレーム画像51が印刷され、且つそのフレーム画像51の中にテキスト画像51aがオーバーレイで印刷される。テキスト画像51aの内容は動画再生中に表示されるテキスト画像31a(図2(a)参照)と同じである。また、印刷結果41において、フレーム画像51に対するテキスト画像51aの相対的位置関係や大きさ、色は、動画再生中のフレーム画像全体に対するテキスト画像31aの相対的位置関係や大きさ、色とほぼ同じである。つまり、テキストメタデータが付加されたフレームに対するオーバーレイレイアウトは、動画再生中の再生画面がほぼそのまま再現されたレイアウトである。
図4(b)は、領域メタデータが付加されたフレームをオーバーレイレイアウトで印刷させた場合の印刷結果の一例を示す。図4(b)の印刷結果42は、図3(b)に示した風景記録動画35の再生中の一コマを印刷対象のフレームに選択して動画印刷させた結果を例示している。図3(b)に例示したフレームをオーバーレイレイアウトで印刷させたときの印刷結果42には、縦方向に配置された長方形状の印刷用紙に対してその上側にフレーム画像52が印刷され、且つそのフレーム画像52の中に4つの枠画像52a〜52dがオーバーレイで印刷される。印刷結果42において、フレーム画像52に対する各枠画像52a〜52dの相対的位置関係や大きさは、動画再生中のフレーム画像全体に対する各枠画像35a〜35daの相対的位置関係や大きさとほぼ同じである。つまり、動画再生中に仮に全ての枠画像35a〜35dを表示させたならばこのような画像になる、という仮想の画像が再現されたレイアウトである。また言い換えれば、図4(b)の印刷結果42は、フレーム画像中における、リンク情報が対応付けられている領域が可視化された画像であるとも言える。
このように、オーバーレイレイアウトは、フレーム画像中にメタデータの情報画像がオーバーレイ表示される印刷レイアウトである。そして、オーバーレイ表示される情報画像の内容は、メタデータの種類によって異なる。なお、リンクメタデータが付加されたフレームをオーバーレイレイアウトで印刷出力させた場合は、フレーム画像中の枠画像が強調表示された画像が印刷される。
外配置レイアウトは、フレームの画像とは別に情報画像が表示されるレイアウトである。図4(c)に、テキストメタデータが付加されたフレームを外配置レイアウトで印刷させた場合の印刷結果の一例を示す。図4(c)の印刷結果43は、図2(b)に示した花火大会動画32の再生中の一コマを印刷対象のフレームに選択して動画印刷させた結果を例示している。図2(b)に例示したフレームを外配置レイアウトで印刷させたときの印刷結果43には、縦方向に配置された長方形状の印刷用紙に対してその上側にフレーム画像53が印刷され、且つそのフレーム画像53とは別にそのフレーム画像53の下側にテキスト画像53aが印刷される。テキスト画像53aの内容は動画再生中に表示されるテキスト画像32a(図2(b)参照)と同じである。
図4(d)は、リンクメタデータが付加されたフレームを外配置レイアウトで印刷させた場合の印刷結果の一例を示す。図4(d)の印刷結果44は、図3(a)に示した自然紹介動画34の再生中の一コマを印刷対象のフレームに選択して動画印刷させた結果を例示している。図3(a)に例示したフレームを外配置レイアウトで印刷させたときの印刷結果44には、縦方向に配置された長方形状の印刷用紙に対してその上側にフレーム画像54が印刷される。また、フレーム画像54の下における左側の領域には、図3(a)に示した各枠画像34a,34b,34cで囲まれた領域内の画像が、領域画像541,542,543としてそれぞれ表示される。また、各領域画像541,542,543の右側には、図3(a)の各枠画像34a,34b,34cにそれぞれ対応付けられているリンク情報54a,54b,54c及び補足説明用のテキストが表示される。
このように、外配置レイアウトは、フレーム画像とは別にメタデータの情報画像が表示される印刷レイアウトである。そして、フレーム画像の外に表示される情報画像の内容は、メタデータの種類によって異なる。なお、領域メタデータが付加されたフレームを外配置レイアウトで印刷出力させる場合は、例えば、図4(b)に例示したオーバーレイレイアウトの内容に加えて、フレーム画像52の下に、各枠画像52a〜52dで囲まれた領域内の画像を表示させると共に、各枠画像52a〜52dに対応付けられているリンク情報を表示させるようにしてもよい。
文字認識レイアウトは、テキストメタデータが付加されているフレーム画像中にテキストメタデータのテキスト画像とは別に文字が含まれている場合に、フレーム画像からその文字を抽出してテキストメタデータのテキスト画像と並べてフレーム画像の外に表示させるレイアウトである。
図5(a)は、テキストメタデータが付加されたフレームであって且つ画像として文字が含まれているフレームを文字認識レイアウトで印刷させた場合の印刷結果の一例を示す。図5(a)の印刷結果45は、図2(c)に示した洋画番組動画33の再生中の一コマを印刷対象のフレームに選択して動画印刷させた結果を例示している。図2(c)に例示したフレームを文字認識レイアウトで印刷させたときの印刷結果45には、縦方向に配置された長方形状の印刷用紙に対してその上側にフレーム画像55が印刷される。
また、図2(c)のフレームには、そのフレームの画像に含まれる文字として、英語の字幕がある。そこで、フレーム中の文字の認識を試み、文字が正常に認識された場合には、その認識された文字(即ち英語の字幕)551と、フレームに付加されているテキストメタデータのテキスト画像55aとが、フレーム画像55の下に表示される。
顔認識レイアウトは、テキストメタデータが付加されているフレーム画像中に人物の顔の画像が含まれている場合に、その人物の横に吹き出しを表示させると共に、その吹き出しの中にテキストメタデータのテキスト画像を表示させるレイアウトである。図5(b)は、テキストメタデータが付加されたフレームであって且つ画像として人物の顔が含まれているフレームを顔認識レイアウトで印刷させた場合の印刷結果の一例を示す。図5(b)の印刷結果46は、図2(c)に示した洋画番組動画33の再生中の一コマを印刷対象のフレームに選択して動画印刷させた結果を例示している。図2(c)に例示したフレームを顔認識レイアウトで印刷させたときの印刷結果45には、縦方向に配置された長方形状の印刷用紙に対してその上側にフレーム画像56が印刷される。
また、図2(c)のフレームには、画像全体における左側に人物の顔が表示されている。そこで、フレーム中の顔の認識を試み、顔及びその位置が正常に認識された場合には、フレームの外側のうちフレーム中心からみて人物の顔が存在している方向側に吹き出し561を表示させ、さらにその吹き出し561の中に、テキストメタデータのテキスト画像56aを表示させる。
メタデータ無しレイアウトは、印刷結果としてフレームの画像のみ表示させてメタデータの情報は表示させないレイアウトである。具体例としては、例えば図2(a)に示した愛犬記録動画31をメタデータ無しレイアウトで印刷させた場合、図4(a)に示した印刷結果41からテキスト画像51aを取り除いた状態の印刷結果が得られる。
このように、本実施形態では、印刷レイアウトとして少なくとも上記5種類の印刷レイアウトが用意されている。そして、端末10において動画ファイルから所望のフレームが選択された場合にLCD16に表示されるプレビュー画像は、用意されている印刷レイアウトのうち特定の1つの印刷レイアウトによる印刷結果を示すプレビュー画像である。
図6に、LCD16に表示されるプレビュー画面60の一例を示す。図6のプレビュー画面60には、図2(c)に例示した洋画番組動画33のフレームをオーバーレイレイアウトで印刷させる場合の印刷結果を示すプレビュー画像61が表示されている。このプレビュー画像61には、フレーム画像62が表示されると共に、そのフレーム画像62の中に、テキストメタデータが示すテキスト画像63がオーバーレイ表示されている。
動画ファイルから印刷対象の所望のフレームが選択された場合に最初に表示されるプレビュー画像は、デフォルトプレビュー画像である。デフォルトプレビュー画像としてどのような内容(即ちどのような印刷レイアウトの)プレビュー画像を表示させるかについては、適宜決めることができる。
本実施形態では、デフォルトプレビュー画像は、印刷対象のフレームが決定される度に、過去に行った動画印刷履歴に基づいて決定される。具体的には、過去に同じ動画の同じシーンに対する動画印刷が行われたことがある場合には、そのときに採用された印刷レイアウトと同じ印刷レイアウトのプレビュー画像がデフォルトプレビュー画像として表示される。
また、過去に同じ動画の同じシーンに対する動画印刷が行われたことがない場合でも、過去に同じメタデータの組み合わせのフレームが動画印刷されたことがある場合には、そのときに採用された印刷レイアウトと同じ印刷レイアウトのプレビュー画像がデフォルトプレビュー画像として表示される。
例えば、テキストメタデータが1つ付加されているフレームが選択されてそのデフォルトプレビュー画像を生成する際、過去の履歴を参照して、同じメタデータの組み合わせ(この例では、テキストメタデータ1つ)のフレームを動画印刷したことがあってそのとき例えばオーバーレイレイアウトで印刷した場合は、同じオーバーレイレイアウトのデフォルトプレビュー画像を表示させる。また例えば、テキストメタデータが2つ付加されているフレームが選択されてそのデフォルトプレビュー画像を生成する際、過去の履歴を参照して、同じメタデータ組み合わせ(この例では、テキストメタデータ2つ)のフレームを動画印刷したことがあってそのとき例えば外配置レイアウトで印刷した場合は、同じ外配置レイアウトのデフォルトプレビュー画像を表示させる。
プレビュー画面60には、プレビュー画像の他に、印刷操作用ウィンドウ71も表示される。印刷操作用ウィンドウ71には、NFC通信を利用して印刷データを送信できることを示すNFC印刷マーク72と、設定ボタン73と、Wi−Fi印刷ボタン74とが表示される。
NFC印刷マーク72の下側には、端末10をNFC通信機能付きのプリンタにかざしてプレビュー画面をタップすると現在表示中のプレビュー画像を印刷させることができる旨のメッセージも表示される。このメッセージに示されているように、端末10から、NFC通信を用いてMFP100へ印刷データを送信することができる。プレビュー画面60が表示されている状態で、端末10をMFP100にかざして両者間でNFC通信が可能な状態として、プレビュー画像61をタップ操作すると、その操作時に表示されているプレビュー画像61の印刷レイアウトでの印刷データが生成される。端末10がマウスを利用可能な端末である場合は、プレビュー画像61に対するマウス操作でもよい。生成された印刷データは、NFC通信によってMFP100へ送信される。これにより、MFP100で印刷が行われる。なお、端末10からMFP100への印刷データの送信方法は、NFC通信で直接送信する方法に限らず、他の方法でもよい。例えば、まずNFC通信でWi−Fi接続情報を送信することにより端末10とMFP100の双方でWi−Fi通信の準備を整え、その後にWi−Fi通信によって印刷データを送信するようにしてもよい。その場合、AP150を介したWi−Fi通信で送信してもよいし、Wi−Fi Directで直接送信してもよい。端末10とMFP100が、NFC通信及びWi−Fi通信以外の他の通信方式でデータ通信が可能な場合にはその通信方式を用いて印刷データを送信してもよい。
また、印刷操作用ウィンドウ71に表示されているWi−Fi印刷ボタン74をタップ操作又はマウス操作することによっても、MFP100へ印刷データを送信することができる。プレビュー画面60が表示されている状態で、Wi−Fi印刷ボタン74をタップ操作又はマウス操作すると、その操作時に表示されているプレビュー画像61の印刷レイアウトでの印刷データが生成され、Wi−Fi通信によってMFP100へ送信される。これにより、MFP100で印刷が行われる。
一方、プレビュー画面60に表示されたデフォルトプレビュー画像を見て、ユーザが他のプレビュー画像も見てみたいと思った場合は、他の印刷レイアウトによるプレビュー画像の一覧を見ることができる。具体的には、印刷操作用ウィンドウ71内の設定ボタン73をタップ操作又はマウス操作すると、不図示の設定メニュー画面が表示される。その設定メニュー画面に表示されている設定項目の中の「レイアウト」ボタンをタップ操作又はマウス操作すると、選択されたフレームに対して生成可能な全ての印刷レイアウトでのプレビュー画像が生成される。そして、生成されたプレビュー画像の一覧が、レイアウト選択画面としてLCD16に表示される。
図7に、レイアウト選択画面80の一例を示す。図7に示すように、レイアウト選択画面80は、生成されたプレビュー画像が並べられて一覧表示された画面である。より詳しくは、生成されたプレビュー画像のサイズが縮小された縮小画像であるプレビューサムネイルが一覧表示される。図7には、4つのプレビューサムネイル81〜84が全て表示されて2つのプレビューサムネイル85,86が一部分のみ表示されている例が示されている。レイアウト選択画面80においては、ユーザが例えば画面上下方向へのフリック操作又はスワイプ操作を行うことで、画面の表示内容を上下方向にスライドさせることができる。マウス操作によっても表示内容を上下方向にスライドさせることができる。
不図示のレイアウトボタンがタップ操作又はマウス操作されることにより生成されるプレビュー画像の種類は、印刷対象として選択されたフレームに付加されている全てのメタデータに基づいて決定される。例えば、印刷対象のフレームにテキストメタデータが1つだけ付加されている場合は、少なくとも、オーバーレイレイアウトと外配置レイアウトのプレビュー画像が生成される。また、フレーム中に文字が含まれていてその文字を認識できた場合は、文字認識レイアウトのプレビュー画像も生成される。また、フレーム中に人物の顔の画像が含まれていてその顔を認識できた場合は、顔認識レイアウトのプレビュー画像も生成される。このように、印刷対象のフレームに付加されている全てのメタデータについて生成可能な全ての印刷レイアウトでの印刷プレビュー画像が生成される。そして、生成された全ての印刷プレビュー画像を、レイアウト選択画面80で確認することができるようになる。
ユーザが、レイアウト選択画面80の中から印刷させたい所望の印刷レイアウトのプレビュー画像を探して、そのプレビュー画像をタップ操作又はマウス操作すると、LCD16の表示内容は、その選択されたプレビュー画像が表示されたプレビュー画面(図6参照)に切り替わる。そのため、ユーザは、レイアウト選択画面で選択したプレビュー画像を、プレビュー画面でより大きなサイズのプレビュー画像として再確認することができる。そして、選択したプレビュー画像の印刷レイアウトでよければ、端末10をMFP100にかざすか、Wi−Fi印刷ボタン74をタップ操作又はマウス操作することで、その選択した印刷レイアウトでの印刷をMFP100に実行させることができる。
なお、レイアウト選択画面80に表示されたプレビュー画像の一部又は全てを一枚の印刷用紙に一覧表示させることができるようにしてもよい。例えば、プレビュー画面内の印刷操作用ウィンドウ71にインデックス印刷用の操作ボタンを設け、その操作ボタンを操作すると、選択されたフレームに対して生成可能な全ての印刷レイアウトでのプレビュー画像が一覧表示された印刷データがMFP100に送信されるようにしてもよい。
(4)動画印刷処理
上述した動画印刷機能を実現するためのアプリ12bの処理である動画印刷処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。端末10のCPU11は、起動後、アプリ12bを起動させるための特定の入力操作がなされると、アプリ12bを読み込んで実行する。アプリ12bの起動後、動画印刷機能を開始させるための特定の入力操作がなされると、図8に示す動画印刷処理を開始する。動画印刷開始処理は、アプリ12bに含まれるプログラムモジュールの1つである。
端末10のCPU11は、図8に示す動画印刷処理を開始すると、S110で、動画ファイルを取得する。動画ファイルをどこから取得するかについては予め設定しておくことができる。例えば、端末10のフラッシュメモリ12に保存されている動画ファイルを取得対象としてもよい。メモリカード25が装着されている場合にはメモリカード25も取得対象に含めるようにしてもよい。また例えば、外部のサーバにおいて特定の保存領域に保存されている動画ファイルを取得対象としてもよい。
S120では、S110で取得した動画ファイルに付加されているメタデータを取得する。S130では、印刷対象のフレーム(以下「印刷フレーム」ともいう)の自動抽出を行うか否か判断する。本実施形態では、ユーザは、動画ファイルを再生させながらユーザ自身が所望の印刷フレームを選ぶ手動抽出と、動画フレームの中から動画印刷に適したフレームを自動で抽出させる自動抽出と、の何れかを選択することができる。自動抽出は、アプリ12bの動画印刷機能の一部である。
ユーザにより手動抽出が選択されると(S130:NO)、S140で、印刷フレーム選択処理を実行する。具体的には、ユーザに対し、動画ファイルを再生させてその中から所望の印刷フレームを選択するように促す。そして、再生中の動画に対して特定のフレーム選択操作が行われたら、その選択されたフレームを印刷フレームとして決定する。印刷フレームを決定したら、S170に進む。
ユーザにより自動抽出が選択された場合は(S130:YES)、S150で、印刷フレーム自動抽出処理を行う。印刷フレーム自動抽出処理の詳細説明は省略するが、簡単に説明すると次のように行われる。まず、動画ファイルに付加されているメタデータに基づいて、動画印刷に適したフレームが存在することが予想される特徴的なシーンを絞り込む。例えば、メタデータが付加されているシーン、特定のメタデータが付加されているシーン、複数のメタデータが重複して付加されているシーン、などに絞り込むことができる。そして、シーンを絞り込んだら、そのシーンの中からさらに1つ又は複数のフレームを印刷フレームとして抽出する。例えば、シーン中の特定の時間のフレーム、シーン中で最も画像ぶれの少ないフレームなどを印刷フレームとして抽出する。S150の印刷フレーム自動抽出処理で印刷フレームの抽出が行われることにより、動画ファイルから1つ又は複数の印刷フレームが抽出される。
S160では、印刷フレームの選択を受け付ける。具体的には、S150で抽出した印刷フレームをLCD16に一覧表示させてその中から何れか1つを選択させる。そして、選択された1つの印刷フレームを、実際に印刷させる印刷フレームとして決定する。
S170では、アプリ用記憶領域12cに保存されている印刷実行情報(詳細は後述)から、動画印刷履歴を取得する。S180では、印刷レイアウト選択処理を実行する。S170で取得した動画印刷履歴は、S180の印刷レイアウト選択処理で用いられる。S180の印刷レイアウト選択処理は、S140又はS160で決定された印刷フレームを印刷させる際の印刷レイアウトをユーザに選択させる処理である。S180の印刷レイアウト選択処理の詳細は後述する。S190では、S180で選択された印刷レイアウトに従った印刷データを生成して、NFC通信又はWi−Fi通信にてMFP100へ出力する。
印刷データの送信後、S200で、今回の動画印刷の動画印刷履歴として、印刷実行情報をアプリ用記憶領域12cに保存する。保存する印刷実行情報には、動画印刷を行った動画ファイルのファイル名、実際に印刷データを生成した印刷フレームを示す情報、印刷フレームに付加されていたメタデータの情報、印刷フレームに付加されていたメタデータのうち実際に印刷結果として表された(つまり印刷用紙に画像として印刷された)メタデータの情報、採用された印刷レイアウト、などが含まれる。
S180の印刷レイアウト選択処理について、詳しく説明する。S180の印刷レイアウト選択処理の詳細を、図9に示す。端末10のCPU11は、印刷レイアウト選択処理に移行すると、S310で、アプリ用記憶領域12cに記憶されている動画印刷履歴を参照して、過去に同じ動画ファイルの同じシーンが動画印刷されたか否か判断する。過去に同じ動画ファイルの同じシーンが動画印刷された場合は(S310:YES)、S340に進む。
S340では、過去の印刷レイアウトと同じ印刷レイアウトでプレビュー画像を生成し、デフォルトプレビュー画像としてLCD16に表示させる。デフォルトプレビュー画像を表示させた後は、S350に進む。
S310で、過去に同じ動画ファイルの同じシーンが動画印刷されたことがない場合は(S310:NO)、S320に進む。S320では、アプリ用記憶領域12cに記憶されている動画印刷履歴を参照して、過去に同じメタデータの組み合わせのフレームが動画印刷されたことがあるか否か判断する。つまり、これから印刷させようとする印刷フレームに付加されているメタデータの組み合わせと同じ組み合わせのフレームを過去に印刷させたことがあるか否か判断する。
過去に同じメタデータの組み合わせのフレームが動画印刷されたことがある場合は(S320:YES)、S340で、その過去の動画印刷で用いられた印刷レイアウトと同じ印刷レイアウトでプレビュー画像を生成し、デフォルトプレビュー画像としてLCD16に表示させる。デフォルトプレビュー画像を表示させた後は、S350に進む。なお、S340で生成したプレビュー画像のデータは、少なくとも最終的に印刷レイアウトが決定されるまでは、アプリ用記憶領域12cに一時的に保存される。このことは、後述するS330,S400,S420,S430,S520,S560〜S570,S580の各処理で生成されるプレビュー画像についても同様である。
過去に同じメタデータの組み合わせのフレームが動画印刷されたことがない場合は(S320:NO)、S330に進む。S330では、オーバーレイレイアウトのプレビュー画像を生成し、デフォルトプレビュー画像としてLCD16に表示させる。デフォルトプレビュー画像を表示させた後は、S350に進む。なお、S330で採用する印刷レイアウトは、オーバーレイレイアウトに限らず、適宜決めることができる。
S350では、レイアウトボタンが押されたか否か判断する。詳しくは、プレビュー画面(図6参照)に表示される設定ボタン73がタップ操作又はマウス操作されて、さらに、その操作により表示される設定メニュー画面(不図示)においてレイアウトボタンがタップ操作又はマウス操作されたか否か判断する。レイアウトボタンが押されていない場合は(S350:NO)、S360で、印刷実行の指示があったか否か判断する具体的には、図6を用いて説明したように、端末10がNFC通信機能付きのプリンタにかざされた状態でプレビュー画面がタップ操作又はマウス操作されたか、Wi−Fi印刷ボタン74がタップ操作又はマウス操作されたかを判断する。何れかの操作が行われた場合は(S360:YES)、印刷実行指示があったものとして、印刷レイアウトを現在プレビュー画面に表示されているプレビュー画像の印刷レイアウトに決定して、S190(図8)に進む。何れの操作も行われない場合は(S360:NO)、S350に戻る。
S350で、レイアウトボタンが押された場合は(S350:YES)、S370で、印刷フレームに付加されているメタデータの中にテキストメタデータが含まれているか否か判断する。テキストメタデータが含まれている場合は、S380に進む。S380では、テキストメタデータレイアウト処理を実行する。S380のテキストメタデータレイアウト処理の詳細を、図10に示す。端末10のCPU11は、テキストメタデータレイアウト処理に移行すると、S510で、印刷フレームに対する文字認識処理を実行し、文字を認識したか否か判断する。印刷フレームの画像から文字を認識した場合は(S510:YES)、S520に進む。
S520では、プレビュー画像として、文字認識レイアウト(図5(a)参照)のプレビュー画像を生成して、S530に進む。また、印刷フレームの画像から文字を認識できなかった場合も(S510:NO)、S530に進む。
S530では、印刷フレームに対する顔認識処理を実行し、人物の顔を認識したか否か判断する。印刷フレームの画像から人物の顔を認識した場合は(S530:YES)、S540に進む。S540では、認識された顔が1つであるか否か判断する。認識された顔が1つではない場合は(S540:NO)、S550で、認識された複数の顔のうち喋っている人物の顔を特定する。
喋っている人物を特定する方法は種々考えられるが、本実施形態では、印刷対象フレームの前後少なくとも一方のフレームと比較して、画像の内容の変化に基づく特定のアルゴリズムを用いて、喋っている人物を特定する。喋っている人物の顔を特定したら、S560に進む。S540で、認識された顔が1つと判断した場合は(S540:YES)、その1つの顔が喋っている人物の顔であると特定して、S560に進む。
S560〜S570の処理は、顔認識レイアウト(図5(b)参照)のプレビュー画像を生成する処理である。S560では、印刷フレーム中の喋っている人物の顔の位置と、印刷フレームの中心座標とを比較し、中心座標から見て人物の顔が存在している方向のフレーム外に吹き出しを生成する。S570では、S560で生成された吹き出しの中に、テキストメタデータを合成する。即ち、テキストメタデータが示すテキスト画像を吹き出しの中に埋め込む。
S570の処理後はS580に進む。また、S530で印刷フレームの画像から人物の顔を認識できなかった場合も(S530:NO)、S580に進む。S580では、テキストメタデータを対象とした、オーバーレイレイアウト、外配置レイアウト、及びメタデータ無しレイアウト、の3種類の印刷レイアウトのプレビュー画像をそれぞれ生成する。このように、図10に示したテキストメタデータレイアウト処理では、プレビュー画像として、少なくとも、オーバーレイレイアウト(図4(a)参照)、外配置レイアウト(図4(c)参照)、及びメタデータ無しレイアウト、の3種類の印刷レイアウトのプレビュー画像を生成する。そして、印刷フレームから文字を認識できた場合は、文字認識レイアウトのプレビュー画像も生成する。また、印刷フレームから人物の顔を認識できた場合は、顔認識レイアウトのプレビュー画像も生成する。
図9に戻って説明を続ける。S370で、テキストメタデータが含まれていないと判断した場合は(S370:NO)、S390で、印刷フレームに付加されているメタデータの中にリンクメタデータが含まれているか否か判断する。リンクメタデータが含まれている場合は(S390:YES)、S400に進む。
S400では、リンクメタデータを対象とした、オーバーレイレイアウト(図2(b)に類似)、外配置レイアウト(図2(d)参照)、及びメタデータ無しレイアウト、の3種類の印刷レイアウトのプレビュー画像をそれぞれ生成して、S410に進む。S390で、リンクメタデータが含まれていないと判断した場合も(S390:NO)、S410に進む。
S410では、印刷フレームに付加されているメタデータの中に領域メタデータが含まれているか否か判断する。領域メタデータが含まれている場合は(S410:YES)、S420に進む。S420では、領域メタデータを対象とした、オーバーレイレイアウト(図2(b)参照)及びメタデータ無しレイアウトの2種類の印刷レイアウトのプレビュー画像をそれぞれ生成して、S430に進む。S410で、領域メタデータが含まれていない判断した場合も(S410:NO)、S430に進む。
S430では、ここまでの処理で複数種類の印刷レイアウトのプレビュー画像が生成された場合に、その複数種類の印刷レイアウトを合成したプレビュー画像を少なくとも1つ生成する。例えば、テキストメタデータが付加されていてそのテキストメタデータについてオーバーレイレイアウトのプレビュー画像と外配置レイアウトのプレビュー画像が生成されている場合は、それら両者が合成されたプレビュー画像、即ちテキスト画像がフレーム画像中及びフレーム画像外の双方に表示されたプレビュー画像を生成する。合成可能な組み合わせの全てについてプレビュー画像を生成してもよいし、合成可能な全ての組み合わせのうち特定の種類又は数に絞ってプレビュー画像を生成するようにしてもよい。
S440では、S430までに生成した各プレビュー画像を対象としたレイアウト選択画面(図7参照)をLCD16に表示して、その中から印刷レイアウトの選択を受け付ける。
S450では、S440で選択された印刷レイアウトのプレビュー画像を、プレビュー画面(図6参照)に表示させる。つまり画面をレイアウト選択画面からプレビュー画面に切り替える。S450で画面をプレビュー画面に切り替えた後は、S350に戻る。
(5)実施形態の効果
以上説明したように、本実施形態の端末10は、アプリ12bが、動画印刷機能を備え、図8〜図10に示した動画印刷処理を実行する。本実施形態の動画印刷機能においては、 メタデータが付加されている印刷フレームのプレビュー画像をプレビュー画面に表示させて、印刷させたい印刷レイアウトのプレビュー画像を選択させ、その選択された印刷レイアウトの印刷データを生成する。
そのため、ユーザは、メタデータが付加されているフレームを印刷させたい場合に、実際にどのように印刷出力されるのかを印刷前に予め確認することができ、これによりユーザの好みに応じた内容で印刷出力させることができる。
また、本実施形態では、印刷フレームが選択された場合、まず1つのデフォルトプレビュー画像をプレビュー画面に表示させる。そして、そのデフォルトプレビュー画像が選択されればそのデフォルトプレビュー画像の印刷レイアウトの印刷データを生成する。つまり、最初に表示させたデフォルトプレビュー画像がユーザの望む内容になっていてそれが印刷用として選択されれば、他のレイアウトのプレビュー画像は生成されない。そのため、プレビュー画像の生成にかかる処理負荷を低減することができる。
一方、プレビュー画面において、他のプレビュー画像を表示させるための操作(本実施形態ではレイアウトボタンの操作)が行われた場合は、デフォルトプレビュー画像とは異なる他の各プレビュー画像を生成して、レイアウト選択画面に一覧表示させる。なおこのとき、デフォルトプレビュー画像も併せてレイアウト選択画面に表示させるようにしてもよい。そして、レイアウト選択画面の中から何れか1つのプレビュー画像が選択されたら、その選択されたプレビュー画像をあらためてプレビュー画面に表示させる。ユーザは、レイアウト選択画面から選択したプレビュー画面を、最終的にプレビュー画面内で大きなサイズで再確認することができる。そのため、意図しない内容で印刷出力されてしまうのを抑制できる。
また、本実施形態では、プレビュー画像として、印刷フレームの画像と、メタデータが示す情報画像とが含まれたプレビュー画像を生成させることができる。そのため、印刷出力結果の付加価値を高めることができる。
さらに、本実施形態では、印刷可能な印刷レイアウトが複数種類用意されており、印刷フレームに付加されているメタデータの種類に応じた印刷レイアウトのプレビュー画像を複数種類生成させることができる。そのため、情報画像を含むプレビュー画像の選択肢が広がり、ユーザはより自分の好みに近い印刷レイアウトの印刷結果を得ることができる。
なお、本実施形態において、端末10は本発明の動画処理装置の一例に相当する。アプリ12bは本発明の動画処理プログラムの一例に相当する。CPU11は本発明の制御部の一例に相当する。LCD16は本発明の表示部の一例に相当する。S140又はS160で選択される印刷フレームは本発明の印刷対象フレームの一例に相当する。図4〜図5に例示した5種類の印刷レイアウトは本発明のレイアウトパターンの一例に相当する。フレームの画像中に含まれている文字及び人物の顔は本発明の特定の種類の画像の一例に相当する。図2(c)の洋画番組動画33の一コマにおける、英語字幕と、日本語訳のテキスト画像33aとの関係は、本発明の特定関係の一例に相当する。まあ、同図(c)における、人物の顔と、日本語訳のテキスト画像33aとの関係も、本発明の特定関係の一例に相当する。文字認識レイアウト及び顔認識レイアウトは本発明の特定レイアウトの一例に相当する。デフォルトプレビュー画像は本発明の初期プレビュー画像の一例に相当する。図7のレイアウト選択画面内に同時に表示可能なプレビュー画像の最大数は本発明の最大表示可能数の一例に相当する。S110の処理は本発明のファイル取得処理の一例に相当する。S120の処理は本発明のデータ取得処理の一例に相当する。S140及びS160の処理は本発明のフレーム決定処理の一例に相当する。S180の処理は本発明の画像生成処理の一例に相当する。S360の処理は本発明の画像選択処理の一例に相当する。S190の処理は本発明の印刷データ生成処理の一例に相当する。S340,S330,S400,S420,S430,S520,S560〜S570,S580の処理は本発明のレイアウト決定処理の一例に相当する。S510及びS530の処理は本発明の画像認識処理の一例に相当する。S330及びS340の処理は本発明の第1の生成処理及び第1の表示処理の一例に相当する。S400,S420,S430,S520,S560〜S570,S580の処理は本発明の第2の生成処理及の一例に相当する。S440の処理は本発明の第2の表示処理の一例に相当する。S350の処理は本発明の操作受付処理の一例に相当する。S360の処理は本発明の第1の選択処理、第2の選択処理、及び第3の選択処理の一例に相当する。S200の処理は本発明の記憶処理の一例に相当する。S450の処理は本発明の第3の表示処理の一例に相当する。
[他の実施形態]
(1)印刷レイアウトの種類は、上記実施形態で例示した印刷レイアウト以外にも種々考えられる。例えば、領域メタデータが付加されたフレームに対するオーバーレイレイアウトとして、図4(b)に例示したオーバーレイレイアウトの他に、枠画像ではなくて例えばリンク情報がオーバーレイ表示されるレイアウトを設定してもよい。或いは、枠画像とリンク情報の双方が表示されるレイアウトを設定してもよい。
また例えば、図4(a)に例示したオーバーレイレイアウトにおいて、テキスト画像51aを配置する位置やテキスト画像51aの大きさ、色などは、適宜決めることができる。図4(c)に例示した外配置レイアウトにおけるテキスト画像53aについても、フレーム画像53の外側においてどこにどのような大きさ、色で配置刷るかについては適宜決めることができる。
また例えば、図4(d)に例示した外配置レイアウトにおいて、フレーム画像54の外に表示させる枠画像やテキスト画像の大きさ、位置、相対的位置関係などは、適宜決めることができる。枠画像又はテキスト画像の何れか一方のみを印刷出力させるようにしてもよい。
また、印刷レイアウトとして、オーバーレイレイアウト、外配置レイアウト、文字認識レイアウト、顔認識レイアウト、及びメタデータ無しレイアウトの5種類を例示したが、これら5種類以外の印刷レイアウトが用意されていてもよい。何種類の印刷レイアウトを用意しておくか、また各印刷レイアウトそれぞれに対してどのメタデータを適用可能となるかについては、適宜決めることができる。
(2)アプリ12bを実行させるプラットフォームとして、端末10はあくまでも一例である。例えば、MFP100でアプリ12bを実行できるようにしてもよい。また例えば、サーバ160或いはその他の情報処理装置(具体的には、端末10とは別体の、端末10とデータ通信可能な情報処理装置)でアプリ12bを実行できるようにしてもよい。具体的には、例えば、端末10又はMFP100から、印刷させたい所望の動画ファイルを情報処理装置にアップロードすると、情報処理装置側でシーン決定やフレーム抽出が行われる。生成、選出された各サムネイルは、そのサムネイルのデータを情報処理装置から端末10又はMFP100に送信させることで、端末10又はMFP100で表示させる。端末10又はMFP100における、サムネイルの選択処理の結果は、情報処理装置に送信され、それに基づいて情報処理装置が印刷データを生成し、その印刷データがMFP100に送信される。
(3)アプリ12bの提供形態は、インターネットを介したダウンロードによる提供に限らず、種々の提供形態を採用できる。例えば、メモリカード、フレキシブルディスク、DVD、CD−ROM、ハードディスクなどの、コンピュータで読み取り可能な(有形な)非一時的な記録媒体(A non-transitory computer-readable recording medium)に記録された状態で提供できるようにしてもよい。
(4)その他、本発明は、上記の実施形態に示された具体的手段や構造等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の形態を採り得る。例えば、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
10…端末、11…CPU、12…フラッシュメモリ、12a…OS、12b…アプリ、12c…アプリ用記憶領域、13…RAM、15…操作キー、16…LCD、17…タッチパネル、18…メモリカードI/F、19…音声入出力部、20…電話網通信部、22…近距離通信部、23…無線通信部、24…バスライン、25…メモリカード、31…愛犬記録動画、31a,32a,33a,41a,42a,43a,44a…テキスト画像、32…花火大会動画、33…洋画番組動画、34…自然紹介動画、34a〜34c,35a〜35d…枠画像、35…風景記録動画、36…旅行記録動画、41〜46…印刷結果、51〜56,62…フレーム画像、51a,53a,55a,56a,63…テキスト画像、52a…枠画像、54a…リンク情報、60…プレビュー画面、61…プレビュー画像、71…印刷操作用ウィンドウ、72…NFC印刷マーク、73…設定ボタン、74…印刷ボタン、80…レイアウト選択画面、81〜86…プレビューサムネイル、100…MFP、122…近距離通信部、123…無線通信部、131…プリンタ部、150…AP、160…サーバ、351〜354…オブジェクト画像、541〜543…領域画像、551…英語の字幕、561…吹き出し。

Claims (11)

  1. 表示部と、
    制御部と、を備えた動画処理装置において、前記制御部が実行可能な動画処理プログラムであって、
    前記制御部に、
    動画ファイルを取得するファイル取得処理と、
    前記ファイル取得処理により取得された動画ファイルに対して付加されているメタデータを取得するデータ取得処理と、
    前記動画ファイルの中から、前記メタデータが付加されている特定のフレームを印刷対象フレームとして決定するフレーム決定処理と、
    前記フレーム決定処理により決定された前記印刷対象フレームを印刷させる際の印刷結果のプレビュー画像を少なくとも1つ生成する画像生成処理と、
    前記画像生成処理により生成された前記プレビュー画像を前記表示部に表示させる画像表示処理と、
    前記画像表示処理により表示された前記プレビュー画像のうち特定のプレビュー画像の選択入力を受け付ける画像選択処理と、
    前記画像選択処理により選択された前記プレビュー画像の印刷データを生成する印刷データ生成処理と、
    を実行させるための動画処理プログラム。
  2. 請求項1に記載の動画処理プログラムであって、
    前記画像生成処理では、前記印刷対象フレームを示すフレーム画像及びその印刷対象フレームに付加されているメタデータを示す情報画像を含むプレビュー画像である特定種類のプレビュー画像を少なくとも1つ含む、少なくとも1つのプレビュー画像を生成する
    ことを特徴とする動画処理プログラム。
  3. 請求項2に記載の動画処理プログラムであって、
    前記画像生成処理では、前記特定種類のプレビュー画像として、前記フレーム画像及び前記情報画像のレイアウトが異なる複数のプレビュー画像を生成する
    ことを特徴とする動画処理プログラム。
  4. 請求項3に記載の動画処理プログラムであって、
    前記印刷対象フレームの前記フレーム画像の内容及びその印刷対象フレームに付加されている前記メタデータの内容の少なくとも一方に基づいて、予め用意された少なくとも一種類のレイアウトパターンの中から少なくとも1つを決定するレイアウト決定処理を有し、
    前記画像生成処理では、前記レイアウト決定処理により決定された少なくとも1つの前記レイアウトパターン毎に、そのレイアウトパターンに従った前記レイアウトの前記特定種類のプレビュー画像を生成する
    ことを特徴とする動画処理プログラム。
  5. 請求項4に記載の動画処理プログラムであって、
    前記レイアウトパターンとして、次の(a)〜(c)のうち少なくとも1つが用意されていることを特徴とする動画処理プログラム。
    (a)前記フレーム画像中に前記情報画像を重畳表示させるレイアウトパターン。
    (b)前記フレーム画像の外部に前記情報画像を配置するレイアウトパターン。
    (c)前記情報画像と、前記フレーム画像のうちその情報画像に関連付けられた領域の画像とを表示させるレイアウトパターン。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の動画処理プログラムであって、
    前記レイアウトパターンとして、特定の種類の画像と、その特定の種類の画像と特定関係にあるメタデータである特定メタデータを示す前記情報画像とを、前記特定関係に対応した位置関係となるように配置する特定レイアウトを有し、
    前記印刷対象フレームの前記フレーム画像の中から前記特定の種類の画像を認識する画像認識処理を有し、
    前記レイアウト決定処理では、前記画像認識処理により前記特定の種類の画像が認識された場合、前記レイアウトパターンとして少なくとも前記特定レイアウトを決定する
    ことを特徴とする動画処理プログラム。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の動画処理プログラムであって、
    前記画像生成処理は、
    前記プレビュー画像を1つ生成する第1の生成処理と、
    前記第1の生成処理により生成されたプレビュー画像である初期プレビュー画像とは異なるプレビュー画像の要求操作が受け付けられた場合に、前記初期プレビュー画像とは異なるプレビュー画像を少なくとも1つ生成する第2の生成処理と、
    を有し、
    前記画像表示処理は、
    前記第1の生成処理により前記初期プレビュー画像が生成された場合にその初期プレビュー画像を前記表示部に表示させる第1の表示処理と、
    前記第2の生成処理により前記プレビュー画像が生成された場合に、そのプレビュー画像を、前記初期プレビュー画像も含めて又は前記初期プレビュー画像を除いて、前記表示部に表示させる第2の表示処理と、
    を有し、
    更に、前記第1の表示処理の実行後に前記要求操作を受け付ける操作受付処理を有し、
    前記第2の生成処理は、前記操作受付処理によって前記要求操作が受け付けられた場合に実行される処理であり、
    前記画像選択処理は、
    前記第1の表示処理により表示された前記初期プレビュー画像に対する前記選択入力を受け付ける第1の選択処理と、
    前記第2の表示処理が実行された場合に前記表示されている前記プレビュー画像のうち特定のプレビュー画像の選択入力を受け付ける第2の選択処理と、
    を有し、
    前記印刷データ生成処理では、前記第1の選択処理又は前記第2の選択処理で選択された前記プレビュー画像の印刷データを生成する
    ことを特徴とする動画処理プログラム。
  8. 請求項7に記載の動画処理プログラムであって、
    前記動画処理装置は、記憶部を有し、
    前記印刷データ生成処理で前記印刷データが生成された場合、その生成された印刷データについて、その印刷データに対応した前記印刷対象フレームに付加されていたメタデータの数及び種類と、その付加されていたメタデータのうちどのメタデータの情報が実際に印刷結果の中に表されたかを示す情報とを、印刷履歴として前記記憶部に記憶する記憶処理を有し、
    前記第1の生成処理では、前記記憶部に記憶されている前記印刷履歴に基づき、前記印刷対象フレームに付加されている前記メタデータの数及び種類と同じ数及び種類のメタデータが付加されていたフレームの印刷データが過去に生成されたことがある場合には、その過去に生成された印刷データにおいて印刷結果の中に情報が表されていたメタデータと同じメタデータの情報を含む前記初期プレビュー画像を1つ生成する
    ことを特徴とする動画処理プログラム。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の動画処理プログラムであって、
    前記第2の表示処理では、表示対象の前記プレビュー画像を、前記第1の表示処理での前記初期プレビュー画像の表示サイズよりも小さいサイズで、前記表示部の表示領域中に所定の最大表示可能数を上限として同時に一覧表示させ、
    更に、
    前記第2の表示処理の実行後、前記第2の選択処理によって前記プレビュー画像が選択された場合に、その選択されたプレビュー画像を、前記第2の表示処理での表示サイズよりも大きいサイズで前記表示部に表示させる第3の表示処理と、
    前記第3の表示処理により表示されたプレビュー画像に対する選択入力を受け付ける第3の選択処理と、
    を有し、
    前記印刷データ生成処理では、前記第3の選択処理によって前記プレビュー画像が選択された場合には、そのプレビュー画像の印刷データを生成する
    ことを特徴とする動画処理プログラム。
  10. メタデータが付加された動画ファイルの中から、メタデータが付加されている特定のフレームを印刷対象フレームとして決定するフレーム決定ステップと、
    前記フレーム決定ステップで決定した前記印刷対象フレームを印刷させる際の印刷結果のプレビュー画像を生成するステップであって、前記印刷対象フレームを示すフレーム画像及びその印刷対象フレームに付加されているメタデータを示す情報画像を含むプレビュー画像である特定種類のプレビュー画像を少なくとも1つ含む、少なくとも1つのプレビュー画像を生成する画像生成ステップと、
    前記画像生成ステップで生成した前記プレビュー画像を表示部に表示させる画像表示ステップと、
    前記画像表示ステップで表示した前記プレビュー画像のうち特定のプレビュー画像の選択入力を受け付ける画像選択ステップと、
    前記画像選択ステップで選択された前記プレビュー画像の印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、
    を有することを特徴とする動画処理方法。
  11. 表示部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    動画ファイルを取得するファイル取得処理と、
    前記ファイル取得処理により取得された動画ファイルに対して付加されているメタデータを取得するデータ取得処理と、
    前記データ取得処理により取得されたメタデータに基づき、前記動画ファイルの中から印刷対象のフレームである印刷対象フレームを決定するフレーム決定処理と、
    前記フレーム決定処理により決定された前記印刷対象フレームを印刷させる際の印刷結果のプレビュー画像を生成する処理であって、前記印刷対象フレームを示すフレーム画像及びその印刷対象フレームに付加されているメタデータを示す情報画像を含むプレビュー画像である特定種類のプレビュー画像を少なくとも1つ含む、少なくとも1つのプレビュー画像を生成する画像生成処理と、
    前記画像生成処理により生成された前記プレビュー画像を前記表示部に表示させる画像表示処理と、
    前記画像表示処理により表示された前記プレビュー画像のうち特定のプレビュー画像の選択入力を受け付ける画像選択処理と、
    前記画像選択処理により選択された前記プレビュー画像の印刷データを生成する印刷データ生成処理と、
    を実行することを特徴とする動画処理装置。
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