JP2015197264A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内の上部付近の空気の汚れ成分検知および、室内の下部付近の空気の汚れ成分検知の双方から室内全体の空気の汚れ状態を良好に検知できるようにする。【解決手段】本実施形態の空気調和機は、室内送風機および空気清浄手段を有する室内機と、この室内機を含む空気調和機の運転を操作するためのリモコンとを備え、空気の汚れを検知する汚れ検知センサを、室内機およびリモコンにそれぞれ設け、双方の汚れ検知センサの検出値を入力して室内空気の汚れ状態を判断し、空気調和機の運転を制御する制御装置を具備した。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、空気調和機に関する。
空気調和機において、室内送風機を有する室内機に、空気を清浄する空気清浄装置と、空気の汚れを検知するガスセンサなどの汚れ検知センサを設けたものが提案されている(特許文献1参照)。この場合、汚れ検知センサにて汚れを検知できる領域としては、室内機が設置された室内の上部付近に限られる。このため、例えば人が居ることが多い室内の下部付近の空気が汚れていても、室内機に設置された汚れ検知センサではその汚れを良好に検知することができないという課題がある。この課題を解決するため、人が居る室内の下部付近の空気が汚れを検知するため空気調和機のリモコンに汚れ検知センサを設けたものが提案されている(特許文献2参照)。しかしながら、室内に浮遊する空気の汚れ成分は、空気より軽い気体及び空気より重い気体等色々な成分が混在している。このため、空気調和機の汚れ検知センサにて汚れを検知するようにした場合は、空気より重い気体の検出精度が十分得られず、また人がいるリモコン付近の汚れを検知した場合は、空気より軽い気体の検出精度が十分得られず、室内全体の汚れを的確に検知することができないという課題がある。
特開2009−74788号公報 特開2007−187326号公報
そこで、室内の上部付近の空気より軽い気体からなる汚れ成分の検出値並びに空気より重い気体からなる室内の下部付近の空気の汚れ成分の検出値の双方から室内全体の空気の汚れ状態を良好に検知できる空気調和機を提供する。
本実施形態の空気調和機は、室内送風機および空気清浄手段を有する室内機と、この室内機を含む空気調和機の運転を操作するためのリモコンとを備え、空気の汚れを検知する汚れ検知センサを、室内機およびリモコンにそれぞれ設け、双方の汚れ検知センサの検出値を入力して室内空気の汚れ状態を判断し、空気調和機の運転を制御する制御装置を具備した。
本実施形態における空気調和機の模式的な機能ブロック図 室内機の内部構造の一例を示す縦断側面図 空気清浄運転の基本的な制御内容を示すフローチャート (a)〜(d)は室内機から吹き出される風の流れを説明する図 (a)〜(d)は人感センサによる検知エリアと、左側左右ルーバおよび右側左右ルーバによる風向きを説明する図
以下、空気調和機の一実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1において、本実施形態の空気調和機1は、室内機2と、室外機3と、リモコン4より構成している。このうち、室内機2は、図4(a)に示すように、部屋5の室壁6における室内側の上部に設置される。この室内機2の室内機筺体7は、正面から見て左右方向に長い箱状をなしている。この室内機筺体7の内部には、図2に示すように、室内熱交換器8や、横流ファンからなる室内送風機9などが配設されている。室内熱交換器8は、室外機3に設置された図示しない圧縮機および室外熱交換器とともに冷凍サイクルの一部を構成している。
室内機筺体7の上部には、その上面のほぼ全体にわたって、室内の空気を室内機筺体7内に吸い込むための空気吸込み口10が設けられている。また、室内機筺体7の下部には、室内機筺体7内に吸い込まれた空気を室内に吹き出すための空気吹出し口11が設けられている。室内機筺体7の内部には、これら空気吸込み口10から空気吹出し口11にわたって通風路12が形成されている。室内熱交換器8および室内送風機9は、この通風路12内に配置されている。
室内機2は、室内送風機9による送風作用により、室内の空気を空気吸込み口10から吸い込む。そして、空気吸込み口10から吸い込まれた空気は、通風路12内を流れる過程で室内熱交換器8によって熱交換され、温風あるいは冷風として空気吹出し口11から室内に吹き出されるようになっている。空気吸込み口10側の通風路12には、エアフィルタ13が着脱可能に取り付けられている。このエアフィルタ13は、側面視で湾曲状をなしており、室内熱交換器8の通風路12上流側の上方から前方にわたって配置されている。空気吸込み口10から吸い込まれる空気がエアフィルタ13を通過する際に、その空気に含まれた比較的大きな埃などがエアフィルタ13にて捕獲される。
空気吹出し口11には、当該空気吹出し口11から吹き出される風の向きを上下方向に制御する上下ルーバ14と、空気吹出し口11から吹き出される風の向きを左右方向に制御する左側左右ルーバ15および右側左右ルーバ16が設けられている。このうち上下ルーバ14は、例えば2枚あり、それぞれ空気吹出し口11の左右方向の幅方向に沿って長く延びている。この上下ルーバ14は、それぞれの基端部が室内機筺体7に回動可能に支持されていて、その基端部を支点にして先端部が上下方向に揺動されるようになっている。上下ルーバ14は、図示しないモータを駆動源として揺動操作される。
また、左側左右ルーバ15および右側左右ルーバ16は、図1に示すように、空気吹出し口11の左右方向の幅方向に沿って中央部より左側と右側にそれぞれ複数枚、例えば5枚ずつ設けられて、軸を中心に左右方向に揺動されるようになっている。左側左右ルーバ15は、図示しないモータを駆動源として連動して揺動操作され、また、右側左右ルーバ16も、図示しないモータを駆動源として連動して揺動操作されるようになっている。したがって、左側左右ルーバ15および右側左右ルーバ16は、別々のモータにより独立して左右方向に揺動されるようになっている。なお、左側左右ルーバ15と右側左右ルーバ16をまとめて言う場合には、左右ルーバ15,16と称することがある。
室内機筺体7の内部には、空気清浄装置18が設けられている。この空気清浄装置18は、室内機筺体7の通風路12においてエアフィルタ13の後流側に配置されており、エアフィルタ13を通過した空気中に含まれる微細な塵埃をマイナス電荷に荷電させるマイナスイオン発生器19と、このマイナス電荷に荷電された塵埃の集塵板として機能させる室内熱交換器8により構成する。このマイナスイオン発生器19は、室内熱交換器8の上流側の近傍、この場合、室内熱交換器8の前部の近傍に所定の間隔をおいて配置されていて、詳細には示されていないがマイナスイオン電極を備えている。
この空気清浄装置18についてさらに説明する。マイナスイオン発生器19のマイナスイオン電極には、図示しない高電圧印加装置からマイナス電位の高電圧(例えば−6kV)が印加される。一方、マイナスイオン発生器19の近傍に位置する室内熱交換器8が有するフィン8aは、導電性を有する例えばアルミニウムなどの導電性材料で構成されている。室内熱交換器8は、アース電位が印加されることにより、マイナス電位の高電圧が印加されるマイナスイオン発生器19のマイナスイオン電極に対する対向電極として機能する。
このように空気清浄装置18においては、マイナスイオン発生器19のマイナスイオン電極にマイナス電位の高電圧が印加され、かつ、室内熱交換器8がアース電位に維持されて対向電極として機能することにより、マイナスイオン発生器19からマイナスイオンが発生する。そして、発生したマイナスイオンは、通風路12内を流れる空気に含まれる塵挨類をマイナス電位に荷電する。マイナス電位に荷電された塵挨類は、マイナス電位よりも高い電位、この場合、アース電位に維持されている室内熱交換器8に引き寄せられるようになる。これにより、マイナス電位に荷電した塵挨類が室内熱交換器8に捕捉されるようになる。塵挨類には微小粒子状物質(PM2.5)も含まれ、したがって、本実施形態の空気清浄装置18は、微小粒子状物質も捕捉することが可能である。
そして、室内機2には、さらに図1に示すように、温度センサ20、人感センサ21、および汚れ検知センサ22が設けられている。温度センサ20は、室内の空気温度を検出する。人感センサ21は、例えば人体から放射される赤外線を検知することにより人の存否を検知する焦電型赤外線センサにより構成されていて、図5(a)に示すように、エリア1からエリア4の4つのエリアに分けて人が居る位置を検出することが可能な構成となっている。汚れ検知センサ22は、例えば酸化物半導体式のガスセンサであり、室内空気の汚れ成分を検出する。
室内機2には、さらに制御装置23が設けられている。この制御装置23は、マイクロコンピュータを主体に構成されたもので、空気調和機1の動作全般を制御する機能を備えており、制御手段として機能する。この制御装置23には通信部24が接続されていて、この通信部24を介して前記リモコン4との間で相互通信が可能となっている。リモコン4は、空気調和機1を操作するためのもので、操作部25、表示部26、および図示しない通信部を備えている。そして、本実施形態においては、このリモコン4にも、室内機2側の汚れ検知センサ22と同様な構成の汚れ検知センサ27が設けられている。
ここで、制御装置23には、リモコン4における操作部25の操作信号、汚れ検知センサ27の汚れ検知信号が入力されるとともに、室内機2における温度センサ20の温度検知信号、人感センサ21の人検知信号、および汚れ検知センサ22の汚れ検知信号などが入力される。制御装置23は、これらの信号と予め備えた制御プログラムに基づき、冷凍サイクルの圧縮機、室内送風機9、マイナスイオン発生器19(空気清浄装置18)、上下ルーバ14の駆動モータ、左側左右ルーバ15の駆動モータ、および右側左右ルーバ16の駆動モータなどを制御する機能を備えている。
次に上記構成の作用を説明する。
図3は、空気清浄運転での制御装置23の基本的な制御内容を示すフローチャートである。空気清浄運転では、マイナスイオン発生器19および室内送風機9は通電され、また、室内機2側の汚れ検知センサ22およびリモコン4側の汚れ検知センサ27も通電状態で、汚れ検知センサ22および27は汚れの検知が可能な状態となっている。
ここで、汚れ検知センサ22,27に用いられている例えば酸化物半導体式のガスセンサは、複数種類のガスをまとめて検出してしまうため、個別のガス成分を別々に検出することができない特性がある。ガス成分には、空気より軽い気体と空気より重い気体がある。空気より軽い気体と重い気体としては、例えば次のようなものが挙げられる。なお、気体名の後のかっこ内は、空気に対する重さ比率を示している。すなわち、空気より軽い気体としては、例えばメタン(0.5544)、イソブタン(0.6)、アンモニア(0.597)、一酸化炭素(0.9671)、水素(0.06952)が挙げられる。また、空気より重い気体としては、例えばエタノール(1.6)、ブタン(2.0)、二酸化炭素(1.53)、フロン(3.7)が挙げられる。
室内機2に搭載された汚れ検知センサ22は、室内機2が室内の上部に設置されているため、空気より軽い気体の検出精度は高いが、空気より重い気体の検出精度が低くなる傾向がある。一方、リモコン4は、人が居る近くに置かれることが一般的であるため、室内機2よりも下方の、室内の下部に置かれることが多い。このため、リモコン4に搭載された汚れ検知センサ27は、空気より軽い気体の検出精度は低いが、空気より重い気体の検出精度は高くなる傾向がある。
図3において、空気清浄運転がスタートすると、制御装置23は、まず、室内機2側の汚れ検知センサ22の検出値が、予め設定された基準値以上か否かを判断する(ステップS1)。汚れ検知センサ22の検出値が基準値以上であると判断した場合(室内の上部の空気が汚れていると判断した場合)には、「YES」にしたがってステップS2へ移行し、リモコン4側の汚れ検知センサ27の検出値が、予め設定された基準値以上か否かを判断する。汚れ検知センサ27の検出値が基準値以上であると判断した場合(室内の下部の空気が汚れていると判断した場合)には、「YES」にしたがってステップS3へ移行し、室内の上部と下部の全体の空気が汚れていると判断する。
そして、制御装置23は、現在の運転が冷房か、暖房か、それ以外の除湿かを判断する(ステップS4,S5)。冷房中であると判断した場合には、ステップS4で「YES」にしたがってステップS6へ移行し、上下ルーバ14を上向きにする。上下ルーバ14を上向きにすることで、図4(a)に示すように、上下ルーバ14はほぼ水平方向を向くようになり、室内機2の空気吹出し口11から吹き出される風(冷気)は、同図に矢印で示すように上下ルーバ14に沿ってほぼ水平方向に吹き出されて遠くまで届くようになる。そして、その冷気は壁面、床面に沿って流れた後、室内機2の上部の空気吸込み口10から吸い込まれるように循環する。このとき、循環する空気が室内機2の通風路12を通過する際に、空気清浄装置18により空気中に含まれる微細な塵埃等が除去される。これにより、室内のほぼ全域の空気を清浄することが可能となる。制御装置23は、この後、メインルーチンへ戻る。
制御装置23は、前記ステップS4、S5において暖房中であると判断した場合には、ステップS5で「YES」にしたがってステップS7へ移行し、上下ルーバ14を下向きにする。上下ルーバ14を下向きにすることで、図4(b)に示すように、上下ルーバ14は下向きになり、室内機2の空気吹出し口11から吹き出される風(暖気)は、同図に矢印で示すように上下ルーバ14に沿って下方向に吹き出される。そして、その暖気は床面に沿って流れた後、壁面、室内の上部を通り、室内機2の上部の空気吸込み口10から吸い込まれるように循環する。このときも、循環する空気が室内機2の通風路12を通過する際に、空気清浄装置18により空気中に含まれる微細な塵埃等が除去される。これにより、室内のほぼ全域の空気を清浄することが可能となる。制御装置23は、この後、メインルーチンへ戻る。
制御装置23は、前記ステップS4,S5において冷房中でも暖房中でもないと判断した場合には、ステップS5で「NO」にしたがってステップS8へ移行し、除湿中であるため上下ルーバ14を上向きにする。上下ルーバ14を上向きにすることで、前述した冷房中の場合と同様に図4(a)に示すように、上下ルーバ14はほぼ水平方向を向くようになり、室内機2の空気吹出し口11から吹き出される風は、同図に矢印で示すように上下ルーバ14に沿ってほぼ水平方向に吹き出されて遠くまで届くようになる。そして、その空気は床面に沿って流れた後、室内機2の上部の空気吸込み口10から吸い込まれるように循環する。このとき、循環する空気が室内機2の通風路12を通過する際に、空気清浄装置18により空気中に含まれる微細な塵埃等が除去される。これにより、室内のほぼ全域の空気を清浄することが可能となる。制御装置23は、この後、メインルーチンへ戻る。
一方、制御装置23は、上記ステップS2において、リモコン4側の汚れ検知センサ27の検出値が予め設定された基準値以上か否かを判断し、汚れ検知センサ27の検出値が基準値未満であると判断した場合(室内の下部の空気は汚れていないと判断した場合)には、「NO」にしたがってステップS9へ移行し、室内の上部の空気は汚れているが、下部の空気は汚れていないと判断する。この場合には、制御装置23は、ステップS10へ移行し、上下ルーバ14を、これの上下方向のスイング幅のうち上半分の範囲でスイングさせる(図4(c)参照)。したがって、上下ルーバ14による風向きを上向き中心とする。これにより、室内の主に上部の空気が撹拌されて、室内機2を通して循環される。これにより、室内の汚れた上部の空気を優先的に素早く清浄することが可能となる。制御装置23は、この後、メインルーチンへ戻る。
また、制御装置23は、上記ステップS1において、室内機2側の汚れ検知センサ22の検出値が予め設定された基準値以上か否かを判断し、汚れ検知センサ22の検出値が基準値未満であると判断した場合(室内の上部の空気は汚れていないと判断した場合)には、「NO」にしたがってステップS11へ移行する。ステップS11においては、リモコン4側の汚れ検知センサ27の検出値が、予め設定された基準値以上か否かを判断し、汚れ検知センサ27の検出値が基準値以上であると判断した場合(室内の下部の空気が汚れていると判断した場合)には、「YES」にしたがってステップS12へ移行し、室内の上部の空気は汚れていないが、下部の空気が汚れていると判断し、この後、ステップS13へ移行する。
ステップS13においては、上下ルーバ14を、これの上下方向のスイング幅のうち下半分の範囲で上下方向にスイングさせる(図4(d)参照)。したがって、上下ルーバ14による風向きを下向き中心とする。これにより、室内の主に下部の空気が撹拌されて、室内機2を通して循環される。これにより、室内の汚れた下部の空気を優先的に素早く清浄することが可能となる。制御装置23は、この後、メインルーチンへ戻る。
制御装置23は、ステップS11において、リモコン4側の汚れ検知センサ27の検出値が予め設定された基準値未満であると判断した場合(室内の下部の空気も汚れていないと判断した場合)には、室内の上部の空気も下部の空気も汚れていないと判断し、「NO」にしたがってメインルーチンへ戻る。
また、本実施形態の制御装置23は、次のような制御も行う。室内機2に搭載された人感センサ21は、前述したように、図5(a)のエリア1からエリア4の4つのエリアに分けて人が居る位置を検出することが可能な構成となっている。
制御装置23は、上記した空気清浄運転において、図5(b)に示すように、人感センサ21によりエリア1に人Mが居ることを検出した場合には、左右側左右ルーバ15,16による風向きを、人Mが居るそのエリア1の方向に向けるようにする。これにより、人Mが居るエリア1周辺の空気を優先的に素早く清浄することが可能となる。
また、制御装置23は、図5(c)に示すように、人感センサ21により異なった2つのエリア、例えばエリア1とエリア4にそれぞれ人Mが居ることを検出した場合には、左側左右ルーバ15による風向きをエリア1方向に向けると共に、右側左右ルーバ16による風向きをエリア4方向に向けるようにする。これにより、人Mが居る異なった二つのエリア1,4の空気を優先的に素早く清浄することができる。
さらに、制御装置23は、図5(d)に示すように、人感センサ21により異なった3つのエリア1、エリア2、エリア4でそれぞれ人Mを検出した場合には、左右ルーバ15,16を、人Mが居る方向内で左右方向にスイングさせるようにする。これにより、人Mがいる各エリア1,2,4付近の空気を極力素早く清浄することができる。
上記した実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。
汚れ検知センサ22,27を、室内機2およびリモコン4のそれぞれに設けた。室内機2に設けられた汚れ検知センサ22は主に室内上部の空気の汚れを検知し、リモコン4に設けられた汚れ検知センサ27は主に室内下部の空気の汚れを検知する。これにより、室内の上部付近の空気だけではなく、室内の下部付近の空気の汚れも良好に検知できる。
室内機2側の汚れ検知センサ22の検出値が基準値未満で、リモコン4側の汚れ検知センサ27の検出値が基準値以上の場合には、室内の上部の空気は汚れていないが、下部の空気が汚れていると判断し、上下ルーバ14を、これの上下方向のスイング幅のうち下半分の範囲で上下方向にスイングさせ、上下ルーバ14による風向きを下向き中心とする(図3のステップS12,S13参照)。これにより、室内の汚れた下部の空気を優先的に素早く清浄することが可能となる。
リモコン4側の汚れ検知センサ27の検出値が基準値未満で、室内機2側の汚れ検知センサ22の検出値が基準値以上の場合には、室内の下部の空気は汚れていないが、上部の空気が汚れていると判断し、上下ルーバ14を、これの上下方向のスイング幅のうち上半分の範囲で上下方向にスイングさせ、上下ルーバ14による風向きを上向き中心とする(図3のステップS9,S10参照)。これにより、室内の汚れた上部の空気を優先的に素早く清浄することが可能となる。
室内機2側の汚れ検知センサ22およびリモコン4側の汚れ検知センサ27のうちの少なくとも一方の汚れ検知センサの検出値が基準値以上を検出し、かつ人感センサ21で人Mの居る位置を検出した場合、左右側左右ルーバ15,16による風向きを人感センサ21で検出した人Mの居る方向に向ける構成とした(図5(b)参照)。これにより、人Mが居る周辺の空気を優先的に素早く清浄することが可能となる。
室内機2側の汚れ検知センサ22およびリモコン4側の汚れ検知センサ27のうちの少なくとも一方の汚れ検知センサの検出値が基準値以上を検出し、かつ人感センサ21で人Mの居る位置を検出し、その人感センサ21が検出可能なエリア1から4のうち2つのエリアで人Mを検出した場合、左側左右ルーバ15と右側左右ルーバ16による風向きを、それぞれ人Mが居るエリアの方向に向ける構成とした(図5(c)参照)。これにより、人Mが居る異なった二つのエリアの空気を優先的に素早く清浄することができる。
室内機2側の汚れ検知センサ22およびリモコン4側の汚れ検知センサ27のうちの少なくとも一方の汚れ検知センサの検出値が基準値以上を検出し、かつ人感センサ21で人Mの居る位置を検出し、その人感センサ21が検出可能なエリア1から4のうち2つ以上の複数のエリアで人Mを検出した場合、人Mが居る方向内で左右側左右ルーバ15,16を左右方向にスイングさせる構成とした。これにより、人Mがいる各エリア付近の空気を極力素早く清浄することができる。
(その他の実施形態)
空気清浄手段としては、マイナスイオン発生器19と室内熱交換器8で構成するものに限られず、電気集塵機のように単独で構成するものであってもよい。
汚れ検知センサ22,27としては、酸化物半導体式のガスセンサに限られず、例えば光学式のものであってもよい。
リモコン4としては、空気調和機1を操作することができるものであれば、例えばスマートホンなどの携帯端末機を含むことができる。
以上説明したように、本実施形態の空気調和機によれば、汚れ検知センサを、室内機およびリモコンにそれぞれ設けたことにより、室内の上部付近の空気だけではなく、室内の下部付近の空気の汚れも良好に検知することが可能になる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は空気調和機、2は室内機、3は室外機、4はリモコン、5は部屋、7は室内機筺体、9は室内送風機、14は上下ルーバ、15は左側左右ルーバ(左右ルーバ)、16は右側左右ルーバ(左右ルーバ)、18は空気清浄装置(空気清浄手段)、19はマイナスイオン発生器、21は人感センサ、22は汚れ検知センサ、23は制御装置(制御手段)、27は汚れ検知センサを示す。

Claims (6)

  1. 室内送風機および空気清浄手段を有する室内機と、
    この室内機を含む空気調和機の運転を操作するためのリモコンと、を備えた空気調和機であって、
    空気の汚れを検知する汚れ検知センサを、前記室内機および前記リモコンにそれぞれ設け、
    双方の汚れ検知センサの検出値を入力して室内空気の汚れ状態を判断し、前記空気調和機の運転を制御する制御装置を具備したことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記室内機は、当該室内機から吹き出される風の向きを上下方向に制御する上下ルーバを備え、
    前記制御装置は、前記室内機側の汚れ検知センサの検出値が基準値未満で、前記リモコン側の汚れ検知センサの検出値が基準値以上の場合には、前記上下ルーバによる風向きを下向き中心とすることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記室内機は、当該室内機から吹き出される風の向きを上下方向に制御する上下ルーバを備え、
    前記制御装置は、前記リモコン側の汚れ検知センサの検出値が基準値未満で、前記室内機側の汚れ検知センサの検出値が基準値以上の場合には、前記上下ルーバによる風向きを上向き中心とすることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  4. 前記室内機は、人感センサと、当該室内機から吹き出される風の向きを左右方向に制御する左右ルーバと、を備え、
    前記制御装置は、前記室内機側の汚れ検知センサおよび前記リモコン側の汚れ検知センサのうちの少なくとも一方の汚れ検知センサの検出値が基準値以上を検出し、かつ前記人感センサで人の居る位置を検出した場合、前記左右ルーバによる風向きを前記人感センサで検出した人の居る方向に向けることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の空気調和機。
  5. 前記室内機は、人感センサと、当該室内機から吹き出される風の向きを左右方向に制御するとともに独立に駆動可能な左側左右ルーバおよび右側左右ルーバと、を備え、
    前記制御装置は、前記室内機側の汚れ検知センサおよび前記リモコン側の汚れ検知センサのうちの少なくとも一方の汚れ検知センサの検出値が基準値以上を検出し、かつ前記人感センサで人の居る位置を検出し、その人感センサが検出可能なエリアのうち2つのエリアで人を検出した場合、前記左側左右ルーバと前記右側左右ルーバによる風向きを、それぞれ人が居るエリアの方向に向けることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の空気調和機。
  6. 前記室内機は、人感センサと、当該室内機から吹き出される風の向きを左右方向に制御する左右ルーバと、を備え、
    前記制御装置は、前記室内機側の汚れ検知センサおよび前記リモコン側の汚れ検知センサのうちの少なくとも一方の汚れ検知センサの検出値が基準値以上を検出し、かつ前記人感センサで人の居る位置を検出し、その人感センサが検出可能なエリアのうち2つ以上の複数のエリアで人を検出した場合、人が居る方向内で前記左右ルーバを左右方向にスイングさせることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の空気調和機。
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