JP2015197171A - シリンダヘッドガスケット - Google Patents

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有佑 久保
Yusuke Kubo
有佑 久保
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Abstract

【課題】積層状態のガスケット基板を一対の切断線ができるように切断すると同時に最下層又は最上層の基板よりも突出させる際に、最下層又は最上層のガスケット基板における各切断線の両端の箇所に応力が集中し、該両端の箇所に亀裂が生じることを防止する。
【解決手段】シリンダヘッドガスケット1は、3枚のガスケット基板2〜4を積層して構成されており、それらは各連結箇所5を一体に連結されている。連結箇所5となるガスケット基板2の上面とガスケット基板3の下面には、それぞれゴムのコーティング11が施されている。連結箇所5を図示しない押圧切断機構によって一対の切断線5Aができるように切断し、かつ下方に退没させて連結する際に、ゴムのコーティング11が存在するので切断線5Aの両端の箇所に応力が集中するのを抑制して、そこに亀裂が生じることを防止した。
【選択図】図3

Description

本発明はシリンダヘッドガスケットに関し、より詳しくは、複数のガスケット基板を積層して構成されるシリンダヘッドガスケットであって、上記複数のガスケット基板の連結箇所の改良に関する。
従来、それぞれ燃焼室孔が穿設された少なくとも2枚のガスケット基板を備えて、該複数のガスケット基板を積層状態において所要の連結箇所を一対の切断線ができるように切断すると同時に突出させることにより、上記複数のガスケット基板を一体に連結するようにしたシリンダヘッドガスケットは知られている(例えば特許文献1〜特許文献3)。こうした従来の連結方法は一般に『ランスロック』と称されている。
また、従来、ガスケット基板におけるフルビードが形成された箇所等を部分的にコーティングで被覆することが提案されている(特許文献4)。しかしながら、こうした従来のシリンダヘッドガスケットにおいては、ランスロックによる連結箇所はコーティングの対象となっていなかった(特許文献1〜特許文献3参照)。
特開平6−281011号公報 特開2001−336638号公報 特開2004−251370号公報 実開昭62−177963号公報
前述したように、従来のシリンダヘッドガスケットにおいては、ガスケット基板における連結箇所にコーティングが施されていなかった。そのため、従来のシリンダヘッドガスケットにおいては、積層状態のガスケット基板をランスロックで連結した際に次のような問題が生じていたものである。すなわち、積層状態のガスケット基板を一対の切断線ができるように切断すると同時に最下層又は最上層の基板よりも突出させる際に、最下層又は最上層のガスケット基板における各切断線の両端の箇所に応力が集中し、該両端の箇所に亀裂が生じやすいという問題があった(図5参照)。このように、連結箇所に亀裂が生じると、時間の経過に伴って上記亀裂が拡大してシリンダヘッドガスケットのシール性が低下するという問題があった。
なお、ランスロックによる連結箇所を含めて各ガスケット基板の上面及び下面の全域にコーティングを施せば、ランスロックによる連結箇所に亀裂は生じないが、前述したように、ガスケット基板におけるビードの箇所等だけに部分的にコーティングを施すようにした従来のガスケットにおいては、ガスケット基板における連結箇所にコーティングを施すことは考慮されていなかった。
上述した事情に鑑み、本発明は、それぞれ燃焼室孔が穿設された少なくとも2枚のガスケット基板を備え、最上層となるガスケット基板に上記燃焼室孔を囲繞して環状のコーティングを施してあり、最下層のガスケット基板に上記燃焼室孔を囲繞して環状のコーティングを施してあり、上記複数のガスケット基板を積層状態において所要の連結箇所を一対の切断線ができるように切断するとともに下方又は上方に向けて突出させることにより、上記複数のガスケット基板を一体に連結するようにしたシリンダヘッドガスケットにおいて、
最上層のガスケット基板の上面における上記連結箇所にコーティングを施すとともに、最下層となるガスケット基板の下面における上記連結箇所にコーティングを施したものである。
上述した構成によれば、最上層と最下層となるガスケット基板における連結箇所にコーティングが施されているので、複数のガスケット基板の連結箇所を一対の切断線が生じるように切断されて突出される際に、切断線の両端の箇所に応力が集中するのを抑制することができる。そのため、該切断線の両端の箇所に亀裂が生じることを防止することができ、シール性の低下を防止して、寿命が長いシリンダヘッドガスケットを提供することができる。
本発明の一実施例を示す平面図。 図1のII―II線に沿う層部の断面図。 図1のIII―III線に沿って要部を切断した状態を示す斜視図。 図1の要部の連結前の状態を示す断面図。 従来のシリンダヘッドガスケットにおける連結箇所を示す斜視図。
以下、図示実施例について本発明を説明すると、図1ないし図2において1はシリンダヘッドガスケットであり、このシリンダヘッドガスケット1は、図示しないシリンダヘッドとシリンダブロックとの間に挟持されるようになっており、両部材の間に挟持されることでそれらの間のシールを維持するようになっている。
シリンダヘッドガスケット1は、最上層に位置してシリンダヘッドの接合面と当接するガスケット基板2と、最下層に位置してシリンダブロックの接合面と当接するガスケット基板3と、これら両ガスケット基板2,3の間に配置されたガスケット基板4を積層して構成されている。
シリンダヘッドガスケット1を構成する上記3枚のガスケット基板2〜4は、積層状態において所要の連結箇所5を従来公知のランスロックによって一体に連結されている。本実施例においては、連結箇所5は合計5箇所となっている。
各ガスケット基板2〜4にはシリンダブロックのシリンダボアの位置に合わせて複数の燃焼室孔6が穿設されている。また、各ガスケット基板2〜4の所要位置には、締結ボルトを挿通するための複数のボルト孔7と、冷却水を流通させるための水孔8が穿設されるとともに、潤滑油を流通させるための図示しない油孔が穿設されている。上記各ガスケット基板2〜4は、例えば厚さ0.2mm程度のSUS301やSUS304から製造されている。
中間に位置するガスケット基板4は全域が平坦面となっている。これに対して、最上層のガスケット基板2及び最下層のガスケット基板3には、各燃焼室孔6を無端状に囲繞するフルビード2B,3Bが形成されている。ガスケット基板2のフルビード2Bはシリンダヘッドに向けて上方に膨出させて形成されており、他方、ガスケット基板3のフルビード3Bはシリンダブロックに向けて下方に膨出させて形成されている。つまり、中間に位置するガスケット基板4を挟んで上下のフルビード2B、3Bが対称位置となり、かつ図1の平面図で見たときに重合する位置に形成されている。
また、ガスケット基板2及びガスケット基板3には、3箇所の燃焼室孔6及びフルビード2B、3B全体を外方から囲繞して外周側フルビード2C、3Cが形成されている。図2に示すように、ガスケット基板2の外周側フルビード2Cは、シリンダヘッドに向けて膨出する断面円弧状に形成されており、ガスケット基板3の外周側フルビード3Cは、シリンダブロックに向けて下方に膨出するように形成されている。
また、両ガスケット基板2、3におけるフルビード2B、3Bの箇所及び外周側ビード2C、3Cの箇所は、ゴムのコーティング11で被覆されている。より詳細には、最上層となるガスケット基板2の上面(表面)におけるフルビード2Bと外周側ビード2Cの箇所は、ゴムからなるコーティング11によって被覆されている。また、最下層となるガスケット基板3における下面(裏面)におけるフルビード3Bと外周側ビード3Cの箇所も、ゴムからなるコーティングによって被覆されている。このように、ガスケット基板2の上面とガスケット基板3の下面には、燃焼室孔6を囲繞して環状のコーティング11が部分的に施されている。他方、中間に位置するガスケット基板4の上面と下面にはコーティングは設けられていない。なお、上記ゴムのコーティングの代わりにエラストマーをコーティングの材料として用いても良い。以上の構成は、従来公知のシリンダヘッドガスケットと変わるとことはない。
しかして、本発明は、上記連結箇所5を改良することにより、該連結箇所5に亀裂が生じるのを防止したものである。
すなわち、図3ないし図4に示すように、最上層となるガスケット基板2の上面(表面)における連結箇所5にゴムのコーティング11が施されている。また、最下層となるガスケット基板3の下面(裏面)における連結箇所5にもゴムのコーティング11が施されている。ガスケット基板2の連結箇所5のコーティング11は、ガスケット基板2に上記フルビード2Bと外周側ビード2Cにコーティング11を施す際に同じ工程で設けられるようになっている。それと同様に、ガスケット基板3の連結箇所5のコーティング11は、ガスケット基板3に上記フルビード3Bと外周側ビード部3Cにコーティング11を施す際に同じ工程で設けられるようになっている。他方、図4に示すように、中間層となるガスケット基板4における連結箇所5にはコーティングは施されていない。このように、シリンダヘッドガスケット1における5箇所の各連結箇所5は、最上層となるガスケット基板2の上面(表面)と、最下層となるガスケット基板3の下面(裏面)にもゴムのコーティング11が設けられている。
なお、図4は、連結箇所5を図示しない押圧切断機構によって連結する前の状態を示しており、図3は連結箇所5となる三枚のガスケット基板2〜4を押圧切断機構によって押圧して一対の切断線5Aができるように切断してから退没させた連結した後の状態を示している。
以上のように構成されたシリンダヘッドガスケット1は、連結箇所5における最上層のガスケット基板2の上面にコーティング11が施されており、連結箇所における最下層のガスケット基板3の下面にコーティングが施されている(図4、図3参照)。そのため、3枚の各ガスケット基板2〜4を積層してから各連結箇所5を、上下一対の押圧切断機構によって押圧して一対の切断線5Aが生じるように切断し、かつ下方に向けて突出させて連結した際に、最下層となるガスケット基板3における切断線5Aの両端に応力が集中することを抑制することができる。そのため、切断線5Aの両端の箇所に亀裂が生じることを防止することができ、シリンダヘッドガスケット1のシール性が低下することを防止して、寿命が長いシリンダヘッドガスケット1を提供することができる。
なお、上述した実施例においては、連結箇所5における中間層のガスケット基板4の上面と下面にコーティングを設けない構成となっているが、このガスケット基板4における連結箇所5の上面又は下面にコーティングを設けて良いし、上面と下面の両方にコーティングを設けても良い。そのような構成であっても、上述した実施例と同等の作用・効果を得ることができる。
また、上述した実施例は3枚のガスケット基板2〜4を積層して構成されるシリンダヘッドガスケットに本発明を適用した場合について説明しているが、4枚以上のガスケット基板を積層して構成されるシリンダヘッドガスケットにも本発明を適用することができる。その場合においても、最上層となるガスケット基板と最下層となるガスケット基板における連結箇所5に、上述した実施例と同様のコーティング11を施す構成となる。
さらに、上述した実施例は、3枚のガスケット基板2〜4の連結箇所5を上下一対の押圧切断機構によって押圧するとともに切断して、下方へ突出させているが、3枚のガスケット基板2〜4の連結箇所5を上方に向けて突出させて連結させる場合にも本発明を適用することができる。
1‥シリンダヘッドガスケット 2‥ガスケット基板
3‥ガスケット基板 4‥ガスケット基板
5‥連結箇所 6‥燃焼室孔
11‥コーティング

Claims (3)

  1. それぞれ燃焼室孔が穿設された少なくとも2枚のガスケット基板を備え、最上層となるガスケット基板に上記燃焼室孔を囲繞して環状のコーティングを施してあり、最下層のガスケット基板に上記燃焼室孔を囲繞して環状のコーティングを施してあり、上記複数のガスケット基板を積層状態において所要の連結箇所を一対の切断線ができるように切断するとともに下方又は上方に向けて突出させることにより、上記複数のガスケット基板を一体に連結するようにしたシリンダヘッドガスケットにおいて、
    最上層のガスケット基板の上面における上記連結箇所にコーティングを施すとともに、最下層となるガスケット基板の下面における上記連結箇所にコーティングを施したことを特徴とするシリンダヘッドガスケット。
  2. 上記シリンダヘッドガスケットは、3枚のガスケット基板を積層して構成されており、中間に位置するガスケット基板の連結箇所における少なくとも上面又は下面にコーティングを施したことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドガスケット
  3. 上記コーティングは、ゴム又はエストラマーのコーティングであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシリンダヘッドガスケット
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111412285A (zh) * 2019-01-07 2020-07-14 通用汽车环球科技运作有限责任公司 具有一体式内密封部分和外密封部分的橡胶涂覆金属垫片

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001336638A (ja) * 2000-05-29 2001-12-07 Nissho Kogyo Kk シリンダヘッドガスケット

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