JP2015195567A - 表示制御方法、表示制御プログラム及び情報処理端末 - Google Patents

表示制御方法、表示制御プログラム及び情報処理端末 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの視認性を向上させることができる表示制御方法、表示制御プログラム及び情報処理端末を提供する。
【解決手段】ディスプレイ112の表示画面に対象物の配置を表す配置図を表示する情報処理端末101は、配置図における境界線の一辺と表示画面の一辺とがなす角度を算出し、配置図における境界線の一辺と表示画面の一辺とが平行になるように、算出した角度に応じて配置図を回転させ、回転させた配置図をディスプレイ112に表示する表示制御部105を備える。
【選択図】図1

Description

本開示は、ディスプレイの表示画面に対象物の配置を表す配置図を表示する表示制御方法、表示制御プログラム及び情報処理端末に関する。
ネットワーク技術の発展及び機器の高機能化に伴い、複数の機器をネットワークに接続し、複数の機器の連携制御又は遠隔制御を可能とする、いわゆるホームネットワークシステムの需要が高まっている。ホームネットワークシステムの概念自体は従来から広く知られているものであり、これまでにも様々な技術開発が行われているが、近年特に重要となっているのがホームネットワークシステムの利便性(ユーザビリティ)の観点である。すなわち、ネットワークに接続される機器の数が増加し、それぞれが高度な処理を行う場合においても、利用者がホームネットワークシステムを容易に扱えるようなユーザインタフェースを提供することが必要である。
一般的なホームネットワークシステムでは、利用者は複数の機器を統合的に制御するためのコントローラ(以下、ホームコントローラとする)を使用する。このホームコントローラのユーザインタフェースには様々な形態が考えられるが、その一つとして、ディスプレイに建物の間取り図を表示し、間取り図の上に配置した機器のアイコンをユーザがタッチあるいはクリックすることによって操作対象機器を指定する方式がある(例えば、特許文献1参照)。
この方式によれば、利用者は宅内における機器の位置を二次元の図上で確認しながら、操作対象とする機器を指定することができる。
特開2003−52093号公報
しかしながら、従来の方式では、利用者が向いている方向に関係なく間取り図の表示方向が常に固定されているため、宅内に同一種類の機器が複数あるような環境において、利用者が操作対象機器の指定をスムーズに行えないという課題を有していた。
本開示は上記の課題を解決するためになされたものであり、ユーザの視認性を向上させることができる表示制御方法、表示制御プログラム及び情報処理端末を提供することを目的とする。
本開示の一局面に係る表示制御方法は、情報処理端末が備えるディスプレイの表示画面に対象物の配置を表す配置図を表示する表示制御方法であって、前記配置図における境界線の一辺と前記表示画面の一辺とがなす角度を算出する算出ステップと、前記配置図における前記境界線の前記一辺と前記表示画面の前記一辺とが平行になるように、前記算出ステップにおいて算出された前記角度に応じて前記配置図を回転させ、回転させた前記配置図を前記ディスプレイに表示する表示制御ステップと、を含む。
この構成によれば、配置図における境界線の一辺と表示画面の一辺とがなす角度が算出される。そして、配置図における境界線の一辺と表示画面の一辺とが平行になるように、算出された角度に応じて配置図を回転させ、回転させた配置図がディスプレイに表示される。
したがって、配置図が表示画面に対して傾いて表示されることが防止され、表示される配置図が頻繁に回転することが防止されるので、ユーザの視認性を向上させることができる。
上記の表示制御方法において、前記情報処理端末の上部が向いている方位を検出する方位検出ステップをさらに含み、前記表示制御ステップは、前記方位検出ステップにおいて検出された前記方位に基づいて前記配置図を回転させてもよい。
この構成によれば、情報処理端末の上部が向いている方位に基づいて配置図が回転されるので、情報処理端末の上部が向いている方位の変化に応じて配置図を回転させるか否かを判断することができ、不要に配置図が回転するのを防止することができる。
上記の表示制御方法において、地図上における前記情報処理端末の位置を検出する位置検出ステップをさらに含み、前記表示制御ステップは、前記位置検出ステップにおいて検出された前記位置に基づいて前記配置図を回転させるか否かを判断してもよい。
この構成によれば、検出された地図上における情報処理端末の位置に基づいて配置図を回転させるか否かを判断することができ、不要に配置図が回転するのを防止することができる。
上記の表示制御方法において、前記表示制御ステップは、前記配置図に対応する施設の前記地図上での位置と、前記位置検出ステップにおいて検出された前記情報処理端末の位置とを比較し、前記施設内に前記情報処理端末が存在するか否かを判断し、前記施設内に前記情報処理端末が存在しないと判断した場合、前記配置図を回転させなくてもよい。
この構成によれば、配置図に対応する施設の地図上での位置と、検出された情報処理端末の位置とが比較され、施設内に情報処理端末が存在するか否かが判断され、施設内に情報処理端末が存在しないと判断された場合、配置図は回転されない。
したがって、施設内に情報処理端末が存在しない場合、配置図は回転されないので、ユーザが施設外にいる場合に不要に配置図が回転するのを防止することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
上記の表示制御方法において、所定の無線信号を前記情報処理端末の周囲に送信する送信ステップと、前記送信ステップにおいて送信された前記無線信号に対する前記情報処理端末の周囲の機器からの応答信号を受信する受信ステップとをさらに含み、前記表示制御ステップは、前記受信ステップにおいて受信された前記応答信号に基づいて前記配置図を回転させるか否かを判断してもよい。
この構成によれば、所定の無線信号が情報処理端末の周囲に送信され、送信された無線信号に対する情報処理端末の周囲の機器からの応答信号が受信される。そして、受信された応答信号に基づいて配置図を回転させるか否かが判断される。
したがって、情報処理端末の周囲の機器からの応答信号に基づいて配置図を回転させるか否かが判断されるので、応答信号の受信状況に応じて配置図を回転させるか否かを判断することができ、不要に配置図が回転するのを防止することができる。
上記の表示制御方法において、前記表示制御ステップは、前記応答信号に含まれる送信元の機器を示す情報と、前記応答信号の電波強度と、前記無線信号を送信してから前記応答信号を受信するまでの到達時間とのうちの少なくとも一つに基づいて前記配置図内に存在する所定の領域内に前記情報処理端末が存在するか否かを判断し、前記所定の領域内に前記情報処理端末が存在しないと判断した場合、前記配置図を回転させなくてもよい。
この構成によれば、応答信号に含まれる送信元の機器を示す情報と、応答信号の電波強度と、無線信号を送信してから応答信号を受信するまでの到達時間とのうちの少なくとも一つに基づいて配置図内に存在する所定の領域内に情報処理端末が存在するか否かが判断される。所定の領域内に情報処理端末が存在しないと判断された場合、配置図は回転されない。
したがって、配置図内に存在する所定の領域内に情報処理端末が存在しない場合、配置図は回転されないので、配置図内に存在する所定の領域外にユーザがいる場合に不要に配置図が回転するのを防止することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
上記の表示制御方法において、前記算出ステップは、前記境界線の前記一辺の方位が地図上の東西南北のいずれかの方位に一致するように前記配置図を回転させ、回転させた前記配置図における前記境界線の前記一辺と前記表示画面の前記一辺とがなす角度を算出してもよい。
この構成によれば、境界線の一辺の方位が地図上の東西南北のいずれかの方位に一致するように配置図が回転され、回転された配置図を用いて角度が算出される。したがって、方位に応じて回転された配置図を用いて角度を容易に算出することができる。
上記の表示制御方法において、前記境界線の前記一辺の方位を、ユーザ操作によって設定する方位設定ステップをさらに含み、前記方位設定ステップは、前記表示画面内で移動、拡大、縮小及び回転が可能な前記配置図と、前記表示画面内で移動、拡大、縮小及び回転が可能であり、かつ前記配置図の周辺の地図を示す周辺地図とを前記ディスプレイに表示し、ユーザ操作によって前記配置図と前記周辺地図とが前記表示画面上で重なり合った場合に、前記周辺地図に含まれる方位情報を用いて前記境界線の前記一辺の方位を設定してもよい。
この構成によれば、境界線の一辺の方位が、ユーザ操作によって設定される。表示画面内で移動、拡大、縮小及び回転が可能な配置図と、表示画面内で移動、拡大、縮小及び回転が可能であり、かつ配置図の周辺の地図を示す周辺地図とがディスプレイに表示され、ユーザ操作によって配置図と周辺地図とが表示画面上で重なり合った場合に、配置図及び周辺地図に含まれる方位情報を用いて境界線の一辺の方位が設定される。
したがって、配置図に対して方位情報が設定されていない場合であっても、配置図の周辺の地図を示す周辺地図に含まれる方位情報を用いて配置図の方位情報を設定することができる。
上記の表示制御方法において、前記配置図は、建物内の間取りを表す間取り図を含み、前記表示画面の前記一辺と平行な前記境界線の前記一辺は、前記建物の外壁を示す境界線であってもよい。
この構成によれば、建物内の間取りを表す間取り図を表示することができる。
上記の表示制御方法において、前記配置図は、建物内の間取りを表す間取り図を含み、前記表示画面の前記一辺と平行な前記境界線の前記一辺は、前記建物内に存在する任意の部屋の壁を示す境界線であってもよい。
この構成によれば、建物内の間取りを表す間取り図を表示するとともに、建物内に存在する任意の部屋の壁を示す境界線の一辺と表示画面の一辺とが平行になるように、配置図を回転させることができる。
上記の表示制御方法において、前記配置図は、建物内の間取りを表す間取り図を含み、前記建物の外壁を示す境界線、又は前記建物内に存在する任意の部屋の壁を示す境界線に対して仮想的な壁を示す仮想境界線を生成する境界線生成ステップをさらに含み、前記表示画面の前記一辺と平行な前記境界線の前記一辺は、前記境界線生成ステップにおいて生成された前記仮想境界線を含んでもよい。
この構成によれば、配置図は、建物内の間取りを表す間取り図を含む。建物の外壁を示す境界線、又は建物内に存在する任意の部屋の壁を示す境界線に対して仮想的な壁を示す仮想境界線が生成される。表示画面の一辺と平行な境界線の前記一辺は、生成された仮想境界線を含む。
したがって、建物の外壁を示す境界線、又は建物内に存在する任意の部屋の壁を示す境界線に対して仮想的な壁を示す仮想境界線が生成され、生成された仮想境界線を用いて角度が算出されるので、間取り図の形状を四角形状に修正することにより、表示される間取り図が頻繁に回転することを防止することができる。
上記の表示制御方法において、前記境界線生成ステップは、前記外壁の形状又は前記任意の部屋を囲む壁の形状が凸多角形となるように前記仮想境界線を生成してもよい。
この構成によれば、外壁の形状又は任意の部屋を囲む壁の形状が凸多角形となるように仮想境界線が生成されるので、表示される間取り図が頻繁に回転することを防止することができる。
上記の表示制御方法において、前記境界線生成ステップは、前記外壁を示す境界線又は前記任意の部屋の壁を示す境界線を延長することにより、前記外壁を示す境界線又は前記任意の部屋の壁を示す境界線の辺の数が少なくなるように前記仮想境界線を生成してもよい。
この構成によれば、外壁を示す境界線又は任意の部屋の壁を示す境界線を延長することにより、外壁を示す境界線又は任意の部屋の壁を示す境界線の辺の数が少なくなるように仮想境界線が生成されるので、表示される間取り図が頻繁に回転することを防止することができる。
上記の表示制御方法において、ユーザ操作に応じて前記境界線生成ステップにおいて生成された前記仮想境界線の削除又は新たな前記仮想境界線の追加を受け付ける境界線編集ステップをさらに含み、前記境界線編集ステップは、前記仮想境界線の削除又は追加の結果、前記境界線が前記間取り図内に閉じていない場合、ユーザに通知してもよい。
この構成によれば、ユーザ操作に応じて、生成された仮想境界線の削除又は新たな仮想境界線の追加が受け付けられる。仮想境界線の削除又は追加の結果、境界線が間取り図内に閉じていない場合、ユーザに通知される。
したがって、ユーザ操作に応じて、生成された仮想境界線の削除又は新たな仮想境界線の追加が受け付けられるので、間取り図の形状をユーザが所望する形状に修正することができ、表示される間取り図が頻繁に回転することを防止することができる。また、境界線が間取り図内に閉じていない場合、ユーザに通知されるので、間取り図の形状を確実に修正することができる。
本開示の他の局面に係る表示制御プログラムは、情報処理端末が備えるディスプレイの表示画面に対象物の配置を表す配置図を表示する表示制御プログラムであって、前記情報処理端末のコンピュータに対して、前記配置図における境界線の一辺と前記表示画面の一辺とがなす角度を算出する算出ステップと、前記配置図における前記境界線の前記一辺と前記表示画面の前記一辺とが平行になるように、前記算出ステップにおいて算出された前記角度に応じて前記配置図を回転させ、回転させた前記配置図を前記ディスプレイに表示する表示制御ステップと、を実行させる。
この構成によれば、配置図における境界線の一辺と表示画面の一辺とがなす角度が算出される。そして、配置図における境界線の一辺と表示画面の一辺とが平行になるように、算出された角度に応じて配置図を回転させ、回転させた配置図がディスプレイに表示される。
したがって、配置図が表示画面に対して傾いて表示されることが防止され、表示される配置図が頻繁に回転することが防止されるので、ユーザの視認性を向上させることができる。
本開示の他の局面に係る情報処理端末は、表示画面に対象物の配置を表す配置図を表示する情報処理端末であって、ディスプレイと、前記配置図における境界線の一辺と前記表示画面の一辺とがなす角度を算出する算出部と、前記配置図における前記境界線の前記一辺と前記表示画面の前記一辺とが平行になるように、前記算出部によって算出された前記角度に応じて前記配置図を回転させ、回転させた前記配置図を前記ディスプレイに表示する表示制御部と、を備える。
この構成によれば、配置図における境界線の一辺と表示画面の一辺とがなす角度が算出される。そして、配置図における境界線の一辺と表示画面の一辺とが平行になるように、算出された角度に応じて配置図を回転させ、回転させた配置図がディスプレイに表示される。
したがって、配置図が表示画面に対して傾いて表示されることが防止され、表示される配置図が頻繁に回転することが防止されるので、ユーザの視認性を向上させることができる。
本開示によれば、配置図が表示画面に対して傾いて表示されることが防止され、表示される配置図が頻繁に回転することが防止されるので、ユーザの視認性を向上させることができる。
本開示の実施の形態1における表示制御装システムの構成の一態様を示す図である。 本開示の実施の形態1における表示制御方法の全体の流れを示すフローチャートである。 図2のステップS7における補正角度算出処理について説明するめの模式図である。 図2のステップS7における補正角度算出処理の流れを示すフローチャートである。 補正後に表示画面に表示される間取り図の一例を示す図である。 図4のステップS25における方位情報設定処理について説明するための模式図である。 図4のステップS25における方位情報設定処理の流れを示すフローチャートである。 図4のステップS25における方位情報設定処理の変形例について説明するための模式図である。 ディスプレイに間取り図の全体を表示する表示画面例を示す図である。 ディスプレイに間取り図内の1つの部屋を個別に表示する表示画面例を示す図である。 図2のステップS9における表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 間取り図を回転させる処理について説明するための模式図である。 本開示の実施の形態2における表示制御システムの構成の一態様を示す図である。 本開示の実施の形態2における表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 本開示の実施の形態3における表示制御システムの構成の一態様を示す図である。 本開示の実施の形態3における表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 本開示の実施の形態3における端末位置検出処理を説明するための模式図である。 図16のステップS64における端末位置検出処理の流れを示すフローチャートである。 機器管理データベースに記憶される機器情報管理テーブルの一例を示す図である。 機器管理データベースに記憶される条件テーブルの一例を示す図である。 外壁が囲む領域の図形が長方形ではない間取り図に対して、仮想的な境界線を生成する処理を説明するための模式図である。 ディスプレイの表示画面の一辺に平行となる仮想的な辺を、ユーザ操作に応じて追加する場合の表示画面例を示す模式図である。 ディスプレイの表示画面の一辺に平行となる仮想的な辺を、ユーザ操作に応じて削除する場合の表示画面例を示す模式図である。 ショッピングモールの店舗の配置を示す配置図の一例を示す図である。 地下街の店舗の配置を示す配置図の一例を示す図である。 観光地施設の建物の配置を示す配置図の一例を示す図である。 図25に示す商業施設の配置図をディスプレイに表示する表示画面の第1の例を示す図である。 図25に示す商業施設の配置図をディスプレイに表示する表示画面の第2の例を示す図である。 図25に示す商業施設の配置図をディスプレイに表示する表示画面の第3の例を示す図である。 図25に示す商業施設の配置図をディスプレイに表示する表示画面の第4の例を示す図である。
(本開示の基礎となった知見)
上述したように、ホームコントローラの画面上で間取り図の表示方向を固定してしまうと、画面上での機器の位置が、ユーザから見た実際の機器の位置と大きく異なり、ユーザが操作対象機器の指定を直感的に行うことができなくなる場合がある。このような課題を解決するために、従来からカーナビゲーションシステム等で用いられている地図のヘディングアップ表示又はノースアップ表示を適用することが考えられる。ヘディングアップ表示では、表示画面の上方向とユーザの進行方向とが常に一致するように地図が表示される。ノースアップ表示では、表示画面の上方向と北方向とが常に一致するように地図が表示される。
しかし、地図を表示する場合はある地点の周囲を一様に表示すればよいのに対して、間取り図は、通常、建物の外壁に囲まれた領域であり、画面上に表示すべき領域の形状は、固定かつ有限である。したがって、単に地図と同様の方法で間取り図のヘディングアップ表示を行うと、間取り図が画面枠内に収まらない、又は間取り図が画面枠に対してずれた状態で表示されるといったことが起こり得る。このことは、ユーザインタフェース上でのデザイン性及び統一感の欠如を引き起こし、結果としてシステムの利便性を著しく低下させる。
また、ノースアップ表示では、端末が南方向を向いている場合に、直感的に位置関係を把握しにくくなる。さらに、ヘディングアップ表示では、ユーザが端末を保持している状態で移動すると、表示される間取り図の向きが頻繁に変更されてしまう。
本開示は上記の知見に基づいて着想を得たものである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本開示を具体化した一例であって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1における表示制御システムの構成の一態様を示す図である。表示制御システムは、情報処理端末101及び外部サーバ114を備える。
図1において、情報処理端末101は、ホームネットワークシステムにおける機器制御用コントローラ(以下、ホームコントローラとする)として用いられる。情報処理端末101は、例えば、一般的に利用可能な携帯電話、スマートフォン又はタブレット端末等のモバイル機器である。すなわち、情報処理端末101は、図示しないプロセッサ、揮発性メモリ及び補助記憶装置を備えており、以降で説明する表示制御方法を実現するための各種手段は、補助記憶装置に格納したプログラムを揮発性メモリに読み出し、そのプログラムをプロセッサで処理することによって実現される。
情報処理端末101は、図1に示すように、通信部102、記憶部103、センシングデータ処理部104、表示制御部105、通信制御部106、機器制御部107、インタフェース処理部108、入力インタフェース109、方位センサ111及びディスプレイ112を備える。
ディスプレイ112は、例えば液晶表示装置で構成され、種々の情報を表示する。表示制御部105は、ディスプレイ112の表示内容を制御する。方位センサ111は、情報処理端末101の上部が向いている方位を検出する。センシングデータ処理部104は、方位センサ111の検出値を処理する。記憶部103は、ディスプレイ112の操作画面に表示する建物の間取り図の電子データ(以下、間取り図データとする)110を記憶する。
間取り図データ110は、任意の外部記憶装置からインストールして記憶部103に保存してもよい。また、間取り図データ110は、通信部102を介して、インターネット113経由で外部サーバ114に保存されている間取り図データ115をダウンロードして記憶部103に保存してもよい。
表示制御部105は、対象物の配置を表す配置図における境界線の一辺とディスプレイ112の表示画面の一辺とがなす角度を算出する。ここで、配置図は、建物内の間取りを表す間取り図を含む。表示画面の一辺と平行な境界線の一辺は、建物の外壁を示す境界線である。また、表示画面の一辺と平行な境界線の一辺は、建物内に存在する任意の部屋の壁を示す境界線であってもよい。
ディスプレイ112の表示画面は、例えば四角形状である。表示制御部105は、配置図(間取り図)における境界線の一辺と表示画面の一辺とが平行になるように、算出された角度に応じて配置図(間取り図)を回転させ、回転させた配置図(間取り図)をディスプレイ112に表示する。表示制御部105は、境界線の一辺の方位が地図上の東西南北のいずれかの方位に一致するように配置図(間取り図)を回転させ、回転させた配置図(間取り図)における境界線の一辺と表示画面の一辺とがなす角度を算出する。
方位センサ111は、情報処理端末101の上部が向いている方位を検出する。表示制御部105は、方位センサ111によって検出された方位に基づいて配置図(間取り図)を回転させる。
また、表示制御部105は、配置図(間取り図)が方位情報を含まない場合に、配置図(間取り図)の境界線の一辺の方位を、ユーザ操作によって設定することも可能である。表示制御部105は、表示画面内で移動、拡大、縮小及び回転が可能な配置図(間取り図)と、表示画面内で移動、拡大、縮小及び回転が可能であり、かつ配置図(間取り図)の周辺の地図を示す周辺地図とをディスプレイ112に表示し、ユーザ操作によって配置図(間取り図)と周辺地図とが表示画面上で重なり合った場合に、周辺地図に含まれる方位情報を用いて配置図(間取り図)の方位情報を設定する。
なお、図1における通信部102、通信制御部106及び機器制御部107のそれぞれは、一般的な携帯電話、スマートフォン又はタブレット端末等のモバイル機器が行う無線通信及び機器制御を実現するためのものであり、本開示に固有の構成要素ではないため詳細な説明は省略する。入力インタフェース109及びインタフェース処理部108については、以降の説明では便宜上タッチパネル式の入力インタフェースを例として用いるが、これによって本開示の実施の形態が限定されるものではなく、ボタンによる入力、マウス又はキーボードによる入力、又は音声による入力等、他の種々の形態のインタフェースに変更することが可能である。
次に、図2に示すフローチャートを用いて、本開示の実施の形態1における表示制御方法の全体の流れを説明する。
図2は、本開示の実施の形態1における表示制御方法の全体の流れを示すフローチャートである。
ユーザは、情報処理端末101を操作し、機器を遠隔操作するための手続きを開始する。まず、表示制御部105は、情報処理端末101内に間取り図データが記憶されているか否かを判断する(ステップS1)。本実施の形態において、間取り図データは、建物の間取り図そのものを示すデータだけでなく、間取り図の地図上での方位と、間取り図内の各部屋に紐づけられた機器の位置データとをさらに含む。ユーザは、間取り図上に表示された機器のアイコンを選択すること等によって機器を遠隔操作することができる。
ここで、情報処理端末101内に間取り図データが記憶されていないと判断された場合(ステップS1でNO)、表示制御部105は、インターネット113経由で外部サーバ114に保存されている間取り図データ115を取得する(ステップS2)。具体的には、通信部102は、外部サーバ114へ間取り図データを要求する要求信号を送信する。外部サーバ114は、情報処理端末101からの要求信号を受け取ると、間取り図データを読み出し、情報処理端末101へ送信する。通信部102は、外部サーバ114によって送信された間取り図データを受信し、表示制御部105へ出力する。
次に、表示制御部105は、間取り図データ115の取得が成功したか否かを判断する(ステップS3)。ここで、間取り図データ115の取得が失敗したと判断された場合(ステップS3でNO)、表示制御部105は、ディスプレイ112にエラーメッセージを出力(表示)して処理を終了する(ステップS4)。なお、外部サーバ114内に所望の間取り図データがない場合、又は何らかの要因により外部サーバ114から間取り図データを受信することができない場合には、間取り図データ115の取得が失敗したと判断される。
一方、間取り図データ115の取得が成功したと判断された場合(ステップS3でYES)、表示制御部105は、取得した間取り図データ115を間取り図データ110として記憶部103に格納する(ステップS5)。
情報処理端末101内に間取り図データが記憶されていると判断された場合(ステップS1でYES)、又は外部サーバ114から取得した間取り図データが記憶部103に格納された場合、表示制御部105は、記憶部103に格納されている間取り図データ110に含まれる間取り図の壁面の少なくとも一辺と、ディスプレイ112の表示画面の少なくとも一辺とを平行にするための補正角度が算出済であるか否かを判断する(ステップS6)。
ここで、補正角度が算出済ではないと判断された場合(ステップS6でNO)、表示制御部105は、後述する補正角度算出処理により、間取り図データ110の補正角度を算出する(ステップS7)。
次に、表示制御部105は、補正角度算出処理が正常に終了したか否かを判断する(ステップS8)。ここで、補正角度算出処理が正常に終了しなかったと判断された場合(ステップS8でNO)、表示制御部105は、エラーメッセージを出力(表示)して処理を終了する(ステップS4)。
一方、補正角度算出処理が正常に終了したと判断された場合(ステップS8でYES)、又は補正角度が算出済であると判断された場合(ステップS6でYES)、表示制御部105は、後述する表示制御処理により、表示画面上の間取り図の表示を更新する(ステップS9)。
次に、表示制御部105は、表示される間取り図に対するユーザの操作を受け付ける(ステップS10)。
次に、表示制御部105は、ユーザ操作が受け付けられたか否かを判断する(ステップS11)。ここで、ユーザ操作が受け付けられたと判断された場合(ステップS11でYES)、表示制御部105は、受け付けられたユーザ操作に対応する処理を行い、処理を終了する。一方、ユーザ操作が受け付けられていないと判断された場合(ステップS11でNO)、ステップS9の処理に戻り、表示制御部105は、ユーザ操作があるまでステップS9〜ステップS11の処理を繰り返す。
次に、図3及び図4を用いて、図2のステップS7における補正角度算出処理の詳細な流れを説明する。
図3は、図2のステップS7における補正角度算出処理について説明するための模式図であり、図4は、図2のステップS7における補正角度算出処理の流れを示すフローチャートである。
補正角度算出処理において、まず、表示制御部105は、間取り図データが方位情報を含むか否かを判断する(ステップS21)。ここで、間取り図データが方位情報を含むと判断された場合(ステップS21でYES)、表示制御部105は、間取り図の方位を、方位情報で示される方位(東西南北)に一致させる初期化処理を行う(ステップS22)。図3では、方位312に示すように、表示画面の上方向が北を指すように間取り図301の方位が初期化されている。
次に、表示制御部105は、間取り図を複数の領域に分割する(ステップS23)。
次に、表示制御部105は、分割した各領域に対して補正角度を算出する(ステップS24)。図3に示すように、間取り図301は長方形状である。表示制御部105は、間取り図301の外壁に対応する4つの辺の垂線303、304、305、306のそれぞれについて、隣り合う2つの垂線がなす角の二等分線によって間取り図301を分割する。これにより、間取り図301は4つの領域に分割される。次に、表示制御部105は、分割した各領域について補正角度を算出する。例えば、垂線303と垂線304とのなす角の二等分線308と、垂線303と垂線306とのなす角の二等分線309とに囲まれた領域の補正角度は、ディスプレイ112の表示画面枠の上辺313の垂線310と、領域内に存在する垂線303とがなす角度311である。
これにより、情報処理端末101が向いている方向307が二等分線308と二等分線309とに囲まれた領域内にあるとき、表示制御部105は、ディスプレイ112に表示する間取り図301を角度311だけ補正して表示する。これにより、間取り図301の外壁の上辺302を、ディスプレイ112の表示画面枠の上辺313に対して平行にすることが可能となる。なお、上記では簡単のため、二等分線308及び二等分線309で囲まれた領域についてのみ説明しているが、実際には、表示制御部105は、他の領域に対しても同様に補正角度を算出する。また、本実施の形態では、ディスプレイ112の表示画面枠の上辺313と、間取り図301の上辺302とを平行にしているが、本開示はこれに限らず、ディスプレイ112の表示画面枠の右辺314、下辺315及び左辺316のいずれかに対して間取り図301の上辺302を平行にしてもよい。
さらに、上記では補正角度を算出するために垂線を用いているが、これは本開示における補正角度算出のための数学的手法を限定するものではない。例えば、表示制御部105は、間取り図301の外壁の上辺302に平行な線分と、ディスプレイ112の表示画面枠の上辺313に平行な線分を用いて補正角度を算出してもよい。
また、表示制御部105は、分割した複数の領域のうちの1つの領域のみについて補正角度を算出してもよい。表示制御部105は、分割した複数の領域のうちの少なくとも1つの領域について補正角度を算出する。さらに、本実施の形態では、表示制御部105は、間取り図301を4つの領域に分割しているが、本開示は特にこれに限定されず、間取り図301を2つの領域、3つの領域又は5つ以上の領域に分割してもよい。
図5は、補正後に表示画面に表示される間取り図の一例を示す図である。
図5に示すように、表示画面上には、間取り図301の上辺302と表示画面の上辺313とが平行になるように、間取り図301が回転されて表示される。
また、図4の補正角度算出処理において、間取り図データが方位情報を含まないと判断された場合(ステップS21でNO)、表示制御部105は、方位情報を設定するための方位情報設定処理を行う(ステップS25)。なお、方位情報設定処理については、後述する。
次に、表示制御部105は、方位情報設定処理が正常に終了したか否かを判断する(ステップS26)。なお、表示制御部105は、間取り図データに対して方位情報が設定された場合、方位情報設定処理が正常に終了したと判断し、間取り図データに対して方位情報が設定されない場合、方位情報設定処理が正常に終了していないと判断する。ここで、方位情報設定処理が正常に終了しなかったと判断された場合(ステップS26でNO)、表示制御部105は、方位情報設定処理を終了する。一方、方位情報設定処理が正常に終了したと判断された場合(ステップS26でYES)、表示制御部105は、ステップS22の処理へ移行する。
ここで、図6、図7及び図8を用いて、図4のステップS25における方位情報設定処理の詳細な流れを説明する。
図6は、図4のステップS25における方位情報設定処理について説明するための模式図であり、図7は、図4のステップS25における方位情報設定処理の流れを示すフローチャートであり、図8は、図4のステップS25における方位情報設定処理の変形例について説明するための模式図である。
まず、表示制御部105は、間取り図と、間取り図に対応する建物の周辺地図とをディスプレイ112に表示する(ステップS31)。
図6において、方位情報を設定するために、まず、表示制御部105は、間取り図データ110を移動、拡大、縮小及び回転可能とした間取り図オブジェクト501と、移動、拡大、縮小及び回転可能な周辺地図オブジェクト502とをディスプレイ112に表示する。この周辺地図オブジェクト502は、インターネット113経由で外部サーバ114に保存されている間取り図データ115に含まれていてもよい。また、情報処理端末が備えるGPS(Global Positioning System)により現在位置情報を取得し、取得した現在位置情報に基づいて周辺地図をインターネット113上から取得してもよい。また、ユーザによる建物の住所の入力を受け付け、受け付けた住所に基づいて周辺地図オブジェクト502をインターネット113上から取得してもよい。周辺地図オブジェクト502は、地図の方位506と、建物503の位置情報を少なくとも含む。また、周辺地図オブジェクト502は、さらに周辺の建物504の位置情報又は道路505の位置情報等を含んでいても良い。ここで、ユーザは、タッチ又はクリック等の操作によって間取り図オブジェクト501を操作することができる。
図7に戻って、次に、表示制御部105は、表示した間取り図及び周辺地図に対するユーザ操作を受け付ける(ステップS32)。このとき、ユーザは、間取り図オブジェクト501を画面内で移動、拡大、縮小又は回転させ、間取り図オブジェクト501を周辺地図オブジェクト502の上に重ねる。
図6では、ユーザが二本の指507,508を用いて間取り図オブジェクト501を操作し、周辺地図オブジェクト502内の建物503を示す領域の上に間取り図オブジェクト501を重ねた際の表示画面例を示している。
次に、表示制御部105は、方位情報の設定中止がユーザ操作により指示されたか否かを判断する。ここで、方位情報の設定中止がユーザ操作により指示されたと判断された場合(ステップS33でYES)、表示制御部105は、方位情報設定処理を終了する。
一方、方位情報の設定中止がユーザ操作により指示されていないと判断された場合(ステップS33でNO)、表示制御部105は、間取り図オブジェクト501と周辺地図オブジェクト502内の建物503とが一致したか否かを判断する(ステップS34)。
ここで、表示制御部105は、間取り図オブジェクト501と周辺地図オブジェクト502内の建物503とが完全に一致したか否かを判断してもよい。また、表示制御部105は、間取り図オブジェクト501と周辺地図オブジェクト502内の建物503とが必ずしも完全に一致したか否かを判断しなくてもよい。すなわち、表示制御部105は、間取り図オブジェクト501と周辺地図オブジェクト502内の建物503とが重なった際に、間取り図オブジェクト501と建物503との重なり部分からはみ出した間取り図オブジェクト501及び建物503の面積を算出してもよい。この場合、表示制御部105は、算出した面積が所定の閾値以下であるか否かを判断し、算出した面積が所定の閾値以下である場合、間取り図オブジェクト501と建物503とが一致したと判断し、算出した面積が所定の閾値より大きい場合、間取り図オブジェクト501と建物503とが一致していないと判断してもよい。
ここで、間取り図オブジェクト501と周辺地図オブジェクト502内の建物503とが一致していないと判断された場合(ステップS34でNO)、ステップS32の処理に戻り、表示制御部105は、ユーザ操作を受け付ける。
一方、間取り図オブジェクト501と周辺地図オブジェクト502内の建物503とが一致したと判断された場合(ステップS34でYES)、表示制御部105は、間取り図オブジェクト501の初期状態からの回転角度の変化量と、周辺地図オブジェクト502の方位情報とに基づいて間取り図の方位を算出する(ステップS35)。すなわち、表示制御部105は、初期状態における間取り図オブジェクト501の上辺の垂線509と、移動後における間取り図オブジェクト501の上辺の垂線510とのなす角511から間取り図の方位を算出する。これにより、間取り図オブジェクト501の上辺の垂線が伸びる方向が北方向に対して何度傾いているかを算出することができる。
次に、表示制御部105は、算出した方位を間取り図データ110の方位情報として設定する(ステップS36)。
このように、図6に示す例では、間取り図オブジェクト501を移動させているが、本開示は特にこれに限定されず、周辺地図オブジェクト502を移動させてもよい。以下、周辺地図オブジェクト502を移動させる方位情報設定処理の変形例について説明する。
図8は、本実施の形態における方位情報設定処理の変形例を説明するための図である。なお、図8に示す構成要素のうち、図6と同じ構成要素については同じ符号を付し、説明を省略する。本変形例において、ユーザは、タッチ又はクリック等の操作によって周辺地図オブジェクト502を表示画面内で移動、拡大、縮小及び回転させることができる。表示制御部105は、ユーザ操作を検出すると、周辺地図オブジェクト502を画面内で移動、拡大縮小又は回転させ、周辺地図オブジェクト502を間取り図オブジェクト501の下に重ねて表示する。
図8では、ユーザが二本の指507,508を用いて周辺地図オブジェクト502を操作し、周辺地図オブジェクト502内の建物503を示す領域を間取り図オブジェクト501の下に重ねた際の表示画面例を示している。表示制御部105は、前述の図6及び図7に示す方位情報設定処理と同様に、周辺地図オブジェクト502の初期状態からの回転角度の変化量と、周辺地図オブジェクト502の方位情報とに基づいて間取り図の方位を算出する。すなわち、表示制御部105は、初期状態における周辺地図オブジェクト502の南から北に伸びる直線601と、移動後における周辺地図オブジェクト502の南から北に伸びる直線602とのなす角603から、間取り図の方位を算出する。これにより、間取り図オブジェクト501の上辺の垂線が伸びる方向が北方向に対して何度傾いているかを算出することができる。表示制御部105は、算出した方位を間取り図データ110の方位情報として設定する。
なお、上記では簡単のため、間取り図の方位を算出するために垂線を用いているが、これは本開示における間取り図の方位算出のための数学的手法を限定するものではない。例えば、表示制御部105は、図6の初期状態における間取り図オブジェクト501の上辺に平行な線分と、移動後における間取り図オブジェクト501の上辺に平行な線分とを用いて、間取り図の方位を算出してもよい。
次に、図9、図10、図11及び図12を用いて、図2のステップS9における表示制御処理の詳細な流れを説明する。
図9及び図10は、本実施の形態にかかる情報処理端末の操作画面のユーザインタフェースの一例を示す図である。図9は、ディスプレイに間取り図の全体を表示する表示画面例を示す図であり、図10は、ディスプレイに間取り図内の1つの部屋を個別に表示する表示画面例を示す図である。
操作画面を実現するために、情報処理端末101の表示制御部105は、図9に示すように、ディスプレイ112の表示画面枠801内に間取り図802を表示する。また、表示制御部105は、間取り図802の領域内又は領域外のいずれかに、情報処理端末101の上部が向いている方位を示すマーカ803を表示してもよい。さらに、ユーザが指804等を用いて間取り図802上の特定の部屋805を選択(タッチ)した場合に、表示制御部105は、図10に示すように、部屋の間取り図を個別表示してもよい。この場合、表示制御部105は、操作画面上に全体表示へ切り替えるための切り替えボタン806を表示する等して、間取り図の全体表示と個別表示とを切り替えることが好ましい。
次に、図9の操作画面における表示制御処理の流れを説明する。図11は、図2のステップS9における表示制御処理の流れを示すフローチャートである。
まず、表示制御部105は、情報処理端末101に備わった方位センサ111の検出値を取得する(ステップS41)。方位センサ111の検出値は、情報処理端末101の上部が向いている方位を示す。
次に、表示制御部105は、取得した方位センサ111の検出値に基づいて、図9の操作画面において情報処理端末101の上部が向いている方位を示すマーカ803の表示を更新する(ステップS42)。なお、マーカ803は必ずしも表示する必要はなく、予めマーカ803を表示しないと設定されている場合は、ステップS42の処理は行われない。
次に、表示制御部105は、補正角度算出処理(図4のステップS23)において分割された間取り図の複数の分割領域において、現在の方位センサ111の検出値が前回の方位センサ111の検出値と異なる分割領域を指しているか否かを判断する(ステップS43)。なお、前回の方位センサ111の検出値は、記憶部103に記憶されており、表示制御部105は、記憶部103から前回の方位センサ111の検出値を読み出す。
ここで、現在の方位センサ111の検出値が前回の方位センサ111の検出値と異なる分割領域を指していないと判断された場合、すなわち、現在の方位センサ111の検出値が前回の方位センサ111の検出値と同じ分割領域を指している場合(ステップS43でNO)、表示制御部105は、表示制御処理を終了する。
一方、現在の方位センサ111の検出値が前回の方位センサ111の検出値と異なる分割領域を指していると判断された場合(ステップS43でYES)、表示制御部105は、前回の間取り図の回転以降に、情報処理端末101の上部が向いている方位がマージン領域を越えたか否かを判断する(ステップS44)。
図12は、間取り図を回転させる処理について説明するための模式図である。ここで、補正角度算出処理において分割された間取り図の分割領域を用いて、間取り図を回転させるか否かを判断する処理について説明する。なお、図12に示す構成要素のうち、図3と同じ構成要素については同じ符号を付し、説明を省略する。
現在、情報処理端末101の向きが、二等分線308と二等分線309とで囲まれた分割領域内を指している状態から、方位上で時計回りに(北から東の方向に)変化し、間取り図の分割領域の境界線である二等分線308を越えたものとする。このとき、表示制御部105は、情報処理端末101の現在の方位と前回の方位とが異なる分割領域内にあると判断する(ステップS43でYES)。次に、表示制御部105は、前回間取り図を回転させて以降、情報処理端末101が向いている方向がマージン領域を越えたか否かを判断する(ステップS44)。このマージン領域とは、例えば図12における分割領域の境界線である二等分線308を挟む線分901及び線分902のなす角903に囲まれた領域である。なお、マージン領域の中心角は特に限定されず、例えば45度以下であればよい。
ここで、前回の間取り図の回転以降に、情報処理端末101の上部が向いている方位がマージン領域を越えていないと判断された場合(ステップS44でNO)、表示制御部105は、間取り図を回転させずに表示制御処理を終了する。これにより、情報処理端末101の上部が向いている方位が、分割領域の境界線(二等分線308)の周辺で微小に変化するような状況において、間取り図の頻繁な回転処理を抑制することができる。
一方、前回の間取り図の回転以降に、情報処理端末101の上部が向いている方位がマージン領域を越えたと判断された場合(ステップS44でYES)、表示制御部105は、算出した角度311を用いて間取り図を回転させる(ステップS45)。
次に、表示制御部105は、取得した方位センサ111の検出値を記憶部103に記憶して表示制御処理を終了する(ステップS46)。
以上により、情報処理端末101の上部が向いている方位に応じて、ディスプレイ112に表示した間取り図の壁面の少なくとも一辺と、表示画面の一辺とを平行にしながら間取り図を回転させることが可能となる。これにより、ディスプレイ112上の間取り図が画面枠内に収まらない、又は間取り図が画面枠に対してずれた状態で表示されるといったユーザインタフェース上の問題を回避することができる。また、画面上での操作対象の機器の位置が、ユーザが実際に見る機器の位置に近い状態となるように、画面表示を制御することが可能となる。
また、間取り図を利用するホームコントローラにおいて、画面上での操作対象の機器の位置が、ユーザから見た実際の機器の位置に近い状態となるように、表示画面を制御することが可能となる。これにより、ホームコントローラを使用するユーザは、所望の機器を直感的に指定することができる。
なお、本実施の形態においては、ディスプレイ112の表示画面の一辺と平行にする辺は間取り図の外壁であるとして説明しているが、表示制御部105が図10に示すように間取り図内の所定の領域を個別に表示する機能を備えている場合には、ディスプレイ112の表示画面の一辺と平行にする辺は、間取り図内に存在する任意の一部屋を囲む壁面であってもよい。
また、本実施の形態では、情報処理端末101の上部が向いている方位を検出しているが、本開示は特にこれに限定されない。表示制御部105は、情報処理端末101の上部が向いている方位を検出することなく、間取り図における境界線の少なくとも一辺と表示画面の少なくとも一辺とが平行になるように、算出した角度に応じて間取り図を回転させ、回転させた間取り図をディスプレイ112に表示してもよい。
(実施の形態2)
本開示の実施の形態1では、情報処理端末101の上部が向いている方位に応じて間取り図の表示を制御する方法を述べた。しかし、ユーザが宅外にいる場合には、情報処理端末101の向きを考慮して間取り図を回転させることに優位な効果がないばかりか、かえってシステムの利便性を損なう可能性がある。本実施の形態2では、このような課題を解決する。
図13は、本開示の実施の形態2における表示制御システムの構成の一態様を示す図である。
図13に示すように、情報処理端末101は、実施の形態1で説明した構成要素に加えて、位置センサ1101をさらに備える。また、記憶部103は、遠隔操作の対象とする建物(例えば、ユーザの自宅の建物)の位置を示す位置データ1102を記憶する。なお、図13に示す構成要素のうち、実施の形態1と同じ構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。また、位置センサ1101は、例えばGPS(Global Positioning System)等で構成され、情報処理端末101の現在位置を取得する。なお、位置センサ1101は、GPSに限定されず、他の手法により現在位置を取得してもよい。
位置センサ1101は、地図上における情報処理端末101の位置を検出する。表示制御部105は、位置センサ1101によって検出された位置に基づいて配置図(間取り図)を回転させるか否かを判断する。表示制御部105は、配置図(間取り図)に対応する施設の地図上での位置と、位置センサ1101によって検出された情報処理端末101の位置とを比較し、施設内に情報処理端末が存在するか否かを判断する。表示制御部105は、施設内に情報処理端末101が存在しないと判断した場合、配置図(間取り図)を回転させない。また、表示制御部105は、施設内に情報処理端末101が存在すると判断した場合、配置図(間取り図)を回転させる。
図2及び図14に示すフローチャートを用いて、本実施の形態2における表示制御処理の全体の流れを説明する。
まず、ユーザが情報処理端末101を操作し、機器を遠隔操作するための手続きを開始すると、表示制御部105は、実施の形態1の図2で説明した表示制御方法と同様の処理をステップS1から順に実施する。ただし、本実施の形態2においては、図2に示すステップS9の表示制御処理のみ、図14に示す表示制御処理に置き換える。
図14は、本開示の実施の形態2における表示制御処理の流れを示すフローチャートである。
まず、表示制御部105は、位置センサ1101の値を取得し、地図上における情報処理端末101の位置を検出する(ステップS51)。
次に、表示制御部105は、検出した情報処理端末101の地図上での現在位置と、遠隔操作の対象とする建物の位置とを比較し、間取り図を回転して表示するか否かを決定するために、情報処理端末101と建物との距離が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する(ステップS52)。ここで、遠隔操作の対象とする建物の位置情報は、事前に任意の外部記憶装置からインストールして記憶部103に保存してもよい。また、遠隔操作の対象とする建物の位置情報は、表示制御処理の実行時に、通信部102を介して、インターネット113経由で外部サーバ114に保存されている位置データ1103をダウンロードして記憶部103に保存してもよい。また、閾値は、間取り図の広さから自動的に設定されてもよいし、ユーザにより任意の値に設定されてもよい。
ステップS52における比較処理の結果、地図上における情報処理端末101の位置と、遠隔操作の対象とする建物の位置との距離が予め定められた閾値を超えると判断された場合(ステップS52でNO)、表示制御部105は、間取り図を回転させず、間取り図の壁面の少なくとも一辺と、ディスプレイ112の画面の一辺とが平行になるように間取り図の向きを初期化して表示制御処理を終了する(ステップS53)。
一方、地図上における情報処理端末101の位置と、遠隔操作の対象とする建物の位置との距離が予め定められた閾値以下であると判断された場合(ステップS52でYES)、表示制御部105は、実施の形態1と同じ表示制御処理(図2のステップS9)を実施し、表示画面上の間取り図の表示を更新して表示制御処理を終了する(ステップS54)。
以上により、情報処理端末101の上部が向いている方位に応じて、ディスプレイ112に表示した間取り図の壁面の少なくとも一辺と、表示画面の一辺とを平行にしながら間取り図を回転させることができ、かつ、ユーザが宅外にいる場合等に間取り図を不要に回転させないようにすることができる。
(実施の形態3)
実施の形態2では、情報処理端末101の上部が向いている方位及び地図上における情報処理端末101の位置に応じて画面表示を制御する方法を述べた。しかし、ユーザが宅内(建物内)にいたとしても、操作対象の機器が設置されている部屋と現在ユーザがいる部屋とが異なる場合には、必ずしも間取り図を回転させることが有効であるとは言えない。本実施の形態3は、この着想に基づいてなされたものである。
図15は、本開示の実施の形態3における表示制御システムの構成の一態様を示す図である。
図15に示すように、情報処理端末101は、実施の形態2で説明した構成要素に加えて、無線信号制御部1301と、記憶部103に接続した機器管理データベース1302とをさらに備える。なお、図15に示す構成要素のうち、実施の形態2と同じ構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。ただし、図15における情報処理端末101内に存在する間取り図データ110、又は外部サーバ114上の間取り図データ115は、実施の形態1又は実施の形態2で説明した電子データであることに加えて、建物に存在する各部屋を一意に識別するための部屋IDが関連付けられている。
無線信号制御部1301は、所定の無線信号を情報処理端末101の周囲に送信する。無線信号制御部1301は、情報処理端末101から送信された無線信号に対する情報処理端末101の周囲の機器からの応答信号を受信する。表示制御部105は、無線信号制御部1301によって受信された応答信号に基づいて配置図(間取り図)を回転させるか否かを判断する。
また、表示制御部105は、応答信号に含まれる送信元の機器を示す情報と、応答信号の電波強度と、無線信号を送信してから応答信号を受信するまでの到達時間とのうちの少なくとも一つに基づいて配置図(間取り図)内に存在する所定の領域内に情報処理端末101が存在するか否かを判断し、所定の領域内に情報処理端末101が存在しないと判断した場合、配置図(間取り図)を回転させない。
機器管理データベース1302は、建物に存在する機器の情報を管理する。機器管理データベース1302は、機器を識別するための機器ID、機器が配置されている部屋を識別するための部屋ID、機器が移動可能であるか否かを区別する設置タイプ、機器の建物内における位置を示す位置情報、機器が送出した応答信号を情報処理端末101が受信した際の受信強度、及び情報処理端末101が周囲に無線信号を送出してから機器からの応答信号を受信するまで待ち時間を対応付けて記憶する。
次に、図2、図14及び図16に示すフローチャートを用いて、本実施の形態3における表示制御方法の全体の流れを説明する。
まず、ユーザが情報処理端末101を操作し、機器を遠隔操作するための手続きを開始すると、表示制御部105は、実施の形態1の図2で説明した表示制御方法と同様の処理をステップS1から順に実施する。ただし、本実施の形態3においては、図2に示すステップS9の表示制御処理のみ、図16に示す表示制御処理に置き換える。
図16は、本開示の実施の形態3における表示制御処理の流れを示すフローチャートである。なお、図16におけるステップS61〜ステップS63の処理は、実施の形態2で説明した図14におけるステップS51〜ステップS53の処理と同じである。すなわち、本実施の形態3における表示制御処理では、まず、表示制御部105は、実施の形態2と同様に、位置センサ1101の値を取得し、地図上における情報処理端末101の位置を検出する(ステップS61)。次に、表示制御部105は、検出した地図上における情報処理端末101の位置と、遠隔操作の対象とする建物の位置との距離が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する(ステップS62)。
地図上における情報処理端末101の位置と、遠隔操作の対象とする建物の位置との距離が予め定められた閾値以下であると判断された場合(ステップS62でYES)、表示制御部105は、後述する端末位置検出処理を実施する(ステップS64)。
次に、表示制御部105は、間取り図を回転させるか否かを判断する(ステップS65)。ここで、間取り図を回転させないと判断された場合(ステップS65でNO)、表示制御部105は、実施の形態2と同様に、間取り図を回転させず、間取り図の壁面の少なくとも一辺と、ディスプレイ112の画面の一辺とが平行になるように間取り図の向きを初期化して表示制御処理を終了する(ステップS63)。
一方、間取り図を回転させると判断された場合(ステップS65でYES)、表示制御部105は、実施の形態1と同じ表示制御処理(図2のステップS9)を実施し、表示画面上の間取り図の表示を更新して表示制御処理を終了する(ステップS66)。
次に、図17、図18、図19及び図20を用いて、図16のステップS64における端末位置検出処理の詳細な流れを説明する。本実施の形態3では、情報処理端末101が建物内にあるか否かだけでなく、情報処理端末101が建物内のどの部屋にあるかを検出する。まず、端末位置検出処理を実現するために必要な構成要素について、図17を用いて説明する。
図17は、本開示の実施の形態3における端末位置検出処理を説明するための模式図である。
図17には、建物1500内に存在する機器1502〜1505と、情報処理端末101の位置1501が示されている。また、図17に示す破線は、情報処理端末101の宅内における位置を検出するために用いる、各機器から送出される無線信号(以下、ビーコン信号とする)の到達範囲を示している。このビーコン信号は、空間を伝播する過程で信号強度が低下し、特に壁面を通過する過程で強く減衰する性質を有する微弱な電波信号である。例えば機器1502については、機器1502に近い同心円1506における電波強度は、機器1502から遠い同心円1507における電波強度よりも強い。また、破線1509に示すように、機器1504が送出するビーコン信号は壁面を通過する過程で大きく減衰している。以上が本実施の形態を実現するために必要な構成要素である。
次に、図18に示すフローチャートに沿って、本実施の形態3における端末位置検出処理の流れを説明する。
図18は、図16のステップS64における端末位置検出処理の流れを示すフローチャートである。
まず、表示制御部105は、ディスプレイ112に表示された間取り図が個別表示であるか否かを判断する(ステップS71)。ここで、個別表示とは、表示画面上に任意の部屋のみが表示されることを示す。表示制御部105は、建物内の間取り全体を表示し、間取り全体の中から任意の部屋の選択を受け付け、選択された部屋を個別に表示する。ここで、間取り図が個別表示ではないと判断された場合(ステップS71でNO)、表示制御部105は、間取り図の回転が不要であると判断して、端末位置検出処理を終了する。
一方、間取り図が個別表示であると判断された場合(ステップS71でYES)、無線信号制御部1301は、無線信号(ビーコン信号)を情報処理端末101の周囲に送信する(ステップS72)。情報処理端末101によって送信されたビーコン信号を受信した周囲の機器は、応答信号としてビーコン信号を送信する。
次に、無線信号制御部1301は、無線信号を送信してから所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS73)。ここで、所定時間が経過していないと判断された場合(ステップS73でNO)、無線信号制御部1301は、周囲の機器からの応答信号を受信したか否かを判断する(ステップS74)。応答信号を受信していないと判断された場合(ステップS74でNO)、ステップS73の処理に戻る。
一方、応答を受信したと判断された場合(ステップS74でYES)、表示制御部105は、受信した応答信号の内容に基づいて、機器管理データベース1302に記憶されている機器情報管理テーブルを更新する(ステップS75)。
図19は、機器管理データベース1302に記憶される機器情報管理テーブルの一例を示す図である。図19に示す機器情報管理テーブル1601は、建物に存在する機器に関する情報を管理するためのテーブルである。機器情報管理テーブル1601は、機器を特定するための機器ID、機器が配置されている部屋を特定するための部屋ID、機器が移動可能であるか否かを区別するための設置タイプ、機器の建物内における位置を示す位置情報、機器が送出したビーコン信号を情報処理端末101が受信した際の受信強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)、及び情報処理端末101が無線信号を周囲に送信してから応答信号を受信するまでの待ち時間(RTT:Round−Trip Time)を対応付けて記憶する。
なお、機器情報管理テーブル1601に記憶されるデータのうち、機器ID、部屋ID、設置タイプ、及び機器の位置情報のそれぞれについては、ユーザが事前に所定の手続きを別途実施することによってすでに設定されている。
応答信号は、当該応答信号を送信した機器の機器IDを含む。表示制御部105は、応答信号を受信すると、応答信号に含まれる機器IDに対応付けられている機器情報管理テーブル1601の受信強度及び待ち時間を更新する。なお、無線信号制御部1301は、受信可能な全ての応答信号を受信するまで、ステップS74の処理を繰り返し行ってもよい。
図18に戻って、表示制御部105は、機器情報管理テーブル1601を更新した後、機器管理データベース1302に記憶されている、間取り図を回転させるか否かを判断するための条件テーブルに基づいて、間取り図を回転させるか否かを判断する(ステップS76)。例えば、表示制御部105は、情報処理端末101が存在している部屋が、ディスプレイ112上に表示されている部屋と同じであるか否かを判断する。そして、情報処理端末101が存在している部屋が、ディスプレイ112上に表示されている部屋と同じであると判断された場合、表示制御部105は、間取り図を回転させると判断する。また、情報処理端末101が存在している部屋が、ディスプレイ112上に表示されている部屋と同じではないと判断された場合、表示制御部105は、間取り図を回転させないと判断する。
図20は、機器管理データベース1302に記憶される条件テーブルの一例を示す図である。
図20に示す条件テーブル1602は、機器情報管理テーブル1601の受信強度及び待ち時間のいずれかの値が所定の条件を満たしたときに、情報処理端末101がどの部屋に存在しているかを判定するルールを示している。
例えば、図20の条件テーブル1602における第1のルール(Rule001)は、機器IDが“Dev001”である機器のRSSI値(受信強度値)が所定の値xより大きく、かつ、機器IDが“Dev002”である機器のRSSI値(受信強度値)が所定の値yより大きいとき、情報処理端末101の位置は部屋ID“Room001”の部屋内であると判断する例を示している。同様に、第2のルール(Rule002)は、機器IDが“Dev003”である機器のRSSI値(受信強度値)が所定の値zより大きく、かつ、機器IDが“Dev003”である機器から受信した応答信号のRTT(待ち時間)が所定時間wより短いとき、情報処理端末101の位置は部屋ID“Room002”の部屋内であると判断する例を示している。なお、条件テーブル1602における各ルールを決定するアルゴリズムとしては、機器情報管理テーブル1601の特定のフィールドの値を重み付けしたり、機器情報管理テーブル1601の過去の内容から学習したりする等の種々の様態が考えられるが、本実施の形態3で示す例では、その実現方式を限定するものではない。
表示制御部105は、条件テーブル1602を参照し、機器から受信した応答信号の電波強度値及び待ち時間の少なくとも一方を用いて情報処理端末101が存在している部屋の部屋IDを特定する。
続いて、表示制御部105は、特定した部屋IDが、ディスプレイ112上に現在表示している部屋の部屋IDと一致するか否かを判断する。特定した部屋IDが、ディスプレイ112上に現在表示している部屋の部屋IDと一致すると判断された場合、表示制御部105は、間取り図を回転させると判断する。間取り図を回転させると判断された場合(ステップS76でYES)、端末位置検出処理を終了する。一方、特定した部屋IDが、ディスプレイ112上に現在表示している部屋の部屋IDと一致しないと判断された場合、表示制御部105は、間取り図を回転させないと判断する。間取り図を回転させないと判断された場合(ステップS76でNO)、ステップS72の処理へ戻り、ステップS72〜ステップS76の処理を繰り返す。
また、ステップS73で所定時間が経過したと判断された場合(ステップS73でYES)、表示制御部105は、ユーザに対して間取り図を回転させるか否かを確認するためのメッセージを表示し、ユーザによる間取り図を回転させるか否かの選択を受け付ける(ステップS77)。ここで、ユーザにより回転させるか否かの選択が受け付けられると、端末位置検出処理を終了する。
なお、本実施の形態では、無線信号を送信した後、所定時間が経過するまで間取り図を回転させるか否かが決定されない場合、ユーザに対して間取り図を回転させるか否かを確認しているが、本開示はこれに限定されない。ステップS77において、表示制御部105は、周囲の機器から受信した応答信号と、条件テーブル1602に記載の各ルールとに基づいて、間取り図を回転させるか否かを推定してもよい。例えば、表示制御部105は、複数の条件のうちの1つの条件のみを満たしている場合、複数の条件を満たしているとして部屋IDを決定し、間取り図を回転させるか否かを推定してもよい。この場合、推定結果が誤っている可能性があるため、表示制御部105は、ディスプレイ112上にダイアログを表示し、推定結果に対するフィードバックをユーザから受け付けてもよい。
以上により、情報処理端末101の上部が向いている方位に応じて、ディスプレイ112に表示した間取り図の壁面の少なくとも一辺と、ディスプレイ112の一辺とを平行にしながら間取り図を回転させることができる。また、ユーザが操作対象の機器が存在する部屋とは異なる部屋にいる場合に、不要な回転処理を行わないようにすることが可能となる。
なお、本実施の形態3においては、情報処理端末101は位置センサ1101を備え、記憶部103は位置データ1102を記憶しているが、表示制御処理において情報処理端末101の位置情報を用いない場合、情報処理端末101は位置センサ1101を備えていなくてもよく、記憶部103は位置データ1102を記憶していなくてもよい。
(実施の形態4)
本開示の実施の形態1乃至3においては、ディスプレイ112の画面の一辺と平行にする辺は、間取り図の外壁又は間取り図内に存在する任意の一部屋を囲む壁面であり、また、外壁又は壁面によって囲まれる領域の図形は長方形である。しかし、実際の間取り図の形状は、長方形であるとは限らない。そのため、単に間取り図の壁面を基準として画面表示を回転させることが必ずしもシステムの利便性の向上に繋がるとは限らない可能性がある。
これに対して、本実施の形態4では、表示制御部は、間取り図の外壁を表す辺又は間取り図内に存在する任意の一部屋を囲む壁面を表す辺に対して仮想的な辺を生成する。表示制御部は、ディスプレイ112の画面の一辺と平行にする辺として、生成した仮想的な辺を含むようにする。
なお、実施の形態4における表示制御システムの構成は、図1に示す実施の形態1の表示制御システムの構成と同じである。以下、実施の形態1の表示制御システムと異なる構成について説明する。
本実施の形態4において、表示制御部105は、建物の外壁を示す境界線、又は建物内に存在する任意の部屋の壁を示す境界線に対して仮想的な壁を示す仮想境界線を生成する。表示画面の一辺と平行な境界線の一辺は、生成された仮想境界線を含む。表示制御部105は、外壁の形状又は任意の部屋を囲む壁の形状が凸多角形となるように仮想境界線を生成する。また、表示制御部105は、外壁を示す境界線又は任意の部屋の壁を示す境界線を延長することにより、外壁を示す境界線又は任意の部屋の壁を示す境界線の辺の数が少なくなるように仮想境界線を生成する。
図21は、外壁が囲む領域の図形が長方形ではない間取り図に対して、仮想的な境界線を生成する処理を説明するための模式図である。
図21に示すように、表示制御部105は、ディスプレイ112の表示画面の上辺1811と、間取り図の辺1802とが平行になるように表示している。この状態から、情報処理端末101の上部が向いている方位が時計回りに(北から東に)変化した場合、表示制御部105は、間取り図の辺1802、辺1803及び辺1804が順にディスプレイ112の画面の上辺1811と平行になるように間取り図を回転させることになる。
このような間取り図1801に対して、表示制御部105は、まず、図21の間取り図1801を囲む辺が凸多角形となるように仮想的な辺を生成する。例えば、間取り図1801においては、点1805と点1806とを繋ぐ線分と、点1806と点1807とを繋ぐ線分とがなす角の内角は180度を超えている。そのため、表示制御部105は、点1806を削除して点1805と点1807とを繋ぐ仮想的な辺1808を生成する。
続いて、表示制御部105は、間取り図を囲む辺を延長することによって、辺の数が少なくなるように仮想的な辺を更新してもよい。例えば図21においては、表示制御部105は、辺1803の外側に、辺1802及び辺1804を延長した仮想的な辺1809を生成し、辺1808の外側に、辺1812及び辺1813を延長した仮想的な辺1810を生成する。これにより、間取り図の形状を長方形状にすることができ、間取り図の回転単位が過剰に細分化されることを抑制することができる。
また、表示制御部105は、仮想的な境界線を適切に生成することが困難である場合に対応するために、ユーザ操作に応じて、自動的に生成した仮想的な境界線を削除するか、又は仮想的な境界線を新たに追加してもよい。
図22及び図23は、仮想的な境界線を修正するための処理を説明するための模式図である。図22は、ディスプレイ112の表示画面の一辺に平行となる仮想的な辺を、ユーザ操作に応じて追加する場合の表示画面例を示す模式図である。また、図23は、ディスプレイ112の表示画面の一辺に平行となる仮想的な辺を、ユーザ操作に応じて削除する場合の表示画面例を示す模式図である。
表示制御部105は、ユーザ操作に応じて、生成された仮想境界線の削除又は新たな仮想境界線の追加を受け付ける。また、表示制御部105は、仮想境界線の削除又は追加の結果、境界線が間取り図内に閉じていない場合、ユーザに通知する。
表示制御部105は、操作画面1901に間取り図1801、壁面追加ボタンオブジェクト1902及び壁面削除ボタンオブジェクト1903をそれぞれ表示する。表示制御部105は、ユーザの指1904がタッチされることによって壁面追加ボタンオブジェクト1902が選択された場合には、続いてユーザの指1904がタッチされることによってディスプレイ112上に描画された線分を新たな仮想的な辺として生成する。図22では、ユーザ操作に基づいて新たな仮想的な辺1905が生成されている様子を示している。
また、表示制御部105は、ユーザの指1904がタッチされることによって壁面削除ボタンオブジェクト1903が選択された場合には、続いてユーザの指1904がタッチされることによってディスプレイ112上で選択された仮想的な辺を削除する。図23では、ユーザ操作に基づいて仮想的な辺1906が削除されている様子を示している。
ここで、表示制御部105は、ユーザ操作に基づいて仮想的な辺を追加又は削除する処理の終了時に、間取り図の外周の辺が閉じていない場合、ユーザに警告を促してもよい。この警告は、ディスプレイ112上にダイアログを表示してもよいし、効果音又は音声案内によってユーザに報知してもよい。
以上により、情報処理端末101の上部が向いている方位に応じて、ディスプレイ112に表示した間取り図の壁面の少なくとも一辺とディスプレイ112の表示画面の少なくとも一辺とが平行になるように間取り図を回転させる場合において、ディスプレイ112の表示画面の一辺と平行にする基準となる辺をユーザが任意に生成することが可能となる。
(実施の形態5)
上記の実施の形態1〜4では、情報処理端末101が家の間取り図を表示する例について説明しているが、本開示は特にこれに限定されない。例えば、情報処理端末101は、商業施設内の店舗の配置を示す配置図を表示してもよい。
図24は、ショッピングモールの店舗の配置を示す配置図の一例を示す図である。図24に示すように、情報処理端末101は、ショッピングモール内の複数の店舗の配置を示す配置図を表示してもよい。
図25は、地下街の店舗の配置を示す配置図の一例を示す図である。図25に示すように、情報処理端末101は、地下街内の複数の店舗の配置を示す配置図を表示してもよい。
また、例えば、情報処理端末101は、寺などの観光施設内の建物の配置を示す配置図を表示してもよい。
図26は、観光地施設の建物の配置を示す配置図の一例を示す図である。図26に示すように、情報処理端末101は、観光地施設内の複数の建物の配置を示す配置図を表示してもよい。
図27は、図25に示す商業施設の配置図をディスプレイに表示する表示画面の第1の例を示す図である。
図27に示すように、表示制御部105は、配置図における複数の辺のうちの1つの辺2702と、表示画面の上辺2701とが平行になるように、算出された角度に応じて配置図を回転させ、回転させた配置図をディスプレイ112に表示する。
図28は、図25に示す商業施設の配置図をディスプレイに表示する表示画面の第2の例を示す図である。
図28に示すように、表示制御部105は、配置図における複数の辺のうちの1つの辺2703と、表示画面の上辺2701とが平行になるように、算出された角度に応じて配置図を回転させ、回転させた配置図をディスプレイ112に表示する。なお、図28は、図27に示す表示画面に対して、情報処理端末101の上部が向いている方位が時計回りに90度変化した際に表示される表示画面を示している。
図29は、図25に示す商業施設の配置図をディスプレイに表示する表示画面の第3の例を示す図である。
図29に示すように、表示制御部105は、配置図における複数の辺のうちの1つの辺2703と、表示画面の上辺2701とが平行であり、辺2703と上辺2701とが一致するように、算出された角度に応じて配置図を回転させ、回転させた配置図をディスプレイ112に表示する。なお、図29は、図27に示す表示画面に対して、情報処理端末101の上部が向いている方位が時計回りに90度変化した際に表示される表示画面を示している。
図30は、図25に示す商業施設の配置図をディスプレイに表示する表示画面の第4の例を示す図である。
図30に示すように、表示制御部105は、配置図における複数の辺のうちの1つの辺2704と、表示画面の上辺2701とが平行であり、情報処理端末101の位置2705の近傍が拡大されるように、算出された角度に応じて配置図を回転させ、回転させた配置図をディスプレイ112に表示する。なお、図30は、図27に示す表示画面に対して、情報処理端末101の上部が向いている方位が時計回りに180度変化した際に表示される表示画面を示している。
以上で詳述した本開示の実施の形態に基づけば、利用者が操作対象の機器の建物内での位置をより直感的に把握することができるユーザインタフェースを実現することができる。
なお、本開示はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形及び変更が可能である。
本開示にかかる表示制御方法、表示制御プログラム及び情報処理端末は、ユーザの視認性を向上させることができ、ディスプレイの表示画面に対象物の配置を表す配置図を表示する表示制御方法、表示制御プログラム及び情報処理端末として有用である。
101 情報処理端末
102 通信部
103 記憶部
104 センシングデータ処理部
105 表示制御部
106 通信制御部
107 機器制御部
108 インタフェース処理部
109 入力インタフェース
110 間取り図データ
111 方位センサ
112 ディスプレイ
113 インターネット
114 外部サーバ
115 間取り図データ
1101 位置センサ
1102 位置データ
1103 位置データ
1301 無線信号制御部
1302 機器管理データベース

Claims (16)

  1. 情報処理端末が備えるディスプレイの表示画面に対象物の配置を表す配置図を表示する表示制御方法であって、
    前記配置図における境界線の一辺と前記表示画面の一辺とがなす角度を算出する算出ステップと、
    前記配置図における前記境界線の前記一辺と前記表示画面の前記一辺とが平行になるように、前記算出ステップにおいて算出された前記角度に応じて前記配置図を回転させ、回転させた前記配置図を前記ディスプレイに表示する表示制御ステップと、
    を含む表示制御方法。
  2. 前記情報処理端末の上部が向いている方位を検出する方位検出ステップをさらに含み、
    前記表示制御ステップは、前記方位検出ステップにおいて検出された前記方位に基づいて前記配置図を回転させる、
    請求項1記載の表示制御方法。
  3. 地図上における前記情報処理端末の位置を検出する位置検出ステップをさらに含み、
    前記表示制御ステップは、前記位置検出ステップにおいて検出された前記位置に基づいて前記配置図を回転させるか否かを判断する、
    請求項1又は2記載の表示制御方法。
  4. 前記表示制御ステップは、前記配置図に対応する施設の前記地図上での位置と、前記位置検出ステップにおいて検出された前記情報処理端末の位置とを比較し、前記施設内に前記情報処理端末が存在するか否かを判断し、前記施設内に前記情報処理端末が存在しないと判断した場合、前記配置図を回転させない、
    請求項3記載の表示制御方法。
  5. 所定の無線信号を前記情報処理端末の周囲に送信する送信ステップと、
    前記送信ステップにおいて送信された前記無線信号に対する前記情報処理端末の周囲の機器からの応答信号を受信する受信ステップとをさらに含み、
    前記表示制御ステップは、前記受信ステップにおいて受信された前記応答信号に基づいて前記配置図を回転させるか否かを判断する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示制御方法。
  6. 前記表示制御ステップは、前記応答信号に含まれる送信元の機器を示す情報と、前記応答信号の電波強度と、前記無線信号を送信してから前記応答信号を受信するまでの到達時間とのうちの少なくとも一つに基づいて前記配置図内に存在する所定の領域内に前記情報処理端末が存在するか否かを判断し、前記所定の領域内に前記情報処理端末が存在しないと判断した場合、前記配置図を回転させない、
    請求項5記載の表示制御方法。
  7. 前記算出ステップは、前記境界線の前記一辺の方位が地図上の東西南北のいずれかの方位に一致するように前記配置図を回転させ、回転させた前記配置図における前記境界線の前記一辺と前記表示画面の前記一辺とがなす角度を算出する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示制御方法。
  8. 前記境界線の前記一辺の方位を、ユーザ操作によって設定する方位設定ステップをさらに含み、
    前記方位設定ステップは、前記表示画面内で移動、拡大、縮小及び回転が可能な前記配置図と、前記表示画面内で移動、拡大、縮小及び回転が可能であり、かつ前記配置図の周辺の地図を示す周辺地図とを前記ディスプレイに表示し、ユーザ操作によって前記配置図と前記周辺地図とが前記表示画面上で重なり合った場合に、前記周辺地図に含まれる方位情報を用いて前記境界線の前記一辺の方位を設定する、
    請求項7記載の表示制御方法。
  9. 前記配置図は、建物内の間取りを表す間取り図を含み、
    前記表示画面の前記一辺と平行な前記境界線の前記一辺は、前記建物の外壁を示す境界線である、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示制御方法。
  10. 前記配置図は、建物内の間取りを表す間取り図を含み、
    前記表示画面の前記一辺と平行な前記境界線の前記一辺は、前記建物内に存在する任意の部屋の壁を示す境界線である、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示制御方法。
  11. 前記配置図は、建物内の間取りを表す間取り図を含み、
    前記建物の外壁を示す境界線、又は前記建物内に存在する任意の部屋の壁を示す境界線に対して仮想的な壁を示す仮想境界線を生成する境界線生成ステップをさらに含み、
    前記表示画面の前記一辺と平行な前記境界線の前記一辺は、前記境界線生成ステップにおいて生成された前記仮想境界線を含む、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示制御方法。
  12. 前記境界線生成ステップは、前記外壁の形状又は前記任意の部屋を囲む壁の形状が凸多角形となるように前記仮想境界線を生成する、
    請求項11記載の表示制御方法。
  13. 前記境界線生成ステップは、前記外壁を示す境界線又は前記任意の部屋の壁を示す境界線を延長することにより、前記外壁を示す境界線又は前記任意の部屋の壁を示す境界線の辺の数が少なくなるように前記仮想境界線を生成する、
    請求項11又は12記載の表示制御方法。
  14. ユーザ操作に応じて前記境界線生成ステップにおいて生成された前記仮想境界線の削除又は新たな前記仮想境界線の追加を受け付ける境界線編集ステップをさらに含み、
    前記境界線編集ステップは、前記仮想境界線の削除又は追加の結果、前記境界線が前記間取り図内に閉じていない場合、ユーザに通知する、
    請求項11〜13のいずれか1項に記載の表示制御方法。
  15. 情報処理端末が備えるディスプレイの表示画面に対象物の配置を表す配置図を表示する表示制御プログラムであって、
    前記情報処理端末のコンピュータに対して、
    前記配置図における境界線の一辺と前記表示画面の一辺とがなす角度を算出する算出ステップと、
    前記配置図における前記境界線の前記一辺と前記表示画面の前記一辺とが平行になるように、前記算出ステップにおいて算出された前記角度に応じて前記配置図を回転させ、回転させた前記配置図を前記ディスプレイに表示する表示制御ステップと、
    を実行させる表示制御プログラム。
  16. 表示画面に対象物の配置を表す配置図を表示する情報処理端末であって、
    ディスプレイと、
    前記配置図における境界線の一辺と前記表示画面の一辺とがなす角度を算出する算出部と、
    前記配置図における前記境界線の前記一辺と前記表示画面の前記一辺とが平行になるように、前記算出部によって算出された前記角度に応じて前記配置図を回転させ、回転させた前記配置図を前記ディスプレイに表示する表示制御部と、
    を備える情報処理端末。
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