JP2015195499A - 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で画像周辺部分の光量落ちを精度よく補正する。
【解決手段】カメラは、被写体を照明する照明部412を備え、撮像光学系を介して被写体を撮影して画像を得る。照明制御部411は、照明部によって被写体が照明されているか否かを判定し、映像信号処理部408は、画像の周辺部分において生じる光量の低下である周辺光量落ちを補正する際、その判定結果に応じて、照明部による照明に起因する周辺光量落ちの補正を行うか否かを決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、撮像装置における輝度ばらつきの補正に関する。
一般に、デジタルカメラなどの撮像装置において、そのレンズ特性として所謂周辺光量落ち(光学由来の周辺光量落ち)という現象が知られている。ここで、撮像装置における周辺光量落ちについて説明する。
図7は、従来の撮像装置における周辺光量落ちを説明するための図である。
光学由来の周辺光量落ち101は、レンズの光軸中心から離れるにつれて光量が低下する(落ちる)現象であり、その結果、レンズの周辺部分に対応する撮影画像の周辺部分が暗くなってしまう。この周辺光量落ち101を模式的に示すと、周辺光量落ちのカーブ102が得られる。ここでは、横軸が画像中心からの距離を示し、縦軸が光量を示す。そして、上述のような周辺光量落ちを補正することによって、画面における輝度ムラを補正して均一な明るさの画面としている。
ところで、周辺光量落ちに影響を与える条件として、例えば、ズーム位置およびフォーカス位置などの焦点距離情報、そして、絞り開口径があり、周辺光量落ちを補正する際には、当該条件に応じて周辺光量落ちの補正が行われる。
図8は、周辺光量落ちが発生している画像の補正を説明するための図である。
図8において、横軸は画像中心からの距離を示し、縦軸は光量を示す。周辺光量落ちが起きている画像201において、その中心部に対して周辺部分についてゲイン202を大きくして、電気的に輝度値を大きくする。これによって、画面(つまり、画像)203における輝度を均一に保つようにしている。
一方、撮影環境が暗い場合には、一般に被写体に対して照明を照射して撮影が行われる。この際、光は被写体を照らすように照射されるが、特に、広角の撮像装置によって撮影を行う場合には、周辺部分において十分な照明を行うことができず、周辺部分が暗くなってしまうことがある(このような現象を照明由来の周辺光量落ちという)。
このように、周辺光量落ちには、光学由来の周辺光量落ちと照明由来の周辺光量落ちとがあり、両者が発生すると周辺光量落ちの程度が激しくなる。
図9は、光学由来の周辺光量落ちと照明由来の周辺光量落ちとが生じた際の画像を説明するための図である。
光学由来および照明由来の周辺光量落ち301が生じると、図7に示す光学由来の光量落ち101に比べて、周辺部分における光量落ちが激しくなる。この周辺光量落ち301を模式的に示すと、周辺光量落ちのカーブ302が得られる。ここでは、横軸が画像中心からの距離を示し、縦軸が光量を示す。
上述のように、被写体を照明して撮影する撮影環境下においては、照明光が均一でないと撮影画角において明るさにムラが生じてしまう。
このような明るさのムラによる周辺光量落ちを回避するため、例えば、補正テーブルを備えて、画像中心と周辺部分との輝度を比較して、周辺部分が暗いと周辺部分が明るくなるように補正し、周辺部分が明るいと周辺部分が暗くなるように補正する撮像装置がある(特許文献1参照)。
さらに、照明がオンした際の画像と照明がオフした際の画像とを比較して、その輝度の差分から画素毎に補正量を求めて、画像の補正を行うようにした撮像装置がある(特許文献2参照)。
特開2001−203910号公報 特開2004−88409号公報
ところが、上述の特許文献1に記載の撮像装置においては、画像中心(つまり、撮影中心)と周辺部分との輝度差を算出するための処理部が必要となって、その分、撮像装置における負荷が大きくなってしまう。さらに、レンズに起因する周辺光量落ちを考慮すると、照明の有無に拘わらず撮影中心と周辺部分とにおいては輝度差が生じてしまう。
つまり、照明の有無に拘わらず、撮影画像の中心部分と周辺部分との輝度差の補正を行わないと、画像の周辺部分は暗い状態のままとなってしまう。特許文献1においては、レンズに起因する周辺光量落ちが考慮されておらず、照明がオフの際には、周辺部分の光量(つまり、輝度)が低下してしまう恐れがある。
一方、特許文献2に記載の撮像装置では、画像の補正を行う際には、照明をオンおよびオフとして2枚の画像を撮影する必要がある。このため、2枚の画像が得られない状況下では補正を行うことが困難となる。
2枚の画像が得られない状況を考慮すると、予め比較のための画像をメモリなどに記憶しておく必要があるばかりでなく、比較処理を行うための処理部が必要となる。そして、撮影シーンが変化した場合などにおいては、照明のオンおよびオフによって2枚の画像を直ちに得ることが難しく、ユーザーにとっては使用勝手が悪い。
加えて、照明による周辺光量落ちを補正する際には、2枚の画像の位置合わせを精度よく行う必要があり、位置合わせの精度よく行われないと、周辺光量落ちの補正を行うことが困難となる。
そこで、本発明の目的は、簡単な構成で画像周辺部分の光量落ちを精度よく補正することのできる撮像装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、被写体を照明する照明手段を備え、撮像光学系を介して被写体を撮影して画像を得る撮像装置であって、前記画像の周辺部分において生じる光量の低下である周辺光量落ちを補正する補正手段と、前記照明手段によって前記被写体が照明されているか否かを判定する判定手段とを有し、前記補正手段は、前記判定手段による判定結果に応じて、前記照明手段による照明に起因する前記周辺光量落ちの補正を行うか否かを決定することを特徴とする。
本発明による制御方法は、被写体を照明する照明手段を備え、撮像光学系を介して被写体を撮影して画像を得る撮像装置の制御方法であって、前記画像の周辺部分において生じる光量の低下である周辺光量落ちを補正する補正ステップと、前記照明手段によって前記被写体が照明されているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによる判定結果に応じて、前記補正ステップにおいて前記照明手段による照明に起因する前記周辺光量落ちの補正を行うか否かを決定する決定ステップと、を有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、被写体を照明する照明手段を備え、撮像光学系を介して被写体を撮影して画像を得る撮像装置で用いられる制御プログラムであって、前記撮像装置が備えるコンピュータに、前記画像の周辺部分において生じる光量の低下である周辺光量落ちを補正する補正ステップと、前記照明手段によって前記被写体が照明されているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによる判定結果に応じて、前記補正ステップにおいて前記照明手段による照明に起因する前記周辺光量落ちの補正を行うか否かを決定する決定ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、照明手段によって被写体が照明されているか否かに応じて、照明手段による照明に起因する周辺光量落ちの補正を行うか否かを決定するようにしたので、簡単な構成で画像周辺部分の光量落ちを精度よく補正することができる。
本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示すカメラで行われる周辺光量落ち補正処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示すカメラで行われる照明由来の周辺光量落ちの補正を説明するための図である。 図1に示すカメラを用いた際の照明照射領域のズーミングを示す図である。 本発明の第2の実施形態によるカメラで行われる周辺光量落ち補正処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態によるカメラで行われる周辺光量落ち補正処理を説明するためのフローチャートである。 従来の撮像装置における周辺光量落ちを説明するための図である。 周辺光量落ちが発生している画像の補正を説明するための図である。 光学由来の周辺光量落ちと照明由来の周辺光量落ちとが生じた際の画像を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態による撮像装置の一例について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の撮像装置は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)であり、レンズ群401を備えている。レンズ群401は、被写体からの光を撮像素子405に集光(結像)するための光学系である。レンズ群401には、被写体に対するピント合わせを行うためのフォーカスレンズおよび画角を調整するためのズームレンズなどが含まれる。
レンズ群401を通過した光(光学像)は光学フィルタ402を介して、絞り403でその光量が調整される。なお、光学フィルタ402として、例えば、赤外線カットフィルタ(IRCF)などが用いられる。
絞り403を通過した光学像は、撮像素子405の受光面に結像する。撮像素子405の受光面には所定の順序で配列されたカラーフィルタが配置されている。そして、撮像素子405は、光学像に応じた電気信号(アナログ信号)を出力する。
撮像素子405の出力であるアナログ信号はAGC(自動利得制御部)106に送られて、ここでゲイン調整されてその輝度が調整される。AGC106の出力はA/D変換部107でA/D変換されてデジタル信号(デジタル撮像信号)として出力される。
映像信号処理部408は、デジタル撮像信号に対して所定の処理を施して、画素毎の輝度信号と色信号とを映像信号(画像データともいう)出力する。ここでは、出力用の映像信号を生成するとともに、カメラを制御するためのパラメータが生成される。カメラを制御するためのパラメータとして、例えば、絞りの制御、ピント合わせの制御、又は色味を調整するホワイトバランス制御などで用いられるパラメータがある。
映像信号処理部408は、周辺光量落ちの補正を行う周辺光量落ち補正部(図示せず)を備えており、周辺光量落ち補正部によって画面周辺部部分における輝度落ちである周辺光量落ちを補正する。つまり、周辺光量落ち補正部は画像の周辺部分において生じる光量の低下である周辺光量落ちを補正する。周辺光量落ち補正を行う際には、映像信号処理部408はパラメータとして絞りの度合いおよび被写体距離データをそれぞれ露出調整部410およびレンズ制御部413から得る。
映像信号出力部409は、映像信号処理部108で生成された映像信号を外部に出力する。露出調整部410は、映像信号処理部108から出力される輝度情報に応じて撮影画面における輝度を求める。そして、露出調整部410は当該輝度に基づいて撮影画像(つまり、映像信号)を所定の明るさに調整するため絞り403およびAGC406を制御する。なお、露出調整部410はシャッタースピードを調整して撮像素子105の電荷蓄積時間を制御して明るさの調整するようにしてもよい。さらに、露出制御部410は画像において被写体が暗い場合には、照明制御部411を制御して照明部412の点灯および調光処理を行う。
レンズ制御部413はレンズ群401を駆動制御してピント合わせを行う。ピント合わせの際には、レンズ制御部413は、映像信号処理部408で生成された映像信号から高周波成分を抽出して、当該高周波成分をフォーカスピント情報(フォーカス評価値)とする。そして、レンズ制御部413はフォーカス評価値が最大となるようにレンズ群401を駆動制御する。
外部設定部414は、カメラの設定を行う際に用いられる。例えば、外部設定部414を用いて、ユーザーはピント合わせ、明るさ指定、およびズーム倍率指定などのカメラ操作を行う。制御設定部416は外部設定部414で入力された制御命令に応じて、例えば、露出調整、レンズ制御、および照明制御などを行う。
照明制御部414は、露出制御部410によって被写体が暗いと判定された際、照明部415を点灯する。一方、被写体が十分明るいと判定された場合には、照明制御部414は照明部415をオフとして調光によって被写体輝度を調整する。
図2は、図1に示すカメラで行われる周辺光量落ち補正処理を説明するためのフローチャートである。
周辺光量落ち補正処理を開始すると、映像信号処理部408は、周辺光量落ちに影響を与えるカメラパラメータを取得する(ステップS501)。ここでは、例えば、映像信号処理部408、カメラパラメータとして、露出調整部410から絞り値を得るとともに、レンズ制御部413からフォーカス位置およびズーム位置などの焦点距離情報を得る。
続いて、映像信号処理部408は、照明制御部411から照明部412の状態、つまり、照明部412がオン又はオフであるかを示す照明部情報を得る。そして、映像信号処理部408は照明部情報に基づいて照明が点灯しているか否かを判定する(ステップS502)。
照明部412が点灯していないと(ステップS502において、YES)、映像信号処理部408は、レンズ群401などに起因する画像の周辺部分における光量落ちを補正するための光学由来の周辺光量落ち補正を行う(ステップS503)。そして、映像信号処理部408は周辺光量落ち補正処理を終了する。
なお、前述のように、光学由来の周辺光量落ちとはレンズ群401などの光学特性によって生じ、焦点距離情報および絞り値に応じて変わる。
ステップS503において、映像信号処理部408には、カメラパラメータに応じた補正パターンが予め周辺光量補正用データとして記憶されており、映像信号処理部408は、カメラパラメータに基づいて周辺光量補正用データを読み出して、当該周辺光量補正用データに応じて映像信号を補正して、周辺光量落ち補正を行う。
例えば、周辺光量補正用データを生成する際には、カメラパラメータを変更しつつ、予め輝度の均一な明るい被写体を撮影して得られた映像信号、つまり、画像においてその周辺部分の光量落ちを測定する。そして、当該測定結果に応じて、補正個所および補正強度を示す周辺光量補正用データを生成する。
図8で説明したように、一般的に周辺光量落ちは光軸中心に対して同心円状に発生するので、画像の中心部分から各画素又はエリア毎の距離に応じて補正強度を変えるようにすればよい(図8に示すように、ゲイン202を画像の中心部分からの距離に応じて変化させる)。
照明部412が点灯していると(ステップS502において、NO)、映像信号処理部408は、光学由来の周辺光量落ちと照明の点灯に起因する照明由来の周辺光量落ちとを補正して(ステップS504)、撮影画像における輝度を均一に保つ。そして、映像信号処理部408は周辺光量落ち補正処理を終了する。
なお、ステップS504の処理においては、後述するように、光学由来の周辺光量落ち補正データを用いた補正に加えて、照明の配光特性に応じて補正を行う必要がある。
図3は、図1に示すカメラで行われる照明由来の周辺光量落ちの補正を説明するための図である。
照明由来の周辺光量落ちを補正する際においても、光学由来の周辺光量落ちの補正と同様にして、映像信号処理部408に、予め照明の配光特性に応じた周辺光量落ち補正データを記憶する。そして、映像信号処理部408は、この周辺光量落ち補正データを用いて照明由来の周辺光量落ちを補正する。
図3に示すように、画像601に周辺光量落ちが発生している際、映像信号処理部408は中心部に対して周辺部分においてはゲイン602を大きくして、その輝度を高くする。これによって、映像信号処理部408は画面の輝度603を均一に保つようにする。
図4は、図1に示すカメラを用いた際の照明照射領域のズーミングを示す図である。
図4に示すように、画像においてその照明照射領域701についてズーミングすると、照明よる輝度落ちの程度が変化する。このため、映像信号処理部408に予め照明の配光特性を示す配光特性データを記憶する。そして、映像信号処理部408は、配光特性データに応じてズームエリア(切り出しエリア)702毎に周辺光量落ち補正を行う。
なお、光学由来の周辺光量落ちおよび照明由来の周辺光量落ちに係る補正量は、データテーブルとして記憶するようにしてもよく、メモリ容量を考慮して近似式などの計算式を用いて補正量を求めるようにしてもよい。
このようにして、本発明の第1の実施形態では、光学由来の周辺光量落ちばかりでなく、照明により生じる周辺光量落ちの補正も合わせて行うことができる。この結果、照明のオン又はオフに拘わらず、画像の輝度ムラを抑えることができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第2の実施形態によるカメラの構成は、図1に示すカメラと同様である。
図5は、本発明の第2の実施形態によるカメラで行われる周辺光量落ち補正処理を説明するためのフローチャートである。なお、図5において、図2に示すフローチャートと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
ステップS502において、照明が点灯していると(ステップS502において、NO)、映像信号処理部408は、照明制御部411から照明部412に係る照明調光データ(調光情報)を取得する(ステップS801)。ここで、調光情報とは、照明部412の光強度および照射エリア(配光特性)をいう。
例えば、照明部412には所謂オートズーム機構が備えられており、照明部412は、照明制御部411の制御下で焦点距離情報に応じて照明の照射範囲(つまり、照射角度)を変更して配光特性を変える(つまり、調光条件を変更する)。
照明部412がオートズーム機構を備えている場合には、調光条件を考慮して照明由来の周辺光量補正を行なわないと、周辺光量落ち補正を正しく行うことができない。よって、映像信号処理部408は、調光条件を示す調光情報に応じて照明由来の周辺光量落ち補正を行うことになる。
続いて、映像信号処理部408は、図2に関連して説明した光学由来の周辺光量落ち補正を行うとともに、ステップS801で取得した調光情報に基づいて照明由来の周辺光量落ち補正を行って、画像における輝度を均一に保つ(ステップS802)。そして、映像信号処理部408は周辺光量落ち補正処理を終了する。
このように、光学由来の周辺光量落ちと調光可能な照明部412による照明由来の周辺光量落ちとの双方を補正する際には、前述のように、光学由来の周辺光量落ち補正データに応じて光学由来の周辺光量落ち補正を行う。さらに、照明部412の調光条件に応じた配光特性に基づいて、照明由来の周辺光量落ち補正を行う。
照明部412において焦点距離に応じて照射エリアが変更されるか又は発光強度が変更されると、照明部412による輝度落ちの程度が変化する。このため、照明由来の周辺光量落ち補正については、映像信号処理部408は、予め焦点距離毎に照明部412の配光特性を示す配光特性データを記憶して、焦点距離毎に照明由来の周辺光量落ち補正を行う。
このようにして、本発明の第2の実施形態では、光学由来の周辺光量落ち補正ばかりでなく、照明部の配光特性の変化および光量の変化によって生じる周辺光量落ち補正も合わせて行うようにしたので、照明による撮影の結果得られた画像における輝度ムラを抑えることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第3の実施形態によるカメラの構成は、図1に示すカメラと同様である。
図6は、本発明の第3の実施形態によるカメラで行われる周辺光量落ち補正処理を説明するためのフローチャートである。なお、図6において、図2に示すフローチャートと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
第3の実施形態では、少なくともレンズ群401が交換可能なレンズユニットであり、さらに、照明部412に交換可能であるものとする。
周辺光量落ち補正処理を開始すると、映像信号処理部408は、照明制御部411から現在カメラに装着された照明部412の特徴を示す特徴データ(照明データともいう)を取得する(ステップS901)。ここでは、照明データは、照明部412の配光特性、照明強度、光源の種類、光源波長、および照明部412を識別するための照明識別データを有している。
照明部412によって(つまり、照明の種類毎に)、照明データは異なり、照明データが異なると、周辺光量落ちの特性が変化する。そして、当該照明データに応じた照明由来の周辺光量落ち補正データは、例えば、予め映像信号処理部408に記憶されている。なお、照明部412が照明由来の周辺光量落ち補正データを有して、照明部412がカメラに装着されると、照明部412から照明制御部411を介して、当該照明由来の周辺光量落ち補正データを映像信号処理部408に通知するようにしてもよい。
続いて、映像信号処理部408はレンズ制御部413から、カメラに装着されたレンズユニットに係るレンズデータを取得する(ステップS902)。このレンズデータは、例えば、フォーカスおよびズームの稼働範囲、絞り範囲、光学由来の周辺光量落ち補正データ、およびレンズユニットを識別するためのレンズ識別データを有している。映像信号処理部408は、レンズデータに応じて、つまり、レンズユニットの種類毎に、撮影の結果得られた画像においてどの程度周辺光量落ちが生じるかを判定する。
その後、映像信号処理部408は、ステップS501においてカメラパラメータを取得し、ステップS502において照明部412が点灯されているか否かを判定する。そして、照明部が点灯していないと(ステップS502において、YES)、映像信号処理部408は、レンズデータに応じた光学由来の周辺光量落ち補正データとカメラパラメータに応じた光学由来の周辺光量落ち補正データとに基づいて、光学由来の周辺光量落ち補正を行う(ステップS903)。ここでは、映像信号処理部408は、前述の判定結果に応じてフォーカス、ズーム、および絞りの稼働範囲において光学由来の周辺光量落ち補正を行うことになる。そして、映像信号処理部408は周辺光量落ち補正処理を終了する。
レンズデータに応じた光学由来の周辺光量落ち補正データは、例えば、予め映像信号処理部408に記憶されている。なお、レンズユニットが光学由来の周辺光量落ち補正データを有して、レンズユニットがカメラに装着されると、レンズユニットからレンズ制御部413を介して、当該光学由来の周辺光量落ち補正データを映像信号処理部408に通知するようにしてもよい。
ステップS502において、照明部412が点灯していると判定されると(ステップS502において、NO)、映像信号処理部408は、照明データに応じた照明由来の周辺光量落ち補正データに応じて周辺光量落ち補正を行う。さらに、映像信号処理部408は、レンズデータに応じた光学由来の周辺光量落ち補正データとカメラパラメータに応じた光学由来の周辺光量落ち補正データとに基づいて、光学由来の周辺光量落ち補正を行って(ステップS904)、画像における輝度を均一に保つ。そして、映像信号処理部408は周辺光量落ち補正処理を終了する。
このように、本発明の第3の実施形態では、照明部およびレンズユニットの組み合わせが変更されても、適切に周辺光量落ち補正を行うことができる。その結果、ユーザーは、照明部とレンズユニットとの組み合わせを考慮することなく撮影を行うことができる。
なお、第3の実施形態では、照明部およびレンズユニットが交換可能であるとしたが、レンズユニットのみが交換可能であても、同様にして、周辺光量落ち補正を行うようにすればよい。
上述の説明から明らかなように、図1に示す例においては、映像信号処理部408が補正手段として機能し、映像信号処理部408および照明制御部411が判定手段として機能する。なお、図1に示す例では、少なくともレンズ群401、光学フィルタ4−2、および絞り403が撮像光学系を構成する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を撮像装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを撮像装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
上記の制御方法および制御プログラムの各々は、少なくとも補正ステップ、判定ステップ、および決定ステップを有している。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
401 レンズ群
403 絞り
405 撮像素子
406 AGC
408 映像信号処理部
410 露出制御部
411 照明制御部
412 照明部
413 レンズ制御部
415 制御設定部

Claims (8)

  1. 被写体を照明する照明手段を備え、撮像光学系を介して被写体を撮影して画像を得る撮像装置であって、
    前記画像の周辺部分において生じる光量の低下である周辺光量落ちを補正する補正手段と、
    前記照明手段によって前記被写体が照明されているか否かを判定する判定手段とを有し、
    前記補正手段は、前記判定手段による判定結果に応じて、前記照明手段による照明に起因する前記周辺光量落ちの補正を行うか否かを決定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補正手段は、前記判定結果によって前記被写体が照明されていることを示されていると、前記撮像光学系に起因する前記周辺光量落ちを補正するとともに、前記照明手段による照明に起因する前記周辺光量落ちを補正することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記補正手段は、前記被写体が照明された際の前記照明手段による照明強度および照明の照射角度を示す調光条件に応じて、前記照明手段による照明に起因する周辺光量落ちを補正するための補正パターンを変更することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記照明手段は前記撮像装置に対して交換可能であり、
    前記補正手段は、前記照明手段の種類毎にその点灯の際の配光特性に応じた照明由来の周辺光量落ち補正パターンに応じて、前記照明手段による照明に起因する周辺光量落ちを補正することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像光学系は前記撮像装置に対して交換可能なレンズユニットであり、
    前記補正手段は、前記レンズユニットの種類毎に定められた光学由来の周辺光量落ち補正パターンに応じて、前記レンズユニットに起因する周辺光量落ちを補正することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  6. 前記照明手段は前記撮像装置に対して交換可能であり、前記撮像光学系は前記撮像装置に対して交換可能なレンズユニットであり、
    前記補正手段は、前記照明手段の種類毎にその点灯の際の配光特性に応じた照明由来の周辺光量落ち補正パターンに応じて、前記照明手段による照明に起因する周辺光量落ちを補正するとともに、前記レンズユニットの種類毎に定められた光学由来の周辺光量落ち補正パターンに応じて、前記レンズユニットに起因する周辺光量落ちを補正することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  7. 被写体を照明する照明手段を備え、撮像光学系を介して被写体を撮影して画像を得る撮像装置の制御方法であって、
    前記画像の周辺部分において生じる光量の低下である周辺光量落ちを補正する補正ステップと、
    前記照明手段によって前記被写体が照明されているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果に応じて、前記補正ステップにおいて前記照明手段による照明に起因する前記周辺光量落ちの補正を行うか否かを決定する決定ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  8. 被写体を照明する照明手段を備え、撮像光学系を介して被写体を撮影して画像を得る撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記撮像装置が備えるコンピュータに、
    前記画像の周辺部分において生じる光量の低下である周辺光量落ちを補正する補正ステップと、
    前記照明手段によって前記被写体が照明されているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果に応じて、前記補正ステップにおいて前記照明手段による照明に起因する前記周辺光量落ちの補正を行うか否かを決定する決定ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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