JP2015191182A - 導尿カテーテル挿入用模型 - Google Patents

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Abstract

【課題】尿道狭窄を忠実に再現することができ、カテーテル挿入に関する十分な訓練効果を期待できる導尿カテーテル挿入用模型を提供する。【解決手段】人体の局部を模したものであり、導尿カテーテルを尿道に挿入する練習に用いられる導尿カテーテル挿入用模型であって、尿道口から膀胱に至るまでの尿道を模擬する模擬尿道と、前記模擬尿道の一部に狭窄部を形成し、その狭窄の程度が調節可能な狭窄部形成機構と、を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、看護実習や医療実習等において導尿カテーテルを挿入する練習に用いられる人体の局部を模した導尿カテーテル挿入用模型に関するものである。
例えば前立腺肥大症や脊髄障害等により自力では排尿できない場合や、全身麻酔手術を行う場合には尿道口から膀胱まで導尿カテーテルを挿入して、膀胱から直接尿を体外へ排出させる導尿と呼ばれる処置が行われている。
導尿カテーテルには、一回の排尿毎に尿道から抜かれるものと、一度尿道に挿入してからはしばらくの間は挿入された状態が維持されるバルーンカテーテルとがある。
前記バルーンカテーテルは、図6(a)に示すように先端部が膀胱内に挿入された状態でバルーンを膨らますことができ、カテーテルが膀胱及び尿道から外れないようにして、挿入された状態を長期間にわたって維持できるように構成されている。
ところで、男性は女性と比較して尿道が長いことや、前立腺肥大症による尿道の狭窄といった男性特有の病気があること等から、バルーンカテーテルを膀胱まで挿入する手技は男性に対して行うほうが難しい。
例えば、図7(b)に示すような前立腺肥大症等により尿道が狭窄を起こしていると、カテーテルの挿入時には狭窄部分で強い抵抗があるため、不慣れなものが男性導尿を行うと図6(b)に示すように先端部を膀胱内にうまく挿入できていないことがある。このような状態でバルーンが膨らまされると、尿道が傷つけられることになる。
このため、従来、男性導尿については医師が行うべき作業とされてきたが、近年の医師不足の問題に起因して男性導尿についても看護師の業務範囲となっている。しかし、現在指導者クラスの看護師は男性導尿を経験せずにきたこともあり、上述したような尿道損傷に関する報告が多数挙げられている。特に前立腺肥大症による尿道狭窄のある男性に対する導尿については、導尿の難度が高いこともあって尿道損傷の頻度が高くなっている。このため、男性導尿に関する訓練を行うことができる導尿カテーテル挿入用模型が求められつつある。
例えば導尿の訓練を行うための模型としては特許文献1に示されるようなものがある。
しかしながら、このものは概略直管上の模擬尿道に対してカテーテルを挿入し、模擬膀胱からカテーテルを介して水を外部へ排出することを経験するためのものであり、尿道狭窄に関する問題や、カテーテル挿入時の抵抗感等を再現することができていない。したがって、この模型で訓練を行ったとしても実際の臨床に即した訓練が行えておらず、上述したような尿道損傷を減らすことは難しい。
特開平11−15370号公報
本発明は上述したような問題を鑑みてなされたものであり、特に男性導尿において問題となる尿道狭窄を忠実に再現することができ、カテーテル挿入に関する十分な訓練効果を期待できる導尿カテーテル挿入用模型を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、人体の局部を模したものであり、導尿カテーテルを尿道に挿入する練習に用いられる導尿カテーテル挿入用模型であって、尿道口から膀胱に至るまでの尿道を模擬する模擬尿道と、前記模擬尿道の一部に狭窄部を形成し、その狭窄の程度が調節可能な狭窄部形成機構と、を備えたことを特徴とする。
このようなものであれば、前記狭窄部形成機構により様々な尿道の狭窄状態を再現できるので、各個人間の尿道の違いを疑似的に体験しながら導尿の訓練を行うことができる。
例えば、本発明の前記狭窄部形成機構によって尿道の狭窄がほとんどない状態と、尿道の狭窄がある状態とでの導尿カテーテルを挿入した時の抵抗感の違いを感じ分ける訓練を行うことができる。臨床の現場では、尿道が狭窄を起こしている場合には、フレンチサイズ(直径)の小さい導尿カテーテルを使用するのではなく、現在使っているものよりもフレンチサイズが大きく、腰の強い導尿カテーテルを使用すればよいことが知られている。したがって、抵抗感等により狭窄の有無やカテーテルが膀胱まで到達していないことを感じ分けられるようになれば、尿道の状態に応じたフレンチサイズの導尿カテーテルを選択して、適切な導尿が可能となる。
したがって、本発明の導尿カテーテル挿入用模型を用いれば、従来よりも臨床に即した訓練を行うことができ、尿道損傷の発生頻度を減らす効果が期待できる。
模擬尿道が完全に閉塞してしまうとカテーテルを全く通すことができなくなるので、ユーザからすると導尿カテーテル挿入用模型が不良品である、あるいは、人体を適切に模すことができておらず、導尿の訓練に役立っていないと思われてしまう。このような問題が発生するのを防ぎ、常に導尿の訓練に効果のある適度な尿道の狭窄状態を提供できるようにし、訓練効果を確かなものにするには、前記狭窄部形成機構によって前記模擬尿道が閉塞するのを防ぐ閉塞防止構造をさらに備えたものであればよい。なお、本明細書においては「閉塞する」とはカテーテルのフレンチサイズを変える等してもカテーテルを通すことができない程度に模擬尿道が塞がっている状態を言う。
簡単な構成でありながらも、前立腺肥大症による尿道の狭窄を模擬でき、しかもその狭窄の程度を調節しやすく、かつ、狭窄状態を作った場合に模擬尿道が完全に閉塞してしまうことも防げるようにするための具体的な構成例としては、前記模擬尿道の少なくとも一部が、人体の硬さを模したシリコン樹脂によりチューブ状に形成されており、前記狭窄部形成機構が、前記模擬尿道のチューブ状部分を半径方向に挟み込むクランプであり、前記閉塞防止構造が、前記模擬尿道の外側を覆うように設けられ、当該模擬尿道とともに前記クランプにより挟み込まれるように構成されたシリコンチューブであり、前記シリコンチューブが、前記模擬尿道を形成するシリコン樹脂よりも硬度が高いシリコン樹脂により形成されていることを特徴とするものが挙げられる。このようなものであれば、前記模擬尿道の外側を覆う前記シリコンチューブの方が硬いので、クランプによる締め付けが強すぎる場合でも前記シリコンチューブの内部にある前記模擬尿道は変形して逃げて押し潰されず閉塞状態になりにくい。
男性導尿特有のカテーテルの挿入時における難しさを臨床に近い形で実現するには、前記狭窄部形成機構が、前記模擬尿道において膀胱側であって前立腺が隣接する部位に相当する部分に狭窄部を形成するように構成されていればよい。
このように本発明の導尿カテーテル挿入用模型であれば、前記狭窄部形成機構によって模擬尿道に様々な程度の狭窄を自由に形成することができ、特に男性導尿におけるカテーテルの挿入の難しさや挿入時の抵抗感等を忠実に再現する事が可能となる。したがって、使用者は導尿の訓練時においても臨床に近い形での感覚を得ることができ、例えば尿道の太さや狭窄具合に応じて適切なフレンチサイズのカテーテルを選び、導尿を行えるようになる。このことから、臨床現場での尿道損傷の頻度を減らす効果が期待できる。
本発明の一実施形態に係る導尿カテーテル挿入用模型の使用状態を示す模式的斜視図。 同実施形態における導尿カテーテル挿入用模型を示す模式的斜視図。 同実施形態における導尿カテーテル挿入用模型の模式的断面図。 同実施形態における模擬尿道及び狭窄部形成機構を示す模式図。 同実施形態における閉塞防止構造の有無による違いを示す模式図。 バルーンカテーテルの不十分な挿入による尿道損傷事例について示す模式図。 前立腺肥大症による尿道の狭窄について示す模式図。
本発明の一実施形態に係る導尿カテーテル挿入用模型100について各図を参照しながら説明する。
本実施形態の導尿カテーテル挿入用模型100は、図1に示すように例えば看護師、看護学生、医師が臨床現場に立つ前に導尿の訓練を行うために用いられるものである。この導尿カテーテル挿入用模型100は、男性の局部の周辺を模したものであり、少なくとも性器部の周辺に関しては人体と同程度の硬度を有するシリコン樹脂で形成されており、自在に可動できるように構成してある。このため、図1に示すように模擬されている尿道の向きや曲がり具合等も自由に調節することができ、臨床の現場と同様に導尿カテーテルを挿入する際に挿入しやすい方向へ調節することもできるようにしてある。
図2及び図3に示すように、前記導尿カテーテル挿入用模型100は軟質のシリコン樹脂で形成された性器カセット1と、前記性器カセット1を保持し所定の姿勢及び位置で保つ、硬質の樹脂で形成された保持体2と、前記保持体2に保持されており、膀胱を模擬する模擬膀胱3と、を備えたものである。なお、前記性器カセット1は前記保持体2に対して着脱可能に構成してある。なお、図3においては後述するつまみ部44を外部へ露出させていない状態を示してある。
前記性器カセット1は、図2及び図3に示すように股間の周囲や***等を模擬する外表面部11と、図4(a)に示すような亀頭部分や尿道口から膀胱に至るまでの尿道を模擬する模擬尿道12と、前記模擬尿道12に狭窄部分を形成する狭窄部形成機構4と、前記狭窄部形成機構4により前記模擬尿道12が閉塞する事を防ぐ閉塞防止構造5とから構成してある。また、図4(a)に示すように前記外表面部11に対して前記模擬尿道12は着脱可能に構成してある。
次に導尿の訓練に関連する各部位について詳述する。
前記模擬尿道12は、図4(a)に示すように男性の尿道の長さや太さを忠実に模擬するものであって人体と同程度の硬さや滑り具合を有するシリコン樹脂により形成されたものである。この模擬尿道12は亀頭部分以外についてはチューブ状に形成してあり、チューブ状部分の一端は前記模擬膀胱3に接続される。この模擬尿道12は自在に曲げることができるので、前記外表面部11及び前記模擬膀胱3に対して取り付けられた状態では、実際の男性の尿道形状や曲がり具合を模擬することができる。
前記狭窄部形成機構4は、図4(b)に示すように前記模擬尿道12のチューブ状の部分に取り付けられるものであり、チューブ状の部分を半径方向に挟み込むことによって前記模擬尿道12に狭窄部分を形成するものである。また、前記狭窄部形成機構4の取り付け位置は、前立腺の尿道に対する位置に相当するようにしてある。すなわち、この狭窄部形成機構4によって図7に示すような実際の人体において2つの前立腺が肥大して尿道が挟み込まれることによって狭窄する状態を忠実に再現できるようにしてある。また、この狭窄部形成機構4は、狭窄の程度を自由に調節できるようにするために、挟み込み量を調節できるクランプ4として構成してある。このクランプ4は、図4に示すように送りねじ43により進退可能に構成された押し当て板42と、前記模擬尿道12が押し当てられる受け部材41と、前記送りねじ43の突出量を手動で調節するためのつまみ部44とから構成してある。前記つまみ部44は図1及び図2等に示すように人体の会陰に相当する部分から外部へと露出するように取り付け可能に構成してある。したがって、前記模擬尿道12及び前記狭窄部形成機構4を前記外表面部11から取り外すことなく、組み付けられた状態のまま自由に模擬尿道12における狭窄の程度を調節することができる。
前記閉塞防止構造5は、前記狭窄部形成機構4が前記模擬尿道12を挟みこんでいく際に前記模擬尿道12が押し潰されて内部が閉塞してしまうことを防ぐものである。本実施形態では図4に示すように前記模擬尿道12におけるチューブ状部分の外側を覆うように設けられたシリコンチューブ5である。このシリコンチューブ5は前記模擬尿道12を形成するシリコン樹脂の配合比を変化させて当該模擬尿道12よりも硬くなるように形成してある。そして、図4(b)及び図5(a)に示すようにこの閉塞防止構造5は前記模擬尿道12のチューブ状の部分とともに前記狭窄部形成機構4により同時に挟みこまれるようにしてある。なお、本実施形態では、前記シリコンチューブ5の内径は、前記模擬尿道12のチューブ状部分の外径よりも若干大きく設定してあり、前記模擬尿道12の曲げやすさを確保するとともに前記閉塞防止構造5としての機能を実現できるようにしてある。
ここで、「前記模擬尿道12が押し潰されて内部が閉塞してしまうことを防ぐ」とは、前記閉塞防止構造5がなく、前記模擬尿道12のみだった場合と比較して少なくとも前記模擬尿道12が閉塞しにくくなることを指し、如何なる場合でも前記模擬尿道12が閉塞しないことを指すものではない。本実施形態でいえば、前記閉塞防止構造5があれば前記模擬尿道12が完全に閉塞する前記模前記つまみ部44の操作量がより大きくなる。
このような閉塞防止構造5の有無による閉塞状態の違いについて図5を参照しながら説明する。
図5(a)に示すように前記模擬尿道12の外側に前記シリコンチューブ5が設けてある場合には前記狭窄部形成機構4の挟み込む強さを大きくしていっても、前記シリコンチューブ5が前記模擬尿道12よりも硬いため、前記模擬尿道12は押し潰されないようにすることができる。より具体的には外側にある前記シリコンチューブ5が変形しても所定の硬さがあるためにその内部には隙間を残すことができ、この隙間に対して前記模擬尿道12はその柔らかさにより挟み込まれても一部が逃げることができるので、図5(a)に示すように前記模擬尿道12の内部が完全に閉塞する事は防がれる。また、前記シリコンチューブ5の硬さ及び厚みによって前記つまみ部44を回し続けることは途中から非常に困難になるので、前記クランプ4の挟みこむ隙間が小さくなりすぎることも防がれる。
なお、前記シリコンチューブ5を設けずに前記模擬尿道12のみを前記クランプ4で挟みこんだ状態でつまみ部44を回し過ぎる等すると図5(b)に示すように完全に閉塞してしまうことがある。
これらのことから本実施形態の導尿カテーテル挿入用模型100によれば、前記シリコンチューブ5によって導尿の訓練に適した適度な狭窄状態を常に提供できることが分かる。
また、前記狭窄部形成機構4によって様々な狭窄の程度を作ることができるので、個人間の尿道の違いを模擬したり、訓練を受ける者に対して狭窄の有無によるカテーテル挿入時の抵抗感の違いを感じさせたりすることができる。これらのことから狭窄によってカテーテルが膀胱まで到達していない状態でのカテーテル挿入感覚等を訓練を受けた人は会得することができ、カテーテルのフレンチサイズを変更するといった対策を取れるようになり、適切な男性導尿を行えるようになる。また、狭窄の調整は図1及び図2等に示されるように会陰の部分に露出させてあるつまみ部44を回せばよいので、調整の度に前記模擬尿道12や前記狭窄部形成機構4を取り外したりする必要がなく、組み立てられた状態まま使用することができる。このため狭窄状態の調整作業も非常に行いやすい。
さらに、本実施形態の導尿カテーテル挿入用模型100では、前記模擬尿道12が完全に閉塞することはないので、常にカテーテルが模擬膀胱3まで挿入できることを保障することも可能となる。したがって、導尿の訓練を受けているものがカテーテルを模擬膀胱3まで挿入できないのは、模型が人体とは異なっているからであるといった言い訳がしにくく、導尿の訓練を真剣に取り組ませやすい。
以上のように本実施形態の導尿カテーテル挿入用模型100によれば、臨床に近い状態を忠実に再現でき、しかも、常にカテーテルを模擬膀胱3まで挿入できる状態を保てるので、非常に高い訓練効果が期待できる。そして、臨床におけるバルーンカテーテルの挿入の失敗による尿道損傷の頻度を減らすことも期待できる。
その他の実施形態について説明する。
前記実施形態では、前記導尿カテーテル挿入用模型100は男性型のものであったが女性型のものとして本発明を構成しても構わない。女性型の導尿カテーテル挿入用模型100においても尿道に狭窄が発生している場合を模擬し、導尿の訓練が行えるようにしてもよい。なお、前記実施形態で模擬尿道12に挿入される導尿カテーテルは、使い捨てのものであってもよいし、バルーンカテーテルであってもよい。要するに導尿に用いられるカテーテルであればよい。
前記狭窄部形成機構4は、前記実施形態のクランプ4に限られるものではない。例えば、前記模擬尿道12を紐や糸、ワイヤー等により絞れるようにしておき、その絞り量を可変としたものとして前記狭窄部形成機構4を構成してもよい。要するに、前記模擬尿道12に狭窄部分を形成して、しかも、その狭窄の程度を調節できるものであればよい。また、前期狭窄部形成機構4の取り付け方としては、必ずしもつまみ部44が外側へ露出しなくてもよく、取り付けやすさや模擬尿道12の曲がり具合などを考慮して適宜取り付け方法や取り付け向きを調節設定してもかまわない。
前記閉塞防止構造5についても前記シリコンチューブ5に限られるものではない。例えば、前記閉塞防止構造5が、前記クランプ4の挟み込み量に制限を設けるリミッターであってもよいし、前記狭窄部形成機構4により前記模擬尿道12において狭窄が作られる部分の材質を他の部分よりも硬度の高いものにしても構わない。また、前記実施形態では、前記シリコンチューブ5の内径は、前記模擬尿道12の外径よりも大きく設定していたが、前記シリコンチューブ5の内径と前記模擬尿道12の外径を略同じ寸法として、密接して嵌合するようにしてもよい。このようにすれば、前記シリコンチューブ5の厚みを確保して、よりつぶれにくくして前記模擬尿道12をさらに閉塞しにくくすることができる。
その他、本発明の趣旨に反しない限りにおいて様々な変形や実施形態の組み合わせを行っても構わない。
100・・・導尿カテーテル挿入用模型
1 ・・・性器カセット
11 ・・・外表面部
12 ・・・模擬尿道
2 ・・・保持体
3 ・・・模擬膀胱
4 ・・・狭窄部形成機構(クランプ)
41 ・・・受け部材
42 ・・・押し当て板
43 ・・・送りねじ
44 ・・・つまみ部
5 ・・・閉塞防止構造

Claims (4)

  1. 人体の局部を模したものであり、導尿カテーテルを尿道に挿入する練習に用いられる導尿カテーテル挿入用模型であって、
    尿道口から膀胱に至るまでの尿道を模擬する模擬尿道と、
    前記模擬尿道の一部に狭窄部を形成し、その狭窄の程度が調節可能な狭窄部形成機構と、を備えたことを特徴とする導尿カテーテル挿入用模型。
  2. 前記狭窄部形成機構によって前記模擬尿道が閉塞するのを防ぐ閉塞防止構造をさらに備えた請求項1記載の導尿カテーテル挿入用模型。
  3. 前記模擬尿道の少なくとも一部が、人体の硬さを模したシリコン樹脂によりチューブ状に形成されており、
    前記狭窄部形成機構が、前記模擬尿道のチューブ状部分を半径方向に挟み込むクランプであり、
    前記閉塞防止構造が、前記模擬尿道の外側を覆うように設けられ、当該模擬尿道とともに前記クランプにより挟み込まれるように構成されたシリコンチューブであり、
    前記シリコンチューブが、前記模擬尿道を形成するシリコン樹脂よりも硬度が高いシリコン樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1叉は2記載の導尿カテーテル挿入用模型。
  4. 前記狭窄部形成機構が、前記模擬尿道において膀胱側であって前立腺が隣接する部位に相当する部分に狭窄部を形成するように構成されている請求項1乃至3いずれかに記載の導尿カテーテル挿入用模型。
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