JP2015190328A - ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式 - Google Patents

ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式 Download PDF

Info

Publication number
JP2015190328A
JP2015190328A JP2014065973A JP2014065973A JP2015190328A JP 2015190328 A JP2015190328 A JP 2015190328A JP 2014065973 A JP2014065973 A JP 2014065973A JP 2014065973 A JP2014065973 A JP 2014065973A JP 2015190328 A JP2015190328 A JP 2015190328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas fuel
gas
fuel
fuel injection
injection valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014065973A
Other languages
English (en)
Inventor
正樹 大津
Masaki Otsu
正樹 大津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP2014065973A priority Critical patent/JP2015190328A/ja
Publication of JP2015190328A publication Critical patent/JP2015190328A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】ガス燃料を現行以上の高圧で噴射することなく熱効率を向上させることができると共に、NOxの発生を抑制することができ、以って環境保全とコスト削減を図ることができるようにする。【解決手段】ガス燃料をシリンダ1内に高圧で噴射する主ガス燃料噴射弁5及びディーゼル燃料をシリンダ内にパイロット噴射するパイロット燃料噴射弁6と、高圧ガス燃料を主ガス燃料噴射弁へ供給する主ガス燃料供給装置8と、さらにガス燃料をシリンダ内に噴射する副ガス燃料噴射弁7と、ガス燃料を副ガス燃料噴射弁へ供給する副ガス燃料供給装置10とを備え、副ガス燃料噴射弁は、パイロット燃料噴射弁からディーゼル燃料がパイロット噴射される前に燃焼に必要とされるガス燃料の一部を副ガス燃料供給装置から供給されてシリンダ内にプレ噴射し、主ガス燃料噴射弁は、パイロット噴射後にガス燃料の残部をシリンダ内に高圧で噴射する。【選択図】図1

Description

本発明は、天然ガス等のガス燃料を主燃料とするガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式に関する。
近年、環境保全の観点からクリーンなエネルギ源が求められている。この観点から、天然ガス等のガス燃料をその主燃料とし、着火のためのパイロット燃料噴射後にシリンダ内へ高圧のガス燃料を噴射するガスインジェクションエンジンの普及が期待されている。そして、ガスインジェクションエンジンにおいては、その燃料の特性等から、熱効率を向上させるために、この高圧のガス燃料を短期間にシリンダ内に噴射する必要がある。
なお、自己着火によるノッキングの問題が発生しているのは、着火のためのパイロット噴射前にガス燃料を予混合して燃焼させるオットーサイクルの予混合方式のガスエンジンであり(例えば、特許文献1参照)、このガスエンジンの高負荷時、あるいは燃料噴射量が多い場合に特にノッキングが発生しやすい。この一方、ディーゼルサイクルとなる上述のガスインジェクションエンジンについては、ノッキングの問題は発生していない。この点からも、ガスインジェクションエンジンの普及が期待されている。
他方、ガスインジェクションエンジンと基本的に同じ構造を有し、ディーゼル燃料を主燃料とするディーゼルエンジンにおいては、このディーゼル燃料を多段階に分けて噴射する多段階噴射が行われる場合がある(例えば、特許文献2参照)。しかし、これはあくまでもパイロット噴射後に前噴射、主噴射、後噴射等々、パイロット噴射後のディーゼル燃料の噴射を数回に分けて行なうものであり、上述のように、高圧のガス燃料を短期間にシリンダ内に噴射する必要があるガスインジェクションエンジンに適した噴射方式ではない。
特開平11−324805号公報 特表2002−066813号公報
このように、近年、環境保全の観点からクリーンなエネルギ源が求められている。このため、天然ガス等のガス燃料を主燃料とするガスインジェクションエンジンの普及が期待されている。このため、ガスインジェクションエンジンについても、使用するガス燃料の量を少しでも減少させてコスト削減を図ると共に、排気ガス量を減少させて環境保全に貢献できるように、さらなる熱効率の改善が求められている。
また、ガスインジェクションエンジンにおいて熱効率を改善する方法として、ガス燃料をより高圧で噴射することが有効とされているが、高圧ガスに対する安全性確保の観点から、一段レベルの高い安全対策が必要になると共に、高圧化するために必要な動力エネルギの増加を招くという問題がある。
さらに、従来のガスインジェクションエンジンは、基本的にディーゼルエンジンと同じ熱サイクルで燃焼を行うことから、NOx の発生が比較的多いという問題もある。このため、環境保全の観点から、NOx の発生をさらに抑制することも必要である。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、ガス燃料を現行以上の高圧で噴射することなく熱効率を向上させることができると共に、NOx の発生を抑制することができ、以って環境保全とコスト削減を図ることができる、ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明が採用する手段は、ガス燃料を主燃料とするガスインジェクションエンジンのシリンダヘッドに配設されてガス燃料をシリンダ内に高圧で噴射する主ガス燃料噴射弁及びこの主ガス燃料噴射弁からのガス燃料の噴射前にディーゼル燃料をシリンダ内にパイロット噴射するパイロット燃料噴射弁と、高圧ガス燃料を主ガス燃料噴射弁へ供給する主ガス燃料供給装置とを備えたガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式において、ガス燃料をガスインジェクションエンジンのシリンダ内に噴射する副ガス燃料噴射弁と、ガス燃料を副ガス燃料噴射弁へ供給する副ガス燃料供給装置とをさらに備え、副ガス燃料噴射弁は、パイロット燃料噴射弁からディーゼル燃料がパイロット噴射される前に燃焼に必要とされるガス燃料の一部を副ガス燃料供給装置から供給されてシリンダ内にプレ噴射し、主ガス燃料噴射弁は、パイロット燃料噴射弁からディーゼル燃料がパイロット噴射された後に上記の燃焼に必要とされるガス燃料の残部を主ガス燃料供給装置から供給されてシリンダ内に高圧で噴射することにある。
本発明のガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式は、従来の高圧ガスを噴射する主ガス燃料噴射弁、及びこのディーゼル燃料を噴射するパイロット燃料噴射弁のほか、ガス燃料をガスインジェクションエンジンのシリンダ内に噴射するための副ガス燃料噴射弁と、ガス燃料をこの副ガス燃料噴射弁へ供給する副ガス燃料供給装置とをさらに備え、この副ガス燃料噴射弁は、パイロット燃料噴射弁からディーゼル燃料がパイロット噴射される前に、燃焼に必要とされるガス燃料の一部を副ガス燃料供給装置から供給されてシリンダ内にプレ噴射し、主ガス燃料噴射弁は、パイロット噴射後に上記の燃焼に必要とされるガス燃料の残部をシリンダ内に高圧で噴射する。
このパイロット燃料噴射前に副ガス燃料噴射弁から噴射されるガス燃料は、パイロット噴射されるディーゼル燃料の燃焼により着火して燃焼する。これにより、主ガス燃料噴射弁からガス燃料が噴射される前のシリンダ内のガス温度が、従来のガスインジェクションエンジンよりも上昇する。このため、燃焼初期の熱発生を理想的なものに近づけることができ、さらなるガス燃料の高圧化等を行なうことなく、ガス燃料の燃焼による熱効率を向上させることができる。これにより、エンジン全体としての熱効率を大幅に向上させることができる。
また、このようにガス燃料の一部をパイロット噴射前に噴射してパイロット噴射により着火するようにすれば、その燃焼はいわゆるリーンバーン燃焼となり、これによりNOx の発生を確実に減少させることができる。
上記ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式において、副ガス燃料噴射弁は、シリンダの側部に配設されて低圧のガス燃料をシリンダ内に噴射することが望ましい。
このように、副ガス燃料噴射弁をシリンダの側部に配設して、副ガス燃料噴射弁から低圧のガス燃料をシリンダ内に噴射させることにより、プレ噴射として必要かつ十分な燃焼が得られると共に、高圧ガスとして取り扱わなければならないガス燃料の量を確実に減少させることができ、安全性が高められる。また、ガス燃料を高圧化するために必要な動力エネルギを抑制させることができ、コスト削減を図ることができる。
上記ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式において、副ガス燃料噴射弁は、(5〜15)barの低圧でガス燃料をシリンダ内にプレ噴射することが望ましい。
このように、副ガス燃料噴射弁から(5〜15)barの低圧でガス燃料をシリンダ内にプレ噴射することにより、パイロット燃料噴射による着火、及びその後のガス温度上昇を理想的なものとすることができる。
上記ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式において、副ガス燃料噴射弁は、ガス燃料をクランク角で下死点後の(80〜120)°の範囲内の所定時期にシリンダ内にプレ噴射することが望ましい。
このように、プレ噴射が低圧噴射の場合には、ガス燃料をシリンダ内に副ガス燃料噴射弁からクランク角で下死点後の(80〜120)°の範囲内の所定時期にプレ噴射させることにより、パイロット燃料噴射による着火、及びその後のガス温度上昇を理想的なものとすることができる。
上記ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式において、副ガス燃料噴射弁は、シリンダヘッドに配設されて主ガス燃料をシリンダ内に高圧で噴射する主ガス燃料噴射弁からなり、副ガス燃料供給装置は、主ガス燃料噴射弁へ高圧ガス燃料を供給する主ガス燃料供給装置からなることが望ましい。
パイロット燃料噴射前に副ガス燃料噴射弁から噴射されるガス燃料は、必ずしも低圧とする必要はなく、主ガス燃料噴射弁からの高圧噴射によっても燃焼初期の熱発生を理想的なものに近づけることができる。このように、主ガス燃料噴射弁からの高圧のガス燃料噴射をパイロット燃料噴射の前後に行うことにより、ガス燃料のさらなる高圧化を行なうことなく熱効率を向上させることができ、エンジン全体としての熱効率を大幅に向上させることができる。
特に、副ガス燃料噴射弁を、シリンダヘッドに設けられて主ガス燃料をシリンダ内に高圧で噴射する主ガス燃料噴射弁とすることにより、プレ噴射のためのガス燃料噴射弁、及びこのガス燃料噴射弁へガス燃料を供給するためのガス燃料供給機構を別途設ける必要がなくなり、コスト増を回避することができる。
上記ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式において、副ガス燃料噴射弁は、ガス燃料を(200〜300)barの高圧でシリンダ内にプレ噴射することが望ましい。
このように、副ガス燃料噴射弁から(200〜300)barの高圧でガス燃料をシリンダ内にプレ噴射することにより、パイロット燃料噴射による着火、及びその後のガス温度上昇を理想的なものとすることができる。
上記ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式において、副ガス燃料噴射弁は、ガス燃料をシリンダ内にクランク角で下死点後の(120〜160)°の範囲内の所定時期にプレ噴射することが望ましい。
このように、プレ噴射が高圧噴射の場合には、副ガス燃料噴射弁からガス燃料をクランク角で下死点後の(120〜160)°の範囲内の所定時期にシリンダ内にプレ噴射することにより、パイロット燃料噴射による着火、及びその後のガス温度上昇を理想的なものとすることができる。
上記ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式において、副ガス燃料噴射弁は、ガスインジェクションエンジンの低負荷時に燃焼に必要なガス燃料の質量割合で50%以上の量のガス燃料をシリンダ内にプレ噴射することが望ましい。
従来の予混合のガスエンジンは、低負荷領域では、ガス噴射に伴うノッキングの発生が少ないという特性がある。したがって、低負荷時には比較的多量のガス燃料をプレ噴射してもノッキング発生の可能性が低く、特に燃焼に必要なガス燃料の質量割合で50%以上の量のガス燃料をシリンダ内にプレ噴射させることにより、パイロット燃料噴射による着火、及びその後のガス温度上昇をより理想的なものとすることができる。
上記ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式において、副ガス燃料噴射弁は、ガスインジェクションエンジンの高負荷時に燃焼に必要なガス燃料の質量割合で50%以下の量のガス燃料をシリンダ内にプレ噴射することが望ましい。
従来の予混合のガスエンジンは、高負荷領域ではガス噴射に伴うノッキング発生の可能性が高くなることが知られている。したがって、高負荷時にはガス燃料のプレ噴射量を一定範囲内に抑える必要があり、特に燃焼に必要なガス燃料の質量割合で50%以下の量のガス燃料をシリンダ内にプレ噴射させることにより、ノッキングの発生を防止しつつ、パイロット燃料噴射による着火、及びその後のガス温度上昇を理想的なものとすることができる。
上記ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式において、副ガス燃料供給装置は、副ガス燃料噴射弁からガス燃料を所定時間を超えて噴射させないようにするインターロック機構を備えていることが望ましい。
このように、副ガス燃料供給装置は、副ガス燃料噴射弁からガス燃料を所定時間を超えて噴射させないようにするインターロック機構を備えているから、異常発生時の副ガス燃料噴射弁からのガス燃料の連続噴射が確実に防止され、安全性が高められる。
本発明のガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式は、ガス燃料を主燃料とするガスインジェクションエンジンのシリンダヘッドに配設されてガス燃料をシリンダ内に高圧で噴射する主ガス燃料噴射弁及びこの主ガス燃料噴射弁からのガス燃料の噴射前にディーゼル燃料をシリンダ内にパイロット噴射するパイロット燃料噴射弁と、高圧ガス燃料を主ガス燃料噴射弁へ供給する主ガス燃料供給装置とを備えたガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式において、ガス燃料をガスインジェクションエンジンのシリンダ内に噴射する副ガス燃料噴射弁と、ガス燃料を副ガス燃料噴射弁へ供給する副ガス燃料供給装置とをさらに備え、副ガス燃料噴射弁は、パイロット燃料噴射弁からディーゼル燃料がパイロット噴射される前に燃焼に必要とされるガス燃料の一部を副ガス燃料供給装置から供給されてシリンダ内にプレ噴射し、主ガス燃料噴射弁は、パイロット燃料噴射弁からディーゼル燃料がパイロット噴射された後に燃焼に必要とされるガス燃料の残部を主ガス燃料供給装置から供給されてシリンダ内に高圧で噴射する。
したがって、ガスインジェクションエンジンにおいて、ガス燃料を現行以上の高圧で噴射することなく熱効率を向上させることができると共に、NOx の発生を抑制することができ、以って環境保全とコスト削減を図ることができる、という優れた効果を奏する。
本発明のガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式の、第1の発明を実施するための形態を示す簡略図である。 図1のガスインジェクションエンジンの副ガス燃料噴射弁と副ガス燃料供給装置とを示すシステム図である。 図1のガスインジェクションエンジンのプレ噴射とパイロット噴射とパイロット噴射後のガス燃料噴射との関係を示す図である。 図2の副ガス燃料供給装置のインターロック機構を説明する図である。 本発明のガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式の、第2の発明を実施するための形態を示す簡略図である。 図5のガスインジェクションエンジンの副ガス燃料噴射弁と副ガス燃料供給装置とを示すシステム図である。 図5のガスインジェクションエンジンのプレ噴射とパイロット噴射とパイロット噴射後の燃料噴射との関係を示す図である。 図6の副ガス燃料供給装置のインターロック機構を説明する図である。
本発明のガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式の、第1の発明を実施するための形態を、図1ないし図4を参照して詳細に説明する。この第1の発明の実施の形態は、プレ噴射を、図1に示す低圧ガス燃料噴射弁7から低圧で行なう場合である。
図1は、一例としての天然ガス等のガス燃料を主燃料とするガスインジェクションエンジンを示す。符号1はガスインジェクションエンジンのシリンダ、2はシリンダヘッド、3はシリンダライナ、4はシリンダライナ1内を上下に摺動するピストン、9はシリンダヘッド2に設けられてシリンダ1内の燃焼ガスを図示しない排気レシーバに排気する排気弁である。シリンダ1は、シリンダヘッド2とシリンダライナ3により形成される内円柱状空間である。
シリンダヘッド2に、ガス燃料をシリンダ1内に高圧で噴射する高圧ガス燃料噴射弁(主ガス燃料噴射弁)5、高圧ガス燃料噴射弁5からガス燃料を噴射する前にディーゼル燃料をシンリダ1内にパイロット噴射するパイロット燃料噴射弁6が、それぞれ配設される。
高圧ガス燃料噴射弁5には、高圧ガス燃料供給装置(主ガス燃料供給装置)8から、例えば(200〜300)barの高圧のガス燃料が供給される。低圧のガス燃料をシリンダ1内に噴射するための低圧ガス燃料噴射弁(副ガス燃料噴射弁)7が、シリンダライナ3の側部に配設される。低圧ガス燃料噴射弁7に対しては、後述するように、低圧のガス燃料が低圧ガス燃料供給装置(副ガス燃料供給装置)10から供給される。
図2に示すように、低圧ガス燃料供給装置10は、例えば次のような構成を有し、異常発生時に低圧ガス燃料噴射弁7へのガス燃料の供給を別系統で遮断し、強制的にガス燃料の噴射を停止させることができるインターロック機構を有する。低圧のガス燃料が、図示しないガス燃料の供給源から油圧作動式のガス燃料の開閉弁12を介して、低圧ガス燃料噴射弁7へ供給される。
油圧ポンプ13から供給される油圧は、電磁作動式の開閉弁14を介して上記ガス燃料の開閉弁12へ供給されて、この開閉弁12を開閉させる。これと共に、開閉弁14を通った油圧は、電磁作動式の開閉弁15を介して低圧ガス燃料噴射弁7へ供給され、この油圧により低圧ガス燃料噴射弁7は開弁することができる。
2つの電磁作動式の開閉弁14,15は、ガスインジェクションエンジンのエンジンコントローラ16により、その開閉が電気的に制御される。インターロック機構は、エンジンコントローラ16、電磁作動式の油圧開閉弁14,油圧作動式のガス燃料の開閉弁12により構成される。
通常運転時は、エンジンコントローラ16が油圧の開閉弁14を開弁させることにより、ガス燃料の開閉弁12が開弁して、ガス燃料が低圧ガス燃料噴射弁7へ供給される。これと共に、エンジンコントローラ16が油圧の開閉弁15を開弁させることにより、油圧が2つの開閉弁14、15を通って低圧ガス燃料噴射弁7へ供給され、低圧ガス燃料噴射弁7を開弁させる。
これにより、低圧ガス燃料噴射弁7は、図示しないガス燃料の供給源から供給された低圧のガス燃料を噴射することができる。また、エンジンコントローラ16が油圧の開閉弁15を閉弁させることにより、低圧ガス燃料噴射弁7は閉弁して、低圧のガス燃料の噴射を停止する。
次に、本ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式の作動について説明する。図3に示すように、例えば上死点のクランク角180°近辺において、ディーゼル燃料がパイロット燃料噴射弁6からシリンダ1内にパイロット噴射される。また、例えばパイロット燃料噴射終了直後からの一定のクランク角の範囲内で、例えば(200〜300)barの高圧のガス燃料が高圧ガス燃料噴射弁5からシリンダ1内に噴射される。
一方、エンジンコントローラ16は、ガス燃料を低圧ガス燃料噴射弁7から、例えばクランク角で下死点後の(80〜120)°の範囲内の所定時期であって、かつ、上記パイロット燃料噴射前に、シリンダ1内にプレ噴射する。低圧ガス燃料噴射弁7からのプレ噴射は、例えば(5〜15)barの低圧で行われる。
また、エンジンコントローラ16は、ガスインジェクションエンジンの低負荷時、例えば負荷が60%以下の場合には、燃焼に必要なガス燃料の質量割合で50%以上、例えば50〜95%又は50〜100%の量のガス燃料をシリンダ1内にプレ噴射する。
これは、低負荷領域ではプレ噴射に伴うノッキング発生の可能性が低いため、低負荷時には比較的多量のガス燃料をプレ噴射させることができるからである。これにより、パイロット燃料噴射による着火、及びその後のガス温度上昇を理想的なものとすることができる。
一方、エンジンコントローラ16は、ガスインジェクションエンジンの高負荷時、例えば負荷が60%を超える場合には、燃焼に必要なガス燃料の質量割合で50%以下、例えば10〜50%の量のガス燃料をシリンダ1内にプレ噴射する。
これは、高負荷領域で多量のガス燃料をプレ噴射した場合、このプレ噴射に伴うノッキング発生の可能性が考えられるため、高負荷時にはガス燃料のプレ噴射量を一定範囲内に抑える必要があるからである。これにより、ノッキングの発生を防止しつつ、パイロット燃料噴射による着火、及びその後のガス温度上昇を理想的なものとすることができる。
したがって、パイロット噴射後に高圧ガス燃料噴射弁5から噴射される高圧のガス燃料は、燃焼に必要なガス燃料の量から、上記プレ噴射されたガス燃料の量を差し引いた残部となり、その残部がパイロット燃料噴射後にシリンダ1内に、例えば(200〜300)barの高圧で噴射される。
このとき、エンジンコントローラ16は、通常運転時には、図3の電磁式の油圧開閉弁14を開弁させる。開閉弁14が開弁すると、油圧によりガス燃料の開閉弁12を開弁させ、低圧のガス燃料が低圧ガス燃料噴射弁7へ供給されている。
クランク角で下死点後の例えば(80〜120)°の範囲内の所定時期になると、エンジンコントローラ16は、図2の油圧開閉弁15を開弁させ、低圧ガス燃料噴射弁7の開閉部に油圧をかける。これにより、低圧ガス燃料噴射弁7が開弁して低圧のガス燃料がシリンダ1内に噴射される。
図3に示すように、噴射時間が経過すると、エンジンコントローラ16は、油圧開閉弁15を閉弁させ、低圧ガス燃料噴射弁7の開閉部を閉じる。これにより、低圧ガス燃料噴射弁7からのガス燃料のプレ噴射は終了する。
このパイロット燃料噴射前に低圧ガス燃料噴射弁7から噴射されたガス燃料は、パイロット噴射されるディーゼル燃料の燃焼により着火して燃焼する。これにより、高圧ガス燃料噴射前のシリンダ内のガス温度が、従来のガスインジェクションエンジンよりも上昇する。
このため、燃焼初期の熱発生を理想的なものに近づけることができ、その後に行われる高圧ガス燃料の燃焼による熱効率を向上させることができる。これにより、エンジン全体のガス燃料の燃焼による熱効率が大幅に向上する。また、ガス燃料の一部をパイロット噴射前に噴射し、それをパイロット噴射により着火するようにしたから、その燃焼はいわゆるリーンバーン燃焼となり、これによりNOx の発生を確実に減少させることができる。
また、熱効率向上のために、ガス燃料をより高圧で噴射する必要もなくなる。さらに、この低圧ガス燃料のプレ噴射により、パイロット噴射後に高圧ガス燃料噴射弁5から噴射される高圧のガス燃料の量は、従来のガスインジェクションエンジンよりも減少する。したがって、高圧ガスとして取り扱わなければならないガス燃料の量を減らすことができ、安全性が高められると共に、ガス燃料を高圧化するために必要な動力エネルギを抑制することができる。これらにより、環境保全とコスト削減を図ることができる。
特に、低圧ガス燃料噴射弁7は、ガス燃料を(5〜15)barの低圧で、かつ、クランク角で下死点後の(80〜120)°の範囲内の所定時期にシリンダ1内にプレ噴射する。したがって、パイロット燃料噴射による着火、及びその後のガス温度上昇を理想的なものとすることができる。
一方、エンジンコントローラ16は、低圧のガス燃料であっても、安全面から異常発生時に低圧ガス燃料噴射弁7から燃料が一定時間を超えて連続噴射されないように、インターロック機構として、図4に示すようなウインドウリミッタ17を備えており、何らかの理由により、このウインドウリミッタ17を超えて低圧ガス燃料噴射弁7からのガス噴射が継続している、あるいは継続することが予測される場合には、電磁式油圧開閉弁14を閉弁させて、ガス燃料の開閉弁12を閉弁させる。
これにより、低圧ガス燃料噴射弁7へのガス燃料の供給は停止される。これと共に、開閉弁14の閉弁によって低圧ガス燃料噴射弁7への油圧の供給も停止され、低圧ガス燃料噴射弁7の開閉部が閉となり、ガス噴射ができない状態となる。これにより、異常発生時の安全性が確保される。
次に、本発明のガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式の、第2の発明を実施するための形態を、図5ないし図8を参照して詳細に説明する。この第2の発明の実施の形態は、プレ噴射を、図5に示す高圧ガス燃料噴射弁18から高圧で行なう場合である。
図5は、天然ガス等のガス燃料を主燃料とするガスインジェクションエンジンを示す。シリンダ1、シリンダヘッド2、シリンダライナ3、ピストン4、排気弁9は、上述の第1の発明を実施するための形態と同様である。
シリンダヘッド2に、ガス燃料をシリンダ内に高圧で噴射する高圧ガス燃料噴射弁(主ガス燃料噴射弁、副ガス燃料噴射弁)18、高圧ガス燃料噴射弁18からガス燃料を噴射する前にディーゼル燃料をシリンダ1内にパイロット噴射するパイロット燃料噴射弁6が配設される。
図6に示すように、高圧ガス燃料噴射弁へ高圧ガス燃料を供給する高圧ガス燃料供給装置(主ガス燃料供給装置、副ガス燃料供給装置)20は、例えば次のような構成を有し、異常発生時に高圧ガス燃料噴射弁18へのガス燃料の供給を別系統で遮断し、強制的にガス燃料の噴射を停止させることができるインターロック機構を有する。
図示しないガス燃料の供給源からアキュムレータ21、油圧作動式のガス燃料の開閉弁22を介して、高圧のガス燃料が高圧ガス燃料噴射弁18へ供給される。油圧ポンプ23から供給される油圧は、電磁作動式の開閉弁24を介して上記ガス燃料の開閉弁22へ供給され、この開閉弁22を開閉させる。
これと共に、開閉弁24を通った油圧は、電磁作動式の開閉弁25を介して高圧ガス燃料噴射弁18へ供給され、この油圧の供給により高圧ガス燃料噴射弁18は開弁することができる。
2つの電磁作動式の開閉弁24,25は、ガスインジェクションエンジンのエンジンコントローラ26により、その開閉が電気的に制御される。インターロック機構は、エンジンコントローラ26、電磁作動式の油圧開閉弁24,油圧作動式のガス燃料の開閉弁22により構成される。
次に、本ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式の作動について説明する。図7に示すように、例えば上死点のクランク角180°近辺において、ディーゼル燃料がパイロット燃料噴射弁6からシリンダ1内にパイロット噴射される。また、パイロット燃料噴射終了直後からの一定のクランク角範囲で、例えば(200〜300)barの高圧のガス燃料が、高圧ガス燃料噴射弁18からシリンダ1内に噴射される。
一方、エンジンコントローラ26は、ガス燃料を高圧ガス燃料噴射弁18から、クランク角で下死点後の(120〜160)°の範囲内の所定時期であって、かつ、パイロット燃料噴射弁6からのパイロット燃料噴射前に、シリンダ1内にプレ噴射する。高圧ガス燃料噴射弁7からのプレ噴射は、例えば(200〜300)barの高圧で行われる。
また、エンジンコントローラ16は、ガスインジェクションエンジンの低負荷時、例えば負荷が60%以下の場合には、燃焼に必要なガス燃料の質量割合で50%以上、例えば50〜95%又は50〜100%の範囲の量のガス燃料を、シリンダ1内にプレ噴射する。
これは、低負荷領域ではプレ噴射に伴うノッキング発生の可能性が低いため、低負荷時には比較的多量のガス燃料をプレ噴射させることができるからである。これにより、パイロット燃料噴射による着火、及びその後のガス温度上昇を理想的なものとすることができる。
一方、エンジンコントローラ16は、ガスインジェクションエンジンの高負荷時、例えば負荷が60%を超える場合には、燃焼に必要なガス燃料の質量割合で50%以下、例えば10〜50%の範囲の量のガス燃料を、シリンダ1内にプレ噴射する。
これは、高負荷領域で多量のガス燃料をプレ噴射した場合、このプレ噴射に伴うノッキング発生の可能性が考えられるため、高負荷時にはガス燃料のプレ噴射量を一定範囲内に抑える必要があるからである。これにより、ノッキングの発生を防止しつつ、パイロット燃料噴射による着火、及びその後のガス温度上昇を理想的なものとすることができる。
したがって、パイロット噴射後に高圧ガス燃料噴射弁5から噴射される高圧のガス燃料は、燃焼に必要なガス燃料の量から上記プレ噴射されたガス燃料の量を差し引いた残部となり、その残部がパイロット燃料噴射後に、高圧ガス燃料噴射弁18からシリンダ1内に、例えば(200〜300)barの高圧で噴射される。
このとき、エンジンコントローラ26は、通常運転時には、図6の電磁式の油圧開閉弁24を開弁させる。開閉弁24が開弁すると、油圧によりガス燃料の開閉弁22を開弁し、ガス燃料が高圧ガス燃料噴射弁18へ供給される。
クランク角で下死点後の(120〜160)°の範囲内の所定時期になると、エンジンコントローラ26は、図6の油圧開閉弁25を開弁させ、高圧ガス燃料噴射弁18の開閉部に油圧をかける。これにより、高圧ガス燃料噴射弁18は開弁して高圧のガス燃料をシリンダ1内に噴射する。図7に示すように、噴射時間が経過すると、エンジンコントローラ26は、油圧開閉弁25を閉弁させ、高圧ガス燃料噴射弁18からのガス燃料のプレ噴射を終了する。
このパイロット燃料噴射前に高圧ガス燃料噴射弁18から噴射されたガス燃料は、パイロット噴射されるディーゼル燃料の燃焼により着火して燃焼する。これにより、高圧の主ガス燃料噴射前のシリンダ内のガス温度が、従来のガスインジェクションエンジンよりも上昇する。
このため、燃焼初期の熱発生を理想的なものに近づけることができ、その後に行われる高圧の主ガス燃料の燃焼による熱効率を向上させることができる。また、熱効率向上のために、ガス燃料をより高圧で噴射する必要もなくなる。
また、ガス燃料の一部をパイロット噴射前に噴射し、それをパイロット噴射により着火するようにしたから、その燃焼はいわゆるリーンバーン燃焼となり、これによりNOx の発生を確実に減少させることができる。これらにより、環境保全とコスト削減を図ることができる。
特に、本ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式においては、高圧ガス燃料噴射弁18からのプレ噴射が、(200〜300)barの高圧で、かつ、クランク角で下死点後の(120〜160)°の範囲内の所定時期に行われる。したかって、パイロット燃料噴射による着火、及びその後のガス温度上昇を理想的なものとすることができる。
一方、エンジンコントローラ26は、安全面から異常発生時に高圧ガス燃料噴射弁18から燃料が一定時間を超えて連続噴射されないように、インターロック機構として、上述の図7に示すと同様のウインドウリミッタを有しており、何らかの理由により、このウインドウリミッタを超えて高圧ガス燃料噴射弁18からのガス噴射が継続している、あるいは継続することが予測される場合には、電磁式油圧開閉弁24を閉弁させて、ガス燃料の開閉弁22を閉弁させる。
これにより、高圧ガス燃料噴射弁18へのガス燃料の供給は停止される。また、開閉弁24の閉弁により、高圧ガス燃料噴射弁18への油圧の供給も停止され、高圧ガス燃料噴射弁18の開閉部が閉となり、ガス噴射ができない状態となる。これにより、異常発生時の安全性が確保される。
また、図8に示すように、このウインドウリミッタ27は、例えば、高圧ガス燃料噴射弁18からのパイロット燃料噴射前のプレ噴射と、パイロット燃料噴射後の高圧ガス燃料の噴射との連続時間が一定時間を超えないように設定することもできる。
なお、上述のガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式は、一例を述べたにすぎず、様々な変形が可能である。
1 シリンダ
2 シリンダヘッド
3 シリンダライナ
4 ピストン
5 高圧ガス燃料噴射弁(主ガス燃料噴射弁)
6 パイロット燃料噴射弁
7 低圧ガス燃料噴射弁(副ガス燃料噴射弁)
8 高圧ガス燃料供給装置(主ガス燃料供給装置)
9 排気弁
10 低圧ガス燃料供給装置(副ガス燃料供給装置)
12 開閉弁
13 油圧ポンプ
14 開閉弁
15 開閉弁
16 エンジンコントローラ
17 ウインドウリミッタ
18 高圧ガス燃料噴射弁(主ガス燃料噴射弁、副ガス燃料噴射弁)
20 高圧ガス燃料供給装置(主ガス燃料供給装置、副ガス燃料供給装置)
21 アキュムレータ
22 開閉弁
23 油圧ポンプ
24 開閉弁
25 開閉弁
26 エンジンコントローラ
27 ウインドウリミッタ

Claims (10)

  1. ガス燃料を主燃料とするガスインジェクションエンジンのシリンダヘッド(2)に配設されてガス燃料をシリンダ(1)内に高圧で噴射する主ガス燃料噴射弁(5,18)及び前記主ガス燃料噴射弁からの前記ガス燃料の噴射前にディーゼル燃料を前記シリンダ内にパイロット噴射するパイロット燃料噴射弁(6)と、高圧ガス燃料を前記主ガス燃料噴射弁へ供給する主ガス燃料供給装置(8)とを備えたガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式において、
    前記ガス燃料を前記ガスインジェクションエンジンの前記シリンダ内に噴射する副ガス燃料噴射弁(7,18)と、前記ガス燃料を前記副ガス燃料噴射弁へ供給する副ガス燃料供給装置(10,20)とをさらに備え、前記副ガス燃料噴射弁は、前記パイロット燃料噴射弁から前記ディーゼル燃料がパイロット噴射される前に燃焼に必要とされる前記ガス燃料の一部を前記副ガス燃料供給装置から供給されて前記シリンダ内にプレ噴射し、前記主ガス燃料噴射弁は、前記パイロット燃料噴射弁から前記ディーゼル燃料がパイロット噴射された後に燃焼に必要とされる前記ガス燃料の残部を前記主ガス燃料供給装置から供給されて前記シリンダ内に高圧で噴射することを特徴とするガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式。
  2. 前記副ガス燃料噴射弁(7)は、前記シリンダ(1)の側部に配設されて低圧の前記ガス燃料を前記シリンダ内に噴射することを特徴とする請求項1に記載のガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式。
  3. 前記副ガス燃料噴射弁(7)は、(5〜15)barの低圧で前記ガス燃料を前記シリンダ(1)内にプレ噴射することを特徴とする請求項2に記載のガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式。
  4. 前記副ガス燃料噴射弁(7)は、前記ガス燃料を前記シリンダ(1)内にクランク角で下死点後の(80〜120)°の範囲内の所定時期にプレ噴射することを特徴とする請求項2又は3に記載のガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式。
  5. 前記副ガス燃料噴射弁は、前記シリンダヘッド(2)に配設されて前記主ガス燃料を前記シリンダ(1)内に高圧で噴射する前記主ガス燃料噴射弁(18)からなり、前記副ガス燃料供給装置は、前記主ガス燃料噴射弁へ高圧のガス燃料を供給する前記主ガス燃料供給装置(20)からなることを特徴とする請求項1に記載のガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式。
  6. 前記副ガス燃料噴射弁(18)は、前記ガス燃料を(200〜300)barの高圧で前記シリンダ(1)内にプレ噴射することを特徴とする請求項5に記載のガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式。
  7. 前記副ガス燃料噴射弁(18)は、前記ガス燃料を前記シリンダ(1)内にクランク角で下死点後の(120〜160)°の範囲内の所定時期にプレ噴射することを特徴とする請求項5又は6に記載のガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式。
  8. 前記副ガス燃料噴射弁(7,18)は、前記ガスインジェクションエンジンの低負荷時に燃焼に必要なガス燃料の質量割合で50%以上の量の前記ガス燃料を前記シリンダ(1)内にプレ噴射することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式。
  9. 前記副ガス燃料噴射弁(7,18)は、前記ガスインジェクションエンジンの高負荷時に燃焼に必要なガス燃料の質量割合で50%以下の量の前記ガス燃料を前記シリンダ(1)内にプレ噴射することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式。
  10. 前記副ガス燃料供給装置(10,20)は、前記副ガス燃料噴射弁(7,18)から前記ガス燃料を所定時間を超えて噴射させないようにするインターロック機構(12,14,16,22,24,26)を備えていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式。
JP2014065973A 2014-03-27 2014-03-27 ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式 Pending JP2015190328A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014065973A JP2015190328A (ja) 2014-03-27 2014-03-27 ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014065973A JP2015190328A (ja) 2014-03-27 2014-03-27 ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015190328A true JP2015190328A (ja) 2015-11-02

Family

ID=54425052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014065973A Pending JP2015190328A (ja) 2014-03-27 2014-03-27 ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015190328A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016084795A (ja) * 2014-10-29 2016-05-19 三井造船株式会社 船舶の機関運転方式
JP2021188569A (ja) * 2020-05-29 2021-12-13 株式会社三井E&Sマシナリー 水素燃料を用いた内燃機関

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6295151U (ja) * 1985-12-05 1987-06-17
JPH0185453U (ja) * 1987-11-27 1989-06-06
JP2006501395A (ja) * 2002-10-02 2006-01-12 ウエストポート リサーチ インコーポレイテッド 気体燃料供給内燃機関の制御方法及び制御装置
JP2012036780A (ja) * 2010-08-05 2012-02-23 Diesel United:Kk 2ストロークガス機関
JP2013007320A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 低速2サイクルガスエンジン
JP2013217334A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 2サイクルガスエンジン
JP2013253529A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Ihi Corp 2ストロークユニフローエンジン
JP2014118858A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Kawasaki Heavy Ind Ltd ガスエンジン駆動システムおよび船舶

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6295151U (ja) * 1985-12-05 1987-06-17
JPH0185453U (ja) * 1987-11-27 1989-06-06
JP2006501395A (ja) * 2002-10-02 2006-01-12 ウエストポート リサーチ インコーポレイテッド 気体燃料供給内燃機関の制御方法及び制御装置
JP2012036780A (ja) * 2010-08-05 2012-02-23 Diesel United:Kk 2ストロークガス機関
JP2013007320A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 低速2サイクルガスエンジン
JP2013217334A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 2サイクルガスエンジン
JP2013253529A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Ihi Corp 2ストロークユニフローエンジン
JP2014118858A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Kawasaki Heavy Ind Ltd ガスエンジン駆動システムおよび船舶

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016084795A (ja) * 2014-10-29 2016-05-19 三井造船株式会社 船舶の機関運転方式
JP2021188569A (ja) * 2020-05-29 2021-12-13 株式会社三井E&Sマシナリー 水素燃料を用いた内燃機関
JP7236407B2 (ja) 2020-05-29 2023-03-09 株式会社三井E&Sマシナリー 水素燃料を用いた内燃機関

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10450975B2 (en) Skip-fire fuel injection system and method
US9200560B2 (en) Gaseous common rail fuel system and high compression ratio engine using same
CN109983213B (zh) 在气体模式下操作活塞发动机的方法和活塞发动机
RU2014151230A (ru) Способ для двигателя (варианты) и система двигателя
US20080029057A1 (en) Extending operating range of a homogeneous charge compression ignition engine via cylinder deactivation
FI124730B (en) Method of operating a piston motor and piston motor
CN112761780B (zh) 一种稀薄燃烧***、方法和发动机
JP5922830B1 (ja) ガスエンジン
JP2016000969A5 (ja)
KR20120058502A (ko) 내연 기관을 작동시키기 위한 방법
US20070028890A1 (en) Turbocharged internal combustion engine and method of operating same
JP2013064387A5 (ja)
US11519321B2 (en) Fully flexible, self-optimizing, digital hydraulic engines and methods with preheat
US10690068B2 (en) Method and control device for operation of an engine
JP2015190328A (ja) ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式
JP5900073B2 (ja) 内燃機関及びその制御方法
KR20120074505A (ko) 이중 연료분사 밸브 및 이를 사용한 이중 연료분사 장치
JP6324152B2 (ja) エンジンシステム、及びその制御方法
JP5229185B2 (ja) 内燃機関の燃焼制御装置
JP6561362B2 (ja) 船舶の機関運転方式
KR102226648B1 (ko) 4행정 내연 기관에서 부하를 증가시키는 방법
US20170284324A1 (en) Method and device for controlling an internal combustion engine
JP2017155735A (ja) クロスヘッド式内燃機関
JP2014047644A (ja) 火花点火式直噴エンジン
WO2015022445A1 (en) Method for injecting liquid fuel and fuel injection system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170919

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20171117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180615

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20180612

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180904