JP2015184944A - 人物検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】監視カメラで撮影した広範囲な監視場所の画像を解析して画像中から高精度に人物を検出することができる人物検出装置を提供する。
【解決手段】監視カメラ2によって取得した画像のデータを入力する画像入力部101と、画像中に写り込む人物の大きさに対応する複数の対象物サイズ及び人物判断しきい値の設定を行う処理設定部102と、複数の対象物サイズを順次選択して現在処理すべき対象物サイズとして設定する対象物サイズ設定部105と、画像に対し、現在処理すべき対象物サイズに基づきHOG特徴量の抽出を行うHOG特徴量抽出部106,108と、HOG特徴量抽出部によって抽出されたHOG特徴量に基づいて人物の有無を判断する識別部107,109と、識別部の判断結果をまとめて全ての対象物サイズに基づく人物の有無の判断結果を人物検出結果として出力する検出結果集計部110とを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、人物検出装置に関し、とくに監視カメラで撮影した画像を解析して画像中から人物を検出する人物検出装置に関する。
従来の人物検出装置としては、顔の向きや隠れおよび照明変動による顔の認識性低下への対処として、特徴量全体を部分に分割して部分ごとの照合を行い部分ごとの照合結果を合成することにより画像に含まれるオブジェクトの識別の精度を高めたものが公知となっている(例えば、下記特許文献1参照)。
また、車載カメラとレーザレーダを用いて歩行者を検出する物標検出装置において、遠方の歩行者に対する誤検出を抑制するため、レーザレーダで計測した距離に近い候補のみを検出対象として検出する装置も公知となっている(例えば、下記特許文献2参照)。
また、非特許文献1には、局所領域における輝度の勾配方向をヒストグラム化した特徴量であるHOG(Histograms of Oriented Gradients)特徴量により人物の大まかな形状を表現し識別器によって人物を画像中から検出する人物検出方法が開示されている。
特開2012−234497号公報 特開2011−48485号公報 特開2012−118854号公報
藤吉著、「Gradient ベースの特徴抽出 −SIFTとHOG−」、2007-CVIM-160、情報処理学会研究報告、2007年9月4日、pp211-224
ここで、監視カメラで広範囲な監視場所を撮影した画像から人物を検出する場合、監視カメラから見て手前に存在する人物と遠方に存在する人物とでは画像中のサイズが大きく異なる。特に遠方に存在する人物は画像上で小さく写り、得られる情報が少ないため検出が難しい。
そのため、上述した特許文献1の方法では、顔などの向きの変化には対応できるが対象の画像中のサイズが小さくなった場合への対応が難しいという問題があった。
また、特許文献2の方法では、誤検出を抑制することはできるものの、遠方の人物を検出することができないという問題があった。
また、非特許文献1の方法では、遠方の人物のように画像上でのサイズが小さくなった場合、画像上での対象物のサイズが大きい場合と同じような9方向の輝度勾配ヒストグラムを作成することが困難となるため、遠方の人物の検出が難しいという問題があった。
このようなことから本発明は、監視カメラで撮影した広範囲な監視場所の画像を解析して画像中から高精度に人物を検出することができる人物検出装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための第1の発明に係る人物検出装置は、
監視対象領域を撮影する撮像手段によって取得した画像のデータを入力する画像入力手段と、
少なくとも、前記画像中に写り込む人物の大きさに対応する複数の対象物サイズ及び人物の有無を判断するための人物判断しきい値の設定を行う処理設定部と、
前記複数の対象物サイズを順次選択して現在処理すべき対象物サイズとして設定する対象物サイズ設定手段と、
前記画像に対し、前記現在処理すべき対象物サイズに基づき、局所領域における輝度の勾配方向をヒストグラム化した特徴量であるHOG特徴量の抽出を行うHOG特徴量抽出手段と、
前記HOG特徴量抽出手段によって抽出された前記HOG特徴量及び前記人物判断しきい値に基づいて人物の有無を判断する識別手段と、
前記識別手段の判断結果をまとめて全ての前記対象物サイズに基づく人物の有無の判断結果を人物検出結果として出力する検出結果集計手段とを備え、
前記HOG特徴量抽出手段が、あらかじめ設定された前記現在処理すべき対象物サイズの範囲に対応して複数設けられるとともに、前記識別手段がそれぞれの前記HOG特徴量抽出手段に対応して複数設けられる
ことを特徴とする。
また、第2の発明に係る人物検出装置は、第1の発明に係る人物検出装置において、
前記処理設定部により前記対象物サイズを格子状に分割する分割数の設定を行い、
前記複数のHOG特徴量抽出手段が、
前記分割数に基づいて前記対象物サイズを格子状に分割して得られる小領域に含まれる画素が予め設定する画素数以上である場合に当該対象物サイズに対して8方向の輝度勾配方向ヒストグラムから構成した8方向HOG特徴量の抽出を行う8方向HOG特徴量抽出部と、
前記小領域に含まれる画素が予め設定する画素数より小さい場合に前記対象物サイズに対して4方向の輝度勾配方向ヒストグラムから構成した4方向HOG特徴量の抽出を行う4方向HOG特徴量抽出部とであり、
前記複数の識別手段が、
前記8方向HOG特徴量抽出部により抽出した8方向HOG特徴量に基づいて人物の有無を判断する8方向識別器と、
前記4方向HOG特徴量抽出部により抽出した4方向HOG特徴量に基づいて人物の有無を判断する4方向識別器とである
ことを特徴とする。
また、第3の発明に係る人物検出装置は、第1または第2の発明に係る人物検出装置において、
前記入力画像の各画素における8方向の輝度勾配方向と輝度勾配強度を求めて輝度勾配方向画像を作成する輝度勾配方向画像作成手段を備える
ことを特徴とする。
また、第4の発明に係る人物検出装置は、第3の発明に係る人物検出装置において、
前記8方向HOG特徴量抽出部が前記輝度勾配方向画像に基づいて前記8方向HOG特徴量を抽出する一方、
前記4方向HOG特徴量抽出部が前記輝度勾配方向画像に基づいて8方向の輝度勾配強度のうち4方向に対する中間方向の輝度勾配強度を隣り合う二つの方向へ分割して4方向の各成分へ合成して前記4方向HOG特徴量を抽出する
ことを特徴とする。
上述した本発明に係る人物検出装置によれば、対象物の画像上のサイズに合わせて密なヒストグラムデータを常に識別器の照合に使用することができ、監視カメラの設置場所から離れた位置に存在し、画像中に小さく映っている人物についても高精度に検出を行うことが可能となる。
本発明の実施例に係る人物検出装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る人物検出装置に入力される画像データの一例を示す説明図である。 図3(a)〜図3(c)は対象物サイズに応じてラスタスキャンを行う例を示す説明図、図3(d)は人物検出結果の例を示す説明図である。 本発明の実施例に係る人物検出装置におけるセルと当該セルに対応する8方向輝度勾配方向ヒストグラムの一例を示す説明図である。 本発明の実施例に係る人物検出装置における8方向識別器の学習例を示す説明図である。 本発明の実施例に係る人物検出装置におけるセルと当該セルに対応する4方向輝度勾配方向ヒストグラムの一例を示す説明図である。 本発明の実施例に係る人物検出装置における4方向識別器の学習例を示す説明図である。 図8(a)は8方向の輝度勾配方向ヒストグラムの例を示す説明図、図8(b)は4方向の輝度勾配方向ヒストグラムの例を示す説明図である。 本発明の実施例に係る人物検出装置による人物検出処理の流れを示すフローチャートである。 従来のセルと当該セルに対応する8方向輝度勾配方向ヒストグラムの一例を示す説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る人物検出装置の詳細を説明する。
図1ないし図9を用いて本発明の一実施例に係る人物検出装置について説明する。
図1に示すように、本実施例に係る人物検出装置1は、監視カメラ2によって監視対象領域を撮影した画像を解析して、当該画像中から人物の抽出を行うものであり、画像入力部101と、処理設定部102と、記憶部103と、輝度勾配方向画像作成部104と、対象物サイズ設定部105と、8方向HOG特徴量抽出部106と、8方向識別器107と、4方向HOG特徴量抽出部108と、4方向識別器109と、検出結果集計部110と、結果出力部111とを備えて構成されている。
画像入力部101は、監視カメラ2から、当該監視カメラ2で撮影した図2に示すような画像3のデータ(以下、画像データという)を入力する。画像データは記憶部103に保管される。
処理設定部102は、人物検出に必要な各種処理パラメータとして、複数の対象物サイズS1〜Sn、対象物サイズ分割数a、人物判断しきい値b等を設定する。これら処理パラメータは記憶部103に保管される。
なお、対象物サイズS1〜Snは、監視カメラ2で撮影した画像3中に映し出される人物の大きさに対応して予め複数段階で設定されるサイズであり、本実施例では図3に示すようにn通りのサイズとする。また、対象物サイズ分割数aは、図4に示すように対象物サイズS1〜Snを格子状に分割する数である。また、人物判断しきい値bは、識別器で求めた確率が人物か否かを判断するためのしきい値である。
記憶部103は、処理パラメータや各種データを保管する。
輝度勾配方向画像作成部104は、記憶部103から画像データを入力して各画素における8方向の輝度勾配方向と輝度勾配強度を求めた輝度勾配方向画像を作成する。作成された輝度勾配方向画像のデータ(以下、輝度勾配方向画像データという)は記憶部103に保管される。
対象物サイズ設定部105は、記憶部103に保管された対象物サイズS1〜Snのうち現在処理すべき対象物サイズSi(i=1,2,…,n)を設定する(例えば、図3に示す最も大きい対象物サイズS1から順にS2,S3,…,Snと現在処理すべき対象物サイズSiを設定する)。設定された現在処理すべき対象物サイズSiは記憶部103に保管される。
8方向HOG特徴量抽出部106は、記憶部103から現在処理すべき対象物サイズSi、対象物サイズ分割数a及び輝度勾配方向画像データを入力し、これらを基に8方向の輝度勾配方向ヒストグラムから構成したHOG特徴量(以下、8方向HOG特徴量と呼ぶ)を抽出する。抽出された8方向HOG特徴量は8方向識別器107へ送られる。
具体的には、図4に示すように、画像上の現在処理すべき対象物サイズSiを対象物サイズ分割数aに基づき格子状に分割して得られる正方形状の小領域(これを「セル」と呼ぶ)Cj(j=1,2,…,m)に対して各セルCjごとに輝度勾配方向ヒストグラムを作り、この輝度勾配方向ヒストグラムを並べた高次元ベクトルを8方向HOG特徴量として抽出する。例えば5×5ピクセルのサイズの各セルCjに対して8方向の輝度勾配方向ヒストグラムを作成した場合、8方向HOG特徴量は一つのセルCjにつき25個の点から得られる輝度勾配方向のデータをヒストグラムとして表現することになる。
ここで、本実施例においては、セルCjのサイズが5×5ピクセル以上である場合に8方向HOG特徴量抽出部106による8方向HOG特徴量の抽出を行うものとする。輝度勾配方向の計算は対象画素に対する縦方向および横方向の輝度勾配強度のtanから求める方法や特許文献3に開示されている方法を用いて求めることができ、ここでの詳しい説明は省略する。
8方向識別器107は、8方向HOG特徴量に対応する識別器であり、記憶部103から入力した人物判断しきい値b及び現在処理すべき対象物サイズSiと8方向HOG特徴量抽出部106から送られた8方向HOG特徴量とに基づき人物検出(対象物が人物か否かの判断)を行う。人物検出の結果は、検出結果データとして記憶部103に保管される。
ここで、8方向識別器107では、まず、人物検出を行う前の準備として学習を行っておく。具体的には、図5に示すように、ある大きさに正規化した人物の画像及び人物以外の画像(以下、「学習画像サンプル」と総称する)を多数枚用意し、それぞれの学習画像サンプルから8方向HOG特徴量を抽出して人物検出に有効な8方向HOG特徴量の成分を自動選択し、対象物サイズS1〜Sn内において選択した成分が存在した場合の人物である確率および人物以外である確率の分布を求め、人物判断しきい値bを導出しておく。
そして、予め学習画像サンプルを用いた学習により選択した人物に対応する8方向HOG特徴量と、記憶部103から入力した8方向HOG特徴量とを比較して人物判断しきい値bに基づき人物検出を行う。
上述した8方向HOG特徴量抽出部106と8方向識別器107とを用いた人物検出は、輝度勾配方向画像に対し、各対象物サイズS1〜Snのうち、セルサイズが5×5ピクセル以上となるものを用いて、例えば図3(a)に示すようにそれぞれ8方向HOG特徴量抽出部106による8方向HOG特徴量の抽出と8方向識別器107による人物検出とをラスタスキャンにより行い、各対象物サイズS1〜Snのうち、セルサイズが5×5ピクセル以上となるものについて人物検出を行う。
4方向HOG特徴量抽出部108は、記憶部103から現在処理すべき対象物サイズSi、対象物サイズ分割数a及び輝度勾配方向画像データを入力し、これらを基に4方向の輝度勾配方向ヒストグラムから構成したHOG特徴量(以下、4方向HOG特徴量と呼ぶ)を抽出する。抽出された4方向HOG特徴量は4方向識別器109へ送られる。
ここで、本実施例に係る人物検出装置1においては、上述した8方向HOG特徴量抽出部106と同様に、4方向HOG特徴量抽出部108により輝度勾配方向から算出したHOG特徴量を用いて人物の大まかな形状を表現し、後述する4方向HOG識別器109によって人物を検出する。
ただし本実施例では、監視カメラ2の設置場所に対して遠方にいる人物を検出できるように、画像上における対象物サイズS1〜Snに対応して、HOG特徴量の構成を上述した8方向の輝度勾配方向ヒストグラムと後述する4方向の輝度勾配方向ヒストグラムとで切り替えるものとする。
例えば、図4に示すように輝度勾配方向の数に対して多数の画素から得られた情報を基にヒストグラムを作る場合には適度に密なヒストグラムを得ることができる。しかしながら、画像上における対象物のサイズが小さくなり、これに伴いセルCjのサイズが小さくなった場合、例えば3×3ピクセルのサイズのセルCjに対して8方向の輝度勾配方向ヒストグラムを作成した場合は、9個の点から得られる輝度勾配方向のデータをヒストグラムとして表現することになる。この場合、対象物に対して相対的に同じ場所のセルCjから求めた輝度勾配方向ヒストグラムであっても図10に示すように粗いヒストグラムとなる。これは画像3上に対象物が小さいサイズとなって写り込んだ場合に、当該対象物の検出が難しい主な原因となる。
そこで、本実施例では対象物の画像3上のサイズに合わせて輝度勾配方向ヒストグラムを作成する際の方向数を切り替えるものとする。具体的には、対象物の画像3上のサイズが予め設定するサイズ以上である場合には8方向の輝度勾配方向ヒストグラムからHOG特徴量を構成する。つまり、例えばセルサイズが5×5ピクセル以上の場合は8方向の輝度勾配方向ヒストグラムを用いる。一方、セルサイズが5×5ピクセルより小さい場合は4方向の輝度勾配方向ヒストグラムを用いる。
なお、図3(a)〜(c)に示したようなラスタスキャンによりHOG特徴量を求める度に対象物サイズS1〜Sn内の輝度勾配方向を求めることは手間である。そこで、本実施例に係る人物検出装置1では、上述したように予め輝度勾配方向画像作成部104において画像データに対して8方向の輝度勾配方向と輝度勾配強度を求めた輝度勾配方向画像を作っておく。
これにより、8方向の輝度勾配方向ヒストグラムを作る場合は輝度勾配方向画像のデータからそのままヒストグラムを作成することができる。
一方、4方向の輝度勾配方向ヒストグラムを作る場合は、輝度勾配方向画像のデータから得た図8(a)に示す8方向(D1〜D8)の輝度勾配方向ヒストグラムに対し、図8(b)に示すように4方向(d1〜d4)に対する中間方向(d1-2〜d4-1)のヒストグラム値を隣り合う二つの方向へ分割して4方向(d1〜d4)の各成分へ合成するものとする。これにより、図6に示すように画像上の対象物サイズS1〜Snのうちセルサイズが5×5ピクセルより小さいものを対象物サイズ分割数aに基づき格子状に分割して得られる正方形状のセルCjに対して各セルCjごとに4方向の輝度勾配方向ヒストグラムを作り、この輝度勾配方向ヒストグラムを並べた高次元ベクトルを4方向HOG特徴量として抽出する。
4方向識別器109は、4方向HOG特徴量に対応する識別器であり、記憶部103から入力した人物判断しきい値b及び現在処理すべき対象物サイズSiと4方向HOG特徴量抽出部108から送られた4方向HOG特徴量とに基づき人物検出(対象物が人物か否かの判断)を行う。人物検出の結果は、検出結果データとして記憶部103に保管される。
ここで、4方向識別器109では、まず、8方向識別器107と同様に、人物検出を行う前の準備として学習を行っておく。具体的には、図7に示すように、学習画像サンプルを多数枚用意し、それぞれの学習画像サンプルから4方向HOG特徴量を抽出して人物検出に有効な4方向HOG特徴量の成分を自動選択し、対象物サイズS1〜Sn内において選択した成分が存在した場合の人物である確率および人物以外である確率の分布を求め、人物判断しきい値bを導出しておく。
そして、予め学習画像サンプルを用いた学習により選択した人物に対応する4方向HOG特徴量と、記憶部103から入力した4方向HOG特徴量とを比較して人物判断しきい値bに基づき人物検出を行う。
上述した4方向HOG特徴量抽出部108と4方向識別器109とを用いた人物検出は、輝度勾配方向画像に対し、各対象物サイズS1〜Snのうち、セルサイズが5×5ピクセル未満となるものを用いて、例えば図3(c)に示すようにそれぞれ4方向HOG特徴量抽出部108による4方向HOG特徴量の抽出と4方向識別器109による人物検出とをラスタスキャンにより行い、各対象物サイズS1〜Snのうち、セルサイズが5×5ピクセル未満となるものについて人物検出を行う。
検出結果集計部110は、記憶部103から複数段階の対象物サイズS1〜Snに基づいて行った人物検出の結果(検出結果データ)をまとめて全サイズでの人物検出結果とし、これを検出結果集計データとして記憶部103に保管する。検出結果データは検出した人数と画像上における人物検出位置となる。
結果出力部111は、人物検出結果として記憶部103から入力した検出結果集計データを図示しない外部装置(例えば、表示装置等)へ出力する。
このように構成される本実施例に係る人物検出装置による人物検出の流れを図9を用いて説明する。
図9に示すように、本実施例に係る人物検出装置においては、まず、画像入力部101により監視カメラ2から画像データを入力する(ステップP1)。
続いて、輝度勾配方向画像作成部104により記憶部103から入力された画像データを用いて上述した輝度勾配方向画像の作成を行う(ステップP2)。
続いて、対象物サイズ設定部105により記憶部103に保管された対象物サイズS1〜Snのうち現在処理すべき対象物サイズSiを設定する(ステップP3)。
そして、現在処理すべき対象物サイズSi及び対象物サイズ分割数aに基づいて当該対象物サイズSiを格子状に分割してなるセルのサイズが5×5ピクセル以上である場合はステップP5に移行し、セルのサイズが5×5ピクセル未満である場合はステップP7に移行する(ステップP4)。
ステップP4からステップP5に移行した場合は、ステップP5で8方向HOG特徴量抽出部106により記憶部103から入力された現在処理すべき対象物サイズSi、対象物サイズ分割数a及び輝度勾配方向画像データを用いて8方向HOG特徴量の抽出を行う。
ステップP5に続いては、8方向識別器107により8方向HOG特徴量抽出部106から入力された8方向HOG特徴量と記憶部103から入力された人物判断しきい値bとから人物の有無を判断し(ステップP6)、ステップP9に移行する。
また、ステップP4からステップP7に移行した場合は、ステップP7で4方向HOG特徴量抽出部108により記憶部103から入力された現在処理すべき対象物サイズSi、対象物サイズ分割数a及び輝度勾配方向画像データを用いて4方向HOG特徴量の抽出を行う。
ステップP7に続いては、4方向識別器109により4方向HOG特徴量抽出部108から入力された4方向HOG特徴量と記憶部103から入力された人物判断しきい値bとから人物の有無を判断し(ステップP8)、ステップP9に移行する。
ステップP9では、全ての対象物サイズS1〜Snによる探索が終了したか否かの判断を行い、全ての対象物サイズS1〜Snによる探索が終了していない場合(NO)はステップP3の処理に戻り、全ての対象物サイズS1〜Snによる探索が終了している場合(YES)は、検出結果集計部110により各対象物サイズS1〜Snに基づいて行った人物の検出結果を記憶部103から入力して集計を行う。
続いて、結果出力部111により記憶部103から入力された検出結果集計データを外部装置(例えば表示装置等)に出力する。
以上の処理を行うことにより、入力画像中に比較的大きく映っている(本実施例ではセルサイズが5×5ピクセル以上)人物については8方向HOG特徴量抽出部106及び8方向識別器107により人物検出を行う一方、入力画像中に比較的小さく映っている(本実施例ではセルサイズが5×5ピクセル未満)人物については4方向HOG特徴量抽出部108及び4方向識別器109により人物検出を行って、全ての対象物サイズS1〜Snでの探索が終了したら検出結果をまとめて出力することとなる。
以上に説明した本実施例に係る人物検出装置によれば、対象物の画像3上のサイズに合わせて密なヒストグラムデータを常に識別器の照合に使用することができ、監視カメラ2の設置場所から離れた位置に存在し、画像3中に小さく映っている人物についても高精度に検出を行うことが可能となり、監視カメラ2で撮影した広範囲な監視場所の画像3を解析し近傍から遠方にわたる広範囲での人物検出を行うことができる。
また、監視カメラ2が首振り動作やズームを行った場合でも、撮影した広範囲な監視場所の画像3を解析し近傍から遠方にわたる広範囲での人物検出を行うことができる。
本発明は、人物検出装置に関し、とくにHOG特徴量を利用して画像中の人物を検出する人物検出装置に適用して好適なものである。
1 人物検出装置
2 監視カメラ
3 画像
101 画像入力部
102 処理設定部
103 記憶部
104 輝度勾配方向画像作成部
105 対象物サイズ設定部
106 8方向HOG特徴量抽出部
107 8方向識別器
108 4方向HOG特徴量抽出部
109 4方向識別器
110 検出結果集計部
111 結果出力部
S1〜Sn 対象物サイズ
Cj セル

Claims (4)

  1. 監視対象領域を撮影する撮像手段によって取得した画像のデータを入力する画像入力手段と、
    少なくとも、前記画像中に写り込む人物の大きさに対応する複数の対象物サイズ及び人物の有無を判断するための人物判断しきい値の設定を行う処理設定部と、
    前記複数の対象物サイズを順次選択して現在処理すべき対象物サイズとして設定する対象物サイズ設定手段と、
    前記画像に対し、前記現在処理すべき対象物サイズに基づき、局所領域における輝度の勾配方向をヒストグラム化した特徴量であるHOG特徴量の抽出を行うHOG特徴量抽出手段と、
    前記HOG特徴量抽出手段によって抽出された前記HOG特徴量及び前記人物判断しきい値に基づいて人物の有無を判断する識別手段と、
    前記識別手段の判断結果をまとめて全ての前記対象物サイズに基づく人物の有無の判断結果を人物検出結果として出力する検出結果集計手段とを備え、
    前記HOG特徴量抽出手段が、あらかじめ設定された前記現在処理すべき対象物サイズの範囲に対応して複数設けられるとともに、前記識別手段がそれぞれの前記HOG特徴量抽出手段に対応して複数設けられる
    ことを特徴とする人物検出装置。
  2. 前記処理設定部により前記対象物サイズを格子状に分割する分割数の設定を行い、
    前記複数のHOG特徴量抽出手段が、
    前記分割数に基づいて前記対象物サイズを格子状に分割して得られる小領域に含まれる画素が予め設定する画素数以上である場合に当該対象物サイズに対して8方向の輝度勾配方向ヒストグラムから構成した8方向HOG特徴量の抽出を行う8方向HOG特徴量抽出部と、
    前記小領域に含まれる画素が予め設定する画素数より小さい場合に前記対象物サイズに対して4方向の輝度勾配方向ヒストグラムから構成した4方向HOG特徴量の抽出を行う4方向HOG特徴量抽出部とであり、
    前記複数の識別手段が、
    前記8方向HOG特徴量抽出部により抽出した8方向HOG特徴量に基づいて人物の有無を判断する8方向識別器と、
    前記4方向HOG特徴量抽出部により抽出した4方向HOG特徴量に基づいて人物の有無を判断する4方向識別器とである
    ことを特徴とする請求項1記載の人物検出装置。
  3. 前記入力画像の各画素における8方向の輝度勾配方向と輝度勾配強度を求めて輝度勾配方向画像を作成する輝度勾配方向画像作成手段を備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の人物検出装置。
  4. 前記8方向HOG特徴量抽出部が前記輝度勾配方向画像に基づいて前記8方向HOG特徴量を抽出する一方、
    前記4方向HOG特徴量抽出部が前記輝度勾配方向画像に基づいて8方向の輝度勾配強度のうち4方向に対する中間方向の輝度勾配強度を隣り合う二つの方向へ分割して4方向の各成分へ合成して前記4方向HOG特徴量を抽出する
    ことを特徴とする請求項3記載の人物検出装置。
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