JP2015184745A - 携帯型端末、電子情報管理方法、プログラムおよび電子情報管理システム - Google Patents

携帯型端末、電子情報管理方法、プログラムおよび電子情報管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】電子情報の漏洩を防ぐことができる携帯型端末等を提供する。
【解決手段】電子情報管理システム1は、携帯型端末2、サーバ3、記憶装置4と、発信器71、ネットワーク5とを備えて構成される。携帯型端末2は、内部に記憶された電子情報が漏洩するのを防ぐために、GPS信号6や発信器信号72をもとに、携帯型端末2が予定通りの時間と位置にあるかを判定し、情報の表示を許可したり、情報を削除したりなどの電子情報の管理を行う。また、将来発生するかもしれないトラブルに備えてユーザが利用しない情報も削除し、技術的に情報の安全を保障することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯型端末における電子情報の漏洩を防止する技術に関し、特に、訪問医療等における医療情報の漏洩を防止する技術に関する。
近年、電子化されたカルテや検査結果などの医療情報を携帯型端末に保存し、この携帯型端末を利用して、医療者が医療情報を参照したり診療記録を入力したりすることが、訪問診療や訪問看護の際にも行われるようになった。
しかし、医療施設外への医療情報の持ち出しは個人情報の漏洩につながるためセキュリティの確保が必要である。特許文献1には、医療情報を閲覧可能である位置の情報を予め登録し、登録された位置情報から所定の距離を離れた場合には、内部に保存された医療情報を削除する携帯型端末が記載される(特許文献1参照)。
特開2009−122912号公報
しかしながら、上記従来技術では、登録した位置情報内で携帯型端末の置き忘れや盗難などのトラブルが発生した場合に、医療情報の削除が実施されず、個人情報が漏洩するかもしれないという問題があった。
本発明は、以上の問題点を鑑みてなされたものであり、電子情報の漏洩を未然に防止することができる携帯型端末等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、電子情報を記憶する記憶部と、時間を取得する時間取得部と、携帯型端末の位置を取得する位置情報取得部と、前記時間および前記位置が、前記携帯型端末の所在を予定した時間および位置に不一致であるときに、前記電子情報を前記記憶部から削除する情報管理部と、を備えることを特徴とする携帯型端末である。
また、第2の発明は、電子情報を記憶する記憶部を備える携帯型端末で行う電子情報管理方法であって、時間を取得する時間取得ステップと、携帯型端末の位置を取得する位置情報取得ステップと、前記時間および前記位置が、前記携帯型端末の所在を予定した時間および位置に不一致であるときに、前記電子情報を前記記憶部から削除する情報管理ステップと、を含むことを特徴とする電子情報管理方法である。
また、第3の発明は、コンピュータを、電子情報を記憶する記憶手段、時間を取得する時間取得手段、携帯型端末の位置を取得する位置情報取得手段、前記時間および前記位置が、前記携帯型端末の所在を予定した時間および位置に不一致であるときに、前記電子情報を前記記憶部から削除する情報管理手段、として機能させるためのプログラムである。
また、第4の発明は、携帯型端末と、前記携帯型端末に電子情報を提供するサーバとがネットワークを介して接続される電子情報管理システムであって、前記携帯型端末は、電子情報を記憶する記憶部と、時間を取得する時間取得部と、前記携帯型端末の位置を取得する位置情報取得部と、前記時間および前記位置が、前記携帯型端末の所在を予定した時間および位置に不一致であるときに、前記電子情報を前記記憶部から削除する情報管理部と、を備えることを特徴とする電子情報管理システムである。
本発明により、電子情報の漏洩を未然に防止することが可能な携帯型端末等を提供することができる
電子情報管理システム1の携帯型端末2のハードウェア構成を示す図 携帯型端末2の機能構成を示す図 第1の実施形態である携帯型端末2の処理を示すフローチャート 携帯型端末2の画面表示例400を示す図 携帯型端末2の画面表示例500を示す図 携帯型端末2の画面表示例600を示す図 携帯型端末2の画面表示例700を示す図 第2の実施形態である携帯型端末2の処理を示すフローチャート
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.第1の実施形態)
(1.1 電子情報管理システム1の概要)
図1を参照して、本発明に係る携帯型端末2を利用して構成される電子情報管理システム1について説明する。電子情報管理システム1は、携帯型端末2を利用して行われる訪問診療、訪問看護、巡回健診などを支援するシステムであり、携帯型端末2に訪問診療などに必要な医療情報を提供するほか、携帯型端末2が医療情報を管理するために必要なGPS信号6や発信器信号72を提供するシステムである。
図1に示す電子情報管理システム1は、医療情報を表示して入力を受け付ける携帯型端末2と、携帯型端末2に医療情報などを提供するサーバ3と、サーバ3に接続されて医療情報を記憶する記憶装置4と、車両7や胸章などの携行品73に設けられた発信器71と、ネットワーク5とを備えて構成される。携帯型端末2とサーバ3とはネットワーク5を介して接続される。なお、ネットワーク5への接続方法51は、無線、有線を問わない。
携帯型端末2は、訪問医療などの際に訪問者であるユーザが利用する携帯型の情報端末であり、ユーザが訪問診療などの対象者(以降簡単のため、患者と称する)の医療情報を閲覧したり、診療記録を入力したりするために使用される。携帯型端末2は、内部に記憶された電子情報が漏洩するのを防ぐように、GPS信号6や発信器信号72をもとに電子情報を管理する機能を有する。
携帯型端末2は、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの主メモリ21、ハードディスクやシリコンディスクなどの記憶装置22、ネットワークアダプタ23、表示メモリ24、コントローラ25、表示部27、入力部28および受信部29などを備え、これらがバス26を介して接続されたコンピュータである。
CPU10は、主メモリ21または記憶装置22から、携帯型端末2の機能を実現するためのプログラムやデータなどを読み出し、このプログラムおよびデータに基づいて処理を実行する。
主メモリ21および記憶装置22には、プログラムなどのほか、ネットワークアダプタ23を介してサーバ3から送信された各種の医療情報が記憶される。記憶装置22は半導体メモリなどの着脱可能な外部記憶装置としてもよく、これは、サーバ3との送受信ができない環境である場合にも、医療情報の利用と保存が可能になり利便性がよい。表示メモリ24には、表示部27に表示される表示データが一時的に記憶される。
表示部27は、液晶パネルなどのディスプレイ装置であり、医療情報を表示する。入力部28は、キーボード、マウス、入力用ペン、タッチパネルなどで、コントローラ25を介して入力情報がCPU10に出力される。携帯型端末2には、表示部27と入力部28とを組み合わせたタッチパネル式モニタを用いてもよい。
受信部29は、GPS信号6または発信器71からの信号を所定の時間ごとに受信する。
発信器71は、無線信号である発信器信号72を発する。発信器信号72は、発信器71のIDを含み、GPS信号6の代替として用いられる。
サーバ3は一般的なコンピュータであり、携帯型端末2からの要求またはオペレータの指示に従って、記憶装置4に記憶された医療情報などを携帯型端末2に送信する。サーバ3および記憶装置4は、医療施設内またはデータセンタ内に設置される。
記憶装置4は、ハードディスクなどの記憶装置であり、サーバ3に接続される。記憶装置4にはデータベースである訪問予定DB41、患者情報DB42、ユーザ・発信器DB43などが設けられており、これらに各種の医療情報を保持する。訪問予定DB41には本日に訪問を予定している患者のリストや患者宅の住所などが保持されている。患者情報DB42には患者のカルテや各種検査結果などが保持されている。ユーザ・発信器DB43には携帯型端末2を利用する者のIDや発信器71のIDなどが保持されている。なお、記憶装置4はサーバ3内に設けられた記憶装置でもよい。
(1.2 携帯型端末2の機能構成)
図2を参照して、携帯型端末2の機能構成について説明する。携帯型端末2のCPU10は、記憶装置22に記憶されているプログラムを主メモリ21に読出し実行することによって、医療情報取得部11、位置情報取得部12、予定設定部13、情報管理部14、カルテ入力管理部15等を実現する。
医療情報取得部11は、サーバ3から医療情報を取得し、主メモリ21および記憶装置22に記憶する。医療情報は例えば以下のような情報である。
・訪問予定の患者のリストや患者宅の住所などの訪問先情報
・各患者の診療や検査結果の記録などの患者情報
・訪問診療での記録に用いるカルテ情報
・携帯型端末2を利用するユーザのID、発信器71のID(第2の実施形態の場合)などのID情報
各種の医療情報は、患者ごとに紐付けられている。
位置情報取得部12は、受信部29で受信したGPS信号6(第2の実施形態の場合は発信器信号72)をもとに、携帯型端末2の現在位置を所定時間ごとに取得する。携帯型端末2の現在位置は情報管理部14に送られる。
予定設定部13は、医療情報取得部11で取得した医療情報のうち、訪問先情報をもとに訪問予定を設定し、主メモリ21および記憶装置22に記憶する。訪問予定は例えば、訪問を予定している各患者宅の訪問順序、訪問予定時間、訪問ルートなどであり、地図とともに表示部27に表示される(図4を参照)。
患者宅を含む訪問ルート上の予定の位置、およびその位置における滞在または通過する予定の時間は、情報管理部14に送られる。なお、訪問予定の設定には、カーナビゲーションシステムで用いられるような、測位・地図情報処理や経路探索の手法を用いればよく、ここでは説明しない。
情報管理部14は、訪問先の患者の患者情報について表示部27への表示の許可と制限、ならびに、主メモリ21、記憶装置22および表示メモリ24内の医療情報の削除を管理する。
携帯型端末2が予定どおりに患者宅にあるとき、または、訪問ルート上で患者宅から所定の距離の範囲内にあるときは、情報管理部14はユーザからの表示要求に応じて、患者情報を表示部27に表示する。患者宅から所定の距離の範囲外のときは、ユーザからの表示要求には応じない。
また、携帯型端末2が患者宅や訪問ルート上にあっても、予定の時間から外れていれば、情報管理部14は、ユーザからの表示要求に応じないだけでなく、医療情報を削除する。携帯型端末2が患者宅や訪問ルート上にない場合も、情報管理部14は医療情報を削除する。
このような情報管理部14による情報の管理は、携帯型端末2が予定どおりの時間と位置にあるか否かによって、行われる。
携帯型端末2が予定どおりの時間と位置にあるか否かの判定は次のように行われる。情報管理部14は、
・予定の時間および位置
・現在の時間
・現在位置
をそれぞれ、予定設定部13、内部時計(図示せず)、位置情報取得部12から所定時間ごとに取得し、現在の携帯型端末2の位置および時間が、予定設定部13で設定された予定位置および予定時間と一致しているか否かを判定する。
例えば、携帯型端末2が予定の時間に患者宅(およびその周辺)に到着した場合には一致の判定となり、一方、患者宅への到着が早すぎたり、遅れたり、何らかのトラブルで到着しなかったりした場合には不一致の判定となる。
時間と位置の一致の判定は所定の範囲内で行われてもよい。例えば、予定の時間には前後数十分の期間を設け、予定の位置には半径数十メートルの領域を設けるなどしてもよい。期間と領域の範囲は、プログラム中で予め設定しておく。
予定の時間と位置に範囲を設定することにより、訪問ルートの途中で、次に訪問する患者の患者情報を表示部27に表示して確認することが可能になる。この場合には、情報管理部14は、携帯型端末2の現在の時間と現在の位置が、予定の時間と位置の範囲内にあるかを判定する。
カルテ入力管理部15は、カルテ情報について表示部27への表示と非表示、カルテ追記情報のサーバ3への送信、ならびに、メモリ21、記憶装置22および表示メモリ24内の医療情報の削除を管理する。カルテ入力管理部15による情報の管理は、入力部28からの診療開始指示および診療終了指示を契機に行われる。
入力部28から診療開始指示があると、カルテ入力管理部15はカルテ情報および入力部28からのカルテへの記入を表示部27に表示する。このときカルテ入力管理部15は、カルテへの記入をカルテ追記情報として主メモリ21および記憶装置22に記憶する。
入力部28から診療終了指示があると、カルテ入力管理部15はカルテ追記情報をサーバ3に送信するとともに、診療を終了した患者の医療情報を主メモリ21、記憶装置22および表示メモリ24から削除する。したがって、該当患者の医療情報は表示部27に表示されなくなる。
(1.3 医療情報の管理処理の流れ)
次に、図3〜図7を参照して、携帯型端末2の動作について説明する。
図3は、携帯型端末2が実行する医療情報の管理処理の流れを説明するフローチャートである。携帯型端末2のCPU10は、主メモリ21から図3に示す医療情報の管理処理に関するプログラムおよびデータを読み出し、このプログラムおよびデータに基づいて処理を実行する。
はじめに、携帯型端末2のCPU10は、記憶装置4に記憶された訪問先情報、患者情報、ユーザIDなどの医療情報をサーバ3を介して取得し、主メモリ21および記憶装置22に記憶する(ステップS101)。
次に、CPU10は、取得した訪問先情報をもとに訪問予定および訪問ルートを設定し、表示部27に表示する(ステップS102、図4の画面表示例400を参照)。
CPU10は、受信部29で受信したGPS信号6をもとに携帯型端末2の現在位置を取得する(ステップS103)。
次に、CPU10は、携帯型端末2の現在位置、現在の時間、および設定した訪問予定をもとに、予定通りに携帯型端末2が最初の患者宅に到着したかどうかを判定する(ステップS104)。携帯型端末2が患者宅に到着した場合、すなわち携帯型端末2の現在位置および現在の時間が、予定の患者宅位置および予定の訪問時間に一致している場合には(ステップS104のY)、患者情報を表示部27に表示する(図5の画面表示例500を参照)とともに、さらにGPS信号6を受信する(ステップS107)。
一方、携帯型端末2が患者宅に到着していない場合、すなわち携帯型端末2の現在位置および現在の時間が、予定の患者宅位置および予定の訪問時間に一致していない場合には(ステップS104のN)、処理はステップS105に進む。
ステップS105で、現在の時間が、訪問の遅れを見込んだ調整時間など、所定の制限時間内であれば(ステップS105のY)、CPU10はステップS102に戻って訪問予定を再設定する。しかし、現在の時間が制限時間を超えていれば(ステップS105のN)、CPU10は医療情報を主メモリ21、記憶装置22および表示メモリ24から削除する(ステップS106)。
ステップS107で受信したGPS信号6をもとに、CPU10は携帯型端末2の現在位置を取得し、携帯型端末2の現在位置と時間が予定と一致するか判定する(ステップS108)。
一致しない場合には(ステップS108のN)、処理はステップS106に進み、医療情報が削除される。
一致する場合には、入力部28から診療開始(図5の診療開始指示501)が入力されるまで(ステップS109のY)、ステップS107からS108が継続される。
入力部28から診療開始が入力されると(ステップS109のY)、CPU10は、診療開始時間をカルテに追加し、カルテ情報を表示部27に表示する(図6の画面表示例600を参照)とともに、入力部28からカルテへの入力を受け付ける(ステップS110)。
ステップS110でCPU10はさらにGPS信号6を受信し、この信号をもとに携帯型端末2の現在位置を取得し、携帯型端末2の現在位置と時間が予定と一致するか判定する(ステップS111)。一致する場合には(ステップS111のY)、入力部28から診療終了(図6の診療終了指示601)が入力されるまで(ステップS112のY)、ステップS110からS111が継続される。
一致しない場合には(ステップS111のN)、処理はステップS106に進み、医療情報が削除される。
入力部28から診療終了が入力されると(ステップS112のY)、CPU10は診療終了時間をカルテに追加し、サーバ3にカルテ追記情報を送信した後、最初の患者の医療情報を主メモリ21、記憶装置22および表示メモリ24から削除する(ステップS113)。
次に、CPU10は、全訪問が終了したかを判定し(ステップS114)、終了していない場合には(ステップS114のN)、次の患者についてS102〜S113の処理を行い、すべての訪問が終了するまで一連の処理を繰り返す(ステップS114)。
(1.4 削除処理が行われるときの携帯型端末2の状況)
ここで、ステップS106およびステップS113で情報の削除処理が行われるときの携帯型端末2の状況を説明する。
(1.4.1 ステップS105のNのとき)
ステップS105のNは、携帯型端末2が患者宅に到着せず、現在の時間が制限時間を超えている場合であり、このような場合には、例えば、次のような状況があてはまる。
・医療施設を出発前にユーザが携帯型端末2の携行を忘れた
・訪問ルートの途中で携帯型端末2の紛失や盗難などが発生した
(1.4.2 ステップS108のNおよびステップS111のNのとき)
ステップS108のNおよびステップS111のNは、患者宅に到着した後に、携帯型端末2の現在位置と時間が予定と不一致となる場合であり、このような場合には、例えば、次のような状況があてはまる。
・ユーザが携帯型端末2を患者宅またはその近辺に放置、置き忘れまたは紛失したために、携帯型端末2の位置は変わらないが、時間が経過した
・患者宅に到着後、携帯型端末2が持ち去られたために、携帯型端末2の位置が不一致となった
これらの状況では、携帯型端末2がユーザの手を離れてしまってユーザが情報を管理できない。したがって、上述したように、CPU10がステップS106の情報削除処理を行うことにより、携帯型端末2には医療情報がまったく存在しなくなるので、ユーザ以外の者が携帯型端末2を操作したり表示部27を見たりしても、医療情報が漏洩することを防止できる。
また、医療施設を出発後の事故や災害による診療中止など、予定を大きく変更せざるを得ない状況も、ステップS105のNの場合にあてはまる。このようなときは、ユーザが携帯型端末2を所持していても、携帯型端末2内の情報は診療に利用されることがないので、安全のために情報を削除しておくことが好ましい。したがって、本実施形態ではこのような場合も、CPU10がステップS106で情報削除処理を行う。
(1.4.3 ステップS112のYからS113のとき)
ステップS112のYからS113は、患者宅での診療が終了し、カルテに記入された情報がサーバ3に送信された状況である。診療が終わった患者の医療情報は、以降に利用されることはないので、安全のために、診療が終わった患者についての情報を削除しておくことが好ましい。したがって、本実施形態ではこのような場合も、CPU10が情報削除処理を行う。
以上のように様々な状況を考慮して、携帯型端末2では情報管理が行われる。とくに、放置、置き忘れ、紛失、盗難などにより携帯型端末2がユーザの手を離れた場合には、情報が削除されて、携帯型端末2内には医療情報がまったく存在しなくなるので、医療情報が漏洩することを未然に防止できる。
また、将来発生するかもしれないトラブルに備えて、利用しない情報も削除されるので、技術的に医療情報の安全が保障された携帯型端末2を提供できる。
(1.5 本実施形態の変形例)
本実施形態は、前述のものに限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
本実施形態では、ステップS101で訪問予定の患者全員の医療情報をサーバ3から取得する場合を説明したが、患者宅の訪問ごとに、該当する患者の医療情報を取得するようにしてもよい。この場合には、患者宅(またはその周辺)に到着するまでは、該当患者の医療情報は携帯型端末2内に存在しないので、それ以前に何らかのトラブルによって情報の漏洩することを未然に防ぐことができる。
また、本実施形態では、携帯型端末2が訪問予定を自動的に設定する場合を説明したが、患者ごとの診療時間を考慮して、ユーザが訪問予定を設定および変更するようにしてもよい。診療や移動にかかる時間が不定で、予定と一致しないことが多い場合には、ユーザによって診療開始指示が入力されてから、携帯型端末2が経過時間を計測し、所定の時間が経過したら自動的に時間を延長するなどして、診療の途中で予定の変更や再設定を行うようにしてもよい。一方、診療や移動にかかる時間が一定で、予定と一致することが確実な場合には、携帯型端末2は訪問予定を設定せずに、サーバ3や外部記憶装置など、外部から訪問予定を取得するようにしてもよい。
また、ステップS107およびステップS110での、携帯型端末2の位置と時間が予定と一致するかの判定は、携帯型端末2が患者宅に到着してからの経過時間と予定された滞在時間との比較によって行ってもよい。この場合には、経過時間が滞在時間以下であれば、CPU10は患者情報の表示とカルテへの記入の受付を行い、経過時間が滞在時間を上回ったなら、CPU10は医療情報を削除する。また、訪問ルートを移動する所要時間と予定された移動時間についても同様である。
また、ステップS113で、CPU10は図7に示すような送信完了のメッセージを表示部27に表示するようにしてもよい。該当する患者の医療情報が削除された後には、携帯型端末2は患者情報を表示できないが、ユーザが認証を受けたうえで、サーバ3から再び医療情報を取得するなどして、再表示するようにしてもよい。
また、本実施形態では各種医療情報を患者ごとにひもづけしてあるが、医療情報に限らず様々な情報をひもづけして、携帯型端末2の情報管理の対象とすることも可能である。例えば、ファイルフォルダにひもづけをしておけば、その中のファイルがすべて情報管理の対象になる、などである。
(1.6 本実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態の携帯型端末2は、予め設定された時間および位置と、実際の時間および位置とが不一致である場合に、内部に記憶された情報を削除するので、情報の漏洩を未然に防止することができる。また、携帯型端末2は利用しなくなった情報も削除するので、技術的に情報の安全を保障することが可能である。
(1.7 本実施形態における携帯型端末、電子情報管理方法、プログラムおよび電子情報管理システム)
本実施形態の携帯型端末2は、電子情報を記憶する記憶部22と、時間を取得する時間取得部(図示せず)と、携帯型端末の位置を取得する位置情報取得部12と、前記時間および前記位置が、前記携帯型端末の所在を予定した時間および位置に不一致であるときに、前記電子情報を前記記憶部から削除する情報管理部14と、を備えることを特徴とする携帯型端末2である。
本実施形態の携帯型端末2によれば、位置情報取得部12が携帯型端末2の位置を取得し、携帯型端末2の時間および位置が予定した時間および位置に不一致であるときに、情報管理部14が電子情報を記憶部22から削除することにより、電子情報の漏洩を未然に防止することができる。
ここで電子情報は、例えば、訪問医療、訪問看護、巡回健診またはその他の医療行為に利用する医療情報であってもよく、この場合、位置は訪問先および訪問ルート上の位置である。
また、前記位置情報取得部12は、GPS信号6に基づいて、前記携帯型端末2の位置を取得するものである。これにより、正確な携帯型端末2の位置を取得できるので、より正確に電子情報管理を行うことができる。
また、前記予定した時間および位置は所定の範囲を有していてもよく、前記情報管理部14は、前記時間および前記位置が前記範囲内に含まれない場合に、不一致と判定するようにしてもよい。これにより、時間および位置を範囲として管理し、範囲から外れた場合に情報管理部14が電子情報を記憶部22から削除することにより、データベースに情報の漏洩を未然に防止することができる。
また、携帯型端末2は、前記携帯型端末2の所在を予定した時間および位置を設定する予定設定部13をさらに備えてもよい。これにより、予定した時間および位置を設定および再設定できるので、実際の時間および位置が予定と一致しないことが多い場合には、ユーザによってまたは自動的に予定の変更や再設定を行うことが可能になる。
また、前記情報管理部14は、更に、前記予定した位置における前記携帯型端末2の経過時間、または、前記予定した位置から前記他の予定した位置の間を移動する所要時間を計測し、前記経過時間が前記予定した位置における前記携帯型端末2の予定滞在時間を超えたときに、または、前記所要時間が予定した位置と他の予定した位置との間を移動するための予定移動時間を超えたときに、前記電子情報を削除するようにしてもよい。これにより、経過時間または所要時間によっても実際と予定の比較が可能となる。
また、携帯型端末2は、追加入力された電子情報を外部に送信した後に、前記入力された電子情報を削除する入力管理部15をさらに備えてもよい。入力管理部15が、追加入力された電子情報、例えばカルテへの記入情報を外部のサーバ3などに送信した後に、利用されなくなった記入情報を削除するので、記入情報が漏洩することを未然に防ぐことができる。
また、携帯型端末2は表示部27をさらに備え、前記情報管理部14は前記時計(図示せず)および前記位置が前記予定した時間および位置に一致するときに、前記電子情報を前記表示部27に表示するようにしてもよい。これにより、ユーザからの表示要求には応じて、情報管理部14は電子情報を表示部27に表示することができる。
また、前記記憶装置22は前記携帯型端末2から着脱可能であってもよい。これにより、サーバ3との送受信ができない環境である場合にも、電子情報の利用と保存が可能になり利便性がよい。
本実施形態における電子情報を記憶する記憶部22を備える携帯型端末2で行う電子情報管理方法は、時間を取得する時間取得ステップと、携帯型端末の位置を取得する位置情報取ステップと、前記時間および前記位置が、前記携帯型端末の所在を予定した時間および位置に不一致であるときに、前記電子情報を前記記憶部から削除する情報管理ステップと、を含むことを特徴とする電子情報管理方法である。これにより、電子情報の漏洩を未然に防止することができる。
本実施形態の携帯型端末2で実行されるプログラムは、コンピュータを、電子情報を記憶する記憶手段、時間を取得する時間取得手段、携帯型端末の位置を取得する位置情報取得手段、前記時間および前記位置が、前記携帯型端末の所在を予定した時間および位置に不一致であるときに、前記電子情報を前記記憶部から削除する情報管理手段、として機能させるためのプログラムある。これにより、電子情報の漏洩を未然に防止することができる。
本実施形態の電子情報管理システム1は、携帯型端末2と、前記携帯型端末2に電子情報を提供するサーバ3とがネットワークを介して接続される電子情報管理システム1であって、前記携帯型端末2は、電子情報を記憶する記憶部22と、時間を取得する時間取得部と、携帯型端末の位置を取得する位置情報取得部12と、前記時間および前記位置が、前記携帯型端末の所在を予定した時間および位置に不一致であるときに、前記電子情報を前記記憶部から削除する情報管理部14と、を備えることを特徴とする電子情報管理システム1である。これにより、電子情報の漏洩を未然に防止することができる。
(2.第2の実施形態)
第1の実施形態では、GPS信号6を受信して携帯型端末2の現在の位置情報を取得したが、本実施形態では、車両7に搭載された発信器71の発信器信号72をGPS信号6の代替として用いる(図1を参照)。
山間部などのGPS信号を受信しにくい場所では、携帯型端末2の正確な位置情報を取得することが難しい。そこで、本実施形態では、携帯型端末2の近くの車両7(例えば数メートル〜十数メートル離れた車両7)から、発信器信号72を受信できる場合には、携帯型端末2の現在の位置が予定の通りであるとして、携帯型端末2が動作するようにした。
発信器71は、発信器71のIDを含む発信器信号72を発信する。発信器信号72が受信部29に届く距離は数メートルから数十メートルである。
(2.1 携帯型端末2の機能構成)
本実施形態の携帯型端末2の機能構成は第1の実施形態と同様であるが、医療情報取得部11、位置情報取得部12および情報管理部14に若干の違いがある。
医療情報取得部11は、医療情報をサーバ3から取得する際に、発信器71のIDを合わせて取得する。
位置情報取得部12は、受信部29で受信した発信器信号72から発信器71のIDを取得し、情報管理部14に送る。ただし、受信部29で発信器信号72が受信されなかった場合や、信号からIDが取得できなかった場合には、位置情報取得部12はIDなしの情報を情報管理部14に送る。
情報管理部14は、医療情報取得部11で取得した発信器71のIDと位置情報取得部12で取得した発信器71のIDとが一致している場合には、携帯型端末2の現在の位置が予定の位置と一致していると判定する。ただし、IDが不一致であったり、位置情報取得部12からの情報がIDなしであったりした場合には、携帯型端末2の現在の位置が、予定の位置とは不一致であると判定する。すなわち、IDの一致、不一致の判定により、位置の一致、不一致がより正確に行われるから、医療情報の漏洩をより確実に防止することが可能になる。
(2.2 医療情報の管理処理の流れ)
次に、図8を参照して、本実施形態の携帯型端末2の動作について説明する。
図8は、携帯型端末2が実行する医療情報の管理処理の流れを説明するフローチャートである。携帯型端末2のCPU10は、主メモリ21から図8に示す医療情報の管理処理に関するプログラムおよびデータを読み出し、このプログラムおよびデータに基づいて処理を実行する。
はじめに、携帯型端末2のCPU10は、記憶装置4に記憶された訪問先情報、患者情報、発信器71のIDなどの医療情報をサーバ3を介して取得し、主メモリ21および記憶装置22に記憶する(ステップS201)。
次に、CPU10は、取得した訪問先情報をもとに訪問予定および訪問ルートを設定し、表示部27に表示する(ステップS202、図4の画面表示例400を参照)。
次に、CPU10は、ユーザによって入力部28から患者宅へ到着したことを示す入力や、そのほかの位置特定機能により、患者宅またはその周辺に到着したかどうかを判定する(ステップS203)。携帯型端末2が患者宅に到着した場合には(ステップS203のY)、患者情報を表示部27に表示する(図5の画面表示例500を参照)とともに、発信器信号72を受信する(ステップS206)。
一方、携帯型端末2が患者宅に到着していない場合には(ステップS203のN)、処理はステップS204に進む。
ステップS204で、現在の時間が、訪問の遅れを見込んだ調整時間など、所定の制限時間内であれば(ステップS204のY)、CPU10はステップS202に戻って訪問予定を再設定する。しかし、現在の時間が制限時間を超えていれば(ステップS204のN)、CPU10は医療情報を主メモリ21、記憶装置22および表示メモリ24から削除する(ステップS205)。
ステップS206で受信した発信器信号72から、CPU10は発信器71のIDを取得し、予定された患者宅訪問の時間と携帯型端末2の現在の時間とが一致しているか、および、ステップS201でサーバ3から取得した発信器71のIDと発信器信号72から得たIDとが一致しているか、を判定する(ステップS207)。
一方が一致しない場合、またはどちらも一致しない場合には(ステップS207のN)、処理はステップS205に進み、医療情報が削除される。
どちらも一致する場合には、入力部28から診療開始(図5の診療開始指示501)が入力されるまで(ステップS208のY)、ステップS206からS207が継続される。
入力部28から診療開始が入力されると(ステップS208のY)、CPU10は、診療開始時間をカルテに追加し、カルテ情報を表示部27に表示する(図6の画面表示例600を参照)とともに、入力部28からカルテへの入力を受け付ける(ステップS209)。
ステップS209でCPU10はさらに発信器信号72を受信し、この信号から発信器71のIDを取得し、予定された患者宅訪問の時間と携帯型端末2の現在とが一致しているか、および、ステップS201でサーバ3から取得した発信器71のIDと発信器信号72から得たIDとが一致しているか、を判定する(ステップS210)。
一方が一致しない場合、またはどちらも一致しない場合には(ステップS210のN)、処理はステップS205に進み、医療情報が削除される。
どちらも一致する場合には、入力部28から診療終了(図6の診療終了指示601)が入力されるまで(ステップS211のY)、ステップS209からS210が継続される。
入力部28から診療終了が入力されると(ステップS211のY)、CPU10は診療終了時間をカルテに追加し、サーバ3にカルテ追記情報を送信した後、最初の患者の医療情報を主メモリ21、記憶装置22および表示メモリ24から削除する(ステップS212)。
次に、CPU10は、全訪問が終了したかを判定し(ステップS213)、終了していない場合には(ステップS213のN)、次の患者についてS202〜S212の処理を行い、すべての訪問が終了するまで一連の処理を繰り返す(ステップS213)。
(2.3 削除処理が行われるときの携帯型端末2の状況)
ステップS205およびステップS212で情報削除処理が行われるときの携帯型端末2の状況は、第1の実施形態で説明した状況と同様である。本実施形態では、車両7と携帯型端末2の距離が数十メートル以上離れた状況になると、受信部29に発信器信号72は受信されないので「IDなし」となる。この場合も、第1の実施形態と同様に、携帯型端末2の現在の位置が、予定の位置とは不一致であると判定され、CPU10がステップS205の情報削除処理を行う。
(2.4 本実施形態の変形例)
本実施形態は、前述のものに限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
また、本実施形態では、車両7に搭載された発信器71を用いた場合を説明したが、利用者の胸章などの携行品73に発信器71を内蔵したものを用いてもよい。このような発信器71つきの携行品73を用いれば、高層の建物中の異なる階に複数の患者宅がある場合など、携帯型端末2は高さ方向の位置でも情報管理ができるので都合がよい。
また、GPS信号6と発信器信号72を組み合わせて利用してもよい。この組合せは、例えば、患者宅周辺にはGPS信号6が届くが、患者宅がGPS信号6の届かない建物中にあって、発信器信号72が受信できる環境には有用である。
(2.5 本実施形態の効果)
本実施形態の携帯型端末2は、山間部など、GPS信号を利用できない場所でも、第1の実施形態と同様に、放置、置き忘れ、紛失、盗難などにより携帯型端末2がユーザの手を離れた場合には、情報が削除されて、携帯型端末2内には医療情報がまったく存在しなくなるので、医療情報が漏洩することを未然に防止できる。
また、将来発生するかもしれないトラブルに備えて、ユーザが利用しない情報も削除されるので、技術的に医療情報の安全が保障された携帯型端末2を提供できる。
(2.6 本実施形態における携帯型端末、電子情報管理方法、プログラムおよび電子情報管理システム)
本実施形態の携帯型端末2、電子情報管理方法、プログラムおよび電子情報管理システム1は、第1の実施形態で説明したのと同様の作用効果を奏する。
また、本実施形態の携帯型端末2における前記位置情報取得部12は、発信器信号72に基づいて、前記携帯型端末2の位置を取得するので、山間部など、GPS信号6を利用できない場所でも、発信器信号72を受信できるかぎりは、携帯型端末2の現在の位置が予定の通りであるとして携帯型端末2が動作し、GPS信号6を利用した場合と同様に、電子情報管理を行うことができる。
また、前記位置情報取得部12は、発信器71から発せられた発信器信号72から前記発信器71のIDを取得し、前記情報管理部14は、前記時間と前記予定した時間とが不一致であるか、または前記IDと前記記憶部22に記憶されたIDとが不一致であるときに、前記電子情報を前記記憶部22から削除する。これにより、発信器信号72を用いた携帯型端末2の位置の一致、不一致がより正確に判定されるので、医療情報の漏洩をより確実に防止することが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1・・・・電子情報管理システム
2・・・・携帯型端末
21・・・主メモリ
22・・・記憶装置
24・・・表示メモリ
27・・・表示部
28・・・入力部
29・・・受信部
3・・・・サーバ
4・・・・記憶装置
6・・・・GPS信号
7・・・・車両
71・・・発信器
72・・・発信器信号
10・・・CPU
11・・・医療情報取得部
12・・・位置情報取得部
13・・・予定設定部
14・・・情報管理部
15・・・カルテ入力管理部

Claims (13)

  1. 電子情報を記憶する記憶部と、
    時間を取得する時間取得部と、
    携帯型端末の位置を取得する位置情報取得部と、
    前記時間および前記位置が、前記携帯型端末の所在を予定した時間および位置に不一致であるときに、前記電子情報を前記記憶部から削除する情報管理部と、
    を備えることを特徴とする携帯型端末。
  2. 前記位置情報取得部は、GPS信号または発信器から発せられた発信器信号に基づいて、前記携帯型端末の位置を取得することを特徴とする請求項1の携帯型端末。
  3. 前記位置情報取得部は、発信器から発せられた発信器信号から前記発信器のIDを取得し、
    前記情報管理部は、前記IDと前記記憶部に記憶されたIDとが不一致であるときに、前記電子情報を前記記憶部から削除することを特徴とする請求項1の携帯型端末。
  4. 前記予定した時間および位置は所定の範囲を有し、
    前記情報管理部は、前記時間および前記位置が前記範囲内に含まれない場合に、不一致と判定することを特徴とする請求項1の携帯型端末。
  5. 前記携帯型端末の所在を予定した時間および位置を設定する予定設定部を更に備えることを特徴とする請求項1の携帯型端末。
  6. 前記情報管理部は、更に、前記予定した位置における前記携帯型端末の経過時間、または、前記予定した位置から前記他の予定した位置の間を移動する所要時間を計測し、前記経過時間が前記予定した位置における前記携帯型端末の予定滞在時間を超えたときに、又は、前記所要時間が予定した位置と他の予定した位置との間を移動するための予定移動時間を超えたときに、前記電子情報を削除することを特徴とする請求項1の携帯型端末。
  7. 前記携帯型端末に追加して入力された電子情報を外部に送信した後に、前記入力された電子情報を削除する入力管理部を更に備えることを特徴とする請求項1の携帯型端末。
  8. 表示部を更に備え、
    前記情報管理部は、前記時間および前記位置が前記予定した時間および位置に一致するときに、前記電子情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1の携帯型端末。
  9. 前記記憶部は、前記携帯型端末から着脱可能であることを特徴とする請求項1の携帯型端末。
  10. 前記電子情報は、訪問医療、訪問看護、巡回健診またはその他の医療行為に利用する医療情報であることを特徴とする請求項1の携帯型端末。
  11. 電子情報を記憶する記憶部を備える携帯型端末で行う電子情報管理方法であって、
    時間を取得する時間取得ステップと、
    携帯型端末の位置を取得する位置情報取得ステップと、
    前記時間および前記位置が、前記携帯型端末の所在を予定した時間および位置に不一致であるときに、前記電子情報を前記記憶部から削除する情報管理ステップと、
    を含むことを特徴とする電子情報管理方法。
  12. コンピュータを、
    電子情報を記憶する記憶手段、
    時間を取得する時間取得手段、
    携帯型端末の位置を取得する位置情報取得手段、
    前記時間および前記位置が、前記携帯型端末の所在を予定した時間および位置に不一致であるときに、前記電子情報を前記記憶部から削除する情報管理手段、
    として機能させるためのプログラム。
  13. 携帯型端末と、前記携帯型端末に電子情報を提供するサーバとがネットワークを介して接続される電子情報管理システムであって、
    前記携帯型端末は、
    電子情報を記憶する記憶部と、
    時間を取得する時間取得部と、
    前記携帯型端末の位置を取得する位置情報取得部と、
    前記時間および前記位置が、前記携帯型端末の所在を予定した時間および位置に不一致であるときに、前記電子情報を前記記憶部から削除する情報管理部と、
    を備える
    ことを特徴とする電子情報管理システム。
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