JPWO2017119505A1 - 移動位置履歴管理システム、移動位置履歴管理方法、位置情報生成端末装置、及び、位置情報生成プログラム - Google Patents

移動位置履歴管理システム、移動位置履歴管理方法、位置情報生成端末装置、及び、位置情報生成プログラム Download PDF

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Abstract

管理対象者が所持する端末装置にGPS機能を備えることなく、管理対象者の移動位置履歴を管理することができる移動位置履歴管理システムを提供する。移動位置履歴管理システム1は、児童の移動位置履歴を管理するシステムである。移動位置履歴管理システム1は、児童に所持されて使用され得るビーコンタグ10であって、ビーコン信号を所定の時間間隔で繰り返し送信するビーコンタグ10と、ビーコンタグ10からビーコン信号を受信したとき、ビーコン信号の受信時間と自装置の位置情報とを含む受信位置情報を送信する協力者用端末装置20と、協力者用端末装置20から受信位置情報を受信し、受信位置情報に基づいて移動位置履歴の情報を管理する管理サーバ30とを備える。

Description

本発明は、管理対象者の移動位置履歴を管理する移動位置履歴管理システムに関する。
特許文献1は、IDタグを用いて児童の登下校についての情報を管理する登下校管理システムを開示する。
特許文献1の登下校管理システムによると、児童が学校に到着して校門等に設置されたタグリーダにIDタグを差し出すと、タグリーダはIDタグのID等を検知し、そのデータを、校内に配置されたメインコンピュータに送信する。メインコンピュータは、登下校管理用プログラムにより児童の登下校データを格納、更新、データベース化その他の処理を行い、登校した児童のデータを、外部のメールサーバ等を有するASPセンタに送信する。ASPセンタのメールサーバは、「在校」に更新された児童の保護者の予め登録されたメールアドレスに、登校した旨が記載された所定のメールを送信する。これにより、保護者は携帯電話やコンピュータによってメールを受信して自分の児童の登校を確認することができる。
特開2007−323361号公報
社会情勢の悪化、児童を対象とした凶悪犯罪の発生等の影響により、校門を通過した際の登下校履歴だけでなく、学校と自宅との間の登下校中の移動位置履歴を把握したいとの要望がある。これに対し、児童が所持するIDタグにGPS機能を備え、GPS情報を用いて登下校中の児童の位置を把握することが考えられるが、IDタグの価格が高くなってしまう。
本発明は、管理対象者が所持する端末装置にGPS機能を備えることなく、管理対象者の移動位置履歴を管理することができる移動位置履歴管理システムを提供する。
本発明の移動位置履歴管理システムは、管理対象者の移動位置履歴を管理する移動位置履歴管理システムであって、管理対象者に所持されて使用され得る第1の端末装置であって、ビーコン信号を所定の時間間隔で繰り返し送信する第1の端末装置と、第1の端末装置からビーコン信号を受信したとき、ビーコン信号の受信時間と自装置の位置情報とを含む受信位置情報を送信する第2の端末装置と、第2の端末装置から受信位置情報を受信し、受信位置情報に基づいて移動位置履歴の情報を管理する管理サーバとを備える。
本発明によれば、管理対象者が所持する端末装置にGPS機能を備えることなく、管理対象者の移動位置履歴を管理することができる。
本発明の実施形態1に係る移動位置履歴管理システム1の構成を示すブロック図である。 図1に示すビーコンタグ10の構成を示すブロック図である。 図1に示す協力者用端末装置20の構成を示すブロック図である。 受信位置データの構成の一例を示す図である。 図1に示す管理サーバ30の構成を示すブロック図である。 児童マスタ301の構成の一例を示す図である。 児童位置履歴データベース302の一例を示す図である。 メール通知ログ303の一例を示す図である。 管理用端末装置35における児童の移動位置履歴の表示の一例を示す図である。 図1に示す保護者用端末装置40の構成を示すブロック図である。 保護者用端末装置40における児童の移動位置履歴の表示の一例を示す図である。 移動位置履歴管理システムにおける各々の端末装置やサーバ間における概略の処理フローを示す図である。 協力者用端末装置20における受信位置データの生成処理を示すフローチャートである。 管理サーバ30における児童位置履歴データベースの更新処理及びメール通知処理を示すフローチャートである。 (a)保護者用端末装置40における児童位置履歴データの取得処理を示すフローチャートと、(b)管理サーバ30における児童位置履歴データの配信処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る移動位置履歴管理システム1Aの構成を示すブロック図である。 図16に示すIDタグ10Aの構成を示すブロック図である。 図16に示す基地局60の構成を示すブロック図である。 協力者用端末装置20及び固定端末装置20aにおける受信位置データの生成処理を示すフローチャートである。 管理サーバ30における児童位置履歴データベースの更新処理及びメール通知処理を示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して本発明に係る移動位置履歴管理システムの実施形態を説明する。
(実施形態1)
1.構成
1−1.移動位置履歴管理システムの構成
図1は、本発明の実施形態1に係る移動位置履歴管理システム1の構成を示すブロック図である。図1に示す移動位置履歴管理システム1は、児童(管理対象者)の登下校中の移動位置履歴を管理するシステムであって、児童に所持されるビーコンタグ(第1の端末装置)10と、複数の協力者が使用する協力者用端末装置(第2の端末装置)20と、管理サーバ30と、管理用端末装置35と、児童の保護者が使用する保護者用端末装置40とを備える。
ここで、協力者とは、例えば児童が居住する地域の住民、及び、学校周辺地域の住民であり、登下校中の児童の移動位置履歴を管理することに協力する者である。協力者用端末装置20は、協力者が所持するスマートフォン、タブレット、又は、携帯電話等の携帯端末装置である。また、保護者用端末装置40は、児童の保護者が所持するスマートフォン、タブレット又は携帯電話等の携帯端末装置、又は、PCである。
ビーコンタグ10は、ID情報を含むビーコン信号を所定の時間間隔で繰り返し送信する。協力者が児童と遭遇し、協力者用端末装置20がビーコンタグ10からビーコン信号を受信すると、協力者用端末装置20は、ビーコン信号の受信日時情報と、自装置のGPS位置情報とを含む受信位置データをネットワーク2を介して管理サーバ30に送信する。管理サーバ30は、協力者用端末装置20から受信した受信位置データに基づいて児童の移動位置履歴データを管理し、この移動位置履歴データを例えばPC等の管理用端末装置35の表示部に表示させることができる。
また、管理サーバ30は、移動位置履歴データに基づいて、児童が所定の範囲外に位置する異常状態が発生したときに、この異常状態を保護者用端末装置40にメールで通知することができる。また、管理サーバ30は、保護者用端末装置40からの移動位置履歴データの配信要求に応じて、児童の移動位置履歴データを配信することができ、保護者用端末装置40は、取得した移動位置履歴データを表示部に表示することができる。以下、ビーコンタグ10、協力者用端末装置20、管理サーバ30、及び、保護者用端末装置40について詳細に説明する。
1−2.ビーコンタグ(第1の端末装置)の構成
図2は、図1に示すビーコンタグ10の構成を示すブロック図である。図2に示すビーコンタグ10は、ビーコンモジュール11と電池16とを備える。ビーコンモジュール11は、記憶部12と、制御部13と、通信部14と、アンテナ15とを備える。
記憶部12は、例えばフラッシュメモリで構成され、ICチップに集積される。記憶部12は、ビーコンタグ10の各種機能を実現するためのプログラム、及び、ID情報を記憶する。ID情報は、一例として、Bluetooth(登録商標)規格におけるBluetooth Low Energy(以下、「BLE」と称す。)に準拠したUuid(Universally Unique IDentifier)と、Majorと、Minorとを含む。
制御部13は、例えばICチップに集積されたCPU又はMPUで構成され、ビーコンタグ10全体の動作を制御する。制御部13は、記憶部12に格納されたプログラムを実行することによって各種機能を実現する。なお、制御部13は、専用に設計された電子回路又は再構成可能な電子回路などのハードウェア回路(ASIC、FPGA等)のみで実現されてもよい。
制御部13は、記憶部12に記憶されたID情報を含み、BLEに準拠したビーコン信号を生成する。制御部13は、生成したビーコン信号を通信部14及びアンテナ15を介して所定の時間間隔で繰り返し送信する。
通信部14は、Bluetooth規格におけるBLEに従い無線通信を行う通信モジュールである。電池16は、ビーコンモジュール11における記憶部12、制御部13、及び、通信部14に電力を供給する。
1−3.協力者用端末装置(第2の端末装置)の構成
図3は、図1に示す協力者用端末装置20の構成を示すブロック図である。図3に示すように協力者用端末装置20は、GPS測位部21、第1通信部22と、第2通信部23と、記憶部24と、制御部25とを備える。
GPS測位部21は、GPS衛星から電波(GPS情報)を受信して、受信した地点の緯度、経度、高度を測位するモジュールである。GPS測位部21は、協力者用端末装置20の位置を示す位置情報を取得する取得部の一例である。
第1通信部22は、Bluetooth規格におけるBLEに従い無線通信を行う通信モジュールである。第2通信部23は、IEEE802.11、Wi−Fi、3G又はLTE等の通信方式に従い無線通信を行う通信モジュールである。
記憶部24は、例えばフラッシュメモリで構成され、ICチップに集積される。記憶部24は、協力者用端末装置20の各種機能を実現するためのプログラム、位置情報生成プログラム210、及び、受信位置データを記憶する。
図4は、受信位置データの構成の一例を示す図である。図4に示す受信位置データにおけるUuid、Major、Minorは、ビーコンタグ10から第1通信部22を介して受信したビーコン信号に含まれるID情報である。GPS緯度及びGPS経度は、GPS測位部21で測位した自装置の位置情報である。受信日時はビーコン信号を受信した日時である。なお、受信位置データは、Bluetooth規格におけるBLEに準拠したビーコン距離情報及びビーコン受信強度情報を含んでもよいし、GPS精度情報を含んでもよい。ビーコン距離情報は、ビーコンタグ10と協力者用端末装置20との近接度(Proximity)を示す情報であり、接近(Immediate)、近い(Near)、遠い(Far)及び不明(Unknown)の4段階で示される。また、ビーコン受信強度情報は、ビーコン信号の受信強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を示す情報である。
図3に戻り、制御部25は、例えばICチップに集積されたCPU又はMPUで構成され、協力者用端末装置20全体の動作を制御する。制御部25は、記憶部24に格納されたプログラムを実行することによって各種機能を実現する。また、制御部25は、記憶部24に格納された位置情報生成プログラム210を実行することによって、第1通信制御部211、取得制御部212、生成制御部213、及び、第2通信制御部214として機能する。
第1通信制御部211は、ビーコンタグ10から第1通信部22を介してビーコン信号を受信し、取得制御部212は、GPS測位部21で測位した自装置の位置情報を取得する。第1通信制御部211が、ビーコンタグ10から第1通信部22を介してビーコン信号を受信したとき、生成制御部213は、今回受信したビーコン信号のID情報が記憶部24に前回記憶した受信位置データにおけるビーコン信号のID情報と異なる場合に、ビーコン信号に含まれるID情報、ビーコン信号の受信日時、及び、自装置の位置情報に基づいて、図4に示す受信位置データを作成する。
一方、生成制御部213は、今回受信したビーコン信号のID情報が記憶部24に前回記憶した受信位置データにおけるビーコン信号のID情報と同一である場合、今回の受信時間が記憶部24に前回記憶した受信位置データにおける受信時間から所定時間経過している場合に、ビーコン信号に含まれるID情報、ビーコン信号の受信日時、及び、自装置の位置情報に基づいて、図4に示す受信位置データを作成する。
第2通信制御部214は、作成した受信位置データを第2通信部23及びネットワーク2を介して管理サーバ30に送信する。また、第2通信制御部214は、送信した受信位置データを記憶部24に格納する。
ここで、上述した所定時間は、例えば5分であればよい。これにより、同一のビーコンタグ10の受信位置データの作成、送信及び記憶の処理が短時間に繰り返し行われることを抑制することができる。その結果、協力者用端末装置20の消費電力の増加を抑制しつつ、児童の登下校中の移動位置履歴の管理を適切に行うことができる。
なお、制御部25は、専用に設計された電子回路又は再構成可能な電子回路などのハードウェア回路(ASIC、FPGA等)のみで実現されてもよい。
1−4.管理サーバの構成
図5は、図1に示す管理サーバ30の構成を示すブロック図である。図5に示す管理サーバ30は、通信部31と、記憶部32と、制御部33とを備える。
通信部31は、IEEE802.11、Wi−Fi、3G又はLTE等の通信方式に従い無線通信を行う通信モジュールである。
記憶部32は、例えばハードディスクドライブ(HDD)又は半導体記憶装置(SSD)で構成され、管理サーバ30の各種機能を実現するためのプログラム、及び、児童マスタ301、児童位置履歴データベース302及びメール通知ログ303等の各種データベースを格納する。
図6は、児童マスタの構成の一例を示す図である。図6に示す児童マスタ301は、児童に関する情報を管理するデータベースである。児童マスタ301は、ビーコンタグ10のID情報と、ビーコンタグ10を所持する児童に関する情報とを関連付けて管理する。児童マスタキーは、児童マスタ301における各児童に関する情報と他のデータベースにおける各児童に関する情報とを関連付けるためのキーである。児童マスタ301は、ビーコンタグ10のID情報としてUuid、Major、Minorを管理する。また、児童マスタ301は、ビーコンタグ10を所持する児童に関する情報として、児童名、児童名カナ、ニックネーム、学校名、学校名カナ、学校緯度、学校経度、保護者名、保護者名カナ、保護者メールアドレス、メール通知のための距離、及び、更新日時を管理する。
メール通知のための距離は、例えば学校位置を基準とした距離であり、児童がこの距離を超えて移動する異常状態である場合に管理サーバ30から保護者用端末装置40にメール通知を行うためのものである。メール通知のための距離は、保護者用端末装置40によって任意の値に設定可能である。
図7は、児童位置履歴データベースの一例を示す図である。図7に示す児童位置履歴データベース302は、児童の位置履歴に関する情報を管理するデータベースである。児童位置履歴データベース302は、協力者用端末装置20からネットワーク2を介して受信する受信位置データに基づいて、ビーコンタグ10のID情報と、ビーコンタグ10を所持する児童の位置情報と、その位置情報を取得した日時とを関連付けて管理する。児童位置履歴キーは、児童位置履歴データベース302における各児童位置履歴データと他のデータベースにおける情報とを関連付けるためのキーであり、各児童位置履歴キーには、上述した児童マスタ301における児童マスタキーが関連付けられる。児童位置履歴データベース302は、ビーコンタグ10のID情報としてUuid、Major、Minorを管理し、ビーコンタグ10を所持する児童の位置情報としてGPS緯度、GPS経度を管理し、位置情報を取得した時間として取得日時を管理する。また、児童位置履歴データベース302は、上述したビーコン距離情報及びビーコン受信強度情報を含んでもよいし、GPS精度情報を含んでもよい。
ここで、取得日時は、図4の受信位置データにおけるビーコン信号の受信日時である。なお、協力者用端末装置20がビーコンタグ10からビーコン信号を受信してから受信位置データを管理サーバ30に送信するまでの時間が短いことから、取得日時は、管理サーバ30が協力者用端末装置20から受信位置データを受信する日時であってもよい。
図8は、メール通知ログの一例を示す図である。図8に示すメール通知ログ303は、上述したように児童がメール通知のための距離を超えて移動する異常状態である場合に管理サーバ30から保護者用端末装置40に送信されるメールログを管理する。メール通知キーは、各メール通知ログ303と他のデータベースにおける情報とを関連付けるためのキーであり、メール通知キーには、上述した児童マスタ301における児童マスタキー、及び、上述した児童位置履歴データベース302における児童位置履歴キーが関連付けられる。メール通知ログ303は、メールの通知日時及び通知メールアドレスを管理する。
図5に戻り、制御部33は、例えばCPU又はMPU等で構成され、管理サーバ30全体の動作を制御する。制御部33は、記憶部32に格納されたプログラムを実行することによって各種機能を実現する。なお、制御部33で実行されるプログラムは、ネットワーク2を介して提供されてもよいし、CD−ROM等の記録媒体で提供されてもよい。また、制御部33は、専用に設計された電子回路又は再構成可能な電子回路などのハードウェア回路(ASIC、FPGA等)のみで実現されてもよい。
制御部33は、協力者用端末装置20からネットワーク2及び通信部31を介して図4に示す受信位置データを受信し、受信した受信位置データを図7に示す児童位置履歴データベース302に追加記憶するように、児童位置履歴データベース302を更新する。制御部33は、児童位置履歴データベース302に基づいて、ビーコンタグ10を所持する児童の移動位置履歴を管理用端末装置35の表示部に表示させることができる。
図9は、管理用端末装置35における児童の移動位置履歴の表示の一例を示す図である。図9において、白丸印は、図7に示す児童位置履歴データベース302におけるGPS緯度及びGPS経度に基づく児童の登下校中の移動位置履歴であり、各位置に対応して取得日時が表示される。また、破線は、図6に示す児童マスタ301における学校緯度及び学校経度に基づく学校位置を中心とし、メール通知のための距離を半径とする所定の範囲を示す。
図9において、黒丸印は、破線で包囲された所定の範囲の外に位置している。このように、児童位置履歴データベース302における位置情報が所定の範囲の外の位置を示す場合、制御部33は、図6に示す児童マスタ301における保護者メールアドレス宛に通知し、図8に示すメール通知ログ303を更新する。
また、制御部33は、保護者用端末装置40から移動位置履歴の情報の配信要求を受けたとき、児童位置履歴データベース302の情報を保護者用端末装置40に送信する。
1−5.保護者用端末装置の構成
図10は、図1に示す保護者用端末装置40の構成を示すブロック図である。図10に示す保護者用端末装置40は、通信部41と、表示及び操作部42と、記憶部43と、制御部44とを備える。
通信部41は、IEEE802.11、Wi−Fi、3G又はLTE等の通信方式に従い無線通信を行う通信モジュールである。
表示及び操作部42は、例えばタッチパネル式ディスプレイである。なお、表示及び操作部42は、ディスプレイ等の表示部とキーボード等の操作部とを別々に備える形態であってもよい。
記憶部43は、例えばフラッシュメモリで構成され、ICチップに集積される。記憶部43は、保護者用端末装置40の各種機能を実現するためのプログラムを記憶する。
制御部44は、例えばICチップに集積されたCPU又はMPUで構成され、保護者用端末装置40全体の動作を制御する。制御部44は、記憶部43に格納されたプログラムを実行することによって各種機能を実現する。なお、制御部44は、専用に設計された電子回路又は再構成可能な電子回路などのハードウェア回路(ASIC、FPGA等)のみで実現されてもよい。
制御部44は、管理サーバ30からネットワーク2及び通信部41を介して通知メールを受信したとき、保護者による表示及び操作部42の操作に応じて、表示及び操作部42に通知メールを表示する。
また、制御部44は、保護者による表示及び操作部42の操作に応じて管理サーバ30に通信部41及びネットワーク2を介して児童位置履歴データの配信要求を行い、管理サーバ30からネットワーク2及び通信部41を介して児童位置履歴データベース302の情報を取得し、取得した児童位置履歴データベース302の情報に基づいて、図11に示すように児童の移動位置履歴を表示及び操作部42に表示する。
図11は、保護者用端末装置40における児童の移動位置履歴の表示の一例を示す図である。図11において、白丸印は、図7に示す児童位置履歴データベース302におけるGPS緯度及びGPS経度に基づく児童の登下校中の移動位置履歴であり、各位置に対応して取得時間が表示される。図11は、保護者用端末装置40がスマートフォン、タブレット又は携帯電話である場合の表示の一例であり、保護者用端末装置40がPCである場合には、保護者用端末装置40の表示及び操作部42には、図9と同様により広い範囲の表示が可能となる。
2.動作
以下、実施形態1に係る移動位置履歴管理システムの動作について、図12〜図15を参照して説明する。
まず、実施形態1に係る移動位置履歴管理システムの概略の動作を説明する。
図12は、移動位置履歴管理システムにおける各々の端末装置やサーバ間における概略の処理フローを示す図である。ビーコンタグ10が繰り返し発するビーコン信号(S00)は、協力者用端末装置20により受信される(S01)。協力者用端末装置20は受信したビーコン信号及び自装置の位置情報に基づいて、受信位置データを作成して(S05)管理サーバ30に送信する(S06)。管理サーバ30は受信した(S11)受信位置データを、児童位置履歴データベース302に追加記憶するように、児童位置履歴データベース302を更新する(S12)。追加記憶された受信位置データにおける位置が上述した所定の領域外にあるとき、通知メールを保護者用端末装置40に送信する(S15)。保護者用端末装置40はその通知メールを受信する(S15a)。
また、保護者用端末装置40は、管理サーバ30に対して児童位置履歴データの配信を要求することがある(S22)。管理サーバ30は、保護者用端末装置40からの児童位置履歴データの配信要求を受信すると(S31)、これに応じて児童位置履歴データを保護者用端末装置40に配信する(S32)。配信要求により児童位置履歴データを取得した保護者用端末装置40は、児童位置履歴を自装置の表示及び操作部に表示する(S24)。
続いて、実施形態1に係る移動位置履歴管理システムの詳細な動作を説明する。
2−1.ビーコン信号の送信処理
ビーコンタグ10は、ID情報としてUuid、Major及びMinorを含むビーコン信号を所定の時間間隔で繰り返し送信する。
2−2.受信位置データの生成処理
図13は、協力者用端末装置20における受信位置データの生成処理を示すフローチャートである。協力者用端末装置20における第1通信制御部211は、ビーコンタグ10から第1通信部22を介してビーコン信号を受信したか否かを判定し(S01)、ビーコン信号を受信していない場合にはステップS01に戻る。一方、ステップS01において、ビーコン信号を受信した場合、協力者用端末装置20における生成制御部213は、受信したビーコン信号のID情報が前回記憶したビーコン信号のID情報と同一か否かを判断し(S02)、同一である場合には次いで、生成制御部213は、ビーコン信号の受信時刻が前回記憶したビーコン信号の受信時刻から所定時間経過しているか否かを判断し(S03)、所定時間経過していないときには本処理を終了する。
一方、ステップS02において、受信したビーコン信号のID情報が前回記憶したビーコン信号のID情報と同一でない場合、及び、ステップS03において、ビーコン信号の受信時刻が前回記憶したビーコン信号の受信時刻から所定時間経過している場合、協力者用端末装置20における取得制御部212は、GPS測位部21で測位した自装置の位置情報を取得する(S04)。次いで、生成制御部213は、受信したビーコン信号に含まれるUuid、Major、Minor等のID情報と、ビーコン信号の受信日時と、GPS緯度、GPS経度等の自装置の位置情報とに基づいて、図4に示す受信位置データ201を作成する(S05)。なお、上述したように、受信位置データ201は、ビーコン距離情報、ビーコン受信強度情報を含んでもよいし、GPS精度情報を含んでもよい。
次いで、協力者用端末装置20における第2通信制御部214は、作成した受信位置データ201を第2通信部23及びネットワーク2を介して管理サーバ30に送信し(S06)、送信した受信位置データ201を記憶部24に格納する(S07)。
2−3.児童位置履歴データベースの更新処理及びメール通知処理
図14は、管理サーバ30における児童位置履歴データベースの更新処理及びメール通知処理を示すフローチャートである。管理サーバ30は、協力者用端末装置20からネットワーク2を介して受信位置データ201を受信したか否かを判定し(S11)、受信位置データ201を受信していない場合にはステップS11に戻る。一方、ステップS11において、受信位置データ201を受信した場合、管理サーバ30は、受信した受信位置データ201を児童位置履歴データベース302に追加記憶するように、児童位置履歴データベース302を更新する(S12)。このとき、管理サーバ30は、児童位置履歴データベース302に基づいて、ビーコンタグ10を所持する児童の移動位置履歴を管理用端末装置35の表示部に表示させてもよい。
次いで、管理サーバ30は、児童位置履歴データベース302における追加記憶された位置が上述した所定の領域内にあるか否かを判断し(S13)、所定の領域内にあるときには本処理を終了する。
一方、ステップS13において所定の領域外にあるとき、管理サーバ30は、保護者用端末装置40への通知メールを作成して(S14)、作成した通知メールを保護者用端末装置40に送信する(S15)。このとき、管理サーバ30は、通知メールの送信履歴を図8に示すメール通知ログ303に記憶するように、メール通知ログ303を更新する(S16)。
2−4.児童位置履歴データの取得処理及び配信処理
図15(a)は、保護者用端末装置40における児童位置履歴データの取得処理を示すフローチャートである。図15(b)は、管理サーバ30における児童位置履歴データの配信処理を示すフローチャートである。図15(a)に示すように、保護者用端末装置40は、保護者による表示及び操作部42の操作によって入力されたユーザ名とパスワードとが正しいか否かの判断を行い(S21)、ユーザ名とパスワードとが正しくない場合にはステップS21に戻る。
一方、ステップS21において、ユーザ名とパスワードとが正しい場合、保護者用端末装置40はログインを許可し、保護者による表示及び操作部42の操作に応じて児童位置履歴データの配信要求を管理サーバ30に行い(S22)、管理サーバ30から児童位置履歴データを取得する(S23)。次いで、保護者用端末装置40は、取得した児童位置履歴データに基づいて、図11に示すように児童位置履歴を、表示及び操作部42に表示する(S24)。
一方、管理サーバ30は、図15(b)に示すように、保護者用端末装置40から児童位置履歴データの配信要求を受信したとき(S31)、この配信要求に応じて、児童位置履歴データを保護者用端末装置40に配信する(S32)。
3.まとめ
以上のように、本実施形態の移動位置履歴管理システム1は、児童(管理対象者)の登下校中の移動位置履歴を管理する移動位置履歴管理システムであって、児童に所持されて使用され得るビーコンタグ(第1の端末装置)10と、協力者用端末装置(第2の端末装置)20と、管理サーバ30とを備える。ビーコンタグ10は、ビーコン信号を所定の時間間隔で繰り返し送信する。協力者用端末装置20は、ビーコンタグ10からビーコン信号を受信したとき、ビーコン信号の受信時間と自装置の位置情報とを含む受信位置情報を送信する。管理サーバ30は、協力者用端末装置20から受信位置情報を受信し、受信位置情報に基づいて児童の登下校中の移動位置履歴の情報を管理する。
また、本実施形態の移動位置管理方法は、児童(管理対象者)の登下校中の移動位置履歴を管理する移動位置履歴管理方法であって、ビーコンタグ(第1の端末装置)10が、児童に所持され、ビーコン信号を所定の時間間隔で繰り返し送信するステップと、協力者用端末装置(第2の端末装置)20が、ビーコンタグ10からビーコン信号を受信したとき、ビーコン信号の受信時間と自装置の位置情報とを含む受信位置情報を送信するステップ(図13のS06)と、管理サーバ30が、協力者用端末装置20から受信位置情報を受信し、受信位置情報に基づいて移動位置履歴の情報を管理するステップ(図14のS12)とを含む。
また、本実施形態の協力者用端末装置(位置情報生成端末装置)20は、児童(管理対象者)の移動位置履歴を管理する移動位置履歴管理システム1のための位置情報生成端末装置であって、児童に所持されて使用され得るビーコンタグ(所定の端末装置)10からビーコン信号を受信する第1通信部22と、自装置の位置を示す位置情報を取得するGPS測位部(取得部)21と、第1通信部22によって受信されたビーコン信号の受信時間と、GPS測位部21によって取得された位置情報とを含む受信位置情報を生成する制御部25と、受信位置情報を送信する第2通信部23とを備える。
また、本実施形態の位置情報生成プログラム210は、児童(管理対象者)の移動位置履歴を管理する移動位置履歴管理システム1における協力者用端末装置20のための位置情報生成プログラムであって、コンピュータを、児童に所持されて使用され得る所定の端末装置からビーコン信号を受信する第1通信制御部211と、自装置の位置を示す位置情報を取得する取得制御部212と、第1通信制御部211によって受信されたビーコン信号の受信時間と、取得制御部212によって取得された位置情報とを含む受信位置情報を生成する生成制御部213と、受信位置情報を送信する第2通信制御部214と、として機能させる。
これにより、児童が所持するビーコンタグ10にGPS機能を備えることなく、協力者用端末装置20の位置情報を用いて、登下校中の児童の移動位置履歴を管理することができる。さらに、協力者用端末装置20として、児童が居住する地域の住民のスマートフォン等を用いることにより、この地域の住民の防犯意識を高めることができる。
(実施形態2)
図16は、本発明の実施形態2に係る移動位置履歴管理システム1Aの構成を示すブロック図である。図16に示す実施形態2の移動位置履歴管理システム1Aは、上記した登下校中の児童の移動位置履歴の管理に加え、学校での登下校の管理を行う機能をさらに備える。具体的には、移動位置履歴管理システム1Aは、図1に示す実施形態1の移動位置履歴管理システム1と比較して、ビーコンタグ10に代えてIDタグ10Aを備え、さらにリーダ50、学校PC51及び基地局60を備える点で異なる。
図17は、本実施形態のIDタグ10Aの構成を示すブロック図である。図17に示すようにIDタグ10Aは、図2に示す実施形態1のビーコンタグ10と比較して、さらに登下校IDタグ71を備える点で異なる。登下校IDタグ71は、記憶部72、制御部73、受信部74、受信アンテナ75、送信部76、送信アンテナ77を備える。
記憶部72は、例えばフラッシュメモリで構成され、ICチップに集積される。記憶部72は、登下校IDタグ71の各種機能を実現するためのプログラム、及び、第2ID情報を記憶する。第2ID情報は、登下校IDタグ71の製造番号等の固有の識別情報を含む。
制御部73は、例えばICチップに集積されたCPU又はMPUで構成され、登下校IDタグ71全体の動作を制御する。制御部73は、記憶部72に格納されたプログラムを実行することによって各種機能を実現する。なお、制御部73は、専用に設計された電子回路又は再構成可能な電子回路などのハードウェア回路(ASIC、FPGA等)のみで実現されてもよい。
制御部73は、リーダ50から受信アンテナ75及び受信部74を介して受信する問合せ信号に応じて、記憶部72に記憶された第2ID情報を含む応答信号を送信部76及び送信アンテナ77を介してリーダ50に送信する。
受信部74及び送信部76は、例えばISO規格に従い無線通信を行う通信モジュールである。電池16は、登下校IDタグ71における記憶部72、制御部73、受信部74、及び、送信部76に電力を供給する。
図18は、図16に示す基地局60の構成を示すブロック図である。図18に示す基地局60は、児童が居住する地域の所定の場所に固定設置され、図3に示す協力者用端末装置20と同様に、GPS測位部21、第1通信部22と、第2通信部23と、記憶部24と、制御部25とを備える。
再び図16を参照し、リーダ50は、例えば学校の校門に設置され、児童が学校の校門を通過する際に、児童が所持するIDタグ10Aにおける登下校IDタグ71に問合せ信号を送信し、IDタグ10Aにおける登下校IDタグ71から第2ID情報を含む応答信号を取得する。
学校PC51は、例えば学校の職員室に設置され、リーダ50から第2ID情報を受信して、第2ID情報に関連付けされた児童の登下校を管理する。学校PC51は、児童の登下校に関する情報をネットワーク2を介してメール等で保護者用端末装置40に通知してもよい。
また、学校PC51は、児童の登下校情報をネットワーク2を介して管理サーバ30に送信し、児童の登下校情報を管理サーバ30に管理させてもよい。この場合、管理サーバ30が、児童の登下校に関する情報をネットワーク2を介してメール等で保護者用端末装置40に通知してもよい。
基地局60は、IDタグ10Aにおけるビーコンモジュール11から第1通信部22を介してビーコン信号を受信したとき、今回受信したビーコン信号のID情報が記憶部24に前回記憶した受信位置データにおけるビーコン信号のID情報と異なる場合に、ビーコン信号に含まれるID情報、ビーコン信号の受信日時、及び、GPS測位部21で測位した自装置の位置情報に基づいて、図4に示す受信位置データを作成する。
一方、基地局60は、今回受信したビーコン信号のID情報が記憶部24に前回記憶した受信位置データにおけるビーコン信号のID情報と同一である場合、今回の受信時間が記憶部24に前回記憶した受信位置データにおける受信時間から所定時間経過している場合に、ビーコン信号に含まれるID情報、ビーコン信号の受信日時、及び、GPS測位部21で測位した自装置の位置情報に基づいて、図4に示す受信位置データを作成する。
基地局60は、作成した受信位置データを第2通信部23及びネットワーク2を介して管理サーバ30に送信する。また、基地局60は、送信した受信位置データを記憶部24に格納する。
本実施形態の移動位置履歴管理システム1Aでも、実施形態1の移動位置履歴管理システム1と同様の利点を得ることができる。さらに、本実施形態の移動位置履歴管理システム1Aによれば、児童の登下校の管理を行うことができる。
(実施形態3)
1.構成
本発明の実施形態3に係る移動位置履歴管理システム1’は、実施形態1に係る移動位置履歴管理システム1と略同様の構成を備える。但し、実施形態3に係る移動位置履歴管理システム1’では、ビーコンタグ10からビーコン信号を受信して管理サーバ30受信位置データを送信する端末装置は、協力者が所持する装置と、一つの位置に固定される装置とを含む。協力者が所持する装置は、前述のように、例えば、スマートフォン、タブレット、又は、携帯電話等の携帯端末装置である。一つの位置に固定される装置は、例えば、電柱、公民館、コンビニエンスストア、又は、校門などの所定の位置に固定される端末装置である。以下では、協力者が所持する装置を、前述と同様に「協力者用端末装置」20と称し、一つの位置に固定される装置を、「固定端末装置」20aと称する。
また、実施形態3では、協力者用端末装置20及び固定端末装置20aは、受信位置データ作成時に自端末装置のID情報を付加する。即ち、協力者用端末装置20及び固定端末装置20aは、図4に示す構成に対して、自端末装置のID情報を付加して、受信位置データ201’を作成する。
また、実施形態3では、固定端末装置20aは、GPS測位部21及び(制御部25における)取得制御部212を含まなくてもよい。従って、固定端末装置20aは、受信位置データにおけるGPS緯度、GPS経度、及びGPS精度情報を、作成しなくてもよい。各固定端末装置20aの緯度経度情報(位置情報)は、以下に述べるように、管理サーバ30の記憶部32にて記憶されているからである。
実施形態3では、管理サーバ30は、記憶部32にて、全ての固定端末装置20aの端末装置ID情報と、固定される位置の緯度及び経度とを、例えば、以下のような関係テーブル(固定端末装置位置テーブル)にて記憶している。
Figure 2017119505
上述の固定端末装置位置テーブルの内容、即ち、固定端末装置20aの端末装置ID情報、固定位置緯度、及び固定位置経度は、管理用端末装置35から設定され得るように構成されている。このような固定端末装置位置テーブルは、記憶部32内のデータベースとして格納されてもよい。
実施形態3におけるその他の構成は、実施形態1に係る移動位置履歴管理システム1のものと同様である。
2.動作
以下、実施形態3に係る移動位置履歴管理システムの動作について、実施形態1に係る移動位置履歴管理システムの動作との差異を中心に、図19〜図20を参照して説明する。
2−1.ビーコン信号の送信処理
実施形態1にて記載したように、ビーコンタグ10は、ビーコン信号を所定の時間間隔で繰り返し送信する。
2−2.受信位置データの生成処理
図19は、実施形態3に係る、協力者用端末装置20及び固定端末装置20aにおける受信位置データの生成処理を示すフローチャートである。協力者用端末装置20及び固定端末装置20aにおける第1通信制御部211は、ビーコンタグ10から第1通信部22を介してビーコン信号を受信したか否かを判定し(S101)、ビーコン信号を受信していない場合にはステップS101に戻る。一方、ステップS101において、ビーコン信号を受信した場合、協力者用端末装置20及び固定端末装置20aにおける生成制御部213は、受信したビーコン信号のビーコン受信強度が所定の制限距離の範囲内であることを示すものか否かを判定する(S102)。所定の制限距離は、例えば、10mである。なお、この所定の制限距離は、協力者用端末装置20及び固定端末装置20aの各々にて設定され得るように、協力者用端末装置20及び固定端末装置20aの制御部25、及び記憶部24等が構成されている。
受信したビーコン信号のビーコン受信強度が所定の制限距離の範囲内であることを示すものか否かが判定されるのは、以下のような理由による。つまり、協力者用端末装置20及び固定端末装置20aは、相当の距離を隔てていても(例えば、50mや100mの距離を隔てていても)一つのビーコンタグ10からのビーコン信号を受信してしまうことがある。そのような場合、協力者用端末装置20及び固定端末装置20aの位置情報を、ビーコンタグ10の位置情報として用いることは、合理的ではないからである。従って、受信したビーコン信号のビーコン受信強度が所定の制限距離の範囲内であることを示すものか否かが判定され、ビーコンタグ10と、協力者用端末装置20又は固定端末装置20aとが近接していた場合のみ、受信位置データが生成される。
よって、受信したビーコン信号のビーコン受信強度が所定の制限距離の範囲内であることを示すもので無い場合(S102・NO)、受信位置データを生成することなく本処理を終了する。
受信したビーコン信号のビーコン受信強度が所定の制限距離の範囲内であることを示すものである場合(S102・YES)、協力者用端末装置20及び固定端末装置20aにおける生成制御部213は、受信したビーコン信号のID情報が前回記憶したビーコン信号のID情報と同一か否かを判断する(S103)。同一である場合には次いで、生成制御部213は、ビーコン信号の受信時刻が前回記憶したビーコン信号の受信時刻から所定時間経過しているか否かを判断し(S104)、所定時間経過していないときには本処理を終了する。
一方、ステップS103において、受信したビーコン信号のID情報が前回記憶したビーコン信号のID情報と同一でない場合、及び、ステップS104において、ビーコン信号の受信時刻が前回記憶したビーコン信号の受信時刻から所定時間経過している場合、協力者用端末装置20における取得制御部212は、GPS測位部21で測位した自装置の位置情報を取得する(S105)。なお、固定端末装置20aではステップS105における、GPS測位部21で測位した自装置の位置情報を取得する処理を行わなくてもよい。
次いで、生成制御部213は、受信したビーコン信号に含まれるUuid、Major、Minor等のID情報と、ビーコン信号の受信日時と、GPS緯度、GPS経度等の自装置の位置情報と、自端末装置のID情報に基づいて、受信位置データ201’を作成する(S106)。なお、上述したように、受信位置データ201’は、ビーコン距離情報、ビーコン受信強度情報を含んでもよいし、GPS精度情報を含んでもよい。
次いで、協力者用端末装置20及び固定端末装置20aにおける第2通信制御部214は、作成した受信位置データ201’を第2通信部23及びネットワーク2を介して管理サーバ30に送信し(S107)、送信した受信位置データ201’を記憶部24に格納する(S108)。
2−3.児童位置履歴データベースの更新処理及びメール通知処理
図20は、実施形態3に係る、管理サーバ30における児童位置履歴データベースの更新処理及びメール通知処理を示すフローチャートである。管理サーバ30は、協力者用端末装置20又は固定端末装置20aからネットワーク2を介して受信位置データ201’を受信したか否かを判定し(S111)、受信位置データ201’を受信していない場合にはステップS111に戻る。一方、ステップS111において、受信位置データ201’を受信した場合、管理サーバ30は、受信位置データ201’を作成して送信した端末装置が協力者用端末装置20であるか、否(即ち、固定端末装置20aである)かを判定する。
受信位置データ201’を作成して送信した端末装置が協力者用端末装置20であるか、否(即ち、固定端末装置20aである)かの判定においては、管理サーバ30の制御部33は、上述の固定端末装置位置テーブルを利用する。つまり、管理サーバ30の制御部33は、受信位置データ201’に付加された、端末装置のID情報が、固定端末装置位置テーブルの「固定端末装置の端末装置ID情報」に含まれるもので無いならば、受信位置データ201’を作成して送信した端末装置が協力者用端末装置20であると判定する(ステップS112・YES)。一方、受信位置データ201’に付加された、端末装置のID情報が、固定端末装置位置テーブルの「固定端末装置の端末装置ID情報」に含まれるものであるならば、管理サーバ30の制御部33は、受信位置データ201’を作成して送信した端末装置が固定端末装置20aであると判定する(ステップS112・NO)。
ステップS112において協力者用端末装置20であると判定されたとき、制御部33は、受信位置データ201’におけるGPS精度が所定の制限距離の範囲内であることを示すものか否かを判定する(S112)。所定の制限距離は、例えば、10mである。なお、この所定の制限距離は、管理用端末装置35を介して設定され得るように、管理用端末装置35及び管理サーバ30が構成されている。
受信位置データ201’におけるGPS精度が所定の制限距離の範囲内であることを示すものか否かが判定されるのは、以下のような理由による。つまり、GPS精度が低い場合、協力者用端末装置20が存在し得た位置の範囲が拡がってしまうことになる。その存在し得た位置の範囲の内で1点を受信位置と決定するとしても、現実の端末装置の位置から、相当の距離(例えば、50m以上)乖離してしまう可能性が高くなる。そのような場合、協力者用端末装置20及びビーコンタグ10の位置情報としてGPS緯度及びGPS経度を採用すると、位置情報が誤差を多んでしまうからである。従って、受信位置データ201’におけるGPS精度が所定の制限距離の範囲内であることを示すものか否かが判定され、GPS精度が所定値より高い場合に限り、受信位置データ201’が児童位置履歴データベース302に追加記憶され得る。
よって、受信位置データ201’におけるGPS精度が所定の制限距離の範囲内であることを示すもので無い場合(S113・NO)、受信位置データ201’を児童位置履歴データベース302に追加記憶することなく本処理を終了する。
受信位置データ201’におけるGPS精度が所定の制限距離の範囲内であることを示すものである場合(S113・YES)、管理サーバ30の制御部33は、受信位置データ201’のビーコン受信強度が所定の制限距離の範囲内であることを示すものか否かを判定する(S114)。所定の制限距離は、例えば、10mである。なお、この所定の制限距離は、管理用端末装置35を介して設定され得るように、管理用端末装置35及び管理サーバ30が構成されている。
協力者用端末装置20からの受信位置データ201’のビーコン受信強度が所定の制限距離の範囲内であることを示すものか否かが判定される理由は、図19のステップS102において、協力者用端末装置20にて受信したビーコン信号のビーコン受信強度が所定の制限距離の範囲内であることを示すものか否かが判定される理由と、同じ趣旨である。従って、ステップS114の制限距離として、図19のステップS102の制限距離と異なる値(例えば、より小さい値)が設定されてもよい。また、ステップS114が省略されてもよい。更に、ステップS114が存在することを前提に、図19のステップS102が省略されてもよい。
協力者用端末装置20からの受信位置データ201’のビーコン受信強度が所定の制限距離の範囲内であることを示すもので無い場合(S114・NO)、受信位置データ201’を児童位置履歴データベース302に追加記憶することなく本処理を終了する。
協力者用端末装置20からの受信位置データ201’のビーコン受信強度が所定の制限距離の範囲内であることを示すものである場合(S114・YES)、管理サーバ30の制御部33は、受信位置データ201’のビーコン信号のID情報が前回記憶した受信位置データ201’のビーコン信号のID情報と同一か否かを判定する(S115)。同一である場合には次いで、制御部33は、ビーコン信号の受信時刻が前回記憶したビーコン信号の受信時刻から所定時間経過しているか否かを判定し(S116)、所定時間経過していないときには、受信位置データ201’を児童位置履歴データベース302に追加記憶することなく本処理を終了する。
一方、ステップS115において、受信位置データ201’のビーコン信号のID情報が前回記憶した受信位置データ201’のビーコン信号のID情報と同一でない場合、及び、ステップS116において、ビーコン信号の受信時刻が前回記憶したビーコン信号の受信時刻から所定時間経過している場合、管理サーバ30の制御部33は、受信位置データ201’を児童位置履歴データベース302に追加記憶するように、児童位置履歴データベース302を更新する(S120)。なお、図19のステップS103とステップS104は、図20における上述のステップS115とステップS116と同趣旨のものであるから、ステップS115とステップS116が省略されてもよい。また、ステップS115とステップS116が存在することを前提に、図19のステップS103とステップS104が省略されてもよい。
ステップS112において、協力者用端末装置20で無い(即ち、固定端末装置20aである)と判定されたとき、管理サーバ30の制御部33は、受信位置データ201’のビーコン受信強度が所定の制限距離の範囲内であることを示すものか否かを判定する(S117)。所定の制限距離は、例えば、10mである。なお、この所定の制限距離は、管理用端末装置35を介して設定され得るように、管理用端末装置35及び管理サーバ30が構成されている。
固定端末装置20aからの受信位置データ201’のビーコン受信強度が所定の制限距離の範囲内であることを示すものか否かが判定される理由は、図19のステップS102において、協力者用端末装置20にて受信したビーコン信号のビーコン受信強度が所定の制限距離の範囲内であることを示すものか否かが判定される理由と、同じ趣旨である。従って、ステップS117の制限距離として、図19のステップS102の制限距離と異なる値(例えば、より小さい値)が設定されてもよい。また、ステップS117が省略されてもよい。更に、ステップS117が存在することを前提に、図19のステップS102が省略されてもよい。
固定端末装置20aからの受信位置データ201’のビーコン受信強度が所定の制限距離の範囲内であることを示すもので無い場合(S117・NO)、受信位置データ201’を児童位置履歴データベース302に追加記憶することなく本処理を終了する。
固定端末装置20aからの受信位置データ201’のビーコン受信強度が所定の制限距離の範囲内であることを示すものである場合(S117・YES)、管理サーバ30の制御部33は、受信位置データ201’のビーコン信号のID情報が前回記憶した受信位置データ201’のビーコン信号のID情報と同一か否かを判定する(S118)。同一である場合には次いで、制御部33は、ビーコン信号の受信時刻が前回記憶したビーコン信号の受信時刻から所定時間経過しているか否かを判定し(S119)、所定時間経過していないときには、受信位置データ201’を児童位置履歴データベース302に追加記憶することなく本処理を終了する。なお、図19のステップS103とステップS104は、図20における上述のステップS118とステップS119と同趣旨のものであるから、ステップS118とステップS119が省略されてもよい。また、ステップS118とステップS119が存在することを前提に、図19のステップS103とステップS104が省略されてもよい。
一方、ステップS118において、受信位置データ201’のビーコン信号のID情報が前回記憶した受信位置データ201’のビーコン信号のID情報と同一でない場合、及び、ステップS119において、ビーコン信号の受信時刻が前回記憶したビーコン信号の受信時刻から所定時間経過している場合、管理サーバ30の制御部33は、受信位置データ201’を児童位置履歴データベース302に追加記憶するように、児童位置履歴データベース302を更新する(S120)。このとき、固定端末装置位置テーブルにおける、固定端末装置の端末装置ID情報に対応する、固定位置緯度及び固定位置経度が、受信位置データ201’に付加されて、記憶されてもよい。また。同固定位置緯度及び固定位置経度が、GPS緯度及びGPS経度として記憶されてもよい。
次いで、管理サーバ30は、児童位置履歴データベース302における追加記憶された位置が上述した所定の領域内にあるか否かを判断し(S121)、所定の領域内にあるときには本処理を終了する。
一方、ステップS121において所定の領域外にあるとき、管理サーバ30は、保護者用端末装置40への通知メールを作成して(S122)、作成した通知メールを保護者用端末装置40に送信する(S123)。このとき、管理サーバ30は、通知メールの送信履歴を図8に示すメール通知ログ303に記憶するように、メール通知ログ303を更新する(S124)。
2−4.児童位置履歴データの取得処理及び配信処理
実施形態3に係る、保護者用端末装置40における児童位置履歴データの取得処理は、図15(a)に示す、実施形態1に係る、保護者用端末装置40における児童位置履歴データの取得処理と、同様である。更に、実施形態3に係る、管理サーバ30における配信処理は、図15(b)に示す、実施形態1に係る、管理サーバ30における配信処理と、同様である。
3.まとめ
以上のように、本実施形態の移動位置履歴管理システム1は、児童(管理対象者)の登下校中の移動位置履歴を管理する移動位置履歴管理システムであって、児童に所持されて使用され得るビーコンタグ(第1の端末装置)10と、協力者用端末装置(利用者が所持する第2の端末装置)20及び固定端末装置(一つの位置に固定される第2の端末装置)20aと、管理サーバ30とを備える。ビーコンタグ10は、ビーコン信号を所定の時間間隔で繰り返し送信する。協力者用端末装置20は、ビーコンタグ10からビーコン信号を受信したとき、ビーコン信号の受信時間と自端末装置の位置情報と自端末装置のID情報とを含む受信位置情報を作成して送信する。固定端末装置20aは、ビーコンタグ10からビーコン信号を受信したとき、ビーコン信号の受信時間と自端末装置のID情報とを含む受信位置情報を作成して送信する。管理サーバ30は、協力者用端末装置20及び固定端末装置20aから受信位置情報を受信し、受信位置情報が固定端末装置20aから受信したものであるならば、内部に備わる記憶部に記憶される端末装置のID情報と位置情報との関係テーブルを用いて、固定端末装置20aの位置情報を受信位置情報に付加し、更に、協力者用端末装置20若しくは固定端末装置20aの位置情報を含む受信位置情報に基づいて児童の登下校中の移動位置履歴の情報を管理する。
また、本実施形態の移動位置管理方法は、児童(管理対象者)の登下校中の移動位置履歴を管理する移動位置履歴管理方法であって、ビーコンタグ(第1の端末装置)が、児童に所持されて使用され、ビーコン信号を所定の時間間隔で繰り返し送信するステップと、協力者用端末装置20(利用者が所持する第2の端末装置)が、ビーコンタグからビーコン信号を受信したとき、ビーコン信号の受信時間と自端末装置の位置情報と自端末装置のID情報とを含む受信位置情報を作成して送信するステップ(図19のS106、S107)と、固定端末装置20a(一つの位置に固定される第2の端末装置)が、ビーコンタグからビーコン信号を受信したとき、ビーコン信号の受信時間と自端末装置のID情報とを含む受信位置情報を作成して送信するステップ(図19のS106、S107)と、管理サーバ30が、協力者用端末装置20及び固定端末装置20aから受信位置情報を受信し、受信位置情報が固定端末装置20aから受信したものであるならば、管理サーバ30の記憶部32に記憶される端末装置のID情報と位置情報との関係テーブルを用いて、固定端末装置20aの位置情報を受信位置情報に付加するステップと、管理サーバ30が、協力者用端末装置20若しくは固定端末装置20aの位置情報を含む受信位置情報に基づいて移動位置履歴の情報を管理するステップ(図20のS120)とを含む。
これにより、児童が所持するビーコンタグ10にGPS機能を備えることなく、協力者用端末装置20の位置情報を用いて、登下校中の児童の移動位置履歴を管理することができる。また、協力者用端末装置20として、児童が居住する地域の住民のスマートフォン等を用いることにより、この地域の住民の防犯意識を高めることができる。更に、固定端末装置20aを電柱、公民館、コンビニエンスストア、又は、校門などに設定することにより、様々な場所において児童の移動位置を把握することが可能になる。
また、GPS精度の高い位置情報のみを利用するので、児童の移動位置を精度高く把握できることになる。
(他の実施形態)
実施形態1〜3では、ビーコンタグ10又はIDタグ10Aを所持する管理対象者として児童を例示した。しかし、管理対象者は児童に限らず、学生や未成年でも成年でもよい。例えば、管理対象者は高齢者であってもよい。
また、実施形態1〜3では、管理対象者の管理者として児童の保護者を例示した。しかし、管理者は児童の保護者に限らず、管理対象者の管理を行うものであってもよい。この場合、例えば保護者を契約者に、保護者用端末装置を契約者用端末装置に適宜置き換えるものとする。
また、実施形態1及び2では、3つの協力者用端末装置(第2の端末装置)を備える移動位置履歴管理システム1、1Aを例示した。しかし、協力者用端末装置の数はこれに限らず、1つ以上の協力者用端末装置を備える移動位置履歴管理システムであってもよい。
また、実施形態2では、1つの基地局を備える移動位置履歴管理システム1Aを例示した。しかし、基地局の数はこれに限らず、2つ以上の基地局を備える移動位置履歴管理システムであってもよい。
1、1A、1’…移動位置履歴管理システム、
2…ネットワーク、
10…ビーコンタグ(第1の端末装置)、
10A…IDタグ(第1の端末装置)、
11…ビーコンモジュール、
12…記憶部、
13…制御部、
14…通信部、
15…アンテナ、
16…電池、
20…協力者用端末装置(第2の端末装置)、
20a…固定端末装置(第2の端末装置)、
21…GPS測位部、
22…第1通信部、
23…第2通信部、
24…記憶部、
25…制御部、
30…管理サーバ、
31…通信部、
32…記憶部、
33…制御部、
35…管理用端末装置、
40…保護者用端末装置、
41…通信部、
42…表示及び操作部、
43…記憶部、
44…制御部、
50…リーダ、
51…学校PC、
60…基地局、
71…登下校IDタグ、
72…記憶部、
73…制御部、
74…受信部、
75…受信アンテナ、
76…送信部、
77…送信アンテナ。

Claims (11)

  1. 管理対象者の移動位置履歴を管理する移動位置履歴管理システムであって、
    前記管理対象者に所持されて使用され得る第1の端末装置であって、ビーコン信号を所定の時間間隔で繰り返し送信する当該第1の端末装置と、
    前記第1の端末装置から前記ビーコン信号を受信したとき、前記ビーコン信号の受信時間と自装置の位置情報とを含む受信位置情報を送信する第2の端末装置と、
    前記第2の端末装置から前記受信位置情報を受信し、前記受信位置情報に基づいて前記移動位置履歴の情報を管理する管理サーバと、
    を備える、移動位置履歴管理システム。
  2. 前記ビーコン信号は、前記第1の端末装置の第1のID情報を含み、
    前記受信位置情報は、前記第2の端末装置が受信した前記ビーコン信号に含まれる前記第1のID情報をさらに含む、
    請求項1に記載の移動位置履歴管理システム。
  3. 前記管理サーバは、前記移動位置履歴の情報における位置情報が所定の範囲外の位置を示すとき、所定の端末装置に通知する、
    請求項1又は2に記載の移動位置履歴管理システム。
  4. 前記管理サーバは、所定の端末装置から前記移動位置履歴の情報の配信要求を受けたとき、前記移動位置履歴の情報を前記所定の端末装置に送信する、
    請求項1又は2に記載の移動位置履歴管理システム。
  5. 前記第1の端末装置は、IDタグを備え、リーダからの問合せ信号に応じて、第2のID情報を含む応答信号を前記リーダに送信する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の移動位置履歴管理システム。
  6. 前記第2の端末装置は、スマートフォン、タブレット、又は、携帯電話である、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の移動位置履歴管理システム。
  7. 管理対象者の移動位置履歴を管理する移動位置履歴管理システムのための位置情報生成端末装置であって、
    前記管理対象者に所持されて使用され得る所定の端末装置からビーコン信号を受信する第1の通信部と、
    自装置の位置を示す位置情報を取得する取得部と、
    前記第1の通信部によって受信された前記ビーコン信号の受信時間と、前記取得部によって取得された前記位置情報とを含む受信位置情報を生成する制御部と、
    前記受信位置情報を送信する第2の通信部と、
    を備える、位置情報生成端末装置。
  8. 管理対象者の移動位置履歴を管理する移動位置履歴管理システムにおける端末装置のための位置情報生成プログラムであって、
    コンピュータを
    前記管理対象者に所持されて使用され得る所定の端末装置からビーコン信号を受信する第1の通信制御手段と、
    自装置の位置を示す位置情報を取得する取得制御手段と、
    前記第1の通信制御手段によって受信された前記ビーコン信号の受信時間と、前記取得制御手段によって取得された前記位置情報とを含む受信位置情報を生成する生成制御手段と、
    前記受信位置情報を送信する第2の通信制御手段と、
    として機能させる、位置情報生成プログラム。
  9. 管理対象者の移動位置履歴を管理する移動位置履歴管理方法であって、
    第1の端末装置が、前記管理対象者に所持されて使用され、ビーコン信号を所定の時間間隔で繰り返し送信するステップと、
    第2の端末装置が、前記第1の端末装置から前記ビーコン信号を受信したとき、前記ビーコン信号の受信時間と自装置の位置情報とを含む受信位置情報を送信するステップと、
    管理サーバが、前記第2の端末装置から前記受信位置情報を受信し、前記受信位置情報に基づいて前記移動位置履歴の情報を管理するステップと、
    を含む、移動位置履歴管理方法。
  10. 管理対象者の移動位置履歴を管理する移動位置履歴管理システムにおいて、
    前記管理対象者に所持されて使用され得る第1の端末装置であって、ビーコン信号を所定の時間間隔で繰り返し送信する当該第1の端末装置と、
    前記第1の端末装置から前記ビーコン信号を受信したとき、
    自端末装置が利用者が所持する装置であるならば、前記ビーコン信号の受信時間と自端末装置の位置情報と自端末装置のID情報である第3のID情報とを含む受信位置情報を作成して送信し、自端末装置が一つの位置に固定される装置であるならば、前記ビーコン信号の受信時間と自端末装置のID情報である第3のID情報とを含む受信位置情報を作成して送信する、第2の端末装置と、
    前記第2の端末装置から前記受信位置情報を受信し、
    前記第2の端末装置が一つの位置に固定される装置であるならば、内部に備わる記憶部に記憶される第3のID情報と位置情報との関係テーブルを用いて、前記第2の端末装置の位置情報を前記受信位置情報に付加し、
    更に、前記第2の端末装置の位置情報を含む前記受信位置情報に基づいて前記移動位置履歴の情報を管理する管理サーバと、
    を備える、移動位置履歴管理システム。
  11. 管理対象者の移動位置履歴を管理する移動位置履歴管理方法であって、
    第1の端末装置が、前記管理対象者に所持されて使用され、ビーコン信号を所定の時間間隔で繰り返し送信するステップと、
    第2の端末装置が、前記第1の端末装置から前記ビーコン信号を受信したとき、自端末装置が利用者が所持する装置であるならば、前記ビーコン信号の受信時間と自端末装置の位置情報と自端末装置のID情報である第3のID情報とを含む受信位置情報を作成して送信し、自端末装置が一つの位置に固定される装置であるならば、前記ビーコン信号の受信時間と自端末装置のID情報である第3のID情報とを含む受信位置情報を作成して送信するステップと、
    管理サーバが、前記第2の端末装置から前記受信位置情報を受信し、
    前記第2の端末装置が一つの位置に固定される装置であるならば、管理サーバの記憶部に記憶される第3のID情報と位置情報との関係テーブルを用いて、前記第2の端末装置の位置情報を前記受信位置情報に付加するステップと、
    管理サーバが、前記第2の端末装置の位置情報を含む前記受信位置情報に基づいて前記移動位置履歴の情報を管理するステップと、
    を含む、移動位置履歴管理方法。
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