JP2015182581A - 車両の熱交換器配置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換器における冷却効率を高め、組み付け作業性の向上を図る。【解決手段】熱交換器12の縁部に車両2の前方に延在する熱交換器側エアガイド板20が設けられている。熱交換器側エアガイド板20は、車両2の前後方向に対して一定の角度θで前方に至るにつれて外装部材側エアガイド板18から離れる方向に変位する傾斜面2002Aで形成された内面2002を有している。フロントバンパカバー14の開口部16に熱交換器側エアガイド板20に沿って車両2の後方に延在する外装部材側エアガイド板18が設けられている。外装部材側エアガイド板18は、熱交換器側エアガイド板20に対向し、車両2の前後方向に対して前記角度θと同一の角度θで後方に至るにつれて熱交換器側エアガイド板20から離れる方向に変位する傾斜面1804Aで形成された外面1804を有している。【選択図】図2

Description

本発明は車両の熱交換器配置構造に関する。
車両前部のエンジンルーム内には、空調装置の気化冷媒を冷却するコンデンサやエンジン冷却水を冷却するラジエータなどの熱交換器が設けられている。
熱交換器は、フロントバンパに設けられた空気取り入れ用の開口部の後方に配置されており、開口部から流入する外気が熱交換器を通過することで外気との間で熱交換を行なう。
特許文献1には、矩形板状の熱交換器の車幅方向の両側から前方に向けて板状のエアガイド板を立設させ、開口部から取り込まれた外気をこれらエアガイド板により熱交換器に導くようにした構成が開示されている。
特開2009−154579号公報
しかしながら、上記従来技術では、エアガイド板が熱交換器側のみに設けられているため、開口部とエアガイド板の先端との間に車両の前後方向において隙間が生じざるを得ず、外気を熱交換器に確実に導く上で不利がある。
そこで、開口部と熱交換器との間に車両の前後方向の隙間を無くすため、熱交換器側のエアガイド板に重ねて開口部側にもエアガイド板を設けることが考えられる。
この場合、開口部と熱交換器との間に車両の前後方向の隙間を無くすため、車両の前後方向と直交する方向におけるそれらエアガイド板の隙間を小さくする必要がある。
しかしながら、車両の前後方向と直交する方向におけるそれらエアガイド板の隙間を小さくした場合には、フロントバンパを車体側に取り付ける際、開口部側のエアガイド板と熱交換器側のエアガイド板とが干渉し、組み付け作業性を高める上で不利となる。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、熱交換器における冷却効率を高める上で有利で、しかも組み付け作業性の向上を図る上で有利な車両の熱交換器配置構造を提供することにある。
上述の目的を達成するため、請求項1記載の発明は、車両前方の外装部材に空気取り入れ用の開口部が設けられ、前記開口部の後方に熱交換器が配置された車両の熱交換器配置構造であって、前記熱交換器の縁部に車両の前方に延在する熱交換器側エアガイド板が設けられ、前記開口部に前記熱交換器側エアガイド板に沿って車両の後方に延在する外装部材側エアガイド板が設けられ、前記熱交換器側エアガイド板が前記外装部材側エアガイド板に対向する面は、車両の前後方向に対して一定の角度で変位する傾斜面で形成され、前記外装部材側エアガイド板が前記熱交換器側エアガイド板に対向する面は、車両の前後方向に対して前記角度と同一の角度で変位する傾斜面で形成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記外装部材側エアガイド板の前記傾斜面と前記角度を形成する他方の面は、車両の前後方向に延在する平坦面で形成され、前記外装部材側エアガイド板は、前記傾斜面と前記平端面により車両の後方に至るにつれて肉厚が小さくなるように形成され、前記熱交換器側エアガイド板の前記傾斜面と前記角度を形成する他方の面は、車両の前後方向に延在する平坦面で形成され、前記熱交換器側エアガイド板は、前記傾斜面と前記平端面により車両の前方に至るにつれて肉厚が小さくなるように形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記外装部材側エアガイド板と前記熱交換器側エアガイド板は共に均一の肉厚で形成され、前記角度で傾斜していることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記熱交換器側エアガイド板は、前記熱交換器の周縁全周から枠状に車両の前方に延在し、前記外装部材側エアガイド板は、前記熱交換器側エアガイド板に対応した大きさの枠状に設けられていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、外装部材側エアガイド板の傾斜面と熱交換器側エアガイド板の傾斜面とを近接する寸法で形成しても、外装部材を取り付ける際、外装部材側エアガイド板と熱交換器側エアガイド板との間には、比較的大きな隙間が形成される。そのため、取り付け時、外装部材側エアガイド板18と熱交換器側エアガイド板との接触による損傷を防止する上で有利となり、外装部材の位置決め作業が容易に行なえ、組み付け作業性の向上の向上を図る上で有利となる。
また、外装部材と熱交換器の双方に、外装部材側エアガイド板、熱交換器側エアガイド板を設け、それらエアガイド板の傾斜面との間の隙間を小さくできることから、外装部材、熱交換器を取り付けた状態で、開口部と熱交換器との間に車両の前後方向に沿った隙間を無くす上で有利となり、開口部から取り入れた外気を熱交換器に確実に導く上でより有利となる。
請求項2記載の発明によれば、傾斜面を有する外装部材側エアガイド板および熱交換器側エアガイド板をそれらの肉厚を変えることで簡単に確実に形成でき、本発明の車両の熱交換器配置構造を安価に確実に製造する上で有利となる。
請求項3記載の発明によれば、傾斜面を有する外装部材側エアガイド板および熱交換器側エアガイド板をそれらの傾きを変えることで簡単に確実に形成でき、本発明の車両の熱交換器配置構造を安価に確実に製造する上で有利となる。
請求項4記載の発明によれば、外装部材側エアガイド板と熱交換器側エアガイド板とにより、開口部と熱交換器の周縁とを接続する導風路が形成されるため、開口部に取り込まれた外気は熱交換器に導かれ、熱交換器における冷却効率を高める上で有利となる。
第1の実施の形態に係る車両の熱交換器配置構造が適用された車両の車体前部を上方から見た断面図である。 第1の実施の形態に係る車両の熱交換器配置構造のフロントバンパカバーの取り付け作業時における外装部材側エアガイド板と熱交換器側エアガイド板との位置関係を示す図であり、(A)は位置決め時の図、(B)は取り付け後の図である。 第2の実施の形態に係る車両の熱交換器配置構造のフロントバンパカバーの取り付け作業時における外装部材側エアガイド板と熱交換器側エアガイド板との位置関係を示す図であり、(A)は位置決め時の図、(B)は取り付け後の図である。 比較例における外装部材側エアガイド板と熱交換器側エアガイド板との位置関係を示す図であり、(A)は位置決め時の図、(B)は取り付け後の図である。
(第1の実施の形態)
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、車両2の車体前部4には、車幅方向に延在する車両2の外装部品であるフロントバンパ10が設けられ、フロントバンパ10の中央部の後方で車両2の前部空間内には、熱交換器12が配置されている。
フロントバンパ10は、フロントバンパカバー14を含んで構成されている。
フロントバンパカバー14は合成樹脂製または金属製であり、フロントバンパカバー14はフロントバンパリンフォースメント(不図示)を介してサイドフレーム(不図示)などの車体フレームを構成する部材に取着されている。
外装部材であるフロントバンパカバー14の前面には、外気を取り入れるための空気取り入れ用の開口部16が走行風を取り入れるために前方に向けて形成されている。
開口部16は、熱交換器12の輪郭と少なくとも一部が重なる(オーバーラップする)ような形状を呈し、本実施の形態では、開口部16と熱交換器12とは輪郭が一致している。
熱交換器12は、矩形板状を呈し、厚さ方向の一方の面を開口部16に対向させた状態でラジエータサポート(不図示)を介してサイドメンバーなどの車体フレームを構成する部材に取着されている。
熱交換器12は、開口部16から流入する外気が熱交換器12を通過することで外気との間で熱交換を行なうものであり、図1において符号1202は冷却ファン、符号1204はファンシュラウドを示している。
本実施の形態では、熱交換器12は、空調装置の気化冷媒を冷却するコンデンサと、エンジン冷却水を冷却するラジエータとを含んでおり、コンデンサとラジエータが前後に重ね合わされて配置されている。
なお、車両2が内燃機関を有さない電気自動車の場合は、エンジン冷却水を冷却する必要がないため、熱交換器12は、ラジエータが省略され、コンデンサで構成される。
熱交換器12の縁部に車両2の前方に延在する熱交換器側エアガイド板20が設けられている。
本実施の形態では、熱交換器側エアガイド板20は、熱交換器12の周縁から枠状に車両2の前方に延在し、その先端はフロントバンパカバー14の近傍に位置している。
熱交換器側エアガイド板20は合成樹脂製または金属製であり、熱交換器12と一体に設けられていてもよく、熱交換器12に着脱可能に設けられていてもよい。
熱交換器側エアガイド板20は、後述する外装部材側エアガイド板18に対向する内面2002と、外装部材側エアガイド板18から離れた側に位置する外面2004とを有している。なお、内面と外面は熱交換器12に対しての意味であり、特に熱交換器12の中心位置を基準とすることが望ましい。
図2(A)に示すように、内面2002は、車両2の前後方向に対して一定の角度θで前方に至るにつれて外装部材側エアガイド板18から離れる方向、後方に至るにつれて熱交換器12に近づく方向に変位する傾斜面2002Aで形成されている。
外面2004は、車両2の前後方向に延在する平坦面2004Aで形成されており、熱交換器12の縁面(周縁面)と面一となっている。
したがって、熱交換器側エアガイド板20は、傾斜面2002Aと平端面2004Aにより車両2の前方に至るにつれて肉厚が小さくなるように形成されている。
開口部16に熱交換器側エアガイド板20に沿って車両2の後方に延在する外装部材側エアガイド板18が設けられている。
本実施の形態では、外装部材側エアガイド板18は、枠状の熱交換器側エアガイド板20の内側で開口部16の周縁から枠状に車両2の後方に延在し、その先端が熱交換器12の近傍に位置している。
外装部材側エアガイド板18は、熱交換器側エアガイド板20と反対に位置する内面1802と、熱交換器側エアガイド板20に対向する外面1804とを有している。
内面1802は、車両2の前後方向に延在する平坦面1802Aで形成されている。
図2(A)に示すように、外面1804は、車両2の前後方向に対して前記角度θと同一の角度θで前方に至るにつれて熱交換器12から離れる方向、後方に至るにつれて熱交換器側エアガイド板20から離れる方向に変位する傾斜面1804Aで形成されている。
したがって、外装部材側エアガイド板18は、傾斜面1804Aと平端面1802Aにより車両2の後方に至るにつれて肉厚が小さくなるように形成されている。
なお、外装部材側エアガイド板18は、外装部材であるフロントバンパカバー14と一体に設けてもよく、あるいは、着脱可能に設けるなど任意であるが、フロントバンパカバー14と一体に設けると、型により確実に簡単に成形でき、フロントバンパーカバー14のコストダウンを図る上で、また車両2の前方に至るにつれて肉厚が大きくなるように形成されているため、走行風及び振動に耐えうる強度を図る上で有利となる。
図2(B)に示すように、外装部材側エアガイド板18の傾斜面1804Aと熱交換器側エアガイド板20の傾斜面2002Aとは近接している。
本実施の形態では、フロントバンパ14と熱交換器12の間に設けられた外装部材側エアガイド板18と熱交換器側エアガイド板20とにより開口部16と熱交換器12とを接続し、開口部16に取り込まれた外気を外装部材側エアガイド板18の内面1802に沿わせて熱交換器12に導く矩形筒状の導風路22が形成されている。
次に、フロントバンパカバー14の取り付けについて説明する。
予め、車体4の前部空間には、熱交換器側エアガイド板20が設けられた熱交換器12が取り付けられているものとする。
図2(A)に示すように、作業者は、フロントバンパカバー14を把持し、フロントバンパカバー14の外装部材側エアガイド板18を、熱交換器側エアガイド板20の前方に離れた箇所に位置させ、外装部材側エアガイド板18の傾斜面1804Aが、熱交換器側エアガイド板20の傾斜面2002Aの内側に位置するようにフロントバンパカバー14の上下左右方向における位置決めを行なう。
この場合、外装部材側エアガイド板18、熱交換器側エアガイド板20の双方に傾斜面1804A、2002Aが形成されていることから、外装部材側エアガイド板18の傾斜面1804Aの先端と、熱交換器側エアガイド板20の傾斜面2002Aの先端との間には、比較的大きな隙間S1が形成される。
したがって、位置決め時の外装部材側エアガイド板18と熱交換器側エアガイド板20との接触による損傷を防止する上で有利となり、フロントバンパカバー14の位置決め作業が容易に行なえ、組み付け作業性の向上を図る上で有利となる。
フロントバンパカバー14の位置決めがなされたならば、フロントバンパカバー14を熱交換器12側に移動させ、外装部材側エアガイド板18、熱交換器側エアガイド板20の双方の傾斜面1804A、2002Aを近接させてフロントバンパカバー14をフロントバンパリンフォースメントに取り付ける。
これにより、図2(B)に示すように、外装部材側エアガイド板18が熱交換器側エアガイド板20の内側に挿入され、外装部材側エアガイド板18の傾斜面1804Aと熱交換器側エアガイド板20の傾斜面2002Aとの間の隙間S2の寸法が最小限とされる。
また、外装部材側エアガイド板18と熱交換器側エアガイド板20とにより開口部16の周縁と熱交換器12の周縁とを接続し、開口部16に取り込まれた外気が逃げにくい矩形筒状の導風路22が形成される。
本実施の形態によれば、外装部材側エアガイド板18の傾斜面1804Aと熱交換器側エアガイド板20の傾斜面2002Aとを近接する寸法で形成しても、フロントバンパカバー14を取り付ける際、外装部材側エアガイド板18の傾斜面1804Aの先端と、熱交換器側エアガイド板20の傾斜面2002Aの先端との間には、比較的大きな隙間S1が形成される。そのため、取り付け時、外装部材側エアガイド板18と熱交換器側エアガイド板20との接触による損傷を防止する上で有利となり、フロントバンパカバー14の位置決め作業が容易に行なえ、組み付け作業性の向上を図る上で有利となる。
また、フロントバンパカバー14と熱交換器12の双方に、外装部材側エアガイド板18、熱交換器側エアガイド板20を設け、それらエアガイド板18、20の傾斜面1804A、2002Aとの間の隙間S2を小さくできることから、フロントバンパカバー14をフロントバンパーリンフォース(車体側)に取り付けた状態で、開口部16と熱交換器12との間に車両2の前後方向に沿った隙間を無くす上で有利となり、開口部16から取り入れた外気を熱交換器12に確実に導く上でより有利となる。
また、本実施の形態によれば、外装部材側エアガイド板18は、傾斜面1804Aと平端面1802Aにより車両2の後方に至るにつれて肉厚が小さくなるように形成され、熱交換器側エアガイド板20は、傾斜面2002Aと平端面2004Aにより車両2の前方に至るにつれて肉厚が小さくなるように形成されている。そのため、傾斜面1804A、2002Aを有する外装部材側エアガイド板18および熱交換器側エアガイド板20をそれらの肉厚を変えることで簡単に確実に形成でき、本発明の車両の熱交換器配置構造を安価に確実に製造する上で有利となる。
一方、図4(A)の比較例に示すように、外装部材側エアガイド板18が熱交換器側エアガイド板20に対向する面1810を、車両2の前後方向に延在する平坦面1810Aで形成し、熱交換器側エアガイド板20が外装部材側エアガイド板18に対向する面2010を、車両2の前後方向に延在する平坦面2010Aで形成した場合、それら平坦面1810A、2010Aの隙間S3を小さくすると、導風路22内に入った外気が前部空間内に逃げることを阻止する上で有利となるが、取り付け時、外装部材側エアガイド板18と熱交換器側エアガイド板20とが接触して損傷しやすく、組み付け作業性の向上を図る上で不利となる。
また、図4(B)の比較例に示すように、外装部材側エアガイド板18が熱交換器側エアガイド板20に対向する面1810と熱交換器側エアガイド板20が外装部材側エアガイド板18に対向する面2010とをそれぞれ平坦面1810A、2010Aで形成した場合、それら平坦面1810A、2010Aの隙間S4を大きくすると、取り付け時、外装部材側エアガイド板18と熱交換器側エアガイド板20との接触による損傷を防止する上で有利となり、組み付け作業性の向上を図る上で有利となるが、導風路22内に入った外気が前部空間内に逃げるため、熱交換器12における冷却効率を高める上で不利となる。
したがって、本実施の形態によれば、上記比較例に比較して、熱交換器における冷却効率を高めると共に、組み付け作業性の向上を図る上で有利となっている。
(第2の実施の形態)
次に、図3を参照して第2の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態においては第1の実施の形態と同様の部分、部材については同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施の形態では、外装部材側エアガイド板18と熱交換器側エアガイド板20は共に均一の肉厚で形成され、外装部材側エアガイド板18自体と熱交換器側エアガイド板20自体とがそれぞれ傾斜している。
第2の実施の形態においても第1の実施の形態と同様に、図3(B)に示すように、外装部材側エアガイド板18と熱交換器側エアガイド板20とにより開口部16の周縁と熱交換器12の周縁とを接続し、開口部16に取り込まれた外気が逃げにくい矩形筒状の導風路22が形成され、熱交換器12における冷却効率を高める上で有利となる。
また、図3(A)に示すように、外装部材側エアガイド板18の傾斜面1804Aと熱交換器側エアガイド板20の傾斜面2002Aとを近接する寸法で形成しても、フロントバンパカバー14を取り付ける際、外装部材側エアガイド板18の傾斜面1804Aの先端と、熱交換器側エアガイド板20の傾斜面2002Aの先端との間には、比較的大きな隙間S1が形成されるため、フロントバンパカバー14の位置決め作業が容易に行なえ、組み付け作業性の向上を図る上で有利となる。
また、外装部材側エアガイド板18と熱交換器側エアガイド板20は共に均一の肉厚で形成され、外装部材側エアガイド板18自体と熱交換器側エアガイド板20自体とがそれぞれ傾斜しているので、傾斜面1804A、2002Aを有する外装部材側エアガイド板18および熱交換器側エアガイド板20をそれらの傾きを変えることで簡単に確実に形成でき、本発明の車両の熱交換器配置構造を安価に確実に製造する上で有利となる。
なお、実施の形態では、空気取り入れ用の開口部16が設けられる車両前方の外装部材がフロントバンパ10である場合について説明したが、開口部16が設けられる外装部材は、フロントバンパ10に限定されるものではなく、フードやグリルなどであってもよいことは無論である。
また、本実施の形態では、外装部材側エアガイド板18が熱交換器側エアガイド板20の内側に配置されている場合について説明したが、外装部材側エアガイド板18を熱交換器側エアガイド板20の外側に配置した場合にも同様な効果が奏され、それらエアガイド板18、20の位置関係は限定されない。
また、本実施の形態では、熱交換器側エアガイド板20を熱交換器12の周縁全周から前方に突設した場合について説明したが、熱交換器側エアガイド板20は熱交換器12の縁部の少なくとも一箇所から1枚のエアガイド板として前方に突設してもよく、この場合にはこの熱交換器側エアガイド板20に沿って外装部材側エアガイド板18が1枚のエアガイド板として設けられることになる。この場合にも、それらエアガイド板により開口部16と熱交換器12との間に前後方向の隙間が無いエアガイドが設けられることになり、熱交換器12を効率よく冷却する上で有利となる。
また、本実施の形態では、開口部16と熱交換器12の輪郭が一致している場合について説明したが、例えば、開口部12の輪郭が熱交換器16よりも大きい場合、熱交換器12に設けた熱交換器側エアガイド板20に対応させて開口部16に外装部材側エアガイド板18を設ければよい。
10 フロントバンパ
14 フロントバンパカバー(外装部材)
12 熱交換器
16 開口部
18 外装部材側エアガイド板
1802 内面
1802A 平坦面
1804 外面
1804A 傾斜面
20 熱交換器側エアガイド板
2002 内面
2002A 傾斜面
2004 外面
2004A 平坦面
θ 一定の角度

Claims (4)

  1. 車両前方の外装部材に空気取り入れ用の開口部が設けられ、
    前記開口部の後方に熱交換器が配置された、
    車両の熱交換器配置構造であって、
    前記熱交換器の縁部に車両前方に延在する熱交換器側エアガイド板が設けられ、
    前記開口部に前記熱交換器側エアガイド板に沿って車両後方に延在する外装部材側エアガイド板が設けられ、
    前記熱交換器側エアガイド板が前記外装部材側エアガイド板に対向する面は、車両前後方向に対して一定の角度で変位する傾斜面で形成され、
    前記外装部材側エアガイド板が前記熱交換器側エアガイド板に対向する面は、車両前後方向に対して前記角度と同一の角度で変位する傾斜面で形成されている、
    ことを特徴とする車両の熱交換器配置構造。
  2. 前記外装部材側エアガイド板の前記傾斜面と前記角度を形成する他方の面は、車両前後方向に延在する平坦面で形成され、
    前記外装部材側エアガイド板は、前記傾斜面と前記平端面により車両後方に至るにつれて肉厚が小さくなるように形成され、
    前記熱交換器側エアガイド板の前記傾斜面と前記角度を形成する他方の面は、車両前後方向に延在する平坦面で形成され、
    前記熱交換器側エアガイド板は、前記傾斜面と前記平端面により車両前方に至るにつれて肉厚が小さくなるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の車両の熱交換器配置構造。
  3. 前記外装部材側エアガイド板と前記熱交換器側エアガイド板は共に均一の肉厚で形成され、前記角度で傾斜している、
    ことを特徴とする請求項1〜2の何れか1項記載の車両の熱交換器配置構造。
  4. 前記熱交換器側エアガイド板は、前記熱交換器の周縁全周から枠状に車両前方に延在し、
    前記外装部材側エアガイド板は、前記熱交換器側エアガイド板に対応した大きさの枠状に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の車両の熱交換器配置構造。
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