JP2015182095A - 抵抗接合装置 - Google Patents

抵抗接合装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015182095A
JP2015182095A JP2014059611A JP2014059611A JP2015182095A JP 2015182095 A JP2015182095 A JP 2015182095A JP 2014059611 A JP2014059611 A JP 2014059611A JP 2014059611 A JP2014059611 A JP 2014059611A JP 2015182095 A JP2015182095 A JP 2015182095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative electrode
terminal
electrode
electrode sheet
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014059611A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6213330B2 (ja
Inventor
孝博 工原
Takahiro Kohara
孝博 工原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2014059611A priority Critical patent/JP6213330B2/ja
Publication of JP2015182095A publication Critical patent/JP2015182095A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6213330B2 publication Critical patent/JP6213330B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

【課題】接合強度がより安定するとともに、接合強度を強化できる抵抗接合装置を提供する。
【解決手段】内部負極端子52と負極シート12とが積層された積層体Xを、積層体Xの積層方向に沿って挟む一対の第1の電極101及び第2の電極102を備え、第1の電極101は、積層体Xに当接する端部側に、第1の電極101の幅が先端に向かって小さくなるテーパ部101Aと、テーパ部101Aから第1の電極101の先端側に突出する突出部101Bと、を備え、突出部101Bの表面は曲面となっており、テーパ部101Aの表面に接する第1の接線L1と、突出部101Bのテーパ部101Aとの境界において当該曲面に接する第2の接線L2と、がなす角βが鈍角である、抵抗接合装置100。
【選択図】図2

Description

本発明は、抵抗接合装置に関する。
電気を駆動源として利用する車両に搭載される電源、或いはパソコンや携帯端末その他の電気製品等に用いられる電源として二次電池の重要性が高まっている。特に、軽量で高エネルギー密度が得られるリチウムイオン二次電池等の密閉型電池は、車両搭載用高出力電源として好ましい。
一般に、リチウムイオン二次電池は、電極体と、当該電極体を収容する電池ケースと、当該電極体と電気的に接続される正極端子及び負極端子と、電池ケースの開口部に対して嵌合する封口体と、を有している。電極体は、シート状の正極(以下、正極シートと称する。)とシート状の負極(以下、負極シートと称する。)とを、シート状のセパレータを介して積層することにより形成される。また、当該電極体は、捲回されて電池ケース内に収容される。また、正極端子及び負極端子は、板状の部材であって、正極端子の一方の端部及び負極端子の一方の端部は、それぞれ、封口体に取り付けられる。そして、当該封口体を電池ケースの開口部に嵌合することにより、リチウムイオン二次電池が形成される。
また、正極端子の他方の端部及び負極端子の他方の端部は、それぞれ、電極体と接合されている。具体的には、正極端子及び負極端子は、電極体を形成する正極シートや負極シート等の金属箔と接合されている。
また、一般に、正極端子及び負極端子の板状部材と、正極シートや負極シート等の金属箔とは、抵抗溶接によって接合される。しかしながら、抵抗溶接では、金属が溶融する際にスパッタ等の金属異物が発生する。そのため、絶縁フィルムを用いて電流経路が乱れないように制御する等、金属異物が発生するのを防止する対策を講じる必要がある。
そこで、特許文献1は、接合する金属を溶融させずに抵抗溶接を行って、板状部材と金属箔とを固相接合する方法を開示している。特許文献1に記載の方法では、抵抗溶接を行う電極によって板状部材と金属箔とを挟んで圧縮させるとともに、通電を行ってジュール熱を発生させることによって板状部材及び金属箔を変形させる。これにより、板状部材と金属箔とを接合している。具体的には、板状部材の変形量と金属箔の変形量との差によって、板状部材と金属箔との界面においてせん断応力を生じさせる。そして、当該せん断応力によって板状部材の表面及び金属箔の表面がむしられることにより、板状部材及び金属箔に新生面を発生させて、板状部材と金属箔とを接合している。
特開2006−294567号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、板状部材と金属箔との界面において、板状部材及び金属箔が均等に変形せず、変形量が小さい部分と大きい部分とが生じてしまう場合がある。そして、板状部材及び金属箔の変形量が小さい部分は接合強度が弱く剥離の原因となる。そのため、板状部材と金属箔との接合強度にばらつきが生じ、品質が安定しないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、接合強度がより安定するとともに、接合強度を強化できる抵抗接合装置を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様にかかる抵抗接合装置は、板状部材と金属箔とを接合する抵抗接合装置である。また、前記抵抗接合装置は、前記板状部材と前記金属箔とが積層された積層体を、前記積層体の積層方向に沿って挟む一対の電極を備える。また、一対の前記電極のうち、少なくとも一方の前記電極は、前記積層体に当接する端部側に、前記電極の幅が前記電極の先端に向かって小さくなるテーパ部と、前記テーパ部から前記電極の先端側に突出する突出部と、を備える。また、前記突出部の表面は曲面となっている。また、前記テーパ部の表面に接する第1の接線と、前記突出部の前記テーパ部との境界において前記曲面に接する第2の接線と、がなす角が鈍角である。
本発明の第1の態様にかかる抵抗接合装置によれば、前記電極は、前記突出部の表面が曲面となっているため、当該電極と前記積層体とは1つの接触点で接触した後、前記突出部と前記テーパ部とが前記積層体を圧縮する。これより、当該接触点を中心として放射方向に前記積層体を均等に押し広げるように、前記積層体を変形させることができる。さらに、前記テーパ部の表面に接する第1の接線と、前記突出部の前記テーパ部との境界において前記曲面に接する第2の接線と、がなす角が鈍角となっている。そのため、前記突出部と前記テーパ部との境界において、前記積層体が変形する度合い及び方向が大きく変化することがない。そのため、前記板状部材と前記金属箔との界面において、前記板状部材及び前記金属箔を均等に変形させることができ、接合強度のばらつきを低減することができる。さらに、前記テーパ部を備えることにより、前記積層体の変形量を大きくすることができ、接合強度を強化することができる。よって、接合強度がより安定するとともに、接合強度を強化できる抵抗接合装置を提供することができる。
接合強度がより安定するとともに、接合強度を強化できる抵抗接合装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかるリチウムイオン二次電池を示す側面断面図である。 本発明の実施の形態1にかかる抵抗接合装置による接合方法を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる抵抗溶接装置の第1の電極を説明する図である。 図3の一点鎖線で囲む部分を拡大して示す側面図である。 本発明の実施の形態1にかかる抵抗溶接装置の第2の電極を説明する図である。 比較例にかかる抵抗接合装置による接合方法を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる実施例及び比較例を説明する表である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1にかかる抵抗接合装置100について説明する。抵抗接合装置100は、板状部材である内部負極端子52と、金属箔である負極シート12とを接合するものであり、リチウムイオン二次電池200を製造する工程で用いられる装置である。まず、図1を参照しながら、本発明の実施の形態1にかかるリチウムイオン二次電池200について簡単に説明する。図1は、リチウムイオン二次電池200を示す側面断面図である。図1に示すように、リチウムイオン二次電池200は、電極体1、電池ケース2、封口体3、正極端子4、負極端子5、絶縁部材6等を備えている。
電極体1は、正極シート11と負極シート12とが、セパレータ(図示省略)を介して積層されたものである。また、電極体1は、扁平形状に捲回されて、電池ケース2内に収容される。
捲回された電極体1を以下、捲回体1と称する。図1に示すように、捲回体1において、正極シート11の一方の端部および負極シート12の一方の端部は露出している。そして、正極端子4は、正極シート11の当該一方の端部に電気的に接続されている。同様に、負極端子5は、負極シート12の当該一方の端部に電気的に接続されている。なお、正極シート11、負極シート12、正極端子4、負極端子5は、それぞれ、金属等の導電性の材料から形成されている。
電池ケース2は、扁平な箱状の部材である。そして、電池ケース2内部には、捲回体1と非水電解液が収容されている。
また、電池ケース2は上面が開口されている。そして、封口体3は、電池ケース2の開口部に嵌合している。換言すれば、電池ケース2と封口体3とは、リチウムイオン二次電池200の筐体を形成する。なお、電池ケース2と封口体3とは、金属製である。
絶縁部材6は、正極端子4と封口体3との間、および、負極端子5と封口体3との間に設けられている。絶縁部材6は、樹脂材料を主材として形成される。そして、絶縁部材6は、正極端子4および負極端子5からの不要な電流の流出を防いでいる。
負極端子5は、外部負極端子51、内部負極端子52等を備えている。
外部負極端子51は、ボルト511、連結部材512、カシメ部材513等を備えている。
連結部材512は、ボルト511が螺合する螺合孔部を備えている。
そして、ボルト511が当該螺合孔部に螺合することにより、ボルト511と連結部材512とが連結する。
また、連結部材512、封口体3、絶縁部材6は、カシメ孔部を備えている。そして、絶縁部材6、封口体3、連結部材512のカシメ孔部に、カシメ部材513をカシメることにより、絶縁部材6と封口体3と連結部材512とが互いに連結する。
これにより、外部負極端子51は、封口体3に絶縁部材6を介して連結される。
内部負極端子52は、カシメ部材513から延出して形成された板状部材であって、捲回体1の負極シート12の露出した端部に電気的に接続されている。そして、内部負極端子52は、電極体1(捲回体1)から集電を行う集電端子として機能する。
正極端子4は、外部正極端子41、内部正極端子42等を備えている。
外部正極端子41は、ボルト411、連結部材412、カシメ部材413等を備えている。
図1に示すように、正極端子4の構造は、負極端子5の構造と左右対称となっているため、その説明を省略する。
内部正極端子42は、カシメ部材413から延出して形成された板状部材であって、捲回体1の正極シート11の露出した端部に電気的に接続されている。そして、内部正極端子42は、電極体1(捲回体1)から集電を行う集電端子として機能する。
内部正極端子42及び内部負極端子52は、金属製の板状部材であって、それぞれ、正極シート11及び負極シート12である金属箔と接合されている。具体的には、本発明の実施の形態1にかかる抵抗接合装置100を用いた抵抗接合により、内部負極端子52は、負極シート12と接合されている。図1において、内部負極端子52と負極シート12とが接合される箇所をハッチングした円で示す。なお、内部正極端子42と正極シート11とが、抵抗接合装置100を用いた抵抗接合によって接合されてもよい。
また、本明細書において、「抵抗接合」とは、抵抗溶接により、ワーク(本明細書では、内部負極端子52と負極シート12とが積層された積層体X)を溶融させずに接合する方法を意味する。すなわち、「抵抗接合」とは、固相接合に含まれる抵抗溶接を意味する。具体的には、「抵抗接合」とは、抵抗溶接を行う電極によってワークを挟んで圧縮させるとともに、当該電極に通電してジュール熱を発生させることによってワークを変形させることにより、ワークを接合する方法を意味する。
具体的には、板状部材である内部負極端子52の変形量と金属箔である負極シート12の変形量との差によって、内部負極端子52と負極シート12との界面においてせん断応力を生じさせる。そして、当該せん断応力によって内部負極端子52の表面及び負極シート12の表面がむしられることにより、内部負極端子52及び負極シート12に新生面を発生させて、内部負極端子52と負極シート12とを接合している。
本実施の形態1にかかる抵抗接合装置100の一対の電極のうち少なくとも一方の電極の形状は、ワークである内部負極端子52及び負極シート12が均等に変形するように、且つ、内部負極端子52の変形量と負極シート12の変形量とが、内部負極端子52と負極シート12との接合強度が十分な強度となる大きさとなるように、設計されている。
以下、本実施の形態1にかかる抵抗接合装置100について詳細に説明する。
次に、本発明の実施の形態1にかかる抵抗接合装置100について説明する。図2は、本発明の実施の形態1にかかる抵抗接合装置100による接合方法を示す図である。図2の上側の図は、抵抗接合装置100及び積層体Xの側面断面図であり、図2の下側の図は、積層体Xの変形方向を矢印で示す上面図である。なお、本明細書に添付した図面において、左右上下は、図面に対面している場合の左右上下を意味する。また、図2において、抵抗接合装置100の第1の電極101と第2の電極102の断面を示すハッチングは省略している。
図2に示すように、抵抗接合装置100は、板状部材である内部負極端子52と、金属箔である負極シート12とを接合する。具体的には、抵抗接合装置100は、一対の第1の電極101及び第2の電極102を備える。第1の電極101は、負極シート12に当接する。第2の電極102は、内部負極端子52に当接する。また、第1の電極101と第2の電極102とは、内部負極端子52と負極シート12とが積層された積層体Xを、積層体Xの積層方向に沿って挟む。
第1の電極101は、負極シート12に当接する先端側に、テーパ部101A、突出部101Bを備えるペンシルのような形状に形成されている。第2の電極102は、略円柱形状に形成されている。なお、第2の電極102も、第1の電極101と同様に、ペンシルのような形状に形成されていてもよい。
図3に、抵抗溶接装置100の第1の電極101を説明する図を示す。図3の左側の図は、第1の電極101の側面図である。図3の右側の図は、第1の電極101の先端側(負極シート12に当接する端側)から見た平面図である。また、図4に、図3の一点鎖線で囲む部分を拡大して示す側面図である。
図3に示すように、第1の電極101は、負極シート12に当接する端部側に、第1の電極101の幅が当該第1の電極101の先端に向かって小さくなるテーパ部101A、当該テーパ部101Aから第1の電極101の先端側に突出する突出部101Bを備える。
また、突出部101Bの表面は凸の曲面となっている。
また、図4に示すように、テーパ部101Aの表面に接する第1の接線L1と、突出部101Bのテーパ部101Aとの境界において突出部101Bの曲面に接する第2の接線L2と、がなす角βが鈍角となっている。
そして、突出部101Bの表面が曲面となっているため、第1の電極101と積層体Xの負極シート12とは1つの接触点で接触した後、突出部101Bとテーパ部101Aとが積層体Xを圧縮する。これより、図2に示すように、当該接触点を中心として放射方向に積層体Xを均等に押し広げるように、積層体Xを変形させることができる。
さらに、テーパ部101Aの表面に接する第1の接線L1と、突出部101Bのテーパ部101Aとの境界において突出部101Bの曲面に接する第2の接線L2と、がなす角が鈍角となっている。そのため、突出部101Bとテーパ部101Aとの境界において、積層体Xが変形する度合い及び方向が大きく変化することがない。そのため、内部負極端子52と負極シート12との界面において、内部負極端子52及び負極シート12を均等に変形させることができ、接合強度のばらつきを低減することができる。
さらに、第1の電極101はテーパ部101Aを備えることにより、積層体Xの変形量を大きくすることができ、接合強度を強化することができる。
よって、接合強度がより安定するとともに、接合強度を強化できる抵抗接合装置100を提供することができる。
<実施例1〜3>
次に、本発明の実施の形態1の実施例1〜3について説明する。図3に示すように、実施例1〜3にかかる第1の電極101の突出部101Bの表面は球面となっている。図3において、テーパ部101Aの傾斜角度をα(°)、突出部101Bの球面Sの半径をR(mm)、突出部101Bを第1の電極101の先端側から見た際の突出部101Bの円の直径をD1(mm)とする。このとき、実施例1において、α=90(°)、R=20(mm)、D1=2.8(mm)である。また、実施例2において、α=90(°)、R=20(mm)、D1=2.0(mm)である。また、実施例3において、α=90(°)、R=20(mm)、D1=1.4(mm)である。
また、実施例1〜3にかかる第2の電極102は、図5に示すように、円柱形状に形成されている。図5において、第2の電極102の直径をD2(mm)とする。このとき、実施例1〜3において、D2=5(mm)である。
<比較例1>
次に、比較例1にかかる抵抗接合装置300について説明する。図6は、比較例にかかる抵抗接合装置300による接合方法を示す図である。図6の上側の図は、抵抗接合装置300及び積層体Xの側面断面図であり、図6の下側の図は、積層体Xの変形方向を矢印で示す上面図である。なお、図6において、抵抗接合装置300の第1の電極301と第2の電極302の断面を示すハッチングは省略している。
図6に示すように、抵抗接合装置300は、板状部材である内部負極端子52と、金属箔である負極シート12とを接合する。具体的には、抵抗接合装置300は、一対の第1の電極301及び第2の電極302を備える。第1の電極301は、負極シート12に当接する。第2の電極302は、内部負極端子52に当接する。また、第1の電極301と第2の電極302とは、内部負極端子52と負極シート12とが積層された積層体Xを、積層体Xの積層方向に沿って挟む。
また、第1の電極301及び第2の電極302は、図5に示す実施例1〜3の第2の電極102と同様に、略円柱形状に形成されている。ここで、第1の電極301及び第2の電極302の直径を、実施例1〜3の第2の電極102と同様に、D2(mm)とすると、比較例1において、第1の電極301及び第2の電極302共に、D2=5(mm)である。
比較例1にかかる抵抗接合装置300では、第1の電極301と負極シート12とは面で接触し、同様に、第2の電極302と内部負極端子52とは面で接触する。そのため、負極シート12及び内部負極端子52の変形の方向を制御することが難しい。また、内部負極端子52と負極シート12との界面において、内部負極端子52及び負極シート12が均等に変形せず、変形量が小さい部分と大きい部分とが生じてしまう場合がある。
そのため、図6に示すように、仮に、最初に第1の電極301及び第2の電極302が積層体Xと略中央の1つの接触点において接触しても、内部負極端子52及び負極シート12からなる積層体Xの変形方向及び変形量に、ばらつきが生じてしまう。そのため、内部負極端子52及び負極シート12の変形量が小さい部分は接合強度が弱く剥離の原因となる。
なお、内部負極端子52及び負極シート12の接合強度を高めるために、第1の電極301及び第2の電極302による内部負極端子52及び負極シート12の圧縮率を上げると、内部負極端子52に反り(図7の破線で囲む部分)が発生してしまい、内部負極端子52の形状を維持することができなくなってしまう。
図7を参照しながら、実施例1〜3にかかる抵抗接合装置100によって接合された内部負極端子52及び負極シート12の引張強度と、比較例1にかかる抵抗接合装置300によって接合された内部負極端子52及び負極シート12の引張強度と、を説明する。なお、実施例1〜3及び比較例1において、通電時間は30ms〜50msであり、電流値は5kA〜15kAである。図7は、本発明の実施の形態1にかかる実施例及び比較例を説明する表である。
図7に示す表において、2行目は、接合された内部負極端子52及び負極シート12の引張強度の平均値AVG(N)と、当該引張強度の標準偏差σ(N)とを示す。
また、図7に示す表において、3行目は、接合された内部負極端子52及び負極シート12の断面を示す写真である。
図7に示すように、比較例1にかかる抵抗接合装置300によって接合された内部負極端子52及び負極シート12の引張強度に比べて、実施例1〜3にかかる抵抗接合装置100によって接合された内部負極端子52及び負極シート12の引張強度は強い。また、比較例1における当該引張強度の標準偏差に比べて、実施例1〜3における当該引張強度の標準偏差は小さい。すなわち、実施例1〜3にかかる抵抗接合装置100によって接合された内部負極端子52及び負極シート12の接合強度は、比較例1にかかる抵抗接合装置300によって接合された内部負極端子52及び負極シート12の接合強度よりも強い。また、実施例1〜3にかかる抵抗接合装置100によって接合された内部負極端子52及び負極シート12の接合強度は、比較例1にかかる抵抗接合装置300によって接合された内部負極端子52及び負極シート12の接合強度よりもばらつきが少ない。
また、図7に示すように、比較例1にかかる抵抗接合装置300によって接合された内部負極端子52と負極シート12との界面では、内部負極端子52及び負極シート12の変形量が少ない上、内部負極端子52及び負極シート12の変形が不均等となっている。具体的には、内部負極端子52と負極シート12との界面において、内部負極端子52及び負極シート12は、波を打ったように変形している。そのため、内部負極端子52及び負極シート12の接合強度は実施例1〜3に比べて弱くなり、内部負極端子52及び負極シート12の接合強度も実施例1〜3に比べてばらついてしまっていると考えられる。
一方、図7に示すように、実施例1〜3にかかる抵抗接合装置100によって接合された内部負極端子52と負極シート12との界面では、内部負極端子52及び負極シート12の変形量が大きく(図7の破線で囲む部分)、内部負極端子52及び負極シート12の変形が均等となっている。そのため、内部負極端子52及び負極シート12の接合強度は比較例1に比べて強くなり、内部負極端子52及び負極シート12の接合強度も比較例1に比べてばらつが少ないと考えられる。
また、実施例1〜3を比較すると、突出部101Bの直径D1が大きいほど、接合強度が強くなる傾向がある。また、実施例1と実施例1及び実施例2とを比較すると、突出部鵜101Bの直径D1が大きいほど、接合強度のばらつきが少なくなる傾向がある。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
100 抵抗接合装置
101 第1の電極
101A テーパ部
101B 突出部
102 第2の電極
12 負極シート(金属箔)
52 内部負極端子(板状部材)
X 積層体
L1 第1の接線
L2 第2の接線

Claims (1)

  1. 板状部材と金属箔とを接合する抵抗接合装置であって、
    前記板状部材と前記金属箔とが積層された積層体を、前記積層体の積層方向に沿って挟む一対の電極を備え、
    一対の前記電極のうち、少なくとも一方の前記電極は、
    前記積層体に当接する端部側に、前記電極の幅が前記電極の先端に向かって小さくなるテーパ部と、
    前記テーパ部から前記電極の先端側に突出する突出部と、
    を備え、
    前記突出部の表面は曲面となっており、
    前記テーパ部の表面に接する第1の接線と、前記突出部の前記テーパ部との境界において前記曲面に接する第2の接線と、がなす角が鈍角である、抵抗接合装置。
JP2014059611A 2014-03-24 2014-03-24 抵抗接合装置 Active JP6213330B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014059611A JP6213330B2 (ja) 2014-03-24 2014-03-24 抵抗接合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014059611A JP6213330B2 (ja) 2014-03-24 2014-03-24 抵抗接合装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015182095A true JP2015182095A (ja) 2015-10-22
JP6213330B2 JP6213330B2 (ja) 2017-10-18

Family

ID=54349266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014059611A Active JP6213330B2 (ja) 2014-03-24 2014-03-24 抵抗接合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6213330B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111293268A (zh) * 2018-12-10 2020-06-16 丰田自动车株式会社 电池

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006294567A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Toyota Motor Corp 蓄電装置と該蓄電装置の製造方法
US20130306604A1 (en) * 2008-06-04 2013-11-21 GM Global Technology Operations LLC Electrode for spot welding
US20140076859A1 (en) * 2010-04-28 2014-03-20 GM Global Technology Operations LLC Method of resistance spot welding aluminum alloy workpieces

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006294567A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Toyota Motor Corp 蓄電装置と該蓄電装置の製造方法
US20130306604A1 (en) * 2008-06-04 2013-11-21 GM Global Technology Operations LLC Electrode for spot welding
US20140076859A1 (en) * 2010-04-28 2014-03-20 GM Global Technology Operations LLC Method of resistance spot welding aluminum alloy workpieces

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111293268A (zh) * 2018-12-10 2020-06-16 丰田自动车株式会社 电池
CN111293268B (zh) * 2018-12-10 2022-03-15 丰田自动车株式会社 电池

Also Published As

Publication number Publication date
JP6213330B2 (ja) 2017-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5587061B2 (ja) 抵抗溶接用通電ブロック、この通電ブロックを用いた密閉電池の製造方法及び密閉電池
JP4835025B2 (ja) 蓄電装置の製造方法
JP5981809B2 (ja) 角形二次電池
US20080182166A1 (en) Secondary battery and secondary battery manufacturing method
JPWO2006016441A1 (ja) 異金属薄板の溶接方法、異金属薄板接合体、電気デバイスおよび電気デバイス集合体
JP2003223880A (ja) 電池タブにリードを接続する方法
US20160043360A1 (en) Ultrasonic welding device, manufacturing method of rechargeable battery using the same, and rechargeable battery
US9634298B2 (en) Hermetically sealed battery and method for manufacturing the same
JP2014212012A (ja) 二次電池の製造方法および二次電池
US10005150B2 (en) Method for manufacturing electronic device
CN104584271B (zh) 蓄电元件以及蓄电元件的制造方法
WO2021020032A1 (ja) 超音波ホーン、二次電池及び二次電池の製造方法
JP2014167881A (ja) 電池及び電池の製造方法
WO2013191218A1 (ja) 積層アルミニウム材の製造方法及びそれを含む密閉型電池の製造方法、並びに、密閉型電池
KR101520168B1 (ko) 파우치형 리튬 이차 전지
JP7085976B2 (ja) 二次電池の製造方法
JP6213330B2 (ja) 抵抗接合装置
JP2008091036A (ja) 組電池
JP2013004222A (ja) 角形電池及びその製造方法
JP5158435B2 (ja) 電池及びその製造方法
JP2020024778A (ja) 積層型二次電池及びその製造方法
JP5574542B2 (ja) 複数の極板構成部材の接合方法
JP7205723B2 (ja) 超音波接合方法
JP6601161B2 (ja) 溶接構造体の製造方法
KR20190045205A (ko) 적층 금속박의 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170321

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170904

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6213330

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151