JP2015178153A - 電解加工システム及び電解加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属イオン濃度を一定に維持して、安定な加工を図ることができる電解加工システムを提供する。【解決手段】電解加工システム1は、電解液L11が導入されて、電極を介して該電極と加工対象物100との間に通電されることで前記加工対象物100に電解加工を行う電解加工装置4と、該電解加工装置4で前記電解加工に供された前記電解液を、再度前記電解加工装置4に導入する循環流路R1,R2,R3と、前記電解液L1を前記電解加工装置4に導入する電解液供給部2と、前記電解加工装置4で前記電解加工に供された前記電解液L2を、前記電解液供給部2によって導入される前記電解液L1と同一量だけ外部に排出する電解液排出部5とを備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、電解加工システム及び電解加工方法に関する。
一般に、機械加工が困難な難研削の穿孔加工は、電解加工法によって行われている。電解加工方法によれば、表面を鏡面仕上げとすることでき、複数の部位を同時に加工することができるという特徴もある。
この電解加工装置として、供給された電解液を用いて被加工金属に加工を施す加工機本体と、加工機本体から排出される使用済電解液からスラッジを除去するスラッジ除去機と、使用済電解液を再び加工機本体に戻す電解液循環ループとを備えているものが知られている。
このような電解加工装置では、電解液循環ループにおいて、電解加工により電解液中に金属イオンが溶解する。金属イオンが溶解して電解液の性状に変化が生じると、加工精度に影響を及ぼすため、電解液の性状の変動を抑えることが望まれている。
そこで、電解液循環ループに、電解液の導電率を計測する導電率計と、導電率計で測定した計測値が導電率管理目標値よりも低い場合に高導電率電解液を供給する高導電率電解液貯留槽と、計測値が導電率管理目標値よりも高い場合に循環する電解液を排出する排出ポンプとを設けたものが提案されている(下記特許文献1参照)。
特開2011−131361号公報
電解加工装置で加工される金属溶解量が概ね推定できるため、金属溶解量に見合った電解液を常に供給、及び排出することにより、金属イオン濃度の変動を抑えることが可能となる。
本発明は導電率等のオンライン計測及び複雑な制御を行うことなく、金属イオン濃度の変動を抑えることにより、安定な加工を図ることができる電解加工システム及び電解加工方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る電解加工システムは、電解液が導入されて、電極を介して該電極と加工対象物との間に通電されることで前記加工対象物に電解加工を行う電解加工装置と、該電解加工装置で前記電解加工に供された前記電解液を、再度前記電解加工装置に導入する循環流路と、前記電解液を前記電解加工装置に導入する電解液供給部と、前記電解加工装置で前記電解加工に供された前記電解液を、前記電解液供給部によって導入される前記電解液と同一量だけ外部に排出する電解液排出部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電解加工方法は、電解液を電解加工装置に導入する電解液供給工程と、前記電解液を用いて、電極を介して該電極と加工対象物との間に通電されることで前記加工対象物に電解加工を行う電解加工工程と、前記電解加工装置で前記電解加工に供された前記電解液を、再度前記電解加工装置に導入する循環工程と、前記電解加工装置で前記電解加工に供された前記電解液を、前記電解液供給工程によって導入される前記電解液と同一量だけ外部に排出する電解液排出工程とを備えることを特徴とする。
このように構成された電解加工システム及び電解加工方法では、電解液供給工程において、電解液供給部は、電解液を電解加工装置に導入する。電解加工工程において、電解加工装置は、導入された電解液を用いて、加工対象物を電解加工する。この際に、電解加工に供された電解液中には、金属イオンが溶解する。電解液排出工程において、この電解液のうち、電解液供給部により導入された電解液と同一量の電解液が、電解液排出部により排出される。また、電解液循環工程において、電解加工に供された電解液が再度電解加工装置に導入される。このように、電解加工システムでは、電解加工に供される前であって金属イオン濃度の低い電解液が電解液供給部から導入されるとともに、電解加工に供された後の金属イオン濃度の高い電解液が電気液排出部から排出される。この状態が継続されることにより、金属加工装置において金属加工に供される前の電解液の金属イオン濃度の変動を抑えて、安定な加工を図ることができる。
また、本発明に係る電解加工システムは、前記循環流路を流通する前記電解液を貯留するタンクをさらに備えることが好ましい。
このように構成された電解加工システムでは、電解液を貯留するタンクを備えているため、循環流路を循環する電解液の量を調整することができる。
また、本発明に係る電解加工システムは、前記電解加工装置で前記電解加工に供された前記電解液をろ過するフィルタをさらに備えていてもよい。
このように構成された電解加工システムでは、フィルタにより沈殿成分の除去された電解液が循環するため、電解加工に適した電解液とすることができる。
また、本発明に係る電解加工システムは、前記電解加工装置で前記電解加工に供された前記電解液を、金属イオンと前記電解液とに分離する分離装置をさらに備えていてもよい。
このように構成された電解加工システムでは、分離装置が、金属イオンと電解液とを分離し、分離された金属イオンは電解液排出部から排出される。よって、タンクに戻す電解液中の金属イオンの濃度を低く抑えることができるため、電解液供給部が供給する電解液量を抑えることができる。
本発明に係る電解加工システムによれば、金属イオン濃度の変動を抑えて、安定な加工を図ることができる。
本発明の第一実施形態に係る電解加工システムの構成を示す模式的な系統図である。 本発明の第一実施形態に係る電解加工システムの構成する電解加工装置の一例を示す正面図である。 本発明の第一実施形態に係る電解加工システムにおいて、電解加工装置4に導入される電解液中の金属イオン濃度の推移を表したグラフである。 本発明の第二実施形態に係る電解加工システムの構成を示す模式的な系統図である。 本発明の第三実施形態に係る電解加工システムの構成を示す模式的な系統図である。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る電解加工システムの構成を示す模式的な系統図である。
図1に示すように、電解加工システム1は、電解液供給部2と、電解液タンク(タンク)3と、電解加工装置4と、電解液排出部5と、フィルタ6とを備えている。電解液タンク3と加工機との間、電解加工装置4とフィルタ6との間、及びフィルタ6と電解液タンク3との間は、それぞれ循環流路R1,R2,R3で接続されている。
(電解液供給部)
電解液供給部2は、電解液タンク3に対して新しい電解液を導入する。この電解液供給部2が導入する電解液L1の量(供給量)をv1L/minとする。
(電解液タンク)
電解液タンク3は、電解液供給部2から供給される電解液L1と、循環流路R3から導入される電解液L13とを攪拌して貯留する。電解液タンク3には、循環流路R1が接続されている。電解液タンク3は、図示しないポンプの作動により、攪拌された電解液L11を循環流路R1に導出する。この循環流路R1を流通する電解液L11の量(循環流路R1の流通量)をv2L/minとする。
(電解加工装置)
電解加工装置4は、循環流路R1に接続されている。電解加工装置4は、循環流路R1から導入された電解液L11を用いて、加工対象物100を電解加工する。
図2は、電解加工装置4の一例を示す正面図である。
図2に示すように、電解加工装置4は、加工対象物100に対して、直線状の加工孔101を形成するための装置である。本実施形態では一例として、加工対象物100はガスタービンのタービン翼であり、加工対象物100の加工孔101は、タービン翼を冷却するための冷却孔となっている。
この電解加工装置4は、加工対象物100へ加工孔101を形成する複数の電解加工工具41と、この電解加工工具41を進行させる移動機構42と、電解加工工具41を進行させる際にこの電解加工工具41を案内するガイド部43とを備えている。
移動機構42は、電解加工工具41を加工対象物100に対して進退させる。
ガイド部43は、移動機構42と加工対象物100の先端100a(タービン翼のチップシュラウド)との間に配置されており、移動機構42によって進退される電解加工工具41を加工対象物100の先端100aに対して所定の進行方向となるように案内する。
電解加工工具41は、加工対象物100に加工孔(タービン翼の冷却孔)101を電解加工により形成するものであって、電極46及びこの電極46を外周から覆う絶縁層(不図示)を有して、全体として筒状をなしている。また、電極46の外周面の一部は、絶縁層によって覆われずに電極46が露出する非絶縁部(不図示)が形成されている。
電極46は、筒状をなしており、例えばステンレス、銅、チタン等の可撓性を有する導電性材料から構成されている。この電極46の内側の中空部分(電極46の内部)は、移動機構42の把持部42aの中空部分と連通している。これによって、電極46の内部では、工具本体10の基端側(移動機構42側)から先端側(加工対象物100側)に向かって、電解加工に供される電解液が流通されるようになっている。
このような電解加工装置4においては、電解加工工具41によって、電極46の内部を流通した電解液が工具本体10の先端46aから導出される。そして、この導出された電解液を介して、電極46の先端46aの端面と、加工対象物100の加工孔101の内面との間が通電し、加工対象物100が電解して加工孔101がより深く加工されていく。
(電解液排出部)
図1に示すように、電解加工装置4には、電解液排出部5が接続されている。電解液排出部5は、電解加工装置4で電解加工に供された電解液のうち一部を、図示しないポンプを作動させて排出する。この電解液排出部5が排出する電解液L2の量(排出量)は、電解液供給部2が供給する電解液L1の量と同じv1L/minである。
電解加工装置4には、循環流路R2が接続されている。循環流路R2には、電解加工装置4で電解加工に供された電解液のうち一部が流通する。つまり、電解加工装置4で電解加工に供された電解液L11のうち、一部は電解液排出部5により排出されるとともに、残りは循環流路R2に導出される。この循環流路R2を流通する電解液L12の量(循環流路R2の流通量)は、v2−v1L/minである。
(フィルタ)
フィルタ6は、循環流路R2に接続されている。フィルタ6は、循環流路R2から導入された電解液L12から、電解液中に溶解せずに脱落した金属の塊であるスラッジを除去する。
フィルタ6には、循環流路R3が接続されている。循環流路R3には、フィルタ6でスラッジを除去された電解液L13が流通する。フィルタ6でスラッジの除去された電解液L13は、循環流路R3を流通して電解液タンク3に導入される。
このように構成された電解加工システム1の動作について説明する。
図3は、電解加工システム1において、電解加工装置4に導入される電解液L11中の金属イオン濃度の推移を表したグラフである。
まず、電解液供給工程を実行する。
電解液供給部2は、新しい電解液L1をv1L/min電解液タンク3に供給する。電解液タンク3は、電解液タンク3内で貯留されていた電解液L13と電解液供給部2から供給された電解液L1とを攪拌する。そして、電解液タンク3は、循環流路R1に攪拌された電解液L11を導出する。循環流路R1を流通した電解液L11は、電解加工装置4に導入される。
次に電解加工工程を実行する。
電解加工装置4に導入された電解液L11は、加工対象物100の電解加工に供される。これにより、加工対象物100には加工が施されるとともに、電解液中に金属イオンが溶解する。
次に、電解液排出工程及び循環工程を実行する。
電解加工に供された電解液のうち、電解液L2がv1L/min電解液排出部5から排出される。一方、残りの電解液L12は、循環流路R2に導出される。
循環流路R2を流通した電解液L12は、フィルタ6に導入される。フィルタ6に導入された電解液L12は、スラッジが除去されて、循環流路R3に導出される。
循環流路R3を流通した電解液L13は、電解液タンク3に導入される。電解液タンク3は、循環流路R3から導入された電解液L13と、電解液供給部2から供給された電解液L1とを攪拌する。このようにして、電解加工システム1は上記に示す動作を繰り返す。
このように構成された電解加工システム1では、電解加工システム1が作動すると、電解液供給部2から導入された金属イオンを含まない電解液L1を用いて、電解加工装置4内での電解加工が行われる。これにより、溶解する金属イオンの濃度が増加し、金属イオンを含む電解液L12が循環流路R2に導出される。一方、電解液排出部5では、溶解した金属イオンを含む電解液L2を排出している。電解液タンク3は、電解液供給部2から供給される電解液L1と循環流路R3から導入される電解液L13とを攪拌する。そして、図3に示すように、電解加工装置4に導入される電解液L11中の金属イオンの濃度は、直前に電解加工装置4に導入された電解液L11中の金属イオンの濃度よりも高くなる。
このような動作を繰り返すにしたがって、電解液供給部2から供給する電解液L1の量、(電解液排出部5から排出される電解液L2の量)や、電解加工装置4での電解加工速度に応じて、電解加工装置4に導入される電解液L11中の金属イオン濃度の変動を最小限に抑えることができ、好ましくは該金属イオン濃度が一定に維持される。
このように構成された電解加工システム1では、電解液供給部2は、電解液L1を電解加工装置4に導入する。電解加工装置4は、電解液L1と電解液L13とが攪拌された電解液L11を用いて、加工対象物100を電解加工する。この際に、電解加工に供された電解液中には、金属イオンが溶解する。この電解液のうち、電解液供給部2により導入された電解液L1の量(V1)と同一量の電解液L2が、電解液排出部5により排出される。つまり、電解加工システム1では、電解加工に供される前の金属イオン濃度の低い電解液L1が電解液供給部2から継続的に導入されるとともに、電解加工に供された後の金属イオン濃度の高い電解液L2が電解液排出部5から継続的に排出される。このような電解液L1の継続的な供給と電解液L2の継続的な排出とにより、金属加工装置4において金属加工に供される前の電解液L11の金属イオンの濃度の変動を抑えることができる。これにより、金属イオンの濃度が一定に維持されることが可能となり、電解加工装置4において安定な加工が可能となる。
また、上記の電解加工システム1では、電解液の供給及び排出を行う際に、電解加工装置4を止めることなく作動させて行うことができるため、効率的に電解加工を行うことができる。
また、電解液L13を貯留する電解液タンクを備えているため、循環流路を循環する電解液の量を調整することができる。
また、フィルタ6により沈殿成分の除去された電解液が循環するため、電解加工に適した電解液とすることができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態について、主に図4を参照して説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4に示すように、第二実施形態に係る電解加工システム200には、電解加工装置4の下流側に圧力透析装置(分離装置)7が設けられている。
ここで、電解液供給部2が導入する電解液L1の量(供給量)をv11L/minとする。
電解加工装置4には、循環流路R12が接続されている。循環流路R12には、電解加工装置4で電解加工に供された電解液L23が流通する。この循環流路R12を流通する電解液L23の量(排出量)は、電解加工装置4に導入される電解液L11の量と同じv2L/minである。
循環流路R12には、圧力透析装置7が接続されている。圧力透析装置7は、圧力を駆動力としたイオン分離の可能な膜等を用いて、金属イオンと電解液とに分離するものである。
圧力透析装置7には、電解液排出部105が接続されている。電解液排出部105は、圧力透析装置7で金属イオンを含む流体L24を排出する。この電解液排出部105が排出する流体L24の量(排出量)は、電解液供給部2が供給する電解液L1の量と同じv11L/minである。
圧力透析装置7には、循環流路R13が接続されている。循環流路R13には、圧力透析装置7で分離された電解液L25が流通する。この循環流路R13を流通する電解液L25の量(循環流路R13の流通量)は、v2−v11L/minである。
このように構成された電解加工システム200では、圧力透析装置7が、金属イオンと電解液L25とを分離され、金属イオンは電解液排出部105から排出される。このため、本実施形態における電解液タンク3に戻される電解液L13中の金属イオンの濃度は、第一実施形態における電解液タンク3に戻される電解液L13中の金属イオンの濃度よりも低い。よって、本実施形態における電解液供給部L1により供給する電解液L1の量v11L/minは第一実施形態における電解液供給部L1により供給する電解液L1の量v1L/minものよりも少なくてすむため、コストを抑えることができる。
(第三実施形態)
次に、本発明の第三実施形態について、主に図5を参照して説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5に示すように、第三実施形態に係る電解加工システム201には、電解加工装置4の下流側に電気透析装置(分離装置)17が設けられている。
電解液供給部2は、電解液タンク3に対して濃縮された電解液L10を導入する。この電解液供給部2が導入する電解液L10の量(供給量)をv11L/minとする。
循環流路R12には、電気透析装置17が接続されている。また、電気透析装置17には、補給水を供給する補給水供給部18が接続されている。補給水供給部18は、電気透析装置17に対して補給水を供給する。この補給水供給部18が供給する補給水の量(供給量)をv3L/minとする。
電気透析装置17は、循環流路12から供給された電解液L23及び補給水供給部18から供給された補給水を用いて、イオン交換膜と電気の働きにより、金属イオンと電解液とに分離する。なお、分離装置として、他にも拡散透析装置、イオン交換樹脂充填塔等が採用される。
電気透析装置17には、電解液排出部105が接続されている。電解液排出部105は、電気透析装置17で金属イオンを含む流体L24を排出する。この電解液排出部5が排出する流体L24の量(排出量)は、電解液供給部2が供給する電解液L10の量v11L/minと補給水供給部18が供給する補給水の量v3L/minとの総和のv11+v3L/minである。
電気透析装置17には、循環流路R13が接続されている。循環流路R13には、電気透析装置17で分離された電解液L25が流通する。この循環流路R13を流通する電解液L25の量(循環流路R13の流通量)は、v2−v11L/minである。
このように構成された電解加工システム201では、電気透析装置17が、金属イオンと電解液L25とを分離され、金属イオンは電解液排出部105から排出される。このため、本実施形態における電解液タンク3に戻される電解液L13中の金属イオンの濃度は、第一実施形態における電解液タンク3に戻される電解液L13中の金属イオンの濃度よりも低い。よって、本実施形態における電解液供給部2により供給する電解液L10の量v11L/minは第一実施形態における電解液供給部2により供給する電解液L1の量v1L/minものよりも少なくてすむため、コストを抑えることができる。
なお、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、電解加工装置4に供給される電流の供給量や、電解加工装置4の加工速度、加工面積量、電解加工装置4において電解加工に供される電解液11の濃度、比重などに応じて、電解液供給部2における電解液L1の供給量v1を調整してもよい。
1…電解加工システム 2…電解液供給部 3…電解液タンク 4…電解加工装置 5…電解液排出部 6…フィルタ R1,R2,R3…循環流路

Claims (5)

  1. 電解液が導入されて、電極を介して該電極と加工対象物との間に通電されることで前記加工対象物に電解加工を行う電解加工装置と、
    該電解加工装置で前記電解加工に供された前記電解液を、再度前記電解加工装置に導入する循環流路と、
    前記電解液を前記電解加工装置に導入する電解液供給部と、
    前記電解加工装置で前記電解加工に供された前記電解液を、前記電解液供給部によって導入される前記電解液と同一量だけ外部に排出する電解液排出部とを備えることを特徴とする電解加工システム。
  2. 前記循環流路を流通する前記電解液を貯留するタンクをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電解加工システム。
  3. 前記電解加工装置で前記電解加工に供された前記電解液をろ過するフィルタをさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電解加工システム。
  4. 前記電解加工装置で前記電解加工に供された前記電解液を、金属イオンと前記電解液とに分離する分離装置をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電解加工システム。
  5. 電解液を電解加工装置に導入する電解液供給工程と、
    前記電解液を用いて、電極を介して該電極と加工対象物との間に通電されることで前記加工対象物に電解加工を行う電解加工工程と、
    前記電解加工装置で前記電解加工に供された前記電解液を、再度前記電解加工装置に導入する循環工程と、
    前記電解加工装置で前記電解加工に供された前記電解液を、前記電解液供給工程によって導入される前記電解液と同一量だけ外部に排出する電解液排出工程とを備えることを特徴とする電解加工方法。
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