JP2015173227A - 半導体スイッチ及び半導体基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】高調波歪を低減できる半導体スイッチ及び半導体基板を提供する。
【解決手段】半導体スイッチは、第1の比抵抗を有する第1部分31aと、第1部分31a上に設けられ、第1部分31aより高い濃度の不純物を含有する第2部分31bとを備えた半導体基板31と、半導体基板31の第2部分31b上に設けられた絶縁膜32と、絶縁膜32上に設けられ、第1の比抵抗より低い第2の比抵抗を有する半導体層33と、絶縁膜32側に設けられた第1の配線と、半導体層33に設けられ、第1の配線に電気的に接続された半導体スイッチ部SWと、第1の配線と半導体基板31の間に設けられた第1導電体と、を具備する。
【選択図】図3

Description

本実施形態は、半導体スイッチ及び半導体基板に関する。
携帯機器などには、アンテナを送信用または受信用に切り替えるための高周波スイッチが用いられている。従来、この高周波スイッチとして、絶縁ゲート電界効果トランジスタ(MOSトランジスタ)を有する半導体スイッチが用いられている。
半導体スイッチは、半導体基板に絶縁膜を介して半導体層が設けられたSOI(Silicon on Insulator)基板に設けることが有効である。高抵抗の半導体基板を用いることにより、高周波回路と半導体基板との寄生容量が低減され、半導体スイッチの高速化が図られる。
然しながら、SOI基板上に設けられた半導体スイッチにおいては、高周波信号によって高調波歪が発生するという問題がある。
特開平08−316420号公報 特開2008−227084号公報
本実施形態の課題は高調波歪を低減できる半導体スイッチ及び半導体基板を提供することにある。
一つの実施形態によれば、半導体スイッチは、第1の比抵抗を有する第1部分と、前記第1部分上に設けられ、前記第1部分より高い濃度の不純物を含有する第2部分とを備えた半導体基板と、前記半導体基板の前記第2部分上に設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜上に設けられ、前記第1の比抵抗より低い第2の比抵抗を有する半導体層と、前記絶縁膜側に設けられた第1の配線と、前記半導体層に設けられ、前記第1の配線に電気的に接続された半導体スイッチ部と、前記第1の配線と前記半導体基板の間に設けられた第1導電体と、を具備する。
実施形態1に係る半導体スイッチを示す回路図。 実施形態1に係る半導体スイッチチが設けられた半導体チップを示す図。 実施形態1に係る半導体スイッチが設けられるSOI基板を示す断面図。 実施形態1に係る半導体スイッチの要部を示す図。 実施形態1に係る半導体スイッチの要部の形成方法を順に示す断面図。 実施形態1に係る半導体スイッチの別の要部を示す図。 実施形態1に係る半導体スイッチの別の要部を示す図。 実施形態2に係る半導体スイッチの要部を示す図。 実施形態2に係る半導体スイッチの要部の形成方法を順に示す断面図。 実施形態3に係る半導体スイッチの要部を示す図。 実施形態4に係る半導体スイッチを示す回路図。 実施形態4に係る半導体スイッチが設けられた半導体チップを示す図。 実施形態4に係る半導体スイッチの要部を示す断面図。 実施形態4に係る半導体スイッチの要部を示す平面図。 実施形態4に係る半導体スイッチの別の要部を示す平面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
本実施形態に係る半導体スイッチについて図1乃至図4を用いて説明する。図1は本実施形態の半導体スイッチを示す回路図である。図2は、半導体スイッチが設けられ半導体チップを示す平面図である。図3は半導体スイッチが設けられるSOI(Silicon On Insulator)基板を示す図である。図4は半導体スイッチの高周波配線の下方に設けられたバイアスラインを示す図で、図4(a)はその平面図、図4(b)は図4(a)のA−A線に沿って切断し矢印方向に眺めた断面図である。
本実施形態の半導体スイッチは、例えば携帯機器などの送信用または受信用にアンテナの切り替えを行う高周波スイッチで、1入力(出力)端子(共通端子)と複数の出力(入力)端子(個別端子)を有する多ポートの双方向スイッチである。
始めに、半導体スイッチの概要を説明する。
図1乃至図4に示すように、本実施形態の半導体スイッチ10はSOI(Silicon On Insulator)基板30に設けられる。アンテナ端子11と高周波端子(RF1乃至RF8)は高周波配線(RW0乃至RW8)で接続されている。半導体スイッチ部(SW1乃至SW8)は高周波配線(第1の配線)の途中に挿入され、高周波配線に電気的に接続されている。高周波配線の下方にはバイアスライン(第1導電体)12が設けられている。バイアスライン12は、アンテナ端子11および高周波端子の下方にも設けられている。バイアスライン12は、シリコン基板31に対して正にバイアスされている。
SOI基板30では、シリコン酸化膜32とシリコン基板31の界面近傍に電荷(電子)が蓄積され易い。高周波配線に高周波信号が流れると、電荷は高周波の電界により加速されて移動する。高周波信号には、電荷の移動に起因する高調波歪が発生する。
シリコン酸化膜32に接するシリコン基板31の第2部分31bは高濃度アクセプタを有している。高濃度アクセプタは界面近傍の電荷を中和するので、界面の電荷密度を低減させることができる。
更に、バイアスライン12は、クーロン力により界面近傍の電荷を引き寄せるので、高周波配線に高周波信号が流れても、電荷の移動を抑制することができる。
従って、両者の相乗効果をもって、高調波歪を低減することができる。多くのポートを有し、高周波配線の総距離が長い半導体スイッチほど、高周波信号の歪防止効果が高くなる。
次に、半導体スイッチ10の詳細を説明する。
図1に示すように、半導体スイッチ10には、例えばアンテナ端子(共通端子)11と、8つの高周波端子(個別端子)RF1、RF2、RF3、RF4、RF5、RF6、RF7、RF8が設けられている。アンテナ端子11からノードN1、N2、N3を順に経由してノードN4に到るメインの高周波配線RW0が設けられている。
ノードN1から高周波端子RF1に到る高周波配線RW1が設けられている。ノードN2から高周波端子RF2に到る高周波配線RW2が設けられている。ノードN3から高周波端子RF3に到る高周波配線RW3が設けられている。ノードN4から高周波端子RF4に到る高周波配線RW4が設けられている。
同様に、ノードN1から高周波端子RF5に到る高周波配線RW5が設けられている。ノードN2から高周波端子RF6に到る高周波配線RW6が設けられている。ノードN3から高周波端子RF7に到る高周波配線RW7が設けられている。ノードN4から高周波端子RF8に到る高周波配線RW8が設けられている。
高周波信号は、例えば700MHz以上の周波数と、20dBm以上の電力を有する高周波信号である。高周波信号は、例えばUMTS(Universal Mobile Telecommunication System)方式で変調された高周波信号である。
以下、高周波配線RW1に関して説明するが、高周波配線RW2乃至RW8についても同様であり、その説明は省略する。
高周波配線RW1の途中に、絶縁ゲート電界効果トランジスタ(MOSトランジスタ)を有する半導体スイッチ部SW1が挿入されている。半導体スイッチ部SW1は、ノードN1と高周波端子RF1との間に、直列接続されたMOSトランジスタ(以後、スルートランジスタという)T1と、高周波端子RF1と接地端子GNDとの間に、直列接続されたMOSトランジスタ(以後、シャントトランジスタという)S1を有している。
各スルートランジスタT1のゲート端子には、スイッチング動作を安定させる目的(発振防止等)の抵抗R1が接続されている。抵抗R1は高周波信号が後述するバイアス/制御信号回路21に漏洩しない程度の高い抵抗値を有している。各シャントトランジスタS1のゲート端子にも、高周波信号漏えい防止用の抵抗R2が接続されている。抵抗R1、R2は、例えば100kΩ以上の抵抗である。
各スルートランジスタT1のゲート端子には、制御信号Cont1が印加される。各シャントトランジスタS1のゲート端子には、制御信号Cont1を反転した制御信号Cont1/が印加される。従って、スルートランジスタT1とシャントトランジスタS1は相補的に導通状態または非導通状態になる。
例えば、アンテナ端子11と高周波端子RF1の間を導通状態とするには、スルートランジスタT1を導通状態にし、シャントトランジスタS1を非導通状態にする。同時にスルートランジスT2乃至T8を全て非導通状態にし、シャントトランジスタS2乃至S8を全て導通状態にする。
高周波配線RW0乃至RW8の下方で且つシリコン基板31の上方には破線で囲った領域にバイアスライン(第1導電体)12が設けられている。バイアスライン12は、アンテナ端子11および高周波端子RF1乃至RF8の下方で且つシリコン基板31の上方に設けられている。
即ち、バイアスライン12は、高周波配線RW0乃至RW8およびシリコン基板31に接していない。バイアスライン12は、半導体スイッチ部SW1乃至SW8の下方には設けられていない。
バイアスライン12は、シリコン基板31の電位より高い電位を有している。具体的には、バイアスライン12はシリコン基板31に対して正にバイアスされている。バイアスライン12は、高周波的にはフローテイングになるように、高周波信号漏えい防止用の抵抗45を介して正の電源46に接続されている。
図2に示すように、半導体チップ20の一側には、アンテナ端子11、高周波端子RF1乃至RF8、接地端子G1乃至G4、スルートランジスタT1乃至T8、およびシャントトランジスタS1乃至S8が配置されている。
接地端子G1は両側に配置されたシャントトランジスタS1、S2に共通接続されている。接地端子G2、G3、G4についても同様であり、その説明は省略する。
半導体チップ20の他側には、バイアスライン12に印加される電圧、制御信号Cont1乃至Cont8および反転制御信号Cont1/乃至Cont8を生成し、半導体スイッチ10を制御するためのバイアス/制御信号回路21が配置されている。
図12におけるハッチングを施した領域は、バイアスライン12が設けられている領域を示している
図3に示すように、SOI基板30は、第1の比抵抗ρ1を有するp型のシリコン基板(半導体基板)31と、シリコン基板31上に設けられたシリコン酸化膜(絶縁膜)32と、シリコン酸化膜32の上に設けられ、第1の抵抗ρ1より低い第2の比抵抗ρ2を有するp型のシリコン層(半導体層)33を有している。
シリコン基板31は、第1の比抵抗ρ1を有する第1部分31aと、第1部分31a上に設けられ、第1部分31aより高濃度の不純物を含有する第2部分31bとを有している。第2部分31bは、シリコン酸化膜32と接している。第2部分31bの厚さは、例えば0.5乃至1μm程度である。
第1の比抵抗ρ1は、例えば1kΩ・cm以上である。第2の比抵抗ρ2は、例えば10Ω・cm程度である。シリコン酸化膜32の厚さT1は、例えば1乃至2μm程度である。シリコン層33の厚さは、例えば0.1乃至1μm程度である。
シリコン酸化膜32は、BOX(Buried Oxide)層とも呼ばれている。シリコン層33は、SOI層とも呼ばれている。
高濃度の不純物は、アクセプタとなる不純物、例えばポロン(B)である。高濃度アクセプタは、正孔を発生する。シリコン酸化膜32とシリコン基板31の界面近傍に蓄積された電荷は正孔により中和されるので、界面近傍の電荷密度が低減する。
図4に示すように、バイアスライン12は、例えばシリコン層33の一部が除去されて露出したシリコン酸化膜32の上に設けられている。シリコン層33の上にバイアスライン12を覆うように層間絶縁膜41が設けられている。高周波配線42は層間絶縁膜41の上に設けられている。高周波配線42は、高周波配線RW0乃至RW8のいずれでも構わない。
バイアスライン12は、長さL1、幅W1を有する短冊状の複数の配線(線状体)43を有している。配線43は平面視で高周波配線42が延在するX方向(第1の方向)に対して所定の角度θ1を有する方向、ここではX方向に対して垂直(θ1=90°)なY方向(第2の方向)で、高周波配線42のエッジより外側に延在している。複数の配線43は、X方向に所定の間隔P1で配列されている。
複数の配線43はそれぞれ、一端が引出配線44に共通接続され、他端が開放されている。配線44は高周波信号漏えい防止用の抵抗45を介して電源46に接続されている。電源46は複数の配線43に正の電圧を印可する。
シリコン酸化膜32とシリコン基板31の界面の電荷は、配線43の下方に引き寄せられ、自由な移動が制限される。
バイアスライン12が短冊状の複数の配線43で構成されているのは、高周波配線42との間の寄生容量を低減させるためである。寄生容量が大きすぎると、寄生容量を介してバイアスライン12にも高周波電流が流れ、電荷の移動を抑制する効果が減じられるためである。
配線43が高周波配線35のエッジより外側に延在しているのは、高周波配線42から周りに漏洩する高周波電界による電荷の移動を抑制するためである。配線43が高周波配線35のエッジより外側に延在していなくても、本実施形態の効果は得ることは可能である。
従って、目的の効果が得られる範囲内で、配線43の長さL1と幅W1、所定の角度θ1、および所定の間隔P1を適宜定めればよい。また、所定の角度θ1に特に制限はない。所定の間隔P1は一定でなくても構わない。
次に、バイアスライン12の形成方法について説明する。図5はバイアスライン12の形成工程を順に示す断面図である。
図5(a)に示すように、シリコン層33が除去されて露出したシリコン酸化膜32上に、導電膜101として、例えば金属膜をスパッタリング(Sputtering)法により形成する。導電膜101上に、フォトリソグラフィ法により配線43のパターンに対応したレジスト膜102を形成する。
図5(b)に示すように、レジスト膜102をマスクとして、例えばたRIE(Reactive Ion Etching)法により導電膜101をエッチングする。エッチングされなかった導電膜101が、図4に示す配線43になる。
図5(c)に示すように、レジスト膜102を除去した後、シリコン酸化膜32上に、配線43を覆うように、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法によるTEOS(Tetra Ethel Ortho Silicate)膜103を形成する。TEOS膜103が層間絶縁膜41になる。TEOS膜103上に高周波配線42として、例えば金属膜をスパッタリング法により形成する。
なお、SOI基板30は、SIMOX(Separation by Implantation of Oxygen)方式または張り合わせ方式により得られる。第2部分31bの高濃度のアクセプタはシリコン酸化膜32を介したイオン注入法により得られる。
以上説明したように、本実施形態の半導体スイッチ10は、高周波配線42の下方で且つシリコン基板31の上方にシリコン基板31に対して正にバイアスされたバイアスライン12を有している。
従って、シリコン基板31とシリコン絶縁膜32の界面に誘起される電荷は、バイアスライン12に引き寄せられ、高周波配線42に流れる高周波信号による電荷の移動が抑制される。その結果、第2部分31bの高濃度アクセプタによる界面電荷密度の低減との相乗効果で、高周波信号に歪が生じるのを防止することができる。更に、高周波配線42の電力損失を低減することができる。
なお、シリコン基板31の第2部分31bに高濃度アクセプタが含有されていなくても、バイアスライン12による界面の電荷の移動を抑制する効果を得ることは可能である。
ここでは、配線43がX方向に対して所定の角度θ1を有する方向に延在する場合について説明したが、延在する方向はX方向(θ1=0°)でも構わない。図6はX方向に延在する複数の配線を有するバイアスラインを示す図で、図6(a)はその平面図、図6(b)は図6(a)のA−A線に沿って切断し矢印方向に眺めた断面図である。
図6に示すように、バイアスライン12は、X方向に延在し、長さL2、幅W2を有する複数の配線47を有している。複数の配線47は、Y方向に所定の間隔P2で配列されている。
配線47の一端は高周波配線42のX方向のエッジより外側に延在するとともに配線44に共通接続されている。配線47の他端は開放されている。配線47は高周波信号漏えい防止用の抵抗45を介して電源46に接続されている。
電源46は複数の配線47に正の電圧を印可する。シリコン酸化膜32とシリコン基板31の界面に生じた電荷は、配線47の下方に引き寄せられ、自由な移動が制限される。
目的の効果が得られる範囲内で、配線47の長さL2と幅W2、および所定の間隔P2を適宜定めればよい。
バイアスライン12がシリコン酸化膜32上に設けられた金属膜である場合について説明したが、バイアスライン12をスルートランジスタT1乃至T8、シャントトランジスタS1乃至S8のチャネル層、またはゲート配線と同じ材料で構成することもできる。
図7(a)はチャネル層と同じ材料で構成されたバイアスラインを示す断面図である。図7(b)はゲート配線と同じ材料で構成されたバイアスラインを示す断面図である。
図7(a)に示すように、スルートランジスタT1は、シリコン層33を島状に加工することで得られた領域に設けられた一対のソース・ドレイン層50と、ソース・ドレイン層50の間でシリコン層33上に設けられたゲート絶縁膜51と、ゲート絶縁膜51上に設けられたゲート電極52を有している。
ゲート絶縁膜51下方のシリコン層33がチャネル層53である。複数のスルートランジスタT1は、ソース・ドレイン層50を共用するように直列接続されている。
ゲーバイアスライン12は、シリコン層33の島状加工と同様に、シリコン層33を短冊状に加工することで得られた複数の配線54を有している。
シリコン層33の島状加工およびシリコン層33の短冊状加工により露出したシリコン酸化膜32上に、スルートランジスタT1およびゲーバイアスライン12を覆うように層間絶縁膜55が設けられている。層間絶縁膜55の上に、ゲート電極52が抵抗R1(図示せず)を介して共通接続されたゲート配線56が設けられている。
層間絶縁膜55の上にゲート配線56を覆うように層間絶縁膜57が設けられている。層間絶縁膜57の上に高周波配線42が設けられている。
従って、配線54はチャネル層53と同じ材料で構成され、同一平面上に配置されている。ゲーバイアスライン12は、高周波配線42の下方で且つシリコン基板31の上方に配置されている。
シリコン層33を島状に加工する工程およびシリコン層33を短冊状に加工する工程は、フォトリソグラフィ法およびRIE法により同時に行うことができる。
図7(b)に示すように、ゲート配線56は層間絶縁膜55の上に設けられたゲート配線材料、例えば不純物が添加されたポリシリコンをゲート配線パターンに加工することで得られる。ゲーバイアスライン12が有する複数の配線58はゲート配線材料を短冊状に加工することで得られる。
従って、配線58はゲート配線56と同じ材料で構成され、同一平面上に配置されている。ゲートバイアスライン12は、高周波配線42の下方で且つシリコン基板31の上方に設けられている。
ゲート配線材料をゲート配線パターンに加工する工程およびゲート配線材料を短冊状に加工する工程は、フォトリソグラフィ法およびRIE法により同時に行うことができる。
導電膜101は、特に限定されない。導電膜101には、高融点金属膜、高融点金属のシリサイド膜などが利用できる。
また、配線43、47は、絶縁膜にトレンチを形成し、トレンチに導電膜を埋め込むダマシン法によって形成することもできる。
配線43、47が短冊状である場合について説明したが、配線43、47の形状は特に限定されない。配線43、47には、別の形状、例えばS字状、ジクザグ状、格子状などが利用できる。
第2部分31bとシリコン酸化膜32が接している場合について説明したが、第2部分31bとシリコン酸化膜32の間に別の層、例えば改質層を設けることも可能である。改質層は、例えば結晶欠陥を含むシリコン層である。界面の電荷は改質層の結晶欠陥にトラップされる確率が高くなるので、界面近傍の電荷の移動をさらに抑制できる利点が得られる。
改質層は、例えば以下のようにして形成することができる。シリコン酸化膜32側からシリコン酸化膜は透過し、シリコンに吸収される波長を有するパルスレーザビームを照射し、第2部分31bとシリコン酸化膜32の界面近傍に集光する。
第2部分31bはレーザを吸収して局所的に融解、凝固するので、第2部分31bの一部が改質層になる。なお、シリコン層33は薄いので、シリコン層33への影響は無視できる。
または、シリコン酸化膜およびシリコンを透過する波長を有する高繰り返し短パルスレーザビームを照射し界面近傍に回折限界レベルまで集光する。レーザビームは、集光点付近の極めて局所的な領域で時間的・空間的に圧縮されて非常に高いピークパワー密度となる。
シリコンに対して透過性を示していたレーザビームは、その集光過程においてピークパワー密度がある閾値を超えると局所的に非常に高い吸収特性を示すようになる。界面近傍の焦点付近でのみこの閾値を超えるようコントロールすることで、シリコン層33にダメージを与えることなく、第2部分31bの一部が改質層になる。
なお、改質層はSOI基板30の全面に設ける必要はない。高周波配線42の下方の必要な領域にのみ設ければよい。
シリコン酸化膜32上にシリコン層33が設けられている場合について説明したが、シリコン酸化膜32とシリコン層33の間に、別の半導体層、例えば不純物濃度が異なる層、導電型が異なる層などが設けられていてもよい。半導体スイッチ部SW1乃至SW8を接合型電界効果トランジスタなどとすることができる。
(実施形態2)
本実施形態に係る半導体スイッチについて図8を用いて説明する。図8は本実施形態の半導体スイッチのバイアスラインを示す図で、図8(a)はその平面図、図8(b)は図8(a)のA−A線に沿って切断し、矢印方向に眺めた断面図である。
本実施形態において、上記実施形態1と同一の構成部分には同一符号を付してその部分の説明は省略し、異なる部分について説明する。本実施形態が実施形態1と異なる点は、バイアスラインが複数の柱状体を有することにある。
即ち、図8に示すように、本実施形態の半導体スイッチでは、シリコン膜33側からシリコン酸化膜32の内部に到る複数のビア(柱状体)61が設けられている。ビア61は、上面がシリコン酸化膜32の上面と実質的に同一平面上にある。ビア61は、シリコン酸化膜32を貫通していない。シリコン酸化膜32の厚さをT1とし、ビア61の長さをT2とする。長さT2は厚さT1より小さい(T1>T2)。
複数のビア61は、平面視で高周波配線42が延在するX方向に対して所定の角度θ1で斜めに配列されている。ビア61はY方向には所定の間隔P3で配列されている。斜めに配列された一群のビア61をビア群62と称する。ビア群62の両端のビア61は、高周波配線42のエッジより外側に配置されている。ビア群62は、X方向に所定の間隔P4で配列されている。
複数のビア61は、引出配線63に共通接続されている。引出配線63は抵抗45を介して電源46に接続されている。電源46は複数のビア61に正の電圧を印可する。
シリコン酸化膜32の上に引出配線63を覆うように層間絶縁膜64が設けられている。層間絶縁膜64の上に高周波配線42が設けられている。
ゲートバイアスライン12は、複数のビア群62を有している。ゲーバイアスライン12は、高周波配線42の下方で且つシリコン基板31の上方に設けられている。
本実施形態では、ビア61の下面と、シリコン酸化膜32とシリコン基板31の界面との距離(T1−T2)は、図4に示す配線43の下面と、シリコン酸化膜32とシリコン基板31の界面との距離(T1)より小さい。ビア61の下面は配線43の下面よりシリコン酸化膜32とシリコン基板31の界面に近い。
従って、ビア61は単位面積当たりの電荷を引き寄せる能力が配線43より大きくなる。ビア61は単位面積当たりで配線43より多くの電荷を引き寄せることが可能である。
次に、ビア61の形成方法について説明する。図9はビア61の形成工程を順に示す断面図である。
図9(a)に示すように、シリコン層33が除去されて露出したシリコン酸化膜32の上にフォトリソグラフィ法によりビア61に対応する開口112aを有するレジスト膜112を形成する。
図9(b)に示すように、レジスト膜112をマスクとして、例えばフッ素系のガスを用いたRIE法によりシリコン酸化膜32をエッチングし、深さT2のトレンチ113を形成する。深さT2の制御はエッチング時間の管理で行う。
図9(c)に示すように、レジスト膜112を除去した後、シリコン酸化膜32上にトレンチ113内を満たすように、例えばCVD法により不純物を添加したポリシリコン膜114を形成する。
図9(d)に示すように、シリコン酸化膜32が露出するまで、例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing)法によりポリシリコン膜114を除去する。残ったポリシリコン膜114が、ビア61になる。
以上説明したように、本実施形態の半導体スイッチでは、ゲートバイアスライン12は、シリコン膜33側からシリコン酸化膜32の内部に到る複数のビア61を有している。
従って、ビア61の下面は、シリコン酸化膜32とシリコン基板31との界面に近づくので、ビア61は単位面積当たりより多くの電荷を引き寄せることができる。その結果、高調波歪がより低減される。更に、高周波配線42の電力損失を低減することができる。
なお、シリコン基板31に負電圧が印可されている場合には、ビア61は接地されていてもよい。
(実施形態3)
本実施形態に係る半導体スイッチについて図10を用いて説明する。図10は本実施形態の半導体スイッチのバイアスラインを示す図で、図10(a)はその平面図、図10(b)は図10(a)のA−A線に沿って切断し、矢印方向に眺めた断面図である。
本実施形態において、上記実施形態1と同一の構成部分には同一符号を付してその部分の説明は省略し、異なる部分について説明する。本実施形態が実施形態1と異なる点は、シリコン酸化膜を貫通する複数の柱状体を有することにある。
即ち、図10に示すように、本実施形態の半導体スイッチでは、シリコン酸化膜32を貫通してシリコン基板31に接する複数のビア(柱状体)71が設けられている。ビア71はシリコン基板31の第1の比抵抗ρ1より高い第3の比抵抗ρ3を有している。第3の比抵抗ρ3は、例えば1×10Ω・cm乃至1×10Ω・cm程度である。
ビア71は、例えば多量のドナー不純物および多量のアクセプタ不純物の両方が添加されたポリシリコン膜である。ドナー不純物濃度とアクセプタ不純物濃度をほぼ等しくすると、ドナーとアクセプタは互いに補償し合い、高い第3の比抵抗ρ3を有するポリシリコンが得られる(不純物補償効果)。
複数のビア71は、平面視で高周波配線42が延在するX方向に対して所定の角度θ1で斜めに配列されている。ビア71はY方向には所定の間隔P3で配列されている。斜めに配列された一群のビア71をビア群72と称する。ビア群72の両端のビア71は、高周波配線42のエッジより外側に配置されている。ビア群72は、X方向に所定の間隔P4で配列されている。
複数のビア71は、引出配線63に共通接続されている。引出配線63は抵抗45を介して単極単投のスイッチ73の端子aに接続されている。スイッチ73の端子bは電源46に接続されている。
本実施形態において、ビア71はシリコン基板31に接しているので、ビア71の下にはシリコン酸化膜32は存在しない。従って、シリコン酸化膜32とシリコン基板31との界面は存在しないので、界面近傍に蓄積される電荷も存在しない。その結果、界面近傍に蓄積される電荷の総量を低減することができる。
ポリシリコンは多くの結晶欠陥を含んでいる。従って、ビア71の下を通過する電荷は結晶欠陥にトラップされる確率が高くなる。その結果、界面近傍に蓄積される電荷の総量をさらに低減することができる。
スイッチ73を閉じて、即ち端子aと端子bを接続してビア71に正の電圧を印可しても、ビア71は高い第3抵抗を有しているので、電流はほとんど流れない。従って、ビア71をシリコン基板31に対して正にバイアスすることができる。その結果、ビア71は、周りの電荷を引き寄せ、電荷の自由な移動を制限することが可能である。
ビア71の形成工程は、図9に示すビア61と同様であり、その説明は省略する。ビア71の下端部はシリコン基板31の内部に食い込んでいても構わないので、RIE法によるトレンチの形成が容易になる利点がある。
以上説明したように、本実施形態の半導体スイッチでは、シリコン酸化膜32を貫通し、シリコン基板31に接するとともに、第1の比抵抗より高い第3の比抵抗を有する複数のビア71を有している。
ビア71は界面近傍の電荷をトラップするので、電荷の総量を低減することができる。また、正にバイアスされたビア71は、電荷を引き寄せることができる。その結果、高調波歪がより低減される。更に、高周波配線42の電力損失を低減することができる。
なお、シリコン基板31に負電圧が印可されている場合には、ビア61は接地されていてもよい。
(実施形態4)
本実施形態に係る半導体スイッチについて図11乃至図14を用いて説明する。図11は本実施形態の半導体スイッチを示す回路図、図12は半導体スイッチが設けられた半導体チップを示す平面図、図13は半導体スイッチのDCバイアス配線の下方に設けられたビアを示す断面図、図14は半導体スイッチのDCバイアス配線の下方に設けられたビアを示す平面図である。
本実施形態において、上記実施形態1と同一の構成部分には同一符号を付してその部分の説明は省略し、異なる部分について説明する。本実施形態が実施形態1と異なる点は、DCバイアス配線の下方に複数の柱状体が設けられていることにある。
即ち、図11乃至図14に示すように、本実施形態の半導体スイッチ80は、シャントトランジスタS1のゲート端子に接続されるDCバイアス配線(第2の配線)81の下方に複数のビア(第2導電体)82を有している。
シャントトランジスタS2乃至S8についても、同様である。一点鎖線で囲われた領域A1乃至A8はそれぞれビア82が設けられる領域を示している。以後、領域A1について説明するが、他の領域A2乃至A8についても同様である。
領域A1には、シャントトランジスタS1のゲート端子に接続される高周波信号漏洩防止用の抵抗R2、抵抗R2をゲート端子およびバイアス/制御信号回路21の反転制御信号Cont1/出力端子に接続するためのDCバイアス配線81などが設けられている。
図12に示すように、半導体チップ90に半導体スイッチ80が設けられている。DCバイアス配線81は、シャントトランジスタS1が設けられている領域から、半導体チップ90の外周に沿ってバイアス/制御信号回路21の反転制御信号Cont1/出力端子に到るように配置されている。
図13に示すように、ビア82は、シリコン層33が除去されて露出したシリコン酸化膜32を貫通してシリコン基板31に接している。シリコン酸化膜32上およびビア82の上面に層間絶縁膜83が設けられている。層間絶縁膜83の上にDCバイアス配線81が設けられている。ビア82はシャントトランジスタS1の直下には設けられない。
図14に示すように、複数のビア82は、平面視でDCバイアス配線81の延在するX方向に対して所定の角度θ1で斜めに配列されている。複数のビア82はX方向に所定の間隔P5で配列されている。
斜めに配列された一群のビア82をビア群84と称する。ビア群84の両端のビア82は、DCバイアス配線81のエッジより外側に配置されている。ビア群84は、X方向に所定の間隔P6で配列されている。
本実施形態の半導体スイッチ80では、シャントトランジスタS1のゲート端子に接続されるDCバイアス配線81の下方にシリコン酸化膜32を貫通してシリコン基板31に接する複数のビア82が設けられている。
従って、ビア82の下にシリコン酸化膜32とシリコン基板の界面が存在しないので、界面の面積が減少し、界面の電荷量が低減される。更に、界面が途切れていることにより、界面の電荷の移動が抑制される。
ポリシリコンは多くの結晶欠陥を含んでいる。従って、ビア82の下を通過する電荷は結晶欠陥にトラップされる確率が高くなる。その結果、界面近傍に蓄積される電荷の総量をさらに低減することができる。
その結果、DCバイアス配線81に発生する高調波歪を低減することが可能である。また、界面の電荷の移動が抑制されることから、高周波信号が通過する配線の損失を低減することも可能である。
以上説明したように、本実施形態の半導体スイッチ80は、DCバイアス配線81の下方にシリコン酸化膜32を貫通してシリコン基板31に接する複数のビア82が設けられている。
従って、シリコン酸化膜32とシリコン基板31の界面の面積が減少するので、界面の電荷量が低減される。界面が途切れているので、界面の電荷の移動が抑制される。その結果、DCバイアス配線81に発生する高調波歪が低減される。更に、高周波配線42の電力損失を低減することができる。
ここでは、シャントトランジスタS1のDCバイアス配線81の下方にビア82が設けられている場合について説明したが、スルートランジスタT1のDCバイアス配線の下方にビア82を設けることができる。スルートランジスタT1のDCバイアス配線に発生する高調波歪が低減される。
更に、シャントトランジスタS1とスルートランジスタT1の両方にビア82を設けることができる。DCバイアス配線に発生する高調波歪の低減効果が加算される利点が得られる。
スルートランジスタT2乃至T8に関しても、スルートランジスタT1と同様に、DCバイアス配線の下方にビア82を設けることができる。シャントトランジスタS2乃至S8のそれぞれとスルートランジスタT2乃至T8のそれぞれの両方にビア82を設けることができる。
ビア82を、シリコン基板31に対して正にバイアスされたビアとすることも可能である。その場合、ビア82は、図10に示すビア71と同様のビアとする。図15はシリコン基板31に対して正にバイアスされたビアを有する半導体スイッチを示す平面図である。
図15に示すように、複数のビア(第2導電体)85は、図10に示すビア71と同様のビアである。斜めに配列された一群のビア85をビア群86と称する。複数のビア85は、引出配線87に共通接続されている。引出配線87は抵抗45を介して電源46に接続されている。電源46は複数のビア85に正の電圧を印可する。
正にバイアスされたビア85は、界面の電荷を引き寄せる。その結果、高調波歪がより低減される利点が得られる。なお、シリコン基板31に負電圧が印可されている場合には、ビア85は接地されていてもよい。ビア85は、図6に示すシリコン酸化膜32を貫通しないビア61とすることも可能である。
また、ビア85に代わって、DCバイアス配線81の下方に図4または図6に示すバイアスライン12と同様なバイアスライン(第2導電体)を設けることも可能である。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
なお、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1) 前記複数の線状体は短冊状であり、平面視で前記第1の配線が延在する第1の方向に対して所定の角度をなす第2の方向に延在し、前記第1の方向に所定の間隔で配列されている請求項3に記載の半導体スイッチ。
(付記2) 前記の複数の線状体は短冊状であり、平面視で前記第1の配線が延在する第1の方向延在し、前記第1の方向に直交する第2の方向に所定の間隔で配列されている請求項3に記載の半導体スイッチ。
(付記3) 前記複数の柱状体は、平面視で前記第1の配線が延在する第1の方向に対して所定の角度をなす第2の方向に第1の所定の間隔で配列され、前記第1の所定の間隔で配列された柱状体のグルーブが前記第1の方向に第2の所定の間隔で配列されている請求項4または5に記載の半導体スイッチ。
(付記4) 前記半導体スイッチ部は電界効果トランジスタを有し、前記第1導電体は前記電界効果トランジスタのゲート配線と同じ材料で構成されている請求項1に記載の半導体スイッチ。
(付記5) 前記半導体スイッチ部は電界効果トランジスタを有し、前記第1導電体は前記電界効果トランジスタのチャネル層と同じ材料で構成されている請求項1に記載の半導体スイッチ。
(付記6) 前記柱状体は、前記第1の比抵抗より高い第3の比抵抗を有する請求項5に記載の半導体スイッチ。
(付記7) 前記第2導電体は、前記絶縁膜上に設けられた複数の第2線状体を有する請求項7に記載の半導体スイッチ。
(付記8) 前記第2導電体は、前記絶縁膜内に設けられた複数の第2柱状体を有する請求項7に記載の半導体スイッチ。
(付記9) 前記第2導電体は、前記絶縁膜を貫通して前記半導体基板に接する複数の第2柱状体を有する請求項7に記載の半導体スイッチ。
(付記10) 前記第2導電体が設けられる領域は、平面視で前記第2の配線のエッジより外側に延在している請求項7に記載の半導体スイッチ。
(付記11) 前記第2導電体電位は、前記半導体基板の電位より高い請求項7に記載の半導体スイッチ。
10、80 半導体スイッチ
11 アンテナ端子
12 バイアスライン
20、90 半導体チップ
30 SOI基板
31 シリコン基板
31a、31b 第1、第2部分
32 シリコン酸化膜
33 シリコン層
41、55、57、64、83 層間絶縁膜
42 高周波配線
43、47、54、58 配線
44、63、87 引出配線
45 抵抗
46 電源
50 ソース・ドレイン層
51 ゲート絶縁膜
52 ゲート電極
53 チャネル層
56 ゲート配線
61、71、82、85 ビア
62、72、84、86 ビア群
73 スイッチ
81 DCバイアス配線
101 導電膜
102、112 レジスト膜
103 TEOS膜
112a 開口
113 トレンチ
114 ポリシリコン膜
R1、R2 抵抗
A1〜A8 領域
N1〜N4 ノード
RF1〜RF8 高周波端子
RW0〜RW8 高周波配線
SW1〜SW8 半導体スイッチ部
T1〜T8 スルートランジスタ
S1〜S8 シャントトランジスタ
Cont1〜Cont8 制御信号
Cont1/〜Cont8/ 反転制御信号

Claims (8)

  1. 第1の比抵抗を有する第1部分と、前記第1部分上に設けられ、前記第1部分より高い濃度の不純物を含有する第2部分とを備えた半導体基板と、
    前記半導体基板の前記第2部分上に設けられた絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に設けられ、前記第1の比抵抗より低い第2の比抵抗を有する半導体層と、
    前記絶縁膜側に設けられた第1の配線と、
    前記半導体層に設けられ、前記第1の配線に電気的に接続された半導体スイッチ部と、
    前記第1の配線と前記半導体基板の間に設けられた第1導電体と、
    を具備することを特徴とする半導体スイッチ。
  2. 前記第1導電体の電位は、前記半導体基板の電位より高いことを特徴とする請求項1に記載の半導体スイッチ。
  3. 前記第1導電体は、前記絶縁膜上に設けられた複数の線状体を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体スイッチ。
  4. 前記第1導電体は、前記絶縁膜内に設けられた複数の柱状体を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体スイッチ。
  5. 前記第1導電体は、前記絶縁膜を貫通して前記半導体基板に接する複数の柱状体を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体スイッチ。
  6. 前記第1導電体が設けられる領域は、平面視で前記第1の配線のエッジより外側に延在していることを特徴とする請求項1に記載の半導体スイッチ。
  7. 前記半導体スイッチ部は電界効果トランジスタを有し、前記電界効果トランジスタのゲート端子に接続される第2の配線と前記半導体基板の間に第2導電体が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体スイッチ。
  8. 第1の比抵抗を有する第1部分と、前記第1部分上に設けられ、前記第1部分より高い濃度の不純物を含有する第2部分とを備えた半導体基板と、
    前記半導体基板の前記第2部分上に設けられた絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に設けられ、前記第1の比抵抗より低い第2の比抵抗を有する半導体層と、
    を具備することを特徴とする半導体基板。
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