JP2015170630A - 配線板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来より生産性が高い配線板の製造方法の提供を目的とする。【解決手段】本実施形態の配線板30の製造方法では、大判配線板10の長孔17の孔内導電層18を大判配線板10の有効領域R1と捨て代領域R2との間で分断する際に第2回転工具22の先端の穿孔刃22Bを使用するので、従来の方法に比べ、孔内導電層18の分断部分が工具によって捲られ難くなり、孔内導電層18の長孔17の内側面からの剥離が抑えられる。また、大判配線板10のソルダーレジスト11で、長孔17の開口縁を覆う開口縁導電層19を被覆したことによっても、その開口縁導電層19と一体の孔内導電層18の剥離が防がれる。これらにより、孔内導電層18の剥離によるNG品の発生が抑えられ、従来より配線板の生産性を高くすることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、有効領域と捨て代領域との境界線上に貫通孔を有し、その貫通孔の内側面が孔内導電層で被覆されている大判配線板を準備し、その大判配線板から捨て代領域を切除して、配線板を製造する配線板の製造方法に関する。
従来、この種の配線板の製造方法として、シャフトの側面に切削刃を有した回転工具を回転軸方向と直交する方向に移動して大判配線板から捨て代領域を切除する製造方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2009−188154号公報(段落[0003])
しかしながら、上述した従来の配線板の製造方法では、貫通孔内の孔内導電層が回転工具によって捲られて貫通孔の内側面から剥離し、配線板がNG品になることが考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来より生産性が高い配線板の製造方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明は、配線板として使用される有効領域とそれ以外の捨て代領域との境界線上に貫通孔を有し、前記貫通孔の内側面が孔内導電層で被覆されている大判配線板を準備することと、シャフトの側面に切削刃を有する第1回転工具を回転軸と直行する方向に移動して前記捨て代領域を切除することと、を行う配線板の製造方法であって、前記貫通孔の一部を含む前記捨て代領域を前記第1回転工具で切除する前に、シャフトの先端に穿孔刃を有する第2回転工具を回転軸方向に移動して前記貫通孔の開口縁に孔あけを行って前記孔内導電層を前記有効領域と前記捨て代領域との間で分断する。
本発明の一実施形態に係る大判配線板の斜視図 大判配線板に分断孔を穿孔した状態の斜視図 大判配線板の一部破断斜視図 大判配線板のソルダーレジストを省略した一部破断斜視図 大判配線板に穿孔された分断孔の斜視図 大判配線板を第1回転工具で切断している状態の斜視図 大判配線板を第1回転工具で仕上げ加工している状態の平面図 配線板のうち第1回転工具で切断された部分の斜視図 配線板の斜視図 他の実施形態に係る大判配線板を第1回転工具で切断、仕上げ加工している状態の平面図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。本実施形態の配線板30の製造方法では、図1に示した大判配線板10を切断して図9に示した配線板30を製造する。この大判配線板10には、例えば、矩形の有効領域R1と、その周りを取り囲む捨て代領域R2とが設定され、有効領域R1に電気回路12がプリントされている。また、大判配線板10の表裏の外面はソルダーレジスト層11,11(本発明の「外面絶縁層」に相当する)で覆われ、電気回路12の一部がソルダーレジスト層11,11に形成された開口を通して露出してパッド13群になっている。さらに、有効領域R1には、後述する図示しない治具に大判配線板10を固定して位置決めするための複数の位置決め孔10Aが貫通形成されている。なお、図1には、有効領域R1と捨て代領域R2とを区画する架空の境界線L1が二点鎖線で示されている。
大判配線板10のうち有効領域R1の外縁の一辺と捨て代領域R2との境界線L1上には、本発明に係る「貫通孔」としての1対の長孔17,17が形成されている。両長孔17,17は、境界線L1に沿って延び、それら長孔17,17の短手方向における有効領域R1寄り位置に境界線L1が位置している。また、各長孔17の内側面は孔内導電層18で被覆されかつ、大判配線板10の表裏両面における各長孔17の開口縁は孔内導電層18から側方に張り出した開口縁導電層19,19で被覆されている。そして、それら1対の長孔17,17と孔内導電層18と開口縁導電層19とから1対のスルーホールが構成され、それらスルーホールの孔内導電層18に電気回路12の一部が導通接続されている。なお、長孔17の短手方向における孔内導電層18,18同士の間隔は、例えば、1.0[mm]になっている。
図3に示すように、各開口縁導電層19のうち孔内導電層18から離れた側の先端部は、全周に亘ってソルダーレジスト層11で被覆されている。また、長孔17の長手方向の両端に位置する開口縁導電層19の円弧部19Aの一部は、先端部から基端部までに亘ってソルダーレジスト層11で被覆されている。詳細には、ソルダーレジスト層11のうち開口縁導電層19を先端部から基端部まで被覆した部位であるコーナー被覆部11Aは、開口縁導電層19の円弧部19Aのうち有効領域R1側に配置され、円弧部19Aにおける有効領域R1寄り位置で開口縁導電層19の直線部19Bと平行に延びた第1外縁部11Bと、開口縁導電層19の直線部19Bと円弧部19Aとの境界部分で第1外縁部11Bと直交する方向に延びた第2外縁部11Cとを有する形状になっている。
図4に示すように、本実施形態の大判配線板10では、長孔17,17の一端部同士が隣接して、例えば、両長孔17,17の開口縁導電層19,19の先端同士が、長孔17,17の幅方向の中心部で繋がっている。また、図3に示すように開口縁導電層19,19の先端同士が繋がった部分は、ソルダーレジスト層11にて被覆されている。
配線板30を製造するには、上記した大判配線板10を図示しないNC加工機の治具に固定し、そのNC加工機に備えた回転駆動軸に取り付けられる荒削用の第1回転工具21、仕上用の第1回転工具23と第2回転工具22とで加工する。その治具は、大判配線板10の位置決め孔10Aに挿入される位置決めピンを有し、大判配線板10における有効領域R1のみを保持する構造になっている。また、荒削用と切削用の第1回転工具21,23は、共にシャフト21S,23Sの側面に切削刃21B,23Bを備えた構造をなし、回転軸(シャフト21S,23Sの中心軸)と直行する方向に移動して大判配線板10を切削することができる。一方、第2回転工具22は、シャフト22Sの先端に穿孔刃22Bを有する構造をなし、回転軸方向(シャフト22Sの中心軸と平行な方向)に移動して大判配線板10に孔を穿孔することができる。
なお、荒削用の第1回転工具21及び第2回転工具22の外径は、例えば、1.2[mm]になっている。また、仕上用の第1回転工具23には、例えば、荒削用の第1回転工具21より小径のものを使用する。
本実施形態の配線板30の製造方法では、図2に示すように、まずは、大判配線板10のうち両長孔17,17の一端部同士が隣接した部分と、両長孔17,17の他端部との3箇所に第2回転工具22で分断孔10Bを穿孔して、孔内導電層18及び開口縁導電層19を分断する。具体的には、図3に示すように、第2回転工具22の回転中心を境界線L1より捨て代領域R2側に配置し、かつ、第2回転工具22の大判配線板10における投影円E1の輪郭部分と孔内導電層18及び開口縁導電層19の円弧部18A,19Aとの交差部分が、境界線L1より僅かに(例えば、150[μm])捨て代領域R2側に位置するように配置する。また、両長孔17,17の一端部同士が隣接した部分では、第2回転工具22の回転中心を長孔17,17の間の中心線上に配置する。
そして、各箇所で第2回転工具22を回転軸方向に移動して、図5に示すように大判配線板10に分断孔10Bを穿孔する。ここで、第2回転工具22が孔内導電層18を切削するときのその第2回転工具22と孔内導電層18との接触面積は、第1回転工具21,23のように回転軸と直交する方向に移動して孔内導電層18を切削する場合の第1回転工具21,23と孔内導電層18との接触面積に比べて小さいので、孔内導電層18の分断時における孔内導電層18の剥離が抑えられる。しかも、孔内導電層18と一体になっている開口縁導電層19がソルダーレジスト11のコーナー被覆部11Aによって固定されているので、このことによっても孔内導電層18の剥離が抑えられる。
次いで、図6に示すように荒削用の第1回転工具21で大判配線板10の捨て代領域R2を切除する。その際、大判配線板10のうち有効領域R1の4つの辺の境界線L1より僅か(例えば、200[μm])外側に荒削用の第1回転工具21による切断面が位置するように荒削用の第1回転工具21を大判配線板10に対して送る。また、長孔17,17を含む捨て代領域R2に関しては、境界線L1の一方から他方に向かって荒削用の第1回転工具21を送り、その途中で第2回転工具22による円弧状の切り残し部分を平坦面に切削していく。その際、孔内導電層18のうち第2回転工具22によって分断された分断端部に第1回転工具21の切削刃に接触したとき、孔内導電層18の分断部分は、切削刃によって容易に切断されるのであれば、切削刃との接触部分で切断され、容易に切断されなければ、切削刃から容易に逃げるので、孔内導電層18が荒削用の第1回転工具21の切削刃に引っ張られて長孔17の内面から剥離するような事態が防がれる。
次いで、図7に示すように、荒削用の第1回転工具21が削り残した大判配線板10の仕上げ代を仕上用の第1回転工具23で切削する仕上げ加工を行う。その際、第1と第2の長孔17,17を含む有効領域R1に関しては、仕上用の第1回転工具23の送り方向及び回転方向を切り替えて、仕上用の第1回転工具23が、長孔17の内側からその長孔17の分断部分に向いかつ、その第1回転工具23の進行方向の前側部分が有効領域R1側から捨て代領域R2側に移動するように第1回転工具23を回転させる。以下、図7のうち右側の長孔17を適宜「第1長孔17X」といい、左側の長孔17を適宜「第2長孔17Y」ということとして、仕上用の第1回転工具23による仕上げ加工を詳説する。
第1と第2の長孔17,17を含む有効領域R1を関しては、まずは、図7(A)に示すように、仕上用の第1回転工具23を同図の時計回り方向に回転させた状態にして、大判配線板10に接触させずに第2長孔17Yの内側に突入させる。そして、その第1回転工具23を境界線L1に沿って送って第1長孔17X側に向かわせ、第2長孔17Yにおける第1長孔17X側の分断部分を仕上げる。そして、第1回転工具23が、第1長孔17Xの分断部分に到達する前に、第1回転工具23を大判配線板10から離間させる。
次いで、その第1回転工具23を大判配線板10に接触させずに第1長孔17Xの内側に突入させてから、図7(B)に示すように、境界線L1に沿って送り、第2長孔17Yから離れる側に向かわせ、第1長孔17Xにおける第2長孔17Yと反対側の分断部分とその前方部分全体の仕上げ加工を行う。
次いで、図7(C)に示すように、第1回転工具23を同図の反時計回り方向に回転させた状態にして、大判配線板10に接触させずに第1長孔17Xの内側に突入させる。そして、その第1回転工具23を境界線L1に沿って送り、第2長孔17Y側に向かわせて、第1長孔17Xにおける第2長孔17Y側の分断部分を仕上げる。そして、第1回転工具23が、第2長孔17Yの分断部分に到達する前に第1回転工具23を大判配線板10から離間させる。
次いで、その第1回転工具23を大判配線板10に接触させずに第2長孔17Yの内側に突入させてから、図7(D)に示すように、境界線L1に沿って送り、第1長孔17Xから離れる側に向かわせて、第2長孔17Yのうち第1長孔17Xと反対側の分断部分とその前方部分全体の仕上げ加工を行う。
このように本実施形態では、長孔17の全ての分断部分に対して、仕上用の第1回転工具23は、長孔17の内側から長孔17の分断部分に向かい、その仕上用の第1回転工具23の進行方向の前側部分が有効領域R1側から捨て代領域R2側に移動するように回転した状態で仕上げ加工を行う。これにより、仕上用の第1回転工具23の側面の切削刃23Bによって、孔内導電層18の分断部分が長孔17の内側面に押し付けられた状態で切削され、孔内導電層18の剥離が防がれる。そして、大判配線板10における境界線L1に沿った外縁部分の仕上げ加工が終了したら、配線板30が完成する。
上記したように本実施形態の配線板30の製造方法では、大判配線板10の長孔17の孔内導電層18を大判配線板10の有効領域R1と捨て代領域R2との間で分断する際に第2回転工具22の先端の穿孔刃22Bを使用するので、従来の方法に比べ、孔内導電層18の分断部分が工具によって捲られ難くなり、孔内導電層18の長孔17の内側面からの剥離が抑えられる。また、大判配線板10のソルダーレジスト11で、長孔17の開口縁を覆う開口縁導電層19を被覆したことによっても、その開口縁導電層19と一体の孔内導電層18の剥離が防がれる。これらにより、孔内導電層18の剥離によるNG品の発生が抑えられ、従来より配線板の生産性を高くすることができる。また、第2回転工具22で分断孔10Bを穿孔するときに隣り合った長孔17,17同士の間を連通させるので、第2回転工具22による加工後に第1回転工具21で捨て代領域R2を切除する際の加工負荷が軽減される。さらに、第2回転工具22で分断孔10Bを穿孔する際に、第2回転工具22の回転中心を境界線L1より捨て代領域R2側に配置するので、分断孔10Bの有効領域R1側への切り込み量が抑えられ、有効領域R1の外縁部を平坦にする加工が容易になる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、第2回転工具22による穿孔処理の処理を、荒削用と仕上用の2つの第1回転工具21,23を使用して行っていたが、1つの第1回転工具で行ってもよい。
(2)前記実施形態では、第1回転工具23を、長孔17の内側からその長孔17の分断部分に向かわせて、その分断部分の仕上げ加工を行っていたが、第1回転工具を長孔17の外側からその長孔17の分断部分に向かわせてもよく、その場合には、その第1回転工具の進行方向の前側部分が捨て代領域R2側から有効代領域R1側に移動するように第1回転工具を回転させればよい。そうすることで、孔内導電層18の分断部分を長孔17の内側面に押し付けた状態で切削することができ、孔内導電層18の剥離を防ぐことができる。
(3)また、図10(A)〜図10(D)に示すように、第2回転工具22による分断孔10Bの穿孔処理後に、長孔17X,17Yを有する境界線L1の一端側から他端側に第1回転工具24を送ることで、第1回転工具24を長孔17X,17Yの外側から分断部分に向かわせる仕上げ加工と、内側から分断部分に向かわせる仕上げ加工とを交互に行ってもよい。具体的には、図10(A)に示すように、長孔17X,17Yを有する境界線L1の延長線上の大判配線板10の一外縁部から、第1回転工具24を第1長孔17Xに向かわせ、このとき第1回転工具24を同図の時計回り方向に回転させる。そして、第1回転工具24を第1長孔17Xの外側からその第1長孔17Xの一端側の分断部分に向かわせて仕上げ加工を行う。そして、第1回転工具24が第1長孔17Xに進入したら、図10(B)に示すように第1回転工具24の回転方向を同図の反時計回り方向に反転させて、第1長孔17Xの内側からその第1長孔17Xの他端側の分断部分に向かわせる。そして、第1回転工具24が第1長孔17Xの他端側の分断部分の仕上げ加工を終えたら、第2長孔17Yの一方の分断部分に到達する前に図10(C)に示すように、第1回転工具24の回転方向を同図の時計回り方向に反転させてから、その第1回転工具24を第2長孔17Yの一方の分断部分に向かわせる。そして、第1回転工具24が第2長孔17Yの一端側の分断部分の仕上げ加工を終えて第2長孔17Yに進入したら、図10(D)に示すように、第1回転工具24の回転方向を同図の反時計回り方向に反転させて、その第1回転工具24を第2長孔17Yの他端側の分断部分に向かわせて、その分断部分の仕上げ加工を行う。以上の動作により、第1回転工具24が長孔17X,17Yの内側から分断部分に向かう場合には、その第1回転工具24における進行方向の前側部分が有効領域R1側から捨て代領域R2側に移動するように第1回転工具24が回転することになり、第1回転工具24が長孔17X,17Yの外側から分断部分に向かう場合には、その第1回転工具24における進行方向の前側部分が捨て代領域R2側から有効領域R1側に移動することになる。これにより、長孔17X,17Yの何れの端部においても、第1回転工具24により孔内導電層18の分断部分を長孔17の内側面に押し付けた状態で切削することができるので、孔内導電層18の剥離を防ぐことができる。
(2)前記実施形態では、第2回転工具22で孔内導電層18を分断した後、全ての捨て代領域R2を切除していたが、長孔17を含まない一部の捨て代領域R2を第1回転工具21により切除してから第2回転工具22で孔内導電層18を分断し、残りの捨て代領域R2を第1回転工具21で切除してもよい。
(3)前記実施形態の大判配線板10に形成されている「貫通孔」が長孔17であったが、貫通孔は丸孔や矩形孔であってもよい。
(4)前記実施形態では、第2回転工具22による穿孔部分を第1回転工具21,23によって平坦面になるように追加工していたが、追加工しないものも本発明に含まれる。
10 大判配線板
11 ソルダーレジスト層(外面絶縁層)
13 パッド
17 貫通孔
18 孔内導電層
19 開口縁導電層
21,23,24 第1回転工具
21B 切削刃
21S シャフト
22 第2回転工具
22B 穿孔刃
22S シャフト
23B 切削刃
23S シャフト
30 配線板
R1 有効領域
R2 捨て代領域

Claims (7)

  1. 配線板として使用される有効領域とそれ以外の捨て代領域との境界線上に貫通孔を有し、前記貫通孔の内側面が孔内導電層で被覆されている大判配線板を準備することと、
    シャフトの側面に切削刃を有する第1回転工具を回転軸と直行する方向に移動して前記捨て代領域を切除することと、を行う配線板の製造方法であって、
    前記貫通孔の一部を含む前記捨て代領域を前記第1回転工具で切除する前に、シャフトの先端に穿孔刃を有する第2回転工具を回転軸方向に移動して前記貫通孔の開口縁に孔あけを行って前記孔内導電層を前記有効領域と前記捨て代領域との間で分断する。
  2. 請求項1に記載の配線板の製造方法であって、前記境界線上に位置する前記貫通孔が複数であり、前記第2回転工具で前記孔内導電層を分断する孔あけを行うときに隣り合った前記貫通孔同士の間を連通させる。
  3. 請求項1又は2に記載の配線板の製造方法であって、前記第2回転工具で前記孔内導電層を分断するときに前記第2回転工具の回転中心を前記境界線より前記捨て代領域側に配置する。
  4. 請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の配線板の製造方法であって、前記大判配線板は、前記孔内導電層から側方に張り出して前記貫通孔の開口縁を覆う開口縁導電層と、前記有効領域にプリントされている電気回路を被覆すると共に前記開口縁導電層の先端部を被覆する外面絶縁層とを有している。
  5. 請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の配線板の製造方法であって、前記貫通孔は前記境界線に沿って延びた長孔であり、前記大判配線板は、前記孔内導電層の端部から側方に張り出して前記長孔の開口縁を覆う開口縁導電層と、前記有効領域にプリントされている電気回路を被覆すると共に前記長孔の両端の円弧部のうち前記有効領域側において前記開口縁導電層の先端部から基端部までを覆う外面絶縁層とを有している。
  6. 請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の配線板の製造方法であって、前記孔内導電層のうち前記第2回転工具による分断部分を前記第1回転工具で仕上げ加工し、その仕上げ加工の際に前記第1回転工具を前記貫通孔の内側から前記孔内導電層の前記分断部分に向け、その第1回転工具における進行方向の前側部分が前記有効領域側から前記捨て代領域側に移動するように前記第1回転工具を回転させて加工する。
  7. 請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の配線板の製造方法であって、前記孔内導電層のうち前記第2回転工具による分断部分を前記第1回転工具で仕上げ加工し、その仕上げ加工の際に前記第1回転工具を前記貫通孔の外側から前記孔内導電層の前記分断部分に向け、その第1回転工具における進行方向の前側部分が前記捨て代領域側から前記有効領域側に移動するように前記第1回転工具を回転させて加工する。
JP2014042422A 2014-03-05 2014-03-05 配線板の製造方法 Pending JP2015170630A (ja)

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