JP2015169115A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】後退時のアクセルペダルの誤操作による事故被害を確実に防止しつつドライバの運転意図に反することもなく、コストアップの要因となる速度制限値を設定するための付加装置を設けること無く速度制限値を自動的にドライバの運転意図どおりに変更する。
【解決手段】駆動力制御ユニット20は、Rレンジが選択され、速度制限が実行されている際に、ドライバの加速意図があることが判定された場合は、現在の速度制限値よりも高い速度制限値に変更して速度制限を実行する駆動力制御に移行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、特に、車両後退時に適切に制御する車両の制御装置に関する。
従来より、ブレーキペダルを踏むつもりが誤ってアクセルペダルを踏み込んでしまうことによる事故が問題視されている。特に、車両後退時においては、ドライバは後方を確認しながらの運転となるため、運転操作が煩雑となりアクセルペダルの踏み間違いやアクセルペダルの急踏み込みが発生し易い。このため、車両後退時における制限速度を一定値に設定することが考えられるが、高速で後退する傾向のあるドライバが運転する場合や、障害物のない広い空間で後退する場合等では、ドライバの運転意図に反して過剰な速度制限をしてしまう虞がある。そこで、例えば、特開2007−153147号公報(以下、特許文献1)に開示されるような、制限速度を設定するための操作手段を備え、操作手段による停車時の操作によって設定される制限速度の初期値をドライバによって予め指定された車速として、設定された制限速度を超えないように車速を制御する速度制限制御を実行する速度制限制御装置の技術を採用することが考えられる。
特開2007−153147号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示されるようなドライバが自ら好みの速度制限値を設定するための装置を付加する技術では、速度制限値を設定するための装置および設定値を表示する装置などの追加コストが発生する課題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、後退時のアクセルペダルの誤操作による事故被害を確実に防止しつつ、ドライバの運転意図に反して過剰な速度制限をすることがなく、また、コストアップの要因となる速度制限値を設定するための付加装置を設けること無く、速度制限値を自動的にドライバの運転意図どおりに変更することができる車両の制御装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様による車両の制御装置は、ドライバの加速意図を推定する加速意図推定手段と、車両後退時における複数の速度制限値を記憶した速度制限値記憶手段と、車両後退時に速度制限が実行されている際に、上記加速意図推定手段でドライバの加速意図があることが判定された場合は、現在の速度制限値よりも高い速度制限値に変更して速度制限を実行する駆動力制御手段とを備えた。
本発明の車両の制御装置によれば、後退時のアクセルペダルの誤操作による事故被害を確実に防止しつつ、ドライバの運転意図に反して過剰な速度制限をすることがなく、また、コストアップの要因となる速度制限値を設定するための付加装置を設けること無く、速度制限値を自動的にドライバの運転意図どおりに変更することが可能となる。
本発明の実施の一形態に係る車両の概略構成を示す説明図である。 本発明の実施の一形態に係る駆動力制御ユニットの機能ブロック図である。 本発明の実施の一形態に係る駆動力制御プログラムのフローチャートである。 本発明の実施の一形態に係る設定される各速度制限値と目標加減速度の特性説明図である。 本発明の実施の一形態に係る各速度制限値で制御される車速の推移の一例を示す説明図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1において、符号1は車両を示し、車両前部に配置されたエンジン2による駆動力は、このエンジン2後方の自動変速装置(トルクコンバータ等も含んで図示)3からトランスミッション出力軸3aを経てセンターディファレンシャル装置4に伝達され、このセンターディファレンシャル装置4から、リヤドライブ軸5、プロペラシャフト6、ドライブピニオン7を介して後輪終減速装置8に入力される一方、センターディファレンシャル装置4から、フロントドライブ軸9を介して前輪終減速装置10に入力される。ここで、自動変速装置3、センターディファレンシャル装置4および前輪終減速装置10等は、一体に図示しないケース内に設けられている。
後輪終減速装置8に入力された駆動力は、後輪左ドライブ軸11rlを経て左後輪12rlに、後輪右ドライブ軸11rrを経て右後輪12rrに伝達される一方、前輪終減速装置10に入力された駆動力は、前輪左ドライブ軸11flを経て左前輪12flに、前輪右ドライブ軸11frを経て右前輪12frに伝達される。
符号13は車両のブレーキ駆動部を示し、このブレーキ駆動部13には、ドライバにより操作されるブレーキペダル14と接続されたマスターシリンダ15が接続されており、ドライバがブレーキペダル14を操作するとマスターシリンダ15により、ブレーキ駆動部13を通じて、4輪12fl,12fr,12rl,12rrの各ホイールシリンダ(左前輪ホイールシリンダ16fl,右前輪ホイールシリンダ16fr,左後輪ホイールシリンダ16rl,右後輪ホイールシリンダ16rr)にブレーキ圧が導入され、これにより4輪にブレーキがかかって制動される。
ブレーキ駆動部13は、加圧源、減圧弁、増圧弁等を備えたハイドロリックユニットで、ブレーキ制御装置22からの入力信号に応じて、各ホイールシリンダ16fl,16fr,16rl,16rrに対して、それぞれ独立にブレーキ圧を導入自在に形成されている。
エンジン2を制御するエンジン制御装置21、および、ブレーキ駆動部13を制御するブレーキ制御装置22、乗員に対し各種警報を音声、或いはモニタ表示等で行う警報制御装置23は、駆動力制御ユニット20と接続されている。
また、駆動力制御ユニット20には、車両の進行方向が前進状態か後進状態かの判定も可能な多相式の車輪速センサで構成された車速Vを検出する車速センサ31、ドライバにより選択されたセレクトレバー(図示せず)のレンジ位置(ドライブ「D」、リバース「R」、ニュートラル「N」等の各レンジ位置)を検出するインヒビタスイッチ32、アクセル開度θACCを検出するアクセル開度センサ33、図示しない路面勾配センサ、エンジン回転数センサ等のセンサ、スイッチ類が接続されている。尚、セレクトレバーのレンジ位置を検出する手段として、インヒビタスイッチ32に代えて変速機を制御するトランスミッション制御ユニットからの信号を用いても良い。
そして、駆動力制御ユニット20は、上述の各入力信号を基に、Rレンジが選択され、速度制限制御が実行されている際に、ドライバの加速意図があることが判定された場合は、現在の速度制限値よりも高い速度制限値に変更して速度制限制御を実行する。また、車速が予め設定した解除速度値(本実施の形態では、現在の速度制限値よりも低い速度制限値)を下回った場合には、低い速度制限値に変更して速度制限制御を実行する。
このため、駆動力制御ユニット20は、図2に示すように、加速意図判定部20a、目標加減速度算出部20b、目標エンジントルク算出部20c、目標ブレーキ圧算出部20dから主要に構成されている。
加速意図判定部20aは、車速センサ31から車速Vが入力され、アクセル開度センサ33からアクセル開度θACCが入力され、目標加減速度算出部20bから後述するkの速度制限値Vlim(k)が入力される。そして、車速Vが、kの速度制限値Vlim(k)に到達した状態(kの速度制限実行中)で、アクセル開度θACCが予め設定した値θc以上の状態となってから、予め設定する時間Tac以上継続した場合に、ドライバの加速意図があると判定し、判定結果を目標加減速度算出部20bに出力する。
尚、ドライバの加速意図を判定する予め設定する時間Tacは、kの速度制限値Vlim(k)毎に、アクセル開速度(dθACC/dt)に応じて可変設定されるようにしても良く、例えば、大きな速度制限値の方が長い時間に設定するようにしても良い。このように、加速意図判定部20aは加速意図推定手段として設けられている。
目標加減速度算出部20bは、車速センサ31から車速Vが入力され、インヒビタスイッチ32からレンジ位置が入力され、アクセル開度センサ33からアクセル開度θACCが入力され、加速意図判定部20aからドライバの加速意図の判定結果が入力される。
目標加減速度算出部20bには、車両後退時における複数の速度制限値(kの速度制限値Vlim(k))が記憶されており、本実施の形態では、それぞれのkの速度制限値Vlim(k)に到達可能な車速Vに応じた目標加減速度Atが記憶されている(図4参照:尚、図4中、符号(+)側は目標加速度を示し、符号(−)側は目標減速度を示す)。
ここで、kの速度制限値Vlim(k)の「k」とは、現在の速度制限値をkとして、現在の値よりも1ランク高い(速度制限値の高い)速度制限値の場合をk=k+1とし、現在の値よりも1ランク低い(速度制限値の低い)速度制限値の場合をk=k−1とし、便宜上区別するためのものである。本実施の形態では、kは、1を初期値(最小値)とし、1〜n(nは2以上の整数)の複数種類設定されている。この「k」は、以下、同様の区別の意味を持つものとして用いるものとする。
そして、目標加減速度算出部20bは、Rレンジが選択され、kの速度制限値で速度制限Vlim(k)が実行されている際に、ドライバの加速意図があることが判定された場合は、kの速度制限値Vlim(k)よりも高い速度制限値Vlim(k=k+1)を有する車速V−目標加減速度Atの特性を参照して車速Vに応じた目標加減速度Atを設定する。こうして設定された目標加減速度Atが(+)の場合は、この目標加減速度Atを目標加速度として目標エンジントルク算出部20cに出力し、目標加減速度Atが(−)の場合は、この目標加減速度Atを目標減速度として目標ブレーキ圧算出部20dに出力する。
一方、車速Vがkの速度制限値Vlim(k)よりも低い速度制限値Vlim(k=k-1)を下回った場合には、低い速度制限値Vlim(k=k-1)を有する車速V−目標加減速度Atの特性での制御に移行して、車速Vに応じた目標加減速度Atを設定し、目標加速度、或いは、目標減速度を、目標エンジントルク算出部20c、或いは、目標ブレーキ圧算出部20dに出力する。
このように、目標加減速度算出部20bは、速度制限値記憶手段、駆動力制御手段としての機能を有して構成されている。尚、この目標加減速度算出部20bで、kの速度制限値Vlim(k)を有する車速V−目標加減速度Atの特性での制御の際に、kの速度制限値Vlim(k)よりも高い速度制限値Vlim(k=k+1)を有する車速V−目標加減速度Atの特性に移行し、或いは、低い速度制限値Vlim(k=k-1)を有する車速V−目標加減速度Atの特性に移行して目標加減速度Atを設定する場合、図示しないフィルタ等を通過させて設定するようにし、目標加減速度Atの変動を緩やかなものとすることが好ましい。
また、目標加減速度算出部20bは、図2中、破線で示すように、kの速度制限値Vlim(k)での速度制限時に制御信号を警報制御装置23に出力するようにして、音声、チャイム音、モニタ表示等による警報を発して速度制限制御中であることを報知するようにしても良い。この場合、kの速度制限値Vlim(k)の速度制限値が高いほど、チャイム音等の周期を短くするようにしてドライバに制限制御の状況を報知するようにしても良い。
目標エンジントルク算出部20cは、車速センサ31から車速Vが入力され、目標加減速度算出部20bから目標加速度が入力される。そして、目標加速度と実際の加速度(車速Vの微分値)との偏差に応じて最終目標加速度を算出し、この最終目標加速度に車両重量を乗算し、各種走行抵抗を加算した上で、タイヤ半径、総ギヤ比、トルコン比等のトルク換算係数を乗算することで目標エンジントルクを算出し、エンジン制御装置21に出力する。
目標ブレーキ圧算出部20dは、車速センサ31から車速Vが入力され、目標加減速度算出部20bから目標減速度が入力される。そして、目標減速度と実際の減速度との偏差に応じて最終目標減速度を算出し、最終目標ブレーキ圧を算出し、ブレーキ制御装置22に出力する。
次に、上述の駆動力制御ユニット20で実行される駆動力制御を、図3のフローチャートで説明する。
まず、ステップ(以下、「S」と略称)101で、レンジ位置が「R」レンジか否か判定され、「R」レンジではない場合は、そのままルーチンを抜け、「R」レンジの場合は、S102に進む。
S102では、アクセルペダルが急踏み込み状態か否か判定される。このアクセルペダルの急踏み込みは、予め設定しておいたアクセル開速度(dθACC/dt)−アクセル開度θACCのマップ領域等を参照して判定し、例えば、アクセル開速度(dθACC/dt)が予め設定しておいた閾値以上の場合にアクセルペダルの急踏み込みと判定する。
このS102の判定の結果、アクセルペダルが急踏み込み状態ではない場合は、そのままルーチンを抜け、アクセルペダルが急踏み込み状態の場合は、S103に進む。
S103に進むと、初期化すべく、kに1を設定し(k=1)、S104に進む。
次いで、S104に進み、kの速度制限値Vlim(k)を読み込む。
そして、S105に進み、kの速度制限値Vlim(k)に到達可能な車速Vに応じた目標加減速度Atの特性を参照し、車速Vに応じた目標加減速度(以下、「kの目標加減速度」と略称)Atを演算する。このkの目標加減速度が(+)で目標加速度の場合は、目標エンジントルク算出部20cに出力し、また、kの目標加減速度が(−)で目標減速度の場合は、目標ブレーキ圧算出部20dに出力して加減速制御を実行する。
次に、S106に進み、kの速度制限値Vlim(k)を実行中か否か判定し、kの速度制限値Vlim(k)を実行中ではない場合は、S101からの処理を繰り返す。また、kの速度制限値Vlim(k)を実行中の場合は、S107に進む。
S107では、kの速度制限値Vlim(k)に到達した状態(kの速度制限実行中)で、アクセル開度θACCが予め設定した値θc以上の状態となってからの継続時間を基に、ドライバにkの速度制限値Vlim(k)からの加速意図(以下、「kの加速意図」と略称)があるか否かの判定処理を行う。この判定処理では、上述の継続時間が予め設定する時間Tac以上継続した場合に、ドライバに加速意図ありと判定される。
その後、S108に進み、S107の判定の結果、加速意図ありとの結果の場合は、S109に進み、また、加速意図ありと判定されない場合は、再び、S101からの処理を繰り返す。
S108で加速意図ありと判定されてS109に進むと、kの速度制限値値Vlim(k)よりも1ランク高い(速度制限値の高い)速度制限値Vlim(k=k+1)に移行させるべく、k=k+1とする。
そして、S110に進み、k>n(具体的には、k=n+1)の判定を行う。すなわち、本発明の実施の形態では、k=1〜n(nは2以上の整数)の設定であるため、nを越える設定を排除するための処理である。
S110の判定の結果、k≦nの場合は、S112に進み、k>nとなった場合には、現在の加減速制御を実行させるべく、S111に進み、k=k−1としてS112に進む。
S112では、kの速度制限値Vlim(k)と、kの速度制限値Vlim(k)よりも1ランク低い(速度制限値の低い)速度制限値であるk−1の速度制限値Vlim(k=k-1)を読み込む。ここで、k−1の速度制限値Vlim(k=k-1)を読み込むのは、本実施の形態では、kの速度制限値Vlim(k)を有する車速V−目標加減速度Atの特性での制御を解除する解除速度値としてk−1の速度制限値Vlim(k-1)を用いているためである。
次いで、S113に進み、kの目標加減速度Atを演算し、このkの目標加減速度が(+)で目標加速度の場合は、目標エンジントルク算出部20cに出力し、また、kの目標加減速度が(−)で目標減速度の場合は、目標ブレーキ圧算出部20dに出力して加減速制御を実行する。
その後、S114に進み、車速Vとk−1の速度制限値Vlim(k-1)とを比較する。
このS114の比較の結果、車速Vがk−1の速度制限値Vlim(k-1)よりも低い(V<Vlim(k-1))と判定されると、S115に進み、kの速度制限値Vlim(k)を有する車速V−目標加減速度Atの特性での制御よりも、1ランク低い速度制限値Vlim(k=k-1)を有する車速V−目標加減速度Atの特性での制御に移行すべく、k=k−1とする。
そして、S116に進み、S115の結果、k=1となった場合は、S101からの処理を繰り返し、k>1の場合は、S112からの処理を繰り返す。すなわち、本発明の実施の形態では、k=1〜n(nは2以上の整数)の設定であるための処理である。
一方、上述のS114の比較の結果、車速Vがk−1の速度制限値Vlim(k-1)以上の場合(V≧Vlim(k-1)の場合)、S117に進み、kの速度制限値Vlim(k)を実行中か否か判定し、kの速度制限値Vlim(k)を実行中ではない場合は、S112からの処理を繰り返す。また、kの速度制限値Vlim(k)を実行中の場合は、S118に進む。
そして、S118に進むと、kの速度制限実行中で、アクセル開度θACCが予め設定した値θc以上の状態となってからの継続時間を基に、kの加速意図があるか否かの判定処理を行う。
その後、S119に進み、S118の判定の結果、加速意図ありとの結果の場合は、S109からの処理を繰り返し、また、加速意図ありと判定されない場合は、S112からの処理を繰り返す。
上述の駆動力制御により、車速Vが0から、k=nの速度制限値Vlim(k=n)で速度制限制御が実行されるまでの一例を図5に示す。
まず、車速Vが、0からk=1の速度制限値Vlim(k=1)の速度制限値まで上昇されると、k=1の速度制限値Vlim(k=1)で速度制限制御が実行される。そして、この速度制限制御中に、k=1の加速意図ありと判定されると、速度制限値がk=2の速度制限値Vlim(k=2)に変更される。そして、車速Vが速度制限値Vlim(k=2)まで上昇されると、この速度制限値Vlim(k=2)で速度制限制御が実行される。そして、この速度制限制御中に、k=2の加速意図ありと判定されると、速度制限値がk=3の速度制限値Vlim(k=3)に変更される。そして、k=3の速度制限値Vlim(k=3)の速度制限制御が実行される。
このように、本発明の実施の形態によれば、Rレンジが選択され、速度制限が実行されている際に、ドライバの加速意図があることが判定された場合は、現在の速度制限値よりも高い速度制限値に変更して速度制限制御を実行する。また、車速が予め設定した解除速度値を下回った場合には、低い速度制限値に変更して速度制限制御を実行する。
このため、各速度制限値Vlim(k)とそれにより設定される目標加減速度Atにより、後退時のアクセルペダル誤操作に起因する事故被害軽減を確実に図ることができる。また、低速から加速する際に、各速度制限値Vlim(k)を段階的に増加させるため、高速で後退する傾向のあるドライバが運転する場合や障害物のない広い空間で後退する場合等においてもドライバの運転意図に反して過剰な速度制限をすることがない。更に、ドライバが特定の速度制限値を設定するための装置を付加する必要がないため、速度制限値を設定するための入力装置および設定値を表示する装置等の追加コストが不要となる。
1 車両
2 エンジン
3 自動変速装置
12fl,12fr,12rl,12rr 車輪
13 ブレーキ駆動部
16fl,16fr,16rl,16rr ホイールシリンダ
20 駆動力制御ユニット
20a 加速意図判定部(加速意図推定手段)
20b 目標加減速度算出部(速度制限値記憶手段、駆動力制御手段)
20c 目標エンジントルク算出部
20d 目標ブレーキ圧算出部
21 エンジン制御装置
22 ブレーキ制御装置
23 警報制御装置
31 車速センサ
32 インヒビタスイッチ
33 アクセル開度センサ

Claims (3)

  1. ドライバの加速意図を推定する加速意図推定手段と、
    車両後退時における複数の速度制限値を記憶した速度制限値記憶手段と、
    車両後退時に速度制限が実行されている際に、上記加速意図推定手段でドライバの加速意図があることが判定された場合は、現在の速度制限値よりも高い速度制限値に変更して速度制限を実行する駆動力制御手段と、
    を備えたことを特徴とする車両の制御装置。
  2. 上記加速意図推定手段は、アクセル開度が予め設定した閾値以上となった時間が予め設定する時間を超えて継続した場合にドライバの加速意図があると判定することを特徴とする請求項1記載の車両の制御装置。
  3. 上記予め設定する時間は、アクセル開速度に応じて可変設定されることを特徴とする請求項2記載の車両の制御装置。
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