JP2015155649A - リリーフ弁装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】車両用エンジン等のオイルポンプにおいて、特に油温が低い状態で、エンジンの中回転数域での油圧上昇を抑え、効率の向上と耐久性の向上を実現することができるリリーフ弁装置とすること。
【構成】弁体4と、弁通路2と、弁通路2の小径通路部21と大径通路部22との何れか一方側に設けられる第1排出部33と、他方側に設けられる第2排出部34とを有する弁ハウジングAとからなるリリーフバルブと、小径通路部21と大径通路部22の何れか一方側と連通する主リリーフ流路31と、他方側と連通する補助リリーフ流路32と、補助リリーフ流路32に装着され補助リリーフ流路32を連通又は遮断するソレノイドバルブ6と、弁体4を油圧による力の方向と反対方向に弾性付勢するバネ8とからなること。弁体4の弁通路2内におけるストロークの終端位置又は終端位置の手前付近で第2排出部34は開き状態としてなること。
【選択図】 図1
【構成】弁体4と、弁通路2と、弁通路2の小径通路部21と大径通路部22との何れか一方側に設けられる第1排出部33と、他方側に設けられる第2排出部34とを有する弁ハウジングAとからなるリリーフバルブと、小径通路部21と大径通路部22の何れか一方側と連通する主リリーフ流路31と、他方側と連通する補助リリーフ流路32と、補助リリーフ流路32に装着され補助リリーフ流路32を連通又は遮断するソレノイドバルブ6と、弁体4を油圧による力の方向と反対方向に弾性付勢するバネ8とからなること。弁体4の弁通路2内におけるストロークの終端位置又は終端位置の手前付近で第2排出部34は開き状態としてなること。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用エンジン等のオイルポンプにおいて、特に油温が低い状態で、エンジンの中回転数域での油圧上昇を抑え、効率の向上と耐久性の向上を実現することができるリリーフ弁装置に関する。
出願人は、既に従来技術として開示された特許文献1(特開平5−26024号)の問題点を解決するための発明を行っている。特許文献1の問題点は、機械式リリーフ弁を2段階で作動させるために、スプリングの取付け長の長さを変えるという構成としたもので、そのスプリングの長さを変えるために、スプリングの左右両側から油圧を供給する手段をとっている。
その左右への油圧の掛け方の切替は、ソレノイドバルブでの油路の切替で行っているが、機械式リリーフ弁の左右両側から油圧を供給するために、油路を左右両側に設ける必要があり、機械式リリーフ弁設置の全長が長くなってしまう。また、機械式リリーフ弁の構成が、弁体とコイルスプリングだけでなく、ピストンも加わって構成部品点数が増えるため、その部品もレイアウト(設計)に組み込む必要があり、これらの点についても、機械式リリーフ弁設置の全長が長くする原因となっている。
この特許文献1では、前述したように、リリーフ弁設置の全長が長く、そのために小型化することができないという問題点を有しており、これを解決するために、特許文献2(特開2012−202345号公報)が本出願人により示されたものである。この特許文献2では、通常時の作動は何ら問題無く、十分な効果を発揮するものである。
ところで、特許文献2におけるリリーフ弁装置は、搭載車両によっては、取り付ける空間が狭く、リリーフ弁装置を配置するスペースが十分に取れない場合がある。そこで、リリーフ弁装置を配置するスペースが十分に取れない場合は、リリーフ弁装置のサイズを小さくする必要がある。
例えば、主排出流路の開口面積を小さくしてリリーフ弁装置のサイズを小さくすることがある。また、リリーフ弁(弁体)が軸方向に移動できる量(ストローク量)を制限してリリーフ弁装置のサイズを小さくすることもある。そして、高い油温の場合では、リリーフ弁装置は、エンジンの低回転数域,中回転数域及び高回転数域で目標に沿うリリーフ動作を行うことができる。
ところで、特許文献2では、低い油温のために油の粘性が高い状態の場合には、以下のような現象が起きる可能性がある。主排出流路の開口面積が小さい場合は、油は通り難くなるため、油圧の上昇がより顕著になり、同じエンジン回転数でもリリーフ弁はより上側(バネ8がより縮む側)に移動させられる。
エンジンの中回転数域では、高い油温では通常のリリーフ動作により、中回転数域の略全域に亘って略一定の低い油圧を維持することができ、燃費を良好にすることができる。ところが、エンジンの中回転数域で、低い油温の場合では、中回転数域の後期で且つ高回転数域の直前で、油圧によってリリーフ弁が移動可能な範囲の限界点、つまりストロークの終端に到達するまでリリーフ弁が移動を続ける場合がある。
そして、リリーフ弁のストロークの終端に到達すると、オイルを排出する主排出流路の開口面積は大きくならず、リリーフ動作が油圧の上昇に追いつかなくなる。その結果、エンジン回転数の上昇に伴って油圧が上昇してしまう。さらに、装置を小型にすることで、リリーフ弁のストロークの量も短く制限されている場合では、リリーフ弁が上側に移動できる量も少なくなり、エンジンの中回転数域で、リリーフ弁は移動可能な限界にすぐに到達してしまう。
このように、リリーフ弁のストロークの終端に達しても、前述したように、主排出流路の排出開口面積は、それ以上は大きくならず、エンジン回転数がさらに、上昇した場合に油圧を低い状態で保つことができず、エンジン回転数の上昇に伴って油圧が上昇してしまうようになる。そして、油温が低い場合で、且つエンジンの中回転数域における高回転数寄りの領域で、リリーフ弁のストロークの終端に到達してしまうことがあり、このような場合は油圧が上昇し、そのためにエンジンのフリクション(摩擦)が上昇し、燃費が低下することとなる。
図13のグラフでは、中回転数域の後期で且つ高回転数域の直前で油圧が上昇することを示したものである。図13の中で円形点線で囲まれた部分は、中回転数域における油圧の上昇状態である。そして、この油圧上昇部分では、燃費が悪くなることになる。また、リリーフ弁がストロークの終端まで移動することでバネが最大限縮むことになり、該バネにヘタリが起きて、該バネの耐久性も低下する恐れがある。
なお、バネのヘタリとは、バネが使用中にその負荷方向へ塑性変形を生じてしまい、バネは元の形状に戻り難くなり、バネ荷重が低下してしまうことである。本発明の目的(解決すべき技術的課題)は、車両用エンジン等のオイルポンプにおいて、特に油温が低い状態において、エンジンの中回転数域での油圧上昇を抑え、効率及び耐久性の向上を実現することにある。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、小径部と大径部とからなる弁体と、小径通路部と大径通路部とを有する弁通路と、前記小径通路部と前記大径通路部との何れか一方側に設けられる第1排出部と、他方側に設けられる第2排出部とを有する弁ハウジングとからなるリリーフバルブと、前記小径通路部と前記大径通路部の何れか一方側と連通する主リリーフ流路と、他方側と連通する補助リリーフ流路と、該補助リリーフ流路に装着され該補助リリーフ流路を連通又は遮断するソレノイドバルブと、前記弁体を油圧による力の方向と反対方向に弾性付勢するバネとからなり、前記弁体の前記弁通路内におけるストロークの終端位置又は該終端位置の手前付近で前記第2排出部は開き状態としてなるリリーフ弁装置。としたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、前記第1排出部は前記小径通路部に連通し、前記第2排出部は前記大径通路部に設けられてなるリリーフ弁装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項1において、前記第1排出部は前記大径通路部に連通し、前記第2排出部は前記小径通路部に設けられてなるリリーフ弁装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項4の発明を、請求項1,2又は3の何れか1項の記載において、前記第2排出部は、前記第1排出部と連通する構成としてなるリリーフ弁装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項5の発明を、請求項1,2,3又は4の何れか1項の記載において、前記補助リリーフ流路は、前記主リリーフ流路から分岐されてなるリリーフ弁装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明では、弁体の弁通路内におけるストロークの終端位置又は該終端位置の手前付近で前記第2排出部は開き状態とする構成としたので、弁体がストロークの終端位置又はその手前で第2排出部が開き、第1排出部と共に弁通路内のオイルを排出することができる。
これによって、特に低い油温におけるエンジンの中回転数域の後期で高回転数域の直前での油圧上昇を抑えることができ、中回転数域を安定した低い油圧にすることができ、よってエンジン側のフリクション(摩擦)を抑制し、もって燃費向上を図ることができる。
また、弁体がストロークの終端位置又は該終端位置に到達する手前、つまり到達する以前に弁体は第2排出部を開き、第1排出部と共に弁通路内のオイルを排出することができる。これによって、弁体を弾性付勢するバネは限界までは縮むことがなく、余裕を有しており、ヘタリが生ずることなく、バネの耐久性を向上させることができる。
第2排出部は、弁体のストローク量が最大付近に配置されるので、通常の制御時には影響を及ぼすことは無く、油温の高低に係らず通常は目標通りの制御を行うことができる。第2排出部は、高い油温ではリリーフされることは無く、低い油温の場合のみストローク量が最大となった時にリリーフが行われる位置に配置した。
これにより、油圧が高くなりがちな低い油温のみの更に油圧が跳ね上がるエンジン回転数より僅かに低いエンジン回転数である中回転数域における高回転数域寄りの狭いエンジン回転数領域での油圧を低減し、その他の油温、エンジン回転数では通常、目標通りの制御を行うことができる。
請求項2の発明では、第1排出部は小径通路部に連通し、第2排出部は大径通路部に設けられる構成としたものであり、その他の構成は請求項1と同等であり、よって請求項1と同等の効果を奏する。請求項3の発明では、第1排出部は大径通路部に連通し、第2排出部は小径通路部に設けられる構成としたものであり、その他の構成は請求項1と同等であり、よって請求項1と同等の効果を奏する。
請求項4の発明は、第2排出部は、第1排出部と連通する構成としたものであり、リリーフにおける回路を簡素化することができる。請求項5の発明では、補助リリーフ流路は、主リリーフ流路から分岐されてなる構成としたことにより、主リリーフ流路と補助リリーフ流路の構造を簡素化でき、より一層、装置の小型化を実現することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明には、複数の実施形態が存在し、まず第1実施形態について説明する。本発明の構成は、主にハウジングA、弁体4、ソレノイドバルブ6、バネ8等からなる。ハウジングAの筐体1には、弁体4が収納され、ソレノイドバルブ6が装着される〔図1(A)参照〕。
筐体1には、弁通路2,主リリーフ流路31,補助リリーフ流路32等が形成されている。前記弁通路2は、弁体4が収納される部位である。弁通路2は、内径の異なる円筒形状の小径通路部21及び大径通路部22とが同一軸線状に形成されている。具体的には、前記筐体1の表面に対して開口側に直径寸法が大きい大径通路部22が形成され、その奥側に直径寸法が小さい小径通路部21が形成されている。
そして、前記小径通路部21と前記大径通路部22との境目は、平坦な円周状の段差面部23が存在する。ここで、本発明において、上下方向は、特に限定されるものではないが、説明を理解し易いものとするために、弁通路2の通路方向を上下方向とし、該弁通路2の大径通路部22が小径通路部21よりも上方となるように設定した場合に、大径通路部22側を上方とする〔図1(A)参照〕。
前記主リリーフ流路31は、筐体1の外部から前記弁通路2の小径通路部21下方側の先端面に向かって連通形成された流路である〔図1(A)参照〕。主リリーフ流路31は、前記弁通路2に対して直角方向に形成されているが、その形成状態については限定されない。主リリーフ流路31の先端箇所は、前記弁通路2の小径通路部21の先端面(奥側面)と連通するように形成されている。つまり、後述する弁体4の主受圧面41aがリリーフ(排圧,排出)されるオイルの圧力を受け易いように構成されている。
弁通路2の小径通路部21には、筐体1の外部に連通する第1排出部33が形成されている。該第1排出部33は、主リリーフ流路31から小径通路部21に流れ込んだリリーフオイルをオイルポンプ91の吸入側又は図示しないオイルパンに戻すための機能を有する。
補助リリーフ流路32は、筐体1内部にて、前記主リリーフ流路31から分岐形成されたものである。補助リリーフ流路32には、前記主リリーフ流路31を流れるオイルの一部が流入するようになっている〔図1(C)参照〕。また、補助リリーフ流路32は、前記主リリーフ流路31から分岐されず、ハウジングA内に主リリーフ流路31とは、別の独立した流路で構成されることもある。
ただし、この場合には、オイルポンプ91とエンジン92との間の循環流路において、補助リリーフ流路32は、主リリーフ流路31よりも下流側であり、特に図示しないオイルフィルターよりも下流に配置すれば脈動の少ない油圧で制御を行えるため、より好ましい。
補助リリーフ流路32の上方側先端(分岐する部位の反対側)には、ソレノイドバルブ室323が形成されている。該ソレノイドバルブ室323には、後述するソレノイドバルブ6の方向制御部61が収納される。ここで、ソレノイドバルブ6は、筐体1の外部から装着されるものであり、ソレノイドバルブ6の組付けのために、補助リリーフ流路32の上方側端部は筐体1の表面に貫通する。
前記補助リリーフ流路32は、前記弁通路2の大径通路部22にソレノイドバルブ6を介して連通している。また、補助リリーフ流路32において、ソレノイドバルブ6と大径通路部22との間の流路を接続流路321と称する。該接続流路321は、補助リリーフ流路32に属するものであり、補助リリーフ流路32を構成する一部である。
そして、補助リリーフ流路32は、前記ソレノイドバルブ6によって、大径通路部22と連通及び遮断のいずれか一方に切り替えられる構成となっている。さらに、補助リリーフ流路32から前記ソレノイドバルブ6を介して補助排出流路322が形成されている。該補助排出流路322は、オイルをオイルポンプ91の吸入側又はオイルパンに戻す役目をなす。前記接続流路321及び補助排出流路322の補助リリーフ流路32内側の開口は共にソレノイドバルブ室323の範囲内にまとめて形成されている。
また、大径通路部22には、第2排出部34が形成されている。該第2排出部34は、弁通路2の大径通路部22に流れ込んだリリーフオイルをオイルパンに向かって解放したり、或いはオイルポンプ91の吸入側に接続され、オイルをオイルポンプ91に戻す役目をなすものである。
第2排出部34は、特に、油温が低い場合におけるオイルのリリーフ動作又は排出動作で使用される。前記第2排出部34は、油温が低い状態で、前記補助リリーフ流路32が連通状態で、且つ弁体4を圧力を受ける方向とは反対方向に弾性付勢するバネ8の最大収縮時における前記弁体4の到達位置又は該到達位置よりも僅かに手前付近で開き状態となる構成としている。
つまり、弁体4は、主リリーフ流路31及び補助リリーフ流路32から弁通路2に流入するオイルの圧力によって、バネ8の弾性付勢方向に抗して移動し、そのストロークSの終端tとなる位置又はその直前付近で、弁体4が前記第2排出部34を開き、オイルを弁通路2の外部に排出させるものである。ここで、弁体4のストロークSは、油温が低い状態において、弁体4がオイル圧力を受けていない静止した初期状態からオイル圧力を受けて弁体4を弾性付勢するバネ8が最大限に収縮した状態となる位置までの行程の長さである。
また、ストロークSの終端tとは、油温が低い状態において、弁体4を弾性付勢するバネ8が最大限収縮したときの弁体4の位置である。したがって、ストロークSの終端t位置又はその手前付近とは、弁体4が終端tに到達しない位置で、バネ8は最大限に収縮せず、縮み代を有する状態である。
また、ストロークSの始端は、弁体4が油圧を受けずバネ8の弾性付勢力のみを受けて停止している位置となる。したがって、前記第2排出部34の弁通路2に形成される位置は、前記ストロークSの終端tの位置よりも手前側又はその付近で且つ弁体4が通過することによって開き可能となる位置に形成されるものである。
弁体4は、小径部41と大径部42とから構成され、共に円筒形状に形成されており、軸方向に沿って小径部41と大径部42とが一体形成されたものである。弁体4は、前記小径部41を下方とし、前記大径部42を上方として軸方向が垂直となる状態で使用される。小径部41の下端は、主受圧面41aであり、小径部41と大径部42との境目に形成される段差部が補助受圧面42aとなる。
前記弁体4の軸方向寸法は、前記弁通路2の小径通路部21の通路全長よりも長く形成されている。具体的には、小径部41の軸方向全長が小径通路部21の全長よりも僅かに大きい寸法であればよい。これによって、弁通路2に収納された弁体4は、補助受圧面42aと、弁通路2の段差面との間に常時空隙が生じることになり、補助受圧面42aは、リリーフオイルの圧力を受け易い構造にできる。
ソレノイドバルブ6の具体的な実施形態としては、方向制御部61と電磁制御部62とから構成されている。方向制御部61は、補助リリーフ流路32のソレノイドバルブ室323内に収納され、電磁制御部62は、その一部が筐体1に形成された窪み状の設置部11に装着される。ソレノイドバルブ6の方向制御部61と、前記ソレノイドバルブ室323との間には油路を密閉状に仕切るためのOリングが装着され、オイル漏れを防止する。ソレノイドバルブ6は、ハウジングAにねじ止め等の固定手段により固定される。
前記ソレノイドバルブ6は、油が流れる方向を制御する役目のバルブであり、方向制御部61を有し、該方向制御部61によって、前記補助リリーフ流路32,接続流路321及び補助排出流路322の間における油の流れ方向を制御する。方向制御部61は、接続流路321を常時オイルが流通可能となる基幹流路とし、該接続流路321と補助リリーフ流路32との連通、又は接続流路321と補助排出流路322との連通のいずれか一方を選択切り替えするものである。
ソレノイドバルブ6の制御動作は、前記電磁制御部62によって行われる。また、接続流路321と補助リリーフ流路32との連通、又は接続流路321と補助排出流路322との連通いずれか一方が選択されているときは、他方の連通は遮断された状態であり、オイルの流通は不可能となっている。
ソレノイドバルブ6の方向制御部61は、円筒形状をなしており、略同等直径の円筒空隙部であるソレノイドバルブ室323内に収納されている〔図1(A)参照〕。方向制御部61は、軸方向制御流路61aと、第1直径方向制御流路61bと、第2直径方向制御流路61cとを有している。軸方向制御流路61aは、方向制御部61の軸方向下端の端面にオイルが流入する開口を有しており、前記主リリーフ流路31を流れるオイルの一部が補助リリーフ流路32に流入するようになっている〔図1(C)参照〕。
また、第1直径方向制御流路61b及び第2直径方向制御流路61cは、軸方向に沿って上下異なる2箇所に形成され、第1直径方向制御流路61bは下方に位置し第2直径方向制御流路61cは上方に位置する。第1直径方向制御流路61bと第2直径方向制御流路61cは、前記軸方向制御流路61aによって連通される。軸方向制御流路61aと下方側の第1直径方向制御流路61bとが交わる箇所は、弁室61dとして構成され、該弁室61dには球体状の弁部材64が収納されている〔図1(C),(D)参照〕。
下方側の第1直径方向制御流路61bは、前記接続流路321と連通するようになっている。また、上方側の第2直径方向制御流路61cは前記補助排出流路322と連通している。さらに、第1直径方向制御流路61bの両端部を直径として、方向制御部61の外周には、一周ぐるりと回るように外周溝61eが形成され、第2直径方向制御流路61cの両端部を直径として、方向制御部61の外周には一周ぐるりと回るように外周溝61fが形成されている。
該外周溝61e,61fによって、方向制御部61の設置は回転方向自由にできる。前記弁部材64は、通常は、ソレノイドバルブ6がオフ(OFF)の状態で操作軸63により弁室61dの下方に押え付けられ、軸方向制御流路61aと下方側の第1直径方向制御流路61bとの連通を遮断し、リリーフオイルの流入を不可能にしている〔図1(D)参照〕。
また、前記電磁制御部62は操作軸63を有しており、該操作軸63は軸方向に沿って昇降するように往復移動する。この動作は、電磁制御部62の電磁制御により行われる。操作軸63は、下降することにより前記弁部材64を下方に向かって押圧してリリーフオイルの流入を遮断する〔図1(D)参照〕。また、操作軸63が上昇することにより弁部材64を解放し、リリーフオイルの流入が可能となるようにする〔図1(C)参照〕。
次に、ソレノイドバルブ6の方向制御作用について説明する。本発明のリリーフ弁装置は、オイルポンプ91とエンジン92とのオイル循環流路S内に組み込まれる。オイル循環流路Sからオイルの一部がハウジングAの主リリーフ流路31に流入する。主リリーフ流路31に流入するオイルは、弁通路2の小径通路部21と連通しており、オイルはそのまま弁体4の主受圧面41aを押圧する。
また、主リリーフ流路31に流入したオイルの一部は補助リリーフ流路32にも流入する。該補助リリーフ流路32に流入したオイルは、ソレノイドバルブ6によって連通方向が制御され、補助リリーフ流路32と接続流路321とが連通(開)又は遮断(閉)の状態とされ、補助リリーフ流路32と弁通路2の大径通路部22とが連通又は遮断される。
ソレノイドバルブ6がオフ(OFF)のとき、電磁制御部62の操作軸63は、方向制御部61内の弁部材64を下方に押え付ける状態となり、弁室61dにて軸方向制御流路61aと補助リリーフ流路32との流入口を遮断する。これによって、補助リリーフ流路32から接続流路321へのリリーフオイルの流入を停止する。また、大径通路部22と接続流路321と補助排出流路322とは連通している。これによって、大径通路部22は大気と繋がっており、大径通路部22内は空間が密閉されることは無い。
ソレノイドバルブ6がオン(ON)のとき、電磁制御部62の操作軸63は、上昇し、方向制御部61内の弁部材64を押付けから開放し、自由な状態にする。これによって、弁室61dにて軸方向制御流路61aと補助リリーフ流路32との流入口が開き可能となり、補助リリーフ流路32からのリリーフオイルの流入の勢いが弁部材64を上方に押し上げて、方向制御部61内にリリーフオイルが流入する。
そして、弁部材64は弁室61dにおいて、下方側の第1直径方向制御流路61bと、上方側の第2直径方向制御流路61cとを連通する開口を遮断する。これによって、補助リリーフ流路32と接続流路321と大径通路部22とが連通され、リリーフオイルは、大径通路部22内に送り込まれ、リリーフオイルが弁体4の補助受圧面42aを押圧することができる。
次に、エンジン92の各回転数領域における本発明のリリーフ動作を説明する。本発明のリリーフ弁装置では、エンジン92の回転数に応じたリリーフ動作が行われるものであり、回転数は、低回転数域,中回転数域,高回転数域でリリーフ動作が変化する。
ここで、本発明における低回転数域,中回転数域及び高回転数域について説明する。低回転数域は、回転数に比例して油圧が上昇する回転数域であり、エンジン回転数で言えば、車両ごとに異なるが、アイドリング回転数乃至1000rpmである。
中回転数域は、回転数に関わらず油圧が低い水準で略一定、又は1段目のリリーフ圧となる回転数域である。例えばエンジン回転数で言えば車両ごとに異なるが1000rpm乃至3500rpmである。
高回転数域は、エンジン回転数の上昇にともない、油圧を跳ね上げる制御を行うが、その油圧を跳ね上げるエンジン回転数よりもさらに高い回転数域である。また、高回転数域は、2段目のリリーフ圧となる回転数域でもある。例えばエンジン回転数で言えば車両ごとに異なるものの3500rpm以上を目安とする。以上のような油圧制御を行う。また、ここ
で、油温は通常よりも低く、粘度が高い状態とする。
で、油温は通常よりも低く、粘度が高い状態とする。
まず、エンジン回転数が低回転数域のリリーフ動作について述べる(図2参照)。ここで、低回転数域とは、回転数がアイドリングから1000rpmの範囲である。つまり油圧がゼ
ロの状態から第1リリーフする油圧に切り換わるまでの回転数域である。ソレノイドバルブ6は、操作命令によりオン(ON)状態になっている。電磁制御部62では、操作軸63は、弁部材64の押え付けを解除し、補助リリーフ流路32と軸方向制御流路61aとを連通可能とする。
ロの状態から第1リリーフする油圧に切り換わるまでの回転数域である。ソレノイドバルブ6は、操作命令によりオン(ON)状態になっている。電磁制御部62では、操作軸63は、弁部材64の押え付けを解除し、補助リリーフ流路32と軸方向制御流路61aとを連通可能とする。
解放状態の弁部材64は、リリーフオイルの圧力で押し上げられ、補助リリーフ流路32と軸方向制御流路61aと第1直径方向制御流路61bとが連通し、同時にリリーフオイルの圧力で押し上げられた弁部材64は、軸方向制御流路61aと第2直径方向制御流路61cとの連通を遮断する〔図2(B)参照〕。これによって、補助リリーフ流路32と接続流路321とが方向制御部61を介して連通する。
リリーフオイルは、補助リリーフ流路32,方向制御部61,接続流路321との連通により大径通路部22に流れ込む。そして、大径通路部22に流入したリリーフオイルが、弁体4の補助受圧面42aを押圧し、主リリーフ流路31から小径通路部21に流入したリリーフオイルが小径通路部21の主受圧面41aを押圧するが、力不足で動かない〔図2(A)参照〕。このように、低回転数域では、リリーフオイルの圧力は低く、弁体4は略不動のままで、リリーフすることはない。
次に、エンジン92の中回転数域のリリーフ動作について述べる(図3、図4参照)。中回転数域とは、回転数が1000rpmから3500rpmの範囲である。つまり油圧が第1リリーフから第2リリーフへ切り換わる回転数域である。この中回転数域では、ソレノイドバルブ6はオン(ON)のまま、補助リリーフ流路32が弁通路2の大径通路部22と連通する状態となる。具体的には、電磁制御部62では、操作軸63は、弁部材64の押え付けを解除し、補助リリーフ流路32と軸方向制御流路61aとを連通可能とする。
解放状態の弁部材64は、リリーフオイルの圧力で押し上げられ、補助リリーフ流路32と軸方向制御流路61aと第1直径方向制御流路61bとが連通し、同時にリリーフオイルの圧力で押し上げられた弁部材64は、軸方向制御流路61aと第2直径方向制御流路61cとの連通を遮断する〔図3(B)参照〕。これによって、補助リリーフ流路32と接続流路321とが方向制御部61を介して連通する。
リリーフオイルは、補助リリーフ流路32,方向制御部61,接続流路321との連通により大径通路部22に流れ込む。そして、大径通路部22に流入したリリーフオイルが、弁体4の補助受圧面42aを押圧し、主リリーフ流路31から小径通路部21に流入したリリーフオイルが小径通路部21の主受圧面41aを押圧する動作と共に弁体4を移動させる〔図3(A)参照〕。
これによって、弁体4は主受圧面41a及び補助受圧面42aのそれぞれを押圧するリリーフオイルによって、弁体4の受圧面積が増えることにより、バネ8に抗する力が増える。そのために、弁体4はバネ8を圧縮する方向に移動を行う。
エンジン92の中回転数域で回転数が増加するに伴い、弁体4は前述したように移動を続行するものである。これにより、小径部41の主受圧面41aが第1排出部33の軸方向位置に到達し、リリーフオイルが第1排出部33から排出可能となり、中回転数域におけるリリーフが開始される〔図4(A)参照〕。これによって、エンジン92の回転数の中回転数域の初期及び中期における最適なリリーフが行われ、オイル圧力を低い状態で維持することができる。
ここで、本発明では、エンジン92の中回転数域において、初期,中期,後期に区分する。そして、中回転数域の初期とは、低回転数域寄りの低い回転数域である。つまり、低回転数域から中回転数域に移行した状態からの比較的短い範囲の回転数域である。また、中回転数域の後期とは高回転数域寄りの高い回転数域のことをいう。したがって、中回転数域の中期は、初期と後期の間の回転数域のことであり、初期及び後期の回転数域よりも長い範囲の回転数域である。
油温が高く、通常の油の粘度であれば、エンジン92の中回転数域では、図3(A),図4(A)に示すように、第1排出部33からのオイルのリリーフのみで、弁体4がストロークSにおける適宜の位置でバネ8と釣り合って停止状態となる。
これに対して、油温が低く、油の粘度も高い場合では、エンジン92の中回転数域において、弁通路2内の油圧は、上昇を続けることになり、弁体4を移動させることになる。そして、油圧の上昇は、中回転数域の後期で、高回転数域の直前(或いは到達する瞬間)まで続くものであり、そのために弁体4は、ストロークSの終端tまで移動しようとする。
そこで、前述したように、弁体4がストロークSの終端tとなる位置に到達する位置又は直前付近で第2排出部34を開き、オイルを弁通路2の外部に排出させる構成としている。これは、弁体4を弾性付勢するバネ8が最大限収縮する状態になる手前で、バネ8の収縮が終了するものである。
このように、弁体4は、そのストロークSの終端t位置又はその手前で、第2排出部34を開き、前記第1排出部33と共に弁通路2の小径通路部21及び大径通路部22内に溜まっているオイルの排出を行う。これによって、オイルの低油温且つ高粘度状態におけるエンジン92の中回転数域における後期で且つ高回転数域に到達する直前(或いは到達する瞬間)に生じる油圧の上昇を抑え、中回転数域における油圧を低い状態で略一定となるように維持し、燃費を向上させることができる。
図12は、本発明でのエンジン92の油圧と回転数との関係を示すグラフである。このグラフでは、中回転数域において後期で且つ高回転数域の直前(或いは到達する瞬間)に到るまで略水平状の直線となり、圧力の急激な上昇が無いことを示している。
次に、エンジン92の回転数が高回転数域のリリーフ動作について述べる(図6、図7参照)。高回転数域の回転数は3500rpm以上である。つまり、第2リリーフ圧切替回転数
以上の回転数域のことである。
以上の回転数域のことである。
高回転数域に到達すると、ソレノイドバルブ6は、オフ(OFF)に切り替えられる〔図6(B)参照〕。すなわち、補助リリーフ流路32と、接続流路321との連通は遮断され、補助リリーフ流路32から大径通路部22にはリリーフオイルの油圧は伝わらなくなり、主リリーフ流路31から主受圧面41aのみへのリリーフオイルの押圧となる〔図6(A)参照〕。
したがって、弁体4は主受圧面41aのみが受圧することとなり、受圧面積が減ることにより、バネ8に抗する力が減り、弁体4はバネ8の弾性力によって、小径通路部21側に押し戻されることとなり、再び第1排出部33が弁体4によって塞がれ、リリーフオイルのリリーフが停止する〔図6(A)参照〕。弁体4が押し戻されるときには、接続流路321と第2直径方向制御流路61cと補助排出流路322とが連通しているので、大径通路部22内のオイルは、前記各通路を介して排出され、弁体4の戻りは円滑に行われる〔図6(B)参照〕。
エンジン92の回転数は高い(3500rpm)状態であり、さらに回転数が増加すると、即
座にリリーフオイルの圧力は増加し、弁体4の主受圧面41aのみに掛かっているリリーフオイルの油圧による力が増加する。これによって、弁体4は、再びバネ8の弾性力を超えて圧縮する方向に弁体4を一気に動かし、小径部41が再び第1排出部33を開放し、第2回目のリリーフが開始される〔図7(A)参照〕。この第2回目のリリーフ圧力は、第1回目より高圧となる。
座にリリーフオイルの圧力は増加し、弁体4の主受圧面41aのみに掛かっているリリーフオイルの油圧による力が増加する。これによって、弁体4は、再びバネ8の弾性力を超えて圧縮する方向に弁体4を一気に動かし、小径部41が再び第1排出部33を開放し、第2回目のリリーフが開始される〔図7(A)参照〕。この第2回目のリリーフ圧力は、第1回目より高圧となる。
そして、エンジン92の回転数が高回転数域でさらに増加してもソレノイドバルブ6はオフ状態となっており、リリーフオイルの油圧による力は主受圧面41aにのみに掛かっており、回転数上昇と共に弁体4は、常に第2回目のリリーフがなされている状態とし、適正圧力を維持する〔図7(A)参照〕。
次に、本発明の第2実施形態を図8乃至図11に基づいて説明する。この第2実施形態では、第1実施形態と同様に、主にハウジングA、弁体4、ソレノイドバルブ6、バネ8等からなる。ハウジングAの筐体1には、弁体4が収納され、ソレノイドバルブ6が装着される。そして弁通路2においては、前記第1排出部33は、大径通路部22に連通し、前記第2排出部34は小径通路部21に設けられる。
ここで第2実施形態では、上下方向において、弁通路2の小径通路部21を上方とし、大径通路部22を下方に設定する。主リリーフ流路31は、筐体1の外部から前記弁通路2の大径通路部22の上方側の先端面に向かって連通形成される。したがって、弁体4の小径部41が上方で、大径部42が下方となる。バネ8は大径通路部22に装着され弁体4を上方に押し上げるように、弾性付勢している。
また、補助リリーフ流路32は、小径通路部21に連通しており、具体的には小径通路部21の頂部に連通する。そして、補助リリーフ流路32の中間箇所には、ソレノイドバルブ6が装着されており、該ソレノイドバルブ6と、小径通路部21との間は、接続流路321となる。ソレノイドバルブ6の構造は、第1実施形態の場合と同様である。
第2実施形態におけるエンジン92の低回転数域,中回転数域及び高回転数域における動作は、前述した第1実施形態と同様であるが、通常のリリーフ動作は、大径通路部22に配置された第1排出部33によって行われ、中回転数域における本発明の追加のオイル排出は、小径通路部21に配置された第2排出部34によって行われる。
A…ハウジング、2…弁通路、21…小径通路部、22…大径通路部、
31…主リリーフ流路、32…補助リリーフ流路、321…接続流路、
322…補助排出流路、33…第1排出部、34…第2排出部、4…弁体、
41…小径部、41a…主受圧面、42a…補助受圧面、42…大径部、
6…ソレノイドバルブ、8…バネ。
31…主リリーフ流路、32…補助リリーフ流路、321…接続流路、
322…補助排出流路、33…第1排出部、34…第2排出部、4…弁体、
41…小径部、41a…主受圧面、42a…補助受圧面、42…大径部、
6…ソレノイドバルブ、8…バネ。
Claims (5)
- 小径部と大径部とからなる弁体と、小径通路部と大径通路部とを有する弁通路と、前記小径通路部と前記大径通路部との何れか一方側に設けられる第1排出部と、他方側に設けられる第2排出部とを有する弁ハウジングとからなるリリーフバルブと、前記小径通路部と前記大径通路部の何れか一方側と連通する主リリーフ流路と、他方側と連通する補助リリーフ流路と、該補助リリーフ流路に装着され該補助リリーフ流路を連通又は遮断するソレノイドバルブと、前記弁体を油圧による力の方向と反対方向に弾性付勢するバネとからなり、前記弁体の前記弁通路内におけるストロークの終端位置又は該終端位置の手前付近で前記第2排出部は開き状態としてなることを特徴とするリリーフ弁装置。
- 請求項1において、前記第1排出部は前記小径通路部に連通し、前記第2排出部は前記大径通路部に設けられてなることを特徴とするリリーフ弁装置。
- 請求項1において、前記第1排出部は前記大径通路部に連通し、前記第2排出部は前記小径通路部に設けられてなることを特徴とするリリーフ弁装置。
- 請求項1,2又は3の何れか1項の記載において、前記第2排出部は、前記第1排出部と連通する構成としてなることを特徴とするリリーフ弁装置。
- 請求項1,2,3又は4の何れか1項の記載において、前記補助リリーフ流路は、前記主リリーフ流路から分岐されてなることを特徴とするリリーフ弁装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US10838438B2 (en) | 2016-09-19 | 2020-11-17 | Knorr-Bremse Systeme Fuer Nutzfahrzeuge Gmbh | Pressure regulating valve for an air supply system of a utility vehicle |
CN112682382A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-04-20 | 上海立新液压有限公司 | 一种辅助阀组 |
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- 2014-02-19 JP JP2014030086A patent/JP2015155649A/ja active Pending
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